JPWO2016052612A1 - 活性エステル化ポリ−γ−グルタミン酸を用いたヘモグロビンの測定方法 - Google Patents
活性エステル化ポリ−γ−グルタミン酸を用いたヘモグロビンの測定方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2016052612A1 JPWO2016052612A1 JP2016552114A JP2016552114A JPWO2016052612A1 JP WO2016052612 A1 JPWO2016052612 A1 JP WO2016052612A1 JP 2016552114 A JP2016552114 A JP 2016552114A JP 2016552114 A JP2016552114 A JP 2016552114A JP WO2016052612 A1 JPWO2016052612 A1 JP WO2016052612A1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hemoglobin
- glutamic acid
- composition
- poly
- test piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N33/00—Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
- G01N33/48—Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
- G01N33/50—Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
- G01N33/52—Use of compounds or compositions for colorimetric, spectrophotometric or fluorometric investigation, e.g. use of reagent paper and including single- and multilayer analytical elements
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N33/00—Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
- G01N33/48—Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
- G01N33/50—Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
- G01N33/53—Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor
- G01N33/543—Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor with an insoluble carrier for immobilising immunochemicals
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N33/00—Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
- G01N33/48—Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
- G01N33/50—Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
- G01N33/72—Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing involving blood pigments, e.g. haemoglobin, bilirubin or other porphyrins; involving occult blood
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Immunology (AREA)
- Hematology (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Urology & Nephrology (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Cell Biology (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Pathology (AREA)
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
Abstract
【課題】ヘモグロビンの定量性に優れた活性エステル化ポリ−γ−グルタミン酸を提供する。【解決手段】ポリ−γ−グルタミン酸とN−ヒドロキシアミン系化合物とからなる活性エステル化ポリ−γ−グルタミン酸を含有するヘモグロビン測定用組成物。【選択図】なし
Description
本発明は、活性エステル化ポリ−γ−グルタミン酸を含むヘモグロビン測定用組成物に関する。詳しくは、ポリ−γ−グルタミン酸とN−ヒドロキシアミン系物質を反応させることによって得られる活性エステル化ポリ−γ−グルタミン酸であって、これを利用したヘモグロビン測定用試験片、当該試験片の製造方法、当該試験片を使用したヘモグロビンの測定方法に関する。
ヘモグロビンは血液中の赤血球中に存在して、肺で取り込まれた酸素を全身に運搬する役割を担っている。酸素運搬能はヘモグロビン量で規定されることから、血液中のヘモグロビンを測定することは貧血等の病態を診断する上で重要である。血液中のヘモグロビンの正常範囲は、男性で14.0〜18.0g/dL、女性で12.0〜16.0g/dLであることが知られている。
通常、ヘモグロビンは国際基準法であるシアンメトヘモグロビン法により測定される。シアンメトヘモグロビン法は、フェリシアン化カリウムでヘモグロビンをシアンメトヘモグロビンに転化し、540nm付近の吸光度を測定することによって算出する方法である。この方法では測定試薬に有害なシアン化カリウムが含まれるため、試薬の取り扱いだけではなく、測定後の試料の廃棄にも細心の注意が必要であった。
シアンメトヘモグロビン法以外の測定方法が特許文献1に開示されている。この方法はポリエチレングリコール−p−アルキルフェニルエーテルやその誘導体等のノニオン性界面活性剤を用いてヘモグロビンの測定を可能にしている。この方法では毒性のない界面活性剤を使用する点でシアンメトヘモグロビン法よりも優れているが、界面活性剤を含む試薬によって試料の表面張力が低下して、ピペットで試料を吸引する際に誤差が大きくなり、測定精度が低下する等の問題があった。
上述のように、既存の測定方法は試薬に有害物質が含まれる点、測定精度が劣る点、多段階の反応を経て測定するため操作が煩雑な点などの問題があり、これらの問題点を解決した測定方法が望まれていた。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究した結果、ポリ−γ−グルタミン酸のカルボキシル基にN−ヒドロキシアミン系物質を反応させることによって得られる活性エステル化ポリ−γ−グルタミン酸が血液中のヘモグロビンと吸着することを見出した。本発明者はさらに、この知見を基に、前記活性エステル化ポリ−γ−グルタミン酸を含むヘモグロビン測定用組成物、当該ヘモグロビン測定用組成物を使用した分析用試験片、当該試験片の製造方法、当該試験片を使用したヘモグロビンの定量方法などの発明を完成させた。
すなわち、代表的な本願発明は以下の通りである。
(1)ポリ−γ−グルタミン酸とN−ヒドロキシアミン系化合物とからなる活性エステル化ポリ−γ−グルタミン酸を含有するヘモグロビン測定用組成物。
(2)ポリ−γ−グルタミン酸を構成するグルタミン酸がL−グルタミン酸である、(1)に記載のヘモグロビン測定用組成物。
(3)N−ヒドロキシアミン系化合物がN−ヒドロキシスクシンイミド、N−ヒドロキシノルボルネン−2,3−ジカルボン酸イミド、2−ヒドロキシイミノ−2−シアノ酢酸エチルエステル、2−ヒドロキシイミノ−2−シアノ酢酸アミド、N−ヒドロキシピペリジン、N−ヒドロキシフタルイミド、N−ヒドロキシイミダゾールおよびN−ヒドロキシマレイミドからなる群より選択される1種以上である、(1)または(2)に記載のヘモグロビン測定用組成物。
(4)N−ヒドロキシアミン系化合物がN−ヒドロキシスクシンイミドである、(1)または(2)に記載のヘモグロビン測定用組成物。
(5)(1)〜(4)のいずれかに記載のヘモグロビン測定用組成物を含む、ヘモグロビン測定用試験片。
(6)(5)に記載のヘモグロビン測定用試験片の製造方法。
(7)(5)に記載のヘモグロビン測定用試験片を用いてヘモグロビンを測定する方法。
(8)(1)〜(4)のいずれかに記載のヘモグロビン測定用組成物に用いる活性エステル化ポリ−γ−グルタミン酸の製造方法。
(1)ポリ−γ−グルタミン酸とN−ヒドロキシアミン系化合物とからなる活性エステル化ポリ−γ−グルタミン酸を含有するヘモグロビン測定用組成物。
(2)ポリ−γ−グルタミン酸を構成するグルタミン酸がL−グルタミン酸である、(1)に記載のヘモグロビン測定用組成物。
(3)N−ヒドロキシアミン系化合物がN−ヒドロキシスクシンイミド、N−ヒドロキシノルボルネン−2,3−ジカルボン酸イミド、2−ヒドロキシイミノ−2−シアノ酢酸エチルエステル、2−ヒドロキシイミノ−2−シアノ酢酸アミド、N−ヒドロキシピペリジン、N−ヒドロキシフタルイミド、N−ヒドロキシイミダゾールおよびN−ヒドロキシマレイミドからなる群より選択される1種以上である、(1)または(2)に記載のヘモグロビン測定用組成物。
(4)N−ヒドロキシアミン系化合物がN−ヒドロキシスクシンイミドである、(1)または(2)に記載のヘモグロビン測定用組成物。
(5)(1)〜(4)のいずれかに記載のヘモグロビン測定用組成物を含む、ヘモグロビン測定用試験片。
(6)(5)に記載のヘモグロビン測定用試験片の製造方法。
(7)(5)に記載のヘモグロビン測定用試験片を用いてヘモグロビンを測定する方法。
(8)(1)〜(4)のいずれかに記載のヘモグロビン測定用組成物に用いる活性エステル化ポリ−γ−グルタミン酸の製造方法。
本発明のヘモグロビン測定用組成物を構成する活性エステル化ポリ−γ−グルタミン酸は生分解性である。加えてN−ヒドロキシアミン系化合物はペプチド合成分野で一般的に使用されている。従って、本発明により安全性に優れ、簡便で精度の高いヘモグロビン測定用組成物を提供することができる。
本発明の実施形態の1つは、ポリ−γ−グルタミン酸(以下、PGAとも表記する。)とN−ヒドロキシアミン系化合物を反応させて得られる活性エステル化ポリ−γ−グルタミン酸(以下、活性エステル化PGAとも表記する。)を含有するヘモグロビン測定用組成物である。
(活性エステル化PGA)
本発明で用いる活性エステル化PGAの構造を図4に例示する。活性エステル化PGAは、PGAのカルボキシル基にN−ヒドロキシアミン系物質を脱水縮合剤存在下で反応させ、エステル結合を生成させたものである。図4は、N−ヒドロキシアミン系物質として、N−ヒドロキシスクシンイミドを用いた場合の例である。図4の構造式において、nは特に限定されないが3000〜6500の間が好ましい。
本発明で用いる活性エステル化PGAの構造を図4に例示する。活性エステル化PGAは、PGAのカルボキシル基にN−ヒドロキシアミン系物質を脱水縮合剤存在下で反応させ、エステル結合を生成させたものである。図4は、N−ヒドロキシアミン系物質として、N−ヒドロキシスクシンイミドを用いた場合の例である。図4の構造式において、nは特に限定されないが3000〜6500の間が好ましい。
(PGA)
前記縮合反応に使用するPGAは、グルタミン酸のα−アミノ基とγ−カルボキシル基とがアミド結合したポリアミノ酸である。PGAの種類は、特に制限されない。例えば、L−グルタミン酸のみからなるもの、D−グルタミン酸のみからなるもの、両方を含むものがあるが、何れも用いることができる。但し、重合体における一方の割合がより多い方が、立体規則性に優れ、強度なども高くなるので好ましい。さらに、L−グルタミン酸からなるものの方が生分解性に優れるので、L−グルタミン酸の含有割合が90%以上であるPGAを用いることが好ましい。前記L−グルタミン酸の含有割合は、さらに好ましくは95%以上であり、さらに好ましくは98%以上であり、さらにより好ましくは99%以上であり、特に好ましくは実質的に100%である。
前記縮合反応に使用するPGAは、グルタミン酸のα−アミノ基とγ−カルボキシル基とがアミド結合したポリアミノ酸である。PGAの種類は、特に制限されない。例えば、L−グルタミン酸のみからなるもの、D−グルタミン酸のみからなるもの、両方を含むものがあるが、何れも用いることができる。但し、重合体における一方の割合がより多い方が、立体規則性に優れ、強度なども高くなるので好ましい。さらに、L−グルタミン酸からなるものの方が生分解性に優れるので、L−グルタミン酸の含有割合が90%以上であるPGAを用いることが好ましい。前記L−グルタミン酸の含有割合は、さらに好ましくは95%以上であり、さらに好ましくは98%以上であり、さらにより好ましくは99%以上であり、特に好ましくは実質的に100%である。
前記PGAの分子サイズも特に制限されないが、平均分子質量で10kD以上のものが好適である。一般的に、分子サイズが大きいほど強度などの性能が高くなる。一方、分子サイズが過剰に大きなPGAは製造コストが大きく、また、製造が技術的に難しい場合もあるので、通常は1,000kD以下とすることが好ましい。
前記PGAは、市販されているものがあればそれを用いてもよいし、別途公知の方法でグルタミン酸を重合して製造してもよい。また、微生物を使って生合成させてもよい。PGAを生産する微生物としては、Bacillus subtilis(納豆菌)、Bacillus subtilis(戦国醤菌)、Bacillus megaterium、Bacillus anthracis、Bacillus halodurans、Natrialba aegyptiaca、Hydraなどがある。分子サイズの大きいPGAを製造できる微生物としては、枯草菌であるBacillus subtilisや超好塩古細菌であるNatrialba aegyptiacaがある。この中でも、L−グルタミン酸のみからなるPGAを生産する微生物であるNatrialba aegytiacaによって生産されたPGAを用いるのが好ましい。具体的には、例えば、特開2011−092213および特開2007−314434などに記載の方法で生産することができる。
(N−ヒドロキシアミン系化合物)
前記縮合反応に使用するN−ヒドロキシアミン系化合物は、特に制限されないが、例えば、N−ヒドロキシスクシンイミド、N−ヒドロキシノルボルネン−2,3−ジカルボン酸イミド、2−ヒドロキシイミノ−2−シアノ酢酸エチルエステル、2−ヒドロキシイミノ−2−シアノ酢酸アミド、N−ヒドロキシピペリジン、N−ヒドロキシフタルイミド、N−ヒドロキシイミダゾール、N−ヒドロキシマレイミド等が挙げられる。これら化合物を2種以上用いてもよい。中でも、N−ヒドロキシスクシンイミド(以下、NHSとも表記する。)が、比較的安価で、入手し易いことやペプチド合成分野等で実績があることから、より好適である。
前記縮合反応に使用するN−ヒドロキシアミン系化合物は、特に制限されないが、例えば、N−ヒドロキシスクシンイミド、N−ヒドロキシノルボルネン−2,3−ジカルボン酸イミド、2−ヒドロキシイミノ−2−シアノ酢酸エチルエステル、2−ヒドロキシイミノ−2−シアノ酢酸アミド、N−ヒドロキシピペリジン、N−ヒドロキシフタルイミド、N−ヒドロキシイミダゾール、N−ヒドロキシマレイミド等が挙げられる。これら化合物を2種以上用いてもよい。中でも、N−ヒドロキシスクシンイミド(以下、NHSとも表記する。)が、比較的安価で、入手し易いことやペプチド合成分野等で実績があることから、より好適である。
(脱水縮合剤)
前記縮合反応に使用する脱水縮合剤としては、特に制限されないが、たとえば1−エチル−3−ジメチルアミノプロピルカルボジイミド塩酸塩、1−シクロヘキシル−(2−モルホニル−4−エチル)−カルボジイミド・メソp−トルエンスルホネート等が挙げられる。中でも、1−エチル−3−ジメチルアミノプロピルカルボジイミド塩酸塩(EDC・HClとも表記する。)がペプチド合成分野等で汎用的な水溶性縮合剤として実績があることから、より好適である。
前記縮合反応に使用する脱水縮合剤としては、特に制限されないが、たとえば1−エチル−3−ジメチルアミノプロピルカルボジイミド塩酸塩、1−シクロヘキシル−(2−モルホニル−4−エチル)−カルボジイミド・メソp−トルエンスルホネート等が挙げられる。中でも、1−エチル−3−ジメチルアミノプロピルカルボジイミド塩酸塩(EDC・HClとも表記する。)がペプチド合成分野等で汎用的な水溶性縮合剤として実績があることから、より好適である。
(PGAへの活性エステル基の導入)
本発明に係る活性エステル化ポリ−γ−グルタミン酸における活性エステル基の導入量は、N−ヒドロキシアミン系化合物と脱水縮合剤の仕込み量を調整することで制御することができる。ヘモグロビンに対する吸着性を高めるためには、活性エステル基の導入量は高いものが望ましい。より具体的には、活性エステル化ポリ−γ−グルタミン酸におけるカルボキシル基のモル数に対して活性エステル基のモル数が、0.5モル倍以上であることが好ましく、0.6モル倍以上であることがより好ましく、0.7モル倍以上であることがさらに好ましい。活性エステル基の導入量の上限に制限はなく、1.0モル倍以下であれば良い。
本発明に係る活性エステル化ポリ−γ−グルタミン酸における活性エステル基の導入量は、N−ヒドロキシアミン系化合物と脱水縮合剤の仕込み量を調整することで制御することができる。ヘモグロビンに対する吸着性を高めるためには、活性エステル基の導入量は高いものが望ましい。より具体的には、活性エステル化ポリ−γ−グルタミン酸におけるカルボキシル基のモル数に対して活性エステル基のモル数が、0.5モル倍以上であることが好ましく、0.6モル倍以上であることがより好ましく、0.7モル倍以上であることがさらに好ましい。活性エステル基の導入量の上限に制限はなく、1.0モル倍以下であれば良い。
上記の活性エステル基の導入量の高い活性エステル化ポリ−γ−グルタミン酸を得るためには、エステル化反応時にN−ヒドロキシアミン系化合物の仕込み量の比を調製することで制御することができる。その条件は特に限定されるものではないが、例えば、PGAの全カルボキシル基のモル数に対してN−ヒドロキシアミン系化合物のモル数を、1.2モル倍以上、好ましくは1.4モル倍以上、さらに好ましくは1.5モル倍以上添加すればよい。一方、前記モル比の上限に制限はなく、10.0モル倍以下であれば良い。また、前記条件において、N−ヒドロキシアミン系化合物と脱水縮合剤の仕込み量の比は原則として1:1であるが、現実のPGAへの活性エステル基の導入状況に応じて適宜増減してもよい。
本発明の活性エステル化ポリ−γ−グルタミン酸は、溶媒中、PGAとN−ヒドロキシアミン系化合物と脱水縮合剤とを混合するのみで、極めて容易に製造することができる。ここで使用する溶媒としては、特に限定されないが、PGA、N−ヒドロキシアミン系化合物、脱水縮合剤を良好に溶解できる蒸留水が好適である。
反応温度は、特に限定されない。好ましい下限は10℃、より好ましくは20℃である。好ましい上限は50℃、より好ましくは40℃である。反応時間は、反応温度によって異なるが、特に限定されない。好ましい下限は1時間、より好ましくは12時間である。好ましい上限は48時間、より好ましくは24時間である。
反応液中に含まれる未反応のN−ヒドロキシアミン系化合物や脱水縮合剤は、濾過や遠心分離などにより水溶媒から容易に分離することができる。
上記のような活性エステル化PGAの製造方法もまた、本発明の実施形態のひとつである。
(活性エステル化PGAを含有するヘモグロビン測定用組成物)
本発明のヘモグロビン測定用組成物は、前記の方法で得られた活性エステル化PGAを含む。前記活性エステル化PGAの含有量は、特に限定されないが、好ましい下限は、前記組成物中0.001重量%であり、より好ましくは0.005重量%であり、さらに好ましくは0.01重量%である。好ましい上限は、前記組成物中10重量%であり、より好ましくは2重量%であり、さらに好ましくは1重量%である。
本発明のヘモグロビン測定用組成物は、前記の方法で得られた活性エステル化PGAを含む。前記活性エステル化PGAの含有量は、特に限定されないが、好ましい下限は、前記組成物中0.001重量%であり、より好ましくは0.005重量%であり、さらに好ましくは0.01重量%である。好ましい上限は、前記組成物中10重量%であり、より好ましくは2重量%であり、さらに好ましくは1重量%である。
前記組成物の組成について、活性エステル化PGAを含むこと以外は特に限定されない。
本発明の別の実施形態として、前記のヘモグロビン測定用組成物を含むヘモグロビン測定用試験片、前記試験片の製造方法、および、前記試験片を使用したヘモグロビンの測定方法などを示すことができる。
(ヘモグロビン測定用試験片)
本発明の試験片の形態は特に限定されない。例えば、前記活性エステル化PGAを、適当な基材に固定化することで、イムノクロマトグラフ等で使用可能な試験片を作製することができる。本発明の活性エステル化ポリ−γ−グルタミン酸は、イムノクロマトグラフ等で一般的に使用されるメンブレンに固定化することができる。メンブレンの材質としては、特に限定されないが、セルロース、セルロース誘導体、ニトロセルロース、酢酸セルロース、ポリウレタン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ナイロンが挙げられる。これらの材質で構成された膜、布帛、繊維状又は不織布状マトリックス等が好適である。好ましくはセルロース誘導体の膜が用いられ、より好ましくはニトロセルロース膜が用いられる。
本発明の試験片の形態は特に限定されない。例えば、前記活性エステル化PGAを、適当な基材に固定化することで、イムノクロマトグラフ等で使用可能な試験片を作製することができる。本発明の活性エステル化ポリ−γ−グルタミン酸は、イムノクロマトグラフ等で一般的に使用されるメンブレンに固定化することができる。メンブレンの材質としては、特に限定されないが、セルロース、セルロース誘導体、ニトロセルロース、酢酸セルロース、ポリウレタン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ナイロンが挙げられる。これらの材質で構成された膜、布帛、繊維状又は不織布状マトリックス等が好適である。好ましくはセルロース誘導体の膜が用いられ、より好ましくはニトロセルロース膜が用いられる。
続いて、本発明の活性エステル化ポリ−γ−グルタミン酸を含むヘモグロビン測定用試験片の一例を、図面を参照して説明する。図1において、1はニトロセルロースメンブレン、2はサンプルパッド、3は吸収パッド、4は粘着シート、5は活性エステル化ポリ−γ−グルタミン酸の固定化部位を示す。
図1の例では、ヘモグロビン測定用試験片は、幅5mm、長さ60mmの細長い帯状のニトロセルロース製メンブレンフィルターで作製されている。ヘモグロビン測定用試験片には、ニトロセルロースメンブレンのクロマト展開始点側の末端から約30mmの位置に、活性エステル化ポリ−γ−グルタミン酸が固定化され、ヘモグロビンの捕捉部位5が形成される。
図1に示すようなヘモグロビン測定用試験片は、ニトロセルロースメンブレン1を粘着シート4の中程の位置に貼着し、サンプルパッド2をニトロセルロースメンブレンの末端の上に重ね合わせて連接するとともに、吸収パッド3をニトロセルロースメンブレンの逆側の末端上に重ね合わせて連接することで作製することができる。
サンプルパッド2としては、血液検体を速やかに吸収、展開できる材質のものであればよく、特に限定されないが、セルロース製の濾紙、不織布や、多孔質合成樹脂製のポリエチレン、ポリプロピレンなどが挙げられる。この中でも濾紙が好適である。
吸収パッド3としては、血液検体を速やかに吸収、保持できる材質のものであればよく、特に限定されないが、セルロース製の濾紙、不織布や、多孔質合成樹脂製のポリエチレン、ポリプロピレンなどが挙げられる。この中でも濾紙が好適である。
さらに、ヘモグロビン測定用試験片は、サンプルパッド部位2と捕捉部位5の上方にそれぞれ血液検体を注入するための開口部、捕捉されたヘモグロビン量を定量するための開口部を有する適当なプラスチック製のケースに収容しても良い。
(ヘモグロビン測定用試験片の製造方法)
本発明の試験片の製造方法は特に限定されない。例えば、メンブレン上に一定量の活性エステル化ポリ−γ−グルタミン酸を均一に塗布すればよい。メンブレン上に一定量の活性エステル化ポリ−γ−グルタミン酸を均一に塗布する方法は、特に限定されないが、イムノクロマトディスペンサーを使用することができる。活性エステル化ポリ−γ−グルタミン酸の塗布量は特に限定されないが、好ましくはライン長10cm辺り10μl以下、より好ましくは8μl以下、さらに好ましくは6μl以下である。
本発明の試験片の製造方法は特に限定されない。例えば、メンブレン上に一定量の活性エステル化ポリ−γ−グルタミン酸を均一に塗布すればよい。メンブレン上に一定量の活性エステル化ポリ−γ−グルタミン酸を均一に塗布する方法は、特に限定されないが、イムノクロマトディスペンサーを使用することができる。活性エステル化ポリ−γ−グルタミン酸の塗布量は特に限定されないが、好ましくはライン長10cm辺り10μl以下、より好ましくは8μl以下、さらに好ましくは6μl以下である。
メンブレン上に塗布した活性エステル化ポリ−γ−グルタミン酸は乾燥するのみで極めて容易に固定化することが出来る。乾燥温度は特に限定されないが、好ましくは20℃〜80℃、より好ましくは30〜70℃、さらに好ましくは40〜60℃である。乾燥時間は乾燥温度によって異なるが、通常は0.5〜24時間、好ましくは1〜12時間である。
(ヘモグロビン測定用試験片を使用したヘモグロビンの測定方法)
上記のようなヘモグロビン測定用試験片を用いて測定を行う方法は特に限定されない。例えば、以下の方法が例示される。まず血液検体を必要に応じて適当な展開溶媒と混合して展開可能な混合液を得た後、当該混合液をサンプルパッド部位2上に注入する。当該混合液は、サンプルパッド2を通過してニトロセルロースメンブレン上に展開し、毛細管現象によって吸収パッド側に流れる。ニトロセルロースメンブレン上の捕捉部位5に到達すると、血液検体中に含まれるヘモグロビンは、活性エステル化ポリ−γ−グルタミン酸によって捕捉され集積し、捕捉部位5が赤色に発色する。他の展開溶媒は5を通過して吸収パッドで吸収される。捕捉部位5の発色強度をイムノクロマトリーダー等を使用して測定することでヘモグロビンの濃度を測定することができる。
上記のようなヘモグロビン測定用試験片を用いて測定を行う方法は特に限定されない。例えば、以下の方法が例示される。まず血液検体を必要に応じて適当な展開溶媒と混合して展開可能な混合液を得た後、当該混合液をサンプルパッド部位2上に注入する。当該混合液は、サンプルパッド2を通過してニトロセルロースメンブレン上に展開し、毛細管現象によって吸収パッド側に流れる。ニトロセルロースメンブレン上の捕捉部位5に到達すると、血液検体中に含まれるヘモグロビンは、活性エステル化ポリ−γ−グルタミン酸によって捕捉され集積し、捕捉部位5が赤色に発色する。他の展開溶媒は5を通過して吸収パッドで吸収される。捕捉部位5の発色強度をイムノクロマトリーダー等を使用して測定することでヘモグロビンの濃度を測定することができる。
(実施例1) ポリ−γ−グルタミン酸とN−ヒドロキシスクシンイミドのエステル化合物の合成
ポリ−γ−グルタミン酸は、商品名PGA−302(東洋紡株式会社製)を使用した。10mgのPGA−302を2mlの蒸留水で溶解し、0.5%PGA−302水溶液を調整した。0.5mlの0.5%PGA−302水溶液に10mgの1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(ナカライテスク株式会社製)と10mgのN−ヒドロキシスクシンイミド(ナカライテスク株式会社製)を添加し、室温で1時間緩やかに攪拌した。その後、室温で静置し、ポリ−γ−グルタミン酸とN−ヒドロキシスクシンイミドのエステル化合物の合成を完了した。
ポリ−γ−グルタミン酸は、商品名PGA−302(東洋紡株式会社製)を使用した。10mgのPGA−302を2mlの蒸留水で溶解し、0.5%PGA−302水溶液を調整した。0.5mlの0.5%PGA−302水溶液に10mgの1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(ナカライテスク株式会社製)と10mgのN−ヒドロキシスクシンイミド(ナカライテスク株式会社製)を添加し、室温で1時間緩やかに攪拌した。その後、室温で静置し、ポリ−γ−グルタミン酸とN−ヒドロキシスクシンイミドのエステル化合物の合成を完了した。
(実施例2) ヘモグロビン測定用試験片の作製
ヘモグロビン測定用試験片は、イムノクロマトグラフで一般的に使用されるスライド構成で作製した。具体的には、サンプルパッド(商品名シュアウィック(メルクミリポア株式会社製))、ニトロセルロースメンブレン(商品名Hi−Flow PlusタイプHF120(メルクミリポア株式会社製))、吸収パッド(商品名シュアウィック(メルクミリポア株式会社製))で作製した。ヘモグロビン測定用試験片を横幅約3mmになるようにカットした。次に、実施例1で作製したニトロセルロースメンブレン上に活性エステル化ポリ−γ−グルタミン酸を0.5μl滴下し、45℃、30分間乾燥し、固定化した。
ヘモグロビン測定用試験片は、イムノクロマトグラフで一般的に使用されるスライド構成で作製した。具体的には、サンプルパッド(商品名シュアウィック(メルクミリポア株式会社製))、ニトロセルロースメンブレン(商品名Hi−Flow PlusタイプHF120(メルクミリポア株式会社製))、吸収パッド(商品名シュアウィック(メルクミリポア株式会社製))で作製した。ヘモグロビン測定用試験片を横幅約3mmになるようにカットした。次に、実施例1で作製したニトロセルロースメンブレン上に活性エステル化ポリ−γ−グルタミン酸を0.5μl滴下し、45℃、30分間乾燥し、固定化した。
(実施例3) ヘモグロビン検体の調整
ヘモグロビンコントロール液はNODTM Hemoglobin Control Kit 3 LEVEL(NOVA ONE(登録商標) Diagnostics社製)を使用した。ヘモグロビン濃度は80g/L(LEVEL1)、135g/L(LEVEL2)、190g/L(LEVEL3)を使用した。これらのヘモグロビンコントロール液を蒸留水で41倍希釈し、ヘモグロビン検体とした。
ヘモグロビンコントロール液はNODTM Hemoglobin Control Kit 3 LEVEL(NOVA ONE(登録商標) Diagnostics社製)を使用した。ヘモグロビン濃度は80g/L(LEVEL1)、135g/L(LEVEL2)、190g/L(LEVEL3)を使用した。これらのヘモグロビンコントロール液を蒸留水で41倍希釈し、ヘモグロビン検体とした。
(実施例4) ヘモグロビンの検出
実施例2で作製したヘモグロビン測定用試験片を水平な台に設置した。次に、実施例3で作製した3水準のヘモグロビン検体を40μlピペットで取り、サンプルパッドに滴下した。検体を滴下してから2分後に撮影した写真を図2に示す。ヘモグロビンが活性エステル化ポリ−γ−グルタミン酸を固定化した部位に集積し、赤色に発色していることが確認できた。加えて、発色強度はヘモグロビン濃度に対応して増加していることが確認できた。
実施例2で作製したヘモグロビン測定用試験片を水平な台に設置した。次に、実施例3で作製した3水準のヘモグロビン検体を40μlピペットで取り、サンプルパッドに滴下した。検体を滴下してから2分後に撮影した写真を図2に示す。ヘモグロビンが活性エステル化ポリ−γ−グルタミン酸を固定化した部位に集積し、赤色に発色していることが確認できた。加えて、発色強度はヘモグロビン濃度に対応して増加していることが確認できた。
(実施例5) ヘモグロビンの定量
実施例4のヘモグロビン測定用試験片の発色強度をイムノクロマトリーダーを用いて測定した。イムノクロマトリーダーは、C10060−10(浜松ホトニクス社製)を使用した。結果を表1に示す。ヘモグロビン濃度の80g/Lの発色強度は反射吸光度52.6mAbs、135g/Lの発色強度は反射吸光度76.3mAbs、190g/Lの発色強度は反射吸光度106.9mAbsであった。次に、ヘモグロビン濃度と発色強度の関係を図3に示す。ヘモグロビン濃度と発色強度の関係はY=0.49X+11.89、R2=0.99であり、良好な直線関係が得られた。
実施例4のヘモグロビン測定用試験片の発色強度をイムノクロマトリーダーを用いて測定した。イムノクロマトリーダーは、C10060−10(浜松ホトニクス社製)を使用した。結果を表1に示す。ヘモグロビン濃度の80g/Lの発色強度は反射吸光度52.6mAbs、135g/Lの発色強度は反射吸光度76.3mAbs、190g/Lの発色強度は反射吸光度106.9mAbsであった。次に、ヘモグロビン濃度と発色強度の関係を図3に示す。ヘモグロビン濃度と発色強度の関係はY=0.49X+11.89、R2=0.99であり、良好な直線関係が得られた。
本発明により安全性に優れ、簡便で精度の高いヘモグロビン測定用組成物を提供することができる。
Claims (8)
- ポリ−γ−グルタミン酸とN−ヒドロキシアミン系化合物とからなる活性エステル化ポリ−γ−グルタミン酸を含有するヘモグロビン測定用組成物。
- ポリ−γ−グルタミン酸を構成するグルタミン酸がL−グルタミン酸である、請求項1に記載のヘモグロビン測定用組成物。
- N−ヒドロキシアミン系化合物がN−ヒドロキシスクシンイミド、N−ヒドロキシノルボルネン−2,3−ジカルボン酸イミド、2−ヒドロキシイミノ−2−シアノ酢酸エチルエステル、2−ヒドロキシイミノ−2−シアノ酢酸アミド、N−ヒドロキシピペリジン、N−ヒドロキシフタルイミド、N−ヒドロキシイミダゾールおよびN−ヒドロキシマレイミドからなる群より選択される1種以上である、請求項1または2に記載のヘモグロビン測定用組成物。
- N−ヒドロキシアミン系化合物がN−ヒドロキシスクシンイミドである、請求項1または2に記載のヘモグロビン測定用組成物。
- 請求項1〜4のいずれかに記載のヘモグロビン測定用組成物を含む、ヘモグロビン測定用試験片。
- 請求項5に記載のヘモグロビン測定用試験片の製造方法。
- 請求項5に記載のヘモグロビン測定用試験片を用いてヘモグロビンを測定する方法。
- 請求項1〜4のいずれかに記載のヘモグロビン測定用組成物に用いる活性エステル化ポリ−γ−グルタミン酸の製造方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014202916 | 2014-10-01 | ||
JP2014202916 | 2014-10-01 | ||
PCT/JP2015/077716 WO2016052612A1 (ja) | 2014-10-01 | 2015-09-30 | 活性エステル化ポリ-γ-グルタミン酸を用いたヘモグロビンの測定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2016052612A1 true JPWO2016052612A1 (ja) | 2017-07-13 |
Family
ID=55630637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016552114A Pending JPWO2016052612A1 (ja) | 2014-10-01 | 2015-09-30 | 活性エステル化ポリ−γ−グルタミン酸を用いたヘモグロビンの測定方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPWO2016052612A1 (ja) |
WO (1) | WO2016052612A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110779914B (zh) * | 2019-11-05 | 2022-05-20 | 湖南科技大学 | 基于血红蛋白与四碳或五碳二元酸复合物试剂盒制备方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2848898B2 (ja) * | 1990-02-08 | 1999-01-20 | 明治製菓株式会社 | ポリ‐γ‐グルタミン酸エステルおよびその成形体 |
JP2002080593A (ja) * | 2000-09-06 | 2002-03-19 | Meiji Seika Kaisha Ltd | γ−ポリグルタミン酸誘導体 |
-
2015
- 2015-09-30 WO PCT/JP2015/077716 patent/WO2016052612A1/ja active Application Filing
- 2015-09-30 JP JP2016552114A patent/JPWO2016052612A1/ja active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2016052612A1 (ja) | 2016-04-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9522365B2 (en) | Cross-linked cellulose membranes | |
KR920007204B1 (ko) | 비특이적 단백질 흡착이 낮은 활성화된 매질 | |
JP4083584B2 (ja) | 光誘導電子移行蛍光センサ分子 | |
EP3364189B1 (en) | Immunochromatographic test piece | |
Akbulut et al. | A molecularly imprinted whatman paper for clinical detection of propranolol | |
CN101703923A (zh) | 亲水的高蛋白结合的低荧光蛋白质印迹膜 | |
JP6675834B2 (ja) | イムノクロマト試験片及びそれを用いたイムノクロマト法 | |
JP6348240B2 (ja) | イムノクロマトグラフィーを利用した検出方法 | |
JP6834979B2 (ja) | イムノクロマト試験片 | |
WO2016052612A1 (ja) | 活性エステル化ポリ-γ-グルタミン酸を用いたヘモグロビンの測定方法 | |
CN201302571Y (zh) | 人血清铁蛋白纳米免疫磁珠快速检测试剂盒 | |
KR20110115681A (ko) | 페이퍼 크로마토그래피 및 화학발광법을 이용한 마이크로시스틴 검출방법 및 검출키트 | |
KR100848105B1 (ko) | 단백질을 포함하는 폴리다이아세틸렌 센서칩 및 그제조방법 | |
AU2013314262A1 (en) | Potentiometric sensor | |
Liu et al. | Rapid detection of endosulfan by a molecularly imprinted polymer microsphere modified quartz crystal microbalance | |
WO2014130720A1 (en) | Sensor for detecting analytes | |
CN102230936B (zh) | 一种检测莱克多巴胺的免疫层析试纸及其制备方法 | |
Shen et al. | A triple-function zwitterion for preparing water compatible diclofenac imprinted polymers | |
Yoshimatsu et al. | A simple method for preparation of molecularly imprinted nanofiber materials with signal transduction ability | |
JPWO2018181741A1 (ja) | イムノクロマト試験片およびキットおよび測定方法 | |
JP5403520B2 (ja) | 電界紡糸ファイバーマット複合体及びグルコースセンサ | |
Miyazaki et al. | Development of a chromophore-solid phase peptide reaction assay (C-SPRA) for assessing skin sensitization in vitro | |
JP2002243743A (ja) | 被検物質の検出方法 | |
JP2003207498A (ja) | ホルムアルデヒド測定用試薬及びそれを用いたホルムアルデヒドの測定方法 | |
JPH06336509A (ja) | 試薬結合ポリマー、および試薬の結合方法 |