JPWO2016042833A1 - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2016042833A1
JPWO2016042833A1 JP2015555333A JP2015555333A JPWO2016042833A1 JP WO2016042833 A1 JPWO2016042833 A1 JP WO2016042833A1 JP 2015555333 A JP2015555333 A JP 2015555333A JP 2015555333 A JP2015555333 A JP 2015555333A JP WO2016042833 A1 JPWO2016042833 A1 JP WO2016042833A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
insertion portion
endoscope
rotation
wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015555333A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5877288B1 (ja
Inventor
慶佑 籏野
慶佑 籏野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2015555333A priority Critical patent/JP5877288B1/ja
Priority claimed from PCT/JP2015/063306 external-priority patent/WO2016042833A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5877288B1 publication Critical patent/JP5877288B1/ja
Publication of JPWO2016042833A1 publication Critical patent/JPWO2016042833A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/00002Operational features of endoscopes
    • A61B1/00039Operational features of endoscopes provided with input arrangements for the user
    • A61B1/00042Operational features of endoscopes provided with input arrangements for the user for mechanical operation

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Endoscopes (AREA)
  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)

Abstract

内視鏡1は、操作者によって把持される操作部3と、操作部3に対して回動自在な挿入部2と、操作部3に設けられ、操作者が把持した手により切替え自在な切替え部30と、切替え部30の切替え操作によって操作部3内で進退移動することで牽引弛緩される牽引弛緩部材36,45と、牽引部材36,45の牽引弛緩によって変形される変形部53を備え、挿入部2の回動を制止または解除する制動ユニット50と、を具備する。

Description

本発明は、挿入部が操作部に対して回動自在な内視鏡に関する。
従来から、観察者が直接目視できない被検体を観察するための被検体に挿入可能な挿入部を有する内視鏡が提案されている。こうした内視鏡には、挿入部と操作部の間に、例えば回動機構部が設けられているものがあり、この回動機構部の回動操作摘みを回転操作することにより、挿入部が回動するように構成されている。
具体的に、例えば、日本国特開2005−124632号公報には、挿入部と一体で回動動作する回動操作摘みが設けられ、この回動操作摘みを捻り動作することによって、操作部に対して挿入部を回動させることができる構成が開示されている。この従来の内視鏡には、操作部に対する挿入部の回動角度を規制するストッパ機構が回動機構部に設けられている。
しかしながら、従来の内視鏡では、操作部に対する挿入部の回動位置を規制するストッパ機構によって挿入部の回動の規制(ロック)または解除(フリー)するとき、挿入部と操作部の間にある回動機構部に設けられた操作リングを所定の方向に回動操作しなければならない。
これによって、従来の内視鏡では、内視鏡検査中に、挿入部の回動の規制または解除のため操作リングの回動操作の操作性が非常に悪く、特に、挿入部が回動しないように規制するためのストッパ機構を操作するときに挿入部の回転位置がずれてしまうという問題があった。
そのため、従来の内視鏡では、挿入部の回動位置がずれないようにするには操作者が挿入部を一方の手で押さえながら、他方の手で操作リングを回動操作する必要があり、操作部から手を離さなければならないという問題があった。
そこで、本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、操作者の手元操作により操作部に対する挿入部の回動を規制または解除することができるようにして操作性を向上させた内視鏡を提供することを目的とする。
本発明の一態様の内視鏡は、操作者によって把持される操作部と、前記操作部の先端側に連結され、前記操作部に対して回動自在な挿入部と、前記操作部に設けられ、操作者が前記操作部を把持した手により切替え自在な切替え部と、前記切替え部に一端が連結され、前記切替え部の切替え操作によって前記操作部内で進退移動することで牽引弛緩される牽引弛緩部材と、前記牽引部材の他端が連結されると共に、前記牽引部材の牽引弛緩によって変形される変形部を備え、前記挿入部の回動を制止または解除する制動ユニットと、を具備する。
以上に記載の本発明によれば、操作者の手元操作により操作部に対する挿入部の回動を規制または解除することができるようにして操作性を向上させた内視鏡を提供することができる。
本発明の一態様の内視鏡の全体の構成を示す図 同、主に挿入部回転規制解除切替スイッチ部、操作ワイヤおよび制動ユニットを説明する操作部の内部構成を示す部分断面図 同、挿入部回転規制解除切替スイッチ部、操作ワイヤおよび制動ユニットの構成を示す断面図 同、挿入部回転規制解除切替スイッチ部の構成を示す分解斜視図 同、制動ユニットの構成を示す分解斜視図 同、図2のVI−VI線断面図 同、操作部に対する挿入部の回動が解除されている状態の制動ユニットを説明するための平面図 同、操作部に対する挿入部の回動が規制されている状態の制動ユニットを説明するための平面図 同、操作部に対する挿入部の回動が規制されている状態の制動ユニットを説明するための断面図
以下に、本発明について図面を参照して説明する。なお、以下の説明に用いる各図においては、各構成要素を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、構成要素毎に縮尺を異ならせてあるものであり、本発明は、これらの図に記載された構成要素の数量、構成要素の形状、構成要素の大きさの比率、および各構成要素の相対的な位置関係のみに限定されるものではない。
図1から図9は本発明の一態様の内視鏡に係わり、図1は内視鏡の全体の構成を示す図、図2は主に挿入部回転規制解除切替スイッチ部、操作ワイヤおよび制動ユニットを説明する操作部の内部構成を示す部分断面図、図3は挿入部回転規制解除切替スイッチ部、操作ワイヤおよび制動ユニットの構成を示す断面図、図4は挿入部回転規制解除切替スイッチ部の構成を示す分解斜視図、図5は制動ユニットの構成を示す分解斜視図、図6は図2のVI−VI線断面図、図7は操作部に対する挿入部の回動が解除されている状態の制動ユニットを説明するための平面図、図8は操作部に対する挿入部の回動が規制されている状態の制動ユニットを説明するための平面図、図9は操作部に対する挿入部の回動が規制されている状態の制動ユニットを説明するための断面図である。
図1に示すように、本実施形態の内視鏡1は、細長管状に形成される挿入部2と、この挿入部2の基端に連設される操作部3と、この操作部3から延設される内視鏡ケーブルであるユニバーサルコード4と、このユニバーサルコード4の先端に配設される内視鏡コネクタ5などによって主に構成されている。
挿入部2は、先端側から順に、先端部6、湾曲部7、可撓管部8が連設されて形成され可撓性を備えた管状部材である。このうち、先端部6には、内部に撮像手段を備えた後述の撮像装置である撮像ユニット、照明手段などが収納配置されている。
湾曲部7は、操作部3の操作部材のうち後述する湾曲レバー13の回動操作によって上下2方向(UP−DOWN)へと能動的に湾曲させ得るように構成される機構部位である。
なお、湾曲部7は、このタイプのものに限定されることはなく、上下方向に加えて左右方向をも含めた四方向(上下左右の操作によって軸回りの全周方向、UP−DOWN/RIGHT−LEFT)に湾曲し得るタイプのものであっても良い。
可撓管部8は、受動的に可撓可能となるように柔軟性を持たせて形成される管状部材である。この可撓管部8の内部には、後述する処置具挿通チャンネルのほか、先端部6に内蔵される撮像装置から延出し、さらに操作部3からユニバーサルコード4の内部へと延設される後述の各種信号線、光源装置からの照明光を導光し先端部6から出射させるための後述するライトガイドなどが挿通している(ここでは、何れも不図示)。
なお、挿入部2は、操作部3に対して長手軸回りに回動自在に設けられている。具体的には、挿入部2は、操作部3に対して、折れ止め部9の基端に設けられた挿入部回転ダイヤル20が回動操作されることで、可撓管部8の基端を覆って可撓管部8と接続された折れ止め部9と共に長手軸回りに回動される。
そして、挿入部回転ダイヤル20の周方向の一部からは、つまみ凸部20aが外径方向へ突設しおり、このつまみ凸部20aが操作部3に設けられた突起状の指標19に位置合わせされることで、挿入部2が操作部3に対してニュートラル位置に位置決めされる。
なお、ニュートラル位置は、湾曲操作部である湾曲レバー13の湾曲操作方向と、湾曲部7の湾曲方向とが一致する位置である。さらに、つまみ凸部20aと指標19とに、正確に位置合わせするための別途の指標(例えば目盛りなど)を設けても構わない。
操作部3は、操作者が内視鏡1を使用する時に手によって把持する把持部10と、この把持部10の外表面に設けられる各種内視鏡機能を操作する操作手段と、処置具挿通部11と、後述の操作部材14の1つを構成する吸引バルブ15などによって構成される。
操作部3に設けられる各種内視鏡機能を操作する操作手段としては、例えば湾曲部7の湾曲操作を行う湾曲レバー13、送気送水操作または吸引操作、撮像手段、照明手段などの各対応する操作を行うための複数の操作部材14、操作部3に対する挿入部2の回動を規制または解除するための切替え部としての挿入部回転規制解除スイッチ部30などがある。
処置具挿通部11は、各種の処置具(不図示)を挿入する処置具挿通口を備え、操作部3の内部で、分岐部材を介して処置具挿通チャンネルに連通する構成部である。この処置具挿通部11には、処置具挿通口を開閉するための蓋部材であって、この処置具挿通部11に対して着脱自在(交換可能)に構成される鉗子栓12が配設されている。
なお、操作部3に設けられた挿入部回転規制解除スイッチ部30は、上方側に設けられた吸引バルブ15を含む複数の操作部材14と下方側に設けられた処置具挿通部11との間における把持部10の前面部分に配置されている。
ユニバーサルコード4は、挿入部2の先端部6から、この挿入部2内部を挿通して操作部3に至り、さらに操作部3から延出する各種信号線などを内部に挿通すると共に、光源装置(不図示)のライトガイドを挿通し、さらに送気送水装置(不図示)から延出される送気送水用チューブを挿通する複合ケーブルである。
内視鏡コネクタ5は、外部機器のビデオプロセッサ(不図示)との間を接続する信号ケーブルが接続される電気コネクタ部16を側面部に有すると共に、外部機器である光源装置との間を接続する後述のライトガイドバンドルおよび電気ケーブル(不図示)が接続される光源コネクタ部17と、外部機器の送気送水装置(不図示)からの送気送水用チューブ(不図示)を接続する送気送水プラグ18などを有して構成されている。
ここで、操作部3に対する挿入部2の回動を規制または解除する内部構成について以下に詳しく説明する。なお、操作部3に対して挿入部2が回動自在とした構成に関しては、従来と同様で周知であるため、それら構成要素および構造についての説明を省略する。
本実施の形態の内視鏡1は、操作部3の把持部10に設けられた挿入部回転規制解除切替スイッチ部(以下、単にスイッチ部という)30が押下されることで、操作部3に対する挿入部2の回動を規制または解除を切り替えることができる。
スイッチ部30は、図2および図3に示すように、操作部3に設けられたフレーム40に設けられた台座42にネジなどの固定部材によって固定された保持板41に嵌着などによって固定されている。なお、スイッチ部30は、Oリングによって水密保持された状態で把持部10の壁部を貫通するように配設されている。
なお、スイッチ部30は、吸引バルブ15と処置具挿通部11を結ぶ略直線上、且つ吸引バルブ15と処置具挿通部11との間の湾曲方向における上方向側に配置される。そのため、内視鏡1は、操作部3が把持される手の左右に関わらず、使用者の把持する手で無理なくスイッチ部30の操作が行なえる構成となっている。
このスイッチ部30からは、L字型の第1のワイヤガード37に挿通された牽引弛緩部材の操作ワイヤである第1のワイヤ36の基端となる一端が接続されている。この第1のワイヤ36の先端となる他端は、連結金具であるターンバックル38に接続されている。なお、第1のワイヤガード37は、コイルパイプでもよいし、硬質な管体でもよい。
ここでのターンバックル38は、メス留ネジ金具38aおよび、このメス留ネジ金具38aにオス留ネジ金具38bが螺合されている。そして、ターンバックル38は、メス留ネジ金具38aとオス留ネジ金具38bの螺合量に応じて、両端に接続された第1のワイヤ36および、牽引弛緩部材の操作ワイヤである後述の第2のワイヤ45の張力を調節することができる。
ここでは、メス留ネジ金具38aに第1のワイヤ36の先端側となる他端が、オス留ネジ金具に第2のワイヤ45の基端となる一端が、それぞれカシメなどによって接続されている。
第2のワイヤ45も、コイルパイプまたは硬質管の第2のワイヤガード46内に挿通されている。第2のワイヤガード46は、基端部がフレーム40に設けられたワイヤガード受留部43に挿通固定されている。
なお、第1のワイガード37および第2のワイヤガード46は、それぞれに挿通された第1のワイヤ36および第2のワイヤ45を保護すると共に、それら第1のワイヤ36および第2のワイヤ45の進退移動による他の構成部品を保護する保護部材を構成している。さらに、第1のワイガード37および第2のワイヤガード46は、内部で進退移動する第1のワイヤ36および第2のワイヤ45の暴れも防止する。
ところで、操作部3の把持部10の先端には、略筒状の固定口金47が複数のOリングが設けられて水密された状態で嵌合固定されており、この固定口金47に形成された開口部47aを介して第2のワイヤ45が把持部10の内部から挿入部回転ダイヤル20の内側部分に延設されている。
そして、第2のワイヤ45は、挿入部回転ダイヤル20の内側に延設された先端となる他端が後述する制動ユニット50に接続されている。
なお、固定口金47には、従来構成と同様に、Oリングが設けられて水密保持された状態で後口金48が回動自在に配設されている。そして、後口金48は、挿入部2の可撓管部8の基端が接続固定され、挿入部回転ダイヤル20および折れ止め部9が固定されている。こうして、挿入部2は、操作部3に対して軸回りに回動自在となっている。
次に、スイッチ部30の構成について、以下に詳しく説明する。
図4に示すように、スイッチ部30は、所謂、ノック式繰り出しスイッチ機構部であって、略筒状の外装部31と、ノック棒32と、回転子33と、略円柱形状のバネオサエ34と、コイルバネ35と、を有して構成されている。
外装部31は、一端に開口部31aを有しており、内周面に図示しない溝が形成されている。ノック棒32は、外装部31の開口部31aから棒状の操作棒体32aが突出するように外装部31内に収容されて外装部31に対して突没するように操作される。
なお、スイッチ部30は、ノック棒32が外装部31に突没するように操作されても、外装部31とノック棒32との間にOリングが設けられて水密保持された状態となっている。
また、ノック棒32は、外周部に外装部31の溝(不図示)に沿って直線移動する複数の突起部32bを有し、操作棒体32aと反対側の面に凹凸部32cが形成されている。
回転子33は、ノック棒32内に挿入して回動保持される棒体33aを有し、外周部にノック棒32の突没に応じて、凹凸部32cに当接して回転するためのカム33bが形成されている。即ち、カム33bは、ノック棒32の凹凸部32cに当接して、回転子33が軸回りに回転される。
バネオサエ34は、操作ワイヤである第1のワイヤ36が接続されており、外周部の中途に外向フランジ34aが形成されている。この外向フランジ34aは、コイルバネ35の一端に当接して、一方に付勢力を受けている。
このように構成されたスイッチ部30は、ノック棒32が操作者によって押下されると、回転子33が所定の方向へ回転し、その回転位置に合わせて外装部31の内面に形成された図示しないV字状の端面を有する凸部にカム33bが引っ掛かる。
このとき、回転子33は、バネオサエ34を押圧して、コイルバネ35を圧縮した状態で制止される。これにより、スイッチ部30は、外装部31に対してノック棒32の一部が没入した状態となり、バネオサエ34に接続された第1のワイヤ36が弛緩する。
この状態から、スイッチ部30は、再度、外装部31に対してノック棒32の一部が没入するノック棒32が操作者によって押下されると、回転子33が、さらに所定の方向に回転し、外装部31の凸部に形成されたV字状の端面(不図示)からカム33bが外れる。
このとき、回転子33は、バネオサエ34を介してコイルバネ35の付勢力を受けて戻されノック棒32が外装部31に対して突起した状態となる。これにより、バネオサエ34に接続された第1のワイヤ36が牽引された状態となる。
即ち、ここでのスイッチ部30は、ノック式ボールペンなどに採用されるノック式繰り出しスイッチ機構部である。なお、スイッチ部30は、外装部31の端部が保持板41に形成された円筒状の嵌合部41aに嵌合固定される。この保持板41には、台座42(図2参照)に固定するための2つのビス孔41bが形成されている。
次に、制動ユニット50の構成について、以下に詳しく説明する。
図5および図6に示すように、制動ユニット50は、略円環状の支持口金51と、T字状のリンク部材52と、断面C状の変形部である板バネ53と、を有して主に構成されている。
支持口金51は、固定口金47に外嵌して固定され(図3参照)、短尺腕部51aおよび長尺腕部51bが長手方向(円環外径方向に直交した方向)に沿って先端側に延設されている。
なお、後で詳しく説明するが、短尺腕部51aには、リンク部材52の一端が回動自在に接続され、長尺腕部51bには弾性部材としての板バネ53が接続される。
リンク部材52は、両端にビス54,55が挿通するビス孔52aが形成され、中途から突起した凸部52bの孔部52cに第2のワイヤ45の端部が挿通してろう接などにより固着される。
そして、リンク部材52は、基端側となる一端のビス孔52aにビス54が通され、支持口金51の短尺腕部51aのビス孔51cにビス54が螺着されて、短尺腕部51aに対して回動自在に配設される。
このとき、リンク部材52は、第2のワイヤ45が接続される凸部52bが支持口金51の短尺腕部51aと長尺腕部51bの間に位置するように、短尺腕部51aに対して回動自在に配設される。なお、第2のワイヤ45は、支持口金51の短尺腕部51aと長尺腕部51bの間から支持口金51の円環部内に挿通される。
さらに、リンク部材52は、先端側となる他端のビス孔52aにビス55が通され、板バネ53の一端に形成されたビス孔53aにビス55が螺着されて板バネ53が固定される。
板バネ53は、内面に制動部材として3つのブレーキシュー58が所定の間隔を有して設けられており、他端に形成されたビス孔53bに支持口金51の長尺腕部51bのビス孔51dに通されたビス56が螺着される。即ち、断面C字状の板バネ53は、一端がリンク部材52に接続固定され、他端が支持口金51の長尺腕部51bに接続固定される。
なお、3つのブレーキシュー58は、板バネ53の両端部分および中途に接着剤などによって固定されている。さらに、板バネ53の両端部分に設けられた2つのブレーキシュー58は、リンク部材52または支持口金51の長尺腕部51bと固定されるビス55,56にも螺着される。なお、これら3つのブレーキシュー58は、挿入部2の可撓管部8が接続された後口金48の外周面に対向するように配置されている。
以上のように構成された本実施の形態の内視鏡1は、操作部3の把持部10に設けられたスイッチ部30を押下操作することで、操作部3に対する挿入部2の回動を規制または解除することができる。
具体的には、内視鏡1は、操作者によるスイッチ部30のノック棒32が所定に押下操作されて、第1のワイヤ36が弛緩した状態であるとき、この第1のワイヤ36とターンバックル38を介して接続されている第2のワイヤ45も弛緩された状態となる。
このとき、図7に示すように、制動ユニット50のリンク部材52が支持口金51の長手方向に平行となっており、断面C字状の板バネ53が自然な状態となっている。
この状態において、図6に示したように、板バネ53に設けられた3つのブレーキシュー58が後口金48の外周部と離間して対向しているため、後口金48が固定口金47に対して回動自在となる。
これにより、後口金48に接続されている挿入部2が操作部3に対して回動自在な状態となる。即ち、この状態が内視鏡1における操作部3に対する挿入部2の回動が解除(フリー)された状態となる。
一方、この状態から、内視鏡1は、操作者によるスイッチ部30のノック棒32が所定に押下操作されると、スイッチ部30の上述した機構によって、第1のワイヤ36が基端側に牽引され、第1のワイヤ36とターンバックル38を介して接続されている第2のワイヤ45も牽引される。
このとき、図8に示すように、制動ユニット50のリンク部材52の凸部52bが第2のワイヤ45に牽引され、リンク部材52が支持口金51の長手方向に平行な状態から短尺腕部51aに回動支持されたビス54を回動軸として回動される。
そして、リンク部材52に先端側の端部(他端)に接続された板バネ53が捩じれるように引っ張られる。
このとき、板バネ53は、内径方向に歪んで縮径し、図9に示すように、3つのブレーキシュー58が、ここでの被制動部材となる後口金48の外周部を押圧するように押し当てられて、後口金48の固定口金47に対する回動が制動される。即ち、この状態が内視鏡1における操作部3に対する挿入部2の回動が規制(ロック)された状態となる。
なお、操作者は、再度、操作部3の把持部10に設けられたスイッチ部30を押下操作することで、操作部3に対する挿入部2の回動を規制した状態から解除することができる。
このように、本実施の形態の内視鏡1は、スイッチ部30を操作部3の把持部10に設けているため、操作者が把持部10を把持している手元操作によって、操作部3に対する挿入部2の回動を規制または解除することができる操作性が非常に向上した構成となっている。
特に、内視鏡検査中において、操作者は、操作部3に対する挿入部2の所望の回転位置に合わせた状態から、操作部3の把持部10を把持しているスイッチ部30の手元操作のみで挿入部2の回動の規制を行える。これにより、内視鏡1は、操作者が設定した所望の挿入部2の回動位置がずれることが防止される。
以上の説明により、本実施の形態の内視鏡1は、操作者の手元操作により操作部3に対する挿入部2の回動を規制または解除を簡単に切替えることができるようにして操作性を向上させた構成とすることができる。
さらに、本実施の内視鏡1では、スイッチ部30の操作によって制動ユニット50を駆動する構成として、第1のワイヤガード37または第2のワイヤガード46に挿通させた第1のワイヤ36または第2のワイヤ45の牽引弛緩によって行うようにしている。
そのため、内視鏡1は、操作部3に対する挿入部2の回動を規制または解除するときに、第1のワイヤ36または第2のワイヤ45によって、操作部3内に配設される他の内蔵物、例えば、ライトガイドバンドル、湾曲操作ワイヤ、撮像ケーブルなどを損傷することが無いように構成されている。
以上の各実施の形態に記載した発明は、その実施の形態、及び変形例に限ることなく、その他、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることが可能である。さらに、上記実施の形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され得る。
例えば、実施の形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題が解決でき、発明の効果で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本出願は、2014年9月16日に日本国に出願された特願2014−188042号を優先権主張の基礎として出願するものであり、上記の内容は、本願明細書、請求の範囲、および図面に引用されたものである。
本発明の一態様の内視鏡は、操作者によって把持される操作部と、前記操作部の先端側に連結され、前記操作部に対して回動自在な挿入部と、前記操作部に設けられ、操作者が前記操作部を把持した手により切替え自在な切替え部と、前記切替え部に一端が連結され、前記切替え部の切替え操作によって前記操作部内で進退移動することで牽引弛緩される牽引弛緩部材と、前記牽引弛緩部材の他端が連結されると共に、前記牽引弛緩部材の牽引弛緩によって変形される変形部を備え、前記挿入部の回動を制止または解除する制動ユニットと、を具備する。

Claims (7)

  1. 操作者によって把持される操作部と、
    前記操作部の先端側に連結され、前記操作部に対して回動自在な挿入部と、
    前記操作部に設けられ、操作者が前記操作部を把持した手により切替え自在な切替え部と、
    前記切替え部に一端が連結され、前記切替え部の切替え操作によって前記操作部内で進退移動することで牽引弛緩される牽引弛緩部材と、
    前記牽引部材の他端が連結されると共に、前記牽引部材の牽引弛緩によって変形される変形部を備え、前記挿入部の回動を制止または解除する制動ユニットと、
    を備えたことを特徴とする内視鏡。
  2. 前記変形部が前記牽引弛緩部材の牽引によって変形し、
    前記制動ユニットが前記挿入部の回動を制止することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  3. 前記変形部は、前記挿入部の基端に連結された被制動部材の外周部回りに配設され、前記牽引弛緩部材の牽引によって縮径する断面C字形状の弾性部材であることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡。
  4. 前記弾性部材の内面には、変形時に前記被制動部材の外周部を押圧して、前記挿入部の回動を制動する制動部材が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の内視鏡。
  5. 前記切替え部は、前記操作部の上方に設けられた複数の操作部材と前記操作部の下方に設けられた処置具挿通部との間に配設されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の内視鏡。
  6. 前記切替え部は、前記複数の操作部材の1つである吸引バルブと前記処置具挿通部を結ぶ略直線上、且つ前記吸引バルブと前記処置具挿通部との間の湾曲方向における上方向側に配置されることを特徴とする請求項5に記載の内視鏡。
  7. 前記操作部内において、前記牽引弛緩部材が挿通する保護部材を備えていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の内視鏡。
JP2015555333A 2014-09-16 2015-05-08 内視鏡 Active JP5877288B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015555333A JP5877288B1 (ja) 2014-09-16 2015-05-08 内視鏡

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014188042 2014-09-16
JP2014188042 2014-09-16
JP2015555333A JP5877288B1 (ja) 2014-09-16 2015-05-08 内視鏡
PCT/JP2015/063306 WO2016042833A1 (ja) 2014-09-16 2015-05-08 内視鏡

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5877288B1 JP5877288B1 (ja) 2016-03-02
JPWO2016042833A1 true JPWO2016042833A1 (ja) 2017-04-27

Family

ID=55434777

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015555333A Active JP5877288B1 (ja) 2014-09-16 2015-05-08 内視鏡

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5877288B1 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005124632A (ja) * 2003-10-21 2005-05-19 Olympus Corp 内視鏡
JPWO2006028019A1 (ja) * 2004-09-07 2008-05-08 オリンパス株式会社 内視鏡
JP2006055659A (ja) * 2005-10-21 2006-03-02 Olympus Corp 内視鏡
JP2012081010A (ja) * 2010-10-08 2012-04-26 Fujifilm Corp 内視鏡及び硬度調整装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5877288B1 (ja) 2016-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5930255B2 (ja) 内視鏡
JP6173650B1 (ja) 内視鏡
US11311180B2 (en) Endoscope configured to change a length of a bendable part
US10136800B2 (en) Bending operation device and endoscope
WO2012173082A1 (ja) 内視鏡
JP6235147B2 (ja) 内視鏡ツールの位置ホルダ
JP5933872B1 (ja) 内視鏡
WO2016042833A1 (ja) 内視鏡
JP6153696B1 (ja) 内視鏡
JP2019509090A (ja) 内視鏡器具
CN106659363A (zh) 内窥镜操作部和内窥镜
JP5877288B1 (ja) 内視鏡
JPWO2018029916A1 (ja) 内視鏡及び内視鏡の製造方法
JP2005124632A (ja) 内視鏡
US10918266B2 (en) Endoscope
WO2016035393A1 (ja) 内視鏡
JP6689589B2 (ja) 内視鏡
JPWO2019087509A1 (ja) 医療デバイス
US11337591B2 (en) Endoscope
JP6854932B2 (ja) 内視鏡
JP2010252842A (ja) 内視鏡の湾曲装置
JP2011072413A (ja) ガイドチューブ、該ガイドチューブを具備する内視鏡装置
JP3776816B2 (ja) 内視鏡
US20210353131A1 (en) Endoscope
JP5829363B2 (ja) 導入装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20151216

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160125

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5877288

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250