JPWO2016027618A1 - 管理装置、管理方法、及び、プログラム - Google Patents

管理装置、管理方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

時刻別の出力電力を示した第1の発電手段での発電スケジュールを取得するスケジュール取得部(11)と、第1の発電手段における必要出力電力の変更内容を示す変更情報を取得する変更情報取得部(12)と、変更情報取得部(12)が変更情報を取得した場合、複数の蓄電池の空き容量を示す蓄電池情報を取得する蓄電池情報取得部(13)と、変更情報と蓄電池情報とに基づいて、発電スケジュールを修正する修正部(14)とを有する管理装置(10)。

Description

本発明は、管理装置、管理方法、及び、プログラムに関する。
近年、太陽光エネルギー、風力等の自然エネルギーを利用した発電がなされている。このような自然エネルギーを利用した発電の場合、天候等により出来高が左右されてしまうため、出来高の制御性がよくないという問題がある。そこで、電力の安定供給のため、このような自然エネルギーを利用した発電と、出来高の制御性がよい第1の発電手段(例:火力発電等)とを併用することが考えられる。
このように、自然エネルギーを利用した発電と、第1の発電手段とを併用する場合、第1の発電手段における発電スケジュール(単位期間(例:1日、半日)における時刻別の発電電力)は、例えば、以下のようにして決定することができる。まず、自然エネルギーを利用した発電における発電予測(単位期間における時刻別の発電電力予測)と、消費予測(単位期間における時刻別の消費電力予測)とに基づいて、第1の発電手段における必要出力電力(単位期間における時刻別の必要電力)を算出する。そして、この時刻別の必要出力電力を、第1の発電手段における発電スケジュールとする。
ところで、第1の発電手段における発電スケジュールは所定の単位期間ごとに、前もって生成することができる。例えば、発電スケジュールは1日単位で、前日の所定時刻までに生成される。この場合、発電スケジュールは前日の所定時刻より前において予測された当日の発電予測や消費予測(まとめて、「当初予測」という)に基づいて生成される。かかる場合、当初予測と、当日の自然エネルギーの発電電力実績や消費電力の実績との間に乖離が生じる場合がある。このような乖離が生じた場合、第1の発電手段における発電スケジュールを当日に変更する必要がある。
本発明に関連する技術が、特許文献1乃至3に開示されている。
特許文献1には、発電ロスを低減するための制御装置が開示されている。当該制御装置は、複数のユーザサイトのそれぞれでの電力の使用量の予測値を演算し、その予測値を複数のユーザサイトに亘って合計して合計予測値とする予測部と、複数のユーザサイトに対して実際に供給される予定の電力量を取得する供給電力取得部と、複数のユーザサイトのうち自家発電によって充電される蓄電装置を備えたユーザサイトに対して、供給電力取得部によって取得された電力量と合計予測値との差が所定のしきい値よりも小さくなる逼迫期間において蓄電装置を放電させるための情報を送信する指令送信部と、を備える。
特許文献2には、大規模な電力貯蔵装置を必要としない需給制御を実現するための需給バランス制御装置が開示されている。当該需給バランス制御装置は、所定期間において需要家毎に必要とされる電力需要予測量を計算する。そして、計算した電力需要予測量に対する信頼値を需要家毎に算出する。また、需給バランス制御装置は、所定期間において電力系統から供給されると予測される電力供給予測量を発電手段別に計算する。そして、計算した電力供給予測量に対する信頼値を発電手段毎に算出する。その後、需給バランス制御装置は、電力需要予測量を信頼値に応じた重みで重み付け合計した第1重み付け合計と、電力供給予測量を信頼値に応じた重みで重み付け合計した第2重み付け合計との差分に基づき、需給余裕度を求める。そして、需給余裕度に基づき、所定期間における需要家内の制御可能需要機器の電力使用制御を計画する。
特許文献3には、太陽光パネルなど家庭用分散電源の発電によって、一般家庭からの余剰電力が発生する時間帯においても、低圧配電線の電圧を基準値以内に保てるようにするための電力需要管理装置が開示されている。当該電力需要管理装置は、複数の施設から生じた過去の余剰電力に関する余剰電力情報を取得して、取得した余剰電力情報に基づいて余剰電力を予測する余剰電力予測部と、予測された余剰電力に基づき、蓄電依頼量と蓄電依頼時間とを含む蓄電依頼情報を施設に送信する送信部とを備える。
特開2012−95455号公報 特開2012−60789号公報 特開2011−211820号公報
当初予測と当日の自然エネルギーの発電電力実績や消費電力の実績との間に乖離が生じた場合、新たな予測(発電予測、消費予測)に基づいて発電スケジュールを修正することになるが、不安定な状態下においては、新たな予測と実績との間にもさらに乖離が生じる可能性がある。
また、発電施設の出力調整(出力変化率等)には限界があるため、急激に出力値を変化させることはできない。このため、電力の安定供給を実現するためには、できるだけ早いタイミングで第1の発電手段における出力電力を当初予定より増加させ、できるだけ前もって各タイミングにおける必要出力電力に到達させるのが好ましい。
しかし、新たな予測に基づく発電量の実績と、その時点の消費量の実績との間で、発電量が大きく上回るような乖離が生じてしまった場合、多くの余剰電力が発生してしまう。電力の需給バランスを合わせるためには発生した余剰電力を破棄する必要があり、発電効率が低下してしまうという問題があった。
本発明は、上記の課題を解決する管理装置、管理方法及びプログラムを提供することを提供することを目的とする。
本発明によれば、
時刻別の出力電力を示した第1の発電手段での発電スケジュールを取得するスケジュール取得手段と、
前記第1の発電手段における必要出力電力の変更内容を示す変更情報を取得する変更情報取得手段と、
前記変更情報取得手段が前記変更情報を取得した場合、複数の蓄電池の空き容量を示す蓄電池情報を取得する蓄電池情報取得手段と、
前記変更情報と前記蓄電池情報とに基づいて、前記発電スケジュールを修正する修正手段と、
を有する管理装置が提供される。
また、本発明によれば、
コンピュータが、
時刻別の出力電力を示した第1の発電手段での発電スケジュールを取得するスケジュール取得工程と、
前記第1の発電手段における必要出力電力の変更内容を示す変更情報を取得する変更情報取得工程と、
前記変更情報取得工程で前記変更情報を取得した場合、複数の蓄電池の空き容量を示す蓄電池情報を取得する蓄電池情報取得工程と、
前記変更情報と前記蓄電池情報とに基づいて、前記発電スケジュールを修正する修正工程と、
を実行する管理方法が提供される。
また、本発明によれば、
コンピュータを、
時刻別の出力電力を示した第1の発電手段での発電スケジュールを取得するスケジュール取得手段、
前記第1の発電手段における必要出力電力の変更内容を示す変更情報を取得する変更情報取得手段、
前記変更情報取得手段が前記変更情報を取得した場合、複数の蓄電池の空き容量を示す蓄電池情報を取得する蓄電池情報取得手段、
前記変更情報と前記蓄電池情報とに基づいて、前記発電スケジュールを修正する修正手段、
として機能させるためのプログラムが提供される。
本発明によれば、発電効率の高い管理装置、管理方法及びプログラムが実現される。
上述した目的、およびその他の目的、特徴および利点は、以下に述べる好適な実施の形態、およびそれに付随する以下の図面によってさらに明らかになる。
本実施形態の装置のハードウエア構成の一例を概念的に示す図である。 本実施形態の管理装置の機能ブロック図の一例を示す図である。 本実施形態の発電スケジュールの一例を模式的に示す図である。 本実施形態の発電予測の一例を模式的に示す図である。 本実施形態の消費予測の一例を模式的に示す図である。 本実施形態の発電スケジュール及び変更情報の一例を模式的に示す図である。 本実施形態の管理装置の適用例の一例を示す概念図である。 本実施形態の管理装置の適用例の一例を示す概念図である。 本実施形態の管理装置の機能ブロック図の一例を示す図である。 本実施形態の管理装置10の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本実施形態の管理装置の機能ブロック図の一例を示す図である。 本実施形態の発電スケジュールを修正する処理の一例を説明するための模式図である。 本実施形態の発電スケジュールを修正する処理の一例を説明するための模式図である。 本実施形態の発電スケジュールを修正する処理の一例を説明するための模式図である。
まず、本実施形態の装置のハードウエア構成の一例について説明する。本実施形態の装置が備える各部は、任意のコンピュータのCPU(Central Processing Unit)、メモリ、メモリにロードされたプログラム(あらかじめ装置を出荷する段階からメモリ内に格納されているプログラムのほか、CD(Compact Disc)等の記憶媒体やインターネット上のサーバ等からダウンロードされたプログラムも含む)、そのプログラムを格納するハードディスク等の記憶ユニット、ネットワーク接続用インタフェイスを中心にハードウエアとソフトウエアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。
図1は、本実施形態の装置のハードウエア構成の一例を概念的に示す図である。図示するように、本実施形態の装置は、例えば、バス10Aで相互に接続されるCPU1A、RAM(Random Access Memory)2A、ROM(Read Only Memory)3A、表示制御部4A、ディスプレイ5A、操作受付部6A、操作部7A、通信部8A、補助記憶装置9A等を有する。なお、図示しないが、その他、外部機器と有線で接続される入出力インタフェイス、マイク、スピーカ等の他の要素を備えてもよい。
CPU1Aは各要素とともに装置のコンピュータ全体を制御する。ROM3Aは、コンピュータを動作させるためのプログラムや各種アプリケーションプログラム、それらのプログラムが動作する際に使用する各種設定データなどを記憶する領域を含む。RAM2Aは、プログラムが動作するための作業領域など一時的にデータを記憶する領域を含む。補助記憶装置9Aは、例えばHDD(Hard Disc Drive)であり、大容量のデータを記憶可能である。
ディスプレイ5Aは、例えば、表示装置(LED(Light Emitting Diode)表示器、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等)である。ディスプレイ5Aは、タッチパッドと一体になったタッチパネルディスプレイであってもよい。表示制御部4Aは、VRAM(Video RAM)に記憶されたデータを読み出し、読み出したデータに対して所定の処理を施した後、ディスプレイ5Aに送って各種画面表示を行う。操作受付部6Aは、操作部7Aを介して各種操作を受付ける。操作部7Aは、操作キー、操作ボタン、スイッチ、ジョグダイヤル、タッチパネルディスプレイ、キーボードなどを含む。通信部8Aは、有線及び/又は無線で、インターネット、LAN(Local Area Network)等のネットワークに接続し、他の電子機器と通信する。
以下、本実施の形態について説明する。なお、以下の実施形態の説明において利用する機能ブロック図は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。これらの図においては、各装置は1つの機器により実現されるよう記載されているが、その実現手段はこれに限定されない。すなわち、物理的に分かれた構成であっても、論理的に分かれた構成であっても構わない。なお、同一の構成要素には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
<第1の実施形態>
本実施形態の管理装置は、出来高の制御性がよい第1の発電手段における必要出力電力が変化した場合に、第1の発電手段における発電スケジュールを修正するための新たな構成を備える。
具体的には、管理装置は、第1の発電手段の所定期間における発電スケジュールが生成された後、当該所定期間において第1の発電手段における必要出力電力の変更内容を示す変更情報を取得すると、複数の蓄電池の空き容量を示す蓄電池情報を取得する。そして、変更情報と蓄電池情報とに基づいて、第1の発電手段の発電スケジュールを修正する。
例えば、第1の発電手段の発電量を当初予定より増加させる必要があり、かつ、蓄電池の空き容量が所定値以上である場合、管理装置は、できるだけ早いタイミングで第1の発電手段における出力電力を当初予定より増加させ、できるだけ前もって各タイミングにおける必要出力電力に到達させるように発電スケジュールを修正する。これにより、電力の安定供給が実現できる。なお、この場合、多くの余剰電力が発生し得るが、その余剰電力は空き容量が所定値以上である蓄電池に充電させることができる。このため、余剰電力を破棄するという不都合を回避できる。
このような本実施形態の管理装置によれば、例えば、出来高の制御性がよい第1の発電手段と、出来高の制御性がよくない第2の発電手段とを併用する発電において、第2の発電手段の発電予測が当初予測から変更されたり、また、消費予測が当初予測から変更されたりすることにより、第1の発電手段における必要出力電力が変化した場合に、第1の発電手段における発電スケジュールを適切に修正することができる。なお、第1の発電手段と蓄電池は系統(配電網)を介して電気的に接続しており、第1の発電手段の出力電力は蓄電池に供給される。
図2に、本実施形態の管理装置10の機能ブロック図の一例を示す。図示するように、管理装置10は、スケジュール取得部11と、変更情報取得部12と、蓄電池情報取得部13と、修正部14とを有する。
スケジュール取得部11は、時刻別の出力電力を示した第1の発電手段での発電スケジュールを取得する。第1の発電手段は、出来高の制御性がよい発電手段であり、例えば火力発電等が該当する。発電スケジュールは、1つの第1の発電手段の出力電力を示した発電スケジュールであってもよいし、複数の第1の発電手段の総出力電力を示した発電スケジュールであってもよい。
図3に、発電スケジュールの一例を模式的に示す。図示する例では、横軸に時刻をとり、縦軸に電力を取ったグラフで発電スケジュール(必要出力電力)が示されている。発電スケジュールは、単位期間(例:1日、半日)ごとに、前もって(例:前日の所定時刻まで)生成される。
以下、発電スケジュールの生成例を示す。例えば、発電スケジュールは、図4に示すような、出来高の制御性がよくない第2の発電手段の時刻別の予測出力電力を示した発電予測と、図5に示すような、時刻別の予測消費電力を示した消費予測とに基づいて、生成される。第2の発電手段は、例えば、太陽光エネルギー、風力等の自然エネルギーを利用した発電である。例えば、消費予測から第2の発電手段の発電予測を引くことで、第1の発電手段における必要出力電力が求まる。そして、このように算出された必要出力電力が、第1の発電手段の発電スケジュールとなる。
なお、第2の発電手段の時刻別の予測出力電力を示した発電予測を生成する手段は特段制限されず、任意の技術を利用できる。例えば、天気予報等、発電量に影響し得る因子や、各因子に対応付けた過去実績等の情報を利用した任意のアルゴリズムで、発電量予測が生成されてもよい。同様に、時刻別の予測消費電力を示した消費予測を生成する手段は特段制限されず、任意の技術を利用できる。例えば、天気予報、温度、湿度等、電力消費量に影響し得る因子や、各因子に対応付けた過去実績等の情報を利用した任意のアルゴリズムで、消費予測が生成されてもよい。
変更情報取得部12は、発電スケジュール生成後に、第1の発電手段における必要出力電力の変更内容を示す変更情報を取得する。変更情報は、変更後の時刻別の必要出力電力を示す情報であってもよい。なお、変更情報は、発電スケジュールの単位期間(例:1日、半日)の中の一部期間の時刻別の必要出力電力を示す情報であってもよい。
図6に、スケジュール取得部11が取得した発電スケジュールに、変更情報取得部12が取得した変更情報を重ねて表示した例を示す。図示する変更前発電スケジュールは、図3に示す発電スケジュールに対応するデータである。図示する例の場合、変更情報取得部12が取得した変更情報により、AのタイミングからBのタイミングまでの変更後の時刻別の必要出力電力が示されている。
図2に戻り、蓄電池情報取得部13は、変更情報取得部12が変更情報を取得した場合、複数の蓄電池の空き容量を示す蓄電池情報を取得する。蓄電池は、一般家庭や企業等の需要家が自分達で使用するために自分達で管理している蓄電池であってもよい。
例えば、予め、複数の蓄電池が管理装置10に登録されている。そして、例えば図7に示すように、管理装置10と登録されている複数の蓄電池20とは、インターネット等のネットワーク40を介して互いに通信可能に構成されている。そして、管理装置10は、変更情報取得部12が変更情報を取得した場合、それに応じて複数の蓄電池20から空き容量を示す情報を取得する。そして、それらの情報に基づき複数の蓄電池20の空き容量を足し合わせることで、蓄電池情報取得部13は、複数の蓄電池20の空き容量を示す蓄電池情報を取得する。
その他の例として、管理装置10は、変更情報取得部12による変更情報の取得の有無に関係なく、所定のタイミング毎に複数の蓄電池20から空き容量を示す情報を取得し、管理しておいてもよい。そして、変更情報取得部12が変更情報を取得すると、蓄電池情報取得部13は、それに応じて管理装置10が管理している最新の情報に基づき、複数の蓄電池20の空き容量を求めてもよい。
その他の例として、図8に示すように、複数の蓄電池20はグループ化され、グループ毎に蓄電池20の状態を監視する監視装置30が設けられていてもよい。そして、管理装置10は、所定のタイミングで各監視装置30に蓄電池20の空き容量を示す情報をリクエストし、各監視装置30から当該情報を取得してもよい。そして、変更情報取得部12は、複数の監視装置30から取得した情報に基づいて、複数の蓄電池20の空き容量を求めてもよい。監視装置30は、管理装置10からのリクエストに応じて複数の蓄電池20に空き容量を示す情報をリクエストして取得してもよい。または、監視装置30は、管理装置10からの上記リクエストの有無に関係なく、所定のタイミング毎に複数の蓄電池20から空き容量を示す情報を取得し、管理しておいてもよい。そして、管理装置10から上記リクエストを取得すると、それに応じて管理している最新の情報に基づき複数の蓄電池20の空き容量を求め、管理装置10に返信してもよい。
修正部14は、変更情報取得部12が取得した変更情報と、蓄電池情報取得部13が取得した蓄電池情報とに基づいて、スケジュール取得部11が取得した発電スケジュールを修正する。
例えば、第1の発電手段の発電量を当初予定より増加させる必要があり、かつ、蓄電池20の空き容量が所定値以上である場合、修正部14は、できるだけ早いタイミングで第1の発電手段における出力電力を当初予定より増加させ、できるだけ前もって各タイミングにおける必要出力電力に到達させるように発電スケジュールを修正することができる。これにより、変更後の必要出力電力がさらに増加する方向に変更するような事態が発生しても、電力の安定供給を実現できる可能性が高まる。なお、この場合、多くの余剰電力が発生し得るが、その余剰電力は空き容量が所定位置以上である蓄電池20に充電させることができる。このため、余剰電力を破棄するという不都合を回避できる。なお、上記所定値は、例えば、第1の発電手段における出力変化率と変更後出力電力の増加率とを考慮して適宜決定できる。
このような修正を実現するため、修正部14は、複数の蓄電池20の空き容量に応じて、発電スケジュールを修正後の発電スケジュールに切り替えるタイミングを決定してもよい。
また、修正部14は、変更情報に基づいた第1のタイミングでの必要出力電力であるPr1が、変更前の発電スケジュールにおける第1のタイミングでの出力電力であるPr0よりも大きく、かつ、蓄電池情報に基づいた複数の蓄電池の空き容量が所定値以上である場合、第1のタイミングよりも所定時間t前に出力電力がPr1以上となるように、発電スケジュールを修正してもよい。なお、修正部14は、複数の蓄電池20の空き容量に応じて、所定時間tを決定してもよい。
また、修正部14は、Pr1がPr0よりも大きく、かつ、蓄電池情報に基づいた複数の蓄電池20の空き容量が所定値よりも小さい場合は、第1のタイミングよりも所定時間t(0≦t<t)前に出力電力がPr1以上となるように、発電スケジュールを修正してもよい。
以下、このような修正部14による修正について詳細に説明する。
修正部14は、第1の発電手段で対応可能な発電量の変化率(出力変化率)の最大値を保持している。そして、修正部14は、変更後必要出力電力を示す情報を取得すると、変更後必要出力電力における電力増加率と、出力変化率の最大値とを比較する。どの時間帯においても(変更後必要出力電力の電力増加率)≦(出力変化率の最大値)の関係が成り立つ場合、第1の発電手段の出力調整により必要電力を確保できる。この場合、修正部14は、変更後必要出力をそのまま変更後の発電スケジュールとして採用することができる。
例えば、変更前発電スケジュールと、変更後必要出力電力(時刻Aから時刻Bまで)とが、図12に示すような関係であるとする。図12は、図6と同様なグラフの一部を表示したものである。図12の例の場合、いずれの時間帯においても、(変更後必要出力電力の電力増加率)≦(出力変化率の最大値)の関係が成り立つ。そこで、図12の例の場合、修正部14は、時刻Aまでは変更前発電スケジュール、時刻Aから時刻Bまでは変更後必要出力電力、時刻B以降は変更前発電スケジュールを採用した発電スケジュールを生成する。
一方、いずれかの時間帯において、(変更後必要出力電力の電力増加率)≦(出力変化率の最大値)の関係が成り立たない場合、その時間帯においては、第1の発電手段の出力調整により必要電力を確保できない。この場合、修正部14は、蓄電池情報取得部13が取得した蓄電池情報に基づいて、発電スケジュールを修正する。
例えば、変更前の発電スケジュールよりも発電量を増加させる必要があり、かつ、蓄電池情報に基づいた複数の蓄電池の空き容量が所定値より小である場合、修正部14は、余剰電力を極力発生させず、かつ、いずれの時間帯においても(変更後必要出力電力)≦(変更後発電スケジュール)の関係が成り立つように、修正後発電スケジュールを生成する。
例えば、変更前発電スケジュールと、変更後必要出力電力(時刻Aから時刻Bまで)とが、図13に示すような関係であるとする。当該例の場合、時刻Aから時刻Dまでの時間帯は、(変更後必要出力電力の電力増加率)≦(出力変化率の最大値)の関係が成り立たない。
図13の例の変更後発電スケジュールを参照すれば、修正部14は、最大の出力変化率(最大よりもわずかに小さい値でもよい。)で出力値を増加させ、(変更後必要出力電力の電力増加率)≦(出力変化率の最大値)の関係が成り立たない時間帯における必要電力が最大値となる時刻Dの時に出力電力が必要電力となるように、時刻Cから時刻Dまでの変更後スケジュールを生成している。そして、修正部14は、時刻Cまでは変更前発電スケジュール、時刻Cから時刻Dまでは上述のようにして決定した変更後スケジュール、時刻Dから時刻Bまでは変更後必要出力電力、時刻B以降は変更前発電スケジュールを採用した発電スケジュールを生成することができる。この場合、図示する塗りつぶし部分が余剰電力となる。時刻Cは、変更前発電スケジュール、時刻D及びその時点における必要電力、及び、出力変化率の最大値に基づいて一意に決まる。
一方、変更前の発電スケジュールよりも発電量を増加させる必要があり、かつ、蓄電池情報に基づいた複数の蓄電池の空き容量が所定値以上である場合、修正部14は、早いタイミングで第1の発電手段における出力電力を当初予定より増加させ、前もって各タイミングにおける必要出力電力に到達させるように発電スケジュールを修正する。
例えば、変更前発電スケジュールと、変更後必要出力電力(時刻Aから時刻Bまで)が、図14に示すような関係であるとする。当該例の場合、時刻Aから時刻Dまでの時間帯は、(変更後必要出力電力の電力増加率)≦(出力変化率の最大値)の関係が成り立たない。
図14の例の変更後発電スケジュールを参照すれば、修正部14は、任意のタイミング(第1のタイミング)における変更後の必要出力電力であるPr1に、当該タイミングよりも所定時間t以上前に出力電力が到達するように、時刻Cから時刻E(電力ピーク時)までの変更後スケジュールを生成している。そして、修正部14は、時刻Cまでは変更前発電スケジュール、時刻Cから時刻Eまでは上述のようにして決定した変更後スケジュール、時刻Eから時刻Bまでは変更後必要出力電力、時刻B以降は変更前発電スケジュールを採用した発電スケジュールを生成する。この場合、図示する塗りつぶし部分が余剰電力となる。
なお、時刻Cから時刻Eまでの間の電力増加量、発電スケジュールを修正後の発電スケジュールに切り替えるタイミング(時刻C)、及び、上記所定時間tは、蓄電池の空き容量に応じて決定してもよい。例えば、空き容量が多いほど、時刻Cから時刻Eまでの間の電力増加量を小さくし、発電スケジュールを修正後の発電スケジュールに切り替えるタイミング(時刻C)を早め、上記所定時間tを大きくしてもよい。このようにすれば、第1の発電手段の負荷を軽減できて好ましい。また、時刻Cから時刻Eまでの間の電力増加量は一定であってもよいし、徐々に大きくなるように変化させてもよい。また、上記所定時間tは、任意のタイミング毎に異なる値であってもよい。
ここで、図13に示すtmと、図14に示すtとを比較する。tm及びtは、任意のタイミング(第1のタイミング)における変更後の必要出力電力であるPr1に当該タイミングよりもどれだけ前に到達するかを示す値である。本実施形態の場合、図13及び図14に示す通り、tm<tの関係が成り立つ。なお、時刻Dにおいては、tm=0となっている。このように、本実施形態の場合、0≦tm<tの関係が成り立つ。
なお、修正部14は、変更後発電スケジュールの各時刻における発電量が、変更後必要出力電力を下回らないようにスケジュールを修正する。
以上説明した本実施形態によれば、出来高の制御性がよい第1の発電手段における必要出力電力が変化した場合に、第1の発電手段における発電スケジュールを修正するための新たな技術が実現される。
具体的には、本実施形態によれば、発電スケジュール生成後に第1の発電手段における必要出力電力の変更内容を示す変更情報を取得すると、その時点における複数の蓄電池の空き容量を確認し、変更情報と空き容量とに基づいて、第1の発電手段の発電スケジュールを修正することができる。例えば、蓄電池の空き容量が十分にある場合は、第1の発電手段の出力電力を早目に高めることで、電力の安定供給を実現することができる。なお、この場合、多くの余剰電力が発生し得るが、その余剰電力は十分な空き容量を有する蓄電池に充電することができるので、多くの余剰電力を破棄してしまうという不都合を回避することができる。
また、本実施形態によれば、蓄電池の空き容量の程度に応じて、「第1の発電手段の出力をどの程度早目に高めるか」を決定することができる。例えば、空き容量が大きいほど、第1の発電手段の出力を早目に高めることができる。このように、蓄電池の空き容量に応じて、どの程度早く第1の発電手段の出力を高めるかを決定することができるので、第1の発電手段の出力を早く高めすぎて、蓄電池に充電しきれなくなるという不都合等の発生を軽減することができる。
また、本実施形態によれば、蓄電池の空き容量が大きいほど、発電スケジュールを修正後の発電スケジュールに切り替えるタイミング(図13及び図14の時刻C)を早くできる。この場合、第1の発電手段の発電量を急に変化させなくてもよいため(発電量の変化率を小さくできる)、第1の発電手段(例:火力発電)への負荷を小さくすることができる。
<第2の実施形態>
本実施形態の管理装置10は、第1のタイミングよりもt前に出力電力がPr1以上となるように発電スケジュールを修正した場合、蓄電池20に充電を促すリクエストを出力する点で、第1の実施形態と異なる。第1のタイミングよりもt前に出力電力がPr1以上となるように発電スケジュールを修正した場合、多くの余剰電力が発生し得る。そこで、管理装置10は、上記修正に応じて蓄電池20に充電を促すリクエストを出力することで、余剰電力を充電するための場所を確保する。結果、余剰電力が発生した場合であっても、それを、予め確保した場所(蓄電池20)に充電することで、破棄する不都合を回避できる。
図9に、本実施形態の管理装置10に機能ブロック図の一例を示す。図示するように、管理装置10は、スケジュール取得部11と、変更情報取得部12と、蓄電池情報取得部13と、修正部14と、リクエスト出力部15とを有する。スケジュール取得部11、変更情報取得部12、蓄電池情報取得部13及び修正部14の構成は、第1の実施形態と同様であるので、ここでの説明は省略する。
リクエスト出力部15は、修正部14が第1のタイミングよりもt前に出力電力がPr1以上となるように発電スケジュールを修正した場合、蓄電池20への充電を促すリクエストを出力する。
上記リクエストは、蓄電池20に向けて送信されてもよいし、蓄電池20を管理するユーザのメールアドレス向けに送信されてもよい。ユーザは、任意の端末を用いて、当該リクエストの内容を確認することができる。
リクエストの内容は、少なくとも、所定の期間内(余剰電力が発生し得ると考えられる期間)に電力系統から電力を受電し、蓄電池20に充電させる要求を含む。なお、当該リクエストに応じて当該期間内に蓄電池20に電力を充電させる場合は電力料金を下げること、及び、下げた後の料金を示す情報がさらに含まれてもよい。このようなオファーにより、蓄電池20への充電促進が期待される。
なお、リクエスト出力部15は、修正部14が第1のタイミングよりもt前に出力電力がPr1以上となるように発電スケジュールを修正した場合は、上記リクエストを出力しなくてもよい。また、リクエスト出力部15は、図12に示す例のように、変更後必要出力をそのまま変更後の発電スケジュールとして採用した場合、上記リクエストを出力しなくてもよい。
ここで、図10のフローチャートを用いて、本実施形態の管理装置10の処理の流れの一例を説明する。
まず、スケジュール取得部11が所定の期間に対応した第1の発電手段での発電スケジュールを取得した後、変更情報取得部12は、第1の発電手段における必要出力電力の変更内容を示す変更情報の取得待ち状態となる。変更情報取得部12は、変更情報を取得しない間(S11のNo)、当該待ち状態を継続する。一方、変更情報取得部12が変更情報を取得すると(S11のYes)、S12に進む。
なお、管理装置10は、変更情報を取得した後、いずれの時間帯においても(変更後必要出力電力の電力増加率)≦(出力変化率の最大値)の関係が成り立つか判断してもよい。そして、いずれの時間帯においても(変更後必要出力電力の電力増加率)≦(出力変化率の最大値)の関係が成り立つ場合、S12に進まず、変更情報で特定される変更後必要電力をそのまま採用した変更後発電スケジュールを生成し、処理を終了してもよい。生成処理は、第1の実施形態で図12を用いて説明した通りであるので、ここでの説明は省略する。そして、いずれの時間帯において(変更後必要出力電力の電力増加率)≦(出力変化率の最大値)の関係が成り立たない場合、S12に進んでもよい。
S12では、蓄電池情報取得部13は、複数の蓄電池20の空き容量を示す蓄電池情報を取得する。例えば、蓄電池情報取得部13は、変更情報に基づいた第1のタイミングでの必要出力電力であるPr1が、変更前の発電スケジュールにおける第1のタイミングでの出力電力であるPr0よりも大きい場合、すなわち、第1の発電手段の出力電力を増やす方向に発電スケジュールを変更する必要がある場合に、蓄電池情報を取得してもよい。
その後、修正部14は、蓄電情報に基づいて特定される複数の蓄電池20の空き容量が所定値以上である場合(S13のYes)、第1のタイミングよりも所定時間t前に出力電力がPr1以上となるように、発電スケジュールを修正する(S14)。その後、リクエスト出力部15が、蓄電池20への充電を促すリクエストを、所定の宛先に向けて出力し(S13)、処理を終了する。なお、S13のリクエスト送信後、管理装置10は、ユーザから、リクエストに応じる旨の回答を受信してもよい。そして、当該回答を受信したユーザを、電力料金引き下げ対象として登録してもよい。ユーザは、任意の端末を用いて、リクエストへの回答を管理装置10に送信することができる。
一方、修正部14は、蓄電情報に基づいて特定される複数の蓄電池20の空き容量が所定値以上でない場合(S13のNo)、第1のタイミングよりも所定時間t(t<t)前に出力電力がPr1以上となるように、発電スケジュールを修正する(S16)。そして、処理を終了する。
以上説明した本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の作用効果を実現することができる。また、本実施形態によれば、多くの余剰電力が発生する可能性がある態様で、第1の発電手段の発電スケジュールを修正する場合、蓄電池20への充電を促すリクエストを出力することができる。これにより、発生した余剰電力を蓄電池20に充電させる処理の実現を促進することができる。また、リクエストの中に、電力料金の値下げ等のオファーを含めることで、蓄電池20への充電をより促進させることが期待される。
<第3の実施形態>
本実施形態の管理装置10は、第2の発電手段の時刻別の予測出力電力を示した発電予測と、時刻別の予測消費電力を示した消費予測とに基づいて、第1の発電手段及び第2の発電手段による総出力電力が、予測消費電力を下回らない条件を満たすように決定された第1の発電手段の発電スケジュールを取得する。そして、管理装置10は、このような発電スケジュールが生成された後に、変更された第2の発電手段の発電予測、及び、変更された消費予測の少なくとも一方を取得した場合、取得した情報に基づいて、上記条件を満たすように変更情報(変更後の時刻別の必要出力電力を示す情報)を生成する。本実施形態の管理装置10は、当該点で第1及び第2の実施形態と異なる。
本実施形態の管理装置10に機能ブロック図の一例は、第1及び第2の実施形態と同様、図2や図9で示される。スケジュール取得部11、蓄電池情報取得部13、修正部14及びリクエスト出力部15の構成は、第1及び第2の実施形態と同様である。
変更情報取得部12は、第2の発電手段の発電予測及び消費予測に基づいて発電スケジュールが生成された後に、変更された第2の発電手段の発電予測、及び、変更された消費予測の少なくとも一方を取得した場合、取得した情報に基づいて、以下の条件を満たすように変更情報を生成する。
条件:第1の発電手段及び第2の発電手段による総出力電力が、予測消費電力を下回らない。
なお、スケジュール取得部11が取得する第1の発電手段の発電スケジュールは、当該条件を満たすように決定されている。
変更された第2の発電手段の発電予測は、発電スケジュールの単位期間(例:1日、半日)の中の一部期間の時刻別の発電予測を示す情報であってもよい。また、変更された消費予測は、発電スケジュールの単位期間(例:1日、半日)の中の一部期間の時刻別の消費予測を示す情報であってもよい。
発電予測及び消費予測は、実績と異なる可能性がある。また、予測と実績との乖離が大きくなる可能性もある。このように、実績と予測とが異なる場合、その後も当該状態が維持される可能性がある。そして、当該乖離が蓄積していくことで、大きく膨らむ可能性もある。そこで、ある時点までの乖離の程度等に基づいて、それ以降の第2の発電手段の発電予測や消費予測を変更し、変更後の予測に基づいて第1の発電手段の発電スケジュールを変更することが好ましい。また、当初想定していなかった事象の発生により、第2の発電手段の発電予測や消費予測が、当初予測よりも乖離する事態が発生し得る。このような場合も、当該事象が発生することを検知した時点で、以降の第2の発電手段の発電予測や消費予測を変更し、変更後の予測に基づいて第1の発電手段の発電スケジュールを変更することが好ましい。
そこで、変更情報取得部12は、第2の発電手段の発電予測及び消費予測に基づいて発電スケジュールが生成された後に、変更された第2の発電手段の発電予測、及び、変更された消費予測の少なくとも一方を取得した場合、取得した情報に基づいて、上記条件を満たすように変更情報(変更後の時刻別の必要出力電力を示す情報)を生成する。そして、修正部14は、このように生成された変更情報に基づいて、第1の発電手段の発電スケジュールを修正する。
以上説明した本実施形態によれば、第1及び第2の実施形態と同様の作用効果を実現することができる。また、本実施形態によれば、発電予測や消費予測の変更に応じて、第1の発電手段の発電スケジュールを適切に修正することができる。結果、電力の安定供給を実現できる。
<第4の実施形態>
本実施形態の管理装置10は、第1の発電手段の発電スケジュールの変更可能性を示す変更可能性情報を取得する。そして、第1の発電手段の発電スケジュールを変更する可能性が所定レベルより高い場合、当該発電スケジュールの期間中、空き容量を大きくする方向に複数の蓄電池20を制御する。本実施形態の管理装置10は、当該点で第1乃至第3の実施形態と異なる。
図11に、本実施形態の管理装置10の機能ブロック図の一例を示す。図示するように、管理装置10は、スケジュール取得部11と、変更情報取得部12と、蓄電池情報取得部13と、修正部14と、変更可能性情報取得部16と、蓄電池制御部17とを有する。本実施形態の管理装置10は、さらにリクエスト出力部15を有してもよい。スケジュール取得部11、変更情報取得部12、蓄電池情報取得部13、修正部14及びリクエスト出力部15の構成は、第1乃至第3の実施形態と同様であるので、ここでの説明は省略する。
変更可能性情報取得部16は、第1の発電手段の発電スケジュールの変更可能性を示す変更可能性情報を取得する。例えば、第1の発電手段の発電スケジュールを管理するユーザが、当日の天気予報や当日のイベント等に基づいて、第2の発電手段による発電予測や、消費予測の精度を検討し、検討結果に基づいて、発電スケジュールの変更可能性を決定してもよい。そして、決定した変更可能性を、変更可能性情報取得部16に入力してもよい。変更可能性は、例えば百分率で示してもよいし、5段階評価等で示してもよい。
蓄電池制御部17は、変更可能性情報取得部16が取得した変更可能性情報に基づき、変更可能性が所定の値より大きいか否かを判断する。そして、変更可能性が所定の値より大きい場合、すなわち、発電スケジュールを変更する可能性が所定のレベルよりも高い場合、蓄電池制御部17は、発電スケジュールの期間中、空き容量を大きくする方向に複数の蓄電池20を制御する。制御手法は特段制限されないが、以下一例を説明する。
例えば、蓄電池制御部17は、所定のタイミングで、当該発電スケジュールの期間中に充電を許可するSOC(State Of Charge)の上限値を複数の蓄電池20に送信してもよい。この場合、蓄電池20は、当該発電スケジュールの期間中、定められたSOCの上限値を超えて充電しないように、自装置を制御する。例えば、蓄電池20は、電力充電時、SOCが上限値に達すると、充電を停止する。
なお、蓄電池制御部17は、変更可能性の大きさに応じて、充電を許可するSOCの上限値を決定してもよい。例えば、蓄電池制御部17は、変更可能性が大きいほど、SOCの上限値を低く決定してもよい。
以上説明した本実施形態によれば、第1乃至第3の実施形態と同様の作用効果を実現できる。また、本実施形態によれば、第1の発電手段の発電スケジュールを変更する可能性が所定レベルより高い場合には、空き容量を大きくする方向に蓄電池20を制御し、多くの空き容量を確保しておくことができる。このため、第1の発電手段の発電スケジュールを変更する事態が発生した場合、第1の発電手段の出力を早目に高め、電力の安定供給を実現することができる。なお、これに起因して多くの余剰電力が発生した場合には、予め空き容量を確保している蓄電池20に充電することができるので、多くの余剰電力を破棄してしまうという不都合を効果的に回避することができる。
以下、参考形態の例を付記する。
1. 時刻別の出力電力を示した第1の発電手段での発電スケジュールを取得するスケジュール取得手段と、
前記第1の発電手段における必要出力電力の変更内容を示す変更情報を取得する変更情報取得手段と、
前記変更情報取得手段が前記変更情報を取得した場合、複数の蓄電池の空き容量を示す蓄電池情報を取得する蓄電池情報取得手段と、
前記変更情報と前記蓄電池情報とに基づいて、前記発電スケジュールを修正する修正手段と、
を有する管理装置。
2. 1に記載の管理装置において、
前記修正手段は、前記複数の蓄電池の空き容量に応じて、前記発電スケジュールを修正後の前記発電スケジュールに切り替えるタイミングを決定する管理装置。
3. 2に記載の管理装置において、
前記修正手段は、前記複数の蓄電池の空き容量が多いほど、前記発電スケジュールを修正後の前記発電スケジュールに切り替えるタイミングを早くする管理装置。
4. 1から3のいずれかに記載の管理装置において、
前記修正手段は、前記変更情報に基づいた第1のタイミングでの前記必要出力電力であるPr1が、変更前の前記発電スケジュールにおける前記第1のタイミングでの出力電力であるPr0よりも大きく、かつ、前記蓄電池情報に基づいた前記複数の蓄電池の空き容量が所定値以上である場合、前記第1のタイミングよりも所定時間t前に出力電力が前記Pr1以上となるように、前記発電スケジュールを修正する管理装置。
5. 4に記載の管理装置において、
前記修正手段は、前記複数の蓄電池の空き容量に応じて、前記所定時間tを決定する管理装置。
6. 5に記載の管理装置において、
前記修正手段は、前記複数の蓄電池の空き容量が大きいほど、前記所定時間tを大きくする管理装置。
7. 4から6のいずれかに記載の管理装置において、
前記修正手段は、前記Pr1が前記Pr0よりも大きく、かつ、前記蓄電池情報に基づいた前記複数の蓄電池の空き容量が前記所定値よりも小さい場合、前記第1のタイミングよりも所定時間t(0≦t<t)前に出力電力が前記Pr1以上となるように、前記発電スケジュールを修正する管理装置。
8. 4から7のいずれかに記載の管理装置において、
前記修正手段が前記第1のタイミングよりも前記t前に出力電力が前記Pr1以上となるように前記発電スケジュールを修正した場合、前記蓄電池への充電を促すリクエストを出力するリクエスト出力手段をさらに有する管理装置。
9. 7に従属する8に記載の管理装置において、
前記リクエスト出力手段は、前記修正手段が前記第1のタイミングよりも前記t前に出力電力が前記Pr1以上となるように前記発電スケジュールを修正した場合、前記リクエストを出力しない管理装置。
10. 1から9のいずれかに記載の管理装置において、
前記第1の発電手段の前記発電スケジュールは、前記第1の発電手段と異なる第2の発電手段の時刻別の予測出力電力を示した発電予測と、時刻別の予測消費電力を示した消費予測とに基づいて、前記第1の発電手段及び前記第2の発電手段による総出力電力が、前記予測消費電力を下回らない条件を満たすように決定されており、
前記変更情報取得手段は、前記発電予測及び前記消費予測に基づいて前記発電スケジュールが生成された後に、変更された前記発電予測、及び、変更された前記消費予測の少なくとも一方を取得した場合、取得した情報に基づいて、前記条件を満たすように前記変更情報を生成する管理装置。
11. 1から10のいずれかに記載の管理装置において、
前記第1の発電手段の前記発電スケジュールの変更可能性を示す変更可能性情報を取得する変更可能性情報取得手段と、
前記変更可能性が所定の値より大きい場合、前記発電スケジュールの期間中、空き容量を大きくする方向に前記蓄電池を制御する蓄電池制御手段と、
を有する管理装置。
12. 1から11のいずれかに記載の管理装置において、
前記第1の発電手段と前記蓄電池は系統を介して電気的に接続しており、
前記第1の発電手段の出力電力は前記蓄電池に供給される管理装置。
13. コンピュータが、
時刻別の出力電力を示した第1の発電手段での発電スケジュールを取得するスケジュール取得工程と、
前記第1の発電手段における必要出力電力の変更内容を示す変更情報を取得する変更情報取得工程と、
前記変更情報取得工程で前記変更情報を取得した場合、複数の蓄電池の空き容量を示す蓄電池情報を取得する蓄電池情報取得工程と、
前記変更情報と前記蓄電池情報とに基づいて、前記発電スケジュールを修正する修正工程と、
を実行する管理方法。
13−2. 13に記載の管理方法において、
前記修正工程では、前記複数の蓄電池の空き容量に応じて、前記発電スケジュールを修正後の前記発電スケジュールに切り替えるタイミングを決定する管理方法。
13−3. 13−2に記載の管理方法において、
前記修正工程では、前記複数の蓄電池の空き容量が多いほど、前記発電スケジュールを修正後の前記発電スケジュールに切り替えるタイミングを早くする管理方法。
13−4. 13から13−3のいずれかに記載の管理方法において、
前記修正工程では、前記変更情報に基づいた第1のタイミングでの前記必要出力電力であるPr1が、変更前の前記発電スケジュールにおける前記第1のタイミングでの出力電力であるPr0よりも大きく、かつ、前記蓄電池情報に基づいた前記複数の蓄電池の空き容量が所定値以上である場合、前記第1のタイミングよりも所定時間t前に出力電力が前記Pr1以上となるように、前記発電スケジュールを修正する管理方法。
13−5. 13−4に記載の管理方法において、
前記修正工程では、前記複数の蓄電池の空き容量に応じて、前記所定時間tを決定する管理方法。
13−6. 13−5に記載の管理方法において、
前記修正工程では、前記複数の蓄電池の空き容量が大きいほど、前記所定時間tを大きくする管理方法。
13−7. 13−4から13−6のいずれかに記載の管理方法において、
前記修正工程では、前記Pr1が前記Pr0よりも大きく、かつ、前記蓄電池情報に基づいた前記複数の蓄電池の空き容量が前記所定値よりも小さい場合、前記第1のタイミングよりも所定時間t(0≦t<t)前に出力電力が前記Pr1以上となるように、前記発電スケジュールを修正する管理方法。
13−8. 13−4から13−7のいずれかに記載の管理方法において、
前記コンピュータが、
前記修正工程で前記第1のタイミングよりも前記t前に出力電力が前記Pr1以上となるように前記発電スケジュールを修正した場合、前記蓄電池への充電を促すリクエストを出力するリクエスト出力工程をさらに実行する管理方法。
13−9. 13−7に従属する13−8に記載の管理方法において、
前記リクエスト出力工程では、前記修正工程で前記第1のタイミングよりも前記t前に出力電力が前記Pr1以上となるように前記発電スケジュールを修正した場合、前記リクエストを出力しない管理方法。
13−10. 13から13−9のいずれかに記載の管理方法において、
前記第1の発電手段の前記発電スケジュールは、前記第1の発電手段と異なる第2の発電手段の時刻別の予測出力電力を示した発電予測と、時刻別の予測消費電力を示した消費予測とに基づいて、前記第1の発電手段及び前記第2の発電手段による総出力電力が、前記予測消費電力を下回らない条件を満たすように決定されており、
前記変更情報取得工程では、前記発電予測及び前記消費予測に基づいて前記発電スケジュールが生成された後に、変更された前記発電予測、及び、変更された前記消費予測の少なくとも一方を取得した場合、取得した情報に基づいて、前記条件を満たすように前記変更情報を生成する管理方法。
13−11. 13から13−10のいずれかに記載の管理方法において、
前記コンピュータが、
前記第1の発電手段の前記発電スケジュールの変更可能性を示す変更可能性情報を取得する変更可能性情報取得工程と、
前記変更可能性が所定の値より大きい場合、前記発電スケジュールの期間中、空き容量を大きくする方向に前記蓄電池を制御する蓄電池制御工程と、
を実行する管理方法。
13−12. 13から13−11のいずれかに記載の管理方法において、
前記第1の発電手段と前記蓄電池は系統を介して電気的に接続しており、
前記第1の発電手段の出力電力は前記蓄電池に供給される管理方法。
14. コンピュータを、
時刻別の出力電力を示した第1の発電手段での発電スケジュールを取得するスケジュール取得手段、
前記第1の発電手段における必要出力電力の変更内容を示す変更情報を取得する変更情報取得手段、
前記変更情報取得手段が前記変更情報を取得した場合、複数の蓄電池の空き容量を示す蓄電池情報を取得する蓄電池情報取得手段、
前記変更情報と前記蓄電池情報とに基づいて、前記発電スケジュールを修正する修正手段、
として機能させるためのプログラム。
14−2. 14に記載のプログラムにおいて、
前記修正手段は、前記複数の蓄電池の空き容量に応じて、前記発電スケジュールを修正後の前記発電スケジュールに切り替えるタイミングを決定するプログラム。
14−3. 14−2に記載のプログラムにおいて、
前記修正手段は、前記複数の蓄電池の空き容量が多いほど、前記発電スケジュールを修正後の前記発電スケジュールに切り替えるタイミングを早くするプログラム。
14−4. 14から14−3のいずれかに記載のプログラムにおいて、
前記修正手段は、前記変更情報に基づいた第1のタイミングでの前記必要出力電力であるPr1が、変更前の前記発電スケジュールにおける前記第1のタイミングでの出力電力であるPr0よりも大きく、かつ、前記蓄電池情報に基づいた前記複数の蓄電池の空き容量が所定値以上である場合、前記第1のタイミングよりも所定時間t前に出力電力が前記Pr1以上となるように、前記発電スケジュールを修正するプログラム。
14−5. 14−4に記載のプログラムにおいて、
前記修正手段は、前記複数の蓄電池の空き容量に応じて、前記所定時間tを決定するプログラム。
14−6. 14−5に記載のプログラムにおいて、
前記修正手段は、前記複数の蓄電池の空き容量が大きいほど、前記所定時間tを大きくするプログラム。
14−7. 14−4から14−6のいずれかに記載のプログラムにおいて、
前記修正手段は、前記Pr1が前記Pr0よりも大きく、かつ、前記蓄電池情報に基づいた前記複数の蓄電池の空き容量が前記所定値よりも小さい場合、前記第1のタイミングよりも所定時間t(0≦t<t)前に出力電力が前記Pr1以上となるように、前記発電スケジュールを修正するプログラム。
14−8. 14−4から14−7のいずれかに記載のプログラムにおいて、
前記コンピュータを、さらに、
前記修正手段が前記第1のタイミングよりも前記t前に出力電力が前記Pr1以上となるように前記発電スケジュールを修正した場合、前記蓄電池への充電を促すリクエストを出力するリクエスト出力手段として機能させるためのプログラム。
14−9. 14−7に従属する14−8に記載のプログラムにおいて、
前記リクエスト出力手段は、前記修正手段が前記第1のタイミングよりも前記t前に出力電力が前記Pr1以上となるように前記発電スケジュールを修正した場合、前記リクエストを出力しないプログラム。
14−10. 14から14−9のいずれかに記載のプログラムにおいて、
前記第1の発電手段の前記発電スケジュールは、前記第1の発電手段と異なる第2の発電手段の時刻別の予測出力電力を示した発電予測と、時刻別の予測消費電力を示した消費予測とに基づいて、前記第1の発電手段及び前記第2の発電手段による総出力電力が、前記予測消費電力を下回らない条件を満たすように決定されており、
前記変更情報取得手段は、前記発電予測及び前記消費予測に基づいて前記発電スケジュールが生成された後に、変更された前記発電予測、及び、変更された前記消費予測の少なくとも一方を取得した場合、取得した情報に基づいて、前記条件を満たすように前記変更情報を生成するプログラム。
14−11. 14から14−10のいずれかに記載のプログラムにおいて、
前記コンピュータを、さらに、
前記第1の発電手段の前記発電スケジュールの変更可能性を示す変更可能性情報を取得する変更可能性情報取得手段、
前記変更可能性が所定の値より大きい場合、前記発電スケジュールの期間中、空き容量を大きくする方向に前記蓄電池を制御する蓄電池制御手段、
として機能させるためのプログラム。
14−12. 14から14−11のいずれかに記載のプログラムにおいて、
前記第1の発電手段と前記蓄電池は系統を介して電気的に接続しており、
前記第1の発電手段の出力電力は前記蓄電池に供給されるプログラム。
この出願は、2014年8月22日に出願された日本出願特願2014−169100号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (14)

  1. 時刻別の出力電力を示した第1の発電手段での発電スケジュールを取得するスケジュール取得手段と、
    前記第1の発電手段における必要出力電力の変更内容を示す変更情報を取得する変更情報取得手段と、
    前記変更情報取得手段が前記変更情報を取得した場合、複数の蓄電池の空き容量を示す蓄電池情報を取得する蓄電池情報取得手段と、
    前記変更情報と前記蓄電池情報とに基づいて、前記発電スケジュールを修正する修正手段と、
    を有する管理装置。
  2. 請求項1に記載の管理装置において、
    前記修正手段は、前記複数の蓄電池の空き容量に応じて、前記発電スケジュールを修正後の前記発電スケジュールに切り替えるタイミングを決定する管理装置。
  3. 請求項2に記載の管理装置において、
    前記修正手段は、前記複数の蓄電池の空き容量が多いほど、前記発電スケジュールを修正後の前記発電スケジュールに切り替えるタイミングを早くする管理装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の管理装置において、
    前記修正手段は、前記変更情報に基づいた第1のタイミングでの前記必要出力電力であるPr1が、変更前の前記発電スケジュールにおける前記第1のタイミングでの出力電力であるPr0よりも大きく、かつ、前記蓄電池情報に基づいた前記複数の蓄電池の空き容量が所定値以上である場合、前記第1のタイミングよりも所定時間t前に出力電力が前記Pr1以上となるように、前記発電スケジュールを修正する管理装置。
  5. 請求項4に記載の管理装置において、
    前記修正手段は、前記複数の蓄電池の空き容量に応じて、前記所定時間tを決定する管理装置。
  6. 請求項5に記載の管理装置において、
    前記修正手段は、前記複数の蓄電池の空き容量が大きいほど、前記所定時間tを大きくする管理装置。
  7. 請求項4から6のいずれか1項に記載の管理装置において、
    前記修正手段は、前記Pr1が前記Pr0よりも大きく、かつ、前記蓄電池情報に基づいた前記複数の蓄電池の空き容量が前記所定値よりも小さい場合、前記第1のタイミングよりも所定時間t(0≦t<t)前に出力電力が前記Pr1以上となるように、前記発電スケジュールを修正する管理装置。
  8. 請求項4から7のいずれか1項に記載の管理装置において、
    前記修正手段が前記第1のタイミングよりも前記t前に出力電力が前記Pr1以上となるように前記発電スケジュールを修正した場合、前記蓄電池への充電を促すリクエストを出力するリクエスト出力手段をさらに有する管理装置。
  9. 請求項7に従属する請求項8に記載の管理装置において、
    前記リクエスト出力手段は、前記修正手段が前記第1のタイミングよりも前記t前に出力電力が前記Pr1以上となるように前記発電スケジュールを修正した場合、前記リクエストを出力しない管理装置。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載の管理装置において、
    前記第1の発電手段の前記発電スケジュールは、前記第1の発電手段と異なる第2の発電手段の時刻別の予測出力電力を示した発電予測と、時刻別の予測消費電力を示した消費予測とに基づいて、前記第1の発電手段及び前記第2の発電手段による総出力電力が、前記予測消費電力を下回らない条件を満たすように決定されており、
    前記変更情報取得手段は、前記発電予測及び前記消費予測に基づいて前記発電スケジュールが生成された後に、変更された前記発電予測、及び、変更された前記消費予測の少なくとも一方を取得した場合、取得した情報に基づいて、前記条件を満たすように前記変更情報を生成する管理装置。
  11. 請求項1から10のいずれか1項に記載の管理装置において、
    前記第1の発電手段の前記発電スケジュールの変更可能性を示す変更可能性情報を取得する変更可能性情報取得手段と、
    前記変更可能性が所定の値より大きい場合、前記発電スケジュールの期間中、空き容量を大きくする方向に前記蓄電池を制御する蓄電池制御手段と、
    を有する管理装置。
  12. 請求項1から11のいずれか1項に記載の管理装置において、
    前記第1の発電手段と前記蓄電池は系統を介して電気的に接続しており、
    前記第1の発電手段の出力電力は前記蓄電池に供給される管理装置。
  13. コンピュータが、
    時刻別の出力電力を示した第1の発電手段での発電スケジュールを取得するスケジュール取得工程と、
    前記第1の発電手段における必要出力電力の変更内容を示す変更情報を取得する変更情報取得工程と、
    前記変更情報取得工程で前記変更情報を取得した場合、複数の蓄電池の空き容量を示す蓄電池情報を取得する蓄電池情報取得工程と、
    前記変更情報と前記蓄電池情報とに基づいて、前記発電スケジュールを修正する修正工程と、
    を実行する管理方法。
  14. コンピュータを、
    時刻別の出力電力を示した第1の発電手段での発電スケジュールを取得するスケジュール取得手段、
    前記第1の発電手段における必要出力電力の変更内容を示す変更情報を取得する変更情報取得手段、
    前記変更情報取得手段が前記変更情報を取得した場合、複数の蓄電池の空き容量を示す蓄電池情報を取得する蓄電池情報取得手段、
    前記変更情報と前記蓄電池情報とに基づいて、前記発電スケジュールを修正する修正手段、
    として機能させるためのプログラム。
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