JPWO2016013683A1 - 車両駆動用モータの積層鉄心の製造方法 - Google Patents

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Abstract

製造コストを低減すると共に、車両用駆動モータの部品点数及び組付け工数を削減する。積層鉄心(10)の製造方法では、環状に並ぶ複数の円弧状鉄心片(12)によって各々が構成された複数の環状鉄心片(14)が、周方向に位相をずらして積層され、積層鉄心本体(16)が製造される。次いで、この積層鉄心本体(16)の内周部又は外周部における周方向に並ぶ複数の部位(複数の溶接部(18))において、周方向に位相ずれした各層の円弧状鉄心片(12)が積層方向に沿って溶接される。また、積層鉄心(10)の内周部における対向する位置には一対のキー凸部(28)が形成されており、車両用駆動モータの回転子を組み立てる際に、キー部品を必要としない。このため、キー凹部にキー部品を取り付ける構成に比べて、車両用駆動モータの部品点数及び組付け工数を削減できる。

Description

本発明は、車両駆動用モータの積層鉄心の製造方法に関する。
下記特許文献1には、環状に並ぶ複数のセグメント鉄心片からなる環状鉄心片が、順次かしめ積層されることにより形成された積層鉄心が記載されている。
特開2013−5628号公報
上述の如き積層鉄心では、かしめと積層を同時に行うための専用設備が高価であるため、製造コストを低減する観点で改善の余地がある。また、車両用駆動モータの回転子を組み立てる際に、キー凹部にキー部品を取り付ける構成のため、部品点数及び組付け工数が増加する。
本発明は上記事実を考慮し、製造コストを低減することができると共に、車両用駆動モータの部品点数及び組付け工数を削減できる車両駆動用モータの積層鉄心の製造方法を得ることを目的とする。
本発明の第1の態様の車両駆動用モータの積層鉄心の製造方法は、帯状の磁性鋼板をプレス加工することにより、キー凸部の有無及び前記キー凸部の配置の異なる複数の円弧状鉄心片を連結部で連結したキャリア付き単板を製造するプレス工程と、搬送される前記キャリア付き単板から前記円弧状鉄心片を順次切り離すと共に、切り離した前記円弧状鉄心片を環状に並べて環状鉄心片を形成しつつ、複数の前記環状鉄心片を周方向に位相をずらして積層することにより、前記キー凸部が積層方向に整列した積層鉄心本体を製造する積層工程と、前記積層鉄心本体の内周部又は外周部における周方向に並ぶ複数の部位において、周方向に位相ずれした各層の前記円弧状鉄心片を積層方向に沿って溶接する溶接工程と、を有している。
第1の態様では、上記のプレス工程、積層工程及び溶接工程によって車両駆動用モータの積層鉄心を製造することができるので、かしめと積層を同時に行うための専用設備が不要になる。その結果、製造コストを低減することができる。また、積層方向に整列したキー凸部を備えた積層鉄心を製造することができるため、車両用駆動モータの回転子を組み立てる際に、キー凹部にキー部品を取り付ける構成に比べて、車両用駆動モータの部品点数及び組付け工数を削減できる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記円弧状鉄心片は、周方向に沿った長さが前記キー凸部の1/2の長さとされた短キー凸部が周方向の両端部の異なる一方に形成された2種類の円弧状鉄心片を有する。
第2の態様では、周方向に沿った長さがキー凸部の1/2の長さとされた短キー凸部が周方向の両端部の異なる一方に形成された2種類の円弧状鉄心片を使用することで円弧状鉄心片の連結部にキー凸部を形成することができる。
以上説明したように、本発明に係る車両駆動用モータの積層鉄心の製造方法では、製造コストを低減することができると共に、車両用駆動モータの部品点数及び組付け工数を削減できる。
本発明の実施形態に係る車両駆動用モータの積層鉄心の斜視図である。 同積層鉄心の部分的な構成を示す分解斜視図である。 図1の3−3断面線に沿った切断面を示す概略的な断面図である。 積層工程に用いられる積層組立装置及びその周辺の構成を示す正面図である。 同積層組立装置の内部を上方側から見た平面図である。 同積層組立装置の主要部を拡大して示す斜視図である。 整列治具上に積層された積層鉄心本体を示す斜視図である。 溶接工程において積層鉄心本体が溶接されている状況を示す斜視図である。 キー凸部の有無及びキー凸部の配置の異なる6種類の円弧状鉄心片を示す平面図である。 積層組立装置へ送られる6種類の円弧状鉄心片の配列を示す平面図である。
以下、図1〜図10を用いて本発明の実施形態に係る車両駆動用モータの積層鉄心の製造方法について説明する。
(積層鉄心の構成)
先ず、本実施形態に係る車両用駆動モータの積層鉄心の製造方法によって製造された積層鉄心(以下、単に「積層鉄心」という)について説明する。
図1に示すように、この積層鉄心10は、車両駆動用モータ(電動機)の回転子側に用いられる積層回転子鉄心であり、磁石付き回転子の構成要素である。この積層鉄心10は、4つに分割された円弧状鉄心片12(分割鉄心片)を環状に並べた環状鉄心片14を複数積層して構成された積層鉄心本体16が、複数の溶接部18によって一体化されることにより形成されている。
各円弧状鉄心片12は、本実施形態では円弧角θが90度に設定されている。各円弧状鉄心片12の外周部には、周方向に並ぶ複数(ここでは4つ)の円弧状の磁石装着部20(磁極片部)が形成されている。これらの磁石装着部20は、円弧角δが22.5度に設定されており、各磁石装着部20には、磁石を装着するための磁石装着孔22が形成されている。
また、各円弧状鉄心片12の幅方向中間部(外周と内周との間の中間部)には、周方向に並ぶ複数(ここでは4つ)の円形のガイド孔24が形成されている。これらのガイド孔24は、複数の環状鉄心片14の積層時及び積層鉄心本体16の溶接時に用いられる整列治具62(図7及び図8参照)に設けられたガイドピン68(図7参照)を挿入するためのパイロット孔である。
上記のガイド孔24および磁石装着部20は、円弧状鉄心片12を環状に並べて環状鉄心片14を構成した状態で、22.5度毎に配置されるように設けられており、上記のガイド孔24は、環状鉄心片14の周方向において磁石装着部20と同位相で設けられている。
図2に示すように、互いに重なる環状鉄心片14は、周方向の円弧状鉄心片12同士の繋ぎ目26が周方向に位相ずれされて、いわゆるレンガ積みに所定枚数積層されている。そして、本実施形態では、上記の位相ずれ角が、磁石装着部20の円弧角δと同じ22.5度に設定されている。
22.5度の位相ずれを有して環状鉄心片14を積層すると、磁石装着部20およびガイド孔24が22.5度毎に配置されているため、磁石装着部20およびガイド孔24のそれぞれの位置が、積層方向に一致する。したがって、磁石装着部20およびガイド孔24は、積層鉄心本体16の軸線方向一端側から軸線方向他端側へ貫通する。
図1に示すように、上記の如く積層された複数の環状鉄心片14を一体化する複数の溶接部18は、積層鉄心本体16の内周部に周方向に並んで設けられている。これら複数の溶接部18は、本実施形態では、積層鉄心本体16の磁極数と同数(ここでは16極)設けられており、周方向に位相ずれした各層の円弧状鉄心片12を積層方向に沿って溶接(接合)している。
また、上記複数の溶接部18は、ガイド孔24を介して磁石装着部20とは反対側に位置しており、積層鉄心本体16の内周部に22.5度毎に設けられている。
本実施形態の積層鉄心10では、内周部における対向する位置に一対のキー凸部28が形成されており、これらのキー凸部28は隣接する溶接部18の中間位置に形成されている。なお、一対のキー凸部28は、積層鉄心10を車両用駆動モータの回転子に組みける際の連結部となる。
(円弧状鉄心片の種類)
図9に示すように、円弧状鉄心片12は、キー凸部28の有無及びキー凸部28の配置の異なる6種類の円弧状鉄心片12A、12B、12C、12D、12E、12Fとなっている。円弧状鉄心片12Aは周方向の両端のうちの一端(図9の上端)に、周方向の長さがキー凸部28の長さの1/2の短キー凸部29が形成されている。また、円弧状鉄心片12Bは、周方向の中央より一端(図9の上端)方向へ22.5度の位置に、キー凸部28が形成されている。また、円弧状鉄心片12Cは周方向の中央に、キー凸部28が形成されている。また、円弧状鉄心片12Dは周方向の中央より他端(図9の下端)方向へ22.5度の位置に、キー凸部28が形成されている。また、円弧状鉄心片12Eは周方向の両端のうちの他端(図9の下端)に、周方向の長さがキー凸部28の長さの1/2の短キー凸部29が形成されている。さらに、円弧状鉄心片12Fにはキー凸部28が形成されていない。なお、円弧状鉄心片12Aの短キー凸部29と円弧状鉄心片12Eの短キー凸部29とが周方向に連結されることで、キー凸部28が形成されるようになっている。
(積層鉄心10の製造方法)
次に、上記構成の積層鉄心10の製造方法について説明する。
積層鉄心10の製造方法は、第1工程であるプレス工程と、第2工程である積層工程と、第3工程である溶接工程と、第4工程である検査工程とによって構成されている。
(プレス工程)
図4〜図6に示すように、プレス工程においては、帯状の磁性鋼板を、金型装置によりプレス加工することにより、複数の円弧状鉄心片12を一対の連結部32で連結したキャリア付き単板30を製造する。そして、製造したキャリア付き単板30をリール34に巻き回し、次工程の積層工程へと移行する。
また、このプレス工程においては、プレス機械に設けられた5箇所のスリットカット部(図示省略)をオン・オフ制御することで、キャリア付き単板30に、キー凸部28の有無及びキー凸部28の配置の異なる6種類の円弧状鉄心片12A、12B、12C、12D、12E、12F(図9参照)がプレス形成されるようになっている。
(積層工程)
積層工程では、搬送されるキャリア付き単板30から円弧状鉄心片12を順次切り離すと共に、切り離した円弧状鉄心片12を環状に並べて環状鉄心片14を形成しつつ、複数の環状鉄心片14を周方向に位相をずらして積層することにより積層鉄心本体16を製造する。具体的には、先ず、図4に示されるリールスタンド36にリール34を取り付けると共に、リール34に巻き回されたキャリア付き単板30を解いて図4及び図5に示される積層組立装置38の案内ローラ40に巻きかけ、当該積層組立装置38内に挿入する。
積層組立装置38内には、送りフィーダー42、サーボプレス46、電気式インデックス機48、ロボシリンダー50、及びこれらの作動を制御する制御盤52が設けられている。送りフィーダー42は、積層組立装置38内に挿入されたキャリア付き単板30を保持してサーボプレス46および電気式インデックス機48側へ搬送する。なお、図4及び図5に矢印Aで示される方向が、キャリア付き単板30の搬送方向である。また、円弧状鉄心片12は、材料取り効率を良くするため及びキャリアを巻きつけて保管する際に円弧状鉄心片12の反り等の変形を避けるために、キャリアの搬送方向に対し直角に配置される。
サーボプレス46には、つなぎ部カット型のパンチ54が取り付けられており、当該パンチ54の下方側に配設されたつなぎ部カット型のダイス56との間で、搬送されるキャリア付き単板30の連結部32から円弧状鉄心片12が順次切り離される。なお、円弧状鉄心片12が切り離された連結部32は、図6に示される搬送パイプ58(図4及び図5では図示省略)内を通って積層組立装置38外へ排出され、図示しないスクラップカット機へと搬送される。
切り離された円弧状鉄心片12は、電気式インデックス機48の回転台60上に着脱可能に取り付けられた整列治具62上に、上記のパンチ54によって押し込まれる。この整列治具62は、図6及び図7に示すように、リング形の下板64と、当該下板64から上方へ突出した複数本(ここでは16本)のガイドピン68(パイロットピン)と、整列治具62から上方へ突出した複数本(ここでは8本)の支柱70とを備えている。なお、ガイドピン68及び支柱70の数は適宜変更可能である。
16本のガイドピン68は、下板64の周方向に等間隔(22.5度の間隔)に並んでおり、下板64に強固に固定されている。また、8本の支柱70は、16本のガイドピン68よりも下板64の内周側で下板64の周方向に等間隔(45度の間隔)に並んでおり、下板64に強固に固定されている。なお、この整列治具62は、図8に示されるリング形の上板72を含んで構成されているが、積層工程では上板72が取り外された状態で使用される。
上記の整列治具62上に押し込まれた円弧状鉄心片12は、4つのガイド孔24にそれぞれガイドピン68が挿入された状態で整列治具62上に保持される。この整列治具62は、電気式インデックス機48の回転台60によって、送りフィーダー42及びサーボプレス46と連動して垂直軸回りに回転されると共に、ロボシリンダー50によって所定のタイミングで下降される。
具体的には、先ず、円弧状鉄心片12を環状に並べて環状鉄心片14を形成すべく、1枚の円弧状鉄心片12が整列治具62上に押し込まれる毎に整列治具62が図5の矢印B方向へ90度(円弧状鉄心片12の円弧角θ)回転される。この90度の回転が3回繰り返されることにより、一層の環状鉄心片14が完成する。次いで、整列治具62がロボシリンダー50によって円弧状鉄心片12の板厚分だけ下降されると共に、電気式インデックス機48によって図5の矢印B方向へ22.5度(位相ずれ角δ)回転される。上記の処理が順次繰り返されることにより、複数の環状鉄心片14が周方向に位相をずらされて積層(回転積層)され、積層鉄心本体16が製造される。
図10に示すように、本実施形態では、円弧状鉄心片12C、12F、12C、12Fの順に周方向に環状に並べ、1層目の環状鉄心片14が完成する。次いで、円弧状鉄心片12F、12B、12F、12Bの順に周方向に環状に並べ、2層目の環状鉄心片14が完成する。次いで、円弧状鉄心片12A、12E、12A、12Eの順に周方向に環状に並べ、3層目の環状鉄心片14が完成する。次いで、円弧状鉄心片12D、12F、12D、12Fの順に周方向に環状に並べ、4層目の環状鉄心片14が完成する。次いで、円弧状鉄心片12F、12C、12F、12Cの順に周方向に環状に並べ、5層目の環状鉄心片14が完成する。次いで、円弧状鉄心片12B、12F、12B、12Fの順に周方向に環状に並べ、6層目の環状鉄心片14が完成する。次いで、円弧状鉄心片12E、12A、12E、12Aの順に周方向に環状に並べ、7層目の環状鉄心片14が完成する。次いで、円弧状鉄心片12F、12D、12F、12Dの順に周方向に環状に並べて8層目の環状鉄心片14が完成する。なお、図10に矢印Aで示される方向が、円弧状鉄心片12の搬送方向である。
従って、本実施形態では、上記積層工程によって環状鉄心片14が積層され、キー凸部28の位置が積層方向に一致する。そして、製造された積層鉄心本体16を整列治具62ごと回転台60から取り外し、次工程の溶接工程へと移行する。
(溶接工程)
溶接工程では、積層鉄心本体16の内周部における周方向に並ぶ複数の部位(ここでは16箇所:図1及び図3の溶接部18参照)において、周方向に位相ずれした各層の円弧状鉄心片12を積層方向に沿って溶接する。具体的には、先ず、図8に示すように、整列治具62に上板72が取り付けられる。この上板72は、例えばボルト締結によって8本の支柱70の上端に固定され、積層鉄心本体16を所定の厚さに保持する。或いは、上板72と下板64を8本の支柱70を間に挟んで上下に挟持する専用の挟持装置によって、積層鉄心本体16を所定の厚さに保持する。
次いで、図4に示すように、ファイバーレーザー溶接機が備える回転台60上に整列治具62が取り付けられ、当該ファイバーレーザー溶接機によって上記の溶接が行われる。なお、図8において符号76が付された部材は、ファイバーレーザー溶接機のトーチである。これにより、積層鉄心10が完成する。完成した積層鉄心は、次工程の検査工程において所定の検査を受ける。
(作用および効果)
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
本実施形態では、上述したプレス工程、積層工程及び溶接工程によって積層鉄心10が製造される。この積層鉄心10では、積層鉄心本体16は、環状に並ぶ複数の円弧状鉄心片12によって各々が構成された複数の環状鉄心片14が、周方向に位相をずらして積層されている。この積層鉄心本体16の内周部には、複数の溶接部18が周方向に並んで設けられている。これらの溶接部18においては、周方向に位相ずれした各層の円弧状鉄心片12が積層方向に沿って溶接されている。また、本実施形態では、積層方向に整列したキー凸部28を備えた積層鉄心10を製造することができる。
これにより、各層の円弧状鉄心片12を一体的に結合することができるので、かしめと積層を同時に行うための専用設備が不要になるその結果、製造コストを低減することができる。
また、積層鉄心10の内周部にキー凸部28を備えことで、車両用駆動モータの回転子を組み立てる際に、キー部品を必要としない。このため、キー凹部にキー部品を取り付ける構成に比べて、車両用駆動モータの部品点数及び組付け工数を削減できる。
また、本実施形態では、キー凸部28を備え、環状鉄心片14を複数の円弧状鉄心片12に分割しない従来の構成からの置き換えが容易である。
また、本実施形態では、周方向に沿った長さがキー凸部の1/2の長さとされた短キー凸部29が周方向の両端部の異なる一方に形成された2種類の円弧状鉄心片12A、12Eを使用している。このため、円弧状鉄心片12Aの短キー凸部29と円弧状鉄心片12Eの短キー凸部29とを周方向に連結することで、円弧状鉄心片12Aと円弧状鉄心片12Eとの連結部にキー凸部28を形成することができる。
(実施形態の補足説明)
上記実施形態では、積層鉄心10の内周部における対向する位置に一対のキー凸部28を形成したが、本発明はこれに限らず、積層鉄心本体16のキー凸部28の数は適宜変更することができる。
また、上記実施形態では、円弧状鉄心片12を、キー凸部28の有無及びキー凸部28の配置の異なる6種類としたが、本発明はこれに限らず、円弧状鉄心片12をキー凸部28の有無及びキー凸部28の配置の異なる6種類以外に適宜変更することができる。また、周方向に沿った長さがキー凸部の1/2の長さとされた短キー凸部29を有する円弧状鉄心片12A、12Eが無い構成とすることもできる。なお、キー凸部28が無しの場合には、円弧状鉄心片12は、円弧状積層鉄心の内周側に組み込まれる部材との干渉をさけるために、キー凸部28の内芯部径よりも外周側にオフセットするように余分に切り取られている。
また、上記実施形態では、積層鉄心本体16が16極とされた構成にしたが、本発明はこれに限らず、積層鉄心本体16の磁極数は適宜変更することができる。
また、上記実施形態では、積層鉄心本体16の磁極数と同数の溶接部18が設けられた構成にしたが、本発明はこれに限らず、溶接部の数は適宜変更することができる。例えば、積層鉄心本体の磁極数の半数の溶接部が設けられる構成にしてもよい。
また、上記実施形態では、溶接部18と磁石装着部20とがガイド孔24を介して互いに反対側に設けられた構成にしたが、本発明はこれに限らず、溶接部とガイド孔とが円弧状鉄心片の周方向にずれて設けられた構成にしてもよい。
また、上記実施形態では、溶接部18が積層鉄心本体16の内周部に設けられた構成にしたが、本発明はこれに限らず、溶接部が積層鉄心本体の外周部に設けられた構成にしてもよい。
その他、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記実施形態に限定されないことは勿論である。
また、日本出願である特願2014−152094の開示は、その全体が参照により、本明細書中に取り込まれる。また、本明細書に記載された全ての文献、特許出願、および技術規格は、個々の文献、特許出願、および技術規格が参照により取り込まれることが、具体的かつ個別に記載された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。
10 車両駆動用モータの積層鉄心
12 円弧状鉄心片
14 環状鉄心片
16 積層鉄心本体
18 溶接部
28 キー凸部
29 短キー凸部
30 キャリア付き単板
32 連結部

Claims (2)

  1. 帯状の磁性鋼板をプレス加工することにより、キー凸部の有無及び前記キー凸部の配置の異なる複数の円弧状鉄心片を連結部で連結したキャリア付き単板を製造するプレス工程と、
    搬送される前記キャリア付き単板から前記円弧状鉄心片を順次切り離すと共に、切り離した前記円弧状鉄心片を環状に並べて環状鉄心片を形成しつつ、複数の前記環状鉄心片を周方向に位相をずらして積層することにより、前記キー凸部が積層方向に整列した積層鉄心本体を製造する積層工程と、
    前記積層鉄心本体の内周部又は外周部における周方向に並ぶ複数の部位において、周方向に位相ずれした各層の前記円弧状鉄心片を積層方向に沿って溶接する溶接工程と、
    を有する車両駆動用モータの積層鉄心の製造方法。
  2. 前記円弧状鉄心片は、周方向に沿った長さが前記キー凸部の1/2の長さとされた短キー凸部が周方向の両端部の異なる一方に形成された2種類の円弧状鉄心片を有する請求項1に記載の車両駆動用モータの積層鉄心の製造方法。
JP2016536010A 2014-07-25 2015-07-27 車両駆動用モータの積層鉄心の製造方法 Active JP6486930B2 (ja)

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