JPWO2016002423A1 - アンテナ装置、アンテナモジュールおよび通信端末装置 - Google Patents

アンテナ装置、アンテナモジュールおよび通信端末装置 Download PDF

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Abstract

第1端および第2端を有するアンテナコイル(10)と、少なくとも第1端子および第2端子を有するIC(20)とを備え、回路基板(40)への実装状態で、回路基板(40)に形成されている導体パターンに接続されることで、アンテナコイル(10)とIC(20)とを含む閉ループを形成する複数の外部端子(T1,T2)を備える。外部端子(T1,T2)間には例えば線状導体パターン(41)が接続される。このようにして、組み込み先の電子機器に組み込まれる前の状態では誤動作し難い、アンテナ装置、アンテナモジュールおよびこれらを備える通信端末装置を構成する。

Description

本発明は、アンテナコイルとアンテナコイルに接続されるICとを備えたアンテナ装置、そのアンテナ装置を備えるアンテナモジュールおよび通信端末装置に関するものである。
特許文献1に、アンテナコイルとICとを備えたアンテナ装置が示されている。この特許文献1に記載のアンテナ装置は、積層体にアンテナコイルが構成され、その積層体にICが搭載されて、アンテナコイルにICが並列接続されるように構成されている。
国際公開2013/161608号
特許文献1に示されているアンテナ装置においては、アンテナコイルとICとが一体化された1つの部品として扱うことができ、この部品を例えば回路基板に実装することで例えばHF帯で通信するNFC(Near Field Communication)に対応した電子機器が構成される。
ところが、特許文献1のように、アンテナコイルとICとが一体化されたアンテナ装置は、それを電子機器に組み込む前のアンテナ装置単体の状態でも、アンテナ装置のICは動作し得る。例えばこのアンテナ装置は、輸送中などにおいて単体の状態であっても、リーダライタ等の通信相手装置に近接したとき、アンテナコイルは通信相手装置のアンテナと磁界結合し、ICが動作してしまい、ICに誤った情報が書き込まれるおそれがあった。
本発明の目的は、組み込み先の電子機器に組み込まれる前の状態では誤動作し難い、アンテナ装置、アンテナモジュールおよびこれらを備える通信端末装置を提供することにある。
本発明のアンテナ装置は、第1端および第2端を有するアンテナコイルと、少なくとも第1端子および第2端子を有するICと、複数の外部端子とを備え、接続部材への非接続状態では、前記アンテナコイルと前記ICとにより閉ループが形成されておらず、前記接続部材への接続状態で、前記接続部材に前記複数の外部端子が接続されて、または前記接続部材に形成されている導体パターンに前記複数の外部端子が接続されて、前記アンテナコイルと前記ICとを含む閉ループが形成されることを特徴としている。
本発明のアンテナモジュールは、上記アンテナ装置と、このアンテナ装置が接続される接続部材とで構成され、前記接続部材は、アンテナコイルおよびICによる閉ループを形成する回路を有することを特徴としている。
本発明の通信端末装置は、上記アンテナ装置またはアンテナモジュールを備えたことを特徴としている。
本発明によれば、輸送中などにおいて単体の状態でリーダライタ等の通信相手装置に近接しても、ICが誤動作しないアンテナ装置が得られる。また、所定のアンテナ特性を有するアンテナモジュールおよび通信端末装置が容易に構成できる。
図1(A)(B)(C)は第1の実施形態に係るアンテナ装置の回路図である。 図2は第1の実施形態に係るさらに別のアンテナ装置の回路図である。 図3は第2の実施形態に係るアンテナ装置102Aの分解斜視図である。 図4は第2の実施形態に係る別のアンテナ装置102Bの分解斜視図である。 図5(A)(B)は第3の実施形態に係るアンテナ装置の構造を兼ねて表す回路図である。 図6(A)(B)は第4の実施形態に係るアンテナモジュールの構造を兼ねて表す回路図である。 図7(A)(B)は第5の実施形態に係るアンテナモジュールの回路図である。 図8は第6の実施形態に係るアンテナ装置およびアンテナモジュールの回路図である。 図9は第7の実施形態に係るアンテナ装置107の実装面側を見た平面図である。 図10はアンテナ装置107を構成する積層体の各基材層の平面図である。 図11(A)はアンテナ装置107を実装する回路基板40の平面図、図11(B)は回路基板40のアンテナ装置の実装部の拡大平面図である。 図12(A)は第8の実施形態に係るアンテナモジュールが備える回路基板40の平面図、図12(B)は回路基板40のアンテナ装置の実装部の拡大平面図である。 図13は第8の実施形態に係る別のアンテナモジュールが備える回路基板40の平面図である。 図14(A)は第9の実施形態に係るアンテナモジュールが備える回路基板40の平面図、図14(B)は回路基板40のアンテナ装置の実装部の拡大平面図である。 図15は第10の実施形態に係る無線通信装置310の筐体内部の構造を示す図である。
以降に本発明を実施するための形成を複数の実施形態を分けて示す。各実施形態において、共通の事柄については説明を省略し、異なる点について主に説明する。特に、同様の構成による同様の作用効果については実施形態毎には逐次言及しない。
《第1の実施形態》
図1(A)(B)(C)は第1の実施形態に係るアンテナ装置の回路図である。図2は第1の実施形態に係るさらに別のアンテナ装置の回路図である。
図1(A)のアンテナ装置101A、図1(B)のアンテナ装置101B、図1(C)のアンテナ装置101C、図2のアンテナ装置101D、のいずれにおいても、これらアンテナ装置は、アンテナコイル10とIC20とを備える。アンテナコイル10は第1端P11および第2端P12を有する。図1(A)(B)(C)に示すIC20は第1端子P21および第2端子P22を有する。図2に示すIC30は第1端子P21、第2端子P22および第3端子P23を有する。
上記IC20,30は、アンテナコイル10を介して通信相手のアンテナ装置と磁界結合させて、例えばNFC通信を行うRFICであり、例えばRFIDタグ用ICである。
図1(A)に示すアンテナ装置101Aでは、第1外部端子T1にアンテナコイル10の第1端P11が接続されていて、第2外部端子T2にIC20の第1端子P21が接続されている。また、アンテナコイル10の第2端P12とIC20の第2端子P22とが接続されている。このアンテナ装置101Aが回路基板に実装されることで、第1外部端子T1と第2外部端子T2は、回路基板に形成されている導体パターンに接続される。その状態で、アンテナコイル10とIC20とを含む電流経路(閉ループ)が形成される。アンテナ装置101Aが回路基板に実装される前の単体の状態では、上記電流経路は形成されない。すなわち閉ループは形成されない。したがって、アンテナ装置101A単体の状態ではアンテナコイル10に磁束が鎖交しても電流は流れず、リーダライタアンテナ等の通信相手装置に近接してもICが誤動作することはない。
ここで、アンテナ装置101Aが回路基板に実装されていない状態では、アンテナコイル10とIC20とにより閉ループが形成されていない。このことは、回路基板に実装されていない状態では、アンテナコイル10の少なくとも一端はIC20と接続されていないことを意味する。本実施形態においては、アンテナコイル10の第1端P11は第1外部端子T1に接続されており、IC20とは接続されていない。
なお、第1外部端子T1と第2外部端子T2とを電気的に接続する手段は回路基板に形成されている導体パターンに限らない。例えば、通信装置の金属筐体やシールド部材の表面の一部を利用して電気的に接続してもよい。すなわち、アンテナ装置が接続される接続部材は、導体パターンが形成された回路基板以外に、導電性の部材や、導体パターンが形成された部材であってもよい。
図1(B)に示すアンテナ装置101Bでは、第3外部端子T3にアンテナコイル10の第2端P12が接続されている。第3外部端子T3はIC20の第2端子P22にも接続されている。この構成によれば、アンテナ装置101Bが回路基板に実装されることで、第1外部端子T1と第2外部端子T2との間に外部回路が接続されることで、IC20からみてアンテナコイル10と外部回路を直列に接続できるだけでなく、第1外部端子T1と第3外部端子T3との間に外部回路を接続し、かつ第1外部端子T1と第2外部端子T2を、回路基板に形成されている導体パターンに接続することにより、IC20からみてアンテナコイル10と外部回路とを並列に接続できる。
アンテナ装置101A,101Bのように、アンテナコイル10の一端とIC20の一端とがアンテナ装置の内部で接続されていると、必要な外部端子の数を削減できる。
図1(C)に示すアンテナ装置101Cでは、第1外部端子T1にアンテナコイル10の第1端P11が接続されていて、第2外部端子T2にIC20の第1端子P21が接続されていて、第3外部端子T3にアンテナコイル10の第2端P12が接続されていて、第4外部端子T4にIC20の第2端子P22が接続されている。この構成によれば、回路基板に形成された外部回路をアンテナ装置101CやIC20に対して複雑な形態で接続することができる。
図2に示すアンテナ装置101Dでは、IC30は第3端子P23を有する。第1外部端子T1にはアンテナコイル10の第1端P11が接続されていて、第2外部端子T2にはIC30の第1端子P21が接続されていて、第5外部端子T5にIC30の第3端子P23が接続されている。この構成によれば、IC30が備えている機能を第5外部端子T5に接続される回路で有効に用いることができる。例えば、第5外部端子T5を介してIC30に電圧を印加したり、第5外部端子T5を介してグランド導体に接続したりすることができる。
《第2の実施形態》
図3は第2の実施形態に係るアンテナ装置102Aの分解斜視図である。このアンテナ装置102Aは、複数のフェライトシート11〜17の積層体である。フェライトシート12の下面にはコイル導体の複数の線状導体パターン1が形成されている。フェライトシート16の上面にはコイル導体の複数の線状導体パターン2が形成されている。フェライトシート12〜16にはコイル導体の複数のビア導体(層間接続導体)3,4が形成されている。これらのビア導体3は複数の線状導体パターン1の第1端と線状導体パターン2の第1端とを接続する。また、ビア導体4は複数の線状導体パターン1の第2端と線状導体パターン2の第2端とを接続する。線状導体パターン1,2およびビア導体3,4によって、横置きの扁平角筒に沿ったヘリカル状のアンテナコイルが構成されている。なお、ビア導体3,4で複数の線状導体パターン1と線状導体パターン2とを接続する代わりに、線状導体パターン1,2をフェライトシート12,16の端面にまで延ばし、フェライトシート12〜16の端面に線状導体パターンを形成することで、複数の線状導体パターン1,2を端面の線状導体パターンで接続しても良い。また、アンテナコイルの巻回軸が積層体の積層方向に対して平行となるように、フェライトシートに導体パターンを形成し、巻回軸が積層体の積層方向に対して平行となるヘリカル状のアンテナコイルを構成しても良い。
フェライトシート11の下面には第1外部端子T1、第2外部端子T2、および第3外部端子T3が形成されている。アンテナコイルの複数の線状導体パターン1のうち1つの端部がビア導体で第1外部端子T1に接続されている。また、アンテナコイルの複数の線状導体パターン1のうち1つの端部がビア導体で第3外部端子T3に接続されている。
フェライトシート17の上面にはIC20が搭載される配線パターン5が形成されている。IC20は配線パターン5およびビア導体を介して第2外部端子T2および第3外部端子T3にそれぞれ接続されている。すなわち、本実施形態においては、図1(B)におけるアンテナ装置101Bの構造を示している。図1(A)(C)や図2におけるアンテナ装置も本実施形態と同様、フェライトシートとそこに形成された導体パターン、ビア導体等により構成することができる。
このようにIC20を積層体の表面に配置すれば、積層体の構造が簡素になり、低コスト化が図れる。
なお、図3において、フェライトシート11〜17は非磁性体フェライトシートまたは磁性体フェライトシートである。例えば、アンテナコイルの巻回範囲内となるフェライトシート12〜16は磁性体フェライトシートであり、その他のフェライトシートは非磁性体フェライトシートである。フェライトシート11〜17の積層体は一体として焼結されている。この構造により、アンテナコイルの巻回範囲内の透磁率が高く、小型でありながら、所定インダクタンスを有するアンテナコイルが構成できる。また、通信相手アンテナとの磁界結合を容易に高められる。
なお、本実施形態はフェライトシートの積層体で説明したが、アンテナ装置の構成方法はこれに限らない。図4は第2の実施形態に係る別のアンテナ装置102Bの分解斜視図である。このアンテナ装置102Bは、例えばポリイミドや液晶ポリマーなどの複数の樹脂シート11〜16の積層体である樹脂多層基板を備えている。樹脂シート12の下面にはコイル導体の複数の線状導体パターン1が形成されている。樹脂シート16の上面にはコイル導体の複数の線状導体パターン2が形成されている。樹脂シート12〜16にはコイル導体の複数のビア導体(層間接続導体)3,4が形成されている。図3に示した例と同様に、線状導体パターン1,2およびビア導体3,4によって、横置きの扁平角筒に沿ったヘリカル状のアンテナコイルが構成されている。
樹脂シート13,14,15には中央部に開口APが形成されている。これらの開口APの積層によってキャビティが構成されている。そして、このキャビティ内にIC20が埋設されている。樹脂シート12の上面にはIC20の第1端および第2端が導通する2つの配線パターン5が形成されている。これら配線パターン5はビア導体を介して外部端子T2,T3にそれぞれ接続されている。本実施形態も図1(B)におけるアンテナ装置101Bの構造を示している。図1(A)(C)や図2のアンテナ装置においても、本実施形態と同様、ICを樹脂多層基板の内部に配置できることは言うまでもない。
このようにアンテナ装置を樹脂シートで構成することにより、フェライトシートで構成するよりも柔軟性を有するアンテナ装置を得ることができる。また、柔軟性を有することからアンテナ装置を大型化することが容易となり、通信特性の良いアンテナ装置が得られる。さらに、IC20を積層体の内部に配置すれば低背化でき、厚み方向の余裕の少ない電子機器に容易に組み込める。また、IC20を埋没させるキャビティと同様の方法でアンテナコイル内に別のキャビティを構成し、そのキャビティ内に磁性体コアを配置することにより、透磁率が高く、薄型でありながら、所定インダクタンスを有するアンテナコイルが構成できる。
また、樹脂多層基板の樹脂シートを磁性体フェライトが混ぜ込まれた樹脂シートとすることにより、透磁率が高く、薄型でありながら、所定インダクタンスを有するアンテナコイルを構成することもできる。
《第3の実施形態》
図5(A)(B)は第3の実施形態に係るアンテナ装置の構造を兼ねて表す回路図である。図5(A)のアンテナ装置103Aはアンテナコイル10、IC20およびキャパシタCを備える。第1外部端子T1にアンテナコイル10の第1端P11が接続されていて、第2外部端子T2にIC20の第1端子P21が接続されている。また、アンテナコイル10の第2端P12とIC20の第2端子P22とが接続されている。キャパシタCはIC20に対して並列接続されている。すなわち、第1端子P21と第2端子P22との間に接続されている。
図5(B)のアンテナ装置103Bはアンテナコイル10、IC20およびキャパシタCを備える。第1外部端子T1にはアンテナコイル10の第1端P11が接続されていて、第2外部端子T2にはIC20の第1端子P21が接続されている。また、アンテナコイル10の第2端P12とIC20の第2端子P22との間にキャパシタCが接続されている。
アンテナ装置103A,103Bのいずれにおいても、アンテナコイル10は、図3,図4に示したように積層体8に構成されている。IC20およびキャパシタCは積層体8の上面に搭載されている。積層体8の上面にはモールド樹脂9が形成されている。
これらアンテナ装置103A,103Bが回路基板に実装されることで、第1外部端子T1と第2外部端子T2は、回路基板に形成されている導体パターンに接続される。その状態で、アンテナコイル10とIC20とを含む電流経路(閉ループ)が形成される。
本実施形態にように、IC20の第1端子P21と第2端子P22との間に、またはIC20の第1端子P21または第2端子P22に対して直列に、キャパシタCが接続されていることで、アンテナコイル10およびIC20によるLC共振回路のキャパシタンス成分を予め持たせることができる。なお、キャパシタCの代わりに同様のキャパシタンスを有するキャパシタンスパターンを積層体8の内部に構成しても良い。
《第4の実施形態》
図6(A)(B)は第4の実施形態に係るアンテナモジュールの構造を兼ねて表す回路図である。図6(A)のアンテナモジュール204A、図6(B)のアンテナモジュール204Bのいずれも、アンテナ装置103Aと回路基板40とを備える。
図6(A)に示すアンテナモジュール204Aの回路基板40には、アンテナ装置103Aの外部端子T1,T2が接続される導体パターン41が形成されている。したがって、この回路基板40にアンテナ装置103Aが実装された状態で、アンテナコイル10、キャパシタCおよびIC20がそれぞれ並列接続される。すなわち、アンテナコイル10およびIC20を含む電流経路(閉ループ)を形成する。
図6(B)に示すアンテナモジュール204Bの回路基板40には、ループ状導体パターン42が形成されている。この構成により、回路基板40にアンテナ装置103Aが実装された状態で、アンテナコイル10にループ状導体パターン42が直列接続され、この直列回路にキャパシタCおよびIC20がそれぞれ並列接続される。
図6(B)に示すアンテナモジュール204Bのループ状導体パターン42はアンテナコイル10とは別の放射素子として作用するので、アンテナ特性の高いアンテナモジュールが構成できる。例えば、アンテナコイル10とループ状導体パターン42とのコイル軸を異ならせることにより、アンテナコイル10が結合する磁束とは異なる方向の磁束とも結合するアンテナモジュールを構成できる。また、ループ導体パターンを基板外縁などに形成することで、アンテナ開口面積を広くすることができ、通信性能を向上させることができる。
本実施形態によれば、アンテナコイル10とIC20とが接続されて、アンテナ装置103Aが本来の機能を果たすモジュール部品として扱うことができる。また、このアンテナモジュール204A,204Bの状態でアンテナ装置の所定の特性を確保できる。
《第5の実施形態》
図7(A)(B)は第5の実施形態に係るアンテナモジュールの回路図である。図7(A)のアンテナモジュール205A、図7(B)のアンテナモジュール205Bのいずれも、アンテナ装置103Aと回路基板40とを備える。
図7(A)に示すアンテナモジュール205Aの回路基板40にはループ状導体パターン42が形成されている。また、この回路基板40には共振周波数調整用インピーダンス素子43が実装されている。ループ状導体パターン42はアンテナ装置103Aの外部端子T1,T2が接続される。共振周波数調整用インピーダンス素子43にはアンテナ装置103Aの外部端子T2,T3が接続される。したがって、この回路基板40にアンテナ装置103Aが実装された状態で、アンテナコイル10にループ状導体パターン42が直列接続され、この直列回路にキャパシタCおよびIC20がそれぞれ並列接続され、さらに、アンテナコイル10とループ状導体パターン42との直列回路に共振周波数調整用インピーダンス素子43が並列接続される。
図7(B)に示すアンテナモジュール205Bの回路基板40にはループ状導体パターン42が形成されている。また、この回路基板40には共振周波数調整用インピーダンス素子43が実装されている。ループ状導体パターン42にはアンテナ装置103Aの外部端子T1,T2が接続される。共振周波数調整用インピーダンス素子43にはアンテナ装置103Aの外部端子T1,T3が接続される。したがって、この回路基板40にアンテナ装置103Aが実装された状態で、アンテナコイル10にループ状導体パターン42が直列接続され、この直列回路にキャパシタCおよびIC20がそれぞれ並列接続され、さらに、アンテナコイル10に共振周波数調整用インピーダンス素子43が並列接続される。
上記共振周波数調整用インピーダンス素子43はチップキャパシタまたはチップインダクタであり、これらのリアクタンスによって、アンテナコイル10、ループ状導体パターン42およびキャパシタCを含む共振回路の共振周波数を所定値に定める。なお、インピーダンス素子43の代わりに回路基板40に形成した所定のインピーダンス形成用導体パターンを用いても良い。
このように回路基板側に共振周波数調整用の素子を備えることにより、単一種のアンテナ装置を用いながらも、共振周波数特性の異なるアンテナモジュールを構成できる。
《第6の実施形態》
図8は第6の実施形態に係るアンテナ装置およびアンテナモジュールの回路図である。このアンテナモジュール206はアンテナ装置106と回路基板40とで構成されている。アンテナ装置106はアンテナコイル10、IC20、キャパシタC,C2、抵抗Rを備えている。アンテナコイル10は積層体8に構成されていて、その他の素子は積層体8に搭載されている。アンテナ装置106には外部端子T1,T2,T3以外に外部端子T5,T6,T7が形成されている。IC20のグランド端子は外部端子T5に接続されていて、IC20の電源端子は抵抗Rを介して外部端子T7に接続されている。
回路基板40にはループ状導体パターン42およびその他の回路が構成されている。したがって、この回路基板40にアンテナ装置106が実装された状態で、アンテナコイル10にループ状導体パターン42が直列接続され、この直列回路にキャパシタCおよびIC20がそれぞれ並列接続される。また、IC20に抵抗Rおよび平滑用キャパシタC2を介して外部回路が接続される。
《第7の実施形態》
図9は第7の実施形態に係るアンテナ装置107の実装面側を見た平面図である。但し、図9ではアンテナ装置107に構成される回路の回路図も表している。このアンテナ装置107は(1)〜(10)で示す10個の外部端子を有する。
図10はアンテナ装置107を構成する積層体の各基材層の平面図である。この例では8つの基材層S1〜S8を備える。なお、図10においてS8’で示す図は基材層S8の裏面(IC等の部品搭載面)から見た平面図である。
図10において、基材層S3の上面にコイル導体の複数の線状導体パターン1が形成されている。基材層S8の上面にはコイル導体の複数の線状導体パターン2が形成されている。基材層S3〜S7にはコイル導体の複数のビア導体が形成されている。これらのビア導体および線状導体パターン1,2によって、アンテナコイルが構成されている。
基材層S2には外部端子(6)と外部端子(9)とを接続する配線パターン6が形成されている。基材層S8の下面には配線パターン5が形成されている。この基材層S8の下面は積層体の上面に相当し、IC20およびキャパシタCが搭載される。
図11(A)は上記アンテナ装置107を実装する回路基板40の平面図、図11(B)は回路基板40のアンテナ装置の実装部の拡大平面図である。実装部中のランドに付した符号(1)〜(10)は、これらランドに接続されるアンテナ装置107の外部端子の符号である。
回路基板40には平面状に広がるグランド導体44が形成されている。アンテナ装置107の外部端子(8)が接続されるランドはグランド導体44に繋がっている。アンテナ装置の実装部には導体パターン41が形成されている。この導体パターン41によってアンテナ装置107の外部端子(5)と(6)とが接続される。
回路基板40にアンテナ装置107が実装されることでアンテナモジュールが構成される。回路基板40のグランド導体44は、アンテナ装置107のアンテナコイルの巻回軸方向に広がっているので、回路基板40の主面に対して垂直方向の磁束はグランド導体44の表面付近でグランド導体44に沿って進むように磁束の向きが変化し、アンテナ装置107へ導かれる。そのため、アンテナ装置107のアンテナコイルの巻回軸と直交する磁束についてもアンテナ装置107は通信のために有効に利用できる。
また、例えばHF帯においてアンテナコイルとグランド導体44とが電磁界結合することにより、グランド導体44の縁端部に沿って流れる電流が誘導される。その結果、グランド導体44は放射素子として作用する。
なお、図11(A)(B)に示した例では、導体パターン41はグランド導体44から分離されているが、導体パターン41はグランド導体44に繋がっていてもよい。
《第8の実施形態》
図12(A)は第8の実施形態に係るアンテナモジュールが備える回路基板40の平面図、図12(B)は回路基板40のアンテナ装置の実装部の拡大平面図である。この回路基板40に実装されるアンテナ装置107の構成は第7の実施形態で示したものと同じである。
回路基板40には平面状に広がるグランド導体44およびループ状導体パターン42が形成されている。このループ状導体パターン42の両端は、アンテナ装置の外部端子(5)、(6)が接続されるランドに接続されている。
上記ループ状導体パターン42はアンテナ装置107のアンテナコイルと直列に接続される。このループ状導体パターン42はアンテナコイルとは別の放射素子として作用する。ループ状導体パターン42の巻回軸とアンテナコイルの巻回軸とは直交している。ループ状導体パターン42とグランド導体44との間には間隙があるので、この間隙を磁束が通過することで、ループ状導体パターン42は通信相手側アンテナと磁界結合する。したがって、ループ状導体パターン42は、回路基板40の主面に対して垂直方向の磁界に関する放射素子として作用し、アンテナ装置107のアンテナコイルは、回路基板40の主面方向の磁界に関する放射素子として作用する。
図13は第8の実施形態に係る別のアンテナモジュールが備える回路基板40の平面図である。この例では、回路基板40の周縁に沿ってループ状導体パターン42が形成されている。この回路基板40には平面状に広がるグランド導体が無い。この構成によれば、ループ状導体パターン42のコイル開口が広く開いているので、回路基板40の主面に対して垂直方向の磁界と強く結合する。
《第9の実施形態》
図14(A)は第9の実施形態に係るアンテナモジュールが備える回路基板40の平面図、図14(B)は回路基板40のアンテナ装置の実装部の拡大平面図である。この回路基板40に実装されるアンテナ装置107の構成は第7の実施形態で示したものと同じである。
回路基板40には平面状に広がるグランド導体44が形成されている。また、回路基板40には、共振周波数調整用インピーダンス素子43が接続されるランドが形成されている。このランドは、アンテナ装置の外部端子(9)、(10)が接続されるランドに繋がっている。共振周波数調整用インピーダンス素子43は例えばチップキャパシタまたはチップインダクタ等のリアクタンス素子であり、この値によって共振周波数が微調整される。
《第10の実施形態》
図15は第10の実施形態に係る無線通信装置310の筐体内部の構造を示す図であり、下部筐体92と上部筐体91とを分離して内部を露出させた状態での平面図である。上部筐体91の内部には回路基板71,81、バッテリーパック83等が収められている。回路基板71にはアンテナ装置107が実装されている。この回路基板71にはUHF帯アンテナ72、カメラモジュール76等も搭載されている。また、回路基板81にはUHF帯アンテナ82等が搭載されている。回路基板71と回路基板81とは同軸ケーブル84を介して接続されている。
回路基板71には図11(A)に示した導体パターン41と同様の導体パターンが形成されている。回路基板71に実装する前のアンテナ装置107単体の状態では、そのアンテナ装置107の輸送中にリーダライタ等に近接しても、アンテナ装置107に搭載されているICは誤動作しない。このアンテナ装置107を回路基板71に実装することで、初めて本来のアンテナ装置として作用する。
なお、図6〜図8に示したアンテナモジュールを筐体の内面に貼付することで通信端末装置を構成してもよい。
また、図6〜図8に示したアンテナモジュール以外に無線通信装置310の筐体内部にさらに補助アンテナコイルを配置し、アンテナモジュールのアンテナコイルやループ状導体パターンと補助アンテナコイルを磁界結合させ、補助アンテナコイルをブースターアンテナとして機能させてもよい。また、無線通信装置310の筐体が金属等の導電性部材である場合、筐体の導電性部材によりループを形成し、図6〜図8に示したアンテナモジュールのアンテナコイルやループ状導体パターンと筐体の導電性部材によるループを磁界結合させ、筐体の導電性部材によるループをブースターアンテナとして機能させてもよい。さらに、無線通信装置310が有するUHF帯用等の別のアンテナの放射素子によりループを形成し、図6〜図8に示したアンテナモジュールのアンテナコイルやループ状導体パターンと放射素子によるループを磁界結合させ、放射素子によるループをブースターアンテナとして機能させてもよい。
さらに、図6〜図8に示したアンテナモジュールをSDカード(登録商標)やSIMカード(登録商標)等の情報記憶媒体等に搭載してもよい。
最後に、上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではない。当業者にとって変形および変更が適宜可能であることは明らかである。例えば異なる実施形態で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることは言うまでもない。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
AP…開口
P11…アンテナコイルの第1端
P12…アンテナコイルの第2端
P21…ICの第1端子
P22…ICの第2端子
P23…ICの第3端子
R…抵抗
S1〜S8…基材層
T1…第1外部端子
T2…第2外部端子
T3…第3外部端子
T4…第4外部端子
T5…第5外部端子
T6,T7…外部端子
1,2…線状導体パターン
3,4…ビア導体
5,6…配線パターン
8…積層体
9…モールド樹脂
10…アンテナコイル
11〜17…樹脂シート
20,30…IC
40…回路基板
41…導体パターン
42…ループ状導体パターン
43…共振周波数調整用インピーダンス素子
44…グランド導体
71,81…回路基板
72…UHF帯アンテナ
76…カメラモジュール
81…回路基板
82…UHF帯アンテナ
83…バッテリーパック
84…同軸ケーブル
91…上部筐体
92…下部筐体
101A〜101D,102A〜102C,103A,103B,106,107…アンテナ装置
204A,204B,205A,205B,206…アンテナモジュール
310…無線通信装置
本発明のアンテナ装置は、
第1端および第2端を有するアンテナコイルと、少なくとも第1端子および第2端子を有するICと、複数の外部端子とを備え、
前記複数の外部端子のうち第1外部端子に前記アンテナコイルの第1端が接続され、
前記複数の外部端子のうち第2外部端子に前記ICの第1端子が接続され、
前記アンテナコイルの第2端と前記ICの第2端子とが接続され、
前記複数の外部端子のうち第3外部端子に前記アンテナコイルの第2端が接続され、
接続部材への非接続状態では、前記アンテナコイルと前記ICとにより閉ループが形成されておらず、
前記接続部材への接続状態で、前記接続部材に前記複数の外部端子が接続されて、または前記接続部材に形成されている導体パターンに前記複数の外部端子が接続されて、前記アンテナコイルと前記ICとを含む閉ループが形成されることを特徴としている。

Claims (14)

  1. 第1端および第2端を有するアンテナコイルと、少なくとも第1端子および第2端子を有するICと、複数の外部端子とを備え、接続部材への非接続状態では、前記アンテナコイルと前記ICとにより閉ループが形成されておらず、前記接続部材への接続状態で、前記接続部材に前記複数の外部端子が接続されて、または前記接続部材に形成されている導体パターンに前記複数の外部端子が接続されて、前記アンテナコイルと前記ICとを含む閉ループが形成される、アンテナ装置。
  2. 前記複数の外部端子のうち第1外部端子に前記アンテナコイルの第1端が接続され、
    前記複数の外部端子のうち第2外部端子に前記ICの第1端子が接続され、
    前記アンテナコイルの第2端と前記ICの第2端子とが接続された、請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記複数の外部端子のうち第3外部端子に前記アンテナコイルの第2端が接続された、請求項2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記複数の外部端子のうち第1外部端子に前記アンテナコイルの第1端が接続され、
    前記複数の外部端子のうち第2外部端子に前記ICの第1端子が接続され、
    前記複数の外部端子のうち第3外部端子に前記アンテナコイルの第2端が接続され、
    前記複数の外部端子のうち第4外部端子に前記ICの第2端子が接続された、請求項1に記載のアンテナ装置。
  5. 前記ICの第1端子と第2端子との間に接続された、または前記ICの第1端子または第2端子に対して直列に接続された、キャパシタを備えた、請求項1〜4のいずれかに記載のアンテナ装置。
  6. 前記ICは第3端子を有し、
    前記複数の外部端子のうち第5外部端子に前記ICの第3端子が接続された、請求項2〜5のいずれかに記載のアンテナ装置。
  7. 前記アンテナコイルは、積層体に形成された導体パターンで構成され、前記積層体は前記アンテナコイルの少なくとも巻回範囲内に磁性体を含む、請求項1〜6のいずれかに記載のアンテナ装置。
  8. 前記ICは前記積層体の表面に配置された、請求項7に記載のアンテナ装置。
  9. 前記ICは前記積層体の内部に配置された、請求項7に記載のアンテナ装置。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載のアンテナ装置と、このアンテナ装置が接続される接続部材とで構成されるアンテナモジュールであって、
    前記接続部材は、前記アンテナコイルおよび前記ICによる閉ループを形成する回路を有する、アンテナモジュール。
  11. 前記接続部材は回路基板である、請求項10に記載のアンテナモジュール。
  12. 前記閉ループを形成する回路はループ状の導体パターンである、請求項10または11に記載のアンテナモジュール。
  13. 前記閉ループを形成する回路は共振周波数調整用インピーダンス素子を含む、請求項10または11に記載のアンテナモジュール。
  14. 請求項1〜9のいずれかに記載のアンテナ装置または請求項10〜13のいずれかに記載のアンテナモジュールを備えた、通信端末装置。
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