JPWO2015190183A1 - 画像処理システム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

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Abstract

画像内からより適切に霧を除去する技術が求められていた。動画に含まれる複数のフレームのうちの一のフレームから、彩度が予め定められた閾値より高い高彩度画素を抽出する高彩度画素抽出部と、一のフレームにおける高彩度画素の割合を示す高彩度画素率を導出する高彩度画素率導出部と、一のフレームにおける高彩度画素率が予め定められた閾値より高いか否かに応じて、異なる基準に基づいて、動画にシーンチェンジが含まれるか否かを判定するシーンチェンジ判定部とを備える画像処理システムを提供する。

Description

本発明は、画像処理システム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。米国において本出願は、国際出願PCT/JP2014/003131(出願日:2014年6月12日)の一部継続出願であり、かつ、国際出願PCT/JP2015/056086(出願日:2015年3月2日)の一部継続出願である。
大気モデルに基づいて画像内の霧を除去する技術が知られていた(例えば、特許文献1参照)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2012−168936号公報
画像内からより適切に霧を除去する技術が求められていた。
本発明の第1の態様によれば、画像処理システムが提供される。上記画像処理システムは、動画に含まれる複数のフレームのうちの一のフレームから、彩度が予め定められた閾値より高い高彩度画素を抽出する高彩度画素抽出部を備えてよい。上記画像処理システムは、上記一のフレームにおける上記高彩度画素の割合を示す高彩度画素率を導出する高彩度画素率導出部を備えてよい。上記画像処理システムは、上記一のフレームにおける上記高彩度画素率が予め定められた閾値より高いか否かに応じて、異なる基準に基づいて、上記画像にシーンチェンジが含まれるか否かを判定するシーンチェンジ判定部を備えてよい。
上記シーンチェンジ判定部は、上記高彩度画素率が上記閾値よりも高い場合、上記一のフレームの色相と、上記一のフレームの過去のフレームの色相とに基づいて、上記画像にシーンチェンジが含まれるか否かを判定してよい。上記シーンチェンジ判定部は、上記高彩度画素率が上記閾値以下の場合、上記一のフレームの高彩度画素率と、上記一のフレームの過去のフレームの高彩度画素率とに基づいて、上記画像にシーンチェンジが含まれるか否かを判定してよい。上記画像処理システムは、上記一のフレームのヘイズ濃度の推定値を取得するヘイズ濃度推定値取得部と、上記一のフレームにおける上記高彩度画素率と、上記一のフレームの平均輝度値とに基づいて、上記ヘイズ濃度の推定値の信頼度を導出する信頼度導出部とを備えてよい。上記信頼度導出部は、上記推定値が予め定められた閾値よりも高い場合、上記平均輝度値が大きいほど高い信頼度を導出し、かつ、上記高彩度画素率が低いほど高い信頼度を導出してよい。上記信頼度導出部は、上記推定値が予め定められた閾値以下の場合、上記平均輝度値が小さいほど高い信頼度を導出し、かつ、上記高彩度画素率が高いほど高い信頼度を導出してよい。
上記画像処理システムは、ヘイズ濃度目標値を取得する目標値取得部と、上記信頼度導出部が導出した上記信頼度に基づいて、上記目標値取得部が取得した上記一のフレームの過去のフレームのヘイズ濃度目標値と、上記ヘイズ濃度推定値取得部が取得した上記ヘイズ濃度の推定値とのいずれをヘイズ除去処理に用いるパラメータを調整するために用いるかを決定する目標値決定部とを備えてよい。上記画像処理システムは、上記目標値取得部が取得したヘイズ濃度目標値と、上記ヘイズ濃度推定値取得部が取得した上記ヘイズ濃度の推定値との差分絶対値を導出する差分絶対値導出部に備えてよく、上記目標値決定部は、上記推定値の信頼度及び上記差分絶対値、又は、上記一のフレームがシーンチェンジしたフレームであるかを示すシーンチェンジフラグに基づいて、上記目標値取得部が取得した上記ヘイズ濃度目標値と、上記ヘイズ濃度推定値取得部が取得した上記ヘイズ濃度の推定値とのいずれをヘイズ除去処理に用いるパラメータを調整するために用いるかを決定してよい。
上記画像処理システムは、上記一のフレームのヘイズ除去処理に用いるパラメータを、上記目標値決定部によって決定された上記ヘイズ濃度目標値又は上記ヘイズ濃度の推定値に対応する値に段階的に近づけるように調整するパラメータ調整部を備えてよい。上記パラメータ調整部は、上記目標値決定部によって決定された上記ヘイズ濃度目標値又は上記ヘイズ濃度の推定値と、上記一のフレームの過去のフレームのヘイズ除去処理に用いたパラメータとの差分絶対値、上記ヘイズ濃度の推定値の信頼度、及び上記一のフレームがシーンチェンジしたフレームであるかを示すシーンチェンジフラグに応じた調整量で、上記ヘイズ除去処理に用いるパラメータを、上記目標値決定部によって決定された上記ヘイズ濃度目標値又は上記ヘイズ濃度の推定値に対応する値に段階的に近づけるように調整してよい。
本発明の第2の態様によれば、画像処理システムが提供される。上記画像処理システムは、画像の少なくとも一部の領域の輝度の評価値を導出する輝度評価値導出部を備えてよい。上記画像処理システムは、画像の少なくとも一部の領域の彩度の評価値を導出する彩度評価値導出部を備えてよい。上記画像処理システムは、画像の少なくとも一部の領域のコントラストの評価値を導出するコントラスト評価値導出部を備えてよい。上記画像処理システムは、上記輝度の評価値、上記彩度の評価値及び上記コントラストの評価値に基づいて、上記画像のヘイズ濃度の推定値を導出するヘイズ濃度推定部を備えてよい。
上記画像処理システムは、上記画像から平坦でも強エッジでもない画素を抽出する第1画素抽出部を備えてよく、上記ヘイズ濃度推定部は、上記第1画素抽出部によって抽出された上記平坦でも強エッジでもない画素の輝度の評価値、彩度の評価値及びコントラストの評価値に基づいて、上記ヘイズ濃度の推定値を導出してよい。
本発明の第3の態様によれば、画像処理システムが提供される。上記画像処理システムは、画像から平坦でも強エッジでもない画素を抽出する第1画素抽出部を備えてよい。また上記画像処理システムは、上記第1画素抽出部によって抽出された上記平坦でも強エッジでもない画素の輝度の評価値、彩度の評価値及びコントラストの評価値の少なくとも2つに基づいて、上記画像のヘイズ濃度の推定値を導出するヘイズ濃度推定部を備えてよい。
上記輝度の評価値は、上記領域の平均輝度値であってよい。上記彩度の評価値は、上記領域の平均彩度値であってよい。上記コントラストの評価値は、上記領域のコントラスト値であってよい。上記ヘイズ濃度推定部は、上記平均輝度値が高いほど高い値の上記ヘイズ濃度の推定値を導出してよい。上記ヘイズ濃度推定部は、上記平均彩度値が低いほど高い値の上記ヘイズ濃度の推定値を導出してよい。上記ヘイズ濃度推定部は、上記コントラスト値が低いほど高い値の上記ヘイズ濃度の推定値を導出してよい。上記画像は複数のフレームを含む動画であってよく、上記画像処理システムは、上記複数のフレームのうちの一のフレームにおける、彩度が予め定められた閾値より高い高彩度画素を抽出する高彩度画素抽出部と、上記一のフレームにおける上記高彩度画素の割合を示す高彩度画素率を導出する高彩度画素率導出部と、上記高彩度画素率が予め定められた閾値より高いか否かに応じて、異なる基準に基づいて、上記画像にシーンチェンジが含まれるか否かを判定するシーンチェンジ判定部とを備えてよい。上記画像処理システムは、上記一のフレームにおける上記高彩度画素率と、上記一のフレームの平均輝度値とに基づいて、上記一のフレームの上記ヘイズ濃度の推定値の信頼度を導出する信頼度導出部を備えてよい。上記画像処理システムは、上記信頼度導出部が導出した上記一のフレームのヘイズ濃度の推定値の信頼度と、上記一のフレームがシーンチェンジしたフレームであるかを示すシーンチェンジフラグとに基づいて、上記一のフレームに対するヘイズ除去処理に用いるパラメータを調整するパラメータ調整部を備えてよい。
上記画像処理システムは、上記画像の複数の画素毎のヘイズ濃度に対応する透過率を導出する透過率導出部と、上記ヘイズ濃度の推定値及び上記透過率に基づいて、上記画像にヘイズ除去処理を実行するヘイズ除去部とを備えてよい。上記画像処理システムは、上記画像から平坦でも強エッジでもない画素を抽出する第2画素抽出部をさらに備えてよく、上記ヘイズ除去部は、上記第2画素抽出部によって抽出された上記平坦でも強エッジでもない画素の、上記画像における割合に基づいて、上記ヘイズ除去処理を実行するか否かを決定してよい。
本発明の第4の態様によれば、画像処理システムが提供される。上記画像処理システムは、画像のヘイズ濃度を取得するヘイズ濃度取得部を備えてよい。上記画像処理システムは、上記ヘイズ濃度に基づいて、上記画像の反射率成分と上記画像の照明光成分に、ヘイズ除去度がそれぞれ異なるヘイズ除去処理を施す除去処理部を備えてよい。上記画像処理システムは、上記ヘイズ除去処理が施された上記反射率成分及び上記照明光成分を合成する合成部を備えてよい。上記除去処理部は、大気光に含まれる反射率成分がないと近似できることを前提として、ヘイズ画像の大気モデルとレティネックス理論とを用いて、上記画像の反射率成分と上記画像の照明光成分とに、ヘイズ除去度がそれぞれ異なるヘイズ除去処理を施してよい。上記除去処理部は、上記照明光成分のみに対して上記ヘイズ画像の大気モデルが適用できることをさらに前提として、ヘイズ画像の大気モデルとレティネックス理論とを用いて、上記画像の反射率成分と上記画像の照明光成分とに、ヘイズ除去度がそれぞれ異なるヘイズ除去処理を施してよい。
本発明の第5の態様によれば、コンピュータを、上記画像処理システムとして機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供される。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
画像処理システム100の機能構成の一例を概略的に示す。 ヘイズ濃度推定部200の機能構成の一例を概略的に示す。 平坦&強エッジ画素の抽出処理を説明するための図である。 重み付けグラフ240の一例を概略的に示す。 重み付けグラフ242の一例を概略的に示す。 ヒストグラム値について説明するための図である。 シーン制御部300の機能構成の一例を概略的に示す。 シーンチェンジ判定部310の機能構成の一例を概略的に示す。 ヘイズ信頼度推定部330の機能構成の一例を概略的に示す。 重み付けグラフ352の一例を概略的に示す。 重み付けグラフ354の一例を概略的に示す。 ヘイズ除去パラメータ調整部360の機能構成の一例を概略的に示す。 ヘイズ除去部400の機能構成の一例を概略的に示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、画像処理システム100の機能構成の一例を概略的に示す。本実施形態に係る画像処理システム100は、入力画像に含まれるヘイズを除去して表示する表示装置であってよい。ヘイズとは、微粒子により視界が悪くなる大気現象全般を含む。例えば、ヘイズは霧、靄、霞、煙、粉塵、砂塵、雨及び雪等を含む。表示装置は、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ及び有機ELディスプレイ等であってよい。
画像処理システム100は、画像入力部110、表示部120、ヘイズ濃度推定部200、シーン制御部300及びヘイズ除去部400を備える。画像入力部110は、画像を入力する。画像は、動画又は静止画であってよく、また、動画に含まれるフレームであってもよい。画像入力部110は、RGBデータ、YUVデータ又はHSVデータを入力してよい。画像処理システム100は、入力されたYUVデータをRGBデータに変換してもよい。
ヘイズ濃度推定部200は、入力された画像毎のヘイズ濃度の推定値を導出する。画像のヘイズ濃度とは、画像に含まれるヘイズの濃度である。例えば、同一の空間を撮像した場合、空間の霧の濃度が高いときの方が、空間の霧の濃度が低いときよりも、画像のヘイズ濃度が高い。
シーン制御部300は、入力された動画にシーンチェンジが含まれるか否かを判定する。シーン制御部300は、入力された動画にシーンチェンジが含まれるか否かに基づいて、ヘイズ除去処理に用いるパラメータを生成してよい。ヘイズ除去部400は、入力された画像からヘイズを除去する。ヘイズ除去部400は、シーン制御部300によって生成されたパラメータを用いて、入力された画像からヘイズを除去してよい。表示部120は、ヘイズ除去部400によってヘイズが除去された画像を表示する。
例えば、シーン制御部300は、動画にシーンチェンジが検出されていない場合には、複数のフレームに渡って段階的にヘイズ除去の強度を変化させるべく、ヘイズ除去処理に用いるパラメータを生成する。そして、ヘイズ除去部400は、シーン制御部300が生成したパラメータを用いることによって、動画にシーンチェンジが検出されていない場合には、複数のフレームに渡って段階的にヘイズ除去の強度を変化させる。これにより、ヘイズ除去によって画像が急激に変化してしまうことを防止でき、いわゆるフリッカーのような現象の発生を抑制できる。
また、例えば、シーン制御部300は、動画にシーンチェンジが検出された場合には、動画にシーンチェンジが検出されていない場合よりも少ない数のフレームに渡って段階的にヘイズ除去の強度を変化させるべく、ヘイズ除去処理に用いるパラメータを生成する。そして、ヘイズ除去部400は、シーン制御部300が生成したパラメータを用いることによって、動画にシーンチェンジが検出された場合には、動画にシーンチェンジが検出されていない場合よりも少ない数のフレームに渡って段階的にヘイズ除去の強度を変化させる。
なお、画像処理システム100は、シーン制御部300を備えなくてもよい。この場合、ヘイズ除去部400は、ヘイズ濃度推定部200によって導出された画像のヘイズ濃度の推定値に基づいて、入力された画像からヘイズを除去する。これにより、ヘイズ濃度推定部200によって推定されたヘイズ濃度に基づく、精度の高いヘイズ除去処理を実現することができる。
図2は、ヘイズ濃度推定部200の機能構成の一例を概略的に示す。ヘイズ濃度推定部200は、平坦&強エッジ画素抽出部202、平均輝度算出部204、平均彩度算出部206、コントラスト算出部208、最大彩度取得部210、重み付け取得部212、ヘイズ濃度算出部214、ツール画面判定部216及びセレクタ218を備える。
平坦&強エッジ画素抽出部202は、画像入力部110によって入力された画像から、平坦でも強エッジでもない画素を抽出する。平坦&強エッジ画素抽出部202は、例えば、画像から平坦又は強エッジである画素を抽出して、抽出した画素を当該画像から除外することによって、平坦でも強エッジでもない画素を抽出する。平坦&強エッジ画素抽出部202は、第1画素抽出部の一例であってよい。
平均輝度算出部204は、平坦でも強エッジでもない画素の平均輝度値(AVEと記載する場合がある。)を算出する。平均輝度値は、輝度の評価値の一例であってよい。平均輝度算出部204は、輝度評価値導出部の一例であってよい。
平均彩度算出部206は、平坦でも強エッジでもない画素の平均彩度値(AVEと記載する場合がある。)を算出する。平均彩度値は、彩度の評価値の一例であってよい。平均彩度算出部206は、彩度評価値導出部の一例であってよい。
コントラスト算出部208は、平坦でも強エッジでもない画素のコントラスト値を算出する。コントラスト値は、コントラストの評価値の一例であってよい。コントラスト算出部208は、コントラスト評価値導出部の一例であってよい。
コントラスト算出部208は、平坦でも強エッジでもない画素のヒストグラムを生成してよい。コントラスト算出部208は、任意のビン数のヒストグラムを生成してよい。そして、コントラスト算出部208は、生成したヒストグラムの最大値から最小値を減算して、ヒストグラム幅(HISTWIDTHと記載する場合がある。)を算出してよい。このとき、コントラスト算出部208は、複数のビンのうち、その値が閾値を超えているビンのうちの最大値から最小値を減算してよい。
HISTWIDTHは、コントラスト値の一例であってよい。コントラスト算出部208は、ヒストグラムのビン数を、ヒストグラムの最大幅(MAXWIDTHと記載する場合がある。)として出力してよい。
最大彩度取得部210は、画像処理システム100における最大彩度(MAXと記載する場合がある。)を取得する。重み付け取得部212は、画像のヘイズ濃度を算出するときに用いる重み付け値(coefと記載する場合がある。)を取得する。重み付け取得部212は、例えば、画像処理システム100の製造者又は使用者によって指定されたcoefを取得する。
ヘイズ濃度算出部214は、画像のヘイズ濃度の推定値(Strengthと記載する場合がある。)を算出する。ヘイズ濃度算出部214は、平坦でも強エッジでもない画素の輝度の評価値、彩度の評価値及びコントラストの評価値に基づいて、Strengthを算出してよい。
ヘイズ濃度算出部214は、平均輝度算出部204によって算出された平均輝度値と、平均彩度算出部206によって算出された平均彩度値と、コントラスト算出部208によって算出されたコントラスト値とに基づいて、Strengthを算出してよい。ヘイズ濃度算出部214は、平均輝度値と、平均彩度値と、コントラスト値とを乗算することによって、Strengthを算出してよい。ヘイズ濃度算出部214は、平均彩度値と、最大彩度から平均彩度値を減算した値と、ヒストグラムの最大幅からコントラスト値を減算した値とを乗算してよい。
このとき、ヘイズ濃度算出部214は、平均輝度値に重み付けをしてよい。例えば、ヘイズ濃度算出部214は、値が高いほどより値が高くなり、値が低いほどより値が低くなる重み付けをしてよい。また、ヘイズ濃度算出部214は、平均彩度値に重み付けをしてよい。例えば、ヘイズ濃度算出部214は、値が高いほどより値が高くなり、値が低いほどより値が低くなる重み付けをしてよい。
ヘイズ濃度算出部214は、例えば、下記数式1によって、Strengthを算出する。
Figure 2015190183
これにより、ヘイズ濃度算出部214は、平均輝度値が高いほど高い値のヘイズ濃度の推定値を導出でき、平均彩度値が低いほど高い値のヘイズ濃度の推定値を導出でき、コントラスト値が低いほど高い値のヘイズ濃度の推定値を導出できる。画像のヘイズ濃度が高い場合、画像のコントラストが低く、平均の輝度が高くかつ平均の彩度が低いという仮定が成り立つことから、ヘイズ濃度算出部214によれば、ヘイズの特徴を反映した、より精度の高いヘイズ濃度の推定値を算出することができる。
ツール画面判定部216は、入力された画像がツール画面であるか否かを判定する。ツール画面とは、例えば、表示部120の表示パラメータを設定する画面及び画像の表示パラメータを設定する画面等である。
例えば、表示部120が監視カメラ映像を表示している間に、監視カメラ映像内にヘイズが発生したときは、ヘイズ除去部400によってヘイズ除去処理が実行されることが望ましい。一方、表示部120が監視カメラ映像を表示している間に、監視カメラ映像の閲覧者が表示パラメータの設定を変更するべくツール画面を表示させた場合、当該ツール画面に対してヘイズ除去処理が実行されてしまうと、不必要に画面が暗くなったり、ちらついたりしてしまう場合がある。
そこで、本実施形態に係るヘイズ濃度推定部200は、入力された画像がツール画面と判定された場合には、ヘイズ濃度の推定値として0を出力し、入力された画像がツール画面と判定されなかった場合、ヘイズ濃度算出部214によって算出されたStrengthを出力するよう制御する。
具体的には、セレクタ218が、ヘイズ濃度算出部214によって算出されたStrengthと、ツール画面判定部216によるツール画面判定結果を受信して、入力された画像がツール画面でない場合にはStrengthをシーン制御部300又はヘイズ除去部400に出力し、入力された画像がツール画面である場合には0をシーン制御部300又はヘイズ除去部400に出力する。これにより、ヘイズ除去部400は、入力された画像がツール画面であることを判別することができる。ヘイズ除去部400は、入力された画像がツール画面である場合には、ヘイズ除去処理を実行しないことを決定してよい。なお、ヘイズ濃度推定部200は、0を出力する代わりに、低い値の推定値を出力してもよい。例えば、ヘイズ濃度推定部200は、ヘイズ濃度算出部214によって算出されるStrengthの最小値よりも低い値の推定値を出力する。
ツール画面判定部216は、平坦&強エッジ画素抽出部202によって抽出された平坦でも強エッジでもない画素に基づいて、入力された画像がツール画面であるか否かを判定してよい。ここで、平坦&強エッジ画素抽出部202は、平均輝度算出部204、平均彩度算出部206及びコントラスト算出部208に対して出力する平坦でも強エッジでもない画素を抽出する第1の基準とは異なる第2の基準に従って、ツール画面判定部216に対して出力する平坦でも強エッジでもない画素を抽出してよい。第2の基準は、第1の基準に比べて、平坦でも強エッジでもない画素と判定されにくい基準であってよい。平坦&強エッジ画素抽出部202は、第2画素抽出部の一例であってよい。
ツール画面判定部216は、入力された画像の全画素に対する、平坦&強エッジ画素抽出部202から受信した平坦でも強エッジでもない画素の割合が、予め定められた閾値以下の場合、ツール画面でないと判定し、予め定められた閾値より大きい場合、ツール画面であると判定してよい。
また、ツール画面判定部216は、第1の基準に従って抽出された平坦又は強エッジである画素に対する、第2の基準に従って抽出された平坦又は強エッジである画素の割合が、予め定められた閾値以下の場合に、ツール画面であると判定し、予め定められた閾値より大きい場合、ツール画面でないと判定してもよい。
なお、ツール画面判定部216によれば、ツール画面に限らず、入力された画像における、平坦でも強エッジでもない画素の割合が小さい画面であれば、他の種類の画面であっても判定することができる。例えば、ツール画面判定部216によれば、入力された画像が、表示部120の表示領域全体における、画像表示領域以外の領域の割合が高い画像であるか否かを判定できる。ツール画面判定部216は、入力された画像が、ヘイズ除去処理を実行する対象であるか否かを判定するヘイズ除去処理対象判定部の一例であってよい。
なお、ここでは、平均輝度算出部204、平均彩度算出部206及びコントラスト算出部208が、平坦でも強エッジでもない画素の平均輝度値、平均彩度値及びコントラスト値を算出する場合を例に挙げて説明したが、これに限らない。平均輝度算出部204、平均彩度算出部206及びコントラスト算出部208は、入力された画像の全体の平均輝度値、平均彩度値及びコントラスト値を算出してもよい。また、平均輝度算出部204、平均彩度算出部206及びコントラスト算出部208は、入力された画像の一部の平均輝度値、平均彩度値及びコントラスト値を算出してもよい。
図3は、平坦&強エッジ画素の抽出処理の一例を説明するための図である。平坦&強エッジ画素抽出部202は、注目画素230が平坦又は強エッジであるか否かを判定する場合、まず、注目画素230を中心とした縦横それぞれ7画素について画素値の最大値及び最小値を取得する。
次に、平坦&強エッジ画素抽出部202は、縦方向の7画素及び横方向の7画素のそれぞれについて、最大値から最小値を減算した値を算出する。そして、平坦&強エッジ画素抽出部202は、縦方向及び横方向の少なくとも一方において、最大値から最小値を減算した値が、第1閾値以下である場合、及び、第1閾値よりも大きな値の第2閾値以上である場合に、注目画素230を、平坦又は強エッジである画素として判定する。
なお、縦方向の画素数及び横方向の画素数は7画素以外の画素数であってもよい。また、平坦&強エッジ画素抽出部202は、第1の基準に従って平坦又は強エッジである画素を抽出する場合、第1閾値及び第2閾値を用いてよく、第2の基準に従って平坦又は強エッジである画素を抽出する場合、第1閾値より大きくかつ第2閾値より小さい第3閾値と、第3閾値より大きくかつ第2閾値より小さい第4閾値とを用いてよい。
図4Aは、重み付けグラフ240一例を概略的に示す。また、図4Bは、重み付けグラフ242の一例を概略的に示す。重み付けグラフ240は、ヘイズ濃度算出部214が、平均輝度値に対して重み付けをするときに用いる重み付け値の一例を示す。図4A及び図4Bでは、入力信号が10bitである場合を例示する。ヘイズ濃度算出部214は、重み付けグラフ240に従って平均輝度値に対して重み付けをすることによって、平均輝度値が高いほどより値が高くなり、平均輝度値が低いほどより値が低くなる重み付けをすることができる。
ヘイズ濃度算出部214は、平均彩度値に対して重み付けをするときにも、重み付けグラフ240を用いてよい。ヘイズ濃度算出部214は、平均輝度値に対して重み付けをするときと、平均彩度値に対して重み付けをするときとで、値が同じ重み付けグラフ240を用いてよく、値が異なる重み付けグラフ240を用いてもよい。例えば、平均輝度値の重み付けを、平均彩度値よりも重くする場合、ヘイズ濃度算出部214は、重み付けグラフ242に示すように、より重み付けが重くなる重み付けグラフ242を用いて、平均輝度値に重み付けをしてよい。
図5は、ヒストグラム値について説明するための図である。図5は、ヒストグラムのビン数を16とした場合を例示している。コントラスト算出部208は、図5に示すように、複数のビンのうち、その値が閾値を超えているビンの最大値から最小値を減算することによって、HISTWIDTHを算出してよい。
図6は、シーン制御部300の機能構成の一例を概略的に示す。シーン制御部300は、シーンチェンジ判定部310、ヘイズ信頼度推定部330及びヘイズ除去パラメータ調整部360を備える。
シーンチェンジ判定部310は、画像入力部110によって入力された動画にシーンチェンジが含まれるか否かを判定する。シーンチェンジ判定部310は、動画に含まれる複数のフレームのそれぞれについて、シーンチェンジしたフレームであるか否かを示すシーンチェンジフラグを対応付けてよい。
ヘイズ信頼度推定部330は、画像入力部110によって入力された動画に含まれるフレームについて、ヘイズ濃度推定部200から出力されたStrengthの信頼度を推定する。
ヘイズ除去パラメータ調整部360は、動画に含まれる複数のフレームに対するヘイズ除去処理に用いるパラメータを調整して、ヘイズ除去部400に出力する。ヘイズ除去パラメータ調整部360は、一のフレームと、当該一のフレームの過去のフレームとの関係から、当該一のフレームのヘイズ除去処理に用いるパラメータを調整してよい。ヘイズ除去パラメータ調整部360は、ヘイズ信頼度推定部330が推定した信頼度と、シーンチェンジ判定部310が生成したシーンチェンジフラグとに基づいて、動画に含まれる複数のフレームに対するヘイズ除去処理に用いるパラメータを調整して、ヘイズ除去部400に出力してよい。
図7は、シーンチェンジ判定部310の機能構成の一例を概略的に示す。シーンチェンジ判定部310は、高彩度画素抽出部312、色相ヒストグラム生成部314、高彩度画素率計測部316、平坦&強エッジ画素抽出部318、平均輝度算出部320、平均彩度算出部322及び判定処理部324を備える。
高彩度画素抽出部312は、画像入力部110によって入力された動画に含まれる複数のフレームのうちの一のフレームから、高彩度画素を抽出する。高彩度画素は、その彩度が予め定められた閾値より高い画素であってよい。高彩度画素抽出部312は、RGBデータを受信した場合、フレームに含まれる複数の画素のそれぞれについて、R成分、G成分及びB成分の最大値と最小値との差分が予め定められた閾値以上である画素を高彩度画素として抽出してよい。また、高彩度画素抽出部312は、HSVデータを受信した場合、フレームに含まれる複数の画素のそれぞれについて、S成分が予め定められた閾値以上である画素を高彩度画素として抽出してよい。
色相ヒストグラム生成部314は、高彩度画素抽出部312によって抽出された高彩度画素について、色相のヒストグラム(HueHISTと記載する場合がある。)を生成する。なお、ここでは、色相ヒストグラム生成部314が、高彩度画素抽出部312によって抽出された高彩度画素についてHueHISTを生成する場合を例に挙げて説明するが、これに限らない。色相ヒストグラム生成部314は、画像入力部110によって入力された動画に含まれるフレームについてHueHISTを生成してもよい。
高彩度画素率計測部316は、一のフレームにおける高彩度画素の割合を示す高彩度画素率(HighSatRateと記載する場合がある。)を計測する。高彩度画素率計測部316は、一のフレームの全画素に対する光彩度画素の割合をHighSatRateとしてよい。高彩度画素率計測部316は、一のフレームにおける高彩度画素率を導出する高彩度画素率導出部の一例であってよい。
平坦&強エッジ画素抽出部318は、画像入力部110によって入力された動画に含まれる複数のフレームのうちの一のフレームから、平坦でも強エッジでもない画素を抽出する。平坦&強エッジ画素抽出部318は、平坦&強エッジ画素抽出部202と同様に平坦でも強エッジでもない画素を抽出してよい。このとき、平坦&強エッジ画素抽出部318は、第1の基準に従って平坦でも強エッジでもない画素を抽出してもよく、第2の基準に従って平坦でも強エッジでもない画素を抽出してもよく、また、他の基準に従って平坦でも強エッジでもない画素を抽出してもよい。
平均輝度算出部320は、平坦&強エッジ画素抽出部318によって抽出された平坦でも強エッジでもない画素のAVEを算出する。なお、ここでは、平均輝度算出部320が、平坦&強エッジ画素抽出部318によって抽出された平坦でも強エッジでもない画素のAVEを算出する場合を例に挙げて説明するが、これに限らない。平均輝度算出部320は、画像入力部110によって入力された動画に含まれるフレームについてAVEを算出してもよい。
平均彩度算出部322は、平坦&強エッジ画素抽出部318によって抽出された平坦でも強エッジでもない画素のAVEを算出する。なお、ここでは、平均彩度算出部322が、平坦&強エッジ画素抽出部318によって抽出された平坦でも強エッジでもない画素のAVEを算出する場合を例に挙げて説明するが、これに限らない。平均彩度算出部322は、画像入力部110によって入力された動画に含まれるフレームについてAVEを算出してもよい。
判定処理部324は、画像入力部110によって入力された動画にシーンチェンジが含まれるか否かを判定する判定処理を実行する。判定処理部324は、フレームがシーンチェンジしたフレームであるかを示すシーンチェンジフラグを生成して、ヘイズ除去パラメータ調整部360に出力する。
判定処理部324は、高彩度画素率計測部316が計測した高彩度画素率が予め定められた閾値より高いか否かに応じて、異なる基準に基づいて、動画にシーンチェンジが含まれるか否かを判定してよい。
判定処理部324は、高彩度画素率計測部316が計測した一のフレームについての高彩度画素率が予め定められた閾値よりも高い場合、当該一のフレームの色相と、当該一のフレームの過去のフレームの色相とに基づいて、動画にシーンチェンジが含まれるか否かを判定してよい。当該一のフレームの過去のフレームとは、例えば、当該一のフレームの前のフレームである。
具体的に、判定処理部324は、色相ヒストグラム生成部314が生成した当該一のフレームのHueHISTと、当該一のフレームの過去のフレームの色相ヒストグラム(HueHIST_dlと記載する場合がある。)とのSAD(Sum of Absolute Difference)(HueHISTSADと記載する場合がある。)に基づいて、動画にシーンチェンジが含まれるか否かを判定してよい。
例えば、判定処理部324は、HueHISTSADが第5閾値より低く、当該一のフレームのAVEと当該一のフレームの過去のフレームの平均輝度値(AVE_dlと記載する場合がある。)との差分絶対値が第6閾値より低く、当該一のフレームのAVEと当該一のフレームの過去のフレームの平均彩度値(AVE_dlと記載する場合がある。)との差分絶対値が第7閾値より低い場合、当該一のフレームはシーンチェンジしたフレームではないと判定し、それ以外の場合は、当該一のフレームはシーンチェンジしたフレームであると判定する。判定処理部324は、当該一のフレームがシーンチェンジしたフレームでないと判定した場合、当該一のフレームのシーンチェンジフラグをFalseとしてよい。判定処理部324は、当該一のフレームがシーンチェンジしたフレームであると判定した場合、当該一のフレームのシーンチェンジフラグをTrueとしてよい。
判定処理部324は、高彩度画素率計測部316が計測した一のフレームについての高彩度画素率が予め定められた閾値以下の場合、当該一のフレームのHighSatRateと、当該一のフレームの過去のフレームの高彩度画素率(HighSatRate_dlと記載する場合がある。)とに基づいて、動画にシーンチェンジが含まれるか否かを判定してよい。
例えば、判定処理部324は、HighSatRateとHighSatRate_dlとの差分絶対値が第8閾値より低く、AVEとAVE_dlとの差分絶対値が第6閾値より低く、AVEとAVE_dlとの差分絶対値が第7閾値より低い場合、当該一のフレームはシーンチェンジしたフレームであると判定し、それ以外の場合は、当該一のフレームはシーンチェンジしたフレームであると判定する。
図8は、ヘイズ信頼度推定部330の機能構成の一例を概略的に示す。ヘイズ信頼度推定部330は、平坦&強エッジ画素抽出部332、平均輝度算出部334、高彩度画素抽出部336、高彩度画素率計測部338、ヘイズ濃度推定値取得部340及び信頼度算出部342を備える。
平坦&強エッジ画素抽出部332は、画像入力部110によって入力された動画に含まれる複数のフレームのうちの一のフレームから、平坦でも強エッジでもない画素を抽出する。平坦&強エッジ画素抽出部332は、平坦&強エッジ画素抽出部202と同様に平坦でも強エッジでもない画素を抽出してよい。このとき、平坦&強エッジ画素抽出部332は、第1の基準に従って平坦でも強エッジでもない画素を抽出してもよく、第2の基準に従って平坦でも強エッジでもない画素を抽出してもよく、また、他の基準に従って平坦でも強エッジでもない画素を抽出してもよい。
平均輝度算出部334は、平坦&強エッジ画素抽出部332によって抽出された平坦でも強エッジでもない画素のAVEを算出する。なお、ここでは、平均輝度算出部334が、平坦&強エッジ画素抽出部332によって抽出された平坦でも強エッジでもない画素のAVEを算出する場合を例に挙げて説明するが、これに限らない。平均輝度算出部334は、画像入力部110によって入力された動画に含まれるフレームについてAVEを算出してもよい。
高彩度画素抽出部336は、画像入力部110によって入力された動画に含まれる複数のフレームのうちの一のフレームから、高彩度画素を抽出する。高彩度画素抽出部336は、フレームに含まれる複数の画素のそれぞれについて、R成分、G成分及びB成分の最大値と最小値との差分が予め定められた閾値以上である画素を高彩度画素として抽出してよい。
高彩度画素率計測部338は、一のフレームにおけるHighSatRateを計測する。ヘイズ濃度推定値取得部340は、ヘイズ濃度推定部200が出力したStrengthを取得する。
信頼度算出部342は、平均輝度算出部334が算出したAVEと、高彩度画素率計測部338が計測したHighSatRateとに基づいて、ヘイズ濃度推定値取得部340が取得したStrengthの信頼度を算出して、ヘイズ除去パラメータ調整部360に出力する。信頼度算出部342は、AVEとHighSatRateとに基づいてStrengthの信頼度を導出する信頼度導出部の一例であってよい。信頼度算出部342は、ヘイズ濃度推定値取得部340が取得したStrengthが、予め定められた閾値よりも大きいか否かに応じて、異なる基準で、Strengthの信頼度を算出してよい。
信頼度算出部342は、ヘイズ濃度推定値取得部340が取得したStrengthが予め定められた閾値よりも大きい場合、AVEが大きいほど高い信頼度を算出し、かつ、HighSatRateが低いほど高い信頼度を算出してよい。また、信頼度算出部342は、ヘイズ濃度推定値取得部340が取得したStrengthが予め定められた閾値以下の場合、AVEが小さいほど高い信頼度を算出し、かつ、HighSatRateが高いほど高い信頼度を算出してよい。
信頼度を算出する処理の具体例として、まず、信頼度算出部342は、ヘイズ濃度推定値取得部340が取得したStrength、平均輝度算出部334が算出したAVE、及び高彩度画素率計測部338が計測したHighSatRateのそれぞれに対して重み付けをする。
信頼度算出部342は、例えば、Strength及びHighSatRateに対して、値が高いほどより値が高くなり、値が低いほどより値が低くなる重み付けをする。また、信頼度算出部342は、例えば、AVEに対して、値が高いほど値が低くなり、値が低いほど値が高くなる重み付けをする。重み付けをしたStrengthをStrengthWeightと記載する場合がある。重み付けをしたAVEをAVEWeightと記載する場合がある。重み付けをしたHighSatRateをHighSatRateWeightと記載する場合がある。
次に、信頼度算出部342は、AVEWeight及びHighSatRateWeightのうち値が大きい方を、EvalMaxとする。そして、信頼度算出部342は、EvalMaxとStrengthWeightとの差分絶対値を、ヘイズ濃度の推定値の信頼度として算出する。
図9は、重み付けグラフ352の一例を概略的に示す。重み付けグラフ352は、信頼度算出部342が、Strengthに対して重み付けをするときに用いる重み付け値の一例を示す。信頼度算出部342が、重み付けグラフ352に従ってStrengthに対して重み付けをすることによって、Strengthが高いほどより値が高くなり、Strengthが低いほどより値が低くなる重み付けをすることができる。重み付けグラフ352は、信頼度算出部342が、HighSatRateに対して重み付けをするときに用いられてもよい。
図10は、重み付けグラフ354の一例を概略的に示す。重み付けグラフ354は、信頼度算出部342が、AVEに対して重み付けをするときに用いる重み付け値の一例を示す。信頼度算出部342が、重み付けグラフ354に従ってAVEに対して重み付けをすることによって、AVEが高いほど値が低くなり、Strengthが低いほど値が高くなる重み付けをすることができる。
図11は、ヘイズ除去パラメータ調整部360の機能構成の一例を概略的に示す。ヘイズ除去パラメータ調整部360は、ヘイズ濃度目標値算出部362及びパラメータ調整部364を備える。
ヘイズ濃度目標値算出部362は、一のフレームに対するヘイズ濃度目標値(TargetDepthと記載する場合がある)を算出する。TargetDepthとは、一のフレーム及び当該一のフレームに続く複数のフレームの内容が変化しない場合に収束すべきヘイズ除去パラメータを示す。
ヘイズ濃度目標値算出部362は、ヘイズ信頼度推定部330が、一のフレームにおいて、当該一のフレームのヘイズ濃度の推定値が信頼できないと判断した場合、当該一のフレームの過去のフレームの時点で設定したTargetDepth(TargetDepth_dlと記載する場合がある。)を、当該一のフレームに対するTargetDepthとしてよい。ヘイズ信頼度推定部330は、例えば、一のフレームのヘイズ濃度の推定値の信頼度が予め定められた閾値よりも小さい場合に、当該推定値が信頼できないと判断する。
ヘイズ濃度目標値算出部362は、当該一のフレームの過去のフレームのTargetDepth(TargetDepth_dl)と、ヘイズ濃度推定部200から受信した当該一のフレームについてのStrengthと、信頼度算出部342から受信した当該Strengthの信頼度と、判定処理部324から受信した当該一のフレームについてのシーンチェンジフラグとに基づいて、当該一のフレームに対するTargetDepthを決定してよい。
例えば、まず、ヘイズ濃度目標値算出部362は、StrengthとTargetDepth_dlとの差分絶対値(DiffDepthと記載する場合がある。)を算出する。そして、ヘイズ濃度目標値算出部362は、DiffDepthが第9閾値より大きくかつStrengthの信頼度が第10閾値より大きい場合、及び、シーンチェンジフラグがTrueである場合、StrengthをTargetDepthとし、それ以外の場合、TargetDepth_dlをTargetDepthとする。それ以外の場合とは、シーンチェンジフラグがFalseであり、かつ、DiffDepthが第9閾値より小さい又はStrengthの信頼度が第10閾値より小さい場合であってよい。
パラメータ調整部364は、当該一のフレームのヘイズ除去処理に用いるパラメータ(HazeRemovalStrengthと記載する場合がある。)を、ヘイズ濃度目標値算出部362によって当該一のフレームのTargetDepthとして決定されたStrength又はTargetDepth_dlに対応する値に段階的に近づけるように調整する。これにより、複数のフレームに渡って段階的にヘイズ除去の強度を変化させることができる。
パラメータ調整部364は、ヘイズ濃度目標値算出部362によって決定されたTargetDepthと、当該一のフレームと当該一のフレームの過去のフレームとの関係から、HazeRemovalStrengthを調整してよい。パラメータ調整部364は、当該一のフレームの過去のフレームにおいて調整されたパラメータからヘイズ濃度目標値算出部362によって決定されたTargetDepthに段階的に近づくようにHazeRemovalStrengthを調整してよい。パラメータ調整部364は、当該一のフレームがシーンチェンジしたフレームであるか否かに基づいて、TargetDepthに段階的に近づける幅を変更してよい。例えば、パラメータ調整部364は、シーンチェンジフラグがTrueの場合、すなわち、シーンチェンジ判定部310によって当該一のフレームがシーンチェンジしたフレームであると判定された場合、TargetDepthに段階的に近づける幅を大きくする。これにより、当該一のフレームがシーンチェンジしたフレームである場合に、当該一のフレームがシーンチェンジしたフレームでない場合に比べてヘイズ除去の強度を強くすることができる。
パラメータ調整部364は、ヘイズ濃度目標値算出部362によって決定されたTargetDepthと、当該一のフレームの過去のフレームのヘイズ除去処理に用いたパラメータ(HazeRemovalStrength_dlと記載する場合がある。)との差分絶対値(DiffStrengthと記載する場合がある。)と、Strengthの信頼度と、シーンチェンジフラグとに応じた調整量で、HazeRemovalStrengthを、ヘイズ濃度目標値算出部362によって当該一のフレームのTargetDepthとして決定されたStrength又はTargetDepth_dlに対応する値に段階的に近づけるように調整してよい。
例えば、パラメータ調整部364は、シーンチェンジフラグがTrueの場合、第1の調整量で、HazeRemovalStrengthを、ヘイズ濃度目標値算出部362によって当該一のフレームのTargetDepthとして決定されたStrength又はTargetDepth_dlに対応する値に段階的に近づけるように調整する。また、パラメータ調整部364は、シーンチェンジフラグがFalseであり、DiffStrengthが第11閾値より大きく、かつ、Strengthの信頼度が第12閾値より大きい場合、第2の調整量で、HazeRemovalStrengthを、当該一のフレームのTargetDepthとして決定されたStrength又はTargetDepth_dlに対応する値に段階的に近づけるように調整する。また、パラメータ調整部364は、それ以外の場合には、第3の調整量で、HazeRemovalStrengthを、当該一のフレームのTargetDepthとして決定されたStrength又はTargetDepth_dlに対応する値に段階的に近づけるように調整する。それ以外の場合とは、シーンチェンジフラグがFalseであり、DiffStrengthが第11閾値より小さい又はStrengthの信頼度が第12閾値より小さい場合であってよい。ここで、第1の調整量は、第2の調整量及び第3の調整量より多く、第2の調整量は第3の調整量より多い。
上述したように、ヘイズ濃度目標値算出部362は、Strengthの信頼度及びStrengthとTargetDepth_dlとの差分絶対値、又は、シーンチェンジフラグに基づいて、TargetDepth_dlと、Strengthとのいずれをヘイズ除去処理に用いるパラメータを調整するために用いるかを決定してよい。
TargetDepth_dlを取得するヘイズ濃度目標値算出部362は、目標値取得部の一例であってよい。また、ヘイズ濃度目標値算出部362は、StrengthとTargetDepth_dlとの差分絶対値を算出する差分絶対値導出部の一例であってよい。また、ヘイズ濃度目標値算出部362は、当該一のフレームに対するTargetDepthを決定する目標値決定部の一例であってよい。
図12は、ヘイズ除去部400の機能構成の一例を概略的に示す。ヘイズ除去部400は、照明光分離部402、パラメータ取得部410、除去処理部420及び合成部426を備える。
照明光分離部402は、画像入力部110によって入力された画像Iから照明光成分Iを分離する。照明光分離部402は、画像Iから照明光成分Iを分離することができれば、どのような処理を行ってもよい。
例えば、照明光分離部402は、エッジ保存型ローパスフィルタを用いて、画像Iから照明光成分Iを分離する。エッジ保存型ローパスフィルタとは、エッジを保存しつつ平滑化をおこなうフィルタである。照明光分離部402は、エッジ保存型ローパスフィルタとして、例えば、バイラテラルフィルタを用いる。照明光分離部402は、照明光成分I及び画像Iをパラメータ取得部410に対して出力してよい。
パラメータ取得部410は、ヘイズ除去に用いるパラメータを取得する。パラメータ取得部410は、大気光算出部412、透過率算出部414及びヘイズ濃度推定値取得部416を有する。
大気光算出部412は、画像Iの大気光Aを算出する。大気光算出部412は、画像Iの大気光Aを算出できれば、どのような処理を行ってもよい。例えば、大気光算出部412は、まず、画像Iの各画素に対して周辺画素を含めたRGBの最小値を算出する。次に、大気光算出部412は、画像Iから、算出した最小値が上位0.1%の画素を抽出する。そして、大気光算出部412は、抽出した画素のうち、最も輝度が高い画素の値を大気光Aとする。
透過率算出部414は、画像入力部110によって入力された画像の複数の画素毎のヘイズ濃度に対応する透過率tを算出する。透過率算出部414は、透過率導出部の一例であってよい。透過率算出部414は、透過率tを算出できれば、どのような処理を行ってもよい。例えば、透過率算出部414は、下記数式2によって表されるダークチャネルプライア(Dark Channel Prior)(DCPと記載する場合がある。)に基づいて、透過率tを算出する。
Figure 2015190183
はIの色チャネルであり、Ω(x)はxを中心とする局所領域である。
透過率算出部414は、数式2におけるDCPが透過率tを表すとの仮定に基づいて、DCPの値から透過率tを算出してよい。例えば、透過率算出部414は、下記数式3によって、透過率tを算出してよい。
Figure 2015190183
ヘイズ濃度推定値取得部416は、ヘイズ濃度推定部200が出力したStrengthを取得する。
パラメータ取得部410は、画像I、照明光成分I、大気光算出部412が算出した大気光A、透過率算出部414が算出した透過率t及びヘイズ濃度推定値取得部416が取得したStrengthを除去処理部に出力する。
除去処理部420は、下記数式4によって表されるレティネックス理論と下記数式5によって表されるヘイズ画像の大気モデルとに基づいて、画像Iに対するヘイズ除去処理を実行する。
Figure 2015190183
Figure 2015190183
上記数式5を変形すると下記数式6となる。
Figure 2015190183
上記数式6に、レティネックス理論を適用し、それぞれを反射率成分及び照明光成分の積で表すと、下記数式7となる。
Figure 2015190183
ここで、除去処理部420は、大気光に含まれる反射率成分が少ない又はないと近似できることを前提として、ヘイズ画像の大気モデルとレティネックス理論とを用いて、ヘイズ除去処理を実行してよい。例えば、大気光に含まれる反射率成分が、極小であるとした場合、下記数式8が成り立つものとみなすことができる。
Figure 2015190183
また、除去処理部420は、大気光、原画像、入力画像に対して、それぞれの照明光成分のみに対して大気モデルが適用できることをさらに前提として、ヘイズ画像の大気モデルとレティネックス理論とを用いて、ヘイズ除去処理を実行してもよい。このような前提によれば、下記数式9が成り立つ。
Figure 2015190183
上記数式8及び数式9を、上記数式7に適用することによって、下記数式10が得られる。
Figure 2015190183
上記数式10から、Jの値は、Iが1より大きいときにIより大きくなり、Iが1より小さいときにIより小さくなることが導かれる。
上記数式9及び数式10を用いることによって、除去処理部420は、反射率成分と照明光成分とに、ヘイズ除去度がそれぞれ異なるヘイズ除去処理を施してよい。例えば、除去処理部420は、上記数式9及び数式10に対して、透過率tを異ならせることによって、ヘイズ除去度を異ならせてよい。また、除去処理部420は、上記数式9及び上記数式10の結果に対して異なる重み付けをすることによって、ヘイズ除去度を異ならせてもよい。
除去処理部420は、照明光成分処理部422及び反射率成分処理部424を有する。照明光成分処理部422は、画像の照明光成分に対してヘイズ除去処理を施す。反射率成分処理部424は、画像の反射率成分に対してヘイズ除去処理を施す。
照明光成分処理部422は、パラメータ調整部364から受信したHazeRemovalStrengthを用いて、ヘイズ除去処理を実行してよい。例えば、照明光成分処理部422は、照明光成分I、大気光A、透過率t、HazeRemovalStrength及び上記数式9を用いて、ヘイズ除去処理を施した照明光成分Jを算出してよい。照明光成分処理部422は、HazeRemovalStrengthを用いて、透過率tを調整してよい。また、照明光成分処理部422は、透過率tに代えて、HazeRemovalStrengthを用いてもよい。また、照明光成分処理部422は、透過率tに代えて、HazeRemovalStrengthに基づく値を用いてもよい。照明光成分処理部422がパラメータ調整部364から受信したHazeRemovalStrengthを用いてヘイズ除去処理を実行する場合、パラメータ取得部410は、ヘイズ濃度推定値取得部416を有さなくてよい。また、ヘイズ濃度推定値取得部416がパラメータ調整部364からHazeRemovalStrengthを受信して、当該受信したHazeRemovalStrengthを除去処理部420に送信してもよい。
照明光成分処理部422は、画像入力部110によって静止画が入力された場合及び画像処理システム100がシーン制御部300を備えない場合等においては、パラメータ取得部410から受信した、照明光成分I、大気光A、透過率t、Strength及び上記数式9を用いて、ヘイズ除去処理を施した照明光成分Jを算出してよい。照明光成分処理部422は、透過率tにStrengthを適用して、照明光成分Jを算出してよい。例えば、照明光成分処理部422は、透過率tにStrengthを乗算する。また、例えば、照明光成分処理部422は、Strengthの値に応じた重み付けを透過率tに対して行ってもよい。これにより、ヘイズ濃度推定部200によって推定されたStrengthを用いた、より高精度なヘイズ除去処理を実現できる。
反射率成分処理部424は、パラメータ取得部410から受信した画像I及び照明光成分Iから、反射率成分Iを算出してよい。反射率成分処理部424は、パラメータ調整部364から受信したHazeRemovalStrengthを用いて、ヘイズ除去処理を実行してよい。例えば、反射率成分処理部424は、照明光成分I、反射率成分I、透過率t、HazeRemovalStrength及び上記数式10を用いて、ヘイズ除去処理を施した反射率成分Jを算出してよい。反射率成分処理部424は、HazeRemovalStrengthを用いて、透過率tを調整してよい。また、反射率成分処理部424は、透過率tに代えて、HazeRemovalStrengthを用いてもよい。また、反射率成分処理部424は、透過率tに代えて、HazeRemovalStrengthに基づく値を用いてもよい。反射率成分処理部424がパラメータ調整部364から受信したHazeRemovalStrengthを用いてヘイズ除去処理を実行する場合、パラメータ取得部410は、ヘイズ濃度推定値取得部416を有さなくてよい。また、ヘイズ濃度推定値取得部416が、パラメータ調整部364からHazeRemovalStrengthを受信して、当該受信したHazeRemovalStrengthを除去処理部420に送信してもよい。
反射率成分処理部424は、画像入力部110によって静止画が入力された場合及び画像処理システム100がシーン制御部300を備えない場合等においては、照明光成分I、反射率成分I、透過率t、Strength及び上記数式10を用いて、ヘイズ除去処理を施したJを算出してよい。反射率成分処理部424は、透過率tにStrengthを適用して、Jを算出してよい。例えば、反射率成分処理部424は、透過率tにStrengthを乗算する。また、例えば反射率成分処理部424は、Strengthの値に応じた重み付けを透過率tに対して行ってもよい。これにより、ヘイズ濃度推定部200によって推定されたStrengthを用いた、より高精度なヘイズ除去処理を実現できる。
合成部426は、照明光成分処理部422によってヘイズ除去処理が施された照明光成分Jと、反射率成分処理部424によってヘイズ除去処理が施された反射率成分Jとを合成する。合成部426は、JとJとを合成することによって、出力画像Jを生成する。合成部426によって生成された出力画像Jは、表示部120によって表示されてよい。
本実施形態では、画像処理システム100が、ヘイズ濃度推定部200、シーン制御部300及びヘイズ除去部400を備える表示装置である場合を例に挙げて説明したが、これに限らない。画像処理システム100は、ヘイズ濃度推定部200、シーン制御部300及びヘイズ除去部400のうちの少なくとも1つを備える表示装置であってもよい。
また、画像処理システム100は、シーン制御部300が備えるシーンチェンジ判定部310、ヘイズ信頼度推定部330及びヘイズ除去パラメータ調整部360のうち、シーンチェンジ判定部310のみを備える表示装置であってもよい。また、画像処理システム100は、ヘイズ信頼度推定部330のみを備える表示装置であってもよい。このとき、ヘイズ濃度推定値取得部340は、ヘイズ濃度推定部200によって出力されたStrengthではなく、他の装置等によって推定されたヘイズ濃度推定値を取得してもよい。
また、画像処理システム100が、ヘイズ濃度推定部200、シーン制御部300及びヘイズ除去部400のうちのヘイズ除去部400のみを備える表示装置である場合、ヘイズ濃度推定値取得部416は、ヘイズ濃度推定部200によって出力されたStrengthではなく、他の装置等によって推定されたヘイズ濃度推定値を取得してもよい。
また、本実施形態では、画像処理システム100が表示装置である場合を例に挙げて説明したが、これに限らない。画像を処理する装置であれば、他の種類の装置であってもよい。例えば、画像処理システム100は、スマートフォン等の携帯電話、タブレット端末、パーソナルコンピュータ及び情報家電等であってよい。また、画像処理システム100は、表示部120を有さず、外部の表示部に画像を表示させる装置であってもよい。
以上の説明において、画像処理システム100の各部は、ハードウエアにより実現されてもよく、ソフトウエアにより実現されてもよい。また、ハードウエアとソフトウエアとの組み合わせにより実現されてもよい。また、プログラムが実行されることにより、コンピュータが、画像処理システム100として機能してもよい。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な媒体又はネットワークに接続された記憶装置から、画像処理システム100の少なくとも一部を構成するコンピュータにインストールされてよい。
コンピュータにインストールされ、コンピュータを本実施形態に係る画像処理システム100として機能させるプログラムは、CPU等に働きかけて、コンピュータを、画像処理システム100の各部としてそれぞれ機能させる。これらのプログラムに記述された情報処理は、コンピュータに読込まれることにより、ソフトウエアと画像処理システム100のハードウエア資源とが協働した具体的手段として機能する。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、請求の範囲の記載から明らかである。
請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階などの各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」などと明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」などを用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
100 画像処理システム、110 画像入力部、120 表示部、200 ヘイズ濃度推定部、202 平坦&強エッジ画素抽出部、204 平均輝度算出部、206 平均彩度算出部、208 コントラスト算出部、210 最大彩度取得部、212 重み付け取得部、214 ヘイズ濃度算出部、216 ツール画面判定部、218 セレクタ、230 注目画素、240 重み付けグラフ、242 重み付けグラフ、300 シーン制御部、310 シーンチェンジ判定部、312 高彩度画素抽出部、314 色相ヒストグラム生成部、316 高彩度画素率計測部(高彩度画素率導出部)、318 平坦&強エッジ画素抽出部、320 平均輝度算出部、322 平均彩度算出部、324 判定処理部(シーンチェンジ判定部)、330 ヘイズ信頼度推定部、332 平坦&強エッジ画素抽出部、334 平均輝度算出部、336 高彩度画素抽出部、338 高彩度画素率計測部、340 ヘイズ濃度推定値取得部、342 信頼度算出部(信頼度導出部)、352 重み付けグラフ、354 重み付けグラフ、360 ヘイズ除去パラメータ調整部、362 ヘイズ濃度目標値算出部(目標値取得部、目標値決定部、差分絶対値導出部)、364 パラメータ調整部、400 ヘイズ除去部、402 照明光分離部、410 パラメータ取得部、412 大気光算出部、414 透過率算出部、416 ヘイズ濃度推定値取得部、420 除去処理部、422 照明光成分処理部、424 反射率成分処理部、426 合成部

Claims (9)

  1. 動画に含まれる複数のフレームのうちの一のフレームから、彩度が予め定められた閾値より高い高彩度画素を抽出する高彩度画素抽出部と、
    前記一のフレームにおける前記高彩度画素の割合を示す高彩度画素率を導出する高彩度画素率導出部と、
    前記一のフレームにおける前記高彩度画素率が予め定められた閾値より高いか否かに応じて、異なる基準に基づいて、前記動画にシーンチェンジが含まれるか否かを判定するシーンチェンジ判定部と
    を備える、画像処理システム。
  2. 前記シーンチェンジ判定部は、前記高彩度画素率が前記閾値よりも高い場合、前記一のフレームの色相と、前記一のフレームの過去のフレームの色相とに基づいて、前記画像にシーンチェンジが含まれるか否かを判定し、前記高彩度画素率が前記閾値以下の場合、前記一のフレームの高彩度画素率と、前記一のフレームの過去のフレームの高彩度画素率とに基づいて、前記画像にシーンチェンジが含まれるか否かを判定する、請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 前記一のフレームのヘイズ濃度の推定値を取得するヘイズ濃度推定値取得部と、
    前記一のフレームにおける前記高彩度画素率と、前記一のフレームの平均輝度値とに基づいて、前記ヘイズ濃度の推定値の信頼度を導出する信頼度導出部と
    を更に備える、請求項1又は2に記載の画像処理システム。
  4. 前記信頼度導出部は、前記推定値が予め定められた閾値よりも高い場合、前記平均輝度値が大きいほど高い信頼度を導出し、かつ、前記高彩度画素率が低いほど高い信頼度を導出し、前記推定値が予め定められた閾値以下の場合、前記平均輝度値が小さいほど高い信頼度を導出し、かつ、前記高彩度画素率が高いほど高い信頼度を導出する、請求項3に記載の画像処理システム。
  5. 前記一のフレームの過去のフレームのヘイズ濃度目標値を取得する目標値取得部と、
    前記信頼度導出部が導出した前記信頼度に基づいて、前記目標値取得部が取得した前記ヘイズ濃度目標値と、前記ヘイズ濃度推定値取得部が取得した前記ヘイズ濃度の推定値とのいずれをヘイズ除去処理に用いるパラメータを調整するために用いるかを決定する目標値決定部と
    を更に備える、請求項3又は4に記載の画像処理システム。
  6. 前記目標値取得部が取得したヘイズ濃度目標値と、前記ヘイズ濃度推定値取得部が取得した前記ヘイズ濃度の推定値との差分絶対値を導出する差分絶対値導出部
    を更に備え、
    前記目標値決定部は、前記推定値の信頼度及び前記差分絶対値、又は、前記一のフレームがシーンチェンジしたフレームであるかを示すシーンチェンジフラグに基づいて、前記目標値取得部が取得した前記ヘイズ濃度目標値と、前記ヘイズ濃度推定値取得部が取得した前記ヘイズ濃度の推定値とのいずれをヘイズ除去処理に用いるパラメータを調整するために用いるかを決定する、請求項5に記載の画像処理システム。
  7. 前記一のフレームのヘイズ除去処理に用いるパラメータを、前記目標値決定部によって決定された前記ヘイズ濃度目標値又は前記ヘイズ濃度の推定値に対応する値に段階的に近づけるように調整するパラメータ調整部
    を更に備える、請求項5又は6に記載の画像処理システム。
  8. 前記パラメータ調整部は、前記目標値決定部によって決定された前記ヘイズ濃度目標値又は前記ヘイズ濃度の推定値と、前記一のフレームの過去のフレームのヘイズ除去処理に用いたパラメータとの差分絶対値、前記ヘイズ濃度の推定値の信頼度、及び前記一のフレームがシーンチェンジしたフレームであるかを示すシーンチェンジフラグに応じた調整量で、前記ヘイズ除去処理に用いるパラメータを、前記目標値決定部によって決定された前記ヘイズ濃度目標値又は前記ヘイズ濃度の推定値に対応する値に段階的に近づけるように調整する、請求項7に記載の画像処理システム。
  9. コンピュータを、請求項1から8のいずれか一項に記載の画像処理システムとして機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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