JPWO2015166906A1 - 遠心機及び遠心機用スイングロータ - Google Patents

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Abstract

回動軸を軽量化しても、回動軸の折損や変形が生じることなく、ロータへの負荷荷重を低減させることができる遠心機及び遠心機用の試料容器を提供するため、スイング用の回動軸40を有する試料容器の蓋部31と、スイング式のロータとを有し、ロータの回動軸係合溝に回動軸40が装着された試料容器を、ロータの回転によってスイングさせ、試料容器をバケット収容部に着座させた状態で遠心運転を行う遠心機であって、回動軸40は、接続部43で接続された複数の部材で構成され、ロータの回転に伴う遠心加重によって接続部43で屈曲可能に構成されている。

Description

本発明は、医学、薬学、遺伝子工学、バイオ等の分野において試料を分離するための遠心機に関し、特にスイング式のロータを有する遠心機及び遠心機用の試料容器に使用する回動軸構造の改良に関するものである。
遠心機は、内部に試料を充填した複数の試料容器を収容可能なロータと、ロータ室内でロータを回転駆動するモータ等の駆動手段を備え、ロータを高速で回転させて遠心力を作用させることにより試料容器内の試料を遠心分離するものである。遠心機用ロータはアングルロータとスイングロータに大別できる。アングルロータの場合、内部に試料を充填した複数の試料容器を収容穴に収容し、収容穴開口部上方に風損低減及び万一試料容器が破損、変形したときの試料及び容器破片の飛散防止のための蓋がロータに締結される。収容穴は駆動軸に対し一定の固定角で形成されており、遠心力の大きさによらず収容穴と駆動軸の相対角度は常に固定である。
これに対しスイングロータは、有底部を備えたバケットの内部に試料を充填した試料容器を収容してバケット内部を覆う蓋と試料容器と蓋の接面にOリングなどのシール部材で密閉し、バケットまたは蓋に設けられた棒状または凸形状を有した回動軸をロータに設けられた回動軸用係合溝に係合させて、ロータにバケットを揺動可能に設置して遠心分離する構造である。ロータが静止している時はバケットの中心軸とモータの駆動軸は平行(θ=0°)であるが回転速度が上昇するに従い揺動可能に設置されたバケットに遠心力が作用し回動軸を中心に回転しθ>0°となり、バケットを水平に足らしめる遠心力を発生させる回転速度でほぼ水平(θ≒90°)となる。その後、遠心運転が終わり、回転速度が減少するに従いθは減少し、停止時にはθ=0°となる。このようにスイングロータは遠心運転中の遠心力の大きさによりバケットの中心軸と駆動軸の相対角度が変化する。また、スイングロータの遠心運転中のバケットの遠心加重を保持する形態には主に2種類ある。1つはロータまたはバケットに設けた回動軸の凸部を対向する凹み部で受け、バケットの遠心力による荷重を凸部または凹み部のみで保持する形態と、もう1つはロータまたはバケットに設けた回動軸で水平までバケットをスイングし、そこから回動軸を撓ませてロータの壁面にバケットを着座させ、バケットの遠心力による荷重をロータボディで保持する形態である(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−147908号公報
特許文献1のようなロータまたはバケットに設けた回動軸で水平までバケットをスイングし、そこから回動軸を撓ませてロータにバケットを着座させ、バケットの遠心力による荷重をロータボディで保持する形態では、従来は回動軸が自重による遠心力やバケットの荷重を受けて折損しないように回動軸自体の強度を確保するため断面係数を大きくせざるを得ず、構造が大きくなる問題があった。また、100,000×g以上の遠心加速度を生じるようなスイングロータに使用する回動軸は、強度を確保する都合上、安価で比重の小さいアルミ合金では耐えられないことが多い。更に遠心加速度が大きくなる程従来の考えの回動軸自体の剛性で折損を防止することには限界があった。回動軸として従来は高価だが比重の小さく比強度の高いチタン、又は、安価だが比重の大きいステンレス鋼を使うことが多かったが、チタンを使用すると材料自体が高価である。さらに、アルミ合金やステンレス鋼に比べてチタンは難削材であり製造原価が上昇してしまい、顧客への販売価格を高く設定せざるを得ず購入者に費用負担を強いることになる。
回動軸にステンレス鋼を使用する場合、例えばアルミ合金やチタン合金と同一形状で製作しても比重が約2〜3倍あるため重くなってしまい、自重による遠心荷重に耐えられるようにするためにはやはり剛性を上げざるを得ず、構造が大きくなってしまうため結果としてロータに対する負荷荷重が大きくなるという問題があった。ロータへの負荷荷重が大きくなると、その負荷荷重に耐えられるようにロータボディも強度のある材料を使用したり、強固に設計したりする必要があり、結果として全体的に高価な製品となってしまう。
本発明は以上のような状況に鑑みなされたものであって、上記課題を解決し、回動軸を軽量化しても、回動軸の折損や変形が生じることなく、ロータへの負荷荷重を低減させることができる遠心機及び遠心機用の試料容器を提供することを目的とする。
このような課題を解決するために、本発明の遠心機は、スイング用の回動軸を有する試料容器と、軸方向上側から下側に貫通する貫通孔、当該貫通孔に装着された前記試料容器の前記回動軸の両端を回動可能に支持する一対の支持部、及び前記貫通孔の中心軸に対して垂直方向の径方向外側に形成された切り欠き部を有するスイング式のロータとを有し、前記支持部に前記回動軸が装着された前記試料容器を、前記ロータの回転によってスイングさせ、前記試料容器を前記切り欠き部に着座させた状態で遠心運転を行う遠心機であって、前記回動軸は、接続部で接続された複数の部材で構成され、前記ロータの回転に伴う遠心加重によって前記接続部で屈曲可能であることを特徴とする。さらに、本発明の遠心機は、前記試料容器が前記ロータの回転によってスイングされた後に、前記回動軸の前記接続部での屈曲により、前記試料容器が前記切り欠き部に着座されるようにしても良い。さらに、本発明の遠心機は、前記試料容器は、試料を収容する容器部と、当該容器部を密封する蓋部とを有し、前記容器部には、スイング時に前記切り欠き部に着座する着座面が形成され、前記蓋部は、前記容器部の開口部を覆うための円盤部と、前記円盤部の上方に一体に形成される中空部とを有し、前記回動軸は、前記接続部が前記中空部内に位置するように組み付けられ、前記中空部内には、前記接続部が屈曲されないように付勢する付勢手段が配置されていても良い。さらに、本発明の遠心機は、前記中空部には、前記回動軸が貫通され、前記容器部の長手方向に所定の長さを有する長手方向穴が中空部貫通穴として形成されており、前記長手方向穴から両側に突出された前記回動軸は、前記接続部での屈曲により、前記長手方向穴に沿って前記長手方向にそれぞれ移動可能であっても良い。さらに、本発明の遠心機は、前記回動軸の軸部の軸径は、前記接続部の直径よりも小さく、前記中空部貫通穴は、前記回動軸の前記接続部を前記中空部内に挿入させるために周方向に所定の長さを有する周方向穴と、前記長手方向穴とで側面視で略T字状に形成されていても良い。さらに、本発明の遠心機は、前記回動軸は、前記中空部に配置されたピンによって前記接続部で回動可能に接続され、前記ピンを支点として屈曲可能であっても良い。さらに、本発明の遠心機は、前記回動軸は、前記試料容器を前記切り欠き部に着座させた状態での遠心運転において、前記ロータの一対の前記支持部と前記ピンとで遠心荷重が支持されるようにしても良い。さらに、本発明の遠心機は、前記接続部には、前記回動軸の軸方向と平行な接触面が形成されており、前記付勢手段は、接触面が平面で構成されたスペーサを前記接続部の接触面に向けて付勢していても良い。さらに、本発明の遠心機は、前記付勢手段及び前記スペーサは、前記中空部に配置されたストッパと前記接続部の接触面との間に介装されていても良い。さらに、本発明の遠心機は、前記付勢手段は、積層された複数枚の皿バネであって、前記ストッパは前記中空部の軸方向に対して垂直方向に螺合されるネジであっても良い。さらに、本発明の遠心機は、前記ロータの前記支持部によって支持される前記回動軸の両端には、略半球面状の回動軸端面が形成され、前記回動軸の軸部の軸径は、前記回動軸端面の直径より小さくても良い。また、本発明の遠心機用スイングロータは、軸方向上側から下側に貫通する貫通孔、当該貫通孔に装着された試料容器の回動軸の両端を回動可能に支持する一対の支持部、及び前記貫通孔の中心軸に対して垂直方向の径方向外側に形成された切り欠き部を有する遠心機用スイングロータであって、前記試料容器の前記回動軸は、接続部で接続された複数の部材で構成され、前記ロータの回転に伴う遠心加重によって前記接続部で屈曲可能であることを特徴とする。
本発明によれば、回動軸への負荷荷重および曲げモーメントを従来の半分以下として大幅に低減することができ、回動軸自体を軽量化しても、遠心運転のたびに繰り返しうける曲げ応力を受けても回動軸の折損や変形が生じることなく使用可能となる。そして、ロータへの負荷荷重を低減することができるので、ロータ及び回動軸の長寿命化、低コスト化を図ることができるという効果を奏する。
本発明に係る遠心機の第1の実施の形態の全体構成を示す縦断面図である。 図1に示すロータの構成を示す上面図である。 図2に示すA−A断面図である。 図1に示す試料容器の外観構成を示す斜視図である。 図1に示す試料容器の縦断面図である。 図2に示す回動軸の構成を示す図である。 図4に示す蓋部の構成を示す図である。 図4に示す蓋部の構成を示す縦断面図である。 図1に示すロータの軸方向縦断面図である。 図1に示すロータが回転を開始して試料容器が水平状態に到達した直後の揺動状態を示した図である。 図1に示すロータが高速回転時における試料容器の状態を示した図である。 図3に示す回動軸と回動軸係合溝との係合状態を説明する説明図である。 図6に示す回動軸の他の構成例を示す図である。 図6に示す回動軸の他の構成例を示す図である。 図6に示す回動軸の他の構成例を示す図である。
次に、本発明の実施の形態を、図面を参照して具体的に説明する。なお、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理等には同一の符号を付し、適宜重複した説明は省略する。また、本明細書において上下方向は各図に示す方向であるとして説明する。
(第1の実施の形態) 第1の実施の形態の遠心機1は、図1を参照すると、板金やプラスチックなどで製作される箱状の筐体2に収容され、筐体2の内部は水平な仕切り板3によって上下2段の空間に仕切られている。上段の空間の内部には防護壁4が設けられ、防護壁4とドア5によってボウル6が収容される減圧室7が画定されている。そして、ドア5を閉じることで、図示しないドアパッキンによって減圧室7は密閉される。ボウル6は上面が開口している円筒状であって、その内部空間(ロータ室8)には試料容器30を揺動可能に設置したロータ20が収容されている。
減圧室7内の大気を排気して真空(減圧)にするための真空ポンプとして、油拡散真空ポンプ9と油回転真空ポンプ10とが直列に接続されている。すなわち、減圧室7を画定する防護壁4に形成された真空引き開口部11と油拡散真空ポンプ9の吸引口とが真空配管12により接続され、油拡散真空ポンプ9の排出口と油回転真空ポンプ10の吸引口とが真空配管13により接続されている。減圧室7の減圧に当たり、油拡散真空ポンプ9は大気圧からの真空引きができないため、初めに油回転真空ポンプ10で真空引きする。その後、油拡散真空ポンプ9が動作すると、油拡散真空ポンプ9と油回転真空ポンプ10とで減圧室7を減圧するものである。なお、油拡散真空ポンプ9は、オイルを貯留するボイラと、該ボイラを加熱するヒータと、ボイラで気化したオイル分子を一定方向に噴射させるジェットと、気化したオイル分子を冷却して液化するための冷却部とで構成されている。
ロータ20は駆動軸14を回転軸として回転可能であって、分離する試料を保持しつつ高速回転するスイングタイプの遠心機用スイングロータである。図1では、ロータ20が停止中であって試料容器30の中心軸が鉛直方向となっている状態を示している。本実施の形態のロータ20は、例えば最高回転速度が50,000rpm以上で回転できる、いわゆる超高速遠心機と呼ばれるものである。筐体2内の仕切り板3によって仕切られた下段には、駆動部15が仕切り板3に取付けられており、駆動部15のハウジング16には駆動源としてのモータ17が内蔵されている。そのモータ17の垂直上方に延びる駆動軸14は、ボウル6を貫通してロータ室8内に達し、その上端部にはロータ20が着脱可能に装着される。
ロータ20は複数の試料容器30を保持しながら高速回転をする回転体であって、ロータ20の回転と共に遠心力によって試料容器30が遠心力の作用方向(回転軸から見て径方向外側)にスイングして、試料容器30の中心軸が鉛直方向から水平方向に移動する。ロータ20は、駆動部15に含まれるモータ17によって回転されるが、モータ17の回転は図示しない制御装置によって制御される。
減圧室7はドア5によって密閉可能に構成され、ドア5を開けた状態で、上側の上部開口部18を介してボウル6内のロータ室8にロータ20を装着又は取り外しができる。ボウル6には、図示していないがロータ室8内部を所望の低温に保つための冷却装置が接続され、遠心分離運転中は制御装置の制御によってロータ室8の内部が設定された環境に保たれる。ドア5の側方(右側)には、使用者がロータの回転速度や遠心分離時間等の条件を入力すると共に、各種情報を表示する操作表示部19が配置される。操作表示部19は、例えば液晶表示装置と操作ボタンの組み合わせ、又は、タッチ式の液晶パネルで構成される。
図2に示すロータ20は、試料容器30がそれぞれの貫通孔21に挿入された状態が示されている。ロータ20は、図2に示すように、上から見た際に略円形であって、径が100mmから300mm程度の大きさのロータボディ20bに直径が20mmから50mm弱程度の6つの貫通孔21が形成されている。この貫通孔21のそれぞれには、試料容器30が装着される。試料容器30には回動軸40が配置され、その回動軸40の長手方向が円周方向に向くように試料容器30が貫通孔21内に収容される。貫通孔21は円周方向に60度ずつ隔てて均等間隔で設けられた、上側から下側に貫通する円筒状の穴であり、穴の直径は試料容器30の外径よりもわずかに大きく形成され、貫通孔21の内壁の円周方向に約180度隔てた2箇所に回動軸係合溝22が形成されている。回動軸係合溝22は、貫通孔21の上部開口から軸方向下側に延び、下部開口にまでは到達することなく、貫通孔21の途中まで形成されている。これにより、回動軸係合溝22は、試料容器30の回動軸40の両端部を保持する保持手段として機能する。回動軸40の長さは貫通孔21の直径よりもわずかに大きく形成されている。従って、回動軸40の両端位置が回動軸係合溝22の位置に一致しないときには、回動軸40の両端部が貫通孔21の上端部に接触するため、試料容器30を貫通孔21の所定位置まで挿入することができない。回動軸40の両端部を回動軸係合溝22に沿うように試料容器30を貫通孔21の上側から下方向に挿入すると、回動軸係合溝22の下端部で回動軸40の両側が保持されることにより、試料容器30が下側に落ちないように保持される。試料容器30のスイング方向は回動軸40と垂直な平面内になるため、回動軸40はその平面となす角が90度となる。また、スイング方向を含む平面は遠心荷重がかかる方向と一致させる必要があるので、その平面は駆動軸14(図1)の回転軸(回転中心)を通ることになる。さらに、ロータ20の上からみた外縁形状はほぼ円形としても良いが、本実施の形態では質量軽減を図るためにバケット収容部24(図3参照)及び貫通孔21が形成されない箇所、即ち符号23に示す部分において肉厚を落とすように減肉部を形成している。
図3には、ロータ20が停止していて、試料容器(バケット組立体)30の長手方向が鉛直方向になっている状態が示されている。試料容器30は、図3に示すように、回動軸40の両端部が回動軸係合溝22の下端部に当接しているために、ロータ20から下側に抜け落ちずに図示の位置にて保持される。この際、試料容器30は、回動軸40の両端部分を除いて、ロータ20には一切接触することなく保持される。この状態からモータ17(図1参照)を起動してロータ20を回転させると、試料容器30は、回動軸40を回転軸にして、遠心力よって径方向外側にスイングする。この試料容器30のスイングは、試料容器30の長手方向が水平(真横)になるまで続くが、その際に試料容器30のスイングがロータ20に阻害されないように、ロータ20にはバケット収容部24が形成されている。バケット収容部24は、ロータ20の下側端部を半円柱状にくり抜いた切り欠き部であって、試料容器30がスイングした際に、特定の箇所を除いて、試料容器30とロータ20とが接触しないように形成された空間である。ロータボディ20bの下部には、駆動軸14の先端に設けられている嵌合部に取り付けるための駆動軸穴20aが設けられている。
図4には、蓋部31に容器部51を装着した状態の試料容器30が示されている。容器部51は、図4を参照すると、その内部に分離する試料を入れるチューブを収容するための容器たるバケット52を有している。バケット52は、比強度の高いチタン合金等の金属の削り出しによって一体に製造される。容器部51の開口部53の下方には、径方向に広がるフランジ部54が形成されている。フランジ部54は、開口部53からテーパー面54bに対してなめらかに接続される外縁部54aと、外縁部54aの下側に形成され、ロータ20のバケット収容部24の側壁面(バケット受け面25)と接触するために円周方向に連続する斜面である着座面54cとにより構成される。そして、着座面54cの下方に、バケット52が接続されている。テーパー面54bは、フランジ部54から上方の開口部53に至り徐々に径が細くなるように形成されている。なお、テーパー面54bの形状は比較的に自由に形成できるが、着座面54cは、試料容器30の遠心加重が受け止める箇所であるため、強度の点からフランジ部54の着座面54cとバケット受け面25との形状を設計すると良い。本実施の形態の着座面54cは、図3に示すように、フランジ部54の外縁部54aから下方のバケット52の円筒部分になめらかに接続して容器部51の強度を十分確保するように構成されている。また、試料容器30が理想的な状態でなく、やや斜めに捩られた状態でスイングしていき試料容器30のボディ部の片側がバケット受け面25に先に当たるようなことがあったとしても、試料容器30は回動軸40によって拘束されることなく、遠心加重によって着座面54cがバケット受け面25に良好な面接触位置に誘導されることができるので、回動軸40に対して試料容器30と試料61の遠心荷重がかかることはない。
蓋部31は、バケット52の内部空間を密閉するための蓋として機能する。蓋部31は、容器部51の開口部53にネジ結合又は差込み方式により装着される。蓋部31の上下方向中央付近には容器部51の蓋本体となる円盤状の円盤部33が形成されている。円盤部33の上面中央部には、上方に延びる円筒形の中空部32が形成され、中空部32の側方には貫通穴35が対向して設けられている。中空部32の中空部分は、上方が解放され、下端部は円盤部33によって閉鎖された底面となっている。そして、回動軸40は、貫通穴35を貫通し、貫通穴35を介して中空部32の対向する径方向に突出するように設けられている。貫通穴35は、遠心荷重のかかる方向に延びる単なる長穴ではなくて、本実施の形態では側面視で略T字状の形状とされるが、その詳細形状は後述する。蓋部31は、例えばアルミニウム合金等の金属の削りだし加工により製造され、円盤部33の下方には後述する装着部34(図5参照)が形成されている。回動軸40は、ロータ20に形成された回動軸係合溝22に係合されるものであって、スイング状態になる前には試料容器30の荷重を支える役割を果たす。
図5に示すように、容器部51の内部には、チューブ60の外形と一致する空間が形成され、上部にはチューブ60を出し入れするための開口部53が形成される。チューブ60は例えば合成樹脂製の略円筒状の容器であって、全長が約100mmであって開口部の直径が25mm程度であり、内部に遠心分離を行う対象たる試料61が入れられる。なお、チューブ60のサイズは用途、必要遠心加速度により耐えうる形状、サイズが多数存在する。容器部51の開口部53に装着された蓋部31は、チューブ60の開口部を覆うことにより容器部51の内部空間を密閉状態に保つ役割を果たし、バケット52内に充填した試料61がバケット52の外に漏れ出るのを防いでいる。容器部51の開口部53の内周側には雌ねじが形成されていると共に、蓋部31の装着部34の外周面には雄ねじが形成されている。開口部53の雌ねじに装着部34の雄ねじを螺合させて蓋部31に容器部51を装着することで、Oリング80等のシール部材によって容器部51の内部空間が密閉される。このように蓋部31が容器部51に取り付けられることによりこれらが一体化して、回動軸40を支点として揺動できる。なお、蓋部31の装着部34の外周面に密着面を形成すると共に、蓋部31の装着部34の外周面に密着面を形成し、開口部53の密着面と装着部34の密着面とを当接させて蓋部31に容器部51を装着するようにしても良い。
図6(a)を参照すると、回動軸40は、円柱状の軸部41と、軸部41の一端部に形成され、試料容器30の回動軸係合溝22と係合する略半球面状の回動軸端面42とを備えている。なお、図6(a)は、回動軸40単体を斜め上から見た斜視図である。回動軸端面42の中心位置は、軸部41の軸心上に位置している。軸部41の他端部には、他の回動軸40と接続される接続部43が形成されている。接続部43には、軸部41の軸心上に位置する平面である回動軸摺動面44が形成されており、その回動軸摺動面44には、軸心が軸部41の軸心と交わり、回動軸摺動面44に対して垂直なピン摺動穴45が形成されている。軸部41の軸径は、回動軸端面42の直径より小さく構成されている。これにより、軽量化を図ることができると共に、回動軸端面42と回動軸係合溝22との円滑な接触を可能としている。また、回動軸摺動面44及びピン摺動穴43が形成されている接続部43の軸径が一番大きく形成されている。回動軸40の長手方向の長さは、15から30mm程度であり、基本的な軸径である軸部41の軸径は3mm程度とするのが好ましく、試料容器30の全重量(試料61を除く)の2%未満の重量とすることが好ましい。
図7(a)及び(b)を参照すると、蓋部31は、蓋として作用する部分の円盤部33と、円盤部33の上方に形成された中空部32と、下方に形成された装着部34により主に構成される。さらに円盤部33の外周には細かい凹凸状の加工33a(例えば、ローレット加工)が設けられていて、蓋部31を容器部51に締め込む場合に、手で回し易くしてある。なお、図7(a)は、略T字状の貫通穴35を正面に見た蓋部31の側面図であり、図7(b)は、蓋部31の外観形状を示す斜視図である。中空部32の側面には、一方の側から他方の側に貫通する側面視で略T字状の貫通穴35が形成されている。貫通穴35は、矩形またはオーバル(曲線)状に形成することができる。貫通穴35のうち上下方向に長い長手方向穴35bの部分は、回動軸40が貫通する箇所であり、貫通穴35の横方向(円周方向)の幅は、回動軸40の軸部41が移動する際に抵抗とならない程度の幅に設定されている。貫通穴35のうち横方向(円周方向)に広い幅を有する周方向穴35aの部分は、回動軸40の接続部43を中空部32内に挿入するために形成された挿入口である。そして、周方向穴35aから中空部32内に挿入された回動軸40の接続部43は、軸部41よりも軸径が一番大きく、長手方向穴35bを通過しない。従って、周方向穴35aから接続部43を中空部32内に挿入させた回動軸40の軸部41を、長手方向穴35bに移動させることで、回動軸40を軸方向に引き抜いても外れることが阻止される。また、中空部32には、貫通穴35と直交して一方の側から他方の側に貫通する圧入穴36及びネジ穴37が形成されている。圧入穴36は、長手方向穴35bの下端付近に形成され、ネジ穴37は、圧入穴36から上方向に所定の間隔をおいて形成されている。
中空部32の貫通穴35上部付近には、円周方向に連続する環状溝部32aが形成される。環状溝部32aは、軽量化に寄与すると共に、蓋部31を取り扱う際のつまみとしての役割も果たす。円盤部33の下側には、円筒状の装着部34が設けられている。装着部34は、容器部51の開口部53と係合する部分であって、本実施の形態では、蓋部31を容器部51に対して、軸方向にネジ込んで装着および取り外することができる。装着部34には雄ネジ部34bが形成されている。
回動軸40は、図6(b)に示すように、2本の回動軸40が互いに逆向きに接続された状態で、図4及び図5に示すように、蓋部31に組み付けられる。なお、図6(b)は、ピン38によって接続された2本の回動軸40を斜め上から見た斜視図である。2本の回動軸40は、図6(c)及び図7(c)に示すように、互いの接続部43が中空部32内で回動軸摺動面44が対面するようにそれぞれ配置され、双方のピン摺動穴45を貫通するように圧入穴36に圧入されたピン38によって、回動軸摺動面44同士が摺動可能な状態(ピン38によって軸支された状態)で接続される。なお、図6(c)は蓋部31に組み込まれた回動軸40を水平方向に切断した断面図であり、図7(c)は回動軸40が組み込まれた蓋部31の構成を示す部分断面斜視図である。
図7(c)及び図8に示すように、中空部32内のピン38によって接続された回動軸40(回動軸摺動面44)の上方には、スペーサ70が配置されている。スペーサ70は、円盤状の部材であり、回動軸40の接続部43と接触する下側の接触面は、平面である。そして、スペーサ70の上面には、外形が円形に構成された凸部である嵌合部70aが形成されている。中空部32内には、スペーサ70の嵌合部70aに係合するように複数枚の皿バネ71が挿入され、ネジ穴37に装着された止めネジ39によって、皿バネ71が回動軸40の接続部43に向けて押圧された状態で脱落しないように保持されている。嵌合部70aは、皿バネ71の内周側に嵌合させ良好に保持するために設けられている。
皿バネ71は、円盤状のばねを皿のように膨らみを持たせたものであって、小さな撓みで大きな荷重や衝撃を受けることができる弾性体であり、スペーサ70を止めネジ39から離れる方向に介して付勢し、スペーサ70を上方側から接続部43の接触面46に押しつける付勢手段として機能する。なお、本実施の形態では、6枚の皿バネ71を挿入するように構成したが、皿バネ71の枚数や強度は、遠心分離の最高回転数や容器部51の重さや中に入れられる試料の容量等を考慮して適宜設定すれば良い。また、皿バネ71だけに限られずに圧縮スプリングやその他の弾性部材(例えば、金属製のバネ部材や樹脂製のバネ)を用いて付勢するように構成しても良い。
図8に点線で示す回動軸40は、付勢手段である皿バネ71に外力が作用していない状態が示されている。回動軸40の接続部43におけるスペーサ70との接触面46は、軸部41と平行である。従って、付勢手段である皿バネ71の付勢によって回動軸40の接続部43の上方側からスペーサ70を押しつけることで、2本の回動軸40(軸部41)は、図8に点線で示すように直線上に位置する。
図8に実線で示す回動軸40は、矢印で示す外力(遠心力)が作用して付勢手段である皿バネ71が撓んだ状態が示されている。スペーサ70と止めネジ39間の隙間は皿バネ71を0.2mm程度撓ませる程度の隙間とし常時バネ性を持続するように構成されている。従って、矢印で示す外力が作用することで、回動軸40はピン38を回転中心として回動し、長手方向穴35bに係合して上下方向に移動する。これにより、互いの接続部43で接続された2本の回動軸40(軸部41)は、接続部43で屈曲されることになる。本構造にすることで、中空部32に配置される皿バネ71の撓み量に対し回動軸40(回動軸端面42)の移動距離Hは数倍となる。なお、皿バネ71を他の弾性部材、例えばコイルバネ等に変えても同様の効果がある。なお、中空部32の中空部分の下端部は円盤部33によって閉鎖された底面となっているが、中空部32内に組み込まれ、ピン38によって接続された回動軸40の接続部43は、底面と隙間が空くように構成されている。これは底面に接触することなく、ピン38を回転中心として、回動軸40を円滑に回転させるためである。
図9は、図1に示すロータ20の軸方向縦断面図であり、点線で示す試料容器30は、ロータ20が停止時の状態を示し、実線で示す試料容器30は、ロータ20が回転時の状態を示している。ロータ20の高速回転により試料容器30は、点線で示す停止時の位置から実線で示す回転時の状態に、回動軸40を中心に揺動範囲Xのようにスイングする。試料容器30は、回動軸40が回動軸係合溝22の下側端部付近を中心に回転可能に搭載されるため、ある回転速度に達すると試料容器30が回動軸40を揺動中心としてスイングし、バケット52の長手方向が水平方向となる水平状態になる。図9は、試料容器30が水平方向になった直後の低速回転時(例えば100〜1,500rpm程度)の状態を示すもので、このように水平状態になった直後の低速回転数では、試料容器30にかかる遠心荷重が小さいので、2本の回動軸40は、皿バネ71による付勢力によって直線上に維持され、フランジ部54の着座面54cとバケット収容部24のバケット受け面25とは互いに接触しない位置に保たれる。換言すると、試料容器30が水平方向になった直後の低速回転時の状態で作用する遠心荷重では、ほとんど撓むことがない強度の皿バネ71が用いられ、フランジ部54の着座面54cとバケット収容部24のバケット受け面25とは、2本の回動軸40が直線上に維持された状態で試料容器30がスイングした場合には、互いに接触しない位置に配置されている。これにより、試料容器30が揺動範囲29に示すように鉛直状態から水平状態にスイングする途中では、試料容器30はロータ20のいずれの部分にも接触しないので、スムーズにスイングすることができる。
次に、図9に実線で示すように試料容器30が水平状態にスイングした直後の状態からロータ20が更に高速にて回転し、ロータ20側のバケット受け面25と容器部51側の着座面54cとが接触するまでの動きについて図10及び図11を用いて詳細に説明する。図10は、ロータ20が回転を開始して試料容器30が水平状態に到達した直後の揺動状態を示した図であり、(a)は、図9(a)に示すB−B部に相当する位置の部分断面図であり、(b)は、(a)に示すC−C部の断面図である。また、図11は、ロータ20が高速回転時における試料容器30の状態を示した図であり、(a)は、図9(a)に示すB−B部に相当する位置の部分断面図であり、(b)は、(a)に示すC−C部の断面図である。
図10に示すように、試料容器30が水平状態にスイングした状態で、試料容器30の遠心荷重を支える回動軸40には、容器部51、蓋部31、チューブ60及びチューブ60内に満たされた試料61の分の遠心力荷重F1がかかっている。さらに、回動軸40には、自重分とスペーサ70及び皿バネ71分による遠心荷重F2も加わっている。バケット52が水平方向に到達した直後の状態では、皿バネ71は撓んでおらず、2本の回動軸40がほぼ直線上に維持される。この際のロータ20の壁面(バケット受け面25付近)とバケット52は隙間がある程度存在する状態であって接触していない。この状態から更に回転速度が上昇し遠心加速度が増加すると図11に示す状態に移行する。
試料容器30に強い遠心荷重がかかるため、皿バネ71による付勢力(耐荷重)を遠心加速度が上回っているため皿バネ71は撓んで、2本の回動軸40が互いの接続部43で屈曲する。これにより、試料容器30は、外周側に移動し、バケット受け面25と試料容器30(フランジ部54の着座面54c)との隙間が縮まる。さらに高速回転になると試料容器30は遠心加速度方向(径方向外側)にさらに移動し、バケット受け面25とフランジ部54の着座面54cが良好に面接触する。この面接触した状態を、本実施の形態では「着座」と呼ぶことにする。この着座の際の回転数は、例えば2000〜5000rpm程度であり、面接触する範囲は、試料容器30の着座面54cの周方向に見て上側に位置する約半分程度である。このように、ロータ20の回転速度が高速になった場合には、着座により、試料容器30の遠心荷重はロータ20に形成されたバケット受け面25の広い領域で受け止められるので、回動軸40には、容器部51や蓋部31等にかかる遠心荷重F1は作用しないようになる。
図12(a)は、図11(a)に示す領域Yの拡大図である。本実施の形態では、軸部41の軸径を略半球状の回動軸端面42の直径より小さく構成することで、回動軸40の軽量化を図っていると共に、回動軸端面42と回動軸係合溝22との円滑な接触を可能としている。すなわち、軸部41の軸径を回動軸端面42の直径より小さく構成することで、図12(a)に示すように、回動軸係合溝22内での回動軸端面42の可動域が確保され、2本の回動軸40が互いの接続部43で屈曲しても、回動軸係合溝22と回動軸端面42とが面接触となり良好な接触状態を維持できる。これに対し、軸部の軸径を回動軸端面よりも細くしない回動軸40aを用いた場合には、図12(b)に示すように、回動軸40の屈曲に伴って回動軸係合溝22の角部が回動軸40aに当接するため、点もしくは線接触となってしまい、良好な接触状態を維持できなくなってしまう。
例えば、回動軸40の自重が約3g(試料容器30の2%未満)で、ロータ20の回転数が32,000prmで回転する場合には、回動軸40だけの遠心加重でも約300kgとなり、回動軸40を両端部だけで自重による遠心加重を支えることが困難になってしまう。この遠心加重に耐えるために回動軸40の強度を上げることも考えられるが、強度アップは通常重量増加を伴うのでさらに遠心加重が増える結果になってしまう。そこで、本実施の形態では、2本の回動軸40を用いて、1本の回動軸40に加わる遠心荷重及び曲げモーメントを低減させ、更に軸部41の軸径を小さくして軽量化するように形状決定し、2本の回動軸40を互いの接続部43で接続させ、遠心加重によって接続部43で屈曲可能に構成した。つまり、従来は、回動軸係合溝22間の長い距離を一本の回動軸で支えていた構成を、回動軸40の長さを回動軸係合溝22間の約半分の長さにすることで、本来であれば折損してしまう太さ、長さ、材質の回動軸40を折損させずに更なる高遠心加速度にも耐えられるような構造とした。この構造であれば、回動軸40が一本構造では耐えられない高遠心加速度でも、折損することなく十分使用可能な回動軸40を供給できる。
(第2の実施の形態) 第2の実施の形態では、図13を参照すると、2本の回動軸40’が蓋部31’の中空部32’を介して接続されている。図13において、(a)は回動軸40’の構成を示す斜視図であり、(b)は回動軸40’が組み込まれた蓋部31’の構成を示す部分断面斜視図であり、(c)は回動軸40’が組み込まれた蓋部31’の構成を示す縦断面図である。
図13(a)に示すように、回動軸40’の接続部43’には、第1の実施の形態の回動軸40における回動軸摺動面45が形成されておらず、ピン摺動穴45と接触面46とが設けられている。図13(b)に示すように、蓋部31’の中空部32’の周面には、2つの圧入穴36(一方の圧入穴36は不図示)が水平方向に並んで形成されている。図13(b)及び(c)に示すように、2本の回動軸40’は、それぞれの接続部43’が蓋部31’の中空部32’内に位置するように配置され、それぞれピン摺動穴45を貫通するように2つの圧入穴36に圧入されたそれぞれのピン38によって、2本の回動軸40’が中空部32’にそれぞれ軸支されている。そして、第1の実施の形態と同様に、スペーサ70と皿バネ71とが接続部43’の接触面46と止めネジ39との間に介装されている。
第2の実施の形態では、2本の回動軸40’を中空部32’にそれぞれ組み付ける必要があるため、作業工程が増えてしまうが、第1の実施の形態のように2つのピン摺動穴45を合わせてピン38を挿入する必要がないため、組み付け作業自体は容易に行うことができるようになる。
(第3の実施の形態) 第3の実施の形態では、図14を参照すると、2本の回動軸40’’が中間部材47を介して接続されている。図14において、(a)は回動軸40’’の構成を示す斜視図であり、(b)は回動軸40’’が組み込まれた蓋部31’’の構成を示す部分断面斜視図である。
図14(a)に示すように、2本の回動軸40’’の接続部43’’は、ピン48によって中間部材47にそれぞれ接続されている。2本の回動軸40’’を中間部材47の接続するそれぞれピン48は、平行に設定されている。そして、図14(b)に示すように、中間部材47を介して接続された2本の回動軸40’’は、互いの接続部43’’と中間部材47とが蓋部31’’の中空部32’’内に位置するように配置され、第1の実施の形態と同様に、スペーサ70と皿バネ71とが接続部43’’の接触面46と止めネジ39との間に介装されている。
第3の実施の形態によると、事前に2本の回動軸40’’を接続する作業工程が必要になるが、中空部32’’に圧入穴36を形成する必要がなく、回動軸40’’の中空部32’’への組付けを容易に行うことができる。
(第4の実施の形態) 第4の実施の形態では、図15を参照すると、2本の回動軸40’’’がピン49によって蓋部31’’’に組み込まれる以前から接続されている。図15において、(a)は回動軸40’’’の構成を示す斜視図であり、(b)は回動軸40’’’が組み込まれた蓋部31’’’の構成を示す部分断面斜視図である。
図15(a)に示すように、2本の回動軸40’’’の接続部43’’’は、ピン49によって直接接続されている。そして、図15(b)に示すように、ピン49によって直接接続された2本の回動軸40’’’は、互いの接続部43’’’が蓋部31’’’の中空部32’’’内に位置するように配置され、第1の実施の形態と同様に、スペーサ70と皿バネ71とが接続部43’’’の接触面46と止めネジ39との間に介装されている。
第4の実施の形態によると、事前に2本の回動軸40’’’を接続する作業工程が必要になるが、中空部32’’に圧入穴36を形成する必要がなく、回動軸40’’’の中空部32’’’への組付けを容易に行うことができる。
以上、説明したように本実施の形態は、スイング用の回動軸40を有する試料容器30と、軸方向上側から下側に貫通する貫通孔21、当該貫通孔21に装着された試料容器30の回動軸40の両端を回動可能に支持する一対の支持部として機能する回動軸係合溝22、及び貫通孔21の中心軸に対して垂直方向の径方向外側に形成された切り欠き部であるバケット収容部24を有するスイング式のロータとを有し、回動軸係合溝22に回動軸40が装着された試料容器30を、ロータ20の回転によってスイングさせ、試料容器30をバケット収容部24に着座させた状態で遠心運転を行う遠心機1であって、回動軸40は、接続部43で接続された複数の部材で構成され、ロータ20の回転に伴う遠心加重によって接続部43で屈曲可能に構成されている。この構成により、回動軸40への負荷荷重および曲げモーメントを従来の半分以下として大幅に低減することができ、回動軸40自体を軽量化しても、遠心運転のたびに繰り返しうける曲げ応力を受けても回動軸40の折損や変形が生じることなく使用可能となる。そして、ロータ20への負荷荷重を低減することができるので、ロータ20及び回動軸40の長寿命化、低コスト化を図ることができる。
さらに、本実施の形態によれば、試料容器30がロータ20の回転によって水平方向にスイングされた後に、回動軸40の接続部43での屈曲により、試料容器30がバケット収容部24に着座される。この構成により、回動軸40の折損を防止すると共に、回動軸40の撓み量を大幅(3mm前後)に増加させることができるため、ロータ20(バケット収容部24)と試料容器30の隙間が変動しても余裕をもって着座させることができる。さらに、従来の一体構造の時はその材料の弾性限度内の範囲の変形量しか変形できず試料容器30の十分な移動距離を確保することができなかった、回動軸40の接続部43での屈曲により試料容器30の十分な移動距離の確保が可能となり、且つ回動軸40の折損防止とバネ性を両立し、高性能な遠心機1を提供可能となった。
さらに、本実施の形態によれば、試料容器40は、試料を収容する容器部51と、容器部51を密封する蓋部31とを有し、容器部51には、スイング時にバケット収容部24に着座する着座面54cが形成され、蓋部31は、容器部51の開口部53を覆うための円盤部33と、円盤部33の上方に一体に形成される中空部32とを有し、回動軸40は、接続部43が中空部32内に位置するように組み付けられ、中空部32内には、接続部43が屈曲されないように付勢する付勢手段(皿バネ71)が配置されている。この構成により、ロータ20(バケット収容部24)に試料容器30の着座面54cを着座させるためにバネ性を確保することができる。
さらに、本実施の形態によれば、中空部32には、回動軸40が貫通され、容器部51の長手方向に所定の長さを有する長手方向穴35bが貫通穴35として形成されており、長手方向穴35bから両側に突出された回動軸40は、接続部43での屈曲により、長手方向穴35bに沿って長手方向にそれぞれ移動可能である。この構成により、回動軸40は長手方向穴35bの開口部稜線に平行に滑りながら移動可能となるので、試料容器30を回動軸40に係合されながら滑らせて移動させることができ、試料に不要な振動を与えないことが可能となり、超高速回転域における遠心加重による回動軸自体の破損を効果的に防止することができる。
さらに、本実施の形態によれば、回動軸40の軸部の軸径41は、接続部43の軸径よりも小さく、貫通穴35は、回動軸40の接続部43を中空部32内に挿入させるために周方向に所定の長さを有する周方向穴35aと、長手方向穴35bとで側面視で略T字状に形成されている。この構成により、周方向穴35aから接続部43を中空部32内に挿入させた回動軸40の軸部41を、長手方向穴35bに移動させることで、回動軸40の中空部32からの脱落を効果的に防止することができる。
さらに、本実施の形態によれば、回動軸40は、中空部32に配置されたピン38によって接続部43で回動可能に接続され、ピン38を支点として屈曲可能である。この構成により、回動軸40の接続部43での屈曲を容易に行うことができ、試料容器30の十分な移動距離を確保することができる。
さらに、本実施の形態によれば、回動軸40は、試料容器30をバケット収容部24に着座させた状態での遠心運転において、ロータ20の一対の回動軸係合溝22とピン38とで遠心荷重が支持される。この構成により、一対の回動軸係合溝22によって支持する遠心荷重を軽減させることができる。
さらに、本実施の形態によれば、接続部43には、回動軸40の軸方向と平行な接触面46が形成されており、付勢手段(皿バネ71)は、接触面が平面で構成されたスペーサ70を接続部43の接触面16に向けて付勢している。この構成により、遠心加重が作用しない状態では、回動軸40は直線上に維持されるため、試料容器30をスムーズにスイングさせることができる。
さらに、本実施の形態によれば、付勢手段(皿バネ71)及びスペーサ70は、中空部32に配置されたストッパ(ネジ39)と接続部43の接触面との間に介装されている。この構成により、中空部32に配置される皿バネ71の撓み量に対し、回動軸40の移動距離Hは数倍となり、中空部32に配される付勢手段の小型化、軽量化が図れ、かつ回動軸40への負荷荷重および曲げモーメントを大幅に低減することができる。
さらに、本実施の形態によれば、ロータ20の回動軸係合溝22によって支持される回動軸40の両端には、略半球面状の回動軸端面42が形成され、回動軸40の軸部41の軸径は、回動軸端面42の直径より小さく構成されている。この構成により、回動軸40が接続部43で屈曲しても、回動軸係合溝22と回動軸端面42とが面接触となり良好な接触状態を維持できる。
また、本実施の形態は、スイング式のロータ20を有する遠心機1用の試料容器30であって、ロータ20の軸方向上側から下側に貫通する貫通孔21に形成された一対の支持部に支持され、ロータ20の回転によるスイングの軸となる回動軸40を具備し、回動軸40は、接続部43で接続された複数の部材で構成され、ロータ20の回転に伴う遠心加重によって接続部43で屈曲可能である。
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例えば回動軸40の形状は上述の実施例のように円柱形の形状だけに限らず、長手方向と垂直な断面形状が略四角形又は楕円形の形状であって、回動軸係合溝22に係合する部分だけが半球状に形成されたものであっても良い。
1…遠心機、2…筐体、3…仕切り板、4…防護壁、5…ドア、6…ボウル、7…減圧室、8…ロータ室、9…油拡散真空ポンプ、10…油回転真空ポンプ、11…真空引き開口部、12、13…真空配管、14…駆動軸、15…駆動部、16…ハウジング、17…モータ、18…上部開口部、19…操作表示部、20…ロータ、20a…駆動軸穴、20b…ロータボディ、21…貫通孔、22…回動軸係合溝、23…減肉部、24…バケット収容部、25…バケット受け面、30…試料容器、31、31’、31’’、31’’’…蓋部、32、32’、32’’、32’’’…中空部、32a…環状溝部、33…円盤部、33a…凹凸状の加工、34…装着部、34b…雄ネジ部、35…貫通穴、35a…周方向穴、35b…長手方向穴、36…圧入穴、37…ネジ穴、38…ピン、39…止めネジ、40、40’、40’’、40’’’…回動軸、41…軸部、42 回動軸端面、43、43’、43’’、43’’’…接続部、44…回動軸摺動面、45…ピン摺動穴、46…接触面、47…中間部材、48…ピン、49…ピン、51…容器部、52…バケット、53…開口部、54…フランジ部、54a…外縁部、54b…テーパー面、54c…着座面、60…チューブ、61…試料、70…スペーサ、70a…嵌合部、71…皿バネ、80…Oリング、F1、F2…遠心力荷重、H…回動軸の移動距離、X…揺動範囲

Claims (12)

  1. スイング用の回動軸を有する試料容器と、軸方向上側から下側に貫通する貫通孔、当該貫通孔に装着された前記試料容器の前記回動軸の両端を回動可能に支持する一対の支持部、及び前記貫通孔の中心軸に対して垂直方向の径方向外側に形成された切り欠き部を有するスイング式のロータとを有し、前記支持部に前記回動軸が装着された前記試料容器を、前記ロータの回転によってスイングさせ、前記試料容器を前記切り欠き部に着座させた状態で遠心運転を行う遠心機であって、前記回動軸は、接続部で接続された複数の部材で構成され、前記ロータの回転に伴う遠心加重によって前記接続部で屈曲可能であることを特徴とする遠心機。
  2. 前記試料容器が前記ロータの回転によってスイングされた後に、前記回動軸の前記接続部での屈曲により、前記試料容器が前記切り欠き部に着座されることを特徴とする請求項1記載の遠心機。
  3. 前記試料容器は、試料を収容する容器部と、当該容器部を密封する蓋部とを有し、前記容器部には、スイング時に前記切り欠き部に着座する着座面が形成され、前記蓋部は、前記容器部の開口部を覆うための円盤部と、前記円盤部の上方に一体に形成される中空部とを有し、前記回動軸は、前記接続部が前記中空部内に位置するように組み付けられ、前記中空部内には、前記接続部が屈曲されないように付勢する付勢手段が配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載の遠心機。
  4. 前記中空部には、前記回動軸が貫通され、前記容器部の長手方向に所定の長さを有する長手方向穴が中空部貫通穴として形成されており、前記長手方向穴から両側に突出された前記回動軸は、前記接続部での屈曲により、前記長手方向穴に沿って前記長手方向にそれぞれ移動可能であることを特徴とする請求項3記載の遠心機。
  5. 前記回動軸の軸部の軸径は、前記接続部の直径よりも小さく、前記中空部貫通穴は、前記回動軸の前記接続部を前記中空部内に挿入させるために周方向に所定の長さを有する周方向穴と、前記長手方向穴とで側面視で略T字状に形成されていることを特徴とする請求項4記載の遠心機。
  6. 前記回動軸は、前記中空部に配置されたピンによって前記接続部で回動可能に接続され、前記ピンを支点として屈曲可能であることを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載の遠心機。
  7. 前記回動軸は、前記試料容器を前記切り欠き部に着座させた状態での遠心運転において、前記ロータの一対の前記支持部と前記ピンとで遠心荷重が支持されることを特徴とする請求項6記載の遠心機。
  8. 前記接続部には、前記回動軸の軸方向と平行な接触面が形成されており、前記付勢手段は、接触面が平面で構成されたスペーサを前記接続部の接触面に向けて付勢していることを特徴とする請求項3乃至7のいずれかに記載の遠心機。
  9. 前記付勢手段及び前記スペーサは、前記中空部に配置されたストッパと前記接続部の接触面との間に介装されていることを特徴とする請求項8記載の遠心機。
  10. 前記付勢手段は、積層された複数枚の皿バネであって、前記ストッパは前記中空部の軸方向に対して垂直方向に螺合されるネジであることを特徴とする請求項9記載の遠心機。
  11. 前記ロータの前記支持部によって支持される前記回動軸の両端には、略半球面状の回動軸端面が形成され、前記回動軸の軸部の軸径は、前記回動軸端面の直径より小さいことを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の遠心機。
  12. 軸方向上側から下側に貫通する貫通孔、当該貫通孔に装着された試料容器の回動軸の両端を回動可能に支持する一対の支持部、及び前記貫通孔の中心軸に対して垂直方向の径方向外側に形成された切り欠き部を有する遠心機用スイングロータであって、前記試料容器の前記回動軸は、接続部で接続された複数の部材で構成され、前記ロータの回転に伴う遠心加重によって前記接続部で屈曲可能であることを特徴とする遠心機用スイングロータ。
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