JPWO2015146761A1 - スターリング冷凍機 - Google Patents
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Abstract
スターリング冷凍機において、ディスプレーサ22は、ガスが満たされた内部空間を有する。膨張機本体20は、ディスプレーサ22を往復移動可能に収容する。ディスプレーサ22は、ガスの対流を抑制する1または複数の対流抑制板42を内部空間に収容する。対流抑制板は、ディスプレーサの長手軸に交差する方向に配置されている。蓄冷器38は、ディスプレーサ22の外周部においてディスプレーサ22の長手軸を中心軸とする円筒形状の所定の領域に位置するように膨張機本体20に備えられてもよい。対流抑制板42は、ディスプレーサ22が往復移動しても、蓄冷器38が位置する所定の領域と対応する位置となるように備えられてもよい。
Description
本発明は、冷凍機に関し、特にスターリング冷凍機に関する。
スターリング冷凍機に関して、ディスプレーサを中空にしてガスを収容することがある。このとき、ディスプレーサ内のガスの対流による伝熱により、熱損失生じることが知られている。このため、ガスの対流を規制するために、綿状、帯状、粉末状の断熱材をディスプレーサ内に収容する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
本発明のある態様の例示的な目的のひとつは、ディスプレーサ内におけるガスの対流をより適切に抑制する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のスターリング冷凍機は、ガスが満たされた内部空間を有するディスプレーサと、ディスプレーサを往復移動可能に収容する膨張機本体とを備える。ディスプレーサは、ガスの対流を抑制する1または複数の対流抑制板を内部空間に収容し、対流抑制板は、ディスプレーサの長手軸に交差する方向に配置されている。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、ディスプレーサ内におけるガスの対流をより適切に抑制する技術を提供することができる。
スターリング冷凍機の動作中、ディスプレーサは往復移動する。このため、ディスプレーサ内においてガスの対流を規制する部材を用いる場合、ディスプレーサに固定されていることが望ましい。しかしながら、ガスの対流を規制する部材として例えば綿状、帯状、あるいは粉末状の断熱材を用いると、これらの部材はディスプレーサ内に固定するのは難しいと考えられる。気体の対流を規制する部材がディスプレーサに固定できないと、ディスプレーサ内のガスの対流を適切に規制できない場合も起こりうる。場合によっては、ディスプレーサの往復移動時にディスプレーサの内壁に対流を規制する部材がぶつかったり、対流を規制する部材同士がぶつかったりして異音が生じる原因となるかもしれない。そこで本発明のある実施形態に係るスターリング冷凍機は、ガスの対流を規制する部材として板状の部材を用いる。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。なお、説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。また、以下に述べる構成は例示であり、本発明の範囲を何ら限定するものではない。
図1は、本発明のある実施形態に係るスターリング冷凍機10を概略的に示す図である。スターリング冷凍機10は、圧縮機11、接続管12、及び膨張機13を備える。
圧縮機11は、圧縮機ケース14を備える。圧縮機ケース14は、高圧の作動ガスを気密に保持するよう構成されている圧力容器である。作動ガスは例えばヘリウムガスである。また、圧縮機11は、圧縮機ケース14に収容されている圧縮機ユニットを備える。圧縮機ユニットは圧縮機ピストン及び圧縮機シリンダを備えており、それらのうち一方は圧縮機ケース14の中で往復移動するよう構成されている可動部材15であり、他方は圧縮機ケース14に固定されている静止部材である。圧縮機ユニットは、可動部材15の中心軸に沿う方向に可動部材15を圧縮機ケース14に対して移動させるための駆動源を備える。圧縮機11は、可動部材15の往復移動を可能とするように可動部材15を圧縮機ケース14に支持する支持部16を備える。可動部材15は、ある振幅及び周波数で圧縮機ケース14及び静止部材に対し振動する。圧縮機11内の作動ガスの容積も、特定の振幅および周波数で振動する。
圧縮機ピストンと圧縮機シリンダとの間に作動ガス室が形成されている。この作動ガス室は、上述の静止部材及び圧縮機ケース14に形成されている連通路を通じて、接続管12の一端に接続されている。接続管12の他端は、膨張機13の作動ガス室へと接続されている。こうして接続管12により、圧縮機11の作動ガス室が膨張機13の作動ガス室に接続される。
膨張機13は、図2を参照して後述するように、膨張機本体20、ディスプレーサ22、及び支持部40を備える。
図2は、本発明のある実施形態に係る膨張機13を概略的に示す図である。図2には膨張機13の内部構造の概略を示す。
膨張機13は、膨張機本体20及びディスプレーサ22を備える。膨張機本体20は、高圧の作動ガスを気密に保持するよう構成されている圧力容器である。ディスプレーサ22は、膨張機本体20の中で往復移動するよう構成されている可動部材である。また、膨張機13は、ディスプレーサ22の往復移動を可能とするようにディスプレーサ22を膨張機本体20に支持する少なくとも1つの支持部40を備える。
膨張機本体20は、第1区画24及び第2区画26を備える。第1区画24は、膨張機本体20とディスプレーサ22との間に形成される作動ガスの膨張空間28を含む。膨張空間28に隣接する膨張機本体20の部分には、対象物を冷却するための冷却ステージ29が設けられている。第2区画26は、弾性部材30を介してディスプレーサ22を膨張機本体20に支持するよう構成されている。
第2区画26は、ディスプレーサ22の往復移動方向(図において矢印Cで示す)において第1区画24と隣接する。第2区画26と第1区画24との間にはシール部25が設けられており、これにより第2区画26は第1区画24から仕切られている。よって、第1区画24における作動ガスの圧力変動は、第2区画26に伝わらないか、または第2区画26における作動ガスの圧力にあまり影響しない。なお、第2区画26は、圧縮機11から送られる作動ガスの平均圧力と同等の圧力となるように、作動ガスと同種のガスが封入されている。
ディスプレーサ22は、第1区画24に収容されているディスプレーサ本体32と、ディスプレーサロッド34と、を備える。ディスプレーサロッド34は、ディスプレーサ本体32より細い軸部である。ディスプレーサ22はその往復移動方向に平行である中心軸を有しており、ディスプレーサ本体32及びディスプレーサロッド34はディスプレーサ22の中心軸に同軸に設けられている。ディスプレーサ22は内部空間を有しており、作動ガスと同種のガスで満たされている。またディスプレーサ22は、ガスの対流を抑制する1以上の対流抑制板42を備える。なお、ディスプレーサ22の詳細は後述する。
ディスプレーサロッド34は、ディスプレーサ本体32からシール部25を通って第2区画26へと延在する。ディスプレーサロッド34は、ディスプレーサ22の往復移動を可能とするよう第2区画26において膨張機本体20により支持される。上述のシール部25は例えば、ディスプレーサロッド34と膨張機本体20との間に形成されるロッドシールであってもよい。
第1区画24は、ディスプレーサ本体32を囲むシリンダ部を形成する。このシリンダ部の底面とディスプレーサ本体32の端面との間に膨張空間28が形成されている。膨張空間28は、ディスプレーサ22の往復移動方向においてディスプレーサ本体32とディスプレーサロッド34との接合部とは反対側に形成されている。この接合部とシール部25との間には、接続管12に接続されるガス空間36が形成されている。
膨張機本体20のシリンダ部の側面には、ディスプレーサ本体32の外周部に位置するように、蓄冷器38が取り付けられる。より具体的には、蓄冷器38は、ディスプレーサ本体32の外周部においてディスプレーサ22の長手軸を中心軸とする円筒形状の領域に位置するように、膨張機本体20のシリンダ部の側面に備えられる。蓄冷器38は例えば、金網の積層構造を備える。膨張空間28とガス空間36との間の作動ガスの流通は蓄冷器38を通じて可能である。
蓄冷器38とガス空間36の間には、水冷式熱交換器37が設けられる。水冷式熱交換器37は、圧縮機11から供給された作動ガスを冷却し、その熱を膨張機13の外部へ放出するための熱交換を実現する。また蓄冷器38と冷却ステージ29との間には、低温熱交換器39が取り付けられる。
膨張機13は、ディスプレーサ22の往復移動方向における複数の異なる位置で、ディスプレーサ22の往復移動を可能とするようディスプレーサ22を膨張機本体20に支持する。そのために、膨張機13は2つの支持部40を備える。これら2つの支持部40は第2区画26に設けられている。このようにして、中心軸に対するディスプレーサ22の傾動を抑制することができる。
支持部40は上述の弾性部材30を備える。弾性部材30は、ディスプレーサ22が中立位置から変位するときディスプレーサ22に弾性的復元力が作用するように、ディスプレーサロッド34と膨張機本体20との間に配設されている。これにより、ディスプレーサ22は、弾性部材30のバネ定数、作動ガスの圧力に起因するバネ定数、およびディスプレーサ22の質量から定まる固有振動数で往復移動する。ディスプレーサロッド34は、弾性部材取付部51を介して弾性部材30に固定される。
弾性部材30は例えば、少なくとも1つの板バネを含むバネ機構を備える。板バネはフレクシャバネとも呼ばれるバネであり、ディスプレーサ22の往復移動方向に柔軟であり、往復移動方向に垂直な方向に剛である。このような板バネは、例えば特開2008−215440号公報に開示されている。この文献を参照によりその全体を本願明細書に援用する。したがって、弾性部材30により、ディスプレーサ22はその中心軸に沿う方向への移動が許容されているが、それと直交する方向への移動は規制されている。
このようにして、ディスプレーサ22と弾性部材30とからなる振動系が構成されている。この振動系は、圧縮機11の可動部材15の振動と同一の周波数で当該振動と位相差を有してディスプレーサ22が振動するよう構成されている。ディスプレーサ22は、圧縮機11の可動部材15の振動によって生じる作動ガス圧力の脈動によって駆動される。ディスプレーサ22及び圧縮機11の可動部材15の往復動によって膨張空間28と圧縮機11の作動ガス室との間に逆スターリングサイクルが形成される。こうして、膨張空間28に隣接する冷却ステージが冷却され、スターリング冷凍機10は対象物を冷却することができる。
次にディスプレーサ22をより詳細に説明する。
上述したように、実施の形態に係るディスプレーサ22は中空であり、作動ガスと同種のガスが満たされた内部空間を有する。ディスプレーサ22を中空にすることにより、ディスプレーサ22が軽量化され、スターリング冷凍機10自体の軽量化にも資する。また、ディスプレーサ22の内部空間を作動ガスと同種のガスで満たすのは、何らかの原因でディスプレーサ22の内部の気体が第1区画24または第2区画26に流出したとしても、それによって作動ガスが汚染されることが防止できるからである。
ここで、ディスプレーサ22の内部空間を真空にすることにより、ディスプレーサ22の内部の気体が第1区画24または第2区画26に流出することが防止できる。この場合、何らかの原因でディスプレーサ22の内部空間と、第1区画24または第2区画26とが導通すると、作動ガスがディスプレーサ22の内部空間に流入し、冷却に寄与する作動ガスが減少する。以上より、ディスプレーサ22の内部空間を作動ガスと同種のガスが満たすのが好ましい。
膨張空間28で発生した寒冷は、蓄冷器38に蓄えられる。このため、蓄冷器38において、低温熱交換器39と熱的に接触する側の端部は、水冷式熱交換器37と熱的に接触する側の端部よりも、低温となる。以下、本明細書において、蓄冷器38において低温熱交換器39と熱的に接触する側の端部を「低温端」、水冷式熱交換器37と熱的に接触する側の端部を「高温端」と記載する。同様に、ディスプレーサ22において、膨張空間28に面する先端部を「低温端」、ガス空間36(すなわち圧縮空間)に面する基端部を「高温端」と記載する。
スターリング冷凍機10の運転中、蓄冷器38には、高温端から低温端に向かって温度が下がる温度勾配が生じる。図2に示すように、蓄冷器38は、ディスプレーサ22の外周部においてディスプレーサ22の長手軸を中心軸とする円筒形状の領域に位置するように、膨張機本体20に備えられている。また、ディスプレーサ22の往復移動の範囲、すなわちディスプレーサ22のストローク長は、蓄冷器38よりも短い。このため、ディスプレーサ22は、蓄冷器38の低温端付近に接触する領域と、蓄冷器38の高温端付近に接触する領域とが存在する。以下説明の便宜のため、ディスプレーサ22のうち、蓄冷器38と熱的に接触する位置を、「蓄冷器38と対応する位置」と記載することがある。「蓄冷器38と対応する位置」は、ディスプレーサ22のうち、「蓄冷器38と対向する位置」と表現することもできる。
この結果、ディスプレーサ22の内部空間を満たしているガスも、ディスプレーサ22の低温端側に存在するガスと、高温端側に存在するガスとの間で温度差が生じる。ディスプレーサ22の低温端側に存在するガスは、蓄冷器38の低温端や膨張空間28で冷却されるからである。
実施の形態に係る膨張機13は、ディスプレーサ22の長手軸が延在する方向(ディスプレーサ22の往復移動の方向)が水平方向、すなわち重力に対して交差する方向に設置されることがある。この場合、一般に低温のガスは高温のガスよりも重いため、低温のガスがディスプレーサ22の内部空間の下部に移動し、高温のガスが内部空間の上部に移動する対流が生じる。これにより、ディスプレーサ22の内部空間に満たされたガスは、ディスプレーサ22の長手軸に対して交差する方向に、温度勾配が生じる。より具体的には、ディスプレーサ22の内部空間に満たされたガスのうち、重力に対して下側に存在するガスの方が、上側に存在するガスと比較して、低温となる。
以下、実施の形態に係る膨張機13は、ディスプレーサ22の長手軸が延在する方向が水平方向であることを前提とする。このため、重力の方向はディスプレーサ22の長手軸に対して交差する方向であるものとする。
ディスプレーサ22の内部空間に満たされたガスに重力方向に温度勾配が生じることにより、ディスプレーサ22の外周を囲む蓄冷器38にも、重力方向に温度勾配が生じる。すなわち、重力に対して下側に存在する蓄冷器38の方が、上側に存在する蓄冷器38と比較して低温となる。蓄冷器38の低温端は低温熱交換器39と熱的に接触して熱交換をするが、場所によって蓄冷器38の低温端の温度が異なると、熱交換の際に熱損失が発生し、スターリング冷凍機10の冷凍性能の低下を招く。
そこで実施の形態に係るディスプレーサ22は、内部空間の中に、ディスプレーサ22の長手軸に交差する方向に配置された1または複数の対流抑制板42を収容する。対流抑制板42によってディスプレーサ22の内部空間が複数の小部屋に仕切られるため、内部空間全体でガスが対流することが抑制される。対流抑制板42は、好ましくは長手軸に直交する方向に配置される。
対流抑制板42は、輻射率が低く、熱伝導率の高い部材であることが好ましい。これは例えばアルミ板によって実現できる。対流抑制板42は、ディスプレーサ22の内壁と気密接触することが好ましい。また、重力に対して下側に存在する蓄冷器38と上側に存在する蓄冷器38とが、ディスプレーサ22の壁および対流抑制板42を介して熱的に接続する。このため、蓄冷器38において重力方向に温度勾配が生じることも低減できる。
図3(a)−(b)は、実施の形態に係る対流抑制板42の収容位置を説明するための図である。より具体的に、図3(a)はディスプレーサ22が下死点にあるときの様子を示す図であり、図3(b)はディスプレーサ22が上死点にあるときの様子を示す図である。
図3(a)および図3(b)に示すように、対流抑制板42は、ディスプレーサ22の往復移動に伴って、蓄冷器38との相対的な位置関係も変化する。図3(a)および図3(b)において、ディスプレーサ22の収容空間の中間付近に収容されている対流抑制板42aは、ディスプレーサ22が往復移動しても、「蓄冷器38と対応する位置」に存在する。これに対し、ディスプレーサ22の収容空間のうち、対流抑制板42aよりも高温端側に収容されている対流抑制板42bは、ディスプレーサ22の位置によっては「蓄冷器38と対応する位置」から外れる。
例えば図3(b)に示すように、対流抑制板42bは、ディスプレーサ22が上死点にあるときは、「蓄冷器38と対応する位置」に存在する。しかしながら、図3(a)に示すように、ディスプレーサ22が下死点にあるときは、対流抑制板42bは、「蓄冷器38と対応する位置」から外れて「水冷式熱交換器37と対応する位置」となる。
上述したように、重力に対して下側に存在する蓄冷器38と上側に存在する蓄冷器38とが対流抑制板42を介して熱的に接続することで、蓄冷器38において重力方向に温度勾配が生じることを低減できる。したがって、対流抑制板42は、ディスプレーサ22が往復移動しても「蓄冷器38と対応する位置」となるように備えられるのが好ましい。対流抑制板42は、図3(a)および図3(b)において、対流抑制板42bの位置ではなく、対流抑制板42aのような位置に収容されるのが好ましい。
このように、ディスプレーサ22の内部空間に対流抑制板42を設けることにより、内部空間を満たしているガスの対流が低減でき、重力方向にガスの温度勾配が生じることが低減できる。結果として、蓄冷器38において重力方向に温度勾配が生じることも低減できる。さらに、対流抑制板42を介して重力方向に対して下側に存在する蓄冷器38と上側に存在する蓄冷器38とが熱的に接続する。このことも、蓄冷器38において重力方向に生じる温度勾配の低減に寄与する。したがって、ディスプレーサ22は対流抑制板42を一枚備えるだけでも一定の効果があるが、図2に示すように複数枚備える方が、蓄冷器38において重力方向に生じる温度勾配の抑制効果が高い。
1または複数の対流抑制板42によってディスプレーサ22の内部空間を仕切ることで、内部空間を満たしているガスの対流は低減できる。しかしながら、対流抑制板42によってディスプレーサ22の内部空間が複数の小部屋に仕切られたとしても、依然として各小部屋にはガスが存在する。このため、対流抑制板42でディスプレーサ22の内部空間を仕切ったとしても、ガスが対流することによる熱損失を完全に抑制することは難しい。また、内部空間を満たしているガスの熱が蓄冷器38に伝導することで蓄冷器38の温度が上昇し、熱損失が生じるかもしれない。
そこでディスプレーサ22は、対流抑制板42に加えて、ガスの対流を抑制する充填部材を内部空間に収容してもよい。
図4は、別の実施の形態に係るディスプレーサ22の内部構成を示す模式図である。図4に示すディスプレーサ22は、対流抑制板42に加えて、ガスの対流を抑制する充填部材43も内部空間に収容する。ここで充填部材43は、対流抑制板42に挟持されることによって内部空間内に保持される。以下図2に示すディスプレーサ22の内部構成と重複す部分については、適宜省略または簡略化して説明する。
図4に示すように、異なるふたつの対流抑制板42の間に充填部材43を充填することで、対流抑制板42で仕切られた小部屋内のガスは減少する。ガス自体を減少させることにより、ガスが対流することによる熱損失を抑制することが可能となる。
ここで充填部材43は、対流抑制板42と比較してディスプレーサ22の内部空間に占める割合が大きくなる。このためディスプレーサ22の重量増加を抑制するために、充填部材43は比重が小さくなるように構成される。具体的には、充填部材43は繊維状または網状の部材とすることで実現できる。また、ディスプレーサ22の内部は、例えば70K程度の低温となる場合もあるため、充填部材43は低温脆性破壊が生じにくい材料で構成される。具体的には、充填部材43はフッ素系樹脂やアラミド樹脂等の樹脂、軽石(pumice)等を用いて実現できる。充填部材43はまた、輻射を抑制するために、表面にアルミテープを貼ったり、スパッタリングをしてアルミ膜を蒸着したりしてもよい。
図4に示すディスプレーサ22は、多数の充填部材43を対流抑制板42およびディスプレーサの内壁と接触するように敷き詰め、多層からなる積層構造としている。このように充填部材43を積層構造とすることによって充填部材43から蓄冷器38への熱伝導も低減することができる。
既に述べたように、1または複数の対流抑制板42の各々は、ディスプレーサ22の長手軸方向Cに交差する平面に沿って、好ましくは長手軸方向Cに直交する平面に沿って延在する仕切プレートである。仕切プレートは、ディスプレーサ22の内部空間を小部屋に分割する。小部屋は各々が気密性を有してもよい。このプレートは、ディスプレーサ22の内部空間を熱的に架橋するサーマルブリッジとしても働く。仕切プレートは、長手軸方向Cに交差する方向(例えば重力方向)にディスプレーサ22の一方側の側壁から他方側の側壁へとディスプレーサ22の内部空間に熱的な架橋を形成する。なお重力方向Gを図5に例示する。
1または複数の対流抑制板42の配置は、特に、ディスプレーサ22の長手軸方向Cにおける対流抑制板42の位置及び対流抑制板42どうしの間隔は、種々可能である。例えば、図3(a)および図3(b)に示されるように、2枚の対流抑制板42のうち一方がディスプレーサ22の中温部に位置し、他方がディスプレーサ22の高温部に位置する。また、図2及び図4に示されるように、対流抑制板42は、ディスプレーサ22の長手軸方向Cにおいて等間隔に並んでいる。すなわち、対流抑制板42どうしの隙間はそれぞれ長手軸方向Cにおいて等しい幅を有する。
しかし、対流抑制板42は既述の実施形態とは異なる場所に配置されてもよい。例えば、対流抑制板42は不等間隔に配置されていてもよい。図5に示されるように、対流抑制板42は、ディスプレーサ22の長手軸方向Cにおいて膨張空間28の側で密に並んでいてもよい。よって対流抑制板42はガス空間36の側では疎に並んでいてもよい。長手軸方向Cにおける対流抑制板42の最小間隔は最大間隔の例えば半分以下であってもよい。
ディスプレーサ22は内部空間に、少なくとも3枚(図5においては5枚)の対流抑制板42を収容する。対流抑制板42は、膨張空間28側に位置する第1プレート、中間に位置する第2プレート、及び、ガス空間36側に位置する第3プレートを含む。これら3つの仕切プレートは長手軸方向Cに互いに隣接配置されている。第1プレートと第2プレートとの間に第1小部屋が形成され、第2プレートと第3プレートとの間に第2小部屋が形成される。
長手軸方向Cにおける第1小部屋の幅W1は第2小部屋の幅W2よりも狭い。第1プレートとこれに膨張空間28側で隣接する別のプレート(またはディスプレーサ22の先端部)との間隔は、第1小部屋の幅W1と等しくてもよいし、または、それより狭くてもよい。第3プレートとこれにガス空間36側で隣接する別のプレート(またはディスプレーサ22の基端部)との間隔は、第2小部屋の幅W2と等しくてもよいし、または、それより広くてもよい。
あるいは、ディスプレーサ22は内部空間に、2枚の対流抑制板42を収容してもよい。図3(a)および図3(b)に示される実施形態とは逆に、2枚の対流抑制板42のうち一方がディスプレーサ22の中温部に位置し、他方がディスプレーサ22の低温部に位置してもよい。この場合、膨張空間28側の第1対流抑制板42とディスプレーサ22の先端部との間に第1小部屋が形成され、第1及び第2対流抑制板42間に第2小部屋が形成される。長手軸方向Cにおける第1小部屋の幅は第2小部屋の幅よりも狭い。
図5に示される実施形態によると、ディスプレーサ22の内部空間を膨張空間28の側で長手軸方向Cに細かく分割することができる。このようにして、低温部での対流を、より効果的に抑制することができる。これにより、ディスプレーサ22内のガスの対流による冷凍性能の低下を抑制することができる。
とくに、低温部は熱容量が小さいので、高温ガス流入による温度上昇など、対流による悪影響を受けやすい。また、図示されるスターリング冷凍機10の蓄冷器38における長手軸方向Cの温度勾配は、高温部に比べて低温部で大きい(軸方向単位長さあたりの温度差が高温端よりも低温端で大きい)。そのため、低温部のほうが対流が起こりやすい。対流抑制板42を低温部に密に配列することによって、こうした現象に対処することができる。
そもそも対流は、現場に設置されるスターリング冷凍機の膨張機13の姿勢、とりわけ膨張機13の横置き(長手軸方向Cを水平方向とする設置)に起因する。本実施形態によれば、対流による冷凍性能の低下が抑制されるので、横置きのみならず任意の姿勢でスターリング冷凍機を設置することができる。
なお、図2ないし図4を参照して説明したのと同様に、図5に示す実施形態においても対流抑制板42は、「蓄冷器38と対応する位置」にある。ディスプレーサ22の往復運動中、対流抑制板42は、蓄冷器38に囲まれる円柱状領域に常に位置する。あるいは、少なくとも1つの対流抑制板42は、「蓄冷器38と対応する位置」から外れてもよい。少なくとも1つの対流抑制板42は、ディスプレーサ22の往復運動の少なくとも一部において上記円柱状領域の外に位置してもよい。例えば、ディスプレーサ22の先端部に隣接配置される(つまり最も低温側に位置する)対流抑制板42は、ディスプレーサ22が上死点にあるとき、「低温熱交換器39または冷却ステージ29と対応する位置」にあってもよい。
対流抑制板42の枚数が多いほどディスプレーサ22が重くなる。ディスプレーサ22の軽量化を重視する場合には、対流抑制板42は、ディスプレーサ22内で膨張空間28の側のみに設けられてもよい。この場合、ディスプレーサ22内にはガス空間36側に比較的広い空洞が形成される。この空洞には充填部材43が収容されてもよい。
ある実施形態においては、対流抑制板42の各々は、開口部44を有してもよい。ある対流抑制板42の開口部44は、その対流抑制板42の第1側に隣接するディスプレーサ22の内部空間の第1小部屋を対流抑制板42の第2側に隣接するディスプレーサ22の内部空間の第2小部屋に連通する。開口部44は、ディスプレーサ22の真空引きを容易にするために設けられているガス抜き穴である。真空引きは、例えば、スターリング冷凍機の膨張機13の製造時において、ディスプレーサ22の内部空間から空気を排出するために、行われる。真空引きの後、ディスプレーサ22の内部空間がスターリング冷凍機の作動ガスで満たされる。こうした開口部44は、少なくとも1つの対流抑制板42に設けられていてもよい。
開口部44は膨張機13の製造上有利である一方、膨張機13の使用時において小部屋間にガス対流の通路をもたらしうる。とりわけ、各対流抑制板42の開口部44が一直線に並ぶ場合には、そうである。
そこで、図6に示されるように、少なくとも1つの対流抑制板42は、開口部44に設けられた対流抑制壁46を備えてもよい。各対流抑制板42は、その中心に開口部44を有する。対流抑制壁46は、開口部44の外周から対流抑制板42の軸方向両側に延びている。対流抑制壁46は、開口部44から軸方向片側に延びていてもよい。このようにして、開口部44を囲む側壁がディスプレーサ22の中心軸に沿って不連続に延びている。開口部44が円形である場合、対流抑制壁46は円筒である。ある対流抑制壁46とこれに隣接する対流抑制壁46との軸方向隙間Dは、対流抑制板42の軸方向間隔Wの例えば1/4から3/4の範囲にあり、例えば約1/2である。このようにして、開口部44に側壁を付加することにより、開口部44を通じた小部屋間のガス対流を効果的に抑制することができる。
対流抑制壁46に代えて、図7に示されるように、隣り合う開口部44どうしが異なる場所に形成されていてもよい。すなわち、ある対流抑制板42の開口部44とそれに隣接する別の対流抑制板42の開口部44とが、ディスプレーサ22の長手軸に交差する平面(例えば、長手軸に直交する平面)において互いに異なる場所に位置してもよい。このようにしても、開口部44を通じた小部屋間のガス対流を効果的に抑制することができる。こうした開口部44のオフセット配置は、とくに、図5を参照して説明した実施形態のように、対流抑制板42が軸方向に密に並ぶ場合に有効である。なお、ある実施形態においては、開口部44のオフセット配置と対流抑制壁46との組み合わせが使用されてもよい。
以上説明したように、本発明のスターリング冷凍機10によれば、ディスプレーサ22内におけるガスの対流をより適切に抑制することができる。これにより、ディスプレーサ22内のガスの対流による冷凍性能の低下も抑制することができる。
以上、本発明を実施例にもとづいて説明した。本発明は上記実施形態に限定されず、種々の設計変更が可能であり、様々な変形例が可能であること、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは、当業者に理解されるところである。
10 スターリング冷凍機、 11 圧縮機、 12 接続管、 13 膨張機、 14 圧縮機ケース、 15 可動部材、 16 支持部、 20 膨張機本体、 22 ディスプレーサ、 24 第1区画、 25 シール部、 26 第2区画、 28 膨張空間、 29 冷却ステージ、 30 弾性部材、 32 ディスプレーサ本体、 34 ディスプレーサロッド、 36 ガス空間、 37 水冷式熱交換器、 38 蓄冷器、 39 低温熱交換器、 40 支持部、 42 対流抑制板、 43 充填部材、 44 開口部、 46 対流抑制壁。
Claims (11)
- ガスが満たされた内部空間を有するディスプレーサと、
前記ディスプレーサを往復移動可能に収容する膨張機本体とを備え、
前記ディスプレーサは、前記ガスの対流を抑制する1または複数の対流抑制板を前記内部空間に収容し、
前記対流抑制板は、前記ディスプレーサの長手軸に交差する方向に配置されていることを特徴とするスターリング冷凍機。 - 前記ディスプレーサの外周部において前記ディスプレーサの長手軸を中心軸とする円筒形状の所定の領域に位置するように前記膨張機本体に備えられた蓄冷器をさらに有し、
前記対流抑制板は、前記ディスプレーサが往復移動しても、前記蓄冷器が位置する所定の領域と対応する位置となるように備えられることを特徴とする請求項1に記載のスターリング冷凍機。 - 前記ディスプレーサは、複数の対流抑制板を備えることを特徴とする請求項1または2に記載のスターリング冷凍機。
- 前記対流抑制板は、前記ディスプレーサの内壁と熱的に接していることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のスターリング冷凍機。
- 前記ディスプレーサは、前記ガスの対流を抑制する充填部材をさらに備え、
前記対流抑制板は、前記充填部材を保持することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のスターリング冷凍機。 - 前記充填部材は、樹脂で構成されていることを特徴とする請求項5に記載のスターリング冷凍機。
- 前記充填部材は、繊維状または網状の部材であることを特徴とする請求項5または6に記載のスターリング冷凍機。
- 前記膨張機本体は、前記ディスプレーサとの間に膨張空間を形成し、前記ディスプレーサの長手軸の方向において前記膨張空間と反対側で前記ディスプレーサとの間に圧縮空間を形成し、
前記ディスプレーサは、前記ディスプレーサの長手軸の方向において前記膨張空間の側で密にかつ前記圧縮空間の側で疎に並ぶ複数の対流抑制板を前記内部空間に収容することを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のスターリング冷凍機。 - 少なくとも1つの対流抑制板は、当該対流抑制板の第1側に隣接する前記内部空間の第1小部屋を当該対流抑制板の第2側に隣接する前記内部空間の第2小部屋に連通する開口部を有することを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のスターリング冷凍機。
- 前記少なくとも1つの対流抑制板は、前記開口部に設けられた対流抑制壁を備えることを特徴とする請求項9に記載のスターリング冷凍機。
- ある対流抑制板の開口部とそれに隣接する別の対流抑制板の開口部とが前記ディスプレーサの長手軸に交差する平面において互いに異なる場所に位置することを特徴とする請求項9または10に記載のスターリング冷凍機。
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