JPWO2015129211A1 - ネットワーク制御方法およびシステム - Google Patents
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Abstract
Description
非特許文献1の5.3.5項には、基地局が、端末の不活性状態(User Inactivity)の検知によりS1 Release procedureを起動することが記載されており、これによりCプレーンパケットの発生自体を抑制することが可能となる。
非特許文献1の4.3.7.4.1項によれば、MME(Mobile Management Entity;以下、移動管理ノードという。)からトラヒック負荷削減指示を含むOVERLOAD STARTメッセージを受けとると、基地局は通信規制モードに遷移し、要求比率(規制率)に従ってトラヒックを削除する。たとえば、規制率に従って優先度の高い緊急呼および優先呼を受け付け、低優先呼を棄却することで、Cプレーン負荷を軽減することができる。また、特許文献2には、規制率が在圏移動局の数あるいはトラヒック分布などに依存する資源の占有状況に応じて動的に変更される旨の記載がある。
非特許文献1の4.3.7.4.1項によれば、過負荷を理由に端末の接続要求を棄却した場合、基地局は当該端末に対して次の接続要求の送信タイミングを制限するタイマ値(バックオフタイマ値)を通知する。また、特許文献3によれば、バックオフタイマ値は、ランダムシードに基づき、前回の接続要求送信時に使用された値以上の値に制限されて決定される。このように、バックオフタイマを用いることで、基地局に集中したCプレーンパケットの処理を時間的に分散させることができる。
本発明のネットワーク制御方法は、複数のノードを含むネットワークを制御する方法であって、トラヒックデータ収集手段が前記ネットワークからトラヒックデータを収集し、トラヒック特徴量抽出手段が前記収集されたトラヒックデータから前記ネットワーク全体のトラヒック特徴量を抽出し、パラメータ決定手段が前記トラヒック特徴量に基づいて前記ノードに設定する制御パラメータを決定する、ことを特徴とする。
本発明の第1実施形態によれば、ネットワーク全体のトラヒック特徴量に基づいて、ネットワークを構成するノードの制御パラメータを決定する。これにより、ネットワーク全体を俯瞰した有効なネットワーク負荷軽減を達成できる。以下、本実施形態について図面を参照しながら詳述する。
図1に示すように、本発明の第1実施形態によるネットワーク制御システム10は、複数の通信ノード21およびCプレーン処理ノード22を有するネットワーク20の全体を観測し、ネットワーク全体のトラヒックデータに基づいてネットワーク20のノードに設定するパラメータを制御する。ネットワーク20はゲートウェイノード(GW)を介して外部のパケットデータネットワーク30との間でパケット通信可能であるものとする。
トラヒック特徴量は、ネットワーク全体のトラヒックの特性あるいは性質を示す量であり、以下に例示する量の一つあるいは複数の組み合わせからなる。
・接続要求の生起率あるいは到着率(ネットワーク全体の接続頻度)
・複数端末からの同時到着率(複数端末間の同期率、ネットワーク内の同期率、あるいはバースト率ともいう。)
・周期間隔(周期性がある場合)
・位相(たとえば、生起時刻が毎時00分に決まっている場合など)
・位相のズレ(生起時刻が基準となる位相を中心としてある範囲に分布している場合など)
同時到着率は、ネットワーク内で一定時間内に複数端末から発生するパケットが同時到着する度合を表す指標であり、ここではηの文字で表すこととする。同時到着率ηは、発生したパケットの到着時間間隔の平均、分散、変動係数などの統計量を用いて定義することが可能である。あるいは、同時到着率ηを別の側面から見ると、ネットワーク全体のパケットの生起率λに対する同時到着分の生起率λbの割合と見なすこともできる。以下では簡単のため、同時到着率ηをネットワーク全体のパケット生起における同時到着分として考慮した時の、独立生起パケットと同時到着(集団到着)パケットが混在する場合を一例として、同時到着率の概念を説明する。
η=λb/λ、
全体の生起率λは、
λ=λe+λb=(1−η)λ+ηλ
と表すことができる。
既に述べたように、Cプレーン処理負荷を軽減する方法として、Cプレーンパケットの発生自体の抑制、発生したCプレーンパケットのネットワーク側での廃棄、および集中したCプレーンパケット処理の分散化、が知られている。以下、パケットの発生自体を抑制する手段としてのインアックティビティタイマ、パケットをネットワーク側で廃棄する手段としての規制率、パケット処理の分散化手段としてのバックオフタイマについて説明する。
<インアクティビティタイマ>
インアクティビティタイマ値という制御パラメータは、Cプレーンパケットの発生量に大きな影響を与える。以下、図3および図4を参照しながら説明する。
Cプレーン負荷が大きくなると、移動管理ノードあるいは基地局が通信規制モードに遷移し、要求された規制率で到着パケットを廃棄することでCプレーン負荷を軽減することができる。その際、端末に対して通信規制をかけることもできる。本実施形態によれば、規制率はトラヒック特徴量に基づいて決定され、トラヒック特徴量により示されるネットワーク状況に応じて、たとえば移動管理ノード、基地局および端末の少なくとも一つに対して通信規制をかけることが可能である。
バックオフタイマ値という制御パラメータは、Cプレーンパケットの処理の分散化に大きく寄与する。図2に示すように、同時到着率ηが大きくなると、Cプレーンパケットの生起率λcが小さくなっても平均遅延Eが許容レベルDを超える場合がありえる。従って、特に同時到着率ηが大きい場合、Cプレーンパケットの処理負荷の分散は過負荷状態の解消に効果的である。また、パケットの生起イベントに周期性あるいは位相があれば、パケット生起が集中しないようにバックオフタイマ値を設定することでCプレーンパケットの処理を効果的に分散可能である。
<トラヒックデータの収集>
ネットワーク20から収集されるトラヒックデータは、Cプレーンの制御信号トラヒックおよびUプレーンのユーザデータトラヒックである。なお、Cプレーントラヒックは、インアクティビティタイマ値が分かれば解析的に求めることもできる。トラヒックデータは、通信ノード21とゲートウェイノードGWあるいはCプレーン処理ノード21との間に設定されたIPトンネルの出入口で取得することができる。
トラヒック特徴量は、上記ネットワーク20から収集されたトラヒックデータの統計情報である。ネットワーク全体の接続要求生起率、到着率、周期特性、位相あるいは位相ズレの情報は、たとえば、パケット発生源となる端末あるいは端末からのパケットを受信する基地局の統計情報から求めることができる。また同時到着率(複数端末間の同期率、ネットワーク内の同期率、あるいはバースト率)は、上述したように算出可能である。
上述したように、ネットワーク制御システム10は、抽出したトラヒック特徴量からネットワークのノードの制御パラメータを決定する。具体的には、トラヒック特徴量と判定条件とを比較し、その比較結果に応じて制御パラメータを算出する。こうして算出されたパラメータを全てあるいは一部のノードへ適用することでトラヒック状況に応じたネットワーク制御を行うことができる。
以上述べたように、本発明の第1実施形態によれば、ネットワーク全体のトラヒック特徴量(Cパケット生起率、同時到着率、周期間隔、位相、位相ズレ等)に基づいて、ネットワークの構成要素であるノードの制御パラメータ(インアクティビティタイマ値、規制率、バックオフタイマ値等)を決定することにより、ネットワーク全体を俯瞰した有効なCプレーン負荷軽減を達成できる。たとえば、通信ノードのインアクティビティタイマ値を変更することで、Cプレーンパケットの発生率を抑制してCプレーン処理負荷を軽減することができ、また同時接続数を調整して接続のしやすさを改善することができる。すなわち、Cプレーン処理負荷と同時接続数とのトレードオフを考慮したネットワーク制御が可能となる。さらに、ネットワーク機器の不具合やネットワークの輻輳などの状況変化に対しても通信ノードに対して適切なパラメータ制御を行うことができる。
本発明の第2実施形態では、モバイルネットワークの移動管理ノードに、図1のネットワーク制御システム10のトラヒックデータ収集機能11、トラヒック特徴量抽出機能12および基地局パラメータ決定機能13が設けられ、Cプレーンのトラヒックを制御する。また、ネットワーク20の通信ノード21が無線基地局および移動端末であるものとする。以下、図5〜図12を参照しながら、本実施形態によるモバイルネットワークについて説明する。なお、各機能の表記には、以下の記号を適宜使用するものとする。
UE:User Equipment(移動端末)
eNB:enhanced NodeB(無線基地局)
S-GW:Serving Gateway(サービングゲートウェイ)
P-GW:Packet data network Gateway(PDNゲートウェイ)
MME:Mobility Management Entity(移動管理ノード)
SGSN:Serving General packet radio service Support Node(パケット無線サービスサポートノード)
図5に示すように、外部のパケットデータネットワークに接続するコアネットワーク101と無線アクセスネットワーク102からなるシステムを考える。図5に示す例では、コアネットワーク101における移動管理ノード103は図1におけるCプレーン処理ノード22に対応する。すなわち、移動管理ノード103は、無線アクセスネットワーク102の無線基地局104からCプレーントラヒックデータを収集し、収集したトラヒックデータからトラヒック特徴量を抽出し、抽出したトラヒック特徴量から無線基地局104の制御パラメータ(以下、基地局パラメータという。)を決定することで、無線アクセスネットワーク102における複数の無線基地局104を制御する。トラヒックデータは、移動管理ノード103と無線基地局104との間に設定されたIPsecトンネルの出入口、すなわち移動管理ノード103あるいは無線基地局104で取得することができる。ただし、セキュリティの制約上、パケットそのものを取得することは不可能なので,無線基地局104のレベルで特徴量を算出してから送信することが望ましい。
本実施形態によるシステムの第1例では、移動管理ノード103が自ノードのパラメータ(最大パケット処理能力等)を把握する機能を有する。以下、第1例によるシステムのより詳しい構成および機能について図6〜図9を参照しながら説明する。
図6において、無線基地局104のコア側パケット送受信部110はコアネットワーク101との間でパケットを送受信し、IPsec処理部111はコア側とのIPsecプロトコルを終端する。移動端末UEからのパケットあるいは移動端末UE宛てのパケットは、パケット転送部112および無線アクセス側パケット送受信部113を通して、配下の移動端末UEとの間で送受信される。基地局パラメータ受信部114は、コアネットワーク101から基地局パラメータを受信し、基地局パラメータ反映部115によって設定される。なお、これらの機能的な構成は、無線基地局104のプロセッサ(図示せず。)上でプログラムを実行することにより実現することもできる。
図8に示すように、本実施形態の第1例の動作はトラヒックデータ収集フェーズとパラメータ制御フェーズとからなる。以下、図9を参照してトラヒックデータ収集フェーズおよびパラメータ制御フェーズについて詳細に説明する。ただし、トラヒックデータ収集フェーズとパラメータ制御フェーズとは互いに独立に動作可能であり、トラヒックデータを収集しながら、データが蓄積されるごとにパラメータ制御を並行して実行することもできる。特に、トラヒックデータ収集フェーズ終了後からパラメータ制御フェーズに移行する時間を限りなくゼロにすることでリアルタイムな制御が可能になる。
本実施形態によるシステムの第2例では、移動管理ノード103が自ノードの負荷状況をリアルタイムで監視する機能を有する。以下、第2例によるシステムの具体的構成および機能について図10〜図12を参照しながら説明する。
無線基地局104の構成は図6に示す第1例と同じであるから、説明は省略する。
図11に示すように、本実施形態の第2例の動作はトラヒックデータ収集フェーズとパラメータ制御フェーズとからなる。以下、図12を参照してトラヒックデータ収集フェーズおよびパラメータ制御フェーズについて詳細に説明する。ただし、図9に示す第1例と同じ動作には同じ参照符号を付し、第1例と異なる移動管理ノード負荷状況取得動作S138についてのみ説明する。
以上述べたように、本発明の第2実施形態によれば、無線アクセスネットワーク102のトラヒック特徴量(Cパケット生起率、同時到着率、周期間隔、位相、位相ズレ等)に基づいて、無線基地局104のパラメータ(インアクティビティタイマ値、規制率、バックオフタイマ値等)を決定する。これによりネットワーク全体を俯瞰した有効な移動管理ノード負荷軽減を達成できる。さらに、ネットワーク機器の不具合やネットワークの輻輳などの状況変化に対しても基地局に対して適切なパラメータ制御を行うことができる。
本発明の第3実施形態では、トラヒックデータ収集機能11がモバイルネットワークの移動管理ノードに設けられ、トラヒック特徴量抽出機能12および基地局パラメータ決定機能13が別個の装置(分析決定装置)に設けられる。移動管理ノードが、決定されたパラメータを各無線基地局に設定することでCプレーンのトラヒックを制御する。また、第2実施形態と同様に、ネットワーク20の通信ノード21が無線基地局および移動端末であるものとする。以下、図13〜図17を参照しながら、本実施形態によるモバイルネットワークについて説明する。
図13において、本実施形態によるネットワークの基本的な構成は第2実施形態と同様であり、コアネットワーク101と無線アクセスネットワーク102からなるものとする。ただし、コアネットワーク101には移動管理ノード201とは別個に分析決定装置202が設けられている。移動管理ノード201は、無線アクセスネットワーク102の無線基地局104からCプレーントラヒックデータを収集する機能を有し、分析決定装置202は収集したトラヒックデータからトラヒック特徴量を抽出し、抽出したトラヒック特徴量から無線基地局104の基地局パラメータを決定する機能を有する。移動管理ノード201は、分析決定装置202で決定された基地局パラメータを無線アクセスネットワーク102の複数の無線基地局104に設定する。その他の構成および機能、ならびにトラヒックデータの収集対象については第2実施形態と同様であるから、同じ参照符号を付して説明は省略する。また、無線基地局104についても、第2実施形態における図6に示す構成と同様であるから説明は省略する。
以下、図16および図17を参照してトラヒックデータ収集フェーズおよびパラメータ制御フェーズについてそれぞれ詳細に説明する。トラヒックデータ収集フェーズとパラメータ制御フェーズとは互いに独立に動作可能である。
以上述べたように、本発明の第3実施形態によれば、上述した第2実施形態における移動管理ノードの分析決定機能が外部化されるので、トラヒックデータの分析およびパラメータの決定に関わる計算負荷やトラヒックデータを蓄積するための記憶容量を分散化することができる。これにより、移動管理ノードの処理能力を増強することなく、第2実施形態と同様に、ネットワーク全体を俯瞰した有効な移動管理ノード負荷軽減を達成できる。
本発明の第4実施形態では、トラヒックデータ収集機能11が無線アクセスネットワーク102の無線基地局に設けられ、トラヒック特徴量抽出機能12および基地局パラメータ決定機能13が移動管理ノードとは別個の管理装置に設けられる。さらに、本実施形態によれば、管理装置が各無線基地局からCプレーンおよび/またはUプレーントラヒックデータを直接収集し、また各無線基地局へ基地局パラメータを直接設定することができ、通常の移動管理ノードの変更を抑制可能である。以下、図18〜図23を参照しながら、本実施形態によるモバイルネットワークについて説明する。
図18において、本実施形態によるネットワークは、コアネットワーク101と無線アクセスネットワーク102からなり、無線アクセスネットワーク102の無線基地局301にCプレーンおよびUプレーントラヒックデータを取得する機能が設けられ、コアネットワーク101に移動管理ノード302とは別個に管理装置としての分析決定装置303が設けられている。
以下、図22および図23を参照してトラヒックデータ収集フェーズおよびパラメータ制御フェーズについてそれぞれ詳細に説明する。トラヒックデータ収集フェーズとパラメータ制御フェーズとは互いに独立に動作可能である。
以上述べたように、本発明の第4実施形態によれば、上述した第3実施形態と同様に、分析決定装置303が外部化され、分析決定装置303が直接無線基地局301へ制御パラメータを設定するので、第2実施形態より更に処理負荷の分散化が可能となる。トラヒックデータの分析およびパラメータの決定に関わる計算負荷やトラヒックデータを蓄積するための記憶容量を分散化することができる。これにより、移動管理ノードの処理能力を増強することなく、第2実施形態と同様に、ネットワーク全体を俯瞰した有効な移動管理ノード負荷軽減を達成できる。さらに、無線基地局301にてトラヒックデータを取得するので、Uプレーントラヒックの情報も取得することができ、制御に利用可能な情報を増やすことができる。
本発明の第5実施形態によれば、トラヒック特徴量抽出機能12を階層化し、複数の基地局から下位のトラヒック特徴量を収集し、ネットワーク全体のトラヒック特徴量を抽出する。すなわち、無線基地局にトラヒックデータ収集機能11および下位のトラヒック特徴量抽出機能12aを、管理装置に上位のトラヒック特徴量抽出機能12bおよび基地局パラメータ決定機能13を、それぞれ設ける。無線基地局においてC/Uプレーンのトラヒックデータから局部トラヒック特徴量を抽出し、トラヒックデータではなくトラヒック特徴量を管理装置へ送信する。したがって、管理装置へ送信するトラヒック量の削減が可能になる。以下、図24〜図28を参照しながら、本実施形態によるモバイルネットワークについて説明する。
図24において、本実施形態によるネットワークは、コアネットワーク101と無線アクセスネットワーク102からなる。無線アクセスネットワーク102の無線基地局401には、CプレーンおよびUプレーントラヒックデータを取得する機能と、トラヒックデータから局部トラヒック特徴量を抽出する機能Aと、が設けられる。また、コアネットワーク101には、移動管理ノード302とは別個に管理装置としての分析決定装置402が設けられている。
以下、図27および図28を参照してトラヒックデータ収集フェーズおよびパラメータ制御フェーズについてそれぞれ詳細に説明する。トラヒックデータ収集フェーズとパラメータ制御フェーズとは互いに独立に動作可能である。
以上述べたように、本発明の第5実施形態によれば、トラヒック特徴量の抽出を階層化することで、各無線基地局でC/Uプレーントラヒックから抽出された局部トラヒック特徴量を分析決定装置へ送信し、分析決定装置でネットワーク全体のトラヒック特徴量を抽出することができる。本実施形態は、上述した第4実施形態と同様の効果を有すると共に、無線基地局から分析決定装置へ送信される情報がトラヒックデータではなくトラヒック特徴量であるから、送信される情報量を削減することが可能となる。
本発明の第6実施形態によるネットワークシステムは、複数の無線基地局が上位の基地局制御装置に収容され、更に複数の基地局制御装置が更に上位の分析決定装置により束ねられた階層構造を有する。各無線基地局がトラヒックデータを取得し、各基地局制御装置が複数の無線基地局から収集したトラヒックデータからトラヒック特徴量を抽出し、抽出されたトラヒック特徴量から基地局パラメータを決定する。このように複数の無線基地局を束ねる基地局制御装置を配備し、さらに上位の監視制御システムを配備することで、基地局制御装置において、任意の範囲のトラヒック情報を利用したパラメータ制御が可能となる。以下、図29〜図34を参照しながら、本実施形態によるモバイルネットワークについて説明する。
図29において、本実施形態によるネットワークシステムは、コアネットワーク101、無線アクセスネットワーク102aおよび監視制御システム500を有し、コアネットワーク101についてはすでに述べたように移動管理ノード302が設けられている。無線アクセスネットワーク102aは、複数の無線基地局501および複数の基地局制御装置502を有する。複数の無線基地局501は移動管理ノード302により管理される。複数の基地局制御装置502の各々はいくつかの無線基地局501を配下に収容すると共に、上位の監視制御システム500に設けられた分析決定装置503に接続されている。すなわち、無線アクセスネットワーク102aを構成するすべての無線基地局501は基地局制御装置502により束ねられ、さらに複数の基地局制御装置502が分析決定装置503により束ねられた階層構造を有する。
図32に示すように、本実施形態における動作はトラヒックデータ収集フェーズとパラメータ制御フェーズとからなる。以下、図33および図34を参照してトラヒックデータ収集フェーズおよびパラメータ制御フェーズについて詳細に説明する。ただし、トラヒックデータ収集フェーズとパラメータ制御フェーズとは互いに独立に動作可能であり、トラヒックデータを収集しながら、データが蓄積されるごとにパラメータ制御を並行して実行することもできる。特に、トラヒックデータ収集フェーズ終了後からパラメータ制御フェーズに移行する時間を限りなくゼロにすることでリアルタイムな制御が可能になる。
上述したように、本発明の第6実施形態によれば、複数の無線基地局を束ねる基地局制御装置を配備し、さらに上位の分析決定装置を配備した階層構造において、上述した第5実施形態と同様のパラメータ制御を実行することができる。特に、基地局制御装置においてトラヒック特徴量を抽出し基地局パラメータを決定するので、任意の範囲のトラヒック情報を利用したパラメータ制御が可能となる。
本発明の第7実施形態によるネットワークシステムは、複数の無線基地局が上位の基地局制御装置に収容され、更に複数の基地局制御装置が更に上位の監視制御システムにより束ねられた階層構造を有する。各無線基地局がトラヒックデータを取得し、各基地局制御装置が局部トラヒック特徴量をトラヒック情報として抽出し、監視制御システムがネットワーク全体の特徴量の抽出および基地局パラメータの決定を実行する。このように複数の無線基地局を束ねる基地局制御装置と、複数の基地局制御装置を束ねる監視制御システムとを配備することで、基地局制御装置あるいは監視制御システムにおいて、任意の範囲のトラヒック情報を利用したパラメータ制御が可能となる。以下、図35〜図39を参照しながら、本実施形態によるモバイルネットワークについて説明する。
図35において、本実施形態によるネットワークシステムは、コアネットワーク101、無線アクセスネットワーク102bおよび監視制御システム600を有し、コアネットワーク101についてはすでに述べたように移動管理ノード302が設けられている。無線アクセスネットワーク102bは、複数の無線基地局601および複数の基地局制御装置602を有する。複数の基地局制御装置602の各々はいくつかの無線基地局601を配下に収容すると共に、上位の監視制御システム600に設けられた分析決定装置603に接続されている。すなわち、無線アクセスネットワーク102bを構成するすべての無線基地局601は基地局制御装置602により束ねられ、さらに複数の基地局制御装置602が分析決定装置603により束ねられた階層構造を有する。
図37に示すように、本実施形態の動作はトラヒックデータ収集フェーズとパラメータ制御フェーズとからなる。以下、図38および図39を参照してトラヒックデータ収集フェーズおよびパラメータ制御フェーズについて詳細に説明する。ただし、トラヒックデータ収集フェーズとパラメータ制御フェーズとは互いに独立に動作可能であり、トラヒックデータを収集しながら、データが蓄積されるごとにパラメータ制御を並行して実行することもできる。特に、トラヒックデータ収集フェーズ終了後からパラメータ制御フェーズに移行する時間を限りなくゼロにすることでリアルタイムな制御が可能になる。
以上述べたように、本発明の第7実施形態によれば、複数の無線基地局を束ねる基地局制御装置を配備し、さらに上位の分析決定装置を配備した階層構造において、トラヒック特徴量の抽出を階層化することで、上述した第5実施形態と同様に効果を得ることができる。すなわち、基地局制御装置と上位の分析決定装置を連携させたパラメータ制御が可能になるので、任意の範囲のトラヒック情報を利用したパラメータ制御が可能となる。また、基地局制御装置から分析決定装置へ送信される情報がトラヒックデータではなくトラヒック特徴量であるから、送信される情報量を削減することが可能となる。
以上述べた第2〜第7実施形態では、無線アクセスネットワークにおける無線基地局のパラメータをネットワーク状況に応じて制御するものであったが、パラメータの制御対象は基地局に限定されるものではない。基地局だけでなく移動管理ノードあるいは移動端末に保持される制御パラメータをネットワーク状況に応じて制御することもできる。
図40において、本実施形態によるネットワークは、コアネットワーク101と無線アクセスネットワーク102からなり、無線アクセスネットワーク102の無線基地局701にCプレーンおよびUプレーントラヒックデータを取得する機能が設けられ、コアネットワーク101に移動管理ノード702とは別個に分析決定装置703が設けられている。
図44に示すように、本実施形態の動作はトラヒックデータ収集フェーズとパラメータ制御フェーズとからなる。以下、図45および図46を参照してトラヒックデータ収集フェーズおよびパラメータ制御フェーズについてそれぞれ詳細に説明する。ただし、トラヒックデータ収集フェーズとパラメータ制御フェーズとは互いに独立に動作可能であり、トラヒックデータを収集しながら、データが蓄積されるごとにパラメータ制御を並行して実行することもできる。
以上述べたように、本発明の第8実施形態によれば、無線アクセスネットワーク102のトラヒック特徴量(Cパケット生起率、同時到着率、周期間隔、位相、位相ズレ等)に基づいて、移動管理ノード702のパラメータ(規制率、バックオフタイマ値等)を決定する。これによりネットワーク全体を俯瞰した有効な移動管理ノード負荷軽減を達成できる。さらに、ネットワーク機器の不具合やネットワークの輻輳などの状況変化に対しても適切なパラメータ制御を行うことができる。
以下、本発明の第9実施形態について、第4実施形態のネットワーク構成(図18)に適用した移動端末のパラメータ制御を一例として説明する。ただし、移動端末のパラメータ制御は、その他の実施形態(上述した第2、第3、第5〜第7実施形態)によるネットワークにも適用可能である。
図47に示すように、本発明の第9実施形態によるネットワークは、コアネットワーク101と無線アクセスネットワーク102からなり、コアネットワーク101は移動管理ノード802とは別の分析決定装置803を有し、無線アクセスネットワーク102は複数の無線基地局801と各無線基地局に接続する移動端末804とを有する。また、無線基地局801にはCプレーンおよびUプレーントラヒックデータを取得する機能が設けられ、移動端末804にはパラメータ反映機能が設けられている。
図52に示すように、本実施形態の動作はトラヒックデータ収集フェーズとパラメータ制御フェーズとからなる。以下、図53および図54を参照してトラヒックデータ収集フェーズおよびパラメータ制御フェーズについてそれぞれ詳細に説明する。ただし、トラヒックデータ収集フェーズとパラメータ制御フェーズとは互いに独立に動作可能であり、トラヒックデータを収集しながら、データが蓄積されるごとにパラメータ制御を並行して実行することもできる。
以上述べたように、本発明の第9実施形態によれば、無線アクセスネットワーク102のトラヒック特徴量(Cパケット生起率、同時到着率、周期間隔、位相、位相ズレ等)に基づいて移動端末パラメータ(規制率等)を決定し、対象となる移動端末804のパラメータ制御を実行する。これにより、ネットワーク全体を俯瞰し、移動管理ノード負荷軽減に有効な移動端末に対してのみパラメータ制御を実行するので、ネットワークのトラヒック負荷を軽減することができる。
11 トラヒック情報収集機能
12 トラヒック特徴量抽出機能
13 制御パラメータ決定機能
20 ネットワーク
21 通信ノード
22 Cプレーン処理ノード
30 パケットデータネットワーク
101 コアネットワーク
102、102a、102b 無線アクセスネットワーク
103 移動管理ノード
104 無線基地局
201 移動管理ノード
202 分析決定装置
301 無線基地局
302 移動管理ノード
303 分析決定装置
401 無線基地局
402 分析決定装置
501 無線基地局
502 基地局制御装置
503 分析決定装置
601 無線基地局
602 基地局制御装置
603 分析決定装置
701 無線基地局
702 移動管理ノード
703 分析決定装置
801 無線基地局
802 移動管理ノード
803 分析決定装置
Claims (46)
- 複数のノードを含むネットワークを制御するシステムであって、
前記ネットワークからトラヒックデータを収集するトラヒックデータ収集手段と、
前記収集されたトラヒックデータから前記ネットワーク全体のトラヒック特徴量を抽出するトラヒック特徴量抽出手段と、
前記トラヒック特徴量に基づいて前記ノードに設定する制御パラメータを決定するパラメータ決定手段と、
を有することを特徴とするネットワーク制御システム。 - 前記トラヒック特徴量は、前記ネットワーク内でのトラヒックの生起あるいは到着に関する統計量であることを特徴とする請求項1に記載のネットワーク制御システム。
- 前記トラヒック特徴量は、前記ネットワークにおける二つ以上のノードでのパケット同時到着率であることを特徴とする請求項1または2に記載のネットワーク制御システム。
- 前記パラメータ決定手段は、前記トラヒック特徴量の変化に応じて、パケットの発生自体を抑制する制御パラメータ、発生したパケットを廃棄する制御パラメータ、および集中したパケット処理を分散させる制御パラメータのうち少なくとも一つの制御パラメータの値を変化させることを特徴とする請求項1−3のいずれか1項に記載のネットワーク制御システム。
- 前記ネットワークは複数の基地局ノードと制御信号処理ノードとを有し、前記パラメータ決定手段は前記複数の基地局ノードの少なくとも一部の基地局ノードの制御パラメータを決定することを特徴とする請求項1−4のいずれか1項に記載のネットワーク制御システム。
- 前記ネットワークは複数の基地局ノードと制御信号処理ノードとを有し、前記パラメータ決定手段は前記制御信号処理ノードの制御パラメータを決定することを特徴とする請求項1−4のいずれか1項に記載のネットワーク制御システム。
- 前記ネットワークは、複数の基地局ノードと、制御信号処理ノードと、各基地局ノードに接続可能な移動端末ノードと、を有し、前記パラメータ決定手段が前記複数の基地局ノードの少なくとも一部の基地局ノードに接続された少なくとも一つの移動端末ノードの制御パラメータを決定することを特徴とする請求項1−4のいずれか1項に記載のネットワーク制御システム。
- 前記ネットワークは複数の基地局ノードと制御信号処理ノードとを有し、前記トラヒックデータが前記複数の基地局ノードの少なくとも一部の基地局ノードで取得されたトラヒックデータであることを特徴とする請求項1−7のいずれか1項に記載のネットワーク制御システム。
- 前記少なくとも一部の基地局ノードは、前記ネットワーク全体から無作為に選択されたノードであることを特徴とする請求項8に記載のネットワーク制御システム。
- 前記少なくとも一部の基地局ノードは、前記ネットワークの全ノードを複数のクラスに分け、各クラスから無作為に選択されたノードからなることを特徴とする請求項8に記載のネットワーク制御システム。
- 前記ネットワークは複数の基地局ノードと制御信号処理ノードとを有し、前記制御信号処理ノードが前記トラヒックデータ収集手段と、前記トラヒック特徴量抽出手段と、前記パラメータ決定手段とを有することを特徴とする請求項1−10のいずれか1項に記載のネットワーク制御システム。
- 前記ネットワークは複数の基地局ノードと制御信号処理ノードとを有し、前記制御信号処理ノードが前記トラヒックデータ収集手段を有し、前記制御信号処理ノードに接続された分析決定装置が前記トラヒック特徴量抽出手段および前記パラメータ決定手段を有することを特徴とする請求項1−10のいずれか1項に記載のネットワーク制御システム。
- 前記ネットワークは複数の基地局ノードと、制御信号処理ノードと、前記制御信号処理ノードに接続された分析決定装置とを有し、
前記複数の基地局ノードは前記分析決定装置に直接接続され、
前記複数の基地局ノードの各々が前記トラヒックデータを取得する手段を有し、前記分析決定装置が前記トラヒックデータ収集手段と、前記トラヒック特徴量抽出手段と、前記パラメータ決定手段とを有することを特徴とする請求項1−10のいずれか1項に記載のネットワーク制御システム。 - 複数の基地局ノードを含むネットワークを制御するシステムであって、
前記複数の基地局ノードの各々で取得したトラヒックデータから局部トラヒック特徴量を抽出する第一トラヒック特徴量抽出手段と、
前記複数の基地局ノードから収集された前記局部トラヒック特徴量から前記ネットワーク全体のトラヒック特徴量を抽出する第二トラヒック特徴量抽出手段と、
前記トラヒック特徴量に基づいて前記基地局ノードに設定する制御パラメータを決定するパラメータ決定手段と、
を有することを特徴とするネットワーク制御システム。 - 前記トラヒック特徴量は、前記ネットワーク内でのトラヒックの生起あるいは到着に関する統計量であることを特徴とする請求項14に記載のネットワーク制御システム。
- 前記トラヒック特徴量は、前記ネットワークにおける二つ以上のノードでのパケット同時到着率であることを特徴とする請求項14または15に記載のネットワーク制御システム。
- 前記パラメータ決定手段は、前記トラヒック特徴量の変化に応じて、パケットの発生自体を抑制する制御パラメータ、発生したパケットを廃棄する制御パラメータ、および集中したパケット処理を分散させる制御パラメータのうち少なくとも一つの制御パラメータの値を変化させることを特徴とする請求項14−16のいずれか1項に記載のネットワーク制御システム。
- 前記パラメータ決定手段は前記複数の基地局ノードの少なくとも一部の基地局ノードの制御パラメータを決定することを特徴とする請求項14−17のいずれか1項に記載のネットワーク制御システム。
- 前記ネットワークの制御信号を処理する制御信号処理ノードと、前記制御信号処理ノードに接続された分析決定装置と、を更に有し、
前記複数の基地局ノードの各々が前記第一トラヒック特徴量抽出手段を有し、
前記分析決定装置が前記第二トラヒック特徴量抽出手段および前記パラメータ決定手段を有することを特徴とする請求項14−18のいずれか1項に記載のネットワーク制御システム。 - 複数の基地局と複数の基地局制御装置とを含むネットワークを制御するシステムであって、
前記複数の基地局の各々が、トラヒックデータを取得するトラヒックデータ取得手段を有し、
前記基地局制御装置が、配下の基地局から収集したトラヒックデータから当該基地局制御装置が管轄するネットワークのトラヒック特徴量を抽出するトラヒック特徴量抽出手段と、前記トラヒック特徴量に基づいて前記配下の基地局に設定する制御パラメータを決定するパラメータ決定手段と、を有する、
ことを特徴とするネットワーク制御システム。 - 複数の基地局と複数の基地局制御装置とを含むネットワークを制御するシステムであって、
前記複数の基地局の各々がトラヒックデータを取得するトラヒックデータ取得手段を有し、
前記複数の基地局制御装置の各々が、配下の基地局から収集したトラヒックデータから当該基地局制御装置が管轄するネットワークの局部トラヒック特徴量を抽出する第一トラヒック特徴量抽出手段を有し、
前記複数の基地局制御装置を束ねる分析決定装置が、前記複数の基地局制御装置から収集された前記局部トラヒック特徴量から前記ネットワーク全体のトラヒック特徴量を抽出する第二トラヒック特徴量抽出手段と、前記トラヒック特徴量に基づいて前記基地局に設定する制御パラメータを決定するパラメータ決定手段と、を有する、
ことを特徴とするネットワーク制御システム。 - 複数のノードを含むネットワークを制御する方法であって、
トラヒックデータ収集手段が前記ネットワークからトラヒックデータを収集し、
トラヒック特徴量抽出手段が前記収集されたトラヒックデータから前記ネットワーク全体のトラヒック特徴量を抽出し、
パラメータ決定手段が前記トラヒック特徴量に基づいて前記ノードに設定する制御パラメータを決定する、
ことを特徴とするネットワーク制御方法。 - 前記トラヒック特徴量は、前記ネットワーク内でのトラヒックの生起あるいは到着に関する統計量であることを特徴とする請求項22に記載のネットワーク制御方法。
- 前記トラヒック特徴量は、前記ネットワークにおける二つ以上のノードでのパケット同時到着率であることを特徴とする請求項22または23に記載のネットワーク制御方法。
- 前記パラメータ決定手段が、前記トラヒック特徴量の変化に応じて、パケットの発生自体を抑制する制御パラメータ、発生したパケットを廃棄する制御パラメータ、および集中したパケット処理を分散させる制御パラメータのうち少なくとも一つの制御パラメータの値を変化させることを特徴とする請求項22−24のいずれか1項に記載のネットワーク制御方法。
- 前記ネットワークは複数の基地局ノードと制御信号処理ノードとを有し、前記パラメータ決定手段が前記複数の基地局ノードの少なくとも一部の基地局ノードの制御パラメータを決定することを特徴とする請求項22−25のいずれか1項に記載のネットワーク制御方法。
- 前記ネットワークは複数の基地局ノードと制御信号処理ノードとを有し、前記パラメータ決定手段が前記制御信号処理ノードの制御パラメータを決定することを特徴とする請求項22−25のいずれか1項に記載のネットワーク制御方法。
- 前記ネットワークは、複数の基地局ノードと、制御信号処理ノードと、各基地局ノードに接続可能な移動端末ノードと、を有し、前記パラメータ決定手段が前記複数の基地局ノードの少なくとも一部の基地局ノードに接続された少なくとも一つの移動端末ノードの制御パラメータを決定することを特徴とする請求項22−25のいずれか1項に記載のネットワーク制御方法。
- 前記ネットワークは複数の基地局ノードと制御信号処理ノードとを有し、前記トラヒックデータが前記複数の基地局ノードの少なくとも一部の基地局ノードで測定されたトラヒックデータであることを特徴とする請求項22−28のいずれか1項に記載のネットワーク制御方法。
- 前記少なくとも一部の基地局ノードは、前記ネットワーク全体から無作為に選択されたノードであることを特徴とする請求項29に記載のネットワーク制御方法。
- 前記少なくとも一部の基地局ノードは、前記ネットワークの全ノードを複数のクラスに分け、各クラスから無作為に選択されたノードからなることを特徴とする請求項29に記載のネットワーク制御方法。
- 前記ネットワークは複数の基地局ノードと制御信号処理ノードとを有し、前記制御信号処理ノードが前記トラヒックデータ収集手段と、前記トラヒック特徴量抽出手段と、前記パラメータ決定手段とを有することを特徴とする請求項22−31のいずれか1項に記載のネットワーク制御方法。
- 前記ネットワークは複数の基地局ノードと制御信号処理ノードとを有し、前記制御信号処理ノードが前記トラヒックデータ収集手段を有し、前記制御信号処理ノードに接続された分析決定装置が前記トラヒック特徴量抽出手段および前記パラメータ決定手段を有することを特徴とする請求項22−31のいずれか1項に記載のネットワーク制御方法。
- 前記ネットワークは複数の基地局ノードと、制御信号処理ノードと、前記制御信号処理ノードに接続された分析決定装置とを有し、
前記複数の基地局ノードは前記分析決定装置に直接接続され、
前記複数の基地局ノードの各々が前記トラヒックデータを取得する手段を有し、前記分析決定装置が前記トラヒックデータ収集手段と、前記トラヒック特徴量抽出手段と、前記パラメータ決定手段とを有することを特徴とする請求項22−31のいずれか1項に記載のネットワーク制御方法。 - 複数の基地局ノードを含むネットワークを制御する方法であって、
第一トラヒック特徴量抽出手段が前記複数の基地局ノードの各々で取得したトラヒックデータから局部トラヒック特徴量を抽出し、
第二トラヒック特徴量抽出手段が前記複数の基地局ノードから収集された前記局部トラヒック特徴量から前記ネットワーク全体のトラヒック特徴量を抽出し、
パラメータ決定手段が前記トラヒック特徴量に基づいて前記基地局ノードに設定する制御パラメータを決定する、
ことを特徴とするネットワーク制御システム。 - 前記トラヒック特徴量は、前記ネットワーク内でのトラヒックの生起あるいは到着に関する統計量であることを特徴とする請求項35に記載のネットワーク制御方法。
- 前記トラヒック特徴量は、前記ネットワークにおける二つ以上のノードでのパケット同時到着率であることを特徴とする請求項35または36に記載のネットワーク制御方法。
- 前記パラメータ決定手段は、前記トラヒック特徴量の変化に応じて、パケットの発生自体を抑制する制御パラメータ、発生したパケットを廃棄する制御パラメータ、および集中したパケット処理を分散させる制御パラメータのうち少なくとも一つの制御パラメータの値を変化させることを特徴とする請求項35−37のいずれか1項に記載のネットワーク制御方法。
- 前記パラメータ決定手段は前記複数の基地局ノードの少なくとも一部の基地局ノードの制御パラメータを決定することを特徴とする請求項35−38のいずれか1項に記載のネットワーク制御方法。
- 前記ネットワークの制御信号を処理する制御信号処理ノードと、前記制御信号処理ノードに接続された分析決定装置と、を更に有し、
前記複数の基地局ノードの各々が前記局部トラヒック特徴量を抽出し、
前記分析決定装置が、前記ネットワーク全体のトラヒック特徴量を抽出し、前記基地局ノードに設定する制御パラメータを決定する、
ことを特徴とする請求項35−39のいずれか1項に記載のネットワーク制御方法。 - 複数の基地局と複数の基地局制御装置とを含むネットワークを制御する方法であって、
前記複数の基地局の各々がトラヒックデータを取得し、
前記基地局制御装置が、配下の基地局から収集したトラヒックデータから当該基地局制御装置が管轄するネットワークのトラヒック特徴量を抽出し、前記トラヒック特徴量に基づいて前記配下の基地局に設定する制御パラメータを決定する、
ことを特徴とするネットワーク制御方法。 - 複数の基地局と複数の基地局制御装置とを含むネットワークを制御する方法であって、
前記複数の基地局の各々がトラヒックデータを取得し、
前記複数の基地局制御装置の各々が、配下の基地局から収集したトラヒックデータから当該基地局制御装置が管轄するネットワークの局部トラヒック特徴量を抽出し、
前記複数の基地局制御装置を束ねる分析決定装置が、前記複数の基地局制御装置から収集された前記局部トラヒック特徴量から前記ネットワーク全体のトラヒック特徴量を抽出し、前記トラヒック特徴量に基づいて前記基地局に設定する制御パラメータを決定する、
ことを特徴とするネットワーク制御方法。 - 複数の基地局ノードを含むモバイルネットワークにおける移動管理ノードであって、
前記モバイルネットワークの基地局ノードからトラヒックデータを収集するトラヒックデータ収集手段と、
前記収集されたトラヒックデータから前記ネットワーク全体のトラヒック特徴量を抽出するトラヒック特徴量抽出手段と、
前記トラヒック特徴量に基づいて前記ノードに設定する制御パラメータを決定するパラメータ決定手段と、
を有することを特徴とする移動管理ノード。 - 複数の基地局ノードを含むモバイルネットワークを管理する装置であって、
前記モバイルネットワークの基地局ノードからトラヒックデータを収集するトラヒックデータ収集手段と、
前記収集されたトラヒックデータから前記ネットワーク全体のトラヒック特徴量を抽出するトラヒック特徴量抽出手段と、
前記トラヒック特徴量に基づいて前記ノードに設定する制御パラメータを決定するパラメータ決定手段と、
を有することを特徴とする管理装置。 - モバイルネットワークの基地局であって、
トラヒックデータを取得するトラヒックデータ取得手段と、
前記トラヒックデータから局部トラヒック特徴量を抽出するトラヒック特徴量抽出手段と、
前記局部トラヒック特徴量を上位の管理装置へ送信する送信手段と、
前記上位の管理装置が複数の基地局から収集した局部トラヒック特徴量に基づいて決定した基地局パラメータを受信して設定する基地局パラメータ反映手段と、
を有することを特徴とする基地局。 - 複数の基地局ノードを含むモバイルネットワークを管理する装置であって、
前記モバイルネットワークの基地局ノードから収集された局部トラヒック特徴量から前記ネットワーク全体のトラヒック特徴量を抽出するトラヒック特徴量抽出手段と、
前記トラヒック特徴量に基づいて前記ノードに設定する制御パラメータを決定するパラメータ決定手段と、
を有することを特徴とする管理装置。
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