JPWO2015118708A1 - 送風装置 - Google Patents

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勝司 藤井
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Abstract

送風装置1は、空気の吸込口4及び吹出口5を開口する本体筐体1Cと、吸込口4から本体筐体1Cの内部に吸い込んだ空気を吹出口5に向けて流通させる送風部7と、吹出口5からの空気の吹出方向を水平面内で回転変位させる回転部2と、を備え、吹出口5が鉛直方向に沿って縦長の形状をなし、吹出口5からの空気の吹出方向の回転角度を任意の基準方向を中心とした第1所定角度範囲にして送風する第1回転モードと、吹出口5からの空気の吹出方向の回転角度を第1回転モードとは異なる任意の基準方向を中心とした第1回転モードより小さい第2所定角度範囲にして送風する第2回転モードと、有する。

Description

本発明は送風装置に関する。
従来の送風装置が特許文献1に開示されている。特許文献1に記載された送風装置(扇風機)は本体送風部が支持部の上方に回転可能に支持されている。本体送風部はモータにより水平面内で支持部に対して相対的に回転する。そして、この送風装置は使用者がリモコンを操作すると、リモコンの方向を検出してモータを回転させて本体送風部の中心をリモコンの方に向けるようにしている。
また、別の従来の送風装置が特許文献2に開示されている。特許文献2に記載された送風装置(扇風機)は気流発生部と空気の吹出口とが鉛直方向に沿って縦長の形状をなしている。気流発生部はスタンドの上方に支持され、左右方向回動機構により水平面内でスタンドに対して相対的に回転する。左右方向回動機構は気流発生部を左右方向に所定角度範囲だけ回転させて往復運動を行う所謂首振動作を実行する。
特開平1−110895号公報 特開2002−213388号公報
しかしながら、上記特許文献2に記載された送風装置のように空気の吹出口を縦長に形成した場合、空気の吹出口の横幅が比較的狭いので、吹き出された空気の左右横方向への広がりが期待できない虞がある。これにより、例えば使用者のリモコン操作に伴って吹出口をリモコンの方に向ける場合、吹出口がリモコン(使用者)の方をうまく向かず、使用者に風が当たらないといった問題が起こる可能性があった。また、吹出口から吹き出された空気の左右横方向への広がりが小さいことにより、使用者が好適な涼感を得ることが困難であるといった課題があった。
本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、空気の吹出口が鉛直方向に沿って縦長の形状をなす場合であっても、任意の方向に効果的に送風することが可能な送風装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の送風装置は、空気の吸込口及び吹出口を開口する本体筐体と、前記吸込口から前記本体筐体の内部に吸い込んだ空気を前記吹出口に向けて流通させる送風部と、前記吹出口からの空気の吹出方向を水平面内で回転変位させる回転部と、を備え、前記吹出口が鉛直方向に沿って縦長の形状をなし、前記吹出口からの空気の吹出方向の回転角度を任意の基準方向を中心とした第1所定角度範囲にして送風する第1回転モードと、前記吹出口からの空気の吹出方向の回転角度を第1回転モードとは異なる任意の基準方向を中心とした第1回転モードより小さい第2所定角度範囲にして送風する第2回転モードと、を有し、第2回転モードの前記基準方向が第2回転モードで前記吹出口からの空気の吹出方向を回転変位させる指示を受け付けたときの空気の吹出方向であることを特徴としている。
また、上記構成の送風装置において、第2回転モードにおける前記吹出口からの空気の吹出方向の回転速度が、第1回転モードにおける前記吹出口からの空気の吹出方向の回転速度より速いことを特徴としている。
また、上記の課題を解決するため、本発明の送風装置は、空気の吸込口及び吹出口を開口する本体筐体と、前記吸込口から前記本体筐体の内部に吸い込んだ空気を前記吹出口に向けて流通させる送風部と、前記吹出口からの空気の吹出方向を水平面内で回転変位させる回転部と、を備え、前記吹出口が鉛直方向に沿って縦長の形状をなし、前記回転部が任意の基準方向を中心とした所定角度範囲で前記吹出口からの空気の吹出方向を回転変位させる場合に、前記吹出口からの空気の吹出方向が前記基準方向を通過するときの空気の吹出方向の回転速度と、前記吹出口からの空気の吹出方向が前記基準方向とは異なる方向を通過するときの空気の吹出方向の回転速度と、が異なることを特徴としている。
また、上記構成の送風装置において、前記吹出口からの空気の吹出方向が前記基準方向を通過するときの空気の吹出方向の回転速度が、前記吹出口からの空気の吹出方向が前記基準方向とは異なる方向を通過するときの空気の吹出方向の回転速度より速いことを特徴としている。
また、上記構成の送風装置において、前記吹出口からの空気の吹出方向が前記基準方向から離れるに従って空気の吹出方向の回転速度が変化することを特徴としている。
また、上記の課題を解決するため、本発明の送風装置は、空気の吸込口及び吹出口を開口する本体筐体と、前記吸込口から前記本体筐体の内部に吸い込んだ空気を前記吹出口に向けて流通させる送風部と、前記吹出口からの空気の吹出方向を水平面内で回転変位させる回転部と、を備え、前記吹出口が鉛直方向に沿って縦長の形状をなし、前記回転部が任意の基準方向を中心とした所定角度範囲で前記吹出口からの空気の吹出方向を回転変位させる場合に、前記吹出口からの空気の吹出方向が前記基準方向を通過するときに吹き出される空気の流速と、前記吹出口からの空気の吹出方向が前記基準方向とは異なる方向を通過するときに吹き出される空気の流速と、が異なることを特徴としている。
また、上記構成の送風装置において、前記吹出口からの空気の吹出方向が前記基準方向を通過するときに吹き出される空気の流速が、前記吹出口からの空気の吹出方向が前記基準方向とは異なる方向を通過するときに吹き出される空気の流速より速いことを特徴としている。
また、上記構成の送風装置において、前記吹出口からの空気の吹出方向が前記基準方向から離れるに従って吹き出される空気の流速が変化することを特徴としている。
本発明の構成によれば、空気の吹出口が鉛直方向に沿って縦長の形状をなす場合であっても、任意の方向に効果的に送風することが可能な送風装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る送風装置の前方から見た外観斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る送風装置の後方から見た外観斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る送風装置の外装カバーを外した側面図である。 本発明の第1実施形態に係る送風装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る送風装置の上面図である。 本発明の第1実施形態に係る送風装置のリモコンの上面図である。 本発明の第1実施形態に係る送風装置の首振動作の回転の角度範囲を示す上面図である。 本発明の第1実施形態に係る送風装置の首振動作時における首振モータの制御方法を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係る送風装置の第2回転モードにおける首振動作の設定処理を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る送風装置の首振動作時における首振モータの制御方法を示す説明図である。 本発明の第3実施形態に係る送風装置の首振動作時における首振モータの制御方法を示す説明図である。 本発明の第4実施形態に係る送風装置の首振動作時における首振モータの制御方法を示す説明図である。 本発明の第5実施形態に係る送風装置の首振動作時における首振モータの制御方法を示す説明図である。 本発明の第6実施形態に係る送風装置の首振動作時におけるファンモータの制御方法を示す説明図である。 本発明の第7実施形態に係る送風装置の首振動作時におけるファンモータの制御方法を示す説明図である。 本発明の第8実施形態に係る送風装置の首振動作時におけるファンモータの制御方法を示す説明図である。 本発明の第9実施形態に係る送風装置の首振動作時におけるファンモータの制御方法を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態を図1〜図17に基づき説明する。
<第1実施形態>
最初に、本発明の第1実施形態に係る送風装置について、図1〜図4を用いてその構造の概略を説明する。図1及び図2は送風装置の前方及び後方から見た外観斜視図である。図3は送風装置の外装カバーを外した状態の側面図、図4は送風装置の構成を示すブロック図である。図1〜図3の白抜き矢印は送風装置による空気の流通経路及び流通方向を示している。
送風装置1は、図1及び図2に示すように本体筐体1Cとして、略柱状をなす回転部2とその下方に配置した設置部3とを備える。
設置部3は平面視円形に形成されて床面等の設置面の上に設置される。設置部3は電源コード8と、その先端に設けた不図示の電源プラグとを備える。送風装置1は電源コード8及び電源プラグを介して商用交流電源から電力の供給を受け、動作する。
回転部2は設置部3の上に上下方向に縦長に延びるように立てた状態にして配置される。回転部2は底面が円形に形成され、上下方向略中央部から上端にかけての部分が略直方体形状で形成される。
回転部2はその前面に受信部10を備え、背面に把持部11を備える。受信部10は後述するリモコン60(図6参照)が送信した信号を受信する。把持部11は回転部2の背面から内側に向かって窪んだ凹部として形成される。使用者は把持部11に手をかけて送風装置1を把持し、持ち運ぶ。
回転部2は設置部3に対して、その底面の径方向中心で上下方向に延びる回転軸線2aを中心に水平面内で回転可能に設けられる。回転部2は、図3に示すようにその下部に首振モータ41を備える。首振モータ41を駆動すると、回転部2は設置部3に対して回転軸線2aを中心に水平面内で回転変位し、所定角度の範囲で往復変位する首振動作を実行する。これにより、回転部2は後述する吹出口5からの空気の吹出方向を水平面内で回転変位させる。
回転部2は下部側面に開口する吸込口4と、上部正面に開口する吹出口5と、送風通路20とを備える。送風通路20は、図3に示すように回転部2の内部に配置されて上下方向に延び、吸込口4と吹出口5とを連通させる。吸込口4には塵埃を捕集する不図示の集塵フィルタと、複数の通気孔を開口した通気板9とが配置される。吹出口5は左右横方向の長さに対して縦方向の長さが長く、すなわち鉛直方向に沿って縦長の形状をなす。
送風通路20の空気流通方向下流部は上方に向かって延びるとともに前方に向かって湾曲する。送風通路20の空気流通方向下流部は5枚の仕切り板21により6本の通風路22に区分される。
通風路22の入口部23は後述するイオン発生装置30の配置箇所のすぐ下流に位置し、出口部24は吹出口5のすぐ上流に位置する。6本の通風路22は入口部23において送風装置1の前後方向に一列に並び、出口部24において上下方向に一列に並ぶ。
通風路22の出口部24と吹出口5との間には6枚の可動ルーバー25が設けられる。可動ルーバー25は各々上流端が5枚の仕切り板21と出口部24の最下方の壁板26とに連続して取り付けられる。可動ルーバー25は下流部がルーバーモータ42に連結される。ルーバーモータ42を駆動すると、6枚の可動ルーバー25の下流部が揃って上下方向に変位する。
送風通路20の下部にはファンモータ40により回転駆動するシロッコファンを有する送風部7が配置される。送風部7の不図示の吸気口は吸込口4に隣接し、送風部7の排気口7aは上方を指向する。送風部7は吸込口4から吸い込んだ空気を送風通路20を通して吹出口5に向かって流通させる。
送風部7の上方であって空気流通方向の下流側にはイオン発生装置30が配置される。イオン発生装置30により発生するイオンは送風通路20を流通する気流に含ませられる。また、回転部2の内部には図3及び図4に示す制御部50が設けられる。
イオン発生装置30は送風部7に対して空気流通方向の下流側に配置される。イオン発生装置30は正イオン発生部及び負イオン発生部(いずれも不図示)を備える。正イオン発生部は不図示の正放電電極を備え、負イオン発生部は不図示の負放電電極を備える。二対の正放電電極及び負放電電極は各々針状に形成されて所定の間隔で並べて配置され、送風通路20に臨んで設けられる。
イオン発生装置30は正放電電極及び負放電電極に高圧電気発生回路で生成した高電圧を供給して放電を発生させ、イオンを放出する。ここで、イオン発生装置30の正放電電極及び負放電電極には交流波形またはインパルス波形から成る電圧が印加される。正放電電極には正電圧が印加され、コロナ放電による水素イオンが空気中の水分と結合して主としてH+(H2O)mから成る正イオンを発生する。負放電電極には負電圧が印加され、コロナ放電による酸素イオンが空気中の水分と結合して主としてO2 -(H2O)nから成る負イオンを発生する。ここで、m、nは任意の自然数である。H+(H2O)m及びO2 -(H2O)nは空気中の浮遊菌や臭い成分の表面で凝集してこれらを取り囲む。
そして、式(1)〜(3)に示すように、衝突により活性種である[・OH](水酸基ラジカル)やH22(過酸化水素)を微生物等の表面上で凝集生成して浮遊菌や臭い成分を破壊する。ここで、m’、n’は任意の自然数である。したがって、イオン発生装置30は送風通路20の内部を流通する空気に対して正放電電極及び負放電電極で放電により発生させた正イオン及び負イオンを含ませるように放出することにより、例えば室内の殺菌や脱臭を行うことができる。
+(H2O)m+O2 -(H2O)n
→・OH+1/2O2+(m+n)H2O ・・・(1)
+(H2O)m+H+(H2O)m’+O2 -(H2O)n+O2 -(H2O)n’
→ 2・OH+O2+(m+m'+n+n')H2O ・・・(2)
+(H2O)m+H+(H2O)m’+O2 -(H2O)n+O2 -(H2O)n’
→ H22+O2+(m+m'+n+n')H2O ・・・(3)
なお、本実施形態ではイオン発生装置30によって正イオン及び負イオンを発生しているが、正イオンのみまたは負イオンのみを発生しても良い。
また、ここで述べるイオンには帯電微粒子水も含むものとする。このとき、イオン発生装置30は静電霧化装置からなり、静電霧化装置によってラジカル成分を含む帯電微粒子水が生成される。すなわち、静電霧化装置に設けた放電電極をペルチェ素子により冷却することで放電電極の表面に結露水が生じる。次に、放電電極にマイナスの高電圧を印加すると、結露水から帯電微粒子水が生成される。また、放電電極からは帯電微粒子水とともに空気中に放出される負イオンも発生する。
イオン発生装置30は正イオンまたは負イオンのいずれかと、正イオンまたは負イオンの逆極性に帯電した微粒子水とを発生する静電霧化装置からなるものであっても良い。負イオン若しくは負に帯電した微粒子水が発生すると、室内の殺菌や脱臭に加えて、リラックス効果も生まれるとされている。
続いて、送風装置1の操作パネル及びリモコンの詳細な構成について、図5〜図8を用いて説明する。図5は送風装置1の上面図、図6はリモコンの上面図、図7は送風装置1の首振動作の回転の角度範囲を示す上面図である。図8は送風装置1の首振動作時における首振モータ41の制御方法を示す説明図である。
回転部2の上面には操作パネル6が配置される。操作パネル6はタッチパネルにより形成され、複数の操作ボタン等を備える。操作ボタンは運転ボタン6a、風量切替ボタン6b、6c、イオン発生モードボタン6d、リセットボタン6g、首振ボタン6h及び首振角度設定ボタン6kからなる。また、操作パネル6はフィルタ交換ランプ6eを備える。なお、操作パネル6は回転部2の側面等に設けても良い。
運転ボタン6aは回転部2の回動軸2a(図1及び図2参照)上に配置され、送風装置1の電源のON/OFFを切り替える。運転ボタン6aの操作により電源をONにするとイオン発生装置30及びファンモータ40の駆動が開始される。風量切替ボタン6b、6cの操作によりファンモータ40の回転数を変動させると送風装置1が吹出口5から吹き出す空気の流速が調整される。
イオン発生モードボタン6dを操作すると予め設定された運転モードを切り替えることができる。イオン発生装置30は涼風イオンモード、室内清浄モード、衣類脱臭モード及び見張りモードの4つのモードを備え、状況に応じて切り替えて使用される。フィルタ交換ランプ6eは例えばLED光源からなり、集塵フィルタ(不図示)の交換時期が来ると点灯する。リセットボタン6gはフィルタ交換時に押して、点灯したフィルタ交換ランプ6eを消灯する。
首振ボタン6hは回転部2の首振動作の停止中に押されると首振動作を開始し、首振動作の実行中に押されると首振動作を停止する。なお、操作パネル6のいずれの操作ボタンであっても回転部2が首振動作中に設定した機能は無効になる。
首振角度設定ボタン6kは吹出口5からの空気の吹出方向について任意の基準方向を中心とし、首振動作の回転角度を所定の角度範囲(第1所定角度範囲)に設定するために操作される。例えば、首振動作の回転の角度範囲(第1所定角度範囲)は30°、60°、90°及び120°の4種類の角度に設定することができる(図7参照)。首振角度設定ボタン6kを押すたびに首振動作の回転の角度範囲を30°、60°、90°、120°の順に変更することができ、120°のときにさらに押すと30°に戻る。
このようにして、首振角度設定ボタン6kが押されると、送風装置1は首振動作の回転の角度範囲を第1所定角度範囲にして送風する第1回転モードで首振動作を実行する。
操作パネル6の各操作ボタンの間のスペース6fは使用者が接触したことをタッチパネルによって検知することができるようになっている。
また、送風装置1は、図6に示す送風装置1を遠隔操作するリモコン60を備える。リモコン60はその一面に不図示の送信部を備え、回転部2の受信部10に対して送風装置1の操作に係る信号を送信する。
リモコン60はその上面に複数の操作ボタンを備える。リモコン60の操作ボタンは運転ボタン60a、風量切替ボタン60b、60c、イオン発生モードボタン60d、首振ボタン60h、首振角度設定ボタン60k及びパーソナルモードボタン60mからなる。
運転ボタン60aは送風装置1の電源のON/OFFを切り替え、電源をONにするとイオン発生装置30及びファンモータ40の駆動が開始される。風量切替ボタン60b、60cの操作によりファンモータ40の回転数を変動させると送風装置1が吹出口5から吹き出す空気の流速が調整される。イオン発生モードボタン60dを操作すると予め設定された運転モードを切り替えることができる。
首振ボタン60hを操作すると回転部2の首振動作の実行と停止とを切り替えることができる。首振角度設定ボタン60kは吹出口5からの空気の吹出方向について任意の基準方向を中心とし、首振動作の回転角度を所定の角度範囲(第1所定角度範囲)に設定するために操作される。
パーソナルモードボタン60mは回転部2の首振動作に係る操作ボタンであって、首振角度設定ボタン60kとは異なる基準方向と回転の角度範囲(第2所定角度範囲)とに設定することができる。パーソナルモードボタン60mが押されると、リモコン60が送信した信号を受信部10が受信したときの吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向として設定される。さらに、パーソナルモードボタン60mは首振動作の回転の角度範囲(第2所定角度範囲)を例えば15°に設定する(図7参照)。
このようにして、パーソナルモードボタン60mが押されると、送風装置1は首振動作の回転の角度範囲を第2所定角度範囲にして送風する第2回転モード(パーソナルモード)で首振動作を実行する。すなわち、第2回転モードは第1回転モードとは異なる任意の基準方向を中心とし、首振動作の回転の角度範囲を第1回転モードの第1所定角度範囲(例えば30°、60°、90°及び120°)より小さい第2所定角度範囲(例えば15°)に設定して送風する。
また、送風装置1は第2回転モードにおける吹出口5からの空気の吹出方向の回転速度が、第1回転モードにおける吹出口5からの空気の吹出方向の回転速度より速くなるよう設定する。すなわち、第2回転モード時の回転部2の回転速度が第1回転モード時の回転部2の回転速度より速くなるよう設定する。第2回転モード時の回転部2の回転速度が第1回転モード時の回転部2の回転速度より速くする方法としては、首振モータ41が例えばステッピングモータである場合にPWM(Pulse Width Modulation)制御を利用する。
図8には、下側に首振動作時の送風装置1の回転部2の回転状態を上面図で示し、上側に第1回転モード時及び第2回転モード時の首振モータ41のPWM制御波形を示している。図8に示したように、第2回転モード時の首振モータ41に対するPWM制御のデューティー(Duty)比D2を第1回転モード時の首振モータ41に対するPWM制御のデューティー(Duty)比D1より大きくなるよう設定する。
続いて、送風装置1の第2回転モードにおける首振動作の設定処理について、図9に示すフローに沿って説明する。図9は第2回転モードにおける首振動作の設定処理を示すフローチャートである。
送風装置1の運転が開始されると(図9のスタート)、送風装置1はパーソナルモードボタン60mが押されたか否かを判定する(図9のステップ#101)。
パーソナルモードボタン60mが押された場合(ステップ#101のYes)、送風装置1はパーソナルモードボタン60mが押されたことに伴いリモコン60が送信した信号を受信部10が受信したときの吹出口5からの空気の吹出方向を基準方向として設定する(ステップ#102)。続いて、送風装置1は基準方向を中心とした15°の第2所定角度範囲に首振動作の回転の角度範囲を設定し、回転部2を回転させる(ステップ#103)。
その後、送風装置1は第2回転モードにおける首振動作の設定処理を終了する(図9のエンド)。一方、ステップ#101においてパーソナルモードボタン60mが押されていない場合(ステップ#101のNo)、送風装置1はそれまでに設定された機能を継続して送風運転を実行し、第2回転モードにおける首振動作の設定処理を終了する(図9のエンド)。
なお、パーソナルモードボタン60mが押されたとき、送風装置1が第1回転モードで首振動作を実行している場合、第2回転モードで首振動作を実行している場合、首振動作を実行していない場合、いずれの状態であっても同様に、送風装置1は第2回転モードに係る信号を受信部10が受信したときの吹出口5からの空気の吹出方向を基準方向とし(ステップ#102)、15°の角度範囲で回転部2を回転させる(ステップ#103)。
このようにして、使用者がリモコン60を操作してパーソナルモードボタン60mを押すと、使用者が所望する吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向となり、その基準方向を中心とした比較的狭い角度範囲で送風装置1が首振動作を実行する。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態の送風装置について、図10を用いて説明する。図10は送風装置の首振動作時における首振モータの制御方法を示す説明図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号を付してその説明を省略するものとする。
第2実施形態の送風装置1は、回転部2が任意の基準方向を中心とした所定角度範囲で吹出口5からの空気の吹出方向を回転変位させる、すなわち首振動作を行う場合に、吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向を通過するときの空気の吹出方向の回転速度と、吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向とは異なる方向を通過するときの空気の吹出方向の回転速度と、を異ならせる。
例えば、送風装置1は吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向を通過するときの空気の吹出方向の回転速度が、吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向とは異なる方向を通過するときの空気の吹出方向の回転速度より速くなるよう設定する。具体的に言えば、送風装置1は吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向を中心とした30°の角度範囲の方向であるときの空気の吹出方向の回転速度(回転部2の回転速度)が、吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向を中心とした30°の角度範囲を超える方向であるときの空気の吹出方向の回転速度(回転部2の回転速度)より速くなるよう設定する。これらの回転速度を異ならせる方法としては、首振モータ41に対して適用されるPWM制御を利用する。
図10には、下側に首振動作時の送風装置1の回転部2の回転状態を上面図で示し、上側に首振動作時の首振モータ41のPWM制御波形を示している。図10に示したように、吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向を中心とした30°の角度範囲の方向であるときの首振モータ41に対するPWM制御のデューティー(Duty)比D3を吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向を中心とした30°の角度範囲を超える方向であるときの首振モータ41に対するPWM制御のデューティー(Duty)比D4より大きくなるよう設定する。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態の送風装置について、図11を用いて説明する。図11は送風装置の首振動作時における首振モータの制御方法を示す説明図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号を付してその説明を省略するものとする。
第3実施形態の送風装置1は、吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向を通過するときの空気の吹出方向の回転速度が、吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向とは異なる方向を通過するときの空気の吹出方向の回転速度より遅くなるよう設定する。具体的に言えば、送風装置1は吹出口5からの空気の吹出方向が任意の基準方向を中心とした30°の角度範囲の方向であるときの空気の吹出方向の回転速度(回転部2の回転速度)が、吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向を中心とした30°の角度範囲を超える方向であるときの空気の吹出方向の回転速度(回転部2の回転速度)より遅くなるよう設定する。
図11に示したように、吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向を中心とした30°の角度範囲の方向であるときの首振モータ41に対するPWM制御のデューティー(Duty)比D5を吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向を中心とした30°の角度範囲を超える方向であるときの首振モータ41に対するPWM制御のデューティー(Duty)比D6より小さくなるよう設定する。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態の送風装置について、図12を用いて説明する。図12は送風装置の首振動作時における首振モータの制御方法を示す説明図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号を付してその説明を省略するものとする。
第4実施形態の送風装置1は、吹出口5からの空気の吹出方向が任意の基準方向から離れるに従って空気の吹出方向の回転速度を変化させる。例えば、送風装置1は吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向から離れるに従って空気の吹出方向の回転速度が遅くなるよう設定する。すなわち、送風装置1は吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向から離れるに従って回転部2の回転速度が遅くなるよう設定する。
図12に示したように、送風装置1は吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向から離れるに従って首振モータ41に対するPWM制御のデューティー(Duty)比をD7、D8、D9、D10及びD11の5段階で設定する。さらに、送風装置1はそれらデューティー(Duty)比が吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向から離れるに従って徐々に小さくなるようD7>D8>D9>D10>D11と設定する。これにより、吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向を通過するときの回転部2の回転速度が最も速く、空気の吹出方向が基準方向から離れるに従って回転部2の回転速度が徐々に遅くなる。
<第5実施形態>
次に、本発明の第5実施形態の送風装置について、図13を用いて説明する。図13は送風装置の首振動作時における首振モータの制御方法を示す説明図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号を付してその説明を省略するものとする。
第5実施形態の送風装置1は、吹出口5からの空気の吹出方向が任意の基準方向から離れるに従って空気の吹出方向の回転速度が速くなるよう設定する。すなわち、送風装置1は吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向から離れるに従って回転部2の回転速度が速くなるよう設定する。
図13に示したように、送風装置1は吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向から離れるに従って首振モータ41に対するPWM制御のデューティー(Duty)比をD12、D13、D14、D15及びD16の5段階で設定する。さらに、送風装置1はそれらデューティー(Duty)比が吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向から離れるに従って徐々に大きくなるようD12<D13<D14<D15<D16と設定する。これにより、吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向を通過するときの回転部2の回転速度が最も遅く、空気の吹出方向が基準方向から離れるに従って回転部2の回転速度が徐々に速くなる。
<第6実施形態>
次に、本発明の第6実施形態の送風装置について、図14を用いて説明する。図14は送風装置の首振動作時におけるファンモータの制御方法を示す説明図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号を付してその説明を省略するものとする。
第6実施形態の送風装置1は、回転部2が任意の基準方向を中心とした所定角度範囲で吹出口5からの空気の吹出方向を回転変位させる、すなわち首振動作を行う場合に、吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向を通過するときに吹き出される空気の流速と、吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向とは異なる方向を通過するときに吹き出される空気の流速と、を異ならせる。
例えば、送風装置1は吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向を通過するときに吹き出される空気の流速が、吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向とは異なる方向を通過するときに吹き出される空気の流速より速くなるよう設定する。具体的に言えば、送風装置1は吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向を中心とした30°の角度範囲の方向であるときに吹き出される空気の流速が、吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向を中心とした30°の角度範囲を超える方向であるときに吹き出される空気の流速より速くなるよう設定する。これらの送風時の流速を異ならせる方法としては、ファンモータ40に対して適用されるPWM制御を利用する。
図14に示したように、吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向を中心とした30°の角度範囲の方向であるときのファンモータ40に対するPWM制御のデューティー(Duty)比D17を吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向を中心とした30°の角度範囲を超える方向であるときのファンモータ40に対するPWM制御のデューティー(Duty)比D18より大きくなるよう設定する。
<第7実施形態>
次に、本発明の第7実施形態の送風装置について、図15を用いて説明する。図15は送風装置の首振動作時におけるファンモータの制御方法を示す説明図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号を付してその説明を省略するものとする。
第7実施形態の送風装置1は、吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向を通過するときに吹き出される空気の流速が、吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向とは異なる方向を通過するときに吹き出される空気の流速より遅くなるよう設定する。具体的に言えば、送風装置1は吹出口5からの空気の吹出方向が任意の基準方向を中心とした30°の角度範囲の方向であるときに吹き出される空気の流速が、吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向を中心とした30°の角度範囲を超える方向であるときに吹き出される空気の流速より遅くなるよう設定する。
図15に示したように、吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向を中心とした30°の角度範囲の方向であるときのファンモータ40に対するPWM制御のデューティー(Duty)比D19を吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向を中心とした30°の角度範囲を超える方向であるときのファンモータ40に対するPWM制御のデューティー(Duty)比D20より小さくなるよう設定する。
<第8実施形態>
次に、本発明の第8実施形態の送風装置について、図16を用いて説明する。図16は送風装置の首振動作時におけるファンモータの制御方法を示す説明図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号を付してその説明を省略するものとする。
第8実施形態の送風装置1は、吹出口5からの空気の吹出方向が任意の基準方向から離れるに従って吹き出される空気の流速を変化させる。例えば、送風装置1は吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向から離れるに従って吹き出される空気の流速が遅くなるよう設定する。
図16に示したように、送風装置1は吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向から離れるに従ってファンモータ40に対するPWM制御のデューティー(Duty)比をD21、D22、D23、D24及びD25の5段階で設定する。さらに、送風装置1はそれらデューティー(Duty)比が吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向から離れるに従って徐々に小さくなるようD21>D22>D23>D24>D25と設定する。これにより、吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向を通過するときに吹き出される空気の流速が最も速く、吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向から離れるに従って吹き出される空気の流速が徐々に遅くなる。
<第9実施形態>
次に、本発明の第9実施形態の送風装置について、図17を用いて説明する。図17は送風装置の首振動作時におけるファンモータの制御方法を示す説明図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号を付してその説明を省略するものとする。
第9実施形態の送風装置1は、吹出口5からの空気の吹出方向が任意の基準方向から離れるに従って吹き出される空気の流速が速くなるよう設定する。
図17に示したように、送風装置1は吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向から離れるに従ってファンモータ40に対するPWM制御のデューティー(Duty)比をD26、D27、D28、D29及びD30の5段階で設定する。さらに、送風装置1はデューティー(Duty)比が吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向から離れるに従って徐々に大きくなるようD26<D27<D28<D29<D30と設定する。これにより、吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向を通過するときに吹き出される空気の流速が最も遅く、吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向から離れるに従って吹き出される空気の流速が徐々に速くなる。
上記のように、送風装置1は、空気の吸込口4及び吹出口5を開口する本体筐体1Cと、吸込口4から本体筐体1Cの内部に吸い込んだ空気を吹出口5に向けて流通させる送風部7と、吹出口5からの空気の吹出方向を水平面内で回転変位させる回転部2と、を備える。さらに、送風装置1は、吹出口5が鉛直方向に沿って縦長の形状をなし、吹出口5からの空気の吹出方向の回転角度を任意の基準方向を中心とした第1所定角度範囲にして送風する第1回転モードと、吹出口5からの空気の吹出方向の回転角度を第1回転モードとは異なる任意の基準方向を中心とした第1回転モードより小さい第2所定角度範囲にして送風する第2回転モードと、を有し、第2回転モードの基準方向が第2回転モードで吹出口5からの空気の吹出方向を回転変位させる指示を受信部10が受け付けたときの空気の吹出方向である。
この構成によれば、使用者がリモコン60を操作して第2回転モードで首振動作を開始させる指示を受信部10が受け付けたときの吹出口5からの空気の吹出方向が第2回転モードの基準方向となる。したがって、使用者が所望する吹出口5からの空気の吹出方向を基準方向にすることができ、容易に使用者に風が当たるようにすることが可能である。さらに、第2回転モードではその基準方向を中心とした比較的狭い角度範囲で送風装置1が首振動作を実行するので、送風の無駄が抑制され、使用者が好適な涼感を得ることが可能である。
そして、送風装置1は、第2回転モードにおける吹出口5からの空気の吹出方向の回転速度が、第1回転モードにおける吹出口5からの空気の吹出方向の回転速度より速い。
この構成によれば、縦方向に長く横方向に細い吹出口5からの空気を使用者へ送風する第2回転モードによる首振動作において、横方向に幅のある空気を受けていると使用者が感じることができる。したがって、使用者が好適な涼感を得ることが可能である。
また、送風装置1は、回転部2が任意の基準方向を中心とした所定角度範囲で吹出口5からの空気の吹出方向を回転変位させる場合に、吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向を通過するときの空気の吹出方向の回転速度と、吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向とは異なる方向を通過するときの空気の吹出方向の回転速度と、が異なる。
この構成によれば、基準方向の近傍の範囲における回転速度と、他の回転範囲における回転速度と、を切り替えることができる。例えば、基準方向の近傍の範囲における回転速度より他の回転範囲における回転速度のほうが速い場合、送風時間の無駄が抑制される。したがって、使用者が好適な涼感を得ることが可能である。
そして、送風装置1は、吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向を通過するときの空気の吹出方向の回転速度が、吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向とは異なる方向を通過するときの空気の吹出方向の回転速度より速い。
この構成によれば、基準方向の近傍の範囲における回転速度が他の回転範囲における回転速度より速いため、横方向に幅のある空気を受けていると使用者が感じることができる。したがって、使用者が好適な涼感を得ることが可能である。
さらに、送風装置1は、吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向から離れるに従って空気の吹出方向の回転速度が変化する。
この構成によれば、回転中に急激な回転速度の変化が生じることを抑制できる。したがって、首振モータ41の変動による慣性力を受け易い縦長の送風装置1の立設状態を安定させることが可能である。
また、送風装置1は、回転部2が任意の基準方向を中心とした所定角度範囲で吹出口5からの空気の吹出方向を回転変位させる場合に、吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向を通過するときに吹き出される空気の流速と、吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向とは異なる方向を通過するときに吹き出される空気の流速と、が異なる。
この構成によれば、縦方向に長く横方向に細い吹出口5からの空気を吹き出し、回転変位により所定の方向に送出される空気の流速が急激に変動する送風装置1において、横方向に一様の流速からなる空気を受けていると使用者が感じることができる。したがって、使用者が好適な涼感を得ることが可能である。
そして、送風装置1は、吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向を通過するときに吹き出される空気の流速が、吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向とは異なる方向を通過するときに吹き出される空気の流速より速い。
この構成によれば、使用者が所望する方向の流速が最も速く、その他の回転範囲における流速が遅くなる。よって、使用者が所望する方向のデューティー比のみ大きくなり、その他の回転範囲におけるデューティー比が小さくなるようにすることができる。したがって、使用者が所望する方向におけるファンモータ40に与える電力のみ大きくなるため、送風装置1の省電力化が可能である。
さらに、送風装置1は、吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向から離れるに従って吹き出される空気の流速が変化する。
この構成によれば、ファンモータ40の回転中に急激な回転速度の変化が生じることを抑制できる。したがって、ファンモータ40の変動による慣性力を受けやすい縦長の送風装置1の立設状態を安定させることが可能である。
このようにして、本発明の上記実施形態の構成によれば、空気の吹出口5が鉛直方向に沿って縦長の形状をなす場合であっても、任意の方向に効果的に送風することが可能な送風装置1を提供することができる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
例えば、上記実施形態では、送風装置1の首振動作における第1回転モードの第1所定角度範囲を30°、60°、90°及び120°の4種類とし、第2回転モードの第2所定角度範囲を15°としたが、第1所定角度範囲及び第2所定角度範囲はこれらの角度範囲に限定されるわけではなく、他の角度範囲であっても構わない。また、第1所定角度範囲として360°回転できるようにしても良い。
また、上記実施形態では、パーソナルモードボタン60mが押されたという信号を受信部10が受信したときの吹出口5からの空気の吹出方向が基準方向として設定されることとしたが、さらにその後、送風装置1がセンサ等を用いてリモコン60が存在する方向を検知し、リモコン60が存在する方向に基準方向を合わせるようにしても良い。また、角度調整ボタン等を設け、設定された基準方向を使用者が手動で微調整できるようにしても良い。
本発明は空気の吹出口が鉛直方向に沿って縦長の形状をなす送風装置において利用可能である。
1 送風装置
1C 本体筐体
2 回転部
3 設置部
4 吸込口
5 吹出口
6 操作パネル
7 送風部
10 受信部
20 送風通路
30 イオン発生装置
40 ファンモータ
41 首振モータ
50 制御部
60 リモコン

Claims (8)

  1. 空気の吸込口及び吹出口を開口する本体筐体と、前記吸込口から前記本体筐体の内部に吸い込んだ空気を前記吹出口に向けて流通させる送風部と、前記吹出口からの空気の吹出方向を水平面内で回転変位させる回転部と、を備え、
    前記吹出口が鉛直方向に沿って縦長の形状をなし、前記吹出口からの空気の吹出方向の回転角度を任意の基準方向を中心とした第1所定角度範囲にして送風する第1回転モードと、前記吹出口からの空気の吹出方向の回転角度を第1回転モードとは異なる任意の基準方向を中心とした第1回転モードより小さい第2所定角度範囲にして送風する第2回転モードと、を有し、第2回転モードの前記基準方向が第2回転モードで前記吹出口からの空気の吹出方向を回転変位させる指示を受け付けたときの空気の吹出方向であることを特徴とする送風装置。
  2. 第2回転モードにおける前記吹出口からの空気の吹出方向の回転速度が、第1回転モードにおける前記吹出口からの空気の吹出方向の回転速度より速いことを特徴とする請求項1に記載の送風装置。
  3. 空気の吸込口及び吹出口を開口する本体筐体と、前記吸込口から前記本体筐体の内部に吸い込んだ空気を前記吹出口に向けて流通させる送風部と、前記吹出口からの空気の吹出方向を水平面内で回転変位させる回転部と、を備え、
    前記吹出口が鉛直方向に沿って縦長の形状をなし、前記回転部が任意の基準方向を中心とした所定角度範囲で前記吹出口からの空気の吹出方向を回転変位させる場合に、前記吹出口からの空気の吹出方向が前記基準方向を通過するときの空気の吹出方向の回転速度と、前記吹出口からの空気の吹出方向が前記基準方向とは異なる方向を通過するときの空気の吹出方向の回転速度と、が異なることを特徴とする送風装置。
  4. 前記吹出口からの空気の吹出方向が前記基準方向を通過するときの空気の吹出方向の回転速度が、前記吹出口からの空気の吹出方向が前記基準方向とは異なる方向を通過するときの空気の吹出方向の回転速度より速いことを特徴とする請求項3に記載の送風装置。
  5. 前記吹出口からの空気の吹出方向が前記基準方向から離れるに従って空気の吹出方向の回転速度が変化することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の送風装置。
  6. 空気の吸込口及び吹出口を開口する本体筐体と、前記吸込口から前記本体筐体の内部に吸い込んだ空気を前記吹出口に向けて流通させる送風部と、前記吹出口からの空気の吹出方向を水平面内で回転変位させる回転部と、を備え、
    前記吹出口が鉛直方向に沿って縦長の形状をなし、前記回転部が任意の基準方向を中心とした所定角度範囲で前記吹出口からの空気の吹出方向を回転変位させる場合に、前記吹出口からの空気の吹出方向が前記基準方向を通過するときに吹き出される空気の流速と、前記吹出口からの空気の吹出方向が前記基準方向とは異なる方向を通過するときに吹き出される空気の流速と、が異なることを特徴とする送風装置。
  7. 前記吹出口からの空気の吹出方向が前記基準方向を通過するときに吹き出される空気の流速が、前記吹出口からの空気の吹出方向が前記基準方向とは異なる方向を通過するときに吹き出される空気の流速より速いことを特徴とする請求項6に記載の送風装置。
  8. 前記吹出口からの空気の吹出方向が前記基準方向から離れるに従って吹き出される空気の流速が変化することを特徴とする請求項6または請求項7に記載の送風装置。
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