JPWO2015118660A1 - 全閉形主電動機 - Google Patents

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Abstract

主電動機100は、固定子10と、回転子コア4、鉄心押え5と、冷却ファン30と、回転子7と、フレーム2と、ブラケット1と、軸受部50とを備え、冷却ファン30は、全閉形主電動機100の内部と外部とを仕切る主板31と、冷却ファン30のブラケット1側にて回転子7の回転方向に設けられた複数の羽32と、羽32のブラケット1側に設けられたガイド33とで構成され、ブラケット1には、ガイド33をブラケット1に向かって投影してなる領域内に吸気口20が設けられ、ガイド33は、吸気口20から吸入された空気が回転子軸9に誘導されるように形成されている。

Description

本発明は、鉄道車両を駆動する全密閉形主電動機に関するものである。
一般に、鉄道車両を駆動するための回転電機には、省保守性の観点から全密閉形の主電動機(全閉形主電動機)が多く採用されている。この全閉形主電動機は、主に、筒状のフレームと、フレームの両端を塞ぐブラケットと、ブラケットに設けられた軸受により支持される回転子軸と、回転子軸に設けられた回転子鉄心と、フレームに固着された固定子鉄心と、固定子鉄心に取り付けられる固定子コイルとを備え、電動機内気を密閉するよう構成されている。
このように構成された全閉形主電動機は、電動機内部を密閉する構造上、外気を機内へ取り込んで冷却ができないため、機内の熱を外部へ放熱するためにはフレームを大型化させて放熱面積を増やすなどの措置が必要となる。この大型化というデメリットを解消するために、機内と機外とを仕切る部品として冷却ファンを用いた全閉形主電動機が提案されている。この主電動機によれば、回転子が回転した際、回転子に固定された冷却ファンによって機内の空気(内気)が撹拌され、回転子や固定子鉄心で熱せられた内気が冷却ファンおよびフレームなどで熱交換され、主電動機が効率的に冷却される。
主電動機の更なる大容量化を図るためにはより効果的に内気を冷却する必要がある。そのためには冷却ファンが発生する風量を増加させ、あるいは主電動機に冷却機を取り付けるなどの対策が必要となる。ただし、このような対策では風量の増加に伴って騒音が増大し、冷却機の取り付けに伴って主電動機が大型化するという新たな課題が生じる。
このような問題を解決する手段として下記特許文献1に示される従来の主電動機では、ブラケットに開口部が形成され、このブラケットの機内側には開口部から回転子軸近傍まで延びる通風路が形成されている。また冷却ファンの主板にはブラケット側面に複数の羽が形成され、冷却ファンが回転することにより開口部から外気が取り込まれる。この外気は主電動機を冷却するための冷却風として、ブラケットの通風路、回転子軸、および羽の順で流れ、フレームに形成された通風路を通じて機外へ排出される。このことにより主電動機全体の放熱効率が向上し、主電動機の小型化を実現している。
特開2010−220417号公報(図1)
従来技術では、外気を回転子軸付近まで導入するための通風路がブラケットの機内側に形成されている。すなわち主板とブラケットとの間に突起物が存在する。そのため、冷却ファンの羽部は通風路よりも外径側に配置する必要がある。
しかし、一般的に、冷却ファンの羽部は外径側に位置するほど羽外径部の周速が増加し、これにより高速で羽部が風をきることで冷却ファンに生じる騒音が大きくなる。そのため、このような上記従来技術の構造では、冷却ファンの騒音を低減するために、羽外径を縮小させようとすると羽面積が減少するため、必要風量を維持できないという課題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、騒音を抑制しながら必要冷却風量を確保することで放熱効率の向上を図ることができる全閉形主電動機を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、固定子と、固定子の内周側に配置される回転子コアと冷却ファンとを有する回転子と、前記固定子と前記回転子とを内包するフレームと、前記フレームに接続され回転子軸を支持するブラケットと、前記ブラケットに設けられ回転子軸を支持する軸受部と、を備えた全閉形主電動機であって、前記冷却ファンは、前記鉄心押えから前記軸受部に向かうにつれて拡径して全閉形主電動機の内部と外部とを仕切る主板と、前記冷却ファンのブラケット側にて回転子の回転方向に設けられた複数の第1の羽と、前記各第1の羽のブラケット側にて前記主板と平行に配置された第1のガイドと、で構成され、前記ブラケットには、前記第1のガイドを前記ブラケットに向かって投影してなる領域内に吸気口が設けられ、前記第1のガイドは、前記吸気口から吸入された空気が前記回転子軸に誘導されるように形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、羽面積を減らすことなく羽の外径部の周速を低減するようにしたので、騒音を抑制しながら必要冷却風量を確保することで放熱効率の向上を図ることができる、という効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる全閉形主電動機の縦断面図である。 図2は、図1に示される冷却ファンの斜視断面図である。 図3は、図1に示される冷却ファンの変形例を示す図である。 図4は、図3に示される冷却ファンの斜視図である。 図5は、図3に示される冷却ファンの斜視断面図である。
以下に、本発明にかかる全閉形主電動機の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1は本発明の実施の形態にかかる全閉形主電動機の縦断面図である。図2は図1に示される冷却ファンの斜視断面図である。
全閉形主電動機(以下「主電動機」)100は、固定子鉄心3および固定子コイル8で構成される固定子10と、固定子10内に配置された回転子7と、固定子10および回転子7を内包するフレーム2と、フレーム2の駆動側60に配設されたブラケット1と、フレーム2の反駆動側61の軸中心部に設けられたカートリッジ51とを有して構成されている。
ブラケット1には、フレーム2の通風路22に連通する通風路21と吸気口20とが形成されている。吸気口20は周方向に設けられている。また吸気口20は、ガイド33をブラケット1に向かって投影してなる領域内に設けられている。
フレーム2には、固定子鉄心3の外周側に位置する通風路22が形成されている。通風路22は、一端がブラケット1の通風路21と連通するように、フレーム2の周方向に複数設けられている。通風路22の他端には、ブラケット1の通風路21とフレーム2の通風路22を流れてきた冷却風を機外へ排出する排気口25が形成されている。
回転子7は、電磁鋼板を積層してなると回転子コア4と、回転子コア4の駆動側60を覆う鉄心押え5と、回転子コア4の反駆動側61を覆う鉄心押え6と、鉄心押え5に取り付けられた冷却ファン30と、回転子コア4に埋め込まれたローターバー13と、ローターバー13の両端に設けられたリング状のエンドリング14で一体に接続して誘導電動機のかご型ロータを形成している。
固定子鉄心3の内周面と回転子コア4の外周面との間には一様な空隙が形成されている。ブラケット1の中心部の軸受部50は、回転子軸9の一端を回転自在に支持する軸受を収納するとともにラビリンス構造を備える。ラビリンスとは回転部と固定部の境目を構成し、軸受潤滑用グリースが機外へ漏れ出すことを防ぎ、機外から軸受および機内へのゴミの浸入を防止する構造をいう。カートリッジ51は、回転子軸9の他端を回転自在に支持する軸受を収納するとともにラビリンス構造を備える。このような構成によって、回転子7の回転力は駆動側60に配設された図示しない継手および歯車装置を介して車輪に伝達される。
冷却ファン30は主板31と複数の羽32(第1の羽)とガイド33(第1のガイド)とから成り、主板31は、鉄心押え5からブラケット1に向かうにつれて拡径する形状を成し、主電動機100の内部と外部とを仕切るように配置されている。ガイド33の詳細は後述する。
主板31の外周端31aはブラケット1の近傍に配置され、主板31とブラケット1との間にはラビリンス(微小隙間11)が設けられている。これにより、冷却ファン30とブラケット1との間に流れる冷却風が機内へ浸入することを抑制している。
主板31には回転子軸9が挿入される貫通穴31bが設けられ、主板31のブラケット1側の面(図示例では駆動側60の面)には複数の羽32が形成されている。羽32は、回転子7の周方向に設けられ、主板31とガイド33との間に配設されている。羽32は冷却ファン30の中心から主板の外周端31aに向かって延びるように形成され、内径側端部32bは主板31の中心側に位置し、外径側端部32aは主板31の外周端31a側に位置している。
ガイド33は、例えば無底すり鉢状に形成され、吸気口20と対向する位置で羽32の他端(駆動側60)に設けられている。またガイド33は、吸気口20から取り込まれた冷却風の流れを妨げることがないように、主板31と平行に設けられている。図示例のガイド33は、主板31側の周縁部(内周縁部33b)からブラケット1側の周縁部(外周縁部33a)までの巾eが、内径側端部32bから外径側端部32aまでの巾fよりも大きく形成されている。
また、ガイド33の内周縁部33bは主板31と回転子軸9との嵌合部付近に位置し、かつ、ガイド33の外周縁部33aはブラケット1の近傍に位置するように設けられている。内周縁部33bを上記の嵌合部付近に設けることによって、吸気口20から導入された外気を主板31の貫通穴31b付近に誘導することができ、主板31における熱交換率を向上させることができる。また、外周縁部33aをブラケット1の近傍に設けることによって、吸気口20から導入された外気が外周縁部33aとブラケット1との微小隙間12から通風路21へ抜けることを防止できる。
ガイド33による効果は以下の通りである。
(1)外部から導入される冷却風は、吸気口20で風路の断面変化が生じるため乱れる。この乱れた空気が主板31とガイド33との間に浸入する際、内径側端部32bがこの乱れた空気を横切るため、風切り音が増幅させて騒音の要因となる。図示例のように吸気口20の正面にガイド33を設けることによって、吸気口20から導入された外気は回転子軸9付近に到るまでに整流される。そのため、整流された空気が主板31とガイド33との間へ浸入することで、内径側端部32bでの風切り音が抑制され、騒音を低減することができる。
(2)吸気口20から導入された空気が冷却ファンを通過する際、羽32が空気を横切るため空気の渦が発生する。図示例のようにガイド33を設けることによって、空気の渦が抑制され、この渦により発生する騒音を低減することができる。
(3)またガイド33は羽32と吸気口20との間に介在するため、羽32で発生する騒音がガイド33で遮断され、吸気口20から機外へ漏れ出る騒音を抑制することができる。また、ガイド33では、主板31が吸収した主電動機内部の熱と低温の外気との間で熱交換が行われるため、主板での熱交換効率が向上し、主電動機100の冷却効率が向上する。
なお図示例の主電動機100では、吸気口20の断面(図中d)と、ガイド33とブラケット1との間の風路断面(図中a)と、主板31とガイド33との間の風路断面(図中b)と、主板31の羽32が設けられていない箇所とブラケット1との間の風路断面(図中c)とが同じ大きさになるように形成されている。このように構成することによって、図中a,b,cの風路の断面変化が小さくなり、吸気口20から導入された外気の乱れが抑制され、外気がこれらの風路を通過する際の風切り音を抑えることができる。
以下、動作を説明する。冷却ファン30が回転することにより吸気口20から外気が取り込まれ、吸気口20から取り込まれた外気は、図1の符号Aで示される点線のようにガイド33とブラケット1との間、回転子軸9付近、主板31とガイド33との間、主板31とブラケット1との間、通風路21、通風路22の順で流れて、排気口25から機外へ排出される。このことにより主電動機100の機内の熱が主板31やフレーム2などで介して機外に排出される。その結果、主電動機100全体が効率的に冷却される。
次に冷却ファン30を変形した例を説明する。図3は図1に示される冷却ファンの変形例を示す図である。図4は図3に示される冷却ファンの斜視図である。図5は図3に示される冷却ファンの斜視断面図である。
図3に示される冷却ファン30は主板31と羽32とガイド33と羽34(第2の羽)とガイド35(第2のガイド)とから成る。主板31の固定子コイル8側の面(反駆動側61の面)には、複数の羽34が形成されている。羽34は、回転子7の周方向に複数設けられ、主板31とガイド35との間に配設されている。羽34は、冷却ファン30の中心から主板の外周端31aに向かって延びるように形成されている。
羽34の内径側端部34bはエンドリング14側に位置し、外径側端部34aは主板31の外周端31a側に位置している。なお、内径側端部34bは、回転子コア4の通風路23を通過した内気が主板31側に効果的に誘導されるように、エンドリング14の近傍に設けることが望ましい。
ガイド35は、例えば無底すり鉢状に形成され、固定子10側の周縁部(内周縁部35b)が、固定子鉄心3の内周面と回転子コア4の外周面との間の隙間を通過した空気が主板31の外周端31aに誘導されるように、回転子7の端部の近傍に位置し、主板31側の周縁部(外周縁部35a)が主板31の外周端31aの近傍に位置するように設けられている。回転子7の端部は例えばエンドリング14とコイルエンド8aとの間である。なお、内周縁部35bの位置は図示例に限定されないが、内周縁部35bを回転子7の端部に設けることによって、回転子7の通風路23を通過した内気が固定子コイル周辺で拡散することなく効率的に主板31表面を通過し、固定子の通風路24へ誘導される。従って、内気循環効率が増すことにより、内気の温度が下がり、主電動機100の冷却効率が向上する。
以下、動作を説明する。冷却ファン30が回転することにより内気が撹拌され、例えば図3の符号Bで示される点線のように、固定子鉄心3の通風路24や回転子コア4の通風路23を通過して機内を循環する。回転子7や固定子鉄心3などで熱せられた内気は、内周縁部35b側からガイド35と主板31との間に取り込まれ、主板31中心部から外周部を通過することによる主板31での熱交換により冷却される。
従来技術では、外気を回転子軸付近まで導入するための通風路がブラケットの機内側に形成されている。すなわち主板とブラケットとの間に突起物が存在する。そのため、羽の内径側端部は通風路よりも内径側に設けることができない。従って、必要風量を確保するためには、羽の外径側端部を冷却ファンの外周縁部の近傍に配置することで羽面積を増やす必要がある。ただし、羽の外径側端部が外径側に位置するほど羽の外径側の周速が増加し、この周速が高まるほど冷却ファンで生じる騒音が大きくなる。このように上記従来技術の構造では、羽面積を確保したまま冷却ファンで生じる騒音を低減させることができないという課題があった。
本実施の形態に係る主電動機100では、羽面積を減少させることなく羽32およびガイド33の外径を縮小させることができる。従って必要冷却風量を維持したまま羽外周部の周速が低下し、主電動機100の冷却効率を低下させることなく低騒音化ができる。また、主電動機100によればブラケットの形状が簡素化され、製造コストを低減することができる。
なお、図示例の主板31には一例としてガイド35が設けられているが、主板31の構成は図示例に限定されるものではなく、ガイド35を省略してもよい。この場合、主板31に通流する内気の流量が低下するものの、羽34がない場合に比べて熱交換率を増やすことができる。
また、図示例の主電動機100では、駆動側60のブラケット1に吸気口20が設けられ、駆動側60の冷却ファン30に羽32、ガイド33、羽34、およびガイド35が設けられているが、主電動機100の構成は図示例に限定されるものではない。例えば、フレーム2の反駆動側61の面に吸気口20相当の貫通孔を設けて、鉄心押さ6に冷却ファン30と同様の冷却ファンを設けるように構成してもよいし、この冷却ファンの駆動側60の面に羽34およびガイド35相当の機構を設けるように構成してもよい。
また、図示例のガイド35の内周縁部35bの位置は図示例に限定されるものではない。例えばガイド35は、内周縁部35bが回転子7の端部の近傍に位置し、かつ、コイルエンド8aの形状と相似形に形成してもよい。例えばガイド35がコイルエンド8aに沿って平行に形成されている場合、コイルエンド8aの熱がガイド35で吸熱され、固定子鉄心3およびコイルエンド8aを効果的に冷却することができる。
以上に説明したように、実施の形態にかかる主電動機100は、固定子10と、固定子10の内周側に配置される回転子コア4と冷却ファン30とを有する回転子7と、固定子10と回転子7とを内包するフレーム2と、フレーム2に接続され回転子軸9を支持するブラケット1と、ブラケット1に設けられ回転子軸9を支持する軸受部50とを備え、冷却ファン30は、鉄心押え5から軸受部に向かうにつれて拡径して全閉形主電動機100の内部と外部とを仕切る主板31と、冷却ファン30のブラケット1側にて回転子7の回転方向に設けられた複数の羽32(第1の羽)と、羽32のブラケット1側にて主板31と平行に配置されたガイド33(第1のガイド)と、で構成され、ブラケット1には、ガイド33をブラケット1に向かって投影してなる領域内に吸気口20が設けられ、ガイド33は、吸気口20から吸入された空気が回転子軸9に誘導されるように形成されている。この構成により、羽面積を減少させることなく羽32およびガイド33の外径を縮小させることができる。従って、必要冷却風量を維持したまま羽外周部の周速を低下させることができ、主電動機100の冷却効率を低下させることなく低騒音化を図ることができる。また主電動機100ではブラケット1の形状が簡素化され、製造コストを低減することができる。
また、ガイド33は、羽32を通過した空気が吸気口20に戻らないように形成されているため、吸気口20から導入された外気が外周縁部33aとブラケット1との微小隙間12から通風路21へ抜けることを防止できる。また、ガイド33の内周縁部33bは、吸気口20から吸入された空気が回転子軸9に誘導されるように形成されているため、吸気口20から導入された外気を主板31の貫通穴31b付近に誘導することができ、主板31における熱交換率を向上させることができる。
なお、実施の形態にかかる全閉形主電動機は、本発明の内容の一例を示すものであり、更なる別の公知技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、一部を省略する等、変更して構成することも可能であることは無論である。
以上のように、本発明は、全閉形主電動機に適用可能であり、特に、騒音を抑制しながら必要冷却風量を確保することで放熱効率の向上を図ることができる発明として有用である。
1 ブラケット、2 フレーム、3 固定子鉄心、4 回転子コア、5,6 鉄心押え、7 回転子、8 固定子コイル、8a コイルエンド、9 回転子軸、10 固定子、11,12 微小隙間、13 ローターバー、14 エンドリング、20 吸気口、21,22,23,24 通風路、25 排気口、30 冷却ファン、31 主板、31a 外周端、31b 貫通穴、32 羽、32a 外径側端部、32b 内径側端部、33 ガイド、33a 外周縁部、33b 内周縁部、34 羽、34a 外径側端部、34b 内径側端部、35 ガイド、35a 外周縁部、35b 内周縁部、50 軸受部、51 カートリッジ、60 駆動側、61 反駆動側、100 全閉形主電動機。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、固定子と、前記固定子の内周側に配置される回転子コアと冷却ファンと前記回転子コアの両端を覆う鉄心押えとを有する回転子と、前記固定子と前記回転子とを内包するフレームと、前記フレームに接続され回転子軸を支持するブラケットと、前記ブラケットに設けられ回転子軸を支持する軸受部と、を備えた全閉形主電動機であって、前記冷却ファンは、前記鉄心押えから前記軸受部に向かうにつれて拡径して全閉形主電動機の内部と外部とを仕切る主板と、前記冷却ファンのブラケット側にて前記回転子の回転方向に設けられた複数の第1の羽と、前記各第1の羽の前記ブラケット側にて前記主板と平行に配置された第1のガイドと、で構成され、前記ブラケットには、前記第1のガイドを前記ブラケットに向かって投影してなる領域内に吸気口が設けられ、前記第1のガイドは、前記吸気口から吸入された空気が前記回転子軸に誘導されるように形成されていることを特徴とする。

Claims (7)

  1. 固定子と、
    固定子の内周側に配置される回転子コアと冷却ファンとを有する回転子と、
    前記固定子と前記回転子とを内包するフレームと、
    前記フレームに接続され回転子軸を支持するブラケットと、
    前記ブラケットに設けられ回転子軸を支持する軸受部と、
    を備えた全閉形主電動機であって、
    前記冷却ファンは、前記鉄心押えから前記軸受部に向かうにつれて拡径して全閉形主電動機の内部と外部とを仕切る主板と、前記冷却ファンのブラケット側にて回転子の回転方向に設けられた複数の第1の羽と、前記各第1の羽のブラケット側にて前記主板と平行に配置された第1のガイドと、で構成され、
    前記ブラケットには、前記第1のガイドを前記ブラケットに向かって投影してなる領域内に吸気口が設けられ、
    前記第1のガイドは、前記吸気口から吸入された空気が前記回転子軸に誘導されるように形成されていることを特徴とする全閉形主電動機。
  2. 前記第1のガイドは、前記第1の羽を通過した空気が前記吸気口に戻らないように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の全閉形主電動機。
  3. 前記第1のガイドの内周縁部は、前記吸気口から吸入された空気が前記回転子軸に誘導されるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の全閉形主電動機。
  4. 前記吸気口の断面と、
    前記第1のガイドと前記ブラケットとの間の風路断面と、
    前記主板と前記第1のガイドとの間の風路断面と、
    前記主板の前記第1の羽が設けられていない箇所と前記ブラケットとの間の風路断面とが、同じ大きさに形成されていることを特徴とする請求項1に記載の全閉形主電動機。
  5. 前記冷却ファンの固定子側には、前記回転子の回転方向に内気循環用の第2の羽が複数設けられていることを特徴とする請求項1に記載の全閉形主電動機。
  6. 前記第2の羽の固定子側には、前記固定子のコイルエンドに沿って平行に形成されている第2のガイドが設けられていることを特徴とする請求項5に記載の全閉形主電動機。
  7. 前記第2のガイドは、その内周縁部が前記回転子の端部の近くに位置するように形成されていることを特徴とする請求項6に記載の全閉形主電動機。

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