JPWO2015118659A1 - 全閉形主電動機 - Google Patents

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Abstract

固定子の内周側に配置される回転子コアに取り付けられる冷却ファンを有する回転子7と、固定子と回転子7とを内包するフレーム2と、フレーム2に接続され回転子軸を支持するブラケット11と、ブラケット11に設けられ回転子軸を支持するカートリッジ51とを備え、冷却ファン40は主電動機100の内部と外部とを仕切る主板41を有し、ブラケット11と主板41との間には隙間74が形成され、ブラケット11と固定子との間には、回転子7の回転で生じた負圧によって空気が循環しない空間に大気圧より高い正圧を生じさせ、かつ、隙間74の機内側空間に連通する加圧機構200が形成されている。

Description

本発明は、鉄道車両を駆動する全閉形主電動機に関するものである。
一般に、鉄道車両を駆動するための回転電機には、省保守性の観点から全密閉形の主電動機(全閉形主電動機)が多く採用されている。この全閉形主電動機は、主に、筒状を成し内周側に回転子を配置するフレームと、フレームの両端に対向して配設され回転子軸を回転可能に支持するブラケットと、を有して構成されている。ブラケットの中心部には軸受が設けられ、フレームの内周部にはステータコイルを収納する円筒状の固定子鉄心が取り付けられ、固定子鉄心の内周面と回転子の外周面との間には一様な空隙が形成されている。
このように構成された全閉形主電動機は、電動機内部を密閉する構造上、外気を機内へ取り込んで冷却ができないため、機内の熱を外部へ放熱するためにはフレームを大型化させて放熱面積を増やすなどの措置が必要となる。この大型化というデメリットを解消するために、機内と機外とを仕切る部品として冷却ファンを用いた全閉形主電動機が提案されている。この全閉形主電動機では機内と機外とを仕切る冷却ファンの主板とブラケットとが回転部と固定部との関係にあり、主板とブラケットとの間にはラビリンス(微小隙間)が設けられている。従って全閉形主電動機では、塵埃や水がラビリンスを通じて機内に僅かに浸入するという問題がある。
このような問題を解決するため下記特許文献1に示される従来の主電動機は、ラビリンス部に軸受潤滑グリースと同等または類似のグリースを塗布、充填して塵埃等の浸入を防止している。
特開2012−50172号公報(図1)
しかしながら、上記従来技術の構造では、主電動機の組立て作業時にグリースが吐き出されることを防止する対応が必要であり、さらにグリースの経年劣化によって塵埃浸入防止効果が低下するという課題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、冷却ファンとブラケットとの間のラビリンスにグリースを塗布することなく機内への塵埃の浸入を抑制することができる全閉形主電動機を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、固定子と、前記固定子の内周側に配置される回転子コアと、前記回転子コアに取り付けられる冷却ファンとを有する回転子と、前記固定子と前記回転子とを内包するフレームと、前記フレームに接続され回転子軸を支持するブラケットと、前記ブラケットに設けられ回転子軸を支持する軸受部と、を備えた全閉形主電動機であって、前記冷却ファンは、前記全閉形主電動機の内部と外部とを仕切る主板を有し、前記ブラケットと前記主板との間には隙間が形成され、前記ブラケットと前記固定子との間には、前記回転子の回転で生じた負圧によって空気が循環しない空間に大気圧より高い正圧を生じ、前記隙間の機内側空間に連通する加圧機構が形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、冷却ファンとブラケットとの間のラビリンスにグリースを塗布することなく機内への塵埃の浸入を抑制することができる、という効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態に係る全閉形主電動機の縦断面図である。 図2は、図1の要部拡大図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る全閉形主電動機の第1の変形例を示す図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る全閉形主電動機の第2の変形例を示す図である。 図5は、本発明の実施の形態に係る全閉形主電動機の第3の変形例を示す図である。 図6は、本発明の実施の形態に係る全閉形主電動機の第4の変形例を示す図である。 図7は、本発明の実施の形態に係る全閉形主電動機の第5の変形例を示す図である。 図8は、本発明の実施の形態に係る全閉形主電動機の第6の変形例を示す図である。
以下に、本発明に係る全閉形主電動機の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1は、本発明の実施の形態に係る全閉形主電動機の縦断面図である。図2は、図1の要部拡大図である。
全閉形主電動機(以下「主電動機」)100は、固定子鉄心3および固定コイル8で構成される固定子10と、固定子10内に配置された回転子7と、固定子10および回転子7を内包するフレーム2と、フレーム2の駆動側60に配設されたブラケット1と、フレーム2の反駆動側61に配設されたブラケット11と、ブラケット1の軸中心部に設けられたカートリッジ50(軸受部)と、ブラケット11の軸中心部に設けられたカートリッジ51(軸受部)とを有して構成されている。なおブラケット11はフレーム2と一体的に構成されている。
フレーム2には、固定子鉄心3の外周側に位置する通風路22が形成されている。通風路22は、固定子10の駆動側60と固定子10の反駆動側61とを連通するように、例えばフレーム2の周方向に等間隔に複数設けられている。
回転子7は、電磁鋼板を積層してなる回転子コア4と、回転子コア4の駆動側60を覆う鉄心押え5と、回転子コア4の反駆動側61を覆う鉄心押え6と、鉄心押え5に取り付けられた冷却ファン30と、鉄心押え6に取り付けられた冷却ファン40と、回転子コア4に埋め込まれたローターバー13と、ローターバー13の両端に設けられたリング状のエンドリング14で一体に接続して誘導電動機のかご型ロータを形成している。
固定子鉄心3の内周面と回転子コア4の外周面との間には一様な空隙が形成されている。カートリッジ50は駆動側60から着脱可能な構造であり、回転子軸9の一端を回転自在に支持する軸受を収納するとともにラビリンス構造を備える。ラビリンスとは回転部と固定部の境目を構成し、潤滑用グリースが機外へ漏れ出すことを防ぎ、機外から軸受および機内へのゴミの浸入を防止する構造をいう。カートリッジ51は反駆動側61から着脱可能な構造であり、回転子軸9の他端を回転自在に支持する軸受を収納するとともにラビリンス構造を備える。このような構成によって、回転子7の回転力は駆動側60に配設された図示しない継手および歯車装置を介して車輪に伝達される。
駆動側60の冷却ファン30は主電動機100の機内に設置され、内気を撹拌することができるように形成されている。図示例では冷却ファン30の固定子10側に羽が取り付けられているが、冷却ファン30の形状は図示例に限定されるものではない。
反駆動側61の冷却ファン40は、主板41と複数の第1の羽42とから成る。主板41は、鉄心押え6からカートリッジ51に向かうにつれて拡径する形状を成し、主電動機100の内部と外部とを仕切るように配置されている。主板41の外周端43はブラケット11の近傍に配置され、主板41とブラケット11との間にはラビリンス(微小隙間74)が設けられている。
主板41のブラケット11側に第1の羽42が形成され、第1の羽42は回転子7の周方向にほぼ同等の間隔に設けられている。なお、冷却ファン40の形状は図示例に限定されるものではなく、第1の羽42を設けなくてもよいし、冷却ファン40の固定子10側の面に第1の羽42と同等の羽を設けてもよい。
ブラケット11の中心側にはカートリッジ51内の軸受を冷却するための貫通穴70が形成され、貫通穴70はフレーム2の周方向にほぼ等間隔に設けられている。
ブラケット11の機内側(固定子10側)には、ブラケット11と固定子10との間に介在して、ブラケット11と固定子10との間の空間を複数の空間に仕切る環状部材72が設けられている。環状部材72は、例えばブラケット11と平行に設けられ、環状部材72の外径側縁部79は径方向外側であるフレーム2側に位置し、環状部材72の内径側縁部71は主板41の外周端43の近傍に位置する。そして、環状部材72と外周端43との間にはラビリンス(微小隙間78)が設けられている。
ブラケット11と固定子10との間には加圧機構200が形成されている。加圧機構200は、環状部材72と加圧部73とを備え、回転子7の回転で生じた負圧によって空気が循環しない空間に大気圧より高い正圧を生じさせ、かつ、微小隙間74の機内側空間に連通するように構成されている。
加圧部73は、微小隙間74の機内側空間に連通するように、例えば、主板41のブラケット11側の外周端43近傍に設けられ、周方向に環状に形成されている。また加圧部73は、ブラケット11と環状部材72との間の空間24と、微小隙間74と、微小隙間78とを連通する。空間24は、一端がフレーム2の通風路22に連通し、他端が加圧部73に連通するように設けられている。なお、フレーム2の通風路22が複数設けられている場合、空間24は各通風路22とそれぞれ連通するように周方向に複数設けてもよい。また、加圧部73の大きさは図示例に限定されるものではない。
以下、動作を説明する。冷却ファン30が回転することにより、点線のように機内の空気が流れる。例えば回転子コア4の通風路23を通過した空気や、固定子鉄心3と回転子コア4との間の隙間を通過した空気は通風路22へ流入し、通風路22を通過した空気は、回転子コア4の通風路23へ流入する。ここで、主電動機100の内部では回転子7の回転により冷却ファン30の回転遠心力が生じるため、図中の符号Aで示される機内空間(以下「空間A」)の圧力は、符号Cで示される機外空間(以下「空間C」)の圧力(大気圧)より高い正圧になる。また、図中の符号Bで示される空間(以下「空間B」)の圧力は大気圧より低い負圧になる。このとき、圧力の関係は、通風路22の端部(図中c)付近の空間Aの圧力を圧力a、空間B付近の圧力を圧力b、空間C付近の圧力を圧力cとしたとき、各圧力の関係はa>c>bとなる。
このことにより、空間24における圧力は、空間Aの圧力aと同等に高められ、空間24に連通した加圧部73が加圧される。加圧部73と外気との圧力差により、微小隙間74から加圧部73への外気の浸入が抑制される。従って、外気に含まれる塵埃などが機内に浸入することを防止することができる。
次に、主電動機100の構造を変形した例を説明する。図3は、本発明の実施の形態に係る全閉形主電動機の第1の変形例を示す図である。
図3の冷却ファン40は、主板41と第2の羽76と第1の羽42とで構成されている。第2の羽76は、主板41のブラケット11側の外周端43に形成され、回転子7の周方向に複数設けられている。なお、冷却ファン40の形状は図示例に限定されず、例えば主板41の外周端43を周方向に複数箇所の切り込みを入れて凹凸状に加工(羽加工)したものを用いてもよい。このように構成した場合でも第2の羽76と同等の効果が得られる。
環状部材72の内径側縁部71は、主板41の第2の羽76と対向する部分が外径方向に凹状に形成されている。ブラケット11と第2の羽76と環状部材72との間には、空間24と微小隙間74と微小隙間78とを連通する加圧部75が形成されている。第2の羽76よりも環状部材72側に形成されている加圧部75は周方向に環状に形成されている。なお、加圧部75の大きさは図示例に限定されるものではない。
以下、動作を説明する。冷却ファン30が回転することにより、空間24に連通した加圧部75が加圧される。また加圧部75の第2の羽76によって加圧されるため、加圧部75の圧力がさらに高まる。従って、加圧部75と外気との圧力差により微小隙間74から加圧部75への外気の浸入が抑制される。その結果、外気に含まれる塵埃などが機内に浸入することを防止することができる。
図4は、本発明の実施の形態に係る全閉形主電動機の第2の変形例を示す図である。図4の主電動機100は、図2の加圧部73に図3の加圧部75および冷却ファン40を組み合わせた構成例である。この主電動機100では加圧部75(一方の加圧部)と加圧部73(他方の加圧部)とが連通し、さらに主板41には第2の羽76が設けられている。第2の羽76よりも環状部材72側に形成されている加圧部75は周方向に環状に形成され、第2の羽76よりもブラケット11側に形成されている加圧部73は周方向に環状に形成されている。
このように構成された主電動機100では、回転子7が回転することによって、空間24に連通した加圧部73と加圧部75が加圧される。従って、加圧部73,75と外気との圧力差により微小隙間74から加圧部73,75への外気の浸入が図2,3の構成例よりも抑制される。
図5は、本発明の実施の形態に係る全閉形主電動機の第3の変形例を示す図である。図5の冷却ファン40では図3の第2の羽76の代わりに第3の羽77が設けられている。第3の羽77は主板41の回転子7側の外周端43に形成され、回転子7の周方向に複数設けられている。なお第3の羽77は前述した羽加工で構成しても同等の効果が得られる。
環状部材72の内径側縁部71は、主板41の外周端43および第3の羽77と対向する部分が外径方向に凹状に形成されている。ブラケット11と外周端43と環状部材72と第3の羽77との間には、空間24と微小隙間74と微小隙間78とを連通する加圧部75が形成されている。第3の羽77よりも環状部材72側に形成されている加圧部75は周方向に環状に形成されている。なお、加圧部75の大きさは図示例に限定されるものではない。
このように構成された主電動機100では、回転子7が回転することによって、空間24に連通した加圧部75が加圧される。また加圧部75は第3の羽77によって加圧されるため、加圧部75の圧力がさらに高まる。従って加圧部75と外気との圧力差により微小隙間74から加圧部75への外気の浸入が抑制される。
図6は、本発明の実施の形態に係る全閉形主電動機の第5の変形例を示す図である。図6の主電動機100は、図2の加圧部73に図5の加圧部75と第3の羽77とを組み合わせた構成例である。この主電動機100では加圧部75(一方の加圧部)と加圧部73(他方の加圧部)とが連通し、さらに主板41には第3の羽77が設けられている。第3の羽77よりも環状部材72側に形成されている加圧部75は周方向に環状に形成され、主板41の外周端よりもブラケット11側に形成されている加圧部73は周方向に環状に形成されている。
このように構成された主電動機100では、回転子7が回転することによって、空間24に連通した加圧部73,75の双方が加圧される。従って、加圧部73,75と外気との圧力差により微小隙間74から加圧部73,75への空気の浸入が図5の構成例よりも抑制される。
図7は、本発明の実施の形態に係る全閉形主電動機の第5の変形例を示す図である。図7の主電動機100は、図2の加圧部73に図3の第2の羽76を組み合わせた構成例である。第2の羽76は、ブラケット11側の加圧部73と対向する位置に設けられている。
このように構成された主電動機100では、回転子7が回転することによって、空間24に連通した加圧部73が加圧される。また、加圧部73は第2の羽76によって加圧されるため、加圧部73の圧力がさらに高まる。従って加圧部73の圧力は外気圧より高くなり、微小隙間74から加圧部73への空気の浸入が図2の構成例よりも抑制される。
図8は、本発明の実施の形態に係る全閉形主電動機の第6の変形例を示す図である。図8の主電動機100では環状部材72が図1〜7の環状部材72よりも、固定子10側に位置している。このように構成された主電動機100では、回転子7が回転することによって、図1〜7に示した主電動機100と同様に、空間24に連通した加圧部73が加圧され、微小隙間74から加圧部73への外気の浸入が抑制される。
なお、図1〜8の主電動機100では空間24、加圧部73、加圧部75、第2の羽76、および第3の羽77が設けられているが、主電動機100の構成は図示例に限定されるものではなく、例えば駆動側60のブラケット1に貫通穴70が設けられている場合、これらの構造をブラケット1、冷却ファン30に設けてもよい。
また、本実施の形態では、環状部材72の内径側縁部71を凹状に形成した部分に加圧部75が設けられているが、加圧部75の形状はこれに限定されるものではなく、環状部材72の内径側縁部71を凹状に形成しなくともブラケット11と環状部材72と第2の羽76との間に空間24の断面積と同程度の断面積の空間を形成してもよい。
以上に説明したように、実施の形態に係る主電動機100は、固定子10と、固定子10の内周側に配置される回転子コア4と回転子コア4に取り付けられる冷却ファン40とを有する回転子7と、固定子10と回転子7とを内包するフレーム2と、フレーム2に接続され回転子軸9を支持するブラケット1,11と、ブラケット1,11に設けられ回転子軸を支持する軸受部(カートリッジ50,51)とを備え、冷却ファン40は主電動機100の内部と外部とを仕切る主板41を有し、ブラケット11と主板41との間には隙間74が形成され、ブラケット11と固定子10との間には、回転子7の回転で生じた負圧によって空気が循環しない空間(空間A、空間24など)に大気圧より高い正圧を生じさせ、かつ、隙間74の機内側空間に連通する加圧機構200が形成されている。この構成により、加圧部73の圧力は外気圧(大気圧)より高くなり、この圧力差により微小隙間74から加圧部73への外気の浸入が抑制される。従って、従来の主電動機のように軸受潤滑グリースなどを微小隙間74に塗布しなくとも、外気に含まれる塵埃などが機内に浸入することを防止することができる。
また、加圧機構200は、ブラケット11と固定子10との間に介在する環状部材72と、ブラケット11と環状部材72との間に形成された空間24と、ブラケット11と主板41との間の微小隙間74と、環状部材72と主板41との間の微小隙間78とを連通して、機内側空間の圧力を大気圧より高い正圧にさせる加圧部加圧部73,75と、を備える。この構成により、空間24からの空気が流入した加圧部73,75の圧力が外気圧より高くなり、加圧部73,75と外気との圧力差により微小隙間74から加圧部73,75への外気の浸入が抑制される。
なお、本実施の形態ではブラケット11に環状部材72を設けた構成例を説明したが、加圧部73を設ける代わりに、空間24を直接ブラケット11に設けてもよい。すなわち、主電動機100のブラケット11には、回転子7の回転で生じた負圧によって空気が循環しない空間に大気圧より高い正圧を生じさせ、かつ、隙間74の機内側空間に連通する加圧機構200が形成されている。このように構成した主電動機100では、図1から図8に示した主電動機100と同様の効果が得られる。
なお、実施の形態に係る全閉形主電動機は、本発明の内容の一例を示すものであり、更なる別の公知技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、一部を省略する等、変更して構成することも可能であることは無論である。
以上のように、本発明は、全閉形主電動機に適用可能であり、特に、冷却ファンとブラケットとの間のラビリンスにグリースを塗布することなく機内への塵埃の浸入を抑制することができる発明として有用である。
1 ブラケット、2 フレーム、3 固定子鉄心、4 回転子コア、5,6 鉄心押え、7 回転子、8 固定コイル、9 回転子軸、10 固定子、11 ブラケット、13 ローターバー、14 エンドリング、22 通風路、23 通風路、24 空間、30,40 冷却ファン、41 主板、42 第1の羽、43 外周端、50,51 カートリッジ、60 駆動側、61 反駆動側、70 貫通穴、71 内径側縁部、72 環状部材、73 加圧部、74 微小隙間、75 加圧部、76 第2の羽、77 第3の羽、78 微小隙間、79 外径側縁部、100 全閉形主電動機、200 加圧機構。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、固定子と、前記固定子の内周側に配置される回転子コアと、前記回転子コアに取り付けられる冷却ファンとを有する回転子と、前記固定子と前記回転子とを内包するフレームと、前記フレームに接続され回転子軸を支持するブラケットと、前記ブラケットに設けられ回転子軸を支持する軸受部と、を備えた全閉形主電動機であって、前記冷却ファンは、前記全閉形主電動機の内部と外部とを仕切る主板を有し、前記ブラケットと前記主板との間には隙間が形成され、前記ブラケットと前記固定子との間には、前記ブラケットの内壁に対面して前記回転子軸の全周囲方向に設けられた環状部材によって、前記回転子の回転で生じた負圧によって空気が循環しない空間に大気圧より高い正圧を生じ、前記隙間の機内側空間に連通する加圧機構が形成されていることを特徴とする。
以上に説明したように、実施の形態に係る主電動機100は、固定子10と、固定子10の内周側に配置される回転子コア4と回転子コア4に取り付けられる冷却ファン40とを有する回転子7と、固定子10と回転子7とを内包するフレーム2と、フレーム2に接続され回転子軸9を支持するブラケット1,11と、ブラケット1,11に設けられ回転子軸を支持する軸受部(カートリッジ50,51)とを備え、冷却ファン40は主電動機100の内部と外部とを仕切る主板41を有し、ブラケット11と主板41との間には微小隙間74が形成され、ブラケット11と固定子10との間には、回転子7の回転で生じた負圧によって空気が循環しない空間(空間A、空間24など)に大気圧より高い正圧を生じさせ、かつ、微小隙間74の機内側空間に連通する加圧機構200が形成されている。この構成により、加圧部73の圧力は外気圧(大気圧)より高くなり、この圧力差により微小隙間74から加圧部73への外気の浸入が抑制される。従って、従来の主電動機のように軸受潤滑グリースなどを微小隙間74に塗布しなくとも、外気に含まれる塵埃などが機内に浸入することを防止することができる。
また、加圧機構200は、ブラケット11と固定子10との間に介在する環状部材72と、ブラケット11と環状部材72との間に形成された空間24と、ブラケット11と主板41との間の微小隙間74と、環状部材72と主板41との間の微小隙間78とを連通して、機内側空間の圧力を大気圧より高い正圧にさせる加圧部73,75と、を備える。この構成により、空間24からの空気が流入した加圧部73,75の圧力が外気圧より高くなり、加圧部73,75と外気との圧力差により微小隙間74から加圧部73,75への外気の浸入が抑制される。
なお、本実施の形態ではブラケット11に環状部材72を設けた構成例を説明したが、加圧部73を設ける代わりに、空間24を直接ブラケット11に設けてもよい。すなわち、主電動機100のブラケット11には、回転子7の回転で生じた負圧によって空気が循環しない空間に大気圧より高い正圧を生じさせ、かつ、微小隙間74の機内側空間に連通する加圧機構200が形成されている。このように構成した主電動機100では、図1から図8に示した主電動機100と同様の効果が得られる。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、固定子と、前記固定子の内周側に配置される回転子コアと、前記回転子コアに取り付けられる冷却ファンとを有する回転子と、前記固定子と前記回転子とを内包するフレームと、前記フレームに接続され回転子軸を支持するブラケットと、前記ブラケットに設けられ回転子軸を支持する軸受部と、を備えた全閉形主電動機であって、前記冷却ファンは、前記全閉形主電動機の内部と外部とを仕切る主板を有し、前記ブラケットと前記主板との間には隙間が形成され、前記フレーム内には前記固定子の駆動側と反駆動側とを連通する内気通風路が形成され、前記ブラケットと前記固定子との間には、前記ブラケットの内壁に対面して前記回転子軸の全周囲方向に設けられた外径側縁部が前記内気通風路端部を構成する環状部材によって、前記内気通風路上に大気圧より高い正圧を生じさせ、かつ、前記隙間の機内側空間に連通する加圧機構が形成されていることを特徴とする。

Claims (8)

  1. 固定子と、
    前記固定子の内周側に配置される回転子コアと、前記回転子コアに取り付けられる冷却ファンとを有する回転子と、
    前記固定子と前記回転子とを内包するフレームと、
    前記フレームに接続され回転子軸を支持するブラケットと、
    前記ブラケットに設けられ回転子軸を支持する軸受部と、
    を備えた全閉形主電動機であって、
    前記冷却ファンは、前記全閉形主電動機の内部と外部とを仕切る主板を有し、
    前記ブラケットと前記主板との間には隙間が形成され、
    前記ブラケットと前記固定子との間には、前記回転子の回転で生じた負圧によって空気が循環しない空間に大気圧より高い正圧を生じさせ、かつ、前記隙間の機内側空間に連通する加圧機構が形成されていることを特徴とする全閉形主電動機。
  2. 前記加圧機構は、
    前記ブラケットと前記固定子との間に介在する環状部材と、
    前記ブラケットと前記環状部材との間に形成された空間と、前記ブラケットと前記主板との間には隙間と、前記環状部材と前記主板との間の隙間とを連通して、前記機内側空間の圧力を大気圧より高い正圧にさせる加圧部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の全閉形主電動機。
  3. 前記主板には、前記ブラケット側の外周端に羽が形成され、
    前記加圧部は、この羽よりも前記環状部材側に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の全閉形主電動機。
  4. 前記主板には、前記ブラケット側の外周端に羽が形成され、
    前記加圧部は、2つの加圧部に区分され、一方の加圧部はこの羽よりも前記環状部材側に形成され、他方の加圧部はこの羽よりも前記ブラケット側に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の全閉形主電動機。
  5. 前記主板には、前記回転子側の外周端に羽が形成され、
    前記加圧部は、この羽よりも前記環状部材側に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の全閉形主電動機。
  6. 前記主板には、前記回転子側の外周端に羽が形成され、
    前記加圧部は、2つの加圧部に区分され、一方の加圧部はこの羽よりも前記環状部材側に形成され、他方の加圧部は前記主板の外周端よりも前記ブラケット側に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の全閉形主電動機。
  7. 前記主板には、前記ブラケット側の外周端に羽が形成され、
    前記加圧部は、この羽よりも前記ブラケット側に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の全閉形主電動機。
  8. 固定子と、
    前記固定子の内周側に配置される回転子コアと前記回転子コアに取り付けられる冷却ファンとを有する回転子と、
    前記固定子と前記回転子とを内包するフレームと、
    前記フレームに接続され回転子軸を支持するブラケットと、
    前記ブラケットに設けられ回転子軸を支持する軸受部と、を備えた全閉形主電動機であって、
    前記冷却ファンは、前記全閉形主電動機の内部と外部とを仕切る主板を有し、
    前記ブラケットと前記主板との間には隙間が形成され、
    前記ブラケットには、前記回転子の回転で生じた負圧によって空気が循環しない空間に大気圧より高い正圧を生じ、前記隙間の機内側空間に連通する加圧機構が形成されていることを特徴とする全閉形主電動機。
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