JPWO2015108201A1 - 活電部保護構造及びコネクタ - Google Patents

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Abstract

活電部保護構造は、高圧電線(15)の絶縁体(20)に余長部(21)を設けるとともに、ハウジング(24)に保持されるようにゴム栓(26)を設けてなる構造である。例えば断線が生じ断線部分(49)が突出した状態で高圧電線(15)がコネクタのハウジング(24)から抜け出ようとしても、ゴム栓(26)が余長部(21)に作用して余長部(21)が断線部分(49)を覆う。断線部分(49)が余長部(21)に覆われることで、断線部分(49)の露出は防止される。断線部分(49)は、高圧電線(15)が例えば高圧バッテリーに接続された状態であれば活電部分でもあることから、このような活電部分の露出が防止されれば安全性は確保される。

Description

本発明は、高電圧用の電線である高圧電線の端末に設けられるコネクタで断線が生じた場合の保護構造、又は、コネクタにおいて高圧電線の導体と端子金具との接続部分から導体が抜け出した場合の保護構造と、このような保護構造を採用してなるコネクタとに関する。
例えば、ハイブリッド自動車や電気自動車に搭載されるインバータユニットとバッテリーとの間は、また、インバータユニットとモーターユニットとの間などは、高電圧(以下、本明細書では単に高圧と略記する)用のワイヤハーネスにより電気的に接続される。高圧のワイヤハーネスは、複数本の高圧電線と、この複数本の高圧電線の端末に設けられるシールドコネクタと、複数本の高圧電線の外側に設けられるシールド部材とを含んで構成される。
図13ないし図15において、シールドコネクタ101は、三本の高圧電線102の端末に設けられる。このようなシールドコネクタ101は、端子金具103と、ハウジング104と、ゴム栓105と、シールリング106と、パッキン107と、スペーサ108と、リアホルダ109と、シールドシェル110と、シールドリング111とを備えて構成される(下記特許文献1に開示されたシールドコネクタも参考になるものとする)。
端子金具103は、導電性を有する金属部品である。端子金具103は、高圧電線102の端末から露出した導体112に接続される。端子金具103と導体112との接続は、図示の如く加締めにより行われる(圧着される)。
ハウジング104は、絶縁性を有する樹脂成形品である。ハウジング104は、電線端末及び端子金具103を収容する収容部113を有する。ハウジング104は、この収容部113に端子金具103が収容されると、端子金具103と導体112との接続部分を外部から保護することができる。
ゴム栓105は、予め高圧電線102の端末に組み付けられ、端子金具103と一緒に収容部113に収容される。ゴム栓105は、収容部113に収容されると、高圧電線102の被覆114及び収容部113の内面に密着して水分等の浸入を防止する。すなわち、ゴム栓105は、防水部材として機能する。
シールリング106もゴム栓105と同様に防水部材として機能する。具体的には、端子金具103及び収容部113の内面に密着して水分等の浸入を防止する。パッキン107は、高圧機器の図示しないシールドケースに密着して水分等の浸入を防止する。パッキン107は、ハウジング104におけるフランジ部115の機器対向面に形成された環状のパッキン溝に組み付けられる。
スペーサ108は、ハウジング104の収容部113に収容された端子金具103を係止する樹脂部品である。スペーサ108は、ハウジング104に嵌合すると、この一部が端子金具103の中間に形成された係止穴に差し込まれて端子金具103を係止する。端子金具103は、スペーサ108により不動状態になる(端子金具103自身は高圧機器側での接続によっても固定される)。
リアホルダ109は、三本の高圧電線102を挟み込んだ状態でハウジング104の収容部113に収容されたゴム栓105を押さえ付ける樹脂部品である。リアホルダ109は、ハウジング104の後部に突出する係止突起に引っ掛かって係止される。
シールドシェル110は、導電性を有する金属部品である。シールドシェル110は、ハウジング104の外側に組み付けられて高圧機器の図示しないシールドケースにボルト締めにて固定される。尚、シールドシェル110がシールドケースに固定されると、ハウジング104も不動状態になる。シールドシェル110は、筒部116を有し、この筒部116に例えば編組等のシールド部材117の端部が被せられる。
シールドリング111は、筒部116の外側に設けられる環状の金属部品である。シールドリング111は、これを加締めにより変形させることで筒部116におけるシールド部材117を固定することができる。シールド部材117は、導電性を有し、シールドシェル110を介して高圧機器の図示しないシールドケースに接地される。シールド部材117は、筒状に形成されて三本の高圧電線102を一括して覆う。
以上のようなシールドコネクタ101を構成に含む高圧のワイヤハーネスは、例えば車両床下を通りエンジンルームと車両後部とを繋ぐような状態で配索される。
日本国特開2011−54393号公報
上記従来技術にあっては、高圧電線102はリアホルダ109などの構造によってハウジング104からの抜け止めがなされている。しかしながら、断線が生じた場合であっても、活電部分を保護する構造が必要である。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、例えば断線が生じた場合でも安全性を確保することが可能な活電部保護構造及びコネクタを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた本発明に係る活電部保護構造は、
(1)導電性を有する導体及び該導体を覆う絶縁性の被覆を有する高圧電線と、該高圧電線から露出させた前記導体に接続される導電性の端子金具と、該端子金具及び前記導体の接続部分を収容する絶縁性のハウジングと、該ハウジングに前記接続部分を収容する際の収容経路に配置される規制部材と、前記被覆に設けられる絶縁性の余長部とを含み、該余長部は、前記接続部分における前記導体側の一部又は全部が前記ハウジングから抜け出る場合に前記規制部材に当接し、前記一部又は全部を覆うように該一部又は全部の外側に移動させられることを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によれば、端子金具及び導体の接続部分で例えば断線が生じ、断線部分が突出した状態で高圧電線がハウジングから抜け出ようとしても、この抜け出る過程で余長部が断線部分を覆うことから、断線部分の露出、言い換えれば活電部分の露出が回避される。
本発明において、余長部は、高圧電線の被覆に余長を持たせて形成される部分や、例えば接着剤等で被覆に後から固定をして形成される部分等である。また、導体側の一部は断線部分であり、導体側の全部は端子金具から抜け出た部分である。
(2)上記(1)に記載の活電部保護構造において、前記余長部の位置ズレを防止する位置ズレ防止部材を前記高圧電線に組み付ける、又は、位置ズレ防止構造部を前記ハウジングに形成することを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によれば、高圧電線の端末をハウジングに収容する際、位置ズレ防止部材又は位置ズレ防止構造部があることにより、余長部の位置ズレが防止される。本発明では、高圧電線の端末をハウジングに収容する際に位置ズレを防止することができればよく、余長部が端子金具と導体との接続の妨げにはならない。
(3)上記(1)又は(2)に記載の活電部保護構造において、前記余長部にスリットを形成することを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によれば、例えば断線した後、規制部材に当接して断線部分を覆うようにこの断線部分の外側に移動する際や、ハウジングへの組み付けの際の、余長部の形状変化がスムーズになる。
(4)上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の活電部保護構造において、前記規制部材を電線内方への押圧力を生じさせる弾性体にて形成することを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によれば、例えば断線が生じて高圧電線がハウジングから抜け出ようとした場合、高圧電線の移動に対する抵抗になるような押圧力が高圧電線に作用する。規制部材は、電線内方への押圧力が生じるような部材であることから、被覆に接しており、そのような位置に設けられることから、高圧電線の移動に伴って余長部を確実に当接させることができるようになる。その結果、断線部分を覆うように余長部を断線部分の外側に押し出すことができるようになる。
(5)上記(4)に記載の活電部保護構造において、内側が前記被覆に密着し且つ外側が前記ハウジングに密着する防水用のゴム栓を前記規制部材として用いることを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によれば、防水用のゴム栓に規制部材としての機能を持たせることで、部品点数の増大の抑制を図ることができるようになる。
(6)高圧電線の端末に設けられるコネクタであって、当該コネクタ及び前記端末に、上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の活電部保護構造を採用することを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によれば、活電部を保護する構造が採用されたコネクタになる。端子金具及び導体の接続部分で例えば断線が生じ、断線部分が突出した状態で高圧電線がコネクタのハウジングから抜け出ようとしても、この抜け出る過程で余長部が断線部分を覆うことから、断線部分の露出、言い換えれば活電部分の露出が回避される。
上記(1)に記載された本発明によれば、高圧電線の被覆に設けられる絶縁性の余長部と、例えば断線時に断線部分を覆うように余長部を導体側の断線部分の外側に移動させるように作用する規制部材とを含む構造を採用することから、例えば断線が生じ導体側の断線部分が突出した状態で高圧電線がハウジングから抜け出ようとしても、導体側の断線部分を余長部が覆って露出させないようにすることができるという効果を奏する。これにより短絡や人による接触を防止することができるという効果を奏する。従って、本発明によれば、例えば断線が生じた場合でも安全性を確保することができるという効果を奏する。
上記(2)に記載された本発明によれば、位置ズレ防止部材又は位置ズレ防止構造部を採用することから、余長部の位置ズレを防止することができるという効果を奏する。これにより、ハウジングへの組み付けを行った際に位置ズレを起こすことがないことから、結果、組み付け性を向上させることができるという効果を奏する。
上記(3)に記載された本発明によれば、余長部にスリットを形成することから、ハウジングへの組み付けがし易い余長部にしたり、規制部材からの作用によって例えば断線部分の外側に移動させ易い余長部にしたりすることができるという効果を奏する。
上記(4)に記載された本発明によれば、規制部材を弾性体にて形成し電線内方への押圧力を生じさせるようにすることから、高圧電線の抜け出しをし難くすることができるのは勿論のこと、余長部を確実に当接させ、さらには余長部を押し出すように作用させることができるという効果を奏する。これにより、断線部分を覆うように余長部を断線部分の外側に確実に移動させることができるという効果を奏する。
上記(5)に記載された本発明によれば、防水用のゴム栓にて規制部材を兼用することから、部品点数の増大を抑制することができるという効果を奏する。本発明は、防水コネクタに採用することができるという効果を奏する。
上記(6)に記載された本発明によれば、活電部を保護する構造が採用されたコネクタを提供することができるという効果を奏する。
本発明の活電部保護構造及びコネクタに係る図であり、(a)はワイヤハーネスの配索状態を示す図、(b)はワイヤハーネスの端末の斜視図である。 シールドコネクタの外観を示す斜視図である。 シールドコネクタの分解斜視図である。 図2のA−A線断面図である。 高圧電線の端末側構成を示す分解斜視図である。 図5を向きを変えた状態で示す分解斜視図である。 高圧電線の端末側の外観を示す斜視図である。 高圧電線組み付け前のハウジング等の状態を示す断面図である。 組み付け完了後の状態を示す断面図である。 例えば断線が生じた時の状態を示す断面図である。 余長部により断線部分を覆った状態を示す断面図である。 規制部材であるゴム栓の変形例を示す図であり、(a)は断面図、(b)は斜視図である。 従来例のシールドコネクタの外観を示す斜視図である。 図12のシールドコネクタの分解斜視図である。 図12のX−X線断面図である。
活電部保護構造は、高圧電線の被覆に絶縁性の余長部を設けるとともに、ハウジングに保持されるように規制部材を設けてなる構造である。例えば断線が生じ導体側の断線部分が突出した状態で高圧電線がコネクタのハウジングから抜け出ようとしても、規制部材が余長部に作用して余長部が断線部分を覆う。断線部分が余長部に覆われることで、断線部分の露出は防止される。断線部分は、高圧電線が例えば高圧バッテリーに接続された状態であれば活電部分でもあることから、このような活電部分の露出が防止されれば安全性は確保される。
以下、図面を参照しながら実施例を説明する。図1は本発明の活電部保護構造及びコネクタに係る図であり、(a)はワイヤハーネスの配索状態を示す図、(b)はワイヤハーネスの端末の斜視図である。また、図2はシールドコネクタの外観を示す斜視図、図3はシールドコネクタの分解斜視図、図4は図2のA−A線断面図である。
本実施例においては、ハイブリッド自動車(電気自動車等であってもよい)に配索されるワイヤハーネスに対し本発明を採用する。
図1において、引用符号1はハイブリッド自動車を示す。ハイブリッド自動車1は、エンジン2及びモータユニット3の二つの動力をミックスして駆動する車両であって、モータユニット3にはインバータユニット4を介してバッテリー5(電池パック)からの電力が供給される。エンジン2、モータユニット3、及びインバータユニット4は、本実施例において前輪等がある位置のエンジンルーム6に搭載される。また、バッテリー5は、後輪等がある自動車後部7に搭載される(エンジンルーム6の後方に存在する自動車室内に搭載してもよい)。
モータユニット3とインバータユニット4は、高圧のワイヤハーネス8により接続される。また、バッテリー5とインバータユニット4も高圧のワイヤハーネス9により接続される。ワイヤハーネス9は、この中間部10が車両床下11に配索される。また、車両床下11に沿って略平行に配索される。車両床下11は、公知のボディであるとともに所謂パネル部材であって、所定位置には貫通孔が形成される。この貫通孔には、ワイヤハーネス9が水密に挿通される。
ワイヤハーネス9とバッテリー5は、このバッテリー5に設けられるジャンクションブロック12を介して接続される。ジャンクションブロック12には、ワイヤハーネス9の後端13がシールドコネクタを介して電気的に接続される。ワイヤハーネス9の前端14側もインバータユニット4に対しシールドコネクタを介して電気的に接続される。尚、上記シールドコネクタに関しては後述する。
モータユニット3は、モータ及びジェネレータを含んで構成される。また、インバータユニット4は、インバータ及びコンバータを構成に含んで構成される。モータユニット3は、シールドケースを含むモータアッセンブリとして形成される。また、インバータユニット4もシールドケースを含むインバータアッセンブリとして形成される。バッテリー5は、Ni−MH系やLi−ion系のものであって、モジュール化することによりる。尚、例えばキャパシタのような蓄電装置を使用することも可能である。バッテリー5は、ハイブリッド自動車1や電気自動車に使用可能であれば特に限定されないのは勿論である。
図1及び図2において、車両床下11を通って配索される長尺なワイヤハーネス9は、二本の高圧電線15と、この高圧電線15を一括して覆う筒状の編組16と、高圧電線15及び編組16を収容保護する外装部材17と、高圧電線15及び編組16の端末に設けられるシールドコネクタ18(コネクタ)と、外装部材17の外面に組み付けられる図示しない複数の固定部材(例えばクランプなど)及び止水部材(例えばグロメットなど)とを備えて構成される。
ワイヤハーネス9は、この端末部分(高圧電線15の端末及びシールドコネクタ18)に本発明の活電部保護構造が採用される。以下の説明から分かるようになるが、ワイヤハーネス9は、例えば断線が生じた場合であっても安全性を確保することができるという効果を奏する。
ワイヤハーネス9の上記各構成について、また、本発明の活電部保護構造について説明をする。
図2ないし図4において、高圧電線15は、導体19と、この導体19の外側に設けられる絶縁体20(被覆)とを備えて構成される。高圧電線15は、電気的な接続に必要な長さを有して形成される。高圧電線15は、ワイヤハーネス9がインバータユニット4とバッテリー5(ジャンクションブロック12)とを電気的に接続する(図1参照)ことから、長尺なものに形成される。
導体19は、銅や銅合金、或いはアルミニウムやアルミニウム合金により製造される。導体19の導体構造に関しては、特に限定されないものとする。本実施例においては、素線を撚り合わせてなる導体構造が採用される。以上のような導体19の外面には、絶縁性の樹脂材料からなる絶縁体20が押出成形される。
絶縁体20は、所定の厚さで導体19の外面を覆い、導体19を外部から保護するとともに、外部との絶縁を図る部分として成形される。このような絶縁体20の端部には、本発明の特徴部分となる余長部21が一体に形成される。また、余長部21の近傍には、絶縁リング22が設けられる。絶縁リング22は特許請求の範囲に記載された位置ズレ防止部材に相当する。尚、本発明の特徴部分である余長部21と、位置ズレ防止部材としての絶縁リング22とに関しては、図5及び図6を参照しながら後述する。
高圧電線15は、この端末において露出させた導体19に対し、後述する端子金具23が接続される。
編組16は、電磁シールド対策を施すためのシールド部材であって、導電性を有する極細の素線を編んで上記の如く筒状に形成される。編組16は、高圧電線15のほぼ全長にわたって覆うような長さに形成される。尚、シールド部材としては、編組16に限らず、例えば金属箔や金属パイプを用いてもよい。金属パイプの場合は、後述する外装部材17を代替するものであってもよい。
外装部材17は、二本の高圧電線15及び編組16を覆う樹脂製の管体であって、高圧電線15及び編組16の挿通・収容に必要な長さ、及び保護に必要な厚みを有するように形成される。本実施例の外装部材17は、長尺なものに形成される。尚、外装部材17は、上記樹脂製に限らず、金属製や、部分的に樹脂と金属とを混在させてもよい。
シールドコネクタ18は、高圧機器に対する接続部材として備えられる。このようなシールドコネクタ18は、端子金具23と、ハウジング24と、パッキン25と、ゴム栓26(規制部材)と、リアホルダ27と、防水部材28と、シールドシェル29と、シールドリング30とを備えて構成される。
端子金具23は、導電性を有する金属板をプレス加工してなる電気的な接続用の金属部品である。このような端子金具23は、電気接触部31と、電線接続部32と、これらを連結する端子中間部33とを有して(図5及び図6参照)、例えば図示形状に形成される。端子金具23は、本実施例において、雄型端子として形成される。
電気接触部31は、相手端子と電気的な接続をするための部分であって、タブ状に形成される。電気接触部31には、円形の貫通孔34が形成される(図5及び図6参照)。一方、電線接続部32は、高圧電線15の導体19に対し電気的な接続をするための部分として形成される。電線接続部32は、本実施例において、電線固定部35と、一対の被保持片36とを有して、例えば図示形状に形成される。電線固定部35は、導体19を溶接によって接続固定することができるように形成される。
一対の被保持片36は、電線固定部35の両側部から立ち上がる壁状の形状に形成される。一対の被保持片36は、ハウジング24の後述する端子保持部42に差し込まれて保持されるような形状に形成される。電線接続部32は、電線固定部35と一対の被保持片36との形状から、断面略コ字状に形成される。尚、一対の被保持片36に替えて一対の電線加締め片を設け、この電線加締め片で導体19の接続固定をしてもよい。
引用符号37は、端子金具23と導体19との接続部分を示す。導体19は、上記の如く溶接によって接続固定されることから、溶接された部分との境界で断線が生じ易くなる。例えば断線が生じた場合、高圧電線15側では、導体19の一部が突出してしまうことになる。高圧電線15がバッテリー5(図1参照)に接続された状態で導体19の一部が突出してしまうと(露出してしまうと)、この突出部分は活電部分となることから、危険であると言える。そこで、本発明の活電部保護構造が有効になるが、これについては図4、図5、図6、図7、図10、及び図11を参照しながら後述する。
ハウジング24は、絶縁性を有する樹脂成形品である。ハウジング24は、本実施例において、外観が略円筒状となる形状に形成される。このようなハウジング24の内部には、電線端末及び端子金具23を収容する収容部38が形成される。また、ハウジング24の外部には、パッキン収容溝39、リアホルダ係止部40、防水部材取付部41等が形成される。ハウジング24の外部は、シールドシェル29が組み付けられる部分でもある。
収容部38は、ハウジング24の後部を円形に開口させるようにして形成される。また、収容部38は、ハウジング24の後部から前方にかけて所望の内部空間が生じるように形成される。内部空間は、特許請求の範囲に記載された収容経路を構成する。さらに、収容部38は、ハウジング24の前側において、端子金具23の電気接触部31のみを突出させる形状に形成される。電気接触部31を突出させる部分の近傍には、端子金具23の被保持片36を保持するための端子保持部42が形成される。端子保持部42は、被保持片36を挟持するような形状に形成される。以上のような収容部38は、端子金具23と導体19との接続部分37を外部から保護することができるように形成される。
パッキン収容溝39は、パッキン25を収容装着する部分として形成される。パッキン収容溝39は、ハウジング24の前側に配置形成される。パッキン収容溝39は、環状の溝形状に形成される。このようなパッキン収容溝39に収容装着されるパッキン25は、高圧機器のシールドケースに形成されたコネクタ嵌合穴に密着して水分等の浸入を防止する。パッキン25は、環状に形成され、外面にリップ部分を有する。パッキン25は、ハウジング24の外部における防水部材として機能する。
リアホルダ係止部40は、リアホルダ27を引っ掛けて係止する部分として形成される。リアホルダ係止部40は、ハウジング24の後側に配置形成される。また、リアホルダ係止部40は、上下に一対となるように配置形成される。
防水部材取付部41は、防水部材28を収容装着する部分として形成される。防水部材取付部41は、ハウジング24の中間に配置形成される。このような防水部材取付部41に収容装着される防水部材28は、ハウジング24及びシールドシェル29に密着して水分等の浸入を防止する。尚、特に符号を付さないが、防水部材取付部41及び防水部材28には、位置決め部分が形成される。位置決め部分は、防水部材取付部41及び防水部材28の組み付け時に、これらの位置決めをすることができるような部分として形成される。
ゴム栓26は、予め高圧電線15の端末に組み付けられ、端子金具23と一緒に収容部38に収容される。ゴム栓26は、これが収容部38に収容されると、高圧電線15の被覆である絶縁体20及び収容部38の内面に密着して水分等の浸入を防止する。ゴム栓26は、ハウジング24の内部における防水部材として機能する。ゴム栓26は、電線内方への押圧力を生じさせるような弾性体にて形成される。尚、特に符号を付さないが、電線挿通孔やリップ等を有する。
ゴム栓26は、上記の如く防水部材として機能するのは勿論のこと、本実施例においては押圧部材としての機能も有する。押圧部材は、本発明の特徴部分の一つであり、ここではゴム栓26がこれを兼用する(押圧部材は特許請求の範囲に記載された規制部材に相当し、このような押圧部材を別部品として設けてもよい。本実施例においては、部品点数の増大を抑えるためにゴム栓26が用いられる。尚、ゴム栓26の変形例については後述する)。
押圧部材の機能とは、言い換えれば規制部材の機能とは、後述する余長部21に作用して後述する断線部分49を覆うように余長部21を断線部分49の外側に移動させる機能や、電線内方への押圧力を生じさせる機能のことである。
リアホルダ27は、絶縁性を有する樹脂成形品である。リアホルダ27は、ハウジング24の後側に嵌合係止される。リアホルダ27は、ゴム栓26よりも先に予め高圧電線15の端末に組み付けられる(尚、分割式の構造にする場合は、この限りでない)。
このようなリアホルダ27は、リアホルダ本体43と、一対の係止アーム44とを有する。リアホルダ本体43は、略円筒状の部分が二つ並ぶ形状に形成される。リアホルダ本体43は、収容部38の形状に合わせて形成される。リアホルダ本体43は、高圧電線15を支持したり、ゴム栓26の後方への移動を規制したりすることができるように形成される。係止アーム44は、ハウジング24のリアホルダ係止部40に引っ掛かり係止される部分として形成される。具体的には、可撓性を有するコ字状の枠形状に形成される。
シールドシェル29は、導電性を有する金属部品である。シールドシェル29は、ハウジング24の外側に組み付けられて高圧機器の図示しないシールドケースにボルト締めにて固定される。複数の引用符号45、46は固定部を示す。シールドシェル29は、これ自身がシールドケースに固定されると、ハウジング24を不動状態にする。シールドシェル29は筒部47を有し、この筒部47には編組16が被せられる。
シールドリング30は、筒部47の外側に設けられる環状の金属部品である。シールドリング30は、これを加締めにより変形させることで筒部47に被せられた編組16を固定する。編組16は、シールドリング30及びシールドシェル29により高圧機器の図示しないシールドケースに接地される。
図5は高圧電線の端末側構成を示す分解斜視図である。また、図6は図5を向きを変えた状態で示す分解斜視図、図7は高圧電線の端末側の外観を示す斜視図である。この他、図4は上記の如くシールドコネクタ18の断面図である。
図4ないし図7において、本発明の活電部保護構造は、高圧電線15の端末の絶縁体20に設けられる余長部21と、この余長部21を断線時に移動させる規制部材としてのゴム栓26とを含んで構成される。また、本実施例においては、位置ズレ防止部材としての絶縁リング22を含んで構成される。
活電部保護構造の各構成について説明する前に、簡単に作用を説明すると、端子金具23及び導体19の接続部分37で例えば断線が生じ、そして、高圧電線15がハウジング24(図4参照)から抜け出ようとしても、この抜け出る過程で余長部21が断線部分(図11の引用符号49)を覆うように作用するのが活電部保護構造である。
余長部21は、高圧電線15の絶縁体20に余長を持たせて形成したり、例えば接着剤等で絶縁体20に後から固定をして形成したりすることが挙げられ、本実施例においては前者を採用する。余長部21は、高圧電線15の端末において、絶縁体20を外側へ押し広げて余長を持たせることにより形成される。別な言い方をすれば、絶縁体20をフード状にすることにより形成される。余長部21は、広がった状態から窄むと、後述する断線部分49を覆う長さに形成される。余長部21は、上記広がった状態や窄まった状態を容易に形成するために、スリット48を有する。スリット48は、電線軸方向に真っ直ぐのびるように形成される。本実施例においては、四本形成される(四分割される。尚、本数は一例である)。
余長部21は、断面S字状となるような折り返し部分を二度生じさせて形成される(形状は一例であるものとする)。余長部21は、二度の折り返しにより、初期状態においては端子金具23に接続される導体19を露出させることができるような形状になる。尚、余長部21は、このような二度の折り返しを生じさせて形成されることから、位置ズレを防止するためとして絶縁リング22が有効になる。
絶縁リング22は、絶縁性を有する樹脂成形品である。絶縁リング22は、リング状(軸方向の長さが短い円筒形状)に形成される。このような絶縁リング22は、余長部21の一度目の折り返し部分から二度目の折り返し部分の間に差し込まれるような内径を有する。絶縁リング22は、外力を加えない状態で余長部21の位置ズレが生じない程度の比較的緩やかな保持力を有するように形成される。別な言い方をすれば、着脱が容易な程度の保持力を有するように形成される。
尚、絶縁リング22を設けることで余長部21の位置ズレは生じなくなる。従って、余長を持たせて形成される余長部21であっても、絶縁リング22で所定位置にしておくことで、端子金具23と導体19との溶接の際に余長部21が邪魔にならず、そのため良好な接続性を確保することができるのは勿論である。
ゴム栓26は、上記の如く予め高圧電線15の端末に組み付けられ、余長部21と絶縁リング22との組み付け後、及び端子金具23と導体19との溶接後に、余長部21の近傍まで引き寄せられる。本実施例においては、余長部21に対し接する位置にまでゴム栓26が引き寄せられる。この時の状態は図7に示される。
次に、シールドコネクタ18の組み付けについて説明し、その後に本発明の活電部保護構造の作用について説明をする。
図8は高圧電線組み付け前のハウジング等の状態を示す断面図である。また、図9は組み付け完了後の状態を示す断面図、図10は断線が生じた時の状態を示す断面図、図11は余長部により断線部分を覆った状態を示す断面図である。
図8において、先ずはじめに、ハウジング24に対しパッキン25、防水部材28、及びシールドシェル29をそれぞれ所定の手順で組み付ける。次に、ハウジング24の後方から図7に示す如くの高圧電線15の端末、すなわち端子金具23を接続し且つ余長部21等を有する高圧電線15の端末を挿入すると、この端末は図9に示す如く収容部38に収容される。この時、端子金具23の被保持片36は、収容部38の端子保持部42に保持される。余長部21は、絶縁リング22の機能により位置ズレすることなく収容部38に収容される。続いて、ハウジング24に対しリアホルダ27を嵌合係止させ、さらには、図9において図示しない編組16をシールドリング30にて加締め付けると、シールドコネクタ18の一連の組み付けが完了する。
その後、図9に示すシールドコネクタ18が高圧機器に対し接続固定された状態になり、尚かつこのような状態で例えば高圧電線15に過剰な負荷が矢印P方向に掛かった場合には、その負荷が端子金具23と導体19との接続部分37に集中し、結果、図10に示す如く断線が生じてしまう(引用符号49は断線部分を示す。尚、断線に限らず導体19の抜け発生も考えられる)。上記負荷により断線が生じて高圧電線15がシールドコネクタ18(図9参照)から抜け出ようとすると、余長部21がハウジング24やリアホルダ27に保持されたゴム栓26に当接する。余長部21は、高圧電線15の移動に伴って恰も押し出されるような格好になり、断線部分49側へと移動する。余長部21は、断線前の広がった状態から上記押し出しにより、また、ゴム栓26を通過することにより、ハウジング24から(リアホルダ27から)抜け出た時には、図11に示す如く窄んだ状態になって断線部分49を覆う。断線部分49は、余長部21により覆われて、これにより短絡や人による接触が防止される。従って、例えば断線が生じた場合であっても安全性が確保される。
尚、余長部21は、上記の如くゴム栓26に当接して押し出されるような格好になる。そこで、次のような構成及び構造のゴム栓26も有効であると言える。図12は規制部材であるゴム栓の変形例を示す図である。
図12において、変形例のゴム栓26は、ゴム栓本体50と、押圧構造部51とを備えて構成される。ゴム栓本体50は、図11までのゴム栓26に対し装着部52を形成してなるものであって、電線内方への押圧力を生じさせる弾性体である点や、防水部材としての機能を有する点などは変わらないものとする。押圧構造部51は、余長部21を押し出すための部分であって、装着部52に装着される。押圧構造部51は、ゴム栓26の一端面(前面)に露出するように装着される。ここでの押圧構造部51は、一部(延長部53とする)がゴム栓26の他端面(後面)にまでのびるように形成される。延長部53は、この形成によってリアホルダ27への当接が可能になり、結果、余長部21を押し出す際に生じる力をリアホルダ27でも受けられるようにすることができるという利点を有する。この他、ゴム栓本体50が電線軸方向に必要以上に変形してしまわないようにすることができるという利点も有する。
以上、図1ないし図12を参照しながら説明してきたように、シールドコネクタ18は、高圧電線15の絶縁体20に余長部21を設け、また、規制部材としてゴム栓26を備え、さらに、例えば断線時に断線部分49を覆うように余長部21を断線部分49の外側に移動させるように作用する構造を採用することから、例えば断線が生じ断線部分49が突出した状態で高圧電線15がハウジング24から抜け出ようとしても、断線部分49を余長部21が覆って露出させないようにすることができる。これにより短絡や人による接触を防止することができる。従って、シールドコネクタ18は、例えば断線が生じた場合であっても安全性を確保することができる。
また、シールドコネクタ18は、位置ズレ防止部材として絶縁リング22を採用することから、余長部21の位置ズレを防止することができる。これにより、ハウジング24への組み付けを行った際に位置ズレを起こすことがなくなる。その結果、余長部21を有する構造であっても組み付け性を向上させることができる。
余長部21に関しては、スリット48有することから、フード状の形状にすることや二度の折り返し、ハウジング24への組み付け等がし易くなるのは勿論のこと、ゴム栓26からの作用によって断線部分49の外側に移動させ易くすることができる。
ゴム栓26に関しては、電線内方への押圧力を生じさせるようなものであることから、高圧電線15の抜け出しをし難くすることができるのは勿論のこと、余長部21を確実に当接させ、さらには余長部21を押し出すように作用させることができる。ゴム栓26は、断線部分49を覆うように余長部21を確実に断線部分49の外側に移動させることができる。この他、規制部材をゴム栓26にて兼用することから、部品点数の増大を抑制することができる。
本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
すなわち、上記説明では、余長部21の位置ズレ防止部材としての絶縁リング22を設けていたが、これに限らず、同様の機能を有する部分(位置ズレ防止構造部)をハウジング24の収容部38に形成してもよい。
また、上記説明では、端子金具23をハウジング24に収容する構造を採用していたが、これに限らず、端子金具23を高圧機器側まで引き出すとともに高圧電線15の端末をハウジング24に挿通させる構造を採用してもよい。
本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
本出願は、2014年1月20日出願の日本特許出願(特願2014−7438)に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる
1…ハイブリッド自動車、 2…エンジン、 3…モータユニット、 4…インバータユニット、 5…バッテリー、 6…エンジンルーム、 7…自動車後部、 8、9…ワイヤハーネス、 10…中間部、 11…車両床下、 12…ジャンクションブロック、 13…後端、 14…前端、 15…高圧電線、 16…編組、 17…外装部材、 18…シールドコネクタ(コネクタ)、 19…導体、 20…絶縁体(被覆)、 21…余長部、 22…絶縁リング(位置ズレ防止部材)、 23…端子金具、 24…ハウジング、 25…パッキン、 26…ゴム栓(規制部材)、 27…リアホルダ、 28…防水部材、 29…シールドシェル、 30…シールドリング、 31…電気接触部、 32…電線接続部、 33…端子中間部、 34…貫通孔、 35…電線固定部、 36…被保持片、 37…接続部分、 38…収容部、 39…パッキン収容溝、 40…リアホルダ係止部、 41…防水部材取付部、 42…端子保持部、 43…リアホルダ本体、 44…係止アーム、 45、46…固定部、 47…筒部、 48…スリット、 49…断線部分(導体側の一部)、 50…ゴム栓本体、 51…装着部、 53…延長部

Claims (6)

  1. 導電性を有する導体及び該導体を覆う絶縁性の被覆を有する高圧電線と、該高圧電線から露出させた前記導体に接続される導電性の端子金具と、該端子金具及び前記導体の接続部分を収容する絶縁性のハウジングと、該ハウジングに前記接続部分を収容する際の収容経路に配置される規制部材と、前記被覆に設けられる絶縁性の余長部とを含み、該余長部は、前記接続部分における前記導体側の一部又は全部が前記ハウジングから抜け出る場合に前記規制部材に当接し、前記一部又は全部を覆うように該一部又は全部の外側に移動させられる
    ことを特徴とする活電部保護構造。
  2. 請求項1に記載の活電部保護構造において、
    前記余長部の位置ズレを防止する位置ズレ防止部材を前記高圧電線に組み付ける、又は、位置ズレ防止構造部を前記ハウジングに形成する
    ことを特徴とする活電部保護構造。
  3. 請求項1又は2に記載の活電部保護構造において、
    前記余長部にスリットを形成する
    ことを特徴とする活電部保護構造。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の活電部保護構造において、
    前記規制部材を電線内方への押圧力を生じさせる弾性体にて形成する
    ことを特徴とする活電部保護構造。
  5. 請求項4に記載の活電部保護構造において、
    内側が前記被覆に密着し且つ外側が前記ハウジングに密着する防水用のゴム栓を前記規制部材として用いる
    ことを特徴とする活電部保護構造。
  6. 高圧電線の端末に設けられるコネクタであって、
    当該コネクタ及び前記端末に、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の活電部保護構造を採用する
    ことを特徴とするコネクタ。
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