JPWO2015104837A1 - ファン、遠心ファン及び空気調和装置 - Google Patents

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Abstract

遠心ファン3は、シュラウド51と、主板53と、複数の羽根55とを備えており、シュラウド51と、主板53とは、遠心ファンの回転軸方向に離れており、複数の羽根55は、シュラウド51と、主板53との間に設けられており、複数の羽根55は、シュラウド51及び主板53の少なくとも一方に溶着されており、シュラウド51及び主板53の少なくとも一方は、可視光線透過率が30パーセント以上の部材である。

Description

本発明は、ファン及びそれを備えた空気調和装置に関するものである。
特許文献1には、天井埋込形の空気調和装置に設けられる遠心ファンが開示されている。この遠心ファンでは、主板と、側板と、複数の羽根とを備えている。主板は、側板と、ファン回転軸方向に離れており、主板と側板との間に、複数の羽根が設けられている。
特開2005−155510号公報
複数の羽根のそれぞれは、一方側の端面が主板に接続され、他方側の端面が側板に接続されているが、複数の羽根の何れにおいても、主板または側板との間に好適な接続状態を維持したい。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、複数の羽根と、羽根支持部材との間の接続状態の確認が容易に行える、ファン及び空気調和装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明のファンは、第1支持部材と、第2支持部材と、複数の羽根とを備えたファンであって、前記第1支持部材と、前記第2支持部材とは、該ファンの回転軸方向に離れており、前記複数の羽根は、前記第1支持部材と、前記第2支持部材との間に設けられており、前記複数の羽根は、前記第1支持部材及び前記第2支持部材の少なくとも一方に溶着されており、前記第1支持部材及び前記第2支持部材の前記少なくとも一方は、可視光線透過率が30パーセント以上の部材である。
前記羽根は、可視光線透過率が30パーセント未満の部材であってもよい。
前記羽根はそれぞれ、該羽根の両端のそれぞれ負圧面側が、対応する前記第1支持部材及び前記第2支持部材に、溶着されていてもよい。
本発明は、上記のファンにおいて、前記第1支持部材は、シュラウドであり、前記第2支持部材は、主板であり、前記シュラウドには、複数の受け入れ部が形成されており、前記受け入れ部はそれぞれ、前記主板と離れる向きに突出すると共に、該受け入れ部の内側に凹みを有しており、前記羽根のそれぞれの一端は、前記シュラウドの対応する前記受け入れ部の前記凹みに嵌め込まれ、該一端の負圧面側が、対応する前記凹みの底面に溶着される、遠心ファンであってもよい。
前記受け入れ部は、第1段部と、第2段部と、斜面部とを有しており、前記第1段部の凹み深さは、前記第2段部の凹み深さよりも深く、前記斜面部は、前記第1段部と前記第2段部との間に位置しており、前記第1段部及び前記第2段部が延びる方向に対して斜めに延びていてもよい。
前記羽根の正圧面において、前記シュラウドに溶着される前記羽根の一端側には、第1ラウンド部が形成され、前記羽根の負圧面において、前記シュラウドに溶着される前記羽根の一端側には、第2ラウンド部が形成されており、前記第1ラウンド部の湾曲半径をR1とし、前記第2ラウンド部の湾曲半径をR2としたとき、R1>R2となっていてもよい。
前記羽根の正圧面の前縁側には、第3ラウンド部が形成され、前記羽根の負圧面の前縁側には、第4ラウンド部が形成されており、前記第3ラウンド部の湾曲半径をR3とし、前記第4ラウンド部の湾曲半径をR4としたとき、R3>R4となっていてもよい。
また、同目的を達成する本発明の空気調和装置は、熱交換器と、ファンとを備えており、当該ファンは、上述した本発明のファンまたは遠心ファンである。
本発明によれば、複数の羽根と、羽根支持部材との間の接続状態の確認が容易に行える。
本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の内部構造を側方から示した図である。 本実施の形態1に係る遠心ファンの斜視図である。 一つの羽根周辺部を、図2の矢印IIIの方向から見たときの図である。 一つの羽根周辺部を、図2の矢印IVの方向から見たときの図である。 図3のV−V線に沿う断面図である。 一つの羽根周辺部の斜視図である。 シュラウドと羽根との接続部を、図5の断面の向きで示す図である。 図7の矢印VIII方向から示す、シュラウドと羽根との溶着部の形状関係を模式的に示す図である。 図7のY部の拡大図である。 図3のZ部の拡大図である。 本発明の実施の形態2に係るクロスフローファンの斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面に基づいて説明する。なお、図中、同一符号は同一又は対応部分を示すものとする。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の内部構造を側方から示す模式図である。より詳細には、本実施の形態1に係る空気調和装置は、いわゆるパッケージエアコンの室内機であり、図1は、空気調和装置の大部分が部屋の天井裏に埋設され、本体の下部が部屋の室内に面した状態を示している。
空気調和装置100は、空調対象の空間(部屋15の)の天井15aに埋設されたケース1を備えている。ケース1は、一例であるが、概ね直方体状に形成されている。ケース1は、上面部1aと、側面部1bと、下面部である化粧パネル2とを含んでいる。
側面部1bは、平面視矩形で、上下に延びる筒状に形成されており、側面部1bの上部は、上面部1aで閉塞されており、側面部1bの下部に化粧パネル2が設けられている。ケース1は、これら上面部1a、側面部1b及び化粧パネル2によって概ね箱状に形成されている。
化粧パネル2の中央には、吸込口2aが設けられており、化粧パネル2における吸込口2aの周囲には、側面部1bの四面に対応して4つの吹出口2bが設けられている。
ケース1内には、遠心ファン3と、ファンモータ4と、ベルマウス5と、熱交換器6とが収容されている。遠心ファン3は、吸込口2aからケース1内に吸込まれ吹出口2bから対象空間へと吹出される空気の流れを作る。熱交換器6は、そのような空気の流動路中に配置され、空気の温度を調整する。なお、ベルマウス5や熱交換器6の構成や態様は特に限定されるものではなく、本実施の形態1では周知のものが用いられている。
このような構成において、遠心ファン3が回転すると、部屋15の空気は、化粧パネル2の吸込口2aに吸い込まれ、ベルマウス5によって案内されて、遠心ファン3に吸い込まれる。さらに、遠心ファン3では、下方から上方に向かって吸い込まれた空気が、水平方向に、且つ、径方向でいう外側方向に、吹き出される。そのように吹き出された空気は、熱交換器6を通過する際に、熱交換及び湿度調整された後、流れ方向を下方に変更して、吹出口2bそれぞれから部屋15に吹き出される。
次に、図3〜6に基づいて、遠心ファンの詳細について説明する。図3は、一つの羽根周辺部を、図2の矢印IIIの方向から見たときの図である。図4は、一つの羽根周辺部を、図2の矢印IVの方向から見たときの図である。図5は、図3のV−V線に沿う断面図である。なお、図5は肉厚の微小な部分を示しているため、ハッチングについては省略している。図6は、一つの羽根周辺部の斜視図である。図7は、シュラウドと羽根との接続部を、図5の断面の向きで示す図である。図8は、図7の矢印VIII方向から示す、シュラウドと羽根との溶着部の形状関係を模式的に示す図である。なお、図8は、あくまでもシュラウドと羽根との形状の関係を示すことが目的の図であり、図の見易さを優先し、シュラウドと羽根との隙間(隙間の有無や隙間の大きさ)や、シュラウドの肉厚や、シュラウドの接続斜面部の形状等に関しては、実際の状態を示すものではない。
遠心ファン3は、第1支持部材であるシュラウド51と、第2支持部材である主板53と、複数の羽根55とを備えている。シュラウド51と主板53とは、遠心ファン3の回転軸X方向に離れている。複数の羽根55は、シュラウド51と、主板53との間に設けられている。
シュラウド51及び主板53のそれぞれには、対応する複数の羽根55が溶着されている。羽根55の対応するシュラウド51または主板53への溶着には、レーザー溶着が用いられている。なお、本発明としては、レーザー溶着に限定されず、他の一例として、超音波溶着を用いることもできる。
羽根55はそれぞれ、少なくとも一つの中空部を内部に有しており、一体成形によって、または複数のパーツの組み合わせによって、作られている。羽根55はそれぞれ、前縁55aが後縁55bよりも径方向の内側に位置している。
主板53は、円盤状の形状を有している。一方、シュラウド51は、平面視、円環状の形状を有している。シュラウド51は、図1及び図5の縦断面に示されるように、遠心ファン3に吸い込まれる空気の流れの上流側且つ径方向外側に向かって凹んだ、湾曲面を有している。
図2、図3、図5及び図6に示されるように、シュラウド51には、羽根55の回転軸方向の一端が溶着される。より詳細には、図6に示されるように、シュラウド51の湾曲面に、複数の羽根55と同数である複数の受け入れ部61が形成されている。受け入れ部61は、主板53と離れる向きに突出しており、且つ、概ね同じ肉厚を有している。したがって、受け入れ部61は、主板53側(羽根55側)に、主板53と離れる向きに突出した形状に概ね相似形の凹みを有している。この凹みに、対応する羽根55の一端が嵌め込まれる。
図6に示されているように、受け入れ部61は、二段階に突出しており、第1段部61aと、第2段部61bとを有している。第1段部61aは、羽根55の前縁55a側に位置しており、第2段部61bは、羽根55の後縁55b側に位置している。第1段部61aの内側(主板側)の凹み深さは、第2段部61bの内側(主板側)の凹み深さよりも深い。これら第1段部61a及び第2段部61bは、主板53と概ね平行に延びるフラットな面(遠心ファン3の回転軸Xを垂線とする平面)である。
また、受け入れ部61は、第1段部61aと第2段部61bとの間に、接続斜面部61cを有している。接続斜面部61cは、突出高さが異なる第1段部61a及び第2段部61bを接続しており、第1段部61a及び第2段部61bが延びる方向に対して斜めに延びている。そして、受け入れ部61は、概ね同じ肉厚を有しているので、受け入れ部61の内側(主板53側・羽根55側)には、図2や図6に現れている外側と相似形の凹みが形成されている。
図8に示されるように、羽根55の一端(シュラウド51側の端部)には、受け入れ部61の第1段部61a及び第2段部61bと対応するように、第1端面71及び第2端面73を有している。第1端面71は、羽根55の前縁55a側に位置しており、第2端面73は、羽根55の後縁55b側に位置している。第1端面71は、第2端面73よりも主板53から離れている。これら第1端面71及び第2端面73は、主板53と概ね平行に延びるフラットな面(遠心ファン3の回転軸Xを垂線とする平面)である。
また、羽根55は、第1端面71と第2端面73との間に、立ち上がり部75を有している。立ち上がり部75は、遠心ファン3の回転軸Xの方向にほぼ沿って延びて、第1端面71と第2端面73とを接続している。
このように構成されている羽根55とシュラウド51とは、図3に示されるように、羽根55の第1端面71と、シュラウド51の第1段部61aの内側(凹みでみた底面)との間、及び、羽根55の第2端面73と、シュラウド51の第2段部61bの内側(凹みでみた底面)との間が、溶着されている。より詳細には、図3に示されているように、羽根55の正圧面81及び負圧面83の関係でみて、羽根55の一端の負圧面83側(羽根55において遠心ファン3の回転軸Xに近い方の面側)のみが、シュラウド51の受け入れ部61の内側に溶着される。すなわち、本実施の形態1では、羽根55の第1端面71の負圧面83側の部分と、第2端面73の負圧面83側の部分とが、それぞれ、受け入れ部61の内側(凹みでみた底面)に溶着されている。なお、図3におけるクロス模様の部分が溶着されている部分を示している。後述する図4でも同様である。
図9は、図7のY部の拡大図であり、図10は、図3のZ部の拡大図である。図9に示されるように、羽根55の正圧面81の第1端面71側及び第2端面73には、第1ラウンド部85が形成されている。羽根55の第1端面71側及び第2端面73側にも、第2ラウンド部87が形成されている。そして、第1ラウンド部85の湾曲半径をR1とし、第2ラウンド部87の湾曲半径をR2としたとき、R1>R2となる。
また、図10に示されるように、羽根55の正圧面81の前縁55a側には、第3ラウンド部91が形成されている。羽根55の負圧面83の前縁55a側には、第4ラウンド部93が形成されている。そして、第3ラウンド部91の湾曲半径をR3とし、第4ラウンド部93の湾曲半径をR4としたとき、R3>R4となる。
このように、羽根55の正圧面81側に負圧面83側よりも湾曲半径の大きなラウンド部85、93を備えていることにより、空気抵抗の少ない構成を提供することができる。
図2、図4及び図5に示されるように、主板53には、羽根55の回転軸方向の他端が溶着される。より詳細には、主板53の内側の面(シュラウド51側の面)に、複数の羽根55と同数である複数の凹みが形成されており、その凹みに、羽根55の他端が嵌め込まれて溶着される。主板53の内側の面の凹みは、僅かに凹んでいるだけである。また、主板53の内側の面の凹みの底面、及び、羽根55の他端は、共に、主板53と概ね平行に延びるフラットな面(遠心ファン3の回転軸Xを垂線とする平面)である。
羽根55と主板53とは、図4に示されるように、羽根55の正圧面81及び負圧面83の関係でみて、羽根55の他端の負圧面83側(羽根55において遠心ファン3の回転軸Xに近い方の面側)のみが、主板53の内側の面の凹みの底に溶着される。
このように、羽根はそれぞれ、羽根の両端(一端及び他端)それぞれの負圧面側が、対応するシュラウド51及び主板53に、溶着されている。
また、シュラウド51及び主板53は、共に、可視光線透過率が30パーセント以上の部材(例えば可視光線透過率が30パーセント以上の樹脂)で作られている。なお、本発明としては、第1支持部材及び第2支持部材の少なくとも一方が、可視光線透過率が30パーセント以上の部材で作られていればよく、第1支持部材及び第2支持部材の両方が、可視光線透過率が30パーセント以上の部材で作られていることには限定されない。一方、羽根55は、シュラウド51及び主板53のそれぞれよりも、可視光線透過率の低い部材で作られているか、あるいは、可視光線透過率が30パーセント未満の部材で作られている。また、第1支持部材及び第2支持部材の少なくとも一方は、レーザー光の透過率が50パーセント以上の部材で作られている。
以上のように構成された本実施の形態1に係る遠心ファン及び空気調和装置によれば、羽根支持部材が、可視光線透過率が30パーセント以上の部材であるので、複数の羽根を羽根支持部材に溶着後に、羽根の溶着状態の適否(接続不良等の有無)を外観観察によって容易且つ確実に判定することができる。より具体的には、ファン組立異常、接着面への異物の混入、羽根の溶着状態の確認(ガス化現象(レーザー光の透過率が相対的に高い羽根支持部材の熱が、レーザー光の透過率が相対的に高い低い羽根側へと適切に伝熱せずに、温度が高くなりすぎて発泡する現象)の識別、溶着幅の識別)を外観観察で判定可能である。また、遠心ファンの場合、空気調和装置に設置した状態で、ファンモータ・配線の取付不良の発生の有無や、主板の裏側への異物の混入の発生の有無を、外観観察できる。
さらに、本実施の形態1では、羽根がそれぞれ、羽根の端部の負圧面側で、羽根支持部材に溶着されているので、ファン回転による遠心力が羽根に働いても、羽根支持部材と羽根との負圧面側の接続部に隙間が生じないため、隙間を気流が通過することで生じる騒音を防止できる。
さらに、本実施の形態1では、羽根のそれぞれの一端が、シュラウドの対応する受け入れ部の凹みに嵌め込まれるので、回転方向のねじれに対して、溶着面による支持に加え、凹みの正圧面側の面による支持及び凹みの負圧面側の面による支持も得られるので、高強度な羽根の支持が得られる。また、溶着面が、遠心ファンの回転軸方向を垂線とする面の向きとなるようにすることで、羽根支持部材と羽根との接触面の密着度が向上し、溶着不良を低減できる。さらに、シュラウドと羽根との溶着面は、主板からの距離が異なる2面で構成されているので、受け入れ部の回転軸方向高さを縮小でき、凸形状により生じる気流のはく離による騒音を低減できる。さらに、シュラウドの受け入れ部は、二段階に突出する第1段部と第2段部とを有しており、第1段部及び第2段部が延びる方向に対して斜めに延びている接続斜面部を有しているので、突出している受け入れ部に、急激な段差がなくなるため、段差で生じる気流のはく離による騒音を低減できる。
実施の形態2.
次に、図11に基づいて、本発明の実施の形態2について説明する。図11は、本実施の形態2に係るクロスフローファンの斜視図である。
クロスフローファン203は、ファンの回転軸Xの方向に離れて配置された複数の羽根支持部材253と、対応する2つの羽根支持部材の間に溶着された対応する複数の羽根255とを備えている。そして、複数の羽根支持部材253の少なくとも一部(全部でもよい)は、可視光線透過率が30パーセント以上の部材である。また、可視光線透過率が30パーセント以上の部材である羽根支持部材253に溶着される一つ以上の羽根255は、羽根支持部材253よりも可視光線透過率の低い部材で作られているか、あるいは、可視光線透過率が30パーセント未満の部材で作られている。
このようなクロスフローファンにおいても、羽根の溶着状態の適否を外観観察によって容易且つ確実に判定することができる。
以上、好ましい実施の形態を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種々の改変態様を採り得ることは自明である。
例えば、本発明の活用例としては、冷凍サイクル装置を構成する室内機、例えば空気調和装置の室内機は勿論、その他、送風機が設置される各種装置や設備などに広く利用することができる。
3 遠心ファン、51 シュラウド、53 主板、55 羽根、55a 前縁、55b 後縁、61 受け入れ部、61a 第1段部、61b 第2段部、61c 接続斜面部、71 第1端面、73 第2端面、75 立ち上がり部、81 正圧面、83 負圧面、85 第1ラウンド部、87 第2ラウンド部、91 第3ラウンド部、93 第4ラウンド部、100 空気調和装置、203 クロスフローファン。

Claims (8)

  1. 第1支持部材と、第2支持部材と、複数の羽根とを備えたファンであって、
    前記第1支持部材と、前記第2支持部材とは、該ファンの回転軸方向に離れており、
    前記複数の羽根は、前記第1支持部材と、前記第2支持部材との間に設けられており、
    前記複数の羽根は、前記第1支持部材及び前記第2支持部材の少なくとも一方に溶着されており、
    前記第1支持部材及び前記第2支持部材の前記少なくとも一方は、可視光線透過率が30パーセント以上の部材である、
    ファン。
  2. 前記羽根は、可視光線透過率が30パーセント未満の部材である、
    請求項1のファン。
  3. 前記羽根はそれぞれ、該羽根の両端のそれぞれ負圧面側が、前記第1支持部材及び前記第2支持部材に、溶着されている、
    請求項1又は2のファン。
  4. 請求項1又は2のファンにおいて、
    前記第1支持部材は、シュラウドであり、前記第2支持部材は、主板であり、
    前記シュラウドには、複数の受け入れ部が形成されており、
    前記受け入れ部はそれぞれ、前記主板と離れる向きに突出すると共に、該受け入れ部の内側に凹みを有しており、
    前記羽根のそれぞれの一端は、前記シュラウドの対応する前記受け入れ部の前記凹みに嵌め込まれ、該一端の負圧面側が、対応する前記凹みの底面に溶着される、
    遠心ファン。
  5. 前記受け入れ部は、第1段部と、第2段部と、斜面部とを有しており、
    前記第1段部の凹み深さは、前記第2段部の凹み深さよりも深く、
    前記斜面部は、前記第1段部と前記第2段部との間に位置しており、前記第1段部及び前記第2段部が延びる方向に対して斜めに延びている、
    請求項4の遠心ファン。
  6. 前記羽根の正圧面において、前記シュラウドに溶着される前記羽根の一端側には、第1ラウンド部が形成され、
    前記羽根の負圧面において、前記シュラウドに溶着される前記羽根の一端側には、第2ラウンド部が形成されており、
    前記第1ラウンド部の湾曲半径をR1とし、前記第2ラウンド部の湾曲半径をR2としたとき、R1>R2となる、
    請求項4又は5の遠心ファン。
  7. 前記羽根の正圧面の前縁側には、第3ラウンド部が形成され、
    前記羽根の負圧面の前縁側には、第4ラウンド部が形成されており、
    前記第3ラウンド部の湾曲半径をR3とし、前記第4ラウンド部の湾曲半径をR4としたとき、R3>R4となる、
    請求項4〜6の何れか一項の遠心ファン。
  8. 熱交換器と、
    請求項1〜3の何れか一項のファン又は請求項4〜7の何れか一項の遠心ファンとを備えた、
    空気調和装置。
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