JPWO2015083216A1 - 多層基板、及び、その製造方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、多層基板を薄型化する際に発生する多層基板の歪みやシワ等の変形の問題を抑制できる多層基板、及び、その製造方法を提供することを目的とする。本発明の多層基板、及び、その製造方法は、導電層と、絶縁層とを交互に順次積層する多層構造を有する多層基板であって、積層する際に、前記多層構造を形成する基板の変形を抑制するように、パターン全面における空孔率を上げるパターンを前記導電層に形成することを特徴とする。

Description

本発明は、多層基板、及び、その製造方法に関し、特に、薄型の多層基板、及び、その製造方法に関する。
フレキシブルプリント配線板(FPC:Flexible Printed Circuit)は、薄い絶縁材を使用し、曲げることができる構造のプリント配線板(基板)である。一方、一般的に基板という場合には、リジッド配線板(硬質基板)を指す。リジッド配線板は、部品を実装して回路形成を行う硬いボードであり、曲がらない構造である。また、リジット配線板とフレキシブル配線板とを組み合わせた、リジットフレキシブル配線板も存在する。
フレキシブル配線板、あるいは、リジットフレキシブル配線板は、曲げることや折ることができる薄くて柔らかい特性なので、機器内の三次元配線や可動部配線を可能にする。このため、フレキシブル配線板、あるいは、リジットフレキシブル配線板は、身近な電子機器に数多く使用されており、携帯電話や液晶テレビなど、電子機器の小型・軽量化には欠かせない存在となっている。
次世代PC向けに10層で、厚さt=0.5mm以下、信号周波数10GHz以上対応の基板の要求がある。これは、近年の電子機器の薄型化に伴い、メイン基板を配置する占有スペースが減少しているので、製品を薄型化する上でメイン基板を薄型化する必要があるからである。また、さらに、次世代高速伝送モジュール、例えば、光通信用モジュール(20GHz以上)や、ミリ波(60GHz以上)の高速伝送に対応する必要があること等による。
特許4038206号公報
現在、リジット配線板では、10層で、標準厚さStd.t=0.8mm、最薄で0.68mm程度が限界である。また、フレキシブル配線板では、ベース基材に液晶ポリマーを使用する方法が存在するが(特許文献1参照)、液晶ポリマーは、熱可塑性樹脂であるので、順次積層が困難であり、薄型化が困難であるという問題がある。
つまり、ビルドアップ工法による多層基板では、積層を数回繰り返し行う必要があり、このため、熱可塑性樹脂では、熱履歴によるダメージが多くなり、各層を薄くすると信頼性が低くなり、多層基板の薄型化が難しいという問題がある。また、ビルドアップ工法以外のレーザービア、スルーホール等の工法では、メッキ工程を行う必要があり、このメッキ層の厚さが加わるので、薄型化が難しい。また、多層基板を薄型化すると、液晶ポリマー等の低誘電率材料の基板の表面に歪みやシワ等の変形が発生する場合があり、その結果パターンが断線する等の問題がある。
従って、本発明は、多層基板を薄型化する際に発生する多層基板の歪みやシワ等の変形の問題を抑制できる多層基板、及び、その製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の多層基板は、導電層と、絶縁層とを交互に順次積層する多層構造を有する多層基板であって、積層する際に、上記多層構造を形成する基板の変形を抑制するように、パターン全面における空孔率を上げるパターンが上記導電層に形成されていることを特徴とする。
また、上記空孔率を上げるパターンは、メッシュパターンであるものとしてもよい。
上記課題を解決するために、本発明の多層プリント配線板は、上記多層構造を有することを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明の多層フレキシブル配線板は、上記多層構造を有することを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明の多層リジットフレキシブル配線板は、上記多層構造を有することを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明の多層基板の製造方法は、導電層と、絶縁層とを交互に順次積層する多層基板の製造方法であって、積層する際に、上記多層基板を形成する基板の変形を抑制するように、パターン全面における空孔率を上げるパターンを上記導電層に形成することを特徴とする。
本発明によれば、パターン全面における空孔率を上げるパターンを導電層に形成することによって、多層基板を薄型化する際に発生する多層基板の歪みやシワ等の変形の問題を抑制することにより、現在より薄型の多層基板、及び、その製造方法を提供することができる。
本発明の多層基板の製造方法の概念図である。 本発明の多層基板の製造方法の概念図である。 本発明の多層基板の製造方法の概念図である。 本発明の多層基板の製造方法の概念図である。 本発明の多層基板の一実施形態として、10層のリジットフレキシブル配線板の模式図である。 本発明の多層基板の製造方法の一実施形態を説明する図である。 本発明の多層基板の製造方法の一実施形態を説明する図である。 本発明の多層基板の製造方法の一実施形態を説明する図である。 本発明の多層基板の製造方法の一実施形態を説明する図である。 本発明の多層基板の製造方法の一実施形態を説明する図である。 本発明の多層基板の製造方法の一実施形態を説明する図である。 本発明の多層基板の製造方法の一実施形態を説明する図である。 本発明の多層基板の製造方法の一実施形態を説明する図である。 本発明の多層基板のメッシュパターンの模式図である。
本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
図1乃至図4は、本発明の多層基板の製造方法の一例の概念図である。
図1において、まず、導体102上に、バンプ103を印刷することにより、内部回路のうち、2層の配線層を接続する配線パターンを形成する。
2層以上の配線層を有する基板の所望の層にある配線パターンを相互に接続するための構造として、スルーホールとビアと呼ばれる2つがある。この2つは本質的に異なるものではなく、一般に、基板全体を貫通する孔を介する接続をスルーホール、多層板の層間について孔を介して接続する構造をビアと呼んでいる。従って、バンプもビアの一種であり、ここでは、製造工程ではバンプと呼び、製造後はビアと呼ぶ。また、図1において、バンプ103として、一般にAg系導電性樹脂が使用され、導体102として、一般に銅が使用されるが、これには限定されない。
次に、図1において、上述の導体102上に、バンプ103を印刷したものの上に、熱可塑性樹脂101と、もう1方の導体102を同時に積層し、両面基板の原型(不図示)を作成する。
熱可塑性樹脂101として、液晶ポリマー(LCP:Liquid Crystal Polymer(CTZ:株式会社クラレ製))を使用しているが、これには限定されない。高速伝送対応とするためには、高周波信号の優れた伝送特性、安定した低いリアクタンス、インピーダンスおよび伝送損失による優れた電気信号の伝達・伝導特性が求められる。このためには、高周波領域で安定して優れた電気特性(例えば低誘電率(ε)、低誘電正接(tanδ)、低吸湿)を有する材料が必要になってくる。このため、熱可塑性樹脂101として、このような特性を満足するものであれば、上述の材料には、限定されない。
図1において、上述の両面基板の原型の一点鎖線で示される一方の導体102をエッチングし、回路パターン102´を形成し、2層の基本の積層ユニット100を作成する。なお、積層する際に内側になる面の導体102には、積層する前にエッチングを行い、積層する際に外側になる面の導体102には、積層後にエッチングを行う。以下の工程でも同様である。
次に、図1において、積層ユニット100と同様の工程を行い、別の積層ユニット(不図示)を作成した後、エッチングした面における回路パターン102´にバンプ103を印刷して、2層の積層ユニット110を作成する。
次に、積層ユニット100と、積層ユニット110との間に、接着層として熱硬化性樹脂104を挟んで積層し、4層の積層ユニットを作成する。熱硬化性樹脂104として、接着用熱硬化性絶縁樹脂フィルム(ADFLEMA(登録商標):ナミックス株式会社製)を使用しているが、低誘電率、低誘電正接、低吸湿の特性を有する熱硬化性樹脂であれば、他のものでも使用可能である。
図2において、積層ユニット100と、積層ユニット110とを積層して作成した4層の積層ユニットの積層する際に内側になる面の導体102をエッチングし、回路パターン102´を形成し、4層の積層ユニット220を作成する。
次に、積層ユニット110と同様の工程を行い、回路パターンが異なる別の2層の積層ユニット230を作成する。続いて、4層の積層ユニット220と、2層の積層ユニット230との間に、接着層として熱硬化性樹脂104を挟んで積層し、6層の積層ユニットを作成する。
図3において、4層の積層ユニット220と、2層の積層ユニット230とを積層して作成した6層の積層ユニットの積層する際に内側になる面の導体102をエッチングし、回路パターン102´を形成し、6層の積層ユニット340を作成する。
次に、図3において、4層の積層ユニット220と同様の工程を行い、回路パターンが異なる別の4層の積層ユニットを作成し、その積層する際に内側になる面の回路パターン102´上にバンプ103を印刷し、積層ユニット350を作成する。
図4において、6層の積層ユニット340と、4層の積層ユニット350との間に、接着層として熱硬化性樹脂104を挟んで積層し、10層の積層ユニット460を作成する。
この後、最も外側の面になった、1層目と10層目の導体102にエッチングを行い、回路パターン102´を形成し、最後に表面にカバーコートやめっき処理などを行い、10層の積層基板の製造が終了する。
なお、積層の順序は、この例に限らず、2層、4層、及び、4層の積層ユニットをそれぞれ作成し、それを同時に積層するものとしても、2層、及び、8層の積層ユニットをそれぞれ作成し、それを積層するものとしても、2層ずつ順番に積層してもよく、これらの例にも限定されない。
このように、バンプビルドアップ工法により積層基板を作成することにより、レーザービア、スルーホール等の工法で必要なメッキ工程が不要となるので、メッキ層のない薄型の多層基板を作成することができる。
また、熱硬化性樹脂は、ガラス転移温度が積層プレス温度より高いので、熱硬化性樹脂を使用することにより、積層の繰り返し(順次積層)による熱履歴によるダメージを少なくすることができるとともに、各層を薄くしても信頼性を高く保つことができ、従ってビルドアップ工法による多層基板の薄型化を達成することができる。
また、一般に熱硬化性樹脂は、難燃性が低いので、熱硬化性樹脂だけで絶縁層を構成するとUL(Underwriters Laboratories)等の難燃性の規格を満足することが難しいが、難燃性の低い熱硬化性樹脂のみではなく難燃性の高い熱可塑性樹脂を交互に積層することによりUL等の難燃性の規格を満足することができる。
また、熱可塑性樹脂101、及び、熱硬化性樹脂104は、双方、高周波領域で安定して優れた電気特性(例えば、低誘電率、低誘電正接、低吸湿)を有するので、次世代高速伝送にも対応することができる。
図5は、本発明の多層基板の一実施形態として、10層のリジットフレキシブル配線板500の模式図である。
図5において、10層のリジットフレキシブル配線板500は、導電層LY1〜LY10の10層の導体502と、隣接する導電層LY1、LY2等の導体502相互間に積層された熱可塑性樹脂501、及び、隣接する導電層LY2、LY3等の相互間に積層された熱硬化性樹脂504と、各導体を接続するビア503とを備えている。熱可塑性樹脂501と、熱硬化性樹脂504は、導体502の間に交互に積層されている。ここでは、熱可塑性樹脂501と、熱硬化性樹脂504は、導体502の間に交互に積層されているが、これには限定されない。つまり、熱可塑性樹脂501のみを使用しても、熱硬化性樹脂504のみを使用してもよい。また、熱可塑性樹脂501として、液晶ポリマーが使用されるが、これには限定されない。また、熱硬化性樹脂504として、接着用熱硬化性絶縁樹脂フィルムが使用されるが、これには限定されない。
リジットフレキシブル配線板500には、導体502(導電層LY1〜LY3)と、導体502(導電層LY8〜LY10)に開口部506、507が形成される。開口部506、507の表面には、熱可塑性樹脂501がカバーレイ508として露出され、フレキシブル配線部509が形成されている。また、開口部以外の導体502(導電層LY1、LY10)の表面には、カバーコート505が積層され、リジット配線部510が形成されている。なお、カバーレイ508とは、フレキシブルプリント配線部509の表面保護用の柔らかいフィルムのことであり、ここでは、開口部506、507の表面に露出された熱可塑性樹脂501かあるいは、開口部506、507に後から貼り付けられたポリイミドなどが使用される。熱硬化性樹脂504は、一般に難燃性が低いため、カバーレイ508として使用できない。
このように、本発明の多層基板は、リジットフレキシブル配線板のリジット配線部と、フレキシブル配線部を自由に形成できるので設計上の自由度が高められる。このため、本発明の多層基板は、上述の作成方法を選択することによりリジット配線板やフレキシブル配線板としても使用することができる。また、バンプによるビルドアップ工法で作成するため、層数を変更することもできる。
図6乃至図10は、本発明の多層基板の製造方法の一実施形態を説明する図である。
図6において、まず、熱可塑性樹脂601の両面に導体602(導電層LY3、LY4)を形成して、積層ユニット600を作成する。なお、熱可塑性樹脂601の内部には、バンプ603が印刷され、2層(導電層LY3、LY4等)の配線層を接続する配線パターンが形成される。このバンプ印刷の工程は、図1乃至図4で示した工程と同様の方法で行われる。また、積層する際に内側になる面の導体602には、積層する前にエッチングを行い、積層する際に外側になる面の導体602には、積層後にエッチングを行うが、ここでは、説明を省略する。
次に、熱可塑性樹脂601の両面に導体602(導電層LY5、LY6)を形成し、導体602(導電層LY5)側の面にバンプ603を印刷して、積層ユニット610を作成する。
図7Aにおいて、熱可塑性樹脂601の両面に導体602(導電層LY1、LY2)を形成して、導体602(導電層LY2)の表面に接着用の熱硬化性樹脂604を配置し、積層ユニット720を作成する。
なお、図7Aにおいて、後述するフレキシブル配線部609を成形したい場合は、熱硬化性樹脂604に開口部を設け、その開口部にスペーサ605としてポリイミドフィルムなどを配置して、積層後に剥離できるようにしておく。ここでは、熱硬化性樹脂604、導体602(導電層LY2)、および、後述する図7Bに示す導体602(導電層LY3)に開口部を設ける。
次に、図7Bにおいて、上述の積層ユニット600、610を接着用の熱硬化性樹脂604で挟んで積層し、導体602(導電層LY3)側の面にバンプ603を印刷して、積層ユニット730を作成する。
同様に、図7Cにおいて、熱可塑性樹脂601の両面に導体602(導電層LY7、LY8)を形成し、導体602(導電層LY8)側の面にバンプ603を印刷して、積層ユニット740を作成する。
次に、図7Dにおいて、熱可塑性樹脂601の両面に導体602(導電層LY9、LY10)を形成して、導体602(導電層LY9)の表面に接着用の熱硬化性樹脂604を配置し、積層ユニット750を作成する。上述のように、フレキシブル配線部609を成形したい場合は、熱硬化性樹脂604に熱可塑性樹脂601の表面が露出するように開口部を設け、その開口部にスペーサ605としてポリイミドフィルムなどを配置して、積層後に剥離できるようにしておく。ここでは、熱硬化性樹脂604、および、導体602(導電層LY9)、および、上述の図7Cに示した導体602(導体層LY8)に開口部を設ける。
図8において、積層ユニット720と、積層ユニット730とを積層し、積層ユニット860を作成する。同様に、積層ユニット740と積層ユニット750とを積層し、導体602(導電層LY7)の表面にバンプ603を印刷し、積層ユニット870を作成する。
図9において、積層ユニット860と積層ユニット870とを接着用の熱硬化性樹脂604を挟んで積層し、10層の積層ユニット980を作成する。フレキシブル配線部609を設ける場合は、外形加工前にフレキシブル開口部にスリット加工を施し、蓋取りを行えるようにする。
図10において、最後にカバーコートやめっき処理を行い、その後蓋取りを行い、フレキシブル配線部609を露出させ、10層のリジットフレキシブル配線板1090を完成させる。なお、フレキシブル配線部609の表面には、カバーレイ608として熱可塑性樹脂601、ポリイミドなどが使用できる。また、フレキシブル配線部609以外の部分は、リジット配線部610となる。
多層基板の製造において、液晶ポリマー等の低誘電率材料で且つ薄い材料を積層する場合、積層プレスの際に基板に歪みやシワ等の変形が発生し、パターンの断線等が発生するという問題がある。この点について、発明者は、断面の観察などから、基板におけるシワの発生箇所の空孔率に着目した。空孔率とは、基板のベタGND部分等における、パターンのない部分の率を示し、同等の内容は、導体602が銅である場合には、残銅率で示すこともできる。つまり、発明者によれば、従来品において、一般に使用される外枠のメッシュ部分と、ベタGND部分と比較した場合に、導体パターンに厚みの差が発生しており、この厚みの差により、銅のない部分に応力が集中し、シワが発生することがわかった。
この点を改善するために、発明者は、基板におけるベタGND部分を含むパターン全面にメッシュパターンを形成したところ、上述のシワ等の変形の発生を抑制できることがわかった。図11は、本発明の多層基板におけるパターン全面に形成されるメッシュパターンのいくつかの例を示す模式図である。
図11において、メッシュパターン1100は、0.1mm幅×0.7mmピッチで空孔率が74%のメッシュパターンであり、メッシュパターン1110は、0.5mm幅×3.0mmピッチで空孔率が69%のメッシュパターンであり、メッシュパターン1120は、0.1mm幅×0.4mmピッチで空孔率が51%のメッシュパターンであり、メッシュパターン1130は、0.5mm幅×1.5mmピッチで空孔率が45%のメッシュパターンであり、メッシュパターン1140は、0.2mm幅×0.4mmピッチで空孔率が18%のメッシュパターンであり、メッシュパターン1150は、1.0mm幅×1.5mmピッチで空孔率が12%のメッシュパターンである。
評価の結果、図11における全てのメッシュパターン1100乃至1150でシワが発生しないことがわかった。また、同時にメッシュパターンの空孔率を上げることにより、膜厚が薄くなり、この空孔率を変化させることにより、基板の厚みをコントロールできることがわかった。従って、メッシュパターンの空孔率を上げることにより、基板のさらなる薄型化を達成することができる。また、ここでは、メッシュパターンを使用したが、空孔率を上げるパターンであれば、メッシュパターンには限定されず他のパターン、例えばパンチングプレート等でも使用することができる。
以上のように、本発明によれば、液晶ポリマー等の低誘電率材料で且つ薄い材料を積層した場合に発生する基板の歪みやシワ等の変形の問題をパターン全面にメッシュパターンを設けることにより抑制することができ、多層基板を現在より薄型化することができる。
100、110、220、230、340、350、460、600、610、720、730、740、750、860、870、980 積層ユニット
101、501、601 熱可塑性樹脂
102、502、602 導体
103、503、603 バンプ(ビア)
104、504、604 熱硬化性樹脂
500、1090 積層基板
505 カバーコート
506、507 開口部
508、608 カバーレイ
509、609 フレキシブル配線部
510、610 リジット配線部
605 スペーサ
1100、1110、1120、1130、1140、1150 メッシュパターン

Claims (6)

  1. 導電層と、絶縁層とを交互に順次積層する多層構造を有する多層基板であって、
    積層する際に、前記多層構造を形成する基板の変形を抑制するように、パターン全面における空孔率を上げるパターンを前記導電層に形成することを特徴とする多層基板。
  2. 前記空孔率を上げるパターンは、メッシュパターンであることを特徴とする請求項1に記載の多層基板。
  3. 前記請求項1乃至2のうちのいずれかに記載の多層構造を有する多層プリント配線板。
  4. 前記請求項1乃至2のうちのいずれかに記載の多層構造を有する多層フレキシブル配線板。
  5. 前記請求項1乃至2のうちのいずれかに記載の多層構造を有する多層リジットフレキシブル配線板。
  6. 導電層と、絶縁層とを交互に順次積層する多層基板の製造方法であって、
    積層する際に、前記多層基板を形成する基板の変形を抑制するように、パターン全面における空孔率を上げるパターンを前記導電層に形成することを特徴とする多層基板の製造方法。
JP2015551279A 2013-12-02 2013-12-02 多層基板、及び、その製造方法 Pending JPWO2015083216A1 (ja)

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