JP2017045882A - フレキシブル基板及びその製造方法並びに電子装置 - Google Patents
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Abstract
Description
そして、例えば、基板厚、製造コスト、配線密度、伝送損失、電磁放射ノイズ等を考慮して、配線構造を選択する。これは、リジッドのプリント配線板だけでなく、屈曲性の機能を求められるフレキシブル基板でも同様である。
しかしながら、フレキシブル基板においてストリップライン構造を選択した場合、3層の導体層が必要となるため、他の配線構造と比べて屈曲性が低下してしまう。
なお、フレキシブル基板を曲げやすくするために、グランド配線を設けない領域を設ける技術がある。
そこで、高速信号の伝送特性の低下を招くことなく、屈曲性を向上させたフレキシブル基板を実現したい。
本実施形態にかかるフレキシブル基板は、例えばサーバやパーソナルコンピュータなどの電子装置に備えられ、電子部品を接続するのに用いられる屈曲性を有する回路基板であって、3層構造で信号配線の上下にグランド配線(又は電源配線)が形成されているストリップライン構造を備えるものである。
なお、上部グランド導体層2を、基板厚さ方向の一方の側に設けられ、電源配線又はグランド配線となる一の外側導体層ともいう。また、下部グランド導体層3を、基板厚さ方向の一方の側の反対側に設けられ、電源配線又はグランド配線となる他の外側導体層ともいう。また、信号導体層4を、一の外側導体層と他の外側導体層との間に設けられ、信号配線となる内側導体層ともいう。また、フレキシブル基板1を多層フレキシブル基板ともいう。
また、ここでは、上部グランド導体層2は、信号伝送領域9の長さ方向の一方の側(図1中、左側)で、接続領域8よりも厚さが薄くなっており、信号伝送領域9の長さ方向の他方の側(図1中、右側)で、接続領域8と厚さが同じになっている。なお、図1では、厚さが厚い部分を3層分の厚さを有するものとし、厚さが薄い部分を1層分の厚さを有するものとしているが、これに限られるものではなく、厚い部分に対して薄い部分があれば良く、それぞれ、何層分の厚さであっても良いし、各層の厚さも同じであっても異なっていても良い。
また、ここでは、下部グランド導体層3は、信号伝送領域9の長さ方向の他方の側(図1中、右側)で、接続領域8よりも厚さが薄くなっており、信号伝送領域9の長さ方向の一方の側(図1中、左側)で、接続領域8と厚さが同じになっている。
上述のように、上部グランド導体層2を、信号伝送領域9の長さ方向の一方の側(図1中、左側)で、接続領域8よりも厚さが薄くなるようにし、かつ、下部グランド導体層3を、信号伝送領域9の長さ方向の他方の側(図1中、右側)で、接続領域8よりも厚さが薄くなるようにすると、上部グランド導体層2は、信号伝送領域9に、下部グランド導体層3よりも厚さが薄くなっている部分を有し、かつ、下部グランド導体層3は、信号伝送領域9に、上部グランド導体層2よりも厚さが薄くなっている部分を有することになる。
ここでは、信号伝送領域9の長さ方向の一方の側では、上部グランド導体層2の厚さが下部グランド導体層3の厚さよりも薄くなっているため、上部グランド導体層2の側が凹状態になって屈曲しやすくなる。この場合、フレキシブル基板1は、信号伝送領域9の長さ方向の一方の側では、上部グランド導体層2の側が内周側になり、下部グランド導体層3の側が外周側になって、屈曲しやすくなる。このため、屈曲性を向上させることができる。
本実施形態のフレキシブル基板の製造方法は、上部グランド導体層(一の外側導体層)2と、下部グランド導体層(他の外側導体層)3と、信号導体層(内側導体層)4とを備えるフレキシブル基板の製造方法である。
本実施形態では、上部グランド導体層2及び下部グランド導体層3を、ビア5に接続される接続領域8以外の信号伝送領域9で、信号導体層4の全長にわたって連続的に延びるように設ける工程と、上部グランド導体層2及び下部グランド導体層3の両方を、信号伝送領域9で、部分的に、接続領域8よりも厚さが薄くなるように処理する工程とを含む。
まず、具体的な構成として、フレキシブル基板1は、例えばポリイミドや液晶ポリマなどからなるフィルム(絶縁層)と銅配線を積層した構造になっている。つまり、フレキシブル基板1は、上部グランド導体層2、下部グランド導体層3及び信号導体層4が、銅によって形成されており、これらが絶縁層10の中に設けられている。また、絶縁層10に形成された穴に設けられた銅及び穴の内部に充填された樹脂によってビア5、6が形成されている。
ここで、上述のように構成しているのは、以下の理由による。
つまり、まず、フレキシブル基板においてストリップライン構造を選択した場合、3層の導体層が必要となるため、他の配線構造と比べて屈曲性が低下してしまう。
そこで、上述のように、上部グランド導体層2及び下部グランド導体層3としての銅配線は、信号伝送領域9で、信号導体層4の全長にわたって連続的に延びているものとし、また、上部グランド導体層2及び下部グランド導体層3としての銅配線の厚さを、信号伝送領域9の一部の領域で、ビア5に接続される接続領域8よりも薄くしている。
まず、図3(A)に示すように、両面に銅箔11、12を有するフィルム13と、片面に銅箔14を有するフィルム15とを準備する。ここで、フィルム13、15の材料は、例えばポリイミドや液晶ポリマ(LCP)などの絶縁材料である。ここでは、厚さが例えば約7ミクロンから約18ミクロンの銅箔11、12、14を片面又は両面に有する、厚さが約25ミクロンから約100ミクロン程度のフィルム13、15を、フレキシブル基板1の基材として準備する。なお、図3では、各工程の説明に必要な部分のみを図示している。
次に、図3(C)に示すように、このようにしてパターニングされた両面に銅箔11、12を有するフィルム13と、片面に銅箔14を有するフィルム15とを、例えば厚さ約10ミクロンから約40ミクロンの接着フィルム16を用いて貼り合せる。ここで、接着フィルム16は、熱硬化性のエポキシ系樹脂を主成分とするものとし、この接着工程は、加圧と加熱によって行なえば良い。このようにして、フィルム13、15と銅箔11、12、14とを積層させて、図3(D)に示すように、3層構造の銅箔11、12、14を有する基板17とする。これを、複数のフィルム13、15を積層して基板17を形成する工程という。なお、これ以降の工程では、接着フィルム16は図示していない。
次に、図3(F)に示すように、貫通穴18の内壁、基板17の表面及び裏面の全体に、例えば無電解のめっき処理を施して、第1銅層19を形成する。これを貫通穴18の内部に銅層(導体層)19を形成する工程という。ここでは、基板17の表面上及び裏面上では、銅箔11、14上に積層されて第1銅層19が形成される。ここで、メッキ厚、即ち、第1銅層19の厚さは、約10ミクロンから約20ミクロン程度とする。
次に、図4(A)に示すように、充填樹脂20の表面、即ち、充填樹脂20の上下面を含む基板17の表面及び裏面の全体に、例えば無電解のめっき処理を施して、第2銅層21を形成する。これを、充填樹脂20上を含む基板17の最外層をメッキ処理する工程という。ここでは、充填樹脂20の上下面上では、充填樹脂20上に第2銅層21が形成される。これにより、貫通穴18に充填された充填樹脂20の上下面が第2銅層21で覆われて、ビア5(さらには図示していないビア6)が形成される。また、基板17の表面上及び裏面上では、第1銅層19上に積層されて第2銅層21が形成される。これにより、基板17の表面上及び裏面上に、銅箔11、14、第1銅層19、第2銅層21が積層されてなる3層構造の銅層22が形成される。なお、図4では、ビア6は図示を省略している。
このようにして、上部グランド導体層2及び下部グランド導体層3を、信号伝送領域9で、信号導体層4の全長にわたって連続的に延びるように形成する。また、上部グランド導体層2の厚さが、信号伝送領域9の一部の領域で、接続領域8よりも薄くなり、また、下部グランド導体層3の厚さが、信号伝送領域9の一部の領域で、接続領域8よりも薄くなるようにする。また、信号伝送領域9の長さ方向の一方の側(図1中、左側)では、上部グランド導体層2の厚さが下部グランド導体層3の厚さよりも薄くなり、信号伝送領域9の長さ方向の他方の側(図1中、右側)では、下部グランド導体層3の厚さが上部グランド導体層2の厚さよりも薄くなるようにする。
また、ここでは、ビア5、6の上方及び下方の領域が開口したカバー層23を設けているが、これに限られるものではなく、ビアの上方及び下方のいずれか一方が開口したカバー層を設けても良い。この場合、ビアの上面及び下面のいずれか一方が接続端子として機能することになる。
したがって、本実施形態にかかるフレキシブル基板及びその製造方法並びに電子装置によれば、高速信号の伝送特性の低下を招くことなく、屈曲性を向上させたフレキシブル基板1を実現することができるという利点がある。つまり、高速信号の伝送特性を良好に保ったまま、屈曲性に優れたフレキシブル基板1を実現することができるという利点がある。
なお、本発明は、上述した実施形態及び変形例に記載した構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
(付記1)
基板厚さ方向の一方の側に設けられ、電源配線又はグランド配線となる一の外側導体層と、
基板厚さ方向の前記一方の側の反対側に設けられ、電源配線又はグランド配線となる他の外側導体層と、
前記一の外側導体層と前記他の外側導体層との間に設けられ、信号配線となる内側導体層と、
前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層が接続されるビアとを備え、
前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層は、ビアに接続される接続領域以外の信号伝送領域で、前記内側導体層の全長にわたって連続的に延びており、
前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層の一方は、前記信号伝送領域で、少なくとも部分的に、前記接続領域よりも厚さが薄くなっていることを特徴とするフレキシブル基板。
基板厚さ方向の一方の側に設けられ、電源配線又はグランド配線となる一の外側導体層と、
基板厚さ方向の前記一方の側の反対側に設けられ、電源配線又はグランド配線となる他の外側導体層と、
前記一の外側導体層と前記他の外側導体層との間に設けられ、信号配線となる内側導体層と、
前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層が接続されるビアとを備え、
前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層は、ビアに接続される接続領域以外の信号伝送領域で、前記内側導体層の全長にわたって連続的に延びており、
前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層の一方は、前記信号伝送領域に、前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層の他方よりも厚さが薄くなっている部分を有することを特徴とするフレキシブル基板。
基板厚さ方向の一方の側に設けられ、電源配線又はグランド配線となる一の外側導体層と、
基板厚さ方向の前記一方の側の反対側に設けられ、電源配線又はグランド配線となる他の外側導体層と、
前記一の外側導体層と前記他の外側導体層との間に設けられ、信号配線となる内側導体層と、
前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層が接続されるビアとを備え、
前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層は、ビアに接続される接続領域以外の信号伝送領域で、前記内側導体層の全長にわたって連続的に延びており、
前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層の一方は、前記信号伝送領域に、前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層の他方よりも幅が狭くなっている部分を有することを特徴とするフレキシブル基板。
前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層の他方は、前記信号伝送領域で、少なくとも部分的に、前記接続領域よりも厚さが薄くなっていることを特徴とする、付記1に記載のフレキシブル基板。
(付記5)
前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層の他方は、前記信号伝送領域に、前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層の一方よりも厚さが薄くなっている部分を有することを特徴とする、付記2に記載のフレキシブル基板。
前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層の一方は、前記信号伝送領域に、前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層の他方よりも厚さが薄くなっており、かつ、幅が狭くなっている部分を有することを特徴とする、付記2に記載のフレキシブル基板。
(付記7)
前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層の他方は、前記信号伝送領域に、前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層の一方よりも厚さが薄くなっており、かつ、幅が狭くなっている部分を有することを特徴とする、付記5に記載のフレキシブル基板。
前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層の他方は、前記信号伝送領域に、前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層の一方よりも幅が狭くなっている部分を有することを特徴とする、付記3に記載のフレキシブル基板。
(付記9)
基板厚さ方向の一方の側に設けられ、電源配線又はグランド配線となる一の外側導体層と、基板厚さ方向の前記一方の側の反対側に設けられ、電源配線又はグランド配線となる他の外側導体層と、前記一の外側導体層と前記他の外側導体層との間に設けられ、信号配線となる内側導体層と、前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層が接続されるビアとを備えるフレキシブル基板の製造方法であって、
前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層を、ビアに接続される接続領域以外の信号伝送領域で、前記内側導体層の全長にわたって連続的に延びるように設ける工程と、
前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層の一方を、前記信号伝送領域で、少なくとも部分的に、前記接続領域よりも厚さが薄くなるように処理する工程とを含むことを特徴とするフレキシブル基板の製造方法。
基板厚さ方向の一方の側に設けられ、電源配線又はグランド配線となる一の外側導体層と、基板厚さ方向の前記一方の側の反対側に設けられ、電源配線又はグランド配線となる他の外側導体層と、前記一の外側導体層と前記他の外側導体層との間に設けられ、信号配線となる内側導体層と、前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層が接続されるビアとを備えるフレキシブル基板の製造方法であって、
前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層を、ビアに接続される接続領域以外の信号伝送領域で、前記内側導体層の全長にわたって連続的に延びるように設ける工程と、
前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層の一方を、前記信号伝送領域に、前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層の他方よりも厚さが薄くなっている部分を有するように処理する工程とを含むことを特徴とするフレキシブル基板の製造方法。
基板厚さ方向の一方の側に設けられ、電源配線又はグランド配線となる一の外側導体層と、基板厚さ方向の前記一方の側の反対側に設けられ、電源配線又はグランド配線となる他の外側導体層と、前記一の外側導体層と前記他の外側導体層との間に設けられ、信号配線となる内側導体層と、前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層が接続されるビアとを備えるフレキシブル基板の製造方法であって、
前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層を、ビアに接続される接続領域以外の信号伝送領域で、前記内側導体層の全長にわたって連続的に延びるように設ける工程と、
前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層の一方を、前記信号伝送領域に、前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層の他方よりも幅が狭くなっている部分を有するように処理する工程とを含むことを特徴とするフレキシブル基板の製造方法。
前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層の他方を、前記信号伝送領域で、少なくとも部分的に、前記接続領域よりも厚さが薄くなるように処理する工程を含むことを特徴とする、付記9に記載のフレキシブル基板の製造方法。
(付記13)
前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層の他方を、前記信号伝送領域に、前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層の一方よりも厚さが薄くなっている部分を有するように処理する工程を含むことを特徴とする、付記10に記載のフレキシブル基板の製造方法。
前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層の一方を、前記信号伝送領域に、前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層の他方よりも厚さが薄くなっており、かつ、幅が狭くなっている部分を有するように処理する工程を含むことを特徴とする、付記10に記載のフレキシブル基板の製造方法。
前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層の他方を、前記信号伝送領域に、前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層の一方よりも厚さが薄くなっており、かつ、幅が狭くなっている部分を有するように処理する工程を含むことを特徴とする、付記13に記載のフレキシブル基板の製造方法。
前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層の他方を、前記信号伝送領域に、前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層の一方よりも幅が狭くなっている部分を有するように処理する工程を含むことを特徴とする、付記11に記載のフレキシブル基板の製造方法。
(付記17)
付記1〜8のいずれか1項に記載のフレキシブル基板を備えることを特徴とする電子装置。
2 上部グランド導体層(一の外側導体層)
3 下部グランド導体層(他の外側導体層)
4 信号導体層(内側導体層)
5、6 ビア
7 端子領域(ビア領域)
8 接続領域
9 信号伝送領域
10 絶縁層
11、12 銅箔
13 フィルム
14 銅箔
15 フィルム
16 接着フィルム
17 基板
18 貫通穴
19 第1銅層
20 樹脂
21 第2銅層
22 3層構造の銅層
23 カバー層
Claims (12)
- 基板厚さ方向の一方の側に設けられ、電源配線又はグランド配線となる一の外側導体層と、
基板厚さ方向の前記一方の側の反対側に設けられ、電源配線又はグランド配線となる他の外側導体層と、
前記一の外側導体層と前記他の外側導体層との間に設けられ、信号配線となる内側導体層と、
前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層が接続されるビアとを備え、
前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層は、前記ビアに接続される接続領域以外の信号伝送領域で、前記内側導体層の全長にわたって連続的に延びており、
前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層の一方は、前記信号伝送領域で、少なくとも部分的に、前記接続領域よりも厚さが薄くなっていることを特徴とするフレキシブル基板。 - 基板厚さ方向の一方の側に設けられ、電源配線又はグランド配線となる一の外側導体層と、
基板厚さ方向の前記一方の側の反対側に設けられ、電源配線又はグランド配線となる他の外側導体層と、
前記一の外側導体層と前記他の外側導体層との間に設けられ、信号配線となる内側導体層と、
前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層が接続されるビアとを備え、
前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層は、前記ビアに接続される接続領域以外の信号伝送領域で、前記内側導体層の全長にわたって連続的に延びており、
前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層の一方は、前記信号伝送領域に、前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層の他方よりも厚さが薄くなっている部分を有することを特徴とするフレキシブル基板。 - 基板厚さ方向の一方の側に設けられ、電源配線又はグランド配線となる一の外側導体層と、
基板厚さ方向の前記一方の側の反対側に設けられ、電源配線又はグランド配線となる他の外側導体層と、
前記一の外側導体層と前記他の外側導体層との間に設けられ、信号配線となる内側導体層と、
前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層が接続されるビアとを備え、
前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層は、前記ビアに接続される接続領域以外の信号伝送領域で、前記内側導体層の全長にわたって連続的に延びており、
前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層の一方は、前記信号伝送領域に、前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層の他方よりも幅が狭くなっている部分を有することを特徴とするフレキシブル基板。 - 前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層の他方は、前記信号伝送領域で、少なくとも部分的に、前記接続領域よりも厚さが薄くなっていることを特徴とする、請求項1に記載のフレキシブル基板。
- 前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層の他方は、前記信号伝送領域に、前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層の一方よりも厚さが薄くなっている部分を有することを特徴とする、請求項2に記載のフレキシブル基板。
- 前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層の一方は、前記信号伝送領域に、前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層の他方よりも厚さが薄くなっており、かつ、幅が狭くなっている部分を有することを特徴とする、請求項2に記載のフレキシブル基板。
- 前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層の他方は、前記信号伝送領域に、前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層の一方よりも厚さが薄くなっており、かつ、幅が狭くなっている部分を有することを特徴とする、請求項5に記載のフレキシブル基板。
- 前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層の他方は、前記信号伝送領域に、前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層の一方よりも幅が狭くなっている部分を有することを特徴とする、請求項3に記載のフレキシブル基板。
- 基板厚さ方向の一方の側に設けられ、電源配線又はグランド配線となる一の外側導体層と、基板厚さ方向の前記一方の側の反対側に設けられ、電源配線又はグランド配線となる他の外側導体層と、前記一の外側導体層と前記他の外側導体層との間に設けられ、信号配線となる内側導体層と、前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層が接続されるビアとを備えるフレキシブル基板の製造方法であって、
前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層を、前記ビアに接続される接続領域以外の信号伝送領域で、前記内側導体層の全長にわたって連続的に延びるように設ける工程と、
前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層の一方を、前記信号伝送領域で、少なくとも部分的に、前記接続領域よりも厚さが薄くなるように処理する工程とを含むことを特徴とするフレキシブル基板の製造方法。 - 基板厚さ方向の一方の側に設けられ、電源配線又はグランド配線となる一の外側導体層と、基板厚さ方向の前記一方の側の反対側に設けられ、電源配線又はグランド配線となる他の外側導体層と、前記一の外側導体層と前記他の外側導体層との間に設けられ、信号配線となる内側導体層と、前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層が接続されるビアとを備えるフレキシブル基板の製造方法であって、
前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層を、前記ビアに接続される接続領域以外の信号伝送領域で、前記内側導体層の全長にわたって連続的に延びるように設ける工程と、
前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層の一方を、前記信号伝送領域に、前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層の他方よりも厚さが薄くなっている部分を有するように処理する工程とを含むことを特徴とするフレキシブル基板の製造方法。 - 基板厚さ方向の一方の側に設けられ、電源配線又はグランド配線となる一の外側導体層と、基板厚さ方向の前記一方の側の反対側に設けられ、電源配線又はグランド配線となる他の外側導体層と、前記一の外側導体層と前記他の外側導体層との間に設けられ、信号配線となる内側導体層と、前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層が接続されるビアとを備えるフレキシブル基板の製造方法であって、
前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層を、前記ビアに接続される接続領域以外の信号伝送領域で、前記内側導体層の全長にわたって連続的に延びるように設ける工程と、
前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層の一方を、前記信号伝送領域に、前記一の外側導体層及び前記他の外側導体層の他方よりも幅が狭くなっている部分を有するように処理する工程とを含むことを特徴とするフレキシブル基板の製造方法。 - 請求項1〜8のいずれか1項に記載のフレキシブル基板を備えることを特徴とする電子装置。
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