JPWO2015071927A1 - 洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

被洗浄物を回転搬送して洗浄する洗浄装置(1)は、被洗浄物の着脱を行う第1作業室(100)と、被洗浄物を洗浄する第2作業室(200)と、被洗浄物を乾燥する第3作業室(300)と、各作業室を区画する第1仕切部材(7)と、各作業室の外周を覆う外周壁(31)と、回転搬送の第1回転軸(51)に対し径方向に延びるアーム(42)と、アーム(42)の一端部に配されるテーブル(45)と、を備え、第1仕切部材(7)とアーム(42)とテーブル(45)とが、第1回転軸(51)を中心に水平方向に回転する。

Description

本発明は、例えば機械加工部品、機械加工製品、自動車用部品など、被洗浄物を洗浄するための洗浄装置に関する。
従来、隔壁によって複数の部屋に区画された洗浄装置がある。このような洗浄装置は、被洗浄物を取り付ける部屋と、被洗浄物を洗浄する部屋と、洗浄後の被洗浄物を水切りする部屋と、を備え、被洗浄物が各部屋に回転搬送される。こうした洗浄装置に関する先行技術には、例えば実開昭61−064385号(特許文献1参照)や特開2000−343047号公報(特許文献2)がある。
実開昭61−064385号公報 特開2000−343047号公報
特許文献1の洗浄装置には、次のような課題がある。特許文献1の洗浄装置は、仕切板によって、交換室、予洗室、洗浄室、水洗室の下方のみが区画されているが、これでは交換室、予洗室、洗浄室、水洗室が区画されているとは言えない。すなわち、各室の下方が区画されているのみであるため、洗浄室の洗浄液や水洗室の水が他の室に飛び散るおそれがある。特に、高圧洗浄の場合、なおさらである。また、洗浄液や水に混じった屑も、他の室に飛び散るおそれがある。
特許文献2の洗浄装置には、次のような課題がある。特許文献2の洗浄装置は、仕切板は各室の上方まで伸びていて、各室が仕切板で区画されている。また、被洗浄物を各室に搬送する時は、この仕切板が上下に移動して開口部を形成し、被洗浄物が開口部を通り各室に搬送される。しかし、仕切板が上下移動する構造であるため、装置全体が大きくなり、コストもかかり、メンテナンスにも手間がかかる。
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、各室を区画し、従来よりも簡単な構造で被洗浄物を洗浄、搬送可能な洗浄装置を提供することである。
上記の課題を解決するため、本発明に係る洗浄装置は、被洗浄物を回転搬送して洗浄する洗浄装置であって、前記被洗浄物の着脱を行う第1作業室と、前記被洗浄物を洗浄する第2作業室と、前記被洗浄物を乾燥する第3作業室と、各作業室を区画する第1仕切部材と、各作業室の外周を覆う外周壁と、を備え、各作業室において、前記回転搬送の第1回転軸に対し径方向に延びるアームと、前記アームの一端部に配されるテーブルとを備え、前記第1仕切部材と前記アームと前記テーブルとが、前記第1回転軸を中心に水平方向に回転する。
この構成によれば、第1仕切部材と前記アームと前記テーブルとが、前記回転搬送の第1回転軸を中心に水平方向に回転する。これにより、テーブルの上の被洗浄物が仕切部材とアームとテーブルとともに回転搬送される。したがって、本発明の洗浄装置は、被洗浄物の搬送時に、仕切部材が上下移動して開口部を形成するような複雑な構造を必須の構成としない。
また、作業室は、第1作業室と第2作業室と第3作業室に限られず、第4作業室や第5作業室があってもよく、それ以上の作業室があってもよい。作業室には、例えば、着脱室、洗浄室、水洗室、水切り室、乾燥室、高圧洗浄室、低圧洗浄室などがあり、作業室の数に応じて、これらから適宜選択するとよい。また、前記第1仕切部材は、例えば前記第1回転軸を中心に、周方向に所定角をあけて複数設けられている。
好ましくは、この洗浄装置は、前記外周壁に取り付けられ、前記第1仕切部材に対応する位置で、前記第1仕切部材の外周側に設けられた第2仕切部材を更に備える。この構成によれば、第1仕切部材と第2仕切部材により、各作業室を区画する。作業室を確実に区画するため、第1仕切部材と第2仕切部材との間に、ゴム等の弾性部材を配してもよい。
好ましくは、この洗浄装置は、前記テーブルを回転可能に保持する治具と、前記アームの一端部に設けられ、前記治具が取り付けられる保持台と、前記アームの他端部に設けられ、前記第1回転軸に取り付けられるセンターボスと、を更に備える。この構成によれば、前記テーブルが回転することで、前記テーブルの上の被洗浄物が回転しながら洗浄できるので、精度の高い洗浄が図れる。
好ましくは、この洗浄装置は、複数の前記アームおよび前記保持台と、前記センターボスとが一体成形である。この構成によれば、これらの設置や着脱が容易であり、取り回しやすい。
好ましくは、この洗浄装置は、前記テーブルに対応する位置に設けられたスプロケットを更に備え、前記テーブルが前記スプロケットに接続されて、前記テーブルが前記スプロケットにより回転される。ここで、前記テーブルと前記スプロケットの接続は、例えば、テーブルの側面に噛合部を設けるなどして、スプロケットの歯と噛み合うよう構成する。なお、テーブルを回転させる手段は、スプロケット以外の手段を用いてもよく、例えば添接接合可能なプーリなどを用いてもよい。ここで、前記アームおよび前記保持台は、例えば前記第1回転軸を中心に、周方向に所定角をあけて等間隔に複数設けられている。
好ましくは、この洗浄装置は、前記各洗浄室の底部を構成する支持架台と、前記支持架台の下方で、前記センターボスの下方に前記第1回転軸を介して設けられた第1駆動モータと、前記支持架台の下方で、前記スプロケットの下方に第2回転軸を介して設けられた第2駆動モータと、前記外周壁を含むケーシングとを更に備え、前記支持架台と前記ケーシングとが分離可能である。この構成によれば、洗浄装置が前記支持架台と前記ケーシングとで分離でき、構造の変更やメンテナンスが容易である。
好ましくは、この洗浄装置は、前記支持架台が中央付近に開口を有し、前記支持架台に取り付けられ、前記開口を貫通する前記第1回転軸を回転可能に保持する第1軸受部材を備え、前記第1軸受部材は前記第1回転軸の外周を覆う本体部とフランジ部とを具備し、前記フランジ部は前記支持架台と接する部分にOリングが配されている。この構成によれば、Oリングによってシールされ、支持架台の下方に洗浄液や水が侵入することを防止する。
好ましくは、この洗浄装置は、前記本体部が軸方向の端部に開口を有し、前記開口にオイルシールが配されている。この構成によれば、第1回転軸や支持架台の下方に洗浄液や水が侵入することを防止する。
好ましくは、この洗浄装置は、前記第2回転軸を回転可能に保持する第2軸受部材と、前記支持架台に取り付けられ前記第2回転軸を囲うハウジングと、前記第2軸受部材と前記ハウジングとの間に配される蓋部材と、前記蓋部材と前記ハウジングとの間に介在するシートパッキンとを更に備える。この構成によれば、ハウジング内や支持架台の下方に洗浄液や水が侵入することを防止する。
好ましくは、この洗浄装置は、前記第2回転軸が軸方向の端部に開口を有し、前記開口にオイルシールが配されている。この構成によれば、第2回転軸や支持架台の下方に洗浄液や水が侵入することを防止する。
以上のように、本発明に係る洗浄装置によれば、仕切部材によって各室が区画され、簡単な構造で被洗浄物を洗浄、搬送可能である。
本発明の一実施形態に係る洗浄装置を模式的に示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る洗浄装置を模式的に示す一部切欠側面図である。 図2の一部拡大図ある。 本発明の一実施形態に係る洗浄装置を模式的に示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る洗浄装置の変形例を模式的に示す平面図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づき説明するが、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。特に、以下に説明する実施形態において、個数、寸法、材質などに言及する場合、本発明の範囲は必ずしもその個数、寸法、材質などに限定されない。
<1.洗浄装置の構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る洗浄装置1を模式的に示す斜視図である(ケーシング3は省略)。図2は同一部切欠側面図である。図3は図2の一部拡大図である。図4は本発明の一実施形態に係る洗浄装置1を模式的に示す平面図である。本実施形態の洗浄装置1は、被洗浄物の着脱を行う第1作業室100と、被洗浄物の洗浄を行う第2作業室200と、被洗浄物の乾燥または水切りを行う第3作業室300と、を有する、作業室が3室の例である。
図1に示すように、洗浄装置1は、下部の支持架台2と、上部のケーシング3(図2参照)と、搬送部材4と、第1回転機構5と、第2回転機構6と、を備える。支持架台2は床部21と側壁部22と脚部23とを有する。また、開口が床部21の中央に設けられている(以下、この開口を「中央開口」という)。
また、床部21には、隔壁24が3つ設けられている。隔壁24は、床部21の中央開口から径外方向に延びている。隔壁24は、第1作業室100と第2作業室200と第3作業室300の下部を区画する。なお、作業室が増えれば、隔壁24の数も増える。
図2および図3に示すように、床部21の中央開口には、第1回転軸51と、第1回転軸51を囲う第1軸受部材52とが貫通している。第1回転軸51の上方に、搬送部材4が取り付けられていて、第1回転軸51の下方に、第1駆動モータ53が取り付けられている。なお、第1回転軸51と第1軸受部材52と第1駆動モータ53とは、第1回転機構5に含まれる。
第1軸受部材52は、筒状の本体部52aと、本体部52aの外周に設けられたフランジ部52bとを有する。本体部52aの下部が、床部21の中央開口を貫通して、フランジ部52bと中央開口の周りの床部21とがボルトによって締結されている。また、フランジ部52bは、床部21に接する面に設けられた溝52cと、溝52cに嵌まるOリング54が取り付けられている。Oリング54は、床部21と第1軸受部材52との隙間をシールして、洗浄液や水が支持架台2の下方に侵入することを防止する。
また、第1軸受部材52の軸方向両端には開口が形成されていて、これら開口に環状のオイルシール55が配されている。オイルシール55によって、第1回転軸51と第1軸受部材52の隙間をシールして、洗浄液や水が支持架台2の下方に侵入することを防止する。
搬送部材4は、センターボス41と、センターボス41から外方に延在するアーム42と、アーム42の端部から外方に延在する保持台43とを有する。一例として、アーム42は、120°の間隔をあけて3つ設けられていて、保持台43も3つ設けられている(図4参照)。センターボス41とアーム42と保持台43とは一体成形であり、本実施形態では一例としてアルミの鋳造物である。
また、一例として、保持台43は、円形台であり、中央に開口が設けられている。そして、保持台43の開口には、治具44が嵌め込まれ、保持台43にボルト締結されている。治具44は、被洗浄物を載せるテーブル45を回転可能に保持する。
また、図2および図3に示すように、治具44の中央には貫通孔が設けられ、この貫通孔の内壁にベアリング44aが配されている。テーブル45は、被洗浄物を載せる台座45aと、台座45aの中央付近から下方に延びる回転軸45bを備える。回転軸45bが、治具44の貫通孔に嵌まり、テーブル45が治具44に回転可能に保持される。
また、台座45aの側面には環状噛合部45cが設けられていて、後述するスプロケット67の噛合部67aと噛み合うことで、スプロケット67の回転によりテーブル45が回転する。また、テーブル45には、被洗浄物を保持する保持具46が取り付けられている。なお、図2および図3の符号Wは被洗浄物を示す。また、テーブル45には、保持具46に代えて、被洗浄物を収容するネット状バケット(図示なし)を取り付けてもよい。
また、図4に示すように、センターボス41には、第1仕切部材7が固定されている。第1仕切部材7は、センターボス41から径外方向に延びている。また、第1仕切部材7は、センターボス41に代えて、センターボス41の中央から上方に延びる回転軸に固定してもよい。本実施形態においては、一例として、第1仕切部材7は、センターボス41を中心に、120°の間隔をあけて3つ設けられていて、第1作業室100と第2作業室200と第3作業室300を区画する。なお、作業室が増えれば、第1仕切部材7の数も増える。
また、一例として、第1仕切部材7の横方向の長さは、後述する第2仕切部材8に接するか近接する長さが好ましい。なお、これより短くてもよい。また、一例として、第1仕切部材7の高さは、被洗浄物の上端よりも高く、後述するケーシング3の内天井32に近接するなど高い方が好ましい。
なお、図2に示すように、本実施形態では、第1仕切部材7の高さは、ケーシング3の内天井32に近接する高さとしている。また、一例として、第1仕切部材7は板状の金属である。なお、第1仕切部材7は金属に限られず、弾性部材や可撓性部材でもよく、それ以外の材質でもよい。
支持架台2の床部21の縁付近には、中央開口とは別の開口が2つ設けられていて、これら開口の縁部から、第2回転機構6を構成するハウジング62が立設している。ハウジング62は筒状であって、ハウジング62の上には蓋部材63が配されている。蓋部材63には、第2回転軸61が通過する貫通孔が設けられている。そして、蓋部材63の上には第2軸受部材64が取り付けられ、第2軸受部材64が第2回転軸61を保持している(図2、図3参照)。
また、図3に示すように、ハウジング62と蓋部材63とはボルト締結されていて、これらの隙間にシートパッキン65が介在している。シートパッキン65は、ハウジング62と蓋部材63との隙間をシールして、洗浄液や水が支持架台2の下方に侵入することを防止する。
また、図3に示すように、第2軸受部材64の軸方向上端には開口が形成されていて、この開口に環状のオイルシール66が配されている。オイルシール66によって、第2回転軸61と第2軸受部材64の隙間をシールして、洗浄液や水が支持架台2の下方に侵入することを防止する。
また、第2回転軸61の上方には、スプロケット67が取り付けられていて、第2回転軸61の下方には、第2駆動モータ68が取り付けられている。また、スプロケット67の側面には噛合部67aが形成されている。なお、スプロケット67に代えて、例えばプーリを使用してもよく、その場合、テーブル45に代えて、プーリに添接接合可能な環状の回転伝達部を備えたテーブルを使用すればよい。
また、図1に示すように、本実施形態においては、第2回転機構6は、被洗浄物の洗浄を行う第2作業室200と、被洗浄物の乾燥または水切りを行う第3作業室300に設けられている。なお、第2作業室200には、洗浄液を噴射する洗浄ノズル(図示なし)が配備されている。
ケーシング3は、下方が開口した箱状である。ケーシング3は内側壁31と内天井32を備えていて、内側壁31が各作業室の外周壁となる。ケーシング3は、支持架台2とは別体であり、支持架台2を上方から覆う構成である。これにより、支持架台2の構造を変えず、ケーシング3の高さ寸法を変更するだけで洗浄室のサイズを変更でき、被洗浄物の大きさに応じた設計変更が容易にできる。なお、本実施形態のケーシング3は、その上部にシリンダ9が取り付けられていて、上下に昇降可能である。
また、図2〜図4に示すように、内側壁31には、第2仕切部材8が固定されている。一例として、第2仕切部材8は、120°の間隔をあけて3つ設けられていて、第1仕切部材7と併せて第1作業室100と第2作業室200と第3作業室300を区画する。なお、作業室が増えれば、第2仕切部材8の数も増える。
また、一例として、第2仕切部材8は板状のゴムである。なお、第2仕切部材8は弾性部材に限られず、可撓性部材でもよく、金属やそれ以外の材質でもよい。また、第1仕切部材7と第2仕切部材8にそれぞれゴム片を設けて、第1仕切部材7と第2仕切部材8との隙間がゴム片により覆われる構成としてもよい。
また、ケーシング3には、第1作業室100に対応する位置に、扉33が設けられている。扉33をあけて、被洗浄物を第1作業室100のテーブル45に載置固定する。なお、扉33は開口でもよく、無くてもよい。扉33が無い場合は、ケーシング3を上方に移動して、被洗浄物を第1作業室100のテーブル45に載置固定し、洗浄を行う際に、ケーシング3を下方に移動すればよい。
上記の構成によって、各作業室100、200、300は、それぞれ支持架台2の床部21と、ケーシング3の内側壁31と内天井32と、第1仕切部材7と、第2仕切部材8とによって形成される。なお、第2仕切部材8を設けない場合、第1仕切部材7の横方向の長さを内側壁31に近接する長さにする。この場合、各作業室100、200、300は、それぞれ支持架台2の床部21と、ケーシング3の内側壁31と内天井32と、第1仕切部材7とによって形成される。
なお、図示は省略するが、被洗浄物の洗浄を行う第2作業室200内には、複数の洗浄ノズルが配されている。この洗浄ノズルは、テーブル45上の被洗浄物に向けて洗浄液を噴射する。また、この洗浄ノズルは、洗浄装置1の下部に配された洗浄液タンクに配管を介して接続されていて、配管の途中には供給ポンプが配されている。そして、供給ポンプによって洗浄液タンクから洗浄液が吸引され、高圧下で洗浄ノズルより洗浄液が噴射される。
また、図示は省略するが、被洗浄物の乾燥または水切りを行う第3作業室300内には、複数のエアノズルが配されている。このエアノズルは、テーブル45上の被洗浄物に向けてエアを噴射する。また、このエアノズルは、エアブロー用ポンプにより吸引されたエアがヒーター等で加熱され圧縮され、エアノズルより噴射される。また、図示は省略するが、洗浄装置1には制御盤が配されていて、第1回転機構、第2回転機構、洗浄液やエアの噴射を制御する。
<2.洗浄装置の動作>
洗浄装置1の動作の一例を、洗浄工程に沿って説明する。まず、ケーシング3の扉33を開けて、第1作業室100のテーブル45に被洗浄物を載置固定する。そして、扉33を閉じ、制御盤の洗浄開始スイッチを押す。
次に、第1駆動モータ53が動作し、第1回転軸51が回転して、センターボス41とアーム42と保持台43と治具44とテーブル45とともに第1仕切部材7が回転する。なお、本実施形態においては、これらは120°回転して一旦停止する。
これにより、テーブル45に載置固定された被洗浄物が、第2作業室200に回転搬送される。この時、第1仕切部材7と第2仕切部材8とは、それぞれの端部が重なり、第2作業室と、第1作業室100および第3作業室300とが、区画される。なお、第1仕切部材7と第2仕切部材8とは、それぞれの端部が重ならず、近接していてもよい。
また、回転が停止する直前に、第2駆動モータ68により回転しているスプロケット67の噛合部67aに、テーブル45の環状噛合部45cが噛み合う。なお、スプロケット67の周速と、第1回転軸51を中心に回転するテーブル45の移動速度とがほぼ同一の速度に設定されているため、噛合部67aと環状噛合部45cがスムーズに噛み合う。
そして、テーブル45が定位置で停止することで、スプロケット67の回転により、テーブル45が保持台43の上で回転する。この時、複数の洗浄ノズルから洗浄液が被洗浄物に向けて噴射されて、被洗浄物は回転されながら洗浄される。そして、被洗浄物が所定時間洗浄されると、洗浄液の噴射が停止する。所定時間とは、例えば3分や5分など、任意に決定すればよい。
次に、再び第1駆動モータ53が動作し、センターボス41とアーム42と保持台43と治具44とテーブル45とともに第1仕切部材7が120°回転した後、停止する。これにより、テーブル45に載置固定された被洗浄物が、第3作業室300に回転搬送される。
なお、第3作業室300においても、第2作業室200の場合と同じように、テーブル45が定位置で停止することで、スプロケット67の回転により、テーブル45が保持台43の上で回転する。この時、複数のエアノズルからエアが被洗浄物に向けて噴射されて、被洗浄物は回転されながら乾燥される。そして、被洗浄物が所定時間乾燥されると、エアの噴射が停止する。所定時間とは、例えば3分や5分など、任意に決定すればよい。
次に、再び第1駆動モータ53が動作し、センターボス41とアーム42と保持台43と治具44とテーブル45とともに第1仕切部材7が120°回転した後、停止する。これにより、テーブル45に載置固定された被洗浄物が、第1作業室100に回転搬送される。そして、扉33を開けて、洗浄と乾燥が完了した被洗浄物をテーブル45から取り外す。
以上が被洗浄物を洗浄・乾燥する一連の工程である。このように、本実施形態においては、第1駆動モータ53は、120゜ずつ間欠的に回転して停止するという動作を繰り返す。なお、複数の被洗浄物を洗浄する場合、第1の被洗浄物が第2作業室200で洗浄中、または、第1の被洗浄物が第3作業室300で乾燥中に、扉33を開けて第2の被洗浄物を第1作業室100のテーブル45に載置固定するとよい。このようにすれば、複数の被洗浄物を時間効率良く洗浄できる。
また、第1の被洗浄物が第3作業室300で乾燥中、かつ、第2の被洗浄物が第2作業室200で洗浄中に、扉33を開けて第3の被洗浄物を第1作業室100のテーブル45に載置固定してもよい。このような流れで、第4の被洗浄物、第5の被洗浄物と順に繰り返せば、1つずつ被洗浄物を洗浄・乾燥する場合に比べて、複数の被洗浄物を洗浄・乾燥する時間が約1/3になる。
<3.本実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態の洗浄装置には、次のような優れた効果がある。
(1)本実施形態の洗浄装置1は、被洗浄物の搬送時に、第1仕切部材7とアーム42とテーブル45とが、第1回転軸51を中心に同時に回転する。すなわち、洗浄装置1は、従来の洗浄装置のように、仕切板が上下移動して被洗浄物が通過する開口部を形成するといった複雑な構造を必須の構成としない。したがって、洗浄装置1は、従来よりも装置全体の構造が簡略化されて、小型化および軽量化を図れ、故障リスクやコストを低減できる。
(2)本実施形態の洗浄装置1は、複数のアーム42および保持台43と、センターボス41とが一体成形のため、搬送部材4の設置や着脱が容易であり、コストも低減できる。
(3)本実施形態の洗浄装置1は、本体下部の支持架台2と、本体上部のケーシング3とが分離できるので、被洗浄物に応じた設計変更やメンテナンスが容易である。特に、駆動部や回転機構などが支持架台2側に集約されているので、被洗浄物のサイズに応じた設計変更については、ケーシング3の設計変更のみでまかなえる場合もあり、従来よりも設計変更が容易で、コストの低減も図ることができる。
(4)本実施形態の洗浄装置1は、部材同士の隙間が、Oリング54、オイルシール55、シートパッキン65、オイルシール66等でシールされているので、駆動部が配されている支持架台2の下方に洗浄液や水が侵入することを防止できる。
(5)本実施形態の洗浄装置1は、各作業室内で被洗浄物が回転しながら洗浄され乾燥されるので、洗浄ムラを抑えられ効率がよい。
<4.その他の実施形態>
以上のとおり、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明したが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、種々の追加、変更または削除が可能である。特に、作業室の数は、上記実施形態の3室に限られず、4室や5室にしてもよい(図5(a)(b)参照)。また、それ以上の室数にしてもよい。
例えば、作業室を4室にする場合、被洗浄物を洗浄する作業室を高圧用と低圧用の2室に増やして洗浄能力を高めることもできる。この場合、アーム、保持台、テーブル、仕切部材を3から4に増やし、スプロケットを2から3に増やし、間欠回転の角度を120°から90°に変更する。また、作業室を5室にする場合、被洗浄物を乾燥する作業室を2室に増やして乾燥能力を高めることもできる。
1 洗浄装置
2 支持架台
21 床部
22 側壁部
23 脚部
24 隔壁
3 ケーシング
31 内側壁
32 内天井
33 扉
4 搬送部材
41 センターボス
42 アーム
43 保持台
44 治具
44a ベアリング
45 テーブル
45a 台座
45b 回転軸
45c 環状噛合部
46 保持具
5 第1回転機構
51 第1回転軸
52 第1軸受部材
52a 本体部
52b フランジ部
52c 溝
53 第1駆動モータ
54 Oリング
55 オイルシール
6 第2回転機構
61 第2回転軸
62 ハウジング
63 蓋部材
64 第2軸受部材
65 シートパッキン
66 オイルシール
67 スプロケット
67a 噛合部
68 第2駆動モータ
7 第1仕切部材
8 第2仕切部材
9 シリンダ
100 第1作業室
200 第2作業室
300 第3作業室
W 被洗浄物

Claims (10)

  1. 被洗浄物を回転搬送して洗浄する洗浄装置であって、
    前記被洗浄物の着脱を行う第1作業室と、
    前記被洗浄物を洗浄する第2作業室と、
    前記被洗浄物を乾燥する第3作業室と、
    各作業室を区画する第1仕切部材と、
    各作業室の外周を覆う外周壁と、
    を備え、
    各作業室において、
    前記回転搬送の第1回転軸に対し径方向に延びるアームと、
    前記アームの一端部に配されるテーブルと、
    を備え、
    前記第1仕切部材と前記アームと前記テーブルとが、前記第1回転軸を中心に水平方向に回転する、洗浄装置。
  2. 前記外周壁に取り付けられ、前記第1仕切部材に対応する位置で、前記第1仕切部材の外周側に設けられた第2仕切部材を更に備える、請求項1に記載の洗浄装置。
  3. 前記テーブルを回転可能に保持する治具と、
    前記アームの一端部に設けられ、前記治具が取り付けられる保持台と、
    前記アームの他端部に設けられ、前記第1回転軸に取り付けられるセンターボスと、
    を更に備える、請求項2に記載の洗浄装置。
  4. 複数の前記アームおよび前記保持台と、前記センターボスとが一体成形である、請求項3に記載の洗浄装置。
  5. 前記テーブルに対応する位置に設けられたスプロケットを更に備え、
    前記テーブルが前記スプロケットに接続されて、前記テーブルが前記スプロケットにより回転される、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の洗浄装置。
  6. 前記各洗浄室の底部を構成する支持架台と、
    前記支持架台の下方で、前記センターボスの下方に前記第1回転軸を介して設けられた第1駆動モータと、
    前記支持架台の下方で、前記スプロケットの下方に第2回転軸を介して設けられた第2駆動モータと、
    前記外周壁を含むケーシングと、
    を更に備え、
    前記支持架台と前記ケーシングとが分離可能である、請求項5に記載の洗浄装置。
  7. 前記支持架台は中央付近に開口を有し、
    前記支持架台に取り付けられ、前記開口を貫通する前記第1回転軸を回転可能に保持する第1軸受部材を更に備え、
    前記第1軸受部材は、前記第1回転軸の外周を覆う本体部とフランジ部とを具備し、
    前記フランジ部は、前記支持架台と接する部分にOリングが配された、請求項6に記載の洗浄装置。
  8. 前記本体部は、軸方向の端部に開口を有し、
    前記開口にオイルシールが配された、請求項7に記載の洗浄装置。
  9. 前記第2回転軸を回転可能に保持する第2軸受部材と、
    前記支持架台に取り付けられ、前記第2回転軸を囲うハウジングと、
    前記第2軸受部材と前記ハウジングとの間に配される蓋部材と、
    前記蓋部材と前記ハウジングとの間に介在するシートパッキンと、
    を更に備える、請求項6に記載の洗浄装置。
  10. 前記第2軸受部材は、軸方向の端部に開口を有し、
    前記開口にオイルシールが配された、請求項9に記載の洗浄装置。
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