JPWO2015064559A1 - 切削インサート及び切削工具、並びにそれらを用いた切削加工物の製造方法 - Google Patents

切削インサート及び切削工具、並びにそれらを用いた切削加工物の製造方法 Download PDF

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Abstract

本発明の一実施形態に係る切削インサートは、本体部及び本体部よりも先端側に位置する切削部を有し、切削部は、上面と側面との交線部に設けられた前切刃と、前切刃から本体部に向かって設けられた凹部と、凹部を間に挟んで互いに対向するように設けられた一対の隆起部とを備え、一対の隆起部は、第1隆起部と、第1隆起部上に位置する第2隆起部とを備え、第1隆起部は、先端側から後端側に向かうに従って上方に傾斜し、かつ、一対の隆起部の他方に近づく第1傾斜面を有し、第2隆起部は、上面視において先端側の外周が凸曲線形状である。

Description

本発明は、切削インサート及び切削工具、並びにそれらを用いた切削加工物の製造方法に関する。
従来から、様々な切削加工において切屑を流す方向の制御が課題である(特許文献1〜3参照)。特に、図1に示すように、円柱状の被削材100’をY1’方向に回転させて被削材100’の端面に溝を入れる溝入れ加工用の切削インサート1’においては、切屑を流す方向の制御が重要な課題である。具体的には、溝入れ加工においては、図1に示すように、切屑の排出方向が、切削工具の送り方向に平行な方向(図1の白抜き矢印の方向)であることが重要である。仮に、切屑の排出方向が、切削工具の送り方向に垂直な方向(図1の黒塗り矢印の方向)である場合は、切屑が被削材の端面に当たって切屑が外部に排出されず、切屑が詰まる原因になってしまう。
また、溝入れ加工用の切削インサートの場合は、切屑を細かく切断するよりは、切屑を連続した螺旋形状にすることが好ましい。切屑が細かく切断されて排出される場合は、切屑が被削材の端面のどこかに飛び、切屑詰まりの可能性が高くなる。しかしながら、切屑を連続した形状で排出させることができれば、切屑が被削材の端面に当たりにくくなり、切屑詰まりの可能性が低くなる。このように、溝入れ加工用の切削インサートは、如何に切屑をコントロールして、送り方向に平行な方向に流すかが重要な課題となっている。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、切屑の排出性に優れた切削インサートを提供することにある。
特開2008−272923号公報 特開平9−174308号公報 特開2001−322010号公報
一実施形態に係る切削インサートは、後端側から先端側に向かって延在する本体部及び該本体部よりも先端側に位置する切削部を有し、切削部は、上面と、先端側に位置する第1側面と、前記上面と前記第1側面との交線部に設けられた前切刃と、前記上面に、前記前切刃から前記本体部に向かって設けられた凹部と、前記上面に、前記凹部を間に挟んで互いに対向するように設けられた一対の隆起部とを備え、前記一対の隆起部は、第1隆起部と、該第1隆起部上に位置する第2隆起部とを備え、前記第1隆起部は、先端側から後端側に向かうに従って上方に傾斜し、かつ、前記一対の隆起部の他方に近づく第1傾斜面を有し、前記第2隆起部は、上面視において先端側の外周が凸曲線形状である。
円柱状の被削材の端面に溝を入れる溝入れ加工の模式図である。 本発明の一実施形態に係る切削インサートの外観斜視図である。 本発明の一実施形態に係る切削インサートの上面図である。 図3のA−A線における断面図である。 図3のB−B線における断面図である。 本発明の一実施形態に係る切削インサートの一部を拡大した外観斜視図である。 図6で示した切削インサートの一部の上面図である。 図6で示した切削インサートの一部の上面図であって、図7の凹部の幅を示している。 図6で示した切削インサートの一部の側面図である。 本発明の一実施形態に係る切削工具を分解した外観斜視図である。 (a)〜(d)は、本発明の一実施形態に係る切削加工物の製造方法を示した図である。 一変形例に係る切削インサートの一部を拡大した外観斜視図である。 図12で示した切削インサートの一部の上面図である。
<切削インサート>
以下、本発明の一実施形態に係る切削インサート(以下、単にインサートとも言う)について、図1〜図9を用いて詳細に説明する。本発明のインサートは、被削材に対する、内径の溝入れ加工、外径の溝入れ加工、突切り加工、端面溝入れ加工のいずれにも適用することができる。
なお、以下で参照する各図は、説明の便宜上、実施形態の構成部材のうち、本発明を説明するために必要な主要部材のみを簡略化して示したものである。従って、本発明のインサートは、参照する各図に示されていない任意の構成部材を備え得る。また、各図中の部材の寸法は、実際の構成部材の寸法及び各部材の寸法比率等を忠実に表したものではない。
図2に示すように、本実施形態のインサート1は、角柱状であって、2つの切削部2及び1つの本体部3を有している。本体部3は、後端側から先端側に向かって延在しており、ホルダに固定される際にホルダと接するクランプ面を有している。なお、Xは、本体部3の後端側から先端側に向かって引いた中心軸である。
切削部2の1つは、本体部3よりも先端側に位置している。また、切削部2の他の1つは、本体部3よりも後端側に位置している。そのため、インサート1の両端部に切削部2が位置しており、切削部2の間に本体部3が位置している。すなわち、2つの切削部2は、本体部3の両端に対で設けられている。
1つの切削加工においては、2つの切削部2における一方が使用される。例えば、本体部3よりも先端側に位置する切削部2が使用される場合には、本体部3よりも後端側に位置する切削部2は切削加工には使用されない。そのため、インサート1は2つの切削部2を有している必要はなく、1つの切削部2のみを有していてもよい。
しかしながら、先端側と後端側とを反転させることによって、本体部3よりも後端側に位置する切削部2を使用することができる。そのため、インサート1が2つの切削部2を有していることによって、経済性を高めることができる。
以後、単に切削部2という場合には、本実施形態における2つの切削部2のうち本体部3よりも先端側に位置する切削部2を示す。
インサート1の材質としては、例えば、超硬合金或いははサーメットなどが用いられる。超硬合金の組成としては、例えば、炭化タングステン(WC)にコバルト(Co)の粉末を加えて焼結して生成されるWC−Co、WC−Coに炭化チタン(TiC)を添加したWC−TiC−Co、WC−TiC−Coに炭化タンタル(TaC)を添加したWC−TiC−TaC−Coがある。また、サーメットは、セラミック成分に金属を複合させた焼結複合材料であり、具体的には、炭化チタン(TiC)、窒化チタン(TiN)を主成分としたチタン化合物がある。
インサート1の表面は、化学蒸着(CVD)法又は物理蒸着(PVD)法を用いて被膜でコーティングされていてもよい。被膜の組成としては、炭化チタン(TiC)、窒化チタン(TiN)、炭窒化チタン(TiCN)又はアルミナ(Al)などが用いられる。
切削部2は、図2に示すように、上面21と、下面22と、上面21と下面22とに接続されている側面23とを有している。下面22はホルダへの載置面として、側面23は逃げ面として機能する。側面23は、切削部2の先端側に位置する第1側面231と、第1側面231に隣り合う一対の第2側面232とを有している。
インサート1は、上面視して長方形状であり、上面21が2つの長辺と2つの短辺とを有している。上面21の2つの短辺に沿った側面23の領域が第1側面231であり、上面21の2つの長辺に沿った側面23の領域が第2側面232である。インサート1は、例えば、長手方向の長さが18〜22mmであり、上面視した場合に長手方向に直交する方向(以下、幅方向ともいう)の長さ(以下、幅ともいう)が2〜6mmである。なお、上面21は、上面視において厳密な意味での長方形ではなく、角部が凸曲線によって構成されている。
また、切削部2における幅方向の長さは、加工中に、被削材に加工された溝の内壁面にインサート1の切刃以外の箇所が接触しないように、本体部3に近づくにつれて小さくなっている。インサート1の下面22から上面21までの高さは3.4〜6mmである。本実施形態においてはインサート1の長手方向と中心軸Xの延びる方向とが一致している。
上面21と側面23との交線部には、切刃24が設けられている。切刃24は、例えば、切削部2の長手方向及び幅方向に沿って設けられている。切刃24は、図7に示すように、前切刃241と、横切刃242と、コーナー切刃243とを有している。前切刃241は、切削部2の幅方向に沿って設けられている。すなわち、前切刃241は、上面21と第1側面231とが交差する稜線に設けられている。
横切刃242は、切削部2の長手方向に沿って設けられている。すなわち、横切刃242は、上面21と第2側面232とが交差する稜線に設けられている。コーナー切刃243は、前切刃241と横切刃242との間であって上面21の角部に位置しており、前切刃241と横切刃242とを接続している。そのため、コーナー切刃243は凸曲線形状になっている。横切刃242が設けられることによって、横切刃242を用いた横送り加工、例えば、被削材の溝の幅を拡げる加工や、被削材の溝の表面を仕上げる加工も行うことができる。
切屑が幅方向に変形することによって加工面を傷付けにくくすることを目的として、前切刃241の中央部分は、図9に示すように、第1側面231の側から側面視して下方に窪んだ湾曲形状である。このような湾曲形状の部分を前切刃241が有していることによって、前切刃241によって削られた切屑を安定して絞ることができる。なお、前切刃241における、コーナー切刃243につながる両端部分は、図9に示すように直線形状である。
上面21は、凹部P、すくい面25及び一対の隆起部26を有している。凹部Pは、前切刃241から切削部2の長手方向に沿って設けられている。すくい面25は、切刃24に沿って位置している。言い換えれば、すくい面25は、上面21の外周に沿って設けられている。すくい面25は、切屑が擦過する面のことをいう。一対の隆起部26は、凹部Pを間に挟んで互いに対向するように設けられている。
上面21には、前切刃241から切削部2の長手方向に沿って凹部Pが設けられている。すなわち、上面21には、前切刃241から本体部3に向かって凹部Pが設けられている。なお、凹部Pは、前切刃241から切削部2の長手方向に沿った長さが、4〜6mmである。また、上面視における凹部Pの前切刃241に沿った方向の長さである幅は、以下の通りである。図8に示すように、前切刃241の側の先端における凹部Pの幅W1が2.5〜4.5mmである。また、凹部Pは、図8に示すように、最小幅W2が1〜2.4mmであって、最大幅W3が2.5〜4.3mmである。
また、上面21がランド部をさらに備えていてもよい。ここで、ランド部とは、切刃24に沿って設けられた一定幅の細い帯状の領域のことをいう。ランド部は、切刃24の欠損を抑制することを目的に設けられる。ランド部が上面21に設けられている場合には、すくい面25は、ランド面の内側に位置することになる。
上面21には、切刃24の内側にすくい面25が設けられている。本実施形態においては、図4又は図5に示すように、前切刃241に連続するすくい面を第1すくい面251とし、横切刃242に連続するすくい面を第2すくい面252とする。第1すくい面251は、図4に示すように、前切刃241に連続し、前切刃241から内方に向かって、下面22に近づくように窪んでいる。第2すくい面252は、横切刃242に連続し、横切刃242から内方に向かって、下面22に近づくように窪んでいる。
上面21における前切刃241から切削部2の長手方向に沿って延びる領域のうち、一対の隆起部26の間であって上面21の外周よりも窪んでいる部分が、凹部Pである。このような凹部Pを有していることによって、前切刃241が被削材へ食い込みやすくなるため、切削抵抗が低減される。そのため、前切刃241と被削材との間に起こる相対振動(以下、「びびり振動」という。)が抑制されて加工精度が向上する。上記の部分を凹部Pとしていることから、凹部Pのうち、前切刃241に沿った一部の領域が第1すくい面251となっている。
また、第2すくい面252は、図5に示すように、横切刃242に連続し、横切刃242から内方に向かって、下方に傾斜している。さらに、第2すくい面252よりも内方には、一対の隆起部26及び凹部Pが設けられている。横切刃242の稜線は、第2すくい面252よりも上方に位置しており、横切刃242が所謂ポジティブな形状になっている。
上面21には、一対の隆起部26(26a,26b)が設けられている。本実施形態においては、上面視した場合に、前切刃241の垂線Lを挟んで対向する隆起部26a,26bが設けられている。すなわち、上面21には、凹部Pを間に挟んで対向するとともに、凹部Pに向かって張り出した一対の隆起部26(26a,26b)が設けられている。この構成によって、切屑の断面が凹状に変形する。具体的には、上面21における凹部Pの底部と一対の隆起部26の頂部との高低差によって切屑が変形され、切屑の断面が凹状に変形する。
本実施形態においては、上面視した場合に垂線Lが前切刃241の垂直二等分線である。また、凹部P及び一対の隆起部26が、上面視した場合に垂線Lを基準にしてそれぞれ線対称となっている。そのため、切屑を、その中央部において凹状に変形させることができる。これにより、切屑の幅方向のバランスが良好となって、切屑の排出性が良好となる。
また、前切刃241により生成された切屑は、凹状に変形することによって、前切刃241の幅すなわち切削部2の短辺の幅より狭くなる。そのため、周囲の被削材の加工面を傷付けることが低減される。また、横切刃242で切削する加工、すなわち、横送り加工の場合に、一対の隆起部26がブレーカの役割をし、生成される切屑のカールの径を良好に制御し、排出することができる。
一対の隆起部26は、第1隆起部261及び第2隆起部262を備えている。第2隆起部262は、第1隆起部261の上に位置している。
第1隆起部261は、図6、7に示すように第1傾斜面261aを有している。第1傾斜面261aは、一対の隆起部26における横切刃242に近接する側の面とは反対側に位置している。そのため、一対の隆起部26の一方に設けられた第1傾斜面261aは、一対の隆起部26の他方に対して対向するように位置している。本実施形態における第1傾斜面261aは平坦な形状である。
第1傾斜面261aは、先端側から後端側に向かうに従って高さが高くなるように上方に傾斜している。加えて、一対の隆起部26の一方に設けられた第1傾斜面261aは、先端側から後端側に向かうに従って一対の隆起部26の他方に近づくように設けられている。そのため、一対の隆起部26に設けられた一対の第1傾斜面261aは、先端側から後端側に向かうに従って互いに近づくように設けられている。
なおここで、先端側とは、切削部2における前切刃241に近接する側を意味している。また、後端側とは、先端側とは反対側であり、切削部2における本体部3に近接する側を意味している。
また、図7に示すように上面視した場合に、第2隆起部262における先端側の外周は凸曲線形状になっている。具体的には、本実施形態における第2隆起部262は、第2隆起部262における先端側の外周が凸曲線形状であることから、前切刃241の側である先端側の表面が、凸曲面形状となっている。
前切刃241によって削られた切屑の進行方向が不安定となり、垂線Lに対して傾斜した方向から一対の隆起部26に向かって進行してきた場合であっても、第2隆起部262における上記の凸曲面形状の部分において安定して切屑を湾曲させることができる。さらに凹部Pに向かって湾曲した切屑は、第2隆起部262の下に位置する第1隆起部261における第1傾斜面261aに接触する。
このとき、第1傾斜面261aが上記の構成であることから、切屑が安定して凹部Pへと誘導される。さらに、先端側から後端側に向かって進行する切屑の進行方向が第1傾斜面261aによって安定して垂線Lに沿った方向にコントロールされる。
特に、端面溝入れ加工の場合には、前切刃241の右端部側と左端部側における切削速度の差の影響によって、切屑の右端部側と左端部側におけるカール径が異なって生成されるため、螺旋状に排出される。この場合、切屑は左右のどちらかに傾いて排出されることになるが、そのような状態でも一対の隆起部26のいずれか一方で安定して切屑を支持することができる。
上記の利点に加えて、本実施形態においては、一対の隆起部26に設けられた一対の第1傾斜面261aが、先端側から後端側に向かうに従って互いに近づいていることから、切屑をより大きく湾曲させることができる。そのため、切屑によって被削材の加工面が傷付けられる可能性が低くなる。
第1隆起部261は、第1傾斜面261aに加えて第2傾斜面261bを有している。第2傾斜面261bは、一対の隆起部26における横切刃242に近接する側の面であって、横切刃242に沿って位置している。第2傾斜面261bは、横切刃242から離れるに従って高さが高くなるように上方に向かって傾斜している。
横切刃242で切削する加工において、第2傾斜面261bがブレーカの役割を果たす。このとき、第2傾斜面261bが横切刃242に沿って延びていることから、第2傾斜面261bでカールする切屑のカール径のバラつきを抑えることができる。従って、切屑を安定して排出することができる。
第2隆起部262は、凸曲線形状部262a及び三角形状部262bを備えている。凸曲線形状部262aは、上面視した場合に第2隆起部262における先端側に位置している。凸曲線形状部262aは外周が凸曲線形状となっている。そのため、本実施形態において第2隆起部262における先端側の外周が凸曲線形状になっている。
三角形状部262bは、上面視した場合に第2隆起部262における後端側に位置している。三角形状部262bにおける角部の1つ262pは、切削部2よりも後端側に位置する本体部3に向かって突出している。三角形状部262bにおける角部の他の2つは、凸曲線形状部262aに接続されている。また、三角形状部262bにおける横切刃242に対向する辺部が、上面視において横切刃242に沿って位置している。
第2隆起部262が上記の凸曲線形状部262a及び三角形状部262bによって構成されていることから、第2隆起部262は上面視した場合に、滴のような形状になっている。
第2隆起部262の後端側に上記形状の三角形状部262bが位置していることによって、一対の第2隆起部262における一対の三角形状部262bの間隔は、先端側から後端側に向かうに従って広くなる。そのため、先端側から後端側へと進行する切屑が三角形状部262bに接触する可能性を低くできる。切屑が過度に第2隆起部262に接触すると切屑の流れが滞る可能性があるが、第2隆起部262が三角形状部262bを備えていることによって、切屑の流れをスムーズにできる。
隆起部26は、図7に示すように、上面視して三角形状部262bにおける角部262pが、前切刃241の垂直二等分線である垂線Lに沿った仮想直線に対して、外方に向かって離れる方向に向いている。つまり、一対の三角形状部262bにおける互いに対向する面が、それぞれ先端側から後端側に向かうに従って横切刃242に近づくように位置している。そのため、一対の三角形状部262bにおける互いに対向する面の幅方向での長さが、先端側から後端側に向かうに従って大きくなっている。
そのため、凹部Pは、一対の三角形状部262bで挟まれる領域の幅が、一対の凸曲線形状部262aで挟まれる領域の幅と比較して広くなるように形成されている。つまり、第2隆起部262における凸曲線形状部262aが、三角形状部262bと比較して垂線Lに向かって張り出している。また、三角形状部262bの角部262pを通る部分において、凹部Pの幅が最も広く形成されている。かかる凹部Pの最も幅広に形成されている箇所が、図8に示す最大幅W3である。
図6又は図9に示すように、凹部Pは、第1領域P1、第2領域P2及び第3領域P3を有している。第1領域P1、第2領域P2及び第3領域P3は、前切刃241から切削部2の長手方向に沿って、第1領域P1、第2領域P2、第3領域P3の順番で設けられている。
第1領域P1は、一対の隆起部26の間に位置している。第1領域P1の一部は、すくい面25であって切屑をすくい上げる機能を有している。第1領域P1は、図4に示すように、前切刃241から離れるに従って凹部Pの底に向かうように斜め下方に傾斜しており、凹部Pにおける前切刃241から凹部Pの底までの部分となっている。第1領域P1の傾斜角度は、断面視して、最大で水平線HLに対して15〜20°となるように設定されている。なお、図4及び図5は、水平面上にインサート1を設けた状態である。
第2領域P2は、第1傾斜部P1よりも後端側に位置している。第2領域P2は、切屑が擦過する面であって、切屑を切削部2の長手方向に沿って流す機能を有している。第2領域P2は、図4に示すように、前切刃241から離れるにつれて上方に傾斜しており、凹部Pの底から後端側に位置する部分である。第2領域P2の傾斜角度は、断面視して、最大で水平線HLに対して15〜40°となるように設定されている。
また、第2領域P2は、図7に示すように、上面視して、前切刃241から離れ後端側に向かうにつれて徐々に幅が狭くなるように形成されている。これにより、第2領域P2において、切屑を徐々に中央に集めることができる。そして、切屑の流れをコントロールすることができる。
第3領域P3は、第2領域P2と連続して設けられている。第3領域P3は、第2領域P2と比較して、後端側に向かうにつれて徐々に幅が狭まる度合いが緩やかである。すなわち、上面視した場合において、第2領域P2における横切刃242に近接する外縁と中心軸Xとのなす角よりも、第3領域P3における横切刃242に近接する外縁と中心軸Xとの成す角が小さくなっている。
本実施形態のインサート1においては、第3領域P3の幅は、一定である。なお、図7において、第3領域を斜線にて示している。第3領域P3における横切刃242に近接する外縁と中心軸Xとの成す角は0°になっている。そのため、上面視して、第3領域P3が第2領域P2よりも幅狭に形成されている。第2領域P2と第3領域P3との境界部では、第3領域P3が幅狭になっていることにより、切屑を絞り、上方へコントロールすることができる。
なお、上記の「一定」とは、第3領域P3の幅が後端側に向かうにつれて厳密に一定であって変化しないことを要求するものではない。本実施形態のように横切刃242に近接する外縁と中心軸Xとの成す角が0°であることが好ましいが、上記の角は−5°〜5°程度であればよい。
その結果、切屑の流れをより上方に流れるようにして、切屑の流れの安定性を向上させることができる。第3領域P3の傾斜角度は、断面視して、最大で水平線HLに対して20〜45°となるように設定されている。第3領域P3の傾斜角度の最大値は、第2領域P2の傾斜角度の最大値よりも大きくなるように設定されている。
第2すくい面252は、図5に示すように、横切刃242によって削られた切屑が擦過する面である。第2すくい面252の傾斜角度の最大値は、断面視して、最大で水平線HLに対して5〜10°となるように設定されている。
凹部Pの幅は、図7に示すように、上面視して前切刃241から後端側に向かって段階的に狭まっている。具体的には、本実施形態においては、第2領域P2における幅が先端側から後端側に向かうにしたがって狭くなっており、第3領域P3における幅が先端側から後端側にかけて一定である。このように凹部Pの幅を段階的に狭めることで、上面21を擦過する切屑が切削部2の幅方向の中心に集まるようにコントロールすることができる。その結果、切屑が不用意に幅方向に大きく逸れて排出される可能性を低くでき、切屑詰まりの原因を低減することができる。
第2隆起部262における凸曲線形状部262aには平坦な平坦部262aaが設けられている。また、平坦部261aaの周囲は、図5に示すように、平坦部262aaから離れるに従って下方に向かって傾斜している。第2隆起部262の下には、図7又は図8に示すように、上面視して三角形状に形成された第1隆起部261が設けられている。
このように、凸曲線形状部262aは、平坦部262aaを有し、その周囲を傾斜させた構成である。そのため、前切刃241によって削られた切屑が丸みを帯びた凸曲線形状部262aにあたり、切屑が凹部Pに向かって緩やかな変化で流れる一方で、凸曲線形状部262aの上端の高さが高くなり過ぎることが避けられる。従って、切屑を緩やかに絞ることができる。
また、平坦部262aaは、図5に示すように本体部3の中心軸Xに直交する断面において、横切刃242に近づくにつれて高さが高くなっている。言い換えれば、平坦部262aaは、上面21の外周側から中心側に向かうに従って下方に傾斜している。図5においては、平坦部262aaが第5領域P5として示されている。平坦部262aaである第5領域P5を設けることで、切屑をより中央に向けて、絞りこむことができる。なお、第5領域P5は、水平線HLに対して、4〜6°傾斜している。
また、平坦部262aaは、上面視において本体部3に向かうに従って垂線Lから離れるように位置している。そのため、一対の三角形状部262bにおける互いに対向する面を、それぞれ先端側から後端側に向かうに従って横切刃242に近づくように位置させることができる。
なお、本実施形態においては、第2隆起部262が凸曲線形状部262a及び平坦部262aaを有していることから、図5に示すように、平坦面262aa及び平坦面262aaの内側(図5における右側)に位置する凸曲線部分が第2隆起部262に対応している。また、第2隆起部262よりも内側に位置する凹曲線形状の部分が凹部Pに対応している。そして、第2隆起部262と凹部Pの間に位置している、直線形状の部分が第1隆起部261に対応している。
第2隆起部262は、凸曲線形状部262aと三角形状部262bとが組み合わさった形状である。第2隆起部262における前切刃241に近接する側には凸曲線形状部262aが設けられ、三角形状部262bの角部262pは前切刃241から離れる方向に向かって突出している。すなわち、第2隆起部262における前切刃241の側には突起が設けられないように構成されている。その結果、前切刃241にて切削した切屑を凸曲線形状部262aにおいて比較的少ない回数で当たるようにできる。
切屑がインサート1の上面21のどこかに当たると、切屑が上方に浮き上がり、上面21から離れようとする。そのため、切屑が、上面21から離れて前切刃241に向かって折れ曲がる可能性がある。また、切屑が上面21から離れることによって切屑の支えが無くなるので、切屑の流れが不安定になる。ひいては切屑が被削材とインサート1との間に詰まったり、切削工具に絡みやすくなったりする虞がある。
本実施形態によれば、第2隆起部262が凸曲線形状部262aを有し、上面視における第2隆起部262の前切刃241の側の外周が凸曲線形状であって丸みを帯びた形状である。そのため、切屑が隆起部26に当たっても切屑に加わる衝撃が抑えられるので、切屑を上面21から離れにくくすることができる。その結果、切屑の排出性に優れたインサート1、切削工具10、切削工具10及び切削加工物の製造方法を提供することができる。
また、本実施形態に係るインサート1は、三角形状部262bの角部262pを前切刃241から離れる方向に位置させることで、凹部Pの中央部分に最大幅W3を形成することができる。その結果、隆起部26の後方において、切屑を段階的に中央に向けて絞ることができ、切屑の流れを安定させることができる。
なお、本発明は上述の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更、改良等が可能である。上述した実施形態では、図6又は図7に示すように、上面21において、一対の隆起部26よりも前切刃241から離れた位置に、一対の隆起部26とは別の隆起部が設けられており、この別の隆起部に一対の隆起部26が繋がっている。しかしながら、一対の隆起部26は、図12及び図13に示すように、上面21において一対の隆起部26の周囲に設けられた別の隆起部から離れて設けられていてもよい。
<切削工具>
インサート1は、内径の溝入れ加工、外径の溝入れ加工、突切り加工用、端面溝入れ加工のいずれにも適用することができる。次に、インサート1を装着した切削工具10について、インサート1を端面溝入れ加工に適用する場合を例に挙げ、図10を参照して説明する。
図10に示すように、本実施形態に係る切削工具10は、インサート1と、インサート1を先端に挟持する挟持部111を有している角柱状のホルダ11とを備えている。前切刃241が挟持部111の先端から突出するように、インサート1はホルダ11の先端に装着される。なお、耐久性の向上の観点から、本実施形態においては、ホルダ11と挟持部111とが一体形成されているが、挟持部111とホルダ11とが着脱可能なものでもよい。また、本実施形態では、ホルダ11の先端に設けられたネジ112で拘束力を調節し、インサート1を上から押さえ込んで拘束する方法を用いているが、これに限定されるものではない。
インサート1のホルダ11への固定は、例えば以下のようにして行なうことができる。図10に示すように、まず、挟持部111の上顎部111aと下顎部111bとの間に、インサート1を挿入する。次に、ネジ112を締め込み、上顎部111aを弾性変形させて押し下げる。
その結果、インサート1が下顎部111bに押圧され、上顎部111aと下顎部111bとの間に挟持固定される。さらにここで、スリット111cが形成されているときには、スリット111cにより上顎部111aがより弾性変形しやすくなるので、より容易に上顎部111bの先端を押し下げることができる。
また、本実施形態においては、端面溝入れ加工に用いられるため、図10に示すように、下顎部111bが先端視において、加工溝の外周及び内周に沿って湾曲している。下顎部111bが先端視において鉛直に形成されている場合には、端面溝入れ加工では環状の溝を形成するため、加工径の大きさによっては、加工中に下顎部111bが加工溝に接触することとなる。したがって、あらかじめ加工径を決定し、その加工溝の外周及び内周に沿って下顎部111bを湾曲させている。
<被削材の切削方法>
以下、本発明の切削工具10を用いて行う被削材の切削方法の例について、図11を用いて説明する。本実施形態は、端面溝入れ加工であるため、図11(d)に示すように、被削材の端面には、環状の溝gが形成される。なお、図11(a)〜(c)に示された被削材は、一部を断面図で記載している。
切削工具10を用いて行なう被削材の切削方法は、以下の(1)〜(4)の工程を有する。
(1)図11(a)に示すように、被削材100を矢印Y1方向に回転させる工程。
(2)切削工具10を矢印Y2方向に動かし、回転している被削材100に切削工具10を近接させる工程。
(3)図11(b)に示すように、回転している被削材100に切削工具10の前切刃241を接触させて被削材100を切削する工程。
(4)図11(c)に示すように、切削工具10を矢印Y3方向に動かし、切削した被削材100から切削工具10を離間させる工程。
なお、前記(1)の工程では、被削材100と切削工具10とは相対的に近づけばよく、例えば被削材100を切削工具10に近づけてもよい。これと同様に、前記(4)の工程では、被削材100と切削工具10とは相対的に遠ざかればよく、例えば被削材100を切削工具10から遠ざけてもよい。また、前記(3)の工程においては、溝入れ加工の際には、溝を形成する加工が行なわれるとともに、横送り加工が行なわれる。切削加工を継続する場合には、被削材100を回転させた状態を保持したまま、被削材100の異なる箇所に切削工具10の前切刃241を接触させる工程を繰り返せばよい。
さらに、被削材の材質の代表例としては、炭素鋼、合金鋼、ステンレス、鋳鉄、又は非鉄金属などが挙げられる。
なお、本実施形態では左勝手のホルダを用いて説明したが、右勝手のホルダであってもよい。
1 切削インサート(インサート)
2 切削部
21 上面
22 下面
23 側面
231 第1側面
232 第2側面
24 切刃
241 前切刃
242 横切刃
243 コーナー切刃
25 すくい面
251 第1すくい面
252 第2すくい面
26(26a,26b) 隆起部
261 第1隆起部
261a 第1傾斜面
261b 第2傾斜面
262 第2隆起部
262a 凸曲線形状部
262aa 平坦部
262b 三角形状部
262p 角部
3 本体部
10 切削工具
11 ホルダ
111 挟持部
111a 上顎部
111b 下顎部
111c スリット
112 ネジ
100 被削材
P 凹部
L 垂線
HL 水平線
X 中心軸

Claims (10)

  1. 後端側から先端側に向かって延在する本体部及び該本体部よりも先端側に位置する切削部を有する切削インサートであって、
    前記切削部は、
    上面と、
    先端側に位置する第1側面と、
    前記上面と前記第1側面との交線部に設けられた前切刃と、
    前記上面に、前記前切刃から前記本体部に向かって設けられた凹部と、
    前記上面に、前記凹部を間に挟んで互いに対向するように設けられた一対の隆起部とを備え、
    前記一対の隆起部は、第1隆起部と、該第1隆起部上に位置する第2隆起部とを備え、
    前記第1隆起部は、先端側から後端側に向かうに従って上方に傾斜し、かつ、前記一対の隆起部の他方に近づく第1傾斜面を有し、
    前記第2隆起部は、上面視において先端側の外周が凸曲線形状であることを特徴とする切削インサート。
  2. 請求項1に記載の切削インサートであって、
    前記切削部は、前記第1側面に隣り合う第2側面と、前記上面と前記第2側面との交線部に設けられた横切刃とをさらに備え、
    前記第1隆起部は、前記横切刃に沿って位置しており、前記横切刃から離れるに従って上方に傾斜する第2傾斜面をさらに有していることを特徴とする切削インサート。
  3. 請求項1に記載の切削インサートであって、
    前記第2隆起部は、上面視において先端側に位置する凸曲線形状部と、後端側に位置して、角部の1つが前記本体部に向かって突出する三角形状部とを備えていることを特徴とする切削インサート。
  4. 請求項3に記載の切削インサートであって、
    前記切削部は、前記第1側面に隣り合う第2側面と、前記上面と前記第2側面との交線部に設けられた横切刃とをさらに備え、
    前記三角形状部における前記横切刃に対向する辺部が、上面視において前記横切刃に沿って位置していることを特徴とする切削インサート。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の切削インサートであって、
    前記前切刃は、前記第1側面の側から側面視して下方に窪んだ湾曲形状の部分を有していることを特徴とする切削インサート。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載の切削インサートであって、
    前記凹部は、上面視して前記一対の隆起部間に位置する第1領域と、該第1領域よりも後端側に位置して、前記本体部の中心軸に直交する方向の幅が先端側から後端側に向かうにしたがって狭くなる第2領域と、該第2領域よりも後端側に位置して、前記中心軸に直交する方向の幅が一定である第3領域とを有していることを特徴とする切削インサート。
  7. 請求項1〜6のいずれか1つに記載の切削インサートであって、
    前記第2隆起部は、前記本体部の中心軸に直交する断面において、前記上面の外周側から中心側に向かうに従って下方に傾斜する平坦な平坦部を有していることを特徴とする切削インサート。
  8. 請求項7に記載の切削インサートであって、
    前記平坦部は、上面視において前記本体部に向かうに従って前記中心軸から離れるように位置していることを特徴とする切削インサート。
  9. 請求項1〜8のいずれか1つに記載の切削インサートと、
    前記切削インサートを先端に装着するホルダとを備えたことを特徴とする切削工具。
  10. 被削材を回転させる工程と、
    回転している前記被削材に請求項9に記載の切削工具を近づける工程と、
    前記切削工具の前記前切刃を接触させて前記被削材を切削する工程と、
    前記被削材から前記切削工具を離す工程とを備えたことを特徴とする切削加工物の製造方法。
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