JPWO2015059786A1 - ヒンジリッドパッケージ及びそのブランク - Google Patents

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Abstract

本発明のヒンジリッドパッケージは、4つの箱側丸味縁(22)を有する直方体形状の箱(10)と、4つの蓋側丸味縁(24)有する直方体形状の蓋(12)とを備え、蓋(12)が閉じた状態にあるとき、同一の線上に位置付けられる箱側丸味縁(22)及び蓋側丸味縁(24)の少なくとも一方は、少なくとも一部の領域に複数のスリット(26)を有する。

Description

本発明は、例えばシガレットやフィルタシガレット等の商品を収容するためのヒンジリッドパッケージ及びそのブランクに関する。
この種のヒンジリッドパッケージは例えば以下の特許文献1に開示されている。この特許文献1のヒンジリッドパッケージは直方体形状をなし、長手方向に延びる4つの縦縁の全てに丸味縁を有する。このような丸味縁は複数の刻み線によって提供され、これら刻み線は対応する丸味縁の内面に形成されている。詳しくは、複数の刻み線は丸味縁の幅方向に間隔を存して並ぶように設けられている。
日本特表2004-524228号公報
特許文献1の刻み線は、シガレットパッケージのためのブランクでみて、丸味縁となる折曲げ帯域に形成され、この折曲げ帯域を或る程度柔軟にすることから、丸味縁の丸味付けに有効であると考えられる。しかしながら、刻み線によって提供される丸味縁は元のフラット状態に戻ろうとする復元力が強いので、丸味縁の形成は容易ではない。
また、丸味縁が形成されたとしても、前記ブランクでみて、丸味縁を提供する内外の折込みフラップ(アウタ及びインナサイドフラップ)同士の接着力が不十分であれば、上述の復元力が接着力に打ち勝つことも考えられる。この場合、内外の折込みフラップ同士の接着が解消され、丸味縁の安定した維持が不能となる。
本発明の目的は、丸味縁の形成を容易にし且つ丸味縁の安定した維持が可能なヒンジリッドパッケージ及びそのブランクを提供することにある。
上述の目的は本発明のヒンジリッドパッケージによって達成され、このヒンジリッドパッケージは、
直方体形状の箱であって、開口した上端と、前記箱の長手方向に延びる4つの縦縁のうちの少なくとも1個に丸味付けした箱側丸味縁とを含む、箱と、
前記箱の上端にヒンジを介して接続され、前記箱の上端を開閉する直方体形状の蓋であって、前記蓋が閉位置あるとき、前記箱側丸味縁のそれぞれと一直線になる4つの蓋側丸味縁を含む、蓋と
を備え、
前記箱側及び蓋側丸味縁は、少なくとも一部の領域に該領域を貫通する複数のスリットをそれぞれ含んでいる。
上述の箱及び蓋は1枚のブランクを折り込むことで形成されるが、この場合、複数のスリットは、箱側及び蓋側丸味縁となるブランクの折曲げ帯域を前記領域にて柔軟にする。それ故、折曲げ帯域から丸味縁への形成が容易になる一方、丸味縁が元のフラットな状態に復帰しようとする復元力もまた低減される。
また、本発明はヒンジリッドパッケージのブランクをも提供し、このブランクは箱を形成するメインセクションと、蓋を形成するサブセクションを含み、これらメイン及びサブセクションにて、箱側及び蓋側丸味縁となる折曲げ帯域は少なくとも一部の領域に該領域を貫通する複数のスリットを有する。
本発明の他の目的及び利点は、添付図面及び後述の説明から明らかとなる。
本発明のヒンジリッドパッケージ及びそのブランクによれば、複数のスリットは箱側及び蓋側丸味縁の形成を容易にし、且つ、箱側及び蓋側丸味縁の丸味付けを安定して維持するうえで有効に機能する。
本発明の一実施形態に係るヒンジリッドパッケージを閉じた状態で示す斜視図である。 図1のヒンジリッドパッケージを開かれた状態で示す斜視図である。 図1のヒンジリッドパッケージのためのブランクを示す図である。 図3のブランクの一部を拡大して示した図である。 図2のインナフレームのためのブランクを示す図である。 折曲げ帯域がスリット列のみによって規定された例を示す図である。 ヒンジリッドパッケージの最終折込み工程を示した図である。
図1及び図2から明らかなように、一実施形態のヒンジリッドパッケージは箱10及び蓋12を備え、これら箱10及び蓋12は共に直方体形状をなしている。箱10は箱本体14を含み、この箱本体14は斜めに開口した上端を有する。更に、箱10はU字形のインナフレーム16を更に含む。このインナフレーム16は箱本体14の上端から突出し、箱本体14と協働して箱10に開口した上端18を提供する。
一方、蓋12はヒンジ20を介して箱本体14に接続され、箱10の上端18を開閉可能である。上述のヒンジリッドパッケージがシガレットパッケージとして使用される場合、箱10内にインナパックが収容される。このインナパックは例えば複数のフィルタシガレットの束と、この束を包み込む内包材とを含む。
図1から明らかなように、箱本体14はその長手方向に延びる4つの縦縁を有し、これら縦縁のうちの少なくとも1個は丸味付けられた箱側丸味縁22として形成されている。なお、本実施形態では、縦縁の全て箱側丸味縁22に形成されている。
一方、蓋12が閉じ状態にあるとき、蓋12の4つの縦縁のうちで箱側丸味縁22と同一の線上に位置付けられる縦縁もまた丸味付けられた蓋側丸味縁24として形成されている。本実施形態では、箱本体14の縦縁の全てが箱側丸味縁22であるので、蓋12の全ての縦縁もまた蓋側丸味縁24である。
箱側丸味縁22は箱10の横断面でみて円弧形状を有し、一方、蓋側丸味縁24もまた、蓋12の横断面にて円弧形状を有する。
従って、本実施形態のヒンジリッドパッケージは、蓋12が閉じた状態にあるとき、同一の線上に位置付けられる箱側丸味縁22及び蓋側丸味縁24のセットを4つ備えている。
これらセットのうちの少なくとも1つは、箱側丸味縁22及び蓋側丸味縁24の少なくとも一方に複数のスリット26を有する。これらスリット26は対応する丸味縁の少なくとも一部の領域に形成され、該領域を貫通している。このようなスリット26は対応する丸味縁の形成、即ち、丸味付けを容易にする。
本実施形態の場合、箱側丸味縁22は全て複数のスリット26を有しており、これらスリット26は箱本体14の底から所定の距離に亘って延びる領域に形成されている。例えば、複数のスリット26は前記領域内にて箱側丸味縁22の長手方向に間隔を存して並び、1つのスリット列28を形成している。
各スリット26は箱側丸味縁22を斜めに横断しているが、箱側丸味縁22を水平に横断してもよい。
更に、箱本体14における前壁30の幅を規定する2つの箱側丸味縁22fのスリット26は互いに逆向きに傾斜し、一方、箱本体14における後壁32の幅を規定する箱側丸味縁22rのスリット26もまた互いに逆向きに傾斜している。この場合、同一側の箱側丸味縁22f,22rのスリット26は互いに逆向きに傾斜しているのが好ましい。
一方、本実施形態の場合、4つの蓋側丸味縁24のうち、蓋12における前壁34の幅を規定する2つの蓋側丸味縁24fのみがスリット列28と同様なスリット列36を有しており、これらスリット列36は蓋側丸味縁24fの少なくとも一部に形成されている。図示の例では、スリット列36は蓋側丸味縁24fの全長に亘って形成されている。スリット列36のスリット26は対応する側の箱側丸味縁22fのスリット26と同一の向きに傾斜しているのが好ましい。
なお、蓋12における後壁38の幅を規定する2つの蓋側丸味縁24rもまたスリット列(図示しない)を有することができる。この場合、蓋側丸味縁24rのスリット列を形成するスリットは、対応する側の箱側丸味縁22rのスリットと同一の向きに傾斜されているのが好ましい。
図3は、上述した箱本体14及び蓋12を形成するためのブランク40を示す。このブランク40は例えば紙製であって、メインセクション42と、サブセクション44とを有し、これらメインセクション42及びサブセクション44は前述したヒンジ20となる折込み線46を介して接続されている。
詳しくは、箱本体14はメインセクション42の折込みによって形成される。メインセクション42は折込み線46側からブランク40の長手方向に順次並ぶリアパネル48、ボトムパネル50及びフロントパネル52を有し、隣接するパネル同士は破線で示す折込み線を介して互いに接続されている。これらリアパネル48、ボトムパネル50及びフロントパネル52は、前述した箱本体14の前壁30、底壁及び後壁32となる。
リアパネル48の両側縁には折曲げ帯域54を介してインナサイドフラップ56がそれぞれ接続され、各折曲げ帯域54にて箱側丸味縁22rが形成される。各インナサイドフラップ56の下端には破線で示す折込み線を介してインナボトムフラップ58が接続されている。これらインナボトムフラップ58は箱本体14の底壁を補強する補強部材となる。
また、フロントパネル52の両側縁には折曲げ帯域60を介してアウタサイドフラップ62がそれぞれ接続され、各折曲げ帯域60にて箱側丸味縁22fが形成される。同一側のアウタサイドフラップ62及びインナサイドフラップ56は、接着剤を介して互いに重ね合わされ、箱本体14の側壁を形成する。この際、折曲げ帯域54,60は箱側丸味縁22に形成され、これにより、箱本体14の側壁は箱側丸味縁22f,22rをそれぞれ有する。
一方、サブセクション44は折込み線46側からブランク40の長手方向に順次並ぶリアパネル64,トップパネル66,フロントパネル68及びフロント補助パネル70を有し、隣接するパネル同士は破線で示す折込み線を介して接続されている。リアパネル64,トップパネル66及びフロントパネル68は蓋12の後壁38、トップ壁及び前壁34となり、フロント補助パネル70は前壁34を補強する補強部材となる。
リアパネル64の両側には折曲げ帯域72を介してインナサイドフラップ74がそれぞれ接続され、各折曲げ帯域72にて前述した蓋側丸味縁24rが形成される。各インナサイドフラップ74の上縁には破線で示す折込み線を介してインナトップフラップ76がそれぞれ接続され、これらインナトップフラップ76は蓋12におけるトップ壁を補強する補強部材となる。
また、フロントパネル68の両側には折曲げ帯域78を介してアウタサイドフラップ80がそれぞれ接続され、各折曲げ帯域78にて前述した蓋側丸味縁24fが形成される。同一側のアウタサイドフラップ80及びインナサイドフラップ74は接着剤を介して互いに重ね合わされ、蓋12の側壁を形成する。この際、折曲げ帯域72,78は蓋側丸味縁24に形成され、これにより、蓋12の側壁は蓋側丸味縁24f,24rを有する。
前述した折曲げ帯域60は折曲げ線として、例えば複数の圧痕線82を有することができる。これら圧痕線82は折曲げ帯域60の全長に亘って延び、且つ、折曲げ帯域60の幅方向に間隔を存して配置されている。
詳しくは、圧痕線82は、ブランク40をプレス加工することによって形成されている。図4は、図3中の1点鎖線の円IV内を拡大して示す。図4から明らかなように、圧痕線82はブランク40の表面に線状の凹みを提供する一方、ブランク40の裏面に凹みに対応した隆起線を提供する。このような圧痕線82の集まりは折曲げ帯域60を柔軟にする。
更に、前述の説明から明らかなように折曲げ帯域60には一部の領域にスリット列28が形成されており、この場合、スリット列28は図3でみて折曲げ帯域60の上部に配置されている。なお、折曲げ帯域60の上部はフロントパネル52が折り込まれたとき、箱本体14における前壁30の下部に位置付けられる。
図4から明らかなようにスリット列28を形成するスリット26は折曲げ帯域60、即ち、圧痕線82を斜めに横断して延びている。なお、図4は作図上の都合から、1個のスリット26及び3本の圧痕線82のみを示しているに過ぎない。また、図4では、スリット26が折曲げ帯域60の一部の領域を貫通することを明瞭に示すため、スリット26の開口幅を誇張して示しているが、スリット26は開口幅を有していなくともよい。
折曲げ帯域54もまた、折曲げ帯域60と同様に複数の圧痕線82と、スリット列28との組合せを有する。この場合、折曲げ帯域54のスリット28は図3でみて折曲げ帯域54の下部に配置されている。
一方、サブセクション44の折曲げ帯域72は複数の圧痕線82のみを有するが、折曲げ帯域78はスリット列36と、複数の圧痕線82との組合せを有する。このスリット列36は本実施形態の場合、前述の説明から明らかなように折曲げ帯域78の全長に亘って形成されている。
図5は前述したインナフレーム16を形成するためのブランク84を示す。
ブランク84もまた例えば紙製であって、その中央にセンタパネル86を有し、このセンタパネル86はその上縁にU字形の切欠88を有する一方、その下縁に切欠88に対応した突出部90を有する。
センタパネル86の両側縁には折曲げ帯域92を介してサイドフラップ94がそれぞれ接続されており、これら折曲げ帯域92は前述の折曲げ帯域54,60,78と同様に、少なくとも一部の領域にスリット列28を有する。なお、折曲げ帯域92もまた、スリット列28と共に前述の圧痕線82を有していてもよい。
例えば、図5でみて右側の折曲げ帯域92はその両端にスリット列28をそれぞれ有し、これに対し、左側の折曲げ帯域92はその中央にスリット列28を有する。
上述したブランク84からU字形のインナフレーム16が形成されたとき、このインナフレーム16は前述の箱側丸味縁22と同様な丸味縁を容易に有する。
折曲げ帯域54,60,72,78は複数の圧痕線82に代えて、前述した複数の刻み線(特許文献1)を有していてもよい。この場合、刻み線は、折曲げ帯域の長手方向に沿い互いに平行に延びているか、又は、折曲げ帯域の長手方向に対して傾斜し、且つ、長手方向に間隔を存して配置されている。
更には、折曲げ帯域54,60,78,92は必ずしも、圧痕線82や刻み線等の折曲げ線を有する必要はない。即ち、折曲げ帯域54,60,78,92は何れも、前述したスリット列28又は36を有しているので、これらスリット列28,36が折曲げ帯域54,60,78,92に十分な柔軟性を付与するのであれば、折曲げ線は不要となる。
この場合、スリット列28は折曲げ帯域54,60,92の全域に亘って形成されているのが好ましく、図6はスリット列28のみを有する折曲げ帯域54,60,92の一部を示す。
なお、折曲げ帯域92はスリット列28又は複数の折曲げ線の何れかを有していればよい。
上述のブランク40,84の折込み及び折曲げの手順は公知である。それ故、これらの手順の詳細は省略し、特に折曲げ帯域54,60,78の働きについて以下に説明する。
折曲げ帯域54,60,78は何れも、スリット列28又は36を有する。このようなスリット列28又は36は、圧痕線82等の折曲げ線の有無に拘わらず、折曲げ帯域54,60,78の柔軟性を更に増加させる。
それ故、折曲げ帯域54,60,78を箱側丸味縁22r,22f,蓋側丸味縁24fに折曲げるにあたり、箱側丸味縁22r,22f及び蓋側丸味縁24fの形成は頗る容易になる。
また、箱側丸味縁22r,22f及び蓋側丸味縁24fが元のフラットな状態に復帰しようとする復元力もまた大きく低減されるので、箱本体14の側壁を形成するインナサイドフラップ56及びアウタサイドフラップ62の接着が解除され、アウタサイドフラップ62がインナサイドフラップ56から剥がれることもない。
同様に、蓋12の側壁を形成するインナサイドフラップ74及びアウタサイドフラップ80に関しても、これらインナサイドフラップ74及びアウタサイドフラップ80の接着が解除され、アウタサイドフラップ80がインナサイドフラップ74から剥がれることもない。
この結果、箱本体14及び蓋12の側壁は安定して形成され、ヒンジリッドパッケージの成形不良を招くことはない。
特に、上述の実施形態では、蓋側丸味縁24fのスリット列36が箱側丸味縁24fの全長に亘って配置されているので、蓋12の側壁を安定して形成するうえで有利となる。
即ち、図1及び図2から明らかなように、蓋12の側壁は箱本体14の側壁に比べて小さいので、アウタサイドフラップ80とインナサイドフラップ74との間に確保できる接着面積もまた小さい。
しかしながら、アウタサイドフラップ80側の折曲げ帯域78のスリット列36は折曲げ帯域78の全長に亘って形成されているので、折曲げ帯域78は柔軟性に優れる。それ故、蓋側丸味縁24fの復元力は弱く、たとえ蓋12における側壁の接着面積が小さくても、アウタサイドフラップ80及びインナサイドフラップ74の接着状態を維持することができ、蓋12の安定した側壁の形成が可能となる。
一方、箱側丸味縁22f,22rのスリット列28は箱側丸味縁22fの下部のみにそれぞれに配置されているので、これらスリット列28は箱本体14の安定した側壁の形成に有利となる。
この点に関して、図7を参照しながら説明を追加する。
先ず、図7は、ヒンジリッドパッケージの最終の折込み過程を示す。
この最終の折込み過程では、箱本体14の左右の側壁及び蓋12の左右の側壁がそれぞれ形成され、この際、蓋本体14及び蓋14は図7中の矢印にて示されるように、左右から一対のヒータブロック96により挟み込まれた状態にある。
即ち、蓋12の側壁を形成するアウタサイドフラップ80及びインナサイドフラップ74や、箱本体14の側壁を形成するアウタサイドフラップ62及びインナサイドフラップ56は、ヒータブロック96とインナパックIPとの間にそれぞれ挟み込まれている。それ故、アウタサイドフラップ80とインナサイドフラップ74との間の接着剤及びアウタサイドフラップ62とインナサイドフラップ56との間の接着剤はヒータブロック96から熱を受けて乾燥し、対応するフラップ同士を接着する。
ここで、インナパックIPはフィルタシガレットFCの束と、この束を包み込む包材Wとを含む。更に、フィルタシガレットFCは、シガレットと、このシガレットの基端にチップペーパTPの巻き付けを介して接続されたフィルタとを有し、フィルタシガレットFCにおけるフィルタ側の端部はインナフレーム16内に位置付けられている。
それ故、フィルタシガレットFCにおけるフィルタ側の端部の直径は、シガレットの先端部の直径に比べてチップペーパの厚み分だけ大きいので、フィルタシガレットFCの束でみたとき、シガレット側の束の下端部はフィルタ側の束のトップ部に比べて、束の幅方向に圧縮され易い。
しかも、ヒンジリッドパッケージ内にはインナパックIPのトップ部側にインナフレーム16が存在する。
このため、箱本体14及び蓋12が一対のヒータブロック96により挟み込まれたとき、特に、箱本体14の側壁に対するヒータブロック96の押圧力を側壁の全長に亘って均一にならず、側壁の下部に対する押圧力(加熱)が側壁の上部に対する押圧力(加熱)よりも弱くなり易い。このことは、側壁の下部の接着力が側壁の上部の接着力に比べて弱くなることを示す。
しかしながら、前述したように箱側丸味縁22f,22rのスリット列28は、箱側丸味縁22f,22rの下部の領域のみに形成され、箱側丸味縁22f,22rにおける下部の復元力は箱側丸味縁22f,22rにおける上部の復元力よりも小さい。それ故、側壁の下部での接着剤の接着力がたとえ弱くなっても、アウタサイドフラップ62とインナサイドフラップ56との間の接着状態は良好に維持され、箱本体14における側壁の安定した形成が可能となる。
更に、箱側丸味縁22r,22f及び蓋側丸味縁24fのスリット列28,36はヒンジリッドパケージの外側から視認できるので、ヒンジリッドパッケージの外観にスリット列28,36による独特の模様が付加され、ヒンジリッドパッケージの美観を高めることができる。
なお、箱側丸味縁22r,22fのスリット列28は箱側丸味縁22r,22fの下部のみに配置されているので、箱本体14の全体の剛性が極端に低下することもない。
本発明は、上述の一実施形態に制約されるものではなく種々の変形が可能である。
例えば、蓋側丸味縁24fは全域でなく、その一部の領域にスリット列36を有していてもよい。
ヒンジリッドパッケージ全体の剛性が十分に確保できれば、箱側丸味縁22及び蓋側丸味縁24の全体にスリット列が配置されていてもよい。
また、ブランク40,84はプラスチック等の紙以外の材料から形成されていてもよい。
10 箱
12 蓋
14 箱本体
16 インナフレーム
20 ヒンジ
22 箱側丸味縁
24 蓋側丸味縁
26 スリット
28,36 スリット列
40,84 ブランク
42 メインセクション
44 サブセクション
46 折込み線(ヒンジ)
54,60,78 折曲げ帯域
82 圧痕線(折曲げ線)
IP インナパック
FC フィルタシガレット
W 包材

Claims (9)

  1. 直方体形状の箱であって、開口した上端と、前記箱の長手方向に延びる4つの縦縁のうちの少なくとも1個に丸味付けした箱側丸味縁とを含む、箱と、
    前記箱の上端にヒンジを介して接続され、前記箱の上端を開閉する直方体形状の蓋であって、前記蓋が閉位置にあるとき、前記箱側丸味縁と一直線になる蓋側丸味縁を含む、蓋と
    を具備し、
    前記箱側及び蓋側丸味縁の少なくとも一方は、少なくとも一部の領域に該領域を貫通する複数のスリットをそれぞれ含む、ヒンジリッドパッケージ。
  2. 前記複数のスリットは、前記領域にて前記長手方向に間隔を存して並ぶスリット列を形成している、請求項1に記載のヒンジリッドパッケージ。
  3. 前記スリットは、前記領域を前記長手方向に対して斜めに横断している、請求項2に記載のヒンジリッドパッケージ。
  4. 前記箱側及び蓋側丸味縁の前記スリットは同一の向きに傾斜している、請求項3に記載のヒンジリッドパッケージ。
  5. 前記箱側及び蓋側丸味縁は、丸味付けに寄与する複数の折曲げ線を更に含む、請求項1〜4の何れかに記載のヒンジリッドパッケージ。
  6. 前記箱内にインナパックが収容され、
    前記インナパックが複数のフィルタシガレットの束と、該束を包み込む包材とを含む、請求項1に記載のヒンジリッドパッケージ。
  7. 前記箱側丸味縁の前記領域は、前記箱の底から所定の長さに亘って延びている、請求項6に記載のヒンジリッドパッケージ。
  8. 前記蓋側丸味縁の前記領域は、前記蓋側丸味縁の全長に亘っている、請求項6又は7に記載のヒンジリッドパッケージ。
  9. ヒンジリッドパッケージを形成するためのブランクであって、
    直方体形状の箱となるべく折込み可能なメインセクションであって、前記箱が開口した上端と、前記箱の長手方向に延びる4つの縦縁のうちの少なくとも1個に丸味付けした箱側丸味縁とを含む、メインセクションと、
    前記メインセクションにヒンジとなる折込み線を介して接続され、前記箱の上端を開閉する直方体形状の蓋となるべく折込み可能なサブセクションであって、前記蓋の閉作動時、前記蓋が前記箱側丸味縁と一直線になる蓋側丸味縁を含む、サブセクションと
    を具備し、
    前記メインセクション及び前記サブセクションは、前記箱側丸味縁及び前記箱側丸味縁を形成する折曲げ帯域をそれぞれ含み、
    前記折曲げ帯域の少なくとも一方は、少なくとも一部の領域に該領域を貫通した複数のスリットを有する、ヒンジリッドパッケージのためのブランク。
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