JPWO2015046511A1 - プラスチック製イメージファイバ、及びその製造方法 - Google Patents

プラスチック製イメージファイバ、及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

伝送損失が小さなプラスチック製イメージファイバを提供することである。N(Nは2以上の整数)本のコアがクラッド中に設けられてなるプラスチック製イメージファイバであって、前記コアは、その屈折率の値が、前記コアの周辺部において、連続的に、変化しており、前記周辺部における前記コアの中心部側の位置の屈折率の値が、前記周辺部における前記クラッド側の位置の屈折率の値よりも、大きい。

Description

本発明はプラスチック製イメージファイバに関する。
工業分野あるいは医療分野において、イメージファイバが、用いられている。前記イメージファイバは、一般的には、クラッド中に複数本のコアが設けられた構造である。前記イメージファイバの画素数(前記コアの本数)は、例えば1000以上である。前記コア数が2000〜数万のイメージファイバも多い。前記イメージファイバは、使用上の要請から、外径が、一般的には、数mm以下である。この為、前記コアの径はμmのオーダーである。
特開昭63−143510 特開昭64−18108 特開平2−291506 特開2008−20796 特開昭60−119510 特開昭62−108208 特開2001−354711 WO1998/040768 特開昭60−119509 特開平08−114715
クラッド中に1本のコアが設けられたプラスチック製ファイバ(モノファイバ)が、数多く、提案されて来た。大口径(例えば、コア径が約1mm)のプラスチック製ファイバが提案されている。前記大口径プラスチック製ファイバの光伝送損失は、それ程、問題にならなかった。
しかし、コア径が数μm以下、クラッド径が数mm以下のプラスチック製イメージファイバは、光の伝送損失が大きかった。
従って、本発明が解決しようとする課題は、伝送損失が小さなプラスチック製イメージファイバを提供することである。
前記ファイバの光伝送損失が図1,2に示される。図1は波長−伝送損失のグラフである。図2はコア径−伝送損失(波長=500nm)のグラフである。図1の上側ライン(実線)は、プラスチック製イメージファイバ(コア径4.2μm、コア数5000、クラッド外径500μm)の光伝送損失のグラフである。図1の下側ライン(点線)は、プラスチック製モノファイバ(コア径960μm、クラッド外径1000μm)の光伝送損失のグラフである。前記ファイバのコアはポリスチレン製である。前記ファイバのクラッドはポリメチルメタクリレートである。図2は様々なコア径のプラスチック製光ファイバの伝送損失のグラフである。図2の横軸はコア径d(μm)の逆数の10倍である。図2にはコア径d(μm)も併せて示されている。図2から、伝送損失は、コア径dが小さくなるほど増し、コア径dの逆数に比例して増すことが判る。
前記プラスチック製モノファイバ(大口径プラスチック製ファイバ)の光伝送損失は小さい。前記プラスチック製イメージファイバの光伝送損失は大きい。前記大口径プラスチック製ファイバの場合、光(波長=500nm)の伝送損失は0.3dB/m(透過率93.3%/m)であった。ファイバ長が3mの場合、光透過率は約81%であった。前記プラスチック製イメージファイバの場合、光(波長=500nm)の伝送損失は4.5dB/m(透過率35.5%/m)であった。ファイバ長が3mの場合、光透過率は約4%であった。
前記問題点に対する検討が、鋭意、推し進められた。その結果、次のことが判って来た。
図3は、ファイバの屈折率変化のグラフである。図3中、縦軸(n)は、前記プラスチック製イメージファイバ1の屈折率の値である。横軸(X)は、前記プラスチック製イメージファイバ1の長さ方向に対して垂直な方向の距離である。図3(a)は、前記プラスチック製モノファイバ(コア径960μm、クラッド外径1000μm)の屈折率変化のグラフである。図3(b)は、前記プラスチック製イメージファイバ(コア径4.2μm、コア数5000、クラッド外径500μm)の屈折率変化のグラフである。屈折率変化は、何れも、矩形型である。
図4は、前記ファイバにおける光伝送具合の説明図である。図4(a)(b)はコア径が大きい場合の説明図である。図4(c)(d)はコア径が小さい場合の説明図である。
光ファイバ内に閉じ込められた光は、コアとクラッドとの界面で全反射しながら、伝搬する(図4参照)。この時、コア径が小さい(図4(c,d))場合の方が、コア径が大きい(図4(a,b))場合より、コア−クラッド界面での光反射回数は多い。前記光反射回数は、コア径に逆比例して、増大する。
光ファイバにおけるコア−クラッド界面での全反射の良否は、構造不整損失に係る。プラスチック製ファイバは、ガラス(石英)製ファイバに較べて、構造不整損失が大きい。プラスチック製ファイバにおけるコア−クラッド界面での全反射は100%では無い。散乱を伴った反射(界面での反射率が100%未満)である。従って、コア径が小さい(反射回数が多い)プラスチック製イメージファイバは、散乱損失(界面不整損失)が大きい。コア−クラッド界面での光反射回数は、コア径が小さいほど多く、コア径に逆比例して増大することが判る。図1及び図2に示される通り、コア径が小さな光ファイバは伝送損失が大きい。
このことは、波動論的な説明によっても、理解できる。図4(b)(d)は、コア径の大小において、伝搬光の強度分布を、概念的に、説明する。コア径が大きい図4(b)では、光は、コア内に、充分、閉じ込められて、伝搬する。コア径が小さい図4(d)では、コア内への光の閉じ込めが充分でない。光は、外側のクラッドまで広がった分布を持って、伝搬する。コアとクラッドとの界面が滑らかでなく、光散乱を伴うような不整を持っていると、光は、クラッドまで染み出す。コア径が小さくなると、波動論的説明からも、光の伝送は、コア−クラッド界面での影響を受け易いことが判る。
このようなことから、本発明者は、コア径が小さなプラスチック製イメージファイバにおいては、コアとクラッドとの界面が滑らか(コアの周辺部における屈折率変化が連続的)なことが好ましいであろうとの啓示を得るに至った。
前記啓示を基にして本発明が達成された。
本発明は、
N(Nは2以上の整数)本のコアがクラッド中に設けられてなるプラスチック製イメージファイバであって、
前記コアは、
その屈折率の値が、前記コアの周辺部において、連続的に、変化しており、
前記周辺部における前記コアの中心部側の位置での屈折率の値が、前記周辺部における前記クラッド側の位置での屈折率の値よりも、大きい
ことを特徴とするプラスチック製イメージファイバを提案する。
本発明は、前記プラスチック製イメージファイバであって、前記コアの径が1μm〜20μmであり、前記コアの本数が1000本以上であり、前記クラッドの外径が4mm以下であることを特徴とするプラスチック製イメージファイバを提案する。
本発明は、前記プラスチック製イメージファイバであって、前記ファイバは、前記クラッドに接している位置での前記コアの屈折率の値と、前記コアに接している位置での前記クラッドの屈折率の値とが同じであることを特徴とするプラスチック製イメージファイバを提案する。
本発明は、前記プラスチック製イメージファイバであって、前記ファイバは、前記コアの周辺部から、前記クラッドにおける前記コア近傍側までの位置において、その屈折率の値が、単調減少関数で表されることを特徴とするプラスチック製イメージファイバを提案する。
本発明は、前記プラスチック製イメージファイバであって、前記ファイバは、前記コアの中心部から、前記クラッドにおける前記コア近傍側までの位置において、その屈折率の値が、単調減少関数で表されることを特徴とするプラスチック製イメージファイバを提案する。
本発明は、前記プラスチック製イメージファイバであって、[n(前記コアにおける最大屈折率)−n(前記クラッドにおける最小屈折率)]≧0.05であることを特徴とするプラスチック製イメージファイバを提案する。
本発明は、前記プラスチック製イメージファイバであって、前記ファイバは、前記コアの周辺部から、前記クラッドにおける前記コア近傍側までの位置において、その屈折率の変化率が連続であることを特徴とするプラスチック製イメージファイバを提案する。
本発明は、前記プラスチック製イメージファイバであって、前記ファイバは、前記コアの中心部から、前記クラッドにおける前記コア近傍側までの位置において、その屈折率の変化率が連続であることを特徴とするプラスチック製イメージファイバを提案する。
本発明は、
プラスチックファイバ単線を束ねた集合体が作製されるプラスチックファイバ単線集合体作製工程と、
前記プラスチックファイバ単線集合体が加熱一体化される加熱一体化工程と、
前記加熱一体化工程で得られた一体化物が細引きされる細線化工程
とを具備してなり、
前記プラスチックファイバ単線は、
その屈折率の値が、周辺部において、連続的に変化したものである
ことを特徴とするプラスチックイメージファイバの製造方法を提案する。
本発明は、前記プラスチックイメージファイバの製造方法であって、前記プラスチックファイバ単線は、その屈折率の値が、周辺部において、単調減少関数で表されることを特徴とするプラスチックイメージファイバの製造方法を提案する。
本発明は、前記プラスチックイメージファイバの製造方法であって、前記プラスチックファイバ単線は、その屈折率の値が、中心部から周辺部にかけて、単調減少関数で表されることを特徴とするプラスチックイメージファイバの製造方法を提案する。
本発明は、前記プラスチックイメージファイバの製造方法であって、前記プラスチックファイバ単線は、その周辺部において、所定厚だけ、屈折率が同じ値であることを特徴とするプラスチックイメージファイバの製造方法を提案する。
本発明は、前記プラスチック製イメージファイバの製造方法であることを特徴とするプラスチックイメージファイバの製造方法を提案する。
光の伝送損失が小さい。鮮明な画像が得られる。
フレキシブル性に優れている。
伝送損失特性のグラフ 伝送損失特性のグラフ ファイバの屈折率変化のグラフ 伝送損失の理由の概略説明図 本発明のプラスチック製イメージファイバの断面図 本発明のプラスチック製イメージファイバの屈折率変化のグラフ 本発明のプラスチック製イメージファイバの伝送損失特性のグラフ 本発明のプラスチック製イメージファイバの伝送損失特性のグラフ 本発明のプラスチック製イメージファイバにおける光の伝搬形態 屈折率分布パイプの説明図 プリフォームロッドの説明図 本発明のプラスチック製イメージファイバの製造工程説明図 複合体の説明図 複合体の説明図
第1の発明はプラスチック製イメージファイバである。前記ファイバの実施形態が説明される。前記ファイバはクラッドを具備する。前記ファイバはコアを具備する。前記コアは前記クラッド中に設けられている。前記コアの数は2以上である。好ましくは、1000以上である。より好ましくは、2000以上である。上限値には、格別な制限は無い。現在では、上限値は50000程度である。但し、技術の進歩によって、上限値は、益々、大きくなるであろう。前記コアの径(直径)は、好ましくは、1μm以上である。より好ましくは、1.5μm以上である。今日において、現実的には、2μm以上である。前記コアの径(直径)は、好ましくは、20μm以下である。より好ましくは、15μm以下である。更に好ましくは、10μm以下である。前記クラッドの外径は、好ましくは、4mm以下である。より好ましくは、3mm以下である。更に好ましくは、2mm以下である。特に好ましくは、1.5mm以下である。
前記ファイバのコアは、前記コアの周辺部における前記コアの中心部側の位置での屈折率の値が、前記周辺部における前記クラッド側の位置での屈折率の値よりも、大きい。前記コアにおける屈折率の値は、前記コアの周辺部において、連続的(実質、連続的:略連続的)に、変化している。例えば、{df(X)/dX}が連続関数である。f(X)は距離Xにおける屈折率の値である。Xはイメージファイバの長さ方向に対して垂直な方向の距離である。「連続的変化」とは次の意味である。本発明にあっては、[屈折率の差]≦[n(前記コアにおける最大屈折率)−n(前記クラッドにおける最小屈折率)]×0.01の場合、「屈折率が同じ(実質、同一:略同一)」と見做される。従って、{[X+ΔX(ΔX>0)において、ΔXが0に近付いた場合の屈折率の値]−[X−ΔX(ΔX>0)において、ΔXが0に近付いた場合の屈折率の値]}≦[n(前記コアにおける最大屈折率)−n(前記クラッドにおける最小屈折率)]×0.01の場合、点(X)において、屈折率変化は連続的であると見做される。
前記ファイバは、好ましくは、前記クラッドに接している位置の前記コアの屈折率の値と、前記コアに接している位置の前記クラッドの屈折率の値とが同じ(実質、同一:略同一)である。
前記ファイバは、好ましくは、前記コアの周辺部から、前記クラッドにおける前記コア近傍側までの位置において、その屈折率の値が、単調減少関数で表される。前記ファイバは、好ましくは、前記コアの中心部から、前記クラッドにおける前記コア近傍側までの位置において、その屈折率の値が、単調減少関数で表される。
前記ファイバは、好ましくは、[n(前記コアにおける最大屈折率)−n(前記クラッドにおける最小屈折率)]≧0.05である。より好ましくは、0.07以上である。更に好ましくは、0.1以上である。
前記中心部は点であっても良い。前記中心部は、或る領域(例えば、コア径の半分の大きさの領域:範囲)を持つものでも良い。前記中心部の領域内において、屈折率の値は、略、一定の値であっても良い。前記中心部位置の屈折率は、前記外周部位置の屈折率よりも、大きい。
前記実施形態のプラスチック製イメージファイバでは、前記コアと前記クラッドとの境界において、屈折率は連続的に変化している。従って、理論的には、境界の確定が困難である。そこで、コアの領域は次のように決められた。コアの領域は、屈折率が{n+0.05×(n−n)}以上の領域である。nはコアにおける屈折率の最大値である。nはクラッドにおける屈折率の最小値である。前記コアの周辺部は、コア領域の端部から、コアの中心側に、コアの半径の約1/10〜1/2程度の領域である。クラッドの領域は屈折率が{n+0.05×(n−n)}未満の領域である。前記クラッドにおける前記コア近傍側とは、屈折率がnより大きく、{n+0.05×(n−n)}未満の領域である。
互いに隣り合う前記コア領域の端部間の距離(言い換えれば、互いに隣り合う前記コアの中心間の距離からコアの直径を引いた値)は、好ましくは、0.5μm以上、10μm以下である。前記距離が0.5μmより小さいと、クロストークの問題が顕著になる。イメージファイバの解像度が不足する場合がある。前記距離が10μmより大きくても、クロストークの問題の更なる改善はない。イメージファイバに占めるコアの合計面積が少なくなり、暗いイメージファイバとなってしまう場合がある。前記距離は、より好ましくは、0.6μm以上、5μm以下(更により好ましくは、0.7μm以上、3μm以下。特に好ましくは、0.8μm以上、1.5μm以下)である。
前記実施形態のプラスチック製イメージファイバは、プラスチック製である。従って、フレキシブルである。屈曲さが必要な個所にも適用できる。前記ファイバが健康検査に用いられる場合(体内に挿入される場合)でも、問題なく、使用できる。折れ難い。従って、安全性に富む。
前記実施形態のプラスチック製イメージファイバは、光の伝送損失が小さい。従って、明るく、明瞭な画像が得られる。
第2の発明はプラスチック製イメージファイバの製造方法である。特に、前記プラスチック製イメージファイバの製造方法である。前記ファイバ製造方法の実施形態が説明される。前記方法はプラスチックファイバ単線集合体作製工程を具備する。前記作製工程では、プラスチックファイバ単線を束ねた集合体が作製される。前記方法は加熱一体化工程を具備する。前記加熱一体化工程では、前記プラスチックファイバ単線集合体が加熱一体化される。前記加熱一体化工程は、好ましくは、前記集合体における前記プラスチックファイバ単線の間の空隙から気体が排気されて行われる。例えば、真空条件下で行われる。前記方法は細線化工程を具備する。前記細線化工程では、前記加熱一体化工程で得られた一体化物が細引き(細線化)される。前記プラスチックファイバ単線は、その屈折率の値が、周辺部において、連続的に変化したものである。
前記プラスチックファイバ単線は、好ましくは、その屈折率の値が、周辺部において、単調減少関数で表される。より好ましくは、その屈折率の値が、中心部から周辺部にかけて、単調減少関数で表される。
前記プラスチックファイバ単線は、好ましくは、その周辺部(周辺部の外側)において、所定厚だけ、屈折率が同じ値である。この屈折率変化が無い周辺部は、前記細線化された場合(プラスチック製イメージファイバが得られた場合)、クラッドになる部分である。
以下、更に詳しい説明がなされる。
図5は、本発明のプラスチック製イメージファイバの一実施形態の断面図である。
図5中、1はプラスチック製イメージファイバである。前記プラスチック製イメージファイバ1の長さは数mである。例えば、1〜6m程度である。本実施形態にあっては、2〜4mの長さであった。2はクラッドである。3はコアである。コア3は、クラッド2内に、設けられている。コア3とコア3との間には、必ず、クラッド2が存在する。図5中、Xは前記プラスチック製イメージファイバ1の長さ方向に対して垂直な方向を示す。コア3の数は、必要な画素数によって、決まる。コア3の数は、例えば1000以上である。より好ましくは、2000以上である。クラッド2及びコア3は、プラスチック製である。
前記プラスチック製イメージファイバ1のクラッド2及びコア3における屈折率分布が、図6(a),(b),(c),(d)に示される。図6中、縦軸(n)は、前記プラスチック製イメージファイバ1の屈折率の値である。横軸(X)は、前記プラスチック製イメージファイバ1の長さ方向に対して垂直な方向の距離である。図6のXと図5のXとは対応する。クラッド2の屈折率はnである。コア3の最大屈折率はnである。図6中、山の部分の屈折率がコア3における屈折率である。図6中、谷の部分の屈折率がクラッド2における屈折率である。図6から判る通り、前記コア3の周辺部において、屈折率の値は、距離Xに対し、連続的に、変化している。前記コア3の周辺部における中心部側の位置での屈折率の値は、前記コア3の周辺部における前記クラッド2側の位置での屈折率の値よりも、大きい。前記コア3の周辺部において、屈折率の値は、距離Xに対し、単調減少関数で変化する。前記クラッド2に接している位置での前記コア3の屈折率の値と、前記コア3に接している位置での前記クラッド2の屈折率の値とは同じである。図6(b),(c),(d)にあっては、前記コア3の周辺部から前記クラッド2の部分において、距離Xに対する屈折率の変化率が、クラッド2とコア3との境界点において、連続である。図6(a)で示される屈折率は、屈折率の変化率が、クラッド2とコア3との境界点において、不連続である。図6(d)に示される屈折率は、屈折率の変化率が、前記コア3の或る個所において、不連続である。図6(b),(c)は、コア3中心部からクラッド2の領域において、屈折率の変化率が、連続である。すなわち、図6(b),(c)は、全ての領域において、屈折率の変化率は、連続している。好ましいファイバは、図6(b),(c),(d)の屈折率分布を有するファイバであった。より好ましいファイバは、図6(b)又は(c)の屈折率分布を有するファイバであった。
図6(c)又は(d)の屈折率分布を有するファイバは、コア3中心部近傍に、屈折率の値が高い一定の領域を有している。これは、コア3の有効面積が大きいことを意味する。従って、前記図6(c)又は(d)タイプのファイバは、クロストークの問題が少なく、解像度の点で優れている。
図6(b)の屈折率分布を有するファイバは、コア3の中心部からクラッド2の周辺部の全ての領域で屈折率が連続的に変化している。これは、屈折率の変化率が小さいことを意味する。従って、図6(b)タイプのファイバは、構造不整損失が少なく、明るさの点で優れている。
細径で、かつ、多画素のイメージファイバを得るには、1本1本のファイバ単線は径が小さなこと、かつ、前記ファイバ単線の数が多いことが必要である。この場合、(n−n)は、ある程度、大きな方が好ましい。例えば、屈折率がステップインデックス型(図3)の光ファイバにおいて、光の規格化周波数(伝送特性)Vは、次の式で表される。
V=(πd/λ)(n −n 1/2
≒(πd/λ){(2n)(n−n)}1/2
d=コア直径
λ=伝搬光の波長
=クラッドの屈折率
=コアの屈折率
≒n
前記規格化周波数Vが大きい程、伝搬光のモード数は多い。すなわち、伝搬光はコア内に閉じ込められる。
前記コア直径dが小さくなると、光は、クラッド側に漏れ出る。漏れ出た光は隣接コアに入り込む。この結果、クロストークが起きる。画像にボケが生じる。従って、前記問題点を解決するには、前記(n−n)が、或る程度、大きなことが必要である。前記(n−n)は、好ましくは、0.05以上であった。
前記プラスチック製イメージファイバの製造に際して、前記プラスチックファイバ単線は、その屈折率の値が、周辺部において、連続的に変化したものである。前記プラスチックファイバ単線は屈折率分布型ファイバである。この種の屈折率分布型ファイバの製造方法には各種方法が有る。モノマ反応性比が利用される方法が有る。モノマ比重差が利用される方法(特開昭60−119510参照)が有る。前記単線が連続的に押出されながら、高屈折率モノマが揮発する方法(特開昭62−108208参照)が有る。ゲル状の円筒体に外周部から低屈折率モノマが拡散する方法(特開2001−354711)が有る。中空円筒体の内側から高屈折率ポリマーが拡散する方法(wo1998/040768)が有る。円筒反応容器の回転遠心力が利用され、連続的もしくは断続的にモノマの組成を変化させながら、順次、内周に、積層して行く方法(特開昭60−119509)が有る。前記円筒容器の替わりに、クラッド(重合体)を回転させて、内周に積層させる方法(特開平08−114715)が有る。本発明は前記方法に限られない。この他にも各種の方法が有るであろう。特開昭60−119509や特開平08−114715に開示の技術によれば、前記(n−n)が大きな値の屈折率分布型ファイバが得られ易い。前記屈折率分布型ファイバの集合体が一体化される。この一体化物が細線化(線引き)されることによって、前記プラスチック製イメージファイバ1が得られる。
前記図6(b)の屈折率分布を持つプラスチック製イメージファイバ1の光伝送損失が説明される(図7,8参照)。図7は波長−伝送損失のグラフである。図7の上側ライン(実線)は、プラスチック製イメージファイバ(コア径4.2μm、コア数5000、クラッド外径500μm)の光伝送損失のグラフである。図7の下側ライン(点線)は、プラスチック製モノファイバ(コア径780μm、クラッド外径1000μm)の光伝送損失のグラフである。図8はコア径−伝送損失(波長500nm)のグラフである。前記実施形態のプラスチック製イメージファイバ1は、伝送特性が、各段に、改善されていることが判る(図1と図7との対比。図2と図8との対比)。例えば、コア径が4.2μmのプラスチック製イメージファイバであっても、外径1mm(コア径780μm)のモノファイバに比べて、伝送損失は、大きく、低下していない。前記モノファイバの場合、光(波長=500nm)の伝送損失は0.3dB/m(透過率93.3%/m)であった。前記プラスチック製イメージファイバの場合、光(波長=500nm)の伝送損失は1.2dB/m(透過率75.9%/m)であった。
前記屈折率分布を持つプラスチック製イメージファイバ1の伝送特性が良好な理由は次の説明でも理解できる。コア内の光の伝搬形態が図9に示される。図9の光伝搬形態は、図4(c)の如く、全反射によって、反射しながら、伝搬する形態ではない。正弦波曲線の如きに伝搬する。この結果、散乱損失が起き難い。すなわち、伝送特性が向上した。
以下、具体的な実施例が挙げられる。但し、本発明は以下の実施例のみに限定されない。本発明の特長が大きく損なわれない限り、各種の変形例や応用例も本発明に含まれる。
[実施例1]
ガラス円筒容器(内径70mm)が、70℃の空気恒温槽中に、水平に、設置された。前記円筒容器は回転(500回転/分)している。この条件下で、前記円筒容器の回転軸に平行な一方の端部に設けられた注入口から、混合物が注入された。前記混合物は、重合開始剤と、分子量調節用の連鎖移動剤と、低屈折率モノマ(2,2,2−トリフルオロエチルメタクリレート:重合体の屈折率1.42)と、高屈折率モノマ(メチルメタクリレート:重合体の屈折率1.49)との混合物であった。前記低屈折率モノマのみが注入された。前記高屈折率モノマのみが注入された。すなわち、前記円筒容器の最外周部には、前記低屈折率モノマのみが注入された。前記円筒容器の最内周部には、前記高屈折率モノマのみが注入された。前記円筒容器の中間部に、前記混合物が注入された。前記中間部において、内周側には前記高屈折率モノマの割合が多く、外周側には前記低屈折率モノマが多い。前記モノマの組成比は略連続的に変化していた。前記モノマの注入速度(堆積速度)は1mm/時間であった。注入時間は25時間であった。注入後も、回転が3時間に亘って行われた。この後、加熱(120℃,3時間)が行われた。これにより、屈折率分布パイプ10(図10参照)が得られた。前記パイプ10の最外周は直径70mm、最内周が直径20mmであった。前記パイプ10の屈折率分布が示される(図10の下方位置)。前記パイプ10の最内周位置(中心から10mm)での屈折率はn(1.49)であった。前記パイプ10の最外周位置(中心から35mm)での屈折率はn(1.42)であった。中間位置における屈折率は、1.49から1.42に、略連続的に、変化していた。
この後、図12に示される工程を経て、プラスチック製イメージファイバ1が得られた。
先ず、加熱炉12によって、前記パイプ10の先端部が加熱された。前記パイプ10の中空部は減圧された。ローラ13,13によって挟まれながら、線引きが行われた。得られた細線14の外径は1mmであった。この細線14は、中空部が消滅していた。この細線14が切断(長さ300mm)された(図12(a)参照)。細線14のコア(高屈折率部分)の径は780μmであった。
透明なポリメチルメタクリレート製パイプ(外径70mm、肉厚2mm)16に、3900本の前記細線14が、入れられた。これによって、集合体17が得られた(図12(b)参照)。
前記パイプ16内が減圧された。集合体17の先端部が、加熱炉18によって、加熱された。ローラ19,19によって挟まれながら、線引きが行われた。これにより、プラスチック製イメージファイバ1が得られた(図12(c)参照)。前記ファイバ1の外径は500μmであった。
前記プラスチック製イメージファイバ1の伝送特性が調べられた。その結果は、前記の内容であった。
[実施例2]
実施例1では、パイプ10が作製され、前記パイプ10に対して線引き(細線化)が行われた。
本実施例では、先ず、プリフォームロッド11が作製された。前記プリフォームロッド11の作製に際しては、実施例1と同様にしてパイプ10の作製後、前記円筒容器が前記注入口を上にして垂直に設置された。その後、前記注入口から前記高屈折率モノマのみが注入された。この後、加熱(70℃×6時間の後、120℃×3時間)による重合が行われた。これにより、中空部がない直径70mmのプリフォームロッド11(図11参照)が得られた。前記プリフォームロッド11の屈折率分布が示される(図11の下方位置)。
細線化処理は、前記パイプ10を前記プリフォームロッド11に変えた以外は実施例1に準じて行われた。細線15(図示せず)が得られた。前記細線15の外径は1mmであった。この細線15が切断(長さ300mm)された(図12(a)参照)。前記細線15のコア(高屈折率部分)の径は800μmであった。
次いで、前記細線14に代って、前記細線15が前記ポリメチルメタクリレート製パイプ16に入れられた以外は、実施例1と同様にして、プラスチック製イメージファイバが得られた。前記ファイバの外径は500μmであった。
本実施例で得られたプラスチック製イメージファイバの伝送特性も良かった。
[実施例3]
実施例2に準じて行われた。前記プリフォームロッド11と同様なプリフォームロッド20が得られた。この後、前記プリフォームロッド20がパイプ21内に挿入された(図13参照)。パイプ21は2,2,2−トリフルオロエチルメタクリレート重合体製である。この複合体の屈折率分布が示される(図13の下方位置)。この後、実施例1(図12の工程)に準じて行われた。
本実施例で得られたプラスチック製イメージファイバの伝送特性も良かった。
[実施例4]
実施例1に準じて行われた。前記パイプ10と同様なパイプ(最外周が直径70mm、最内周が直径57mm)22が得られた。前記パイプ22の最内周位置(中心から28.5mm)での屈折率はn(1.49)であった。前記パイプ22の最外周位置(中心から35mm)での屈折率はn(1.42)であった。中間位置における屈折率は、1.49から1.42に、略連続的に、変化していた。
ポリメチルメタクリレート製で直径56mmのプリフォームロッド23が作製された。
前記プリフォームロッド23が、前記パイプ22内に、挿入された。この複合体の屈折率分布が示される(図14の下方位置)。この後、実施例1(図12の工程)に準じて行われた。
本実施例で得られたプラスチック製イメージファイバの伝送特性も良かった。
[比較例1]
直径56mmのポリスチレンロッド(屈折率:1.59)が、最外周が直径70mm、最内周が直径57mmのポリメチルメタクリレートパイプ(屈折率1.49)中に、挿入された。この後、前記複合体に対して、実施例1(図12の工程)に準じた処理が、行われた。本比較例のプラスチック製イメージファイバの屈折率分布は図3(b)型(ステップ型)であった。
本比較例1のプラスチック製イメージファイバの伝送特性は悪かった。
[比較例2]
直径56mmのポリメチルメタクリレート製ロッド(屈折率:1.49)が、最外周が直径70mm、最内周が直径57mmの2,2,2−トリフルオロエチルメタクリレート製パイプ(屈折率:1.42)中に、挿入された。この後、前記複合体に対して、実施例1(図12の工程)に準じた処理が、行われた。本比較例のプラスチック製イメージファイバの屈折率分布は図3(b)型(ステップ型)であった。
本比較例2のプラスチック製イメージファイバの伝送特性は悪かった。
1 プラスチック製イメージファイバ
2 クラッド
3 コア
10,21 パイプ
11,20 プリフォームロッド
12,18 加熱炉
13,19 ローラ
14 細線
15 細線
16 ポリメチルメタクリレート製パイプ
17 集合体
22 パイプ
23 プリフォームロッド

Claims (14)

  1. N(Nは2以上の整数)本のコアがクラッド中に設けられてなるプラスチック製イメージファイバであって、
    前記コアは、
    その屈折率の値が、前記コアの周辺部において、連続的に、変化しており、
    前記周辺部における前記コアの中心部側の位置での屈折率の値が、前記周辺部における前記クラッド側の位置での屈折率の値よりも、大きい
    ことを特徴とするプラスチック製イメージファイバ。
  2. 前記コアの径が1μm〜20μmであり、
    前記コアの本数が1000本以上であり、
    前記クラッドの外径が4mm以下である
    ことを特徴とする請求項1のプラスチック製イメージファイバ。
  3. 前記ファイバは、
    前記クラッドに接している位置での前記コアの屈折率の値と、前記コアに接している位置での前記クラッドの屈折率の値とが同じである
    ことを特徴とする請求項2のプラスチック製イメージファイバ。
  4. 前記ファイバは、
    前記コアの周辺部から、前記クラッドにおける前記コア近傍側までの位置において、その屈折率の値が、単調減少関数で表される
    ことを特徴とする請求項3のプラスチック製イメージファイバ。
  5. 前記ファイバは、
    前記コアの中心部から、前記クラッドにおける前記コア近傍側までの位置において、その屈折率の値が、単調減少関数で表される
    ことを特徴とする請求項4のプラスチック製イメージファイバ。
  6. [n2(前記コアにおける最大屈折率)−n1(前記クラッドにおける最小屈折率)]≧0.05である
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5いずれかのプラスチック製イメージファイバ。
  7. 前記ファイバは、
    前記コアの周辺部から、前記クラッドにおける前記コア近傍側までの位置において、その屈折率の変化率が連続である
    ことを特徴とする請求項4のプラスチック製イメージファイバ。
  8. 前記ファイバは、
    前記コアの中心部から、前記クラッドにおける前記コア近傍側までの位置において、その屈折率の変化率が連続である
    ことを特徴とする請求項5のプラスチック製イメージファイバ。
  9. プラスチックファイバ単線を束ねた集合体が作製されるプラスチックファイバ単線集合体作製工程と、
    前記プラスチックファイバ単線集合体が加熱一体化される加熱一体化工程と、
    前記加熱一体化工程で得られた一体化物が細引きされる細線化工程
    とを具備してなり、
    前記プラスチックファイバ単線は、
    その屈折率の値が、周辺部において、連続的に変化したものである
    ことを特徴とするプラスチックイメージファイバの製造方法。
  10. 前記プラスチックファイバ単線は、
    その屈折率の値が、周辺部において、単調減少関数で表される
    ことを特徴とする請求項9のプラスチックイメージファイバの製造方法。
  11. 前記プラスチックファイバ単線は、
    その屈折率の値が、中心部から周辺部にかけて、単調減少関数で表される
    ことを特徴とする請求項10のプラスチックイメージファイバの製造方法。
  12. 前記プラスチックファイバ単線は、
    その周辺部において、所定厚だけ、屈折率が同じ値である
    ことを特徴とする請求項9〜請求項11いずれかのプラスチックイメージファイバの製造方法。
  13. N(Nは2以上の整数)本のコアがクラッド中に設けられてなるプラスチック製イメージファイバであって、
    前記プラスッチク製イメージファイバは、
    コアの径が1μm〜20μmであり、
    前記コアの本数が1000本以上であり、
    前記クラッドの外径が4mm以下である
    ことを特徴とする請求項9〜請求項12いずれかのプラスチックイメージファイバの製造方法。
  14. N(Nは2以上の整数)本のコアがクラッド中に設けられてなるプラスチック製イメージファイバであって、
    [n2(前記コアにおける最大屈折率)−n1(前記クラッドにおける最小屈折率)]≧0.05である
    ことを特徴とする請求項9〜請求項13いずれかのプラスチック製イメージファイバの製造方法。

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