JPWO2015046396A1 - 医療機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 使用者等により確実に認知させることができる医療機器を提供する。【解決手段】 衝撃を受けたことを衝撃センサ70により感知するようにした医療機器において、衝撃センサ70を、衝撃によって電気信号を出力するように構成するとともに、衝撃センサ70から電気信号の出力があった場合に、衝撃を受けたことを記憶部60に記憶し、この記憶部60の情報に基づき警報を発するようにした。【選択図】 図7

Description

本発明は、衝撃を受けたことを事後的に知ることができるようにした医療機器に関するものである。
従来、この種の医療機器には、例えば、特許文献1に記載されるシリンジポンプのように、装着される注射器のプランジャ(シリンジ押子SP)を押動部(スライド組立体50)によって押し動かして、シリンジ筒部(S)内の薬液等をシリンジ筒部(S)の先端から吐出するようにしたものがある。
ところで、このような医療機器では、万が一、当該医療機器を支持する点滴スタンドが倒れて壁に衝突した場合や、当該医療機器を落下させてしまった場合等には、その際の衝撃によって、当該医療機器から意図せずに薬液等が吐出してしまったり、当該医療機器が正常に作動しなくなってしまうおそれがある。このため、このような強い衝撃を受けた場合には、当該医療機器を使用禁止にすることが望ましい。
そこで、例えば、前記シリンジポンプに対し、特許文献2に記載される衝撃センサを設けることが提案される。この衝撃センサは、複数種類の成分を含む溶液を、衝撃によって化学反応させて、色調変化させるようにしたものである。なお、この従来の衝撃センサは、衝撃を受けて色調変化した場合であっても、使用温度よりも1℃以上高い温度になると、前記溶液が元の状態に戻るようになっている。
前記従来の衝撃センサを医療器具に用いた場合、落下等により衝撃を受けた時点では、溶液の色調変化により、衝撃を受けたことを使用者等に認知させることができるが、その後、雰囲気温度の変化等により、使用温度よりも1℃以上高くなると、溶液が元の状態に戻ってしまうため、使用者等が衝撃を受けたことに気が付かないおそれがある。
特開2007−306991号公報 特許第4939485号公報
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、衝撃を受けたことを、使用者等により確実に認知させることができる医療機器を提供することにある。
上記課題を解決するための一手段は、衝撃を受けたことを衝撃センサにより感知するようにした医療機器において、前記衝撃センサを、衝撃によって電気信号を出力するように構成するとともに、前記衝撃センサから電気信号の出力があった場合に、この出力に関する情報を記憶部に記憶し、この記憶部の情報に基づき警報を発するようにしたことを特徴とする。
本発明は、以上説明したように構成されているので、衝撃を受けたことを、使用者等により確実に認知させることができる。
本発明に係る医療機器の一例を示す斜視図である。 同医療機器の平面図である。 同医療機器の正面図である。 同医療機器の右側面図である。 衝撃センサの一例であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図を示す。 同衝撃センサの縦断面図である。 本発明に係る医療機器におけるブロック図の一例を示す。 制御部による処理の一例を示すフローチャートである。 本発明に係る医療機器における回路図の一例を示す。
本実施の形態の第一の特徴は、衝撃を受けたことを衝撃センサにより感知するようにした医療機器において、前記衝撃センサを、衝撃によって電気信号を出力するように構成するとともに、前記衝撃センサから電気信号の出力があった場合に、この出力に関する情報を記憶部に記憶し、この記憶部の情報に基づき警報を発するようにした。
ここで、前記「出力に関する情報」には、例えば、前記衝撃センサが衝撃を受けたか否かを示す変数(フラグ)や、前記衝撃センサの出力値等を含む。
また、前記「警報」には、視覚的な表示(例えば、液晶ディスプレイへの警告表示等)や、警報音の発信、当該医療機器外部への警報信号の発信等を含む。
この構成によれば、衝撃を受けた際に衝撃センサから出力されると、その出力に関する情報が記憶部に記憶され、この記憶部の情報に基づき警報が発せられる。したがって、衝撃を受けたことを、その事象の発生の後にいつでも、使用者等に効果的に認知させることができる上、衝撃センサが元の状態に復帰したとしても、記憶部の記憶により衝撃を受けたことを知ることができ、その結果、使用者等が衝撃を受けたことに気が付かずに当該医療機器を使用してしまうようなことを防ぐことができる。
第二の特徴としては、前記衝撃センサとしてスピーカを用い、該スピーカの端子から衝撃を受けた際の電気信号を得るようにしたことを特徴とする。
この構成によれば、衝撃により電気信号を出力する構成により、省スペース化や部品点数の削減できる具体的構造とすることができる。
第三の特徴としては、前記スピーカは、音声信号が印加されることで音声を発する音声発生部と、音声信号よりも低い周波数の電気信号が印加されることで振動を発する振動発生部とを備えた振動発生機能付スピーカであることを特徴とする。
この構成によれば、スピーカのみを衝撃センサとした場合と比較して、大きな出力を得ることができる。
第四の特徴としては、移動可能な可動部を備えた医療機器であって、前記衝撃センサを前記可動部に設けた。
この構成によれば、可動部が衝撃を受けて移動した可能性があることを、容易に認知することができる。
第五の特徴としては、装着される注射器のプランジャを押動部によって押し動かすシリンジポンプを構成した医療機器であって、前記可動部を前記押動部とし、この押動部に前記衝撃センサを固定した。
この構成によれば、押動部が衝撃を受けて移動した可能性があることを、容易に認知することができる。
更なる特徴としては、前記衝撃センサから電気信号の出力があった場合に、この電気信号が所定の閾値を超えているか否かを判断し、前記閾値を超えていることを条件に、衝撃を受けたことを前記記憶部に記憶するようにする。
この構成によれば、通常の使用状態による微振動によって、警報を発するような誤作動を防止することができる。
また、より好ましい態様としては、前記記憶部の情報に基づき衝撃を受けていないと判断した場合には、当該医療機器の作動状態に応じた報知音を前記スピーカから発するようにする。
この構成によれば、衝撃センサとして動作する前記スピーカを、衝撃を受けていない場合には、当該医療機器の作動状態に応じた報知音を発するスピーカとして用いることができる。
また、より好ましい態様としては、前記警報として、前記スピーカから音を発するようにする。
この構成によれば、衝撃センサとして動作する前記スピーカを、警報音を発する機器としても用いることができる。
また、より好ましい態様としては、前記衝撃センサを複数設けるとともに、これら複数の衝撃センサのうち、少なくとも何れか一つを、他の衝撃センサに対し異なる向きに固定し、これら複数の衝撃センサの何れかによって電気信号の出力があった場合に、この出力に関する情報を記憶部に記憶し、この記憶部の情報に基づき警報を発するようにする。
この構成によれば、衝撃を受けた方向によって感知精度がばらつくようなことを防止することができる。
次に、上記特徴を有する本実施の形態の好ましい具体例を、図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図4に示す医療機器1は、着脱可能に装着された注射器Aのプランジャa1を押し動かして、注射器Aのシリンジ筒部a2の先端から薬液等の液体を吐出するシリンジポンプであり、点滴スタンドや治療台等に装着又は載置されて用いられる。
この医療機器1は、本体ケース部10と、本体ケース部10に対し注射器Aのシリンジ筒部a2を固定するクランプ部20と、固定された注射器Aのプランジャa1を押し動かす押動部30と、押動部30の作動状態や警報等を表示する表示部40と、押動部30の動作や表示部40への表示等を制御する制御部50と、衝撃を受けたことを記憶する記憶部60と、衝撃を受けた際に電気信号を出力する衝撃センサ70とを具備し、制御部50が記憶部60の情報に基づき警報を発する。
本体ケース部10は、図示例によれば、横長矩形状に形成され、その長手方向に直交する方向の片半部(図2によれば下半部)に、後述する表示部40を配設し、他半部(図2によれば上半部)に、注射器Aを載置するための凹曲面状の載置部11や、クランプ部20、押動部30等を配設している。
クランプ部20は、本体ケース部10の載置部11に対向する略アーチ状に形成され、上下動することで、載置部11との間に注射器Aのシリンジ筒部a2を挟持したり解放したりする。
押動部30は、本体ケース部10内の図示しない直動機構によって、クランプ部20に対し接近離間するように構成される。
前記直動機構は、例えば、回転するネジ軸に対しナット部を螺合させた送りねじ機構と、前記ネジ軸を駆動回転するモータと、前記モータの回転軸を前記ネジ軸に脱着するクラッチ機構とを備えた機構であり、前記ナット部に押動部30が固定される。
表示部40は、例えば液晶表示パネルであり、後述する制御部50からの信号により、押動部30及び前記直動機構の動作状態や、過去に衝撃を受けているか否か等を表示する。
制御部50は、CPU及び入出力装置等を備えたマイコン等とすればよく、予め設定された値等に基づき押動部30(前記直動機構)の動きを制御する手段や、表示部40へ表示のための信号を出力する手段、記憶部60に対し衝撃を受けたかか否かの情報を記憶したり該情報を呼び出したりする手段、後述する衝撃センサ70から衝撃を受けた際の電気信号を入力する手段等として機能する。
記憶部60は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)や、フラッシュメモリ、フリップフロップ回路を利用したRAM、その他の不揮発性又は揮発性のメモリ等の周知の記憶装置とすればよく、単一の構成であっても複数の構成であってもよい。
この記憶部60は、衝撃センサ70による衝撃の感知があったか否かの情報を記憶する。より具体的には、衝撃センサ70による衝撃の感知があったか否かを示す変数である衝撃フラグを記憶し、例えば、衝撃がない場合には前記衝撃フラグを「0」にし、衝撃があった場合に前記衝撃フラグを「1」に書き換えるようにすればよい。
衝撃センサ70は、音声信号(音を伝送するための電気信号)が印加されることで音声を発する音声発生部と、音声信号よりも低い周波数の電気信号が印加されることで振動を発する振動発生部とを備えた振動発生機能付スピーカである。
詳細に説明すれば、この衝撃センサ70は、図6に示すように、薄肉円筒状のハウジング71と、該ハウジング71の内周面に固定された薄肉環状であってその内周側を弾性的に撓ませるスプリング72と、該スプリング72の内周側に固定されて振動可能な略段付円筒状のヨーク73と、該ヨーク73の中央側に一体的に固定された円柱状のマグネット74、該マグネット74に固定されたポールピース75と、該ポールピース75から軸方向に離れた位置で略円形フィルム状に構成されその周囲がハウジング71に支持されたダイアフラム76と、ポールピース75及びダイアフラム76の外周面とヨーク73との間の隙間に位置するとともに前記ポールピース75の表面に固定されたボイスコイル77と、該ボイスコイル77に対し基板等を介して電気的に接続されたリード線78とを備える。
この衝撃センサ70は、リード線78に音声信号が印加された際に、ダイアフラム76(音声発生部)を振幅させて音声を発し、同リード線78に音声信号よりも低い周波数の電気信号が印加された際には、ヨーク73、マグネット74及びポールピース75等(振動発生部)を振幅させて振動を発することが可能である。
また、逆に、落下等により強い衝撃を受けた際には、主にヨーク73、マグネット74及びポールピース75等(振動発生部)を振動させ、その際の電磁誘導により、リード線78から電気信号を出力することが可能である。
なお、この衝撃センサ70には、例えば、特開2007−175570号公報に開示されるスピーカを用いることが可能である。
そして、上記構成の衝撃センサ70は、少なくとも、本体ケース部10に対し移動可能な可動部(図示例によれば押動部30)に固定される。
より詳細に説明すれば、この衝撃センサ70は、図2〜4に示すように、医療機器1の上下方向に軸方向を向けるようにして、押動部30内部に固定される。この際の固定手段は、例えば、押動部30の内壁面に円形状の凹部を設け、該凹部に、衝撃センサ70を嵌め合せるようにすればよい。
この衝撃センサ70は、図示する好ましい一例によれば、ダイアフラム76を下方に向けるとともに、ポールピース75、マグネット74及びヨーク73を上方に向け、リード線78をクランプ部20側に向けた状態で、押動部30に対し一体的に固定される。このような向きで衝撃センサ70を固定した場合、医療機器1がその底部を下に向けた状態で落下した際に、同衝撃センサ70が他の向きで固定された場合に比較して、大きい振動出力を得ることができる。このことは、本願発明者らが実験的に確認している。
そして、衝撃センサ70は、図7のブロック図に示すように、制御部50に対し電気信号を入力するように、リード線78を制御部50に対し電気的に接続している。
また、衝撃センサ70と制御部50及び記憶部60との接続状態をより具体的に示した一例として、図9の回路図を示す。
この図9に示す回路では、衝撃センサ70と接続される制御部50は、差動増幅器、2つの比較器、CPUなどで構成されている。
同じく、図9に示す回路では、記憶部60はとして、D型フリップフロップ回路を使用したメモリを採用している。
このD型フリップフロップ回路による記憶部60と、制御部50における差動増幅器、比較器を含む範囲は、医療機器1の主電源OFF時にも低電力で動作させている。
これにより、医療機器1の主電源OFF時にも、落下衝撃を受けた場合などに発生する起電力の情報を、メモリに記録することができる。
そして、医療機器1の主電源をONとした時にCPUが立ち上がり、D型フリップフロップ回路による記憶部60から情報を読み取る。
次に、上記構成の医療機器1について、制御部50による処理の一例を図8に示すフローチャートに基づいて詳細に説明する。
例えば、当該医療機器1が点滴スタンドに装着された状態で該点滴スタンドが倒れた場合や、当該医療機器1が直接落下衝撃を受けた場合等、衝撃センサ70が電気信号を発すると、その電気信号が制御部50に入力される。
制御部50は、図8のフローチャートに示すように、入力された電気信号が所定を閾値を超えたか否かを判断し(ステップ1)、超えた場合には次のステップ2へ処理を進め、そうでなければステップ3へ処理をジャンプする。
ここで、前記閾値は、通常の使用状態での微振動により警報が発信されることのないように、適宜な値が設定される。
ステップ2では、衝撃フラグをオンにする。具体的には、制御部50が、記憶部60に記憶された変数である衝撃フラグを、オフ(0)からオン(1)に変化させる。
ステップ3では、衝撃フラグがオンか否かを判断し、オンであれば次のステップ4へ処理を進め、そうでなければステップ5へ処理を進める。
ステップ4では、制御部50から表示部40に電気信号が発せられることで、表示部40に衝撃を受けたことを示す表示(例えば、「衝撃あり」や「使用禁止」等の表示)をするとともに、当該医療機器1に対する通常の操作を不可能な状態にし、処理をステップ1へ戻す。
なお、このステップ4の他例としては、表示部40と並列に設けられた図示しないスピーカから警報音を発する態様や、図示しないLEDを点滅又は点灯する態様としてもよい。
また、前記のように衝撃フラグがオンになったあと、この衝撃フラグをオフにする操作は、図示しない特別な操作(例えば、目立たないように設けられたリセットボタンの操作や、電源スイッチの長押し操作等)によって行われるようにすればよい。
また、ステップ5では、当該医療機器1に対する通常の操作が可能な通常動作モードとなり、処理をステップ1へ戻す。この通常動作モードでは、図示しないスイッチの操作等により、押動部30を作動させることが可能となる。
ステップ3の後は、通常動作モードが維持されるが、この通常動作モード中も、衝撃センサ70による衝撃の感知が可能であり、衝撃の感知があった場合には、前記ステップ1及び2により衝撃フラグがオンになり、ステップ4にて警報の発信が行われる。
よって、上記ステップ1〜5によれば、閾値以上の衝撃を受けていない状態では、通常動作モードが維持され、図示しない操作スイッチによる操作により押動部30を作動させることができる。
また、閾値以上の衝撃を受けた際には、その衝撃の後、継続的に、表示部40に衝撃を受けたことを表示したり、通常の操作を不可能にしたりすることができる。
しかも、衝撃センサ70として、上述した構成の振動発生機能付スピーカを用いたため、ヨーク73、マグネット74及びポールピース75等の比較的質量の大きい振動発生部位により、衝撃力に応じた大きな出力を得ることができる。
特に、医療機器として重要な可動部(押動部30)が衝撃を受けたか否かを判断することができ、図示例の場合には、衝撃によって押動部30が移動して注射器A内の薬液の量が変化した可能性があるか否かを認知することができる。
これらの結果として、使用者等が衝撃を受けた状態の当該医療機器1を誤って使用してしまうのを防ぐことができる。
なお、上記態様では、衝撃センサ70を衝撃を受けた際に電気信号を発するものとしてのみ用いたが、他例としては、記憶部60の情報に基づき衝撃を受けていないと判断した場合(すなわち、前記衝撃フラグがオフになった場合)には、衝撃センサ70と制御部50の間の入出力関係をリレー等の切替手段により切替え、前記通常動作モード中に、制御部50から衝撃センサ70に音声信号を発して、衝撃センサ70のスピーカ(ダイアフラム76)から当該医療機器1の作動状態に応じた報知音を発するようにすることも可能である。
さらに、他例としては、記憶部60の情報に基づき衝撃を受けていないと判断した場合(すなわち、前記衝撃フラグがオフになった場合)には、衝撃センサ70と制御部50の間の入出力関係をリレー等の切替手段により切替え、制御部50から衝撃センサ70に音声信号を発して、衝撃センサ70を構成するスピーカ(ダイアフラム76)から警報音を発するようにすることも可能である。
また、上記態様では、衝撃センサ70の出力に基づく記憶部60の情報により衝撃を受けたか否かのみを判断したが、他例としては、衝撃センサ70の出力値を記憶部60に記憶するようにし、記憶部60に記憶された前記出力値によって衝撃を受けた際の落下高さを推定することも可能である。
また、更に他例としては、衝撃センサ70の出力値を記憶部60に記憶するようにし、記憶部60に記憶された前記出力値によって衝撃を受けた際の落下方向を推定することも可能である。
また、図示例によれば、単一の衝撃センサ70を用いた構成としたが、他例としては、複数の衝撃センサ70を押動部30に設けた態様や、複数の衝撃センサ70を押動部30と押動部30以外の箇所(例えば本体ケース部10の内部等)に設けた態様等とすることも可能である。
また、好ましい他例としては、前記衝撃センサ70を複数設けるとともに、これら複数の衝撃センサ70のうちの各衝撃センサ70を、他の衝撃センサ70に対し異なる向き(詳細には中心軸が異なる向き)に固定し、これら向きの異なる複数の衝撃センサ70のうち、何れかの衝撃センサ70から電気信号の出力があった場合に、この出力に関する情報を記憶部に記憶し、この記憶部の情報に基づき警報を発するようにする。
この構成によれば、衝撃を受けた方向によって感知精度がばらつくようなことを防止することができる。
また、上記態様では、医療機器1としてシリンジポンプを構成したが、他例としては、医療機器1としてチューブを繰り返し押圧変形させて該チューブ内の液体を輸送する輸液ポンプを構成し、この輸液ポンプの可動部や他の部位に衝撃センサ70を設けたり、他の医療機器に衝撃センサ70等を設けたりすることも可能である。
1:医療機器
30:押動部(可動部)
40:表示部
50:制御部
60:記憶部
70:衝撃センサ(振動発生機能付スピーカ)
73:ヨーク(振動発生部)
74:マグネット(振動発生部)
75:ポールピース(振動発生部)
76:ダイアフラム(音声発生部)

Claims (5)

  1. 衝撃を受けたことを衝撃センサにより感知するようにした医療機器において、
    前記衝撃センサを、衝撃によって電気信号を出力するように構成するとともに、前記衝撃センサから電気信号の出力があった場合に、この出力に関する情報を記憶部に記憶し、この記憶部の情報に基づき警報を発するようにしたことを特徴とする医療機器。
  2. 前記衝撃センサとしてスピーカを用い、該スピーカの端子から衝撃を受けた際の電気信号を得るようにしたことを特徴とする請求項1記載の医療機器。
  3. 前記スピーカは、音声信号が印加されることで音声を発する音声発生部と、音声信号よりも低い周波数の電気信号が印加されることで振動を発する振動発生部とを備えた振動発生機能付スピーカであることを特徴とする請求項2記載の医療機器。
  4. 移動可能な可動部を備えた医療機器であって、前記衝撃センサを前記可動部に設けたことを特徴とする請求項1〜3何れか1項記載の医療機器。
  5. 装着される注射器のプランジャを押動部によって押し動かすシリンジポンプを構成した医療機器であって、前記可動部を前記押動部とし、この押動部に前記衝撃センサを固定したことを特徴とする請求項4記載の医療機器。
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