JPWO2015045006A1 - タイムシフト録画のための制御方法、表示方法および電子機器 - Google Patents

タイムシフト録画のための制御方法、表示方法および電子機器 Download PDF

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一貴 桑原
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Abstract

一実施の形態では、地デジの6チャネルがタイムシフト録画対象チャネルとして指定され、このタイムシフト録画対象チャネルの放送コンテンツ(無料放送ダビング10コンテンツなど)のためのタイムシフト録画が、通常タイムシフト録画用HDDに対して設定される。また、BSの1チャネルがプラスワンタイムシフト録画対象チャネルとして指定され、このプラスワンタイムシフト録画対象チャネルの放送コンテンツ(有料放送コピーワンスコンテンツなど)のためのプラスワンタイムシフト録画が、プラスワンタイムシフト録画用HDDに対して追加設定される。ここで、前記第1タイムシフト録画を行う第1の時間帯と、前記第2タイムシフト録画を行う第2の時間帯は、別々に設定可能に構成される。

Description

この発明の実施形態は、タイムシフト録画のための制御方法、表示方法および電子機器に関する。
デジタル放送の多局化に伴い、ユーザには何時どの放送チャネルでどんな番組が放送されたのかが把握し辛くなっている。これに対処する方法の1つとして、タイムシフト録画がある。タイムシフト録画では、終日(24時間)または1日の所定の放送時間帯(例えばユーザが外出中あるいは就寝中の時間帯)において、多数の放送チャネルで放送される多数の放送番組を使用記録媒体に入る範囲で丸ごと(番組表と同じ番組の区切り方で)録画できる。そして、ユーザは、気が向いたときにタイムシフト録画された多数の番組群からユーザの好みに合いそうな番組を任意にピックアップして自由に再生し視聴できる。もし、この視聴で気に入った番組が見つかったときは、その番組を保存用の記録媒体へダビング(またはムーブ)できる。また、その番組が今後も放送される見込みの番組であれば、その番組の将来放送に対して、タイムシフト録画とは別に、通常録画予約をしておくことができる。
従来のタイムシフト録画では、例えば地上デジタル放送のうち6チャネル分の放送コンテンツを電子番組表(EPG)と同じ番組区切りで数日分〜数週間分丸ごと録画し、後にユーザがタイムシフト録画した番組群の過去番組表から所望の番組を任意に再生できるようになっている。しかし、現在では地上デジタル放送以外に衛星(BS)デジタル放送および通信(CS)デジタル放送による膨大な数のチャネルが視聴可能となっている。BS/CSデジタル放送もタイムシフト録画の対象に含めると、既存の地上デジタル放送のタイムシフト録画用記録媒体(通常は数テラバイトのHDD)だけでは容量不足になる。
この容量不足に対しては、例えばUSBインターフェースを利用した外付けHDDの増設で対処できる。しかし、BS/CSデジタル放送には地上デジタル放送とは異なる特性があり、単に外付けHDDを増設しただけでは、タイムシフト録画された番組の管理が複雑化しあるいは再生操作が煩雑化して、利便性が損なわれる。
地上デジタル放送とは異なるBS/CSデジタル放送の特性としては、無料放送と有料放送の混在、ダビング回数の制約、チャネル毎の専門性などがある。すなわち、BS/CSデジタル放送には、契約の有無に応じて視聴可能かどうかが管理される有料放送番組が多く含まれ、それらの番組にはダビング許容回数や同時録画可能数などに関して地上デジタル放送番組より厳しい制約が課せられている。例えば、地上デジタル放送番組では最初の録画番組から9回ダビング(コピー)できるが、BS/CSデジタル放送の有料番組ではダビング不可でありムーブ(コピー後にコピー元のコンテンツが消去される)しかできない。また同じイベントIDの有料放送番組については、B−CAS(BS Conditional Access System)カードが1枚の同一機器内では1番組しか同時録画ができず、タイムシフト録画と通常の予約録画が重なったときはどちらか一方しか録画できない。
また、CSデジタル放送では番組内容に専門性の高いチャネル(スポーツ専門チャネル、アニメ専門チャネル、映画専門チャネル、音楽専門チャネルなど)が多く含まれている。そのため、増設した外付けUSB−HDDによるBS/CSデジタル放送のタイムシフト録画では、チャネルの専門性に応じたタイムシフト録画番組のユーザフレンドリーな管理が難しくなっている。
ここで、チャネルの専門性に応じたタイムシフト録画番組の管理の一例を挙げると、例えばスポーツ専門チャネルなら、ゴルフ、テニス、野球などの競技毎の番組管理があり、さらに、同じゴルフでもお気に入りプレーヤ毎の番組管理やレッスン中心の番組管理がある。また、同じ映画専門チャネルといっても初めから洋画専門チャネル、邦画専門チャネルなどがあり、その中で、さらに監督毎あるいは出演俳優毎の管理もある。そして、専門チャネルでは、そのチャネルが扱う限られたジャンル内での番組数が(ジャンルを問わず色々な番組を放送するチャネルと比べて)非常に多くなるので、お気に入りの番組を見つけ出すまで手間取るようになる。
このように、BS/CSデジタル放送を含めたタイムシフト録画番組の管理は、地上デジタル放送だけを対象としたタイムシフト録画番組の管理よりも煩雑化しやすい。
ユーザの利便性を改善するEPGの表示方法については、種々な提案がなされている(特許文献1、2参照)。しかし、HDDを増設し、そのHDDでBS/CSデジタル放送のタイムシフト録画もできるようにしたい場合、タイムシフト録画番組に関する管理(HDDをどのように増設しどのように利用するかなど)については、未開拓分野となっている。
特開2005−203955号公報 特開2009− 71357号公報
この発明に係る実施形態の課題の1つは、増設記録媒体(外付けUSB−HDDなど)を利用したタイムシフト録画に適した管理を実現することである。
一実施の形態では、第1の放送チャネル(例えば地デジの6チャネル分)が第1タイムシフト録画対象チャネルとして指定され、この第1タイムシフト録画対象チャネルの第1放送コンテンツ(無料放送ダビング10コンテンツなど)のための第1タイムシフト録画が、第1の記録部(通常タイムシフト録画用HDD)に対して設定される。また、第2の放送チャネル(例えばBSの1チャネル分)が第2タイムシフト録画対象チャネルとして指定され、この第2タイムシフト録画対象チャネルの第2放送コンテンツ(有料放送コピーワンスコンテンツなど)のための第2タイムシフト録画が、第2の記録部(プラスワンタイムシフト録画用HDD)に対して追加設定される。ここで、前記第1タイムシフト録画を行う第1の時間帯と、前記第2タイムシフト録画を行う第2の時間帯が、別々に設定可能に構成される。
図1は、一実施の形態に係るタイムシフト録画のための電子機器(デジタルテレビジョン放送受信装置)の構成を説明する図である。 図2は、プラスワンタイムシフト録画用HDDの登録処理の一例を説明するフローチャートである。 図3は、プラスワンタイムシフト録画の対象チャネルを選択する場合の一例を説明する図である。 図4は、プラスワンタイムシフト録画の録画時間帯を独自設定する場合の一例を説明する図である。 図5は、通常の予約録画とタイムシフト録画またはプラスワンタイムシフト録画がどのように行われるかの一例を説明するフローチャートである。 図6は、有料放送のプラスワンタイムシフト録画が通常の予約録画と重複した場合に、プラスワンタイムシフト録画が一時停止される場合のアラート例を説明する図である。 図7は、タイムシフト録画およびプラスワンタイムシフト録画される放送番組のコンテンツの管理表の一例を説明する図である。 図8は、プラスワンタイムシフト録画番組またはタイムシフト録画番組の再生処理の一例を説明するフローチャートである。 図9は、プラスワンタイムシフト録画した番組を含む過去番組表の一例を説明する図である。 図10は、過去番組表と、この過去番組表にあった番組に対応する録画リストとの関係の一例を説明する図である。 図11は、プラスワンタイムシフト録画番組(またはタイムシフト録画番組)を通常録画領域にダビング(コピーまたはムーブ)する処理の一例を説明するフローチャートである。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、一実施の形態に係るタイムシフト録画のための電子機器の具体例として、デジタルテレビジョン放送受信装置41の構成を示す。
BS/110度CSデジタル放送受信用のアンテナ43で受信したBS/CSデジタルテレビジョン放送信号は、入力端子44を介してBS/CSデジタル放送用のチューナ45に供給され、所望のチャンネルの放送信号が選局される。BS/CSチューナ45で選局された放送信号は、PSK(Phase Shift Keying)復調器46に供給されて、デジタルの映像信号及び音声信号に復調された後、信号処理部47に出力される。
ここではBS/CSチューナ45を1つしか図示していないが、複数のBS/CSデジタル放送用チューナを備えていても良い。また、後述するIEEE1394端子などを利用して外部デジタルチューナを接続し、利用可能なチューナリソースの数を増やすこともできる。
地上デジタル放送受信用のアンテナ48で受信した地上デジタルテレビジョン放送信号は、入力端子49を介して、1以上(例えば6以上)の地上デジタル放送用のチューナ50−1〜50−nに供給され、1以上の所望のチャンネルの放送信号が選局される。チューナ50−1〜50−nで選局された放送信号は、それぞれOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)復調器51−1〜51−nに供給され、デジタルの映像信号及び音声信号に復調された後、信号処理部47に出力される。
ここで、信号処理部47は、復調器46から供給されたデジタル映像/音声信号と、復調器51−1〜51−nから供給されたデジタル映像/音声信号と、さらに外部ライン入力端子からの映像信号及び音声信号に対して、選択的に所定のデジタル信号処理を施す。信号処理部47で処理された映像信号及び音声信号は、それぞれ、グラフィック処理部52及び音声処理部53へ出力される。
グラフィック処理部52は、信号処理部47から供給されるデジタル映像信号に、OSD(On Screen Display)信号生成部54で生成されたOSD信号を重畳して出力する。さらに、このグラフィック処理部52は、信号処理部47の出力映像信号とOSD信号生成部54の出力OSD信号とを選択的に出力することができ、また、両出力の画像がそれぞれ別の表示画面領域を構成するように組み合わせて出力することもできる。
現在放送中の番組を含めこれから放送される複数チャネルの未来番組表(EPG)およびタイムシフト録画した過去の番組表の電子表示画像は、OSD信号生成部54により生成できる。ここで、未来番組表には、現在およびこれから放送予定の番組群が番組単位で放送チャネル毎に時系列に沿って並んで表示される。また、過去番組表は、未来番組表と同様な表示形式を持ち、タイムシフト録画(またはプラスワンタイムシフト録画)された1以上の番組群を番組単位で放送チャネル毎に時系列に沿って並んで表示する。
グラフィック処理部52から出力されたデジタルの映像信号は、映像処理部55に供給される。この映像処理部55は、入力されたデジタルの映像信号を、映像表示器57で表示可能なフォーマットの映像信号に変換し、映像表示器57に出力して映像表示させる。映像表示器57は例えば1920x1080または3840x2160ピクセルの高精細液晶表示パネルで構成され、未来番組表、過去番組表、ユーザへの種々な案内表示は、この表示器57上で行われる。
音声処理部53は、入力されたデジタルの音声信号を、スピーカ56で再生可能なフォーマットの音声信号に変換し、スピーカ56に出力して音声再生させる。このスピーカ56は、ユーザが後述するリモートコントローラの操作により種々な設定を行う際に、適宜、操作確定音を出すことができる。
図1のデジタルテレビジョン放送受信装置41では、前述した各種の動作(ユーザによるリモートコントローラ操作も含む)が、制御部61によって統括的に制御されている。制御部61は、マイクロコンピュータ(MPUと略記)により構成できる。装置41に設けられた操作部71からユーザ操作情報を受けたとき、あるいはリモートコントローラ72から送出されたユーザ操作情報が受光部73を介して受信されたとき、制御部61は、その操作内容が装置に反映されるように各部を統括して制御する。
リモートコントローラ72は、ユーザ操作を制御部に伝えるための種々なキーを備えている。これらのキーには、地上デジタル放送を選択するTeSキー、BSデジタル放送を選択するBSキー、CSデジタル放送を選択するCSキー、ユーザ操作を確定する決定(エンター)キー、決定キーを取り囲む4つのカーソルキー、青赤緑黄の色分けキーが含まれる。これらのキーにはさらに、未来番組表(EPG)を呼び出す番組表キー、タイムシフト録画した過去の番組表を呼び出すタイムシフトキー、種々な設定操作に移るためのクイックキー、タイムシフト録画した番組群からユーザの好みにあう番組だけを満喫するための「ざんまいプレイ」キーなども含まれる。
1以上の外付けHDDの使用目的(どのHDDをタイムシフト録画あるいはプラスワンタイムシフト録画に用いるのかなど)は、クイックキーを押してから表示されるメニュー操作指定することができる。このメニュー操作については後述する。
制御部61は、カードインターフェース(I/F)75を介して、メモリカード77が装着可能なカードホルダ76に接続される。これによって、制御部61は、カードホルダ76に装着されたメモリカード77と、カードI/F75を介して情報の送受信を行なうことができる。制御部61は、図示していないが、さらに別のカードI/Fを介して、第2のメモリカードが装着可能なカードホルダに接続されてもよい。
図1の装置41には、周囲の明るさを検出する明るさセンサ78が設けられていている。制御部61は、明るさセンサ78からの検出信号に基づいて映像処理部55を制御することにより、映像表示部57の明るさを自動調整する。
制御部61は、通信I/F81を介してLAN端子82に接続されている。これにより、制御部61は、LAN端子82に接続された外部機器(LAN対応のHDDなど)92と、通信I/F81を介して情報の送受信を行なうことができる。この場合、制御部61は、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ機能を有し、LAN端子82に接続されたLAN対応のHDD92にIP(Internet Protocol)アドレスを割り当てて制御する。制御部61は、図示していないがさらに別の通信I/Fを介して第2のLAN端子に接続されてもよい。LAN端子に接続できる外部機器としては、HDDの他に、DTCP−IP対応サーバ、DTCP−IP対応PC、DTCP−IP対応TVなどがある。LAN端子に接続された1以上のLAN対応HDDは、通常録画用および/またはタイムシフト録画用に使用できる。
制御部61は、USB・I/F83を介してUSB端子84A〜84Cに接続されている。これにより、制御部61は、USB端子84A〜84Cに接続された各機器と、USB・I/F83を介して情報の送受信を行なうことができる。例えば、USB端子84Aにはタイムシフト録画用HDD94Aを接続でき、USB端子84Bでタイムシフト録画用HDD94Bを増設できる。また、USB端子84Cには、USBハブ93を介して、プラスワンタイムシフト録画用HDD94Cあるいは通常録画用のUSB−HDD94Dを、選択的に接続できる。プラスワンタイムシフト録画用HDD94Cの利用方法の詳細は後述するが、このHDD94Cを利用してBC/CSデジタル放送用のプラスワンタイムシフト録画機能を追加することができる。
なお、装置41は、制御部61により動作制御される通常録画用(および/またはタイムシフト録画用)のHDD91を内蔵することができる。
また、制御部61は、IEEE1394・I/F85を介してIEEE1394端子86に接続されている。これにより、制御部61は、端子86に接続された各機器と、I/F85を介して情報の送受信を行なうことができる。
端子86に接続される各機器としては、例えばセットトップボックス、デジタル放送チューナ、デジタル放送チューナ内蔵のデジタルレコーダ、などがある。セットトップボックスにより、地上デジタル放送、BS/CSデジタル放送のほかに、IP(Internet Protocol)放送も受信可能となる。これらの機器は、視聴用あるいはPVR(Personal Video Recorder)用のチューナリソースとして利用できる。これらのチューナリソースは、タイムシフト録画および/またはプラスワンタイムシフト録画に利用することができる。
また上記制御部61は、HDMI(High Definition Multimedia Interface)規格に合致したHDMI・I/F 85を介してHDMI端子88に接続された各機器と情報の送受信を行なうことができる。
制御部61は、そのMPUが実行する制御プログラム(ファームウエア)等を格納したROM611、このMPUの作業エリアを提供するワークRAM612、各種の設定情報及び制御情報等が格納される不揮発性メモリ613、通常録画予約やタイムシフト録画などにおいて参照する時間情報を提供するタイマ614等を具備している。ROM611に格納される制御プログラムには、タイムシフト録画用およびプラスワンタイムシフト録画用のHDDを設定する制御プログラム、タイムシフト録画およびプラスワンタイムシフト録画を実行する制御プログラム、タイムシフト録画およびプラスワンタイムシフト録画された番組の再生制御プログラムなどが含まれる。
図2は、プラスワンタイムシフト録画用HDDの登録処理の一例を説明するフローチャートである。図1の制御部61は、装置41の電源が入ると、USB端子84A〜84Cに接続されているUSB−HDDを検知する(ST10)。端子84Aおよび84Bに接続されたUSB−HDD(高速のUSB3.0対応)94Aおよび94Bについては、タイムシフト録画用AおよびBとして登録される(未だ初期化されていないHDDの場合は初期化処理がなされてから登録される)。
端子84Cに接続されたUSB−HDDについては、ハブを介して接続されているかどうかチェックされる(ST12)。ハブ接続でない場合(ST12のN)、端子84Cに接続されたUSB−HDDは、例えば通常録画用として登録される。そのUSB−HDDが未だ通常録画用に初期化されていなければ初期化され(ST30)、ハードディスク名が付与されて(ST32)、録画先HDDとして設定される(ST34)。こうして登録が終了すると、そのUSB−HDDの接続完了がユーザに通知され、現在放送中のオンエア画面表示に移行する(ST38)。そのUSB−HDDが既に初期化済みであれば、ST30〜ST32の処理はスキップされて、そのUSB−HDDは通常録画用の録画先HDDとして設定される(ST34)。
端子84Cに接続されたUSB−HDDがハブ接続の場合(ST12のY)、端子84Cに接続されたUSB−HDD(94Cまたは94D)はプラスワンタイムシフト録画用または通常録画用として利用できる。ユーザはそのUSB−HDDを通常録画用にするかプラスワンタイムシフト録画用にするかを選択できる(ST14)。ハブ93接続されたUSB−HDD94Dを通常録画用にすることをユーザが選択した場合は、そのUSB−HDDは通常録画用として登録される。その場合の処理はST30〜ST36と同様である。
ハブ93接続されたUSB−HDD94Cをプラスワンタイムシフト録画用にすることをユーザが選択した場合は、そのUSB−HDDはプラスワンタイムシフト録画用として登録される。そのUSB−HDDが未だタイムシフト録画用に初期化されていなければ初期化され(ST16)、初期化されたUSB−HDD94Cがプラスワンタイムシフト録画用としてUSB端子84Cに登録される(ST20)。
次に、プラスワンタイムシフト録画用として登録されたUSB−HDD94Cでタイムシフト録画すべき放送チャネルがNチャネル分設定される。Nは1以上の整数である。USB−HDD94CがUSB2.0の比較的低速タイプのときは、Nは1つにする。USB−HDD94CがUSB3.0以上の高速タイプのときは、Nは2以上にできる。
図3は、図2のST22において、プラスワンタイムシフト録画の対象チャネルを選択する場合の一例を説明する図である。この選択のための操作は、図1に例示されたリモートコントローラ72の上下左右カーソルキーと決定キーを用いて行うことができる。ユーザは、まず、プラスワンタイムシフト録画をどの放送帯から選ぶかを決める。たとえばBSアイコンをカーソルキーで選択し決定キーを押すと、BSデジタル放送が選択される。すると、BSアイコンの下に選択可能なBSデジタル放送のチャネルがリストアップされる。リストアップされたBSデジタル放送のチャネルをカーソル操作で選び決定キーを押すと、そのチャネルがプラスワンタイムシフト録画用のチャネルとして選択される(N=1の場合)。さらに別の放送チャネルにカーソルを移動させて再び決定キーを押すと、そのチャネルがプラスワンタイムシフト録画用の第2のチャネルとして選択される(N=2の場合)。N=2以上の場合は同様な操作を繰り返す。N=2以上の場合は、プラスワンタイムシフト録画用の第2のチャネルを、CSデジタル放送や地上デジタル放送から選択することも可能である。
以上のように構成することにより、タイムシフト録画対象の放送チャネルとして1以上の地上デジタル放送チャネル(例えば地デジの6チャネル)を設定できる。また、プラスワンタイムシフト録画対象の放送チャネルとして、衛星デジタル放送、通信デジタル放送、および地上デジタル放送のうちの少なくとも1つの放送チャネル(Nチャネル)を設定できる。
図2の説明に戻る。図3で説明したようなプラスワンタイムシフト録画の対象チャネル選択が済むと、プラスワンタイムシフト録画を行う時間帯の設定が行われる(ST24)。この時間帯の設定方法には、複数の選択枝が用意されている。1つは全時間(終日24時間)全てをプラスワンタイムシフト録画用に設定する場合であり、もう1つはタイムシフト録画用HDD94Aまたは94Bで既に設定されている時間帯と同じ時間帯をプラスワンタイムシフト録画用に設定する場合であり、もう1つはユーザが希望する任意の時間帯をプラスワンタイムシフト録画用に独自設定する場合である。これらの選択枝は、別のHDD(94Aまたは94B)で既に設定されているタイムシフト録画時間帯とは独立した設定であるが、終日あるいは既に設定されている時間帯を利用した設定については、デフォルト設定にしてもよい(この場合はプラスワンタイムシフト録画用の時間設定が自動化される)。
図4は、図2のST24において、プラスワンタイムシフト録画の録画時間帯を設定する場合の一例を説明する図である。ここでは、仮に、端子84Aのタイムシフト録画用USB−HDD94Aは終日(24時間全て)がタイムシフト録画用に設定されており、端子84Bのタイムシフト録画用USB−HDD94Bが停止中(例えばそのHDDの電源がオフまたはユーザからタイムシフト録画一時停止の指令を受けた状態)であり、端子84Cのプラスワンタイムシフト録画用USB−HDD94Cでタイムシフト録画時間帯を任意に設定する場合を想定する。
この場合、端子84CのタイムシフトマシンC(USB−HDD94Cを使用)がリモートコントローラ72のカーソル操作と決定キーで選択される(240)。すると、端子84CのHDD94Cに対して選択可能なタイムシフト録画時間の設定メニューが画面表示される(241)。ここで、全時間の枠241aが選択されると、終日(24時間)のプラスワンタイムシフト録画が設定される。また、タイムシフトマシン指定時間の枠241bが選択されると、プラスワンタイムシフト録画時間帯を、端子84AのHDD94Aと同じにするか、端子84BのHDD94Bと同じにするか(HDD94B)、独自設定にするかが選べるようになる。
ここで、独自設定がリモートコントローラ72のカーソル操作と決定キーで選択されると、プラスワンタイムシフト録画用に独自設定できる時間の時間割が表示される(242)。この時間割中のフレーム242aを1以上選択することにより、プラスワンタイムシフト録画を開始する時間と終了する時間を選択できる(ただし、例えば月曜早朝の数時間のシステムメンテナンス時間帯は、選択されないように黒塗り潰しなどで区別される)。選択された時間帯のフレーム群242bの色は、選択されたことが一目で分かるように、周囲の色から変えることができる(フレーム群242b内の先頭フレームはプラスワンタイムシフト録画の開始時間に対応し、末尾フレームはプラスワンタイムシフト録画の終了時間に対応している)。
上記の独自設定では、タイムシフト録画を行う第1の時間帯と、プラスワンタイムシフト録画を行う第2の時間帯が、別々に設定可能となっている。具体的には、第2の時間帯(例えばPM3:00〜PM11:00または終日24時間)が、第1の時間帯(例えばPM3:00〜PM11:00または終日24時間)と一致するようにユーザ設定可能である。あるいは、第2の時間帯が、第1の時間帯(例えばPM3:00〜PM11:00)と不一致(例えばPM11:00〜AM3:00)であるか、不一致の時間帯(例えばPM8:00〜AM0:00)を含むようにユーザ設定可能である。
図2の説明に戻る。図4で説明したようなプラスワンタイムシフト録画時間帯の独自設定(あるいはHDD94Aまたは94Bで設定済みの時間帯に合わせた設定、もしくは終日の24時間をカバーする全時間設定)が済むと、プラスワンタイムシフト録画の設定内容の確認画面が表示される(ST26)。この画面表示により、ユーザは、BSデジタル放送の181チャネルに対して独自設定した時間帯(例えばPM3:00〜PM8:00)において、USB−HDD94Cを用いたプラスワンタイムシフト録画が行われることを、確認できる。もし、ST26の表示中に訂正したい箇所が見つかれば、ST22に戻って設定しなおせばよい。ST26で表示された設定内容でよければ、ユーザは設定内容に同意する「はい」というアイコンを選んでリモートコントローラ72の決定キーをおす。すると、HDD94Cを用いたプラスワンタイムシフト録画の設定が完了し、現在放送中のオンエア画面表示(ST38)に移行する。
図5は、通常の予約録画とタイムシフト録画またはプラスワンタイムシフト録画がどのように行われるかの一例を説明するフローチャートである。ここでは、通常の予約録画における番組予約に先立って、図1のHDD94Bおよび/または94Bを用いたタイムシフト録画の設定(図2のST34)および、図1のHDD94Cを用いたプラスワンタイムシフト録画の設定(図2のST22〜ST26)が、既に行われているものとする。
ユーザは、図1のリモートコントローラ72のカーソルキーと決定キーの操作により、図示しない未来番組表(EPG)から、1以上の番組(これから放送される未来番組)の録画を予約する(ST100)。この予約録画先としては、図1のHDD91、92、または94Dを選択できる。この予約が完了すると、図1の装置41は予約スタンバイ状態となる。
通常の予約録画の録画開始時間直前(例えば予約時間がPM3:00〜PM4:54であればPM2:55)になると(ST102のY)、図1の制御部61は、これから予約録画する番組に関して、有料番組の予約重複の判定を行う。すなわち、これから予約録画する番組が有料かどうか、その番組と同じイベントIDの予約がタイムシフト録画番組中またはプラスワンタイムシフト録画番組中にあるかどうかが判定される(ST104)。もし、これから予約録画する番組が無料であるか、有料であってもその番組と同じイベントIDの予約がタイムシフト録画番組中またはプラスワンタイムシフト録画番組中にないときは(ST104のN)、通常の予約録画が開始され、タイムシフト録画またはプラスワンタイムシフト録画も継続される(ST116)。タイムシフト録画またはプラスワンタイムシフト録画は、中断条件または終了条件が生じるまで続く(ST118のN)。
ここで、ST118の中断条件の例としては、ユーザがリモートコントローラ72のクイックメニュー操作でタイムシフト録画の一時停止を指令した場合がある。不慮の停電も中断条件の例となる。ST118の終了条件の例としては、ループ録画モードでないときにタイムシフト録画用のHDDの残り容量が0%になった場合がある。(ループ録画モードでは、使用HDDの容量を録画で使い切ると、録画時間の古いものから順にタイムシフト録画済番組が上書き消去されるため、タイムシフト録画用のHDDの残り容量がなくなることはない。)タイムシフト録画が特定期間だけに設定されており、その特定期間を過ぎたときも、終了条件の例となる。
これから予約録画する番組が有料であり、かつ、その番組と同じイベントIDの予約がタイムシフト録画番組中またはプラスワンタイムシフト録画番組中にあるときは(ST104のY)、タイムシフト録画またはプラスワンタイムシフト録画は、予約開始時間になったら中断される(ST106)。この場合は通常の予約録画だけが実行される。
例えばプラスワンタイムシフト録画に対して上記の中断がなされた際には、図6に示すようなアラート画面600が表示される。このアラート画面600では、プラスワンタイムシフト録画が中断された番組についての番組予約情報602の他に、記録先の情報604が表示される。これら番組予約情報602、記録先情報604に加えて、コンテンツ情報がタイムシフトの番組情報として、例えば図1のメモリ613に格納される(ST106)。このコンテンツ情報には、同じコンテンツIDに基づく全ての情報が含まれる。この全ての情報としては、タイムシフト録画が中断された放送のチャネル番号、タイトル名など、種々な情報がある。図1のメモリ613には、装置41に接続されている全てのHDDの記録情報(録画した全番組のコンテンツ情報)を格納しておくことができる。
図1のメモリ613に格納されるタイムシフトの番組情報には、例えば図7に示すようなコンテンツ管理表の情報を含むことができる。このコンテンツ管理表では、番組毎にコンテンツ管理番号が付与されている。そして、コンテンツ管理番号が付与された個々の番組に対して、ステータス、録画の有無、アイコンの種類、番組名、番組情報(番組の概要説明)、電子番組表上で表示する際の背景色、番組区切り、備考欄などが設けられている。
図5のST106において予約重複によりタイムシフト録画が中断された番組が、例えば図7のコンテンツ管理番号6に対応しているとする。この管理番号6を参照することにより、タイムシフト録画が中断された該当番組は、重複番組であり、タイムシフト録画はなされず、過去番組表上のアイコンはタイムシフト不可アイコン(図示せず)であり、本来の番組名は表示せずに「重複番組」とされ、番組情報として「重複番組のため番組情報がない」旨が記録され、過去番組表上での背景色は新規な色とされ、番組区切りが不要であることが、わかる。
図5に戻る。有料放送の重複番組については、ST106においてタイムシフト録画(プラスワンタイムシフト録画)が中断されるが、通常の予約録画は実行される。この通常予約録画が終了すると(ST108のY)、録画した番組のコンテンツ情報が図1のメモリ613に格納される。通常予約録画の終了後、制御部61は、メモリ613から記録先(HDD91、92、または94D)のコンテンツ情報をメモリ613から再取得し、それが正常に記録されているかどうかを確認する(ST110)。直前に録画が終了した番組のコンテンツ情報に必要な項目(録画先HDD名、録画した番組の放送チャネル番号、番組名、録画開始の日時と録画時間など)が正常に記録されていれば、記録成功と判定する(ST112のY)。この場合は何もせずにST118へ移行する。コンテンツ情報に必要項目が正常記録されていなければ、記録失敗と判定し(ST112のN)、失敗した旨の情報を該当HDDの記録情報の一部としてメモリ613に保存する(ST114)。その後ST118へ移行する。
なお、ST112のNで記録失敗となる原因の例としては、放送休止または悪天候などで放送電波の強度が下がりすぎたときがある。あるいは、受信契約していない有料放送番組を録画しようとしたときも記録失敗となる。
図8は、プラスワンタイムシフト録画番組(またはタイムシフト録画番組)の再生処理の一例を説明するフローチャートである。ここでは、図1のプラスワンタイムシフト録画用HDD94Cが選択されている場合の再生処理を説明する。
ユーザは、図1のリモートコントローラ72のタイムシフトキーを押して、過去番組表を開く(ST200)。すると、図9に例示されるような過去番組表が表示される。この過去番組表は、既に放送されてしまった番組のうち、タイムシフト録画(あるいはプラスワンタイムシフト録画)された番組群を、EPGと同様なユーザインターフェース(ルックアンドフィール)で表示したもので、ユーザは、通常のEPGと同じ操作感覚で過去番組表を操作できる。
図9の例示において、上段の横行は、タイムシフト録画用に設定されたBSデジタル放送のチャネルを示す(ここでは7チャネル分例示しているが、プラスワンタイムシフト録画用としてBS放送チャネルが1つだけの場合もある)。図9の例示において、左側の縦列は、タイムシフト録画で録画された時間帯を示す。なお、図9では示していないが、図5のST114で失敗情報が保存された番組の過去番組表該当箇所について、黒塗り表示とし、および/または図示しない失敗マークのアイコンを付けて、その番組が再生できないことをユーザに通知するようにしてもよい。
ユーザは、リモートコントローラ72のカーソルキー操作により、過去番組表から、再生したい番組を選択する(ST202)。カーソルにより選択されている番組については、図1のメモリ613から読み出したコンテンツ情報に基づいて、該当番組の内容をポップアップウインドウに表示できる。その番組の番組名を、過去番組表の下段に同時表示してもよい。ここでリモートコントローラ72の決定キーを押すと、該当番組の選択が決定される(ST204のY)。
図1の制御部61は、過去番組表上で選択決定された番組が実際に該当HDD(例えば94C)に記録されているかどうか確認する。選択決定された番組が実際に該当HDD(例えば94C)に記録されておれば(ST206のY)、その番組(過去番組表から選択した番組)のコンテンツを再生する(ST208)。
選択が決定された番組が該当HDD(例えば94C)に記録されていないときは(ST206のN)、記録されていない原因をチェックする。タイムシフト録画の予約失敗が原因であれば(ST210のY)、予約録画がなされていない理由を含むアラートを表示する(ST212)。なお、図9では図示していないが、過去番組表上で、予約が失敗した番組にカーソルがあたっているときは、ST212と同様な内容の文言を過去番組表の下段スペースに表示してもよい。
ST204で選択決定された番組がタイムシフト録画用のHDD(例えば94C)にはないが、その番組の予約が失敗しているわけではない場合は(ST210のN)、別のHDD(例えば91)にその番組が保存されていることがある。例えば、ST204で選択決定されたコピーワンスの番組がタイムシフト録画用のHDD(例えば94C)から別のHDD(例えば91)にムーブされていることがある。この場合は、ST204で選択決定された番組の記録先(例えばHDD91)のコンテンツIDを参照して、再生することができる(ST214)。すなわち、過去番組表にあったタイムシフト録画番組(プラスワンタイムシフト録画番組)が通常録画用HDD(例えばHDD91)にムーブされていても、その番組再生操作を、過去番組表から行うことができる。
換言すると、過去番組表にあったタイムシフト録画番組のうち、通常録画記録領域にムーブした番組については、通常録画番組を管理する録画リストと過去番組表との間で、リンクを張ることができる。このリンク関係は、図10の(a)、(b)に示すように、録画リストへムーブされた番組に、過去番組表のアイコンを、リンクマークとして付与することで、ユーザに表示できる。リンクが張られた過去番組表上の番組については、その背景を所定の色または所定のパターンとして、リンクなしの番組と区別し易いように構成できる。
図10(a)の例では、過去番組表は、図1のHDD94A、94B、94Cそれぞれに対して用意されている。HDD94Aがリモートコントローラ72の緑キーに対応しているときは、HDD94A用の過去番組表の背景を緑にできる。HDD94Bがリモートコントローラ72の赤キーに対応しているときは、HDD94B用の過去番組表の背景を赤にできる。HDD94Cがリモートコントローラ72の黄キーに対応しているときは、HDD94C用の過去番組表の背景を黄にできる。現在表示中の番組表が別のHDD(例えば94D)に記録されたタイムシフト録画番組に対応しており、その別HDDがリモートコントローラ72の青キーに対応しているときは、その別HDD用の番組表の背景を青にできる。
図10(b)の録画リスト中のリンクマーク付き番組1000がカーソル選択されると、録画リストの左スペースのサムネール画像の下に、番組1000の番組情報が表示される。また、リモートコントローラ72の番組説明キー(図示せず)を押すと、図10(c)に例示するような、カーソル選択されている番組1000の説明画面を表示することができる。
番組1000は、リンクが張られた過去番組表(図10(a))から再生できるだけでなく、図10(b)の録画リストにおいて番組1000をカーソル選択してからリモートコントローラ72の決定をおすことでも、再生できる。
なお、タイムシフト録画済みまたはプラスワンタイムシフト録画済みの番組の一部がタイムシフト録画用HDDまたはプラスワンタイムシフト録画用HDDから削除(消去)された場合、あるいはそれらのHDDの登録が解除された場合は、その削除番組あるいは登録解除されたHDDに記録された全ての番組は、全て過去番組表から削除される(HDDの登録については図2を参照して説明済み)。消去されていない番組については、その番組にカーソルをあてることにより、その番組の詳細情報とともに記録先HDDを表示することができる(図9の過去番組表の「猫が転んだ」という番組例示を参照)。
また、例えば図10(b)の録画リスト中の番組1000とリンクした番組が過去番組表中に存在したが、録画リストからそのリンク番組1000が消去された場合(その番組1000のコンテンツが通常録画記録領域から消去された場合)は、その消去された番組は過去番組表から削除される。
図11は、プラスワンタイムシフト録画番組(またはタイムシフト録画番組)を通常録画領域にダビング(コピーまたはムーブ)する処理の一例を説明するフローチャートである。タイムシフト録画された番組は、放置するといずれは消去されてしまうので、保存しておきたい未保存番組については、保存処理を行うことになる。
ユーザは、図1のリモートコントローラ72のタイムシフトキーを押して、過去番組表を開く(ST300)。すると、図9に例示されるような過去番組表が表示される。通常録画用HDDへ保存済みの過去番組の番組名冒頭には、保存済みを示すアイコン(図示せず)が付され、および/または、その番組枠の背景が保存済みを示す色またはパターンに変更されている。そこで、過去番組のうち、未保存の番組を、リモートコントローラ72のカーソル操作で選択する(ST302)。保存したい番組が見つかったら、リモートコントローラ72の決定キーを押して(ST304のY)、保存処理に移る。
図1の制御部61は、決定キーにより選択が確定した過去番組のコピー管理状態をチェックする(ST306)。このチェックは、メモリ613に格納されたコンテンツ情報を参照して行うことができる。該当番組が例えば有料放送のコピーワンス番組であれば、その番組を記録先HDD(例えばHDD91)に保存する(この保存後の番組はムーブしかできなくなっている)。そして、番組予約情報の他に保存後の記録先(例えばHDD91)とコンテンツ情報を、タイムシフト録画の番組情報として、メモリ613に格納する。ここでのコンテンツ情報は、コンテンツIDに基づく全ての情報(放送チャネルの番号、番組のタイトル名、その他)を含んでいる。この格納が済むと、過去番組表の該当番組枠に、保存済みのマーク(例えば白色)を表示する(ST310)。
該当番組が例えば無料放送のダビング10対応番組であれば、1回分のコピーが可能な再生コンテンツをタイムシフト録画用HDD(例えば94C)に残し、残りのコピー回数分(例えば8回分)を維持した番組コンテンツを、通常録画用HDD(例えば91)の録画領域にコピーする(ST314)。この格納が済むと、過去番組表の該当番組枠(その時点でコピーワンスになっている)に、保存済みのマーク(例えば赤色)を表示する(ST314)。
該当番組が例えばコピーフリーの番組であれば、過去番組表の記録領域(例えばHDD94C)に番組データをそっくり残したまま、その番組コンテンツを通常録画用HDD(例えば91)の録画領域にコピーする(ST316)。コピーされた番組は、コピーフリーの状態を維持する。
上記した説明において、「プラスワンタイムシフト」という用語は、別の類似用語、例えば「タイムシフトプラス1」あるいは「タイムシフト+1」という用語と置換されてもよい。また、用語の「手段」は、「装置」、「器」、「ブロック」及び「モジュール」に置き換えても本発明の範疇であることは勿論である。さらにまた、請求項の各構成要素において、構成要素を分割して表現した場合、或いは複数を合わせて表現した場合、或いはこれらを組み合わせて表現した場合であっても本発明の範疇である。また請求項を方法として表現した場合であっても本発明の装置を適用したものである。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。

Claims (9)

  1. 終日または所定の放送時間帯において指定された1以上の放送チャネルで放送される1以上の放送コンテンツを使用記録媒体に入る範囲で丸ごと録画し、録画されたコンテンツの少なくとも一部を任意に再生可能にすることをタイムシフト録画とする場合に、
    第1の放送チャネルを第1タイムシフト録画対象チャネルとして指定し、この第1タイムシフト録画対象チャネルの第1放送コンテンツのための第1タイムシフト録画を第1の記録部に対して設定し、
    第2の放送チャネルを第2タイムシフト録画対象チャネルとして指定し、この第2タイムシフト録画対象チャネルの第2放送コンテンツのための第2タイムシフト録画を第2の記録部に対して追加設定する方法において、
    前記第1タイムシフト録画を行う第1の時間帯と、前記第2タイムシフト録画を行う第2の時間帯を、別々に設定可能に構成した
    タイムシフト録画のための制御方法。
  2. 前記第2の時間帯が、前記第1の時間帯と一致するようにユーザ設定可能な請求項1に記載の制御方法。
  3. 前記第2の時間帯が、前記第1の時間帯と不一致であるか、不一致の時間帯を含むようにユーザ設定可能な請求項1に記載の制御方法。
  4. 前記第1の放送チャネルが1以上の地上デジタル放送チャネルを含み、前記第2の放送チャネルが、衛星デジタル放送、通信デジタル放送、および地上デジタル放送のうちの少なくとも1つの放送チャネルを含む請求項1に記載の制御方法。
  5. 終日または所定の放送時間帯において指定された1以上の放送チャネルで放送される1以上の放送コンテンツを使用記録媒体に入る範囲で丸ごと録画し、録画されたコンテンツの少なくとも一部を任意に再生可能にすることをタイムシフト録画とする場合に、第1の放送チャネルを受信する第1チューナと、第2の放送チャネルを受信する第2チューナを利用して、前記タイムシフト録画を行う電子機器であって、
    前記第1の放送チャネルを第1タイムシフト録画対象チャネルとして指定し、この第1タイムシフト録画対象チャネルの第1放送コンテンツのための第1タイムシフト録画を第1の記録部に対して設定する第1モジュールと、
    前記第2の放送チャネルを第2タイムシフト録画対象チャネルとして指定し、この第2タイムシフト録画対象チャネルの第2放送コンテンツのための第2タイムシフト録画を第2の記録部に対して追加設定する第1モジュールを備え、
    前記第1タイムシフト録画を行う第1の時間帯と、前記第2タイムシフト録画を行う第2の時間帯を、別々に設定可能に構成した
    タイムシフト録画のための電子機器。
  6. 前記第2の時間帯が、前記第1の時間帯と一致するようにユーザ設定可能な請求項5に記載の電子機器。
  7. 前記第2の時間帯が、前記第1の時間帯と不一致であるか、不一致の時間帯を含むようにユーザ設定可能な請求項5に記載の電子機器。
  8. 前記第1の放送チャネルが1以上の地上デジタル放送チャネルを含み、前記第2の放送チャネルが、衛星デジタル放送、通信デジタル放送、および地上デジタル放送のうちの少なくとも1つの放送チャネルを含む請求項5に記載の電子機器。
  9. 終日または所定の放送時間帯において指定された1以上の放送チャネルで放送される1以上の放送コンテンツを使用記録媒体に入る範囲で丸ごと録画し、録画されたコンテンツの少なくとも一部を任意に再生可能にすることをタイムシフト録画とする場合に、
    第1の放送チャネルを第1タイムシフト録画対象チャネルとして指定し、この第1タイムシフト録画対象チャネルの第1放送コンテンツのための第1タイムシフト録画を第1の記録部に対して設定し、
    第2の放送チャネルを第2タイムシフト録画対象チャネルとして指定し、この第2タイムシフト録画対象チャネルの第2放送コンテンツのための第2タイムシフト録画を第2の記録部に対して追加設定する方法において、
    前記第1タイムシフト録画を行う第1の時間帯と、前記第2タイムシフト録画を行う第2の時間帯が、別々に設定可能に構成され、
    前記第2の時間帯の設定状態が表示される
    タイムシフト録画のための表示方法。
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