JPWO2015019781A1 - 縫合器 - Google Patents

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Abstract

縫合器(2)は第一及び第二把持部材(11、12)を有する。第一把持部材(11)の窪み(11b)には縫合針(110)がはまっていて、縫合針(110)は第一針固定部材(21)で第一把持部材(11)に固定されている。縫合針(110)には縫合糸(100)が固定されている。把持部材(11、12)が閉じられると、縫合針(110)は、把持部材(11、12)間に挟まれた組織(P1)を貫通し、第二把持部材(12)の窪み(12b)に入り込む。縫合針(110)が第二針固定部材(22)で第二把持部材(12)に固定され、把持部材(11、12)が開かれると、縫合針(110)は組織(P1)から引き抜かれ、縫合糸(100)が組織(P1)を貫通する。第二把持部材(12)は先端部に、縫合糸(100)を係止するための係止部(28)を有する。係止部(28)を使うことで、別の術具を使うことなく、縫合糸(100)に結び目を形成できる。

Description

本発明は、医療用の縫合器に関する。本願は、2013年8月6日に、米国に仮出願された米国仮出願61/862,684号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
従来、体内で縫合をするための縫合器が知られている。そして、この縫合器と内視鏡を用いて、患者の体内に導入した縫合器を体外に取出すことなく、体内で連続的に複数回針を刺入して組織を縫う連続縫合が行われている。
連続縫合には、例えば、特許文献1に記載された縫合器、および縫合糸が固定された縫合針(先端部材)が用いられる。特許文献1の縫合器は、細長い管状部材(長軸部材)を有する本体部分を含み、管状部材は本体部分から遠位に延びている。第一のジョー(第一把持部材)および第二のジョー(第二把持部材)は、管状部材の遠位端に可動となるように搭載されている。両ジョーは、実質的に間隔が空けられた開いた位置と、実質的に互いに接触する閉じた位置との間で動作可能である。両ジョーは、縫合針と交互的に係合し、組織を介して縫合針を通すように設けられている。特に、特許文献1の両ジョーは、縫合針を受容するための針穴を含む。トルグレバーは本体部分上に設けられ、各ジョーの針穴内で縫合針を交互的に固定するように動作する。縫合針にはスロットが形成されていて、両ジョーはこのスロットに交互的に係合することで縫合針を固定する。
このように構成された縫合器を用いて、トルグレバーを操作することで組織における開口を挟んだ両縁部を開口に沿って順に縫っていく。これにより、組織の連続縫合を行う。
組織の両縁部を縫った後で、縫合糸に結び目を形成して組織を縫合した状態を保持する必要がある。特許文献2では、縫合器を体内に導入するための開口とは別の開口から、把持鉗子などを体内に導入することが記載されている。そして、縫合器および把持鉗子で縫合糸に結び目を形成している。
日本国特開2009−279395号公報 米国特許第5480406号
特許文献2に記載された縫合器では、縫合糸に結び目を形成するために、患者の体壁に縫合器用の開口および把持鉗子用の開口をそれぞれ形成する必要がある。このため、侵襲度が高く、患者の負担が増加する。
これに対し、ノットプッシャを用いて縫合糸に結び目を形成する方法も考えられる。しかし、この場合には、結び目を形成する際に患者の体外に縫合糸を取出す。このため、縫合糸を長くする必要があり、連続縫合がしにくい。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであって、連続縫合した後で、別の術具を用いることなく縫合糸に結び目を形成して組織を縫合した状態を保持することができる縫合器を提供することを目的とする。
本発明の第一の態様に係る縫合器は、長手軸に沿って延設された長軸部材と、前記長軸部材の先端部に設けられ、開閉動作可能な第一把持部材および第二把持部材と、前記第一把持部材および前記第二把持部材を開閉操作するための開閉機構と、前記第一把持部材および前記第二把持部材の間で縫合糸が固定された先端部材を受渡すための受渡し機構と、前記第一把持部材と前記第二把持部材の少なくとも一方の先端から突出して設けられて前記縫合糸を係止可能な係止部と、を備える。
本発明の第二の態様によれば、第一の態様に係る縫合器において、前記係止部は、前記第二把持部材に設けられ前記先端部材が着脱可能に取付けられる受け部よりも先端側の先端側位置と、前記受け部よりも基端側の基端側位置との間で移動可能に設けられていてもよい。
本発明の第三の態様によれば、第二の態様に係る縫合器において、前記先端側位置は、前記第一把持部材および前記第二把持部材よりも先端側であってもよい。
本発明の第四の態様によれば、第一の態様に係る縫合器において、前記長手軸に沿って延び前記第二把持部材に移動可能に設けられた棒状部材と、前記棒状部材を前記第二把持部材の長手軸に沿って移動自在に保持する支持部材と、を備えてもよい。前記係止部に前記棒状部材の先端部が連結されていてもよい。
上記縫合器によれば、連続縫合した後で、別の術具を用いることなく縫合糸に結び目を形成して組織を縫合した状態を保持することができる。
本発明の第1実施形態に係る縫合器を備える縫合システムの全体図である。 本発明の第1実施形態に係る縫合器で用いられる縫合針の模式図である。 本発明の第1実施形態に係る縫合器の処置部の一部を破断した平面図である。 図3中の線A1−A1における断面図である。 図4において縫合針および針固定部材が取付けられていない状態を示す断面図である。 本発明の第1実施形態における処置部の一部の構成を示す平面図である。 図4における一部の寸法などを示す断面図である。 本発明の第1実施形態における処置部の動作を説明するための説明図である。 長軸部材の長手軸に直交する平面による断面図である。 本発明の第1実施形態における縫合システムを用いた手技を説明する図である。 本発明の第1実施形態における縫合システムを用いた手技を説明する図である。 本発明の第1実施形態における縫合システムを用いた手技を説明する模式図である。 本発明の第1実施形態における縫合システムを用いた手技を説明する模式図である。 本発明の第1実施形態における縫合システムを用いた手技を説明する模式図である。 本発明の第1実施形態における縫合システムを用いた手技に用いられる外科結びを説明する図である。 本発明の第1実施形態の変形例における縫合器の先端部の側面図である。 本発明の第2実施形態に係る縫合器を備える縫合システムの全体図である。 本発明の第2実施形態に係る縫合器の先端部の側面の断面図である。 本発明の第2実施形態に係る縫合器の処置部に設けられた係止部の斜視図である。 本発明の第2実施形態における縫合システムを用いた手技を説明する模式図である。 本発明の第3実施形態に係る縫合器における要部の斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る縫合器の変形例における要部の斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る縫合器の変形例の要部の断面図である。 本発明の第3実施形態に係る縫合器の変形例の要部の断面図である。 本発明の第3実施形態に係る縫合器の変形例の一部を示す平面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明に係る縫合器の第1実施形態が用いられる縫合システムを、図1から図16を参照しながら説明する。
図1に示すように、この縫合システム1は、縫合糸100が固定された縫合針(先端部材)110を用いて組織を縫合する装置である。この縫合システム1は、内視鏡200と、縫合針110を組織に穿刺するための縫合器2とを備えている。
縫合針110は、図2に示すように円柱状に形成され、第一端100aに円錐状に鋭利に形成された刃部111が形成されている。縫合針110の第一端110a側および第二端側110bには、外周面から凹んだ凹部112、113が全周にわたり形成されている。
縫合針110の第二端110bには、縫合糸100の先端が接着剤などにより固定されている。縫合糸100の基端には、縫合糸100よりも外径が大きいTバー120が固定されている。
縫合器2は、図1に示すように、処置部10と、長軸部材40と、操作部50とを有している。長軸部材40は、長手軸C1に沿って延設され先端部に処置部10が設けられている。操作部材50は、長軸部材40の基端部に設けられている。
図3から図5に示すように、処置部10は、第一把持部材11および第二把持部材12と、カバー部材13とを有している。第一把持部材11および第二把持部材12は、縫合針110を受け渡すために開閉動作可能である。カバー部材13は、把持部材11、12と長軸部材40とを連結する。なお、図5においては後述するフック26は示していない。
把持部材11、12は、基端部においてピン16により相対回転可能に連結されている。把持部材11、12の先端部は、ピン16の中心軸線周りに回動して互いに離間する方向へ開く動作、および互いに接近する方向へ閉じる動作である開閉動作が可能である。
第一把持部材11、および第二把持部材12には、互いに対向する対向面11a、12aを有する。対向面11a、12aは、把持部材11、12の一方に縫合針110を取付けて把持部材11、12を完全に閉じたときに、ほぼ平行になる。
対向面11aには、窪み11bが形成されている。窪み11bは、縫合針110を支えるために、対向面11aに対して直交する方向に窪んで形成されている。対向面12aには、窪み(受け部)12bが形成されている。窪み12bは、縫合針110を支えるために、対向面12aに対して直交する方向に窪んで形成されている。
第一把持部材11に形成された窪み11bは、縫合針110の第二端110bの形状に倣った形状を有する。第二把持部材12に形成された窪み12bは、縫合針110の第一端110aの刃部111の形状に倣った形状を有する。すなわち、窪み11bには、縫合針110の第二端110bが嵌合し、窪み12bには、縫合針110の第一端110aが嵌合して縫合針110が把持部材11、12に着脱可能に取付けられる。
把持部材11、12の基端には、リンク17がそれぞれ連結されている。さらに、リンク17には、開閉用ワイヤ18の先端部が固定されている。
リンク17は、開閉用ワイヤ18の進退動作を把持部材11、12の開閉動作に変換するために設けられている。開閉用ワイヤ18は、先端部がリンク17を介して把持部材11、12と連結されており、基端が操作部50(図1参照)に配されている。開閉用ワイヤ18は、リンク17の基端に固定された線材(例えば、より線)であり、長軸部材40の内部においてコイルシース42(図9参照)に挿通されている。
図4に示すように、第一針固定部材21は、第一把持部材11の内部に配置され、第二針固定部材22は、第二把持部材12の内部に配置されている。具体的には、把持部材11、12には、図5に示すように、収容部11c、12cと、蓋23、24とが設けられている。図4に示すように、収容部11c、12cは溝状に形成され、針固定部材21、22が挿入される。蓋23、24は、収容部11c、12cのそれぞれを塞ぐ。
収容部11c、12cは、把持部材11、12の先端から基端へ向かって延びる溝が形成されている。収容部11c、12cの先端は開口されている。
収容部11cには、板状に形成された第一針固定部材21が挿入されている。
図6に示すように、第一針固定部材21には、透孔21aと、連通孔21bと、スリット21cとが形成されている。図4および図6に示すように、透孔21aは第一把持部材11の厚さ方向に貫通している。連通孔21bは、透孔21aとつながって透孔21aから基端側に形成されている。スリット21cは、透孔21aとつながって透孔21aから先端側に延びるように形成されている。
透孔21aは、第一把持部材11に形成された窪み11b(図4および図5参照)の内径と略同じ大きさの内径を有する。透孔21aには、縫合針110の第二端110bが挿通可能である。
連通孔21bの幅は、透孔21aの内径よりも小さく、縫合針110に形成された凹部113の外径よりも大きく縫合針110の外径よりも小さい。スリット21cの幅は、縫合糸100の外径よりも大きい。これにより、縫合針110の凹部113が連通孔21bに入り込むと、縫合針110の第二端110bは第一針固定部材21に固定される。スリット21cには、縫合糸100を通すことができる。図4に示すように、収容部12cには、板状に形成された第二針固定部材22が挿入されている。
第二針固定部材22には、第一針固定部21の透孔21a、連通孔21bと同様の透孔22a、連通孔22bが形成されている。縫合針110の凹部112が連通孔22bに入り込むと、縫合針110の第一端110aは第二針固定部材22に固定される。
第二把持部材12には、図3に示すように筒状の支持部材25が固定されている。支持部材25の筒孔25aは、第二把持部材12に沿ってほぼ長手軸C1に平行に延びている。支持部材25の筒孔25aには、フック26の棒状部材27が挿通されている。すなわち、支持部材25は、棒状部材27を第二把持部材12の長手軸に沿って移動自在に保持している。
第一把持部材11と第二把持部材12との少なくとも一方の先端部には、係止部28が設けられている。係止部28は、縫合糸100を係止可能である。本実施形態では、図3および図4に示すように、棒状部材27の先端部27aには、棒状に形成された係止部28が連結されている。係止部28は、図4に示すように、棒状部材27に略直交する方向、すなわち、対向面12aから対向面11aに向かう方向に、対向面12aに対し略垂直に延びている。係止部28の基端側に設けられた係止面28aは基端側を向いていて、この係止面28aに前述の縫合糸100を係止可能である。係止部28の長手方向における係止面28aの長さL1は、縫合糸100の外径L2(図2参照)以上である。
フック26は、ステンレス鋼などの線材を棒状部材27と係止部28との接続部分で折曲げることで形成されている。
フック26は、支持部材25の筒孔25a内で棒状部材27が進退することで、支持部材25や第二把持部材12に対して長手軸C1に沿って移動することができる。
第二把持部材12に対してフック26が最も先端側に移動したときには、図7に示すように、係止部28は窪み12bよりも先端側の先端側位置Q1に配置される。係止部28の先端側位置Q1は、把持部材11、12よりも先端側である。一方で、第二把持部材12に対してフック26が最も基端側に移動したときには、係止部28は窪み12bよりも基端側の基端側位置Q2に配置される。
このように、係止部28は先端側位置Q1と基端側位置Q2との間で移動可能である。
後述するように、縫合針110は受渡し機構62により把持部材11、12の間で受渡される。受渡される縫合針110の軌道Q6を図7および図10に示す。係止部28は、この縫合針110の軌道Q6と交差するように先端側や基端側に移動可能である。
図7は、把持部材11、12の一方に縫合針110を取付けて把持部材11、12が完全に閉じた状態を側面から見た図である。図7に示す状態において、係止面28aの少なくとも一部は、対向面11aと対向面12aとの間の範囲R11にあることが好ましい。
図6に示すように、第一針固定部材21の基端には、第一受渡し用ワイヤ30の先端が固定されている。一方で、図3に示すように、第二針固定部材22の基端には、第二受渡し用ワイヤ31の先端が固定されている。受渡し用ワイヤ30、31は、リンク17を避けるように、リンク17から離間した位置に配置されている。
受渡し用ワイヤ30、31において、把持部材11、12を連結し把持部材11、12における開閉軸となるピン16から受渡し用ワイヤ30、31の先端までの範囲は、硬質なパイプ33によってそれぞれ被覆されている。これにより、受渡し用ワイヤ30、31は、把持部材11、12の開閉動作により湾曲する部分B(図3、6および8参照)は柔軟性を有し、この湾曲する部分Bよりも先端側においては座屈しにくい高い剛性を有する。
カバー部材13は、図3に示すように長軸部材40の先端に固定された筒状部材である。カバー部材13は、ピン16の両端を保持する。図4に示すように、カバー部材13の内部には、把持部材11、12を開閉させるリンク17および開閉用ワイヤ18が挿通されている。カバー部材13の外周面には、把持部材11、12の開閉動作時に把持部材11、12およびリンク17がカバー部材13に干渉しないようにするためのスリット13aが形成されている。
長軸部材40は、図9に示すように、樹脂製の外シース41と、外シース41に挿通されたコイルシース42とを有している。外シース41およびコイルシース42は、長手軸を有し柔軟な部材である。
外シース41は、内視鏡200の第一チャンネル201(図1参照)に挿通可能な外径を有する筒状部材である。外シース41の外面は、第一チャンネル201の内面に対する摩擦抵抗が低い表面状態を有する。
コイルシース42は、長軸部材40の長手軸C1に平行な軸線を中心として線材がコイル状に巻かれたシースである。コイルシース42は、柔軟性と、長手軸C1方向への圧縮に対する耐性とのバランスが取れたシースである。コイルシース42内には、開閉用ワイヤ18が挿通されている。
図9に示すように、外シース41とコイルシース42とは、互いの中心線が平行にずれた状態で設けられている。さらに、本実施形態では、外シース41とコイルシース42との間には、第二コイルシース43、44、および第三コイルシース45が配されている。第二コイルシース43、44は、受渡し用ワイヤ30、31が挿通される筒状部材である。第三コイルシース45は、棒状部材27が挿通される筒状部材である。第二コイルシース43、44、および第三コイルシース45は、長軸部材40の内部で互いに隣接して配置されている。
図1に示すように、操作部50は、第一スライダ51と、第二スライダ52、53と、第三スライダ54とを備える。第一スライダ51は、操作部本体55にスライド可能に設けられた開閉用ワイヤ18を押し引きするために設けられている。第二スライダ52、53は、受渡し用ワイヤ30、31をそれぞれ牽引するために設けられている。第三スライダ54は、棒状部材27を押し引きするために設けられている。
第一スライダ51には開閉用ワイヤ18の基端が固定されている。第二スライダ52は、第一受渡し用ワイヤ30を牽引するためのスライダである。第二スライダ53は、第二受渡し用ワイヤ31を牽引するためのスライダである。第二スライダ52、53には、受渡し用ワイヤ30、31の基端がそれぞれ固定されている。第三スライダ54には棒状部材27の基端が固定されている。
第一スライダ51を操作部本体55に対して先端側に移動させる(押込む)ことで、把持部材11、12がピン16の中心軸線周りに回動して把持部材11、12の先端部が開く。
第一スライダ51を操作部本体55に対して基端側に移動させる(引戻す)ことで、把持部材11、12が回動して把持部材11、12の先端部が閉じる。すなわち、第一スライダ51を操作することで把持部材11、12が開閉動作する。リンク17、開閉用ワイヤ18、および第一スライダ51で、把持部材11、12を開閉操作するための開閉機構61(図4参照)を構成する。
窪み11b、12bと、針固定部材21、22と、受渡し用ワイヤ30、31と、第二スライダ52、53とで受渡し機構62を構成する。受渡し機構62は、第一把持部材11と、第二把持部材12との間で縫合針110を受渡すために設けられている。
図示はしないが、操作部本体55に設けられたスリットと第三スライダ54に設けられたリブとが係合している。この係合により、前述のように係止部28が移動可能となる範囲が先端側位置Q1と基端側位置Q2との間となるように規制される。
内視鏡200は、公知の構成を有し、図1に示すように長尺の挿入部210の基端部に操作部220が取付けられている。挿入部210の先端側には湾曲操作可能な湾曲部211が設けられ、湾曲部211の基端側には可撓性を有する可撓管部212が接続されている。湾曲部211は、不図示の湾曲操作ワイヤなどにより操作部220に設けられたノブ221で操作可能に構成されている。
内視鏡200の挿入部210には、第一チャンネル201と平行に第二チャンネル202が形成されていてもよい。チャンネル201、202の先端側は、挿入部210の先端面に開口していてもよい。
次に、本実施形態の縫合システム1を用いた手技について説明する。なお、以下においては、対象組織に形成された開口を縫合する場合を説明する。
縫合システム1の縫合器2は、第二スライダ52を先端側に押込んで(以下、単に「押込む」と記載する場合がある。)第一把持部材11に縫合針110が取付けられるとともに、第一スライダ51を基端側に引戻して(以下、単に「引戻す」と記載する場合がある。)把持部材11、12を閉じた状態で用意される。なお、第二スライダ53は引戻してある。第三スライダ54は引戻し、係止部28を基端側位置Q2に配置してある。
図示はしないが、患者の体壁を切開して開口を形成し、内視鏡200の挿入部210を、開口を通して体腔内に導入する。必要に応じてノブ221を操作して湾曲部211を湾曲させながら導入し、挿入部210の先端を対象組織の開口に対向させた状態で保持する。
内視鏡200の第一チャンネル201内に縫合器2を処置部10側から挿入し、挿入部210の先端から処置部10を突出させる。
第一スライダ51を押込んで、図10に示すように把持部材11、12を開かせる。内視鏡200に対して縫合器2を押込んで、対象組織P1の開口P2を挟んだ第一の縁部P3および第二の縁部P4に把持部材11、12を接触させる。
第一スライダ51を引戻すと、図11に示すように把持部材11、12が閉じる。第一把持部材11に取付けられた縫合針110は、第二把持部材12の窪み12bに入り込む。これにより、把持部材11、12において対向配置された対向面11a、11bの間にある縁部P3、P4に縫合針110が穿刺される。
必要に応じて、第一スライダ51を押込んで、第一把持部材11に縫合針110を取付けたまま把持部材11、12を開かせる。これにより、縁部P3、P4への縫合針110の刺し直しができる。
把持部材11、12が閉じ、対象組織P1の縁部P3、P4を縫合針110で穿刺した状態で、第二スライダ53を押込んで第二把持部材12に縫合針110を取付けるとともに、第二スライダ52を引戻して第一把持部材11から縫合針110を取外す。
この状態で、第一スライダ51を押込んで把持部材11、12を開かせると、縫合針110は第二把持部材12に取付けられた状態で移動し、縁部P3、P4を貫通して引き抜かれる。その結果、縫合針110に固定された縫合糸100が縁部P3、P4に挿通される。
内視鏡200のノブ221を操作して湾曲部211を湾曲させる操作などにより、図12に示すように縁部P3、P4における縫合糸100を挿通させた部分である位置R1から縫合針110を遠ざける。縫合糸100が引かれることで縁部P3、P4に挿通された縫合糸100が移動し、縁部P3にTバー120が係止する。このとき、縫合糸100は引かれることで張力が作用している。
位置R1から開口P2に沿ってずらした位置R2で、開いた把持部材11、12に縁部P3、P4を接触させる。
第一スライダ51を引戻すと把持部材11、12が閉じ、第二把持部材12に取付けられた縫合針110は第一把持部材11の窪み11bに入り込む。これにより、把持部材11、12の間において縁部P3、P4に縫合針110が穿刺される。
第二スライダ52を押込んで第一把持部材11に縫合針110を取付けるとともに、第二スライダ53を引戻して第二把持部材12から縫合針110を取外す。この状態で、第一スライダ51を押込んで把持部材11、12を開かせると、縫合針110は第一把持部材11に取付けられた状態で移動し、縁部P3、P4を貫通して引き抜かれる。その結果、縫合針110に固定された縫合糸100が縁部P3、P4に挿通される。縫合糸100を引いて、縫合糸100に張力を作用させる。
このように、受渡し機構62により把持部材11、12の間で縫合針110を受渡しながら、対象組織P1の開口P2に沿って縁部P3、P4を連続縫合していく。このとき、把持部材11、12の間で受渡される縫合針110は、図7に示すように軌道Q6を移動する。
開口P2に沿ってほぼ開口P2の全長にわたって縫い、図12に示す位置R4を縫い終えたら、開口P2から所定距離離れた位置R5で組織P6を一度縫う。再び、位置R4から開口P2に沿ってずらした位置R6で縁部P3、P4を縫う。
こうして、位置R4と位置R5との間、位置R5と位置R6との間に、ほぼ平行に2本の縫合糸100(以後、「糸掛け部101」と称する)を配置させる。糸掛け部101の縫合糸100にも張力が作用している。
続いて、この糸掛け部101に縫合糸100を絡ませて、縫合糸100に公知の結び目である外科結びを形成する。
まず、把持部材11、12が開いた状態で、第三スライダ54を押込んで棒状部材27を先端側に移動させ、係止部28を先端側位置Q1に配置する。糸掛け部101とその周辺の組織P6との間に係止部28を通して、係止部28の係止面28aに糸掛け部101を係止させる。先端側位置Q1に配置された係止部28は、把持部材11、12よりも先端側に配置される。このため、係止部28は、把持部材11、12が支障となることなく係止面28aに糸掛け部101を容易に係止させることができる。
第三スライダ54を引戻して、図13に示すように、係止部28を基端側位置Q2に配置する。糸掛け部101における係止面28aに係止されている部分は、窪み12bよりも基端側に移動する。
位置R4と位置R5との間、位置R5と位置R6との間で糸掛け部101がたるむ(緩む)。すなわち、位置R4と位置R5との距離、位置R5と位置R6との距離よりも糸掛け部101を構成する各縫合糸100が長くなる。
把持部材11、12の先端部を閉じ、把持部材11、12の間で縫合針110を受渡すことで、図14および図15に示すように、糸掛け部101周りに一方の向きに縫合糸100を2回巻付け、糸掛け部101と縫合糸100とで、第一結紮部103を形成する。なお、図15においては糸掛け部101を構成する縫合糸100を黒く示している。係止部28を基端側位置Q2に配置したときには、糸掛け部101における係止面28aに係止されている部分が窪み12bよりも基端側に移動しているため、把持部材11、12の先端部を閉じることで糸掛け部101周りに縫合糸100を容易に巻付けることができる。
図15に示すように、糸掛け部101周りに第一結紮部103の巻き付け方向とは逆の向きに縫合糸100を1回巻付けることで、糸掛け部101と縫合糸100とで、第二結紮部104を形成する。
この後で、ノブ221を操作して湾曲部211を湾曲させる等の操作により、第一結紮部103と第二結紮部104とを緊縛して外科結びを形成する。これにより、対象組織P1の開口P2を縫合糸100で縫合した状態を保持する。
第二チャンネル202から挿入した不図示のハサミなどで、縫合糸100における外科結びを形成した部分よりも基端側を切断する。
内視鏡200から縫合器2などを引戻して取出し、患者の口から内視鏡200を取出す。患者の体外において第一把持部材11から縫合針110を取外すときには、縫合糸100を第一針固定部材21のスリット21cを通してから取外す。患者に適切な処置をして、一連の手技を終了する。
本実施形態に係る縫合器2によれば、係止部28は、受渡し機構62により第二把持部材12の窪み12bよりも先端側の先端側位置Q1と、窪み12bよりも基端側の基端側位置Q2との間で移動可能である。
把持部材11、12の先端部を開いた状態で先端側位置Q1に配置した係止部28に糸掛け部101を係止させ、係止部28を基端側位置Q2に移動させる。糸掛け部101における係止部28に係止されている部分は窪み12bよりも基端側に移動する。
開閉機構61で把持部材11、12を閉じて受渡し機構62により縫合針110を把持部材11、12の間で受渡すことで、糸掛け部101周りに縫合糸100を容易に巻付けることができる。したがって、本実施形態に係る縫合器2は、別の術具を用いることなく縫合糸100に外科結びを形成し、対象組織P1の開口P2を縫合した状態を保持することができる。
本実施形態に係る縫合器2は、患者の体壁に内視鏡200の挿入部210、すなわち縫合器2を導入するための開口を1つ形成するだけで縫合糸100に結び目を形成することができる。
係止部28の先端側位置Q1は、把持部材11、12よりも先端側である。このため、係止部28に糸掛け部101を係止する際に把持部材11、12が支障となることがなく、係止部28に糸掛け部101を容易に係止することができる。
係止部28に棒状部材27が連結されているため、棒状部材27を進退させることにより、係止部28を先端側位置Q1と基端側位置Q2との間で容易に移動させることができる。線材を折曲げることでフック26を構成すれば、フック26を容易かつ製造コストを抑えて形成することができる。
なお、本実施形態では、係止部28の先端側位置Q1は把持部材11、12よりも先端側である構成を示した。しかし、先端側位置は、把持部材11、12の先端と同じ位置でもよい。係止部28の先端側における移動範囲がこのように構成されていても、先端側位置に配置された係止部28に糸掛け部101を係止させることができるからである。
図16に本発明の第1実施形態の変形例における縫合器2Aの先端部を示す。図16に示す縫合器2Aのように、長軸部材40に把持器120が進退操作可能に挿通されるように構成してもよい。本変形例の縫合器2Aは、一対の把持片121を有する。一対の把持片121は、長軸部材40の先端部40aに設けられ、開閉動作可能である。一対の把持片121の先端部が係止部121aとなる。このように構成しても、長軸部材40に対して把持器120を進退させることで、第二把持部材12に取付けられた縫合針110よりも先端側の先端側位置と縫合針110よりも基端側の基端側位置との間、すなわち、縫合針110の軌道Q6を交差するように係止部121aを移動させることができる。
本実施形態では、フック26は第二把持部材12に設けられている構成を示した。この他、フックは第一把持部材11に設けられてもよいし、長軸部材40に設けられてもよい。
本実施形態において、把持部材11、12の対向面11a、12aは、処置部10で組織を把持するときに組織を実際に把持する把持面として機能してもよい。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図17から図20を参照しながら説明するが、第1実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図17および図18に示すように、本実施形態に係る縫合器4は、前述の内視鏡200とともに使用され、縫合器4および内視鏡200で縫合システム3を構成する。
縫合器4は、第1実施形態に係る縫合器2の支持部材25、フック26および第三スライダ54に代えて、第二針固定部材22に設けられた係止部66を備えている。
係止部66には、図18および図19に示すように、溝部66aが形成されている。溝部66aは、基端側に向けて開口するとともに係止部66を長手軸C1に直交する方向に貫通する。溝部66aは、把持部材11、12が開閉動作する基準面S1に直交する方向に延びている。すなわち、係止部66は、基部66cと、突出部66dと、折返し部66eとを有している。基部66cは、基端部が第二針固定部材22の先端に接合され第二針固定部材22に沿って前方に延びる。突出部66dは、基部66cの先端から第一把持部材11側に突出する方向に立設される。折返し部66eは、突出部66dの突出方向先端から基端側に向けて折返す方向に延設される。これら基部66c、突出部66d、および折返し部66eで、前述の溝部66aを形成している。基部66cと折返し部66eとの距離は、縫合糸100の外径以上である。突出部66dおよび折返し部66eは、第二針固定部材22に対する第一把持部材11側に配置されている。すなわち、係止部66は第一把持部材11側に向かって湾曲するように形成されている。係止部66は、ステンレス鋼などの弾性を有する材料で、第二針固定部材22と一体に形成されている。第二針固定部材22は、溝部66aを支持する機能を有している。
本実施形態では、係止部66は、第二把持部材12の先端部に第二把持部材12から前方に突出するように設けられている。溝部66aは、把持部材11、12が閉じたときに基端側に開口する。
次に、本実施形態の縫合システム3を用いた手技について説明する。
縫合器4は、把持部材11、12を閉じた状態で用意される。
係止部66の突出部66dおよび折返し部66eは、第二針固定部材22に対する第一把持部材11側に配置されているため、内視鏡200の第一チャンネル201内に挿入するときに、係止部66が第一チャンネル201の内面に接触しにくい。
縁部P3、P4を開口P2に沿って縫い終えたら、縫合糸100により糸掛け部101を形成する。
第一スライダ51を引戻して、図20に示すように把持部材11、12を閉じる。縫合器4の係止部66の溝部66aに糸掛け部101を掛ける。係止部66は、第二把持部材12の先端部に第二把持部材12から前方に突出するように設けられている。このため、溝部66aに糸掛け部101を掛けるときに把持部材11、12が支障となりにくい。
次に、縫合器4を引戻して、糸掛け部101をたるませる。溝部66aは、把持部材11、12が閉じたときに基端側に開口する。このため、把持部材11、12を閉じた状態で縫合器4を引戻したときに溝部66aから糸掛け部101が外れにくい。
続いて、この糸掛け部101に前述のように縫合糸100を絡ませて、縫合糸100外科結びを形成する。糸掛け部101はたるんでいるため、糸掛け部101と組織P6との間に縫合針110や縫合糸100を容易に通すことができる。
以上説明したように、本実施形態に係る縫合器4によれば、係止部66の溝部66aに糸掛け部101を掛けて縫合器4を引戻すことで、糸掛け部101をたるませることができる。このため、糸掛け部101と周辺の組織P6との間に縫合糸100を通して糸掛け部101周りに縫合糸100を巻付けて、縫合糸100に外科結びを形成することができる。したがって、別の術具を用いることなく縫合糸100に外科結びを形成することができる。
係止部66は、第二把持部材12の先端部に第二把持部材12から前方に突出するように設けられている。これにより、溝部66aに2本の縫合糸100を掛けるときに把持部材11、12が支障となりにくく、溝部66aに縫合糸100を容易に掛けることができる。
溝部66aの第二把持部材12側の部分66bが、第二針固定部材22に接合されている。このため、溝部66aの第一把持部材11側の部分である折返し部66eや突出部66dが第二針固定部材22に対する第一把持部材11側に配置される。これにより、第一チャンネル201内に挿入するときに係止部66が第一チャンネル201の内面に接触して第一チャンネル201を傷つけることを抑制することができる。
溝部66aは、把持部材11、12が閉じたときに基端側に開口する。したがって、把持部材11、12を閉じた状態にして縫合器4を引戻したときに、溝部66aから縫合糸100が外れるのを抑制することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図21および図22を参照しながら説明する。上記第1実施形態及び第2実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図21に示すように、本実施形態に係る縫合器6の第二把持部材72には、貫通孔72bが形成されている。貫通孔72bは、対向面72aから第一把持部材11(不図示)に対して離間する方向である厚さ方向Dに延びる。第二把持部材72には、凹部72cが形成されている。凹部72cは、先端面から基端側に延びるとともに第二把持部材72を厚さ方向Dに貫通する。凹部72cは貫通孔72bに連通している。
貫通孔72bには、保持部73が固定されている。保持部73は、筒状に形成されて内部に縫合針110を保持可能であり、保持部73の中心軸線を厚さ方向Dに一致させた状態で固定されている。保持部73には、切欠き部73aが形成されている。切欠き部73aは、保持部73を径方向に貫通するとともに保持部73の全長にわたり形成されている。この保持部73は、前述の受渡し機構の構成の1つである。
第二把持部材72の凹部72cは、貫通孔72bに固定された保持部73の切欠き部73aに連通している。凹部72cおよび切欠き部73aには、縫合糸100が挿通可能である。
本実施形態では、係止部74は、保持部73の切欠き部73aを第二把持部材72の幅方向の一方に避けて、第二把持部材72に直接取付けられている。より詳しくは、係止部74は、基部74aと、突出部74bと、折返し部74cとを有している。基部74aは、基端部が第二把持部材72の先端に接合され第二把持部材72に沿って前方に延びる。突出部74bは、基部74aの先端から第一把持部材11側に突出するように立設されている。折返し部74cは、突出部74bの突出方向先端から基端側に向けて折返すように延設されている。これら基部74a、突出部74b、および折返し部74cで、溝部74dを形成している。基部74aは、溝部74dを支持する機能を有している。
以上説明したように、本実施形態に係る縫合器6によれば、連続縫合した後で、別の術具を用いることなく縫合糸100に結び目を形成して組織を縫合した状態を保持することができる。
さらに、本実施形態に係る縫合器6は、第二把持部材72の凹部72c、および保持部73の切欠き部73aが形成されている。したがって、保持部73に縫合針110を取付けた状態から、凹部72cおよび切欠き部73aを通して縫合糸100を前方に引出すことで、保持部73から縫合糸100が固定された縫合針110を取外しやすくすることができる。
図22には、第3実施形態の変形例における縫合器6Aの要部の断面を示す。本実施形態では、図22に示す縫合器6Aのように、保持部73の切欠き部73aを第二把持部材72の幅方向に挟むように一対の係止部74を第二把持部材72に取付けてもよい。
このように構成することで、第二把持部材72の幅方向のいずれからも係止部74の溝部74dに糸掛け部101を掛けやすくすることができる。
以上、本発明の第1実施形態から第3実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の構成の変更なども含まれる。さらに、各実施形態で示した構成のそれぞれを適宜組み合わせて利用できる。
例えば、第1実施形態から第3実施形態では、先端部材が縫合針110である例を示した。しかし、先端部材の形状は組織を穿刺可能な形状であればこれに限られない。
第2実施形態および第3実施形態では、図23に示すように、第二把持部材12から前方に突出するように設けられた係止部81が第二把持部材12に形成されたチャンネル12eに収容可能となるように構成してもよい。
係止部81の基部81cの基端には、板状に形成された操作部材82の先端が接合されている。チャンネル12eの厚さ方向Dの長さは、操作部材82、基部81cの厚さ方向Dの長さよりもわずかに大きい。
係止部81は、弾性を有するニッケルチタンなどの形状記憶合金で形成することができる。
第二把持部材12に対して操作部材82を基端側に移動させる(引戻す)と、係止部81は基端側に移動してチャンネル12eに収容される。このとき、係止部81は湾曲することで溝部81aが形成された通常状態T1から、係止部81を構成する基部81c、突出部81d、および折返し部81eが平坦な形状に引伸ばされた収容状態T2に弾性的に変形する。一方で、第二把持部材12に対して操作部材82を先端側に移動させると、係止部81は先端側に移動してチャンネル12eから前方に突出した時に、自身の弾性力により平坦な収容状態T2から湾曲した通常状態T1に変形する。
係止部81は、通常状態T1において、溝部81aに糸掛け部101を掛けて引戻しても変形しない程度の剛性を有している。
糸掛け部101をたるませるときには、係止部81を通常状態T1にして溝部1aに糸掛け部101を掛けて引戻す。把持部材11、12で対象組織P1を縫うときには、係止部81を収容状態T2にする。
なお、操作部材82は、溝部81aを支持する機能を有している。
このように構成することで、把持部材11、12で対象組織P1を縫うときに、係止部81が支障となるのを防止することができる。
図24に示すように、係止部86が長手軸C1に沿って移動操作可能であり、操作部材82を引戻したときに、係止部86が湾曲した形状を維持したまま第二把持部材12のチャンネル12eに収容されるように構成してもよい。
このように構成しても、把持部材11、12で対象組織P1を縫うときに、係止部86が支障となるのを防止することができる。
第2実施形態および第3実施形態では、係止部の溝部が貫通する方向は、長手軸C1に直交する方向であるとしたが、長手軸C1に交差する方向であるとしてもよい。
第2実施形態に係る縫合器2において折返し部66eを備えない場合、前記第3実施形態に係る縫合器6、6Aにおいて折返し部74cを備えない場合、および、前述の変形例において折返し部81eを備えない場合においても、糸掛け部101をたるませることができる。このため、各実施形態および変形例において、これら折返し部66e、74c、81eは備えなくてもよい。
上記実施形態では、係止部は第二把持部材の先端部に設けられている例を示した。しかし、図25に示すように、係止部91は長軸部材40の先端部40aなどの把持部材以外の部分に設けられてもよい。上記実施形態では、係止部91は第二把持部材12から前方に突出しない位置に配置されている。
第二把持部材の内部に空間を設け、この空間内に係止部を収納することで係止部が第二把持部材から前方に突出しないように構成してもよい。この場合、縫合器を体内に挿入したり体内から抜去するときには、第二把持部材内に係止部を収納しておく。そして、縫合糸100の糸掛け部101に係止部を係止させるときには、第二把持部材の先端から係止部を突出させる。
上記実施形態では、係止部は第一把持部材11側に向かって湾曲するように形成されている例を示した。しかし、係止部は第一把持部材11とは反対側に向かって湾曲するように形成されてもよい。
上記実施形態では、係止部の溝部は把持部材11、12が閉じたときに基端側に開口する例を示した。しかし、溝部は、把持部材11、12が開いたときに基端側に開口する構成でもよい。このように構成しても、把持部材11、12が開いた状態で縫合器を引戻すことで溝部から糸掛け部101を外れにくくすることができる。
上記実施形態では、係止部は第二把持部材に設けられている例を示した。しかし、係止部が第一把持部材および第二把持部材の両方に設けられているとしてもよい。
上記実施形態では、長軸部材40は柔軟な部材で構成された軟性の部材である例を示した。しかし、長軸部材はほとんど曲がらない硬性のものであってもよい。
以上、本発明の各実施形態を説明したが、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において各実施形態における構成要素の組み合わせを変えたり、各構成要素に種々の変更を加えたり、削除したりすることが可能である。本発明は前述した説明によって限定されることはなく、添付のクレームの範囲によってのみ限定される。
上記縫合器によれば、連続縫合した後で、別の術具を用いることなく縫合糸に結び目を形成して組織を縫合した状態を保持することができる縫合器を提供することができる。
2、4、6、6A 縫合器
11 第一把持部材
12 第二把持部材
12b 窪み(受け部)
28、81 係止部
25 支持部材
27 棒状部材
27a 先端部(第二把持部材の先端部)
28 係止部
40 長軸部材
40a 先端部
61 開閉機構
62 受渡し機構
100 縫合糸
110 先端部材(縫合針)
Q1 先端側位置
Q2 基端側位置
C1 長手軸
本発明の第一の態様に係る縫合器は、長手軸に沿って延設された長軸部材と、前記長軸部材の先端部に設けられ、開閉動作可能な第一把持部材および第二把持部材と、前記第一把持部材および前記第二把持部材を開閉操作するための開閉機構と、前記第一把持部材および前記第二把持部材の間で縫合糸が固定された先端部材を受渡すための受渡し機構と、前記第一把持部材と前記第二把持部材の少なくとも一方の先端から突出されて且つ前記第一把持部材と前記第二把持部材の少なくとも一方に支持されて設けられて前記縫合糸を係止可能な係止面を有する係止部と、を備え、前記係止部は、前記第一把持部材及び前記第二把持部材の開閉動作に応じて前記第一把持部材及び前記第二把持部材の開閉動作の方向に移動可能である
本発明の第四の態様によれば、第一の態様に係る縫合器において、前記長手軸に沿って延び前記第二把持部材に移動可能に設けられた棒状部材と、前記棒状部材を前記第二把持部材の長手軸に沿って移動自在に保持する支持部材と、を備えてもよい。前記係止部に前記棒状部材の先端部が連結されていてもよい。
本発明の第五の態様によれば、第一の態様に係る縫合器において、前記第二把持部材の内部に挿入され、前記縫合針を前記第二把持部材に対して固定する針固定部材を有し、前記針固定部材は、前記第二把持部材の先端から突出した先端部を有し、前記係止部は、前記先端部に設けられていてもよい。
本発明の第六の態様によれば、第一の態様に係る縫合器において、前記第一把持部材は前記第二把持部材に対向する第1の対向面を有し、前記第二把持部材は前記第一把持部材に対向する第2の対向面を有し、前記係止面の少なくとも一部は、前記第1の対向面と前記第2の対向面との間に位置してもよい。
本発明の第七の態様によれば、第六の態様に係る縫合器において、前記係止部は、前記係止面の少なくとも一部が前記第1の対向面と前記第2の対向面との間に位置する状態で、前記先端部材より遠位側と近位側との間で前記長手軸に沿って移動可能に構成されていてもよい。
本発明の第一の態様に係る処置具は、長手軸に沿って延設された長軸部材と、前記長軸部材の先端部に設けられ、開閉動作可能な第一把持部材および第二把持部材と、前記第一把持部材および前記第二把持部材を開閉操作するための開閉機構と、前記第一把持部材および前記第二把持部材の間で縫合糸が固定された先端部材を受渡すための受渡し機構と、前記第一把持部材と前記第二把持部材の少なくとも一方の先端から突出するように、前記第一把持部材と前記第二把持部材のうちの一方に支持されて前記縫合糸を係止可能な係止面を有する係止部と、を備え
本発明の第四の態様によれば、第一の態様に係る縫合器において、前記長手軸に沿って延び前記第二把持部材に移動可能に設けられた棒状部材と、前記棒状部材を前記第二把持部材の長手軸に沿って移動自在に保持する支持部材と、を備えてもよい。前記係止部に前記棒状部材の先端部が連結されていてもよい。
本発明の第五の態様によれば、第一の態様に係る縫合器において、前記先端部材は、縫合針であり、前記第二把持部材の内部に挿入され、前記縫合針を前記第二把持部材に対して固定する針固定部材を有し、前記針固定部材は、前記第二把持部材の先端から突出した先端部を有し、前記係止部は、前記先端部に設けられていてもよい。
本発明の第六の態様によれば、第一の態様に係る縫合器において、前記第一把持部材は前記第二把持部材に対向する第1の対向面を有し、前記第二把持部材は前記第一把持部材に対向する第2の対向面を有し、前記係止部は前記第二把持部材に支持され、前記係止面は、前記第1の対向面から前記第2の対向面に向かう方向に、前記第1の対向面に対して略垂直な方向に延びていてもよい
本発明の第七の態様によれば、第六の態様に係る縫合器において、前記係止部は、前記先端部材より遠位側と近位側との間で前記長手軸に沿って移動可能に構成されていてもよい。

Claims (4)

  1. 長手軸に沿って延設された長軸部材と、
    前記長軸部材の先端部に設けられ、開閉動作可能な第一把持部材および第二把持部材と、
    前記第一把持部材および前記第二把持部材を開閉操作するための開閉機構と、
    前記第一把持部材および前記第二把持部材の間で縫合糸が固定された先端部材を受渡すための受渡し機構と、
    前記第一把持部材と前記第二把持部材の少なくとも一方の先端から突出して設けられて前記縫合糸を係止可能な係止部と、
    を備える縫合器。
  2. 請求項1に記載の縫合器であって、
    前記係止部は、前記第二把持部材に設けられ前記先端部材が着脱可能に取付けられる受け部よりも先端側の先端側位置と、前記受け部よりも基端側の基端側位置との間で移動可能に設けられている。
  3. 請求項2に記載の縫合器であって、
    前記先端側位置は、前記第一把持部材および前記第二把持部材よりも先端側である。
  4. 請求項1に記載の縫合器であって、
    前記長手軸に沿って延び前記第二把持部材に移動可能に設けられた棒状部材と、
    前記棒状部材を前記第二把持部材の長手軸に沿って移動自在に保持する支持部材と、を備え、
    前記係止部に前記棒状部材の先端部が連結されている。
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