JP2011229637A - 結紮器具 - Google Patents

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康宏 代工
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Abstract


【課題】 結紮対象である部位に対して容易に糸を引き回すことのできる結紮器具を提供する。
【解決手段】 結紮器具は、引き金を有する結紮器具本体と、結紮器具本体から延出する軸体と、引き金に連動して開閉するように軸体の先端部に設けられ、閉状態時においては環状となる一対の開閉部材と、糸を保持する保持体とを備えている。一対の開閉部材が開状態にある場合には、一対の開閉部材のうち一方の開閉部材の先端部にのみ保持体が係合している。引き金が引かれて一対の開閉部材が閉状態となると、当該一対の開閉部材両方の先端部に保持体が係合する。引き金が元の位置に復帰し、再度一対の開閉部材が開状態となると、一対の開閉部材のうち他方の開閉部材の先端部にのみ保持体が係合する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、結紮器具に関する。
従来、患部の表面を縫合する場合においては、縫合対象である2つの部位を糸で連続縫いすることで患部を結紮している(例えば特許文献1参照)。また、鉗子によって患部を糸で取り巻くようにして縛り結紮する場合もある。
特開2001−178731号公報
従来、鉗子を用いて患部に糸を引き回す場合、一度鉗子から糸を外し、再度鉗子で把持する必要があったため、再度把持する作業が困難なものとなっていた。具体的に説明すると、例えば患部の右から左へと糸を引き回す際には、鉗子により糸を患部の右側奥へ持って行ってから一旦糸を外し、再度鉗子を患部の左側奥から右側奥へと挿入して糸を把持する手順となる。この再度把持する際には、糸自体が細いうえに、視界も狭いために困難なものとなっていた。
本発明の課題は、結紮対象である部位に対して容易に糸を引き回すことのできる結紮器具を提供することである。
以上の課題を解決するため、本発明の一の態様によれば、
引き金を有する結紮器具本体と、
前記結紮器具本体から延出する軸体と、
前記引き金に連動して開閉するように前記軸体の先端部に設けられ、閉状態時においては環状となる一対の開閉部材と、
糸状部材を保持する保持体とを有し、
前記一対の開閉部材が開状態にある場合には、前記一対の開閉部材のうちの一方のみの開閉部材の先端部に前記保持体が係合していて、
前記引き金が引かれて前記一対の開閉部材が閉状態となると、当該一対の開閉部材両方の先端部に前記保持体が係合し、
前記引き金が元の位置に復帰し、再度前記一対の開閉部材が開状態となると、前記一対の開閉部材のうちの他方のみの開閉部材の先端部に前記保持体が係合することを特徴とする結紮器具が提供される。
上記結紮器具において、好ましくは、前記軸体に対してスライド自在な筒体を備え、
前記一対の開閉部材は可撓性を有していて、
前記筒体は、閉状態となっている前記一対の開閉部材を、前記軸体からスライドして内部に収容する。
上記結紮器具において、好ましくは、前記筒体を内部に挿通した状態で案内するガイド部材を有し、
前記筒体の外周部には、前記ガイド部材の基端部に当接する突起が設けられていて、
前記筒体は、前記突起が前記ガイド部材の基端部に当接することでスライドして、前記一対の開閉部材を露出させる。
上記結紮器具において、好ましくは、前記一対の開閉部材のそれぞれの先端部には、前記保持体が係合する係合ユニットが取り付けられている。
上記結紮器具において、好ましくは、前記保持体は、外形がカプセル状に形成されていて、当該保持体の中央部に前記糸状部材を保持するための糸孔が形成されているとともに、当該保持体の両端部に一対の前記係合ユニットに係合する係合ピンが設けられていて、
前記係合ユニットは、有底筒体のユニット本体と、内側が中空となるように前記ユニット本体の先端側の内周面に取り付けられた第一カムと、内側が中空となるように前記ユニット本体における前記第一カムよりも底側の内周面に取り付けられた前記第二カムと、前記ユニット本体における前記第二カムよりも底側に配置されたシート状の弾性部材と、を備え、
前記ユニット本体は、前記ユニット本体の開放部が互いに対向するように、当該ユニット本体の底面が前記一対の開閉部材の先端部に取り付けられていて、
前記第一カムには、前記保持体の係合ピンが係合するガイド溝が軸方向に沿って複数箇所形成されるとともに、前記第一カムにおける前記ガイド溝に挟まれた領域の底側の端面に第一カム面が形成されており、当該第一カム面は、底側から開放側に向けて傾斜する第一傾斜面と、前記第一傾斜面と平行な第二傾斜面と、開放側から底側に向けて傾斜して前記第一傾斜面及び前記第二傾斜面を結ぶ第三傾斜面と、を有していて、
前記第二カムの開放側の端面には、前記第一カム面との間隔内に前記保持体の係合ピンが進入できるように、前記第一カム面と離間した第二カム面が形成されており、
前記第二カム面は、開放側から底側に向けて傾斜する第四傾斜面と、底側から開放側に向けて傾斜する第五傾斜面とを有していて、前記第四傾斜面と前記第五傾斜面とが交互に連続しており、複数の前記第四傾斜面のうち、一部の第四傾斜面は前記ガイド溝に対向しており、その他の前記第四傾斜面は前記第三傾斜面に対向していて、
一方の前記係合ユニットにおける前記第四傾斜面と前記第五傾斜面との境界の一部が、他方の前記係合ユニットにおける前記ガイド溝に対して対向するように、前記一対の係合ユニットは位置合わせされている。
上記結紮器具において、好ましくは、前記保持体は、前記糸状部材として結紮用の糸を保持する。
本発明によれば、結紮対象である部位に対して容易に糸状部材を引き回すことのできる結紮器具を提供することができる。
本実施形態に係る結紮器具の概略構成を示す側面図である。 図1の結紮器具に備わる一対の開閉部材を筒体により収容した状態を示す側面図である。 図1の結紮器具に備わる係合ユニットの概略構成を示す説明図であり、(a)は一端面図、(b)は断面図、(c)は他端面図である。 図1の結紮器具に備わる保持体の概略構成を示す説明図であり、(a)は側面図、(b)は一端面図である。 本実施形態の結紮器具の結紮時の動作を示す説明図である。 本実施形態の保持体及び係合ユニットの結紮時における動作を示す説明図である。 本実施形態の保持体及び係合ユニットの結紮時における動作を示す説明図である。 本実施形態の結紮器具の変形例を示す側面図である。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
図1は本実施形態に係る結紮器具の概略構成を示す側面図である。図1に示すように結紮器具1は、結紮器具本体2と、軸体3と、開閉部材4,5と、保持体6とを備えている。
結紮器具本体2は、グリップ部21と、グリップ部21に対して接離する引き金22とを有している。軸体3は、中空の棒形状であって、結紮器具本体2の先端部から先方に向けて延出している。また、軸体3には、当該軸体3に対してスライド自在な筒体31が取り付けられている。
一対の開閉部材4,5は、可撓性を有していて、軸体3の先端に開閉自在に取り付けられている。開閉部材4,5の先端部には、保持体6が係合する係合ユニット7,8が取り付けられている。
一対の開閉部材4,5は、軸体3に内蔵された図示しないリンク部材を介して引き金22に連動可能に接続されている。具体的に一対の開閉部材4,5は、引き金22が引かれると、一対の開閉部材4,5両者の係合ユニット7,8が当接し、全体として環状となった閉状態となる。また、引き金22が元の位置にあると、一対の開閉部材4,5は互いの係合ユニット7,8が離間し開状態となる。
また、一対の開閉部材4,5は、筒体31が軸体3に対して先方にスライドすると、当該筒体31により押されて弾性変形し筒体31内部に収容されるようになっている(図2参照)。
図3は、係合ユニット7,8の概略構成を示す説明図であり、(a)は一端面図、(b)は断面図、(c)は他端面図である。この図3に示すように、係合ユニット7,8には、ユニット本体71,81と、第一カム72,82と、第二カム73,83と、弾性部材74,84とが設けられている。
ユニット本体71,81は、有底筒体であり、その底面が開閉部材4,5の先端部に取り付けられていて、ユニット本体71,81の開放部が互いに対向している。
第一カム72,82は、内側が中空となるように、ユニット本体71,81の先端側の内周面に取り付けられている。この第一カム72,82には、軸方向に沿うガイド溝721,821が4箇所形成されている。また、第一カム72,82におけるガイド溝721,821に挟まれた領域には、その底側の端面に第一カム面722,822が形成されている。第一カム面722,822は、底側から開放側に向けて傾斜する第一傾斜面723,823と、第一傾斜面723,823と平行な第二傾斜面724,824と、開放側から底側に向けて傾斜して第一傾斜面723,823及び第二傾斜面724,824を結ぶ第三傾斜面725,825とを有している。
第二カム73,83は、内側が中空となるように、ユニット本体71,81における第一カム72,82よりも底側の内周面に取り付けられている。この第二カム73,83の開放側の端面には、第二カム面731,831が形成されている。第二カム面731,831は、第一カム面722,822から離間していて、その間隔内に係合ピン62が進入できるようになっている。そして、第二カム面731,831は、開放側から底側に向けて傾斜する第四傾斜面732,832と、底側から開放側に向けて傾斜する第五傾斜面733,833とを有していて、これらが交互に連続している。ここで、複数の第四傾斜面732,832うち、一部の第四傾斜面732,832はガイド溝721,821に対向しており、その他の第四傾斜面732,832は第三傾斜面725,825に対向している。
なお、一方の係合ユニット7,8における第四傾斜面732,832と第五傾斜面733,833との境界が、他方の係合ユニット7,8におけるガイド溝721,821に対して対向するように、一対の係合ユニット7,8は位置合わせされている(図6参照)。
弾性部材74,84は、シート状のゴム部材であり、ユニット本体71,81における第二カム73,83よりも底側に掛け渡されている。
保持体6は、糸状部材として結紮用の糸W(図5参照)を保持するものである。図4は、保持体6の概略構成を示す説明図であり、(a)は側面図、(b)は一端面図である。図4に示すように、保持体6は、外形が略カプセル状であり、その中央部に糸Wを保持するための糸孔61が形成されている。また、保持体6の両端部には、一対の係合ユニット7,8のガイド溝721,831にそれぞれ係合する4つの係合ピン62が設けられている。そして、保持体6は、一対の開閉部材4,5が開状態にある場合には、一対の開閉部材4,5のうち一方の開閉部材4,5の先端部にのみ係合している。そして、引き金22が引かれて一対の開閉部材4,5が閉状態となると、保持体6は、係合ユニット7,8との協働によって、一対の開閉部材4,5両方の係合ユニット7,8に係合し、その後、引き金22が元の位置に復帰し、再度一対の開閉部材4,5が開状態となると、一対の開閉部材4,5のうち他方の開閉部材4,5の係合ユニット7,8にのみ係合するようになっている。
次に、本実施形態の作用について説明する。図5は、結紮時における結紮器具1の動作を示す説明図であり、図6,図7は、結紮時における保持体6及び係合ユニット7,8の動作を示す説明図である。なお、図6,図7においては保持体6の両端部のそれぞれで係合ピン62を1つのみ図示し、糸孔61は省略している。
使用者は保持体6の糸孔61に糸Wを挿通させることで、保持体6に糸Wを保持させる。その後、図6(a)に示すように、使用者は一対の開閉部材4,5のうち、一方の開閉部材4の係合ユニット7に対して保持体6を係合させる。このとき、保持体6の一端部の係合ピン62を、係合ユニット7のガイド溝721内(図6(a)における左側のガイド溝721内)に進入させて、第二カム面731の第四傾斜面732に当接させると、係合ピン62は押し込められる力と第四傾斜面732とによって図6における右側にスライドする。これに伴い、保持体6は回転するとともに、弾性部材74を底側に押す。その後、使用者が保持体6を離すと、弾性部材74の弾性復帰力によって保持体6が開放側に押され、係合ピン62が第一カム面722の第一傾斜面723に沿って図6における右側にスライドする。このスライドは係合ピン62が第三傾斜面725に当接することによって規制される。これにより、一方の開閉部材4の係合ユニット7に保持体6が係止される。
そして、使用者は、図6(b)に示すように、引き金22を引いて一対の開閉部材4,5を閉状態とする。閉状態になる際には、保持体6の他端部の係合ピン62が、他方の開閉部材5の係合ユニット8のガイド溝821内に進入して、第二カム面831の第四傾斜面832に当接する。また、一対の開閉部材4,5が閉状態になることで、保持体6は、一対の弾性部材74,84を両者とも底側に押す。このため、保持体6の両端部の係合ピン62は第四傾斜面732,832によって図6における右側にスライドする。このスライドは係合ピン62が第五傾斜面733,833に当接することによって規制される。
使用者は、引き金22を引いて、一対の開閉部材4,5を閉状態としたまま、筒体31を軸体3に対してスライドさせて、筒体31内に一対の開閉部材4,5を収容する(図2参照)。
使用者は、患者に取り付けられているトラカール(図示省略)内に、開閉部材4,5が収容された筒体31及び軸体3を挿入して、結紮対象B近傍へ保持体6を配置する。配置後、使用者は、筒体31を手前にスライドさせて、一対の開閉部材4,5の収容を解除し、さらに引き金22を元の位置へ戻す。これにより、一対の開閉部材4,5は結紮対象B近傍で弾性復帰し、開状態となる(図5(a)参照。)。開状態となる際に、保持体6は、図6(c)に示すように、一方の開閉部材4の係合ユニット7から引き抜かれて、他方の開閉部材5の係合ユニット8にのみ係止される。具体的には、保持体6の他端部の係合ピン62は、弾性部材84の弾性復帰力によって保持体6が開放側に押されるので、当該係合ピン62が第一カム面822の第一傾斜面823に沿って図6における右側にスライドする。このスライドは係合ピン62が第三傾斜面825に当接することによって規制される。一方、保持体6の一端部の係合ピン62は、保持体6が弾性部材74の弾性復帰によって開放側に押されるので、第二傾斜面724に当接して図6における右側にスライドしガイド溝721から離脱する。
その後、使用者は、他方の開閉部材5の先端部、つまり保持体6を結紮対象Bの奥へと配置することで、糸Wを結紮対象Bの奥へ引き回す(図5(b)参照)。
次いで、使用者は、引き金22を引いて一対の開閉部材4,5を閉状態とする(図5(c)参照)。閉状態になる際には、図7(a)に示すように、保持体6の一端部の係合ピン62が、一方の開閉部材4の係合ユニット7のガイド溝721内に進入して、第二カム面731の第四傾斜面732に当接する。また、一対の開閉部材4,5が閉状態になることで、保持体6は、一対の弾性部材74,84を両者とも底側に押す。このため、保持体6の両端部の係合ピン62は第四傾斜面732,832によって図7における右側にスライドする。このスライドは係合ピン62が第五傾斜面733,833に当接することによって規制される。
さらに、使用者は引き金22を元の位置へ戻す。これにより、保持体6が一方の開閉部材4に係止されたまま一対の開閉部材4,5が開状態となる(図5(d)参照)。開状態となる際に、保持体6は、図7(b)に示すように、他方の開閉部材5の係合ユニット8から引き抜かれて、一方の開閉部材4の係合ユニット7にのみ係止される。具体的には、保持体6の一端部の係合ピン62は、弾性部材74の弾性復帰力によって保持体6が開放側に押されるので、当該係合ピン62が第一カム面722の第一傾斜面723に沿って図7における右側にスライドする。このスライドは係合ピン62が第三傾斜面725に当接することによって規制される。一方、保持体6の他端部の係合ピン62は、保持体6が弾性部材84の弾性復帰によって開放側に押されるので、第二傾斜面824に当接して図7における右側にスライドしガイド溝821から離脱する。
そして、使用者が図5(e)に示すように、結紮器具1を操作して保持体6を手前に引き寄せると、糸Wが結紮対象Bの奥側を通過して手前に引き回されることになる。
以上のように、本実施形態によれば、一対の開閉部材4,5が開状態にある場合には、一方の開閉部材4の先端部にのみ保持体6が係合していて、引き金22が引かれて一対の開閉部材4,5が閉状態となると、当該一対の開閉部材4,5両方の先端部に保持体6が係合し、引き金22が元の位置に復帰し、再度一対の開閉部材4,5が開状態となると、他方の開閉部材5の先端部にのみ保持体6が係合するので、引き金22を操作するだけで保持体6を一方の開閉部材4から他方の開閉部材5へと移動させることができる。したがって、結紮対象Bである部位に対して容易に糸Wを引き回すことが可能となる。
また、閉状態となっている一対の開閉部材4,5を、筒体31が軸体3からスライドして内部に収容するので、一対の開閉部材4,5をコンパクトにすることができ、結紮対象Bまでの経路が細い場合でも一対の開閉部材4,5をスムーズに配置することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限らず適宜変更可能である。以下の説明において、上記実施形態と同一箇所においては同一符号を付してその説明を省略する。
例えば、上記実施形態では、開閉部材4,5が収容された筒体31及び軸体3をトラカール内に挿入して、結紮対象B近傍へ保持体6を配置してから、使用者が筒体31を手前にスライドさせて、一対の開閉部材4,5の収容を解除する場合を例示したが、トラカール内に挿入する動作に連動して筒体31がスライドするようにしてもよい。具体的には、図8に示すように、筒体31aの外周部には、トラカールTの基端部t1に当接する突起311aが設けられている。そして、開閉部材4,5が収容された筒体31及び軸体3がトラカールT内に挿入されると、突起311aがトラカールTの基端部t1に当接することで筒体31aはスライドして、一対の開閉部材4,5を露出させることとなる。なお、この場合、筒体31aを内部に挿通した状態で案内するガイド部材は、トラカールTとなる。このように、トラカールT内に挿入する動作に連動して筒体31aがスライドすれば、使用者の収容解除作業を省略することができる。
さらに、上記実施形態では、内視鏡手術時に結紮器具1が用いられる場合を例示して説明したが、この結紮器具1は、糸状部材として電気ケーブル等のケーブル類を結紮する際にも用いることが可能である。
1 結紮器具
2 結紮器具本体
3 軸体
4 開閉部材
5 開閉部材
6 保持体
7 係合ユニット
8 係合ユニット
21 グリップ部
22 引き金
31 筒体
61 糸孔
62 係合ピン
71 ユニット本体
72 第一カム
73 第二カム
74 弾性部材
81 ユニット本体
82 第一カム
83 第二カム
84 弾性部材
721 ガイド溝
722 第一カム面
723 第一傾斜面
724 第二傾斜面
725 第三傾斜面
731 第二カム面
732 第四傾斜面
733 第五傾斜面
821 ガイド溝
822 第一カム面
823 第一傾斜面
824 第二傾斜面
825 第三傾斜面
831 第二カム面
832 第四傾斜面
833 第五傾斜面
B 結紮対象
W 糸(糸状部材)

Claims (6)

  1. 引き金を有する結紮器具本体と、
    前記結紮器具本体から延出する軸体と、
    前記引き金に連動して開閉するように前記軸体の先端部に設けられ、閉状態時においては環状となる一対の開閉部材と、
    糸状部材を保持する保持体とを有し、
    前記一対の開閉部材が開状態にある場合には、前記一対の開閉部材のうちの一方のみの開閉部材の先端部に前記保持体が係合していて、
    前記引き金が引かれて前記一対の開閉部材が閉状態となると、当該一対の開閉部材両方の先端部に前記保持体が係合し、
    前記引き金が元の位置に復帰し、再度前記一対の開閉部材が開状態となると、前記一対の開閉部材のうちの他方のみの開閉部材の先端部に前記保持体が係合することを特徴とする結紮器具。
  2. 請求項1記載の結紮器具において、
    前記軸体に対してスライド自在な筒体を備え、
    前記一対の開閉部材は可撓性を有していて、
    前記筒体は、閉状態となっている前記一対の開閉部材を、前記軸体からスライドして内部に収容することを特徴とする結紮器具。
  3. 請求項2記載の結紮器具において、
    前記筒体を内部に挿通した状態で案内するガイド部材を有し、
    前記筒体の外周部には、前記ガイド部材の基端部に当接する突起が設けられていて、
    前記筒体は、前記突起が前記ガイド部材の基端部に当接することでスライドして、前記一対の開閉部材を露出させることを特徴とする結紮器具。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の結紮器具において、
    前記一対の開閉部材のそれぞれの先端部には、前記保持体が係合する係合ユニットが取り付けられていることを特徴とする結紮器具。
  5. 請求項4記載の結紮器具において、
    前記保持体は、外形がカプセル状に形成されていて、当該保持体の中央部に前記糸状部材を保持するための糸孔が形成されているとともに、当該保持体の両端部に一対の前記係合ユニットに係合する係合ピンが設けられていて、
    前記係合ユニットは、有底筒体のユニット本体と、内側が中空となるように前記ユニット本体の先端側の内周面に取り付けられた第一カムと、内側が中空となるように前記ユニット本体における前記第一カムよりも底側の内周面に取り付けられた前記第二カムと、前記ユニット本体における前記第二カムよりも底側に配置されたシート状の弾性部材と、を備え、
    前記ユニット本体は、前記ユニット本体の開放部が互いに対向するように、当該ユニット本体の底面が前記一対の開閉部材の先端部に取り付けられていて、
    前記第一カムには、前記保持体の係合ピンが係合するガイド溝が軸方向に沿って複数箇所形成されるとともに、前記第一カムにおける前記ガイド溝に挟まれた領域の底側の端面に第一カム面が形成されており、当該第一カム面は、底側から開放側に向けて傾斜する第一傾斜面と、前記第一傾斜面と平行な第二傾斜面と、開放側から底側に向けて傾斜して前記第一傾斜面及び前記第二傾斜面を結ぶ第三傾斜面と、を有していて、
    前記第二カムの開放側の端面には、前記第一カム面との間隔内に前記保持体の係合ピンが進入できるように、前記第一カム面と離間した第二カム面が形成されており、
    前記第二カム面は、開放側から底側に向けて傾斜する第四傾斜面と、底側から開放側に向けて傾斜する第五傾斜面とを有していて、前記第四傾斜面と前記第五傾斜面とが交互に連続しており、複数の前記第四傾斜面のうち、一部の第四傾斜面は前記ガイド溝に対向しており、その他の前記第四傾斜面は前記第三傾斜面に対向していて、
    一方の前記係合ユニットにおける前記第四傾斜面と前記第五傾斜面との境界の一部が、他方の前記係合ユニットにおける前記ガイド溝に対して対向するように、前記一対の係合ユニットは位置合わせされていることを特徴とする結紮器具。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の結紮器具において、
    前記保持体は、前記糸状部材として結紮用の糸を保持することを特徴とする結紮器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN115969463A (zh) * 2023-02-02 2023-04-18 北京新云医疗科技有限公司 一种骨组织切除装置

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CN115969463A (zh) * 2023-02-02 2023-04-18 北京新云医疗科技有限公司 一种骨组织切除装置

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