JPWO2015005256A1 - 移動通信システム及びユーザ端末 - Google Patents

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Abstract

複数の他のユーザ端末のそれぞれが、前記複数の他のユーザ端末のそれぞれの間にD2D通信によってユーザデータを送受信するためのユーザデータ用の接続を確立せずに、ユーザ端末との間に前記ユーザデータ用の接続を確立する場合に、前記ユーザ端末及び前記複数の他のユーザ端末の中から、前記ユーザ端末及び前記複数の他のユーザ端末のそれぞれに対して、前記ユーザデータを含むデータの送信のために互いに異なる無線リソースを割り当てるスケジューリング端末が選択され、前記スケジューリング端末は、前記ユーザ端末及び前記複数の他のユーザ端末のそれぞれに対して割り当てられた前記無線リソースを示すスケジューリング情報を、前記複数の他のユーザ端末で共用の無線リソースを用いてブロードキャストする。

Description

本発明は、D2D通信をサポートする移動通信システム及びユーザ端末に関する。
移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、リリース12以降の新機能として、端末間(Device to Device:D2D)通信の導入が検討されている(非特許文献1参照)。
D2D通信では、近接する複数のユーザ端末がネットワークを経由せずに直接的な端末間通信を行う。一方、移動通信システムの通常の通信であるセルラ通信では、ユーザ端末がネットワークを経由して通信を行う。
なお、D2D通信においてユーザデータの送受信に用いられる無線リソースの割り当てるスケジューリングは、ネットワークに含まれる基地局が主導で行うケースだけでなく、D2D通信を行うユーザ端末が主導で行うケースが想定される。D2D通信を行うユーザ端末自身が無線リソースの割り当てを行うことにより、基地局の負荷を軽減できる。
3GPP技術報告書 「TR 22.803 V12.1.0」 2013年3月
ところで、1つのユーザ端末が、複数の他のユーザ端末を相手にD2D通信を行うケースとして、ユーザ端末と複数の他のユーザ端末とによって構成されるグループ全員でD2D通信を行うケースだけでなく、当該ユーザ端末が、複数の他のユーザ端末のそれぞれと個別にD2D通信を行うケース、言い換えると、複数の他のユーザ端末のそれぞれの間では、D2D通信によってユーザデータの送信が行われないケースが想定される。
後者のケースにおいて、当該ユーザ端末ではなく、複数の他のユーザ端末のそれぞれが、ユーザデータの送信のために、自身と当該ユーザ端末とに割り当てる無線リソースのスケジューリングを行う場合、複数の他のユーザ端末のそれぞれは、自身を除いた(複数の)他のユーザ端末が割り当てた無線リソースの状況が分からないため、互いに同一の無線リソースを割り当てる可能性がある。複数の他のユーザ端末のそれぞれが、互いに同一の無線リソースを用いてD2D通信を行った場合、干渉が発生する虞がある。
そこで、本発明は、ユーザ端末が、複数の他のユーザ端末のそれぞれと個別にD2D通信を行う場合において、干渉の発生を抑制可能な移動通信システム及びユーザ端末を提供することを目的とする。
一実施形態に係る移動通信システムは、ユーザ端末と、前記ユーザ端末と異なる複数の他のユーザ端末とを有し、ネットワークを経由しない直接的な端末間通信であるD2D通信をサポートする移動通信システムである。前記複数の他のユーザ端末のそれぞれが、前記複数の他のユーザ端末のそれぞれの間に前記D2D通信によってユーザデータを送受信するためのユーザデータ用の接続を確立せずに、前記ユーザ端末との間に前記ユーザデータ用の接続を確立する場合に、前記ユーザ端末及び前記複数の他のユーザ端末の中から、前記ユーザ端末及び前記複数の他のユーザ端末のそれぞれに対して、前記ユーザデータを含むデータの送信のために互いに異なる無線リソースを割り当てるスケジューリング端末が選択され、前記スケジューリング端末は、前記ユーザ端末及び前記複数の他のユーザ端末のそれぞれに対して割り当てられた前記無線リソースを示すスケジューリング情報を、前記複数の他のユーザ端末で共用の無線リソースを用いてブロードキャストする。
本発明に係る移動通信システム及びユーザ端末によれば、ユーザ端末が、複数の他のユーザ端末のそれぞれと個別にD2D通信を行う場合において、干渉の発生を抑制可能である。
図1は、LTEシステムの構成図である。 図2は、UEのブロック図である。 図3は、eNBのブロック図である。 図4は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。 図5は、LTEシステムで使用される無線フレームの構成図である。 図6は、D2D通信におけるデータパスを示す図である。 図7は、各UE100がD2D通信を行っている状態を説明するための説明図である。 図8は、UE100−1が、各UE100に割り当てられた無線リソース(帯域割当)をブロードキャストしている状態を説明するための説明図である。 図9は、本実施形態に係る移動通信システムの動作例を示すシーケンス図である。 図10は、本実施形態の変形例1に係る移動通信システムの動作例を示すシーケンス図である。 図11は、本実施形態の変形例1に係る移動通信システムの動作例を示すシーケンス図である。 図12は、本実施形態の変形例2に係るUE100−2が、各UE100に割り当てられた無線リソース(帯域割当)をブロードキャストしている状態を説明するための説明図である。 図13は、本実施形態の変形例2に係る移動通信システムの動作例を示すシーケンス図である。
[実施形態の概要]
実施形態に係る移動通信システムは、ユーザ端末と、前記ユーザ端末と異なる複数の他のユーザ端末とを有し、ネットワークを経由しない直接的な端末間通信であるD2D通信をサポートする移動通信システムである。前記複数の他のユーザ端末のそれぞれが、前記複数の他のユーザ端末のそれぞれの間に前記D2D通信によってユーザデータを送受信するためのユーザデータ用の接続を確立せずに、前記ユーザ端末との間に前記ユーザデータ用の接続を確立する場合に、前記ユーザ端末及び前記複数の他のユーザ端末の中から、前記ユーザ端末及び前記複数の他のユーザ端末のそれぞれに対して、前記ユーザデータを含むデータの送信のために互いに異なる無線リソースを割り当てるスケジューリング端末が選択され、前記スケジューリング端末は、前記ユーザ端末及び前記複数の他のユーザ端末のそれぞれに対して割り当てられた前記無線リソースを示すスケジューリング情報を、前記複数の他のユーザ端末で共用の無線リソースを用いてブロードキャストする。
実施形態に係る変形例2において、前記スケジューリング端末は、前記複数の他のユーザ端末の中から選択され、前記スケジューリング端末は、前記スケジューリング端末を除いた前記複数の他のユーザ端末のそれぞれとの間に前記スケジューリング情報をブロードキャストするための接続を確立する。
実施形態に係る変形例2において、前記複数の他のユーザ端末のそれぞれは、前記D2D通信のための無線リソースを割り当てるスケジューリング能力に関するケイパビリティ情報を前記ユーザ端末に送信し、前記スケジューリング端末は、前記ケイパビリティ情報に基づいて、選択される。
実施形態に係る変形例2において、所定の条件が満たされる場合に、前記スケジューリング端末が、前記ユーザ端末及び前記複数の他のユーザ端末の中から新たに選択される。
実施形態に係る変形例2において、前記所定の条件は、前記スケジューリング端末のバッテリ残量が閾値未満になることである。
実施形態において、前記複数の他のユーザ端末のそれぞれは、前記ユーザデータを暗号化する暗号化キー及び前記暗号化キーを用いて暗号化された前記ユーザデータを復号する復号キーを用いて、前記スケジューリング情報に基づいて、前記ユーザデータを送受信する。
実施形態に係るユーザ端末は、ユーザ端末と、前記ユーザ端末と異なる複数の他のユーザ端末とを有し、ネットワークを経由しない直接的な端末間通信であるD2D通信をサポートする移動通信システムにおけるユーザ端末である。当該ユーザ端末は、前記複数の他のユーザ端末のそれぞれが、前記複数の他のユーザ端末のそれぞれの間に前記D2D通信によってユーザデータを送受信するためのユーザデータ用接続を確立せずに、前記ユーザ端末との間に前記ユーザデータ用の接続を確立する場合に、前記ユーザ端末及び前記複数の他のユーザ端末のそれぞれに対して、前記ユーザデータを含むデータの送信のために互いに異なる無線リソースを割り当てる制御部と、前記複数の他のユーザ端末のそれぞれに対して割り当てられた前記無線リソースを示すスケジューリング情報を、前記複数の他のユーザ端末で共用の無線リソースを用いてブロードキャストする送信部と、を有する。
実施形態に係るユーザ端末は、ユーザ端末と、前記通信相手である他のユーザ端末と、前記ユーザ端末及び前記他のユーザ端末と異なる複数の他のユーザ端末とを有し、ネットワークを経由しない直接的な端末間通信であるD2D通信をサポートする移動通信システムにおけるユーザ端末である。当該ユーザ端末は、前記ユーザ端末が前記複数の他のユーザ端末のそれぞれとの間に前記D2D通信によってユーザデータを送受信するためのユーザデータ用接続を確立せずに、前記他のユーザ端末との間に前記ユーザデータ用の接続を確立する場合に、前記ユーザ端末、前記他のユーザ端末及び前記複数の他のユーザ端末のそれぞれに対して、前記ユーザデータを含むデータの送信のために互いに異なる無線リソースを割り当てる制御部と、前記他のユーザ端末及び前記複数の他のユーザ端末のそれぞれに対して割り当てられた前記無線リソースを示すスケジューリング情報を、前記他のユーザ端末及び前記複数の他のユーザ端末で共用の無線リソースを用いてブロードキャストする送信部と、を有する。
以下、図面を参照して、3GPP規格に準拠して構成されるセルラ移動通信システム(以下、「LTEシステム」)にD2D通信を導入する場合の各実施形態を説明する。
[実施形態]
(LTEシステム)
図1は、本実施形態に係るLTEシステムの構成図である。
図1に示すように、LTEシステムは、複数のUE(User Equipment)100と、E−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)10と、EPC(Evolved Packet Core)20と、を含む。E−UTRAN10及びEPC20は、ネットワークを構成する。
UE100は、移動型の無線通信装置であり、接続を確立したセル(サービングセル)との無線通信を行う。UE100はユーザ端末に相当する。
E−UTRAN10は、複数のeNB200(evolved Node−B)を含む。eNB200は基地局に相当する。eNB200は、セルを管理しており、セルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。
なお、「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として使用される他に、UE100との無線通信を行う機能を示す用語としても使用される。
eNB200は、例えば、無線リソース管理(RRM)機能と、ユーザデータのルーティング機能と、モビリティ制御及びスケジューリングのための測定制御機能と、を有する。
EPC20は、MME(Mobility Management Entity)/S−GW(Serving−Gateway)300と、OAM400(Operation and Maintenance)と)を含む。また、EPC20は、コアネットワークに相当する。
MMEは、UE100に対する各種モビリティ制御等を行うネットワークノードであり、制御局に相当する。S−GWは、ユーザデータの転送制御を行うネットワークノードであり、交換局に相当する。
eNB200は、X2インターフェイスを介して相互に接続される。また、eNB200は、S1インターフェイスを介してMME/S−GW300と接続される。
OAM400は、オペレータによって管理されるサーバ装置であり、E−UTRAN10の保守及び監視を行う。
次に、UE100及びeNB200の構成を説明する。
図2は、UE100のブロック図である。図2に示すように、UE100は、アンテナ101と、無線送受信機110と、ユーザインターフェイス120と、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機130と、バッテリ140と、メモリ150と、プロセッサ160と、を有する。メモリ150及びプロセッサ160は、制御部を構成する。
本実施形態において、制御部は、D2D通信のために各UE100に対して互いに異なる無線リソースを割り当てる制御を行う。詳細は、後述する。
UE100は、GNSS受信機130を有していなくてもよい。また、メモリ150をプロセッサ160と一体化し、このセット(すなわち、チップセット)を制御部を構成するプロセッサ160’としてもよい。
アンテナ101及び無線送受信機110は、無線信号の送受信に用いられる。アンテナ101は、複数のアンテナ素子を含む。無線送受信機110は、プロセッサ160が出力するベースバンド信号を無線信号に変換してアンテナ101から送信する。また、無線送受信機110は、アンテナ101が受信する無線信号をベースバンド信号に変換してプロセッサ160に出力する。
ユーザインターフェイス120は、UE100を所持するユーザとのインターフェイスであり、例えば、ディスプレイ、マイク、スピーカ、及び各種ボタンなどを含む。ユーザインターフェイス120は、ユーザからの操作を受け付けて、該操作の内容を示す信号をプロセッサ160に出力する。
GNSS受信機130は、UE100の地理的な位置を示す位置情報を得るために、GNSS信号を受信して、受信した信号をプロセッサ160に出力する。
バッテリ140は、UE100の各ブロックに供給すべき電力を蓄える。
メモリ150は、プロセッサ160によって実行されるプログラムと、プロセッサ160による処理に使用される情報と、を記憶する。
プロセッサ160は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ150に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、を含む。プロセッサ160は、さらに、音声・映像信号の符号化・復号を行うコーデックを含んでもよい。プロセッサ160は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図3は、eNB200のブロック図である。図3に示すように、eNB200は、アンテナ201と、無線送受信機210と、ネットワークインターフェイス220と、メモリ230と、プロセッサ240と、を有する。メモリ230及びプロセッサ240は、制御部を構成する。なお、メモリ230をプロセッサ240と一体化し、このセット(すなわち、チップセット)を制御部を構成するプロセッサ240’としてもよい。
アンテナ201及び無線送受信機210は、無線信号の送受信に用いられる。アンテナ201は、複数のアンテナ素子を含む。無線送受信機210は、プロセッサ240が出力するベースバンド信号を無線信号に変換してアンテナ201から送信する。また、無線送受信機210は、アンテナ201が受信する無線信号をベースバンド信号に変換してプロセッサ240に出力する。
ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイスを介して隣接eNB200と接続され、S1インターフェイスを介してMME/S−GW300と接続される。ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイス上で行う通信及びS1インターフェイス上で行う通信に用いられる。
メモリ230は、プロセッサ240によって実行されるプログラムと、プロセッサ240による処理に使用される情報と、を記憶する。
プロセッサ240は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ230に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPUと、を含む。プロセッサ240は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図4は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。
図4に示すように、無線インターフェイスプロトコルは、OSI参照モデルのレイヤ1乃至レイヤ3に区分されており、レイヤ1は物理(PHY)レイヤである。レイヤ2は、MAC(Medium Access Control)レイヤと、RLC(Radio Link Control)レイヤと、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤと、を含む。レイヤ3は、RRC(Radio Resource Control)レイヤを含む。
物理レイヤは、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。物理レイヤは、物理チャネルを用いて上位レイヤに伝送サービスを提供する。UE100の物理レイヤとeNB200の物理レイヤとの間では、物理チャネルを介してデータが伝送される。
MACレイヤは、データの優先制御、及びハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理などを行う。UE100のMACレイヤとeNB200のMACレイヤとの間では、トランスポートチャネルを介してデータが伝送される。eNB200のMACレイヤは、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式など)、及び割り当てリソースブロックを決定するMACスケジューラを含む。
RLCレイヤは、MACレイヤ及び物理レイヤの機能を利用してデータを受信側のRLCレイヤに伝送する。UE100のRLCレイヤとeNB200のRLCレイヤとの間では、論理チャネルを介してデータが伝送される。
PDCPレイヤは、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
RRCレイヤは、制御プレーンでのみ定義される。UE100のRRCレイヤとeNB200のRRCレイヤとの間では、各種設定のための制御信号(RRCメッセージ)が伝送される。RRCレイヤは、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間にRRC接続がある場合、UE100は接続状態であり、そうでない場合、UE100はアイドル状態である。
RRCレイヤの上位に位置するNAS(Non−Access Stratum)レイヤは、セッション管理及びモビリティ管理などを行う。
図5は、LTEシステムで使用される無線フレームの構成図である。LTEシステムは、下りリンクにはOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access)、上りリンクにはSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)がそれぞれ使用される。
図5に示すように、無線フレームは、時間方向に並ぶ10個のサブフレームで構成され、各サブフレームは、時間方向に並ぶ2個のスロットで構成される。各サブフレームの長さは1msであり、各スロットの長さは0.5msである。各サブフレームは、周波数方向に複数個のリソースブロック(RB)を含み、時間方向に複数個のシンボルを含む。各シンボルの先頭には、サイクリックプレフィックス(CP)と呼ばれるガード区間が設けられる。リソースブロックは、周波数方向に複数個のサブキャリアを含む。1つのサブキャリア及び1つのシンボルにより構成される無線リソース単位はリソースエレメント(RE)と称される。
UE100に割り当てられる無線リソースのうち、周波数リソースはリソースブロックにより特定でき、時間リソースはサブフレーム(又はスロット)により特定できる。
下りリンクにおいて、各サブフレームの先頭数シンボルの区間は、主に物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)として使用される制御領域である。また、各サブフレームの残りの区間は、主に物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)として使用できる領域である。さらに、各サブフレームには、セル固有参照信号(CRS)が分散して配置される。
上りリンクにおいて、各サブフレームにおける周波数方向の両端部は、主に物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)として使用される制御領域である。また、各サブフレームにおける周波数方向の中央部は、主に物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)として使用できる領域である。さらに、各サブフレームには、復調参照信号(DMRS)及びサウンディング参照信号(SRS)が配置される。
(D2D通信)
本実施形態に係るLTEシステムは、直接的な端末間通信(UE間通信)であるD2D通信をサポートする。ここでは、D2D通信を、LTEシステムの通常の通信であるセルラ通信と比較して説明する。セルラ通信は、データパスがネットワーク(E−UTRAN10、EPC20)を経由する通信モードである。データパスとは、ユーザデータの通信経路である。これに対し、D2D通信は、UE間に設定されるデータパスがネットワークを経由しない通信モードである。
図6は、D2D通信を説明するための図である。図6に示すように、D2D通信は、データパスがeNB200を経由しない。相互に近接するUE100−1及びUE100−2は、eNB200のセルにおいて、低送信電力で直接的に無線通信を行う。このように、近接するUE100−1及びUE100−2が低送信電力で直接的に無線通信を行うことにより、セルラ通信に比べて、UE100の消費電力を削減し、かつ、隣接セルへの干渉を低減できる。
(移動通信システムの動作環境)
次に、本実施形態に係る移動通信システムの動作環境について、図7及び図8を用いて説明する。図7及び図8は、実施形態に係る移動通信システムの動作環境を説明するための説明図である。具体的には、図7は、各UE100がD2D通信を行っている状態を説明するための説明図である。図8は、UE100−1が、各UE100に割り当てられた無線リソース(帯域割当)をブロードキャストしている状態を説明するための説明図である。
(1)D2D通信
図7に示すように、UE100−1は、UE100−2、UE100−3、UE100−4のそれぞれと個別にD2D通信を行う。従って、UE100−1とUE100−2との間には、D2D通信においてユーザデータの送受信に用いられる接続(ユーザデータ用の接続)が確立されている。これにより、UE100−1とUE100−2との間で、ユーザデータ用の接続を用いてユーザデータの送受信が行われる。言い換えると、UE100−1とUE100−2とがD2D接続グループAを構成する。同様に、UE100−1とUE100−3との間及びUE100−1とUE100−4との間には、ユーザデータ用の接続が確立される。従って、UE100−1とUE100−3とがD2D接続グループBを構成し、UE100−1とUE100−4とがD2D接続グループCを構成する。
また、図7に示されるように、UE100−1及びUE100−1とD2D通信を行うUE100−2、UE100−3及びUE100−4によって、1つのD2D接続グループ群が構成される。言い換えると、D2D接続グループ群は、D2D接続グループA、D2D接続グループB及びD2D接続グループCによって構成される。
本実施形態において、UE100−1は、UE100−2、UE100−3、UE100−4のそれぞれと個別に秘匿通信を行う。従って、UE100−1とUE100−2との間で送受信されるユーザデータの内容は、共通のUE100−1と通信を行っている他のUE100(UE100−3及びUE100−4)に知られない。
一方、UE100−2は、UE100−1とD2D通信を行うものの、UE100−3及びUE100−4のそれぞれとはD2D通信を行わない。従って、UE100−2とUE100−3との間、及び、UE100−2とUE100−3との間には、ユーザデータ用の接続が確立されない。同様に、UE100−3とUE100−4との間には、ユーザデータ用の接続が確立されない。
(2)無線リソースの割り当て
本実施形態において、UE100−1が、D2D接続グループ群の無線リソースの割り当てを行う。UE100−1は、ユーザデータの送信のために互いに異なる無線リソースを割り当てる。本実施形態において、UE100−1は、各D2D接続グループのために無線リソースの割り当てを行う。すなわち、UE100−1は、D2D接続グループ群の無線リソースの割り当てを行うスケジューリングUE100である。
図8に示すように、UE100−1は、各D2D接続グループのために割り当てた無線リソース(帯域割当)を各UE100で共用の無線リソースを用いてブロードキャストする。本実施形態において、UE100−1は、同一の無線リソースを用いてブロードキャストする。D2D接続グループ群を構成するUE100−2、UE100−3及びUE100−4は、帯域割当を受信する。
UE100−1は、帯域割当をブロードキャストするため、UE100−2との間で、ユーザデータ用の接続だけでなく、制御データ用の接続も確立する。UE100−1は、制御データ用の接続を用いて帯域割当をブロードキャストする。UE100−1は、UE100−3との間及びUE100−2との間で、制御データ用の接続も確立する。
(移動通信システムの概略動作)
次に、本実施形態に係る移動通信システムの概略動作について、図9を用いて説明する。図9は、本実施形態に係る移動通信システムの動作例を示すシーケンス図である。
以下において、UE100−1が、UE100−2及びUE100−4のそれぞれと個別にD2D通信を行っており、UE100−3は、UE100−1とD2D通信を開始していないと仮定して説明を進める。また、UE100−2及びUE100−4のそれぞれと個別に行われるD2D通信において、UE100−1がスケジューリングUEとして選択されている。
なお、UE100−4の動作は、UE100−2と同様の動作であるため、UE100−4に関する説明を省略する。
図9に示すように、ステップS101において、UE100−1とUE100−2とは、D2D通信を行っている。具体的には、UE100−1は、公開キーK2を用いて暗号化された通信データをUE100−2に送信する。UE100−2は、公開キーK1を用いて暗号化された通信データをUE100−1に送信する。
UE100−1は、公開キーK1を用いて暗号化されたデータを復号するための秘密キーK1を有する。UE100−1は、暗号化された通信データを秘密キーK1を用いて復号する。これにより、UE100−1は、UE100−2からの通信データを認識する。一方、UE100−2は、公開キーK2を用いて暗号化されたデータを復号するための秘密キーK2を有する。UE100−2は、暗号化された通信データを秘密キーK2を用いて復号する。これにより、UE100−2は、UE100−1からの通信データを認識する。
ステップS102において、UE100−3のユーザが、UE100−1とのD2D通信を行うための操作を行い、UE100−3の制御部には、所定の信号が入力される。これにより、UE100−3は、UE100−1とのD2D通信を要求するための設定を行う。
ステップS103において、ステップS102の設定が行われたUE100−3は、D2D接続要求をUE100−1及びUE100−2に送信する。UE100−1及びUE100−2は、D2D接続要求を受信する。
D2D接続要求は、D2D通信を行うために端末間の接続の確立を要求するために用いられる。本実施形態において、D2D接続要求は、送信元(UE100−3)の識別子(UEID)、UE100−3がスケジューリング能力を有することを示す情報(UE Capability:UE能力)及びUE100−3の公開キーK3を含む。
ステップS104において、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、D2D接続要求に対する応答(D2D接続応答)をUE100−3に送信する。UE100−3は、UE100−1及びUE100−2のそれぞれからD2D接続応答を受信する。
本実施形態において、D2D接続応答は、送信先(UE100−1又はUE100−2)及び送信元(UE100−3)の識別子(UEID)、及び公開キー(UE100−1の公開キーK1又はUE100−2の公開キーK2)を含む。
ステップS105において、UE100−1は、スケジューリングを行う。UE100−1は、UE100−1とUE100−2との間のD2D通信のために無線リソースの割り当てを行うと共に、UE100−1とUE100−3との間のD2D通信のために無線リソースの割り当てを行う。UE100−1は、両方のD2D通信において、割り当てた無線リソースどうしが互いに重複しないように無線リソースを割り当てる。
ステップS106において、UE100−1は、スケジューリングによって割り当てた無線リソース(帯域割当)をD2D接続グループ群の各UE100で共用の無線リソースを用いてブロードキャストする。UE100−2及びUE100−3のそれぞれは、帯域割当を受信する。
帯域割当は、UE100−1とUE100−2との間のD2D通信のために、UE100−1及びUE100−2に対して割り当てられた無線リソースの情報に加えて、UE100−1とUE100−3との間のD2D通信のために、UE100−1及びUE100−3に対して割り当てられた無線リソースの情報も含む。従って、UE100−2は、自身のユーザデータの送信のための無線リソースだけでなく、UE100−3のユーザデータの送信のための無線リソースも認識可能である。UE100−3についても同様である。
以後において、各UE100は、ステップS106においてブロードキャストされた帯域割当を用いてD2D通信を行う。
ステップS107において、UE100−3は、UE100−1から受信した帯域割当を用いて、D2D通信を要求するためのD2D通信要求をUE100−1に送信する。UE100−1は、D2D通信要求を受信する。
D2D通信要求は、送信元(UE100−3)の識別子(UEID)、UE100−3のユーザ情報を含む。D2D通信要求は、公開キーK1を用いて暗号化されている。
ステップS108において、UE100−1は、UE100−3からのD2D通信要求をユーザインターフェイス120に表示する。具体的には、UE100−1は、UE100−3からのD2D通信要求を受信した後、秘密キーK1を用いてD2D通信要求を復号する。UE100−1は、D2D通信要求を認識し、ユーザインターフェイス120に、UE100−3のユーザ情報などを表示する。
UE100−1は、UE100−1のユーザの操作に基づいて、UE100−3とのD2D通信を許諾すると判定した場合(ステップS111の処理が行われた場合)、ステップS112の処理が行われる。一方、UE100−1は、UE100−1のユーザの操作に基づいて、UE100−3とのD2D通信を拒否すると判定した場合(ステップS121の処理が行われた場合)、ステップS122の処理が行われる。
ステップS111において、UE100−1は、ユーザからの操作によって入力された信号によって、UE100−3とのD2D通信を許諾する設定を行う。
ステップS112において、ステップS111の設定が行われたUE100−1は、D2D通信要求に対する応答(D2D通信要求応答)をUE100−3に送信する。UE100−3は、D2D通信要求応答を受信する。
ステップS112におけるD2D通信要求応答は、送信先(UE100−3)及び送信元(UE100−1)の識別子(UEID)、D2D通信を許諾する旨を示す許諾情報を含む。D2D通信要求応答は、公開キーK3を用いて暗号化されている。
ステップS113において、UE100−3は、許諾情報に基づいて、UE100−1とのD2D通信が許諾された旨をユーザインターフェイス120に表示する。具体的には、UE100−3は、UE100−1からのD2D通信要求応答を受信した後、公開キーK3を用いて暗号化されたデータを復号するための秘密キーK3を用いてD2D通信要求応答を復号する。UE100−3は、D2D通信要求応答を認識し、ユーザインターフェイス120に、UE100−1とのD2D通信が許諾された旨を表示する。
ステップS114において、UE100−1は、UE100−2及びUE100−3のそれぞれと個別にD2D通信を行う。具体的には、UE100−1は、公開キーK2を用いて暗号化した通信データをUE100−2に送信し、公開キーK3を用いて暗号化した通信データをUE100−3に送信する。UE100−2は、秘密キーK2を用いて通信データを復号し、UE100−3は、秘密キーK3を用いて通信データを復号する。
同様に、UE100−2及びUE100−3のそれぞれは、公開キーK1を用いて通信データを送信し、UE100−1は、秘密キーK1を用いてUE100−2及びUE100−3のそれぞれからの通信データを復号する。
ステップS115において、ステップS105と同様に、UE100−1は、スケジューリングを行う。UE100−1は、UE100−1とUE100−2との間及びUE100−1とUE100−3との間の両方のD2D通信において、割り当てた無線リソースどうしが互いに重複しないように無線リソースを割り当てる。
ステップS116において、ステップS106と同様に、UE100−1は、スケジューリングによって新たに割り当てた無線リソース(帯域割当)を各UE100で共用の無線リソースを用いてブロードキャストする。
以後において、各UE100は、ステップS116においてブロードキャストされた帯域割当を用いてD2D通信を行う。
ステップS117において、ステップS114と同様に、UE100−1は、UE100−2及びUE100−3のそれぞれと個別にD2D通信を行う。
一方、ステップS121において、UE100−1は、ユーザからの操作によって入力された信号によって、UE100−3とのD2D通信を拒否する設定を行う。
ステップS122において、ステップS121の設定が行われたUE100−1は、D2D通信要求に対する応答(D2D通信要求応答)をUE100−3に送信する。UE100−3は、D2D通信要求応答を受信する。
ステップS122におけるD2D通信要求応答は、送信先(UE100−3)及び送信元(UE100−1)の識別子(UEID)、D2D通信を拒否する旨を示す拒否情報を含む。D2D通信要求応答は、公開キーK3を用いて暗号化されている。
ステップS123において、UE100−3は、拒否情報に基づいて、UE100−1とのD2D通信が拒否された旨をユーザインターフェイス120に表示する。具体的には、UE100−3は、UE100−1からのD2D通信要求応答を受信した後、秘密キーK3を用いてD2D通信要求応答を復号する。UE100−3は、D2D通信要求応答を認識し、ユーザインターフェイス120に、UE100−1とのD2D通信が拒否された旨を表示する。
ステップS124において、ステップS101と同様に、UE100−1とUE100−2とは、D2D通信を行う。
なお、UE100−1は、UE100−2だけでなく、UE100−4とも個別にD2D通信を行っているため、ステップS105及びS106と同様に、UE100−1は、無線リソースのスケジューリングを行い、個別のD2D通信において割り当てた無線リソースが重複しないように割り当てた無線リソースをD2D接続グループ群の各UE100で共用の無線リソースを用いてブロードキャストする。
(変形例1に係る移動通信システムの概略動作)
次に、本実施形態の変形例1に係る移動通信システムの概略動作について、図10及び図11を用いて説明する。図10及び図11は、本実施形態の変形例1に係る移動通信システムの動作例を示すシーケンス図である。
上述した実施形態では、UE100−3がUE100−1に対してのみD2D通信を要求したが、本変形例では、UE100−3がUE100−1及びUE100−2に対してD2D通信を要求する。すなわち、UE100−3は、D2Dグループ通信を要求する。
なお、上述した実施形態と異なる部分を中心に説明し、同様の部分は、説明を適宜省略する。特に、本変形例では、UE100−4は、UE100−2と同様の動作を行うため、UE100−2と異なる部分を中心に説明する。
図10に示すように、ステップS201からS206は、ステップS101からS106に対応する。
なお、UE100−4は、公開キーK4及び秘密キーK4を用いて、通信データの暗号化及び復号を行う。
ステップS207において、UE100−3は、D2Dグループ通信要求をUE100−1及びUE100−2のそれぞれに送信する。
D2Dグループ通信要求は、送信元(UE100−3)の識別子(UEID)、グループユーザ情報、暗号化キーKA及び解読キーKBを含む。
グループユーザ情報は、UE100−3がD2Dグループ通信を要求する相手端末(UE100−1及びUE100−2)を示す情報(例えば、識別子)を含む。暗号化キーKAは、グループ通信を行う場合に、通信データを暗号化するために用いられる。解読キーは、暗号化キーKAで暗号化された通信データを復号するために用いられる。
ステップS208において、ステップS108と同様に、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、UE100−3からのD2D通信要求をユーザインターフェイス120に表示する。ステップS208では、ステップS108と異なり、ユーザインターフェイス120に、D2Dグループ通信が要求されている旨と、D2D接続グループを構成する構成UE100が表示されてもよい。
ここで、UE100−1のユーザ及びUE100−2のユーザのそれぞれの操作に基づいて、UE100−1及びUE100−2のそれぞれが、UE100−3とのD2D通信を許諾すると判定した場合(ステップS211の処理が行われた場合)、ステップS212の処理が行われる。一方、UE100−1がUE100−3とのD2D通信を許諾すると判定し、UE100−2がUE100−3とのD2D通信を拒否すると判定した場合(ステップS251の処理が行われた場合)、ステップS252の処理が行われる。
なお、UE100−1及びUE100−2のそれぞれが、UE100−3とのD2D通信を拒否する判定した場合、ステップS121からS124と同様の処理が行われる。
ステップS211において、UE100−1は、ユーザからの操作によって入力された信号によって、UE100−3とのD2D通信を許諾する設定を行う。この設定により、UE100−1は、暗号化キーKA及び解読キーKBを保持(記憶)する。UE100−2は、UE100−1と同様の処理を行う。
ステップS212において、ステップS211の設定が行われたUE100−1は、D2Dグループ通信要求に対する応答(D2Dグループ通信要求応答)をUE100−3に送信する。UE100−3は、D2Dグループ通信要求応答を受信する。D2Dグループ通信要求応答は、ステップS112のD2D通信要求応答に対応する。UE100−2は、UE100−1と同様の処理を行う。
ステップS213において、UE100−3は、D2Dグループ設定情報をUE100−1及びUE100−2のそれぞれに送信する。
D2Dグループ設定情報は、UE100−3を含むD2D接続グループでD2D通信を行うことを許諾したUE100を示す識別子(許諾UEID)を含む。ステップS213では、許諾UEIDは、UE100−1及びUE100−2の識別子を含む。
ステップS214において、D2Dグループ設定情報を受信したUE100−1及びUE100−2のそれぞれは、D2Dグループ通信を許諾したUE100(UE100−1又はUE100−2)を示す情報をユーザインターフェイス120に表示する。UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、D2Dグループ通信を許諾したUE100だけでなく、UE100−3も表示してもよい。すなわち、自身を除いたD2Dグループ通信を行う全てのUE100を示す情報がユーザインターフェイス120に表示されてもよい。
ステップS215において、UE100−3は、ステップS113と同様に、ユーザインターフェイス120にD2D通信が許諾された旨を表示する。UE100−3は、許諾したUE100(UE100−1及びUE100−2)を示す情報をユーザインターフェイス120に表示してもよい。
ステップS216において、UE100−1、UE100−2及びUE100−3は、ステップS206においてブロードキャストされた帯域割当を用いてグループ通信を行う。UE100−1、UE100−2及びUE100−3のそれぞれは、暗号化キーKAを用いて通信データを暗号化し、解読キーKBを用いて通信データを復号化する。また、UE100−1とUE100−2とは、グループ通信とは別に、個別のD2D通信を継続する。
UE100−1とUE100−4とは、ステップS206においてブロードキャストされた帯域割当を用いてステップS201と同様に、個別にD2D通信を行う。
ステップS217において、ステップS115と同様に、UE100−1は、スケジューリングを行う。UE100−1は、グループ通信、UE100−2とのD2D通信及びUE100−4とのD2D通信において、割り当てた無線リソースどうしが互いに重複しないように無線リソースを割り当てる。
ステップS218において、ステップS116と同様に、UE100−1は、スケジューリングによって新たに割り当てた無線リソース(帯域割当)を各UE100で共用の無線リソースを用いてブロードキャストする。
ステップS219において、ステップS216と同様に、各UE100は、D2D通信を行う。
次に、UE100−1のユーザがUE100−3とのD2D通信を許諾し、UE100−2のユーザがUE100−3とのD2D通信を拒否した場合を説明する。
図11に示すように、ステップS251において、UE100−1は、ユーザからの操作によって入力された信号によって、UE100−3とのD2D通信を許諾する設定を行う。
一方、UE100−2は、ユーザからの操作によって入力された信号によって、UE100−3とのD2D通信を拒否する設定を行う。この設定により、UE100−1は、暗号化キーKA及び解読キーKBを保持(記憶)しない。
ステップS252において、ステップS251の設定が行われたUE100−1及びUE100−2のそれぞれは、D2Dグループ通信要求応答をUE100−3に送信する。
UE100−1からのD2Dグループ通信要求応答は、UE100−3とのD2D通信を許諾する旨を示す情報を含むのに対し、UE100−2からのD2Dグループ通信要求応答は、UE100−3とのD2D通信を拒否する旨を示す情報を含む。
ステップS253において、UE100−3は、D2Dグループ設定情報をUE100−1に送信する。UE100−3は、D2D通信を拒否されたUE100−2に対しては、D2Dグループ設定情報を送信しない。
ステップS254において、D2Dグループ設定情報を受信したUE100−1は、D2Dグループ通信を許諾したUE100を示す情報をユーザインターフェイス120に表示する。UE100は、自身以外にD2D通信を許諾したUE100はないため、U100−3とのみD2D通信を行うことを示す情報をユーザインターフェイス120に表示してもよい。
ステップS255において、D2D通信を許諾したUE100(UE100−1)を示す情報及びD2D通信を拒否したUE100(UE100−2)を示す情報をユーザインターフェイス120に表示する。
ステップS256において、UE100−1は、UE100−2、UE100−3及びUE100−4と個別にD2D通信を行う。
なお、UE100−1とUE100−3とは、暗号化キーKA及び解読キーKBを用いて通信データの送受信を行ってもよいが、UE100−2は、暗号化キーKA及解読キーKBを一度受信しているため、公開キーK1及び公開キーK2を用いて暗号化してもよい。また、3つ以上のUE100で、D2Dグループ通信を行う場合は、新たな暗号化キー及び解読キーを用いてグループ通信を行ってもよい。
ステップS257において、ステップS115と同様に、UE100−1は、スケジューリングを行う。
ステップS258において、ステップS116と同様に、UE100−1は、スケジューリングによって新たに割り当てた無線リソース(帯域割当)を各UE100で共用の無線リソースを用いてブロードキャストする。
ステップS259は、ステップS256に対応する。ステップS258において新たに割り当てた無線リソースを用いて、UE100−1は、UE100−2、UE100−3及びUE100−4と個別にD2D通信を行う。
(変形例2に係る移動通信システムの概略動作)
次に、本実施形態の変形例2に係る移動通信システムの概略動作について、図12及び図13を用いて説明する。図12は、変形例2に係るUE100−2が、各UE100に割り当てられた無線リソース(帯域割当)をブロードキャストしている状態を説明するための説明図である。図13は、本実施形態の変形例2に係る移動通信システムの動作例を示すシーケンス図である。
上述した実施形態では、UE100−1が各UE100に帯域割当をブロードキャストしていたが、本変形例では、UE100−2が帯域割当をブロードキャストする。
なお、上述した実施形態と異なる部分を中心に説明し、同様の部分は、説明を適宜省略する。特に、UE100−4の動作は、上述のUE100−4と同様の動作であるため、UE100−4に関する説明を省略する。
本変形例において、UE100−2が、D2D接続グループ群の無線リソースの割り当てを行う。UE100−2は、ユーザデータの送信のために互いに異なる無線リソースを割り当てる。本実施形態において、UE100−2は、スケジューリングUE100である。
図12に示すように、UE100−2は、割り当てた無線リソース(帯域割当)を各UE100で共用の無線リソースを用いてブロードキャストする。D2D接続グループ群を構成するUE100−1、UE100−3及びUE100−4は、帯域割当を受信する。
UE100−2は、帯域割当をブロードキャストするため、UE100−1との間で、ユーザデータ用の接続だけでなく、制御データ用の接続も確立する。さらに、UE100−2は、ユーザデータの送受信を行わないUE100−3との間で、制御データ用の接続を確立する。UE100−2は、同様に、UE100−4との間で、制御データ用の接続を確立する。
次に、本実施形態に係る移動通信システムのシーケンスの一例を説明する。
図13に示すように、ステップS301からS308は、ステップS101からS108に対応する。
また、UE100−1がUE100−3とのD2D通信を許諾すると判定した場合におけるステップS311からS314は、ステップS111からS114に対応する。
ステップS315において、UE100−1は、D2D接続グループ群におけるD2D通信のためにスケジューリングを行わせるためのスケジューリング指示をUE100−2に送信する。UE100−2は、スケジューリング指示を受信する。
UE100−1は、D2D接続グループ群を構成する複数のUE100の中からスケジューリングUE100を選択する。
UE100−1は、所定の条件を満たした場合に、スケジューリングUE100を選択すると判定する。例えば、UE100−1は、(a)UE100−1のバッテリ残量が閾値未満になった場合、(b)UE100−1の処理負荷が閾値以上になった場合、(c)スケジューリングUE100に選択されてから所定時間経過した場合、の少なくともいずれかに該当した場合に、スケジューリングUE100を選択する。
また、UE100−1は、UE100−1自身だけでなく、D2D接続グループ群を構成する複数のUE100の状況(例えば、処理負荷)に応じて、スケジューリングUE100を選択すると判定してもよい。
UE100−1は、スケジューリングUE100を選択すると判定した場合、D2D接続グループ群を構成する複数のUE100の中からどのUE100を選択するか決めるための基準として、(a)スケジューリング能力の有無、(b)バッテリ残量、(c)処理負荷、(d)他のUE100との無線環境、の少なくともいずれかによって、スケジューリングUE100を決定してもよい。
UE100−1は、スケジューリングUE100を選択するために、D2D接続グループ群を構成する複数のUE100から、周期的又は非周期的に必要な情報(UE100のケイパビリティ情報、トラフィック量、無線伝搬環境を示す情報など)の通知を受けてもよい。
UE100−1は、スケジューリングUE100を選択した場合、選択したUE100(UE100−2)にスケジューリング指示を通知する。
スケジューリング指示は、スケジューリングUE100であることを示す情報、D2D接続グループ群を構成する複数のUE100のそれぞれの識別子を含む。
UE100−2は、スケジューリング指示を受信した場合、スケジューリングUE100になるか否かを示す応答を送信してもよい。UE100−2は、例えば、スケジューリング能力を有しない場合、又は、D2D通信の終了する(又は予定している)場合、スケジューリングUE100にならないことを示す応答をUE100−1に送信する。この場合、UE100−1は、新たにスケジューリングUE100を選択してもよい。
UE100−1は、UE100−3にスケジューリングUE100が新たに選択されたことを示す情報を、各UE100で共用の無線リソースを用いてブロードキャストしてもよい。
ステップS316において、ステップS115と同様に、UE100−2は、スケジューリングする。
ステップS317において、ステップS116と同様に、UE100−2は、スケジューリングによって新たに割り当てた無線リソース(帯域割当)を各UE100で共用の無線リソースを用いてブロードキャストする。
UE100−2は、ブロードキャストする前に、UE100−3との間で、制御データ用の接続を確立してもよい。
ステップS318は、ステップS314に対応する。UE100−1は、UE100−2が割り当てた無線リソースを用いて、個別にD2D通信を行う。
ステップS321からS324は、ステップS121からS124に対応する。なお、UE100−1は、UE100−3とのD2D通信を拒否すると判定した場合、上述したステップS315と同様に、UE100−2にスケジューリング指示を送信してもよい。或いは、UE100−3とのD2D通信が行われず、UE100−1の処理負荷が増加しないため、UE100−1は、UE100−2にスケジューリング指示を送信しなくてもよい。
(実施形態のまとめ)
本実施形態において、UE100−2は、UE100−2とUE100−3との間及びUE100−2とUE100−4との間に、ユーザデータ用の接続を確立せずに、UE100−1との間にユーザデータ用の接続を確立する。UE100−3及びUE100−4も同様である。この場合に、D2D接続グループ群を構成する複数のUE100の中から、D2D接続グループ群を構成する複数のUE100のそれぞれに対して、ユーザデータを含むデータの送信のために互いに異なる無線リソースを割り当てるUE100−1がスケジューリングUE100として選択されている。UE100−1は、D2D接続グループ群を構成する複数のUE100のそれぞれに対して割り当てられた無線リソースを示す帯域割当を、各UE100で共用の無線リソースを用いてブロードキャストする。これにより、UE100−1は、D2D接続グループが異なる複数のUE100に対して、まとめて帯域割当を知らせることができる。従って、帯域割当を通知するために多くの無線リソースを使用しなくてよいため、無線リソースを有効に活用できる。
また、変形例2において、スケジューリングUE100は、UE100−1以外のUE100−2、UE100−3及びUE100−4の中から選択される。選択されたUE100−2は、UE100−1を除いたUE100−3との間及びUE100−4との間に帯域割当をブロードキャストするための制御用データの接続を確立する。これにより、UE100−3及びUE100−4は、UE100−1からの帯域割当タ接続を用いることによって確実に受信することができる。
また、変形例2において、UE100−3は、スケジューリング能力に関するUE能力(UE Capability)をUE100−1に通知し、スケジューリングUE100は、UE能力に基づいて、選択してもよい。これにより、スケジューリング能力を有さないUE100に、スケジューリング指示が送信されることを回避できるため、無線リソースを有効に活用できる。
また、変形例2において、所定の条件が満たされる場合に、スケジューリングUE100が、D2D接続グループ群を構成する複数のUE100の中から新たに選択される。これにより、1つのUE100にスケジューリングによる負荷が偏ることを回避することができる。
また、変形例2において、所定の条件は、スケジューリングUE100であるUE100−1のバッテリ残量が閾値未満になることである。これにより、スケジューリングUE100のバッテリ残量が切れて、無線リソースの割当が行われなくなることを回避することができる。
また、本実施形態において、UE100−1、UE100−2、UE100−3及びUE100−4は、暗号化キー及び復号キー(秘密キー又は解読キー)を用いて、帯域割当に基づいて、ユーザデータを送受信するため、帯域割当が同一の無線リソースによってブロードキャストされても、他のUE100がユーザデータを把握できない。従って、D2D接続グループ群を構成する各UE100は、安全にD2D通信を行うことができる。
[その他実施形態]
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
例えば、上述した実施形態及び変形例2において、UE100−3は、D2D通信を要求するUE100の識別子(具体的には、UE100−1)を含むD2D接続要求を送信してもよい。これにより、UE100−2は、D2D通信を要求する相手が自局ではないことが分かるため、D2D接続応答をUE100−3に送信することを省略できる、すなわち、UE100−2は、ステップS104及びS304の処理を省略できる。
また、上述した実施形態では、UE100−1は、各UE100で共用の無線リソースを用いて帯域割当をブロードキャストしたが、これに限られない。UE100−1は、共用の無線リソースに加えて、各UE100個別に割り当てた無線リソースを用いて、例えば、ブロードキャストされた帯域割当を受信できなかったUE100に送信してもよい。
また、上述した変形例1では、ステップS216及びS219において、UE100−1とUE100−2とは、グループ通信とは別に、個別のD2D通信を継続していたが、個別のD2D通信を終了してもよい。この場合、UE100−1は、UE100−2及びUE100−3とのグループ通信と、UE100−4とのD2D通信との関係で、UE100−1は、個別のD2D通信を行っている。
また、上述した実施形態及び変形例では、ユーザデータを送受信するUE100−1及びUE100−2が、スケジューリングを行って、帯域割当をブロードキャストしていたが、これに限られない。他のUE100とユーザデータ用の接続を確立せずに、制御データ用の接続のみを確立したUE100が、スケジューリングしてもよい。スケジューリングした当該UE100は、D2D接続グループ群を構成する各UE100で共用の無線リソースを用いて、制御データ用の接続によって、帯域割当をブロードキャストしてもよい。
また、上述した実施形態及び変形例において、暗号化キー及び復号キーとして、コード符号化を用いて、D2D通信を行ってもよい。
上述した実施形態では、本発明をLTEシステムに適用する一例を説明したが、LTEシステムに限定されるものではなく、LTEシステム以外のシステムに本発明を適用してもよい。
なお、日本国特許出願第2013−144023号(2013年7月9日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。
以上のように、本発明に係る移動通信システム及びユーザ端末は、ユーザ端末が、複数の他のユーザ端末のそれぞれと個別にD2D通信を行う場合において、干渉の発生を抑制できるため、移動通信分野において有用である。

Claims (8)

  1. ユーザ端末と、前記ユーザ端末と異なる複数の他のユーザ端末とを有し、ネットワークを経由しない直接的な端末間通信であるD2D通信をサポートする移動通信システムであって、
    前記複数の他のユーザ端末のそれぞれが、前記複数の他のユーザ端末のそれぞれの間に前記D2D通信によってユーザデータを送受信するためのユーザデータ用の接続を確立せずに、前記ユーザ端末との間に前記ユーザデータ用の接続を確立する場合に、前記ユーザ端末及び前記複数の他のユーザ端末の中から、前記ユーザ端末及び前記複数の他のユーザ端末のそれぞれに対して、前記ユーザデータを含むデータの送信のために互いに異なる無線リソースを割り当てるスケジューリング端末が選択され、
    前記スケジューリング端末は、前記ユーザ端末及び前記複数の他のユーザ端末のそれぞれに対して割り当てられた前記無線リソースを示すスケジューリング情報を、前記複数の他のユーザ端末で共用の無線リソースを用いてブロードキャストすることを特徴とする移動通信システム。
  2. 前記スケジューリング端末は、前記複数の他のユーザ端末の中から選択され、
    前記スケジューリング端末は、前記スケジューリング端末を除いた前記複数の他のユーザ端末のそれぞれとの間に前記スケジューリング情報をブロードキャストするための接続を確立することを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
  3. 前記複数の他のユーザ端末のそれぞれは、前記D2D通信のための無線リソースを割り当てるスケジューリング能力に関するケイパビリティ情報を前記ユーザ端末に送信し、
    前記スケジューリング端末は、前記ケイパビリティ情報に基づいて、選択されることを特徴とする請求項2に記載の移動通信システム。
  4. 所定の条件が満たされる場合に、前記スケジューリング端末が、前記ユーザ端末及び前記複数の他のユーザ端末の中から新たに選択されることを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
  5. 前記所定の条件は、前記スケジューリング端末のバッテリ残量が閾値未満になることであることを特徴とする請求項4に記載の移動通信システム。
  6. 前記複数の他のユーザ端末のそれぞれは、前記ユーザデータを暗号化する暗号化キー及び前記暗号化キーを用いて暗号化された前記ユーザデータを復号する復号キーを用いて、前記スケジューリング情報に基づいて、前記ユーザデータを送受信することを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
  7. ユーザ端末と、前記ユーザ端末と異なる複数の他のユーザ端末とを有し、ネットワークを経由しない直接的な端末間通信であるD2D通信をサポートする移動通信システムにおけるユーザ端末であって、
    前記複数の他のユーザ端末のそれぞれが、前記複数の他のユーザ端末のそれぞれの間に前記D2D通信によってユーザデータを送受信するためのユーザデータ用接続を確立せずに、前記ユーザ端末との間に前記ユーザデータ用の接続を確立する場合に、前記ユーザ端末及び前記複数の他のユーザ端末のそれぞれに対して、前記ユーザデータを含むデータの送信のために互いに異なる無線リソースを割り当てる制御部と、
    前記複数の他のユーザ端末のそれぞれに対して割り当てられた前記無線リソースを示すスケジューリング情報を、前記複数の他のユーザ端末で共用の無線リソースを用いてブロードキャストする送信部と、を有することを特徴とするユーザ端末。
  8. ユーザ端末と、前記通信相手である他のユーザ端末と、前記ユーザ端末及び前記他のユーザ端末と異なる複数の他のユーザ端末とを有し、ネットワークを経由しない直接的な端末間通信であるD2D通信をサポートする移動通信システムにおけるユーザ端末であって、
    前記ユーザ端末が前記複数の他のユーザ端末のそれぞれとの間に前記D2D通信によってユーザデータを送受信するためのユーザデータ用接続を確立せずに、前記他のユーザ端末との間に前記ユーザデータ用の接続を確立する場合に、前記ユーザ端末、前記他のユーザ端末及び前記複数の他のユーザ端末のそれぞれに対して、前記ユーザデータを含むデータの送信のために互いに異なる無線リソースを割り当てる制御部と、
    前記他のユーザ端末及び前記複数の他のユーザ端末のそれぞれに対して割り当てられた前記無線リソースを示すスケジューリング情報を、前記他のユーザ端末及び前記複数の他のユーザ端末で共用の無線リソースを用いてブロードキャストする送信部と、を有することを特徴とするユーザ端末。
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