JP3775746B2 - 無線通信システム、及び無線通信システムにおけるゲートウェイ切り替え方法 - Google Patents

無線通信システム、及び無線通信システムにおけるゲートウェイ切り替え方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信システムに関し、特に、無線通信システムのゲートウェイ切替えに関する方法と、この方法に使用するゲートウェイ、無線情報端末、及び通信システムに関するものである。
近年、WWW(World Wide Web)等、いわゆるインターネット・サービスの急速な普及により、コンピュータネットワークの規模の拡大と接続形態の多様化が進んでいる。
それに合わせて、情報端末やサーバ等をネットワーク接続するゲートウェイも処理能力向上や機能の増加が求められている。
接続形態の多様化の一例として、情報端末に無線通信能力を付加し、携帯電話網などの移動体通信網を利用することで、移動中やコンピュータネットワークに直接接続できない場所で使用できる無線ネットワーク、いわゆるモバイル・コンピューティングが挙げられる。図1、図2は上記無線ネットワークを使用した通信形態を示す概念図である。
図1は公衆網もしくは構内網を使った無線ネットワークの構成を示す。
ユーザが端末1の持つアプリケーションを実行しようとするとき、端末1は無線基地局2、網3とゲートウェイ4またはゲートウェイ5を経由してサーバ6と接続され、このサーバとの間で通信を行いアプリケーションを実行するようになっている。
図2はゲートウェイ自体にサーバ機能を持たせ、例えば事務所内等、図1に比較して狭い範囲で運用される網を介さない無線ネットワークの形態を示す。すなわち、端末1とゲートウェイ4またはゲートウェイ5が無線基地局2を経由して通信を行いアプリケーションを実行するようになっている。
上記した無線ネットワークではネットワークの変化に応じてゲートウェイの機能増設を行ったり、定期的な保守等のためにゲートウェイの運用を一時的に停止することが必要とされる。このようにゲートウェイが停止した時にもネットワーク運用を継続するために、図1や図2に示すように、複数のゲートウェイを用意しておき、例えば一方のゲートウェイ4が停止した時には他方のゲートウェイ5を経由して端末とサーバが通信できるようにする、ゲートウェイ切替機能がネットワークに要求される。
ここで端末とゲートウェイの通信プロトコルの概要について図7を用いて説明する。
端末側のアプリケーション71は、例えばWWWブラウザ等、ユーザが直接操作するプログラムであり、また、ゲートウェイ側のアプリケーション75(ここではサーバ機能がゲートウェイに内蔵されている図2に示す場合を例にしている)は、例えばWWWサーバソフト等、端末側アプリケーションと情報のやり取りを行うプログラムである。
セッション層プロトコル手段72は、様々なアプリケーション71、75に対して共通の転送制御機能、例えば転送データの区切り、区切り単位での転送処理といった手段を提供するためのプロトコルである。また、セッション層マネジメントエンティティ手段73は、端末とサーバ間のデータ通信によって発生する複数のセッションプロセス等が使用するシステムリソース(例えばメモリ)や、システム全体にわたる処理の管理(例えばゲートウェイ切替タイミングの通知)を行うプログラムである。更に、下位レイヤプロトコル74は通信制御を行うプログラム及び装置である。
図31は図2の通信形態を示すシーケンス図である。
端末1のセッション層プロトコル手段3102はアプリケーション3101を実行するために、ゲートウェイ4のセッション層プロトコル手段3104と通信中3103である。このとき、ゲートウェイ4のマネジメントエンティティ手段3105に、オペレータからゲートウェイ切替の指示3108が入力されると、マネジメントエンティティ手段3105、セッション層プロトコル手段3104を経て、端末1のセッション層プロトコル手段3102に切断通知3109を発行する。これによって、端末1のセッション層プロトコル手段3102がアプリケーション3101に切断表示3110を行うか、もしくは表示しないで、アプリケーション3101は実行を中断する。
ゲートウェイ4は切断通知3109を発行すると、オペレータの操作またはゲートウェイ4の機能によって、運用を停止する。この後、端末1は中断したアプリケーション3101を再実行するために、自機の内部に持っているゲートウェイのアドレス情報により、ゲートウェイ5への再接続3111をセッション層プロトコル手段3102に要求する。
そして、セッション層プロトコル手段3102とゲートウェイ5のセッション層プロトコル手段3106との間にセッション3112が確立した後、通信中3113となり、中断していたアプリケーション3101の再実行が可能となる。
しかしながら、上記した従来の技術では、ゲートウェイの停止によるゲートウェイ接続切替を行うためには、切替先となる複数のゲートウェイのアドレス情報を予め端末のメモリに記憶させておく必要があるが、ゲートウェイの接続を切替えるときだけに必要な情報を常に端末に記憶しておくという冗長なメモリの使用は、小型多機能を要求される端末にとっては好ましくない。
また、サーバやゲートウェイの追加削除等ネットワーク構成の変化が起こる度に、端末が持つ上記ゲートウェイのアドレス情報を更新しなければならないという問題がある。
このような問題を解決するための技術として、本出願人は後掲の特許文献1により、ゲートウェイが停止する際に、このゲートウェイと通信中の各端末に対して切替先ゲートウェイのアドレスを通知する方法を提案している。
特開2000−174824号公報
しかし、以下に述べる非通信中の端末や停止中の端末に対しては、上記特許文献1の方法は適用できない。
端末が「非通信中」であるとは、端末の電源は投入されているが、セッション(論理コネクション)が確立されておらず、他端末からの着信は何時でも可能な状態、即ち「待機中」である状態をいう。また端末が「停止中」であるとは、端末の電源が切断されているか、あるいは電源が投入されていても無線基地局の圏外にあって、ゲートウェイとの通信が行えない状態をいう。
即ち、非通信中あるいは停止中の端末に対しては、上記のような切替先ゲートウェイのアドレスを通知する方法がなかった。このため端末の非通信中や停止中にゲートウェイの切替えが行われた場合には、上記特許文献1の方法では、この端末は切替先ゲートウェイのアドレスを知り得ず、以後上記停止したゲートウェイの運用が再開されるまでアプリケーションの実行ができなくなる。
本発明は以上の問題点に鑑みてなされたものであり、オペレータからゲートウェイ切替えが入力されたときに非通信中あるいは停止中であった端末に対して、この端末が通信を開始する際に切替先ゲートウェイのアドレスを通知すること等により、上記の冗長なメモリの使用を回避するとともに、ネットワーク構成の変化にも容易に対応でき、アプリケーションの実行を常に可能にする無線通信システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明で採用した手段について、図8を用いて説明する。
本発明は、ゲートウェイを介して無線情報端末とサーバとの通信を確立する通信システムにおいて、何らかの理由で本来使用されるべきゲートウェイ(以下、「切替元ゲートウェイ」あるいは「常用ゲートウェイ」と呼ぶ)の運用を停止して、他のゲートウェイに切替える必要が発生したときに適用される。
そこで先ず、オペレータ100からゲートウェイ切替えの指示が入力された際に、無線情報端末300に対して切替先ゲートウェイのアドレス(IPアドレス)を通知するアドレス通知手段201をゲートウェイ200に設ける。これは、具体的にはゲートウェイ200のセッション層マネジメントエンティティ手段73とセッション層プロトコル手段72によって構成される。
そしてこのアドレス通知手段201は、図8(b)に示すような、ヘッダに切替通知信号、フッタに切替先ゲートウェイのアドレスが書き込まれたアドレス通知を、ゲートウェイ200の通信手段202により上記無線情報端末300に対して送信する。ここで通信手段202とは、具体的にはセッション層マネジメントエンティティ手段73、セッション層プロトコル手段72、及び、下位レイヤプロトコル74を指す。
上記アドレス通知手段201は上記ゲートウェイ200と同一のアドレス(IPアドレス)を持つことになるが、ゲートウェイ200がサーバとの接続機能の運用を停止した後でも、このアドレス通知手段201は引き続き作動する。
以上の構成の下に、非通信中の無線情報端末に対しては、オペレータ100からゲートウェイ切替えの指示が入力された際に、上記アドレス通知手段201が上記アドレス通知を送信する。一方、停止中の無線情報端末に対しては、上記切替え指示が入力された後、この無線情報端末がゲートウェイ200との通信を開始するときに、ゲートウェイ200と同一のアドレスを持つ上記アドレス通知手段201が上記アドレス通知を送信する。
次に、無線情報端末300に、上記アドレス通知に基づいて、自機のメモリ301に記憶された常用ゲートウェイであるゲートウェイ200のアドレスを、切替先ゲートウェイのアドレスに変更するアドレス変更手段302を設ける。これは、具体的には端末のセッション層マネジメントエンティティ手段73とセッション層プロトコル手段72によって構成される。
そしてこのアドレス変更手段は通信手段303(セッション層マネジメントエンティティ手段73、セッション層プロトコル手段72、及び、下位レイヤプロトコル74)の受信した上記アドレス通知のヘッダに書き込まれた切替通知信号により起動し、自機のメモリ301に記憶されているゲートウェイ200のアドレスを、上記アドレス通知のフッタに書き込まれた切替先ゲートウェイのアドレスに変更する。
以上により、非通信中あるいは停止中の無線情報端末に対しても、切替先ゲートウェイのアドレスを通知することができる。
なお、上記アドレス通知手段201を、図8(c)に示すように、上記ゲートウェイ200とは別体のアドレス通知装置210として設けることも可能である。この場合上記アドレス通知装置210は通信手段211(セッション層マネジメントエンティティ手段73、セッション層プロトコル72、及び、下位レイヤプロトコル74)と、切替先ゲートウェイのアドレスを登録するメモリ212より構成される。
更に、このアドレス通知装置210は上記ゲートウェイ200と同一のアドレス(IPアドレス)を持つ。そして上記ゲートウェイ200が運用を停止する際には、先ず切替先ゲートウェイのアドレスを上記通信手段202、211を介して上記メモリ212に登録する。その後ゲートウェイ200が運用を停止し、通信システムへの接続が解除されると、上記アドレス通知装置210がこの通信システムに接続される。従って、通信システム全体でゲートウェイ200とアドレス通知装置210のアドレスが重複することはない。
以上のように本発明によれば、無線通信システムにおいて、ゲートウェイ切替えを行うときに非通信中や停止中であった端末に対して、切替先ゲートウェイのアドレスを適切に通知することができる。このため、ユーザはゲートウェイの切替えを意識することなく、切替先ゲートウェイを通じて随時アプリケーションを実行することが可能である。また、端末に過剰なゲートウェイのアドレスを記憶させることも回避できる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。実施の形態1及び実施の形態2では無線情報端末が非通信中の場合を、実施の形態3及び実施の形態4では無線情報端末が停止中の場合を、それぞれ扱っている。
(実施の形態1)
図1に本発明の実施の形態1によるサーバを共有するゲートウェイの公衆網を介した無線ネットワークの構成を示す。
無線情報端末(以下単に端末という)1は例えば携帯電話を接続したノートブックPCのような無線情報端末であり、また、基地局2は例えば携帯電話基地局であり、更に、網3は例えば携帯電話公衆網である。
ゲートウェイ4および5はサーバ6を共有しており、網3とサーバ6を接続する。また端末1は、基地局2と網3、ゲートウェイ4もしくは5を経由してサーバ6と接続して、サーバ6が持つ情報7を利用して、アプリケーションを実行する。
実施の形態1では、端末1のユーザが自機のWWWブラウザを起動して、サーバ6のWWWサーバソフトと通信を行う場合を例として説明する。また端末1はゲートウェイ4を常用ゲートウェイ(切替元ゲートウェイ)とし、このため端末1のメモリには、ゲートウェイ4のアドレスが登録されているものとする。更に、以下に説明する「非通信中」とは、端末の電源は投入されているが、セッション(論理コネクション)が確立されておらず、他端末からの着信は何時でも可能な状態、即ち「待機中」である状態をいう。
上記のような構成において、ゲートウェイ4を何らかの理由で停止する必要が生じたとき、非通信中の端末1に、切替先ゲートウェイ5のアドレスを通知するシーケンスを図9を参照しながら説明する。
ゲートウェイ4に対してオペレータからゲートウェイの切替指示が入力されると、ゲートウェイ4のセッション層プロトコル手段903は、端末1のセッション層プロトコル手段902に接続要求912を送信して後述する簡易セッションの確立要求を行う。そして接続要求912を受信した端末1のセッション層プロトコル手段902は、接続確認913を送信して簡易セッションを確立する。
簡易セッションとは、例えば通信メッセージ数やデータ長などが固定というような、通信内容が予め取り決めされているメッセージを送受信するために使用されるセッションであり、後に説明するデータを送信するために確立する論理コネクションである通常セッションとは、確立する際の手順が異なっている。
即ち、簡易セッションの確立の場合には図10に示すように、先ずゲートウェイ4のセッション層プロトコル手段1003から端末1のセッション層プロトコル手段1002へ接続要求1006を送信する。この接続要求1006は図12に示すようなデータ構造を持っており、先頭に簡易セッションの接続要求であることを示すフラグを含んでいる。セッション層プロトコル手段1002はこのフラグを参照して、簡易セッションの確立のために接続確認1007をゲートウェイ4のセッション層プロトコル手段1003に送信し、簡易セッションが確立される。
このように簡易セッションは、端末とゲートウェイの間において、上記接続要求と接続確認の情報交換のみで確立されるため、後に説明する通常セッションに比較して簡素なプロトコルで高速な処理を行うことが可能である。
また簡易セッションにおいては、端末1のセッション層プロトコル手段1002の上位プロトコル(アプリケーション)に、簡易セッションが確立したことは通知しない。
なお、簡易セッションを示すフラグの代わりに、簡易セッションを確立するための接続要求と通常セッションを確立するための接続要求とで、データ内に含まれる識別子を異なるものにしても同様の機能が実現できる。
以上の手順で図9において簡易セッションが確立すると、ゲートウェイ4のセッション層プロトコル手段903からアドレス通知914を端末1のセッション層プロトコル手段902へ送信する。
端末1のアドレス変更手段はこのアドレス通知914に基づき、メモリに記憶していたゲートウエイ4のアドレスをゲートウェイ5のアドレスへ書き換える。
上記アドレス通知914の送信に続いて、ゲートウェイ4のセッション層プロトコル手段903は、端末1のセッション層プロトコル手段902に切断要求915を送信し、この切断要求915を受信した端末1のセッション層プロトコル手段902は切断確認916をゲートウェイ4のセッション層プロトコル手段903へ送信する。
そして、この切断確認916を受信後、上記簡易セッションは切断され、ゲートウェイ4は運用を停止する。ここでゲートウェイ4は上記切断確認916の受信を待たずに運用を停止することもできる。
なお、以上説明した図9のシーケンスにおいて、簡易セッションの代わりに通常セッションの確立を行ってもよい。
この通常セッションの確立の場合には、図11に示すように、ゲートウェイ4のセッション層プロトコル手段1103から端末1のセッション層プロトコル手段1102へ接続要求1106を送信する。このとき、端末とサーバ間で送受信するデータの最大データ長やウィンドウサイズ(確認メッセージを受け取らずに送信できるメッセージ数)など、データ送信を行うための情報(ケィパビリティ)のネゴシエーション(情報交換)が行われる。
即ち、まず端末1のセッション層プロトコル手段1102からゲートウェイ4のセッション層プロトコル手段1103へ、ケィパビリティ要求1108が送信される。次にゲートウェイ4のセッション層プロトコル手段1103から端末1のセッション層プロトコル手段1102へ、ケィパビリティ確認1109が送信され、ケィパビリティのネゴシエーションが成立する。そしてこのケィパビリティのネゴシエーションが成立すると、端末1のセッション層プロトコル手段1102は、接続確認1107でゲートウェイ4のセッション層プロトコル手段1103にセッションが正常に確立されたことを通知し通常セッションが確立される。
一方、上記ケィパビリティのネゴシエーションが成立しなかった場合には、端末1のセッション層プロトコル手段1102は、接続確認1107でセッションの確立の拒否をゲートウェイ4のセッション層プロトコル手段1103へ通知する。
なお、ケィパビリティ確認1109とケィパビリティ要求1108を、それぞれ接続要求1106と接続確認1107とに結合して、1つのデータとして同時に送信しても同様の機能が実現できる。
更に、上記シーケンス中のアドレスの通知に関しては他にも種々の方式があるが、これらについては本実施の形態3において説明する。
上記のようにゲートウェイ5のアドレスが端末1のメモリに登録された状態で、端末1のユーザがWWWブラウザを操作(923)して、サーバ6の//WWW.xxx/xyz.htmというファイルにアクセスしようとした場合に行われる処理について説明する。
先ず、端末1のセッション層プロトコル手段902は、メモリに登録されているアドレスを使用してゲートウェイ5のセッション層プロトコル手段906へ接続要求917を送信する。続いて、ゲートウェイ5のセッション層プロトコル手段906が接続確認918を送信して、以上説明した手順により端末1とゲートウェイ5との間で通常セッションが確立する。
この時、ゲートウェイ4からゲートウェイ5へ切替えられたことを、例えばブラウザにメッセージを表示することにより端末1のセッション層プロトコル手段902から端末1のユーザに通知(924)することもできる。
次に、端末1のセッション層プロトコル手段902は、無線通信プロトコルのコマンドINVOKE<REQUEST(get,//www.xxx/xyz.htm)>919をゲートウェイ5のセッション層プロトコル手段906へ送信する。
この無線通信プロトコルのコマンドINVOKE<REQUEST(get,//www.xxx/xyz.htm)>919は、ゲートウェイ5のプロトコル変換手段907でHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)のコマンドREQUEST(get,//www.xxx/xyz.htm)920に変換され、サーバ6へ送信される。
そしてサーバ6のWWWサーバソフト909は上記コマンドREQUEST(get,//www.xxx/xyz.htm)920を受信すると、//www.xxx/xyz.htmというファイルのデータをHTTPのRESPONSE(データ)921によって送信する。
上記RESPONSE(データ)921はゲートウェイ5のプロトコル変換手段907で無線通信プロトコルのレスポンスREPLY<RESPONSE(データ)>922に変換され、端末1へ送信される。
これによって端末1とサーバ6の通信が可能となり、ユーザはWWWブラウザ909の持つファイル//www.xxx/xyz.htmを閲覧することができる。
なお、非通信中の端末が複数ある場合、ゲートウェイ4はすべての非通信中の端末へ切替先ゲートウェイのアドレスを通知してから運用を停止する。図13はこの複数端末へのアドレス通知のタイミングを示したものであり、ゲートウェイ4は、非通信中の端末1、17、15に対して、順次図9に示したシーケンスに従って切替先ゲートウェイ5のアドレスを通知してから停止する。
これに対して、全ての端末1、17、15に対して、一斉にアドレス通知を行うブロードキャスト方式と呼ばれる通知方法も可能である。この場合ゲートウェイ4は上記アドレス通知に続いて、全ての端末1、17、15に対する切断要求を送信した後、上記全ての端末1、17、15からの切断確認を受信した後、あるいはこの切断確認の受信を待たずに、運用を停止する。
なお、図2のような、例えば事務所内等図1に比較して狭い範囲で運用される、網を介さない無線ネットワークにおいても、上記と同様の手順によって、ゲートウェイの切替えが実現できる。
また、図3に示すように端末アプリケーションを実行するための情報をもつサーバが常用ゲートウェイ4と切替先ゲートウェイ5で異なる場合や、図4に示すように端末アプリケーションを実行するための情報をゲートウェイ自身がもつ場合においても、端末アプリケーションを実行するための情報が共通である場合には、上記と同様の手順によって、ゲートウェイの切替えが行える。
以上説明したシーケンスによって、常用ゲートウェイが簡易セッションにより切替先ゲートウェイのアドレスを非通信中の端末に通知することが可能となるため、端末が停止中にゲートウェイの切替が発生しても、端末は切替先ゲートウェイを通してサーバとアクセスしアプリケーションを実行することができる。
(実施の形態2)
図5に本発明の実施の形態2によるサーバを共有するゲートウェイの公衆網を介した無線ネットワークの構成を示す。
端末1は例えば簡易携帯電話を内蔵したPDA(Personal Digital Assistant)のような無線情報端末であり、また基地局2は例えば簡易携帯電話基地局であって、網3は例えば簡易携帯電話公衆網である。
ゲートウェイ4および5はサーバ6を共有しており、網3とサーバ6を接続する。そしてゲートウェイ4およびゲートウェイ5はゲートウェイ間ネゴシエーションを行う接続手段13を持つ。この接続手段13は有線、無線どちらでもよく、或いはゲートウェイ4および5とサーバ6の接続手段14もしくは網3経由での接続を利用してもよい。
端末1は、基地局2と網3、ゲートウェイ4もしくは5を経由してサーバ6と接続して、サーバ6が持つ情報7を利用してアプリケーションを実行する。ここでも上記実施の形態1と同様に、端末1はゲートウェイ4を常用ゲートウェイとし、このため端末1のメモリには、ゲートウェイ4のアドレスが登録されているものとする。
上記のような構成において、ゲートウェイ4の停止にあたり、非通信中の端末1に、ゲートウェイ5への切替えを通知するシーケンスを図14を参照しながら説明する。
ゲートウェイ4に対してオペレータからゲートウェイ切替えの指示が入力されると、ゲートウェイ4のマネジメントエンティティ手段1405は先ず、ゲートウェイ5のマネジメントエンティティ手段1408へ端末1と通信が可能であるか否かの問い合わせをするために、接続手段13を介して端末1のデータ伝送速度等の通信能力をデータとして含む(データとして結合されている)切替要求1412を送信する。
この切替要求1412を受信すると、ゲートウェイ5のマネジメントエンティティ手段1408は、上記端末1の通信能力と、このゲートウェイ5の通信能力、通信ポートの残数等から端末1と通信が可能か否かを判断し、可能であれば「切替可能」の判断結果を含めて切替確認1413をゲートウェイ4のマネジメントエンティティ手段1405へ送信する。
ここでゲートウェイ5が切替を拒否する場合には、切替確認1413に上記ゲートウェイ5の通信能力、通信ポートの残数等も含めて「切替拒否」の通知を送信する。
上記「切替拒否」の切替確認1413を受信したゲートウェイ4のマネジメントエンティティ手段1405は、ゲートウェイ4と上記接続手段13と同様な接続手段により接続されている、ゲートウェイ16のマネジメントエンティティ手段1411へ切替要求1414を送信する。そして、ゲートウェイ16のマネジメントエンティティ手段1411は上記と同様に、端末1と通信が可能か否かを判断し、判断結果を含めて切替確認1415をゲートウェイ4のマネジメントエンティティ手段1405へ送信する。
この切替確認1415により端末1との通信が可能であることを通知された場合には、ゲートウェイ4のマネジメントエンティティ手段1405は、ゲートウェイ4のセッション層プロトコル手段1403へ、端末1のセッション層プロトコル手段1402に対して接続要求1416を送信するよう指示する。
この接続要求1416送信以降のシーケンスは、図9と同様なので説明を省略する。
ここで、ゲートウェイ4が切替先候補である全てのゲートウェイへ切替要求を送信した結果、上記全てのゲートウェイから端末との通信を拒否された場合には、ゲートウェイ4のマネジメントエンティティ手段1405は、各ゲートウェイからの切替確認に含められた各ゲートウェイの通信能力、通信ポートの残数等を参照する。そしてこれら通信能力、通信ポートの残数等から、接続できる可能性の高いゲートウェイを選択する。
即ち、例えばゲートウェイ4を常用ゲートウェイとしている端末が5台であり、ゲートウェイ5、16の通信ポートの残数がそれぞれ2、4であった場合、ゲートウェイ4のマネジメントエンティティ手段1405は、通信ポートの残数の多いゲートウェイ16を最も接続できる可能性の高いゲートウェイとして選択する。そしてゲートウェイ4のマネジメントエンティティ手段1405は、各端末のセッション層プロトコル手段1402へゲートウェイ16のアドレスを含む接続要求1416を送信し、ゲートウェイ4は運用を停止する。
あるいは上記5台の端末のうち、各端末及び各切替先候補であるゲートウェイの通信能力を比較して、例えば3台に対してはゲートウェイ16を、残りの2台についてはゲートウェイ5をそれぞれ切替先ゲートウェイとして、端末ごとに異なるゲートウェイのアドレスを通知してもよい。
なお、図16のような、例えば事務所内等図5に比較して狭い範囲で運用される、網を介さない無線ネットワークにおいても、上記と同様の手順によりゲートウェイの切替えが実現できる。
また、図6に示すように端末アプリケーションを実行するための情報をもつサーバが切替元ゲートウェイと切替先ゲートウェイで異なる場合や、図15に示すように端末アプリケーションを実行するための情報をゲートウェイ自身がもつ場合においても、端末アプリケーションを実行するための情報が共通である場合には、上記と同様の手順によりゲートウェイの切替えが行える。
以上説明したシーケンスによって、常用ゲートウェイと切替先ゲートウェイが接続手段により接続されている場合には、ゲートウェイの切替時に、常用ゲートウェイが切替先ゲートウェイへ端末と通信が可能か否かの問い合わせを行うことができる。このため、切替先ゲートウェイのシステムが停止していたり端末との通信能力がない場合にも、他のゲートウェイと問い合わせを行って、端末へ切替可能なゲートウェイのアドレスを通知することができる。また、切替先ゲートウェイの通信能力や、通信ポートの残数等を把握した上で、接続の可能性の高い切替先ゲートウェイのアドレスを端末へ通知することもできる。
なお、以上説明した実施の形態1および2では、常用ゲートウェイはゲートウェイ切替後停止するとしているが、停止することは必須ではなくもちろん継続動作しても構わない。これは常用ゲートウェイの利用状況等に応じて、特定の端末の接続を他のゲートウェイへ切替えるときなどに有効な技術である。
(実施の形態3)
図17に本発明の実施の形態3によるサーバを共有するゲートウェイの公衆網を介した無線ネットワークの構成を示す。
端末1、基地局2、網3、ゲートウェイ4および5、並びにサーバ6については本実施の形態1と同様であるので説明を省略する。なお、以下で説明する「停止中」とは、端末の電源が切断されているか、あるいは電源が投入されていても無線基地局の圏外にあって、ゲートウェイとの通信が行えない状態をいう。
本実施の形態3では本実施の形態1および2におけるアドレス通知手段を、ゲートウェイと別体のアドレス通知装置18として設けている。このアドレス通知装置18は、例えば通信機能を持つパーソナルコンピュータ等であって、実施の形態1および2におけるアドレス通知を実行させるプログラムをメモリに記憶している。更に、上記プログラムがCD−ROMやリムーバブルディスク等の可搬媒体に記録されており、上記パーソナルコンピュータがこのプログラムを上記可搬媒体から読み取って、自機のメモリに記憶する構成としてもよい。
この構成において、停止中であった端末1が、既に運用を停止しているゲートウェイ4に対して通信を開始したときに、上記アドレス通知装置18がこの端末1に対して、切替先ゲートウェイのアドレスを通知するシーケンスを図23を使って説明する。
オペレータからゲートウェイ切替の指示が入力された場合、ゲートウェイ4は切替先ゲートウェイ5のアドレスを、アドレス通知装置18に設定する。この設定は具体的には、先ずゲートウェイ4のセッション層プロトコル手段がアドレス通知装置18のセッション層プロトコル手段に図8(b)に示すようなアドレス通知を送信する。そしてこのアドレス通知に基づいて、アドレス通知装置18のセッション層マネジメントエンティティ手段がアドレス通知装置18のメモリに上記ゲートウェイ5のアドレスを登録することによって行われる。
この設定は、公衆網や無線通信または専用インタフェースを使用して行ってもよいし、あるいはオペレータが手動で行ってもよい。また、切替先ゲートウェイアドレスは複数設定してもよい。
そして切替先ゲートウェイ5のアドレスがアドレス通知装置18へ設定された後、ゲートウェイ4は運用を停止する。
ゲートウェイ4が停止して通信システムへの接続が解除されると、ゲートウェイ4と同一のアドレスを持つアドレス通知装置18が、この通信システムに接続され、動作を開始する。
あるいは、上記アドレス通知装置18は、ゲートウェイ4の動作中はゲートウェイ4と異なるアドレスで動作し、ゲートウェイ4が停止した後、例えばオペレータが手動でアドレス通知装置18のアドレスをゲートウェイ4のアドレスに変更するように構成することも可能である。これはゲートウェイ4と別体である上記アドレス通知装置18が、この無線通信システム内において、切替先ゲートウェイのアドレスの通知以外の機能も果たしている場合などに有効な方法である。
ここで、停止中であった端末1が電源の投入や基地局2の通信圏内に移動した等の理由で通信を行える状態になり、端末1のユーザが、常用ゲートウェイ4を経由してサーバ6の//WWW.xxx/xyz.htmというファイルにアクセスするためWWWブラウザを起動、操作すると、端末1は通信を開始する。
このとき端末1のセッション層プロトコル手段2302は、メモリに登録されているアドレスに基づいてゲートウェイ4へ接続要求2312を送信するが、この接続要求2312はゲートウェイ4と同一のアドレスを持つアドレス通知装置18が受信する。
アドレス通知装置18のセッション層プロトコル手段2330は、上記接続要求2312を受信すると、接続確認2313を端末1へ送信する。これにより端末1とアドレス通知装置との間でセッションが確立されるが、このセッションは実施の形態1と同様に簡易セッション、通常セッションの何れでもよい。
そしてアドレス通知装置18のセッション層プロトコル手段2330は、アドレス通知2314を送信することにより、切替先ゲートウェイであるゲートウェイ5のアドレスを端末1へ通知する。端末1のアドレス変更手段は、このアドレス通知2314に基づいて、メモリに登録していたゲートウエイ4のアドレスをゲートウェイ5のアドレスへ変更する。
続いて端末1のセッション層プロトコル手段2302は、切断要求2315をアドレス通知装置18へ送信し、この切断要求2315を受信したアドレス通知装置18のセッション層プロトコル手段2330は、切断確認2316を端末1のセッション層プロトコル手段2302へ送信し、通信を切断する。なお、上記切断要求2315をもって上記切断確認2316に代えてもよく、また上記切断要求2315と切断確認2316の双方を省略してもよい。
また、切断要求2315をアドレス通知装置18から端末1へ、切断確認2316を端末1からアドレス通知装置18へと、上記の説明とは逆方向に通知してもよい。
以上のようにして端末1のメモリにゲートウェイ5のアドレスが登録される。
以降、端末1のユーザがゲートウェイ5を経由してサーバ6のWWWサーバソフトのファイルを閲覧するシーケンスは、本実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
以上説明した図23のシーケンス中、アドレスの通知に関しては他にも種々の方式があるので、以下、これらについて説明する。
まず図24に示すシーケンスにおいて、端末1のセッション層プロトコル手段2402が接続要求2412を送信し、この接続要求2412をゲートウェイ4と同一のアドレスを持つアドレス通知装置18が受信するまでは、図23のシーケンスと同様である。
アドレス通知装置18のセッション層プロトコル手段2430は、接続要求2412を受信すると、接続確認を行わずにセッションが確立され、続いてアドレス通知2414により切替先ゲートウェイであるゲートウェイ5のアドレスを端末1へ通知する。
続いて端末1のアドレス変更手段は、上記アドレス通知2414に基づいて、メモリに登録していたゲートウェイ4のアドレスをゲートウェイ5のアドレスへ変更する。そして端末1のセッション層プロトコル手段2402は切断要求2415をアドレス通知装置18へ送信する。その後、アドレス通知装置18のセッション層プロトコル手段が切断確認を送信することなく、セッションが切断される。
ここで図23に示したシーケンスと同様に、上記切断要求2415はアドレス通知2414に対する確認を通知する意味も兼ねているが、更にこの切断要求2415の通知を行わずにセッションを切断してもよい。あるいは、上記切断要求2415に代えてアドレス通知確認を端末1のセッション層プロトコル手段2402からアドレス通知装置18のセッション層プロトコル手段2430へ通知してもよい。上記切断要求2415及びアドレス通知確認を行わない場合のシーケンスを、図25に示す。なお、図24、25において確立されるセッションは、本実施の形態1において説明した簡易セッション、通常セッションの何れでもよい。
次に図26に示すシーケンスを説明する。
端末1のセッション層プロトコル手段2602から送信された接続要求2612が、アドレス通知装置18のセッション層プロトコル手段2630によって受信されるまでは、上記図23、24、25と同様である。上記セッション層プロトコル手段2630は、接続要求2612を受信すると切替先ゲートウェイであるゲートウェイ5のアドレスを接続拒否2614に含めて端末1へ通知する。
その後、端末1は、上記接続拒否2614に基づき、メモリに登録していたゲートウェイ4のアドレスをゲートウェイ5のアドレスへ変更する。即ち、図26のシーケンスにおいては端末1とアドレス通知装置18の間にセッションを確立せずに上記アドレスの変更を行っている。
上記図26のシーケンスを更に簡素化して、上記接続要求2612と上記接続拒否2614とを省略して、直接アドレス通知を端末に対して送信するコネクションレス形式によるアドレス通知の方法も考えられる。
また本実施の形態1で述べたように、上記アドレス通知を全ての端末に対して、ブロードキャスト方式で送信する方法も考えられる。この方法では、停止中であった各端末が通信を開始する度に、各々の端末についてアドレス通知を送信する必要がない。そしてアドレス通知をブロードキャスト方式によって、1回だけでなく繰り返し送信すれば、通信を開始する全ての端末に切替先ゲートウェイアドレスを通知することが出来る。
この場合においては、ゲートウェイ4が、切替先ゲートウェイのアドレスをアドレス通知装置18に設定するときに、上記全ての端末のアドレス(IPアドレス)を併せて設定すると、後述するようにこの全ての端末に対するアドレス通知が終了したことを確認した後に、ブロードキャストを終了することができる。
即ち、アドレス通知を受信した端末が、切替先ゲートウェイ5に接続したときに、切替先ゲートウェイ5がアドレス通知装置18にこの端末の接続を通知する。この接続の通知に基づいてアドレス通知装置18はこの端末へのアドレス通知を停止する。
図27を使って上記コネクションレスのアドレス通知のシーケンスを説明する。
ゲートウェイ4は、アドレス通知装置18に切替先ゲートウェイ5のアドレスと、ゲートウェイ4を常用ゲートウェイとする端末のアドレスの設定を行い、既に停止しており、またゲートウェイ4を常用ゲートウェイとする端末1は停止中である。
この端末1を含め、ゲートウェイ4を常用ゲートウェイとする端末に対して、アドレス通知装置18のセッション層プロトコル手段2703は周期的にアドレス通知を送信する。これらのアドレス通知のうち、端末1の停止中に送信したアドレス通知2710及び2711は端末1に受信されず、この端末1が通信可能となったとき、初めてアドレス通知2712が受信される。
端末1のアドレス変更手段は、このアドレス通知2712に基づいてメモリに登録していたゲートウエイ4のアドレスを切替先ゲートウェイ5のアドレスへ変更する。そして端末1のセッション層プロトコル手段2702は、ゲートウェイ5と接続するため、接続要求2713をゲートウェイ5へ送信する。そして端末1のセッション層プロトコル手段2702は、これ以降に受信するアドレス通知2715、2717を無視する。
ゲートウェイ5のセッション層プロトコル手段2706は上記接続要求2713を受信すると、端末1に対して接続確認2714を送信し、端末1とゲートウェイ5の間で通常セッションが確立されて、通信中となる。
このときゲートウェイ5のセッション層プロトコル手段2706は、端末1と通信中となったことを自機のマネジメントエンティティ手段2708に通知する。そして、マネジメントエンティティ手段2708は、アドレス通知装置18のマネジメントエンティティ手段2705に対して、端末1のアドレスを含む端末接続切替通知2716を送信して、端末1がゲートウェイ切替えを行ったことを通知する。
アドレス通知装置18のマネジメントエンティティ手段2705は上記端末接続切替通知2716を受信すると、端末接続切替確認2718をゲートウェイ5のマネジメントエンティティ手段2708に送信するとともに、アドレス通知装置18のセッション層プロトコル手段2703の端末1に対するアドレス通知を終了させる。
このようにアドレス通知をコネクションレスで行えば、端末1からアドレス通知装置18への接続要求手順が不要となり、より簡素なシーケンスとなる。
また、アドレス通知を有料サービスで提供するなどの目的で特定の端末のみに通知することも、コネクションレスで実現できる。
なお、図18のような、例えば事務所内等図1に比較して狭い範囲で運用される、網を介さない無線ネットワークにおいても同様の手順が実現できる。
また、図19に示すように端末アプリケーションを実行するための情報をもつサーバが常用ゲートウェイと切替先ゲートウェイで異なる場合や、図20に示すように端末アプリケーションを実行するための情報をゲートウェイ自身がもつ場合においても、常用ゲートウェイと切替先ゲートウェイとで上記端末アプリケーションを実行するための情報が共通である場合には、上記のシーケンスと同様の手順が行える。
以上説明したシーケンスによって、端末が停止中にゲートウェイの切替えが発生しゲートウェイが運用を停止しても、アドレス通知装置が端末との接続を行い、端末が登録している常用ゲートウェイのアドレスを、切替先ゲートウェイのアドレスに変更することができるため、端末は切替先ゲートウェイを通してサーバとアクセスしアプリケーションを実行することが可能である。
(実施の形態4)
図21に本発明の実施の形態4によるサーバを共有するゲートウェイの公衆網を介した無線ネットワークの構成を示す。
端末1、基地局2、網3、ゲートウェイ4および5、サーバ6、並びに接続手段13については実施の形態2と同様であるので、説明を省略する。
この構成において、停止中であった端末1が、既に運用を停止しているゲートウェイ4に対して通信を開始したときに、上記アドレス通知装置18がこの端末1に対して、切替先ゲートウェイのアドレスを通知するシーケンスを図28を使って説明する。
ゲートウェイ4に対してオペレータからゲートウェイの切替指示が入力されると、ゲートウェイ5のマネジメントエンティティ手段2806が端末1との通信が可能か否かを判断し、ここで不可と判断され、次いでゲートウェイ16のマネジメントエンティティ手段2811がゲートウェイ4のマネジメントエンティティ手段2805へ切替確認2815を送信するまでのシーケンスは、本実施の形態2と同様なので、説明を省略する。なお本実施の形態4の場合は、ゲートウェイ16とのネゴシエーションは、アドレス通知装置18が行ってもよい。
上記切替確認2815で端末1とゲートウェイ16との通信が可能であることを通知された場合には、ゲートウェイ4はゲートウェイ16のアドレスを切替先ゲートウェイアドレスとして、アドレス通知装置18に設定する。
切替先ゲートウェイのアドレスの、アドレス通知装置18への設定は、実施の形態3と同様に、ネットワークや無線通信または専用インタフェースを使用して行ってもよいし、あるいはゲートウェイ4の管理者が手動で行ってもよい。この切替先ゲートウェイアドレスの設定がなされると、ゲートウェイ4は運用を停止する。
ゲートウェイ4の停止後、ゲートウェイ4と同一のアドレスを持つアドレス通知装置18が動作を開始し、端末1に切替先ゲートウェイ(今の場合はゲートウェイ16である)のアドレスが登録されるまでのシーケンスは、本実施の形態3(図23)と同様であるので説明を省略する。
また、ゲートウェイ4が切替先候補である全てのゲートウェイへ切替要求を行い、各ゲートウェイからの切替確認に含められた各ゲートウェイの通信能力、通信ポートの残数等から後に接続できる可能性の高いゲートウェイを選択し、その選択したゲートウェイのアドレスをアドレス通知装置18に設定する過程については実施の形態2と同様なので、説明を省略する。
なお、図30のような、例えば事務所内等図21に比較して狭い範囲で運用される、網を介さない無線ネットワークにおいても同様の手順が実現できる。
また、図22に示すように端末アプリケーションを実行するための情報をもつサーバが常用ゲートウェイと切替先ゲートウェイで異なる場合や、図29に示すように端末アプリケーションを実行するための情報をゲートウェイ自身が持つ場合においても、端末アプリケーションを実行するための情報が共通である場合には、上記のシーケンスと同様の手順が行える。
以上説明したシーケンスによって、本実施の形態2と同様にゲートウェイの切替に際して、他のゲートウェイと問い合わせを行って、端末へ接続の可能性の高い切替先ゲートウェイのアドレスを通知することなどが可能である。
本発明の実施の形態によるサーバを共有するゲートウェイの公衆網または構内網を介した無線通信システムの構成図。 本発明の実施の形態による情報を保持するゲートウェイの公衆網または構内網を介さない無線通信システムの構成図。 本発明の実施の形態による異なるサーバに接続されたゲートウェイの公衆網または構内網を介した無線通信システムの構成図。 本発明の実施の形態による情報を保持するゲートウェイの公衆網または構内網を介した無線通信システムの構成図。 本発明の実施の形態によるサーバを共有し、接続手段を備えるゲートウェイの公衆網または構内網を介した無線通信システムの構成図。 本発明の実施の形態による異なるサーバに接続され、接続手段を備えるゲートウェイの公衆網または構内網を介した無線通信システムの構成図。 端末とゲートウェイのプロトコルスタックにおけるセッション層プロトコル手段とセッション層マネジメント手段の位置付けを示す図。 本発明の実施の形態によるアドレス通知手段を備える無線通信システムのブロック図。 図1の構成における本発明の実施の形態によるアドレス通知のシーケンス図。 本発明の実施の形態における簡易セッションを確立する場合のシーケンス図。 本発明の実施の形態における通常セッションを確立する場合のシーケンス図。 本発明の実施の形態における簡易セッションを確立する場合に送信される接続要求のデータ構造。 本発明の実施の形態による複数の端末にアドレス通知を送信するタイミングを示すシーケンス図。 本発明の実施の形態によるゲートウェイの切替えを示すシーケンス図。 本発明の実施の形態による情報を保持し、接続手段を備えるゲートウェイの公衆網または構内網を介した無線通信システムの構成図。 本発明の実施の形態による情報を保持し、接続手段を備えるゲートウェイの公衆網または構内網を介さない無線通信システムの構成図。 図1の構成においてアドレス通知手段をゲートウェイと別体にした場合の無線通信システムの構成図。 図2の構成においてアドレス通知手段をゲートウェイと別体にした場合の無線通信システムの構成図。 図3の構成においてアドレス通知手段をゲートウェイと別体にした場合の無線通信システムの構成図。 図4の構成においてアドレス通知手段をゲートウェイと別体にした場合の無線通信システムの構成図。 図5の構成においてアドレス通知手段をゲートウェイと別体にした場合の無線通信システムの構成図。 図6の構成においてアドレス通知手段をゲートウェイと別体にした場合の無線通信システムの構成図。 図17の構成における本発明の実施の形態によるアドレス通知のシーケンス図。 本発明の実施の形態におけるアドレス通知の方式の一例。 本発明の実施の形態におけるアドレス通知の方式の一例。 本発明の実施の形態におけるアドレス通知の方式の一例。 本発明の実施の形態におけるアドレス通知の方式の一例。 本発明の実施の形態によるゲートウェイの切替えを示すシーケンス図。 図15の構成においてアドレス通知手段をゲートウェイと別体にした場合の無線通信システムの構成図。 図16の構成においてアドレス通知手段をゲートウェイと別体にした場合の無線通信システムの構成図。 図2の構成における従来のゲートウェイ切替シーケンス図。
符号の説明
1、15、17、300 無線情報端末
2、10 無線基地局
3 公衆網
4、5、16、200 ゲートウェイ
6、9 サーバ
7、8 端末アプリケーションを実行するための情報
13 接続手段
18、210 アドレス通知装置
100 オペレータ
201 アドレス通知手段
202、211、303 通信手段
302 アドレス変更手段

Claims (2)

  1. 無線情報端末と、前記無線情報端末にサービスを提供するサーバと、前記無線情報端末と前記サーバとの通信を中継するゲートウェイとからなり、前記無線情報端末が利用する前記ゲートウェイを、切替元ゲートウェイから切替先ゲートウェイに変更する、通信方法において、
    オペレータから前記切替元ゲートウェイに対してゲートウェイの切替指示が入力された場合に、前記切替元ゲートウェイが、通信可能であって通信していない状態の前記無線情報端末に接続要求を送信するステップと、
    前記接続要求を受信した前記無線情報端末と前記切替元ゲートウェイとが、データ送信を行うためのケイパビリティ情報を交換するステップと、
    前記ケイパビリティ情報の交換が成立した場合に、前記切替元ゲートウェイが、切替先ゲートウェイのアドレス情報を送信するステップと、
    前記アドレス情報を送信した後に、前記切替元ゲートウェイが運用を停止するステップと、
    前記アドレス情報を受信した前記無線情報端末が、当該アドレス情報に基づいて、メモリに記憶されている前記切替元ゲートウェイのアドレスを、前記切替先ゲートウェイのアドレスに変更するステップと、
    前記無線情報端末が、前記メモリに記憶されているアドレスが変更された後に、当該変更後のアドレスに基づいて前記サーバと、ブラウザによる通信を開始した場合には、利用するゲートウェイが変更されたことを当該ブラウザに表示するステップと、
    を有することを特徴とする、通信方法。
  2. 無線情報端末と、前記無線情報端末にサービスを提供するサーバと、前記無線情報端末と前記サーバとの通信を中継するゲートウェイとからなり、前記無線情報端末が利用する前記ゲートウェイを、切替元ゲートウェイから切替先ゲートウェイに変更する通信システムにおいて、
    前記切替元ゲートウェイが:
    オペレータからゲートウェイの切替指示が入力された場合に、通信可能であって通信していない状態の前記無線情報端末に接続要求を送信して、前記接続要求を受信した前記無線情報端末との間で、データ送信を行うためのケイパビリティ情報を交換する手段と、
    前記ケイパビリティ情報の交換が成立した場合に、切替先ゲートウェイのアドレス情報を送信する手段と、
    を備えるとともに、前記アドレス情報を送信した後に、運用を停止し、
    前記無線情報端末が:
    前記切替元ゲートウェイから受信した前記アドレス情報に基づいて、メモリに記憶されている切替元ゲートウェイのアドレスを、切替先ゲートウェイのアドレスに変更する手段を備えるとともに、前記メモリに記憶されているアドレスが変更された後に、当該変更後のアドレスに基づいて前記サーバと、ブラウザによる通信を開始した場合には、利用するゲートウェイが変更されたことを当該ブラウザに表示することを特徴とする、通信システム。
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