JPWO2015002294A1 - 電力増幅モジュール - Google Patents

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Abstract

電力増幅回路に電源を供給するための構成によらず、電力増幅回路に流れる電流を制限する。電力増幅モジュールは、無線周波数信号を増幅して出力する第1の増幅トランジスタと、第1の増幅トランジスタと並列に接続され、第1の増幅トランジスタよりサイズが小さい第2の増幅トランジスタと、第1及び第2の増幅トランジスタにバイアス電圧またはバイアス電流を供給するバイアス回路と、第2の増幅トランジスタに流れる電流を検出する電流検出回路と、電流検出回路の検出結果に応じてバイアス回路から第1及び第2の増幅トランジスタに供給されるバイアス電圧またはバイアス電流を制御するバイアス制御回路と、を備える。

Description

本発明は、電力増幅モジュールに関する。
携帯電話等の移動体通信機においては、基地局に無線周波数(RF:Radio Frequency)信号を送信するための送信ユニットが搭載されている。送信ユニットには、基地局に送信するRF信号の電力を増幅する電力増幅回路が用いられる。このような送信ユニットでは、例えば、アンテナ等の負荷のインピーダンスが変化した場合に、電力増幅回路に大電流が流れることがある。そのため、送信ユニットにおいては、大電流によって電力増幅回路が破壊されてしまうことを防ぐために、電力増幅回路に流れる電流を制限することが行われる。
例えば、特許文献1に開示された送信ユニットは、電力増幅回路に加えて、電力増幅回路に電源を供給するレギュレータ回路、及び電力増幅回路に流れる電流を制限する電流制限回路を含んでいる。
国際公開第2006/049800号
特許文献1に開示された送信ユニットでは、レギュレータ回路から電力増幅回路に供給される電流(ICC)、即ち、電力増幅回路に流れる電流を、電流制限回路によって検出している。具体的には、電流制限回路は、レギュレータ回路に含まれるトランジスタと電流ミラー接続されたトランジスタ(検出用トランジスタ)を含んでいる。そして、電流制限回路は、検出用トランジスタに流れる電流が所定レベルを超えると、レギュレータ回路を制御することにより、電力増幅回路に供給される電流を制限する。
このように、レギュレータ回路から電力増幅回路に供給される電流を電流制限回路でモニターすることにより、電力増幅回路に大電流が流れることを制限することが可能であるが、レギュレータの構成に応じた電流制限回路を設ける必要がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、電力増幅回路に電源を供給するための構成によらず、電力増幅回路に流れる電流を制限することを目的とする。
本発明の一側面に係る電力増幅モジュールは、無線周波数信号を増幅して出力する第1の増幅トランジスタと、第1の増幅トランジスタと並列に接続され、第1の増幅トランジスタよりサイズが小さい第2の増幅トランジスタと、第1及び第2の増幅トランジスタにバイアス電圧またはバイアス電流を供給するバイアス回路と、第2の増幅トランジスタに流れる電流を検出する電流検出回路と、電流検出回路の検出結果に応じてバイアス回路から第1及び第2の増幅トランジスタに供給されるバイアス電圧またはバイアス電流を制御するバイアス制御回路と、を備える。
本発明によれば、電力増幅回路に電源を供給するための構成によらず、電力増幅回路に流れる電流を制限することが可能となる。
本発明の一実施形態である電力増幅モジュールを含む送信ユニットの構成例を示す図である。 電力増幅モジュールの構成の一例(第1の実施形態)を示す図である。 バイアス生成回路及びバイアス制御回路の構成の一例を示す図である。 バイアス生成回路及びバイアス制御回路の構成の他の一例を示す図である。 バイアス生成回路及びバイアス制御回路の構成の他の一例を示す図である。 バイアス生成回路及びバイアス制御回路の構成の他の一例を示す図である。 電力増幅モジュールの構成の一例(第2の実施形態)を示す図である。 バイアス生成回路及びバイアス制御回路の構成の一例を示す図である。 バイアス制御回路の構成の一例を示す図である。 検出電圧VSENSEと、電圧V,V,Vとの関係の一例を示す図である。 検出電圧VSENSEと、電流I,I,IADJとの関係の一例を示す図である。 検出電圧VSENSEと、バイアス電圧VBIASとの関係の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態である電力増幅モジュールを含む送信ユニットの構成例を示す図である。送信ユニット100は、例えば、携帯電話等の移動体通信機において、音声やデータなどの各種信号を基地局へ送信するために用いられる。なお、移動体通信機は基地局から信号を受信するための受信ユニットも備えるが、ここでは説明を省略する。
図1に示すように、送信ユニット100は、変調部101、送信電力制御部102、電力増幅モジュール103、フロントエンド部104、及びアンテナ105を含んで構成される。
変調部101は、HSUPA(High Spped Uplink Packet Access)やLTE(Long Term Evolution)等の変調方式に基づいて入力信号を変調し、無線送信を行うための無線周波数(RF:Radio Frequency)信号を生成する。RF信号は、例えば、数百MHzから数GHz程度である。
送信電力制御部102は、送信電力制御信号に基づいて、RF信号の電力を調整して出力する。送信電力制御信号は、例えば、基地局から送信される適応電力制御(APC:Adaptive Power Control)信号に基づいて生成される。例えば、基地局は、移動体通信機からの受信信号を測定することにより、移動体通信機における送信電力を適切なレベルに調整するためのコマンドとして、APC信号を移動体通信機に送信することができる。
電力増幅モジュール103は、送信電力制御部102から出力されるRF信号(RFIN)の電力を、基地局に送信するために必要なレベルまで増幅し、増幅信号(RFOUT)を出力する。
フロントエンド部104は、増幅信号に対するフィルタリングや、基地局から受信する受信信号とのスイッチングなどを行う。フロントエンド部104から出力される増幅信号は、アンテナ105を介して基地局に送信される。
図2は、電力増幅モジュール103の一例である電力増幅モジュール103A(第1の実施形態)を示す図である。図2に示すように、電力増幅モジュール103Aは、電力増幅回路200、制御回路201、及び整合回路(MN:Matching Network)202を含んでいる。図2に示す構成では、電力増幅回路200及び制御回路201は、異なる基板に形成されている。例えば、電力増幅回路200は、ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(HBT)等のバイポーラトランジスタを用いて構成することができる。電力増幅回路200にHBTを用いる場合、HBTを構成する基板の材料には、例えば、SiGe、GaAs、InP、GaN等を用いることができる。また、制御回路201は、例えば、MOSFET(Metal−Oxide−Silicon Field−Effect Transistor)を用いて構成することができる。なお、電力増幅回路200及び制御回路201が同一の基板に形成されていてもよい。
電力増幅回路200は、入力されるRF信号(RFIN)の電力を増幅し、整合回路202を介して、増幅信号(RFOUT)を出力する。図2に示すように、電力増幅回路200は、NPNトランジスタ210(第1の増幅トランジスタ)、NPNトランジスタ211(第2の増幅トランジスタ)、整合回路212、キャパシタ213(第1のキャパシタ)、キャパシタ214(第2のキャパシタ)、及び抵抗215〜219を含んで構成される。
NPNトランジスタ210,211は、ベースに入力される電流を増幅して出力する電流増幅素子(増幅トランジスタ)である。図2に示すように、NPNトランジスタ210,211は、並列に接続されている。さらに、NPNトランジスタ211は、電力増幅回路200に流れる電流Iを検出するために設けられたものであり、NPNトランジスタ210よりも小さいサイズとなっている。具体的には、例えば、NPNトランジスタ210は、エミッタサイズが同一であるN(>1)個の微小トランジスタ(フィンガー)が並列接続された、フィンガー数が“N”のマルチフィンガー構造のトランジスタとすることができる。また、例えば、NPNトランジスタ211は、NPNトランジスタ210を構成する微小トランジスタとエミッタサイズが同一である1個の微小トランジスタにより構成される、フィンガー数が“1”のトランジスタとすることができる。
なお、本実施形態では、NPNトランジスタ211のフィンガー数が“1”であることとして説明するが、NPNトランジスタ211のフィンガー数は“1”である必要はなく、NPNトランジスタ210のフィンガー数“N”よりも少なければよい。また、本実施形態では、NPNトランジスタ210,211のサイズの相違が、フィンガー数の相違によるものとして説明するが、フィンガー数ではなく、エミッタサイズの相違によるものとしてもよい。
整合回路212は、送信電力制御部102から出力されるRF信号(RFIN)に対するNPNトランジスタ210,211の入力のインピーダンスを整合させるためのものであり、例えば、キャパシタやインダクタを用いて構成される。
キャパシタ213,214は、RF信号(RFIN)の入力用のカップリングコンデンサである。キャパシタ213は、一端が整合回路212に接続され、他端がNPNトランジスタ210のベースに接続されている。また、キャパシタ214は、一端が整合回路212に接続され、他端がNPNトランジスタ211のベースに接続されている。キャパシタ213,214の容量比は、NPNトランジスタ210,211のサイズ比(N:1)に合わせて決められている。このように、キャパシタ213,214の容量比がN:1であることにより、整合回路212から出力されるRF信号(RFIN)は、N:1に分配されてNPNトランジスタ210,211に入力される。
抵抗215(RB1)及び抵抗216(RB2)は、制御回路201から供給されるバイアス電圧VBIAS(またはバイアス電流IBIAS)に基づいて、NPNトランジスタ210,211のベースに供給するバイアス電流IB1,IB2を調整するバイアス調整回路である。抵抗215,216の抵抗値は、NPNトランジスタ210,211の電流密度が同一となるように設定されている。即ち、NPNトランジスタ210,211のサイズ比がN:1の場合であれば、バイアス電流IB1,IB2もN:1となるように、抵抗215,216の抵抗値が設定されている。抵抗215,216の抵抗値の設定方法の一例については後述する。
抵抗217(RMAIN)は、NPNトランジスタ210のエミッタとグランドとの間に設けられている。同様に、抵抗218(RSENSE)は、NPNトランジスタ211のエミッタとグランドとの間に設けられている。NPNトランジスタ210,211は並列接続されているため、電力増幅回路200に流れる電流Iは、電流IC1,IC2に分配されて、NPNトランジスタ210,211に流れる。前述したように、NPNトランジスタ210,211の電流密度が同一となるようにバイアス電流IB1,IB2が調整されているため、電流IC1,IC2はNPNトランジスタ210,211のサイズ比(N:1)に応じた電流量となっている。抵抗218は、電流IC2の電流量を検出するために設けられた抵抗(検出抵抗)である。具体的には、抵抗218は、電流IC2を検出電圧VSENSEに変換する電流電圧変換回路(電流検出回路)である。なお、抵抗218の抵抗値は、例えば、数オーム程度とすることができる。一方、抵抗217の抵抗値は、大電流IC1による電力損失を小さくするために、例えば数ミリオーム程度の小さいものとすることができる。
抵抗219(RREF)は、制御回路201から供給される定電流IREFに基づいて基準電圧VREFを生成するための抵抗(基準電圧生成回路:基準抵抗)である。基準電圧VREFは、検出電圧VSENSEと比較するために制御回路201に出力される。図2に示す構成では、抵抗218,219が同一チップ上に形成されており、抵抗218,219のプロセスによる抵抗値のばらつきをキャンセルすることができる。即ち、検出電圧VSENSE及び基準電圧VREFの比較精度を向上させることができる。なお、基準電圧VREFを電力増幅回路200の外部で生成してもよい。
抵抗215,216の抵抗値の設定方法の一例について説明する。抵抗215〜218の抵抗値を、それぞれ、RB1,RB2,RMAIN,RSENSEとする。また、NPNトランジスタ210,211の電流増幅率をhFE、ベースエミッタ間電圧をVBEとする。また、NPNトランジスタ210,211のサイズ比をN:1とする。抵抗215,216の一端に印加される電圧は共通(例えばVBIAS)であるため、以下の式(1)に示す関係が成立する。
B1×RB1+VBE+IB1×hFE×RMAIN
=IB2×RB2+VBE+IB2×hFE×RSENSE ・・・(1)
B1=N×IB2であるから、式(1)より、以下の式(2)に示す関係が成立する。
B2=N×RB1−hFE×(RSENSE−RMAIN) ・・・(2)
従って、上式(2)の関係を満たすように抵抗215,216の抵抗値を設定することにより、バイアス電流IB1IB2をNPNトランジスタ210,211のサイズ比に応じたものとし、NPNトランジスタ210,211の電流密度を同一にすることができる。
制御回路201は、NPNトランジスタ210,211に供給されるバイアス電圧またはバイアス電流を制御する回路であり、バイアス生成回路230及びバイアス制御回路231を含んで構成される。
バイアス生成回路230は、バイアス制御回路231の制御に応じたレベルのバイアス電圧VBIAS(またはバイアス電流IBIAS)を出力する。なお、バイアス生成回路230及び抵抗215,216により、NPNトランジスタ210,211にバイアス電圧またはバイアス電流を供給するためのバイアス回路が構成されている。
バイアス制御回路231は、検出電圧VSENSE及び基準電圧VREFに基づいて、電力増幅回路200に流れる電流Iが所定レベル以上である場合には、バイアス電圧VBIAS(またはIBIAS)を低減して電流Iを制限するように、バイアス生成回路230を制御する。また、バイアス制御回路231は、電力増幅回路200において基準電圧VREFを生成するための定電流IREFを出力する。
図3は、バイアス生成回路230及びバイアス制御回路231の構成の一例を示す図である。
バイアス生成回路230は、バンドギャップ回路300、オペアンプ301、及び抵抗302(第1の抵抗)、及び抵抗303(第2の抵抗)を含む構成とすることができる。
バンドギャップ回路300は、バッテリ電圧VBAT等の電源電圧から、温度や電源電圧の変動に依存しないバンドギャップ基準電圧VBGを生成する。バンドギャップ基準電圧VBGは、例えば、1.2V程度である。
オペアンプ301及び抵抗302,303は、非反転増幅回路を構成しており、バンドギャップ基準電圧VBGを抵抗302,303の抵抗値に応じたゲインで増幅し、バイアス電圧VBIASを生成する。
バイアス制御回路231は、定電流回路310(基準電流生成回路)、ローパスフィルタ(LPF)311、コンパレータ312(比較回路)、及びPチャネルMOSFET313を含む構成とすることができる。
コンパレータ312の非反転入力端子には、定電流回路310からの定電流IREFによって生成される基準電圧VREFが印加されている。また、コンパレータ312の反転入力端子には、電力増幅回路200の電流Iに応じた検出電圧VSENSEがLPF311を介して印加されている。なお、LPF311は、RF信号(RFIN)に応じて発振している検出電圧VSENSEを平滑化するために用いられている。また、コンパレータ312の出力端子が、PチャネルMOSFET313のゲートに接続されている。そして、PチャネルMOSFET313のドレインが、オペアンプ301の反転入力端子と接続されている。
このような構成のバイアス制御回路231では、検出電圧VSENSEが基準電圧VREFより高くなると、コンパレータ312の出力がローレベルになる。コンパレータ312の出力がローレベルになると、PチャネルMOSFET313がオンとなり、PチャネルMOSFET313からオペアンプ301の反転入力端子の方に制御電流ICTRLが流れ込む。オペアンプ301は、非反転入力端子と反転入力端子とが同電位となるように動作するため、制御電流ICTRLが流れ込むと、バイアス電圧VBIASが低下することとなる。バイアス電圧VBIASが低下することにより、NPNトランジスタ210,211に供給されるバイアス電流IB1,IB2が低減され、電力増幅回路200に流れる電流Iが制限されることとなる。
このように、PチャネルMOSFET313は、コンパレータ312の比較結果に基づいて、検出電圧VSENSEが基準電圧VREFより高い場合に、NPNトランジスタ210,211へのバイアス電圧またはバイアス電流を低減させるバイアス低減回路(第1のバイアス低減回路:電流回路)を構成している。
上述した構成の電力増幅モジュール103Aにおいては、電力増幅回路200内に、メインの電流増幅素子であるNPNトランジスタ210よりもサイズの小さいNPNトランジスタ211が設けられている。そして、該NPNトランジスタ211を流れる電流IC2を検出することにより、電力増幅回路200に流れる電流Iが制限される。従って、電力増幅回路200に電源を供給するための構成によらず、電力増幅回路200に流れる電流Iを制限することが可能となる。また、NPNトランジスタ210よりサイズの小さいNPNトランジスタ211を流れる電流IC2によって電力増幅回路200に流れる電流Iを検出するため、電流検出時の電力損失を小さくすることができる。
なお、図2に示した電力増幅モジュール103Aでは、電力増幅回路を1段の構成としたが、電力増幅回路は複数段の構成であってもよい。電力増幅回路を複数段の構成とする場合においては、最終段の電力増幅回路を、図2に示した電力増幅回路200と同等の構成とすることが好ましい。
図4は、バイアス生成回路230及びバイアス制御回路231の構成の他の一例を示す図である。なお、図3と同一の要素については、同一の番号を付して説明を省略する。
バイアス生成回路230は、図3に示した構成に加えて、抵抗400(第3の抵抗)を含んでいる。抵抗400の一端には、バンドギャップ基準電圧VBGが印加され、抵抗400の他端はオペアンプ301の非反転入力端子と接続されている。
バイアス制御回路231は、図3に示した構成におけるPチャネルMOSFET313の代わりに、NチャネルMOSFET410を含んでいる。コンパレータ312の非反転入力端子には、検出電圧VSENSEがLPF311を介して印加されている。また、コンパレータ312の反転入力端子には、定電流回路310からの定電流IREFによって生成される基準電圧VREFが印加されている。また、コンパレータ312の出力端子が、NチャネルMOSFET410のゲートに接続されている。また、NチャネルMOSFET410のドレインがオペアンプ301の非反転入力端子と接続されている。そして、NチャネルMOSFET410のドレインが、オペアンプ301の非反転入力端子と接続されている。
このような構成のバイアス制御回路231では、検出電圧VSENSEが基準電圧VREFより高くなると、コンパレータ312の出力がハイレベルになる。コンパレータ312の出力がハイレベルになると、NチャネルMOSFET410がオンとなり、抵抗400からNチャネルMOSFET410の方に制御電流ICTRLが引き抜かれる。これにより、抵抗400による電圧降下が生じ、オペアンプ301の非反転入力端子に印加される入力電圧VINが低下し、バイアス電圧VBIASも低下する。バイアス電圧VBIASが低下することにより、NPNトランジスタ210,211に供給されるバイアス電流IB1,IB2が低減され、電力増幅回路200に流れる電流Iが制限されることとなる。
このように、NチャネルMOSFET410は、コンパレータ312の比較結果に基づいて、検出電圧VSENSEが基準電圧VREFより高い場合に、NPNトランジスタ210,211へのバイアスを低減させるバイアス低減回路(第1のバイアス低減回路:電流回路)を構成している。
図5は、バイアス生成回路230及びバイアス制御回路231の構成の他の一例を示す図である。なお、図3または図4と同一の要素については、同一の番号を付して説明を省略する。
バイアス生成回路230は、バンドギャップ回路300及びオペアンプ301の他に、抵抗500(第4の抵抗)、抵抗501及びPチャネルMOSFET502,503を含んでいる。抵抗500の一端には、バンドギャップ基準電圧VBGが印加され、抵抗500の他端はオペアンプ301の非反転入力端子と接続されている。PチャネルMOSFET502のドレインは、抵抗501を介して接地されるとともに、オペアンプ301の反転入力端子と接続されている。また、PチャネルMOSFET503は、PチャネルMOSFET502と電流ミラー接続されている。なお、バイアス制御回路231は、図4に示した構成と同等の構成となっている。
このような構成のバイアス生成回路230では、オペアンプ301は、PチャネルMOSFET502のドレインの電圧が非反転入力端子に印加される入力電圧VINと等しくなるように動作する。従って、PチャネルMOSFET502には、入力電圧VINに応じた電流が流れることとなる。また、PチャネルMOSFET503は、PチャネルMOSFET502と電流ミラー接続されているため、PチャネルMOSFET503から出力されるバイアス電流IBIASも、入力電圧VINに応じたものとなる。このように、オペアンプ301、抵抗501、及びPチャネルMOSFET502,503は、入力電圧VINに応じたバイアス電流IBIASを生成する電流生成回路を構成している。
そして、バイアス制御回路231では、検出電圧VSENSEが基準電圧VREFより高くなると、コンパレータ312の出力がハイレベルになる。コンパレータ312の出力がハイレベルになると、NチャネルMOSFET410がオンとなり、抵抗500からNチャネルMOSFET410の方に制御電流ICTRLが引き抜かれる。これにより、抵抗500による電圧降下が生じ、オペアンプ301の非反転入力端子への入力電圧VINが低下する。オペアンプ301は、非反転入力端子と反転入力端子とが同電位となるように動作するため、入力電圧VINの低下に伴い、バイアス電流IBIASも低減することとなる。バイアス電流IBIASが低減することにより、NPNトランジスタ210,211に供給されるバイアス電流IB1,IB2が低減され、電力増幅回路200に流れる電流Iが制限されることとなる。
このように、NチャネルMOSFET410は、コンパレータ312の比較結果に基づいて、検出電圧VSENSEが基準電圧VREFより高い場合に、NPNトランジスタ210,211へのバイアスを低減させるバイアス低減回路(第1のバイアス低減回路:電流回路)を構成している。
図6は、バイアス生成回路230及びバイアス制御回路231の構成の他の一例を示す図である。なお、図5と同一の要素については、同一の番号を付して説明を省略する。
図6に示す構成は、図5に示した構成と比較して、バイアス生成回路230が抵抗500を備えていない点、及びバイアス生成回路230のPチャネルMOSFET503のドレインが、バイアス制御回路231のNチャネルMOSFET410のドレインと接続されている点を除き、同等である。
このような構成では、検出電圧VSENSEが基準電圧VREFより高くなると、バイアス制御回路231のコンパレータ312の出力がハイレベルになる。コンパレータ312の出力がハイレベルになると、NチャネルMOSFET410がオンとなり、制御電流ICTRLにより、バイアス生成回路230のPチャネルMOSFET503のドレインから出力される電流の一部が引き抜かれる。これにより、PチャネルMOSFET503のドレインから電力増幅回路200へ出力されるバイアス電流IBIASが低減することとなる。バイアス電流IBIASが低減することにより、NPNトランジスタ210,211に供給されるバイアス電流IB1,IB2が低減され、電力増幅回路200に流れる電流Iが制限されることとなる。
このように、NチャネルMOSFET410は、コンパレータ312の比較結果に基づいて、検出電圧VSENSEが基準電圧VREFより高い場合に、NPNトランジスタ210,211へのバイアスを低減させるバイアス低減回路(第1のバイアス低減回路:電流回路)を構成している。
以上、本実施形態について説明した。本実施形態によれば、電力増幅回路200内に、メインの電流増幅素子であるNPNトランジスタ210よりもサイズの小さいNPNトランジスタ211を設け、該NPNトランジスタ211を流れる電流IC2を検出することにより、電力増幅回路200に流れる電流Iを制限することができる。従って、電力増幅回路200に電源を供給するための構成によらず、電力増幅回路200に流れる電流Iを制限することが可能となる。また、NPNトランジスタ210よりサイズの小さいNPNトランジスタ211を流れる電流IC2によって電力増幅回路200に流れる電流Iを検出するため、電流検出時の電力損失を小さくすることができる。
また、本実施形態によれば、NPNトランジスタ210,211のサイズ比に応じたバイアス電流IB1,IB2がNPNトランジスタ210,211に供給される。これにより、NPNトランジスタ210,211の電流密度を等しくすることが可能となり、電力増幅回路200に流れる電流Iを精度良く制御することが可能となる。
また、本実施形態によれば、NPNトランジスタ210,211のサイズ比に応じた容量値のキャパシタ213,214を介してRF信号(RFIN)がNPNトランジスタ210,211に入力される。これにより、NPNトランジスタ210,211の電流密度を等しくすることが可能となり、電力増幅回路200に流れる電流Iを精度良く制御することが可能となる。
また、本実施形態によれば、電力増幅回路200に流れる電流を検出するための検出用の抵抗218と、基準電圧VREFを生成するための基準用の抵抗219とが同一チップ上に形成されている。これにより、検出用の抵抗218及び基準用の抵抗219の抵抗値のばらつきをキャンセルし、電力増幅回路200に流れる電流Iを精度良く制御することが可能となる。
図7は、電力増幅モジュール103の他の一例である電力増幅モジュール103B(第2の実施形態)を示す図である。なお、図2に示す電力増幅モジュール103Aと同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
図7に示すように、電力増幅モジュール103Bは、電力増幅モジュール103Aの電力増幅回路200及び制御回路201に代えて、電力増幅回路200A及び制御回路201Aを備える。
電力増幅回路200Aは、電力増幅回路200における抵抗219を含まない点を除き、電力増幅回路200と同一である。なお、電力増幅回路200Aは、抵抗219を含む構成であってもよい。
制御回路201Aは、制御回路201におけるバイアス生成回路230及びバイアス制御回路231に代えて、バイアス生成回路230A及びバイアス制御回路231Aを備える。
図8は、バイアス生成回路230A及びバイアス制御回路231Aの構成の一例を示す図である。なお、図3のバイアス生成回路230と同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
バイアス生成回路230Aは、オペアンプ301の非反転入力端子に印加される入力電圧VINを、抵抗302,303に応じたゲインで増幅し、バイアス電圧VBIASを生成する。定電流回路800(第1の定電流回路)は、定電流IREF1(第1の定電流)を生成する回路であり、抵抗801(第5の抵抗)と直列に接続されている。また、定電流回路800と抵抗801との間からは、バイアス制御回路231Aにより制御される調整電流IADJが引き抜かれる構成となっている。従って、抵抗801の抵抗値をRとすると、オペアンプ301の非反転入力端子に印加される入力電圧VINは、VIN=(IREF1−IADJ)×Rとなる。
バイアス制御回路231Aは、基準電圧生成回路810、制御電圧生成回路811、クランプ回路812、制御電流生成回路813、及びバイアス低減回路814を含む。
基準電圧生成回路810は、バイアス制御回路231Aにおいて用いられる複数の基準電圧を生成する。
制御電圧生成回路811は、検出電圧VSENSEに応じた制御電圧VCTRLを生成する。また、クランプ回路812は、制御電圧VCTRLを所定レベル以下にクランプする。
制御電流生成回路813は、クランプ回路812によってクランプされた制御電圧VCTRLに応じた制御電流ICTRLを生成する。
バイアス低減回路814(第2のバイアス低減回路)は、制御電流ICTRLに基づいてバイアス電圧VBIASを低減させる。具体的には、バイアス低減回路814は、制御電流ICTRLに応じた調整電流IADJを生成する。バイアス生成回路230Aでは、調整電流IADJの電流量に応じてバイアス電圧VBIASが低減される。
図9は、バイアス制御回路231Aの構成の一例を示す図である。図9を参照して、バイアス制御回路231Aの詳細について説明する。
基準電圧生成回路810は、オペアンプ900及び抵抗901〜905を含む。オペアンプ900の非反転入力端子には、バンドギャップ基準電圧VBGが印加される。また、オペアンプ900の反転入力端子は出力端子と接続されている。即ち、オペアンプ900はボルテージフォロアとなっており、出力端子にバンドギャップ基準電圧VBGが出力される。オペアンプ900の出力端子には、直列に接続された抵抗901,902が接続されている。抵抗901,902の接続点からは基準電圧VREF1が出力される。また、オペアンプ900の出力端子には、直列に接続された抵抗903〜905が接続されている。抵抗903,904の接続点からは基準電圧VREF2が出力され、抵抗904,905の接続点からは基準電圧VREF3が出力される。
制御電圧生成回路811は、オペアンプ910〜912、LPF913、及び抵抗914〜919を含む。
オペアンプ910の非反転入力端子には、基準電圧VREF1が印加される。オペアンプ910の反転入力端子には、検出電圧VSENSEが抵抗914を介して供給される。また、オペアンプ910の反転入力端子と出力端子との間には抵抗915が設けられている。オペアンプ910及び抵抗914,915は反転増幅回路を構成している。従って、オペアンプ910の出力端子から出力される電圧Vは、検出電圧VSENSEを反転増幅したレベルとなる。
オペアンプ911の非反転入力端子には、バンドギャップ基準電圧VBGが印加される。オペアンプ911の反転入力端子には、電圧Vが抵抗916を介して供給される。また、オペアンプ911の反転入力端子と出力端子との間には抵抗917が設けられている。オペアンプ911及び抵抗916,917は反転増幅回路を構成している。従って、オペアンプ911の出力端子から出力される電圧Vは、電圧Vを反転増幅したレベルとなる。即ち、オペアンプ911の出力端子から出力される電圧Vは、検出電圧VSENSEを増幅したレベルとなる。
オペアンプ912の非反転入力端子には、電圧VがLPF913を介して供給されるまた、オペアンプ912の反転入力端子は出力端子と接続されている。即ち、オペアンプ912はボルテージフォロアとなっている。
抵抗918,919は、分圧回路を構成しており、オペアンプ912の出力端子から出力される電圧を抵抗918,919の抵抗比で分圧した電圧Vを出力する。
クランプ回路812は、オペアンプ920及びNチャネルMOSFET921を含む。オペアンプ920の非反転入力端子には、基準電圧VREF2が印加される。オペアンプ920の反転入力端子は、NチャネルMOSFET921のドレインに接続されている。オペアンプ920の出力端子は、NチャネルMOSFET921のゲートに接続されている。NチャネルMOSFET921は、ドレインが電圧Vの出力ラインに接続され、ソースが接地される。このような構成により、クランプ回路812は、電圧Vを基準電圧VREF2以下にクランプする。
制御電流生成回路813は、オペアンプ930、PチャネルMOSFET931,932、及び抵抗933を含む。オペアンプ930の非反転入力端子には、クランプ回路812によってクランプされた電圧Vが印加される。オペアンプ930の反転入力端子は、抵抗933の一端に接続されている。PチャネルMOSFET931のソースには、バッテリ電圧VBATが印加される。PチャネルMOSFET931のドレインは、抵抗933の一端に接続されている。抵抗933は、一端がオペアンプ930の反転入力端子及びPチャネルMOSFET931のドレインと接続され、他端が接地されている。従って、PチャネルMOSFET931には、電圧Vに応じた電流Iが流れる。また、PチャネルMOSFET932は、PチャネルMOSFET931と電流ミラー接続されている。従って、PチャネルMOSFET932には、電圧Vに応じた電流I(制御電流)が流れる。
バイアス低減回路814は、定電流回路940及びNチャネルMOSFET941,942を含む。
定電流回路940(第2の定電流回路)は、オペアンプ950、PチャネルMOSFET951,952、NチャネルMOSFET953,954、及び抵抗955を含む。オペアンプ950の非反転入力端子には基準電圧VREF3が印加される。オペアンプ950の反転入力端子は、抵抗955の一端に接続されている。PチャネルMOSFET951のソースには、バッテリ電圧VBATが印加される。PチャネルMOSFET951のドレインは、抵抗955の一端に接続されている。抵抗955は、一端がオペアンプ950の反転入力端子及びPチャネルMOSFET951のドレインと接続され、他端が接地されている。従って、PチャネルMOSFET951には、基準電圧VREF3に応じた定電流が流れる。また、PチャネルMOSFET952は、PチャネルMOSFET951と電流ミラー接続されている。さらに、NチャネルMOSFET953は、ダイオード接続され、PチャネルMOSFET952と直列に接続されている。従って、NチャネルMOSFET953には、基準電圧VREF3に応じた定電流が流れる。また、NチャネルMOSFET954は、NチャネルMOSFET953と電流ミラー接続されている。従って、NチャネルMOSFET954には、基準電圧VREF3に応じた定電流I(第2の定電流)が流れる。
NチャネルMOSFET941は、ダイオード接続され、制御電流生成回路813のPチャネルMOSFET932と直列に接続されている。さらに、NチャネルMOSFET941のドレインは、定電流回路940のNチャネルMOSFET954のドレインと接続されている。従って、NチャネルMOSFET941には、電流Iが定電流Iより大きい場合に、その差分の電流(I−I)が流れる。また、NチャネルMOSFET942は、NチャネルMOSFET941と電流ミラー接続されている。従って、NチャネルMOSFET942には、電流Iと定電流Iとの差分に応じた調整電流IADJが流れる。
図10A〜図10Cを参照して、バイアス制御回路231A及びバイアス生成回路230Aの動作の一例について説明する。
図10Aは、検出電圧VSENSEと、電圧V,V,Vとの関係の一例を示す図である。図10Aにおいて、横軸は検出電圧VSENSE、縦軸は電圧V,V,Vの電圧値である。検出電圧VSENSEの上昇に伴い、電圧Vは下降し、電圧Vは上昇する。また、電圧Vは、電圧Vを分圧した電圧であるため、検出電圧VSENSEの上昇に伴い上昇する。ただし、検出電圧VSENSEがVS1以上の領域においては、電圧Vは、クランプ回路812によって、基準電圧VREF2にクランプされる。
図10Bは、検出電圧VSENSEと、電流I,I,IADJとの関係の一例を示す図である。図10Aにおいて、横軸は検出電圧VSENSE、縦軸は電流I,I,IADJの電流量である。電流Iは、電圧Vに応じた電流であるため、検出電圧VSENSEの上昇に伴い上昇する。ただし、電圧Vのクランプにより、電流Iもクランプされる。また、調整電流IADJは、電流Iが定電流Iより大きくなると(VSENSE>VS2)発生する。ただし、電流Iのクランプにより、調整電流IADJもクランプされる。
図10Cは、検出電圧VSENSEと、バイアス電圧VBIASとの関係の一例を示す図である。図10Cにおいて、横軸は検出電圧VSENSE、縦軸はVBIASである。図10Bに示したように、調整電流IADJは、電流Iが定電流Iより大きくなると(VSENSE>VS2)発生する。従って、検出電圧VSENSEが電圧VS2より大きい領域において、バイアス電圧VBIASは、検出電圧VSENSEの上昇に伴って下降する。これにより、電力増幅回路200Aに流れる電流Iを制限することが可能となる。また、図10Bに示したように、調整電流IADJは、所定レベル以下にクランプされる。従って、バイアス電圧VBIASは、所定レベル以上にクランプされる。従って、本実施形態によれば、バイアス電圧VBIASが低下しすぎて電力増幅回路200AのNPNトランジスタ210が動作を停止することを抑制することが可能となる。
なお、図10Cに示した、バイアス電圧VBIASの下限は、電圧V3のクランプされるレベル、即ち、基準電圧VREF2により調整することができる。従って、例えば、抵抗903〜905の抵抗値により、バイアス電圧VBIASの下限を調整することができる。また、図10Cに示した、バイアス電圧VBIASが下降する領域における傾きは、NチャネルMOSFET941,942のサイズ比によって調整することができる。
なお、本実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更/改良され得るととともに、本発明にはその等価物も含まれる。
100 送信ユニット
101 変調部
102 送信電力制御部
103A,103B 電力増幅モジュール
104 フロントエンド部
105 アンテナ
200,200A 電力増幅回路
201,201A 制御回路
202,212 整合回路
210,211 NPNトラジスタ
213,214 キャパシタ
215〜219,302,303,400,500,501,801,901〜905,914〜919,933,955 抵抗
230,230A バイアス生成回路
231,231A バイアス制御回路
300 バンドギャップ回路
301,900,910〜912,920,930 オペアンプ
310,800 定電流回路
311 ローパスフィルタ
312 コンパレータ
313,502,503,931,932,951,952 PチャネルMOSFET
410,920,941,942,953,954 NチャネルMOSFET
810 基準電圧生成回路
811 制御電圧生成回路
812 クランプ回路
813 制御電流生成回路
814 バイアス低減回路

Claims (17)

  1. 無線周波数信号を増幅して出力する第1の増幅トランジスタと、
    前記第1の増幅トランジスタと並列に接続され、前記第1の増幅トランジスタよりサイズが小さい第2の増幅トランジスタと、
    前記第1及び第2の増幅トランジスタにバイアス電圧またはバイアス電流を供給するバイアス回路と、
    前記第2の増幅トランジスタに流れる電流を検出する電流検出回路と、
    前記電流検出回路の検出結果に応じて前記バイアス回路から前記第1及び第2の増幅トランジスタに供給される前記バイアス電圧またはバイアス電流を制御するバイアス制御回路と、
    を備える電力増幅モジュール。
  2. 請求項1に記載の電力増幅モジュールであって、
    前記第2の増幅トランジスタのフィンガー数は、前記第1の増幅トランジスタのフィンガー数より少ない、
    電力増幅モジュール。
  3. 請求項2に記載の電力増幅モジュールであって、
    前記第1及び第2の増幅トランジスタの各フィンガーは、同一のエミッタサイズを有する、
    電力増幅モジュール。
  4. 請求項1に記載の電力増幅モジュールであって、
    前記バイアス回路は、前記第1及び第2の増幅トランジスタのサイズ比に応じたバイアス電流を前記第1及び第2の増幅トランジスタに供給するバイアス調整回路を含む、
    電力増幅モジュール。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載の電力増幅モジュールであって、
    前記無線周波数信号の前記第1の増幅トランジスタへの供給経路に設けられた第1のキャパシタと、
    前記無線周波数信号の前記第2の増幅トランジスタへの供給経路に設けられ、前記第1及び第2の増幅トランジスタのサイズ比に応じた、前記第1のキャパシタより小さい容量値を有する第2のキャパシタと、
    をさらに備える電力増幅モジュール。
  6. 請求項1〜5の何れか一項に記載の電力増幅モジュールであって、
    前記電流検出回路は、前記第2の増幅トランジスタと直列に接続され、前記第2の増幅トランジスタに流れる電流に応じた検出電圧を生成する抵抗である検出抵抗を含む、
    電力増幅モジュール。
  7. 請求項6に記載の電力増幅モジュールであって、
    所定レベルの基準電圧を生成する基準電圧生成回路をさらに備え、
    前記バイアス制御回路は、
    前記検出電圧を前記基準電圧と比較する比較回路と、
    前記比較回路の比較結果に基づいて、前記検出電圧が前記所定レベルより大きい場合に、前記バイアス電圧またはバイアス電流を低減させる第1のバイアス低減回路と、
    を含む電力増幅モジュール。
  8. 請求項7に記載の電力増幅モジュールであって、
    所定レベルの基準電流を生成する基準電流生成回路をさらに備え、
    前記基準電圧生成回路は、前記検出抵抗と同一チップ上に形成され、前記基準電流に基づいて前記基準電圧を生成する抵抗である基準抵抗を含む、
    電力増幅モジュール。
  9. 請求項7または8に記載の電力増幅モジュールであって、
    前記バイアス回路は、入力電圧に応じたバイアス電圧を生成する非反転増幅回路を含み、
    前記第1のバイアス低減回路は、前記検出電圧が前記所定レベルより大きい場合に、前記バイアス電圧が低減されるように前記非反転増幅回路を制御する、
    電力増幅モジュール。
  10. 請求項9に記載の電力増幅モジュールであって、
    前記非反転増幅回路は、前記バイアス電圧を出力する出力端子と、前記入力電圧が印加される非反転入力端子と、第1の抵抗を介して前記出力端子と接続され、第2の抵抗を介して接地される反転入力端子とを有するオペアンプを含み、
    前記第1のバイアス低減回路は、前記検出電圧が前記所定レベルより大きい場合に前記非反転増幅回路の前記反転入力端子に電流を流し込む電流回路を含む、
    電力増幅モジュール。
  11. 請求項9に記載の電力増幅モジュールであって、
    前記非反転増幅回路は、前記バイアス電圧を出力する出力端子と、第1の抵抗を介して前記出力端子と接続され、第2の抵抗を介して接地される反転入力端子と、第3の抵抗を介して前記入力電圧が印加される非反転入力端子とを有するオペアンプを含み、
    前記第1のバイアス低減回路は、前記検出電圧が前記所定レベルより大きい場合に、前記第3の抵抗と前記非反転増幅回路の前記非反転入力端子との間から接地に電流を流す電流回路を含む、
    電力増幅モジュール。
  12. 請求項7または8に記載の電力増幅モジュールであって、
    前記バイアス回路は、入力電圧に応じたバイアス電流を生成する電流生成回路を含み、
    前記バイアス低減回路は、前記検出電圧が前記所定レベルより大きい場合に、前記バイアス電流が低減されるように前記電流生成回路を制御する、
    電力増幅モジュール。
  13. 請求項12に記載の電力増幅モジュールであって、
    前記電流生成回路には、第4の抵抗を介して前記入力電圧が供給され、
    前記バイアス低減回路は、前記検出電圧が前記所定レベルより大きい場合に、前記第4の抵抗と前記電流生成回路との間から接地に電流を流し、前記電流生成回路に供給される前記入力電圧を低減させる電流回路を含む、
    電力増幅モジュール。
  14. 請求項12に記載の電力増幅モジュールであって、
    前記バイアス低減回路は、前記検出電圧が前記所定レベルより大きい場合に、前記バイアス電流の一部を接地に流す電流回路を含む、
    電力増幅モジュール。
  15. 請求項6に記載の電力増幅モジュールであって、
    前記バイアス制御回路は、
    前記検出電圧に応じた制御電圧を生成する制御電圧生成回路と、
    前記制御電圧を所定レベル以下にクランプするクランプ回路と、
    前記クランプ回路によってクランプされた前記制御電圧に応じた制御電流を生成する制御電流生成回路と、
    前記制御電流に基づいて前記バイアス電圧を低減させる第2のバイアス低減回路と、
    を含む電力増幅モジュール。
  16. 請求項15に記載の電力増幅モジュールであって、
    前記バイアス回路は、
    第1の定電流を出力する第1の定電流回路と、
    前記第1の定電流回路と直列に接続される第5の抵抗と、
    前記第5の抵抗の一端の電圧を増幅して出力する増幅回路と、
    を含み、
    前記第2のバイアス低減回路は、
    前記第1の定電流回路から前記第5の抵抗に入力される電流量を前記制御電流に基づいて制御する、
    電力増幅モジュール。
  17. 請求項16に記載の電力増幅モジュールであって、
    前記第2のバイアス低減回路は、
    第2の定電流を出力する第2の定電流回路を含み、前記第2の定電流より前記制御電流が大きい場合に、前記第2の定電流と前記制御電流との差に応じた電流を、前記第1の定電流回路と前記第5の抵抗との間から引き抜く、
    電力増幅モジュール。
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