JP2007221490A - ヘテロ接合バイポーラトランジスタを用いたrfパワーモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】HBTのエミッタ接地電流増幅率hFEの経時変化、温度依存性、バラツキ等に依存するRFパワーモジュールの電気的特性を補償すること。
【解決手段】化合物半導体集積回路GaAs ICでHBTのhFEに依存する基準用HBTQrefの基準電流をシリコン半導体集積回路Si ICのバイアス回路Bias Genの第1カレントミラーCM1の入力に供給する。Si ICのCM1の出力からのHBTのhFE減少に応答して増加する出力バイアス電流Ibiasによって、GaAs ICの出力用HBTQTOのベースをバイアスする。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線周波数の電力増幅に用いられるヘテロ接合バイポーラトランジスタを用いたRFパワーモジュールに関し、特に、ヘテロ接合バイポーラトランジスタの特性変化に依存するRFパワーモジュールの特性の補償に有益な技術に関する。
従来、ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(以下、HBTと言う)はバイポーラトランジスタのエミッタ・ベース接合にヘテロ接合を用い、ベース領域のバンドキャップよりもエミッタのバンドキャップを大きくしたものである。その結果、HBTはベースからエミッタへの少数キャリアの注入が少なく、エミッタ注入効率を高く保ちつつ、ベース不純物濃度を高くできる。従って、内部ベース抵抗を下げることができ、遮断周波数fを、従来のバイポーラトランジスタに比べて大幅に改善することができる。
一方、下記の非特許文献1では、GaAs/AlGaAsの化合物半導体のヘテロ接合を有するHBTの信頼性に関して議論がなされている。特に、HBTの電流増幅率等のデバイスパラメータ劣化は、汚染もしくはオーミック金属に関係した表面リークとデバイスショートと思われるエミッタ・ベース間空間電荷領域に関係した劣化を示唆していると報告されている。
シリコンで構成されたバイポーラトランジスタの電流増幅率βが正の温度依存性を有するので、温度上昇によってエミッタ接地電流増幅率は増加する。これに対して、HBTのエミッタ接地電流増幅率が負の温度依存性を有し、温度上昇によってエミッタ接地電流増幅率が低下することも、下記の特許文献1に記載されている。
M.E.Kim et al "GaAs Heterojunction Bipolar Transistor Device and IC Technology for High−Performnance Analog and Microwave Applications" IEEE Transactions ON MICROWAVE THEORY AND TECHNIQUES, VOL.37, NO.9, SEPTEMBER 1989. PP.1286−1303.
本発明に先立って、本発明者等は携帯電話端末装置に使用されるRFパワーモジュールの開発に従事した。このRFパワーモジュールに搭載されるパワーアンプは、HBTをパワー増幅トランジスタとして使用する。図6は、HBTの電気的特性で重要なデバイスパラメータの1つであるエミッタ接地電流増幅率hFEの経時変化を示す図である。同図において、コレクタ電流密度Iceは0.2KA/cmと比較的大きな電流密度での測定となっている。同図の縦軸は、エミッタ接地電流増幅率hFEの初期値hFE(0)を所定のテスト時間を経過したエミッタ接地電流増幅率hFEの経時値hFE(t)を割った値をパーセントで表示したものであり同図の横軸は時間を単位としたテスト時間である。同図より、比較的大きな電流密度の20時間の動作により、HBTのエミッタ接地電流増幅率hFEが10%以上も劣化が生じるデバイスも含まれることが理解できる。HBTのデバイス量産時には、このようなエミッタ接地電流増幅率hFEの経時変化量の大きなデバイスもある一方、経時変化量の比較的小さなデバイスもある。
このようなエミッタ接地電流増幅率hFEの経時変化の大きなHBTをデバイス量産時の加速試験でスクリーニングすることも、検討された。しかし、経時変化量の大小のバラツキを考慮すると、スクリーニング加速試験を何時間のテスト時間とすべきかを、決定できないという問題も判明した。
また、携帯電話端末装置に使用されるRFパワーモジュールでは、基地局と携帯電話端末装置との間の通信距離に比例してRFパワーモジュールの送信電力の値を制御する自動パワー制御(APC)が行われる。このAPC制御では、APC制御電圧Vapcによってパワー増幅トランジスタのバイアス電圧を制御して、所望のレベルの送信電力に設定する。RFパワーモジュールの送信電力レベルは、出力パワー検出器により検出され、このパワー検出信号がRF ICのようなRFアナログ信号処理ユニットを介してベースバンドLSI等のベースバンド信号処理ユニットから供給される送信パワーレベル指示信号としてのランプ電圧Vrampと比較され、この比較結果からAPC制御電圧Vapcが生成される。APC制御電圧Vapcがパワー増幅トランジスタのバイアス電圧を負帰還制御することによって、パワー検出信号がランプ電圧Vrampと一致するようになり、所望の送信電力レベルへの設定が可能となる。
しかし、RFパワーモジュールのHBTのエミッタ接地電流増幅率hFEの値のバラツキは、APC制御電圧Vapcに対するパワー増幅トランジスタの直流バイアス電流のバラツキを引き起こす。RFパワーモジュールの送信電力自体は、APC負帰還制御の採用によりランプ電圧Vrampに従って所望のレベルに正確に設定される。しかし、その際のパワー増幅トランジスタの直流バイアス電流のバラツキは、RFパワーモジュールの消費電力のバラツキを引き起こすことが判明した。
また、冒頭に説明したように、HBTのエミッタ接地電流増幅率は、負の温度依存性を有する。従って、RFパワーモジュールの送信電力の増大による温度上昇によって、HBTの温度が上昇すると、HBTのエミッタ接地電流増幅率hFEが低下する。すると、RFパワーモジュールの送信電力レベルが低下する。すると低下した送信電力レベルを回復するために、APC制御電圧Vapcが上昇する。この時に、パワー増幅トランジスタの直流バイアス電流が増加するので、RFパワーモジュールの消費電力が増大するという問題も判明した。
従って、本発明者等は、本発明に先立って下記のような検討を行った。この検討段階のRFパワーモジュールでは、送信出力信号を出力するパワー増幅トランジスタとしての出力用ヘテロ接合バイポーラトランジスタが形成された化合物半導体集積回路の化合物半導体チップ上に基準用ヘテロ接合バイポーラトランジスタが形成される。出力用HBTと基準用HBTとは化合物半導体チップ上で同一プロセスにより形成されるので、出力用HBTと基準用HBTとのエミッタ接地電流増幅率の経時変化、温度依存性、バラツキ等は互いに略等しくなる。従って、基準用HBTは、出力用HBTのエミッタ接地電流増幅率の経時変化、温度依存性、バラツキ等をモニタするレプリカデバイスとして機能する。エミッタ接地電流増幅率の値に依存する基準用HBTの基準電流を化合物半導体チップ内部の補償回路の入力に供給することによって、補償回路の出力からエミッタ接地電流増幅率の値と逆比例する出力バイアス電流を出力用HBTのベースに供給する。その結果、出力用HBTのエミッタ接地電流増幅率hFEが低下したとしても、出力用HBTのコレクタ電流が略一定に維持される。これは、エミッタ接地電流増幅率hFEの低下により、補償回路の出力からのエミッタ接地電流増幅率の値と逆比例のバイアス電流が増加するので、出力用HBTのコレクタ電流が略一定に維持されることが可能となる。
ところで、GaAs/AlGaAs等の化合物半導体で形成されるHBTでは相補関係にあるNPN型HBT/PNP型HBTを構成する場合、一般的に出力用HBTはNPN型HBTであるので、基準用HBTもNPN型HBTとなる。従って、レプリカデバイスとしての基準用HBTの基準電流は、基準用HBTを介して接地電位に流入する流入電流となる。一方、出力用HBTのベースに供給される補償回路の出力からの出力バイアス電流は、補償回路を介して電源電圧から流れる流出電流となる。一般に、流入電流から流出電流の生成は、PNP型バイポーラトランジスタによって構成されたカレントミラーが使用される。しかし、GaAs/AlGaAs等の化合物半導体で構成されるHBTでは複雑な材料プロセスの制限によって、相補関係にあるNPN型HBT/PNP型HBTのシングルチップへの集積化は困難である。
また、RFパワーモジュールの出力用HBTには、上述のようなAPCバイアス制御が必要である。また、上述したように、出力用HBTにはエミッタ接地電流増幅率の経時変化、温度依存性、バラツキ等の影響を低減する補償バイアス制御も必要である。従って、この補償バイアス制御は、APCバイアス制御と整合性を持つものでなければならない。
従って、本発明は、上記のような本発明者等による本発明に先立った検討結果を基にしてなされたものである。従って、本発明の基本的な目的とするところは、HBTのエミッタ接地電流増幅率の経時変化、温度依存性、バラツキ等に依存するRFパワーモジュールの電気的特性を補償することにある。また、本発明のその他の目的は、APCバイアス制御と整合性を有するHBTのエミッタ接地電流増幅率の経時変化、温度依存性、バラツキ等の影響を低減するHBTのベースバイアス補償制御技術を提供することにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴とは、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りである。
すなわち、本発明のひとつの形態によるRFパワーモジュール(RF_PA_MD)は、化合物半導体集積回路(GaAs IC)と、シリコン半導体集積回路(Si IC)とを含む。
化合物半導体集積回路(GaAs IC)は、RFパワーモジュール(RF_PA_MD)の送信出力信号を出力するパワー増幅トランジスタとしての出力用ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(QTO)と、このトランジスタ(QTO)と同一製造プロセスにより形成された基準用ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(Qref)とを化合物半導体チップ上に含む。出力用ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(QTO)はエミッタ接地で動作し、基準用ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(Qref)はエミッタで動作して、基準用ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(Qref)にはそのエミッタ接地電流増幅率(hFE)の値に依存する基準電流(IQref)が流れるものである。
シリコン半導体集積回路(Si IC)は、出力用ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(QTO)のためのバイアス回路(Bias Gen)をシリコン半導体基板上に含む。バイアス回路(Bias Gen)は、基準用ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(Qref)の基準電流(IQref)が入力電流として入力されることによってエミッタ接地電流増幅率(hFE)の減少に応答して増加する出力バイアス電流(Ibias)を生成する第1カレントミラー(CM1)を含む。
RFパワーモジュール(RF_PA_MD)の内部で、化合物半導体集積回路(GaAs IC)の基準用ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(Qref)の基準電流(IQref)が流れる外部基準出力端子(T2)とシリコン半導体集積回路(Si IC)のバイアス回路(Bias Gen)の第1カレントミラー(CM1)の入力端子(T2´)とが電気的に接続され、シリコン半導体集積回路(Si IC)のバイアス回路(Bias Gen)の第1カレントミラー(CM1)の出力端子(T3´)と出力用ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(QTO)のベースに接続された化合物半導体集積回路(GaAs IC)の外部端子(T3)とが電気的に接続される(図1参照)。
本発明の前記ひとつの形態の手段によれば、化合物半導体集積回路(GaAs IC)では、化合物半導体チップ上で出力用ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(QTO)と基準用ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(Qref)とは同一製造プロセスにより形成されているので、両者のエミッタ接地電流増幅率hFEの経時変化、バラツキ等は略同等となる。また、両者は1つの化合物半導体チップ内部で略同等の温度となっているので、両者のエミッタ接地電流増幅率hFEの温度依存性も略同等となる。従って、出力用ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(QTO)のエミッタ接地電流増幅率hFEが経時変化、温度依存性、バラツキ等によって目標値よりも低下すると、基準用ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(Qref)のエミッタ接地電流増幅率hFEも略同等量低下する。基準用ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(Qref)のエミッタ接地電流増幅率hFEの低下により、基準用ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(Qref)の基準電流(IQref)が変化する。しかし、バイアス回路(Bias Gen)の第1カレントミラー(CM1)の出力端子(T3´)から出力される出力バイアス電流(Ibias)が逆に増加し、この出力バイアス電流(Ibias)によって出力用ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(QTO)のベース(T3)のバイアス電圧が増加する。従って、出力用ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(QTO)のベース(T3)のエミッタ接地電流増幅率(hFE)が低下しても、ベースのバイアス電圧が上昇しているので、出力用ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(QTO)のコレクタ電流は略一定に維持される。その結果、HBTのエミッタ接地電流増幅率の経時変化、温度依存性、バラツキ等に依存するRFパワーモジュールの電気的特性を補償することが可能となる。また、流入電流である基準電流(IQref)から流出電流である出力バイアス電流(Ibias)の生成は、シリコン半導体集積回路(Si IC)のバイアス回路(Bias Gen)の第1カレントミラー(CM1)により極めて容易に実現することが可能となる(図1参照)。
本発明の具体的な形態によるRFパワーモジュール(RF_PA_MD)では、シリコン半導体集積回路(Si IC)のバイアス回路(Bias Gen)は第2カレントミラー(CM2)を含む。第2カレントミラー(CM2)の入力にバイアス電流(Iapc)と基準用ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(Qref)のコレクタに流れる基準電流(IQref)が入力されることにより、第2カレントミラー(CM2)の出力から生成される第2カレントミラー出力電流はバイアス電流(Iapc)の増加により増加する一方、第2カレントミラー出力電流は基準電流(IQref)の減少により増加する。第2カレントミラー(CM2)の第2カレントミラー出力電流は第1カレントミラー(CM1)の入力端子に供給され、第1カレントミラー(CM1)の出力端子から出力バイアス電流(Ibias)が出力される(図2参照)。
本発明のより具体的な形態によるRFパワーモジュール(RF_PA_MD)では、シリコン半導体集積回路(Si IC)は、RFパワーモジュール(RF_PA_MD)の送信電力(RFPout)に関係した出力パワー検出信号(Vdet)と送信パワーレベル指示信号(Vramp)とを比較する比較器(Err_AmP)と、比較器(Err_Amp)からの出力電圧をバイアス電流(Iapc)に変換する電圧・電流変換器(V/I)とからなるAPC制御回路(APC_Cnt)を含む。APC制御回路(APC_Cnt)からのバイアス電流(Iapc)と基準用ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(Qref)のコレクタに流れる基準電流(IQref)とがバイアス回路(Bias Gen)の第2カレントミラー(CM2)に入力される(図2参照)。
本発明の前記より具体的な形態によれば、APCバイアス制御と整合性を有するHBTのエミッタ接地電流増幅率の経時変化、温度依存性、バラツキ等の影響を低減するHBTのベースバイアス補償制御技術を提供することが可能となる(図2参照)。
本発明の更に具体的な形態によるRFパワーモジュール(RF_PA_MD)では、化合物半導体集積回路(GaAs IC)の出力用ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(QTO)と基準用ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(Qref)とはNPN型であり、シリコン半導体集積回路(Si IC)のバイアス回路(Bias Gen)の第1カレントミラー(CM1)の入力トランジスタ(Qpin)と出力トランジスタ(Qpout)とはPチャンネル電界効果トランジスタである(図1、図2参照)。
本発明の最も具体的な形態によるRFパワーモジュール(RF_PA_MD)では、化合物半導体集積回路(GaAs IC)の出力用ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(QTO)は第1周波数帯域(GSM)の第1送信信号(RFPout1)を出力する第1出力用ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(QTO1)と第2周波数帯域(GSM)の第2送信信号(RFPout2)を出力する第2出力用ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(QTO2)とを含む。第1出力用ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(QTO1)と第2出力用ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(QTO2)とは、基準用ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(Qref)と同一製造プロセスにより形成されている。シリコン半導体集積回路(Si IC)のバイアス回路(Bias Gen)の第1カレントミラー(CM1)の出力端子(T3´、T6´)からの出力バイアス電流(Ibias)が化合物半導体集積回路(GaAs IC)の第1および第2の出力用ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(QTO1、QTO2)のベースに供給される(図3参照)。
本発明の最も具体的な形態によるRFパワーモジュール(RF_PA_MD)では、シリコン半導体集積回路(Si IC)のバイアス回路(Bias Gen)は、所定の基準ベース電流(ICS1)を出力端子(T1´)に生成する基準電流生成回路(CS1)を含む。シリコン半導体集積回路(Si IC)のバイアス回路(Bias Gen)の基準電流生成回路(CS1)の出力端子(T1´)と基準用ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(Qref)に接続された化合物半導体集積回路(GaAs IC)の外部基準入力端子(T1)とが電気的に接続される(図1、図2、図3、図4参照)。
本発明の前記最も具体的な形態の手段によれば、シリコン半導体集積回路(Si IC)のバイアス回路(Bias Gen)の基準電流生成回路(CS1)の出力端子(T1´)からの所定の基準ベース電流(ICS1)が供給される化合物半導体集積回路(GaAs IC)の外部基準入力端子(T1)に基準用ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(Qref)のベースが接続され、基準用ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(Qref)のコレクタと外部基準出力端子(T2)とに流れる基準電流(IQref)がシリコン半導体集積回路(Si IC)のバイアス回路(Bias Gen)の第1カレントミラー(CM1)の入力端子へ供給される(図2、図3、図4参照)。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りである。
すなわち、本発明によれば、HBTのエミッタ接地電流増幅率の経時変化、温度依存性、バラツキ等に依存するRFパワーモジュールの電気的特性を補償することができる。
≪RFパワーモジュールの原理的な構成≫
図1は、本発明の原理的な実施形態によるRFパワーモジュールの構成を示す図である。
同図に示すように、このRFパワーモジュールRF_PA_MDは、化合物半導体集積回路GaAs ICと、シリコン半導体集積回路Si ICとを含む。化合物半導体集積回路GaAs ICは、RFパワーモジュールRF_PA_MDの送信入力信号RFPinを受け、送信出力信号RFPoutを出力するパワー増幅トランジスタとしての出力用ヘテロ接合バイポーラトランジスタQTOと、このトランジスタQTOと同一製造プロセスにより形成された基準用ヘテロ接合バイポーラトランジスタQrefとを、化合物半導体チップ上に含む。出力用ヘテロ接合バイポーラトランジスタQTOはエミッタ接地で動作し、基準用ヘテロ接合バイポーラトランジスタQrefもエミッタ接地で動作する。シリコン半導体集積回路Si ICは、バイアス回路Bias Genを含む。バイアス回路Bias Genは、基準用HBTQrefのエミッタ接地電流増幅率の値に依存する基準用HBTQrefの基準電流IQrefが入力電流として入力されることによってエミッタ接地電流増幅率の減少に応答して増加する出力バイアス電流Ibiasを生成する第1カレントミラーCM1を含む。RFパワーモジュールRF_PA_MDの内部で、基準用HBTQrefのベースに接続された化合物半導体集積回路GaAs ICの外部基準出力端子T2とシリコン半導体集積回路Si ICのバイアス回路Bias Genの第1カレントミラーCM1の入力端子T2´とが電気的に接続され、シリコン半導体集積回路Si ICのバイアス回路Bias Genの第1カレントミラーCM1の出力端子T3´と化合物半導体集積回路GaAs ICの出力用HBTQTOのベースT3とが電気的に接続される。
基準用HBTQrefのベースは、外部基準出力端子T2、外部端子T2´を介して、シリコン半導体集積回路Si ICのバイアス回路Bias Genの第1カレントミラーCM1の入力端子に接続されている。また、基準用HBTQrefのコレクタは、外部基準入力端子T1、外部端子T1´を介してシリコン半導体集積回路Si ICのバイアス回路Bias Genの基準電流生成回路CS1の出力端子とモジュール内部で電気的に接続されている。基準電流生成回路CS1は、所定の電流値を持つ基準ベース電流ICS1を生成する定電流源により構成されることができる。その結果、化合物半導体集積回路GaAs ICの基準用HBTQrefのエミッタ接地電流増幅率をhFEとすると、この基準用HBTQrefのベース基準電流IQrefはIQref=ICS1/hFEとなる。流入電流である基準用HBTQrefのベース基準電流IQrefは、外部基準出力端子T2、外部端子T2´を介して、シリコン半導体集積回路Si ICのバイアス回路Bias Genの第1カレントミラーCM1の入力端子の入力電流となる。従って、この入力電流である基準用HBTQrefのベース基準電流IQrefに比例した出力バイアス電流Ibiasが、第1カレントミラーCM1の出力端子T3´からの流出電流として出力される。第1カレントミラーCM1の出力端子T3´からの出力バイアス電流Ibiasは、化合物半導体集積回路GaAs ICの出力端子T3を介して出力用HBTQTOの入力電流としてベースへ供給される。
一方、化合物半導体集積回路GaAs ICでは、化合物半導体チップ上で出力用ヘテロ接合バイポーラトランジスタQTOと基準用ヘテロ接合バイポーラトランジスタQrefとは同一製造プロセスにより形成されているので、両者のエミッタ接地電流増幅率hFEの経時変化、バラツキ等は略同等となる。また、両者は1つの化合物半導体チップ内部で略同等の温度となっているので、両者のエミッタ接地電流増幅率hFEの温度依存性も略同等となる。従って、出力用HBTQTOのエミッタ接地電流増幅率hFEが経時変化、温度依存性、バラツキ等によって目標値よりも低下すると、基準用HBTQrefのエミッタ接地電流増幅率hFEも略同等量低下する。基準用HBTQrefのエミッタ接地電流増幅率hFEの低下により、基準用HBTQrefのベース基準電流IQref(IQref=ICS1/hFE)が増加する。従って、バイアス回路Bias Gen第1カレントミラーCM1の出力端子T3から出力される出力バイアス電流Ibiasが同様に増加し、出力用HBTQTOのベースT3のバイアス電圧が増加する。従って、出力用HBTQTOのエミッタ接地電流増幅率hFEが低下しても、ベースバイアスが上昇しているので、出力用HBTQTOのコレクタ電流は略一定に維持される。その結果、出力用HBTのエミッタ接地電流増幅率の経時変化、温度依存性、バラツキ等に依存するRFパワーモジュールの電気的特性を補償することが可能となる。
尚、シリコン半導体集積回路Si ICのバイアス回路Bias Genでベースにバイアス電圧Vbが印加されたバイポーラトランジスタQ0、Q1は、化合物半導体集積回路GaAs ICの基準用HBTQrefへの印加電圧を低減するために挿入されている。バイポーラトランジスタQ1のコレクタ・エミッタ経路を介して、基準電流生成回路CS1からの基準ベース電流ICS1が基準用HBTQrefのコレクタに供給される。また、バイポーラトランジスタQ0のコレクタ・エミッタ経路を介して基準用HBTQrefの基準電流IQrefが、第1カレントミラーCM1の入力に供給される。
≪RFパワーモジュールの具体的な構成≫
図2は、本発明のひとつの実施形態によるRFパワーモジュールの具体的な構成を示す図である。
同図に示すように、このRFパワーモジュールRF_PA_MDは、化合物半導体集積回路GaAs ICと、シリコン半導体集積回路Si ICとを含む。化合物半導体集積回路GaAs ICは、RFパワーモジュールRF_PA_MDの送信入力信号RFPinを受け、送信出力信号RFPoutを出力するパワー増幅トランジスタとしての出力用ヘテロ接合バイポーラトランジスタQTOと、このトランジスタQTOと同一製造プロセスにより形成された基準用ヘテロ接合バイポーラトランジスタQrefとを、化合物半導体チップ上に含む。出力用HBTQTOはエミッタ接地で動作し、基準用HBTQrefもエミッタ接地で動作する。シリコン半導体集積回路Si ICは、バイアス回路Bias Genを含む。バイアス回路Bias Genは、基準用HBTQrefのエミッタ接地電流増幅率の値に依存する基準用HBTQrefの基準電流IQrefが入力電流として入力されることによってエミッタ接地電流増幅率の減少に応答して増加する出力バイアス電流Ibiasを生成する第1カレントミラーCM1を含む。RFパワーモジュールRF_PA_MDの内部で、基準用HBTQrefのコレクタに接続された化合物半導体集積回路GaAs ICの外部基準出力端子T2とシリコン半導体集積回路Si ICのバイアス回路Bias Genの第2カレントミラーCM2の入力端子T2´とが電気的に接続され、シリコン半導体集積回路Si ICのバイアス回路Bias Genの第1カレントミラーCM1の出力端子T3´と出力用HBTQTOのベースに接続された化合物半導体集積回路GaAs ICの外部端子T3とが電気的に接続される。尚、化合物半導体集積回路GaAs ICの外部端子T15には、電力増幅されるべきRF入力信号RFPinがRF ICのようなRFアナログ信号処理ユニットから供給され、入力整合回路Frt_matchの入力に供給される。入力整合回路Frt_matchの出力からのRF入力信号は、結合容量Cfを介して初段アンプのHBTQfのベースに供給される。初段のHBTQfのベースには抵抗Rbfを介してバイアス電圧Vbiasが供給される一方、初段HBTQfのコレクタは負荷であるインダクターLfを介して外部端子T9の電源電圧Vccに接続され、段間整合回路Int_matchの入力にも接続されている。段間整合回路Int_matchからのRF信号は、結合容量Coを介して出力段アンプの初段Qoのベースに供給される。出力段HBTQoのベースは抵抗Rboを介して外部端子T3に接続される一方、出力段HBTQoのコレクタは負荷であるインダクターLOを介して外部端子T9の電源電圧Vccに接続され、出力整合回路Out_matchの入力にも接続されている。出力段HBTQoのコレクタからのRF増幅出力信号は、出力整合回路Out_matchと出力容量Coutとを介して外部端子T10から得られる。化合物半導体集積回路GaAs ICの外部端子T14は接地端子であって、RFパワーモジュールRF_PA_MDの接地ラインに接続される。初段HBTQfや出力段HBTQoと同一製造プロセスでGaAs半絶縁性基板上に形成された基準用HBTQrefのベースとコレクタとは外部基準入力端子T1、外部基準出力端子T2にそれぞれ接続され、基準用HBTQrefのエミッタは外部端子T14を介して接地される。出力容量Coutを介して外部端子T10から得られたRF増幅出力信号は、アンテナスイッチAntSwを介して携帯電話端末装置の送信用アンテナANTに送信電力RFPoutとして供給される。外部端子T10にはパワー検出カップラーCplが接続されることにより、パワー検出カップラーCplからパワー検出信号Pdetが生成される。このパワー検出信号Pdetは、シリコン半導体集積回路Si ICの外部端子T11´に供給される。尚、化合物半導体集積回路GaAs ICのGaAs半絶縁性基板の表面には、負荷インダクターLf、LOがスパイラルインダクターにより形成され、整合回路Frt_match、Int_match、Out_matchの容量やコイルも形成され、ベース抵抗Rbf、RbOや結合容量Cf、CO、Coutも形成されている。
シリコン半導体集積回路Si ICは、RFパワーモジュールRF_PA_MDの送信電力RFPoutに関係した出力パワー検出信号Vdetと送信パワーレベル指示信号Vrampとを比較する比較器Err_AmPと、比較器Err_Ampからの出力電圧をバイアス電流Iapcに変換する電圧・電流変換器V/IとからなるAPC制御回路APC_Cntを含む。APC制御回路APC_Cntからのバイアス電流Iapcと基準用ヘテロ接合バイポーラトランジスタQrefのコレクタに流れる基準電流IQrefとが、バイアス回路Bias Genの第2カレントミラーCM2の入力に入力される。すなわち、シリコン半導体集積回路Si ICでは、外部端子T11´に供給されたパワー検出信号Pdetのレベルをパワーレベル検出器Detが検出する。パワーレベル検出器Detの出力は検波増幅器Det_Ampで増幅され、検波増幅器Det_Ampの出力は比較器Err_Ampの反転入力端子(−)に供給される。比較器Err_Ampの非反転入力端子(+)には、RF ICのようなRFアナログ信号処理ユニットを介してベースバンドLSI等のベースバンド信号処理ユニットから外部端子T12´に供給される送信パワーレベル指示信号としてのランプ電圧Vrampが供給され、比較器Err_Ampの出力よりAPC制御電圧Vapcが生成される。比較器Err_Ampの出力のAPC制御電圧Vapcは、電圧・電流変換器V/Iによりバイアス電流としてのAPC制御電流Iapcに変換される。シリコン半導体集積回路Si ICのバイアス回路Bias Genの第2カレントミラーCM2の入力にAPC制御電流Iapcが供給される一方、この入力は外部基準出力端子T2´、外部端子T2を介して化合物半導体集積回路GaAs IC内部の基準用HBTQrefのコレクタに接続されている。また、基準用HBTQrefのベースは、外部基準入力端子T1、外部端子T1´を介してシリコン半導体集積回路Si ICのバイアス回路Bias Genの基準電流生成回路CS1の出力端子とモジュール内部で電気的に接続されている。基準電流生成回路CS1は、所定の電流値を持つ基準ベース電流ICS1を生成する定電流源により構成されることができる。その結果、化合物半導体集積回路GaAs ICの基準用HBTQrefのエミッタ接地電流増幅率をhFEとすると、この基準用HBTQrefのコレクタ基準電流IQrefは、IQref=hFE・ICS1となる。この基準用HBTQrefのコレクタ基準電流IQrefは、外部端子T2、T2´を介して、シリコン半導体集積回路Si ICのバイアス回路Bias Genの第2カレントミラーCM2の入力電流となる。シリコン半導体集積回路Si ICのバイアス回路Bias Genの第2カレントミラーCM2の入力トランジスタQbinにはAPC制御電流Iapcからコレクタ基準電流IQrefを減算した値の電流が流れるので、第2カレントミラーCM2の出力トランジスタQboutには減算した値に比例した電流が流れる。第2カレントミラーCM2の出力トランジスタQboutの比例電流が第1カレントミラーCM1の入力トランジスタQpinを構成するPチャンネルMOSFETに流れるので、第1カレントミラーCM1の出力トランジスタQpoutを構成するPチャンネルMOSFETに流れる出力バイアス電流Ibiasも減算した値に比例するようになる。尚、第2カレントミラーCM2の入力トランジスタQbinと出力トランジスタQpoutとをPチャンネルMOSFETではなく、ラテラルPNP型バイポーラトランジスタで構成することも考えられる。しかし、ラテラルPNP型バイポーラトランジスタのエミッタ接地電流増幅率hFEは、バーチカル型バイポーラトランジスタのエミッタ接地電流増幅率hFEよりもはるかに低い値である。従って、第2カレントミラーCM2の入力電流と出力電流の比(カレントミラー比)が、ラテラルPNP型バイポーラトランジスタの大きなベース電流によりオフセット誤差を持つことになる。その点で、第2カレントミラーCM2の入力トランジスタQbinと出力トランジスタQpoutとをPチャンネルMOSFETで構成することが有利となる。
一方、化合物半導体集積回路GaAs ICでは、化合物半導体チップ上で出力用ヘテロ接合バイポーラトランジスタQTOと基準用ヘテロ接合バイポーラトランジスタQrefとは同一製造プロセスにより形成されているので、両者のエミッタ接地電流増幅率hFEの経時変化、バラツキ等は略同等となる。また、両者は1つの化合物半導体チップ内部で略同等の温度となっているので、両者のエミッタ接地電流増幅率hFEの温度依存性も略同等となる。従って、出力用HBTQTOのエミッタ接地電流増幅率hFEが経時変化、温度依存性、バラツキ等によって目標値よりも低下すると、基準用HBTQrefのエミッタ接地電流増幅率hFEも略同等量低下する。基準用HBTQrefのエミッタ接地電流増幅率hFEの低下により、基準用HBTQrefのコレクタ電流IQrefが低下する。しかし、バイアス回路Bias Genの第1カレントミラーCM1の出力トランジスタQpoutから出力される出力バイアス電流Ibiasが逆に増加する。従って、この出力バイアス電流Ibiasにより出力用HBTQTOのベースT3のバイアス電圧が増加する。従って、出力用HBTQTOのエミッタ接地電流増幅率hFEが低下しても、ベースのバイアス電圧が上昇するので、出力用HBTQTOのコレクタ電流は略一定に維持される。その結果、出力用HBTのエミッタ接地電流増幅率の経時変化、温度依存性、バラツキ等に依存するRFパワーモジュールの電気的特性を補償することが可能となる。
図5は、図2に示したRFパワーモジュールRF_PA_MDの出力用ヘテロ接合バイポーラトランジスタQTOのエミッタ接地電流増幅率hFEが目標値から−30%変化し、また0%変化し、さらに+30%変化した際のAPC制御電圧Vapcの変化に対する出力用HBTQTOのコレクタでの出力電流Ioutの変化を示したものである。図5より、出力用HBTQTOのエミッタ接地電流増幅率hFEが大幅に変化しても、出力用HBTQTOのコレクタ出力電流Ioutの変化は極めて小さいことが理解される。このようにして、HBTのエミッタ接地電流増幅率の経時変化、温度依存性、バラツキ等に依存するRFパワーモジュールの電気的特性を補償することが可能となる。
尚、図2において、出力用HBTQTOのベースに接続された抵抗Rboは電流集中防止のためのベースバラスト抵抗である。また、基準用HBTQrefのベースの抵抗RbTQrefは出力用HBTQTOのベースバラスト抵抗Rboに対応して接続されたものである。
≪その他の実施形態によるRFパワーモジュール≫
図3は、本発明の他のひとつの実施形態によるRFパワーモジュールの構成を示す図である。
同図に示すように、GSM(Global Systems for Mobile communications)の900MHzの周波数帯域の送信信号RFPin1とDCS(Digital Communication System)の1800MHzの周波数帯域の送信信号RFPin2とのふたつの周波数帯域の送信信号RFPin1、RFPin2を送信可能なように、このRFパワーモジュールが構成されている。ある時間帯ではGSM900MHz周波数帯域の送信信号RFPin1が化合物半導体集積回路GaAs ICの外部端子T15Aに供給され、別の時間帯ではDCS1800MHz周波数帯域の送信信号RFPin2が化合物半導体集積回路GaAs ICの外部端子T15Bに供給される。外部端子T15Aに供給されたGSM900MHzの周波数帯域の送信信号RFPin1は初段のHBTQf1、中間段のHBTQi1、最終出力段のHBTQO1で順次増幅されて、出力整合回路Out_match1と出力容量Cout1とを介して出力端子T10AからGSM900MHzの周波数帯域の送信出力信号RFPout1が生成される。外部端子T15Aに供給されたDCS1800MHzの送信信号RFPin2は初段のHBTQf2、中間段のHBTQi2、最終出力段のHBTQO2で順次増幅されて、出力整合回路Out_match2と出力容量Cout2とを介して出力端子T10BからDCS1800MHzの周波数帯域の送信出力信号RFPout2が生成される。GSM900MHzの周波数帯域用の最終出力段のHBTQO1とDCS1800MHzの周波数帯域用の最終出力段のHBTQO2との間には、基準用ヘテロ接合バイポーラトランジスタQrefが配置されている。この基準用HBTQrefのエミッタは接地され、ベースは外部基準入力端子T1、外部端子T1´を介してシリコン半導体集積回路Si ICのバイアス回路Bias_Genの基準電流生成回路CS1の出力端子とモジュール内部で電気的に接続されている。HBTQrefのコレクタは外部基準出力端子T2を介してシリコン半導体集積回路Si ICの外部端子T2´とモジュール内部で電気的に接続されている。シリコン半導体集積回路Si ICの外部端子T2´にはバイアス回路Bias_Genの入力の一部を構成する第3カレントミラーCM3、第4カレントミラーCM4が接続されることにより、第4カレントミラーCM4の出力トランジスタQ2のコレクタにはHBTQrefのコレクタ基準電流IQrefに比例した電流が流れる。バイアス回路Bias_Genの入力の他の一部を構成する第2カレントミラーCM2では電圧・電流変換器V/IからのAPC制御電流Iapc0と比例した比例APC制御電流Iapcからコレクタ基準電流IQrefに比例した電流を減算する。その結果、図2と同様に、図3においても、出力用ヘテロ接合バイポーラトランジスタQTO1、QTO2のエミッタ接地電流増幅率hFEが低下しても、ベースバイアスが上昇するので、出力用ヘテロ接合バイポーラトランジスタQTO1、QTO2のコレクタ電流は略一定に維持されることができる。尚、図2では外部端子T10A、10Bにはパワー検出カップラーCpl、CP2がそれぞれ接続されることにより、2つのパワー検出カップラーCpl、CP2からパワー検出信号が生成される。パワー検出カップラーCplからパワー検出信号は出力端子T10AからのGSM900MHzの周波数帯域の送信出力信号RFPout1のレベルを示す一方、パワー検出カップラーCp2からパワー検出信号は出力端子T10BからのDCS1800MHzの周波数帯域の送信出力信号RFPout2のレベルを示している。2つのパワー検出信号は、シリコン半導体集積回路Si ICの外部端子T11A、11Bにそれぞれ供給される。検出スイッチDetSwによって2つのパワー検出信号の一方が選択され、選択されたパワー検出信号はパワーレベル検出器Detの入力に印加される。パワーレベル検出器Detの出力は検波増幅器Det_Ampで増幅されて、検波増幅器Det_Ampの出力は比較器Err_Ampの反転入力端子(−)に供給される。比較器Err_Ampの非反転入力端子(+)には、RF ICのようなRFアナログ信号処理ユニットを介してベースバンドLSI等のベースバンド信号処理ユニットから供給される送信パワーレベル指示信号としてのランプ電圧Vrampが供給され、比較器Err_Ampの出力よりAPC制御電圧Vapcが生成される。比較器Err_Ampの出力のAPC制御電圧Vapcは、電圧・電流変換器V/IによりAPC制御電流Iapc0に変換される。尚、電圧・電流変換器V/Iは、分圧抵抗R3、R4、PチャンネルMOSFETQp3、Qp4、差動NチャンネルMOSFETQn1、Qn2、能動負荷のPチャンネルMOSFETQp5、Qp6、電流出力用のPチャンネルMOSFETQp7、Qp8、電流・電圧変換用の抵抗R5、定電流源CS2、CS3、CS4により構成されている。その結果、分圧抵抗R3、R4による分圧されたAPC電圧が、電流出力用のPチャンネルMOSFETQp7を介して電流・電圧変換用抵抗R5に印加される。分圧APC電圧と電流・電圧変換用抵抗R5との比により、電流出力用のPチャンネルMOSFETQp7に流れる電流が決定される。PチャンネルMOSFETQp7のソース・ゲート間はPチャンネルMOSFETQp8のソース・ゲート間と並列に接続されている。従って、Qp7、Qp8の素子サイズが同一であれば、Qp7の電流値と同一の電流値のAPC制御電流Iapc0が電流出力用のPチャンネルMOSFETQp8からバイアス回路Bias_Genの第2カレントミラーCM2の入力に供給される。従って、バイアス回路Bias_Genの第2カレントミラーCM2では、電圧・電流変換器V/IからのAPC制御電流Iapc0と比例した比例APC制御電流Iapcからコレクタ基準電流IQrefに比例した電流を減算する。
図4は、本発明の更に他のひとつの実施形態によるRFパワーモジュールの構成を示す図である。
同図は、図3の実施形態のGSM900MHzの周波数帯域の送信信号RFPin1のための初段のトランジスタQf1、中間段のトランジスタQi1と、DCS1800MHzの送信信号RFPin2のための初段のトランジスタQf2、中間段のトランジスタQi2をヘテロ接合バイポーラトランジスタからシリコン半導体基板上に形成した高周波シリコンパワーMOSFETに置換してものである。これらのトランジスタQf1、Qi1、Qf2、Qi2の高周波シリコンパワーMOSFETへの置換に伴って、これらのトランジスタQf1、Qi1、Qf2、Qi2は第2のシリコン半導体集積回路Si IC2のチップ上に搭載されている。しかし、第2のシリコン半導体集積回路Si IC2のチップは、図3の下部のシリコン半導体集積回路Si ICのチップと同一のワンチップとすることが、最も好適な実施形態である。尚、入力整合回路Frt_match1、Frt_match2と段間整合回路Int_match11、Int_match12、Int_match21、Int_match22は、図3の実施形態では化合物半導体集積回路GaAs ICのチップ上に形成されているが、図4の実施形態ではシリコン半導体集積回路Si IC2のチップ上に形成されている。
尚、図4において、第2のシリコン半導体集積回路Si IC2のチップで外部端子T4、T5、T7、T8に接続されたダイオード接続のMOSトランジスタは、これらの外部端子T4、T5、T7、T8に対応する第2のシリコン半導体集積回路Si IC2の外部端子T4´、T5´、T7´、T8´から供給されたバイアス回路Bias Genの第1カレントミラーCM1からの出力バイアス電流をバイアス電圧に変換するものである。これらのバイアス電圧は、高周波シリコンパワーMOSFETQf1、Qi1、Qf2、Qi2のゲートバイアスとなる。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、図2、図3、図4のパワー検出カップラーCpl、Cpl1、Cpl2の代わりのパワー検出器としては、出力用HBTと並列に接続した小さいサイズのパワー検出用HBTを使用してもよい。このパワー検出用HBTに流れる電流から送信電力レベルを検出するカレントセンス方式にも、本発明は適用可能である。
また、図4に示した第2のシリコン半導体集積回路(Si IC2)のチップで外部端子T4、T5、T7、T8に接続されたダイオード接続のMOSトランジスタと類似のダイオード接続のバイアス用HBTを図3の化合物半導体集積回路(GaAs IC)の外部端子T4、T5、T7、T8に接続する。これらのダイオード接続のバイアス用HBTのバイアス電圧は、高周波HBTf1、Qi1、Qf2、Qi2のベースバイアスとなる。
また、ヘテロ接合バイポーラトランジスタとしては、GaAs/AlGaAsの化合物半導体以外にも、In(インジューム)等の3族の元素とP(リン)等の5族の元素とを合金化した化合物半導体も使用することができる。さらに、ヘテロ接合バイポーラトランジスタの電流集中防止のために、ベースバラスト抵抗以外にも、エミッタバラスト抵抗を使用することができる。
図1は、本発明の原理的な実施形態によるRFパワーモジュールの構成を示す図である。 図2は、本発明のひとつの実施形態によるRFパワーモジュールの具体的な構成を示す図である。 図3は、本発明の他のひとつの実施形態によるRFパワーモジュールの構成を示す図である。 図4は、本発明の更に他のひとつの実施形態によるRFパワーモジュールの構成を示す図である。 図5は、図2に示したRFパワーモジュールの出力用ヘテロ接合バイポーラトランジスタのエミッタ接地電流増幅率が目標値から−30%変化し、また0%変化し、さらに+30%変化した際のAPC制御電圧Vapcの変化に対する出力用HBTQTOのコレクタでの出力電流Ioutの変化を示したものである。 図6は、ヘテロ接合バイポーラトランジスタの電気的特性で重要なデバイスパラメータの1つであるエミッタ接地電流増幅率の経時変化を示す図である。
符号の説明
RF_PA_MD RFパワーモジュール
GaAs IC 化合物半導体集積回路
Si IC シリコン半導体集積回路
TO 出力用ヘテロ接合バイポーラトランジスタ
Qref 基準用ヘテロ接合バイポーラトランジスタQref
Bias Gen バイアス回路
CM1 第1カレントミラーCM1
Qref 基準電流
Ibias 出力電流

Claims (9)

  1. 化合物半導体集積回路と、シリコン半導体集積回路とを含み、
    前記化合物半導体集積回路は、RF送信出力信号を出力するパワー増幅トランジスタとしての出力用ヘテロ接合バイポーラトランジスタと、前記出力用ヘテロ接合バイポーラトランジスタと同一製造プロセスにより形成された基準用ヘテロ接合バイポーラトランジスタとを化合物半導体チップ上に含み、前記出力用ヘテロ接合バイポーラトランジスタはエミッタ接地で動作し、前記基準用ヘテロ接合バイポーラトランジスタはエミッタで動作して、前記基準用ヘテロ接合バイポーラトランジスタにはそのエミッタ接地電流増幅率の値に依存する基準電流が流れるものであり、
    前記シリコン半導体集積回路は、前記出力用ヘテロ接合バイポーラトランジスタのためのバイアス回路を前記シリコン半導体基板上に含み、前記バイアス回路は、前記基準用ヘテロ接合バイポーラトランジスタの前記基準電流が入力電流として入力されることによって前記エミッタ接地電流増幅率の減少に応答して増加する出力バイアス電流を生成する第1カレントミラーを含み、
    前記化合物半導体集積回路の前記基準用ヘテロ接合バイポーラトランジスタの前記基準電流が流れる外部基準出力端子と前記シリコン半導体集積回路の前記バイアス回路の前記第1カレントミラーの入力端子とが電気的に接続され、前記シリコン半導体集積回路の前記バイアス回路の前記第1カレントミラーの出力端子と前記出力用ヘテロ接合バイポーラトランジスタのベースに接続された前記化合物半導体集積回路の外部端子とが電気的に接続されたRFパワーモジュール。
  2. 前記シリコン半導体集積回路の前記バイアス回路は第2カレントミラーを含み、前記第2カレントミラーの入力にバイアス電流と前記基準用ヘテロ接合バイポーラトランジスタのコレクタに流れる前記基準電流が入力されることにより、前記第2カレントミラーの出力から生成される第2カレントミラー出力電流は前記バイアス電流の増加により増加する一方、前記第2カレントミラー出力電流は前記基準電流の減少により増加し、前記第2カレントミラーの前記第2カレントミラー出力電流は前記第1カレントミラーの前記入力端子に供給され、前記第1カレントミラーの前記出力端子から前記出力バイアス電流が出力される請求項1に記載のRFパワーモジュール。
  3. 前記シリコン半導体集積回路は、前記RFパワーモジュールの送信電力に関係した出力パワー検出信号と送信パワーレベル指示信号とを比較する比較器と、前記比較器からの出力電圧を前記バイアス電流に変換する電圧・電流変換器とからなるAPC制御回路を含み、
    前記APC制御回路からの前記バイアス電流と前記基準用ヘテロ接合バイポーラトランジスタの前記コレクタに流れる前記基準電流とが前記バイアス回路の前記第2カレントミラーに入力される請求項2に記載のRFパワーモジュール。
  4. 前記化合物半導体集積回路の前記出力用ヘテロ接合バイポーラトランジスタと前記基準用ヘテロ接合バイポーラトランジスタとはNPN型であり、
    前記シリコン半導体集積回路の前記バイアス回路の前記第1カレントミラーの入力トランジスタと出力トランジスタとはPチャンネル電界効果トランジスタである請求項1に記載のRFパワーモジュール。
  5. 前記化合物半導体集積回路の前記出力用ヘテロ接合バイポーラトランジスタと前記基準用ヘテロ接合バイポーラトランジスタとはNPN型であり、
    前記シリコン半導体集積回路の前記バイアス回路の前記第1カレントミラーの入力トランジスタと出力トランジスタとはPチャンネル電界効果トランジスタである請求項2に記載のRFパワーモジュール。
  6. 前記化合物半導体集積回路の前記出力用ヘテロ接合バイポーラトランジスタと前記基準用ヘテロ接合バイポーラトランジスタとはNPN型であり、
    前記シリコン半導体集積回路の前記バイアス回路の前記第1カレントミラーの入力トランジスタと出力トランジスタとはPチャンネル電界効果トランジスタである請求項3に記載のRFパワーモジュール。
  7. 前記化合物半導体集積回路の前記出力用ヘテロ接合バイポーラトランジスタは第1周波数帯域の第1送信信号を出力する第1出力用ヘテロ接合バイポーラトランジスタと第2周波数帯域の第2送信信号を出力する第2出力用ヘテロ接合バイポーラトランジスタとを含み、
    前記第1出力用ヘテロ接合バイポーラトランジスタと前記第2出力用ヘテロ接合バイポーラトランジスタとは、前記基準用ヘテロ接合バイポーラトランジスタと前記同一製造プロセスにより形成され、
    前記シリコン半導体集積回路の前記バイアス回路の前記第1カレントミラーの前記出力端子からの前記出力バイアス電流が前記化合物半導体集積回路の前記第1および第2の出力用ヘテロ接合バイポーラトランジスタのベースに供給される請求項1に記載のRFパワーモジュール。
  8. 前記シリコン半導体集積回路の前記バイアス回路は、前記所定の基準ベース電流を出力端子に生成する前記基準電流生成回路を含み、
    前記シリコン半導体集積回路の前記バイアス回路の前記基準電流生成回路の前記出力端子と前記基準用ヘテロ接合バイポーラトランジスタに接続された前記化合物半導体集積回路の外部基準入力端子とが電気的に接続された請求項1から請求項7のいずれかに記載のRFパワーモジュール。
  9. 前記シリコン半導体集積回路の前記バイアス回路の前記基準電流生成回路からの前記所定の基準ベース電流が供給される前記化合物半導体集積回路の前記外部基準入力端子に前記基準用ヘテロ接合バイポーラトランジスタのベースが接続され、前記基準用ヘテロ接合バイポーラトランジスタの前記コレクタと前記外部基準出力端子とに流れる前記基準電流が前記シリコン半導体集積回路の前記バイアス回路の前記第1カレントミラーの前記入力端子へ供給される請求項8に記載のRFパワーモジュール。
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