JPWO2014156317A1 - 基板処理装置及び基板処理装置用連結部材 - Google Patents

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Abstract

搬送室内部の汚染を抑制すると共に処理室側から搬送室側への熱伝導を簡単な構造で抑制し、コストダウンを実現することができる基板処理装置を提供する。基板処理装置10は、真空雰囲気に保持されてウエハWをプラズマ処理するプロセスモジュール12と、真空雰囲気に保持されてプロセスモジュール12に対してウエハWを搬入出するトランスファモジュール11と、プロセスモジュール12とトランスファモジュール11とを連結する連結部材30を備える。連結部材30は、プロセスモジュール12の真空チャンバ12aとトランスファモジュール筐体部11aとに挟持され、トランスファモジュール11内部の真空雰囲気と基板処理装置10外部の大気雰囲気とを隔離する金属製のフレーム部材31と、フレーム部材31の内部にフレーム部材31の内面と当接するように配置される複数の球状部材32とを有する。

Description

本発明は、基板処理装置及び基板処理装置用連結部材に関し、特に、真空雰囲気において半導体ウエハ等の基板を処理する基板処理装置及び基板処理装置用連結部材に関する。
半導体ウエハ(以下「ウエハ」という)にプラズマエッチング等の処理を施す基板処理装置は、ウエハを所定の真空度の真空雰囲気において高温で処理する処理室を備える。このような処理室と連結され、処理室に対してウエハの搬入出を行うためのウエハ搬送ロボットが配置される搬送室も所定の真空度の真空雰囲気に保持される。
ここで、処理室からの熱伝導によって搬送室が高温になってしまうと、搬送ロボットの摺動部に塗布されたグリスが蒸発してしまい、搬送ロボットの動きに支障が出るだけでなく、摩耗による劣化が進むと共に、パーティクルが発生するという問題が生じる。そこで、熱伝導率の小さい樹脂材料(例えば、非晶性熱可塑性ポリエーテルイミド(PEI)樹脂等)からなる連結部材を処理室と搬送室との間に介在させて、処理室から搬送室への熱伝導を抑制する構造が用いられている。また、内部が真空に保持された連結部材を処理室と搬送室との間に介在させて、処理室から搬送室への熱伝導を抑制する構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−191494号公報
しかしながら、連結部材にPEI樹脂等の耐熱性樹脂材料を用いた場合、樹脂材料の吸湿性に依存して樹脂材料から放出される水分等の放出ガスが搬送室や処理室を汚染するという問題や、耐熱性が必ずしも十分ではないという問題がある。また、PEI樹脂等の耐熱性樹脂材料は高価であるという問題や、機械的強度が小さいために薄肉部で処理室或いは搬送室に固定する等の形状設計の自由度が小さいという問題がある。
一方、内部が真空に保持された連結部材を用いる場合、連結部材の強度を確保するためには、一定の厚さを有する金属材料を使用することが必要となる。しかし、金属材料は一般的に熱伝導性に優れるため、連結部材の内部を真空にしても、連結部材を構成する金属材料自体を通じた熱伝導によって、処理室側から搬送室側への伝熱量を十分に小さく抑えることは難しい。
本発明の目的は、搬送室内部の汚染を抑制すると共に処理室側から搬送室側への熱伝導を簡単な構造で抑制し、コストダウンを実現することができる基板処理装置及び基板処理装置用連結部材を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明によれば、真空雰囲気に保持されて基板を処理する処理室と、真空雰囲気に保持されて前記処理室に対して基板を搬入出する搬送室と、前記処理室と前記搬送室とを連結する連結部材とを備える基板処理装置であって、前記連結部材は、前記処理室の筐体部と前記搬送室の筐体部とに挟持され、前記搬送室内部の真空雰囲気と前記基板処理装置外部の大気雰囲気とを隔離する金属製のフレーム部材と、金属又はセラミックスからなり、前記フレーム部材の内部に前記フレーム部材の内面と当接するように配置される複数の球状部材とを有する基板処理装置が提供される。
本発明において、前記処理室は、常温よりも高温であることが好ましい。
本発明において、前記フレーム部材は、板厚が0.5mm〜1mmのステンレス鋼からなることが好ましい。
本発明において、前記球状部材は、ジルコニアボール又はステンレスボールであることが好ましい。
本発明において、前記フレーム部材において、前記搬送室内部の真空雰囲気に晒される面は鏡面であることが好ましい。
本発明において、前記連結部材では、前記球状部材が前記搬送室内部の真空雰囲気に晒されていることが好ましい。
本発明において、前記連結部材では、前記球状部材が前記基板処理装置外部の大気雰囲気に晒されていることが好ましい。
本発明において、前記連結部材は、前記球状部材を内包するように前記フレーム部材に取り付けられる蓋部材を有し、前記フレーム部材は、前記球状部材を内包する空間の排気を行うための排気口を有し、前記球状部材を内包する空間が所定の真空度に維持されることが好ましい。
本発明において、前記フレーム部材は、前記処理室及び前記搬送室にボルトによって固定される鍔部を有することが好ましい。
上記目的を達成するために、本発明によれば、真空雰囲気に保持されて基板を処理する処理室と、真空雰囲気に保持されて前記処理室に対して基板を搬入出する搬送室とを備える基板処理装置において前記処理室と前記搬送室とを連結する基板処理装置用連結部材であって、前記処理室の筐体部と前記搬送室の筐体部とに挟持され、前記搬送室内部の真空雰囲気と前記基板処理装置外部の大気雰囲気とを隔離する金属製のフレーム部材と、前記フレーム部材の内部に前記フレーム部材の内面と当接するように配置される複数の球状部材とを有する基板処理装置用連結部材が提供される。
本発明において、前記フレーム部材の板厚は0.5mm〜1mmであることが好ましい。
本発明において、前記球状部材は、ジルコニアボール又はステンレスボールであることが好ましい。
本発明に係る基板処理装置は、処理室と搬送室とを連結する連結部材が、処理室の筐体部と搬送室の筐体部とに挟持されて搬送室内部の真空雰囲気と基板処理装置外部の大気雰囲気とを隔離する金属製のフレーム部材と、フレーム部材の内部にフレーム部材の内面と当接するように配置されると共に金属又はセラミックスからなる複数の球状部材とを有する。
そのため、フレーム部材を薄肉の金属部材で構成しても、連結部材全体の機械的強度を確保することができる。また、処理室から搬送室へは主にフレーム部材を通じて熱伝導が行われることになるが、フレーム部材が薄肉であるために、処理室から搬送室への伝熱量を小さく抑えることができ、これにより、搬送室の温度上昇を抑制することができる。さらに、搬送室の温度上昇が抑制されると搬送室内部に配置される搬送装置の摺動部に塗布されるグリス等の蒸発が抑制されるため、搬送室内部の汚染を抑制し、且つ摺動部の摩耗を防止して搬送装置をスムーズに動作させると共に摺動部品の寿命を伸ばすことができ、同時に、パーティクルの発生を抑制することができる。
連結部材を構成するフレーム部材及び/又は金属又はセラミックスからなる球状部材は搬送室内部の真空雰囲気に晒される構成となり、樹脂材料と比べて吸着水分量等が少ない金属部材及びセラミックス部材からなるフレーム部材及び球状部材から搬送室内部の真空雰囲気へ放出される水分等の放出ガス量を小さく抑えることができ、これにより、搬送室内部の汚染を抑制することができる。また、フレーム部材には加工が容易で安価な金属材料を用い、球状部材には既製品を使用することができるため、従来の樹脂材料(PEI樹脂等)からなる連結部材に対してコストダウンが可能となる。
本発明の実施の形態に係る基板処理装置の構成を概略的に示す平面図である。 図1の基板処理装置が備えるトランスファモジュールとプロセスモジュールとの間の連結部の構造を概略的に示す断面図である。 図2Aに示す領域Aの拡大図である。 図2A及び図2Bに示される連結部材の構造を概略的に示す斜視図である。 図2A及び図2Bに示される連結部材を構成するフレーム部材を概略的に示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係る連結部材の第1の変形例に係る連結部材の部分斜視図と側面図である。 本発明の実施の形態に係る連結部材の比較例に係る連結部材の部分斜視図と側面図である。 本発明の実施の形態に係る連結部材の第2の変形例の部分斜視図である。 本発明の実施の形態に係る連結部材の第3の変形例の部分断面図である。 本発明の実施の形態に係る連結部材の第4の変形例の部分断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。ここでは、基板として半導体ウエハ(ウエハ)を取り上げ、ウエハに対して真空雰囲気下で行われる処理の一例であるプラズマ処理を施す基板処理装置を取り上げることとする。
図1は、本発明の実施の形態に係る基板処理装置の構成を概略的に示す平面図である。基板処理装置10は、ウエハWを枚葉で(1枚ずつ)プラズマ処理を施すように構成されている。詳しくは、基板処理装置10は、平面視略五角形状のトランスファモジュール11(基板搬送室)と、トランスファモジュール11の周りに放射状に配置されてトランスファモジュール11に接続された6つのプロセスモジュール12(基板処理室)と、トランスファモジュール11に対向して配置されたローダーモジュール13と、トランスファモジュール11とローダーモジュール13との間に介在する2つのロードロックモジュール14(大気/真空切替室)とを備える。
プロセスモジュール12は真空チャンバ12a(図2A参照)を有し、真空チャンバ12a内にはウエハWを載置する載置台としての円柱状のステージ15が設けられている。プロセスモジュール12では、ステージ15にウエハWが載置された後に、真空チャンバ12a内を所定の真空度とし、処理ガスを導入すると共に真空チャンバ12a内に高周波電力を印加してプラズマを生成させ、生成したプラズマによってウエハWにエッチング処理等のプラズマ処理を施す。プロセスモジュール12とトランスファモジュール11とは、開閉自在なゲートバルブ16で仕切られる。
プロセスモジュール12が備えるステージ15には、ステージ15の上面から突出自在に、複数(ここでは3本)の細棒状の昇降ピン15aが設けられている。これらの昇降ピン15aは、平面視において同一円周上に配置されており、ステージ15の上面から突出することによってステージ15に載置されたウエハWを支持して持ち上げ、ステージ15内へ退出することによって支持したウエハWをステージ15へ載置する。
トランスファモジュール11は、所定の真空度の真空雰囲気に維持されており、その内部には、2つのスカラアームタイプの2本の搬送アーム17aを有する第1搬送装置17が配置されている。2本の搬送アーム17aはそれぞれ、旋回自在かつ伸縮自在に構成されており、その先端にはウエハWが載置される載置部としてのフォーク(エンドエフェクタ)17bが取り付けられている。第1搬送装置17は、トランスファモジュール11内に設けられた不図示のガイドレールに沿って移動自在であり、各プロセスモジュール12及び各ロードロックモジュール14の間でウエハWを搬送する。
ロードロックモジュール14は、真空雰囲気と大気圧雰囲気とに切り換え可能な内圧可変室として構成されている。ロードロックモジュール14のトランスファモジュール11側には、ロードロックモジュール14におけるトランスファモジュール11側のウエハ搬入出口を開閉するゲートバルブ19が設けられている。なお、ロードロックモジュール14のローダーモジュール13側には、ロードロックモジュール14におけるローダーモジュール13側のウエハ搬入出口を開閉する不図示のゲートバルブが設けられている。ロードロックモジュール14の内部には、ウエハWを載置する載置台としての円柱状のステージ18が配置されており、ステージ18には、昇降ピン15aと同等の昇降ピン18aが、ステージ18の上面から突出自在に設けられている。
ロードロックモジュール14は、ウエハWをローダーモジュール13からトランスファモジュール11へ搬送する際には、先ず、内部を大気圧に維持してローダーモジュール13からウエハWを受け取り、次いで、内部を真空まで減圧してトランスファモジュール11へウエハWを受け渡す。逆に、ウエハWをトランスファモジュール11からローダーモジュール13へ搬送する際には、先ず、内部を真空に維持してトランスファモジュール11からウエハWを受け取り、次いで、内部を大気圧へと昇圧してローダーモジュール13へウエハWを受け渡す。
ローダーモジュール13は、直方体状の大気搬送室として構成されており、長手方向の一方の側面にロードロックモジュール14が接続され、長手方向の他方の側面には、複数のウエハWを収容する容器である不図示のフープを載置するための複数(ここでは3つ)のフープ載置台21が接続されている。
ローダーモジュール13の内部には、ウエハWを搬送する第2搬送装置20が配置されており、第2搬送装置20は、スカラアームタイプの搬送アーム20aを有する。搬送アーム20aは、不図示のガイドレールに沿って移動自在であり、また、旋回自在かつ伸縮自在に構成されている。第1搬送装置17と同様に、搬送アーム20aの先端にはウエハWを載置するためのフォーク20bが取り付けられている。ローダーモジュール13では、第2搬送装置20が、フープ載置台21に載置されたフープと各ロードロックモジュール14との間でウエハWを搬送する。基板処理装置10の運転制御は、制御装置22によって行われる。
次に、トランスファモジュール11とプロセスモジュール12との連結構造について説明する。図2Aは、図1の基板処理装置が備えるトランスファモジュール11とプロセスモジュール12との間の連結部の構造を概略的に示す断面図である。図2Bは、図2Aに示す領域Aの拡大図である。図2A及び図2Bでは、熱の流れを矢印で示している。
プロセスモジュール12を構成する真空チャンバ12aには、処理ガスの反応生成物やウエハWの処理で生じたデポが真空チャンバ12aに付着するのを防止する等のために、真空チャンバ12aの温度を一定に保持するヒータ25が埋設されている。前述の通り、トランスファモジュール11とプロセスモジュール12との間には、ゲートバルブ16が配置されている。ゲートバルブ16は、真空チャンバ12aに連結される筒状の筐体部16a(以下「ゲートバルブ筐体部16a」と記す)と、真空チャンバ12aのウエハ搬入出口を開閉する蓋部16bとを有する。蓋部16bは、ウエハ搬入出口を開放する位置とウエハ搬入出口を閉塞する位置との間を昇降装置26によって移動できる。
ヒータ25が真空チャンバ12aを加熱、保温するための熱の一部は、ゲートバルブ筐体部16aを通じて、トランスファモジュール11を構成している筐体部11a(以下「トランスファモジュール筐体部11a」と記す)に向かって伝熱する。なお、ゲートバルブ筐体部16aから蓋部16bへと伝わる熱の殆どは昇降装置26へ伝わるため、プロセスモジュール12の真空チャンバ12aからトランスファモジュール筐体部11aへの伝熱は、実質的に、ゲートバルブ筐体部16aを通じて行われると考えることができる。
ゲートバルブ筐体部16aからトランスファモジュール筐体部11aへの伝熱を抑制するために、ゲートバルブ筐体部16aとトランスファモジュール筐体部11aとの間には連結部材30が配置されている。図3Aは、図2A及び図2Bに示される連結部材30の構造を概略的に示す斜視図である。また、図3Bは、図2A及び図2Bに示される連結部材30を構成するフレーム部材31を概略的に示す分解斜視図である。
連結部材30は、ゲートバルブ筐体部16aとトランスファモジュール筐体部11aとの突き合わせ面の形状に合わせたフレーム形状を有する。連結部材30は、フレーム形状(枠形状)のフレーム部材31と、フレーム部材31内に配置された球状部材32と、球状部材32を保持するリテーナ33とによって構成されている。
図3Aに示すL1〜L6は、フレーム部材31の形状を示す寸法パラメータであり、ウエハWの直径がφ300mmの場合、例えば、フレーム部材31に設けられている内穴の長辺長さL1=320mm、内穴の短辺長さL2=100mm、外形高さL3=200mm、外形幅L4=400mmとすることができる。また、フレーム部材31の外形厚さ(連結部材30の厚み)L5は必要とされる断熱性を考慮して定められ、板厚L6は必要とされる機械的強度や製造条件(製造の容易さ)等を考慮して定められる。なお、近年では、直径がφ450mmのウエハWも半導体装置の製造に用いられている。フレーム部材31の形状は、ウエハWの形状に合わせて設計される。
フレーム部材31は、ステンレス(SUS304等)等の金属材料からなり、図3Bに示すように、主面にゲートバルブ筐体部16aとトランスファモジュール筐体部11aの側面形状に合わせた穴部を有する同形状の2つの板金部材55で構成されている。フレーム部材31は、2つの板金部材55の開口面を突き合わせた状態で、その当接部をレーザ・アークハイブリッド溶接等によって強固に接合することにより構成される。板金部材55の板厚、つまり、フレーム部材31の板厚L6は、具体的には、0.5mm〜1mm程度である。
フレーム部材31の内面は、トランスファモジュール11の内部雰囲気である真空雰囲気に晒される。そのため、フレーム部材31の内面からの水分等の放出ガスの発生を抑制するように、フレーム部材31の内面は鏡面に仕上げられていることが好ましい。また、板金部材55の内面を鏡面に仕上げることにより、熱輻射を抑制することができ、これによりトランスファモジュール11の内部温度の上昇を抑制することができる。なお、板金部材55の内面に対しては、接合前の状態において、鏡面仕上げを容易に行うことができる。
球状部材32は、フレーム部材31の機械的強度を高める。その際に、球状部材32を介したゲートバルブ筐体部16a側からトランスファモジュール筐体部11a側への熱伝達が抑制されるように、球状部材32には、高い剛性を有し、且つ、熱伝導率が小さい材料からなるもの、例えば、ジルコニアボールが好適に用いられる。但し、これに限定されるものではなく、熱伝導率の小さい金属、例えば、ステンレス(SUS304,SUS440C等)からなるものを用いることもできる。
球状部材32は、リテーナ33に保持されると共に、フレーム部材31の内面と点接触して摩擦保持されている。フレーム部材31の内面と球状部材32との接触面積が小さいために、ゲートバルブ筐体部16a側から球状部材32への熱伝達及び球状部材32からトランスファモジュール筐体部11a側への熱伝達が抑えられる。これによりトランスファモジュール筐体部11aの温度上昇を抑制することができる。
リテーナ33は、球状部材32を脱落しないように保持することができれば、その構造は問わない。例えば、リテーナ33として、球状部材32の直径よりも若干短い直径を有する金属リングを対向するように並行に配置することで球状部材32を保持することができるように構成されたものを球状部材32の配置に合わせて繋ぎ合わせた構造を有するもの(図2B)を用いることができる。また、フレーム部材31内に収容可能なフレーム状の金属製の板材に球状部材32を摩擦保持する穴部を設けたものを用いることができる。
連結部材30は、トランスファモジュール11内部の真空雰囲気(以下の説明ではゲートバルブ筐体部16a内部の真空雰囲気を含むものとする)と基板処理装置10外部の大気雰囲気とを隔離するように、トランスファモジュール筐体部11aとゲートバルブ筐体部16aとによって挟持されている。図2Bに示すように、連結部材30は、フレーム部材31において対向している2つの主面部31aの一方がゲートバルブ筐体部16aの側面に当接すると共にゲートバルブ筐体部16aの側面に配置されたOリング27を圧縮するようにOリング27と接し、主面部31aの他方がトランスファモジュール筐体部11aの側面に当接すると共にトランスファモジュール筐体部11aの側面に配置されたOリング28を圧縮するようにOリング28と当接している。これにより、トランスファモジュール11内部の真空雰囲気と基板処理装置10の外部の大気雰囲気とが隔離されている。
連結部材30では、フレーム部材31の側面部31cを通してゲートバルブ筐体部16aからトランスファモジュール筐体部11aへの熱伝導が生じる。ここで、フレーム部材31が薄肉の金属部材で構成されているため、ゲートバルブ筐体部16aからトランスファモジュール筐体部11aへのフレーム部材31を介した伝熱量を小さく抑えることができる。また、連結部材30は、フレーム部材31の側面部31cがゲートバルブ筐体部16aとトランスファモジュール筐体部11aの外側に位置するように配置されており、これにより、側面部31cからの基板処理装置10外部の大気雰囲気へ放熱が行われるため、トランスファモジュール筐体部11aへの伝熱量を低減させることができ、よって、トランスファモジュール11内部の温度上昇を抑制することができる。
連結部材30では、フレーム部材31を薄肉の金属部材で形成することによって生じる機械的強度の不足を球状部材32によって補っている。つまり、連結部材30は、トランスファモジュール筐体部11aとゲートバルブ筐体部16aとによって圧縮応力を受けた状態で挟持されており、球状部材32は連結部材30を構成するフレーム部材31の内面と点接触している。ここで、球状部材32が高い圧縮強度を有することは周知である。よって、フレーム部材31を介して球状部材32が連結部材30に掛かる圧縮応力を受けたときに連結部材30に必要とされる機械的強度(圧縮強度)が球状部材32によって確保されている。
また、球状部材32をフレーム部材31の内面と点接触させることにより、フレーム部材31から球状部材32への伝熱量を小さく抑えることができる。さらに、球状部材32は真空雰囲気に晒されており、球状部材32の周囲において対流が生じないようにしているため、球状部材32からの放熱の影響を小さく抑えることができる。また、球状部材32に熱伝導率の小さい材料を用いることによって、ゲートバルブ筐体部16aからトランスファモジュール筐体部11aへの球状部材32を介した伝熱量を小さく抑えることができ、これによりトランスファモジュール筐体部11aの温度上昇を抑制することができる。
連結部材30は複数の球状部材32を備えるため、トランスファモジュール11内部の真空雰囲気に晒されることとなる球状部材32の全表面積とフレーム部材31の内面積とを足した面積は、従来のPEI樹脂バルクを用いた連結部材においてトランスファモジュール11内部の真空雰囲気に晒される面の面積よりも広くなる。しかし、材料の熱輻射率の違いから、フレーム部材31と球状部材32からの輻射熱は、PEI樹脂バルクを用いた連結部材からの輻射熱よりも小さく、よって、連結部材30を用いることにより、従来のPEI樹脂バルクからなる連結部材を用いた場合よりも、トランスファモジュール11内部の温度上昇を抑制することができる。
また、連結部材30は、PEI樹脂ではなくステンレス鋼やジルコニアボール等によって構成されるため、水分等の放出ガスの発生量がPEI樹脂よりも少なく、トランスファモジュール11内部の汚染を防止することができる。さらに、連結部材30は、高価なPEI樹脂ではなく、安価なステンレス鋼や安価な市販品であるジルコニアボールを用いることができるため、連結部材30のコストダウンを図ることができる。
なお、Oリング27,28は、フレーム部材31の主面部31aを挟んで球状部材32と対向する位置に配置されている。このように、連結部材30において高い圧縮強度を示す部分に対してOリング27,28を当接させることにより、Oリング27,28によるシール性を高めることができる。ここで、図2A及び図2B並びに図3A及び図3Bに示す連結部材30では球状部材32を2列縦列で配置しているのに対して、Oリング27,28をそれぞれ内側の球状部材32と対向するように1つずつのみを配置しているが、Oリング27,28の配置形態はこれに限定されるものではなく、Oリング27,28を外側の球状部材32と対向するように配置してもよい。また、内側と外側の両方の球状部材32に合わせて、Oリング27,28を内側リングと外側リングからなる2重リングとしてもよい。球状部材32は1列で配置してもよく、その場合には、1列の球状部材32と対向するようにOリング27,28を配置すればよい。
ここで、従来のPEI樹脂(バルク)で構成された連結部材と連結部材30の伝熱量を、φ450mmのウエハWを通過させることができる形状に設定して、以下に比較する。図3Aに示した長さL1〜L4を、内穴の長辺長さL1=500mm、内穴の短辺長さL2=63mm、外形高さL3=162mm、外形幅L4=600mmとする。また、フレーム部材31の板厚(肉厚)L6=0.5mmとする。なお、球状部材32による伝熱量は、フレーム部材31による伝熱量に対して無視することができるものとする。
PEI樹脂で構成された連結部材の伝熱面積S1は、“S1=600×162−500×63=65700”となり、連結部材30の伝熱面積S2は、“S2=600×162−599×161=761”となる。PEI樹脂の熱伝導率K1は、K1=0.22W/m・Kである。フレーム部材31をSUS304で構成するとして、SUS304の熱伝導率K2は、K2=16.2W/m・Kである。
伝熱量Qは、“Q=K×S×t×(T0−T1)/L5(但し、K:熱伝導率、S:伝熱面積、t=時間、T0:伝熱上流側温度、T1:伝熱下流側温度、L5:連結部材の厚み(図3A参照))”で表される。PEI樹脂で構成された連結部材と連結部材30とでは、“K×S”の値以外は同じ値であるので、“K×S”の値が小さければ、伝熱量が小さいと言える。PEI樹脂では“K×S=K1×S1=14454”となり、連結部材30では“K×S=K2×S2=12328”となる。よって、連結部材30によれば、PEI樹脂で構成された連結部材と比較して、伝熱量を小さく抑えることが可能となる。
次に、連結部材30の変形例について説明する。以下の変形例については、連結部材30を構成する部材と同等のものについては同じ符号を付するものとする。
図4Aは、本発明の実施の形態に係る連結部材30の第1の変形例に係る連結部材30Aの部分斜視図と側面図である。連結部材30Aは、連結部材30の主面部31aを外周部へ向けて延ばすことによって形成された鍔部31bを有しており、トランスファモジュール筐体部11aとゲートバルブ筐体部16aに対して連結部材30A全体をボルト45によって取り付け可能なフランジ構造を呈する。
連結部材30Aは、フランジ構造とすることにより、トランスファモジュール筐体部11aとゲートバルブ筐体部16aに対する連結部材30Aの位置決めが容易となる。また、ボルト45によりトランスファモジュール筐体部11aとゲートバルブ筐体部16aに対して強固に連結を行うことができるため、トランスファモジュール11内部の真空雰囲気と基板処理装置10の外部の大気雰囲気との隔離をより確実に行うことができる。さらに、連結部材30と同様に、従来のPEI樹脂からなる連結部材と比較して伝熱量を低減してトランスファモジュール11内部の温度上昇を抑制することができ、且つ安価な製造が可能である。
図4Bには、本発明の実施の形態に係る連結部材30の比較例として、フランジ構造を有し、PEI樹脂からなる連結部材90の部分斜視図と側面図を示す。連結部材90では、フレーム形状のPEI樹脂バルクの外表面に凹部91を設け、凹部91からボルト92をトランスファモジュール筐体部11aとゲートバルブ筐体部16aに設けたネジ穴と螺合させる構造としている。しかし、PEI樹脂バルクにおいてボルト92が挿通する部分の厚みが薄いために、強固にボルト92を締結することはできず、連結部材30Aのようにトランスファモジュール筐体部11aとゲートバルブ筐体部16aに対して強い連結を確保することはできない。
なお、PEI樹脂からなる連結部材に連結部材30Aの鍔部31bと同様の鍔部を設けた場合には、鍔部の機械的強度が小さいために、鍔部(の付け根部分)が破損しやすいという問題があるため、PEI樹脂からなる連結部材では、フランジ構造の採用は難しい。
図5は、本発明の実施の形態に係る連結部材30の第2の変形例である連結部材30Bの部分斜視図である。連結部材30Bでは、連結部材30Aが有する鍔部31bに切り欠き29を設けて、鍔部31bを放熱フィンとして用いている。こうして、連結部材30Bは、ゲートバルブ16側からトランスファモジュール11側へ移動する熱を基板処理装置10の外部の大気雰囲気へ放出しやすい構造となっている。したがって、連結部材30Bによれば、連結部材30Bにおけるゲートバルブ筐体部16aからトランスファモジュール筐体部11aへの伝熱量を減少させることができ、これにより、トランスファモジュール11内部の温度上昇を抑制することができる。勿論、連結部材30Bにも、連結部材30,30Aと同様に、従来のPEI樹脂からなる連結部材と比較して、安価に製造することができるという利点もある。
図6Aは、本発明の実施の形態に係る連結部材30の第3の変形例である連結部材30Cの部分断面図であり、図2Bに相当する。連結部材30〜30Bでは、球状部材32がトランスファモジュール11内部の真空雰囲気に晒されるようにした。これに対して、連結部材30Cは、球状部材32を基板処理装置10外部の大気雰囲気に晒されるように配置される構造を有する。
連結部材30Cでは、フレーム部材31において熱伝導路となる側面部31cが、ゲートバルブ筐体部16aとトランスファモジュール筐体部11aの内側に位置するように配置されている。このように、トランスファモジュール11内部の真空雰囲気に晒される連結部材30Cの面積を小さくすることにより、放出ガスの発生量を極めて少なくすることができる。なお、側面部31cの真空雰囲気側の表面は鏡面とすることが好ましい。
また、連結部材30Cでは、フレーム部材31において大気雰囲気に晒される面積が広く、且つ、球状部材32が大気雰囲気に晒されるため、フレーム部材31及び球状部材32から大気雰囲気への放熱量が多くなり、これにより、フレーム部材31の側面部31cにおける伝熱量を低減して、トランスファモジュール11内部の温度上昇を抑制することができる。
連結部材30Cは、構造上製造が容易であると共に、フレーム部材31の主面部31aを連結部材30Aの鍔部31bのように用いる(不図示)ことによってトランスファモジュール筐体部11a及びゲートバルブ筐体部16aに対するボルトによる強固な組み付けを行うことができる。また、連結部材30Cは、連結部材30Bのように主面部31aに切り欠きを設けて放熱フィンを形成することも容易であり、これにより、放熱効率を高めることができる。なお、連結部材30Cは、連結部材30〜30Bと同様に、従来のPEI樹脂からなる連結部材と比較すると、伝熱量を低減してトランスファモジュール11内の温度上昇を抑制することができ、且つ、安価に製造することができる。
図6Bは、本発明の実施の形態に係る連結部材30の第4の変形例である連結部材30Dの部分断面であり、図2Bに相当する。連結部材30Dは、連結部材30における真空雰囲気側の開口面を蓋部材34によって閉塞して、球状部材32を内包する構造を有する。また、連結部材30Dでは、蓋部材34と対向する大気雰囲気側の側面部31cに排気口35を設けて、排気口35から球状部材32が配置された空間の排気を行うことにより、この空間を所定の真空度で保持することができる構造となっている。
連結部材30Dでは、蓋部材34と側面部31cとがゲートバルブ筐体部16aからトランスファモジュール筐体部11aへの伝熱ルートとなるが、球状部材32が配置された空間内の真空度を制御することにより、又は、トランスファモジュール11内部の真空雰囲気に晒される蓋部材34の面を鏡面とすることにより、熱輻射を制御することができる。
また、連結部材30Dでは、連結部材30〜30Bと比較して、真空雰囲気に晒される面積が蓋部材34の面積のみとなるため、放出ガスを少なくすることができ、連結部材30〜30Cと同様に従来のPEI樹脂からなる連結部材と比較すると安価に製造することができる。また、伝熱量を低減してトランスファモジュール11内の温度上昇を抑制することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、上記形態を組み合わせた構造とすることができる。また、例えば、上記の実施の形態では、連結部材30等に機械的強度を持たせるために球状部材32を用いたが、これに限られず、円柱や四角柱等の柱状部材、ハニカム、円錐状部材や四角柱状部材を用いてもよい。また、球状部材32はフレーム部材31と点接触するために、球状部材32とフレーム部材31との間の熱伝達が抑制されることや汎用品を使用することでコストを抑えることが可能であることを考慮すると、球状部材32として、アルミナ、窒化ケイ素、炭化ケイ素、SUJ(クローム鋼材)等を用いることもできる。
上記実施の形態では、真空チャンバ12aとゲートバルブ筐体部16aとを構造上区別したが、ゲートバルブ筐体部16aは真空チャンバ12aの一部として構成されていてもよく、その場合、連結部材30等は、真空チャンバ12aとトランスファモジュール筐体部11aとを連結する。また、上記実施の形態では、トランスファモジュール筐体部11aとゲートバルブ筐体部16aとの間に1つの連結部材30〜30Dを配置したが、トランスファモジュール筐体部11aとゲートバルブ筐体部16aとを連結する方向に複数の連結部材30〜30Dが並べて配置された構成とすることもできる。
また、上記の実施の形態では、基板処理装置としてプラズマ処理装置を取り上げたが、これに限られず、常温よりも高温となる処理室と、この処理室に対して基板を搬入出する搬送室を備える種々の装置に本発明を適用することができる。さらに、上記実施の形態では、基板として半導体ウエハを取り上げたが、これに限定されず、搬送対象は、その他の基板、例えば、フラットパネルディスプレイ(FPD)用のガラス基板或いはセラミックス基板等であってもよい。
本出願は、2013年3月27日に出願された日本出願第2013−066104号に基づく優先権を主張するものであり、当該日本出願に記載された全内容を本出願に援用する。
10 基板処理装置
11 トランスファモジュール
11a トランスファモジュール筐体部
12 プロセスモジュール
12a 真空チャンバ
14 ロードロックモジュール
16 ゲートバルブ
16a ゲートバルブ筐体部
17 第1搬送装置
27,28 Oリング
29 切り欠き
30,30A,30B,30C,30D 連結部材
31 フレーム部材
31a 主面部
31b 鍔部
31c 側面部
32 球状部材(ジルコニア製ボール)
33 リテーナ
55 板金部材

Claims (12)

  1. 真空雰囲気に保持されて基板を処理する処理室と、真空雰囲気に保持されて前記処理室に対して基板を搬入出する搬送室と、前記処理室と前記搬送室とを連結する連結部材とを備える基板処理装置であって、
    前記連結部材は、
    前記処理室の筐体部と前記搬送室の筐体部とに挟持され、前記搬送室内部の真空雰囲気と前記基板処理装置外部の大気雰囲気とを隔離する金属製のフレーム部材と、
    金属又はセラミックスからなり、前記フレーム部材の内部に前記フレーム部材の内面と当接するように配置される複数の球状部材とを有することを特徴とする基板処理装置。
  2. 前記処理室は、常温よりも高温であることを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  3. 前記フレーム部材は、板厚が0.5mm〜1mmのステンレス鋼からなることを特徴とする請求項1又は2記載の基板処理装置。
  4. 前記球状部材は、ジルコニアボール又はステンレスボールであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  5. 前記フレーム部材において、前記搬送室内部の真空雰囲気に晒される面は鏡面であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  6. 前記連結部材では、前記球状部材が前記搬送室内部の真空雰囲気に晒されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  7. 前記連結部材では、前記球状部材が前記基板処理装置外部の大気雰囲気に晒されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  8. 前記連結部材は、前記球状部材を内包するように前記フレーム部材に取り付けられる蓋部材を有し、
    前記フレーム部材は、前記球状部材を内包する空間の排気を行うための排気口を有し、
    前記球状部材を内包する空間が所定の真空度に維持されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  9. 前記フレーム部材は、前記処理室及び前記搬送室にボルトによって固定される鍔部を有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  10. 真空雰囲気に保持されて基板を処理する処理室と、真空雰囲気に保持されて前記処理室に対して基板を搬入出する搬送室とを備える基板処理装置において前記処理室と前記搬送室とを連結する基板処理装置用連結部材であって、
    前記処理室の筐体部と前記搬送室の筐体部とに挟持され、前記搬送室内部の真空雰囲気と前記基板処理装置外部の大気雰囲気とを隔離する金属製のフレーム部材と、
    前記フレーム部材の内部に前記フレーム部材の内面と当接するように配置される複数の球状部材とを有することを特徴とする基板処理装置用連結部材。
  11. 前記フレーム部材は、板厚が0.5mm〜1mmのステンレス鋼からなることを特徴とする請求項10記載の基板処理装置用連結部材。
  12. 前記球状部材は、ジルコニアボール又はステンレスボールであることを特徴とする請求項10又は11記載の基板処理装置用連結部材。
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