JPWO2014132418A1 - 表示処理装置、表示処理方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

実施形態の表示処理装置は、読込部と表示制御部とを備える。読込部は、表示部に表示するコンテンツデータを読み込む。表示制御部は、当該表示部の幅の画素数より、当該表示部の幅に対応する当該コンテンツデータの表示対象領域の幅の画素数が大きい場合は、当該表示部の幅に対応する当該表示対象領域の幅の端と、当該表示部の幅に対応する当該表示対象領域の幅の端と反対の端と、を連結させた仮想コンテンツデータを当該表示部に表示する。

Description

本発明の実施形態は、表示処理装置、表示処理方法及びプログラムに関する。
スマートフォン等の普及により、携帯端末などの小さな画面上で文書データ等のコンテンツデータを閲覧する機会が増えている。しかしながら、小さな画面内に文書データ全体を表示すると、文字が小さすぎて読めなくなることが多い。そのため、一般に、ユーザーは、画面に文書データの一部の領域を表示して、文書データをスクロールさせながら文書データを閲覧している。しかしながら、文書の1行全体が画面内に収まらない場合は、行末から、次の行の行頭へのスクロールが1行ごとに必要となるため、操作や視線移動によるユーザーの負担が大きい。
特開2012−93888号公報
本発明が解決しようとする課題は、ユーザーの操作や視線の移動量をより少なくして、コンテンツデータを閲覧できる表示処理装置、表示処理方法及びプログラムを提供することである。
実施形態の表示処理装置は、表示部に表示するコンテンツデータを読み込む読込部と、前記表示部の幅の画素数より、前記表示部の幅に対応する前記コンテンツデータの表示対象領域の幅の画素数が大きい場合は、前記表示部の幅に対応する前記表示対象領域の幅の端と、前記表示部の幅に対応する前記表示対象領域の幅の端と反対の端と、を連結させた仮想コンテンツデータを前記表示部に表示する表示制御部とを備える。
実施形態の表示処理方法は、読込部が、表示部に表示するコンテンツデータを読み込むステップと、表示制御部が、前記表示部の幅の画素数より、前記表示部の幅に対応する前記コンテンツデータの表示対象領域の幅の画素数が大きい場合は、前記表示部の幅に対応する前記表示対象領域の幅の端と、前記表示部の幅に対応する前記表示対象領域の幅の端と反対の端と、を連結させた仮想コンテンツデータを前記表示部に表示するステップとを含む。
また、実施形態のプログラムは、コンピュータを、表示部に表示するコンテンツデータを読み込む読込部と、前記表示部の幅の画素数より、前記表示部の幅に対応する前記コンテンツデータの表示対象領域の幅の画素数が大きい場合は、前記表示部の幅に対応する前記表示対象領域の幅の端と、前記表示部の幅に対応する前記表示対象領域の幅の端と反対の端と、を連結させた仮想コンテンツデータを前記表示部に表示する表示制御部として機能させる。
図1は、第1実施形態の表示処理装置の機能ブロックの一例を示す図である。 図2は、第1実施形態の表示処理装置の文書レイアウトの解析の一例を説明するための図である。 図3は、従来の表示処理装置の文書データ閲覧時のスクロール方法を説明するための図である。 図4は、図3のスクロール方法のスクロール方向の軌跡を説明するための図である。 図5は、第1実施形態の表示処理装置の文書閲覧時(左右連結モード)のスクロール方法を説明するための図である。 図6は、図5のスクロール方法のスクロール方向の軌跡を説明するための図である。 図7は、第1実施形態の表示処理装置の表示方法を説明するためのフローチャートである。 図8は、第1実施形態の表示処理装置の表示モードの設定方法を説明するためのフローチャートである。 図9は、第1実施形態の表示処理装置の座標系を説明するための図である。 図10は、第2実施形態の表示処理装置の左右連結モードの一例を説明するための図である。 図11は、第3実施形態の表示処理装置の表示方法を説明するためのフローチャートである。 図12は、第3実施形態の表示処理装置が第2仮想文書ブロックデータを左右連結モードで表示する場合の一例を説明するための図である。 図13は、文書データの文書ブロックが横書きである場合の一例を示す図である。 図14は、第3実施形態の表示処理装置が生成する第1仮想文書ブロックデータ(図13の文書データの場合)の一例を示す図である。 図15は、文書データの文書ブロックが縦書きである場合の一例を示す図である。 図16は、第3実施形態の表示処理装置が生成する第2仮想文書ブロックデータ(図15の文書データの場合)の一例を示す図である。 図17は、文書データの文書ブロックが長方形ではない場合の一例を示す図である。 図18は、第3実施形態の表示処理装置の第1仮想文書ブロックデータ(図17の文書データの場合)の一例を示す図である。 図19は、第3実施形態の表示処理装置の表示部の大きさの一例を示す図である。 図20は、第3実施形態の表示処理装置の第1仮想文書ブロックデータを表示する際に、横幅が異なる複数の文書ブロックを同時に表示する場合の一例を示す図である。 図21は、第3実施形態の表示処理装置の第1仮想文書ブロックデータを表示する際に、横幅が異なる複数の文書ブロックを同時に表示する場合の一例を示す図である。 図22は、第3実施形態の表示処理装置の第1仮想文書ブロックデータを表示する際に、横幅が異なる複数の文書ブロックを同時に表示する場合の一例を示す図である。 図23は、第3実施形態の表示処理装置の第2仮想文書ブロックデータを表示する際に、縦幅が異なる複数の文書ブロックを同時に表示する場合の一例を示す図である。 図24は、第3実施形態の表示処理装置の第2仮想文書ブロックデータを表示する際に、縦幅が異なる複数の文書ブロックを同時に表示する場合の一例を示す図である。 図25は、第3実施形態の表示処理装置の第2仮想文書ブロックデータを表示する際に、縦幅が異なる複数の文書ブロックを同時に表示する場合の一例を示す図である。 図26は、第1〜3実施形態の表示処理装置のハードウェア構成の主要部の一例を示す図である。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の表示処理装置10の機能ブロックの一例を示す図である。本実施形態の表示処理装置10は、表示部11、記憶部12、読込部13、解析部14、操作部15、通信部16、第1表示制御部17及び第2表示制御部18を備える。
表示部11は、コンテンツデータを表示する。当該コンテンツデータは、文書、絵及び図等を含む。以下、文書(文字)を含むデータを「文書データ」という。なお、文書データは、文書以外の図等が含まれていてもよい。表示部11は、例えば、液晶ディスプレイである。記憶部12は、プログラム等のシステムデータや、文書データ等のユーザーデータを記憶する。読込部13は、文書データ及び文書レイアウトデータを読み込む。文書レイアウトデータは、文書データを画面に表示させた際のレイアウトを表すデータである。文書レイアウトデータのデータ形式は、文書データを画面に表示させた際のレイアウトが管理できればよく、任意のデータ形式でよい。例えば、文書レイアウトデータは、テキストデータである。解析部14は、文書レイアウトデータを使用して文書データの文書レイアウトを解析する。なお、解析部14による解析の対象となる文書レイアウトデータは、表示処理装置10が生成してもよいし、他の装置等から既に生成されている文書レイアウトデータを取得してもよい。
図2は、第1実施形態の表示処理装置10の文書レイアウトの解析の一例を説明するための図である。図2の例では、解析部14が、文書レイアウトデータから、文書のレイアウトを、文書ブロック21(タイトル領域)、文書ブロック22(左文章領域)及び文書ブロック23(右文章領域)として解析した場合を示している。例えば、文書ブロック22は、解析部14により、文書が左から右に読み進める横書きの文章であると解析される。また、解析部14は、各行の文字情報も抽出する。
なお、解析部14は、文書レイアウトデータ以外の情報を使用して、文章が横書きであるか縦書きであるかを解析してもよい。例えば、解析部14は、コンテンツデータに含まれる言語識別情報、フォント種別、又はLandscape/Portrait識別情報等を使用してもよい。言語識別情報は、例えば、どこの国の言語であるかなどを示す情報である。また、解析部14は、コンテンツデータに、文章が横書きであるか縦書きであるかを解析するための情報がない場合は、デフォルト設定を使用してもよい。当該デフォルト設定は、例えば、表示処理装置10が、文書が横書きである場合の表示制御を行うための設定などである。
図1に戻り、操作部15は、表示部11に表示されたデータを参照するために、ユーザーがスクロール等の操作を行うためのインタフェースである。操作部15は、例えば、液晶タッチパネルや表示処理装置10のボタン等である。通信部16は、他の装置とデータを送受信するためのインタフェースである。
第1表示制御部17は、表示部11の横幅の画素数より文書データの表示対象領域の横幅の画素数が大きく、かつ、文書データの文書が横書きである場合の表示を制御する。第1表示制御部17は、文書データを表示部11に表示した場合の文書データの右端と左端とを連結させた第1仮想文書データを表示部11に表示する。
第2表示制御部18は、表示部11の縦幅の画素数より文書データの表示対象領域の縦幅の画素数が大きく、かつ、文書データの文書が縦書きである場合の表示を制御する。第2表示制御部18は、文書データを表示部11に表示した場合の文書データの下端と上端とを連結させた第2仮想文書データを表示部11に表示する。
なお、本実施形態の表示処理装置10は、第1表示制御部17及び第2制御部18として、2つの表示制御部により表示制御を行っている。しかしながら、第1表示制御部17及び第2制御部18は、1つの表示制御部として実現してもよい。
次に、本実施形態の表示処理装置10の文書データ閲覧時のスクロール方法について説明する。本実施形態の表示処理装置10には、文書データをそのままの形式(拡大縮小以外の変更を行わない形式)で表示する通常の表示モードの他に、ユーザーの負担を低減するための連結表示モードを備える。連結表示モードは、文書データを表示させた場合の端辺どうしが接続されているかのような仮想的な表示を行う表示モードである。連結表示モードには、左右連結モード及び上下連結モードがある。従来の表示処理装置との違いを明示するため、まずはじめに、従来の表示処理装置の場合について説明する。
図3は、従来の表示処理装置の文書データ閲覧時のスクロール方法を説明するための図である。図3の例は、文書データがタイトルと2段組み文書とから構成されている場合の例である。ユーザーが、左段組領域(左文書ブロック)を閲覧する場合を例にして説明する。
従来の表示処理装置は、ユーザーの表示領域の指定操作(左段組領域を注目文章領域に指定)に応じて、左段組領域を表示する(ステップS1)。このとき、従来の表示処理装置は、注目文書領域の幅が画面にフィットするように表示する。従来の表示処理装置は、ユーザーによる注目文章領域の拡大操作に応じて、注目文章領域の表示を拡大する(ステップS2)。(c−1)は、文書データ(c−2)の一部が、画面に表示されていることを示している。従来の表示処理装置は、文章を読むためのユーザー操作に応じて、注目文章領域の表示を右にスクロールする(ステップS3)。従来の表示処理装置は、文章を更に読むためのユーザー操作に応じて、注目文章領域の表示を更に右にスクロールする(ステップS4)。従来の表示処理装置は、一行目の行末から2行目の行頭に読み進めるためのユーザー操作に応じて、注目文章領域の表示を左にスクロールする(ステップS5)。従来の表示処理装置は、以下同様の動作(ステップS3〜ステップS5)を繰り返す(ステップS6)。
図4は、図3のスクロール方法のスクロール方向の軌跡を説明するための図である。実線の矢印は、文章を読み進めるためのスクロール方向である。点線の矢印は、行頭を表示するためのスクロール方向である。このように、左右のスクロールの繰り返しにより文書を読み進めることは可能である。しかしながら、このようなスクロール操作は、ユーザーの負担が大きい。また、行末から次の行頭へと読み進む際には、表示画面の右端から左端への視線移動が発生することも、ユーザーの負担となる。
次に、本実施形態の表示処理装置10の文書データ閲覧時のスクロール方法について説明する。図5は、第1実施形態の表示処理装置10の文書閲覧時(左右連結モード)のスクロール方法を説明するための図である。本実施形態の表示処理装置10は、文章を読むためのユーザー操作に応じて、注目文章領域の表示を右にスクロールする(ステップS11)。本実施形態の表示処理装置10は、文章を更に読むためのユーザー操作に応じて、注目文章領域の表示を更に右にスクロールする(ステップS12)。本実施形態の表示処理装置10は、一行目の行末から2行目の行頭に読み進めるためのユーザー操作に応じて、注目文章領域の表示を右にスクロールする(ステップS13)。従来の表示処理装置は、以下同様の動作(ステップS11〜ステップS13)を繰り返す。
このように、左右連結モードでは、図5の(a)〜(c)のように文書の左端から右端まで読み進めた時、図5(c)の状態から更に右にスクロールを行うと、第1表示制御部17が、文書データの右端と左端があたかも接続されているかのようにして表示(第1仮想文書データとして表示)する。そのため、図5(d−2)の点線で囲まれている領域が表示されることとなり、図5(d−1)のように行末の右に行頭が表示される。
図6は、図5のスクロール方法のスクロール方向の軌跡を説明するための図である。実線の矢印は、文章を読み進めるためのスクロール方向である。点線の矢印は、行頭を表示するためのスクロール方向である。図6に示されるように、本実施形態の表示処理装置10は、ユーザーの操作負担を低減できる。また、一般的に、図6に示されるようなスクロールの仕方であれば、ユーザーの視線は、常に画面中央付近に固定されると考えられる。そのため、本実施形態の表示処理装置10は、ユーザーの視線移動による負担も低減できる。また、システムによるスクロールの自動化も容易に実現することができる。
図7は、第1実施形態の表示処理装置10の表示方法を説明するためのフローチャートである。読込部13は、文書データと文書レイアウトデータとを読み込む(ステップS110)。文書データの一例には、スキャナから入力されたラスター形式の文書画像がある。また、読込部13は、HTML(HyperText Markup Language)文書データなどのようにラスター形式以外の文書の場合でも、画面表示用に変換されたラスター画像として読み込んでもよい。なお、文書レイアウトデータは、表示処理装置10で生成してもよいし、既にあるデータを使用してもよい。例えば、表示処理装置10は、スキャナから入力されたラスター形式の文書画像については、文書レイアウトデータの生成処理を行う。また、表示処理装置10は、文書データがHTML文書などの場合は、HTMLレンダリングエンジンを利用して文書レイアウトデータを得ればよい。表示処理装置10は、その他の文書レイアウトデータを別途保持している画像形式の場合は当該文書レイアウトデータを利用する。
解析部14は、文書レイアウトデータから、表示部11に文書データが表示された際の文書レイアウトを解析する(ステップS120)。解析部14は、文書レイアウトデータに基づいて、タイトル部分、文章の段落及び図表などを一纏まりの構成要素としてみなせる単位で抽出し、その位置やサイズを求める。また、各構成要素の種類を認識し、更に関連する情報を抽出する。構成要素が文章部分であれば、各行の位置や長さ、高さ、文字行方向、読み順、行に含まれる文字単位の位置及び大きさなどを抽出する。
表示処理装置10(第1表示制御部17又は第2表示制御部18)は、表示部11に文書データ全体を表示するように縮尺を決定する(ステップS130)。なお、第1表示制御部17は、文書が横書きである場合の表示制御を行う。また、第2表示制御部18は、文書が縦書きである場合の表示制御を行う。表示処理装置10(第1表示制御部17又は第2表示制御部18)は、表示モードに応じて文書データを表示する(ステップS140)。表示処理装置10は、ステップS130からステップS140に進んだ場合は、文書データの全体を通常表示モードで表示する。また、文書データの全体を表示する際には、文書レイアウトデータの解析により得られたレイアウト情報も画像と合わせて表示してもよい。レイアウト情報とは、例えば、文章の段落及び図表などの一纏まりの構成要素を明示する枠(矩形)などである。
表示処理装置10(第1表示制御部17又は第2表示制御部18)は、ステップS130からステップS140に進んだ後は、ユーザーの操作(命令)に応じた処理を行う。本実施形態の表示処理装置10でのユーザー操作としては、注目文章領域の指定(ステップS150)、注目文章領域の解除(ステップS160)、表示された文書データの拡大縮小(ステップS170)、スクロール(ステップS180)及び表示の終了(ステップS190)である。
ユーザーの操作手段(操作部15)はキーボード、タッチペン、ボタン、マウス又はタッチパネルへのタッチ等、どのようなものであってもよい。例えば、本実施形態の表示処理装置10は、表示部11と操作部15とを兼ねたタッチパネルを内蔵した携帯端末でもよい。このような携帯端末では、タッチパネル上で指をスライドさせることで、表示内容のスクロールが可能である。
まず、注目文章領域の指定(ステップS150)について説明する。操作部15が、ユーザーから注目文書領域の指定を受け付けると、表示処理装置10(第1表示制御部17又は第2表示制御部18)は、注目文書領域を表示するように縮尺を決定する(ステップS151)。注目文書領域の文章が横書きの場合は、第1表示制御部17が、文書行の横幅が、表示部11の画面横幅と一致するような縮尺を決定し、ステップS140に戻り、文書データを表示する。文章が縦書きの場合は、第2表示制御部18が、文書行の縦幅が、表示部11の画面縦幅と一致するような縮尺を決定し、ステップS140に戻り、文書データを表示する。
注目文章領域が指定されているときに、操作部15がユーザーから注目文章領域解除操作を受け付けると(ステップS160)、本実施形態の表示処理装置10では、初期状態表示(文書データ全体とレイアウト情報とを表示)を行う。表示処理装置10(第1表示制御部17又は第2表示制御部18)は、文書データ全体が表示部11に表示できる縮尺を決定する(ステップS161)。表示処理装置10(第1表示制御部17又は第2表示制御部18)は、ステップS140に戻り、文書データを表示する。
操作部15は、ユーザーから拡大縮小操作を受け付ける(ステップS170)。拡大操作は、例えば、タッチパネル上で二本の指を広げる操作である。表示処理装置10(第1表示制御部17又は第2表示制御部18)は、二本の指の広がりの距離に応じて縮尺を更新する(ステップS171)。その後、表示処理装置10(第1表示制御部17又は第2表示制御部18)は、表示モード(通常表示モード、左右連結モード又は上下連結モード)を設定する(ステップS172)。なお、S172の処理の詳細については後述する。表示処理装置10(第1表示制御部17又は第2表示制御部18)は、ステップS140に戻り、表示モードに応じた文書データを表示する。
操作部15は、ユーザーからスクロール操作を受け付ける(ステップS180)。スクロール操作は、例えば、タッチパネル上で指を滑らせることで行われる。表示処理装置10(第1表示制御部17又は第2表示制御部18)は、指の移動量に応じて文書データのシフト量(移動量)を更新する(ステップS181)。表示処理装置10(第1表示制御部17又は第2表示制御部18)は、指の動かす方向と反対方向に文書データを移動する。表示処理装置10(第1表示制御部17又は第2表示制御部18)は、ステップS140に戻り、シフト量及び表示モードに応じた文書データを表示する。
操作部15が、ユーザーから表示の終了操作を受け付けると(ステップS190)、表示処理装置10(第1表示制御部17又は第2表示制御部18)は、表示処理を終了する。
図8は、第1実施形態の表示処理装置10の表示モードの設定方法を説明するためのフローチャートである。本実施形態の表示処理装置10の初期状態の表示モードは、通常表示モードである。表示モードの設定(更新)は、表示の拡大・縮小操作をトリガーとして、S172(図7参照)で行われる。以下、表示モードの設定方法の詳細について説明する。
表示処理装置10は、注目文書領域が設定されているか否かを判定する(ステップS20)。注目文書領域が設定されている場合(ステップS20、Yes)は、ステップS21に進む。注目文書領域が設定されていない場合(ステップS20、No)は、表示モードを変更せずに処理を終了する。表示処理装置10は、注目文書領域の文章が横書きであるか否かを判定する(ステップS21)。横書きである場合(ステップS21、Yes)は、ステップS22に進む。横書きでない(縦書きである)場合(ステップS21、No)は、ステップS25に進む。
第1表示制御部17は、表示部11の横幅の画素数よりも注目文章領域の横幅の画素数が大きいか否かを判定する(ステップS22)。表示部11の横幅の画素数よりも注目文章領域の横幅の画素数が大きい場合(ステップS22、Yes)は、第1表示制御部17は、表示モードを左右連結モードに移行する(ステップS23)。注目文章領域の横幅の画素数が、表示部11の横幅の画素数以下である場合(ステップS22、No)は、第1表示制御部17は、表示モードを通常表示モードに移行する(ステップS24)。
第2表示制御部18は、表示部11の縦幅の画素数よりも注目文章領域の縦幅の画素数が大きいか否かを判定する(ステップS25)。表示部11の縦幅の画素数よりも注目文章領域の縦幅の画素数が大きい場合(ステップS25、Yes)は、第2表示制御部18は、表示モードを上下連結モードに移行する(ステップS26)。注目文章領域の縦幅の画素数が、表示部11の縦幅の画素数以下である場合(ステップS25、No)は、第2表示制御部18は、表示モードを通常表示モードに移行する(ステップS24)。
次に、第1実施形態の表示処理装置10の表示モードを実現するためのアルゴリズムの一例について説明する。
図9は、第1実施形態の表示処理装置10の座標系を説明するための図である。表示部11の横幅をscreen_wとし、縦幅をscreen_hとする。また、注目文章領域の横幅をimage_wとし、縦幅をimage_hとする。注目文章領域の横幅及び縦幅は、拡大縮小率zoomによりもとの画像のzoom倍となる。shift_x及びshift_yは、ユーザーのスクロール操作によるスクロール量の大きさを表す。表示部11の座標系及び注目文章領域の座標系は、共に左上を原点とする(x,y)座標とする。
表示モードdraw_modeは、通常表示モードNORMAL_MODE、左右連結モードLR_CONNECT_MODE、上下連結モードTB_CONNECT_MODEのいずれかの状態をとるものとする。
ここでは、表示スクリーンの(i,j)画素に、注目文章領域の(I,J)画素値を表示することをSCREEN(i,j)←IMAGE(I,J)のように表現することとする。ただし、(I,J)が画像外の座標であれば背景色(黒色等)を表示するものとする。
まず、関数f(k,wh)を以下のように定義する。
function f(k,wh){
while(k<0)k←k+wh
while(k>wh)k←k−wh
return k

(kの値が負の場合、kが正の値となるまでwhの値が加算された値をkの値とする。kの値がwhより大きい場合、kがwh以下となるまでwhの値が減算された値をkの値とする。kを関数の戻り値とする。)
この場合、以下のようにSCREEN(i,j)表示を行えばよい。
<NORMAL_MODE>
I←i+shift_x
J←j+shift_y
SCREEN(i,j)←IMAGE(I,J)
<LR_CONNECT_MODE>
I←f(i+shift_x,image_w)
J←j+shift_y
SCREEN(i,j)←IMAGE(I,J)
<TB_CONNECT_MODE>
I←i+shift_x
J←f(j+shift_y,image_h)
SCREEN(i,j)←IMAGE(I,J)
以上のように、第1実施形態の表示処理装置10によれば、従来の表示処理装置10よりも、ユーザーの視線の移動及びスクロール操作の負荷をより低減させることができる。
(第1実施形態の変形例)
なお、上述の第1実施形態の表示処理装置10の説明では、コンテンツデータが文書データであり、文書が横書きであるか縦書きであるかに基づく表示処理方法について説明した。しかしながら、文書が横書きであるか縦書きであるかを判断せずに、表示処理を行ってもよい。例えば、本実施形態の表示処理装置10の変形例として、表示部11の幅の画素数より、表示部11の幅に対応するコンテンツデータの表示対象領域の幅の画素数が大きい場合は、表示部11の幅に対応する表示対象領域の幅の端と、表示部11の幅に対応する表示対象領域の幅の端と反対の端と、を連結させた仮想コンテンツデータを表示部11に表示してもよい。このような表示制御を行う場合は、第1表示制御部17及び第2制御部18の制御を、1つの表示制御部として実現してもよい。
また、本実施形態の表示処理装置10の変形例として、仮想コンテンツデータを表示する連結表示モードと、コンテンツデータをそのまま表示する通常表示モードの状態を、所定の条件に基づいて切り換えることができるようにしてもよい。当該所定の条件は、例えば、コンテンツデータの内容、コンテンツデータの文書レイアウトデータ、ユーザーの操作情報、及び表示処理装置10の設定のいずれかあるいはその組み合わせなどの条件である。なお、仮想コンテンツデータは、第1実施形態の説明では、第1仮想文書データ又は第2仮想文書データに対応する。例えば、第1表示制御部17が、第1仮想文書データを表示部11に表示する条件を満たしていても、ユーザーの操作に応じて、コンテンツデータをそのまま表示できるようにしてもよい。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態の表示処理装置10について説明する。本実施形態の表示処置装置10の機能ブロックは、第1実施形態の表示処理装置10と同じであるため、詳細な説明を省略する。本実施形態の表示処理装置10は、連結表示モード(左右連結モード及び上下連結モード)の表示が、第1実施形態の表示処理装置10と異なる。
図10は、第2実施形態の表示処理装置10の左右連結モードの一例を説明するための図である。本実施形態の表示処理装置10の第1表示制御部17は、図10に図示されているように、右端と左端とを連結させるときに、右端のn行目(nは1以上の整数)の文章と左端のn+1行目の文章が繋がるようにして第1仮想文書データを生成して表示する。これにより、本実施形態の表示処理装置10は、ユーザーの視線の移動及びスクロール操作の負荷をより低減させることができる。
なお、文書データの文書が縦書きの場合は、第2表示制御部18が、下端と上端とを連結させるときに、下端のn列目(nは1以上の整数)の文章と上端のn+1列目の文章が繋がるようにして第2仮想文書データを生成して表示する。
以上のように、第2実施形態の表示処理装置10によれば、第1実施形態の表示処理装置10よりも、ユーザーの視線の移動及びスクロール操作の負荷をより低減させることができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態の表示処理装置10について説明する。本実施形態の表示処理装置10の機能ブロックは、第1実施形態の表示処理装置10と同じであるため、詳細な説明を省略する。本実施形態の表示処理装置10は、文書データに複数の文書ブロックが含まれている場合の表示制御が、第1実施形態の表示処理装置10よりも更に考慮されている。
図11は、第3実施形態の表示処理装置10の表示方法を説明するためのフローチャートである。表示処理装置10は、文書データに含まれる文書ブロックの文章が横書きであるか否かを判定する(ステップS30)。横書きである場合(ステップS30、Yes)は、ステップS31に進む。横書きでない(縦書きである)場合(ステップS30、No)は、ステップS35に進む。
第1表示制御部17は、N番目(Nは1以上の整数)の文書ブロックの下端とN+1番目の文書ブロックの上端を連結した第1仮想文書ブロックデータを生成する(ステップS31)。なお、文書データに含まれる文書ブロックの順番を決定する方法は適宜定めてよい。例えば、文書ブロックの文章が横書きである場合は、文書ブロック領域の左上の頂点の座標に基づいて、文書ブロックの順番を決定してもよい。第1表示制御部17は、表示部11の横幅の画素数よりも注目文章領域の横幅の画素数が大きいか否かを判定する(ステップS32)。表示部11の横幅の画素数よりも注目文章領域の横幅の画素数が大きい場合(ステップS32、Yes)は、第1表示制御部17は、表示モードを左右連結モードに移行して、第1仮想文書ブロックデータを表示する(ステップS33)。注目文章領域の横幅の画素数が、表示部11の横幅の画素数以下である場合(ステップS32、No)は、第1表示制御部17は、表示モードを通常表示モードに移行して、第1仮想文書ブロックデータを表示する(ステップS34)。
第2表示制御部18は、N番目(Nは1以上の整数)の文書ブロックの左端とN+1番目の文書ブロックの右端を連結した第2仮想文書ブロックデータを生成する(ステップS35)。なお、文書データに含まれる文書ブロックの順番を決定する方法は適宜定めてよい。例えば、文書ブロックの文章が縦書きである場合は、文書ブロック領域の右上の頂点の座標に基づいて、文書ブロックの順番を決定してもよい。第2表示制御部18は、表示部11の縦幅の画素数よりも注目文章領域の縦幅の画素数が大きいか否かを判定する(ステップS36)。表示部11の縦幅の画素数よりも注目文章領域の縦幅の画素数が大きい場合(ステップS36、Yes)は、第2表示制御部18は、表示モードを上下連結モードに移行して、第2仮想文書ブロックデータを表示する(ステップS37)。注目文章領域の縦幅の画素数が、表示部11の縦幅の画素数以下である場合(ステップS36、No)は、第2表示制御部18は、表示モードを通常表示モードに移行して、第2仮想文書ブロックデータを表示する(ステップS38)。
図12は、第3実施形態の表示処理装置10が第2仮想文書ブロックデータを左右連結モードで表示する場合の一例を説明するための図である。図12の文書データの例では、文書ブロックは、上段(1番目の文書ブロック)、中段(2番目の文書ブロック)及び下段(3番目の文書ブロック)の3つの構成である。また、文書ブロックの文章は縦書きである。したがって、第2表示制御部18は、1番目の文書ブロックの左端と2番目の文書ブロックの右端を連結し、2番目の文書ブロックの左端と3番目の文書ブロックの右端を連結した第2仮想文書ブロックデータを生成する。操作部15が、図12の注目文書領域を表示している状態から、左にスクロールする操作を検出すると、第2表示制御部18が、2番目の文書ブロックの右端の領域を次に表示する。
次に、第1仮想文書ブロックデータの具体例について説明する。図13は、文書データの文書ブロックが横書きである場合の一例である。図14は、第3実施形態の表示処理装置10が生成する第1仮想文書ブロックデータ(図13の文書データの場合)の一例である。第1表示制御部17は、まず第1仮想文書ブロックデータを生成し、第1仮想文書ブロックデータの注目文書領域の横幅の画素数及び表示部11の横幅の画素数に応じて、通常表示モード及び左右連結表示モードを切り換える。なお、文書ブロックの文書が横書きである場合に、横幅の異なる複数の文書ブロックを、表示部11の画面内に同時に表示する場合の制御については後述する。
次に、第2仮想文書ブロックデータの具体例について説明する。図15は、文書データの文書ブロックが縦書きである場合の一例である。図16は、第3実施形態の表示処理装置が生成する第2仮想文書ブロックデータ(図15の文書データの場合)の一例である。第2表示制御部18は、まず第2仮想文書ブロックデータを生成し、第2仮想文書ブロックデータの注目文書領域の縦幅の画素数及び表示部11の縦幅の画素数に応じて、通常表示モード及び上下連結表示モードを切り換える。なお、文書ブロックの文書が縦書きである場合に、縦幅の異なる複数の文書ブロックを、表示部11の画面内に同時に表示する場合の制御については後述する。
次に、文書データの文書ブロックが長方形でない場合について説明する。文書ブロックの文書が横書きである場合について説明する。図17は、文書データの文書ブロックが長方形ではない場合の一例である。図18は、第3実施形態の表示処理装置の第1仮想文書ブロックデータ(図17の文書データの場合)の一例である。図18に例示されるように、第1表示制御部17は、文書ブロックが長方形でない場合には、複数の長方形の文書ブロックに分割する。図18の例では、第1表示制御部17は、文書ブロックを、image_1部とimage_2部とに分割する。このとき、画面スクロールによって、画面の表示状態は、image_1部のみが表示されている状態、image_1部とimage_2部とが表示されている状態及びimage_2部のみが表示されている状態がある。image_1部のみが表示されている状態及びimage_2部のみが表示されている状態は、長方形の文書ブロックを1つ表示する場合と同様である。image_1部とimage_2部とが表示されている状態では、第1表示制御部17が、表示部11の画面の大きさ及び注目表示領域の横幅の長さの変化によって、画面の表示の仕方を制御する。以下、文書ブロックの文書が横書きである場合に、横幅の異なる複数の文書ブロックを、表示部11の画面内に同時に表示する場合について説明する。
まず、表示部11の画面について説明する。図19は、第3実施形態の表示処理装置10の表示部11の大きさの一例を示す図である。図19の例では、表示部11の縦幅の大きさをscreen_hとし、横幅の大きさをscreen_wとしている。
図20は、第3実施形態の表示処理装置10の第1仮想文書ブロックデータを表示する際に、横幅が異なる複数の文書ブロックを同時に表示する場合の一例である。図20の表示例は、スクロールにより、第N文書ブロック(Nは1以上の整数)と第N+1文書ブロックが同時に表示される場合である。また、第N文書ブロックの横幅の大きさimage_w(N)より第N+1文書ブロックの横幅の大きさimage_w(N+1)の方が大きい場合である。すなわち、上から下にスクロールした際に、次に表示される文書ブロックの横幅の方が大きい場合の例である。
このとき、第1表示制御部17は、N番目の文書ブロック(第N文書ブロック)とN+1番目の文書ブロック(第N+1文書ブロック)とに外接する矩形を連結の単位領域とする第1仮想文書ブロックデータを生成する。また、第1表示制御部17は、N番目の文書ブロックは、当該単位領域の左端に寄せる。また、第1表示制御部17は、N番目の文書ブロックでもN+1番目の文書ブロックでもない当該単位領域の領域には、背景色を表示する。背景色は、黒色や灰色等の任意の色でよい。第1表示制御部17は、図20の第1仮想文書ブロックデータの横幅が、screen_w以下であれば、通常表示モードで表示する。また、第1表示制御部17は、図20の第1仮想文書ブロックデータの横幅が、screen_wより大きければ、左右連結モードで表示する。
図21は、第3実施形態の表示処理装置10の第1仮想文書ブロックデータを表示する際に、横幅が異なる複数の文書ブロックを同時に表示する場合の一例である。図21の表示例は、スクロールにより、第N文書ブロック(Nは1以上の整数)と第N+1文書ブロックが同時に表示される場合である。また、第N文書ブロックの横幅の大きさimage_w(N)より第N+1文書ブロックの横幅の大きさimage_w(N+1)の方が小さい場合である。また、max(image_w(N),image_w(N+1))(image_w(N)とimage_w(N+1)のうち大きい方の大きさ)がscreen_w以下の大きさであるとする。すなわち、上から下にスクロールした際に、次に表示される文書ブロックの横幅の方が小さい場合の例である。また、第1仮想文書ブロックデータの横幅の大きさが、表示部11の横幅以下の大きさである場合の例である。
このとき、第1表示制御部17は、N番目の文書ブロック(第N文書ブロック)とN+1番目の文書ブロック(第N+1文書ブロック)とに外接する矩形を連結の単位領域とする第1仮想文書ブロックデータを生成する。また、第1表示制御部17は、N+1番目の文書ブロックは、当該単位領域の左端に寄せる。また、第1表示制御部17は、N番目の文書ブロックでもN+1番目の文書ブロックでもない当該単位領域の領域には、背景色を表示する。背景色は、黒色や灰色等の任意の色でよい。第1表示制御部17は、図21の第1仮想文書ブロックデータを、通常表示モードで表示する。なお、第1表示制御部17は、背景色を表示せずに、N+1番目の文書ブロックを、拡大(例えば、screen_w/image_w倍)して表示してもよい。
図22は、第3実施形態の表示処理装置10の第1仮想文書ブロックデータを表示する際に、横幅が異なる複数の文書ブロックを同時に表示する場合の一例である。図22の表示例は、スクロールにより、第N文書ブロック(Nは1以上の整数)と第N+1文書ブロックが同時に表示される場合である。また、第N文書ブロックの横幅の大きさimage_w(N)より第N+1文書ブロックの横幅の大きさimage_w(N+1)の方が小さい場合である。また、max(image_w(N),image_w(N+1))(image_w(N)とimage_w(N+1)のうち大きい方の大きさ)がscreen_wより大きい場合とする。すなわち、上から下にスクロールした際に、次に表示される文書ブロックの横幅の方が小さい場合の例である。また、第1仮想文書ブロックデータの横幅の大きさが、表示部11の横幅の大きさより大きい場合の例である。
このとき、第1表示制御部17は、N番目の文書ブロック(第N文書ブロック)とN+1番目の文書ブロック(第N+1文書ブロック)とに外接する矩形を連結の単位領域とする第1仮想文書ブロックデータを生成する。また、第1表示制御部17は、N+1番目の文書ブロックは、当該単位領域の右端に寄せる。また、第1表示制御部17は、N番目の文書ブロックでもN+1番目の文書ブロックでもない当該単位領域の領域には、背景色を表示する。背景色は、黒色や灰色等の任意の色でよい。第1表示制御部17は、図22の第1仮想文書ブロックデータを、左右連結モードで表示する。
図23は、第3実施形態の表示処理装置10の第2仮想文書ブロックデータを表示する際に、縦幅が異なる複数の文書ブロックを同時に表示する場合の一例である。図23の表示例は、スクロールにより、第N文書ブロック(Nは1以上の整数)と第N+1文書ブロックが同時に表示される場合である。また、第N文書ブロックの縦幅の大きさimage_h(N)より第N+1文書ブロックの縦幅の大きさimage_h(N+1)の方が大きい場合である。すなわち、右から左にスクロールした際に、次に表示される文書ブロックの縦幅の方が大きい場合の例である。
このとき、第2表示制御部18は、N番目の文書ブロック(第N文書ブロック)とN+1番目の文書ブロック(第N+1文書ブロック)とに外接する矩形を連結の単位領域とする第2仮想文書ブロックデータを生成する。また、第2表示制御部18は、N番目の文書ブロックは、当該単位領域の上端に寄せる。また、第2表示制御部18は、N番目の文書ブロックでもN+1番目の文書ブロックでもない当該単位領域の領域には、背景色を表示する。背景色は、黒色や灰色等の任意の色でよい。第2表示制御部18は、図23の第2仮想文書ブロックデータの縦幅が、screen_h以下であれば、通常表示モードで表示する。また、第2表示制御部18は、図23の第2仮想文書ブロックデータの縦幅が、screen_hより大きければ、上下連結モードで表示する。
図24は、第3実施形態の表示処理装置10の第2仮想文書ブロックデータを表示する際に、縦幅が異なる複数の文書ブロックを同時に表示する場合の一例である。図24の表示例は、スクロールにより、第N文書ブロック(Nは1以上の整数)と第N+1文書ブロックが同時に表示される場合である。また、第N文書ブロックの縦幅の大きさimage_h(N)より第N+1文書ブロックの縦幅の大きさimage_h(N+1)の方が小さい場合である。また、max(image_h(N),image_h(N+1))(image_h(N)とimage_h(N+1)のうち大きい方の大きさ)がscreen_h以下の大きさであるとする。すなわち、右から左にスクロールした際に、次に表示される文書ブロックの縦幅の方が小さい場合の例である。また、第2仮想文書ブロックデータの縦幅の大きさが、表示部11の縦幅以下の大きさである場合の例である。
このとき、第2表示制御部18は、N番目の文書ブロック(第N文書ブロック)とN+1番目の文書ブロック(第N+1文書ブロック)とに外接する矩形を連結の単位領域とする第2仮想文書ブロックデータを生成する。また、第2表示制御部18は、N+1番目の文書ブロックは、当該単位領域の上端に寄せる。また、第2表示制御部18は、N番目の文書ブロックでもN+1番目の文書ブロックでもない当該単位領域の領域には、背景色を表示する。背景色は、黒色や灰色等の任意の色でよい。第2表示制御部18は、図24の第2仮想文書ブロックデータを、通常表示モードで表示する。なお、第2表示制御部18は、背景色を表示せずに、N+1番目の文書ブロックを、拡大(例えば、screen_h/image_h倍)して表示してもよい。
図25は、第3実施形態の表示処理装置10の第2仮想文書ブロックデータを表示する際に、縦幅が異なる複数の文書ブロックを同時に表示する場合の一例である。図25の表示例は、スクロールにより、第N文書ブロック(Nは1以上の整数)と第N+1文書ブロックが同時に表示される場合である。また、第N文書ブロックの縦幅の大きさimage_h(N)より第N+1文書ブロックの縦幅の大きさimage_h(N+1)の方が小さい場合である。また、max(image_h(N),image_h(N+1))(image_h(N)とimage_h(N+1)のうち大きい方の大きさ)がscreen_hより大きい場合とする。すなわち、右から左にスクロールした際に、次に表示される文書ブロックの縦幅の方が小さい場合の例である。また、第2仮想文書ブロックデータの縦幅の大きさが、表示部11の縦幅の大きさより大きい場合の例である。
このとき、第2表示制御部18は、N番目の文書ブロック(第N文書ブロック)とN+1番目の文書ブロック(第N+1文書ブロック)とに外接する矩形を連結の単位領域とする第2仮想文書ブロックデータを生成する。また、第2表示制御部18は、N+1番目の文書ブロックは、当該単位領域の下端に寄せる。また、第2表示制御部18は、N番目の文書ブロックでもN+1番目の文書ブロックでもない当該単位領域の領域には、背景色を表示する。背景色は、黒色や灰色等の任意の色でよい。第2表示制御部18は、図25の第2仮想文書ブロックデータを、上下連結モードで表示する。
以上のように、第3実施形態の表示処理装置10によれば、表示部11に複数の文書ブロックを表示する場合でも、ユーザーの視線移動及びスクロール操作の負担を低減することができる。
図26は、第1〜3実施形態の表示処理装置10のハードウェア構成の主要部の一例である。第1〜3実施形態の表示処理装置10は、制御装置31、主記憶装置32、補助記憶装置33、通信装置34及び入力装置35を備える。制御装置31、主記憶装置32、補助記憶装置33、通信装置34及び入力装置35は、バス36を介して互いに接続されている。
制御装置31は、補助記憶装置33から主記憶装置32に読み出されたプログラムを実行する。主記憶装置32は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等のメモリである。補助記憶装置33は、メモリカード等である。入力装置35は、表示処理装置10を操作するためのインタフェースである。通信装置34は、ネットワークに接続するためのインタフェースである。
第1〜3実施形態の表示処理装置10で実行されるプログラムを、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、メモリカード、CD−R及びDVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録し、コンピュータ・プログラム・プロダクトとして提供してもよい。また、第1〜3実施形態の表示処理装置10で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供してもよい。また、第1〜3実施形態の表示処理装置10で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供、又は配布してもよい。また、第1〜3実施形態の表示処理装置10のプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供してもよい。
第1〜3実施形態の表示処理装置10で実行されるプログラムは、上述した図1の各機能ブロックのうち、プログラムとしても実現可能な機能ブロックを含むモジュール構成となっている。当該モジュールは、実際のハードウェアとしては、制御装置31が上記記憶媒体からプログラムを読み出して実行することにより、上記各モジュールが主記憶装置32上にロードされる。すなわち、上記各モジュールは、主記憶装置32上に生成される。なお、上述した図1の各機能ブロックの一部、又は全部を、プログラムにより実現せずに、IC(Integrated Circuit)等のハードウェアにより実現してもよい。
以上のように、第1〜3実施形態の表示処理装置10によれば、第1表示制御部17及び第2表示制御部18を備えることにより、従来の表示処理装置10よりも、ユーザーの視線の移動及びスクロール操作の負荷をより低減させることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 表示処理装置
11 表示部
12 記憶部
13 読込部
14 解析部
15 操作部
16 通信部
17 第1表示制御部
18 第2表示制御部
31 制御装置
32 主記憶装置
33 補助記憶装置
34 通信装置
35 入力装置
36 バス
実施形態の表示処理装置は、表示部に表示する文書を含むデータを表す文書データを読み込む読込部と、前記表示部の幅の画素数より、前記表示部の幅に対応する前記文書データの表示対象領域の幅の画素数が大きい場合は、前記表示部の幅に対応する前記表示対象領域の幅の端と、前記表示部の幅に対応する前記表示対象領域の幅の端と反対の端と、を連結させた仮想文書データを前記表示部に表示する表示制御部とを備え、前記表示制御部は、前記表示部の横幅の画素数より前記文書データの表示対象領域の横幅の画素数が大きく、かつ、前記文書データの文書が横書きである場合は、前記文書データを前記表示部に表示した場合の前記文書データの右端と左端とを連結させた第1仮想文書データを前記表示部に表示する第1表示制御部を備え、前記第1表示制御部は、更に、前記文書が複数の文書ブロックで構成され、かつ、前記文書ブロックの文書が横書きである場合は、N番目(Nは1以上の整数)の文書ブロックの下端とN+1番目の文書ブロックの上端を連結した第1仮想文書ブロックデータを生成し、前記第1仮想文書ブロックデータの右端と左端とを連結させた第1仮想文書データを前記表示部に表示し、前記表示部にN番目(Nは1以上の整数)の文書ブロックを表示している状態から、前記N番目の文書ブロックより横幅の画素数が大きいN+1番目の文書ブロックを更に表示し、前記N番目の文書ブロックと前記N+1番目の文書ブロックとを同時に表示する場合は、前記N番目の文書ブロックと前記N+1番目の文書ブロックとに外接する矩形を連結の単位領域とする前記第1仮想文書ブロックデータを生成し、前記N番目の文書ブロックは、前記単位領域の左端に寄せ、前記N番目の文書ブロックでも前記N+1番目の文書ブロックでもない前記単位領域の領域には、背景色を表示する
実施形態の表示処理方法は、読込部が、表示部に表示する文書を含むデータを表す文書データを読み込むステップと、表示制御部が、前記表示部の幅の画素数より、前記表示部の幅に対応する前記文書データの表示対象領域の幅の画素数が大きい場合は、前記表示部の幅に対応する前記表示対象領域の幅の端と、前記表示部の幅に対応する前記表示対象領域の幅の端と反対の端と、を連結させた仮想文書データを前記表示部に表示するステップと、表示制御部が、前記表示部の横幅の画素数より前記文書データの表示対象領域の横幅の画素数が大きく、かつ、前記文書データの文書が横書きである場合は、前記文書データを前記表示部に表示した場合の前記文書データの右端と左端とを連結させた第1仮想文書データを前記表示部に表示するステップと、第1表示制御部が、更に、前記文書が複数の文書ブロックで構成され、かつ、前記文書ブロックの文書が横書きである場合は、N番目(Nは1以上の整数)の文書ブロックの下端とN+1番目の文書ブロックの上端を連結した第1仮想文書ブロックデータを生成し、前記第1仮想文書ブロックデータの右端と左端とを連結させた第1仮想文書データを前記表示部に表示するステップと、第1表示制御部が、前記表示部にN番目(Nは1以上の整数)の文書ブロックを表示している状態から、前記N番目の文書ブロックより横幅の画素数が大きいN+1番目の文書ブロックを更に表示し、前記N番目の文書ブロックと前記N+1番目の文書ブロックとを同時に表示する場合は、前記N番目の文書ブロックと前記N+1番目の文書ブロックとに外接する矩形を連結の単位領域とする前記第1仮想文書ブロックデータを生成し、前記N番目の文書ブロックは、前記単位領域の左端に寄せ、前記N番目の文書ブロックでも前記N+1番目の文書ブロックでもない前記単位領域の領域には、背景色を表示するステップと、を含む。
また、実施形態のプログラムは、コンピュータを、表示部に表示する文書を含むデータを表す文書データを読み込む読込部と、前記表示部の幅の画素数より、前記表示部の幅に対応する前記文書データの表示対象領域の幅の画素数が大きい場合は、前記表示部の幅に対応する前記表示対象領域の幅の端と、前記表示部の幅に対応する前記表示対象領域の幅の端と反対の端と、を連結させた仮想文書データを前記表示部に表示する表示制御部として機能させ、前記表示制御部は、前記表示部の横幅の画素数より前記文書データの表示対象領域の横幅の画素数が大きく、かつ、前記文書データの文書が横書きである場合は、前記文書データを前記表示部に表示した場合の前記文書データの右端と左端とを連結させた第1仮想文書データを前記表示部に表示する第1表示制御部を含み、前記第1表示制御部は、更に、前記文書が複数の文書ブロックで構成され、かつ、前記文書ブロックの文書が横書きである場合は、N番目(Nは1以上の整数)の文書ブロックの下端とN+1番目の文書ブロックの上端を連結した第1仮想文書ブロックデータを生成し、前記第1仮想文書ブロックデータの右端と左端とを連結させた第1仮想文書データを前記表示部に表示し、前記表示部にN番目(Nは1以上の整数)の文書ブロックを表示している状態から、前記N番目の文書ブロックより横幅の画素数が大きいN+1番目の文書ブロックを更に表示し、前記N番目の文書ブロックと前記N+1番目の文書ブロックとを同時に表示する場合は、前記N番目の文書ブロックと前記N+1番目の文書ブロックとに外接する矩形を連結の単位領域とする前記第1仮想文書ブロックデータを生成し、前記N番目の文書ブロックは、前記単位領域の左端に寄せ、前記N番目の文書ブロックでも前記N+1番目の文書ブロックでもない前記単位領域の領域には、背景色を表示する

Claims (18)

  1. 表示部に表示するコンテンツデータを読み込む読込部と、
    前記表示部の幅の画素数より、前記表示部の幅に対応する前記コンテンツデータの表示対象領域の幅の画素数が大きい場合は、前記表示部の幅に対応する前記表示対象領域の幅の端と、前記表示部の幅に対応する前記表示対象領域の幅の端と反対の端と、を連結させた仮想コンテンツデータを前記表示部に表示する表示制御部と
    を備える表示処理装置。
  2. 前記コンテンツデータは、文書を含むデータを表す文書データである
    請求項1に記載の表示処理装置。
  3. 前記表示制御部は、
    前記文書データの文書が横書きである場合には、前記表示対象領域の右端と左端とを連結させた仮想文書データを前記表示部に表示し、
    前記文書データの文書が縦書きである場合には、前記表示対象領域の上端と下端とを連結させた仮想文書データを前記表示部に表示する
    請求項2に記載の表示処理装置。
  4. 前記表示制御部は、
    前記仮想コンテンツデータを表示する連結表示モードと、前記コンテンツデータをそのまま表示する通常表示モードの状態を持ち、所定の条件に基づいて連結表示モードと通常表示モードを切り換える
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の表示処理装置。
  5. 前記表示制御部は、
    前記コンテンツデータが行構造をもつ場合、n行目(nは1以上の整数)の文章行末とn+1行目の文章行頭が連続するように仮想文書データを生成する
    請求項2乃至4のいずれか1項に記載の表示処理装置。
  6. 前記表示制御部は、
    前記コンテンツデータが複数の文書ブロックで構成される場合、n番目(nは1以上の整数)の文書ブロックとn+1番目の文書ブロックとを連結させた仮想文書データを生成する
    請求項2乃至5のいずれか1項に記載の表示処理装置。
  7. 前記コンテンツデータは、
    文書を含むデータを表す文書データであり、
    前記表示制御部は、
    前記表示部の横幅の画素数より前記文書データの表示対象領域の横幅の画素数が大きく、かつ、前記文書データの文書が横書きである場合は、前記文書データを前記表示部に表示した場合の前記文書データの右端と左端とを連結させた第1仮想文書データを前記表示部に表示する第1表示制御部
    を備える請求項1に記載の表示処理装置。
  8. 前記第1表示制御部は、前記右端と前記左端とを連結させるときに、前記右端のn行目(nは1以上の整数)の文章と前記左端のn+1行目の文章が繋がるようにして前記第1仮想文書データを生成する
    請求項7に記載の表示処理装置。
  9. 前記第1表示制御部は、
    更に、前記文書が複数の文書ブロックで構成され、かつ、前記文書ブロックの文書が横書きである場合は、N番目(Nは1以上の整数)の文書ブロックの下端とN+1番目の文書ブロックの上端を連結した第1仮想文書ブロックデータを生成し、前記第1仮想文書ブロックデータの右端と左端とを連結させた第1仮想文書データを前記表示部に表示する
    請求項7又は8に記載の表示処理装置。
  10. 前記第1表示制御部は、
    前記表示部にN番目(Nは1以上の整数)の文書ブロックを表示している状態から、前記N番目の文書ブロックより横幅の画素数が大きいN+1番目の文書ブロックを更に表示し、前記N番目の文書ブロックと前記N+1番目の文書ブロックとを同時に表示する場合は、前記N番目の文書ブロックと前記N+1番目の文書ブロックとに外接する矩形を連結の単位領域とする前記第1仮想文書ブロックデータを生成し、前記N番目の文書ブロックは、前記単位領域の左端に寄せ、前記N番目の文書ブロックでも前記N+1番目の文書ブロックでもない前記単位領域の領域には、背景色を表示する
    請求項7乃至9のいずれか1項に記載の表示処理装置。
  11. 前記第1表示制御部は、
    前記表示部にN番目(Nは1以上の整数)の文書ブロックを表示している状態から、前記N番目の文書ブロックより横幅の画素数が小さいN+1番目の文書ブロックを更に表示し、前記N番目の文書ブロックと前記N+1番目の文書ブロックとを同時に表示する場合は、前記N番目の文書ブロックと前記N+1番目の文書ブロックとに外接する矩形を連結の単位領域とする前記第1仮想文書ブロックデータを生成し、前記N+1番目の文書ブロックは、前記単位領域の右端に寄せ、前記N番目の文書ブロックでも前記N+1番目の文書ブロックでもない前記単位領域の領域には、背景色を表示する
    請求項7乃至10のいずれか1項に記載の表示処理装置。
  12. 前記コンテンツデータは、
    文書を含むデータを表す文書データであり、
    前記表示制御部は、
    前記表示部の縦幅の画素数より前記文書データの表示対象領域の縦幅の画素数が大きく、かつ、前記文書データの文書が縦書きである場合は、前記文書データを前記表示部に表示した場合の前記文書データの下端と上端とを連結させた第2仮想文書データを前記表示部に表示する第2表示制御部
    を備える請求項7乃至11のいずれか1項に記載の表示処理装置。
  13. 前記第2表示制御部は、前記下端と前記上端とを連結させるときに、前記下端のn列目(nは1以上の整数)の文章と前記上端のn+1列目の文章が繋がるようにして前記第2仮想文書データを生成する
    請求項7乃至12のいずれか1項に記載の表示処理装置。
  14. 前記第2表示制御部は、
    更に、前記文書が複数の文書ブロックで構成され、かつ、前記文書ブロックの文書が縦書きである場合は、N番目(Nは1以上の整数)の文書ブロックの左端とN+1番目の文書ブロックの右端を連結した第2仮想文書ブロックデータを生成し、前記第2仮想文書ブロックデータの下端と上端とを連結させた第2仮想文書データを前記表示部に表示する
    請求項7乃至13のいずれか1項に記載の表示処理装置。
  15. 前記第2表示制御部は、
    前記表示部にN番目(Nは1以上の整数)の文書ブロックを表示している状態から、前記N番目の文書ブロックより縦幅の画素数が大きいN+1番目の文書ブロックを更に表示し、前記N番目の文書ブロックと前記N+1番目の文書ブロックとを同時に表示する場合は、前記N番目の文書ブロックと前記N+1番目の文書ブロックに外接する矩形を連結の単位領域とする前記第2仮想文書ブロックデータを生成し、前記N番目の文書ブロックは、前記単位領域の上端に寄せ、前記N番目の文書ブロックでも前記N+1番目の文書ブロックでもない前記単位領域の領域には、背景色を表示する
    請求項7乃至14のいずれか1項に記載の表示処理装置。
  16. 前記第2表示制御部は、
    前記表示部にN番目(Nは1以上の整数)の文書ブロックを表示している状態から、前記N番目の文書ブロックより縦幅の画素数が小さいN+1番目の文書ブロックを更に表示し、前記N番目の文書ブロックと前記N+1番目の文書ブロックとを同時に表示する場合は、前記N番目の文書ブロックと前記N+1番目の文書ブロックとに外接する矩形を連結の単位領域とする前記第2仮想文書ブロックデータを生成し、前記N+1番目の文書ブロックは、前記単位領域の下端に寄せ、前記N番目の文書ブロックでも前記N+1番目の文書ブロックでもない前記単位領域の領域には、背景色を表示する
    請求項7乃至15のいずれか1項に記載の表示処理装置。
  17. 読込部が、表示部に表示するコンテンツデータを読み込むステップと、
    表示制御部が、前記表示部の幅の画素数より、前記表示部の幅に対応する前記コンテンツデータの表示対象領域の幅の画素数が大きい場合は、前記表示部の幅に対応する前記表示対象領域の幅の端と、前記表示部の幅に対応する前記表示対象領域の幅の端と反対の端と、を連結させた仮想コンテンツデータを前記表示部に表示するステップと
    を含む表示処理方法。
  18. コンピュータを、
    表示部に表示するコンテンツデータを読み込む読込部と、
    前記表示部の幅の画素数より、前記表示部の幅に対応する前記コンテンツデータの表示対象領域の幅の画素数が大きい場合は、前記表示部の幅に対応する前記表示対象領域の幅の端と、前記表示部の幅に対応する前記表示対象領域の幅の端と反対の端と、を連結させた仮想コンテンツデータを前記表示部に表示する表示制御部
    として機能させるためのプログラム。
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