JPWO2014109237A1 - 強化ガラスの製造方法及び製造装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、所定温度に加熱されたガラス板を下型リングと上型モールドとで挟持することにより所望形状に曲げ成形する強化ガラスの製造方法に係り、曲げ成形後のガラス板の効果的な冷却を確保しつつ、ガラス板を適切に大きく深曲げ成形すべく、下型リングと上型モールドとの間に緩衝部材を介在させた状態でガラス板を該緩衝部材に接触させつつプレス成形するプレス成形工程と、プレス成形工程にてプレス成形されたガラス板を緩衝部材に接触させることなく下型リング上で冷却する冷却工程と、を備える。

Description

本発明は、強化ガラスの製造方法及び製造装置に係り、特に、所望温度に加熱された平板状のガラス板を下型リングと上型モールドとで挟持することにより所望形状に曲げ成形し、その後に強化するうえで好適な強化ガラスの製造方法及び製造装置に関する。
加熱炉において軟化点まで加熱された平板状のガラス板を所望形状に曲げ成形し、その後に強化する強化ガラスの製造方法及び製造装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この強化ガラスの製造装置は、軟化点まで加熱されたガラス板が載置される凹状に形成された下型としての成形リングと、その成形リングと対をなす下に凸状に形成された上型としての成形モールドと、を備えている。成形リング上に載置されたガラス板は、成形リングと成形モールドとで挟持(プレス)されることにより成形モールドの下面及び成形リングの上面に沿った所望形状に曲げ成形される。
また、上記した強化ガラスの製造装置は、成形リングを成形モールドの直下と冷却装置との間で移送するシャトルを備えている。成形リング上に載置された曲げ成形後のガラス板は、シャトルの移送により冷却装置へ搬出され、その冷却装置において上下の吹き出しエアの圧力差により成形リングから浮いた状態で急冷強化される。上記した強化ガラスの製造装置において、成形モールドとの間でガラス板を挟持する成形リングと、曲げ成形されたガラス板が冷却のために載置されるクエンチリングと、は兼用されており、共通化された同じリング(すなわち、PQ(プレス−クエンチ)リング)である。
特開平7−89739号公報
ところで、曲げ成形後のガラス板が冷却装置で浮上して冷却される場合は、そのガラス板が浮上する空間を確保することが必要であるため、上下のエアの吹き出し口の間を一定以上狭くすることは難しく、効率的な冷却は困難である。また、曲げ成形後のガラス板は、冷却装置においてクエンチリング上に載置された状態で冷却されることがある。かかる冷却手法では、ガラス板の周縁部を効果的に冷却するため、クエンチリングを櫛歯状に形成することが考えられる。しかし、PQリングが櫛歯状に形成される構造では、ガラス板が櫛歯状のリング上に載置されることとなるため、曲げ成形後のガラス板を冷却装置で効果的に冷却することが可能である一方で、ガラス板をそのPQリングと成形モールドとの間で挟持する際に大きな押圧力を加えると、ガラス板の表面に櫛歯型の痕が付くおそれがあり、また、大きな押圧力を加えないと、ガラス板を大きく深曲げ成形することが困難となる。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、曲げ成形後のガラス板の効果的な冷却を確保しつつ、ガラス板を適切に大きく深曲げ成形することが可能な強化ガラスの製造方法及び製造装置を提供することを目的とする。
上記の目的は、所定温度に加熱されたガラス板を下型リングと上型モールドとで挟持することにより所望形状に曲げ成形する強化ガラスの製造方法であって、前記下型リングと前記上型モールドとの間に緩衝部材を介在させた状態で前記ガラス板を該緩衝部材に接触させつつプレス成形するプレス成形工程と、前記プレス成形工程にてプレス成形された前記ガラス板を前記緩衝部材に接触させることなく前記下型リング上で冷却する冷却工程と、を備える強化ガラスの製造方法により達成される。
また、上記の目的は、所定温度に加熱されたガラス板を下型リングと上型モールドとで挟持することにより所望形状に曲げ成形する強化ガラスの製造装置であって、前記ガラス板が前記下型リングと前記上型モールドとによりプレス成形される際に、該下型リングと該上型モールドとの間に介在されることで該ガラス板と接触すると共に、一方、前記ガラス板が曲げ成形後に前記下型リング上で冷却される際に、前記下型リングと前記上型モールドとの間から退避して該ガラス板と非接触になる緩衝部材を備える強化ガラスの製造装置により達成される。
これらの態様の発明において、ガラス板は、下型リングと上型モールドとの間に緩衝部材が介在された状態で、その緩衝部材に接触しつつプレス成形される。次に、そのプレス成形されたガラス板は、緩衝部材に接触することなく下型リング上で冷却される。下型リングと上型モールドとの間に緩衝部材が介在すれば、ガラス板を大きく深曲げ成形することが可能である。また、下型リングと上型モールドとの間に緩衝部材が介在しなければ、ガラス板を下型リング上に載置した状態で冷却することが可能である。従って、本発明によれば、曲げ成形後のガラス板の効果的な冷却を確保しつつ、ガラス板を適切に大きく深曲げ成形することが可能となる。
本発明によれば、曲げ成形後のガラス板の効果的な冷却を確保しつつ、ガラス板を適切に大きく深曲げ成形することができる。
本発明の一実施例である強化ガラスの製造装置の構成図である。 本発明に係る強化ガラスの製造装置が備える可動機構の一例の構成及び動作を説明するための図である。 本発明に係る強化ガラスの製造装置が備える可動機構の他の一例の構成及び動作を説明するための図である。 本発明に係る強化ガラスの製造装置が備える可動機構の他の一例の構成及び動作を説明するための図である。 本実施例の強化ガラスの製造装置が備える下型リング及びその下型リング周辺の上面図である。 本実施例の強化ガラスの製造装置におけるガラス曲げ成形の工程手順を、炉外成形を例にして表した図である。 本実施例の強化ガラスの製造装置におけるガラス曲げ成形の工程手順を、炉内成形を例にして表した図である。
以下、図面を用いて、本発明に係る強化ガラスの製造方法及び製造装置の具体的な実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施例である強化ガラスの製造装置10の構成図を示す。本実施例の強化ガラスの製造装置10は、例えば、自動車や鉄道などの輸送機器のウィンドシールドガラスやリアガラス或いは建築用ガラスなどに使用されるガラス板を、要求される所望湾曲形状に合わせて曲げプレス成形し、そのプレス成形後に冷却して強化する装置である。
強化ガラスの製造装置10において成形/冷却される対象としてのガラス板14は、所定の平面形状に切り出された後、ローラコンベア16によって搬送されつつ、加熱炉(図1において図示せず)内で曲げ成形可能な温度(軟化点;例えば600℃〜700℃程度)まで加熱される。
強化ガラスの製造装置10は、プレス装置18と、冷却装置26と、を備えている。プレス装置18は、上型モールド20と、下型リング22と、からなる。すなわち、上型モールド20と下型リング22とは、ガラス板14の所望湾曲形状への曲げプレス成形を実現するための一対の成形プレス装置である。上型モールド20の形状及び下型リング22の形状はそれぞれ、互いに合致した成形面を有し、ガラス板14の板厚と所望湾曲形状とから要求されたものに合致するように形成されている。
上型モールド20は、ローラコンベア16によって搬送されるガラス板14の搬送面に対して上方に配置されている。上型モールド20は、下型リング22上に載置されたガラス板14を上方からプレスする上型プレスモールドである。上型モールド20は、ガラス板14の全面に対応してガラス板14の所望湾曲形状に合致した下面形状を有するように下に凸状に形成されている。尚、上型モールド20の下面形状は、搬送方向及び/又はその搬送方向に直交する方向に曲げ成形されるガラス板14の製品の最終湾曲形状に対応したものであってもよい。
一方、下型リング22は、上型リング20とは逆に、ローラコンベア16によって搬送されるガラス板14の搬送面に対して下方に配置される。下型リング22は、ガラス板14を下方から支持する下型プレスリングである。下型リング22は、ガラス板14の周縁部に対応してガラス板14の所望湾曲形状の輪郭形状に合致した枠形状を有するように凹状に形成されている。
尚、下型リング22が支持するガラス板14の周縁部は、ガラス板14の周縁端を含んでもよいし、また、その周縁端を含まない周縁端の近傍であってもよい。また、下型リング22の形状は、ガラス板14の全周を支持するものであってもよいし、また、その全周のうちの一部のみ、例えば、ガラス板14の、ローラコンベア16の外側に位置する辺や、略矩形状のガラス板14においてはその側辺、略台形形状のガラス板14においてはその脚部に当たる辺の少なくとも二辺を支持するものであってもよい。下型リング22の形状は、ガラス板14の搬送方向及び/又はその搬送方向に直交する方向に曲げ成形されるガラス板14の所望湾曲形状に対応したものである。
強化ガラスの製造装置10は、ローラコンベア16の搬送方向下流端部に搬送されてきたガラス板14を重力に抗して持ち上げそのローラコンベア16の搬送面から離間させて上型モールド20の下面へ吸着保持させるリフトジェット(図示せず)を備えている。このリフトジェットは、例えば、上型モールド20に対してローラコンベア16すなわち搬送面を挟んで下方に配置された上方へ向けてエアを吹き出すもの、或いは、上型モールド20の下面に密に形成されたエア吸引孔によりエアを吸い込むものである。ローラコンベア16の搬送方向下流端部に搬送されてきたガラス板14は、リフトジェットの作動によりローラコンベア16の搬送面から上方へ離間されて上型モールド20の下面へ吸着保持される。
一方、下型リング22は、プレス装置18の上型モールド20と冷却装置26との間を移動し得るシャトル24に支持されている。シャトル24は、少なくとも、プレス装置18の上型モールド20の直下と、その上型モールド20の下流側に隣接して配置された冷却装置26との間で移動することが可能である。尚、シャトル24は、更に、例えば冷却完了後のガラス板14の取出し等のため、冷却装置26の搬送方向下流側へ移動し得るものであってもよい。下型リング22は、シャトル24の移動により少なくとも上型モールド20の直下と冷却装置26との間で移送される。ガラス板14が曲げプレス成形される際は、シャトル24はプレス装置18の上型モールド20の直下へ向けて移動して、下型リング22は上型モールド20の直下に配置される。
上記したシャトル24は、また、昇降装置(図示せず)によりガラス板14の搬送面に対して上下に移動することが可能である。この昇降装置は、上型モールド20の下面に吸着されたガラス板14がその上型モールド20とシャトル24に支持された下型リング22との間で挟持されるまで、そのシャトル24を上方へ移動させることが可能である。上型モールド20の下面に吸着されたガラス板14は、昇降装置によってシャトル24が上昇することにより上型モールド20と下型リング22との間に挟持されることで、所望の湾曲形状に曲げプレス成形される。
冷却装置26は、プレス装置18の上型モールド20の下流側に隣接して配置されている。冷却装置26は、上型モールド20と下型リング22との挟持により所望湾曲形状に曲げプレス成形されたガラス板14を冷却する装置である。冷却装置26は、上方ノズル28と下方ノズル30とからなる。上方ノズル28と下方ノズル30とは、両者の間にガラス板14が載置されたシャトル24が介在できるように上下に所定距離だけ離間している。尚、上方ノズル28と下方ノズル30とは、上下に相対移動可能に構成されることとしてもよい。
上方ノズル28及び下方ノズル30はそれぞれ、シャトル24の下型リング22上に載置されたガラス板14に向けてエアを吹き付けることによりそのガラス板14を冷却する。曲げプレス成形されたガラス板14が冷却装置26で冷却される際は、シャトル24は上型モールド20の直下から冷却装置26へ向けて移動して、下型リング22は冷却装置26内に配置される。上型モールド20と下型リング22とにより曲げプレス成形されたガラス板14は、シャトル24により冷却装置26へ搬送されて風冷強化される。
図2〜図4はそれぞれ、本発明に係る強化ガラスの製造装置10が備える可動機構の構成及び動作の一例を説明するための図を示す。尚、図2(A)、図3(A)、及び図4(A)にはガラス板14が曲げプレス成形される前の状態を示す断面図を、図2(B)、図3(B)、及び図4(B)にはガラス板14が曲げプレス成形される際の状態を示す断面図を、図2(C)にはガラス板14が曲げプレス成形される際の状態を示す上面図を、図2(D)、図3(C)、及び図4(C)にはガラス板14が退避される状態を示す断面図を、また、図2(D)、図3(C)、及び図4(D)にはガラス板14が冷却される際の状態を示す断面図を、それぞれ示す。また、図5(A)は、図2又は図3に示す可動機構が適用される強化ガラスの製造装置10が備える下型リング22及びその下型リング22周辺の上面図を示す。図5(B)は、図4に示す可動機構が適用される強化ガラスの製造装置10が備える下型リング22及びその下型リング22周辺の上面図を示す。
本実施例において、下型リング22は、フレームとしての枠部32と、櫛歯部34と、を有している。枠部32は、中央部にガラス板14の大きさ程度の穴が空くように環状に形成されており、所定幅を有している。櫛歯部34は、枠部32の内周側の全周に亘って設けられており、その枠部32の内端側から中央に向けて突起する歯部36を複数有している。互いに隣接する歯部36同士は、所定距離離間して配置されている。
すべての歯部36の根元を結んで形成される形状の大きさは、曲げプレス成形されたガラス板14の大きさよりも僅かに大きい。一方、すべての歯部36の先端を結んで形成される形状の大きさは、曲げプレス成形されたガラス板14の大きさよりも僅かに小さい。このため、曲げプレス成形されたガラス板14は、下型リング22上に載置される際には櫛歯部34に接触して支持され得る。櫛歯部34は、曲げプレス成形されたガラス板14が冷却装置26で冷却される際にそのガラス板14を下型リング22に適切に支持しつつそのガラス板14(特にその周縁部)を効果的に冷却させるための部材である。
強化ガラスの製造装置10は、また、緩衝部材40を備えている。緩衝部材40は、下型リング22と一体でシャトル24に支持されている。緩衝部材40は、プレス装置18の上型モールド20と下型リング22とによるガラス板14の曲げプレス成形時にそのガラス板14と下型リング22の櫛歯部34との間でそのガラス板14の周縁部を全周に亘って支持する板状部材である。尚、緩衝部材40は、金属部材の表面を溶射によってコーティング処理した板状部材であってもよく、フェルト製の板状部材であってもよく、また、金属製のメッシュ状部材であってもよい。
緩衝部材40は、枠部32に沿って環状に配置されると共に、枠部32の形状又はガラス板14の形状に合わせて周方向に分割された複数の緩衝片40a,40b,40c,・・・からなる。緩衝片40a,・・・は、ガラス板14の周回りに並んで配設されている。ガラス板14の形状が四角形状であるときはそのガラス板14の4辺に沿うように4分割され、また、ガラス板14の形状が三角形状であるときはそのガラス板14の3辺に沿うように3分割されている。各緩衝片40a,40b,40c,・・・はそれぞれ、少なくとも櫛歯部34の歯部36間を埋めることが可能であり、その歯部36間を埋めた際に歯部36の表面よりも僅かに上方側に出っ張るように固定される。緩衝部材40は、ガラス板14が上型モールド20と下型リング22とにより曲げプレス成形される際には、その上型モールド20と下型リング22との間に介在され、具体的には、上型モールド20に吸着保持されるガラス板14と下型リング22との間に介在される。
強化ガラスの製造装置10は、また、可動機構42を備えている。可動機構42は、下型リング22と一体でシャトル24に支持されている。可動機構42は、上記した緩衝部材40を、プレス成形されるガラス板14と接触する位置(以下、接触位置と称す。)と、プレス成形後に冷却されるガラス板14と接触しない位置(以下、非接触位置と称す。)と、の間で移動させるための機構である。
例えば、図2に示す如く、可動機構42は、純チタンなどの金属部材44を有し、この金属部材44を回動自在に保持してもよい。すなわち、金属部材44は、ガラス板14の面外(例えば、下型リング22の枠部32の下面など)に設けられた水平方向に延びる軸を支点中心として回動する回動部材である。金属部材44は、緩衝部材40の各緩衝片40a,40b,40c,・・・に対応して複数設けられており、櫛歯部34の歯部36間を埋めることが可能な形状を有している。尚、この場合、可動機構42は、金属部材44の支点とは反対側の先端側に取り付けられるピストンなどにより構成されることとしてもよいし、また、緩衝部材40の緩衝片40a,40b,40c,・・・ごとに設けられることとしてもよい。
上記した緩衝部材40は、金属部材44に一体的に取り付けられる。緩衝部材40は、図5(A)に示す如く、櫛歯部34の歯部36間ごとに一つずつ設けられており、金属部材44の表面を溶射によってコーティング処理した板状部材である。緩衝部材40は、ガラス板14の曲げプレス成形時は、櫛歯部34の歯部36間を埋めつつ歯部36の表面よりも僅かに上型モールド20側に出っ張るように上記の接触位置まで回動されて固定され、また、ガラス板14の冷却時は、上記の非接触位置まで回動されて固定される。
図2に示す可動機構42は、ガラス板14が曲げプレス成形される際は、緩衝部材40が上型モールド20と下型リング22との間(具体的には、曲げプレス成形時に上型モールド20に吸着保持されるガラス板14と下型リング22の櫛歯部34との間)に介在されてそのガラス板14と接触するように、金属部材44ひいては緩衝部材40を接触位置まで回動させ、一方、ガラス板14が下型リング22上で冷却される際は、緩衝部材40が上型モールド20と下型リング22との間から退避してそのガラス板14と非接触になるように、金属部材44ひいては緩衝部材40を非接触位置まで回動させる。
また、図3に示す如く、可動機構42は、純チタンなどの金属部材50を有し、この金属部材50を進退自在に保持してもよい。すなわち、金属部材50は、可動機構42により進退する部材である。金属部材50は、緩衝部材40の各緩衝片40a,40b,40c,・・・に対応して複数設けられており、櫛歯部34の歯部36間を埋めることが可能な形状を有している。尚、この場合、可動機構42は、金属部材50に取り付けられるサーボモータなどにより構成されることとしてもよいし、また、緩衝部材40の緩衝片40a,40b,40c,・・・ごとに設けられることとしてもよい。
上記した緩衝部材40は、金属部材50に一体的に取り付けられる。緩衝部材40は、図5(A)に示す如く、櫛歯部34の歯部36間ごとに一つずつ設けられており、金属部材50の表面を溶射によってコーティング処理した板状部材である。緩衝部材40は、ガラス板14の曲げプレス成形時は、櫛歯部34の歯部36間を埋めつつ歯部36の表面よりも僅かに上型モールド20側に出っ張るように上記の接触位置まで移動されて固定され、また、ガラス板14の冷却時は、上記の非接触位置まで移動されて固定される。
図3に示す可動機構42は、ガラス板14が曲げプレス成形される際は、緩衝部材40が上型モールド20と下型リング22との間(具体的には、曲げプレス成形時に上型モールド20に吸着保持されるガラス板14と下型リング22の櫛歯部34との間)に介在されてそのガラス板14と接触するように、金属部材50ひいては緩衝部材40を接触位置まで移動させ、一方、ガラス板14が下型リング22上で冷却される際は、緩衝部材40が上型モールド20と下型リング22との間から退避してそのガラス板14と非接触になるように、金属部材50ひいては緩衝部材40を枠部32の下側かつガラス板14の面外の非接触位置まで移動させる。
また、図4に示す如く、可動機構42は、純チタンなどの金属部材60を有し、この金属部材60をスライド自在に保持してもよい。金属部材60は、例えば断面L字状に形成され、下型リング22の上面に沿って平行に広がるように構成された金属プレートである。金属部材60は、緩衝部材40の各緩衝片40a,40b,40c,・・・に対応して複数設けられており、少なくとも櫛歯部34の歯部36間を埋めることが可能な形状(例えば、櫛歯部34全体を覆うような形状)を有している。
尚、この場合、可動機構42は、シャトル24に対して取り付け固定されたシリンダ62と、シリンダ62に対して摺動可能なピストン64と、を有するスライド機構からなるものとしてもよい。ピストン64は、下型リング22の枠部32側から中央に向けて延びている。上記した金属部材60は、可動機構42のピストン64の一端に連結されている。尚、可動機構42のシリンダ62及びピストン64は、緩衝部材40の緩衝片40a,40b,40c,・・・ごとに設けられることとしてもよい。
上記した緩衝部材40は、金属部材60に一体的に取り付けられる。緩衝部材40は、図5(B)に示す如く、ガラス板14の各辺に対応して設けられ、その各辺に沿うように延びている。緩衝部材40は、金属部材60の表面を溶射によってコーティング処理した板状部材である。緩衝部材40は、ガラス板14の曲げプレス成形時は、少なくとも櫛歯部34の歯部36間を埋めつつ歯部36の表面を覆うように上記の接触位置までスライドされて固定され、また、ガラス板14の冷却時は、上記の枠部32の上側かつガラス板14の面外の非接触位置までスライドされて固定される。
すなわち、緩衝部材40は、可動機構42により、ガラス板14の曲げプレス成形時は上型モールド20と下型リング22との間に介在されてそのガラス板14と接触するようにスライドされ、一方、ガラス板14の冷却時は上型モールド20と下型リング22との間から退避してそのガラス板14と非接触になるように退避される。尚、緩衝部材40は、ガラス板14の曲げプレス成形時は緩衝片40a,40b,・・・同士が連結されて枠部32に沿って環状に形成され、一方、ガラス板14の冷却時は緩衝片40a,40b,・・・同士の連結が解除されて枠部32に沿って分割されることとすればよい。
図4に示す可動機構42は、ピストン64をシリンダ62に対して摺動させて金属部材60を下型リング22の上面に沿って移動させることにより、緩衝部材40をその下型リング22に対してガラス板14の接触位置と非接触位置との間でスライドさせる。具体的には、ガラス板14が曲げプレス成形される際は、緩衝部材40が上型モールド20と下型リング22との間(具体的には、曲げプレス成形時に上型モールド20に吸着保持されるガラス板14と下型リング22の櫛歯部34との間)に介在されてそのガラス板14と接触するように、金属部材60ひいては緩衝部材40を中心側に向けてスライドさせ、一方、ガラス板14が下型リング22上で冷却される際は、緩衝部材40が上型モールド20と下型リング22との間から退避してそのガラス板14と非接触になるように、金属部材60ひいては緩衝部材40を径方向外側に向けてスライドさせる。
図2〜図4に示すように、可動機構42は、ガラス板14が曲げプレス成形される際は、緩衝部材40が上型モールド20と下型リング22との間(具体的には、曲げプレス成形時に上型モールド20に吸着保持されるガラス板14と下型リング22の櫛歯部34との間)に介在されてそのガラス板14と接触するように、金属部材44,50,60ひいては緩衝部材40を、ガラス板14と接触する接触位置まで移動させ、一方、ガラス板14が下型リング22上で冷却される際は、緩衝部材40が上型モールド20と下型リング22との間から退避してそのガラス板14と非接触になるように、金属部材44,50,60ひいては緩衝部材40を、ガラス板14と接触しない非接触位置まで移動させる。
次に、上記図2〜図4と共に、図6を参照して、本発明に係る強化ガラスの製造装置10によるガラス板14の製造方法の一例について説明する。図6は、本実施例の強化ガラスの製造装置10におけるガラス曲げ成形の工程手順を、炉外成形を例にして表した図を示す。
本実施例において、所定の平面形状に切り出されたガラス板14は一枚ずつ、ローラコンベア16上に水平に載置されて加熱炉12に搬入される。加熱炉12に搬入されたガラス板14は、加熱炉12内のヒータにより曲げ成形可能な温度まで加熱軟化される。そして、その後、ガラス板14は、加熱炉12に隣接して設けられたプレス装置18内においてローラコンベア16の搬送方向下流端部に達すると(図6(A))、リフトジェットによりエアフローティング支持されて上方に持ち上げられ、上型モールド20の下面に吸着保持される(図6(B))。かかる吸着保持がなされると、加熱軟化されたガラス板14は、上型モールド20の下面の形状に合わせて湾曲する。
加熱軟化されたガラス板14が上型モールド20の下面に吸着保持されると、その後、シャトル24が冷却装置26側からプレス装置18内へ向けて移動することで、下型リング22がそのガラス板14と接触し得る上型モールド20の直下まで水平移動される。そして、下型リング22が上型モールド20の直下まで水平移動されると、シャトル24が昇降装置によって上昇することで、下型リング22が上型モールド20との間でガラス板14を挟持するまで上昇移動される。
かかるシャトル24の上昇がなされる際、可動機構42は、金属部材44,50,60及び緩衝部材40を下型リング22に対してガラス板14の接触位置まで移動させておき、下型リング22の櫛歯部34の上面に緩衝部材40を固定しておく(図2(A)、図3(A)、及び図4(A))。緩衝部材40が下型リング22の櫛歯部34の上面に固定された状態でシャトル24が上昇すると、上型モールド20と下型リング22とによるガラス板14の挟持が、そのガラス板14と下型リング22の櫛歯部34との間に緩衝部材40が介在された状態で行われることとなる(図2(B)、図3(B)、図4(B)、及び図6(C))。
この点、本実施例において、ガラス板14は、上型モールド20と下型リング22との挟持により曲げプレス成形される際、その周縁部の下面が下型リング22の櫛歯部34に直接に接触して支持されるものでは無く、その下型リング22と一体にシャトル24に支持されたその櫛歯部34の上面側に配置された緩衝部材40に接触して支持される。かかるガラス板14の支持構造によれば、ガラス板14の上型モールド20と下型リング22との挟持による曲げプレス成形において大きな押圧力を付与しても、ガラス板14の表面に下型リング22の櫛歯部34による櫛歯状の痕跡が残ることは無い。従って、本実施例によれば、ガラス板14を、その表面に下型リング22の櫛歯部34による櫛歯状の痕跡や傷を付けることなく適切に大きく深曲げ成形することができる。
また、本実施例においては、上記の如くガラス板14の上型モールド20と下型リング22との挟持による曲げプレス成形が完了すると、次に、上型モールド20がその下面にその曲げプレス成形完了後のガラス板14を吸着保持したまま、シャトル24が昇降装置によって僅かに下降することで、そのガラス板14の挟持が解除される。この場合、ガラス板14とシャトル24の下型リング22との接触は解除される。
曲げプレス成形完了後のガラス板14が上型モールド20の下面に吸着保持されたままそのガラス板14の上型モールド20と下型リング22とによる挟持が解除された後、可動機構42が、金属部材44,50,60及び緩衝部材40を下型リング22に対してガラス板14の接触位置から非接触位置まで移動させて、下型リング22の櫛歯部34の上面側から緩衝部材40を退避させる(図2(D)、図3(C)、及び図4(C))。そして、上型モールド20の下面へのガラス板14の吸着保持が解除される。かかる吸着保持の解除がなされると、そのガラス板14が下型リング22上にドロップされる。この場合、ガラス板14は、その周縁部が緩衝部材40に接触することなく下型リング22の櫛歯部34に接触することで下型リング22に支持される(図2(D)、図3(C)、及び図4(D))。
上記の如くガラス板14がその周縁部で下型リング22の櫛歯部34に接触して支持されると、次に、その下型リング22を含むシャトル24がプレス装置18内から冷却装置26へ向けて移動することで、ガラス板14を載置・支持した下型リング22が冷却装置26まで水平移動される。そして、冷却装置26の上方ノズル28及び下方ノズル30からその下型リング22上のガラス板14に向けてエアが吹き付けられることにより、下型リング22上のガラス板14が冷却される(図6(D))。
この点、本実施例において、ガラス板14は、下型リング22に直接に支持された状態で冷却されるので、ガラス板14を浮上させるための空間が不要であり、冷却装置26の上下ノズルの間隔を狭くすることが可能である。このため、ガラス板14の効率的な冷却を実現することが可能であると共に、これまでは急冷強化が難しかったガラス板14、例えば板厚が2.8mm以下である車両用安全ガラスなどを好適に強化することが可能である。
上記の如くガラス板14の冷却が完了すると、そのガラス板14は、リフトジェット(図示せず)などによって上方ノズル28の下面に設けられた受けバー70に一旦支持された後、移載リング72に移載され、更に、冷却装置26の下流側に移載位置にてローラコンベア74に移載される。
また、上記図2〜図4と共に、図7を参照して、本発明に係る強化ガラスの製造装置10によるガラス板14の製造方法の一例について説明する。図7は、本実施例の強化ガラスの製造装置10におけるガラス曲げ成形の工程手順を、炉内成形を例にして表した図を示す。
本実施例において、所定の平面形状に切り出されたガラス板14は一枚ずつ、ローラコンベア16上に水平に載置されて加熱炉12に搬入される。加熱炉12に搬入されたガラス板14は、加熱炉12内のヒータにより曲げ成形可能な温度まで加熱軟化される。そして、その後、ガラス板14は、ローラコンベア16の搬送方向下流端部に達すると(図7(A))、リフトジェットによりエアフローティング支持されて上方に持ち上げられ、上型モールド20の下面に吸着保持される(図7(B))。かかる吸着保持がなされると、加熱軟化されたガラス板14は、上型モールド20の下面の形状に合わせて湾曲する。
加熱軟化されたガラス板14が上型モールド20の下面に吸着保持されると、その後、シャトル24が加熱炉12の外から内へ向けて移動することで、下型リング22がそのガラス板14と接触し得る上型モールド20の直下まで水平移動される。そして、下型リング22が上型モールド20の直下まで水平移動されると、シャトル24が昇降装置によって上昇することで、下型リング22が上型モールド20との間でガラス板14を挟持するまで上昇移動される。
かかるシャトル24の上昇がなされる際、可動機構42は、金属部材44,50,60及び緩衝部材40を下型リング22に対してガラス板14の接触位置まで移動させておき、下型リング22の櫛歯部34の上面に緩衝部材40を固定しておく(図2(A)、図3(A)、及び図4(A))。緩衝部材40が下型リング22の櫛歯部34の上面に固定された状態でシャトル24が上昇すると、上型モールド20と下型リング22とによるガラス板14の挟持が、そのガラス板14と下型リング22の櫛歯部34との間に緩衝部材40が介在された状態で行われることとなる(図2(B)、図3(B)、図4(B)、及び図7(C))。
この点、本実施例において、ガラス板14は、上型モールド20と下型リング22との挟持により曲げプレス成形される際、その周縁部の下面が下型リング22の櫛歯部34に直接に接触して支持されるものでは無く、その下型リング22と一体にシャトル24に支持されたその櫛歯部34の上面側に配置された緩衝部材40に接触して支持される。かかるガラス板14の支持構造によれば、ガラス板14の上型モールド20と下型リング22との挟持による曲げプレス成形において大きな押圧力を付与しても、ガラス板14の表面に下型リング22の櫛歯部34による櫛歯状の痕跡が残ることは無い。従って、本実施例によれば、ガラス板14を、その表面に下型リング22の櫛歯部34による櫛歯状の痕跡や傷を付けることなく適切に大きく深曲げ成形することができる。
また、本実施例においては、上記の如くガラス板14の上型モールド20と下型リング22との挟持による曲げプレス成形が完了すると、次に、上型モールド20がその下面にその曲げプレス成形完了後のガラス板14を吸着保持したまま、シャトル24が昇降装置によって僅かに下降することで、そのガラス板14の挟持が解除される。この場合、ガラス板14とシャトル24の下型リング22との接触は解除される。
曲げプレス成形完了後のガラス板14が上型モールド20の下面に吸着保持されたままそのガラス板14の上型モールド20と下型リング22とによる挟持が解除された後、可動機構42が、金属部材44,50,60及び緩衝部材40を下型リング22に対してガラス板14の接触位置から非接触位置まで移動させて、下型リング22の櫛歯部34の上面側から緩衝部材40を退避させる(図2(D)、図3(C)、及び図4(C))。そして、上型モールド20の下面へのガラス板14の吸着保持が解除される。かかる吸着保持の解除がなされると、そのガラス板14が下型リング22上にドロップされる。この場合、ガラス板14は、その周縁部が緩衝部材40に接触することなく下型リング22の櫛歯部34に接触することで下型リング22に支持される(図2(D)、図3(C)、及び図4(D))。
上記の如くガラス板14がその周縁部で下型リング22の櫛歯部34に接触して支持されると、次に、その下型リング22を含むシャトル24が加熱炉12の内から外へ向けて移動することで、ガラス板14を載置・支持した下型リング22が冷却装置26まで水平移動される。そして、冷却装置26の上方ノズル28及び下方ノズル30からその下型リング22上のガラス板14に向けてエアが吹き付けられることにより、下型リング22上のガラス板14が冷却される(図7(D))。
この点、本実施例において、ガラス板14は、加熱炉12内で上型モールド20と下型リング22との挟持による曲げプレス成形が完了した後、その周縁部が下型リング22の櫛歯部34の上面側に配置された緩衝部材40に接触して支持された状態では無く、その下型リング22の櫛歯部34に直接に接触して支持された状態で、冷却装置26により冷却される。かかる構成によれば、ガラス板14を下型リング22に適切に支持しつつそのガラス板14(特にその周縁部)を効果的に冷却させることができる。
このように、本実施例の強化ガラスの製造装置10によれば、ガラス板14の上型モールド20と下型リング22との挟持による曲げプレス成形時には、シャトル24上において下型リング22と共に支持される緩衝部材40をガラス板14と接触し得る接触位置まで移動させてその下型リング22の櫛歯部34の上面側に配置し、ガラス板14の周縁部の一部又は全体をその緩衝部材40に接触させて支持させる一方、ガラス板14の曲げ成形後の冷却時には、上記の緩衝部材40をガラス板14と接触しない非接触位置まで退避させて、ガラス板14の周縁部を下型リング22の櫛歯部34に直接に接触させて支持させることができる。従って、本実施例によれば、ガラス板14を適切に大きく深曲げ成形しつつ、その曲げ成形後のガラス板14の効果的な冷却を確保することが可能となっている。
また、本実施例の強化ガラスの製造装置10においては、ガラス板14の曲げプレス成形を、上型モールド20と一対の成形プレス装置を構成する下型リング22を用いて行うと共に、その曲げプレス成形完了後のガラス板14をその同じ下型リング22上に載置したまま冷却装置26へ移送して冷却することができる。すなわち、同一の下型リング22上でガラス板14の曲げプレス成形とその後の冷却装置26への移送及びその冷却装置26での冷却との双方を実現することができる。
この点、本実施例の強化ガラスの製造装置10によれば、曲げプレス成形時にガラス板14を支持する下型の成形リングと、冷却装置26への移送時や冷却装置26での冷却時にガラス板14を支持する下型のクエンチリングと、の組み換えを行う必要は無く、曲げプレス成形時と冷却装置26への移送時や冷却装置26での冷却時とで下型リングによるガラス板14の持ち換えを行うことは不要である。このため、本実施例によれば、平板状のガラス板14からそのガラス板14を曲げプレス成形して冷却するまでのサイクルタイムを短縮することができ、生産性を向上させることができる。
更に、本実施例において、図7に示す炉内成形では、ガラス板14を曲げ成形する強化ガラスの製造装置10の上型モールド20及び下型リング22が加熱炉12内に設けられる。この点、ガラス板14の曲げ成形が高温雰囲気下で行われるので、より複雑な形状のガラス板の高品質な曲げ成形を低コストで実現することができる。
ところで、上記の実施例においては、上型モールド20と下型リング22との間に緩衝部材40が介在された状態でガラス板14が緩衝部材40に接触しつつ上型モールド20と下型リング22との挟持によりプレス成形されることにより特許請求の範囲に記載した「プレス成形工程」が、曲げプレス成形完了後のガラス板14が緩衝部材40に接触することなく下型リング22上で冷却装置26により冷却されることにより特許請求の範囲に記載した「冷却工程」が、それぞれ実現されている。
尚、上記の実施例においては、強化ガラスの製造装置10が、下方及び上方への移動が不可能な上型モールド20と、シャトル24に支持され、ガラス板14の搬送面に対して上下に移動される下型リング22と、を備えているが、本発明はこれに限定されるものではなく、上型モールド20と下型リング22とが、相対的に上下に近づく方向に移動されるものであれば十分である。すなわち、下型リング22を下方及び上方への移動が不可能なものとし、かつ、上型モールド20を昇降装置によりガラス板14の搬送面に対して上下に移動させるものとしてもよい。また、上型モールド20と下型リング22とを共に上下に近づく方向に移動させるものであってもよい。
また、上記の実施例においては、ガラス板14の曲げプレス成形後、上型モールド20の下面にガラス板14を吸着保持させつつ、シャトル24の下降によって上型モールド20と下型リング22とによるガラス板の挟持を解除することとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、上記の変形例の如く上型モールド20を昇降装置によりガラス板14の搬送面に対して上下に移動可能なものとする場合は、その上型モールド20の下面にガラス板14を吸着保持させつつ、下型リング22の上下位置を維持したままその上型モールド20を上昇させて、上型モールド20と下型リング22とによるガラス板の挟持を解除することとしてもよい。
また、上記の実施例においては、曲げプレス成形完了後のガラス板14を上型モールド20の下面に吸着保持した状態で、ガラス板14を下型リング22上に載置する前に緩衝部材40を櫛歯部34の上面側から退避させることとしているが、曲げプレス成形完了後のガラス板14の表面に緩衝部材40の退避に起因する傷などが付かない範囲であれば、そのガラス板14を下型リング22上に載置したまま緩衝部材40を櫛歯部34の上面側から退避させることとしてもよい。
また、上記した緩衝部材40の下型リング22上での櫛歯部34の上面側からの退避は、ガラス板14の曲げプレス成形完了後、冷却装置26内での冷却の開始前に行われるものとしてもよいし、また、その冷却装置26内での冷却の開始タイミングに合わせて行われるもの、具体的には、その冷却の開始直後(例えば0.5秒)に行われるものとしてもよい。
尚、本国際出願は、2013年(平成25年)1月11日に出願した日本国特許出願2013−003953号に基づく優先権を主張するものであり、この日本国特許出願2013−003953号の全内容を本国際出願に援用する。
10 強化ガラスの製造装置
12 加熱炉
14 ガラス板
16 ローラコンベア
18 プレス装置
20 上型モールド
22 下型リング
24 シャトル
26 冷却装置
28 上方ノズル
30 下方ノズル
32 枠部
34 櫛歯部
40 緩衝部材
42 可動機構
44,50,60 金属部材(可動部)
62 シリンダ
64 ピストン
70 受けバー
72 移載リング

Claims (19)

  1. 所定温度に加熱されたガラス板を下型リングと上型モールドとで挟持することにより所望形状に曲げ成形する強化ガラスの製造方法であって、
    前記下型リングと前記上型モールドとの間に緩衝部材を介在させた状態で前記ガラス板を該緩衝部材に接触させつつプレス成形するプレス成形工程と、
    前記プレス成形工程にてプレス成形された前記ガラス板を前記緩衝部材に接触させることなく前記下型リング上で冷却する冷却工程と、
    を備えることを特徴とする強化ガラスの製造方法。
  2. 前記緩衝部材を、プレス成形された前記ガラス板と接触しない非接触位置まで退避させる退避工程を更に備える請求項1記載の強化ガラスの製造方法。
  3. 前記退避工程を前記プレス成形工程と前記冷却工程との間に設けた請求項2記載の強化ガラスの製造方法。
  4. 前記下型リングは、プレス成形された前記ガラス板が冷却される際に該ガラス板が接触される櫛歯部を有し、
    前記緩衝部材は、プレス成形工程において前記ガラス板と接触する接触位置と、冷却工程において前記ガラス板と接触しない前記非接触位置と、の間をスライド自在に取り付けられ、
    前記プレス成形工程では、前記緩衝部材を前記櫛歯部を覆うように前記接触位置までスライドさせ、
    前記退避工程では、前記緩衝部材を前記櫛歯部から退避するように前記非接触位置までスライドさせる請求項2又は3記載の強化ガラスの製造方法。
  5. 前記下型リングは、プレス成形された前記ガラス板が冷却される際に該ガラス板が接触される櫛歯部を有し、
    前記緩衝部材は、プレス成形工程において前記ガラス板と接触する接触位置と、冷却工程において前記ガラス板と接触しない前記非接触位置と、の間を回動自在に取り付けられ、
    前記プレス成形工程では、前記緩衝部材を前記櫛歯部の歯部間を埋めるように前記接触位置まで回動させ、
    前記退避工程では、前記緩衝部材を前記櫛歯部の歯部間から退避するように前記非接触位置まで回動させる請求項2又は3記載の強化ガラスの製造方法。
  6. 前記下型リングは、プレス成形された前記ガラス板が冷却される際に該ガラス板が接触される櫛歯部を有し、
    前記緩衝部材は、プレス成形工程において前記ガラス板と接触する接触位置と、冷却工程において前記ガラス板と接触しない前記非接触位置と、の間を進退自在に取り付けられ、
    前記プレス成形工程では、前記緩衝部材を前記櫛歯部の歯部間を埋めるように前記接触位置まで移動させ、
    前記退避工程では、前記緩衝部材を前記櫛歯部の歯部間から退避するように前記非接触位置まで移動させる請求項2又は3記載の強化ガラスの製造方法。
  7. 曲げ成形される前記ガラス板の厚さが2.8mm以下である請求項1乃至6の何れか一項記載の強化ガラスの製造方法。
  8. 前記プレス成形工程を加熱炉内で行う請求項1乃至7の何れか一項記載の強化ガラスの製造方法。
  9. 所定温度に加熱されたガラス板を下型リングと上型モールドとで挟持することにより所望形状に曲げ成形する強化ガラスの製造装置であって、
    前記ガラス板が前記下型リングと前記上型モールドとによりプレス成形される際に、該下型リングと該上型モールドとの間に介在されることで該ガラス板と接触すると共に、前記ガラス板が曲げ成形後に前記下型リング上で冷却される際に、前記下型リングと前記上型モールドとの間から退避して該ガラス板と非接触になる緩衝部材を備えることを特徴とする強化ガラスの製造装置。
  10. 前記下型リングは、プレス成形された前記ガラス板が冷却される際に該ガラス板が接触される櫛歯部を有する請求項9記載の強化ガラスの製造装置。
  11. 前記下型リングは、
    スライド自在に配設され、前記櫛歯部を覆うことが可能な可動部と、
    前記可動部が前記櫛歯部を覆った際に前記上型モールドと対向する該可動部の表面に取り付けられる前記緩衝部材と、
    前記可動部を、前記ガラス板がプレス成形される際には前記櫛歯部を覆って前記緩衝部材が該ガラス板と接触する接触位置までスライドさせ、また、プレス成形された前記ガラス板が冷却される際には前記櫛歯部から退避させて前記緩衝部材が該ガラス板と接触しない非接触位置までスライドさせるスライド機構と、
    を有する請求項10記載の強化ガラスの製造装置。
  12. 前記下型リングは、
    回動自在に配設され、前記櫛歯部の歯部間を埋めることが可能な可動部と、
    前記可動部が前記櫛歯部の歯部間を埋めた際に前記上型モールドと対向する該可動部の表面に取り付けられる前記緩衝部材と、
    前記可動部を、前記ガラス板がプレス成形される際には前記櫛歯部の歯部間を埋めて前記緩衝部材が該ガラス板と接触する接触位置まで回動させ、また、プレス成形された前記ガラス板が冷却される際には前記櫛歯部の歯部間から退避させて前記緩衝部材が該ガラス板と接触しない非接触位置まで回動させる回動機構と、
    を有する請求項10記載の強化ガラスの製造装置。
  13. 前記下型リングは、
    進退自在に配設され、前記櫛歯部の歯部間を埋めることが可能な可動部と、
    前記可動部が前記櫛歯部の歯部間を埋めた際に前記上型モールドと対向する該可動部の表面に取り付けられる前記緩衝部材と、
    前記可動部を、前記ガラス板がプレス成形される際には前記櫛歯部の歯部間を埋めて前記緩衝部材が該ガラス板と接触する接触位置まで移動させ、また、プレス成形された前記ガラス板が冷却される際には前記櫛歯部の歯部間から退避させて前記緩衝部材が該ガラス板と接触しない非接触位置まで移動させる進退機構と、
    を有する請求項10記載の強化ガラスの製造装置。
  14. 前記可動部及び前記緩衝部材は、前記ガラス板のプレス成形が完了した後、該ガラス板の冷却が開始される前に、前記接触位置から前記非接触位置へ移動される請求項11乃至13の何れか一項記載の強化ガラスの製造装置。
  15. 前記可動部及び前記緩衝部材は、プレス成形された前記ガラス板の冷却が開始されるタイミングに合わせて、前記接触位置から前記非接触位置へ移動される請求項11乃至14の何れか一項記載の強化ガラスの製造装置。
  16. 前記可動部は、前記下型リングと一体で支持されている請求項11乃至15の何れか一項記載の強化ガラスの製造装置。
  17. 前記緩衝部材は、略矩形状の前記ガラス板の少なくとも二辺に対応して設けられている請求項9乃至16の何れか一項記載の強化ガラスの製造装置。
  18. 前記緩衝部材は、前記ガラス板の周縁部全周に対応して設けられている請求項9乃至16の何れか一項記載の強化ガラスの製造装置。
  19. 前記緩衝部材は、溶射処理された金属製又はフェルト製部材である請求項9乃至18の何れか一項記載の強化ガラスの製造装置。
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