JPWO2014080682A1 - 撮像装置及びその合焦方法と合焦制御プログラム - Google Patents

撮像装置及びその合焦方法と合焦制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JPWO2014080682A1
JPWO2014080682A1 JP2014548485A JP2014548485A JPWO2014080682A1 JP WO2014080682 A1 JPWO2014080682 A1 JP WO2014080682A1 JP 2014548485 A JP2014548485 A JP 2014548485A JP 2014548485 A JP2014548485 A JP 2014548485A JP WO2014080682 A1 JPWO2014080682 A1 JP WO2014080682A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
imaging
focus lens
phase difference
numerical information
focus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014548485A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5789725B2 (ja
Inventor
岩崎 洋一
洋一 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2014548485A priority Critical patent/JP5789725B2/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5789725B2 publication Critical patent/JP5789725B2/ja
Publication of JPWO2014080682A1 publication Critical patent/JPWO2014080682A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B13/00Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
    • G03B13/32Means for focusing
    • G03B13/34Power focusing
    • G03B13/36Autofocus systems
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/28Systems for automatic generation of focusing signals
    • G02B7/34Systems for automatic generation of focusing signals using different areas in a pupil plane
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/67Focus control based on electronic image sensor signals
    • H04N23/672Focus control based on electronic image sensor signals based on the phase difference signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/70Circuitry for compensating brightness variation in the scene
    • H04N23/73Circuitry for compensating brightness variation in the scene by influencing the exposure time
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/10Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof for transforming different wavelengths into image signals
    • H04N25/11Arrangement of colour filter arrays [CFA]; Filter mosaics
    • H04N25/13Arrangement of colour filter arrays [CFA]; Filter mosaics characterised by the spectral characteristics of the filter elements
    • H04N25/134Arrangement of colour filter arrays [CFA]; Filter mosaics characterised by the spectral characteristics of the filter elements based on three different wavelength filter elements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/703SSIS architectures incorporating pixels for producing signals other than image signals
    • H04N25/704Pixels specially adapted for focusing, e.g. phase difference pixel sets
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/71Charge-coupled device [CCD] sensors; Charge-transfer registers specially adapted for CCD sensors
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/76Addressed sensors, e.g. MOS or CMOS sensors

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

合焦動作を継続するか中止するかの判断を適切に行う撮像装置及びその合焦方法と合焦制御プログラムを提供する。位相差検出用画素と撮像用画素を含む撮像素子5を有するデジタルカメラは、撮像素子5により撮像を行う毎に、位相差検出用画素により撮像して得られる画像信号を用いてデフォーカス量を演算し、連続して行われる少なくとも3回の撮像に対し、任意の撮像について得たデフォーカス量と任意の撮像の後に行われる撮像について得たデフォーカス量との差分を求め、求めた複数の差分の分散が閾値より小さい場合に、上記デフォーカス量を利用した位相差AFを行い、分散が閾値以上の場合には位相差AFを行わない。

Description

本発明は、位相差AF方式により被写体に合焦させる撮像装置及びその合焦方法と合焦制御プログラムに関する。
デジタルスチルカメラ等の撮像装置に搭載されるAF(オートフォーカス)方式には、主として位相差AF方式とコントラストAF方式の2つの方式がある。このうち、前者は、合焦速度が速いという利点があり、一眼レフカメラ等に多く採用されている。
しかし、位相差AF方式により主要被写体までの測距を複数回行い、この複数回の測距結果を用いてフォーカスレンズの合焦動作を行うとき、各々の測距結果がばらつくことがある。また、カメラをパンニングしたときには主要被写体までの距離が急激に変化してしまうことがある。この様な場合にも、位相差AF方式の測距結果に基づいてフォーカスレンズの合焦動作を行うと、フォーカスレンズの動きが急すぎて合焦動作が不適切になり、ピンボケした画像が撮像されてしまう。
そこで、例えば下記の特許文献1記載の従来技術では、所定回数の測距結果の平均値を利用して合焦動作を行うものとし、測距結果に不規則な変動が生じたときは、この不規則な測距結果を除いて合焦動作を行っている。
また、下記の特許文献2に記載の従来技術では、撮影直前の4回の測距結果を平均化して合焦動作に用いる一方、測距結果が連続して大きく変化した場合には、オートフォーカス動作の追従を中止している。
更に、下記の特許文献3に記載の従来技術では、測距結果の変化が大きい場合、カメラのパンニングが原因だと判断して、オートフォーカス動作を追従動作させない様にしている。
日本国特開平8―146286号公報 日本国特開平5―27157号公報 日本国特開平2―15225号公報
位相差AF方式で被写体に合焦させ撮影を行う場合、主要被写体が静止物であればあまり問題は生じない。しかし、主要被写体が移動体の場合や、カメラをパンニングするなどしてカメラに対し相対的に主要被写体が移動する場合に、主要被写体に合焦した画像を撮影するのが難しい。
従来技術の様に、複数の測距結果を平均したり、測距結果の変化が大きい場合にはオートフォーカスの追従動作を中止したりすることで、ピンボケ画像が撮影されてしまうことをある程度回避することができる。
しかし、どのような時に測距結果の平均値で合焦動作を行ったり、どのような時にオートフォーカスの追従動作を中止したりしたら良いのかの判断基準が明確でないため、大きくピントの外れた画像が撮影されてしまうことがある。
本発明の目的は、新規で適切な判断基準を用いて、位相差AF方式で合焦動作を行い、或いは合焦動作の追従を中止することができる撮像装置及びその合焦方法と合焦制御プログラムを提供することにある。
本発明の撮像装置は、フォーカスレンズを含む撮像光学系を通して被写体を撮像する撮像素子を有する撮像装置であって、上記撮像素子は、撮像用画素と、上記撮像光学系の瞳領域の異なる部分を通過した光束を受光する複数の位相差検出用画素とを含み、上記撮像素子により撮像が行われる毎に、上記複数の位相差検出用画素により撮像して得られる画像信号を用いてデフォーカス量に対応する数値情報を演算する演算部と、連続して行われる少なくとも3回の撮像に対し、任意の撮像について得られた上記数値情報と上記任意の撮像の後に続けて行われる撮像について得られた上記数値情報との差分を求める差分演算部と、上記差分演算部により求められた複数の上記差分の分散が閾値より小さい場合に、上記演算部により演算された上記数値情報を利用して上記フォーカスレンズを合焦位置に移動させ、上記分散が上記閾値以上の場合に、上記フォーカスレンズの位置を不変とする制御を行う制御部とを備えるものである。
本発明の撮像装置の合焦制御方法は、フォーカスレンズを含む撮像光学系を通して被写体を撮像する撮像素子を有する撮像装置の合焦制御であって、上記撮像素子は、撮像用画素と、上記撮像光学系の瞳領域の異なる部分を通過した光束を受光する複数の位相差検出用画素とを含み、上記撮像素子により撮像を行う毎に、上記複数の位相差検出用画素により撮像して得られる画像信号を用いてデフォーカス量に対応する数値情報を演算する演算ステップと、連続して行われる少なくとも3回の撮像に対し、任意の撮像について得た上記数値情報と上記任意の撮像の後に行われる撮像について得た上記数値情報との差分を求める差分演算ステップと、上記差分演算ステップにおいて求めた複数の上記差分の分散が閾値より小さい場合に、上記演算ステップで演算した上記数値情報を利用して上記フォーカスレンズを合焦位置に移動させ、上記分散が上記閾値以上の場合に、上記フォーカスレンズの位置を不変とする制御を行う制御ステップとを備えるものである。
本発明の合焦制御プログラムは、フォーカスレンズを含む撮像光学系を通して被写体を撮像する撮像素子を有する撮像装置における上記フォーカスレンズの合焦制御を行うためのプログラムであって、上記撮像素子は、撮像用画素と、上記撮像光学系の瞳領域の異なる部分を通過した光束を受光する複数の位相差検出用画素とを含み、上記撮像素子により撮像を行う毎に、上記複数の位相差検出用画素により撮像して得られる画像信号を用いてデフォーカス量に対応する数値情報を演算する演算ステップと、連続して行われる少なくとも3回の撮像に対し、任意の撮像について得た上記数値情報と上記任意の撮像の後に行われる撮像について得た上記数値情報との差分を求める差分演算ステップと、上記差分演算ステップにおいて求めた複数の上記差分の分散が閾値より小さい場合に、上記演算ステップで演算した上記数値情報を利用して上記フォーカスレンズを合焦位置に移動させ、上記分散が上記閾値以上の場合に、上記フォーカスレンズの位置を不変とする制御を行う制御ステップとを、コンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、新規で適切な判断基準を用いて、位相差AF方式で合焦動作を行い、或いは合焦動作の追従を中止することができる撮像装置及びその合焦方法と合焦制御プログラムを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る撮像装置の機能ブロック構成図である。 図1に示す固体撮像素子の受光面における要部平面図である。 本発明の一実施形態に係る合焦方法の処理手順を示すフローチャートである。 測距位置データの具体例に基づく合焦方法を説明するグラフである。 測距位置データの別の具体例に基づく合焦方法を説明するグラフである。 測距位置データの更に別の具体例に基づく合焦方法を説明するグラフである。 本発明の撮像装置の一例であるスマートフォンの外観図である。 図7に示すスマートフォンの機能ブロック構成図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態を説明するための撮像装置の一例としてのデジタルカメラの概略構成を示す図である。図1に示すデジタルカメラの撮像系は、撮像光学系としてのレンズ装置(撮影レンズ1と絞り2とを含む)と、レンズ装置を通して被写体を撮像するCCD型やCMOS型等の固体撮像素子5とを備えている。撮影レンズ1及び絞り2を含むレンズ装置は、カメラ本体に着脱可能又は固定となっている。
デジタルカメラの電気制御系全体を統括制御するシステム制御部11は、フラッシュ発光部12及び受光部13を制御する。また、システム制御部11は、レンズ駆動部8を制御して撮影レンズ1に含まれるフォーカスレンズの位置を調整したり、撮影レンズ1に含まれるズームレンズの位置の調整を行ったりする。更に、システム制御部11は、絞り駆動部9を介して絞り2の開口量を制御することにより、露光量の調整を行う。
また、システム制御部11は、撮像素子駆動部10を介して固体撮像素子5を駆動し、撮影レンズ1を通して撮像した被写体像を撮像画像信号として出力させる。システム制御部11には、操作部14を通してユーザからの指示信号が入力される。
デジタルカメラの電気制御系は、更に、固体撮像素子5の出力に接続された相関二重サンプリング処理等のアナログ信号処理を行うアナログ信号処理部6と、このアナログ信号処理部6から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路7とを備える。アナログ信号処理部6及びA/D変換回路7は、システム制御部11によって制御される。アナログ信号処理部6及びA/D変換回路7は固体撮像素子5に内蔵されることもある。
更に、このデジタルカメラの電気制御系は、メインメモリ16と、メインメモリ16に接続されたメモリ制御部15と、A/D変換回路7から出力される撮像画像信号に対し、補間演算、ガンマ補正演算、及びRGB/YC変換処理等を行って撮影画像データを生成するデジタル信号処理部17と、固体撮像素子5から出力される撮像画像信号の一部を用いてデフォーカス量を演算するデフォーカス量演算部18と、デフォーカス量演算部18により演算された2つのデフォーカス量の差分を求めるデファーカス量差分演算部19と、着脱自在の記録媒体21が接続される外部メモリ制御部20と、カメラ背面等に搭載された表示部23が接続される表示制御部22とを備えている。
メモリ制御部15、デジタル信号処理部17、デフォーカス量演算部18、デフォーカス量差分演算部19、外部メモリ制御部20、及び表示制御部22は、制御バス24及びデータバス25によって相互に接続され、システム制御部11からの指令によって制御される。
図2は、図1に示すデジタルカメラに搭載される固体撮像素子5の平面構成を示す部分拡大図である。
固体撮像素子5は、行方向X及びこれに直交する列方向Yに二次元状に配列された多数の画素51(図中の各正方形のブロック)を備えている。図2では全ての画素51は図示していないが、実際には、数百万〜1千数百万個程度の画素51が二次元状に配列される。固体撮像素子5により撮像を行うと、この多数の画素51の各々から出力信号が得られる。
各画素51は、フォトダイオード等の光電変換部と、この光電変換部上方に形成されたカラーフィルタとを含む。
図2では、赤色光を透過するカラーフィルタを含む画素51には“R”の文字を付し、緑色光を透過するカラーフィルタを含む画素51には“G”の文字を付し、青色光を透過するカラーフィルタを含む画素51には“B”の文字を付している。
多数の画素51は、行方向Xに並ぶ複数の画素51からなる画素行を、列方向Yに複数個並べた配列となっている。そして、奇数行の画素行と偶数行の画素行は、各画素行の画素51の配列ピッチの略1/2、行方向Xにずれている。
奇数行の画素行の各画素51に含まれるカラーフィルタの配列は全体としてベイヤ配列となっている。また、偶数行の画素行の各画素51に含まれるカラーフィルタの配列も全体としてベイヤ配列となっている。奇数行にある画素51と、この画素51に対して右下に隣接する、この画素51と同色光を検出する画素51とがペア画素を構成する。
このような画素配列の固体撮像素子5によれば、ペア画素を構成する2つの画素51の出力信号を加算することでカメラの高感度化を図ることができる。また、ペア画素を構成する2つの画素51の露光時間を変え、かつ、この2つの画素51の出力信号を加算することでカメラの広ダイナミックレンジ化を図ることができる。
固体撮像素子5では、多数のペア画素のうちの一部を位相差検出用画素(焦点検出用画素)のペア(以下、位相差ペアという)としている。各位相差ペアは、図2の例では斜めに隣接する位相差検出用画素51Rと位相差検出用画素51Lとで構成される。
位相差検出用画素51Rは、撮影レンズ1の瞳領域の異なる部分を通過した一対の光束の一方(例えば瞳領域の右半分を通過した光束)を受光し受光量に応じた信号を出力する。つまり、固体撮像素子5に設けられた位相差検出用画素51Rは、撮影レンズ1の瞳領域の異なる部分を通過した一対の光束の一方によって形成される像を撮像するものとなる。
位相差検出用画素51Rとペアとなる他方の位相差検出用画素51Lは、上記一対の光束の他方(例えば瞳領域の左半分を通過した光束)を受光し受光量に応じた信号を出力する。つまり、固体撮像素子5に設けられた位相差検出用画素51Lは、撮影レンズ1の瞳領域の異なる部分を通過した一対の光束の他方によって形成される像を撮像するものとなる。
なお、位相差検出用画素51R,51L以外の複数の画素51(以下、撮像用画素という)は、撮影レンズ1の瞳領域のほぼ全ての部分を通過した光束によって形成される像を撮像するものとなる。
画素51の光電変換部上方には、遮光膜が設けられ、この遮光膜には、光電変換部の受光面積を規定する開口が形成されている。撮像用画素51の開口(図2において符号aで示す)の中心は、撮像用画素51の光電変換部の中心(正方形のブロックの中心)と一致している。なお、図2では、図を簡略化するために、撮像用画素51については一箇所のみに開口aを図示している。
これに対し、位相差検出用画素51Rの開口(図2において符号cで示す)の中心は、位相差検出用画素51Rの光電変換部の中心に対し右側に偏心している。位相差検出用画素51Lの開口(図2において符号bで示す)の中心は、位相差検出用画素51Lの光電変換部の中心に対して左側に偏心している。
固体撮像素子5では、緑色のカラーフィルタが搭載される画素51の一部が位相差検出用画素51R又は位相差検出用画素51Lとなっている。勿論、他の色のカラーフィルタが搭載される画素を位相差検出用画素としてもよい。
図示する例では、位相差検出用画素51Rと位相差検出用画素51Lは、それぞれ、画素51が配置される領域において離散的及び周期的に配置されている。
位相差検出用画素51Rは、図2の例では、偶数行の画素行の一部(図2の例では、3画素行おきに並ぶ4つの画素行)において、行方向Xに3つの画素おきに配置されている。位相差検出用画素51Lは、図2の例では、奇数行の画素行の一部(位相差検出用画素51Rを含む画素行の隣にある画素行)において、行方向Xに、位相差検出用画素51Rと同じ周期で配置されている。
このような構成により、遮光膜の開口bを通って画素51Lに受光される光は、図2の紙面上方に設けられる撮影レンズ1の被写体から見て左側からの光、すなわち被写体を右眼で見た方向から来た光が主となり、遮光膜の開口cを通って画素51Rに受光される光は、撮影レンズ1の被写体から見て右側からの光、すなわち被写体を左眼で見た方向から来た光が主となる。
即ち、全ての位相差検出用画素51Rによって、被写体を左眼で見た撮像画像信号を得ることができ、全ての位相差検出用画素51Lによって、被写体を右眼で見た撮像画像信号を得ることができる。このため、両者を組み合わせ相関演算することで位相差情報を求めることが可能になる
なお、位相差検出用画素51Rと位相差検出用画素51Lは、遮光膜の開口を逆方向に偏心させることで位相差情報を得られるようにしている。しかし、位相差情報を得るための構造はこれに限らず、よく知られているものを採用することができる。例えば、ペア画素に共通の1つの楕円形マイクロレンズ(トップレンズ)を搭載する構造でも良い。
図1に示すデフォーカス量演算部18は、位相差検出用画素51L及び位相差検出用画素51Rから読み出される出力信号群を用いて、上記一対の光束によって形成される2つの像の相対的な位置ずれ量である位相差量を演算する。そして、この位相差量に基づいて、撮影レンズ1の焦点調節状態、ここでは合焦状態から離れている量とその方向、すなわちデフォーカス量を測距結果として求める。
デフォーカス量演算部18は、例えば固体撮像素子5の受光面を3×3=9つのAFエリアに分け、そのうちのユーザ操作等により選択された1つのAFエリアにある位相差検出用画素51L及び位相差検出用画素51Rから読み出される出力信号群を用いてデフォーカス量を求める。
図1に示すデジタルカメラは、動画撮像中に主要被写体に対してピントを合わせ続けるコンティニュアスAFモードを設定可能である。コンティニュアスAFモードは、例えば、固体撮像素子5によりライブビュー画像表示のための動作撮像を行っている期間、又は、動画撮影モードにおいて操作部14に含まれるシャッタスイッチが押されて動画記録の指示がなされている期間において設定される。
コンティニュアスAFモードに設定されているとき、デフォーカス量演算部18は、固体撮像素子5により撮像が行われる毎に、その撮像によって位相差検出用画素51L及び位相差検出用画素51Rから得られる出力信号を用いてデフォーカス量を演算し、演算したデフォーカス量をメインメモリ16に記憶する。
コンティニュアスAFモードに設定されているとき、図1に示すデフォーカス量差分演算部19は、固体撮像素子5によって連続して行われる少なくとも3回の撮像に対して得られたデフォーカス量のうち、任意の撮像によって得られたデフォーカス量と、その任意の撮像に続けて行われる撮像によって得られたデフォーカス量との差分を求める。
例えば、コンティニュアスAFモードに設定されると、1回目の撮像によって得られたデフォーカス量D1と、2回目の撮像によって得られたデフォーカス量D2と、3回目の撮像によって得られたデフォーカス量D3とが順次メインメモリ16に記憶されていく。デフォーカス量差分演算部19は、ΔS1=D2−D1とΔS2=D3−D2を演算し、これらをメインメモリ16に記憶する。なお、ΔS1=D1−D2、ΔS2=D2−D3としてもよい。
システム制御部11は、メインメモリ16に記憶された複数の差分データ(例えば、上記ΔS1とΔS2)の分散を算出し、算出した分散が閾値より小さい場合に、位相差AFを行ってフォーカスレンズを合焦位置に移動させる制御を行う。また、システム制御部11は、算出した分散が閾値以上の場合に、位相差AFを行わずにフォーカスレンズの位置を不変とする制御を行う。
次に、以上のように構成されたデジタルカメラのコンティニュアスAFモードにおける動作を説明する。
図3は、図1に示すデジタルカメラのコンティニュアスAFモード時の動作を説明するためのフローチャートである。
コンティニュアスAFモードが設定されると、デフォーカス量演算部18は、固体撮像素子5から出力される撮像画像信号を取り込む(ステップS1)。そして、デフォーカス量演算部18は、この撮像画像信号を用いてデフォーカス量(測距結果)を演算し、演算したデフォーカス量をメインメモリ16に記憶する(ステップS2)。
次に、システム制御部11が、メインメモリ16に記憶されたデフォーカス量の数が2つ以上か否かを判定し、デフォーカス量の数が2つ未満のとき(ステップS3:NO)は、フォーカスレンズの位置を現状維持とする(ステップS9)。そして、固体撮像素子5により次の撮像が行われると、ステップS1の処理が再び行われる。
本実施形態では、メインメモリ16には、最大で4つのデフォーカス量を記憶可能であり、既に4つのデフォーカス量が記憶されている場合は、最も古いものに対して最新のデフォーカス量が上書きして記憶される。
ステップS3の判定がYESのとき、デフォーカス量差分演算部19が、メインメモリ16に記憶されているデフォーカス量のうち、最新のデフォーカス量と、その次に新しいデフォーカス量との差分ΔSを算出し、これをメインメモリ16に記憶する(ステップS4)。
メインメモリ16には、上記差分ΔSを例えば最大で3つ記憶可能であり、既に3つのΔSが記憶されている場合は、最も古いものに対して最新のものが上書きして記憶される。
次に、システム制御部11は、メインメモリ16に記憶されたΔSの数が2つ以上か否かを判定し、ΔSの数が2つ未満のとき(ステップS5:NO)は、フォーカスレンズの位置を現状維持とする(ステップS9)。そして、固体撮像素子5により次の撮像が行われると、ステップS1の処理が再び行われる。
ステップS5の判定がYESのとき、システム制御部11は、メインメモリ16に記憶されている複数のΔSの分散を算出し(ステップS6)、算出した分散が閾値以上であれば(ステップS7:YES)、フォーカスレンズの位置を現状維持とする。一方、算出した分散が閾値未満であれば(ステップS7:NO)、ステップS8において、デフォーカス量を用いてフォーカスレンズを合焦位置に移動させる位相差AFによる合焦制御を行う。
図4、図5、図6は、図3のステップS4で得られるデフォーカス量の差と、その差の分散との具体例を説明するための図である。図4〜図6は、動画の各フレームデータ中の位相差検出用画素の出力信号から求めたデフォーカス量を時間軸tに沿って示したグラフである。
図4のグラフは、フレーム順のデフォーカス量♯1,♯2,♯3,♯4にあまり差が無い状態を示している。この場合、ΔS1=#2−#1、ΔS2=#3−#2、ΔS3=#4−#3は、それぞれ近い値になり、ΔSの分散は小さくなる。このような場合は、合焦させている主要被写体が静止物に近く、あまり移動していないと判断できる。従って、このような場合は、ステップS8において、デフォーカス量#4に基づいてフォーカスレンズを合焦位置に移動させることで、次の撮像時において主要被写体にピントの合った撮像を行うことができる。
図5のグラフでは、時間tの経過毎に、デフォーカス量♯1,♯2,♯3,♯4が単調に増加している。この場合、ΔS1=#2−#1、ΔS2=#3−#2、及びΔS3=#4−#3はほとんど同じ値になるため、ΔSの分散は小さくなる。このような場合は、主要被写体が一定速度で移動していると判断できる。従って、ステップS8において、デフォーカス量#4に基づいてフォーカスレンズを合焦位置に移動させることで、次の撮像時において主要被写体にピントの合った撮像を行うことができる。
なお、図5のように、ΔSが全て正の値(又は負の値)であり、かつ、ΔSの分散が閾値未満であるケースでは、主要被写体が一定速度で移動していると判断できる。このため、ステップS8において、システム制御部11は、ΔS1、ΔS2、ΔS3の平均値(主要被写体の移動量に相当)を算出し、この平均値をデフォーカス量#4に加算して得られる値をデフォーカス量として、フォーカスレンズを移動させるとよい。このようにすることで、次の撮像時には、主要被写体が移動した先にピントを合わせることが可能になる。
図6のグラフでは、時間経過に従って、デフォーカス量が大きくなったり小さくなったりと、振動している。この場合、ΔS1=#2−#1は正の値になり、ΔS2=#3−#2は負の値になり、ΔS3=#4−#3は正の値になり、ΔSの分散は大きくなる。
このような状態のときに、フォーカスレンズを合焦動作させると、フォーカスレンズ位置が振動してしまう可能性が高く、実際に被写体にピントを合わせるのが困難になる。このため、図6に示すような状態のときは、ステップS9において、フォーカスレンズの位置は変えない。
ステップS7において判定に用いる閾値は、固体撮像素子5のチップ面積や位相差検出用画素を設ける間隔(周期)、レンズ性能等に依存するため、個々のカメラ(撮像装置)の設計仕様毎に実験的に定めれば良い。
以上のように、本実施形態のデジタルカメラによれば、デフォーカス量の差の分散の大小によって、位相差AFを行うか否かを決めているため、一定速度で動く主要被写体を撮影している場合でも、この状況を判定して適正なAF処理を行うことができる。単純にデフォーカス量の分散を求めるだけでは、図5のケースと図6のケースを区別することができないが、デフォーカス量の差の分散を求めることで、図5のケースと図6のケースを区別することが可能になり、適正なAF処理を行うことができる。
ΔSの分散を求めるにはΔSが複数必要であり、複数のΔSを求めるにはデフォーカス量を求めるための撮像を少なくとも3回は行う必要がある。このため、コンティニュアスAFモードに設定されてから撮像が3回行われるまでの間は、合焦動作を継続するか中止するかを判断することができない。
本実施形態のデジタルカメラでは、図3のステップS3:NO、ステップS5:NOのときは、フォーカスレンズを移動させないようにしているため、合焦動作を継続するか中止するかを判断できない期間における撮像画像の変化を抑制して、撮影者に違和感を与えてしまうのを防ぐことができる。
なお、コンティニュアスAFモードに設定されてから、ΔSの分散が算出可能になるまでの間、つまり、図3のステップS5の判定がYESになるまでの間は、それまでに求められたデフォーカス量を用いて、その時点で最適なデフォーカス量を算出し、算出したデフォーカス量に基づいてフォーカスレンズを移動させるようにしてもよい。
例えば、分散の算出に必要なΔSの数を4つとした場合、この場合は、コンティニュアスAFモードに設定されてから、1回目の撮像後は、その撮像によって得られたデフォーカス量に基づいてフォーカスレンズを移動させる。
次の2回目の撮像後は、1回目の撮像により得たデフォーカス量と2回目の撮像により得たデフォーカス量との平均値に基づいてフォーカスレンズを移動させる。
次の3回目の撮像後は、1回目の撮像により得たデフォーカス量と、2回目の撮像により得たデフォーカス量と、3回目の撮像により得たデフォーカス量との平均値、又は、これら3つのデフォーカス量を大きさ順に並べたときの中央値に基づいてフォーカスレンズを移動させる。
次の4回目の撮像後は、1回目の撮像により得たデフォーカス量と、2回目の撮像により得たデフォーカス量と、3回目の撮像により得たデフォーカス量と、4回目の撮像により得たデフォーカス量との平均値、又は、これら4つのデフォーカス量のうち、最大値と最小値を除く2つのデフォーカス量の平均値に基づいてフォーカスレンズを移動させる。
そして、5回目の撮像が行われると、ΔSの数が4つになるため、ΔSの分散に応じて合焦制御を行うか否かが決定される。
また、上述した実施形態では、デフォーカス量の差の分散によって合焦動作を継続するか否かを決めるものとしたが、分散を求める対象となる数値情報はデフォーカス量に限らず、デフォーカス量に対応するものであればよい。例えば、位相差検出用画素51Rの出力信号と位相差検出用画素51Lの出力信号との相関演算の結果得られる位相差量を用いても良い。
また、上述した実施形態では、図2の固体撮像素子5を例に説明したが、本発明はこれに限るものではなく、各画素が正方格子配列される場合にも適用可能である。また、位相差検出用画素のペア画素をGフィルタ搭載画素としたが、Rフィルタ搭載画素を位相差検出用画素としたり、Bフィルタ搭載画素を位相差検出用画素としたりする場合にも上述した実施形態を適用可能である。
また、上述した実施形態では、位相差検出用画素ペアを最隣接する同色画素としたが、最隣接である必要はなく、例えば1画素や2画素程度離れた近接画素ペアとしても良い。
更に、上述した実施形態では、図2に示す様に、撮像素子の受光面上に位相差検出用画素も同時に形成し、撮像素子による撮像によって、位相差検出用画素から位相差データも同時に読み出す構成とした。しかし、本発明はこの構成に限るものではなく、位相差検出用画素を形成した位相差検出素子を撮像素子とは別に設け、撮影レンズからの入射光を二分割し、一方を撮像素子に受光させ、他方を位相差検出素子に受光させる構成にも適用可能である。
図3に示した処理をコンピュータに実行させるためのプログラムとして提供してもよい。このようなプログラムは、当該プログラムをコンピュータが読取可能な一時的でない(non−transitory)記録媒体に記録される。このような「コンピュータ読取可能な記録媒体」は、たとえば、CD−ROM(Compact Disc−ROM)等の光学媒体や、メモリカード等の磁気記録媒体等を含む。また、このようなプログラムを、ネットワークを介したダウンロードによって提供することもできる。
以上、本発明の撮像装置の実施形態として、デジタルカメラについて説明してきたが、撮像装置の構成はこれに限定されない。本発明のその他の撮像装置としては、例えば、内蔵型又は外付け型のPC用カメラ、或いは、以下に説明するような、撮影機能を有する携帯端末装置とすることができる。
本発明の撮像装置の一実施形態である携帯端末装置としては、例えば、携帯電話機やスマートフォン、PDA(Personal Digital Assistants)、携帯型ゲーム機が挙げられる。以下、スマートフォンを例に挙げ、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
図7は、本発明の撮像装置の一実施形態であるスマートフォン200の外観を示すものである。図7に示すスマートフォン200は、平板状の筐体201を有し、筐体201の一方の面に表示部としての表示パネル202と、入力部としての操作パネル203とが一体となった表示入力部204を備えている。また、この様な筐体201は、スピーカ205と、マイクロホン206と、操作部207と、カメラ部208とを備えている。なお、筐体201の構成はこれに限定されず、例えば、表示部と入力部とが独立した構成を採用したり、折り畳み構造やスライド機構を有する構成を採用したりすることもできる。
図8は、図7に示すスマートフォン200の構成を示すブロック図である。図8に示すように、スマートフォンの主たる構成要素として、無線通信部210と、表示入力部204と、通話部211と、操作部207と、カメラ部208と、記憶部212と、外部入出力部213と、GPS(Global Positioning System)受信部214と、モーションセンサ部215と、電源部216と、主制御部220とを備える。また、スマートフォン200の主たる機能として、図示省略の基地局装置BSと図示省略の移動通信網NWとを介した移動無線通信を行う無線通信機能を備える。
無線通信部210は、主制御部220の指示にしたがって、移動通信網NWに収容された基地局装置BSに対し無線通信を行うものである。この無線通信を使用して、音声データ、画像データ等の各種ファイルデータ、電子メールデータなどの送受信や、Webデータやストリーミングデータなどの受信を行う。
表示入力部204は、主制御部220の制御により、画像(静止画像及び動画像)や文字情報などを表示して視覚的にユーザに情報を伝達するとともに、表示した情報に対するユーザ操作を検出する、いわゆるタッチパネルであって、表示パネル202と、操作パネル203とを備える。
表示パネル202は、LCD(Liquid Crystal Display)、OELD(Organic Electro−Luminescence Display)などを表示デバイスとして用いたものである。
操作パネル203は、表示パネル202の表示面上に表示される画像を視認可能に載置され、ユーザの指や尖筆によって操作される一又は複数の座標を検出するデバイスである。このデバイスをユーザの指や尖筆によって操作すると、操作に起因して発生する検出信号を主制御部220に出力する。次いで、主制御部220は、受信した検出信号に基づいて、表示パネル202上の操作位置(座標)を検出する。
図7に示すように、本発明の撮像装置の一実施形態として例示しているスマートフォン200の表示パネル202と操作パネル203とは一体となって表示入力部204を構成しているが、操作パネル203が表示パネル202を完全に覆うような配置となっている。
このような配置を採用した場合、操作パネル203は、表示パネル202外の領域についても、ユーザ操作を検出する機能を備えてもよい。換言すると、操作パネル203は、表示パネル202に重なる重畳部分についての検出領域(以下、表示領域と称する)と、それ以外の表示パネル202に重ならない外縁部分についての検出領域(以下、非表示領域と称する)とを備えていてもよい。
なお、表示領域の大きさと表示パネル202の大きさとを完全に一致させても良いが、両者を必ずしも一致させる必要は無い。また、操作パネル203が、外縁部分と、それ以外の内側部分の2つの感応領域を備えていてもよい。更に、外縁部分の幅は、筐体201の大きさなどに応じて適宜設計されるものである。更にまた、操作パネル203で採用される位置検出方式としては、マトリクススイッチ方式、抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、静電容量方式などが挙げられ、いずれの方式を採用することもできる。
通話部211は、スピーカ205やマイクロホン206を備え、マイクロホン206を通じて入力されたユーザの音声を主制御部220にて処理可能な音声データに変換して主制御部220に出力したり、無線通信部210あるいは外部入出力部213により受信された音声データを復号してスピーカ205から出力させたりするものである。また、図7に示すように、例えば、スピーカ205を表示入力部204が設けられた面と同じ面に搭載し、マイクロホン206を筐体201の側面に搭載することができる。
操作部207は、キースイッチなどを用いたハードウェアキーであって、ユーザからの指示を受け付けるものである。例えば、図7に示すように、操作部207は、スマートフォン200の筐体201の側面に搭載され、指などで押下されるとオンとなり、指を離すとバネなどの復元力によってオフ状態となる押しボタン式のスイッチである。
記憶部212は、主制御部220の制御プログラムや制御データ、アプリケーションソフトウェア、通信相手の名称や電話番号などを対応づけたアドレスデータ、送受信した電子メールのデータ、WebブラウジングによりダウンロードしたWebデータや、ダウンロードしたコンテンツデータを記憶し、またストリーミングデータなどを一時的に記憶するものである。また、記憶部212は、スマートフォン内蔵の内部記憶部217と着脱自在な外部メモリスロットを有する外部記憶部218により構成される。なお、記憶部212を構成するそれぞれの内部記憶部217と外部記憶部218は、フラッシュメモリタイプ(flash memory type)、ハードディスクタイプ(hard disk type)、マルチメディアカードマイクロタイプ(multimedia card micro type)、カードタイプのメモリ(例えば、MicroSD(登録商標)メモリ等)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などの格納媒体を用いて実現される。
外部入出力部213は、スマートフォン200に連結される全ての外部機器とのインターフェースの役割を果たすものであり、他の外部機器に通信等(例えば、ユニバーサルシリアルバス(USB)、IEEE1394など)又はネットワーク(例えば、インターネット、無線LAN、ブルートゥース(Bluetooth)(登録商標)、RFID(Radio Frequency Identification)、赤外線通信(Infrared Data Association:IrDA)(登録商標)、UWB(Ultra Wideband)(登録商標)、ジグビー(ZigBee)(登録商標)など)により直接的又は間接的に接続するためのものである。
スマートフォン200に連結される外部機器としては、例えば、有/無線ヘッドセット、有/無線外部充電器、有/無線データポート、カードソケットを介して接続されるメモリカード(Memory card)やSIM(Subscriber Identity Module Card)/UIM(User Identity Module Card)カード、オーディオ・ビデオI/O(Input/Output)端子を介して接続される外部オーディオ・ビデオ機器、無線接続される外部オーディオ・ビデオ機器、有/無線接続されるスマートフォン、有/無線接続されるパーソナルコンピュータ、有/無線接続されるPDA、有/無線接続されるパーソナルコンピュータ、イヤホンなどがある。外部入出力部213は、このような外部機器から伝送を受けたデータをスマートフォン200の内部の各構成要素に伝達することや、スマートフォン200の内部のデータが外部機器に伝送されるようにすることができる。
GPS受信部214は、主制御部220の指示にしたがって、GPS衛星ST1〜STnから送信されるGPS信号を受信し、受信した複数のGPS信号に基づく測位演算処理を実行し、当該スマートフォン200の緯度、経度、高度からなる位置を検出する。GPS受信部214は、無線通信部210や外部入出力部213(例えば、無線LAN)から位置情報を取得できる時には、その位置情報を用いて位置を検出することもできる。
モーションセンサ部215は、例えば、3軸の加速度センサなどを備え、主制御部220の指示にしたがって、スマートフォン200の物理的な動きを検出する。スマートフォン200の物理的な動きを検出することにより、スマートフォン200の動く方向や加速度が検出される。係る検出結果は、主制御部220に出力されるものである。
電源部216は、主制御部220の指示にしたがって、スマートフォン200の各部に、バッテリ(図示しない)に蓄えられる電力を供給するものである。
主制御部220は、マイクロプロセッサを備え、記憶部212が記憶する制御プログラムや制御データにしたがって動作し、スマートフォン200の各部を統括して制御するものである。また、主制御部220は、無線通信部210を通じて、音声通信やデータ通信を行うために、通信系の各部を制御する移動通信制御機能と、アプリケーション処理機能を備える。
アプリケーション処理機能は、記憶部212が記憶するアプリケーションソフトウェアにしたがって主制御部220が動作することにより実現するものである。アプリケーション処理機能としては、例えば、外部入出力部213を制御して対向機器とデータ通信を行う赤外線通信機能や、電子メールの送受信を行う電子メール機能、Webページを閲覧するWebブラウジング機能などがある。
また、主制御部220は、受信データやダウンロードしたストリーミングデータなどの画像データ(静止画像や動画像のデータ)に基づいて、映像を表示入力部204に表示する等の画像処理機能を備える。画像処理機能とは、主制御部220が、上記画像データを復号し、この復号結果に画像処理を施して、画像を表示入力部204に表示する機能のことをいう。
更に、主制御部220は、表示パネル202に対する表示制御と、操作部207、操作パネル203を通じたユーザ操作を検出する操作検出制御を実行する。表示制御の実行により、主制御部220は、アプリケーションソフトウェアを起動するためのアイコンや、スクロールバーなどのソフトウェアキーを表示したり、あるいは電子メールを作成したりするためのウィンドウを表示する。なお、スクロールバーとは、表示パネル202の表示領域に収まりきれない大きな画像などについて、画像の表示部分を移動する指示を受け付けるためのソフトウェアキーのことをいう。
また、操作検出制御の実行により、主制御部220は、操作部207を通じたユーザ操作を検出したり、操作パネル203を通じて、上記アイコンに対する操作や、上記ウィンドウの入力欄に対する文字列の入力を受け付けたり、あるいは、スクロールバーを通じた表示画像のスクロール要求を受け付ける。
更に、操作検出制御の実行により主制御部220は、操作パネル203に対する操作位置が、表示パネル202に重なる重畳部分(表示領域)か、それ以外の表示パネル202に重ならない外縁部分(非表示領域)かを判定し、操作パネル203の感応領域や、ソフトウェアキーの表示位置を制御するタッチパネル制御機能を備える。
また、主制御部220は、操作パネル203に対するジェスチャ操作を検出し、検出したジェスチャ操作に応じて、予め設定された機能を実行することもできる。ジェスチャ操作とは、従来の単純なタッチ操作ではなく、指などによって軌跡を描いたり、複数の位置を同時に指定したり、あるいはこれらを組み合わせて、複数の位置から少なくとも1つについて軌跡を描く操作を意味する。
カメラ部208は、位相差AF機能を搭載しており、図1に示したデジタルカメラにおける外部メモリ制御部20、記録媒体21、表示制御部22、表示部23、及び操作部14以外の構成を含む。カメラ部208によって生成された撮像画像データは、記憶部212に記録したり、入出力部213や無線通信部210を通じて出力したりすることができる。図9に示すにスマートフォン200において、カメラ部208は表示入力部204と同じ面に搭載されているが、カメラ部208の搭載位置はこれに限らず、表示入力部204の背面に搭載されてもよい。
また、カメラ部208はスマートフォン200の各種機能に利用することができる。例えば、表示パネル202にカメラ部208で取得した画像を表示することや、操作パネル203の操作入力のひとつとして、カメラ部208の画像を利用することができる。また、GPS受信部214が位置を検出する際に、カメラ部208からの画像を参照して位置を検出することもできる。更には、カメラ部208からの画像を参照して、3軸の加速度センサを用いずに、或いは、3軸の加速度センサと併用して、スマートフォン200のカメラ部208の光軸方向を判断することや、現在の使用環境を判断することもできる。勿論、カメラ部208からの画像をアプリケーションソフトウェア内で利用することもできる。
その他、静止画又は動画の画像データにGPS受信部214により取得した位置情報、マイクロホン206により取得した音声情報(主制御部等により、音声テキスト変換を行ってテキスト情報となっていてもよい)、モーションセンサ部215により取得した姿勢情報等などを付加して記録部212に記録したり、入出力部213や無線通信部210を通じて出力したりすることもできる。
以上のような構成のスマートフォン200においても、カメラ部208の撮像素子として図2で説明した固体撮像素子5を用い、カメラ部208が図3に示した処理を行うことで、高精度の位相差AFを行うことが可能になる。
以上説明したように、本明細書には以下の事項が開示されている。
開示された撮像装置は、フォーカスレンズを含む撮像光学系を通して被写体を撮像する撮像素子を有する撮像装置であって、上記撮像素子は、撮像用画素と、上記撮像光学系の瞳領域の異なる部分を通過した光束を受光する複数の位相差検出用画素とを含み、上記撮像素子により撮像が行われる毎に、上記複数の位相差検出用画素により撮像して得られる画像信号を用いてデフォーカス量に対応する数値情報を演算する演算部と、連続して行われる少なくとも3回の撮像に対し、任意の撮像について得られた上記数値情報と上記任意の撮像の後に続けて行われる撮像について得られた上記数値情報との差分を求める差分演算部と、上記差分演算部により求められた複数の上記差分の分散が閾値より小さい場合に、上記演算部により演算された上記数値情報を利用して上記フォーカスレンズを合焦位置に移動させ、上記分散が上記閾値以上の場合に、上記フォーカスレンズの位置を不変とする制御を行う制御部とを備えるものである。
開示された撮像装置は、上記制御部は、上記差分演算部により求められた複数の上記差分の分散が閾値より小さく、かつ、上記複数の差分の符号が全て同じ場合に、上記少なくとも3回の撮像のうちの最後の撮像について演算された上記数値情報と上記複数の差分とに基づいて上記フォーカスレンズを合焦位置に移動させるものである。
開示された撮像装置は、上記制御部は、上記フォーカスレンズの合焦制御を連続して行うモードに設定されてから上記少なくとも3回の撮像が行われるまでの間は、上記フォーカスレンズの位置を不変とするものである。
開示された撮像装置は、上記制御部が、上記フォーカスレンズの合焦制御を連続して行うモードに設定されてから上記少なくとも3回の撮像が行われるまでの間は、上記モードに設定されてから行われた撮像によって得られた上記数値情報に基づいて上記フォーカスレンズの位置を制御するものである。
開示された撮像装置は、上記撮像素子が、上記複数の位相差検出用画素を含むものである。
開示された撮像装置の合焦制御方法は、フォーカスレンズを含む撮像光学系を通して被写体を撮像する撮像素子を有する撮像装置の合焦制御であって、上記撮像素子は、撮像用画素と、上記撮像光学系の瞳領域の異なる部分を通過した光束を受光する複数の位相差検出用画素とを含み、上記撮像素子により撮像を行う毎に、上記複数の位相差検出用画素により撮像して得られる画像信号を用いてデフォーカス量に対応する数値情報を演算する演算ステップと、連続して行われる少なくとも3回の撮像に対し、任意の撮像について得た上記数値情報と上記任意の撮像の後に行われる撮像について得た上記数値情報との差分を求める差分演算ステップと、上記差分演算ステップにおいて求めた複数の上記差分の分散が閾値より小さい場合に、上記演算ステップで演算した上記数値情報を利用して上記フォーカスレンズを合焦位置に移動させ、上記分散が上記閾値以上の場合に、上記フォーカスレンズの位置を不変とする制御を行う制御ステップとを備えるものである。
開示された合焦制御プログラムは、フォーカスレンズを含む撮像光学系を通して被写体を撮像する撮像素子を有する撮像装置における上記フォーカスレンズの合焦制御を行うためのプログラムであって、上記撮像素子は、撮像用画素と、上記撮像光学系の瞳領域の異なる部分を通過した光束を受光する複数の位相差検出用画素とを含み、上記撮像素子により撮像を行う毎に、上記複数の位相差検出用画素により撮像して得られる画像信号を用いてデフォーカス量に対応する数値情報を演算する演算ステップと、連続して行われる少なくとも3回の撮像に対し、任意の撮像について得た上記数値情報と上記任意の撮像の後に行われる撮像について得た上記数値情報との差分を求める差分演算ステップと、上記差分演算ステップにおいて求めた複数の上記差分の分散が閾値より小さい場合に、上記演算ステップで演算した上記数値情報を利用して上記フォーカスレンズを合焦位置に移動させ、上記分散が上記閾値以上の場合に、上記フォーカスレンズの位置を不変とする制御を行う制御ステップとを、コンピュータに実行させるためのプログラムである。
以上述べた実施形態によれば、被写体までの測距距離のフレーム間の差分データの分散により、合焦動作を継続するか中止するかを判断するため、判断を的確に行うことができる。このため、大きくピントの外れた画像が撮像されてしまう虞が小さくなる。
本発明に係る撮像装置は、位相差AF方式でコンティニュアスAFを行う場合の合焦追従動作を継続するか中止するかの判断を適切に行うことができるため、特に動体撮影を行うカメラに適用すると有用である。
以上、本発明を特定の実施形態によって説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、開示された発明の技術思想を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
本出願は、2012年11月22日出願の日本特許出願(特願2012−256350)に基づくものであり、その内容はここに取り込まれる。
1 撮影レンズ
5 固体撮像素子
11 システム制御部(位相差AF処理部)
17 デジタル信号処理部
18 デフォーカス量演算部(位相差AF処理部)
19 デフォーカス量差分演算部
51 画素(フォトダイオード)
51L,51R 位相差検出用画素ペア
a,b,c 遮光膜開口
本発明の撮像装置は、フォーカスレンズを含む撮像光学系を通して被写体を撮像する撮像素子を有する撮像装置であって、前記撮像素子は、撮像用画素と、前記撮像光学系の瞳領域の異なる部分を通過した光束を受光する複数の位相差検出用画素とを含み、前記撮像素子により撮像が行われる毎に、前記複数の位相差検出用画素により撮像して得られる画像信号を用いてデフォーカス量に対応する数値情報を演算する演算部と、連続して行われる少なくとも3回の撮像に対し、任意の撮像について得られた前記数値情報と前記任意の撮像の直後に行われる撮像について得られた前記数値情報との差分を求める差分演算部と、前記差分演算部により求められた複数の前記差分の分散が閾値より小さい場合に、前記演算部により演算された前記数値情報を利用して前記フォーカスレンズを合焦位置に移動させ、前記分散が前記閾値以上の場合に、前記フォーカスレンズの位置を不変とする制御を行う制御部とを備えるものである。
本発明の撮像装置の合焦制御方法は、フォーカスレンズを含む撮像光学系を通して被写体を撮像する撮像素子を有する撮像装置の合焦制御であって、前記撮像素子は、撮像用画素と、前記撮像光学系の瞳領域の異なる部分を通過した光束を受光する複数の位相差検出用画素とを含み、前記撮像素子により撮像を行う毎に、前記複数の位相差検出用画素により撮像して得られる画像信号を用いてデフォーカス量に対応する数値情報を演算する演算ステップと、連続して行われる少なくとも3回の撮像に対し、任意の撮像について得た前記数値情報と前記任意の撮像の直後に行われる撮像について得た前記数値情報との差分を求める差分演算ステップと、前記差分演算ステップにおいて求めた複数の前記差分の分散が閾値より小さい場合に、前記演算ステップで演算した前記数値情報を利用して前記フォーカスレンズを合焦位置に移動させ、前記分散が前記閾値以上の場合に、前記フォーカスレンズの位置を不変とする制御を行う制御ステップとを備えるものである。
本発明の合焦制御プログラムは、フォーカスレンズを含む撮像光学系を通して被写体を撮像する撮像素子を有する撮像装置における前記フォーカスレンズの合焦制御を行うためのプログラムであって、前記撮像素子は、撮像用画素と、前記撮像光学系の瞳領域の異なる部分を通過した光束を受光する複数の位相差検出用画素とを含み、前記撮像素子により撮像を行う毎に、前記複数の位相差検出用画素により撮像して得られる画像信号を用いてデフォーカス量に対応する数値情報を演算する演算ステップと、連続して行われる少なくとも3回の撮像に対し、任意の撮像について得た前記数値情報と前記任意の撮像の直後に行われる撮像について得た前記数値情報との差分を求める差分演算ステップと、前記差分演算ステップにおいて求めた複数の前記差分の分散が閾値より小さい場合に、前記演算ステップで演算した前記数値情報を利用して前記フォーカスレンズを合焦位置に移動させ、前記分散が前記閾値以上の場合に、前記フォーカスレンズの位置を不変とする制御を行う制御ステップとを、コンピュータに実行させるためのプログラムである。

Claims (6)

  1. フォーカスレンズを含む撮像光学系を通して被写体を撮像する撮像素子を有する撮像装置であって、
    前記撮像素子は、撮像用画素と、前記撮像光学系の瞳領域の異なる部分を通過した光束を受光する複数の位相差検出用画素とを含み、
    前記撮像素子により撮像が行われる毎に、前記複数の位相差検出用画素により撮像して得られる画像信号を用いてデフォーカス量に対応する数値情報を演算する演算部と、
    連続して行われる少なくとも3回の撮像に対し、任意の撮像について得られた前記数値情報と前記任意の撮像の後に続けて行われる撮像について得られた前記数値情報との差分を求める差分演算部と、
    前記差分演算部により求められた複数の前記差分の分散が閾値より小さい場合に、前記演算部により演算された前記数値情報を利用して前記フォーカスレンズを合焦位置に移動させ、前記分散が前記閾値以上の場合に、前記フォーカスレンズの位置を不変とする制御を行う制御部とを備える撮像装置。
  2. 請求項1記載の撮像装置であって、
    前記制御部は、前記差分演算部により求められた複数の前記差分の分散が閾値より小さく、かつ、前記複数の差分の符号が全て同じ場合に、前記少なくとも3回の撮像のうちの最後の撮像について演算された前記数値情報と前記複数の差分とに基づいて前記フォーカスレンズを合焦位置に移動させる撮像装置。
  3. 請求項1又は2記載の撮像装置であって、
    前記制御部は、前記フォーカスレンズの合焦制御を連続して行うモードに設定されてから前記少なくとも3回の撮像が行われるまでの間は、前記フォーカスレンズの位置を不変とする撮像装置。
  4. 請求項1又は2記載の撮像装置であって、
    前記制御部は、前記フォーカスレンズの合焦制御を連続して行うモードに設定されてから前記少なくとも3回の撮像が行われるまでの間は、前記モードに設定されてから行われた撮像によって得られた前記数値情報に基づいて前記フォーカスレンズの位置を制御する撮像装置。
  5. フォーカスレンズを含む撮像光学系を通して被写体を撮像する撮像素子を有する撮像装置の合焦制御であって、
    前記撮像素子は、撮像用画素と、前記撮像光学系の瞳領域の異なる部分を通過した光束を受光する複数の位相差検出用画素とを含み、
    前記撮像素子により撮像を行う毎に、前記複数の位相差検出用画素により撮像して得られる画像信号を用いてデフォーカス量に対応する数値情報を演算する演算ステップと、
    連続して行われる少なくとも3回の撮像に対し、任意の撮像について得た前記数値情報と前記任意の撮像の後に行われる撮像について得た前記数値情報との差分を求める差分演算ステップと、
    前記差分演算ステップにおいて求めた複数の前記差分の分散が閾値より小さい場合に、前記演算ステップで演算した前記数値情報を利用して前記フォーカスレンズを合焦位置に移動させ、前記分散が前記閾値以上の場合に、前記フォーカスレンズの位置を不変とする制御を行う制御ステップとを備える合焦制御方法。
  6. フォーカスレンズを含む撮像光学系を通して被写体を撮像する撮像素子を有する撮像装置における前記フォーカスレンズの合焦制御を行うためのプログラムであって、
    前記撮像素子は、撮像用画素と、前記撮像光学系の瞳領域の異なる部分を通過した光束を受光する複数の位相差検出用画素とを含み、
    前記撮像素子により撮像を行う毎に、前記複数の位相差検出用画素により撮像して得られる画像信号を用いてデフォーカス量に対応する数値情報を演算する演算ステップと、
    連続して行われる少なくとも3回の撮像に対し、任意の撮像について得た前記数値情報と前記任意の撮像の後に行われる撮像について得た前記数値情報との差分を求める差分演算ステップと、
    前記差分演算ステップにおいて求めた複数の前記差分の分散が閾値より小さい場合に、前記演算ステップで演算した前記数値情報を利用して前記フォーカスレンズを合焦位置に移動させ、前記分散が前記閾値以上の場合に、前記フォーカスレンズの位置を不変とする制御を行う制御ステップとを、コンピュータに実行させるための合焦制御プログラム。
JP2014548485A 2012-11-22 2013-09-12 撮像装置及びその合焦方法と合焦制御プログラム Active JP5789725B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014548485A JP5789725B2 (ja) 2012-11-22 2013-09-12 撮像装置及びその合焦方法と合焦制御プログラム

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012256350 2012-11-22
JP2012256350 2012-11-22
JP2014548485A JP5789725B2 (ja) 2012-11-22 2013-09-12 撮像装置及びその合焦方法と合焦制御プログラム
PCT/JP2013/074708 WO2014080682A1 (ja) 2012-11-22 2013-09-12 撮像装置及びその合焦方法と合焦制御プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5789725B2 JP5789725B2 (ja) 2015-10-07
JPWO2014080682A1 true JPWO2014080682A1 (ja) 2017-01-05

Family

ID=50775872

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014548485A Active JP5789725B2 (ja) 2012-11-22 2013-09-12 撮像装置及びその合焦方法と合焦制御プログラム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9547217B2 (ja)
JP (1) JP5789725B2 (ja)
CN (1) CN104813213B (ja)
WO (1) WO2014080682A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109416458B (zh) * 2016-06-30 2022-01-11 株式会社尼康 相机
CN106101554B (zh) * 2016-07-29 2017-08-08 广东欧珀移动通信有限公司 摄像头对焦方法、装置以及终端
JP2018081224A (ja) 2016-11-17 2018-05-24 キヤノン株式会社 撮像装置およびその制御方法
CN112040121B (zh) * 2020-08-19 2021-08-13 江西欧迈斯微电子有限公司 调焦方法、装置、存储介质及终端

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07318733A (ja) * 1994-05-10 1995-12-08 Permanova Lasersyst Ab ファイバー
JPH1010416A (ja) * 1996-06-26 1998-01-16 Nikon Corp 焦点調節装置
JP2004085843A (ja) * 2002-08-26 2004-03-18 Canon Inc カメラ
JP2008187231A (ja) * 2007-01-26 2008-08-14 Nikon Corp 画像追尾装置および撮像装置
JP2012133172A (ja) * 2010-12-22 2012-07-12 Nikon Corp カメラ

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2646750B2 (ja) 1989-05-18 1997-08-27 ミノルタ株式会社 自動合焦カメラ
JP3294866B2 (ja) 1991-02-13 2002-06-24 旭光学工業株式会社 自動焦点調節装置
JP3500435B2 (ja) 1994-05-19 2004-02-23 株式会社ニコン 自動焦点調節装置および自動焦点調節方法
JPH08146286A (ja) 1994-11-18 1996-06-07 Nikon Corp 自動焦点調節カメラ
JP4321579B2 (ja) * 2006-11-28 2009-08-26 ソニー株式会社 撮像装置
JP5317562B2 (ja) * 2008-07-17 2013-10-16 キヤノン株式会社 位相差検出装置、撮像装置、位相差検出方法、位相差検出プログラム
CN101950063B (zh) * 2009-07-10 2012-08-29 佛山普立华科技有限公司 自动对焦系统及自动对焦方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07318733A (ja) * 1994-05-10 1995-12-08 Permanova Lasersyst Ab ファイバー
JPH1010416A (ja) * 1996-06-26 1998-01-16 Nikon Corp 焦点調節装置
JP2004085843A (ja) * 2002-08-26 2004-03-18 Canon Inc カメラ
JP2008187231A (ja) * 2007-01-26 2008-08-14 Nikon Corp 画像追尾装置および撮像装置
JP2012133172A (ja) * 2010-12-22 2012-07-12 Nikon Corp カメラ

Also Published As

Publication number Publication date
US20150253648A1 (en) 2015-09-10
US9547217B2 (en) 2017-01-17
CN104813213A (zh) 2015-07-29
CN104813213B (zh) 2017-05-17
WO2014080682A1 (ja) 2014-05-30
JP5789725B2 (ja) 2015-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5948492B2 (ja) 撮像装置及び合焦制御方法
JP5982601B2 (ja) 撮像装置及び合焦制御方法
JP5750558B2 (ja) 撮像装置及び合焦制御方法
JP6307526B2 (ja) 撮像装置及び合焦制御方法
JP5799178B2 (ja) 撮像装置及び合焦制御方法
JP5942043B2 (ja) 撮像装置及び合焦制御方法
JP5802846B2 (ja) 撮像装置
JP6028112B2 (ja) 撮像装置及び合焦制御方法
JP5779726B2 (ja) 撮像装置及び露出決定方法
JPWO2013145886A1 (ja) 撮像素子及びこれを用いた撮像装置及び撮像方法
JP6251851B2 (ja) 合焦制御装置、合焦制御方法、合焦制御プログラム、レンズ装置、撮像装置
JP5982600B2 (ja) 撮像装置及び合焦制御方法
JPWO2015045704A1 (ja) 撮像装置及び合焦制御方法
JPWO2015122061A1 (ja) 撮像装置及び合焦制御方法
JP5990665B2 (ja) 撮像装置及び合焦制御方法
JP5789725B2 (ja) 撮像装置及びその合焦方法と合焦制御プログラム
WO2015146229A1 (ja) 撮像装置及び合焦制御方法
JP6171105B2 (ja) 撮像装置及び合焦制御方法
JP6236580B2 (ja) 合焦制御装置、合焦制御方法、合焦制御プログラム、レンズ装置、撮像装置
WO2022145322A1 (ja) 撮像装置、フォーカス制御方法、及び、フォーカス制御プログラム
WO2019202983A1 (ja) 撮像装置並びに距離計測方法、距離計測プログラム及び記録媒体
WO2013145887A1 (ja) 撮像装置及び撮像方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20150630

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150707

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150803

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5789725

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250