JPWO2015045704A1 - 撮像装置及び合焦制御方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、静止画撮像を連続して行う場合でも合焦不能となるのを防止して撮像品質を向上させることのできる撮像装置及び合焦制御方法を提供する。デジタルカメラは、Nコマ目の撮像処理後、画素ペアP1によって撮像された2像の相関演算を行い、相関演算の結果に基づいて相関演算結果の信頼度を判定する。デジタルカメラは、信頼度が低い場合は(N+1)コマ目以降の各撮像処理においてはコントラストAF方式による合焦制御を行い、信頼度が低い場合は(N+1)コマ目の撮像処理においては位相差AF方式による合焦制御を行う。

Description

本発明は、撮像装置及び合焦制御方法に関する。
近年、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の固体撮像素子の高解像度化に伴い、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、スマートフォン等の携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant,携帯情報端末)等の撮影機能を有する情報機器の需要が急増している。なお、以上のような撮像機能を有する情報機器を撮像装置と称する。
これら撮像装置では、主要な被写体に焦点を合わせる合焦制御方法として、コントラストAF(Auto Focus、自動合焦)方式や位相差AF方式が採用されている。コントラストAF方式と位相差AF方式にはそれぞれに利点があるため、これらを併用する撮像装置も提案されている(例えば特許文献1〜3参照)。
特許文献1には、位相差検出用画素の出力信号の相関演算の結果、相関度が最も高くなるレンズ位置が複数見つかった場合には、その複数のレンズ位置の情報を利用したコントラストAFを行い、相関度が最も高くなるレンズ位置が見つからなかった場合には、合焦不能の表示を行う撮像装置が開示されている。
特開2012−226247号公報 特開2009−48123号公報 特開2013−50690号公報
特許文献1に記載の撮像装置は、連写撮影や動画撮影等のように、連続する静止画の撮影中も主要被写体に合焦し続けるモードの動作については考慮されていない。当該モードを搭載する撮像装置においては、AF方式を撮像終了まで固定するのが一般的である。
例えば、特許文献1に記載の方法で、連続撮像の最初の撮像で位相差AF方式による合焦制御を採用すると、撮影環境の変化等によって、後の撮像においては位相差AF不能となる場合がある。AF不能となってしまうと、得られる画像の連続性が損なわれたり、動画が途中でピンボケになったりしてしまい、撮像品質を低下させてしまう。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、静止画の撮像を連続して行う場合でも合焦不能となるのを防止して撮像品質を向上させることのできる撮像装置及び合焦制御方法を提供することを目的とする。
本発明の撮像装置は、撮像光学系を通して被写体を撮像する撮像素子を有する撮像装置であって、上記撮像素子は、上記撮像光学系の瞳領域の異なる部分を通過した一対の光束の一方に応じた信号を検出する第1の信号検出部と、上記一対の光束の他方に応じた信号を検出する第2の信号検出部とを含む。上記撮像装置は、上記第1の信号検出部の検出信号及び上記第2の信号検出部の検出信号の相関演算の結果を利用した位相差AF方式による合焦制御と、上記撮像素子によって撮像される撮像画像のコントラストを利用したコントラストAF方式による合焦制御と、のいずれかを行う合焦制御部を備える。上記撮像素子により撮像を複数回連続して行うモードにおいて、上記合焦制御部は、任意のタイミングで上記撮像素子から読み出される上記第1の信号検出部の検出信号及び上記第2の信号検出部の検出信号の相関演算の結果に基づいて決まる上記位相差AF方式による合焦制御の信頼度が第一の閾値以下の場合に、上記任意のタイミングより後に行われる上記撮像における合焦制御として上記コントラストAF方式による合焦制御を行う。
本発明の合焦制御方法は、撮像光学系を通して被写体を撮像する撮像素子を有する撮像装置による合焦制御方法である。上記撮像素子は、上記撮像光学系の瞳領域の異なる部分を通過した一対の光束の一方に応じた信号を検出する第1の信号検出部と、上記一対の光束の他方に応じた信号を検出する第2の信号検出部とを含む。上記撮像素子により撮像を複数回連続して行うモードにおいて、任意のタイミングで上記撮像素子から読み出される上記第1の信号検出部の検出信号及び上記第2の信号検出部の検出信号の相関演算の結果に基づいて決まる上記相関演算の結果を利用した位相差AF方式による合焦制御の信頼度が第一の閾値以下の場合に、上記任意のタイミングより後に行われる上記撮像における合焦制御として、上記撮像素子によって撮像される撮像画像のコントラストを利用したコントラストAF方式による合焦制御を行う。
本発明によれば、静止画撮像を連続して行う場合でも合焦不能となるのを防止して撮像品質を向上させることのできる撮像装置及び合焦制御方法を提供することができる。
本発明の一実施形態を説明するための撮像装置の一例としてのデジタルカメラの概略構成を示す図である。 図1に示すデジタルカメラに搭載される固体撮像素子5の全体構成を示す平面模式図である。 図2に示す1つのAFエリア53の部分拡大図である。 図3に示す位相差検出用画素52のみを示した図である。 図1に示すデジタルカメラの連写モード時の動作を説明するためのフローチャートである。 図1に示すデジタルカメラの連写モード時の動作の変形例を説明するためのフローチャートである。 図1に示すデジタルカメラの連写モード時の動作の変形例を説明するためのフローチャートである。 ペアラインに設定する画素ペアの変形例を示す図である。 図1に示す固体撮像素子5のAFエリア53にある位相差検出用画素52A,52Bの配列の変形例を示す図である。 図1に示す固体撮像素子5のAFエリア53にある位相差検出用画素52A,52Bの配列の変形例を示す図である。 図1に示す固体撮像素子5のAFエリア53にある位相差検出用画素52A,52Bの配列の変形例を示す図である。 図1に示す固体撮像素子5のAFエリア53にある位相差検出用画素52A,52Bの配列の変形例を示す図である。 撮像装置としてスマートフォンを説明する図である。 図13のスマートフォンの内部ブロック図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態を説明するための撮像装置の一例としてのデジタルカメラの概略構成を示す図である。
図1に示すデジタルカメラは、焦点調節のためのフォーカスレンズ、及び、ズームレンズ等を含む撮影レンズ1と、絞り2とを有するレンズ装置を備える。レンズ装置は撮像光学系を構成する。レンズ装置はカメラ本体に着脱可能でも固定でもどちらでもよい。撮影レンズ1は少なくともフォーカスレンズを含んでいればよい。また、撮像レンズ1は、レンズ系全体を移動させることで焦点調節を行う単焦点レンズでもよい。
カメラ本体は、レンズ装置を通して被写体を撮像するCCD型やCMOS型等の固体撮像素子5と、固体撮像素子5の出力に接続された相関二重サンプリング処理等のアナログ信号処理を行うアナログ信号処理部6と、アナログ信号処理部6から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路7とを備える。アナログ信号処理部6及びA/D変換回路7は、システム制御部11によって制御される。アナログ信号処理部6及びA/D変換回路7は固体撮像素子5に内蔵されることもある。
デジタルカメラの電気制御系全体を統括制御するシステム制御部11は、レンズ駆動部8を制御して撮影レンズ1に含まれるフォーカスレンズの位置を調整したり、撮影レンズ1に含まれるズームレンズの位置の調整を行ったりする。更に、システム制御部11は、絞り駆動部9を介して絞り2の開口量を制御することにより、露光量の調整を行う。
また、システム制御部11は、撮像素子駆動部10を介して固体撮像素子5を駆動し、撮影レンズ1を通して撮像した被写体像を撮像画像信号として出力させる。システム制御部11には、操作部14を通してユーザからの指示信号が入力される。
システム制御部11は、後述する様に、コントラストAF処理部18と位相差AF処理部19のいずれか一方を選択し、選択した処理部によって決定された合焦位置にフォーカスレンズを移動させる。
更に、このデジタルカメラの電気制御系は、メインメモリ16と、メインメモリ16に接続されたメモリ制御部15と、デジタル信号処理部17と、コントラストAF処理部18と、位相差AF処理部19と、着脱自在の記録媒体21が接続される外部メモリ制御部20と、カメラ背面等に搭載された表示部23が接続される表示制御部22と、を備える。デジタル信号処理部17は、A/D変換回路7から出力される撮像画像信号に対し、補間演算、ガンマ補正演算、及びRGB/YC変換処理等を行って撮影画像データを生成する。コントラストAF処理部18は、コントラストAF方式により合焦位置を決定する。位相差AF処理部19は、位相差AF方式により合焦位置を決定する。
メモリ制御部15、デジタル信号処理部17、コントラストAF処理部18、位相差AF処理部19、外部メモリ制御部20、及び表示制御部22は、制御バス24及びデータバス25によって相互に接続され、システム制御部11からの指令によって制御される。
図2は、図1に示すデジタルカメラに搭載される固体撮像素子5の全体構成を示す平面模式図である。
固体撮像素子5は、行方向X及びこれに直交する列方向Yに二次元状に配列された多数の画素が配置される受光面50を有する。この受光面50には、フォーカスを合わせる対象となるエリアであるAFエリア53が図2の例では9つ設けられている。
AFエリア53は、画素として撮像用画素と位相差検出用画素とを含むエリアである。
受光面50のうちAFエリア53を除く部分には、撮像用画素だけが配置される。なお、AFエリア53は、受光面50に隙間無く設けてあってもよい。
図3は、図2に示す1つのAFエリア53の部分拡大図である。
AFエリア53には、画素51が二次元状に配列されている。各画素51は、フォトダイオード等の光電変換部と、この光電変換部上方に形成されたカラーフィルタとを含む。
図3では、赤色光を透過するカラーフィルタ(Rフィルタ)を含む画素51(R画素51)には“R”の文字を付し、緑色光を透過するカラーフィルタ(Gフィルタ)を含む画素51(G画素51)には“G”の文字を付し、青色光を透過するカラーフィルタ(Bフィルタ)を含む画素51(B画素51)には“B”の文字を付している。カラーフィルタの配列は受光面50全体でベイヤ配列となっている。
AFエリア53では、G画素51の一部(図3中の網掛けを付した画素51)が位相差検出用画素52となっている。図3の例では、R画素51とG画素51を含む画素行のうちの任意の画素行における各G画素51と、この各G画素51に対して列方向Yに最も近い同色のG画素51とが、位相差検出用画素52となっている。ここでは図3に図示するように、2次元状配列の一方の方向をX方向または行方向、他の方向をY方向または列方向と規定する。
図4は、図3に示す位相差検出用画素52のみを示した図である。
図4に示すように、位相差検出用画素52は、位相差検出用画素52Aと位相差検出用画素52Bの2種類の画素を含む。
位相差検出用画素52Aは、撮影レンズ1の瞳領域の異なる部分を通過した一対の光束の一方を受光し受光量に応じた信号を検出する第1の信号検出部である。
位相差検出用画素52Bは、上記一対の光束の他方を受光し受光量に応じた信号を検出する第2の信号検出部である。
なお、AFエリア53において、位相差検出用画素52A,52B以外の複数の画素51は撮像用画素であり、撮像用画素は、撮影レンズ1を通過した上記一対の光束を受光し受光量に応じた信号を検出する。
各画素51の光電変換部上方には遮光膜が設けられ、この遮光膜には、光電変換部の受光面積を規定する開口が形成されている。
撮像用画素51の開口の中心は、撮像用画素51の光電変換部の中心と一致している。これに対し、位相差検出用画素52Aの開口(図4の白抜き部分)の中心は、位相差検出用画素52Aの光電変換部の中心に対し右側に偏心している。また、位相差検出用画素52Bの開口(図4の白抜き部分)の中心は、位相差検出用画素52Bの光電変換部の中心に対して左側に偏心している。ここでいう右方向は、図3で示すX方向の一方の方向であり、左方向はX方向のもう一方の方向である。
この構成により、任意の行にある位相差検出用画素52Aからなる画素群と、この画素群の各位相差検出用画素52Aに対して一方向に同一距離で配置された位相差検出用画素
52Bからなる画素群とによって、これら2つの画素群の各々によって撮像される像における行方向Xの位相差を検出することができる。
図4に示すように、AFエリア53には、位相差検出用画素52Aと、この位相差検出用画素52Aに対して、位相差の検出方向(行方向X)に直交する方向に所定距離を空けて配置された位相差検出用画素52Bとからなる画素ペアP1と、画素ペアP1において位相差検出用画素52Aと位相差検出用画素52Bの位置関係を逆にした画素ペアP2とが行方向Xに交互に配置されたペアラインが少なくとも1つ設けられている。
このペアラインは、位相差の検出方向に沿って並ぶ複数の位相差検出用画素52Aからなる第1の信号検出部群(全画素ペアP1の位相差検出用画素52A)、及び、第1の信号検出部群の各位相差検出用画素52Aに対してY方向の一方の方向(図4を例にすると紙面の下方向)に同一距離(1画素分の距離)で配置された位相差検出用画素52Bからなる信号検出部群(全画素ペアP1の位相差検出用画素52B)の第1のペアと、第1の信号検出部群の各位相差検出用画素52Aに対して同一方向(図4の例では斜め右下方向)に同一距離で配置されかつ検出方向に沿って並ぶ複数の位相差検出用画素52Aからなる第2の信号検出部群(全画素ペアP2の位相差検出用画素52A)、及び、第2の信号検出部群の各位相差検出用画素52Aに対して上記Y方向の一方の方向とは反対の方向(図4の例では紙面の上方向)に同一距離(1画素分の距離)で配置された位相差検出用画素52Bからなる信号検出部群(全画素ペアP2の位相差検出用画素52B)の第2のペアとから構成されたものということもできる。
図1に示す位相差AF処理部19は、9つのAFエリア53の中からユーザ操作等により選択された1つのAFエリア53にある位相差検出用画素52A及び位相差検出用画素52Bから読み出される検出信号群を用いて上記一対の光束によって形成される2つの像の相対的な位置ずれ量である位相差を演算する。
そして、位相差AF処理部19は、この位相差に基づいて、撮影レンズ1の焦点調節状態、ここでは合焦状態から離れている量と合焦状態から離れている方向、すなわちデフォーカス量を求める。位相差AF処理部19は、このデフォーカス量からフォーカスレンズの合焦位置を決定する。
システム制御部11は、位相差検出用画素52Aの検出信号及び位相差検出用画素52Bの検出信号の相関演算の結果に基づいて位相差AF処理部19により決められた合焦位置にフォーカスレンズを移動させる第1の合焦制御(位相差AF方式による合焦制御)を行う合焦制御部として機能する。
図1に示すコントラストAF処理部18は、9つのAFエリア53の中からユーザ操作等により選択された1つのAFエリア53によって撮像される画像を解析し、周知のコントラストAF方式によって撮影レンズ1の合焦位置を決定する。
即ち、コントラストAF処理部18は、システム制御部11の制御によって撮影レンズ1のフォーカスレンズ位置を動かしながら、動かした位置(複数の位置)毎に得られる画像のコントラスト(明暗差)を求める。そして、コントラストが最大となるフォーカスレンズ位置を合焦位置として決定する。なお、コントラストは隣接画素の信号の差分の合計をとることによって得られる。
システム制御部11は、フォーカスレンズを移動可能な最大範囲(INFからMODまでの範囲)でその範囲の端から光軸方向に任意距離ずつ移動させ、各移動位置で固体撮像素子5によって撮像される撮像画像のコントラストに基づいてコントラストAF処理部1
8により決められた合焦位置にフォーカスレンズを移動させる第2の合焦制御(コントラストAF方式による合焦制御)を行う合焦制御部として機能する。
なお、AFエリア53は1つだけでなく、連続して並ぶ複数個を選択できるようにしてもよい。
以下、コントラストAF方式による合焦制御と位相差AF方式による合焦制御のいずれかによって被写体に合焦させた状態で固体撮像素子5により撮像(静止画撮像)を行う撮像処理を複数回(以下ではK回が設定されているものとする)連続して行う連写モードでのデジタルカメラの動作について説明する。撮像とは、固体撮像素子5の露光を開始してから、その露光によって得られた撮像画像信号を固体撮像素子5から読み出すまでの処理を言う。
図5は、図1に示すデジタルカメラの連写モード時の動作を説明するためのフローチャートである。
連写モードに設定され、連写開始指示があると、システム制御部11は、ライブビュー画像表示のために行っていた撮像により得られた撮像画像信号を用いて測光値(EV値)を算出する。
そして、システム制御部11は、この測光値が閾値TH1を超えていれば(ステップS1:YES)、ステップS2の処理を行い、測光値が閾値TH以下であれば(ステップS1:NO)、ステップS9の処理を行う。
ステップS9では、システム制御部11がコントラストAF(図ではCAFと略す)方式による合焦制御を行う。すなわち、システム制御部11は、コントラストAF処理部18に合焦位置を決定させ、決定された合焦位置にフォーカスレンズを移動させる。
ステップS9の後、システム制御部11は、固体撮像素子5により連写のN(初期値は1)コマ目の撮像を行わせる(ステップS10)。この撮像によって得られた撮像画像信号からデジタル信号処理部17により撮像画像データが生成され、この撮像画像データが記録媒体21に記録される。
ステップS10の後、システム制御部11は、N≠KであればステップS11にてNを(N+1)にして、ステップS9の処理を行い、NがKになるまでステップS9とステップS10からなる撮像処理を繰り返す。そして、N=Kになると、連写撮像を終了する。
ステップS2では、システム制御部11が位相差AF方式による合焦制御を行う。すなわち、システム制御部11は、位相差AF処理部19に合焦位置を決定させ、決定された合焦位置にフォーカスレンズを移動させる。
具体的には、位相差AF処理部19が、選択されたAFエリア52にある位相差検出用画素52A及び位相差検出用画素52Bの検出信号を取得し、取得した検出信号のうち、1つのペアラインを構成する画素ペアP1の位相差検出用画素52Aと位相差検出用画素52Bの検出信号群同士の相関演算を行う。
位相差AF処理部19は、一方の検出信号群のデータをA[1]…A[k]とし、他方の検出信号群のデータをB[1]…B[k]とし、これら2つのデータをシフト量“d”ずらしたときの以下の式によって求まる2つのデータ波形によって囲まれる面積C[d]を求める。
Figure 2015045704
以下では、ステップS2の相関演算の結果である相関値をC1[d]とする。相関値C1[d]は、画素ペアP1の位相差検出用画素52Aと位相差検出用画素52Bのそれぞれによって撮像される像の一致度を示す値となる。
位相差AF処理部19は、相関値C1[d]の値が最小となるときのdの値を位相差量として求め、この位相差量からデフォーカス量を算出して、フォーカスレンズの合焦位置を決定する。システム制御部11は、この決定された合焦位置にフォーカスレンズを移動させる。
システム制御部11は、ステップS2で合焦制御を終えた後、固体撮像素子5に連写のN(初期値は1)コマ目の撮像を行わせる(ステップS3)。
ステップS3の後、システム制御部11は、N=Kであれば連写撮像を終了し、N≠KであればステップS5の処理を行う。
ステップS5では、システム制御部11が位相差AF処理部19に対して相関演算を実行させる。位相差AF処理部19は、ステップS3の撮像で得られた撮像画像信号に含まれる1つのペアラインを構成する画素ペアP1の位相差検出用画素52Aと位相差検出用画素52Bの検出信号群を取得し、これら検出信号群同士の相関演算を行う。
システム制御部11は、ステップS5で得られた相関演算の結果を用いて、位相差AFによる合焦制御の信頼度を判定する(ステップS6)。
システム制御部11は、ステップS5で得られた相関値C[d]を縦軸にとり、横軸にdをとったグラフにおいて極小点が複数ある場合又は極小点が存在しない場合には、上記信頼度は閾値TH2(第一の閾値)以下と判定する。一方、システム制御部11は、上記グラフにおいて1つのみ極小点が存在し、かつ、該極小点における相関値C[d]が予め決められた値を下回る場合には、上記信頼度は閾値TH2を超えると判定する。
相関値C[d]が小さいということは、位相差検出用画素52Aで得られる画像と位相差検出用画素52Bで得られる画像をシフト量dだけシフトさせたときの、2つの画像の一致度が高いと言う事を意味する。相関値C[d]が大きい場合は、位相差検出用画素52Aで得られる画像と位相差検出用画素52Bで得られる画像の一致度が低く別の被写体の画像である可能性などがありえる。
ステップS6の判定の結果、信頼度が閾値TH2以下であった場合(ステップS6:NO)、システム制御部11はステップS9の処理を行う。
ステップS6の判定の結果、信頼度が閾値TH2を超える場合(ステップS6:YES)、システム制御部11はステップS7の処理を行う。
ステップS7において、システム制御部11は、位相差AF方式による合焦制御を行う。その後、システム制御部11はステップS8にてNを(N+1)にして、ステップS3の処理を行う。ステップS7において、位相差AF処理部19は、ステップS5の相関演算の結果に基づいてデフォーカス量を決定する。
以上のように、図1のデジタルカメラによれば、連写モードの1コマ目の撮像処理において位相差AF方式による合焦制御が行われた後は、この合焦制御が行われて以降の任意のタイミング(図5ではステップS3)で固体撮像素子5から読み出された画素ペアP1の位相差検出用画素52Aと位相差検出用画素52Bの検出信号群同士の相関演算の結果から求まる位相差AFによる合焦制御の信頼度が低くなった場合に、これから行われる予定の各撮像処理においてコントラストAF方式による合焦制御が行われるようになる。
このため、信頼度の低い位相差AF方式による合焦制御が行われるのを防ぐことができ、連写撮像中、合焦不能となったり、合焦精度が低下したりするのを防ぐことができる。
なお、図5のステップS1では、測光値の大きさによって位相差AF方式による合焦制御に移行するかコントラストAF方式による合焦制御に移行するかを決めている。しかし、位相差AF方式による合焦制御の信頼度をステップS6と同様に求めて、信頼度が閾値TH2を超えるならステップS2の処理を行い、信頼度が閾値TH2以下ならステップS9の処理を行うようにしてもよい。
また、図5のステップS5では、位相差AF処理部19が、画素ペアP1ではなく、1つのペアラインを構成する“画素ペアP2”の位相差検出用画素52Aと位相差検出用画素52Bの検出信号群を取得し、これら検出信号群同士の相関演算を行ってもよい。
固体撮像素子5は、画素ペアP1と画素ペアP2とが行方向Xに交互に配置されたペアラインを有するものとして説明したが、信頼度を判定するための相関演算ができればよいため、画素ペアP1を省略したり、画素ペアP2を省略したりした構成としてもよい。
また、図5の例では、ステップS6において信頼度が閾値TH2以下に一回でもなるとステップS9に移行するものとしたが、Nコマ目撮像後の信頼度と、(N+1)コマ目撮像後の信頼度とがそれぞれ閾値TH2以下の場合に、ステップS9に移行するようにしてもよい。
つまり、信頼度が複数回連続して閾値TH2以下になる場合にのみ、ステップS9に移行するようにしてもよい。この場合、1回目に信頼度が閾値TH2以下になった後は、ステップS7において位相差AFによる合焦制御が行われるが、このときの合焦位置は、前のコマの撮像処理で使用した合焦位置を利用することで、合焦不能となるのを防ぐことができる。
このようにすることで、何らかの理由により単発的に信頼度が落ちたことでコントラストAF方式による合焦制御に移行してしまうのを防ぐことができる。コントラストAF方式による合焦制御は、位相差AF方式による合焦制御と比べると演算量が多くかつレンズ駆動が必要なため電力を多く消費する。このため、コントラストAF方式による合焦制御に移行する確率を減らすことで低消費電力化が可能となる。
絞り2のF値が大きいときは、絞り2が絞り込まれており、固体撮像素子5に入射する光の入射角が小さくなるため、画素ペアP1,P2において検出される信号に位相差がつきにくくなる。
一方、F値が小さいときは、固体撮像素子5に入射する光の入射角が大きくなるため、画素ペアP1,P2において検出される信号に位相差がつきやすくなる。ここでいうF値とは絞りの開口直径をD、レンズの焦点距離をfとすると、F=f/Dで表される。
そこで、連写モードの各コマの撮像時に設定されるF値が閾値TH3(第二の閾値)以下の場合には図5のフローチャートによって連写撮像を行い、F値が閾値TH3を超えている場合には以下に説明する図6のフローチャートによって連写撮像を行うのが好ましい。
図6は、図1に示すデジタルカメラの連写モード時の動作の変形例を説明するためのフローチャートである。図6は、連写の各コマの撮像時に設定されているF値が閾値TH3よりも大きいときの動作を示している。図6において図5に示した処理と同じものには同一符号を付して説明を省略する。
ステップS4でN≠Kであった場合、システム制御部11は、絞り2のF値を閾値TH3以下に制御した状態(理想的には、絞り2を最大まで開放した状態)で固体撮像素子5により撮像を行わせる(ステップS21)。この撮像は、後のステップS22にて相関演算を行う対象となる信号を取得するための仮撮像である。
システム制御部11は、N回の撮像処理の各々が行われるときのF値が閾値TH3を超える場合に、N回の撮像処理のうちの任意回の撮像処理と任意回の次の回の撮像処理との間において固体撮像素子に仮撮像をさせる撮像制御部として機能する。
ステップS21において仮撮像が終了すると、位相差AF処理部19は、この仮撮像によって得られた撮像画像信号に含まれる1つのペアラインを構成する画素ペアP1(又はP2)の位相差検出用画素52Aと位相差検出用画素52Bの検出信号群を取得し、これら検出信号群同士の相関演算を行う(ステップS22)。
ステップS22の後、ステップS6において、システム制御部11は、ステップS22で行われた相関演算の結果から位相差AF方式による合焦制御の信頼度を判定する。そして、システム制御部11は、信頼度が高ければ、ステップS22の相関演算の結果に基づいた位相差AF方式による合焦制御を行い、信頼度が低ければコントラストAF方式による合焦制御を行う。
以上のように、連写の各コマにおいて設定されている撮像時F値が閾値TH3を超えている場合は、相関演算の対象となる信号を取得するための仮撮像(F値は閾値TH3以下)を各コマの撮像処理の間で行うことで、信頼度の判定精度を向上させることができる。
ここまでは、位相差AF方式による合焦制御の信頼度が閾値TH2以下となった場合に、既に撮像済みのコマ以外の残りのコマの撮像処理においては全てコントラストAF方式による合焦制御を行うものとした。しかし、消費電力の低減を考慮すると、できるだけ位相差AF方式による合焦制御が行われるようにしておくのが好ましい。
そこで、位相差AF方式による合焦制御の信頼度が閾値TH2以下となった後でも、撮影状況が変わる等して、位相差AF方式による合焦制御の信頼度が閾値TH2を再び超える場合には、コントラストAF方式による合焦制御から位相差AF方式による合焦制御に戻すのが有効となる。
しかし、位相差AF方式による合焦制御の信頼度が低下する要因は、主要被写体が高周波被写体であったり、ゴーストやフレアが発生していたり、主要被写体の輝度が低すぎたり、と様々である。
これら要因のうち、ゴーストやフレアが発生していたり、主要被写体の輝度が低すぎたり、といった場合は、連写のコマが変わることで状況が改善される可能性が高い。しかし、主要被写体が高周波被写体である場合は、連写のコマが変わっても、状況が変わる可能性は低い。
主要被写体が高周波被写体である場合、合焦位置が大きく変化することで被写体像がボケて、位相差AF方式による合焦制御の信頼度が高まることがある。信頼度が高まることで位相差AF方式による合焦制御を行うと、被写体像のボケが少なくなる。この結果、高周波被写体がシャープに結像されることで位相差AF方式による合焦制御の信頼度が再び低下し、コントラストAF方式による合焦制御に移行する。このようなことが繰返される可能性がある。
そこで、システム制御部11は、位相差AF方式による合焦制御からコントラストAF方式による合焦制御に移行するに至った上記要因を判定して記憶しておく。そして、この要因が高周波被写体によるものである場合には、位相差AF方式による合焦制御の信頼度が閾値TH2を超えた場合でも、位相差AF方式による合焦制御には戻さずに、コントラストAF方式による合焦制御を継続する。
このようにすれば、連写中に位相差AF方式による合焦制御とコントラストAF方式による合焦制御が頻繁に切り替わるのを防ぐことができ、安定した撮像を行うことができる。以下、動作を詳細に説明する。
図7は、図1に示すデジタルカメラの連写モード時の動作の変形例を説明するためのフローチャートである。図7において図5に示した処理と同じものには同一符号を付して説明を省略する。
ステップS6の判定がNOの場合、システム制御部11は、ステップS3の撮像が位相差AF方式による合焦制御の後に行われたものであれば(ステップS33:YES)、ステップS34において、ステップS6の判定がNOとなった要因、すなわち、位相差AF方式による合焦制御の信頼度が閾値TH2以下となった要因を判定する。
システム制御部11は、ステップS3の撮像がコントラストAF方式による合焦制御の後に行われたものであれば(ステップS33:NO)、ステップS35において、コントラストAF方式による合焦制御を行い、その後、ステップS8に処理を移行する。
ステップS34における上記要因の判定方法について説明する。
AFエリアに結像する被写体像の周波数が高い場合、ステップS5の相関演算で得られる相関値C[d]のカーブに複数の極小値が出現する可能性が高い。
AFエリアに結像する被写体像の周波数が低く、ゴーストやフレア、輝度等によって信頼度が低くなる場合、ステップS5の相関演算で得られる相関値C[d]のカーブには極小値が存在しない可能性が高い。
このため、極小値が複数あるか、極小値が0となるか、によって、上記要因を判定することが可能である。
具体的には、システム制御部11は、極小値が複数あれば、上記要因は被写体像の周波数によるものと判定する。また、システム制御部11は、極小値が存在しなければ、上記要因は被写体像の周波数によるものでないと判定する。
なお、このように極小値の数によって上記要因を判定する方法以外に、上記要因をより正確に判定する方法を以下に説明する。
まず、位相差AF処理部19が、ステップS3で得られた撮像画像信号から、選択されたAFエリア52にある位相差検出用画素52A及び位相差検出用画素52Bの検出信号を取得し、取得した検出信号のうち、1つのペアラインを構成する画素ペアP2の位相差検出用画素52Aと位相差検出用画素52Bの検出信号群同士の相関演算を行う。
これにより、ステップS5の処理と併せて、同じAFエリアに対し、画素ペアP1に対応する相関値C1[d]と、画素ペアP2に対応する相関値C2[d]とを得る。
次に、位相差AF処理部19は、相関値C1[d]と相関値C2[d]を用いて、位相差AF方式による合焦制御の信頼度を判定するための信頼度判定値J1を生成する。位相差AF処理部19は、信頼度判定値J1を生成する情報生成部として機能する。
ペアラインに結像する被写体像の周波数が低い場合、横軸にシフト量dをとり、縦軸にC[d]をとったときのグラフの形状は、C1[d]とC2[d]でほぼ同じになる。しかし、ペアラインに結像する被写体像の周波数が高い場合、C1[d]とC2[d]とで、上記グラフの形状は大きく異なる。すなわち、C1[d]に基づくグラフの形状とC2[d]に基づくグラフの形状との一致度を見ることで、被写体像の周波数が高いかどうかを判断することができる。
具体的には、次の式(2)の演算を行って信頼度判定値J1を生成する。
Figure 2015045704
式(2)の分子は、C1[d]に基づくグラフの形状とC2[d]に基づくグラフの形状とが近い場合は小さな値となり、この2つの形状が異なる場合は大きな値になる。
AFエリア53に結像する被写体像の周波数が高い場合には、C1[d]とC2[d]のグラフ形状が大きく異なるため、信頼度判定値J1は大きな値になる。
一方で、AFエリア53に結像する被写体像の周波数が高くない場合でも、局所的にゴーストやフレアが発生している場合や、被写体の輝度が低い場合等には、信頼度判定値J1は大きな値になるものの、被写体の周波数が高い場合よりは小さな値となる。
このため、信頼度判定値J1の大きさによって、位相差AF方式による合焦制御の信頼度が低下した要因を判定することができる。
具体的には、システム制御部11は、J1≧閾値TH4であれば、AFエリア53に結像する被写体像の周波数が高いために位相差AFの精度が得られない状況と判定する。
また、システム制御部11は、J1<閾値TH4であれば、AFエリア53に結像する被写体像の周波数は高くないが、他の要因(ゴースト、フレア、低輝度)によって位相差AFの精度が得られない状況と判定する。
以上のようにして、位相差AF方式による合焦制御の信頼度が低下した要因を高い精度で判定することができる。
ステップS34で上記要因を判定した後、システム制御部11は、判定した要因を、最後に撮像したコマの番号と関連付けて内部メモリに記憶し、ステップS35の処理を行う。
ステップS34の処理が一旦行われてからは、ステップS6の判定がYESになるまでの間に行われる各撮像処理では、コントラストAF方式による合焦制御が行われる。
ステップS6の判定がYESのとき、システム制御部11は、Nコマ目の撮像処理における合焦制御がコントラストAF方式による合焦制御であれば(ステップS31:YES)、ステップS32の処理を行う。
また、システム制御部11は、Nコマ目の撮像処理における合焦制御が位相差AF方式による合焦制御であれば(ステップS31:NO)、ステップS7の処理を行う。
ステップS32において、システム制御部11は、内部メモリに記憶した上記要因が高周波被写体によるものか否かを判定し、高周波被写体によるものであれば(ステップS32:YES)、ステップS35の処理を行う。
一方、システム制御部11は、上記要因が高周波被写体によるものでなければ(ステップS32:NO)、内部メモリから上記要因を消去した後、ステップS7の処理を行う。
このように、位相差AF方式による合焦制御の信頼度が閾値TH2以下となった後に、その信頼度が閾値TH2を超えた場合でも、信頼度が低くなったときの要因が高周波被写体によるものであれば、コントラストAF方式による合焦制御を継続して行うことで、位相差AF方式による合焦制御とコントラストAF方式による合焦制御が頻繁に切り替わるのを防ぐことができる。
一方で、信頼度が低くなったときの要因が高周波被写体によるものでなければ、位相差AF方式による合焦制御に戻すことができるため、低消費電力化を図ることができる。
ここまでは、連写モードに限定して動作を説明してきたが、本発明は、複数回の撮像処理を連続して行うモードにおいて有効であり、例えば動画撮像モードに適用することも可能である。
なお、図5〜図7のステップS6では、上述した信頼度判定値J1を求め、信頼度判定値J1の大きさによって信頼度の大小を決めてもよい。図5〜図7では、ステップS6において、極小値の有無や極小値の数によって信頼度を判定しているため、信頼度の判定を少ない演算量で行うことができる。
また、図7のステップS34においても、極小値の数によって要因を判定する方法を採用すれば、演算量を減らして消費電力を低減させることができる。
ここまでは、AFエリア53にあるペアラインを画素ペアP1と画素ペアP2からなるラインとして説明したが、図8に示すように、このペアラインは、画素ペアP3と画素ペアP4からなるラインと言うことも可能である。
すなわち、ペアラインを、位相差検出用画素52Aと、この位相差検出用画素52Aに対して、位相差の検出方向(行方向X)に所定距離を空けて配置された位相差検出用画素52Bとからなる画素ペアP3を行方向Xに配列したラインと、画素ペアP3において位相差検出用画素52Aと位相差検出用画素52Bの位置関係を逆にした画素ペアP4を行方向Xに配列したラインとからなるものとして扱ってもよい。
図8のようにペアラインにおいて画素ペアP3,P4を設定した場合、位相差AF処理部19は、画素ペアP3の位相差検出用画素52A,52Bの検出信号群同士で相関演算を行い、画素ペアP4の位相差検出用画素52A,52Bの検出信号群同士で相関演算を行う。そして、これら2つの相関演算の結果に基づいて、信頼度判定値J1を生成する。
ここまでは、AFエリア53にある位相差検出用画素52A,52Bをそれぞれ含む2つの隣接画素ラインを1ブロックとし、このブロックにある各位相差検出用画素52A,52Bの検出信号を利用して、信頼度判定値J1を生成するものとした。
このブロックの変形例として、AFエリア53にある位相差検出用画素を含む3つ以上の画素ラインを1ブロックとし、このブロックにある各位相差検出用画素52A,52Bの検出信号を利用して、信頼度判定値J1を生成してもよい。以下、ブロック内の位相差検出用画素の配列の変形例について説明する。
(第一の配列変形例)
図9は、図1に示す固体撮像素子5のAFエリア53にある位相差検出用画素52A,52Bの配列の変形例を示す図である。
図9に示す配列例では、AFエリア53に、行方向Xに並ぶ複数の位相差検出用画素52Aを含む位相差画素ラインと、行方向Xに並ぶ複数の位相差検出用画素52Bを含む位相差画素ラインとが2つずつ設けられており、この4つの位相差画素ラインを1ブロックとして信頼度判定を行う。以下の図9の説明では便宜上、上方向、下方向とは図中での紙面上での上下方向をあらわすものとする。
図9に示す1ブロックにおいて奇数行目の位相差画素ラインに含まれる各位相差検出用画素は位相差検出用画素52Aであり、偶数行目の位相差画素ラインに含まれる各位相差検出用画素は位相差検出用画素52Bである。
図9に示す配列例では、ブロック内の1行目の位相差画素ラインの各位相差検出用画素52Aと、この各位相差検出用画素52Aに対して下方向に1画素分空けて配置された位相差検出用画素52Bとを画素ペアP1とする。
また、ブロック内の3行目の位相差画素ラインの各位相差検出用画素52Aと、この各位相差検出用画素52Aに対して上方向に1画素分空けて配置された位相差検出用画素52Bとを画素ペアP2とする。
また、ブロック内の1行目の位相差画素ラインの各位相差検出用画素52Aと、この各位相差検出用画素52Aに対して下方向に5画素分空けて配置された位相差検出用画素52Bとを画素ペアP3とする。
また、ブロック内の3行目の位相差画素ラインの各位相差検出用画素52Aと、この各位相差検出用画素52Aに対して上方向に1画素分空けて配置される位相差検出用画素52Bとを画素ペアP4とする。
図9の配列例によれば、一般的に用いられている位相差検出用画素の配列であるため、既存の固体撮像素子に容易に適用することができ、汎用性が高い。
(第二の配列変形例)
図10は、図1に示す固体撮像素子5のAFエリア53にある位相差検出用画素52A,52Bの配列の変形例を示す図である。
図10に示す配列例では、AFエリア53に、行方向Xに並ぶ複数の位相差検出用画素52Aを含む位相差画素ラインと、行方向Xに並ぶ複数の位相差検出用画素52Bを含む位相差画素ラインとを2つずつ設けられており、この4つの位相差画素ラインを1ブロックとして信頼度判定を行う。
図10に示す1ブロックにおいて1行目と4行目の位相差画素ラインに含まれる各位相差検出用画素は位相差検出用画素52Aであり、2行目と3行目の位相差画素ラインに含まれる各位相差検出用画素は位相差検出用画素52Bである。
図10に示す配列例では、ブロック内の1行目の位相差画素ラインの各位相差検出用画素52Aと、この各位相差検出用画素52Aに対して下方向に3画素分空けて配置された位相差検出用画素52Bとを画素ペアP1とする。
また、ブロック内の4行目の位相差画素ラインの各位相差検出用画素52Aと、この各位相差検出用画素52Aに対して上方向に3画素分空けて配置された位相差検出用画素52Bとを画素ペアP2とする。
また、ブロック内の1行目の位相差画素ラインの各位相差検出用画素52Aと、この各位相差検出用画素52Aに対して下方向に1画素分空けて配置された位相差検出用画素52Bとを画素ペアP3とする。
また、ブロック内の4行目の位相差画素ラインの各位相差検出用画素52Aと、この各位相差検出用画素52Aに対して上方向に1画素分空けて配置される位相差検出用画素52Bとを画素ペアP4とする。
(第三の配列変形例)
図11は、図1に示す固体撮像素子5のAFエリア53にある位相差検出用画素52A,52Bの配列の変形例を示す図である。
図11に示す配列例では、AFエリア53に、行方向Xに並ぶ複数の位相差検出用画素52Bを含む位相差画素ラインが2つ、行方向Xに並ぶ複数の位相差検出用画素52Aを含む位相差画素ラインが1つ設けられており、この3つの位相差画素ラインを1ブロックとして信頼度判定を行う。
図11に示す配列例では、ブロック内の2行目の位相差画素ラインの位相差検出用画素52Aのうち、奇数列にある各位相差検出用画素52Aと、この各位相差検出用画素52Aに対して下方向に1画素分空けて配置された位相差検出用画素52Bとを画素ペアP1とする。
また、ブロック内の2行目の位相差画素ラインの位相差検出用画素52Aのうち、偶数列にある各位相差検出用画素52Aと、この各位相差検出用画素52Aに対して上方向に1画素分空けて配置された位相差検出用画素52Bとを画素ペアP2とする。
また、ブロック内の2行目の位相差画素ラインの位相差検出用画素52Aのうち、奇数列にある各位相差検出用画素52Aと、この各位相差検出用画素52Aに対して上方向に1画素分空けて配置された位相差検出用画素52Bとを画素ペアP3とする。
また、ブロック内の2行目の位相差画素ラインの位相差検出用画素52Aのうち、偶数列にある各位相差検出用画素52Aと、この各位相差検出用画素52Aに対して下方向に1画素分空けて配置された位相差検出用画素52Bとを画素ペアP4とする。
図11の配列例によれば、3つの位相差画素ラインを1ブロックとして信頼度判定を行うため、信頼度判定に用いる位相差画素ライン数を図9及び図10の配列例よりも減らすことができる。
(第四の配列変形例)
図12は、図1に示す固体撮像素子5のAFエリア53の構成の変形例を示す図である。
図12に示す配列例では、AFエリア53にある一部のG画素51の光電変換部を2分割し、2分割した光電変換部のうちの左側(“G1”を付した画素)が位相差検出用画素52Aとなっており、2分割した画素のうちの右側(“G2”を付した画素)が位相差検出用画素52Bとなっている。
各画素51には1つのマイクロレンズ51が設けられており、1つの画素51の光電変換部を2分割して得られる位相差検出用画素52Aと位相差検出用画素52Bにも、1つのマイクロレンズ51がこれらに跨って設けられている。
これにより、位相差検出用画素52Aは、撮像レンズ1の瞳領域の半分を通過した光束を受光し、位相差検出用画素52Bは、撮像レンズ1の瞳領域の残り半分を通過した光束を受光する構成となっている。
この配列例では、AFエリア53に、位相差検出用画素52Aと位相差検出用画素52Bを含む画素51が行方向Xに並ぶ位相差画素ラインが列方向Yに2つ設けられており、この2つの位相差画素ラインを1ブロックとして信頼度判定を行う。なお、ブロック内において行方向Xでの位置が同じマイクロレンズMLは全て同一被写体部位からの光を受光する程度に近い距離にある。
図12に示す配列例では、ブロック内の1行目の位相差画素ラインの各位相差検出用画素52A(図中網掛けをした画素)と、この各位相差検出用画素52Aに対して右斜め下方向に配置された2行目の位相差画素ラインの位相差検出用画素52B(図中網掛けをした画素)とを画素ペアP1とする。
また、ブロック内の2行目の位相差画素ラインの各位相差検出用画素52A(図中網掛けをしていない画素)と、この各位相差検出用画素52Aに対して右斜め上方向に配置された1行目の位相差画素ラインの位相差検出用画素52B(図中網掛けをしていない画素)とを画素ペアP2とする。
また、ブロック内の1行目の位相差画素ラインの各位相差検出用画素52Aと、この各位相差検出用画素52Aに対して右に隣接する位相差検出用画素52Bとを画素ペアP3とする。
また、ブロック内の2行目の位相差画素ラインの各位相差検出用画素52Aと、この各位相差検出用画素52Aに対して右に隣接する位相差検出用画素52Bとを画素ペアP4とする。
なお、図12の配列では、位相差検出用画素52Aと位相差検出用画素52Bに分割された画素51を撮像用画素として利用する場合、位相差検出用画素52Aの検出信号と位相差検出用画素52Bの検出信号とを加算した信号を、この画素51から出力された信号として扱えばよい。
また、図12の配列では、一部のG画素51だけでなく、全ての画素51を2分割した構成としてもよい。この場合、被写体色によって、信頼度判定のために使用する画素ペアを変更することができ、高精度の位相差AFが可能となる。
また、全ての画素51を2分割する構成では、色毎に信頼度判定を行い、高い信頼度が得られた色の位相差検出用画素を使って位相差AFを行うことも可能であり、位相差AFが行われる可能性を高めたり、位相差AFの精度を向上させたりすることができる。
図12の配列例によれば、位相差検出用画素52Aと位相差検出用画素52Bを1つのマイクロレンズMLの下に設ける構成であるため、位相差検出用画素52Aと位相差検出用画素52Bとで別々にマイクロレンズMLを設ける構成と比較して、撮像用画素の数を増やすことができる。
また、撮像時には、ほぼ同じ位置にある位相差検出用画素52Aと位相差検出用画素52Bとで信号を加算して1画素分の信号を得られるため、画素補間処理が不要となり、撮像画質を向上させることができる。
本明細書では撮像装置としてデジタルカメラを例にしたが、以下では、撮像装置としてカメラ付のスマートフォンの実施形態について説明する。
図13は、本発明の撮像装置の一実施形態であるスマートフォン200の外観を示すものである。図13に示すスマートフォン200は、平板状の筐体201を有し、筐体201の一方の面に表示部としての表示パネル202と、入力部としての操作パネル203とが一体となった表示入力部204を備えている。また、この様な筐体201は、スピーカ205と、マイクロホン206と、操作部207と、カメラ部208とを備えている。なお、筐体201の構成はこれに限定されず、例えば、表示部と入力部とが独立した構成を採用したり、折り畳み構造やスライド機構を有する構成を採用したりすることもできる。
図14は、図13に示すスマートフォン200の構成を示すブロック図である。図13に示すように、スマートフォンの主たる構成要素として、無線通信部210と、表示入力部204と、通話部211と、操作部207と、カメラ部208と、記憶部212と、外部入出力部213と、GPS(Global Positioning System)受信部214と、モーションセンサ部215と、電源部216と、主制御部220とを備える。また、スマートフォン200の主たる機能として、図示省略の基地局装置BSと図示省略の移動通信網NWとを介した移動無線通信を行う無線通信機能を備える。
無線通信部210は、主制御部220の指示にしたがって、移動通信網NWに収容された基地局装置BSに対し無線通信を行うものである。この無線通信を使用して、音声データ、画像データ等の各種ファイルデータ、電子メールデータなどの送受信や、Webデータやストリーミングデータなどの受信を行う。
表示入力部204は、主制御部220の制御により、画像(静止画像および動画像)や文字情報などを表示して視覚的にユーザに情報を伝達するとともに、表示した情報に対するユーザ操作を検出する、いわゆるタッチパネルであって、表示パネル202と、操作パネル203とを備える。
表示パネル202は、LCD(Liquid Crystal Display)、OELD(Organic Electro−Luminescence Display)などを表示デバイスとして用いたものである。
操作パネル203は、表示パネル202の表示面上に表示される画像を視認可能に載置され、ユーザの指や尖筆によって操作される一又は複数の座標を検出するデバイスである。このデバイスをユーザの指や尖筆によって操作すると、操作に起因して発生する検出信号を主制御部220に出力する。次いで、主制御部220は、受信した検出信号に基づいて、表示パネル202上の操作位置(座標)を検出する。
図13に示すように、本発明の撮像装置の一実施形態として例示しているスマートフォン200の表示パネル202と操作パネル203とは一体となって表示入力部204を構成しているが、操作パネル203が表示パネル202を完全に覆うような配置となっている。
係る配置を採用した場合、操作パネル203は、表示パネル202外の領域についても、ユーザ操作を検出する機能を備えてもよい。換言すると、操作パネル203は、表示パネル202に重なる重畳部分についての検出領域(以下、表示領域と称する)と、それ以外の表示パネル202に重ならない外縁部分についての検出領域(以下、非表示領域と称する)とを備えていてもよい。
なお、表示領域の大きさと表示パネル202の大きさとを完全に一致させても良いが、両者を必ずしも一致させる必要は無い。また、操作パネル203が、外縁部分と、それ以外の内側部分の2つの感応領域を備えていてもよい。更に、外縁部分の幅は、筐体201の大きさなどに応じて適宜設計されるものである。更にまた、操作パネル203で採用される位置検出方式としては、マトリクススイッチ方式、抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、静電容量方式などが挙げられ、いずれの方式を採用することもできる。
通話部211は、スピーカ205やマイクロホン206を備え、マイクロホン206を通じて入力されたユーザの音声を主制御部220にて処理可能な音声データに変換して主制御部220に出力したり、無線通信部210あるいは外部入出力部213により受信された音声データを復号してスピーカ205から出力させたりするものである。また、図13に示すように、例えば、スピーカ205を表示入力部204が設けられた面と同じ面に搭載し、マイクロホン206を筐体201の側面に搭載することができる。
操作部207は、キースイッチなどを用いたハードウェアキーであって、ユーザからの指示を受け付けるものである。例えば、図13に示すように、操作部207は、スマートフォン200の筐体201の側面に搭載され、指などで押下されるとオンとなり、指を離すとバネなどの復元力によってオフ状態となる押しボタン式のスイッチである。
記憶部212は、主制御部220の制御プログラムや制御データ、アプリケーションソフトウェア、通信相手の名称や電話番号などを対応づけたアドレスデータ、送受信した電子メールのデータ、WebブラウジングによりダウンロードしたWebデータや、ダウンロードしたコンテンツデータを記憶し、またストリーミングデータなどを一時的に記憶するものである。また、記憶部212は、スマートフォン内蔵の内部記憶部217と着脱自在な外部メモリスロットを有する外部記憶部218により構成される。なお、記憶部212を構成するそれぞれの内部記憶部217と外部記憶部218は、フラッシュメモリタイプ(flash memory type)、ハードディスクタイプ(hard disk type)、マルチメディアカードマイクロタイプ(multimedia card micro type)、カードタイプのメモリ(例えば、MicroSD(登録商標)メモリ等)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などの格納媒体を用いて実現される。
外部入出力部213は、スマートフォン200に連結される全ての外部機器とのインターフェースの役割を果たすものであり、他の外部機器に通信等(例えば、ユニバーサルシリアルバス(USB)、IEEE1394など)又はネットワーク(例えば、インターネット、無線LAN、ブルートゥース(Bluetooth)(登録商標)、RFID(Radio Frequency Identification)、赤外線通信(Infrared Data Association:IrDA)(登録商標)、UWB(Ultra Wideband)(登録商標)、ジグビー(ZigBee)(登録商標)など)により直接的又は間接的に接続するためのものである。
スマートフォン200に連結される外部機器としては、例えば、有/無線ヘッドセット、有/無線外部充電器、有/無線データポート、カードソケットを介して接続されるメモリカード(Memory card)やSIM(Subscriber Identity Module Card)/UIM(User Identity Module Card)カード、オーディオ・ビデオI/O(Input/Output)端子を介して接続される外部オーディオ・ビデオ機器、無線接続される外部オーディオ・ビデオ機器、有/無線接続されるスマートフォン、有/無線接続されるパーソナルコンピュータ、有/無線接続されるPDA、有/無線接続されるパーソナルコンピュータ、イヤホンなどがある。外部入出力部213は、このような外部機器から伝送を受けたデータをスマートフォン200の内部の各構成要素に伝達することや、スマートフォン200の内部のデータが外部機器に伝送されるようにすることができる。
GPS受信部214は、主制御部220の指示にしたがって、GPS衛星ST1〜STnから送信されるGPS信号を受信し、受信した複数のGPS信号に基づく測位演算処理を実行し、当該スマートフォン200の緯度、経度、高度からなる位置を検出する。GPS受信部214は、無線通信部210や外部入出力部213(例えば、無線LAN)から位置情報を取得できる時には、その位置情報を用いて位置を検出することもできる。
モーションセンサ部215は、例えば、3軸の加速度センサなどを備え、主制御部220の指示にしたがって、スマートフォン200の物理的な動きを検出する。スマートフォン200の物理的な動きを検出することにより、スマートフォン200の動く方向や加速度が検出される。係る検出結果は、主制御部220に出力されるものである。
電源部216は、主制御部220の指示にしたがって、スマートフォン200の各部に、バッテリ(図示しない)に蓄えられる電力を供給するものである。
主制御部220は、マイクロプロセッサを備え、記憶部212が記憶する制御プログラムや制御データにしたがって動作し、スマートフォン200の各部を統括して制御するものである。また、主制御部220は、無線通信部210を通じて、音声通信やデータ通信を行うために、通信系の各部を制御する移動通信制御機能と、アプリケーション処理機能を備える。
アプリケーション処理機能は、記憶部212が記憶するアプリケーションソフトウェアにしたがって主制御部220が動作することにより実現するものである。アプリケーション処理機能としては、例えば、外部入出力部213を制御して対向機器とデータ通信を行う赤外線通信機能や、電子メールの送受信を行う電子メール機能、Webページを閲覧するWebブラウジング機能などがある。
また、主制御部220は、受信データやダウンロードしたストリーミングデータなどの画像データ(静止画像や動画像のデータ)に基づいて、映像を表示入力部204に表示する等の画像処理機能を備える。画像処理機能とは、主制御部220が、上記画像データを復号し、この復号結果に画像処理を施して、画像を表示入力部204に表示する機能のことをいう。
更に、主制御部220は、表示パネル202に対する表示制御と、操作部207、操作パネル203を通じたユーザ操作を検出する操作検出制御を実行する。表示制御の実行により、主制御部220は、アプリケーションソフトウェアを起動するためのアイコンや、スクロールバーなどのソフトウェアキーを表示したり、あるいは電子メールを作成したりするためのウィンドウを表示する。なお、スクロールバーとは、表示パネル202の表示領域に収まりきれない大きな画像などについて、画像の表示部分を移動する指示を受け付けるためのソフトウェアキーのことをいう。
また、操作検出制御の実行により、主制御部220は、操作部207を通じたユーザ操作を検出したり、操作パネル203を通じて、上記アイコンに対する操作や、上記ウィンドウの入力欄に対する文字列の入力を受け付けたり、あるいは、スクロールバーを通じた表示画像のスクロール要求を受け付ける。
更に、操作検出制御の実行により主制御部220は、操作パネル203に対する操作位置が、表示パネル202に重なる重畳部分(表示領域)か、それ以外の表示パネル202に重ならない外縁部分(非表示領域)かを判定し、操作パネル203の感応領域や、ソフトウェアキーの表示位置を制御するタッチパネル制御機能を備える。
また、主制御部220は、操作パネル203に対するジェスチャ操作を検出し、検出したジェスチャ操作に応じて、予め設定された機能を実行することもできる。ジェスチャ操作とは、従来の単純なタッチ操作ではなく、指などによって軌跡を描いたり、複数の位置を同時に指定したり、あるいはこれらを組み合わせて、複数の位置から少なくとも1つについて軌跡を描く操作を意味する。
カメラ部208は、図1に示したデジタルカメラにおける外部メモリ制御部20、記録媒体21、表示制御部22、表示部23、及び操作部14以外の構成を含む。
カメラ部208によって生成された撮像画像データは、記憶部212に記録したり、入出力部213や無線通信部210を通じて出力したりすることができる。
図13に示すスマートフォン200において、カメラ部208は表示入力部204と同じ面に搭載されているが、カメラ部208の搭載位置はこれに限らず、表示入力部204の背面に搭載されてもよい。
また、カメラ部208はスマートフォン200の各種機能に利用することができる。例えば、表示パネル202にカメラ部208で取得した画像を表示することや、操作パネル203の操作入力のひとつとして、カメラ部208の画像を利用することができる。
また、GPS受信部214が位置を検出する際に、カメラ部208からの画像を参照して位置を検出することもできる。更には、カメラ部208からの画像を参照して、3軸の加速度センサを用いずに、或いは、3軸の加速度センサと併用して、スマートフォン200のカメラ部208の光軸方向を判断することや、現在の使用環境を判断することもできる。勿論、カメラ部208からの画像をアプリケーションソフトウェア内で利用することもできる。
その他、静止画又は動画の画像データにGPS受信部214により取得した位置情報、マイクロホン206により取得した音声情報(主制御部等により、音声テキスト変換を行ってテキスト情報となっていてもよい)、モーションセンサ部215により取得した姿勢情報等などを付加して記録部212に記録したり、入出力部213や無線通信部210を通じて出力したりすることもできる。
以上のような構成のスマートフォン200においても、カメラ部208の撮像素子として固体撮像素子5を用い、主制御部220において図5〜7に例示した処理を行うことで、連写モードにおける撮像品質を向上させることができる。
以上説明してきたように、本明細書には以下の事項が開示されている。
開示された撮像装置は、撮像光学系を通して被写体を撮像する撮像素子を有する撮像装置であって、上記撮像素子は、上記撮像光学系の瞳領域の異なる部分を通過した一対の光束の一方に応じた信号を検出する第1の信号検出部と、上記一対の光束の他方に応じた信号を検出する第2の信号検出部とを含む。上記撮像装置は、上記第1の信号検出部の検出信号及び上記第2の信号検出部の検出信号の相関演算の結果を利用した位相差AF方式による合焦制御と、上記撮像素子によって撮像される撮像画像のコントラストを利用したコントラストAF方式による合焦制御と、のいずれかを行う合焦制御部を備える。上記撮像素子により撮像を複数回連続して行うモードにおいて、上記合焦制御部は、任意のタイミングで上記撮像素子から読み出される上記第1の信号検出部の検出信号及び上記第2の信号検出部の検出信号の相関演算の結果に基づいて決まる上記位相差AF方式による合焦制御の信頼度が第一の閾値以下の場合に、上記任意のタイミングより後に行われる上記撮像処理における合焦制御として上記コントラストAF方式による合焦制御を行う。
この構成により、相関演算結果に基づく位相差AF方式による合焦制御の信頼度が第一の閾値以下になった場合には、コントラストAF方式による合焦制御が行われるようになる。このため、位相差AF方式による合焦制御の信頼度が低下することで合焦不能となったり合焦精度が低下したりするのを防ぐことができ、撮像品質を向上させることができる。
開示された撮像装置において、上記合焦制御部は、上記任意のタイミングより後に行われる上記撮像における合焦制御として上記コントラストAF方式による合焦制御を行った後は、上記複数回の撮像のうちの残りの撮像が終了するまで、各撮像において上記コントラストAF方式による合焦制御を行ってもよい。
この構成により、相関演算結果に基づく位相差AF方式による合焦制御の信頼度が第一の閾値以下になって以降は、複数回の撮像が終わるまで、コントラストAF方式による合焦制御が行われる。このため、合焦不能となったり合焦精度が低下したりするのを防ぐことができ、撮像品質を向上させることができる。
開示された撮像装置において、上記合焦制御部は、上記相関演算の結果に基づく信頼度が上記第一の閾値以下の場合に、その相関演算を行う対象となった検出信号を利用して、その信頼度が上記第一の閾値以下になった要因を判定して記憶し、上記コントラストAF方式による合焦制御が行われて以降、上記信頼度が第一の閾値を超えた場合に、上記要因が被写体像の周波数によるものでなければ、次に行われる撮像において上記位相差AF方式による合焦制御を行い、上記要因が被写体像の周波数によるものであれば、次に行われる撮像において上記コントラストAF方式による合焦制御を行ってもよい。
この構成により、コントラストAF方式による合焦制御と位相差AF方式による合焦制御とが頻繁に切り替わるのを防ぐことができる。
開示された撮像装置において、上記第1の信号検出部及び上記第2の信号検出部による位相差の検出方向に沿って並ぶ複数の上記第1の信号検出部からなる第1の信号検出部群、及び、上記第1の信号検出部群の各信号検出部に対して一方向に同一距離で配置された複数の上記第2の信号検出部からなる信号検出部群の第1のペアから出力される上記第1の信号検出部群の検出信号と上記第2の信号検出部群の検出信号の相関演算結果と、上記第1の信号検出部群の各信号検出部に対して同一方向に同一距離で配置されかつ上記検出方向に沿って並ぶ複数の上記第1の信号検出部からなる第2の信号検出部群、及び、上記第2の信号検出部群の各信号検出部に対して上記一方向とは異なる方向に同一距離で配置された複数の上記第2の信号検出部からなる信号検出部群の第2のペアから出力される上記第1の信号検出部群の検出信号と上記第2の信号検出部群の検出信号の相関演算結果とに基づいて、上記信頼度を判定するための信頼度判定値を生成する情報生成部を備えていてもよく、上記合焦制御部は、上記信頼度判定値の大きさによって上記要因を判定してもよい。
この構成により、コントラストAF方式による合焦制御を行うことになった要因を正確に判定することができる。
開示された撮像装置は、上記撮像素子は、上記第1の信号検出部とその第1の信号検出部に対して上記検出方向に交差する方向に沿って配置された上記第2の信号検出部との信号検出部ペアを複数含み、上記複数の信号検出部ペアは、上記第1の信号検出部と上記第2の信号検出部との位置関係が互いに逆になる第1の信号検出部ペアと第2の信号検出部ペアを含み、上記撮像素子は、上記第1の信号検出部ペアと上記第2の信号検出部ペアが上記検出方向に沿って交互に並ぶペアラインを複数有し、上記情報生成部は、任意の上記ペアラインに含まれる上記第1の信号検出部ペアを上記第1のペアとし、上記任意のペアラインに含まれる上記第2の信号検出部ペアを上記第2のペアとする、又は、上記任意のペアラインに含まれる信号検出部を上記検出方向に直交する方向での位置が同じ信号検出部からなる2つのグループに分けた状態での一方のグループを上記第1のペアとし、他方のグループを上記第2のペアとして、上記信頼度判定値を求めてもよい。
この構成により、コントラストAF方式による合焦制御を行うことになった要因を正確に判定することができる。
開示された撮像装置は、上記複数回の撮像の各々が行われるときの上記撮像光学系のF値が第二の閾値を超える場合に、上記複数回の撮像のうちの任意回の撮像と上記任意回の次の回の撮像との間において、上記第1の信号検出部及び上記第2の信号検出部から検出信号を取得するための仮撮像を、F値を上記第二の閾値以下にした状態で行う撮像制御部を備えていてもよく、上記合焦制御部は、上記仮撮像によって上記撮像素子から読み出される上記第1の信号検出部の検出信号及び上記第2の信号検出部の検出信号の相関演算の結果に基づいて求めた上記信頼度が上記第一の閾値以下の場合に、上記任意のタイミングより後に行われる上記撮像における合焦制御として上記コントラストAF方式による合焦制御を行ってもよい。
この構成により、信頼度の判定を精度良く行うことができる。
開示された撮像装置は、上記合焦制御部が、上記最初の撮像の終了以降、複数回連続して上記信頼度が第一の閾値以下になった場合に、次に行う上記撮像において上記コントラストAF方式による合焦制御を行ってもよい。
この構成により、位相差AF方式による合焦制御が行われる確率を上げることができ、合焦制御を高速にかつ低消費電力で行うことができる。
開示された撮像装置による合焦制御方法は、撮像光学系を通して被写体を撮像する撮像素子を有する撮像装置による合焦制御方法であって、前記撮像素子は、上記撮像光学系の瞳領域の異なる部分を通過した一対の光束の一方に応じた信号を検出する第1の信号検出部と、上記一対の光束の他方に応じた信号を検出する第2の信号検出部とを含む。上記撮像素子により撮像を複数回連続して行うモードにおいて、任意のタイミングで上記撮像素子から読み出される上記第1の信号検出部の検出信号及び上記第2の信号検出部の検出信号の相関演算の結果に基づいて決まる上記相関演算の結果を利用した位相差AF方式による合焦制御の信頼度が第一の閾値以下の場合に、上記任意のタイミングより後に行われる上記撮像における合焦制御として、上記撮像素子によって撮像される撮像画像のコントラストを利用したコントラストAF方式による合焦制御を行う。
本発明は、デジタルカメラ等に適用して利便性が高く、有効である。
1 撮像レンズ
2 絞り
5 固体撮像素子
11 システム制御部(合焦制御部、撮像制御部)
18 コントラストAF処理部
19 位相差AF処理部(情報生成部)
50 受光面
51 画素
52,52A,52B 位相差検出用画素
53 AFエリア
P1,P2,P3,P4 画素ペア

Claims (8)

  1. 撮像光学系を通して被写体を撮像する撮像素子を有する撮像装置であって、
    前記撮像素子は、前記撮像光学系の瞳領域の異なる部分を通過した一対の光束の一方に応じた信号を検出する第1の信号検出部と、前記一対の光束の他方に応じた信号を検出する第2の信号検出部とを含み、
    前記第1の信号検出部の検出信号及び前記第2の信号検出部の検出信号の相関演算の結果を利用した位相差AF方式による合焦制御と、前記撮像素子によって撮像される撮像画像のコントラストを利用したコントラストAF方式による合焦制御と、のいずれかを行う合焦制御部を備え、
    前記撮像素子により撮像を複数回連続して行うモードにおいて、前記合焦制御部は、任意のタイミングで前記撮像素子から読み出される前記第1の信号検出部の検出信号及び前記第2の信号検出部の検出信号の相関演算の結果に基づいて決まる前記位相差AF方式による合焦制御の信頼度が第一の閾値以下の場合に、前記任意のタイミングより後に行われる前記撮像における合焦制御として前記コントラストAF方式による合焦制御を行う撮像装置。
  2. 請求項1記載の撮像装置であって、
    前記合焦制御部は、前記任意のタイミングより後に行われる前記撮像における合焦制御として前記コントラストAF方式による合焦制御を行った後は、前記複数回の撮像のうちの残りの撮像が終了するまで、各撮像において前記コントラストAF方式による合焦制御を行う撮像装置。
  3. 請求項1記載の撮像装置であって、
    前記合焦制御部は、前記相関演算の結果に基づく信頼度が前記第一の閾値以下の場合に、当該相関演算を行う対象となった検出信号を利用して、当該信頼度が前記第一の閾値以下になった要因を判定して記憶し、前記コントラストAF方式による合焦制御が行われて以降、前記信頼度が第一の閾値を超えた場合に、前記要因が被写体像の周波数によるものでなければ、次に行われる撮像において前記位相差AF方式による合焦制御を行い、前記要因が被写体像の周波数によるものであれば、次に行われる撮像において前記コントラストAF方式による合焦制御を行う撮像装置。
  4. 請求項3記載の撮像装置であって、
    前記第1の信号検出部及び前記第2の信号検出部による位相差の検出方向に沿って並ぶ複数の前記第1の信号検出部からなる第1の信号検出部群、及び、前記第1の信号検出部群の各信号検出部に対して一方向に同一距離で配置された複数の前記第2の信号検出部からなる信号検出部群の第1のペアから出力される前記第1の信号検出部群の検出信号と前記第2の信号検出部群の検出信号の相関演算結果と、前記第1の信号検出部群の各信号検出部に対して同一方向に同一距離で配置されかつ前記検出方向に沿って並ぶ複数の前記第1の信号検出部からなる第2の信号検出部群、及び、前記第2の信号検出部群の各信号検出部に対して前記一方向とは異なる方向に同一距離で配置された複数の前記第2の信号検出部からなる信号検出部群の第2のペアから出力される前記第1の信号検出部群の検出信号と前記第2の信号検出部群の検出信号の相関演算結果とに基づいて、前記信頼度を判定するための信頼度判定値を生成する情報生成部を備え、
    前記合焦制御部は、前記信頼度判定値の大きさによって前記要因を判定する撮像装置。
  5. 請求項4記載の撮像装置であって、
    前記撮像素子は、前記第1の信号検出部とその第1の信号検出部に対して前記検出方向に交差する方向に沿って配置された前記第2の信号検出部との信号検出部ペアを複数含み、
    前記複数の信号検出部ペアは、前記第1の信号検出部と前記第2の信号検出部との位置関係が互いに逆になる第1の信号検出部ペアと第2の信号検出部ペアを含み、
    前記撮像素子は、前記第1の信号検出部ペアと前記第2の信号検出部ペアが前記検出方向に沿って交互に並ぶペアラインを複数有し、
    前記情報生成部は、任意の前記ペアラインに含まれる前記第1の信号検出部ペアを前記第1のペアとし、前記任意のペアラインに含まれる前記第2の信号検出部ペアを前記第2のペアとする、又は、前記任意のペアラインに含まれる信号検出部を前記検出方向に直交する方向での位置が同じ信号検出部からなる2つのグループに分けた状態での一方のグループを前記第1のペアとし、他方のグループを前記第2のペアとして、前記信頼度判定値を求める撮像装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項記載の撮像装置であって、
    前記複数回の撮像の各々が行われるときの前記撮像光学系のF値が第二の閾値を超える場合に、前記複数回の撮像のうちの任意回の撮像と前記任意回の次の回の撮像との間において、前記第1の信号検出部及び前記第2の信号検出部から検出信号を取得するための仮撮像を、F値を前記第二の閾値以下にした状態で行う撮像制御部を備え、
    前記合焦制御部は、前記仮撮像によって前記撮像素子から読み出される前記第1の信号検出部の検出信号及び前記第2の信号検出部の検出信号の相関演算の結果に基づいて求めた前記信頼度が前記第一の閾値以下の場合に、前記任意のタイミングより後に行われる前記撮像における合焦制御として前記コントラストAF方式による合焦制御を行う撮像装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項記載の撮像装置であって、
    前記合焦制御部は、前記最初の撮像の終了以降、複数回連続して前記信頼度が第一の閾値以下になった場合に、次に行う前記撮像において前記コントラストAF方式による合焦制御を行う撮像装置。
  8. 撮像光学系を通して被写体を撮像する撮像素子を有する撮像装置による合焦制御方法であって、
    前記撮像素子は、前記撮像光学系の瞳領域の異なる部分を通過した一対の光束の一方に応じた信号を検出する第1の信号検出部と、前記一対の光束の他方に応じた信号を検出する第2の信号検出部とを含み、
    前記撮像素子により撮像を複数回連続して行うモードにおいて、任意のタイミングで前記撮像素子から読み出される前記第1の信号検出部の検出信号及び前記第2の信号検出部の検出信号の相関演算の結果に基づいて決まる前記相関演算の結果を利用した位相差AF方式による合焦制御の信頼度が第一の閾値以下の場合に、前記任意のタイミングより後に行われる前記撮像における合焦制御として、前記撮像素子によって撮像される撮像画像のコントラストを利用したコントラストAF方式による合焦制御を行う合焦制御方法。
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