JPWO2014068767A1 - モジュール型データセンタとその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】モジュール型データセンタとその制御方法において、電子機器の冷却不足を防止しつつ、低消費電力化を実現すること。【解決手段】第1の冷却風B1を生成するファン3aと、第2の冷却風B2を生成する空調機5と、冷却風B1、B2とを吸気する電子機器6と、第1の冷却風B1の風量を調節して、電子機器6の温度を規定温度Tsに冷却する制御部20とを備え、空調機5を停止させて第1の冷却風B1で電子機器6の温度を規定温度Tsに冷却する場合に想定される空調機5とファン3aとを合わせた空調電力の第1の想定値P1が現状値P0よりも小さい場合に空調機5が停止し、空調機5を運転させて第1の冷却風B1と第2の冷却風B2とで電子機器6の温度を規定温度Tsに冷却する場合に想定される空調電力の第2の想定値P2が現状値P0よりも小さい場合に空調機5が運転するモジュール型データセンタによる。【選択図】図6

Description

本発明は、モジュール型データセンタとその制御方法に関する。
データセンタ内にはサーバ等の電子機器が設置されるが、その電子機器の冷却方法として外気を用いる方法がある。この方法では、ファンを回転させることによりデータセンタ内に外気を取り込み、熱交換器等においてその外気を冷却することなしに、当該外気そのもので各電子機器を冷却する。これによれば熱交換器等の電力が不要となり、データセンタ全体の省エネルギ化に資することができる。
しかし、夏季等のように外気温が高い場合に外気をそのまま利用したのでは各電子機器が冷却不足になるおそれがある。更に、冷却不足を防止するために冷却機能を備えた空調機を補助的に用いると、空調機の運用の仕方によっては空調機の分だけ空調に要する電力が増えてしまい、データセンタの省エネルギ化が実現できないおそれもある。
特開2009−30058号公報 特開2010−156494号公報
モジュール型データセンタとその制御方法において、電子機器の冷却不足を防止しつつ、低消費電力化を実現することを目的とする。
以下の開示の一観点によれば、筐体と、前記筐体内に設けられ、外気の温度を変えずに該外気から第1の冷却風を生成するファンと、前記筐体内に設けられ、前記外気よりも温度が低い第2の冷却風を生成する空調機と、前記筐体内に設けられ、前記第1の冷却風と前記第2の冷却風とを吸気する吸気面を備えた複数の電子機器を収容した複数のラックと、前記ファンを制御することにより前記第1の冷却風の風量を調節して、前記電子機器の温度を規定温度に冷却する制御部とを備え、前記制御部は、前記空調機を停止させて前記第1の冷却風で前記電子機器の温度を前記規定温度に冷却する場合に想定される前記空調機と前記ファンとを合わせた空調電力の第1の想定値が、該空調電力の現状値よりも小さい場合に前記空調機を停止させ、前記空調機を運転させて前記第1の冷却風と前記第2の冷却風とで前記電子機器の温度を前記規定温度に冷却する場合に想定される前記空調機と前記ファンとを合わせた空調電力の第2の想定値が該空調電力の現状値よりも小さい場合に前記空調機を運転させることを特徴とするモジュール型データセンタが提供される。
以下の開示によれば、空調機で生成された第2の冷却風が外気よりも温度が低いため、各電子機器が冷却不足になるのを防止できる。また、空調電力の第1の想定値や第2の想定値を利用することにより、空調機を速やかに運転させたり停止させたりして空調電力を削減することが可能となる。
図1は、モジュール型データセンタの内部構成を示す斜視図である。 図2は、電子機器の動作保障範囲について説明するための空気線図である 図3は、空調電力を削減するためにどのような場合に空調機を運転すべきかについて調査した調査結果を示す図である。 図4は、第1、第2実施形態に係るモジュール型データセンタの機能ブロック図である。 図5は、第1、第2実施形態で使用し得る気化式冷却装置の一部分解斜視図である。 図6は、第1実施形態に係るモジュール型データセンタの制御方法を示すフローチャートである。 図7は、第1実施形態で使用する第1のデータベースを模式的に表す図である。 図8は、第1実施形態のステップS5の処理内容を模式的に示す図である。 図9は、第2実施形態で使用する関数iを模式的に表す図である。 図10は、第1実施形態や第2実施形態に従ってモジュール型データセンタを運用した場合における運転領域を示す図である。 図11は、第1実施形態や第2実施形態においてモジュール型データセンタの空調電力の電力量が年間でどの程度削減できるかについて調査した調査結果を示す図である。
本実施形態の説明に先立ち、本願発明者が行った検討結果について説明する。
データセンタの形態には様々なものがあるが、コンテナ内にファンユニットとラックとを収容したデータセンタはモジュール型データセンタと呼ばれる。そのモジュール型データセンタは、コンテナ内の空間のみを冷却すればよいため、冷却効率がよく省エネルギ化に有利である。
図1は、本願発明者が検討したモジュール型データセンタの内部構成を示す斜視図である。
このモジュール型データセンタ1は、筐体の一例である金属製のコンテナ2を備え、その内側にファンユニット3と、これに対向する複数のラック4と、空調機5とが設けられる。
コンテナ2は、第1〜第3の側面2x、2y、2zを有する直方体状であって、第1の側面2xとこれに隣接する第2の側面2yの各々に外気Aを取り込むための第1及び第2の吸気口2a、2bを有し、第3の側面2zに排気口2cを有する。
なお、第1の吸気口2aの形状は特に限定されず、複数の孔の集合体で第1の吸気口2aを形成してもよいし、第1の吸気口2aとして単一の開口を形成してもよい。これについては第2の吸気口2bや排気口2cについても同様である。
ファンユニット3は、データセンタ1が動作している間は常に運転状態にあり、第1の吸気口2aから取り込まれた外気Aから第1の冷却風B1を生成するための複数のファン3aを有する。
ファンユニット3の消費電力を抑えるために、ファンユニット3には外気Aを冷却するための熱交換器等の冷却機構が設けられておらず、第1の冷却風B1は外気Aの温度を変えずに当該外気Aそのものから生成される。
空調機5は、上記の第2の吸気口2bから取り込まれた外気Aを冷却して第2の冷却風B2を生成する。第2の冷却風B2は、空調機5によってファン3aの上流に供給された後、ファン3aによって各電子機器6に導かれる。ファンユニット3とは異なり、空調機5はこのように外気Aを冷却する機能を有するため、第2の冷却風B2の温度は外気Aのそれよりも低くなる。
空調機5の種類は特に限定されない。例えば、パッケージエアコンや気化式冷却装置を空調機5として使用し得る。このうち、気化式冷却装置は、外気Aを冷却するだけでなく、外気Aを加湿してコンテナ2内の湿度を調整できる点でパッケージエアコンよりも有利である。
ラック4は、コンテナ2の幅方向に並べて複数台設置されると共に、上記の冷却風B1、B2によって空冷されるサーバ等の電子機器6を複数備える。各電子機器6は、各冷却風B1、B2を吸気するための吸気面6aを有しており、吸気面6aから取り込まれた各冷却風B1、B2によって各電子機器6が冷却される。そして、冷却後に暖められた排気流Eは、各電子機器6の排気面6bから排出された後、コンテナ2の排気口2cから外部に逃がされる。
なお、コンテナ2内においてファンユニット3と排気口2cとの間の空間は、複数のラック6が設置されるサーバ室8として供される。また、コンテナ2内においてファンユニット3と第1の吸気口2aとの間の空間は、上記の外気Aや第2の冷却風B2が供給される空調室9として供される。
このデータセンタ1においては、上記のように外気Aそのものから生成した第1の冷却風B1の他に、空調機5において外気Aを冷却することにより生成された第2の冷却風B2も用いて各電子機器6を冷却する。よって、夏季等のように第1の冷却風B1のみでは各電子機器6を十分に冷却するのが難しい場合でも、第2の冷却風B2を併用することで電子機器6が冷却不足になるのを防止することができる。
図2は、各電子機器の動作保障範囲について説明するための空気線図である。この空気線図は、等相対湿度線をプロットしたものであり、その横軸は乾球温度を示し、縦軸は絶対湿度を示す。
以下では、外気Aの温度Tは乾球温度で測るものとし、外気Aの湿度Hは相対湿度で測るものとする。図2における複数の点は、東京における外気の乾球温度と相対湿度の実測値である。
各電子機器6には、その動作を保証する乾球温度の温度範囲T1〜T2と相対湿度の湿度範囲H1〜H2が設定されるが、この温度範囲と湿度範囲の内側の領域を図2では動作保証領域Sで示している。
以下では、例えば、温度範囲T1〜T2を10℃〜35℃とし、湿度範囲H1〜H2を10%〜85%とする。その温度範囲T1〜T2の下限温度T1と上限温度T2は、電子機器6内の不図示のCPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphical Processing Unit)等の演算ユニットが正常に動作できる限界温度である。また、湿度範囲H1〜H2の下限湿度H1は、乾燥した空気に起因する静電気で電子機器6がダメージを受ける凡その湿度であり、上限湿度H2は、高湿の空気が原因の結露が電子機器6に生じるおそれのある湿度である。
外気Aの温度Tと湿度Hとを座標点とする状態点Pがこの動作保証範囲S内にある場合には外気Aをそのまま利用して電子機器6を空冷することができる。よって、この場合は、空調機5を停止させ、第2の冷却風B2を使用せずに第1の冷却風B1のみで各電子機器6を冷却すればよい。
一方、夏季等において、外気Aの温度Tが動作保障範囲Sの上限温度T2よりも高い場合には、空調機5を運転して外気Aよりも低温の第2の冷却風B2も生成する。これにより、第1の冷却風B1と第2の冷却風B2との混合気流の状態点が動作保障範囲S内に収まり、各電子機器6が冷却不足になるのを防止できる。
また、外気Aの湿度Hが動作保障範囲Sの下限湿度H1よりも低い場合にも、空調機5を運転して外気Aよりも加湿された第2の冷却風B2を生成することで、各電子機器6を加湿すればよい。但し、外気Aの湿度Hが下限湿度H1よりも低い場合であっても、外気Aの温度Tが下限温度T1よりも低いときには、空調機5を運転することで各冷却風B1、B2の温度が下限温度T1よりも更に低下するので、この場合は空調機5を停止する。
図2においては、上記のように空調機5を運転させる領域にハッチングを掛け、当該領域を運転領域Qとして示している。そして、その運転領域Qと動作保障領域Sとの境目にある上限温度T2が、空調機5を運転させる閾値温度の一つとなる。
よって、外気Aの温度Tが上限温度T2よりも高い場合には空調機5を運転させることになるが、各電子機器6の実際の温度は第1の冷却風B1の風量にも依存する。例えば、外気Aの温度Tが同一であっても、第1の冷却風B1の風量が多い方が電子機器6はよく冷え、第1の冷却風B1の風量が小さいと電子機器6は冷却不足になるおそれがある。
更に、電子機器6の稼働率が高い場合にも、電子機器6自身の発熱量が多くなるため、第1の冷却風B1の風量を多くしないと電子機器6を十分に冷却できないおそれがある。
したがって、電子機器6の温度をコントロールするには、上記のように空調機5を運転するだけでは不十分であり、ファン3aの回転数を制御して第1の冷却風B1の風量を調節することにより電子機器6を所定の温度に冷却する必要がある。
電子機器6をどの程度の温度に冷却するかは特に限定されない。以下では、各電子機器6が熱暴走を起こす温度を規定温度Tsとして予め設定しておき、電子機器6の温度がこの規定温度Tsを超えないようにファン3aの回転数を制御する。
ファン3aの消費電力は、第1の冷却風B1の風量の3乗に概ね比例する。よって、各電子機器6の稼働率や外気Aの温度Tの上昇に伴い第1の冷却風B1の風量を増大させるとファンユニット3の消費電力は急激に上昇する。
しかも、この例では空調機5を用いているため、その空調機5とファンユニット3の各々の消費電力によってデータセンタ1の省エネルギ化が阻まれるおそれがある。
一方、空調機5は外気Aよりも低温の第2の冷却風B2を生成するので、空調機5を併用すると、第1の冷却風B1のみで電子機器6を冷却する場合よりも電子機器6を規定温度Tsに冷却するのに要する第1の冷却風B1は少なくなるとも考えられる。そのため、空調機5の運用の仕方によっては、ファンユニット3と空調機5とを合わせた空調電力P0が、ファンユニット3のみを運転する場合よりも小さくなるとも考えられる。
本願発明者は、上記の空調電力P0を低減するためには、どのような場合に空調機5を運転すべきかについて調査した。
その調査結果を図3に示す。
図3は、各電子機器6の稼働率を固定したときに、各電子機器6を規定温度Tsに冷却するのに要する空調電力P0と、外気Aの温度Tとの関係を示すグラフである。
この調査では、ファンユニット3のみを運転した場合のグラフIと、ファンユニット3と空調機5とを運転した場合のグラフIIを取得した。なお、グラフIにおける空調電力P0はファンユニット3のみの消費電力であり、グラフIIにおける空調電力P0はファンユニット3と空調機5の各々の消費電力の総和である。
図3に示すように、各グラフI、IIにはそれらが交わる交点Aがある。そして、温度Tが交点Aの温度Txよりも低い場合には、ファンユニット3のみを運転した方が空調電力P0が低い。そして、温度Tが温度Txよりも高い場合には、ファンユニット3と空調機5の両方を運転した方が空調電力P0が低い。
この結果より、空調電力P0を低減するには、交点Aの温度Txを基準にして空調機5を運転させるか否かを判断するのが好ましいことが明らかとなった。その交点Aの温度Txは、図2に示した上限温度T2とは必ずしも一致しない。よって、上限温度T2を基準にして空調機5の運転を判断したのでは、空調電力P0を無駄に消費するおそれがあり、データセンタ1の省エネルギ化には不利である。
以下、本実施形態について説明する。
(第1実施形態)
本実施形態では、図1のモジュール型データセンタ1を以下のように制御してその消費電力を削減する。
図4は、モジュール型データセンタ1の機能ブロック図である。なお、この機能ブロック図は、モジュール型データセンタ1内の機能ブロック同士の機能的な繋がりを模式的に示すものであり、各機能に対応する構成要素の実際の配置とは異なる部分がある。
図4に示すように、本実施形態では、モジュール型データセンタ1に制御部20、温度センサ21、湿度センサ22、電源線23、及び配電盤24を設ける。
このうち、制御部20としては、専用のコンピュータを用いてもよいし、複数の電子機器6(図1参照)のうちの一つを用いてもよい。
制御部20は、ファンユニット3に対して第1の制御信号S1を出力することにより、各ファン3aの回転数を調節して第1の冷却風B1の風量を制御し、各電子機器6をその規定温度Tsにまで冷却する。なお、ファン3aの回転数の調節方法は特に限定されないが、各電子機器6の実温度を制御部20が監視し、その実温度に応じてリアルタイムにファン3aの回転数を制御するのが好ましい。
また、制御部20は、空調機5に対して第2の制御信号S2を出力することにより、空調機5から出る第2の冷却風B2の風量を制御する。
空調機5としては、パッケージエアコンや気化式冷却装置を使用し得る。
図5は、空調機5として使用し得る気化式冷却装置の一部分解斜視図である。
空調機5は、高分子複合ファイバを成型してなる吸水性のエレメント10と、エレメント10に水Wを滴下するノズル12と、ノズル12への水Wの供給を制御する電磁弁11と、複数のファン13(図1参照)とを備える。
その空調機5には開口5aが設けられており、ファン31を回転させることにより開口5aと第2の吸気口2b(図1参照)とを介して外気Aが空調機5内に取り込まれる。その外気Aはエレメント10に含まれた水Wに直接当たり、これにより水Wの蒸発潜熱によって外気Aが冷却されると共に外気Aが加湿され、温度と湿度とが調節された第2の気流B2を生成することができる。
このような気化式冷却装置では外気Aを冷却するための熱交換器が不要であるため、熱交換器を利用するパッケージエアコンと比較して省エネルギ化に有利である。
再び図4を参照する。
電源線23は、外部からデータセンタ1内に電力を供給するのに使用され、データセンタ1内の分電盤24において三つに分岐する。分岐先の一つはファンユニット3に接続され、ファンユニット3内の全てのファン3aでの消費電力が第1の電力計25で監視される。また、電源線23の分岐先のもう一つは空調機5に接続され、その空調機5の消費電力が第2の電力計26で監視される。そして、電源線23の分岐先の残りは複数の電子機器6の各々に接続される。
上記した第1の電力計25は、ファンユニット3において現在消費されている電力を第1の電力情報Sfとして制御部20に出力する。一方、第2の電力計26は、空調機5において現在消費されている電力を第2の電力情報Scとして制御部20に出力する。
また、温度センサ21と湿度センサ22は、第1の吸気口2a等の近傍において外気Aに曝される位置に設けられており、それぞれ外気Aの温度Tと湿度Hとを測定してそれらを温度情報ST及び湿度情報SHとして制御部20に出力する。
更に、制御部20には、複数の電子機器6の各々から第1の稼働率情報Sφが入力される。第1の稼働率情報Sφは、各電子機器6の稼働率φ0を示す情報であって、電子機器6ごとに出力される。稼働率φ0は特に限定されないが、例えば、電子機器6が有するCPUやGPU等の演算処理ユニットの稼働率を上記の稼働率φ0として採用し得る。
また、制御部20には、空調機5の稼働率θを示す第2の稼働率情報Sθが空調機5から入力される。
空調機5が気化式冷却装置の場合、現状の稼働率θは、ファン13で達成し得る最大消費電力と現状のファン13の消費電力との比の百分率である。一方、空調機5としてパッケージエアコンを用いる場合には、パッケージエアコンで達成し得る最大出力と、現状の熱交換器とファンにおける消費電力との比の百分率が現状の稼働率θとなる。
制御部20は、上記した温度情報ST、湿度情報SH、第1及び第2の稼働率情報Sφ、Sθに基づいて、これらの情報の各々に対応するパラメータT、H、φ0、及びθをリアルタイムに取得することができる。
そして、これらのパラメータに基づき、制御部20は、第1のデータベース31や第2のデータベース32を参照して、モジュール型データセンタ1の空調電力を削減するのに空調機5を停止すべきか運転すべきかを判断する。
なお、第1のデータベース31と第2のデータベース32は、モジュール型データセンタ1の外部に設けてもよいし、制御部20自身が保持してもよい。また、これらのデータベース31、32の内容については後述する。
次に、本実施形態に係るモジュール型データセンタの制御方法について、図4や図6等を参照して説明する。
図6は、本実施形態に係るモジュール型データセンタの制御方法を示すフローチャートである。
最初のステップS1では、空調機5とファンユニット3とを合わせた空調電力の現状値P0を取得する。本ステップは、制御部20が上記の第1の電力情報Sfと第2の電力情報Scとを用い、空調機5とファンユニット6の各々の電力の和を求めることで行い得る。
次に、ステップS2に移り、空調機5が停止しているか否かを制御部20が判断する。本ステップは、第2の稼働率情報Sθに基づいて制御部20が空調機5の稼働率θを求め、その稼働率θが0の場合には空調機5が停止しており、稼働率θが0でない場合には空調機5は停止していないと判断することにより行われる。
ここで、空調機5は停止していない(NO)と判断された場合にはステップS3に移る。
そのステップS3においては、空調機5を停止させて第1の冷却風B1のみで電子機器6の温度を既述の規定温度Tsに冷却する場合に想定される空調機5とファンユニット3とを合わせた空調電力の第1の想定値P1を算出する。
このように空調機5を停止せた場合、第1の想定値P1に含まれる電力は、ファンユニット3の消費電力P1Fのみであるため、P1 = P1Fとなる。
ここで、外気温度Tが高い場合や各電子機器6の稼働率φ0が大きい場合には、各電子機器6をその規定温度Tsに冷却するのに要する第1の冷却風B1の風量も多くなるため、消費電力P1Fも増大する。
消費電力P1Fは、このように外気温度Tと稼働率φ0に依存する。稼働率φ0は電子機器6ごとに異なる値となるが、本実施形態では複数の稼働率φ0を代表する一つの代表値φを用い、適当な関数fを用いてP1F=f(T、φ)と表す。なお、代表値φとしては、複数の稼働率φ0の平均値や最大値を採用し得る。
関数fは、Tとφが与えられたときに、各電子機器6の温度を規定温度Tsに冷却するのに要する空調電力の第1の想定値P1を与えるものであって、上記した第1のデータベース31の一例である。
図7は、この第1のデータベース31を模式的に表す図である。
図7における各曲線は上記の関数fをグラフで表したものであり、そのグラフの横軸は外気Aの温度Tであり、縦軸は空調電力の第1の想定値P1である。
なお、図7では、値が順に大きくなる代表値φ1、φ2、φ3のそれぞれに対応する三つのグラフを示している。これらのグラフは、シミュレーションにより取得したり、実際にモジュール型データベース1を運転して実験したりすることにより取得することができる。
このような第1のデータベース31を参照することにより、制御部20は、現状のT、φに対応する第1の想定値P1を取得することができる。
なお、第1のデータベース31は、図6のようなグラフに限定されず、各値T、φ、P1を格納したテーブルでもよい。
一方、図5のステップS2において空調機5は停止している(YES)と判断された場合にはステップS4に移る。
本ステップでは、空調機5を運転させて第1の冷却風B1と第2の冷却風B2の両方で電子機器6の温度を既述の規定温度Tsに冷却する場合に想定される空調機5とファンユニット3を合わせた空調電力の第2の想定値P2を以下のように算出する。
空調機5を運転させた場合、第2の想定値P2は、ファンユニット3の消費電力P2Fと空調機5の消費電力P2Cとの和に等しい。
但し、空調機5を運転することで、外気Aよりも低温の第2の冷却風B2が各電子機器6に供給されるようになり、吸気面6aの温度が外気Aの温度Tよりも低下する。その低下分をTCとすると、吸気面6aの温度はT−TCとなるため、ファンユニット3の消費電力P2Fは、既述の関数fを用いてP2F=f(T−TC、φ)で表すことができる。
その温度低下TCは、空調機5の稼働率θが小さい場合には小さくなると考えられる。また、外気Aの温度Tによっては、温度低下TCが小さくなると考えられる。また、空調機5として図5のような気化式冷却装置を使用する場合には、外気Aの湿度Hが高く水の蒸発が進まないときには温度低下TCが小さくなると考えらえる。
このように、温度低下TCは各パラメータθ、T、Hに依存するので、本実施形態では適当な関数hを用いて温度低下TCをTC=h(T、H、θ)で表すことにする。関数hの形は、シミュレーションにより取得したり、実際にモジュール型データベース1を運転して実験したりすることにより取得することができる。
この関数hを用いると、ファンユニット3の消費電力P2Fは、P2F=f(T−h(T、H、θ)、φ)で表すことができる。
一方、空調機5の消費電力P2Cは、空調機5の稼働率θが小さい場合には小さくなる。また、外気Aの温度Tや湿度Hの如何によっては水の蒸発潜熱が得にくくなるため消費電力P2Cが変化すると考えられる。このように、消費電力P2CはT、H、θに依存するため、本実施形態では適当な関数gを用いて消費電力P2CをP2C = g(T、H、θ)と表すことにする。
この関数gの形は、シミュレーションにより取得したり、実際にモジュール型データセンタ1を運転して実験したりすることにより取得することができる。
以上により、空調電力の第2の想定値P2は、P2F+P2C = f(T−h(T、H、θ)、φ)+g(T、H、θ)となり、この式を利用して第2のデータベース32には各パラメータT、H、θ、φに対応した第2の想定値P2が予め格納される。なお、空調機5として水の蒸発潜熱を利用しないパッケージエアコンを用いる場合には、空調機5の消費電力P2Cは外気Aの湿度Hには依存しないため、第2のデータベース32から湿度Hを省いてよい。
そして、制御部20が、第2のデータベース32を参照し、与えられた各パラメータT、H、θ、φに対応する第2の想定値P2を読み出すことにより、本ステップS4を実行し得る。
ここで、上記の関数fにおいては既述のように吸気面6aの温度低下Tcが考慮されているため、第2のデータベース32として使用する関数fは当該温度低下Tcを考慮して補正されていることになる。そのため、本実施形態では、温度低下Tcを加味しながら将来予想される第2の想定値P2を正確に求めることができる。
上記のようにしてステップS3又はステップS4が終了した後は、図6のステップS5に移る。
ステップS5においては、制御部20が、空調電力の現状値P0と第1の想定値P1との大小関係と、空調電力の現状値P0と第2の想定値P2との大小関係を判断する。
ここで、第1の想定値P1は、空調機5を停止させた場合に想定される空調機5とファンユニット3とを合わせた空調電力の想定値である。よって、本ステップにおいて第1の想定値P1が現状値P0よりも小さい(P1<P0)と判断された場合には、空調機5を停止させた方が現状よりも空調電力を削減できることになる。そこで、P1<P0と判断された場合には、制御部20が空調機5を停止させる。
一方、第2の想定値P2は、空調機5を運転させた場合に想定される空調機5とファンユニット3とを合わせた空調電力の想定値である。よって、本ステップにおいて第2の想定値P2が現状値P0よりも小さい(P2<P0)と判断された場合には、空調機5を運転させた方が現状よりも空調電力を削減できることになる。そこで、P2<P0と判断された場合には、制御部20が空調機5を運転させる。
図8は、ステップS5の処理内容を模式的に示す図である。図8においては、第1のデータベース31と第2のデータベース32の各々をテーブルで模式的に表している。
第1のデータベース31は、外気Aの温度Tと各電子機器6の稼働率の代表値φに空調電力の第1の想定値P1を対応させてなるが、図8ではテーブルの項目として外気Aの温度Tと湿度Hを設定し、代表値φを項目から省いている。なお、湿度Hを項目に設定したのは、テーブルの形を形式的に第2のデータベース32に合わせるためである。
また、第2のデータベース32は、温度T、湿度H、代表値φ、及び空調機5の稼働率θに空調電力の第2の想定値P2を対応させてなるが、図7では温度Tと湿度Hのみをテーブルの項目に設定し、それ以外の項目は省略している。これらの項目を省略したのは、テーブルの形を形式的に第1のデータベース31に合わせるためである。
図8の第1のデータベース31に示すように、現状の温度Tが28℃で湿度Hが70%のとき、第1の想定値P1は1.186kWである。よって、現状において空調機5を運転しており、かつ、空調電力の現状値P0が1.186kW(= P1)以上のときは、空調機5を停止することで現状におけるよりも空調電力が削減される。
また、第2のデータベース32によれば、現状の温度Tが28℃で湿度Hが70%のとき、第2の想定値P2は1.378kWである。よって、現状において空調機5を停止しており、かつ、空調電力の現状値P0が1.378kW(= P2)以上のときは、空調機5を運転することで現状におけるよりも空調電力が削減される。
同様に、現状の温度Tが31℃で湿度Hが20%のときも、空調電力の現状値P0を第1の想定値P1(1.549kW)や第2の想定値P2(1.235kW)と比較することで空調機5の運転の要否を決定する。
この後は、数秒程度の時間間隔で上記の制御を繰り返すことにより、ステップS5における空調機5の運転の要否判断を継続的に行い、モジュール型データセンタ1の低消費電力化を図るようにする。
以上により、本実施形態に係るモジュール型データセンタ1の制御方法の基本ステップを終了する。
上記した本実施形態によれば、ステップS5において、空調電力の想定値P1、P2を現状値P0と比較することで空調機5の運転の要否判断を行うので、将来を予測しながら速やかに空調機5を停止させたり運転させたりすることができる。
更に、第1のデータベース31や第2のデータベース32を参照してその判断を行うため、実際に空調機5を停止したり運転させたりした後の空調電力を測定する必要がなく、空調機5の運転の要否を迅速に判断することができる。
特に、これらのデータベース31、32の項目に電子機器6の稼働率の代表値φを用いることで、規定温度Tsに冷却するのに要する第1の冷却風B1の風量が稼働率によって逐次変動するサーバ等の電子機器6を迅速に冷却することができる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、図6のステップS4において、第2のデータベース32を参照することにより、空調機5(図1参照)とファンユニット3の両方を運転したときに想定される空調電力の第2の想定値P2(= P2F+P2C)を算出した。
このように空調機5を運転すると、ファンユニット3の上流側に第2の冷却風B2が供給されるようになり、空調機5が停止している場合と比較して各ファン3aの静圧が変動する。
本実施形態では、その静圧の変動を考慮して第2のデータベース32を以下のように補正する。そして、補正後の第2のデータベース32を用いて、図6のフローチャートに従ってモジュール型データセンタ1(図1参照)を運用する。
上記したファン3aの静圧は、ファン3aの上流側と下流側の圧力差として定義される。ファン3aが回転している状態では、外気Aを吸引するファン3aの上流側の圧力が下流側におけるよりも低くなるが、空調機5を運転して第2の冷却風B2を生成するとファン3aの上流側の圧力が増大し、ファン3aの静圧は低減する。
その結果、ファンユニット3aは、空調機5を運転する前よりも低い消費電力でも、空調機5を運転する前と同一の風量の第1の冷却風B1を生成して、第2の冷却風B2と協同して各電子機器6をその規定温度Tsに冷却することができる。
ファン3aの静圧は、このようにファンユニット3の消費電力P2Fに影響を与える。以下では、ファン3aの静圧の変動を加味して消費電力P2Fを補正した値をP'2Fで表す。P'2Fは、各電子機器6をその規定温度Tsに冷却するのに要するファンユニット3の消費電力P2Fを、ファン3aの静圧を考慮して補正した値である。
P'2Fは、空調機5の稼働率θと補正前の消費電力P2Fとに依存すると考えられるため、適当な関数iを用いてP'2F = i(P2F,θ)と表すことができる。
関数iは、ファン3aの静圧風量特性を用いて決定してもよいし、実際にデータセンタ1を運用して実験により求めてもよい。
図9は、上記の関数iを模式的に表す図である。
図9における各曲線は上記の関数iをグラフで表したものであり、そのグラフの横軸は空調機5の稼働率θであり、縦軸は補正後のファンユニット3の消費電力P'2Fである。
なお、図9では、値が順に大きくなる補正前の消費電力P2F1、P2F2、P2F3のそれぞれに対応する三つのグラフを示している。
第1実施形態では、第2の想定値P2をP2=P2F+P2Cにより求めたが、上記のように消費電力P2Fを補正した結果、本実施形態では第2の想定値P2をP2=P'2F+P2Cにより求める。この式を第1実施形態の関数f、g、hと上記の関数iを用いて表すと、P2=P'2F+P2C= i(P2F,θ)+ P2C=i(f(T−h(T,x,θ),φ),θ)+g(T,x,θ)となる。この式は、T、x、θ、φから第2の想定値P2を求める第2のデータベース32に相当し、関数iを用いたことでファン3aの静圧の変動が加味されている。
本実施形態では、図6のステップS4においてこの第2のデータベース32を参照することで、現状のT、x、θ、φから第2の想定値P2を求めることができる。
以上説明した本実施形態によれば、空調機5を運転させた場合に想定されるファン3aの静圧の変動を考慮して第2のデータベース32を補正するので、静圧を加味しながら将来予想される第2の想定値P2を正確に求めることができる。
(実験結果)
次に、本願発明者が行った実験について説明する。
図2においては、空調機5を運転させる閾値温度の一つとして、動作保障領域Sの上限温度T2を採用した。
この調査では、第1実施形態や第2実施形態に従ってデータセンタ1を運用することにより、空調機5を運転させる運転領域Qが低温側にどの程度広がるのかが調査された。
なお、調査に使用したコンテナ2の大きさは、奥行きが3474.6mm、幅が2331.6mm、高さが2769.7mmである。また、空調機5としては、停止と運転のどちらか一方のみの動作が可能な気化式冷却装置を用いた。このような空調機5では、その稼働率θは0%か100%のいずれか一方の値のみをとる。更に、外気Aの温度Tと湿度Hの値によらず、空調機5の消費電力P2Cの値を、P2C=g(T、H、0%)=0kW、及びP2C=g(T、H、100%)=0.35kWの二値に固定した。
図10は、上記の条件で第1実施形態や第2実施形態に従ってモジュール型データセンタ1を運用した場合における運転領域Qを示す図である。なお、図10において、図2で説明したのと同じ要素には図10におけるのと同じ符号を付し、以下ではその説明を省略する。
図10に示すように、第1実施形態や第2実施形態に従ってモジュール型データセンタ1を運用すると、空調機5を運転させる運転領域Qは領域Rにまで拡大できた。
その領域Rは、空調機5を停止させるよりも運転させた方がファンユニット3と空調機5との空調電力が低減される領域である。また、外気Aの湿度Hが低いほど、空調機5を運転できる領域Rが低温側に広がり、外気Aの温度Tが27℃のときに空調機5を運転しても図2の場合よりも空調電力が削減できることが明らかとなった。
このような空調電力の削減効果は空調機5の空調能力が高いほど高くなり、第1、第2実施形態では、外気Aの温度Tが34.5℃で湿度Hが10%の高温、低湿度の環境下で空調電力が図2の場合よりも38.2%削減できた。
本願発明者は、第1実施形態や第2実施形態に従ってモジュール型データセンタ1を運用すると、そのデータセンタ1の空調電力の電力量が年間でどの程度削減できるかについても調査した。
その調査結果を図11に示す。
この調査では、温暖湿潤気候にある東京と、砂漠気候にあるアメリカのフェニックスにモジュール型データセンタ1を設置した場合の各々について、当該データセンタ1の年間の空調電力の電力量が見積もられた。
空調機5として用いられる気化式冷却装置は、水の蒸発潜熱により外気Aを冷却するので、水の蒸発が促される乾燥気候のフェニックスでは東京よりも長時間運用されると考えられる。
第1、第2実施形態を適用せずに、図2のように上限温度T2を基準にして空調機5の運転の要否を判断する比較例においては、空調機5の年間の運転時間は東京では13時間であり、フェニックスでは1157時間であった。
一方、第1、第2実施形態に従ってモジュール型データセンタ1を運用すると、空調機5の運転時間が東京では244時間追加され、フェニックスでは1994時間追加された。第1、第2実施形態では、上記のように現状よりも空調電力が低減できると判断された場合にのみ空調機5を運転するため、このように空調機5を運転する時間が長くなるほど空調電力の削減効果が高まることになる。
その結果、図11に示すように、空調電力の電力量の年間の削減量は東京で35kWh、フェニックスで666kWhとなった。これにより、ファンユニット3と空調機5とを合わせた電力量が年間で東京では0.5%、フェニックスでは6.5%削減できることが明らかとなった。
特許文献1:特開2009−300058号公報
特許文献2:特開2010−156494号公報
その空調機5には開口5aが設けられており、ファン13を回転させることにより開口5aと第2の吸気口2b(図1参照)とを介して外気Aが空調機5内に取り込まれる。その外気Aはエレメント10に含まれた水Wに直接当たり、これにより水Wの蒸発潜熱によって外気Aが冷却されると共に外気Aが加湿され、温度と湿度とが調節された第2の気流B2を生成することができる。
このように空調機5を停止させた場合、第1の想定値P1に含まれる電力は、ファンユニット3の消費電力P1Fのみであるため、P1 = P1Fとなる。
なお、第1のデータベース31は、図7のようなグラフに限定されず、各値T、φ、P1を格納したテーブルでもよい。
一方、図6のステップS2において空調機5は停止している(YES)と判断された場合にはステップS4に移る。
その結果、ファンユニットは、空調機5を運転する前よりも低い消費電力でも、空調機5を運転する前と同一の風量の第1の冷却風B1を生成して、第2の冷却風B2と協同して各電子機器6をその規定温度Tsに冷却することができる。

Claims (10)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に設けられ、外気の温度を変えずに該外気から第1の冷却風を生成するファンと、
    前記筐体内に設けられ、前記外気よりも温度が低い第2の冷却風を生成する空調機と、
    前記筐体内に設けられ、前記第1の冷却風と前記第2の冷却風とを吸気する吸気面を備えた複数の電子機器を収容した複数のラックと、
    前記ファンを制御することにより前記第1の冷却風の風量を調節して、前記電子機器の温度を規定温度に冷却する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記空調機を停止させて前記第1の冷却風で前記電子機器の温度を前記規定温度に冷却する場合に想定される前記空調機と前記ファンとを合わせた空調電力の第1の想定値が、該空調電力の現状値よりも小さい場合に前記空調機を停止させ、
    前記空調機を運転させて前記第1の冷却風と前記第2の冷却風とで前記電子機器の温度を前記規定温度に冷却する場合に想定される前記空調機と前記ファンとを合わせた空調電力の第2の想定値が該空調電力の現状値よりも小さい場合に前記空調機を運転させることを特徴とするモジュール型データセンタ。
  2. 前記制御部は、
    複数の前記電子機器の稼働率の代表値と前記外気の温度とに前記第1の想定値を対応させてなる第1のデータベースを参照することにより、現状の前記代表値と前記温度に対応する前記第1の想定値を求め、
    複数の前記電子機器の前記稼働率の前記代表値、前記空調機の稼働率、及び前記外気の温度に前記第2の想定値を対応させてなる第2のデータベースを参照することにより、現状の前記代表値、前記空調機の前記稼働率、及び前記温度に対応する前記第2の想定値を求め、
    前記第1のデータベースと前記第2のデータベースを参照して求めた前記第1の想定値と前記第2の想定値とを用いて、前記空調機を停止させるか運転させるかを判断することを特徴とする請求項1に記載のモジュール型データセンタ。
  3. 前記第2のデータベースが、前記空調機を運転させた場合に想定される前記吸気面の温度低下を考慮して補正されたことを特徴とする請求項2に記載のモジュール型データセンタ。
  4. 前記第2のデータベースが、前記空調機を運転させた場合に想定される前記ファンの静圧の変動を考慮して補正されたことを特徴とする請求項2に記載のモジュール型データセンタ。
  5. 前記空調機は、外気を水に当てることにより前記第2の冷却風を生成することを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載のモジュール型データセンタ。
  6. 前記第2のデータベースは、複数の前記電子機器の前記稼働率の前記代表値、前記空調機の前記稼働率、前記外気の温度、及び前記外気の湿度に前記第2の想定値を対応させてなることを特徴とする請求項5に記載のモジュール型データセンタ。
  7. 外気の温度を変えずにファンにより該外気から生成された第1の冷却風と、空調機により生成されて前記外気よりも温度が低い第2の冷却風とを複数の電子機器の各々の吸気面に吸気させることにより前記電子機器を冷却し、
    前記空調機と前記ファンとを合わせた空調電力の現状値を取得し、
    前記空調機を停止させて前記第1の冷却風で前記電子機器の温度を規定温度に冷却する場合に想定される前記空調機と前記ファンとを合わせた空調電力の第1の想定値を算出し、
    前記空調機を運転させて前記第1の冷却風と前記第2の冷却風とで前記電子機器の温度を前記規定温度に冷却する場合に想定される前記空調機と前記ファンとを合わせた空調電力の第2の想定値を算出し、
    前記第1の想定値が前記現状値よりも小さい場合に前記空調機を停止させ、
    前記第2の想定値が前記現状値よりも小さい場合に前記空調機を運転させることを特徴とするモジュール型データセンタの制御方法。
  8. 前記第1の想定値の算出は、複数の前記電子機器の稼働率の代表値と前記外気の温度とに前記第1の想定値を対応させてなる第1のデータベースを参照して、現状の前記代表値と前記温度に対応する前記第1の想定値を求めることにより行われ、
    前記第2の想定値の算出は、複数の前記電子機器の前記稼働率の前記代表値、前記空調機の稼働率、及び前記外気の温度に前記第2の想定値を対応させてなる第2のデータベースを参照して、現状の前記代表値、前記空調機の前記稼働率、及び前記温度に対応する前記第2の想定値を求めることにより行われることを特徴とする請求項7に記載のモジュール型データセンタの制御方法。
  9. 前記第2のデータベースが、前記空調機を運転させた場合に想定される前記吸気面の温度低下を考慮して補正されたことを特徴とする請求項8に記載のモジュール型データセンタの制御方法。
  10. 前記第2のデータベースが、前記空調機を運転させた場合に想定される前記ファンの静圧の変動を考慮して補正されたことを特徴とする請求項8に記載のモジュール型データセンタの制御方法。
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