JP2009300058A - 熱交換換気装置の消費電力量削減効果の評価方法および測定用ダミー素子 - Google Patents

熱交換換気装置の消費電力量削減効果の評価方法および測定用ダミー素子 Download PDF

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Abstract

【課題】熱交換換気装置と空気調和装置とを併用した空気調和システムでの熱交換換気装置の消費電力量削減効果を比較的少ない手間の下に評価し易い評価方法を得ること。
【解決手段】熱交換換気装置50と空気調和装置60とを併用して室内の空気調和を行う空気調和システム70での熱交換換気装置の消費電力量削減効果を評価するにあたり、熱交換換気装置に用いられる熱交換器に代えて、該熱交換器と同等の圧力損失特性を有する非熱交換型の測定用ダミー素子150を熱交換換気装置に装着し、該熱交換換気装置により自然換気を行いながら空気調和システム全体での消費電力量を測定するステップを行う。
【選択図】 図3

Description

本発明は、外気と室内空気との間で熱交換を行いながら換気する熱交換換気装置を使用した空気調和システムでの熱交換換気装置の消費電力量削減効果の評価方法、および該評価方法に用いる測定用ダミー素子に関するものである。
外気と室内空気との間で熱交換器により熱交換を行いながら換気する熱交換換気装置は、主に建物の天井に埋め込まれて設置されて他の空気調和装置と併用される。熱交換換気装置と熱交換換気装置以外の空気調和装置、例えば冷房機能または暖房機能を有するエアコンディショナーとを併用した空気調和システムでは、熱交換換気装置により熱交換された後の外気が室内に取り込まれるため、熱交換せずに換気した場合に比べ、空気調和装置の消費電力量を削減することができる。結果として、空気調和システム全体の消費電力量を削減することができる。
熱交換換気装置と空気調和装置とを併用した空気調和システムでの消費電力削減量は、通常、シミュレーションにより求められているが、シミュレーションの適否を確認するために消費電力削減量を実測することもある。消費電力削減量を実測する際には、熱交換を行うことなく通常の換気風量と同量の換気風量を熱交換換気装置により確保した状態での空気調和システムの消費電力量と、熱交換換気装置を通常通り稼働させたときの空気調和システムの消費電力量とが比較される。そして、当該比較を正確に行うために、熱交換換気装置が潜熱交換型、顕熱交換型、および全熱交換型のいずれであるかに応じて室内外の温度差や湿度差を測定し、該測定結果と空気調和システムの消費電力量との関係が調べられる。
バイパス風路を予め有する熱交換換気装置、すなわち外気を室内に取り込む給気側風路および室内空気を室外に排出する排気側風路の少なくとも一方に熱交換器を迂回する風路が筐体内に予め開閉自在に設けられている熱交換換気装置では、当該バイパス風路を開にすると共に圧力損失の調節と断熱処理とを行うことにより、熱交換を行うことなく通常の換気風量と同量の換気風量を確保することが可能である。また、バイパス風路を有していない熱交換換気装置では、筐体の外にバイパス風路を設け、該バイパス風路に外気または室内空気を流すと共に圧力損失の調節と断熱処理とを行うことにより、熱交換を行うことなく通常の換気風量と同量の換気風量を確保することが可能である。
しかしながら、バイパス風路を予め有する熱交換換気装置により熱交換を行うことなく通常の換気風量と同量の換気風量を確保するためには、バイパス風路からの空気漏れを防止しなければならず、各風路間の隙間を塞いだり、熱交換器での給気側流路および排気側流路の各々を塞いだりする等、多くの手間がかかる。
また、バイパス風路を有していない熱交換換気装置の筐体の外にバイパス風路を設けて、該熱交換換気装置により熱交換を行うことなく通常の換気風量と同量の換気風量を確保するためには、バイパス風路の接続、給気側風路または排気側風路の断熱処理、各風路での風量の調節等を行わなければならないので、更に多くの手間がかかる。
そして、熱交換換気装置が予めバイパス風路を有しているか否かに拘わらず、室内外の温度差や湿度差と空気調和システムの消費電力量との関係を正確に求めるためには、温度差測定用のセンサや湿度差測定用のセンサを熱交換換気装置内の所定の箇所に正確に配置することが求められ、これらのセンサを人の手によって所定の箇所に正確に配置するのには大変な手間がかかる。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、熱交換換気装置と該熱交換換気装置以外の空気調和装置とを備えた空気調和システムでの熱交換換気装置の消費電力量削減効果を比較的少ない手間の下に評価し易い評価方法、および該評価方法に用いる測定用ダミー素子を得ることを目的とする。
上記の目的を達成する本発明の熱交換換気装置の消費電力量削減効果の評価方法は、筐体内に画定された給気側風路を流れる外気と排気側風路を流れる室内空気との間で熱交換器により熱交換を行いながら換気する熱交換換気装置と、熱交換換気装置以外の空気調和装置とを備え、熱交換換気装置と空気調和装置とにより室内の空気調和を行う空気調和システムでの熱交換換気装置の消費電力量削減効果の評価方法であって、熱交換換気装置および空気調和装置を稼働させて、室内と室外との温湿度差および空気調和システム全体での消費電力量を測定する第1ステップと、熱交換器と同等の圧力損失特性を有する非熱交換型の測定用ダミー素子を熱交換器に代えて熱交換換気装置に装着し、該熱交換換気装置および空気調和装置を稼働させて、室内と室外との温湿度差および空気調和システム全体での消費電力量を測定する第2ステップとを含み、第1ステップでの測定結果と第2ステップでの測定結果とを基に、熱交換換気装置の消費電力量削減効果を評価することを特徴とするものである。
また、上記の目的を達成する本発明の測定用ダミー素子は、筐体内に画定された給気側風路を流れる外気と排気側風路を流れる室内空気との間で熱交換器により熱交換を行いながら換気する熱交換換気装置での熱交換器に置き換え可能な形状および大きさを有し、熱交換換気装置の消費電力量削減効果を評価する際に用いられる測定用ダミー素子であって、給気側風路の一区間となる第1流路と、排気側風路の一区間となる第2流路と、第1流路および第2流路の各々に配置されて圧力損失を調節する圧力損失調節部材と、第1流路と第2流路とを熱的に分離する断熱部と、第1流路および第2流路の各々に設けられたセンサ取付部とを有することを特徴とするものである。
本発明の熱交換換気装置の消費電力量削減効果の評価方法では、熱交換換気装置で用いられている熱交換器に代えて、所定箇所にセンサが取り付けられた本発明の測定用ダミー素子を装着し、その後に当該熱交換換気装置を含む空気調和システム全体を稼働させるという簡単な作業により、熱交換換気装置の消費電力量削減効果の評価に必要なデータを収集することができる。熱交換換気装置が筐体内に予めバイパス風路を有しているか否かに拘わらず、比較的少ない手間の下に当該熱交換換気装置の消費電力量削減効果の評価に用いるデータを収集することができる。その結果として、熱交換換気装置の消費電力量削減効果を比較的少ない手間の下に評価することが容易になる。
以下、本発明の熱交換換気装置の消費電力量削減効果の評価方法および測定用ダミー素子それぞれの実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明は以下に説明する実施の形態に限定されるものではない。
図1は、本発明の評価方法により消費電力量削減効果を評価することが可能な空気調和システムの一例を示す概略図である。同図に示す空気調和システム70は、熱交換換気装置50と、熱交換換気装置以外の空気調和装置60とを有している。これら熱交換換気装置50および空気調和装置60の各々は、部屋80の天井裏のスペース80aに設置されて、その一部が天井80bに埋め込まれている。
上記の熱交換換気装置50は熱交換器20を備え、室外から取り込んだ外気と部屋80から取り込んだ室内空気との間で上記の熱交換器20により熱交換を行いながら換気する。図1においては、熱交換換気装置50での外気の流れを二点鎖線の矢印Aで示しており、熱交換換気装置50での室内空気の流れを一点鎖線の矢印Bで示している。
また、空気調和装置60は、図示を省略したリモートコントローラを備え、該リモートコントローラからユーザが入力した指令に応じて暖房運転、冷房運転、除湿運転等を行う。空気調和装置60の電源コード60aは部屋80内のコンセント85に接続されており、該コンセント85は電力線90により室外の配電盤95に接続されている。なお、図1においては図示を省略しているが、熱交換換気装置50の電源コードもコンセント85に接続されている。
図2は、図1に示した空気調和システム中の熱交換換気装置を概略的に示す分解斜視図である。同図に示すように、熱交換換気装置50は、筐体10と、筐体10内に配置された熱交換器20と、給気用送風機30と、排気用送風機40とを備えている。
上記の筐体10は、上端が開口した箱状のケーシング本体5と、ケーシング本体5の上端に取り付けられて該ケーシング本体5の開口を閉塞する蓋体7とを有している。ケーシング本体5には、外気を取り込む室外側吸込口1aと、室外側吸込口1aから取り込んだ外気を室内に吹き出す室内側吹出口1bと、室内空気を取り込む室内内吸込口2aと、室内側吸込口2aから取り込んだ室内空気を室外に吹き出す室外側吹出口2bと、熱交換器20用の装填口3とが設けられている。
熱交換器20は、熱交換素子15と熱交換素子15を収容した枠体(図示せず)とを有しており、上記の装填口3から筐体10内に装着されて、室外側吸込口1aから筐体10内に取り込んだ外気と室内側吸込口2aから筐体10内に取り込んだ室内空気との間で熱交換素子15により熱交換を行う。筐体10内に配置されたホルダ25aに熱交換器20での長手方向の一端が挿入されると共に、熱交換器20の装填後に該熱交換器20での長手方向の他端に装填口3側からキャップ部材25bが装着されて、筐体10内での熱交換器20の位置が固定される。装填口3は上記のキャップ部材25bにより閉塞される。
なお、上記の熱交換素子15としては、例えば、シート状を呈する紙製の仕切部材と波形を呈する紙製の間隔保持部材とを交互に積層し、仕切部材とその下の間隔保持部材との間、および仕切部材とその上の間隔保持部材との間にそれぞれ空気の流路を複数形成した全熱交換型、顕熱交換型、または潜熱交換型の素子が用いられる。仕切部材の下に形成された各流路と当該仕切部材の上に形成された各流路とは平面視したときに略直交する。例えば、個々の仕切部材の上に形成される複数の流路の各々が外気の流路(以下「給気側流路」という)となり、当該仕切部材の下に形成される複数の流路の各々が室内空気の流路(以下「排気側流路」という)となる。熱交換換気装置50では、熱交換素子15が横臥した状態で熱交換器20が装着される。
給気用送風機30は、筐体10内での室内側吹出口1b近傍に配置されている。図示を省略した制御部による制御の下に当該給気用送風機30を動作させると、外気が室外側吸込口1aを通って筐体10内に取り込まれ、熱交換器20での給気側流路を流れて給気用送風機30に達し、ここから室内側吹出口1bを経て室内に吹き出される。また、排気用送風機40は、筐体10内での室外側吹出口2b近傍に配置されている。上記制御部による制御の下に当該排気用送風機40を動作させると、室内空気が室内側吸込口2aを通って筐体10内に取り込まれ、熱交換器20での排気側流路を流れて排気用送風機40に達し、ここから室外側吹出口2bを経て室内に吹き出される。
給気用送風機30の動作時に外気が流れる給気側風路と排気用送風機40の動作時に室内空気が流れる排気側風路とを筐体10内に画定するために、筐体10内には複数の風路形成部品が配置されている。図2には、複数の風路形成部品のうちの2つの風路形成部品43,45が示されている。風路形成部品43は室外側吸込口1aの内側に配置されており、風路形成部品45は室内側吸込口2aの内側に配置されている。なお、熱交換換気装置50は、筐体10内にバイパス風路を有していない。
上述した熱交換換気装置50と空気調和装置60とを有する空気調和システム70(図1参照)での熱交換換気装置50の消費電力量削減効果を本発明の方法に従って評価するにあたっては、下記の第1ステップおよび第2ステップがこの順番で、または第2ステップおよび第1ステップの順番で行われる。
第1ステップでは、熱交換換気装置50により熱交換換気を行いながら、すなわち熱交換器20による外気と室内空気との間での熱交換を伴う換気を行いながら空気調和装置60を稼働させて、室内外の温湿度差と空気調和システム70全体での消費電力量とを測定する。
また、第2ステップでは、熱交換器20に代えて本発明の測定用ダミー素子を熱交換換気装置50の筐体10(図2参照)内に装着し、当該熱交換換気装置50により自然換気を行いながら、すなわち外気と室内空気との間での熱交換を伴わない換気を行いながら空気調和装置60を稼働させて、室内外の温湿度差と空気調和システム70全体での消費電力量とを測定する。
本発明の評価方法では、上述した第1ステップでの測定結果と第2ステップでの測定結果とを基に、熱交換換気装置50での熱交換の有無による消費電力量の差を比較し、熱交換換気装置50の消費電力削減効果を評価する。なお、本発明の評価方法でいう「室内外の温湿度差を測定する」とは、室内外の温度差および室内外の湿度差の少なくとも一方を測定することを意味する。
図3は、図1に示した空気調和システムでの熱交換換気装置の消費電力量削減効果の評価に用いるデータを収集する際の機器の配置の一例を示す概略図である。同図は、上述した第2ステップでの機器の配置の一例を示したものである。この例では、熱交換換気装置50の熱交換器20(図2参照)に代えて本発明の測定用ダミー素子150が配置されていると共に、測定用ダミー素子150に装着されたセンサ(図示せず)の検知結果を受信する受信装置170が部屋80内に配置されている。また、空気調和装置60の電源コード60aが電力計180に接続されており、電力計180がコンセント85に接続されている。図示を省略しているが、熱交換換気装置50の電源コードも電力計180に接続されている。
上記の測定用ダミー素子150は、熱交換器20と同等の圧力損失特性を有する非熱交換型の素子である。したがって、当該測定用ダミー素子150が装着された熱交換換気装置50は、自然換気を行う。
このため、図3に示すように機器を配置することにより、前述した第2ステップを行うことができる。同図に示した機器配置のときに測定用ダミー素子150に代えて熱交換器20(図2参照)を熱交換換気装置50に装着すれば、前述した第1ステップを行うことができる。本発明の評価方法は、上記の測定用ダミー素子150を用いる点に特徴を有しているので、以下、図4を参照して測定用ダミー素子150について詳述する。
図4は、上記の測定用ダミー素子の一例を概略的に示す斜視図である。同図に示す測定用ダミー素子150Aは、第1流路110と、第2流路120と、第1流路110および第2流路120の各々に配置された圧力損失調節部材130と、第1流路110と第2流路120とを熱的に分離する断熱部140と、第1流路110での所定箇所に配置されたセンサ取付部107と、第2流路120での所定箇所に配置されたセンサ取付部117とを有している。ただし、図3においては、第2流路120に配置された1つの圧力損失調節部材130のみが現れており、第1流路110に配置された圧力損失調節部材130は現れていない。
第1流路110は、4つの側壁部110a〜110dにより画定された角筒状の流路であり、熱交換換気装置50での給気側風路の一区間となる。当該第1流路110を画定する4つの側壁部110a〜110dのうちで互いに対向する2つの側壁部110a,110bそれぞれの内面には、圧力損失調節部材130を保持する溝状の調節部材保持部105が複数箇所に亘って形成されている。また、側壁部110cの外面での所定箇所に、センサ取付部107が設けられている。センサ取付部107の形成箇所は、第2流路120での出口付近の所定箇所にセンサ160の検知部が位置することになるように、予め選定されている。なお、図3では、第1流路110での各側壁部110a〜110dおよび後述する第2流路120での各側壁部120a〜120dそれぞれの厚みを省略している。図3での側壁部110bには、該側壁部110に形成されている各調節部材保持部105の背面が現れている。
第2流路120は、第1流路110と同様に4つの側壁部120a〜120dにより画定された角筒状の流路であり、熱交換換気装置50での排気側風路の一区間となる。当該第2流路120は、第1流路110と90°の角度をもって交差している。第2流路120を画定する4つの側壁部120a〜120dのうち、互いに対向する2つの側壁部120a,120bそれぞれの内面には、圧力損失調節部材130を保持する溝状の調節部材保持部115が複数箇所に亘って形成されている。また、側壁部120cの外面での所定箇所に、センサ取付部117が設けられている。センサ取付部117の形成箇所は、第1流路110での出口付近の所定箇所にセンサ165の検知部が位置することになるように、予め選定されている。
各圧力損失調節部材130は、流路断面積を調節することで第1流路110での圧力損失または第2流路120での圧力損失を調節する部材である。第1流路110での圧力損失が熱交換器20(図2参照)における給気側流路での圧力損失と同等となるように、また第2流路120での圧力損失が熱交換器20における排気側流路での圧力損失と同等となるように、第1流路110および第2流路120の各々に圧力損失調節部材130が必要数量ずつ配置される。各圧力損失調節部材130は、例えばフィルタやエアシャッタを用いて構成される。
断熱部140は、顕熱を遮ることができる材料および潜熱を遮ることができる材料の少なくとも一方を用いて作製されて、第1流路110と第2流路120とを熱的に分離する。熱交換器20に用いられている熱交換素子15(図2参照)が全熱交換型の素子であるときに用いられる測定用ダミー素子150Aでは、顕熱および潜熱の両方を遮ることができる材料で断熱部140が作製される。また、熱交換素子15が顕熱交換型の素子であるときに用いられる測定用ダミー素子150Aでは、顕熱を遮ることができる材料で断熱部140が作製され、熱交換素子15が潜熱交換型の素子であるときに用いられる測定用ダミー素子150Aでは、潜熱を遮ることができる材料で断熱部140が作製される。
センサ取付部107に装着されるセンサ160およびセンサ取付部117に装着されるセンサ165それぞれの検知精度を考慮すると、断熱部140が顕熱を遮るものである場合、当該断熱部140は、室内外の温度差が40℃程度以内のときに第1流路110を流れる外気の温度変化および第2流路120を流れる室内空気の温度変化がそれぞれ0.5℃程度以内となる断熱効果を有することが好ましい。また、断熱部140が潜熱を遮るものである場合、当該断熱部140は、室内外の湿度差が50%程度以内のときに第1流路110を流れる外気の湿度変化および第2流路120を流れる室内空気の湿度変化がそれぞれ5%程度以内となる断熱効果を有することが好ましい。潜熱を遮る断熱部140は例えば金属、合金、または合成樹脂板により作製され、顕熱を遮る断熱部140は例えば発泡樹脂により作製される。独立発泡の合成樹脂を用いれば、顕熱と潜熱の両方を遮ることができる断熱部140を比較的容易に作製することができる。
各センサ160,165は、測定用ダミー素子150Aにおける必須の構成要素とすることもできるし、任意の構成要素とすることもできる。センサ取付部107に装着されたセンサ160は、第2流路120を流れる室内空気の温度または湿度を検知し、センサ取付部117に装着されたセンサ165は、第1流路110を流れる外気の温度または湿度を検知する。図3においては、第1流路110での外気の流れ方向を二点鎖線の矢印Aで示しており、第2流路120での外気の流れ方向を一点鎖線の矢印Bで示している。
熱交換素子15(図2参照)が全熱交換型の素子であるとき、各センサ160,165としては、温度および湿度の両方を検知することができるものが用いられ、熱交換素子15が顕熱交換型の素子であるときには温度を検知することができるものが用いられ、熱交換素子15が潜熱交換型の素子であるときには湿度を検知することができるものが用いられる。そして、各センサ160,165が温度および湿度のいずれを検知するものであっても、該センサ160,165としては、検知結果を無線信号に変換して発信することができるものが好適に用いられる。各センサ160,165から発信された検知結果は、前述のように、部屋80内に配置した受信装置170(図3参照)により受信される。
上述のように構成された測定用ダミー素子150Aは、図2に示した熱交換器20に置き換え可能な形状および大きさ、具体的には熱交換器20と同等の外形および外形寸法を有している。したがって、当該測定用ダミー素子150Aは、熱交換器20に代えて熱交換換気装置50に容易に装着することができる。熱交換器20に代えて測定用ダミー素子150Aを装着した後は、そのまま熱交換換気装置50を稼働させるだけで、当該熱交換換気装置50が熱交換換気を行うときと同等の圧力損失の下に自然換気が行われる。したがって、測定用ダミー素子150Aを用いることにより、空気調和システム70(図3参照)での熱交換換気装置50の消費電力量削減効果の評価に用いるデータを比較的少ない手間の下に容易に収集することができ、結果として、熱交換換気装置50の消費電力量削減効果を比較的少ない手間の評価することが容易になる。
図5は、本発明の評価方法における第1ステップおよび第2ステップの各々で測定される消費電力量の一例を概略的に示すグラフである。同図中の破線は、熱交換換気装置50により熱交換換気を行ったときの空気調和システム70全体の消費電力量と室内外温度差との関係を示す近似線の一例、すなわち第1ステップで測定される消費電力量と室内外温度差との関係を示す近似線の一例である。また、同図中の実線は、熱交換換気装置50に測定用ダミー素子150Aを装着して自然換気を行ったときの空気調和システム70全体の消費電力と室内外温度差との関係を示す近似線の一例、すなわち第2ステップで測定される消費電力量と室内外温度差との関係を示す近似線の一例である。これらの近似線は、室内外温度差が互いに異なる5つの時期に本発明の評価方法での第1ステップと第2ステップとを行って得たデータに基づいている。
空気調和システム70での熱交換換気装置50の消費電力量削減効果は、上記の2つの近似線を基に室内外温度差が所望値のときの消費電力差Dをとることにより評価される。消費電力差Dが大きければ大きいほど、熱交換換気装置50の消費電力量削減効果が高いといえる。勿論、第1ステップの測定結果と第2ステップの測定結果との差から、近似線を作成せずに上記の消費電力削減効果を評価することも可能である。また、熱交換器20の熱交換素子15(図2参照)が全熱交換型または潜熱交換型の素子であるときには、第1ステップで求めた消費電力量および室内外湿度差と、第2ステップで求めた消費電力量および室内外湿度差とから、室内外湿度差が所望値のときの消費電力差をとることにより、上記消費電力削減効果を評価する。
このようにして空気調和システムでの熱交換換気装置の消費電力量削減効果を評価する本発明の評価方法では、熱交換換気装置で用いられている熱交換器に代えて本発明の測定用ダミー素子を熱交換換気装置に装着し、その後に当該熱交換換気装置を含む空気調和システム全体を稼働させるという簡単な作業により、消費電力量削減効果の評価に必要なデータを収集することができる。
勿論、測定用ダミー素子の第1流路および第2流路の各々での圧力損失は、圧力損失調節部材により予め調節しておくことが必要である。また、測定用ダミー素子のセンサ取付部には、当該測定用ダミー素子を熱交換換気装置に装着する前、または装着した後に所定のセンサを取り付けることが必要である。しかしながら、これらの手間を加味したとしても、本発明の評価方法によれば、熱交換換気装置が筐体内に予めバイパス風路を有しているか否かに拘わらず、従来に比べて比較的少ない手間の下に当該熱交換換気装置の消費電力量削減効果を評価することができる。
また、本発明によれば、熱交換換気装置を備えた空気調和システムについて、該空気調和システムが設置されている現場で熱交換換気装置の消費電力量削減効果を容易に評価することができるので、現場で熱交換換気装置の消費電力削減効果をユーザに提示することも容易になる。また、種々の現場で評価した熱交換換気装置の消費電力削減効果のデータを蓄積すれば、熱交換換気装置が設置される部屋や建物の大きさ等にあわせて当該熱交換換気装置での空気調和負荷や換気量を適切に選定するためのデータベースを構築することも容易になる。そして、上記のデータベースを活用すれば、次世代の熱交換換気装置のスペックを決定することも容易になる。
以上、本発明の熱交換換気装置の消費電力量削減効果の評価方法および測定用ダミー素子について実施の形態を挙げて説明したが、前述のように、本発明は上述の形態に限定されるものではない。例えば、本発明の評価方法の適用対象となる空気調和システムは、熱交換換気装置と、熱交換換気装置以外の空気調和装置とを備えたものであればよい。熱交換換気装置以外の空気調和装置の具体例としては、暖房機能および冷房機の少なくとも一方を備えたエアコンディショナーや、電気ストーブ等が挙げられる。また、本発明の評価方法の適用対象となる空気調和システムでの熱交換換気装置の数、および熱交換換気装置以外の空気調和装置の数は、それぞれ1以上であればよい。
本発明の測定用ダミー素子での第1流路および第2流路に形成される調節部材保持部は、圧力損失調節部材の位置決めおよび保持を行うことができるものであればよく、その形状は適宜選定可能である。同様に、測定用ダミー素子に設けるセンサ取付部は、センサの位置決めを行うことができるものであればよく、センサを保持する機能を付与するか否かは適宜選択可能である。例えばセンサを保持するセンサ保持部をセンサ取付部に併設してもよいし、両面テープ等の接着材を用いてセンサ取付部にセンサを固定してもよい。
圧力損失調節部材は、前述したように、フィルタや開閉量可変のエアシャッタ等を用いて構成される。図6はフィルタを用いた圧力損失調節部材の一例を概略的に示す斜視図であり、図7はエアシャッタを用いた圧力損失調節部材の一例を概略的に示す斜視図である。図6に示す圧力損失調節部材130Aは、矩形枠121Aと、該矩形枠121Aにより保持されたフィルタ部123Aとを有している。フィルタ部123Aは、例えばアルミニウム繊維等の金属繊維、合成繊維、またはガラス繊維等を用いて作製された不織布、織布、または織物により作製することができる。1つの圧力損失調節部材130Aによる圧力損失は、フィルタ部123Aの厚みや目開きによって規定される。
また、図7に示す圧力損失調節部材130Bは、平板状のベース121Bと、ベース121Bに設けられた4つのエアシャッタ部ASとを備えており、個々のエアシャッタ部ASは、ベース121Bに設けられた開口部123Bと、矢印C方向にスライドして開口部123Bの開口面積を変化させるスライド扉部125Bとを有している。各スライド扉部125Bはベース121B内で調節つまみ127に接続されており、調節つまみ127を手動で矢印C方向にスライドさせると各スライド扉部125Bも同じ方向にスライドする。調節つまみ127の矢印C方向へのスライドを可能にするために、ベース121Bの側面には開口部129が形成されている。圧力損失調節部材130Bによる圧力損失は、調節つまみ127の位置、ひいては各エアシャッタ部ASの開口面積により規定される。なお、エアシャッタ部ASの総数および個々のエアシャッタ部ASでの最大開口面積は、適宜選定可能である。
測定用ダミー素子での第1流路と第2流路とを熱的に分離する断熱部の構造も、その材料に応じて適宜選定可能である。図8は断熱部の一例を概略的に示す斜視図であり、図9は断熱部の他の例を概略的に示す断面図である。図8に示す断熱部140Aは、熱伝導率および透湿度の各々が小さい独立発泡(クローズドセル)の合成樹脂からなり、平板状を呈する。この断熱部140Aは、顕熱および潜熱の両方を遮ることができる。
また、図9に示す断熱部140Bは、断面長辺に張り合わせる2枚の平板131B,132Bと、これら2枚の平板の間を塞ぐよう張り合わされた2枚の平板133B,134Bと、これらの平板131B,132B,133B,134Bの間に充填された断熱材135Bとを有している。各平板131B,132Bは例えば金属、合金、または合成樹脂により作製され、各平板133B,134Bは各流路への熱伝導が小さくなるよう、熱抵抗の大きい材料、例えば合成樹脂板により作製される。また、断熱材135Bは連続発泡の合成樹脂からなる。この断熱部140Bでは、平板131B,132B,133B,134Bの各々が潜熱を遮る第1断熱部として機能し、各平板133B,134Bおよび断熱材135Bが顕熱を遮る第2断熱部として機能する。本発明については、上述した以外にも種々の変形、修飾、組み合わせ等が可能である。
本発明の熱交換換気装置の消費電力量削減効果の評価方法は、家庭用または業務用の熱交換換気装置の改良や商品開発、および空気調和システムの設計等を行ううえで有用である。
本発明の評価方法により消費電力量削減効果を評価することが可能な空気調和システムの一例を示す概略図である。 図1に示した空気調和システム中の熱交換換気装置を概略的に示す分解斜視図である。 図1に示した空気調和システムでの熱交換換気装置の消費電力量削減効果の評価に用いるデータを収集する際の機器の配置の一例を示す概略図である。 本発明の評価方法で用いる本発明の測定用ダミー素子の一例を概略的に示す斜視図である。 本発明の評価方法における第1ステップおよび第2ステップの各々で測定される消費電力量の一例を概略的に示すグラフである。 本発明の測定用ダミー素子を構成する圧力損失調節部材のうち、フィルタを用いた圧力損失調節部材の一例を概略的に示す斜視図である。 本発明の測定用ダミー素子を構成する圧力損失調節部材のうち、エアシャッタを用いた圧力損失調節部材の一例を概略的に示す斜視図である。 本発明の測定用ダミー素子を構成する断熱部の一例を概略的に示す斜視図である。 本発明の測定用ダミー素子を構成する断熱部の他の例を概略的に示す断面図である。
符号の説明
10 筐体
20 熱交換器
50 熱交換換気装置
60 空気調和装置
70 空気調和システム
105,115 調節部材保持部
107,117 センサ取付部
110 第1流路
120 第2流路
123A フィルタ部
130,130A,130B 圧力損失調節部材
131B,133B 第1断熱部
135B 第2断熱部
140,140A,140B 断熱部
150,150A 測定用ダミー素子
160,165 センサ
AS エアシャッタ部

Claims (12)

  1. 筐体内に画定された給気側風路を流れる外気と排気側風路を流れる室内空気との間で熱交換器により熱交換を行いながら換気する熱交換換気装置と、熱交換換気装置以外の空気調和装置とを備え、前記熱交換換気装置と前記空気調和装置とにより室内の空気調和を行う空気調和システムでの前記熱交換換気装置の消費電力量削減効果の評価方法であって、
    前記熱交換換気装置および前記空気調和装置を稼働させて、前記室内と室外との温湿度差および前記空気調和システム全体での消費電力量を測定する第1ステップと、
    前記熱交換器と同等の圧力損失特性を有する非熱交換型の測定用ダミー素子を前記熱交換器に代えて前記熱交換換気装置に装着し、該熱交換換気装置および前記空気調和装置を稼働させて、前記室内と室外との温湿度差および前記空気調和システム全体での消費電力量を測定する第2ステップとを含み、
    前記第1ステップでの測定結果と前記第2ステップでの測定結果とを基に、前記熱交換換気装置の消費電力量削減効果を評価することを特徴とする熱交換換気装置の消費電力量削減効果の評価方法。
  2. 筐体内に画定された給気側風路を流れる外気と排気側風路を流れる室内空気との間で熱交換器により熱交換を行いながら換気する熱交換換気装置での前記熱交換器に置き換え可能な形状および大きさを有し、前記熱交換換気装置の消費電力量削減効果を評価する際に用いられる測定用ダミー素子であって、
    前記給気側風路の一区間となる第1流路と、
    前記排気側風路の一区間となる第2流路と、
    前記第1流路および前記第2流路の各々に配置されて圧力損失を調節する圧力損失調節部材と、
    前記第1流路と前記第2流路とを熱的に分離する断熱部と、
    前記第1流路および前記第2流路の各々に設けられたセンサ取付部と、
    を有することを特徴とする測定用ダミー素子。
  3. 前記圧力損失調節部材は、前記第1流路および前記第2流路の各々に1つ以上配置されていることを特徴とする請求項2に記載の測定用ダミー素子。
  4. 前記圧力損失調節部材は、前記第1流路および前記第2流路の各々での流路断面積を調節することで前記第1流路および前記第2流路の各々での圧力損失を調節することを特徴とする請求項2または3に記載の測定用ダミー素子。
  5. 前記圧力損失調節部材は、フィルタ部を有することを特徴とする請求項2〜4のいずれか1つに記載の測定用ダミー素子。
  6. 前記圧力損失調節部材は、開閉量可変のエアシャッタ部を有することを特徴とする請求項2〜4のいずれか1つに記載の測定用ダミー素子。
  7. 前記断熱部は、潜熱を遮る第1断熱部と、顕熱を遮る第2断熱部とを有することを特徴とする請求項2〜6のいずれか1つに記載の測定用ダミー素子。
  8. 前記第1断熱部は、金属、合金、または合成樹脂からなることを特徴とする請求項7に記載の測定用ダミー素子。
  9. 前記第2断熱部は、発泡樹脂からなることを特徴とする請求項7または8に記載の測定用ダミー素子。
  10. 前記断熱部は、潜熱および顕熱の各々を断熱することを特徴とする請求項2〜6のいずれか1つに記載の測定用ダミー素子。
  11. 前記断熱部は、独立発泡の断熱材であることを特徴とする請求項10に記載の測定用ダミー素子。
  12. 前記センサ取付部は、前記第1流路の出口近傍および前記第2流路の出口近傍にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項2〜11のいずれか1つに記載の測定用ダミー素子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102095927A (zh) * 2010-11-22 2011-06-15 湖南弘龙科技开发有限公司 用于通信基站的节能计量方法
US9839165B2 (en) 2012-11-02 2017-12-05 Fujitsu Limited Modular data center and controlling method of modular data center

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