JPWO2014061468A1 - ポリグリセリンモノ脂肪酸エステル組成物 - Google Patents

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Abstract

優れた界面活性能を有するポリグリセリンモノ脂肪酸エステルを含有し、安全性が高く、食品添加用、化粧品用、医薬品用、又は医薬部外品用乳化剤として使用可能な組成物、及びその製造方法を提供する。本発明のポリグリセリンモノ脂肪酸エステル組成物は、下記式(1)RCO−[Gly] (1)で表されるモノエステル体の含有率が70%以上であり、含有する全モノエステル体を構成する前記[Gly]残基全量(100重量%)における、ジグリセリン残基、トリグリセリン残基、及びテトラグリセリン残基の占める割合が70重量%以上であり、グリセリン重合度が7以上のポリグリセリン残基の占める割合が10重量%以下であり、塩素原子含有量が10ppm以下、金属元素含有量が1ppm以下であることを特徴とする。

Description

本発明は特定のポリグリセリンモノ脂肪酸エステルを含む組成物に関する。
ポリグリセリンモノ脂肪酸エステルは、保湿剤、増粘剤や可塑剤として使用されるだけでなく、食品添加用、化粧品用、医薬品用、又は医薬部外品用の乳化剤として用いられている。
ポリグリセリンモノ脂肪酸エステルの製造方法としては、ポリグリセリンと脂肪酸を水酸化ナトリウム等の金属触媒の存在下で加熱縮合させる方法が知られている(特許文献1)。しかし、この方法で得られたポリグリセリンモノ脂肪酸エステルは金属成分を多く含有するため安全性の点で問題があった。
また、ポリグリセリンはグリセリンをアルカリ触媒下で加熱縮合することにより製造されてきたが、この製造方法では環状ポリグリセリンが副生成物として生成し易く、環状ポリグリセリンを原料として得られる環状ポリグリセリンモノ脂肪酸エステルは、人体に有害であるため好ましくなかった。
これに代わるポリグリセリンの製造方法としては、グリセリン又はジグリセリンのα−モノクロロヒドリンとアルカリ金属グリセロラート(alkali metal glycerolate)及び/又はアルカリ金属ジグリセロラート(alkali metal diglycerolate)とを反応させる方法(特許文献2)や、グリセリン−α−モノクロロヒドリンとエピクロロヒドリンを酸又は酸性反応化合物の存在下で反応させる方法(特許文献3)等が知られている。しかしこれらは何れも、モノクロロヒドリンやエピクロロヒドリン等の塩素原子を含有する化合物を原料とするため、反応生成物であるポリグリセリンから塩素原子を完全に除去することは困難であり、安全性の点で好ましいものではなかった。
その他、スルホン酸型イオン交換樹脂触媒の存在下で、グリセリン又はポリグリセリンにグリシドールを反応させる方法も知られている(特許文献4)。しかし、この方法で得られたポリグリセリンは、塩素原子は含有しないものの、ポリグリセリンの重合度が高くなる傾向があり、食品添加用、化粧品用、医薬品用、又は医薬部外品用乳化剤の原料として使用するには生体に対する安全性の点で問題があった。また、イオン交換を繰り返す必要があるため工程が煩雑となり、工業的製造方法としてはコストが高くなり過ぎるという欠点も有していた。
特開平8−20558号公報 米国特許第4973763号明細書 米国特許第4992594号明細書 特開昭61−140534号公報
従って、本発明の目的は、優れた界面活性能を有するポリグリセリンモノ脂肪酸エステルを含有し、安全性が高く、食品添加用、化粧品用、医薬品用、又は医薬部外品用乳化剤として使用可能な組成物、及びその製造方法を提供することにある。
本発明者は上記課題を解決するため鋭意検討した結果、脂肪酸とグリシドールを反応させて得られるポリグリセリンモノ脂肪酸エステル組成物は、塩素原子及び金属元素含有量の点では問題ないが、乳化力が不十分であることがわかった。そして、ジグリセリンモノ脂肪酸エステル及び/又はトリグリセリンモノ脂肪酸エステルとグリシドールとを反応させると、モノ及び/又はポリグリセリンモノ脂肪酸エステルを70%以上含有し、且つ含有する全モノ及び/又はポリグリセリンモノ脂肪酸エステルを構成するモノ又はポリグリセリン残基全量(100重量%)における、ジグリセリン残基、トリグリセリン残基、及びテトラグリセリン残基の占める割合が70重量%以上、且つグリセリン重合度が7以上のポリグリセリン残基の占める割合が10重量%以下であり、塩素原子含有量が10ppm以下、金属元素含有量が1ppm以下である組成物が得られること、前記組成物は、安全性及び乳化力に優れ、食品添加用、化粧品用、医薬品用、又は医薬部外品用乳化剤として好適に使用することができることを見出した。本発明はこれらの知見に基づいて完成させたものである。
すなわち、本発明は、下記式(1)
RCO−[Gly] (1)
[式中、Rはヒドロキシル基で置換されていてもよい炭素数6〜21のアルキル基又はアルケニル基を示す。[Gly]はモノ又はポリグリセリン残基を示す]
で表されるモノエステル体の含有率(カラムクロマト分析法で、紫外線吸収検出器を用いて検出される全ピーク面積に対する当該化合物のピーク面積の比)が70%以上であり、
含有する全モノエステル体を構成する前記モノ又はポリグリセリン残基全量(100重量%)における、ジグリセリン残基、トリグリセリン残基、及びテトラグリセリン残基の占める割合が70重量%以上であり、グリセリン重合度が7以上のポリグリセリン残基の占める割合が10重量%以下であり、
塩素原子含有量が10ppm以下、金属元素含有量が1ppm以下であることを特徴とするポリグリセリンモノ脂肪酸エステル組成物を提供する。
含有する全モノエステル体を構成する前記モノ又はポリグリセリン残基全量(100重量%)における、環状モノ又はポリグリセリン残基の占める割合(2種以上含有する場合はその和)は10重量%以下であることが好ましい。
本発明は、また、ジグリセリンモノ脂肪酸エステル及び/又はトリグリセリンモノ脂肪酸エステルとグリシドールを反応させることにより前記ポリグリセリンモノ脂肪酸エステル組成物を製造するポリグリセリンモノ脂肪酸エステル組成物の製造方法を提供する。
本発明のポリグリセリンモノ脂肪酸エステル組成物は、優れた界面活性能を有するポリグリセリンモノ脂肪酸エステルを含有するため、安全性に優れ、優れた乳化力を発揮することができる。本発明のポリグリセリンモノ脂肪酸エステル組成物は、食品添加用、化粧品用、医薬品用、又は医薬部外品用乳化剤として好適に使用することができる。
[ポリグリセリンモノ脂肪酸エステル組成物]
本発明のポリグリセリンモノ脂肪酸エステル組成物は、下記式(1)
RCO−[Gly] (1)
[式中、Rはヒドロキシル基で置換されていてもよい炭素数6〜21のアルキル基又はアルケニル基を示す。[Gly]はモノ又はポリグリセリン残基を示す]
で表されるモノエステル体の含有率(カラムクロマト分析法で、紫外線吸収検出器を用いて検出される全ピーク面積に対する当該化合物のピーク面積の比)が70%以上であり、
含有する全モノエステル体を構成する前記モノ又はポリグリセリン残基全量(100重量%)における、ジグリセリン残基、トリグリセリン残基、及びテトラグリセリン残基の占める割合が70重量%以上であり、グリセリン重合度が7以上のポリグリセリン残基の占める割合が10重量%以下であり、
塩素原子含有量が10ppm以下、金属元素含有量が1ppm以下であることを特徴とする。尚、本発明において「重合度」とは繰り返し単位の数である。
式(1)中、Rにおける炭素数6〜21のアルキル基としては、例えば、ヘキシル、デシル、ウンデシル、ラウリル、トリデシル、ミリスチル、ペンタデシル、セチル、ヘプタデシル、ステアリル基などの直鎖状アルキル基(好ましくは炭素数10〜18、特に好ましくは炭素数11〜16の直鎖状アルキル基);ブチルオクチル、イソミリスチル、イソセチル、ヘキシルデシル、イソステアリル、オクチルデシル、オクチルドデシル基などの分岐鎖状アルキル基(好ましくは炭素数11〜16、特に好ましくは炭素11〜14の分岐鎖状アルキル基)等を挙げることができる。
式(1)中、Rにおけるヒドロキシル基で置換された炭素数6〜21のアルキル基としては、例えば、12−ヒドロキシステアリル、2−ヒドロキシミリスチル、3−ヒドロキシミリスチル基等を挙げることができる。
式(1)中、Rにおける炭素数6〜21のアルケニル基としては、例えば、ヘキセニル、デセニル、ウンデセニル、ドデセニル、トリデセニル、テトラデセニル、ペンタデセニル、ヘキサデセニル、ヘプタデセニル、オクタデセニル基などの直鎖状アルケニル基(好ましくは炭素数10〜18、特に好ましくは炭素数11〜18の直鎖状アルケニル基);イソトリデセニル、イソオクタデセニル、2−ブチルオクテニル、2−ヘキシルデセニル、2−オクチルドデセニル基などの分岐鎖状アルケニル基(好ましくは炭素数10〜18、特に好ましくは炭素数11〜18の分岐鎖状アルケニル基)等を挙げることができる。
式(1)中、Rにおけるヒドロキシル基で置換された炭素数6〜21のアルケニル基としては、例えば、12−ヒドロキシ−9−cis−オクタデセニル基等を挙げることができる。
[Gly]はモノ又はポリグリセリン残基を示し、鎖状モノ又はポリグリセリン残基、及び環状モノ又はポリグリセリン残基が含まれる。前記鎖状モノ又はポリグリセリン残基は、例えば下記式(2-1)で表される。式(2-1)中、nは括弧内に示される鎖状グリセリン部分の重合度を示し、0以上の整数であり、例えば0〜10の整数、好ましくは0〜5の整数である。また、環状モノ又はポリグリセリン残基は、例えば下記式(2-2)で表される。式(2-2)中、pは括弧内に示される環状グリセリン部分の重合度を示し、1以上の整数であり、例えば1〜10の整数、好ましくは1〜4の整数である。qは括弧内に示される鎖状グリセリン部分の重合度を示し、0以上の整数であり、例えば0〜10の整数、好ましくは0〜5の整数である。RCO−には環状グリセリン部分が結合していてもよく鎖状グリセリン部分が結合していてもよい。また、環状グリセリン部分と鎖状グリセリン部分はランダム重合されていてもよく、ブロック重合されていてもよい。
Figure 2014061468
従って、式(1)で表され、式中のモノ又はポリグリセリン残基が鎖状モノ又はポリグリセリン残基であるモノエステル体は、下記式(1-1)
Figure 2014061468
(式中、R、nは前記に同じ)
で表される。
また、式(1)で表され、式中のモノ又はポリグリセリン残基が環状モノ又はポリグリセリン残基であるモノエステル体は、下記式(1-2)
Figure 2014061468
(式中、R、p、qは前記に同じ。RCO−には環状グリセリン部分が結合していてもよく鎖状グリセリン部分が結合していてもよい。また、環状グリセリン部分と鎖状グリセリン部分はランダム重合されていてもよく、ブロック重合されていてもよい)
で表される。
本発明のポリグリセリンモノ脂肪酸エステル組成物における式(1)で表される全モノエステル体の含有率(カラムクロマト分析法で、紫外線吸収検出器を用いて検出される全ピーク面積に対する当該化合物のピーク面積の比)は70%以上(例えば70〜95%)であり、好ましくは72%以上(例えば72〜90%)、特に好ましくは76%以上(例えば76〜85%)である。式(1)で表されるモノエステル体の含有率が上記範囲を下回ると、乳化特性などが低下する傾向がある。
また、本発明のポリグリセリンモノ脂肪酸エステル組成物中に含有する全モノエステル体を構成する前記モノ又はポリグリセリン残基全量(100重量%)における、ジグリセリン残基(好ましくは、鎖状及び/又は環状ジグリセリン残基)、トリグリセリン残基(好ましくは、鎖状及び/又は環状トリグリセリン残基)、及びテトラグリセリン残基(好ましくは、鎖状及び/又は環状テトラグリセリン残基)の占める割合(=合計した割合)は70重量%以上(例えば70〜95%)、好ましくは72重量%以上(例えば72〜85重量%)、特に好ましくは76重量%以上(例えば76〜80重量%)である。ジグリセリン残基、トリグリセリン残基、及びテトラグリセリン残基の占める割合が上記範囲を下回ると、乳化特性などが低下する傾向がある。
更に、本発明のポリグリセリンモノ脂肪酸エステル組成物中に含有する全モノエステル体を構成する前記モノ又はポリグリセリン残基全量(100重量%)において、グリセリン重合度が7以上のポリグリセリン残基(好ましくは、鎖状及び/又は環状ポリグリセリン残基)の占める割合(2種以上含有する場合はその和)は10重量%以下(好ましくは8重量%以下、特に好ましくは5重量%以下)である。グリセリン重合度が7以上のポリグリセリン残基の割合が上記範囲を上回ると、疎水性が低下するため乳化特性が低下する傾向がある。尚、ここでいうグリセリン重合度が7以上のポリグリセリン残基には、ヘプタグリセリン残基(重合度=7)、オクタグリセリン残基(重合度=8)、ノナグリセリン残基(重合度=9)等が含まれる。
更にまた、本発明のポリグリセリンモノ脂肪酸エステル組成物中に含有する全モノエステル体を構成する前記モノ又はポリグリセリン残基全量(100重量%)において、モノグリセリン残基(好ましくは、鎖状及び/又は環状モノグリセリン)の占める割合は5重量%以下であることが好ましく、特に好ましくは1重量%以下である。モノグリセリン残基の占める割合が上記範囲を上回ると、安全性が低下し、食品添加用、化粧品用、医薬品用、又は医薬部外品用乳化剤として使用することが困難となる傾向がある。
また、本発明のポリグリセリンモノ脂肪酸エステル組成物中に含有する全モノエステル体を構成する前記モノ又はポリグリセリン残基全量(100重量%)において、環状モノ及び/又はポリグリセリン残基の占める割合(2種以上含有する場合はその和)は、例えば10重量%以下程度、好ましくは5重量%以下、特に好ましくは4重量%以下である。環状モノ及び/又はポリグリセリン残基の総含有率が上記範囲を上回ると安全性が低下し、食品添加用、化粧品用、医薬品用、又は医薬部外品用乳化剤として使用することが困難となる傾向がある。
尚、式(1)で表される全モノエステル体を構成する前記モノ又はポリグリセリン残基全量(100重量%)における特定の残基の割合は、式(1)で表される全モノエステル体を加水分解して得られる鎖状や環状のグリセリン及びポリグリセリン全量における特定の成分の割合から求められる。
また、本発明のポリグリセリンモノ脂肪酸エステル組成物は、塩素原子含有量が10ppm以下、特に好ましくは1ppm以下である。塩素原子の含有量が上記範囲を上回ると、生物の代謝経路において、ダイオキシン、トリクロロエタンなどに類する分解物を発生させる可能性があり、生物に対する安全性が低下し、環境面、衛生面で好ましくない。
更に、本発明のポリグリセリンモノ脂肪酸エステル組成物は、金属元素含有量が1ppm以下である。尚、ここでいう金属元素とは、例えば、錫原子、チタン原子、亜鉛原子、アルミニウム原子、銅原子、マグネシウム原子、ナトリウム原子、カリウム原子、リチウム原子等である。金属元素の含有量(2種以上含有する場合はその総量)が1ppmを超える場合は安全性の面で好ましくない。また、ポリグリセリンモノ脂肪酸エステル組成物が経時的に劣化しやすくなり、着色を生じる場合もある。
本発明のポリグリセリンモノ脂肪酸エステル組成物は上記構成を有するため、食品添加用、化粧品用、医薬品用、又は医薬部外品用乳化剤として有用である。本発明のポリグリセリンモノ脂肪酸エステル組成物を含む乳化剤には、更に他の成分を含有していてもよい。他の成分としては、例えば、式(1)で表されるモノエステル体以外の界面活性剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、消泡剤、粘度調整剤(例えば、エタノール、プロピレングリコール、グリセリン、水、液糖、油脂)、粉末化基剤(例えば、乳糖、デキストリンなどの多糖類、カゼイネートなどの蛋白質)などを挙げることができる。他の成分の含有率としては、乳化剤全量の例えば100%未満、好ましくは10〜90%である。
前記式(1)で表されるモノエステル体以外の界面活性剤としては、例えば、非イオン界面活性剤や両性界面活性剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤などを挙げることができる。具体的には、大豆レシチン、卵黄レシチン、菜種レシチンなどのレシチン、またはその部分加水分解物;カプリル酸モノグリセライド、カプリン酸モノグリセライド、ラウリン酸モノグリセライド、ミリスチン酸モノグリセライド、パルミチン酸モノグリセライド、ステアリン酸モノグリセライド、ベヘン酸モノグリセライド、オレイン酸モノグリセライド、エライジン酸モノグリセライド、リシノール酸モノグリセライド、縮合リシノール酸モノグリセライドなどのモノグリセライド類及びこれらの混合物;前記モノグリセライドと有機酸(例えば、酢酸、クエン酸、コハク酸、リンゴ酸、酒石酸など)とのエステル;カプリル酸ソルビタンエステル、カプリン酸ソルビタンエステル、ラウリン酸ソルビタンエステル、ミリスチン酸ソルビタンエステル、パルミチン酸ソルビタンエステル、ステアリン酸ソルビタンエステル、ベヘン酸ソルビタンエステル、オレイン酸ソルビタンエステル、エライジン酸ソルビタンエステル、リシノール酸ソルビタンエステル、縮合リシノール酸ソルビタンエステルなどのソルビタン脂肪酸エステル;カプリル酸プロピレングリコールエステル、カプリン酸プロピレングリコールエステル、ラウリン酸プロピレングリコールエステル、ミリスチン酸プロピレングリコールエステル、パルミチン酸プロピレングリコールエステル、ステアリン酸プロピレングリコールエステル、ベヘン酸プロピレングリコールエステル、オレイン酸プロピレングリコールエステル、エライジン酸プロピレングリコールエステル、リシノール酸プロピレングリコールエステル、縮合リシノール酸プロピレングリコールエステルなどのプロピレングリコール脂肪酸エステル;カプリル酸ショ糖エステル、カプリン酸ショ糖エステル、ラウリン酸ショ糖エステル、ミリスチン酸ショ糖エステル、パルミチン酸ショ糖エステル、ステアリン酸ショ糖エステル、ベヘン酸ショ糖エステル、オレイン酸ショ糖エステル、エライジン酸ショ糖エステル、リシノール酸ショ糖エステル、縮合リシノール酸ショ糖エステルなどのショ糖脂肪酸エステルなどを挙げることができる。
[ポリグリセリンモノ脂肪酸エステル組成物の製造方法]
上記ポリグリセリンモノ脂肪酸エステル組成物は、例えば、ジグリセリンモノ脂肪酸エステル及び/又はトリグリセリンモノ脂肪酸エステルとグリシドールを反応させる反応工程を経て製造することができる。
ジグリセリンモノ脂肪酸エステルとしては下記式(3)で表される鎖状ジグリセリンモノ脂肪酸エステルが好ましい。また、トリグリセリンモノ脂肪酸エステルとしては下記式(4)で表される鎖状トリグリセリンモノ脂肪酸エステルが好ましい。式(3)、(4)中、Rは式(1)中のRに対応し、ヒドロキシル基で置換されていてもよい炭素数6〜21のアルキル基又はアルケニル基を示す。
Figure 2014061468
ジグリセリンモノ脂肪酸エステル及び/又はトリグリセリンモノ脂肪酸エステルとグリシドールの反応は下記式で表される。
Figure 2014061468
原料として使用するジグリセリンモノ脂肪酸エステルとトリグリセリンモノ脂肪酸エステルは、何れか一方を単独で使用してもよく、これらを混合して使用してもよい。本発明においては、なかでも、目的化合物の重合度の制御が容易である点から、ジグリセリンモノ脂肪酸エステル又はトリグリセリンモノ脂肪酸エステルを単独で使用することが好ましく、特に、コストを削減でき且つ生産工程を簡略化できる点から、ジグリセリンモノ脂肪酸エステルを使用することが好ましい。
原料として使用するジグリセリンモノ脂肪酸エステル及びトリグリセリンモノ脂肪酸エステルは、周知慣用の方法で製造することができる。また、市販品を使用しても良い。
グリシドールの使用量としては、ジグリセリンモノ脂肪酸エステル及び/又はトリグリセリンモノ脂肪酸エステル(ジグリセリンモノ脂肪酸エステルとトリグリセリンモノ脂肪酸エステルを使用する場合はその総量)に対して、例えば0.5〜3.0モル当量程度、好ましくは0.5〜2.5モル当量、特に好ましくは0.5〜1.0モル当量である。グリシドールの使用量が上記範囲を上回ると、得られるポリグリセリンモノ脂肪酸エステル組成物の乳化特性及び安全性が低下する傾向がある。一方、グリシドールの使用量が上記範囲を下回ると、得られるポリグリセリンモノ脂肪酸エステル組成物の親水性が乏しく乳化力が劣る傾向がある。
上記反応は、酸性触媒の存在下で行うことが好ましい。前記酸性触媒としては、例えば、リン酸、無水リン酸、ポリリン酸、オルトリン酸、メタリン酸、ピロリン酸、三リン酸、四リン酸等のリン酸類;メチルアシッドホスフェート、エチルアシッドホスフェート、イソプロピルアシッドホスフェート、ブチルアシッドホスフェート、2−エチルヘキシルアシッドホスフェート等のリン酸モノエステル類や、対応するリン酸ジエステル類等を挙げることができる。これらは1種を単独で、又は2種以上を混合して使用することができる。
前記酸性触媒の使用量としては、ジグリセリンモノ脂肪酸エステル及び/又はトリグリセリンモノ脂肪酸エステル(ジグリセリンモノ脂肪酸エステルとトリグリセリンモノ脂肪酸エステルを使用する場合はその総量)に対して、例えば0.01〜0.06重量%、好ましくは0.02〜0.06重量%である。酸性触媒の使用量が上記範囲を下回ると、反応速度が小さくなり、目的化合物の収率が低下する傾向がある。一方、酸性触媒の使用量が上記範囲を上回ると、反応生成物の酸価が高くなり、経時安定性が低下する傾向がある。
本発明のポリグリセリンモノ脂肪酸エステル組成物は、ジグリセリンモノ脂肪酸エステル及び/又はトリグリセリンモノ脂肪酸エステルとグリシドールの混合物を、ヒーターと撹拌機を備えた反応器に投入し、撹拌・混合しながら所定の温度まで加熱し、その温度を維持しつつ反応させることにより製造することができる。尚、原料の混合は反応容器投入前に行ってもよいが、ジグリセリンモノ脂肪酸エステル及び/又はトリグリセリンモノ脂肪酸エステルと、必要に応じて溶媒等を反応容器に入れた後、グリシドールを滴下することによって行ってもよい。
前記溶媒としては、例えば、トルエン、クロロホルム、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、N,N−ジメチルホルムアミド、ジオキサン、テトラヒドロフラン等の各種溶媒を挙げることができる。
上記反応には、更に反応希釈剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、消泡剤、粘度調整剤などを添加しても良い。
上記反応は回分(バッチ)式、半回分式、連続式のいずれの形式で行ってもよい。また、本発明で用いられる反応装置は、特に限定されないが、撹拌槽式、充填塔のような流通式、流動床式等を採用することが好ましい。
本発明のポリグリセリンモノ脂肪酸エステル組成物の製造方法において反応温度や反応時間は用いる原料の種類によって適宜調整することができ、反応温度は120〜200℃が好ましく、反応時間は5〜60時間が好ましい。反応温度が200℃を超える場合は、副反応や分解が生じやすくなり、環状モノ及び/又はポリグリセリンモノ脂肪酸エステルや分岐鎖状ポリグリセリンモノ脂肪酸エステルの生成量の増加や、着色が生じる場合がある。また、反応温度が120℃未満の場合は、反応時間が長時間となるためコストが高くなり、目的化合物の収率が低下する場合がある。反応時間が60時間を超える場合は、コストが高くなり、生産能力の低下を招く場合があり、反応時間が5時間未満の場合は、反応の制御が困難となる場合がある。
本発明のポリグリセリンモノ脂肪酸エステル組成物の製造方法では、反応工程後、得られたポリグリセリンモノ脂肪酸エステル組成物から未反応原料(例えば、ジグリセリンモノ脂肪酸エステル、トリグリセリンモノ脂肪酸エステルなど)を除去する工程を設けてもよい。未反応原料の除去方法としては周知慣用の方法(例えば、減圧除去等)を用いることが可能である。原料のジグリセリンモノ脂肪酸エステルやトリグリセリンモノ脂肪酸エステル等にグリセリンモノ脂肪酸エステルが含まれる場合は、反応工程前に除去工程を設けることも有効である。
上記方法で得られたポリグリセリンモノ脂肪酸エステル組成物には、必要に応じて、活性炭や活性白土等による吸着処理、水蒸気、窒素等をキャリアーガスとして用いる減圧下脱臭処理、酸やアルカリを用いる洗浄、分子蒸留、未反応ポリグリセリン等の分離除去(例えば、液液分配や吸着剤、樹脂、分子篩、ルーズ逆浸透膜、ウルトラフィルトレーション膜等を用いる分離除去)等を施してもよい。
本発明のポリグリセリンモノ脂肪酸エステル組成物の製造方法は反応の制御が容易であり、分取等の手法によらずとも重合度分布が狭く、ジグリセリンモノ脂肪酸エステル、トリグリセリンモノ脂肪酸エステル、及びテトラグリセリンモノ脂肪酸エステルを主に含有し、グリセリン重合度が7以上のポリグリセリンモノ脂肪酸エステルの含有量が非常に少ない(具体的には、ポリグリセリンモノ脂肪酸エステル組成物中に含有する式(1)で表される全モノエステル体を構成する前記モノ又はポリグリセリン残基全量(100重量%)において、ジグリセリン残基、トリグリセリン残基、及びテトラグリセリン残基の占める割合が70重量%以上であり、グリセリン重合度が7以上のポリグリセリン残基の占める割合が10重量%以下である)ポリグリセリンモノ脂肪酸エステル組成物を製造することが可能である。また、従来の加熱縮合等によるポリグリセリンモノ脂肪酸エステル組成物の製造方法に比べて低温での反応が可能であるため、分岐鎖状ポリグリセリンモノ脂肪酸エステルや環状モノ及び/又はポリグリセリンモノ脂肪酸エステルの生成が抑制される。
更にまた、本発明のポリグリセリンモノ脂肪酸エステル組成物の製造方法によれば、エピクロルヒドリン等の塩素含有の原料および金属触媒を使用しないため、原理的に、生成物中に塩素原子及び金属元素を含有しない、安全性に優れるポリグリセリンモノ脂肪酸エステル組成物が得られる。そのため、本発明のポリグリセリンモノ脂肪酸エステル組成物の製造方法により得られたポリグリセリンモノ脂肪酸エステル組成物は、食品添加用、化粧品用、医薬品用、又は医薬部外品用乳化剤として好適に使用することができる。
以下、実施例により本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。
実施例1
窒素導入管、撹拌機、冷却管、温度調節器、滴下シリンダーを備えた1リットルの4ツ口フラスコに鎖状ジグリセリンモノラウリン酸エステル1.0mol(348.5g)と85%リン酸(日本化学工業(株)製)0.2g(鎖状ジグリセリンモノラウリン酸エステルの0.049重量%)を加え、130℃に加熱した。次いで、反応温度を120℃に保ちながらグリシドール1.0mol(74.0g)を2時間かけて滴下し、系中のオキシラン濃度が反応溶液全体に対して0.1重量%未満になるまで反応を続けた。なお、オキシラン濃度は経時で反応溶液を一部抜き出して評価した。その後冷却して、生成物(1)を約400g得た。
実施例2
鎖状ジグリセリンモノラウリン酸エステル1.0mol(348.5g)に代えて鎖状ジグリセリンモノミリスチン酸エステル1.0mol(376.5g)を使用した以外は実施例1と同様にして生成物(2)を約400g得た。
比較例1
窒素導入管、撹拌機、冷却管、温度調節器、滴下シリンダーを備えた1リットルの4ツ口フラスコにラウリン酸1.0mol(200.3g)と85%リン酸(日本化学工業(株)製)0.2gを加え、130℃に加熱した。次いで、反応温度を120℃に保ちながらグリシドール3.0mol(222.0g)を6時間かけて滴下し、系中のオキシラン濃度が反応溶液全体に対して0.1重量%未満になるまで反応を続けた。その後冷却して、生成物(3)を約400g得た。
比較例2
ラウリン酸1.0mol(200.3g)に代えてミリスチン酸1.0mol(228.4g)を使用した以外は比較例1と同様にして生成物(4)を約400g得た。
[組成の分析方法]
実施例及び比較例で得られた生成物の組成分析は、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)及びガスクロマトグラフィー(GC)を用いて、下記の測定条件により分析を行った。
<HPLCの分析条件>
カラム:商品名「Wakosil−5C18」(オクタデシル基を官能基として持つ逆相分配カラム、和光純薬工業(株)製)×2コ
展開溶媒:メタノール
流速:0.75mL/min.
カラムオーブン温度:40℃
検出器:紫外線吸収検出器(極大吸収波長(λ)=210nm)
試料濃度:10%(溶媒:メタノール)
注入量:5μL
各成分のリテンションタイム
(生成物(1)、(3)の場合)
グリセリン及び/又はポリグリセリン:4分以前
モノ及び/又はポリグリセリンモノ脂肪酸エステル(モノエステル体):4.5分〜5.8分
モノ及び/又はポリグリセリンポリ脂肪酸エステル(ポリエステル体):10分以降
(生成物(2)、(4)の場合)
グリセリン及び/又はポリグリセリン:4分以前
モノエステル体:4.5分〜6.5分
ポリエステル体:10分以降
<GC分析>
実施例及び比較例で得られた生成物を1g採取し、これに1N水酸化ナトリウム30mLと沸騰石を混合し、3時間還流してケン化分解した。得られた混合液をリン酸で中和し、その後、石油エーテル30mLで2回抽出し、得られた水層から水分を除去してサンプルを得た。
得られたサンプル0.03gに、ピリジン0.5mL、N,O−ビス(トリメチルシリル)アセトアミド0.5mL、及びクロロトリメチルシラン数滴を混合して、50℃で30分保持する前処理を施した後、測定に用いた。
<GCの分析条件>
装置:商品名「HP−6890」(Hewlett-Packard製)
カラム:商品名「HP−5」(内径:0.53mm、膜厚:1.5μm、長さ:30m)、アジレント・テクノロジー(株)製
カラム温度:60℃で1分保持した後、昇温速度10℃/分で昇温し、300℃で35分保持した。
注入口温度:330℃
注入方法:スプリット比=40:1
注入量:1μL
また、実施例及び比較例で得られた生成物の中の塩素原子含有量及び金属元素含有量は下記方法で測定した。
塩素原子含有量
実施例及び比較例で得られた生成物について、自動滴定装置(平沼産業(株)製、商品名「COM−1600ST」)を用いて、JIS K 7243−3:2005に準拠し、電位差滴定により測定した。尚、検出下限は0.1ppmである。
金属元素含有量
実施例及び比較例で得られた生成物を濃硫酸を添加して灰化した後、硫酸水素カリウムで融解し、希硝酸に溶解したものをサンプルとして使用し、高周波プラズマ発生分析装置(島津製作所(株)製、商品名「ICPS8100」)を用いて、下記元素の同定および含有量の測定を行った。尚、検出下限は0.1ppmである。
分析元素:Al、As、Ba、Ca、Cd、Ce、Co、Cu、Cr、Ga、Ge、Fe、Hf、La、Li、Mg、Mn、Mo、Na、Ni、Pb、Sb、Se、Si、Sn、Sr、Ti、V、Zn、Zr
更に、実施例及び比較例で得られた生成物について、乳化力を下記基準に基づいて評価した。
すなわち、実施例及び比較例で得られた生成物10%、水50%、オクタン酸セチル40%の割合で混合し、80℃以上の温度でアンカーミキサーを使用して撹拌しつつ加熱溶解混合した。
その後、アンカーミキサーを使用して撹拌しつつ35℃以下まで冷却し、乳化組成物を得た。得られた乳化組成物を23℃、45%RH環境下に2時間静置し、分離の有無を目視で観察し下記基準に従って評価した。
○:分離が見られない
×:分離が見られた
上記結果を下記表にまとめて示す。
Figure 2014061468
本発明のポリグリセリンモノ脂肪酸エステル組成物は、優れた界面活性能を有するポリグリセリンモノ脂肪酸エステルを含有するため、安全性に優れ、優れた乳化力を発揮することができる。本発明のポリグリセリンモノ脂肪酸エステル組成物は、食品添加用、化粧品用、医薬品用、又は医薬部外品用乳化剤として好適に使用することができる。

Claims (3)

  1. 下記式(1)
    RCO−[Gly] (1)
    [式中、Rはヒドロキシル基で置換されていてもよい炭素数6〜21のアルキル基又はアルケニル基を示す。[Gly]はモノ又はポリグリセリン残基を示す]
    で表されるモノエステル体の含有率(カラムクロマト分析法で、紫外線吸収検出器を用いて検出される全ピーク面積に対する当該化合物のピーク面積の比)が70%以上であり、
    含有する全モノエステル体を構成する前記モノ又はポリグリセリン残基全量(100重量%)における、ジグリセリン残基、トリグリセリン残基、及びテトラグリセリン残基の占める割合が70重量%以上であり、グリセリン重合度が7以上のポリグリセリン残基の占める割合が10重量%以下であり、
    塩素原子含有量が10ppm以下、金属元素含有量が1ppm以下であることを特徴とするポリグリセリンモノ脂肪酸エステル組成物。
  2. 含有する全モノエステル体を構成する前記モノ又はポリグリセリン残基全量(100重量%)における、環状モノ又はポリグリセリン残基の占める割合(2種以上含有する場合はその和)が10重量%以下である請求項1に記載のポリグリセリンモノ脂肪酸エステル組成物。
  3. ジグリセリンモノ脂肪酸エステル及び/又はトリグリセリンモノ脂肪酸エステルとグリシドールを反応させることにより請求項1又は2に記載のポリグリセリンモノ脂肪酸エステル組成物を製造するポリグリセリンモノ脂肪酸エステル組成物の製造方法。
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