JPWO2014057868A1 - 積層電池のインピーダンス測定装置 - Google Patents

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Abstract

積層電池のインピーダンス測定装置は、積層電池を少なくとも含むインピーダンス測定対象に交流電流を出力し、インピーダンス測定対象の正極側の電位と中間電位との正極側交流電位差、および、インピーダンス測定対象の負極側の電位と中間電位との負極側交流電位差のうちの少なくとも一方の交流電位差と、インピーダンス測定対象に印加される交流電流とに基づいて積層電池のインピーダンスを算出する。この装置において、インピーダンス算出で用いられる交流電位差とは反対極側の交流電位差を示す交流信号に対して当該交流信号周波数の信号を除去するフィルタと、フィルタを通過した後の信号を、インピーダンス算出で用いられる交流電位差を示す交流信号に加算する加算手段とを備える。

Description

本発明は、積層電池のインピーダンスを測定する装置に関する。
複数の発電要素が積層される積層電池では、インピーダンスをできるだけ正確に検出することが望ましい。積層電池のインピーダンスを測定する装置がJP2009−109375Aに開示されている。JP2009−109375Aに記載の装置では、外部負荷に接続された電池に対して交流電流を印加して電池のインピーダンスを測定している。
しかしながら、JP2009−109375Aに記載されているような装置では、検出する交流電流にノイズが重畳しているため、積層電池のインピーダンスを正確に測定できないという問題があった。ところで、印加する交流信号に対する交流電圧信号を測定したいので、これらのノイズ対策として、検出対象となる交流電圧信号を通過させるフィルタを用いることが一般的である。
本発明では、上記一般的なフィルタ処理とは異なる方式にて、精度の高いインピーダンス測定が可能な装置を提供することを目的とする。
本発明による積層電池のインピーダンス測定装置のある態様は、積層電池を少なくとも含むインピーダンス測定対象に交流電流を出力し、インピーダンス測定対象の正極側の電位と中間電位との正極側交流電位差、および、インピーダンス測定対象の負極側の電位と中間電位との負極側交流電位差のうちの少なくとも一方の交流電位差と、インピーダンス測定対象に印加される交流電流とに基づいて積層電池のインピーダンスを算出する。この積層電池のインピーダンス測定装置において、インピーダンス算出で用いられる交流電位差とは反対極側の交流電位差を示す交流信号に対して当該交流信号周波数の信号を除去するフィルタと、フィルタを通過した後の信号を、インピーダンス算出で用いられる交流電位差を示す交流信号に加算する加算手段とを備える。
図1Aは、本発明によるインピーダンス測定装置を適用する積層電池の一例としての燃料電池を説明する外観斜視図である。 図1Bは、図1Aに示した燃料電池を構成する発電セルの構造を示す分解図である。 図2は、第1実施形態における積層電池のインピーダンス測定装置の回路図である。 図3は、正極側直流遮断部511、負極側直流遮断部512、中途点直流遮断部513、正極側交流電位差検出部521、負極側交流電位差検出部522、正極側ノッチフィルタ561、負極側ノッチフィルタ562、及び加算器571、572の詳細について説明する図である。 図4は、正極側電源部531及び負極側電源部532の詳細について説明する図である。 図5は、交流調整部540の詳細について説明する図である。 図6は、インピーダンス演算部550の詳細について説明する図である。 図7は、本発明による積層電池のインピーダンス測定装置の第1実施形態におけるコントロールユニット6が実行する制御フローチャートである。 図8は、本発明による積層電池のインピーダンス測定装置の制御をコントローラーが実行したときのタイムチャートである。 図9は、第2実施形態における積層電池のインピーダンス測定装置の作用効果を説明するための図である。 図10は、第2実施形態の具体的な構成を示す図である。 図11は、本発明による積層電池のインピーダンス測定装置の第2実施形態を示す回路図である。 図12は、第3実施形態における積層電池のインピーダンス測定装置の回路図である。 図13は、第3実施形態における積層電池のインピーダンス測定装置のコントローラーが実行する制御フローチャートである。 図14は、第4実施形態における積層電池のインピーダンス測定装置の回路図である。 図15は、本発明による積層電池のインピーダンス測定装置の第5実施形態を示す図である。 図16は、第5実施形態の具体的な回路図である。 図17は、第6実施形態における積層電池のインピーダンス測定装置の回路図である。 図18は、第7実施形態における積層電池のインピーダンス測定装置の回路図である。 図19は、接続切替器580で中途点を順次切り替えるようにした構成図である。 図20は、変形形態を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1A及び図1Bは、本発明によるインピーダンス測定装置を適用する積層電池の一例としての燃料電池を説明する図であり、図1Aは外観斜視図、図1Bは発電セルの構造を示す分解図である。
図1Aに示されるように、燃料電池スタック1は、積層された複数の発電セル10と、集電プレート20と、絶縁プレート30と、エンドプレート40と、4本のテンションロッド50とを備える。
発電セル10は、燃料電池の単位セルである。各発電セル10は、1ボルト(V)程度の起電圧を生じる。各発電セル10の構成の詳細については後述する。
集電プレート20は、積層された複数の発電セル10の外側にそれぞれ配置される。集電プレート20は、ガス不透過性の導電性部材、たとえば緻密質カーボンで形成される。集電プレート20は、正極端子211及び負極端子212を備える。また正極端子211及び負極端子212の間には、中途端子213が設けられる。燃料電池スタック1は、正極端子211及び負極端子212によって、各発電セル10で生じた電子eが取り出されて出力する。
絶縁プレート30は、集電プレート20の外側にそれぞれ配置される。絶縁プレート30は、絶縁性の部材、たとえばゴムなどで形成される。
エンドプレート40は、絶縁プレート30の外側にそれぞれ配置される。エンドプレート40は、剛性のある金属材料、たとえば鋼などで形成される。
一方のエンドプレート40(図1Aでは、左手前のエンドプレート40)には、アノード供給口41aと、アノード排出口41bと、カソード供給口42aと、カソード排出口42bと、冷却水供給口43aと、冷却水排出口43bとが設けられている。本実施形態では、アノード排出口41b、冷却水排出口43b及びカソード供給口42aは図中右側に設けられている。またカソード排出口42b、冷却水供給口43a及びアノード供給口41aは図中左側に設けられている。
テンションロッド50は、エンドプレート40の四隅付近にそれぞれ配置される。燃料電池スタック1は内部に貫通した孔(不図示)が形成されている。この貫通孔にテンションロッド50が挿通される。テンションロッド50は、剛性のある金属材料、たとえば鋼などで形成される。テンションロッド50は、発電セル10同士の電気短絡を防止するため、表面には絶縁処理されている。このテンションロッド50にナット(奥にあるため図示されない)が螺合する。テンションロッド50とナットとが燃料電池スタック1を積層方向に締め付ける。
アノード供給口41aにアノードガスとしての水素を供給する方法としては、例えば水素ガスを水素貯蔵装置から直接供給する方法、又は水素を含有する燃料を改質して改質した水素含有ガスを供給する方法などがある。なお、水素貯蔵装置としては、高圧ガスタンク、液化水素タンク、水素吸蔵合金タンクなどがある。水素を含有する燃料としては、天然ガス、メタノール、ガソリンなどがある。また、カソード供給口42aに供給するカソードガスとしては、一般的に空気が利用される。
図1Bに示されるように、発電セル10は、膜電極接合体(Membrane Electrode Assembly;MEA)11の両面に、アノードセパレーター(アノードバイポーラープレート)12a及びカソードセパレーター(カソードバイポーラープレート)12bが配置される構造である。
MEA11は、イオン交換膜からなる電解質膜111の両面に電極触媒層112が形成される。この電極触媒層112の上にガス拡散層(Gas Diffusion Layer;GDL)113が形成される。
電極触媒層112は、たとえば白金が担持されたカーボンブラック粒子で形成される。
GDL113は、十分なガス拡散性及び導電性を有する部材、たとえばカーボン繊維で形成される。
アノード供給口41aから供給されたアノードガスは、このGDL113aを流れてアノード電極触媒層112(112a)と反応し、アノード排出口41bから排出される。
カソード供給口42aから供給されたカソードガスは、このGDL113bを流れてカソード電極触媒層112(112b)と反応し、カソード排出口42bから排出される。
アノードセパレーター12aは、GDL113a及びシール14aを介してMEA11の片面(図1Bの裏面)に重ねられる。カソードセパレーター12bは、GDL113b及びシール14bを介してMEA11の片面(図1Bの表面)に重ねられる。シール14(14a,14b)は、たとえばシリコーンゴム、エチレンプロピレンゴム(ethylene propylene diene monomer;EPDM)、フッ素ゴムなどのゴム状弾性材である。アノードセパレーター12a及びカソードセパレーター12bは、たとえばステンレスなどの金属製のセパレーター基体がプレス成型されて、一方の面に反応ガス流路が形成され、その反対面に反応ガス流路と交互に並ぶように冷却水流路が形成される。図1Bに示すようにアノードセパレーター12a及びカソードセパレーター12bが重ねられて、冷却水流路が形成される。
MEA11、アノードセパレーター12a及びカソードセパレーター12bには、それぞれ孔41a,41b,42a,42b,43a,43bが形成されており、これらが重ねられて、アノード供給口(アノード供給マニホールド)41a、アノード排出口(アノード排出マニホールド)41b、カソード供給口(カソード供給マニホールド)42a、カソード排出口(カソード排出マニホールド)42b、冷却水供給口(冷却水供給マニホールド)43a及び冷却水排出口(冷却水排出マニホールド)43bが形成される。
図2は、第1実施形態における積層電池のインピーダンス測定装置の回路図である。
インピーダンス測定装置5は、正極側直流遮断部511と、負極側直流遮断部512と、中途点直流遮断部513と、正極側交流電位差検出部521と、負極側交流電位差検出部522と、正極側電源部531と、負極側電源部532と、交流調整部540と、インピーダンス演算部550と、正極側ノッチフィルタ561と、負極側ノッチフィルタ562と、正極側加算器571と、負極側加算器572とを含む。
正極側直流遮断部511、負極側直流遮断部512、中途点直流遮断部513、正極側交流電位差検出部521、負極側交流電位差検出部522、正極側ノッチフィルタ561、負極側ノッチフィルタ562、及び加算器571、572の詳細については、図3を参照して説明する。
正極側直流遮断部511は、燃料電池1の正極端子211に接続される。負極側直流遮断部512は、燃料電池1の負極端子212に接続される。中途点直流遮断部513は、燃料電池1の中途端子213に接続される。本実施形態では、中途端子213は、燃料電池1の中間電位の点と接続されており、かつ、接地されている。なお中途点直流遮断部513は、図2で波線で示したように設けられなくてもよい。これらの直流遮断部は、直流を遮断するが、交流を流す。直流遮断部は、たとえばコンデンサーやトランスである。
正極側ノッチフィルタ561は、正極側直流遮断部511で直流が遮断された信号のうち、後述する正極側交流電位差検出部521の検出対象である所定周波数(例えば、5KHz)の交流信号を除去する。正極側直流遮断部511で直流が遮断された信号には、検出対象である交流信号とともにノイズ成分も含まれているため、正極側ノッチフィルタ561を通した信号は、ノイズ成分だけとなる。
負極側ノッチフィルタ562は、負極側直流遮断部512で直流が遮断された信号のうち、後述する負極側交流電位差検出部522の検出対象である所定周波数(例えば、5KHz)の交流信号を除去する。負極側直流遮断部512で直流が遮断された信号には、検出対象である交流信号とともにノイズ成分も含まれているため、負極側ノッチフィルタ562を通した信号は、ノイズ成分だけとなる。
正極側加算器571は、正極側直流遮断部511で直流が遮断された信号と、負極側ノッチフィルタ562を通過した信号とを加算する。上述したように、中途点213は燃料電池1の中間電位の点であり、かつ、接地されているため、負極側直流遮断部512で直流が遮断された信号は、正極側直流遮断部511で直流が遮断された信号と位相が180度異なる信号となる。すなわち、負極側ノッチフィルタ562を通過したノイズ成分を示す信号は、正極側直流遮断部511で直流が遮断された信号に含まれるノイズ成分と位相が180度異なる(位相が反転した)信号である。従って、正極側直流遮断部511で直流が遮断された信号と、負極側ノッチフィルタ562を通過した信号とを加算することによって、ノイズ成分が相殺されるため、正極側加算器571の出力は、ノイズ成分が含まれない、検出対象である所定周波数の交流信号となる。
負極側加算器572は、負極側直流遮断部512で直流が遮断された信号と、正極側ノッチフィルタ561を通過した信号とを加算する。この場合も、負極側直流遮断部512で直流が遮断された信号に含まれるノイズ成分と、正極側ノッチフィルタ561を通過したノイズ成分の信号とが相殺されるため、負極側加算器572の出力は、ノイズ成分が含まれない、検出対象である所定周波数の交流信号となる。
正極側交流電位差検出部521は、燃料電池1の正極端子211の交流電位Vaと中途端子213の交流電位Vcとを入力して正極側交流電位差を出力する。負極側交流電位差検出部522は、燃料電池1の負極端子212の交流電位Vbと中途端子213の交流電位Vcとを入力して負極側交流電位差を出力する。正極側交流電位差検出部521及び負極側交流電位差検出部522は、たとえば差動アンプ(計装アンプ)である。
正極側電源部531及び負極側電源部532の詳細については、図4を参照して説明する。
正極側電源部531は、たとえば、図4に示すようなオペアンプ(OPアンプ)による電圧電流変換回路によって実現できる。この回路によれば、入力電圧Viに比例した電流Ioが出力される。なおIo=Vi/Rsであり、Rsは電流センシング抵抗である。すなわち、この回路は、入力電圧Viで出力電流Ioを調整可能な可変交流電流源である。
この回路を使用すれば、出力電流Ioを実測しなくても、出力電流Ioを入力電圧Vi÷比例定数Rsで求めることができる。また、出力が電流なので、電流経路にコンデンサーのような位相角が生じる素子が介在しても、積層セル群を流れる交流電流と電流源の出力とは同位相になる。さらには入力電圧Viとも同位相になる。したがって次段のインピーダンス算出において位相差を考慮する必要がなく回路が簡素である。さらに、電流経路中のコンデンサーのインピーダンスがばらついても、位相変化の影響を受けない。このようなことから、正極側電源部531として図4に示すような回路を用いることが好適である。負極側電源部532も同様である。
交流調整部540の詳細については、図5を参照して説明する。
交流調整部540は、たとえば、図5に示すようなPI制御回路によって実現できる。交流調整部540は、正極側検波回路5411と、正極側減算器5421と、正極側積分回路5431と、正極側乗算器5451と、負極側検波回路5412と、負極側減算器5422と、負極側積分回路5432と、負極側乗算器5452と、基準電圧544と、交流信号源546と、を含む。
正極側検波回路5411は、積層電池1の正極端子211に接続された正極側電源部531の配線上の交流電位Vaから不要信号を除去するとともに、直流信号に変換する。
正極側減算器5421は、その直流信号と基準電圧544との差を検出する。正極側積分回路5431は、正極側減算器5421から出力された信号を平均化又は感度調節する。
正極側乗算器5451は、交流信号源546の振幅を正極側積分回路5431の出力で変調する。
交流調整部540は、このようにして、正極側電源部531への指令信号を生成する。また同様に交流調整部540は、負極側電源部532への指令信号を生成する。このように生成された指令信号に応じて正極側電源部531及び負極側電源部532の出力が増減されることで、交流電位Va及びVbが共に所定のレベルに制御される。これにより交流電位Va及びVbは等電位になる。
なおこの例ではアナログ演算ICを例に回路構成を示しているが、交流電位Va(Vb)をAD変換器でデジタル変換した後、デジタル制御回路で構成してもよい。
インピーダンス演算部550の詳細については、図6を参照して説明する。
インピーダンス演算部550は、AD変換器(ADC)551と、マイコンチップ(CUP)552とを含む。
AD変換器551は、アナログ信号である交流電流(I1,I2)及び交流電圧(V1,V2)をデジタル数値信号に変換し、マイコンチップ552に転送する。
マイコンチップ552は、インピーダンスRn及び積層電池全体のインピーダンスRを算出するプログラムを予め記憶している。マイコンチップ552は、所定の微小時間間隔で順次演算し、又はコントロールユニット6の要求に応じて、演算結果を出力する。なおインピーダンスRn及び積層電池全体のインピーダンスRは、次式で演算される。本実施形態では、n=2である。
Figure 2014057868
インピーダンス演算部550は、アナログ演算ICを用いたアナログ演算回路で実現してもよい。アナログ演算回路によれば、時間的に連続したインピーダンス変化を出力することができる。
図7は、本発明による積層電池のインピーダンス測定装置の第1実施形態におけるコントロールユニット6が実行する制御フローチャートである。
ステップS1においてコントロールユニット6は、正極交流電位Vaが所定値よりも大きいか否かを判定する。コントロールユニット6は、判定結果が否であればステップS2へ処理を移行し、判定結果が肯であればステップS3へ処理を移行する。
ステップS2においてコントロールユニット6は、正極交流電位Vaが所定値よりも小さいか否かを判定する。コントロールユニット6は、判定結果が否であればステップS4へ処理を移行し、判定結果が肯であればステップS5へ処理を移行する。
ステップS3においてコントロールユニット6は、正極側電源部531の出力を下げる。これによって正極交流電位Vaが下がる。
ステップS4においてコントロールユニット6は、正極側電源部531の出力を維持する。これによって正極交流電位Vaが維持される。
ステップS5においてコントロールユニット6は、正極側電源部531の出力を上げる。これによって正極交流電位Vaが上がる。
ステップS6においてコントロールユニット6は、負極の交流電位Vbが所定値よりも大きいか否かを判定する。コントロールユニット6は、判定結果が否であればステップS7へ処理を移行し、判定結果が肯であればステップS8へ処理を移行する。
ステップS7においてコントロールユニット6は、負極の交流電位Vbが所定値よりも小さいか否かを判定する。コントロールユニット6は、判定結果が否であればステップS9へ処理を移行し、判定結果が肯であればステップS10へ処理を移行する。
ステップS8においてコントロールユニット6は、負極側電源部532の出力を下げる。これによって負極交流電位Vbが下がる。
ステップS9においてコントロールユニット6は、負極側電源部532の出力を維持する。これによって負極交流電位Vbが維持される。
ステップS10においてコントロールユニット6は、負極側電源部532の出力を上げる。これによって負極交流電位Vbが上がる。
ステップS11においてコントロールユニット6は、正極交流電位Va及び負極交流電位Vbが所定値であるか否かを判定する。コントロールユニット6は、判定結果が肯であればステップS12へ処理を移行し、判定結果が否であれば処理を抜ける。
ステップS12においてコントロールユニット6は、上述の式(1−1)、(1−2)に基づいてインピーダンスを演算する。
図8は、本発明による積層電池のインピーダンス測定装置の制御をコントロールユニット6が実行したときのタイムチャートである。
なおフローチャートとの対応が判りやすくなるようにステップ番号を併記する。
図8の初期は、正極側のインピーダンスR1が高く、負極側のインピーダンスR2が低い状態である(図8(A))。このような状態でコントロールユニット6が制御を開始する。
時刻t0では、正極交流電位Vaも負極交流電位Vbも制御レベルに達していない(図8(C))。この状態では、コントロールユニット6は、ステップS1→S2→S5→S6→S7→S10→S11を繰り返す。これによって正極側交流電流I1及び負極側交流電流I2が増大する(図8(B))。
時刻t1で正極交流電位Vaが制御レベルに達したら(図8(C))、コントロールユニット6は、ステップS1→S2→S4→S6→S7→S10→S11を繰り返す。これによって正極側交流電流I1が維持されるとともに、負極側交流電流I2は増大する(図8(B))。
時刻t2で負極交流電位Vbも制御レベルに達して正極交流電位Vaと同レベルになったら(図8(C))、コントロールユニット6は、ステップS1→S2→S4→S6→S7→S9→S11→S12の順に処理を行う。これによって正極側交流電流I1及び負極側交流電流I2が維持される。そして式(1−1)に基づいて、正極側インピーダンスR1及び負極側インピーダンスR2が演算される。そして正極側インピーダンスR1と負極側インピーダンスR2とが足し合わされて全体のインピーダンスRが求められる。
時刻t3以降は燃料電池の湿潤状態が変化するなどして負極側インピーダンスR2が上昇している(図8(A))。この場合には、コントロールユニット6は、ステップS1→S2→S4→S6→S8→S11→S12を繰り返す。このように処理することで負極側インピーダンスR2の上昇に合わせて負極側交流電流I2を下げるので、負極交流電位は正極交流電位と同レベルに維持される。したがってこの状態でもインピーダンスが演算される。
時刻t4以降は負極側インピーダンスが正極側インピーダンスに一致するようになる(図8(A))。この場合には、コントロールユニット6は、ステップS1→S2→S4→S6→S7→S9→S11→S12を繰り返す。このように処理することで正極側交流電位と負極側交流電位とが同レベルに維持され(図8(C))、インピーダンスが演算される。
上述した説明では、正極側インピーダンスR1と負極側インピーダンスR2とを加算して燃料電池全体のインピーダンスRを求めるものとしたが、中途点を燃料電池の中間電位の点としているので、正極側インピーダンスR1と負極側インピーダンスR2とは等しくなる。従って、例えば、正極側交流電位差および正極側交流電流のみを検出して、正極側インピーダンスR1を求め、求めたインピーダンスR1を2倍すれば、燃料電池のインピーダンスRを求めることができる。この場合には、負極側ノッチフィルタ562及び正極側加算器571だけ設ければよく、正極側ノッチフィルタ561及び負極側加算器572は省略することができる。同様に、負極側交流電位差および負極側交流電流のみを検出して、負極側インピーダンスR2を求め、求めたインピーダンスR2を2倍することにより、燃料電池のインピーダンスRを求めることもできる。この場合には、正極側ノッチフィルタ561及び負極側加算器572だけ設ければよく、負極側ノッチフィルタ562及び正極側加算器571は省略することができる。
以上、第1実施形態における積層電池のインピーダンス測定装置は、積層電池に交流電流を出力し、積層電池の正極側の電位と積層電池の中間電位との正極側交流電位差、および、積層電池の負極側の電位と積層電池の中間電位との負極側交流電位差のうちの少なくとも一方の交流電位差を検出し、少なくとも一方の交流電位差と、積層電池に印加される交流電流とに基づいて積層電池のインピーダンスを算出する。この積層電池のインピーダンス測定装置において、正極側交流電位差を示す交流信号に対して当該交流信号周波数の信号を除去する正極側ノッチフィルタ561、および、負極側交流電位差を示す交流信号に対して当該交流信号周波数の信号を除去する負極側ノッチフィルタ562のうち、検出される交流電位差に対応するフィルタと、第1のフィルタ561を通過した後の信号を負極側交流電位差を示す交流信号に加算する正極側加算器571、および、負極側ノッチフィルタ562を通過した後の信号を正極側交流電位差を示す交流信号に加算する負極側加算器572のうち、検出される交流電位差に対応するフィルタを通過した後の信号を加算する加算器とを備える。正極側交流電位差を示す交流信号に対して正極側ノッチフィルタ561によって当該交流信号周波数の信号を除去した信号はノイズ信号である。積層電池の中間電位を基準とする正極側交流電位差を示す信号と負極側交流電位差を示す信号とは位相が180度異なる(位相が反転した)信号であるから、正極側ノッチフィルタ561を通過した後の信号を負極側交流電位差を示す交流信号に加算することによってノイズ信号を相殺することができ、ノイズの無い負極側交流電位差を示す交流信号を取り出すことができる。同様に、負極側ノッチフィルタ562を通過した後の信号を正極側交流電位差を示す交流信号に加算することによってノイズ信号を相殺することができ、ノイズの無い正極側交流電位差を示す交流信号を取り出すことができる。これにより、ノイズの影響がない交流電位差および交流電流に基づいて、積層電池のインピーダンスを精度良く求めることができる。
所定の周波数帯域の信号を通過させるバンドパスフィルタを用いてノイズ成分を除去する場合、狭い周波数の信号を通過させるためのバンドパスフィルタが高価であるため、コストが高くなる。しかしながら、本実施形態では、安価なノッチフィルタを用いることにより、バンドパスフィルタを用いる構成に対して低いコストでノイズを除去することができる。
また、除去したいノイズ信号の位相を反転させた信号を元信号に加算することによってノイズ信号を除去するアクティブノイズコントルールシステムでは、除去したいノイズ信号を生成する必要がある。しかし、本実施形態では、正極側交流電位差を示す交流信号を正極側ノッチフィルタ561に通してから負極側交流電位差を示す交流信号に加算するだけで、負極側交流電位差を示す交流信号からノイズ成分を除去することができる。同様に、負極側交流電位差を示す交流信号を負極側ノッチフィルタ562に通してから正極側交流電位差を示す交流信号に加算するだけで、正極側交流電位差を示す交流信号からノイズ成分を除去することができる。
(第2実施形態)
図9は、第2実施形態における積層電池のインピーダンス測定装置の作用効果を説明するための図である。
第1実施形態では、交流電位差検出部521,522及び電源部531,532をひとつの経路で燃料電池1に接続していたが、本実施形態では、それぞれ別の経路で燃料電池1に接続するようにした。これによってインピーダンスの検出精度が向上する。以下ではその理由を説明する。
図9(A)に示すように、交流電位差検出部及び電源部をひとつの経路で接続すると、燃料電池1の電位Vxは、次式(2)で表される。
Figure 2014057868
これに対して、交流電位差検出部521で検出される電圧Viは、次式(3)で表される。
Figure 2014057868
このように、交流電位差検出部521で検出される電圧Viには、本来検出したい電位Vxに、配線抵抗Rw及び接続点の接触抵抗Rcと交流電流とに応じた誤差電圧が加算される。したがって測定誤差errは、次式(4)で表される。
Figure 2014057868
小型電池などであれば一般的に測定対象抵抗Rxが大きいので、接触抵抗Rc及び配線抵抗Rwを無視でき実用上問題ないが、大型電池では一般的に〔配線抵抗Rw>測定対象抵抗Rx〕の関係になる。この場合は各積層セル群に対して四端子法で接続する必要がある。
そこで本実施形態では、図9(B)に示すように、交流電位差検出部及び電源部をそれぞれ別の経路で接続する。このように構成すれば、交流電圧検出線501aの接触抵抗Rc及び配線抵抗Rwは、検出したい電圧Vxを交流電位差検出部521の入力抵抗Riで分圧するように作用する。一般的には交流電位差検出部521の入力抵抗Riは配線抵抗Rwや接触抵抗Rcに対して非常に大きい(Ri≫(Rw+Rc))。したがって、このように構成することで、測定誤差errは、次式(5)で表され、無視できるほど小さくなり、Vi=Vxと見なすことができる。
Figure 2014057868
図10は、第2実施形態の具体的な構成を示す図である。
燃料電池1を構成する発電セル10のセパレーター(バイポーラープレート)12の一部を延設して接続部位を設ける。
図11は、本発明による積層電池のインピーダンス測定装置の第2実施形態を示す回路図である。
正極側交流電位差検出部521は、コンデンサー511aを介して燃料電池1の正極側のセパレーター(バイポーラープレート)に接続する。正極側電源部531は、コンデンサー511を介して、正極側交流電位差検出部521の経路501aとは別の経路501で、正極側交流電位差検出部521が接続するのと同じセパレーター(バイポーラープレート)に接続する。
負極側交流電位差検出部522は、コンデンサー512aを介して燃料電池1の負極側のセパレーター(バイポーラープレート)に接続する。負極側電源部532は、コンデンサー512を介して、負極側交流電位差検出部522の経路502aとは別の経路502で、負極側交流電位差検出部522が接続するのと同じセパレーター(バイポーラープレート)に接続する。
接地線503は、コンデンサー513を介して燃料電池1の中途点(中間電位の点)のセパレーター(バイポーラープレート)に接続する。また正極側交流電位差検出部521及び負極側交流電位差検出部522は、コンデンサー513aを介して、接地線503とは別の経路503aで、接地線503が接続するのと同じセパレーター(バイポーラープレート)に接続する。
また本実施形態では、交流調整部540の指令信号が正極側電源部531及び負極側電源部532に出力信号と比例関係にあることに着目し、この指令信号に基づいて交流電流値(I1,I2)を得るようにしてある。
本実施形態によれば、配線抵抗や接触抵抗の大きさや、あるいは温度や、端子表面酸化などによる抵抗変動の影響を大幅に低減することができる。そのため、積層電池側と信号配線との設計自由度が高く、安価に各積層セル群のインピーダンスを正確に検出することができる。また交流電流値(I1,I2)を実測する必要がないので、回路を簡素化できる。
このような回路構成においても、第1の実施形態と同様に、正極側加算器571および負極側加算器572からはノイズが相殺された信号が出力されるので、正極側交流電位差検出部521および負極側交流電位差検出部522は、ノイズが無い交流電位差を検出することができる。
(第3実施形態)
図12は、第3実施形態における積層電池のインピーダンス測定装置の回路図である。本実施形態では、交流電位差検出部は正極側にのみ設けられている。従って、加算器(571)も正極側にのみ設けられ、ノッチフィルタ(562)は負極側にのみ設けられる。
本実施形態では、交流電源部570が、コンデンサー513を介して燃料電池1の中途点(中間電位の点)のセパレーター(バイポーラープレート)に接続する。また正極側交流電位差検出部521は、コンデンサー513aを介して、交流電源部570の経路503とは別の経路503aで、交流電源部570が接続するのと同じセパレーター(バイポーラープレート)に接続する。
正極側交流電流検出部531aは、可変抵抗Ra,可変コンデンサーCa及びコンデンサー511を介して、正極側交流電位差検出部521の経路501aとは別の経路501で、正極側交流電位差検出部521が接続するのと同じセパレーター(バイポーラープレート)に接続する。
負極側交流電流検出部532aは、固定抵抗Rf及びコンデンサー512を介して、コンデンサー512aの経路502aとは別の経路502で、コンデンサー512aが接続するのと同じセパレーター(バイポーラープレート)に接続する。なお交流電流検出部531a、532aとしては、OPアンプによる電流電圧変換回路やカレントトランス方式(CT)の交流電流センサーなどが使用できる。
交流調整部540aは、一端がコンデンサー511a及び正極側交流電位差検出部521の間に接続される。また他端がコンデンサー512aに接続される。これによって交流調整部540aは、燃料電池1の正極交流電位Va及び負極交流電位Vbを入力できる。そして交流調整部540aは、可変抵抗Ra及び可変コンデンサーCaを調整する。
図13は、第3実施形態における積層電池のインピーダンス測定装置のコントローラーが実行する制御フローチャートである。
ステップS101においてコントロールユニット6は、初期値設定が済んでいるか否かを判定する。コントロールユニット6は、判定結果が否(初期値設定が済んでいない)であればステップS102へ処理を移行し、判定結果が肯(初期値設定が済んでいる)であればステップS104へ処理を移行する。
ステップS102においてコントロールユニット6は、可変抵抗Raの調整量N及び可変コンデンサーCaの調整量Mを設定する。ここでは一例としてそれぞれ1を設定している。
ステップS103においてコントロールユニット6は、正極交流電位Vaから負極交流電位Vbを減算して比較電位差Vpを算出する。
ステップS104においてコントロールユニット6は、可変抵抗Raを調整するか否かを判定する。コントロールユニット6は、判定結果が肯であればステップS105へ処理を移行し、判定結果が否であればステップS111へ処理を移行する。
ステップS105においてコントロールユニット6は、可変抵抗の抵抗値Raに調整量Nを加算して可変抵抗値Raを更新する。
ステップS106においてコントロールユニット6は、正極交流電位Vaから負極交流電位Vbを減算して電位差Vnを算出する。
ステップS107においてコントロールユニット6は、電位差Vnが比較電位差Vpよりも小さくなったか否かを判定する。コントロールユニット6は、判定結果が否であればステップS108へ処理を移行し、判定結果が肯であればステップS109へ処理を移行する。
ステップS108においてコントロールユニット6は、調整量Nの極性を反転し、一旦処理を抜ける。
ステップS109においてコントロールユニット6は、電位差Vnが最小になったか否かを判定する。コントロールユニット6は、判定結果が肯であればステップS110へ処理を移行し、判定結果が否であれば、一旦処理を抜ける。
ステップS110においてコントロールユニット6は、その時点の電位差Vnで比較電位差Vpを更新する。
ステップS111においてコントロールユニット6は、可変コンデンサーの容量Caに調整量Mを加算して可変コンデンサー容量Caを更新する。
ステップS112においてコントロールユニット6は、正極交流電位Vaから負極交流電位Vbを減算して電位差Vnを算出する。
ステップS113においてコントロールユニット6は、電位差Vnが比較電位差Vpよりも小さくなったか否かを判定する。コントロールユニット6は、判定結果が否であればステップS114へ処理を移行し、判定結果が肯であればステップS115へ処理を移行する。
ステップS114においてコントロールユニット6は、調整量Mの極性を反転し、一旦処理を抜ける。
ステップS115においてコントロールユニット6は、電位差Vnが最小になったか否かを判定する。コントロールユニット6は、判定結果が肯であればステップS116へ処理を移行し、判定結果が否であれば、一旦処理を抜ける。
ステップS116においてコントロールユニット6は、その時点の電位差Vnで比較電位差Vpを更新する。
ステップS117においてコントロールユニット6は、上述の式(1−1)、(1−2)に基づいてインピーダンスを演算する。
以上のフローチャートが実行されると以下のように動作する。
最初は初期値を設定する(S101→S102→S103)。
次サイクルでは、まず可変抵抗Raを調整する。可変抵抗値Raを調整して(S105)、電位差Vnを算出し(S106)、電位差が小さくならなければ調整量Nの極性を反転し(S108)、電位差が小さくなれば最小値か否かを判定する(S109)。最小値になるまで同様の処理(S101→S104→S105→S106→S107→S108又はS109)を繰り返すことで、可変抵抗値Raが最小値に調整される。そして可変抵抗値Raが最小値に調整されたら、その時点の電位差Vnで比較電位差Vpを更新する(S110)。
次サイクルでは、可変コンデンサー容量Caを調整する。可変コンデンサー容量Caを調整して(S111)、電位差Vnを算出し(S112)、電位差が小さくならなければ調整量Mの極性を反転し(S114)、電位差が小さくなれば最小値か否かを判定する(S115)。最小値になるまで同様の処理(S101→S104→S111→S112→S113→S114又はS115)を繰り返すことで、可変コンデンサー容量Caが最小値に調整される。そして可変コンデンサー容量Caが最小値に調整されたら、その時点の電位差Vnで比較電位差Vpを更新する(S116)。
そして上述の式(1−1)、(1−2)に基づいてインピーダンスを演算する(S117)。
本実施形態のようにすれば、各積層セル群両端の交流電圧振幅が必然的に同じになる。そのため、第1実施形態や第2実施形態と同様の効果が得られる。すなわち、インピーダンス測定対象(燃料電池)に流れる交流電流値と、電源から出力する交流電流値と、が一致するので、測定対象へ流れる交流電流を正確に検知することができる。そしてこの交流電流に基づいて積層電池のインピーダンスを求めるので、稼働中の積層電池のインピーダンスを負荷装置の状態の影響を受けずに正確に測定することができる。
さらに本実施形態によれば、各積層セル群両端の交流電圧振幅が必然的に同じになるので、交流電位差検出部は正極側及び負極側のいずれか一方に設ければよい。なお本実施形態では、正極側に交流電位差検出部521を設けた。したがって、回路を簡素にすることができる。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、正極側加算器571からはノイズが相殺された信号が出力されるので、正極側交流電位差検出部521は、ノイズが無い交流電位差を検出することができる。
(第4実施形態)
図14は、第4実施形態における積層電池のインピーダンス測定装置の回路図である。
本実施形態では、第3実施形態と同様に、交流電源部570が、コンデンサー513を介して燃料電池1の中途点のセパレーター(バイポーラープレート)に接続する。また正極側交流電位差検出部521及び負極側交流電位差検出部522は、コンデンサー513aを介して、交流電源部570の経路503とは別の経路503aで、交流電源部570が接続するのと同じセパレーター(バイポーラープレート)に接続する。
正極側極性反転アンプ540bは、コンデンサー511を介して、正極側交流電位差検出部521の経路501aとは別の経路501で、正極側交流電位差検出部521が接続するのと同じセパレーター(バイポーラープレート)に接続する。
負極側極性反転アンプ540cは、コンデンサー512を介して、負極側交流電位差検出部522の経路502aとは別の経路502で、負極側交流電位差検出部522が接続するのと同じセパレーター(バイポーラープレート)に接続する。なお極性反転アンプ540b.540cとしては、OPアンプによる反転増幅回路、ブートストラップ回路、アクティブノイズキャンセル回路などが応用できる。
このように構成すれば、積層電池出力端で検出される交流電圧の極性が反転されてそれぞれの積層電池出力端子に戻されるので、積層電池出力端の交流電圧振幅が強制的に相殺(零化)される。これによって、積層電池両端の交流電圧振幅は共に零になって等電位になる。
また各々の積層セル群に流れる交流電流は、交流電流検出部531a,532aで検出され、積層セル群両端の交流電圧は交流電圧検出線に接続した交流電位差検出部521,522で検出される。
したがって、本実施形態によれば、交流調整部540による電圧比較機能が不要であるので、回路を簡素化できる。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、正極側加算器571および負極側加算器572からはノイズが相殺された信号が出力されるので、正極側交流電位差検出部521および負極側交流電位差検出部522は、ノイズが無い交流電位差を検出することができる。
(第5実施形態)
図15は、本発明による積層電池のインピーダンス測定装置の第5実施形態を示す図である。
上記各実施形態では、交流電位差検出部及び電源部(又は交流電流検出部)を共通のセパレーター(バイポーラープレート)に接続した。これに対して、本実施形態では、少なくともひとつ隔てた別のバイポーラープレートに接続する。具体的な回路図を図16に示す。
正極側電源部531は、コンデンサー511を介して、燃料電池1の正極側のバイポーラープレート501に接続する。正極側交流電位差検出部521は、コンデンサー511aを介して、バイポーラープレート501とは異なるバイポーラープレート501aに接続する。また正極側交流電位差検出部521は、コンデンサー5131aを介して、接地線が接続するバイポーラープレート503とは異なるバイポーラープレート5031aに接続する。
負極側電源部532は、コンデンサー512を介して、燃料電池1の負極側のバイポーラープレート502に接続する。負極側交流電位差検出部522は、コンデンサー512aを介してバイポーラープレート502とは異なるバイポーラープレート502aに接続する。また負極側交流電位差検出部522は、コンデンサー5132aを介して、接地線が接続するバイポーラープレート503とは異なるバイポーラープレート5032aに接続する。
本実施形態によっても、第2実施形態と同様の作用効果が得られる。接続端子の占有スペースを狭くできるので小型化できる。なお本実施形態の場合は、バイポーラープレート501とバイポーラープレート501aとの間のセルインピーダンス、バイポーラープレート502とバイポーラープレート502aとの間のセルインピーダンス、バイポーラープレート503とバイポーラープレート5031aとの間のセルインピーダンス、バイポーラープレート503とバイポーラープレート5032aとの間のセルインピーダンスは、いずれも交流電圧検出の範囲外となり検出できない。しかしながら、大型積層電池などのように積層枚数が多い場合や、セル間のインピーダンスばらつきが揃っている場合には、検出範囲のセル枚数から1セル当たりの平均セルインピーダンスを求めて補正できるので問題ない。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、正極側加算器571および負極側加算器572からはノイズが相殺された信号が出力されるので、正極側交流電位差検出部521および負極側交流電位差検出部522は、ノイズが無い交流電位差を検出することができる。
(第6実施形態)
図17は、第6実施形態における積層電池のインピーダンス測定装置の回路図である。
本実施形態を回路図で示すと、第3実施形態(図12)と同じになる。ただし、第3実施形態では、交流電位差検出部及び電源部(又は交流電流検出部)を共通のセパレーター(バイポーラープレート)に接続するようにしたが、本実施形態では、少なくともひとつ隔てた別のバイポーラープレートに接続する。なお本実施形態では、交流電位差検出部は正極側にのみ設け、この正極側交流電位差検出部を図15のバイポーラープレート5031aに接続する。図15のバイポーラープレート5032aに接続する交流電位差検出部は不要である。
このようにすれば、第3実施形態と同様に、各積層セル群両端の交流電圧振幅が必然的に同じになる。そのため、インピーダンス測定対象(燃料電池)に流れる交流電流値と、電源から出力する交流電流値とが一致するので、測定対象へ流れる交流電流を正確に検知することができる。そしてこの交流電流に基づいて積層電池のインピーダンスを求めるので、稼働中の積層電池のインピーダンスを負荷装置の状態の影響を受けずに正確に測定することができる。また接続端子の占有スペースを狭くできるので小型化できる。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、正極側加算器571からはノイズが相殺された信号が出力されるので、正極側交流電位差検出部521は、ノイズが無い交流電位差を検出することができる。
(第7実施形態)
図18は、第7実施形態における積層電池のインピーダンス測定装置の回路図である。
本実施形態では、基本的には第4実施形態(図14)と同様である。ただし、第4実施形態(図14)では、交流電位差検出部及び電源部(又は交流電流検出部)を共通のセパレーター(バイポーラープレート)に接続したのに対して、本実施形態では、少なくともひとつ隔てた別のバイポーラープレートに接続する。
正極側極性反転アンプ540bは、コンデンサー511を介して、燃料電池1の正極側のバイポーラープレート501に接続する。正極側交流電位差検出部521は、コンデンサー511aを介して、バイポーラープレート501とは異なるバイポーラープレート501aに接続する。また正極側交流電位差検出部521は、コンデンサー5131aを介して、接地線が接続するバイポーラープレート503とは異なるバイポーラープレート5031aに接続する。
負極側極性反転アンプ540cは、コンデンサー512を介して、燃料電池1の負極側のバイポーラープレート502に接続する。負極側交流電位差検出部522は、コンデンサー512aを介してバイポーラープレート502とは異なるバイポーラープレート502aに接続する。また負極側交流電位差検出部522は、コンデンサー5132aを介して、接地線が接続するバイポーラープレート503とは異なるバイポーラープレート5032aに接続する。
このようにすれば、第4実施形態と同様に、積層電池出力端で検出される交流電圧の極性が反転されてそれぞれの積層電池出力端子に戻されるので、積層電池出力端の交流電圧振幅が強制的に相殺(零化)される。これによって、積層電池両端の交流電圧振幅は共に零になって等電位になる。また各々の積層セル群に流れる交流電流は、交流電流検出部531a,532aで検出され、積層セル群両端の交流電圧は交流電圧検出線に接続した交流電位差検出部521,522で検出される。したがって、本実施形態によれば、交流調整部540による電圧比較機能が不要であるので、回路を簡素化できる。また接続端子の占有スペースを狭くできるので小型化できる。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、正極側加算器571および負極側加算器572からはノイズが相殺された信号が出力されるので、正極側交流電位差検出部521および負極側交流電位差検出部522は、ノイズが無い交流電位差を検出することができる。
(参考実施形態)
上述した各実施形態では、中途点は燃料電池1の中間電位の点としているが、中途点を燃料電池1の中間電位の点としない場合の回路に対してノッチフィルタを設ける構成について考察しておく。
例えば、燃料電池1の正極端子と負極端子との間を1:2に分ける点を中途点として接地した場合、正極側交流電位差検出部ではノイズを含む交流電位差信号を1/3倍した信号を検出し、負極側交流電位差検出部ではノイズを含む交流電位差信号を2/3倍した信号を検出することになる。従って、正極側交流電位差検出部で検出される信号を2倍に増幅すれば、正極側交流電位差検出部と負極側交流電位差検出部で検出される信号レベルは同じとなる。同じ信号レベルとなるように調整された信号を、上述した各実施形態で説明したように、ノッチフィルタ及び加算器を通すことにより、ノイズをキャンセルすることができる。
図19は、接続切替器580で中途点を順次切り替えるようにした構成図である。この場合にも、切り換える中途点の位置に応じて、正極側交流電位差検出部と負極側交流電位差検出部で検出される信号レベルが同じとなるように調整してからノッチフィルタ及び加算器を通すことにより、ノイズをキャンセルすることができる。
中途点を切り換えるこの構成によれば、現在の測定値と一つ前の測定値とを比較することで、現在接続されているセルのインピーダンスを算出することができる。従って、各セル毎にインピーダンスを測定することができる。これにより、積層方向のインピーダンス分布や局所的なセルの劣化などをモニタすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
例えば、図20のように、積層電池1−1と同じ積層電池1−2を直列接続したものをインピーダンス測定対象としてもよい。このような場合であれば、積層電池1−1の正極を上記実施形態の正極と捉え、積層電池1−1と積層電池1−2との中途点を上記実施形態の中途点と捉え、積層電池1−2の負極を上記実施形態の負極と捉える。中途点は、積層電池1−1と積層電池1−2を含むインピーダンス測定対象の中間電位の点となる。このようにすれば、積層電池1−1のインピーダンス値がR1として求まり、積層電池1−2のインピーダンス値がR2として求まる。このようにしても、上述した各実施形態のように、ノッチフィルタおよび加算器を設けることによって、ノイズの影響を受けることなく、積層電池1−1及び積層電池1−2それぞれのインピーダンス値を正確に求めることができる。
さらに上記説明においては、積層電池の一例として燃料電池を挙げたが、リチウムイオン電池などの電池であってもよい。すなわち発電要素が複数積層される電池であれば適用できる。そのような電池であっても内部抵抗が測定できれば効率的な運転ができ望ましい。
上述した第1〜第3、第5〜第6実施形態では、交流調整部(540、540a)を設けた構成について説明したが、中途点を燃料電池1の中間電位の点としていることから、交流調整部(540、540a)は省略することも可能である。
中途点は、燃料電池1の中間電位の点としたが、完全に中間電位の点ではなく、中間電位に近い位置としてもよい。
本願は、2012年10月9日に日本国特許庁に出願された特願2012−224266に基づく優先権を主張し、この出願の全ての内容は参照により本明細書に組み込まれる。

Claims (3)

  1. 積層電池を少なくとも含むインピーダンス測定対象に交流電流を出力する交流電源部と、
    前記インピーダンス測定対象の正極側の電位と前記インピーダンス測定対象の中間電位との正極側交流電位差、および、前記インピーダンス測定対象の負極側の電位と前記インピーダンス測定対象の中間電位との負極側交流電位差のうちの少なくとも一方の交流電位差を検出する交流電位差検出手段と、
    前記少なくとも一方の交流電位差と、前記インピーダンス測定対象に印加される交流電流とに基づいて前記積層電池のインピーダンスを算出するインピーダンス算出手段と、
    前記インピーダンス算出手段で用いられる交流電位差とは反対極側の交流電位差を示す交流信号に対して当該交流信号周波数の信号を除去するフィルタと、
    前記フィルタを通過した後の信号を、前記インピーダンス算出手段で用いられる前記交流電位差を示す交流信号に加算する加算手段と、
    を備える積層電池のインピーダンス測定装置。
  2. 積層電池を少なくとも含むインピーダンス測定対象に交流電流を出力する交流電源部と、
    前記インピーダンス測定対象の正極側の電位と前記インピーダンス測定対象の中間電位との正極側交流電位差、および、前記インピーダンス測定対象の負極側の電位と前記インピーダンス測定対象の中間電位との負極側交流電位差のうちの少なくとも一方の交流電位差を検出する交流電位差検出手段と、
    前記少なくとも一方の交流電位差と、前記インピーダンス測定対象に印加される交流電流とに基づいて前記積層電池のインピーダンスを算出するインピーダンス算出手段と、
    前記正極側交流電位差を示す交流信号に対して当該交流信号周波数の信号を除去する第1のフィルタと、
    前記負極側交流電位差を示す交流信号に対して当該交流信号周波数の信号を除去する第2のフィルタと、
    前記第1のフィルタを通過した後の信号を前記負極側交流電位差を示す交流信号に加算する第1の加算手段と、
    前記第2のフィルタを通過した後の信号を前記正極側交流電位差を示す交流信号に加算する第2の加算手段と、
    を備える積層電池のインピーダンス測定装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の積層電池のインピーダンス測定装置であって、
    前記フィルタは、ノッチフィルタである、
    積層電池のインピーダンス測定装置。
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