JPWO2014050118A1 - 健康管理方法 - Google Patents

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Abstract

本発明の位置態様に係る健康管理方法は、複数の動物の健康を管理する健康管理システムにおける健康管理方法であって、複数の動物のそれぞれについて、複数の計測端末のうちで当該動物に対応する動物用計測端末が当該動物の生体情報を計測する計測ステップと、複数の動物のそれぞれについて、計測ステップにおいて計測された当該動物の生体情報を取得する取得ステップと、複数の動物のそれぞれについて、取得ステップにおいて取得した複数の動物の生体情報に基づいて複数の動物の標準的な健康状態を示す動物用健康情報を生成する生成ステップと、複数の動物のそれぞれについて、生成ステップにおいて生成された動物用健康情報と、計測ステップにおいて計測された当該動物の生体情報とを比較することにより、当該動物の健康状態を評価する評価ステップと、評価ステップにおいて評価された当該動物の健康状態の評価結果を表示部に表示する表示ステップと、を含む。

Description

本発明は、計測器を利用した健康管理システムに関するものであり、特にユーザおよびユーザの所有物であるペット等に関する健康状態の管理を行うための健康管理方法に関する。
従来のペットの健康管理システムにおいては、ペットに各種センサーを取り付け、体温、心拍数、運動量などを計測し、計測結果をホームサーバの健康判断用データベースと比較して、健康であるか否かを判断するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−42670号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、ペット(動物)が健康であるか否かを精度よく判断できないという問題がある。
そこで、本発明の目的は、かかる問題に鑑みてなされたものであって、動物が健康であるか否かを精度よく判定できる健康管理方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る健康管理方法は、複数の動物の健康を管理する健康管理システムにおける健康管理方法であって、前記複数の動物のそれぞれについて、複数の計測端末のうちで当該動物に対応する動物用計測端末が当該動物の生体情報を計測する計測ステップと、前記複数の動物のそれぞれについて、前記計測ステップにおいて計測された当該動物の生体情報を取得する取得ステップと、前記複数の動物のそれぞれについて、前記取得ステップにおいて取得した前記複数の動物の生体情報に基づいて前記複数の動物の標準的な健康状態を示す動物用健康情報を生成する生成ステップと、前記複数の動物のそれぞれについて、前記生成ステップにおいて生成された前記動物用健康情報と、前記計測ステップにおいて計測された当該動物の生体情報とを比較することにより、当該動物の健康状態を評価する評価ステップと、前記評価ステップにおいて評価された当該動物の健康状態の評価結果を表示部に表示する表示ステップと、を含む。
これによれば、複数の動物のそれぞれについて計測した生体情報から動物用健康情報を生成し、動物用健康情報と当該動物の生体情報とを比較することにより当該動物の健康状態を評価するため、当該動物の健康状態を精度よく評価することができる。
なお、これらの全般的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本発明の健康管理方法は、動物が健康であるか否かを精度よく判定できる。
図1は、実施の形態1における健康管理システムの概念図である。 図2は、実施の形態1における計測端末の構成の要部を示すブロック図である。 図3は、実施の形態1における通信端末の構成の要部を示すブロック図である。 図4は、実施の形態1における健康管理サーバの構成の要部を示すブロック図である。 図5は、実施の形態1におけるID管理方法の一例を示す図である。 図6は、実施の形態1における計測端末の計測処理を示すフローチャートである。 図7は、実施の形態1における計測端末と通信端末の通信処理を示すフローチャートである。 図8は、実施の形態1における通信端末と健康管理サーバの通信処理を示すフローチャートである。 図9は、実施の形態1における通信端末に表示される健康情報の画面の一例である。 図10は、実施の形態1における通信端末に表示される健康情報の画面の他の一例である。 図11は、実施の形態1における標準健康情報の更新処理を示すフローチャートである。 図12は、実施の形態1におけるマイクロチップおよび計測端末の要部を示すブロック図である。 図13は、実施の形態1におけるチップIDを利用したID管理方法の一例を示す図である。 図14は、実施の形態1における代行登録を行うためのID管理方法の一例を示す図である。 図15は、実施の形態1における獣医IDを含めたID管理方法の一例を示す図である。 図16は、実施の形態1における保険会社IDを含めたID管理方法の一例を示す図である。 図17は、実施の形態1における健康管理サーバの変形例の構成を示すブロック図である。 図18は、実施の形態1における健康管理方法の処理の流れを示すフローチャートである。 図19は、実施の形態2における健康管理システムの概念図である。 図20は、実施の形態2におけるペット用計測端末の構成の要部を示すブロック図である。 図21は、実施の形態2におけるヒト用計測端末の構成の要部を示すブロック図である。 図22は、実施の形態2における通信端末の構成の要部を示すブロック図である。 図23は、実施の形態2における健康管理サーバの構成の要部を示すブロック図である。 図24は、実施の形態2におけるID管理方法の一例を示す図である。 図25は、実施の形態2における提案情報の生成処理を示すフローチャートである。 図26は、実施の形態2における通信端末に表示される提示情報の画面の一例である。 図27は、実施の形態2における通信端末に表示される提示情報の画面の他の一例である。 図28は、実施の形態2における通信端末に表示される提示情報の画面の他の一例である。 図29は、実施の形態2における通信端末に表示される提示情報の画面の他の一例である。 図30は、従来のペット健康管理システムの構成図である。
(本発明の基礎となった知見)
本発明者は、「背景技術」の欄において記載した、健康管理システムに関し、以下の問題が生じることを見出した。
図30は、特許文献1に記載された従来のペット健康管理システムの概要を示すものである。
図30において、ペットに装着した計測装置2301の計測手段2302がペットの体温、心拍数、呼吸数、歩数、運動量、行動範囲、食事量、排便量、食事時間、水分補給量、水分補給時間、位置、および、臭いを示す情報のうち少なくとも1つの情報を含むペット状態情報を取得する。計測手段2302が取得したペット状態情報は、ペット情報取得装置2304を介してホームサーバ2307に送信され、第1ペット健康管理データベース2309に登録される。さらに、ホームサーバ2307に登録されたペット状態情報は、ペット健康管理判断装置2312に送信され、第2ペット健康管理データベース2314に登録される。そして、ペット健康管理アプリケーション2313が、ペット状態情報とペット健康知識データベース2316に保持されているペットの健康知識情報と比較して、ペットが健康であるか否かを判断するということを実現している。
しかしながら、前記従来の構成では、ペット情報取得装置2304やホームサーバ2307が家庭内にある必要があり、外出先でユーザがペット状態情報をペット健康管理判断装置に登録することが難しく、また、ペットを預かった代行者がペット状態情報をペット健康管理判断装置に登録することが難しいという課題を有していた。また、複数のペットを飼っていた場合に、各ペットの区別を行う手段は開示されておらず、ペット状態情報を間違って登録してしまう可能性があるという課題を有していた。さらに、ホームサーバ2307には自分が飼っているペットのペット状態情報のみが蓄積されるため、ペット状態情報が偏ってしまうおそれがあり、これによりペット(動物)が健康であるか否かを精度よく判断できないという課題を有していた。
このような問題を解決するために、本発明の一態様に係る健康管理方法は、複数の動物の健康を管理する健康管理システムにおける健康管理方法であって、前記複数の動物のそれぞれについて、複数の計測端末のうちで当該動物に対応する動物用計測端末が当該動物の生体情報を計測する計測ステップと、前記複数の動物のそれぞれについて、前記計測ステップにおいて計測された当該動物の生体情報を取得する取得ステップと、前記複数の動物のそれぞれについて、前記取得ステップにおいて取得した前記複数の動物の生体情報に基づいて前記複数の動物の標準的な健康状態を示す動物用健康情報を生成する生成ステップと、前記複数の動物のそれぞれについて、前記生成ステップにおいて生成された前記動物用健康情報と、前記計測ステップにおいて計測された当該動物の生体情報とを比較することにより、当該動物の健康状態を評価する評価ステップと、前記評価ステップにおいて評価された当該動物の健康状態の評価結果を表示部に表示する表示ステップと、を含む。
これによれば、複数の動物のそれぞれについて計測した生体情報から動物用健康情報を生成し、動物用健康情報と当該動物の生体情報とを比較することにより当該動物の健康状態を評価するため、当該動物の健康状態を精度よく評価することができる。
例えば、前記計測ステップでは、前記複数の動物のそれぞれについて、前記計測端末が当該動物の生体情報を、予め定められたタイミングで計測し、前記健康管理方法は、さらに、前記生成ステップにおいて生成された前記動物用健康情報を、前記計測ステップで計測された前記複数の動物の生体情報のうちで最新の生体情報に基づいて更新する更新ステップを含んでもよい。
これによれば、動物用健康情報を最新の生体情報に基づいて更新するため、計測対象となった動物の健康状態を精度よく評価することができる。
例えば、前記計測ステップでは、さらに、複数のヒトのそれぞれについて、前記複数の計測端末のうちで当該ヒトに対応するヒト用計測端末が当該ヒトの生体情報を計測し、前記取得ステップでは、さらに、前記複数のヒトのそれぞれについて、前記計測ステップにおいて計測された当該ヒトの生体情報を取得し、前記生成ステップでは、さらに、前記取得ステップにおいて取得した前記複数のヒトの生体情報に基づいて前記複数のヒトの標準的な健康状態を示すヒト用健康情報を生成し、前記評価ステップでは、さらに、前記複数のヒトのそれぞれについて、前記生成ステップにおいて生成された前記ヒト用健康情報と、前記計測ステップにおいて計測された当該ヒトの生体情報とを比較することにより、当該ヒトの健康状態を評価し、前記表示ステップでは、さらに、前記評価ステップにおいて評価された当該ヒトの健康状態の評価結果を表示部に表示してもよい。
これによれば、動物の他に、複数のヒトのそれぞれについて計測した生態情報からヒト用健康情報を生成し、ヒト用健康情報と当該ヒトの生態情報とを比較することにより当該ヒトの健康状態を評価するため、当該ヒトの健康状態を精度よく評価することができる。
例えば、さらに、前記計測ステップにより計測された前記動物の生体情報および前記ヒトの生体情報に基づいて、前記動物の健康状態および前記ヒトの健康状態を向上させるための提案情報を生成し、当該提案情報を前記ヒトに提示する提案ステップを含んでもよい。
これによれば、動物およびヒトの健康状態を向上させるための提案情報をヒトに提示するため、当該提案情報に基づいた活動を動物およびヒトがともに行うことができる。
例えば、さらに、前記計測ステップにおいて計測された当該動物の生体情報から当該動物の活動量を算出し、かつ、前記計測ステップにおいて計測された当該ヒトの生体情報から前記ヒトの活動量を算出する算出ステップを含み、前記提案ステップでは、前記提案情報として、前記動物の活動量および前記ヒトの活動量に応じた距離の散歩ルートを生成し、前記ヒトに提示してもよい。
これによれば、例えばその日の活動量に応じて、散歩ルートの距離が最適な距離に変更されるため、ユーザは、自分および動物の活動量が最適な活動量になるような運動を行うことが容易にできる。
例えば、前記計測ステップでは、さらに、前記複数の動物のそれぞれについて、前記動物用計測端末が、前記動物の生体情報を計測したタイミングにおける当該動物の位置を計測し、前記取得ステップでは、さらに、前記複数の動物のそれぞれについて、前記計測ステップにおいて計測された当該動物の位置を示す位置情報を取得し、前記健康管理方法は、さらに、前記計測ステップにおいて計測された前記動物の生体情報に基づいて、前記動物が喜んでいる状態であるか否かを判断する判断ステップを含み、前記提案ステップでは、前記動物が喜んでいる状態であると判断されたときの前記動物の生体情報が計測されたタイミングにおける位置情報に基づいて、当該位置情報が示す位置を含む散歩ルートを生成し、前記ヒトに提案してもよい。
これによれば、動物が喜んでいた位置を含むように散歩ルートを提案するため、動物の好みに適した散歩ルートで散歩することが容易にできる。
例えば、前記生成ステップでは、前記ヒト用健康情報を、年齢および性別の少なくとも1つに応じて複数の項目に分類して生成し、前記評価ステップでは、前記複数のヒトのそれぞれについて、前記生成ステップにおいて生成された前記ヒト用健康情報のうちの前記複数の項目のうちで、当該ヒトが該当する項目に分類されているヒト用健康情報と、前記計測ステップにおいて計測された当該ヒトの生体情報とを比較することにより、当該ヒトの健康状態を評価してもよい。また、例えば、前記生成ステップでは、前記動物用健康情報を、前記動物の種類、年齢、および性別の少なくとも1つに応じて複数の項目に分類して生成し、前記評価ステップでは、前記複数の動物のそれぞれについて、前記生成ステップにおいて生成された前記動物用健康情報のうちの前記複数の項目のうちで、当該動物が該当する項目に分類されている動物用健康情報と、前記計測ステップにおいて計測された当該動物の生体情報とを比較することにより、当該動物の健康状態を評価してもよい。
これによれば、動物またはヒトのタイプ別に標準的な健康状態が生成されているため、動物またはヒトのタイプに適した健康状態を判定することができる。これにより、動物およびヒトが健康であるか否かを精度よく判定することができる。
なお、これらの全般的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたは記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における健康管理システムの要部を示すブロック図である。
(健康管理システムの構成)
図1に示すように、本実施の形態における健康管理システム100は、複数の計測端末30と、複数の通信端末20と、健康管理サーバ10とを含む。複数の計測端末30のそれぞれは、計測対象となるペット(動物)の生体情報または行動履歴を計測データとして取得し、取得した計測データを通信端末20に送信する。複数の通信端末20のそれぞれは、計測端末30から受信した計測データを、インターネットを介して健康管理サーバ10に送信する。健康管理サーバ10は、複数の通信端末20から受信した計測データから健康状態を判断し、判断した健康状態を示す健康情報を通信端末20に通知する。
それぞれの構成要素について、さらに説明する。
(計測端末)
図2は計測端末30の構成の要部を示すブロック図である。
図2に示すように、計測端末30は、計測端末ID記憶部301と、計測部303と、計測情報記憶部302と、計測情報通信部304と、計測管理部305とを備える。
計測端末ID記憶部301は、計測端末30を識別するための計測端末IDを記憶している。計測部303は、ペットの生体情報または行動履歴を計測データとして計測することにより取得する。計測情報記憶部302は、計測部303によって計測された計測データを記憶する。計測情報通信部304は、通信端末20と通信を行い、計測情報記憶部302に記憶された計測データを通信端末20に送信する。計測管理部305は、計測部303がペットの生体情報または行動履歴を計測するための計測タイミングを管理する。また、必要に応じて、計測管理部305の計測タイミングを計るためのタイマー部(図示せず)を備えてもよい。
計測部303は、体温、心拍数、呼吸数、体重、歩数、活動量、位置、泣き声、臭い、脳波、身体の特定箇所の動作情報(例えば尻尾や首の振り方)、血液成分、および体毛成分などを示す生体情報のうち少なくとも1つの生体情報を計測データとして取得する。計測部303は、図中では1つだが、取得する情報の種類に応じて1つの計測端末30に複数設置されてもよく、また、計測端末30を1ペットに複数利用してもよく、さらに、計測端末30を物理的に複数の部品から構成してもよい。つまり、計測端末30は、複数のペットのそれぞれについて、少なくとも1以上が対応して当該ペットの生体情報を計測できるように、ペットに装着されている。要するに、複数のペットのそれぞれについて、複数の計測端末30のうちで当該ペットに対応する動物用計測端末が、当該動物の生体情報を計測する。
計測管理部305が管理する計測タイミングは、通信端末20もしくは健康管理サーバ10からの指示を受信した際、常時、所定の時刻、所定の時間間隔、および所定の場所に移動した場合で示されるタイミングのうちの少なくとも1つで決定されてもよい。つまり、計測端末30では、複数のペットのそれぞれについて、計測端末30が当該ペットの生体情報を、予め定められたタイミングで計測する。
また、計測管理部305が管理する計測タイミングは、計測部303がある種類の計測データを取得した場合に、他の種類の計測データを計測する、ある種類の計測データが所定の閾値を超えた場合に、他の種類の計測データを計測するなどしてもよい。また、計測端末30の計測情報通信部304が計測タイミングの決定アルゴリズムを通信端末20あるいは健康管理サーバ10から受信して、そのアルゴリズムにしたがって計測を実施するようにしてもよい。
計測情報通信部304は、USB、イーサネット(登録商標)などの有線接続通信、無線LAN、Bluetooth(登録商標)などの無線接続通信、3G、LTEなどの電話回線通信、ICカードやスマートフォンなどに利用されている接触型通信、非接触型通信、NFCなどの近距離通信などが利用可能であり、特に限定されるものではない。また、計測情報通信部304は、少なくとも計測端末ID記憶部301に記憶されている計測端末IDと計測情報記憶部302に記憶されている計測データとを通信端末20に送信する。
計測端末30は、首輪タイプ、首輪に取り付けるタイプ、頭、耳、尻尾、背中、四肢など体の一部に装着するタイプ、体内に埋め込むタイプなどペットの近傍で利用する形態が考えられるが、これに特化するものではない。また、ペットがよく利用する場所や器具に備え付けられてもよい。
(通信端末)
図3は通信端末20の構成の要部を示すブロック図である。
図3に示すように、通信端末20は、計測情報取得部202と、通信部203と、記憶部204と、入力部205と、表示部201とを備える。
計測情報取得部202は、計測端末30から送信された計測データなどを受信する。通信部203は、健康管理サーバ10と通信を行い、計測情報取得部202により取得された計測データ、健康情報(後述参照)などの各情報の送受信を行う。記憶部204は、健康管理サーバ10から発行されたユーザIDや、計測データ、健康情報などを保持する。入力部205は、ペットやその飼い主の情報を受け付ける。表示部201は、計測データ、健康情報などを表示する。また、表示部201は、ペットの健康状態の評価結果(後述参照)を表示してもよい。また、図示しない撮影部を備えてもよい。
通信端末20は携帯電話やスマートフォンなどユーザが日常的に利用するものが望ましいが、計測端末30および健康管理サーバ10との間で情報の送受信を行うための専用の端末としてもよい。また、ペットがよく利用する場所や器具に備え付けられていてもよい。
計測情報取得部202は、計測端末30の計測情報通信部304の通信方法に対応する方法であればよく、前述した通信方法が利用可能であるが、これに特化するものではない。
通信部203は、記憶部に記憶されている計測端末ID、計測データとともにユーザIDを健康管理サーバ10に送信する。
つまり、複数のペットのそれぞれについて、複数の通信端末20のうちで動物用計測端末に対応する対応通信端末が当該動物用計測端末により計測された当該動物の生体情報を取得する。そして、当該対応通信端末は、取得した当該ペットの生体情報を健康管理サーバ10に送信する。
(健康管理サーバ)
図4は健康管理サーバ10の構成の要部を示すブロック図である。
図4に示すように、健康管理サーバ10は、通信部104と、ID発行部105と、ID管理部101と、記憶部103と、標準健康情報生成部107と、計測情報解析部102と、標準健康情報更新部106とを備える。
通信部104は、通信端末20から送信された計測端末ID、計測データ、ユーザIDなどを受信し、健康情報などを通信端末20に送信する。
ID発行部105は、健康管理サーバ10を利用することを希望するユーザにユーザIDを発行する。
ID管理部101は、ユーザIDと計測端末IDとの関係を管理する。
記憶部103は、通信部104により受信された計測データをペット(つまり後述するペットID)ごとに記憶(蓄積)する。記憶部103はまた、標準健康情報生成部107により生成された動物用健康情報(後述参照)を記憶する。
標準健康情報生成部107は、ペットの健康状態の評価の基準となる動物用健康情報を生成する。つまり、標準健康情報生成部107は、複数のペットのそれぞれについて対応通信端末により送信された当該ペットの生体情報を示す計測データを取得する。そして、標準健康情報生成部107は、取得した複数のペットの計測データに基づいて複数の動物の標準的な健康情報を示す動物用健康情報(ペットの標準健康情報)を生成する。
計測情報解析部102は、標準健康情報生成部107で生成された動物用健康情報と、ペット毎の計測データを解析して、解析の結果として当該ペットの健康状態を示す健康情報を生成する。つまり、計測情報解析部102は、複数のペットのそれぞれについて、標準健康情報生成部107で生成されたペットの標準健康情報と、記憶部103に記憶された当該ペットの計測データとを比較することにより、当該ペットの健康状態を評価する。これにより、計測情報解析部102は、当該ペットの健康状態の評価結果を生成する。
標準健康情報更新部106は、記憶部103に記憶されている計測データをもとに、標準健康情報生成部107の標準健康情報の更新を行う。つまり、標準健康情報更新部106は、標準健康情報生成部107により生成された動物用健康情報を、計測端末30により計測された複数のペットの計測データのうちで最新の計測データに基づいて更新する。
なお、計測端末30によるペットの生体情報の計測タイミングの決定アルゴリズムを健康管理サーバ10から送信する場合には、健康管理サーバ10に、さらに計測タイミング生成部を設けてもよい。この場合、計測タイミング生成部は計測データ、標準健康情報などをもとに計測タイミングの決定アルゴリズムを生成し、その決定アルゴリズムを計測端末30に送信する。
なお、「動物用健康情報」とはペットの標準的な健康状態を示す情報であり、健康状態を評価するための基準となる情報である。例えば犬の場合、平常時の体温は小型犬で38.6〜39.2度、大型犬では37.5〜38.6度、脈拍数は小型犬で毎分60〜120回、大型犬で毎分60〜80回、呼吸数は小型犬で毎分20〜30回、大型犬で毎分10〜15回など、健康の指針となる生体情報が含まれる。また、平常時の情報以外にも、緊張、興奮、喜怒哀楽などの感情情報と生体情報との相関関係、泣き声のパターンと生体情報との相関関係など、生体情報および感情情報の相関関係も含まれる。また、病気やその兆候情報なども管理されている。また、例えばダックスフンドならヘルニアにかかりやすいなど、特定の血統別の情報なども管理されている。またペットの種類、血統、年齢、性別、体重、地域、位置情報、季節、天候、時間帯などとともに健康の基準となる生体情報、感情情報などが管理されていてもよい。
つまり、標準健康情報生成部107は、動物用健康情報を、ペットの種類、血統、年齢、性別、体重、地域、位置情報、季節、天候、時間帯などの少なくとも1つに応じて複数の項目に分類して生成してもよい。この場合、計測情報解析部102は、複数のペットのそれぞれについて、標準健康情報生成部107により生成された動物用健康情報のうちの複数の項目のうちで、当該ペットが該当する項目に分類されている動物用健康情報と、記憶部103に記憶された当該ペットの計測データとを比較することにより、当該ペットの健康状態を評価してもよい。
図5はID管理部101におけるユーザIDと計測端末IDとの管理の一例を示す図である。
図5の例では、計測端末ID=「1001」にユーザID=「1」および「2」がリンクされており、計測端末ID=「1001」の固有の計測データおよび健康情報はユーザID=「1」および「2」を使用するユーザのみが参照または登録可能である。同様に計測端末ID=「2001」および「3001」にユーザID=「3」、「4」および「5」がリンクされており、計測端末ID=「2001」および「3001」の固有の計測データおよび健康情報はユーザID=「3」、「4」および「5」を使用するユーザのみが参照または登録可能である。
ユーザIDは健康管理サーバ10を利用するユーザを特定するためのIDであり、ユーザの連絡先、メールアドレス、氏名、ニックネームなどと紐付いたユーザ情報としてID管理部101により管理されている。つまり、ユーザ情報は、ID管理部101に記憶されている。
またペットIDは健康管理サーバ10内の内部管理用IDであり、ペットの個体を識別するために利用するIDである。ユーザが新しいペットの種類、血統、生年月日、性別、名前などの情報を健康管理サーバ10に登録した際に、ID発行部105によりペットIDが発行され、ペットIDと計測端末IDとの関係を管理する。計測端末30の故障や、ペット1体に対して複数の計測端末30を利用するユーザがいることも想定し、ペットIDと計測端末IDは1対Nでリンク関係を管理することを可能とする。ペットIDはペット1体に1つだけ発行されるものであるため、計測端末IDとともに受信した計測データや健康情報はペットIDにリンクして管理される。なお、図5に示すように、ユーザ情報は、ユーザID、計測端末IDおよびペットIDが関連付けられた情報であってもよい。また、ユーザ情報とは別に、ペットIDと計測端末IDとが関連付けられたペット情報としてID管理部101に管理(記憶)されてもよい。
(計測処理)
次に計測端末30における計測処理について図6のフローチャートを利用して説明する。
まず、計測管理部305が計測タイミングか否かを判断し、計測タイミングであると判断した場合は、ステップS602に遷移する(ステップS601)。
計測タイミングについては上述の通りである。
次に、計測管理部305が計測部303に計測を指示し、計測部303が計測対象の生体情報、行動履歴などを計測データとして取得し、ステップS603に遷移する(ステップS602)。
計測情報記憶部302が、取得した計測データを記憶し、終了する(ステップS603)。
以上のような処理により、計測端末30は計測対象の計測データを記憶する。
(計測データ送信処理)
次に計測端末30から通信端末20を介して健康管理サーバ10に計測データを送信する処理(以下、「計測データ送信処理」という)について図7および図8のフローチャートを利用して説明する。
まず、通信端末20は、計測データ送信処理を開始するか否かを判断し、開始すると判断した場合にステップS702に遷移する(ステップS701)。
このときの判断の方法としては、以下のいずれかの方法により可能であるが、これに特化するものではなく他の方法でもよい。
つまり、ステップS701で行われる計測データ送信処理の開始は、通信端末20が起動された場合であってもよいし、入力部205で、ユーザにより開始が指示された場合であってもよいし、通信端末20および計測端末30が同一LAN内に入ったと判定された場合であってもよいし、通信端末20が計測端末30に一定距離以内に近づいたと判定された場合であってもよいし、通信端末20および計測端末30が直接計測データを通信できる距離に近づいたと判定された場合であってもよいし、所定の時刻に到達した場合であってもよいし、前回送信してから所定時間経過した場合であってもよい。
ステップS701で、計測データ送信処理を開始すると判断された場合、通信端末20の計測情報取得部202が、関連付けられている計測端末30の計測情報通信部304に計測データの送信を要求する(ステップS702)。
次に、計測情報通信部304が計測端末IDおよび計測データを、通信端末20の計測情報取得部202に送信する(ステップS703)。
次に、計測情報取得部202が受信した計測端末IDおよび計測データを記憶部204に記憶する(ステップS704)。
次に、通信端末20の通信部203が記憶部204に記憶した計測データを健康管理サーバ10に送信する健康管理サーバ通信処理を行って、計測データ送信処理を終了する(ステップS705)。
図8はステップS705の健康管理サーバ通信処理をより具体的に示すフローチャートである。
まず、通信端末20の通信部203が、ユーザIDとステップS704で記憶部204に記憶した計測端末IDと計測データとを健康管理サーバ10に送信する(ステップS801)。
次に、健康管理サーバ10の通信部104がユーザID、計測端末IDおよび計測データを受信する(ステップS802)。
次に、受信したユーザIDと計測端末IDとの組み合わせがID管理部101で管理されているものと一致すればステップS804に遷移し、一致しなければステップS809に遷移する(ステップS803)。
ステップS803でユーザIDと計測端末IDとの組み合わせが正しいと判断された場合、記憶部103に計測データを記憶する(ステップS804)。
次に、計測情報解析部102が、計測データと標準健康情報生成部107で生成された標準健康情報とを比較し、計測端末IDに紐付けられたペットIDのペットの健康状態を評価した結果である健康情報を生成し、当該健康情報を記憶部103に記憶する(ステップS805)。
次に、通信部104が、計測情報解析部102により生成された健康情報を通信端末20の通信部203に送信する(ステップS806)。
次に、通信部203が、通信部203により送信された健康情報を受信し、記憶部204に保持する(ステップS807)。
次に、表示部201が、記憶部204に保持した健康情報を表示して終了する(ステップS808)。
また、ステップS803でユーザIDと計測端末IDとの組み合わせが正しくないと判断された場合、健康管理サーバ10の通信部104が通信端末20の通信部203にエラーを通知する(ステップS809)。
次に、表示部201がエラーを表示して終了する(ステップS810)。
ステップS805における計測情報解析部102の解析方法について以下説明する。ただしこれに特化するものではなく、計測データと標準健康情報とを利用して健康情報を生成するのであれば、いかなる方法も利用可能である。
まず、以下のいずれかの情報もしくはその組み合わせにより、標準健康情報生成部107は、計測データと比較する基準となる標準健康情報を生成する。
つまり、標準健康情報は、計測情報解析部102が、計測端末IDに紐付くペットIDに登録されたペットの種類、血統、生年月日から算出される年齢を含んでもよいし、記憶部103に記憶されている計測データに含まれる最新の体重を含んでもよいし、最新の計測データに含まれる位置情報およびそれをもとにした地域情報を含んでもよいし計測データを計測したときの季節および時間帯を含んでもよいし、計測データを計測したときの天候を含んでもよい。
次に、計測情報解析部102は、以下のいずれかの方法もしくはその組み合わせにより、計測データと上記で取得した標準健康情報をもとに解析し、健康情報を生成する。
つまり、計測情報解析部102は、計測データに含まれる生体情報または行動履歴の値が標準健康情報の正常な範囲内にあるかどうかを示す健康情報を生成してもよい。また、計測情報解析部102は、ペット自身の過去の計測データの値と最新の計測データとを比較し、所定の閾値の変動に収まっているかを示す健康情報を生成してもよい。また、計測情報解析部102は、所定期間の計測データの変動と、所定期間の標準健康情報の変動とを比較し、病気の直前の兆候を示す変動があるかどうかを示す健康情報を生成してもよい。また、計測情報解析部102は、計測データに泣き声のパターンが含まれる場合、泣き声のパターンから健康状態を推測して、健康情報として生成してもよい。また、計測情報解析部102は、計測データの値から感情を推測して、健康情報として生成してもよい。また、計測情報解析部102は、計測データの位置情報と、推測した感情とを紐付けて、家庭内外でペットが喜ぶ場所または不快な場所を示す情報を健康情報として生成してもよい。
以上説明したように、計測端末30が計測した計測データを健康管理サーバ10に登録することが可能となる。また、健康管理サーバ10は健康情報を生成して通信端末20に送信することが可能となり、ユーザは通信端末20でペットの健康情報を取得し、確認することが可能となる。
なお、計測端末30の計測情報記憶部302に記憶されている計測データは、送信が終了すれば削除してもよい。その場合は、通信端末20において計測データが記憶されたことをトリガとして計測端末30で記憶されている計測データの削除を、通信端末20が指示してもよい。この場合、計測端末30は、当該指示を受信した後に、計測情報記憶部302に記憶されている計測データを削除する。
また、ステップS809では計測データを送信してきた通信端末20にエラーを通知するとしたが、これに限らずに、計測端末IDにリンクされることにより管理されているユーザIDをもつユーザの連絡先やメールアドレスにエラーを通知してもよい。
また、ステップS803を省略して、ユーザIDが正しいか否かに関わらず計測データを記憶してもよい。
図9は、通信端末20に表示される健康情報の画面900の一例である。
図9に示すように、健康情報の画面900には、ペットのタロウの最近一週間の体温を示すグラフ910とともに体温に関係する健康アドバイス(メッセージ)920が表示される。グラフ910は、縦軸が体温を示し、横軸が日付を示している。グラフ910としては、標準健康情報のうちでタロウ(つまり計測対象のペット)が該当する分類のうちから導き出される平熱の範囲911と、1日の体温の最高値および最低値の幅を示すバー912、913とが表示される。バー912、913のうちで、平熱の範囲911に収まっているバー912と、平熱の範囲911に収まっていないバー913とは異なる態様で表示される。健康アドバイス920としては、図9で示す計測対象のペットの体温が平熱の範囲911を超えている結果を含むため、平熱の範囲911を計測対象のペットの体温が超えていることに対するアドバイスが表示されている。
また、例えば、図9のうちの6月15日のバーが選択された場合、図10のように、通信端末20に健康情報の画面1000を表示してもよい。
図10に示すように、健康情報の画面1000には、ペットのタロウの6月15日の体温を示すグラフ1010とともに体温に関する健康アドバイス(メッセージ)1020が表示される。グラフ1010は、縦軸が体温を示し、横軸が6月15日の時刻を示している。グラフ1010としては、図9の平熱の範囲911と同じ平熱の範囲1011と、各時刻における計測対象のペットの体温を示す折れ線グラフ1012とが表示される。このように、計測対象のペットの体温は、所定の時間間隔(この例では3時間)で定期的に計測されている。健康アドバイス1020としては、図10においても図10と同様に、折れ線グラフ1012が平熱の範囲1011を超えているため、平熱の範囲1011を計測対象のペットの体温が超えていることに対するアドバイスが表示されている。
(標準健康情報更新処理)
図11は健康管理サーバ10において、標準健康情報の更新処理を示すフローチャートである。
まず、記憶部103に新たに計測データが記憶されたかどうかを判断し、新たな計測データがあると判断した場合にはステップS902に遷移する(ステップS901)。
次に、標準健康情報更新部106が、新たな計測データをもとに標準健康情報を更新し、標準健康情報生成部107に登録する。
標準健康情報更新処理のタイミングとしては、以下のようなタイミングがあるが、これに特化するものではない。
つまり、計測データを受け取るたびに、標準健康情報の更新処理を実施してもよいし、定期的に標準健康情報の更新処理を実施してもよいし、新たな計測データが一定量記憶された場合に標準健康情報の更新処理を実施してもよい。
以上のように標準健康情報を更新することで、常に最新の標準健康情報を保持することができるだけでなく、数多くのペットの計測データを利用すればするほど、標準健康情報をペットの種類、血統、年齢、体重、地域、位置情報、季節、天候、時間帯などで、さらに詳細に分類できるという効果がある。標準健康情報を詳細に分類できることで、さらに正確なペットの健康情報を生成できるという効果もある。
なお、各フローチャートにおける処理の順序は特にこれらに限定されるものではなく、同様の結果が得られるのであれば各ステップの順番が入れ替わってもよいことは言うまでもない。
また、本実施の形態では、計測端末30が通信端末20に計測データを送信するとしていたが、計測端末30が健康管理サーバ10に直接送信してもよい。
(マイクロチップ)
近年、ペットの識別を行い、ペットの飼い主を特定するために、識別情報を有するマイクロチップをペットの体内に埋め込む取り組みがある。
図12はペットにマイクロチップ1207があることを前提として、計測端末1200とマイクロチップ1207との構成を示した図である。つまり、マイクロチップ1207がペットの体内に埋め込まれている場合には、図10に示すような計測端末1200を採用してもよい。
マイクロチップ1207は、識別情報(以下、「チップID」という)を有するチップID保持部1208と、チップIDを送信するチップID通信部1209とを備える。
また、計測端末1200は、上記実施の形態1の計測端末30で説明した計測端末ID記憶部301、計測情報記憶部302、計測部303、計測情報通信部304、および計測管理部305の他に、チップID通信部1209からチップIDを取得するチップID読取部1206を備える。計測端末ID記憶部301、計測情報記憶部302、計測部303、計測情報通信部304、および計測管理部305は計測端末30の構成と同様なので説明を割愛する。
計測端末1200は、計測対象のペットの生体情報を計測する際に、マイクロチップ1207のチップID通信部1209と通信することによりチップIDを取得する。そして、計測端末1200は、チップID、計測端末ID、および計測データを通信端末20に送信する。次に、通信端末20は、チップID、計測端末ID、および計測データにユーザIDを合わせて健康管理サーバ10に送信する。
図13は、マイクロチップがある場合に、ID管理部101におけるID管理の方法を示す図である。
図13のように、チップIDと計測端末IDがリンクされており、さらに計測端末IDとユーザIDがN対Nでリンクされている。ここでも計測端末1200の故障や、ペット1体に複数の計測端末1200を利用するユーザに対応するために、チップIDと計測端末IDは1対Nで登録可能とする。
以上のような構成にすることにより、ペットの個体の識別が確実となり、計測端末1200を間違って他のペットに取り付けたとしても、チップIDをもとに、間違った計測データを登録することがなくなるという効果がある。
なお、健康管理サーバ10はマイクロチップを有するペットと有しないペットの両方を同時に管理することが可能である。
(代行登録)
ユーザが長期の不在の場合に、ペットを親戚や友人、あるいはペットホテルに預ける場合がある。
その場合に、ペットの計測データを代行登録してもらえば、ユーザは遠隔地にいても、パーソナルコンピュータやモバイル端末などでペットの健康情報を参照することが可能となる。
図14は代行登録するためのID管理方法を示す図である。
健康管理システム100に予め登録しているペットホテルであれば、ペットホテルIDを発行しておく。
例えば代行ID=「P111」は登録済みのペットホテルのペットホテルIDであり、ユーザが該当のペットホテルにペットを預けた場合に、予め登録済みのペットホテルID=「P111」を代行IDとして、チップIDもしくはペットIDに紐付ける。
また、健康管理サーバ10を利用したことの無い親戚や友人などに代行登録を依頼する場合、ユーザの要望により、ID発行部105が代行IDを発行し、ユーザに通知する。ユーザはその代行ID、例えば、代行ID=「A001」や「A002」などを、ペットを預ける親戚や友人に通知する。親戚や友人は自身のスマートフォンや携帯電話に代行IDを入力した上で通信端末として利用することが可能となる。
代行IDには期限を設けることが可能であり、日付を指定するとその日付を超えれば、代行IDで登録できないようにすることができる。また、期限を設けずユーザの指示により代行IDでの登録をできないようにすることができる。
ペットホテルごとに今までに預かったペットの種類、年齢などの情報や、ケア情報などを履歴として蓄積しておけば、ユーザはペットに適したペットホテルが選択できる。また、預けていたときのペットの感情や生体情報を蓄積することで、ペットが安心して滞在していたかどうかを確認でき、ユーザがペットホテルを再利用することが期待できる。
また、健康管理システムの運営会社はペットホテルから登録料や紹介料などの報酬を得ることが期待できる。
(獣医利用)
健康管理サーバ10を獣医が利用することもある。
図15は獣医を特定する獣医IDの管理を示す図である。
健康管理サーバ10を利用する獣医に、予め獣医IDを発行する。ユーザは獣医で診察を受ける際に、該当獣医IDに対して、該当ペットの情報を参照する権利を付与する。つまり、ID管理部101がチップIDまたはペットIDに獣医IDを紐付けて管理する。獣医は自身の獣医IDが紐付けられたペットの計測データや健康情報を参照することが可能となり、適切な処置を行うことができるという効果が期待できる。また、獣医に治療や処方された薬などの処置内容を登録できるようにすることも可能である。さらに、他の獣医がそのペットに施した処置内容を参照することも可能とすれば、獣医間の連携がスムーズに行われ、引越しなどがあっても適切な処置を継続して施すことができるという効果が期待できる。例えば、チップID=「55001」のペットの情報は獣医ID=「D001」および「D002」を持つ獣医がパーソナルコンピュータ、タブレット、モバイル端末などにより参照および登録することが可能となる。
また、獣医が登録した処置内容は、ユーザや他の獣医でも修正できないようにすれば、処置内容の信頼度が上がる。例えば、予防接種の履歴などを改ざんされないようにするという効果がある。
また、獣医は標準健康情報も参照可能とすれば、ペットの健康状態を研究に利用するといった効果が得られる。
また、獣医の処置内容を履歴として管理し、ユーザから検索できるようにすれば、ペットの種類や病気の種類によって適切な獣医を選択できるという効果も得られる。
この健康管理システムを運用する企業は、このシステムを利用する獣医から紹介料もしくは登録料を得るということも可能である。
ユーザは有料もしくは無料で登録されている獣医からペットの健康アドバイスを受けるということも可能である。
なお、ID管理部は獣医IDとチップIDもしくはペットIDの紐付けを管理するだけで、処置内容などは別の記憶部や、健康管理サーバとは別のサーバに登録して、獣医IDとチップIDまたはペットIDとをもとに検索、参照できるようにしてもよい。
(保険会社利用)
近年ペットの生命保険などの商品が提案されており、本システムを保険会社が利用することも可能である。
健康管理サーバ10が保険会社に保険会社IDを発行する。保険会社は提供する保険をユーザの通信端末20から検索および参照できるようにする。
図16はID管理部101における、保険会社IDと保険契約を識別する保険IDおよび保険内容をチップIDまたはペットIDにリンクして管理する。例えば、チップID=「55001」のペットは保険会社ID=「C001」の保険会社の保険を2件契約しており、また、チップID=「66001」のペットは保険会社ID=「C002」の保険会社および保険会社ID=「C003」の保険会社と、それぞれ1件の保険を契約している。
健康管理サーバ10は、あるユーザに対して、ペットの種類、年齢その他の情報を元に、よく利用されている保険会社またはその保険商品を提案することを可能とする。これにより、ユーザはペットに適した保険商品を選択することができるとともに、保険会社は成約率の向上が期待できるという効果が得られる。また、この健康管理システムを利用して保険契約が成立した場合は、健康管理システムの運営会社は保険会社から成果報酬を得ることや、保険商品の提案を行った場合にも広告収入を得ることが可能となる。
なお、ID管理部は保険会社IDとチップIDまたはペットIDとの紐付けを管理するだけで、保険内容などは別の記憶部や、健康管理サーバとは別のサーバに登録して、保険会社IDとチップIDまたはペットIDとをもとに検索、参照できるようにしてもよい。
図17は、健康管理サーバ10の変形例である健康管理サーバ1700の構成を示す図である。図17に示すように、健康管理サーバ1700は、上記実施の形態1の健康管理サーバ10で説明したID管理部101、計測情報解析部102、記憶部103、通信部104、ID発行部105、標準健康情報更新部106、および標準健康情報生成部107の他に、入力情報記憶部1708を備える。また、健康管理サーバ1700には、さらに、医療情報記憶部1709、保険情報記憶部1710、ペットホテル情報記憶部1711が接続されており、それぞれ、上記で説明したペットホテル、獣医および保険会社の情報を記憶する。これらの記憶部1709〜1711はそれぞれ独立したサーバで構築されていてもよい。上述のような場合は、チップID、ペットID、ペットホテルID、獣医ID、および保険会社IDの少なくとも1つをもとに関連付けられている情報を検索することにより参照できることになる。
以上のように、健康管理サーバ10は様々な企業と連携したサービスの提供が可能であり、例としてペットホテル、獣医、および保険会社を挙げたが、これに特化するものではなく、玩具や衣装などのペット用品メーカー、ペットフードメーカーなどの企業との連携が可能である。
ペット用品であれば、そのペット用品を使っているペットの種類、年齢、計測データとの相関関係を蓄積し、ユーザに提供することが可能である。
ペットフードであれば、ユーザがそのペットフードを与える前に、バーコード等でペットフード情報を登録し、ペットが食事をしている際、もしくは食後の感情や生体情報などの計測データとともに蓄積する。その情報をユーザに提供することで、ユーザはペットが喜ぶペットフードや健康に適したペットフードを洗濯することが可能である。
本システムの運営会社はそれぞれから広告料や成果報酬を得ることが期待できる。
また、ユーザは通信端末20を利用して、撮影した写真、コメント、日記、ブログなどを健康管理サーバ10に登録することが可能であり、ユーザが希望すれば、その他のユーザに公開することが可能である。また、それらの情報はさらに、Twitter(登録商標)やFacebook(登録商標)など別のサービスに連携して登録することも可能である。
なお、マイクロチップ1207のチップIDは計測端末1200のチップID読取部1206が取得するとしたが、通信端末20にチップID読取部を設け、通信端末20がマイクロチップ1207からチップIDを取得してもよい。
なお、上記実施の形態1では、健康管理方法の処理ステップとして様々なステップが含まれるが、図18に示すようなフローチャートを少なくとも含んでいれば、本発明に含まれる。
つまり、健康管理方法は、少なくとも次の4つのステップを含んでいればよい。
まず、複数のペットのそれぞれについて、複数の計測端末30のうちで当該ペットに対応する動物用計測端末が当該動物の生体情報を計測する(S1801:計測ステップ)。
次に、複数のペットのそれぞれについて、ステップS1801において計測された当該ペットの生体情報を取得する(S1802:取得ステップ)。
次に、健康管理サーバ10が複数のペットのそれぞれについて、ステップS1802において取得した複数のペットの生体情報に基づいて複数のペットの標準的な健康状態を示す動物用健康情報を生成する(S1803:生成ステップ)。
次に、複数のペットのそれぞれについて、ステップS1803において生成された動物用健康情報と、ステップS1801において計測された当該ペットの生体情報とを比較することにより、当該ペットの健康状態を評価する(S1804:評価ステップ)。
次に、ステップS1804において評価された当該ペットの健康状態の評価結果を表示部201に表示する(S1805:表示ステップ)。
(実施の形態2)
図19は、本発明の実施の形態2における健康管理システムの要部を示すブロック図である。
図19に示すように、本実施の形態2における健康管理システム1900は、ペット(動物)用計測端末1930と、ヒト用計測端末1940と、通信端末1920と、健康管理サーバ1910を備える。ペット用計測端末1930は、計測対象となるペットの生体情報または行動履歴を計測データとして取得し、取得した計測データを通信端末1920に送信する。ヒト用計測端末1940は、ペット用計測端末1930の計測対象となるペットの飼い主の生体情報または行動履歴を計測データとして取得し、取得した計測データを通信端末1920に送信する。通信端末1920は、ペット用計測端末1930またはヒト用計測端末1940から受信した計測データを健康管理サーバ1910に送信する。健康管理サーバ1910は、受信した計測データから健康状態を判断し、判断した健康状態を示す健康情報を通信端末1920に通知する。
それぞれの構成要素について、さらに説明する。
(計測端末)
図20はペット用計測端末1930の構成の要部を示すブロック図である。
ペット用計測端末1930は、計測端末ID記憶部301、計測情報記憶部302、計測部303、計測情報通信部304、および計測管理部305の他に、現在位置を計測する位置情報計測部1936を備える。計測端末ID記憶部301、計測情報記憶部302、計測部303、計測情報通信部304、および計測管理部305以外の構成は計測端末30と同様であるため説明は割愛する。位置情報計測部1936は、ペット用計測端末1930の位置を計測可能であり、ペット用計測端末1930が移動した位置と、当該位置を取得した時刻とが関連付けられた位置情報を取得する。取得された位置情報は、計測情報記憶部302に記憶される。
図21はヒト用計測端末1940の構成の要部を示すブロック図である。
ヒト用計測端末1940は、計測端末ID記憶部301、計測情報記憶部302、計測情報通信部304、計測管理部305、および位置情報計測部1936の他に、少なくともヒトの活動量を含む生体情報または行動履歴を計測する計測部1943を備える。計測端末ID記憶部301、計測情報記憶部302、計測情報通信部304、計測管理部305、および位置情報計測部1936以外の構成はペット用計測端末1930と同様であるため説明は割愛する。
つまり、複数のヒトのそれぞれについて、複数のヒト用計測端末1940のうちで当該ヒトに対応するヒト用計測端末1940が当該ヒトの生体情報を計測する。
(通信端末)
図22は通信端末1920の構成の要部を示すブロック図である。
通信端末1920は、表示部201、通信部203、記憶部204、および入力部205の他に、ペット用計測端末1930と通信を行い、少なくともペットの計測データとペット用計測端末IDを取得するペット計測情報取得部1922と、ヒト用計測端末1940と通信を行い、少なくともヒトの計測データとヒト用計測端末IDを取得するヒト計測情報取得部1926とを備える。記憶部204は、ユーザID、各計測端末ID、各計測データおよび健康情報を記憶する。通信部203は、ユーザID、各計測端末ID、各計測データを健康管理サーバ1910に送信し、健康管理サーバ1910から健康情報を受信する。表示部201および入力部205は、通信端末20と同様の構成であるため説明は割愛する。
つまり、複数のペットのそれぞれについて、計測された当該ペットの生体情報を取得する。このとき、ペットの生体情報は、複数の通信端末1920のうちで動物用計測端末に対応する対応通信端末により取得されてもよい。また、当該対応通信端末は、取得した当該ペットの生体情報を健康管理サーバ10に送信してもよい。また、同様に、複数のヒトのそれぞれについて、計測された当該ヒトの生体情報を取得する。このとき、ヒトの生体情報は、複数の通信端末1920のうちでヒト用計測端末1940およびペット用計測端末1930に対応する対応通信端末により取得されてもよい。また、当該対応通信端末は、取得した当該ヒトの生体情報を健康管理サーバ10に送信してもよい。
(健康管理サーバ)
図23は健康管理サーバ1910の構成の要部を示すブロック図である。
健康管理サーバ1910は、ID管理部101、計測情報解析部102、記憶部103、通信部104、ID発行部105、標準健康情報更新部106、および標準健康情報生成部107の他に、提案情報生成部1918を備える。記憶部103は、ペットIDおよびペット計測データ(ペットの計測データ)を記憶するとともに、ユーザIDおよびヒト計測データ(ヒトの計測データ)を記憶する。ID管理部101は、ユーザID、ヒト用計測端末ID、ペット用計測端末IDおよびペットIDのリンク関係を管理する。
標準健康情報生成部107は、ペットの標準健康情報およびヒトの標準健康情報を記憶する。つまり、標準健康情報生成部107は、複数のペットのそれぞれについて対応通信端末により送信された当該ペットの生体情報を示す計測データを取得してもよい。そして、標準健康情報生成部107は、取得した複数のペットの計測データに基づいて複数の動物の標準的な健康情報を示す動物用健康情報(ペットの標準健康情報)を生成する。また、標準健康情報生成部107は、複数のヒトのそれぞれについて対応通信端末により送信された当該ヒトの生体情報を取得する。そして、標準健康情報生成部107は、取得した複数のヒトの生体情報に基づいて複数のヒトの標準的な健康状態を示すヒト用健康情報(ヒトの標準健康情報)を生成する。
計測情報解析部102は、ペット計測データとペットの標準健康情報とを比較することにより解析し、ペットの健康情報を生成し、かつ、ヒト計測データとヒトの標準健康情報とを比較することにより解析し、ヒトの健康情報を生成する。つまり、計測情報解析部102は、複数のペットのそれぞれについて、標準健康情報生成部107で生成されたペットの標準健康情報と、記憶部103に記憶された当該ペットの計測データとを比較することにより、当該ペットの健康状態を評価する。また、計測情報解析部102は、複数のヒトのそれぞれについて、標準健康情報生成部107で生成されたヒトの標準健康情報と、記憶部103に記憶された当該ヒトの計測データとを比較することにより、当該ヒトの健康状態を評価する。
提案情報生成部1918は、ペットの健康情報およびヒトの健康情報からユーザに対してユーザおよびそのペットの健康に関する提案情報を生成する。標準健康情報更新部106は、新たに計測されたペット計測データおよびヒト計測データをもとにペットの標準健康情報およびヒトの標準健康情報をそれぞれ更新する。つまり、ペット用計測端末1930により計測されたペットの計測データおよびヒト用計測端末1940により計測されたヒトの計測データに基づいて、ペットの健康状態およびヒトの健康状態を向上させるための提案情報を生成し、当該提案情報を当該ヒトであるユーザに提示する。
ペットの標準健康情報とは本願の実施の形態1で記載したものと同様である。さらに、実施の形態2では、生体情報および行動履歴として位置情報および活動量の変化を蓄積している。
ヒトの標準健康情報とは、ヒトの標準的な健康のための情報である。例えば、平常時の体温、脈拍数、呼吸数、1日に必要なカロリー、1日に必要な活動量など健康の指針となる生体情報に基づいて生成される。さらに、生体情報および行動履歴として位置情報および活動量の変化を蓄積している。また、病気やその兆候情報なども管理されている。また性別、年齢、体重、地域、位置情報、季節、天候、時間帯などとともに標準健康情報が管理されていてもよい。
図24は、健康管理サーバ1910のID管理部101が各IDを管理する方法を示す図である。図24に示すように、ユーザID、ヒト用計測端末ID、ペット用計測端末IDおよびペットIDのリンク関係を管理する。この場合、複数のヒト用計測端末を利用できるように、ユーザIDおよびヒト用計測端末IDは1対Nで登録可能である。また、同様にペットIDおよびペット用計測端末IDは1対Nで登録可能である。さらにペット用計測端末IDおよびユーザIDはN対Nで登録可能である。
以上のように構成される健康管理システムにおいて、ヒトおよびペットの計測データおよび標準健康情報をもとに健康に関する提案情報を生成する方法を説明する。
(提案処理)
図25は提案情報を生成する処理のフローチャートである。
まず、健康管理サーバ1910は、計測情報記憶部302に現在時刻から所定の時間内に取得したペット計測データが存在するか否かを判定する。現在時刻から所定の時間内に取得したペット計測データが存在すれば(S2501:Yes)、ステップS2503に遷移する。存在しなければ(S2501:No)、ステップS2502に遷移する(ステップS2101)。
ステップS2501でペット計測データが存在しないと判断された場合(S2501:No)、通信端末1920にペット計測データを取得するよう通知する(ステップS2502)。
ステップS2501でペット計測データが存在すると判断した場合(S2501:Yes)、計測情報記憶部302に現在時刻から所定の時間内に取得したヒト計測データが存在するか否かを判定する。現在時刻から所定の時間内に取得したヒト計測データが存在すれば(S2503:Yes)、ステップS2504に遷移する。存在しなければ(S2503:No)、ステップS2505に遷移する(ステップS2503)。
ステップS2503でヒト計測データが存在しないと判断された場合(S2503:No)、通信端末1920にヒト計測データを取得するよう通知する(ステップS2504)。
ステップS2503でヒト計測データが存在すると判断した場合(S2503:Yes)、計測情報解析部102がペット計測データ、ペットの標準健康情報、ヒト計測データおよびヒトの標準健康情報をもとにそれぞれの健康情報を生成する(ステップS2505)。
次に、提案情報生成部1918がそれらの健康情報から提案情報を生成する(ステップS2506)。
次に、提案情報を通信端末1920に送信して、通信端末1920がユーザに提示して終了する(ステップS2507)。
提案情報とは以下のような例が挙げられる。
その日のペットの活動量から、健康のためにあとどの程度の活動量が必要かを算出し、また、同様にその日のユーザの活動量から、健康のためにあとどの程度の活動量が必要かを算出する。また、ペットとヒトそれぞれの標準健康情報として、それぞれどの区間を散歩すればどの程度の活動量になるかを管理しており、ペットとヒトの必要な活動量から適切な散歩ルートを導き出して、そのルートを提案情報としてユーザに提示するといったことが可能となる。
つまり、健康管理サーバ1910は、ペット用計測端末1930により計測された当該動物の生体情報または行動履歴から当該ペットの活動量を算出し、かつ、ヒト用計測端末1940により計測された当該ヒトの生体情報または行動履歴から当該ヒトの活動量を算出してもよい。なお、この活動量の算出は通信端末1920が行ってもよい。また、ペットまたはヒトの活動量の算出には、ペットまたはヒトが移動した距離を用いてもよい。そして、提案情報生成部1918は、提案情報として、ペットの活動量およびヒトの活動量に応じた距離の散歩ルートを生成し、当該ヒトであるユーザに提示してもよい。
図26〜28を用いて、提示する提案情報の具体例を説明する。
図26は、通信端末1920に表示される提示情報の画面2600の一例である。
図26に示すように、提示情報の画面2600には、ペットのタロウとその飼い主との最近一週間の歩いた歩数を示すグラフ2610とともに歩数に関係する健康アドバイス(メッセージ)2620が表示される。グラフ2610は、縦軸が歩数を示し、横軸が日付を示している。グラフ2610としては、標準健康情報のうちでタロウ(つまり計測対象のペット)が該当する分類のうちから導き出されるペットのタロウの目標歩数と、標準健康情報のうちで飼い主(つまり計測対象のヒト)が該当する分類のうちから導き出される飼い主の目標歩数と、1日に歩いたペットのタロウの歩数およびその飼い主の歩数とが表示される。これにより、1日の活動量を歩数に換算した場合のペットのタロウの歩数およびその飼い主の歩数がそれぞれの目標歩数に達しているか否かが分かる。また、健康アドバイス2620としては、図26で示す本日(6月17日)の歩数がペットもその飼い主も目標歩数に到達していない結果であるため、ペットの散歩をするように促すアドバイスが表示されている。
また、例えば、図26のうちの6月17日のバーが選択された場合、図27のように、通信端末1920に提示情報の画面2700を表示してもよい。
図26に示すように、提示情報の画面2700には、ペットのタロウおよびその飼い主の本日(6月17日)の歩数2711、2712と目標歩数2713、2714とともに、歩数に関する健康アドバイス(メッセージ)2720が表示される。なお、健康アドバイス2720としては、図27においても図26と同様に、本日(6月17日)の歩数がペットもその飼い主も目標歩数に到達していない結果であるため、ペットの散歩をするように促すアドバイスが表示されている。
また、図28に示すように、さらに、散歩ルートを提案情報として提示してもよい。
図28は、通信端末1920に表示される提示情報の画面2800の一例である。
図26および図27で健康度バイスとして10分間の散歩が勧められているが、これと合わせて、10分間の運動となるような散歩ルートを提案してもよい。
また、計測情報記憶部302に記憶されているペットの計測データから、ペットがどの区間を散歩したときに喜んでいたかを導き出して、そのルートを提案情報としてもよい。
例えば、図29に示すように、今までにペットを散歩したルートにおいて、当該ペットが喜んでいたと判定された位置を特定することで、特定された位置を含むような散歩ルートを提案するようにしてもよい。図29は、自宅周辺の地図2910を示しており、過去にペットが喜んでいた位置2911を示している。散歩ルートを提案情報として生成する時に、このようなペットが過去に喜んでいたと判定された位置を含む散歩ルートであって、10分間の散歩ルートを図28のように提案するようにしてもよい。
つまり、以下のような処理の流れで、上記の提案情報がユーザに提示されることになる。複数のペットのそれぞれについて、ペット用計測端末1930が、ペットの生態情報を計測したタイミングにおける当該ペットの位置を計測している。そして、複数のペットのそれぞれについて対応通信端末により計測された当該ペットの位置を示す位置情報を取得し、取得した当該位置情報を健康管理サーバ1910に送信する。次に、計測されたペットの生態情報に基づいて、ペットが喜んでいる状態であるか否かを判断する。そして、ペットが喜んでいる状態であると判断された時のペットの生態情報が計測されたタイミングにおける位置情報に基づいて、当該位置情報が示す位置を含む散歩ルートを生成し、ヒトであるユーザに提案する。
また、ペットの活動量とその飼い主の活動量とのうちで必要な活動量の低いほうを基準に散歩ルートを導き出して、提案情報としてもよい。
そしてさらに、散歩中に活動量の多く必要な散歩ルートに変更して提案情報を通知するなどが可能である。これは、最初は簡単で時間のあまりかからないような散歩ルートを提案して、ユーザを散歩に誘い、散歩の途中で気分が昂ぶってくると思われるタイミングで、少し長めの散歩ルートに変更するという利用が可能であり、ユーザの健康促進に繋がるという効果がある。
また、ヒトもしくはペットの体調が悪いと判断した場合には、散歩ではなく、体調が悪くないほうの運動を提案情報として生成する。例えば、ペットであれば、特定の遊具で遊ぶように提案するなどがあり、ヒトの場合には屋内でできるトレーニングメニューを提案情報として生成する。こうすることにより、体調の悪いペットおよびヒトに無理な運動をさせる必要がなく、体調が良い側には必要な運動を促し、お互いの健康を向上させるという効果がある。
また、ヒトまたはペットの持病またはアレルギーなどを示す持病情報を取得することで、当該ヒトまたは当該ペットが持病情報が示す病気またはアレルギーによる影響を受けないように、行動を制限するための提案を提案情報として提示してもよい。
また、天気予報を取得し、明日雨なら、活動量が多く必要な散歩ルートを提案情報としてもよい。
また、過去の計測データや、その他のユーザの計測データをもとに、そのペットの苦手なペット種別を特定し、その種別のペットの通る時間帯やルートを避けるようなルートを提案情報としてもよい。また、苦手なペットの現在の位置情報を取得できれば、当該位置情報で示される位置を散歩ルートから外すようにしてもよい。
また、ユーザの希望により、ペットがたくさん集まっている場所や時間を避ける散歩ルートや、またはそこに誘導するような散歩ルートを提案情報としてもよい。
また、ペット種別、体調、年齢により散歩ルートを提案情報としてもよい。例えば、高い段差の苦手な小型犬や、高齢の犬などには平地の多い散歩ルートを提案情報としてもよい。また、ユーザが高齢の場合や足が不自由な場合に平地の多い散歩ルートを提案情報とするなど、ペットやユーザに適した提案情報を生成することが可能である。
また、家族など複数のユーザが同じペットの世話をしている場合に、最も活動量の必要なユーザにペットの散歩を提案するなども可能となり、家族の健康促進が期待できる。
また、最も健康なユーザにペットの散歩を提案するということも可能となる。
以上のように、本実施の形態によれば、ペット計測データ、ヒト計測データ、ペットの標準健康情報およびヒトの標準健康情報を利用して、ペットとユーザに適した提案情報を生成することが可能となる。
また、ユーザは通信端末20を利用して、撮影した写真、コメント、日記、ブログなどを健康管理サーバ10に登録することが可能であり、ユーザが希望すれば、その他のユーザに公開することが可能である。また、提案情報を含めた、これらの情報はさらに、Twitter(登録商標)やFacebook(登録商標)など別のWebサービスに連携して登録することも可能である。
なお、本発明を上記実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態に限定されないのはもちろんである。以下のような場合も本発明に含まれる。
(1)上記の各装置は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレイユニット、キーボード、マウスなどから構成されるコンピュータシステムである。前記RAMまたはハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、各装置は、その機能を達成する。ここでコンピュータプログラムは、所定の機能を達成するために、コンピュータに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたものである。なお、各装置は、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレイユニット、キーボード、マウスなどの全てを含むコンピュータシステムには限らず、これらの一部から構成されているコンピュータシステムであってもよい。
(2)上記の各装置を構成する構成要素の一部または全部は、1個のシステムLSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)から構成されているとしてもよい。システムLSIは、複数の構成部を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどを含んで構成されるコンピュータシステムである。前記RAMには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、システムLSIは、その機能を達成する。
また、上記の各装置を構成する構成要素の各部は、個別に1チップ化されていてもよいし、一部又は全てを含むように1チップ化されてもよい。
また、ここでは、システムLSIとしたが、集積度の違いにより、IC、LSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
(3)上記の各装置を構成する構成要素の一部または全部は、各装置に脱着可能なICカードまたは単体のモジュールから構成されているとしてもよい。前記ICカードまたは前記モジュールは、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどから構成されるコンピュータシステムである。前記ICカードまたは前記モジュールは、上記の超多機能LSIを含むとしてもよい。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、前記ICカードまたは前記モジュールは、その機能を達成する。このICカードまたはこのモジュールは、耐タンパ性を有するとしてもよい。
(4)本発明は、上記に示す方法であるとしてもよい。また、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしてもよいし、前記コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、前記コンピュータプログラムまたは前記デジタル信号をコンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu−ray(登録商標) Disc)、半導体メモリなどに記録したものとしてもよい。また、これらの記録媒体に記録されている前記デジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、前記コンピュータプログラムまたは前記デジタル信号を、電気通信回線、無線または有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送等を経由して伝送するものとしてもよい。
また、本発明は、マイクロプロセッサとメモリを備えたコンピュータシステムであって、前記メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、前記マイクロプロセッサは、前記コンピュータプログラムにしたがって動作するとしてもよい。
また、前記プログラムまたは前記デジタル信号を前記記録媒体に記録して移送することにより、または前記プログラムまたは前記デジタル信号を前記ネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施するとしてもよい。
(5)上記の各装置を構成する構成要素の一部または全部は仮想化技術の上に構築されるとしてもよい。
(6)上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
本発明にかかる健康管理システムは、ペットやヒトの健康管理として有用であり、それらの健康情報を利用して獣医、保険会社、ペットホテルなどの第三者への情報提供システムとしても有用である。
10、1910、1700 健康管理サーバ
20、1920 通信端末
30、1200 計測端末
100、1900 健康管理システム
101 ID管理部
102、1612 計測情報解析部
103、1613 記憶部
104 通信部
105 ID発行部
106、1616 標準健康情報更新部
107、1617 標準健康情報生成部
201 表示部
202 計測情報取得部
203 通信部
204 記憶部
205 入力部
301 計測端末ID記憶部
302 計測情報記憶部
303 計測部
304 計測情報通信部
305 計測管理部
1206 チップID読取部
1207 マイクロチップ
1208 保持部
1209 通信部
1708 入力情報記憶部
1709 医療情報記憶部
1710 保険情報記憶部
1711 ペットホテル情報記憶部
1918 提案情報生成部
1922 ペット計測情報取得部
1926 ヒト計測情報取得部
1930 ペット用計測端末
1936 位置情報計測部
1940 ヒト用計測端末
1943 計測部

Claims (8)

  1. 複数の動物の健康を管理する健康管理システムにおける健康管理方法であって、
    前記複数の動物のそれぞれについて、複数の計測端末のうちで当該動物に対応する動物用計測端末が当該動物の生体情報を計測する計測ステップと、
    前記複数の動物のそれぞれについて、前記計測ステップにおいて計測された当該動物の生体情報を取得する取得ステップと、
    前記複数の動物のそれぞれについて、前記取得ステップにおいて取得した前記複数の動物の生体情報に基づいて前記複数の動物の標準的な健康状態を示す動物用健康情報を生成する生成ステップと、
    前記複数の動物のそれぞれについて、前記生成ステップにおいて生成された前記動物用健康情報と、前記計測ステップにおいて計測された当該動物の生体情報とを比較することにより、当該動物の健康状態を評価する評価ステップと、
    前記評価ステップにおいて評価された当該動物の健康状態の評価結果を表示部に表示する表示ステップと、を含む
    健康管理方法。
  2. 前記計測ステップでは、前記複数の動物のそれぞれについて、前記計測端末が当該動物の生体情報を、予め定められたタイミングで計測し、
    前記健康管理方法は、さらに、
    前記生成ステップにおいて生成された前記動物用健康情報を、前記計測ステップで計測された前記複数の動物の生体情報のうちで最新の生体情報に基づいて更新する更新ステップを含む
    請求項1に記載の健康管理方法。
  3. 前記計測ステップでは、さらに、複数のヒトのそれぞれについて、前記複数の計測端末のうちで当該ヒトに対応するヒト用計測端末が当該ヒトの生体情報を計測し、
    前記取得ステップでは、さらに、前記複数のヒトのそれぞれについて、前記計測ステップにおいて計測された当該ヒトの生体情報を取得し、
    前記生成ステップでは、さらに、前記取得ステップにおいて取得した前記複数のヒトの生体情報に基づいて前記複数のヒトの標準的な健康状態を示すヒト用健康情報を生成し、
    前記評価ステップでは、さらに、前記複数のヒトのそれぞれについて、前記生成ステップにおいて生成された前記ヒト用健康情報と、前記計測ステップにおいて計測された当該ヒトの生体情報とを比較することにより、当該ヒトの健康状態を評価し、
    前記表示ステップでは、さらに、前記評価ステップにおいて評価された当該ヒトの健康状態の評価結果を表示部に表示する
    請求項1または2に記載の健康管理方法。
  4. さらに、
    前記計測ステップにより計測された前記動物の生体情報および前記ヒトの生体情報に基づいて、前記動物の健康状態および前記ヒトの健康状態を向上させるための提案情報を生成し、当該提案情報を前記ヒトに提示する提案ステップを含む
    請求項3に記載の健康管理方法。
  5. さらに、
    前記計測ステップにおいて計測された当該動物の生体情報から当該動物の活動量を算出し、かつ、前記計測ステップにおいて計測された当該ヒトの生体情報から前記ヒトの活動量を算出する算出ステップを含み、
    前記提案ステップでは、前記提案情報として、前記動物の活動量および前記ヒトの活動量に応じた距離の散歩ルートを生成し、前記ヒトに提示する
    請求項4に記載の健康管理方法。
  6. 前記計測ステップでは、さらに、前記複数の動物のそれぞれについて、前記動物用計測端末が、前記動物の生体情報を計測したタイミングにおける当該動物の位置を計測し、
    前記取得ステップでは、さらに、前記複数の動物のそれぞれについて、前記計測ステップにおいて計測された当該動物の位置を示す位置情報を取得し、
    前記健康管理方法は、さらに、
    前記計測ステップにおいて計測された前記動物の生体情報に基づいて、前記動物が喜んでいる状態であるか否かを判断する判断ステップを含み、
    前記提案ステップでは、前記動物が喜んでいる状態であると判断されたときの前記動物の生体情報が計測されたタイミングにおける位置情報に基づいて、当該位置情報が示す位置を含む散歩ルートを生成し、前記ヒトに提案する
    請求項4または5に記載の健康管理方法。
  7. 前記生成ステップでは、前記ヒト用健康情報を、年齢および性別の少なくとも1つに応じて複数の項目に分類して生成し、
    前記評価ステップでは、前記複数のヒトのそれぞれについて、前記生成ステップにおいて生成された前記ヒト用健康情報のうちの前記複数の項目のうちで、当該ヒトが該当する項目に分類されているヒト用健康情報と、前記計測ステップにおいて計測された当該ヒトの生体情報とを比較することにより、当該ヒトの健康状態を評価する
    請求項3から6のいずれか1項に記載の健康管理方法。
  8. 前記生成ステップでは、前記動物用健康情報を、前記動物の種類、年齢、および性別の少なくとも1つに応じて複数の項目に分類して生成し、
    前記評価ステップでは、前記複数の動物のそれぞれについて、前記生成ステップにおいて生成された前記動物用健康情報のうちの前記複数の項目のうちで、当該動物が該当する項目に分類されている動物用健康情報と、前記計測ステップにおいて計測された当該動物の生体情報とを比較することにより、当該動物の健康状態を評価する
    請求項1から7のいずれか1項に記載の健康管理方法。
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