JP2022175235A - ペット飼育信託システム - Google Patents
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Abstract
Description
しかしながら、かかる技術提案は財産管理としての業務であり、ペットの飼育に対して適応可能な提案とはなっていない。
以下、本発明にかかるペット飼育信託システムの実施形態を、図面に基づいて説明する。
データサーバ10は、ペット飼育信託システムにかかる各種情報を記録・集積する記録媒体であり、外部端末との交信が可能になっている。記録される各種情報としては、少なくとも顧客(飼主13)情報やペット情報、飼育者情報、飼育業務情報、信託に関する情報が含まれ、更には、必要に応じてインターネットサイトS(以下、単にサイトSという場合がある。)のアクセス権を含む基幹情報や、サイトSにてログインした者及びサイトSを閲覧した者の閲覧履歴、これら各種情報のデータ変更を行った際のデータ書込履歴、といった情報が記録・集積される。このデータサーバ10に記録・集積された各種情報は、関係者がサイトSにアクセスすることで閲覧したり、書込・更新したりすることが可能になっている。
データサーバ10は、後述するデータ管理部11により一元管理されている。例えば、飼主13や飼主の家族から依頼された際のシステムの運用開始処理や、飼育人14から送られる経費処理等の重要処理について、データ管理部11による承認を必要とすることで、誤操作によるトラブルなどを未然に防ぐことが可能となる。
顧客情報は、飼主13の基本的な情報であって、少なくとも氏名、年齢、性別、所在、連絡先、ペットの種類、ペットの名前、システム利用の理由、生死確認、親族、といった内容が含まれる。
ペット情報は、少なくとも種別、名前、年齢、性別、性格、といった内容が含まれ、さらにペット飼育に役立つ関連情報として、例えば餌の回数、好きな食べ物、嫌いな食べ物、体調・病歴・既往症、平均散歩時間(距離)、散歩コース、飼育に関する要望など、といった内容が含まれる。
飼育者情報は、少なくとも名前、年齢、性別、飼育可能なペットの種類、保有資格、飼育可能地域、飼育履歴、といった内容が含まれる。
飼育業務情報は、飼育日時、主な飼育内容、餌の献立、餌の食べ具合、といった内容が含まれ、さらに散歩時間、散歩コース、その他飼育中に気になった事柄等、といった内容が含まれる。
信託に関する情報は、信託会社や監査人に関する内容、経費支払方法に関する内容、信託財産の残高、といった内容が含まれる。
データ管理部11は、データサーバ10のデータの保全を行い、併せて、サイトSへのアクセス権限の管理や、飼主13及び飼主の家族からの本システム開始依頼の確認、また、飼育人14からの必要経費及び信託機関15からの送金を管理する会計処理、さらに、飼育人14からの飼育情報やペット情報等の管理、データ異常の発見、記入チェックといった本システム運用の要を成すプログラムである。
データ管理部11は、データサーバ10内の各種データに関わる管理を一元的に行っている。このことにより、各処理システムにおけるデータ異常等のトラブルにも早急に対応することが可能となり、円滑なシステム運用へと資することとなる。
管理人12は、データ管理部11の運用を司る者で、特にデータ管理部11におけるアクセス権限機能を実効すべく、データサーバ10に記録された各種情報の中でサイトS内にて表示可能な範囲(閲覧レベル)と、データサーバ10上に各種情報を新規に登録したり既に記録された保存データの書込・更新が可能な権限(書込レベル)について、アクセス者ごとに夫々設定を行う。
このとき、飼主13及び飼主の家族についてのレベル設定には、注意を払う必要がある。例えば、飼主13は、本システム開始前において、飼主自身とペットのことについての書込権限が必要となる。しかし、システム開始後においては、ペットは飼育人14へと預けられているため、書込権限は不要となり、ペットの様子を閲覧できる範囲の閲覧権限があれば事足りる。更に、認知症等で判断能力が低下し、システムの利用を開始する状態となった場合には、飼主13の書込権限を制限もしくは無効にし、過失による書込を防止する必要があるが、飼主本人13の状態を入力する可能性が出る飼主の家族については、本人の基本情報への書込が行えるよう書込権限の変更が必要となる。このように、管理人12は、アクセス権限の設定について、状況に応じて、飼主13や飼主の家族の状態に沿った権限へと随時変更を行う。
インターネットサイトSは、飼主13や飼育人14等のアクセス者がネットワークを介してデータサーバ10にアクセスした際に表示される情報画面であり、各アクセス者のアクセス権限に基づき、必要な情報を閲覧したり、情報の書込を行うことが可能となっている。サイトSへの入室には、毎回ログイン認証を必要とし、ログインに必要なID及びパスワードはデータ管理部11により夫々発行され、管理されることとなる。また、ログイン後のサイト閲覧や情報の書込に関する履歴は、常にデータサーバ10上に記録されており、そのデータはデータ管理部11により管理されることとなる。
尚、、飼主13が「0001」、飼育人14が「1001」など、各アクセス者の立場ごとにログインIDを特徴付けることにより、入室できるサイトページを変える態様も考え得る。この場合、各アクセス者の権限にて必要なデータや選択項目を表示させる等により、不必要な情報の閲覧及びデータの書込を未然に防ぐことが可能となる。
飼育人14は、飼主13から預かったペットを、飼主13に代わって実際に飼育する者である。飼育人14のデータはデータサーバ10に記録されており、データ管理部11は、登録された全飼育人14のデータとペット情報及び飼主13の要望を基に、ペットの飼育に最良の飼育人14を自動的にマッチングする。このマッチング機能を実効化すべく、図2に示す様に、飼育人14について、例えば飼育可能なペットの種類、ペットに関して所持している資格名、ペットの飼育を行う際の地域、といった情報が飼育人情報としてデータサーバ10に記録されている。そして、飼主13により本システム利用時に登録されたペットの種類や性別、飼育方法等といったペット情報と併せて、飼主13の居住地や要望等も参照しつつ、データ管理部11が最も相応しい飼育人14を自動的にマッチングし、その最良の飼育人14に関する詳細データを飼主13のサイトS上へ表示する。これにより、飼主13は事前に飼育人14の情報を得ることができ、安心してペットを預けることが可能となる。
飼育人14は、システム開始後に飼主13から引き取ったペットについて、飼育に関する事柄を飼育日誌として、定期的にデータサーバ10に記録する。この飼育日誌は、図5に示す様に、サイトS上に公開され、飼主13や飼主の家族、飼主の友人などが閲覧可能となっている。尚、飼育日誌の記録行為が飼育人14の大きな負担とならぬよう、予め決められた必要記載項目を用意しておき、それを飼育内容と照らし合わせ記載していく態様とすることが好適である。必要記載項目としては、例えば日時、主な飼育内容、餌の献立、餌の食べ具合、散歩時間、散歩コース、その他飼育中に飼育人14が気になった事柄等の項目が考え得る。
飼育人14に飼育されるペットには、首輪等の装備品に位置情報を発出可能なGPS(Global Positioning System)装置18が装備される態様が好適である。その際、GPS信号にて発信される位置情報データは、随時データサーバ10にて保存され、図5に示す様に、飼育人14の飼育日誌と共に飼主13等に公開される態様が好適である。かかる態様を採ることで、預けられたペットの行動範囲や移動履歴をペットの飼育日誌と併せサイトS上で見ることができ、飼主13や管理人12は、飼育人14による飼育が正常に行われているかのチェック、そしてペットの散歩コースの可否確認をすることが可能となり、更には、万が一ペットが居住を離れて迷子になった場合でも、居場所の早期発見に資することとなる。
また、GPS装置18による位置情報と併せて、ライブカメラによる現在のペットの様子を生で閲覧できる態様も好適であり、会いたくても容易に会いに行くことが叶わず、離れて暮らさざるを得ない飼主13の心情を、少しでも和らげる効果が期待できる。
飼育人14に飼育されるペットの種類については、特に限定するものではなく、一般にペットとして飼われているもの全てが対象である。但し、登録された各飼育人14による飼育可能なペットの種類には限定もあり、かかる限定の範囲内で本システムを利用可能なペットが決まることとなる。すなわち、利用可能なペットの種類は、本システムに登録された飼育人14の飼育可能なペットの種類によって、適宜変更される。
ところで、預かるペットに対し、マイクロチップを体内に埋め込む態様が好適である。かかるマイクロチップには、個体認証として予めペットの基本的な情報(名前,年齢,性別,性格,その他飼育に役立つ関連情報など)が記録されるほか、飼主13に関する情報なども関連的に記録され、見分けが難しい同一種のペットを飼育人14が複数飼育する場合であっても、マイクロチップを読み取ることで、ペット自身の名前や飼主13とのヒモ付けにより、各ペットを容易に見分けることが可能となったり、あるいは、飼育に関する疑問が生じた場合に、その解決方法をマイクロチップから読み取る、といったことも可能になる。かかるマイクロチップ内に記録されたペットの基本的な情報は、データサーバ10に記録・集積されているペット情報と、通信機能を介して常時若しくは定期的に同期される態様が考えられ、好適である。また、マイクロチップには、GPS機能を組み込む態様が可能であり、既述のGPS装置18の装備をマイクロチップ埋め込みに代えることも可能となる。
飼主の家族や、飼主13に許可された友人及び知人によるサイトSへのアクセス権限は、預けられた飼主13のペットの状態を閲覧可能な程度で良いが、飼主13が認知症などで判断能力が低下し、施設への入居が行われる場合は、飼主13に代わり飼主の家族が基本情報等を変更する必要が出てくる。そのため、飼主の家族と、飼主の友人及び知人のアクセス権限は飼主本人13とは別に設定し、飼主13の状況により飼主の家族の権限を追加・変更できるようにした態様が望ましい。かかるアクセス権限の追加・変更は、管理人12により行われる。
監査人16は、ペット飼育信託システムの運用状況を監視する者で、特にシステム運用中に発生する金銭的な流れの正否を監視する。該監査人16は、裁判所からの指名により法的に任命される場合のほか、ペット飼育信託システムの契約時に飼主13が指名する態様であってもよく、システム開始と同時に監査業務が発生する。監査人16は、ペットの飼育人14によるペットの飼育状況の正否や、本システム運用にあたっての資金の流れ、信託機関15に預けられた飼主資産の使徒の正否等を主な監査内容とし、データサーバ10上の飼育関連及び会計処理に関する情報の閲覧、及び、閲覧後の承認・認証書込が可能なアクセス権限を有する。この監査人16は、法律の専門家が好ましく、更に動物にも理解のある者がより好ましい。監査人16が設置されることにより、第三者の目線からペットと金銭の動きを詳細に監視することができ、飼主13や飼主の家族にとって安全で安心なペット飼育信託システムを提供し得る。
尚、本システムにおいては、監査資料について、データサーバ10に入力された各種情報に基づき自動作成される仕様が好適であり、生成された監査資料を見ることで、監査人16による監査業務の効率化が図られる。また、かかる監査資料について、監査人16の閲覧の有無や監査人16による承認・認証、その他コメント等の書込も掲載し得る態様がより好適である。
次に、本発明にかかるペット飼育信託システムの使用態様について図3及び図4に基づき説明する。
まず、飼主13がペット飼育信託システムへ登録し、飼育人14を決定するまでの動作を説明する。
飼主13は、ペット飼育信託システムの利用を申請し、信託機関15との間で信託に伴う手続き(信託口座の開設等)を行う。飼主13によるペット飼育信託システム利用の手続後、信託機関15からサイトSを通じてシステム利用申請がデータ管理部11に送信され、管理人12によって飼主13のログインID及びパスワードが発行されることとなる。
飼主13は、発行されたID及びパスワードを使用してサイトSへ接続できるようになり、初回接続時に初期設定として飼主情報及びペット情報を登録する。この飼主情報には、システム利用後の遠い将来をも見据えて埋葬場所についての項目も入力できる。尚、飼主13とペットとの同じ墓所への埋葬可否については、墓所を管理している社寺に事前確認を要することから、入力フォームに注意書きとして、その確認を行った上で同墓所への埋葬を希望する旨を入力すべきことを記載し周知したり、あるいは、飼主13とペットが同じ墓所・墓地に埋葬可能な墓苑を紹介したりする。
そして、飼主13から選定された飼育人14は、その旨データサーバ10に登録された連絡先にサイトSを介して通知され、通知内容を確認した飼育人14は、即座に飼育受入の可否を返答すると共に、ペット情報を基に飼育準備に入ることとなる。
まず、養護施設に入居する等でペットの飼育が不能になった飼主13は、予め指定した飼育人14にペットの引取りに来てもらうこととなる。
初めに、ID及びパスワードを入力してサイトSに接続し、表示されたシステム画面上の飼育システム開始依頼の項目を選択する。尚、かかる飼育システム開始依頼の項目選択時、誤動作防止のために、本人確認画面及びシステム開始に伴う警告メッセージが出る態様が好適である。また、システム利用に関しての質問として、開始の理由を記入してもらう態様も考え得る。
このとき、データ管理部11に送られた通知について、管理人12がサイトSにて通知内容を確認後、飼主13のID、飼主情報、ペット情報、希望飼育人情報、システム開始依頼日時、システム開始日等の内容確認に必要なデータが表示され、あるいは、それらデータを表示させるための自動リンクが表示される様態が望ましく、かかる態様により飼主13のID入力間違い等のヒューマンエラーを未然に防ぐことが可能となる。また、管理人12がシステム開始の理由内容を確認し、不審な点や不明な点等がある場合、飼主13や関係者へ直接連絡をして裏付確認を行い、場合によってはシステム開始日を変更する等の措置を行う態様も考え得る。
そして、管理人12による通知確認後のシステム開始日の確定と同時に、信託機関15並びに予め決められていた飼育人14に対し、データサーバ10からサイトSを介してシステム開始日についての通知が自動的に送られることとなる。
尚、飼育人14の都合等により、システム開始予定日にペットの引取りができない場合には、システム開始日を数日程度前倒しする態様も可能であり、その際には飼育人14から飼主13及び管理人12への事前連絡が必須となる。かかるシステム開始予定日の変更を受けた管理人12は、信託機関15をはじめ関係者との調整を行うこととなる。
その後、信託機関15は システム開始当日に問題なくシステムが稼働していることを確認し、問題がないようであれば、このままシステムを継続させることとなり、飼育人14からの提出費用に基づいた料金を振込むこととなる。この振込金に関しては、飼主13と信託機関15が締結した内容により決定され、例えば毎月定額の料金を指定先に振込む定額送金システムの利用等が考え得る。
まず、飼主本人13が認知症などで種々判断が困難となった場合、飼主13に代わって飼主の家族がペット飼育信託システムの開始依頼をサイトS上で申請し、その後、予め飼主13によって指定された飼育人14へペットの引渡が行われることとなる。
初めに、飼主の家族に割り当てられたID及びパスワードを入力してサイトSに接続し、表示されたシステム画面上の飼育システム開始依頼の項目を選択する。尚、、飼主本人13以外の者がシステム開始の申請をするので、申請確定前に必ず飼主の家族の本人確認画面と、飼主本人13以外が申請した理由についての記入が必要となる。また、システム開始依頼の項目選択後、システムを開始させる年月日を選択することになる。尚、、日付選択時、カレンダーを模した選択画面であると誤入力の防止が容易である。そして、日付の確定により飼育システムの開始に向けた通知がサイトSを通してデータ管理部11へと送信される。この時、飼育システムの開始に対する警告メッセージと、入力された理由と日付の確認を促すメッセージを表示させることにより、入力者である飼主の家族による開始日の再確認を促し、システム開始日の誤入力を防止する。
この時、データ管理部11に送られた通知について、管理人12がサイトSにて通知内容を確認後、飼主の家族のID、飼主13のID、飼主情報、ペット情報、希望飼育人情報、システム開始依頼日時、システム開始日等の内容確認に必要なデータが表示され、あるいは、それらデータを表示させるための自動リンクが表示される様態が望ましく、かかる態様により飼主の家族によるID入力間違い等のヒューマンエラーを未然に防ぐことが可能となる。
また、管理人12がシステム開始の理由内容を確認し、不審な点や不明な点等がある場合、飼主の家族や関係者へ直接連絡をして裏付確認を行い、場合によってはシステム開始日を変更する等の措置を行う態様も考え得る。
そして、管理人12による通知確認後のシステム開始日の確定と同時に、信託機関15並びに予め決められていた飼育人14に対し、データサーバ10からサイトSを介してシステム開始日についての通知が自動的に送られることとなる。
尚、飼育人14の都合等により、システム開始予定日にペットの引取りができない場合には、システム開始日を数日程度前倒しする態様も可能であり、その際には飼育人14から飼主の家族及び管理人12への事前連絡が必須となる。かかるシステム開始予定日の変更を受けた管理人12は、信託機関15をはじめ関係者との調整を行うこととなる。
その後、信用機関は システム開始当日に問題なくシステムが稼働していることを確認し、問題がないようであれば、このままシステムを継続させることとなり、飼育人14からの提出費用に基づいた料金を振込むこととなる。この振込金に関しては、飼主13と信託機関15が締結した内容により決定され、例えば毎月定額の料金を指定先に振込む定額送金システムの利用等が考え得る。
また、飼主13と飼主の家族は、飼育日誌とGPS18の位置情報により、ペットの健康状態は勿論、飼育の状況や運動量等も確認が可能となるため、ペットの飼育が正しく行われているかのチェックも併せて行うことができ、飼育人14の適正を監視・判断することが可能となる。
このように、データ管理部11と管理人12とで経費内容をチェックすることで、入力金額の誤りや、過剰経費等の不正を未然に防ぐことが可能となり、且つ、監査人16において必要な監査資料として抽出することが可能となる。
尚、データ管理部11による請求時あるいは信託機関15による送金時に合わせて、飼主13が預けた信託金額の残金や、定額送金システムによる送金の残り期間などを、データサーバ10で自動計算して記録し、飼主13や信託機関15、管理人12といった所定の関係者がサイトSを介して当該記録を閲覧可能とする態様が望ましく、残金やシステム利用期間を把握することで、安定的なシステム運用に資することとなる
まず、飼主の家族に割り当てられたID及びパスワードを入力し、サイトSへと接続する。表示されたシステム画面所定箇所の、報告に関する項目を選択し、飼主本人13の死亡報告に関連した項目を選択する。尚、項目確定前に飼主の家族本人であることの確認画面を表示させる等、死亡報告における誤入力を防ぐことができる態様が望ましい。
飼主の家族による飼主死亡報告の項目確定時に、データサーバ10上でも飼主死亡として基幹データに保存され、同時にデータ管理部11により飼主死亡としてサイトS上に掲示される。サイトS上にて飼主13の死亡を確認した管理人12は、ペットの飼育を予定していた飼育人14及び信託機関15へ、飼主死亡のためペットを引き取り次第本システムが開始される旨、サイトSを介して通知する。
管理人12は、ペット飼育開始日の報告を受け次第、信託機関15に対し本システムの開始日を伝えて信託の開始を要請し、信託機関15は、管理人12の要請に従い本システムの信託を開始することとなる。
飼育人14によるペット死亡報告の項目確定時に、データサーバ10上でもペット死亡として基幹データに保存され、同時にデータ管理部11によりペット死亡としてサイトS上に掲示される。サイトS上にてペットの死亡を確認した管理人12は、飼育人14より死亡したペットを預かり、飼主13との事前契約に基づき、火葬や埋葬等の事後処理を講じることとなる。かかる事後処理については、例えば管理人12からの指示に基づき、葬儀会社などの第三者を飼育人14へ派遣し、事後処理を行ってもらう態様であってもよい。
まず、飼主の家族に割り当てられたID及びパスワードを入力し、サイトSへと接続する。表示されたシステム画面所定箇所の、報告に関する項目を選択し、飼主本人13の死亡報告に関連した項目を選択する。尚、項目確定前に飼主の家族本人であることの確認画面を表示させる等、死亡報告における誤入力を防ぐことができる態様が望ましい。
その後、ペットが亡くなったときの流れについては、既述した「本システム稼働前に飼主本人13が亡くなった場合」における流れと同様であるため、説明は省略する。
まず、飼育人14がサイトSに接続し、システム画面所定箇所にある報告項目のペット死亡報告を選択する。そして、ペットの死亡日時、死因等を記載し、ペット死亡報告を確定させる。尚、項目確定前に飼育人本人であることの確認画面を表示させる等、ペット死亡報告における誤入力を防ぐことができる態様が望ましい。
飼育人14によるペット死亡報告の項目確定時に、データサーバ10上でもペット死亡として基幹データに保存され、同時にデータ管理部11によりペット死亡としてサイトS上に掲示されると共に、飼主13並びに飼主の家族に対しペット死亡としてサイトSを介して通知が送られる。
サイトS上にてペットの死亡を確認した管理人12は、飼育人14より死亡したペットを預かり、飼主13との事前契約に基づき、火葬や埋葬等の事後処理を講じることとなる。かかる事後処理については、例えば管理人12からの指示に基づき、葬儀会社などの第三者を飼育人14のもとへ派遣し、事後処理を行ってもらう態様であってもよい。また、飼主13をはじめ飼主の家族や飼育人14に、葬儀会社の名前、火葬や埋葬といった事後処理のスケジュール等を周知することで、飼主13らが埋葬に立会うことを希望することも可能である。
11 データ管理部
12 管理人
13 飼主(飼主本人)
14 飼育人
15 信託機関
16 監査人
18 GPS
S インターネットサイト
Claims (5)
- ペットの飼育が継続困難な飼主に代わってペット飼育を代行するペット飼育信託システムであって、
外部端末と交信可能であって各種情報を記録するデータサーバと、該サーバへのアクセス及び記録情報を管理するデータ管理部と、で構成され、
データサーバは、顧客情報と、ペット情報と、飼育者情報と、飼育業務情報と、信託に関する情報と、を集積できる機能が備えられて成り、
データ管理部は、各種情報のデータ入力可能レベル並びに入力されたデータの閲覧可能レベルの設定及び管理と、飼育経費のデータ集約及び信託会社への請求管理と、前記ペット情報と飼育者情報を基に複数の飼育者の中からペットの飼育に適した一乃至複数の飼育者の選定と、を行う機能が備えられて成ることを特徴とするペット飼育信託システム。 - 前記ペット情報には、ペットの位置情報履歴が含まれることを特徴とする請求項1に記載のペット飼育信託システム。
- 前記データ管理部における飼育者の選定に際し、ランク付けが行われることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のペット飼育信託システム。
- 前記ペットの体内にマイクロチップが埋め込まれ、少なくともペットの基本的な情報が該マイクロチップに記録されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のペット飼育信託システム。
- 前記データサーバに記録されたペット情報と前記マイクロチップに記録されたペットの基本的な情報とが、通信機能を介して常時若しくは定期的に同期されることを特徴とする請求項4に記載のペット飼育信託システム。
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