JP2019197456A - 要保護猫支援システム、サーバ装置および要保護猫支援方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】保護を必要とする猫を一般の愛猫家の僅かな負担で支援可能にする要保護猫支援システム、該システムに使用されるサーバ装置および要保護猫支援方法を提供する。【解決手段】WWWに公開された第1要保護猫に関する第1情報に接した第1ユーザに対し、N口(Nは1以上の自然数)の支援ポイント情報を含む、第1要保護猫の疑似里親になるための申込み情報の入力を促す画面情報をサーバが生成して第1端末へ送り、該サーバが、前記第1ユーザ情報を、第2端末を使用する疑似里親としての第2ユーザ情報へ切り替え、要保護猫へのアクセス権を含む特典情報を生成して前記第2端末へ送り、前記第1要保護猫の支援ポイントがM口(Mは1以上の自然数)に達すると、当該第1要保護猫を、前記第1レベルよりも高い第2レベルの保護を受ける第2要保護猫へ切り替えるための指示情報を生成して猫保護団体が管理運営する保護施設の第3端末へ送る。【選択図】図1
Description
本発明は、要保護猫支援システム、サーバ装置および要保護猫支援方法に関する。
ペットと共に暮らすことで心理的な癒やしが得られるなどの効果からペットブームが続いており、愛玩用動物、例えば飼い猫の数が増えている。この一方、飼い主側の事情で飼育の継続が困難になる場合があり、このような場合、飼い主は、ペットを引き取って飼ってくれる人(これを「里親」という)を探す。しかしながら、里親が見つからない場合には保健所や動物愛護センターに引き取ってもらうことになる。また、もとより飼い主がいない野良猫なども近隣住民の苦情により保健所に捕獲される。保健所等に収容された動物は、所定期間内に引き取り手が現れない場合には殺処分が行われることになる。インターネット等を利用した里親仲介サービスもあるが、里親を探し出すのは容易でなく、動物愛護の観点から問題となっている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、保護を必要とする猫(以下、単に「要保護猫」という)を一般の愛猫家の僅かな負担で支援可能にする要保護猫支援システム、該システムに使用されるサーバ装置および要保護猫支援方法を提供することにある。
本発明の第1の側面によれば、像閲覧可能な第1および第2端末と、保護を必要とする猫である要保護猫の医療ケアを含む飼育を行う保護団体の使用に供されインターネットを介して前記第1及び第2端末と通信可能なサーバ装置と、を備える要保護猫支援システムであって、前記サーバ装置が、要保護猫に関する第1及び第2情報をWWW上に公開し、前記第1情報に接した第1ユーザの操作による、第1レベルの保護を受ける第1要保護猫の疑似里親の少なくとも一人になるための申込み情報を前記第1端末から受け入れ、前記第1ユーザの情報を、前記第2端末を使用する疑似里親としての第2ユーザの情報へ切り替えるとともに、要保護猫へのアクセス権を含む特典情報を生成して前記第2端末に送り、前記申込み情報がN口(Nは1以上の自然数)の支援ポイント情報を含み、前記第2情報が、動画を含み前記第1情報よりもより詳細な前記要保護猫に関する情報であり、前記アクセス権の情報を得た前記第2ユーザが、前記第2情報にアクセス可能となり、前記サーバ装置が、前記第1要保護猫の支援ポイントの合計がM口(Mは1以上の自然数)に達すると、当該第1要保護猫を、前記第1レベルよりも高い第2レベルの保護を受ける第2要保護猫へ切り替えるための指示情報を生成して前記保護団体が管理運営する保護施設が備える第3端末へ送る、ことを特徴とする要保護猫支援システムが提供される。
また、本発明の第2の側面によれば、保護を必要とする猫である要保護猫の医療ケアを含む飼育を行う保護団体の使用に供され、像閲覧可能な第1および第2端末とインターネットを介して通信可能なサーバ装置であって、要保護猫に関する第1及び第2情報をWWW上に公開し、前記第1情報に接した第1ユーザの操作による、第1レベルの保護を受ける第1要保護猫の疑似里親の少なくとも一人になるための申込み情報を前記第1端末から受け入れ、前記第1ユーザの情報を、前記第2端末を使用する疑似里親としての第2ユーザの情報へ切り替えるとともに、要保護猫へのアクセス権を含む特典情報を生成して前記第2端末に送り、前記申込み情報はN口(Nは1以上の自然数)の支援ポイント情報を含み、前記第2情報は、動画を含み前記第1情報よりも詳細な前記要保護猫に関する情報であり、前記アクセス権の情報を得た前記第2ユーザは、前記第2情報にアクセス可能となり、当該サーバ装置は、前記第1要保護猫の支援ポイントの合計がM口(Mは1以上自然数)に達すると、当該第1要保護猫を、前記第1レベルよりも高い第2レベルの保護を受ける第2要保護猫へ切り替えるための指示情報を生成して前記保護団体が管理運営する保護施設が備える第3端末へ送る、ことを特徴とするサーバ装置が提供される。
さらに、本発明の第3の側面によれば、コンピュータを用いて、保護を必要とする猫である要保護猫を、医療ケアを含む飼育が可能な保護団体を介して支援する方法であって、第1レベルの保護を受ける第1要保護猫に関する第1情報に第1端末を介して接した第1ユーザに対し、N口(Nは1以上の自然数)の支援ポイント情報を含む、第1要保護猫の疑似里親の少なくとも一人になるための申込み情報の入力を促す画面情報を生成して前記第1端末へ送るステップと、前記第1ユーザの情報を、第2端末を使用する疑似里親としての第2ユーザの情報へ切り替えるとともに、要保護猫へのアクセス権を含む特典情報を生成して前記第2端末へ送るステップと、前記第1要保護猫の支援ポイントがM口(Mは1以上の自然数)に達すると、当該第1要保護猫を、前記第1レベルよりも高い第2レベルの保護を受ける第2要保護猫へ切り替えるための指示情報を生成して前記保護団体が管理運営する保護施設に設けられた第3端末へ送るステップと、を備える要保護猫支援方法が提供される。
本発明によれば、一般の愛猫家の僅かな経済的負担で要保護猫、特に子猫以外の里親探しが困難な猫を支援でき、殺処分の数を減らすことができる。また、愛猫家には、経済的負担の対価として様々な特典が与えられるので、仮想的のみならず現実的にも猫との触れ合いなどの機会が得られるほか、愛猫家みんなで猫を養育するという社会活動の一環に参画することができる。また、保護団体が複数の前記保護施設を管理運営する場合は、地方のゆとりあるスペースが活用されるので、地方経済の活性化にも寄与できる。
以下、実施形態のいくつかについて図面を参照しながら説明する。図面において、同一の部分には同一の参照番号を付し、その重複説明は適宜省略する。添付の図面は、それぞれ発明の説明とその理解を促すためのものであり、各図における形状や寸法、比などは実際の装置と異なる個所がある点に留意されたい。
(1)本発明が依拠するコンセプト
飼い主のいない猫に里親を募ることは容易ではない。また、現に猫を飼っているが住環境の変化等の理由で飼い猫を手放さざるを得ない場合もある。里親を希望する家庭も確かに存在するが、複数の猫を飼育するまでの余裕を持つ家庭は稀であり、受け入れ可能な家庭の数は必要数に比べて圧倒的に少ない。また、生後間もない子猫であれば短時間で里親が現れる場合もあるが、既に成長した猫は、その飼育の困難さから敬遠される場合が多く、特に、野良猫に里親を見つけることは非常に困難である。一部の動物保護団体には、里親探しに助力する一方で、里親が見つからない猫を自ら飼育しようとする動きもあるが、飼育設備や飼育員の確保も容易でなく、特に、傷病を患った猫に獣医師のケアを与えるためには高額の費用が必要になるなど、資金面でも篤志家の寄付にのみ依存することは事実上不可能である。このような事情から、公的機関による猫の殺処分の減少に歯止めを掛けることができないという現状がある。
飼い主のいない猫に里親を募ることは容易ではない。また、現に猫を飼っているが住環境の変化等の理由で飼い猫を手放さざるを得ない場合もある。里親を希望する家庭も確かに存在するが、複数の猫を飼育するまでの余裕を持つ家庭は稀であり、受け入れ可能な家庭の数は必要数に比べて圧倒的に少ない。また、生後間もない子猫であれば短時間で里親が現れる場合もあるが、既に成長した猫は、その飼育の困難さから敬遠される場合が多く、特に、野良猫に里親を見つけることは非常に困難である。一部の動物保護団体には、里親探しに助力する一方で、里親が見つからない猫を自ら飼育しようとする動きもあるが、飼育設備や飼育員の確保も容易でなく、特に、傷病を患った猫に獣医師のケアを与えるためには高額の費用が必要になるなど、資金面でも篤志家の寄付にのみ依存することは事実上不可能である。このような事情から、公的機関による猫の殺処分の減少に歯止めを掛けることができないという現状がある。
この一方、潜在的には猫の飼育を希望しているが、住環境の制約から受け入れできない場合の他、家族の成員(特に子供)に猫アレルギーを持つものがいる場合や、病気になった時のケアなどの資金面で自信が持てない場合など、様々な制約から、希望しながら里親になることを諦めている愛猫家も多い。
そこで、本発明の発明者らは、一般の愛猫家から僅かな経済的負担での支援を募り、支援額に応じて支援者へ様々な特典を与えることにより、養育施設を運営する愛猫団体を介した要保護猫支援のための仕組みを、IT技術を用い、インターネットを介した会員制による支援サービスの態様で実現した。ここで、要保護猫を実際に引き取って飼うことはできないが、可能な範囲の負担で要保護猫支援に参画する支援者を本明細書では「疑似里親」と呼ぶ。また、当該支援サービスの会員になることを「入会」という。
以下、このような仕組みが具現化された本発明のいくつかの実施の形態につき、図面を参照しながら説明する。
(2)要保護猫支援システムおよび該システムに使用されるサーバ装置
図1は、本発明に係る要保護猫支援システムの実施の一形態の概略構成を示すブロック図の一例である。同図に示すように、本実施形態の要保護猫支援システム1は、インターネット100に接続された、サーバ50、コンピュータ40および端末10,20と、外付けメモリMR1と、定点カメラV1〜Vqと、を備える。外付けメモリMR1は、サーバ50に接続され、サーバ50からの指令信号に従い、複数の記憶領域に様々なリストを格納する。これらのリストには、後に詳述する疑似里親募集猫C1〜Cpに関する第1情報IF1および疑似里親獲得猫Cp+1〜Cqに関する第2情報IF2などの要保護猫に関する情報が記録されたDB(データベース)1や、疑似里親の住所、氏名、電話番号、メールアドレス、提供された支援ポイントの数、獲得したアクセス権の内容など、疑似里親(候補を含む)に関する情報が記録されたDB2などが含まれる。
図1は、本発明に係る要保護猫支援システムの実施の一形態の概略構成を示すブロック図の一例である。同図に示すように、本実施形態の要保護猫支援システム1は、インターネット100に接続された、サーバ50、コンピュータ40および端末10,20と、外付けメモリMR1と、定点カメラV1〜Vqと、を備える。外付けメモリMR1は、サーバ50に接続され、サーバ50からの指令信号に従い、複数の記憶領域に様々なリストを格納する。これらのリストには、後に詳述する疑似里親募集猫C1〜Cpに関する第1情報IF1および疑似里親獲得猫Cp+1〜Cqに関する第2情報IF2などの要保護猫に関する情報が記録されたDB(データベース)1や、疑似里親の住所、氏名、電話番号、メールアドレス、提供された支援ポイントの数、獲得したアクセス権の内容など、疑似里親(候補を含む)に関する情報が記録されたDB2などが含まれる。
サーバ50は猫保護団体Lの施設内に設置され、後に詳述する要保護猫支援プログラムを読み込んでインターネット100を介した要保護猫支援処理を行う。より具体的には、サーバ50は、疑似里親募集猫C1〜Cpおよび疑似里親獲得猫Cp+1〜Cqの情報が記載されたホームページ画面情報を生成してインターネット100へ提供し、これらの情報を無償または有償にてWWW(World Wide Web)上に公開する。また、端末10,20から送られた、申込み情報やアクセス権行使情報などを受けて入会、登録や特典実行などの処理を行い、これらの結果を通知する情報(特典情報など)を生成し、インターネット100を介して端末10,20へ送る。さらに、コンピュータ40から送られた要保護猫C1〜Cq等の状況に関する情報を受けて各種のスケジュール調整を行い(図8参照)、調整結果の情報をインターネット100経由で端末20およびコンピュータ40へ送る。サーバ50は本実施形態において、例えば「サーバ装置」に対応する。
コンピュータ40は、猫保護団体Lが管理運営する保護施設R内に設置される。定点カメラV1〜Vqは、コンピュータ40に接続され、各要保護猫C1〜Cqに照準を合わせてこれらの猫の静止画または動画を撮影し(図10参照)、それらの像情報をコンピュータ40へ送る。コンピュータ40は、各要保護猫C1〜Cqの像情報を処理してインターネット100経由でサーバ50へ送り、サーバ50は、送られた像情報をHP(Home Page)画面に組み込んでインターネット100上に表示させる。コンピュータ40はまた、サーバ50から送られる指示情報に従い、要保護猫C1〜Cq等の状況情報をインターネット100経由でサーバ50へ送る。
端末10,20は、静止画像および動画等の像情報の処理機能を有し、インターネット100を介して要保護猫C1〜Cqの像情報を受信し画像情報として画面表示できる情報端末である。端末10は、ユーザU1の操作に従って、例えば入会申し込み情報を生成し、インターネット100を介してサーバ50へ送る。端末20は、ユーザU2の操作に従い、例えばアクセス権行使指示情報を生成し、インターネット100を介してサーバ50へ送る。端末10,20は、具体的には、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン、または携帯電話である。サーバ50を含む要保護猫支援システム1の動作については、図3および4のフローチャートを参照しながら後に詳述する。
図2は、図1に示すサーバ50の機能ブロック図の一例である。
図2に示すように、サーバ50は、疑似里親(候補)情報調整部52と、支援ポイント算出照合部54と、特典情報生成/調整部56と、保護レベル算出部58と、要保護猫情報調整部60と、記録部62とを含む。記録部62には、後述する本発明の要保護猫支援方法の一実施形態を、コンピュータを用いて実行するための要保護猫支援プログラムが格納されており、他の機能ブロック、すなわち疑似里親(候補)情報調整部52、支援ポイント算出照合部54、特典情報生成/調整部56、保護レベル算出部58、および要保護猫情報調整部60は、記録部62から当該プログラムを読み出して実行することにより、後述する本実施形態の要保護猫支援方法を実行することができる。なお、要保護猫支援プログラムの格納先は、記録部62に限るものではなく、例えば図1に示した外付けメモリMRに格納させることとしてもよい。
疑似里親(候補)情報調整部52は、疑似里親になることを希望する愛猫家(以下、「疑似里親候補者」という)からの新規登録申込み情報を端末10(20)から送られると、支援金の決済処理等を含む登録手続きの処理を経た後、氏名、住所等の個人情報および支援対象猫の情報を含む疑似里親情報を生成し、登録処理結果として支援ポイント算出照合部54へ送ると共に、ハードディスクメモリMR1(図1参照)のDB2へ格納する。疑似里親情報の生成により、疑似里親候補者は疑似里親として情報切替が行われる。また、新規登録申込みに使用された端末10についても、疑似里親の端末20として情報切替が行われる。本実施形態において、疑似里親候補者および端末10は、それぞれ例えば第1ユーザおよび第1端末に対応し、疑似里親および端末20は、それぞれ例えば第2ユーザおよび第2端末に対応する。
支援ポイント算出照合部54は、疑似里親(候補)情報調整部52から送られた疑似里親情報に基づき、当該疑似里親の支援ポイント数を算出し、算出結果を保護レベル算出部58と特典情報生成/調整部56へ送ると共にハードディスクメモリMR1(図1参照)のDB2に格納する。支援ポイント数は、本実施形態において、決済された支援金額の単位支援金額に対する倍数(N倍;Nは1以上の自然数)で決定される。例えば、単位支援金額が一口¥7,500とし、新規登録時の支援額も¥7,500であった場合は、支援ポイントは1ポイントになる。
保護レベル算出部58は、送られた支援ポイントの情報に基づいて当該疑似里親の支援対象である要保護猫(以下、適宜「支援対象猫」という)の保護レベルを決定し、決定結果をハードディスクメモリMR1(図1参照)のDB1に格納するほか、要保護猫情報調整部60を介して保護施設Rに設置されたコンピュータ40へ送る。保護レベル算出部58には、予め設定された閾値が与えられ、この閾値と支援ポイントとを比較することにより、保護レベルの決定が行われる。例えば一つの閾値だけが設定された場合、例えば単位支援金額のM倍が閾値として設定された場合、支援ポイントがM口以上であるかどうかで要保護猫の保護レベルが変動する。本実施形態においては、疑似里親からの支援金のみで一匹の要保護猫の(医療ケアを含む)養育が可能になるポイント数を基準に閾値が決定される。ここでは、例えば8口(M=8)が閾値として設定された場合、当該要保護猫の支援金が60,000円に達して支援ポイントが8ポイントになると、保護団体の自費負担による養育から疑似里親の経済負担による養育へと保護レベルが切り替わる。なお、要保護猫の保護レベルの変動に関する閾値は、各要保護猫ごとに設定される。従って、同一の疑似里親に限ることなく、複数の疑似里親が支援している場合でも、これら複数の疑似里親による支援ポイントの合計額が上記閾値と比較される。
保護レベルが切り替わると、保護レベル算出部58が当該事実を知らせるための情報を生成して要保護猫情報調整部60に送る。この情報の入力を受けた要保護猫情報調整部60は、保護レベル切替情報を生成して保護施設Rのコンピュータ40へ送るほか、ハードディスクメモリMR1にアクセスしてDB1の内容を書き換える。保護団体の自費負担による保護レベルから疑似里親からの支援金のみに依存する保護レベルに変更されると、要保護猫の待遇自体にも変更があり、例えば餌のレベルや飼育環境のレベルが向上したりする。餌のレベル向上として、通常の餌の他に例えばおやつを加えたり、また、おやつの回数やグレードを変えることなどが考えられる。また、飼育環境のレベル向上としては、寝床のクッションをより快適なものに取り替えることなどが考えられる。本実施形態において、保護団体の自費負担による保護レベルは例えば「第1レベルの保護」に対応し、また、疑似里親からの支援金のみに依存する保護レベルは例えば「第2レベルの保護」に対応する。
サーバ50の要保護猫情報調整部60からコンピュータ40へ保護レベル切替情報が到達すると、保護施設Rのスタッフは、当該要保護猫が第1要保護猫から第2要保護猫に切り替えられたため、一匹分の保護資金の余裕ができるため、疑似里親募集猫をもう一匹特定して保護施設Rに迎え入れることが可能になる。これにより、公的機関による殺処分の対象を一匹減らすことが可能になる。
ここで、既に登録済みの疑似里親が支援金の増額を申し込む場合もある。その場合は、支援金増額の申込み情報が端末20から疑似里親(候補)情報調整部52へ送られ、決済処理等が実行された後、支援ポイント算出照合部54が支援ポイントの算出(再計算)を行う。例えば、上述の例において、1ポイントの支援ポイントを持つ疑似里親が例えば15,000円だけ増額した場合は、支援ポイントは3ポイントになる。支援ポイントの変動があると、支援ポイント算出照合部54が再計算結果に基づいてハードディスクメモリMR1(図1参照)に格納されたDB2の情報を変更し、変更結果の情報を、要保護猫情報調整部60を介して保護施設Rのコンピュータ40へ送ると共に、ハードディスクメモリMR1にアクセスしてDB1の内容を書き換える。
特典情報生成/調整部56は、支援ポイント算出照合部54から送られた支援ポイントの情報を受け、特典情報を生成する。特典情報の生成は、疑似里親ごとに行われ、生成された特典情報は、それぞれの疑似里親の端末20へ送られる。ここで、特典とは、支援ポイントに応じて疑似里親に与えられる権利であり、例えば、以下のようなものを挙げることができる。なお、以下の各特典は、選択的である必要はなく、任意に組み合わせて付与してよい。また、以下の各特典は、付与可能な支援ポイント数を同一としてもよいが、これに限ることなく、各特典の間で付与可能な支援ポイント数に差異を設けておき、例えば(a)や(b)などは少ない支援ポイント数から付与可能だが、(c)以降は、必要な支援ポイント数を増大させてもよい。例えば(c)の特典については保護団体の自費負担が不要となる閾値を超えた支援ポイントを獲得して初めて付与されるようにしてもよいし、(c)から(f)へ進むに従って必要な支援ポイント数を逓増させてもよい。また、特典の組み合わせについても同様に支援ポイント数に差異を設けてもよい。
(a)動画の閲覧
前述した通り、保護施設R内で要保護猫を収納している部屋には定点カメラがあり、要保護猫の様子を撮影している(図10参照)。登録前に表示されるHPでは要保護猫の静止画のみが閲覧可能となっているが、入会して疑似里親になると支援対象猫の動画が閲覧可能となる。また、閲覧可能な時間も支援ポイントの数に応じて増減する。また、定点カメラは赤外線暗視カメラを含み、所定支援ポイント以上の支援を行っている疑似里親に対し、夜間を含み24時間いつでも支援対象猫を閲覧できるようにしてもよい。
前述した通り、保護施設R内で要保護猫を収納している部屋には定点カメラがあり、要保護猫の様子を撮影している(図10参照)。登録前に表示されるHPでは要保護猫の静止画のみが閲覧可能となっているが、入会して疑似里親になると支援対象猫の動画が閲覧可能となる。また、閲覧可能な時間も支援ポイントの数に応じて増減する。また、定点カメラは赤外線暗視カメラを含み、所定支援ポイント以上の支援を行っている疑似里親に対し、夜間を含み24時間いつでも支援対象猫を閲覧できるようにしてもよい。
(b)詳細コメントの閲覧
保護施設Rには、通常の飼育スタッフと獣医師が常駐または巡回している。これらのスタッフおよび獣医師は業務日誌として要保護猫の様子を日々記録している(図5参照)。愛猫家は、疑似里親になると支援対象に関する日誌を遡ってより詳細に読むことが可能になる。
保護施設Rには、通常の飼育スタッフと獣医師が常駐または巡回している。これらのスタッフおよび獣医師は業務日誌として要保護猫の様子を日々記録している(図5参照)。愛猫家は、疑似里親になると支援対象に関する日誌を遡ってより詳細に読むことが可能になる。
(c)面会
疑似里親が支援している要保護猫に現実に会って、抱擁などを予め予約した時間だけ行う権利である。面会の時間・頻度は疑似里親からの支援ポイントの多寡に応じて決定される。
疑似里親が支援している要保護猫に現実に会って、抱擁などを予め予約した時間だけ行う権利である。面会の時間・頻度は疑似里親からの支援ポイントの多寡に応じて決定される。
(d)散歩
要保護猫を収容する部屋(図10参照)から連れ出して保護施設R内またはその外部を散歩する権利である。散歩の時間・頻度なども疑似里親からの支援ポイントに応じて決定される。
要保護猫を収容する部屋(図10参照)から連れ出して保護施設R内またはその外部を散歩する権利である。散歩の時間・頻度なども疑似里親からの支援ポイントに応じて決定される。
(e)遠隔操作による遊戯
時間的制約などから現実に保護施設Rを訪問する機会を作り出すことが困難な疑似里親のため、要保護猫を収納している部屋の、例えば天井(図10の符号90)から猫じゃらし(図10の符号500)を昇降可能な状態で懸架しておき、インターネットを介した専用アプリケーションにより端末20の画面上に専用釦を表示し、該専用釦による遠隔操作により、該猫じゃらしを猫の行動可能範囲にまで下ろしたうえで、さらに微妙な動きを加えることで、当該要保護猫との遠隔遊戯を楽しむ権利である。
時間的制約などから現実に保護施設Rを訪問する機会を作り出すことが困難な疑似里親のため、要保護猫を収納している部屋の、例えば天井(図10の符号90)から猫じゃらし(図10の符号500)を昇降可能な状態で懸架しておき、インターネットを介した専用アプリケーションにより端末20の画面上に専用釦を表示し、該専用釦による遠隔操作により、該猫じゃらしを猫の行動可能範囲にまで下ろしたうえで、さらに微妙な動きを加えることで、当該要保護猫との遠隔遊戯を楽しむ権利である。
(f)イベントへの優先参加
例えば愛猫家の芸能人(俳優、女優、歌手、タレントなど)と提携して各保護施設Rの近傍を巡るライブツアーを企画し、支援ポイントの高い疑似里親が優先的にチケットの配布を受けることができる権利などが考えられる。
例えば愛猫家の芸能人(俳優、女優、歌手、タレントなど)と提携して各保護施設Rの近傍を巡るライブツアーを企画し、支援ポイントの高い疑似里親が優先的にチケットの配布を受けることができる権利などが考えられる。
サーバ50の特典情報生成/調整部56はまた、疑似里親からの特典実行の要求があった場合、当該疑似里親と保護施設Rまたは他の疑似里親との調整をも実行する。例えば要保護猫C1との面会/散歩を実現するための権利行使要求が、例えば疑似里親Aから出された場合、疑似里親Aが希望する日時で要保護猫C1が面会可能な状況にあるかどうか、他の疑似里親(例えばB)から同一日程・時間帯での申し入れが既にあったかどうかを確認する必要がある。このような場合、特典情報生成/調整部56は、コンピュータ40との間で情報交換を行ってスケジュール確認を行い、空きがあればスケジュールを確定して疑似里親Aの端末20、保護施設Rのコンピュータ40へ通知を送る他、外付けメモリMR1のDB1,DB2の内容を更新する。この一方、例えば要保護猫C1について既に他の疑似里親Bからも面会等の申込みがなされていて疑似里親Aが希望するスケジュールに既に空きがなかった場合、その旨を疑似里親Aの端末20へ通知して他の日程での再申し込みを促す。
(3)要保護猫支援方法
図1に示すサーバ50を含む要保護猫支援システム1の動作について、図3乃至図10を参照しながら本発明に係る要保護猫支援方法の実施の一形態として以下に説明する。
図1に示すサーバ50を含む要保護猫支援システム1の動作について、図3乃至図10を参照しながら本発明に係る要保護猫支援方法の実施の一形態として以下に説明する。
図3は、本実施形態による要保護猫支援方法の具体的手順の一部を示すフローチャートの一例である。同図は、要保護猫支援サービスへの新規登録時の手順、より具体的には保護施設RのHP公開から疑似里親の申込み、特典情報の生成・送信までの手順の一例を示す。
まず、保護施設Rが疑似里親募集猫(図1C1〜Cp)に関する第1情報、すなわち疑似里親募集猫C1〜Cpを紹介するための情報を収集してコンピュータ40から保護団体Lのサーバ50へ送信する(ステップS10)と、保護団体Lが当該第1情報を整理・加工してHP画面を作成し、WWWへアップロードして公開する(ステップS100)。愛猫家がなんらかのきっかけで保護団体LのHPの存在を知ってアクセスし(ステップS101)、保護団体Lの要保護猫支援のコンセプトに賛同し、かつ、気に入った要保護猫を見つけて疑似里親になる意思を持った場合、HP画面上の所定の釦を押下(マウスを用いたクリック動作を含む)して新規登録画面の送付を要求すると(ステップS102)、保護団体Lのサーバ50が申込み画面を送信する(ステップS202)。
登録希望者が支援口数Nに対応する支援金を拠出して擬似里親になることを申し込み(ステップS103)、所定の決済手続きを経た後に支援登録が許可されると、サーバ50は疑似里親リストの調整を行う(ステップS203)。このとき、登録希望者は、要保護猫支援システムにおける情報管理において、疑似里親候補から疑似里親になる。このため、サーバ50は、ユーザ情報の切替を行う。より具体的には、サーバ50は「第1ユーザとしての疑似里親候補」から「第2ユーザとしての疑似里親」へと管理情報を切り替え、また、疑似里親候補が登録の申込みに使用した端末についても「第1端末」としての扱いから「第2端末」としての扱いへ管理情報の切り替えを行う。
ついで、サーバ50は、支援ポイントの変動による要保護猫の保護レベルの変化の有無を確認する。まず、当該新規登録者による支援対象猫(ここで、仮にC1(q=1))について支援ポイントの口数Nの総計を算出し、閾値Mとの比較により、支援ポイントNの総計が所定の閾値Mに達したかどうかを判断する(ステップS204)。既に疑似里親となっている愛猫家による支援ポイントの口数との合計で支援ポイントNの総計が閾値M以上となった場合、または、当該登録者が最初の疑似里親であるが、複数口の支援金拠出により単独で閾値M以上となった場合は、サーバ50は、支援対象猫C1の保護レベルを切り替えるための指示情報を生成して保護施設Rのコンピュータ40へ送信する(ステップS205)。
サーバ50はまた、支援ポイントおよび保護レベルに応じた特典情報を生成し、当該会員の端末20へ送信する(ステップS206)。
サーバ50はまた、支援ポイントおよび保護レベルに応じた特典情報を生成し、当該会員の端末20へ送信する(ステップS206)。
以上の手順について、HP画面の例を取り上げながらより詳細に説明する。
図4は、サーバ50により提供され公開されるHP画面の一例を示す図である。同図に示す画面200は、パーソナルコンピュータ用に作成された画面の一例である。画面の上部の符号210で指示される領域には要保護猫支援システム1により提供される要保護猫支援サービスの名称が記載され、その直下には保護施設の地域名220が記載された釦が表示される。本実施形態では、イベントが開催される地名が6箇所表示されている。
保護施設の地域名の直下、画面のほぼ中央には、要保護猫の静止画が貼り付けられている。要保護猫として、図4に示す例では、疑似里親からの支援金が未だ十分に集まっていないために保護団体の自費負担による第1レベルの保護にとどまる猫C1〜C3が公開され、静止画STc1〜STc3が掲載されている。各静止画の下には、要保護猫の名称である猫種名Nc1〜Nc3がそれぞれ記載され、その名称の下には、各要保護猫C1〜C3の詳細情報(第1情報に対応する)へのアクセスを促す「もっと知る」釦240が表示されている。
例えば左の要保護猫C1の詳細情報が知りたい場合には、猫種名Nc1の表示の下に位置する「もっと知る」釦240の押下により、例えば、図5に示す画面が表示される。
図5では、選択された要保護猫C1のより詳細な情報が表示されており、図4と同様のサービス名称210および地域名220の右下に猫種名Nc1が再掲され、その下には、要保護猫C1のプロフィール310、獣医師のコメントであるDoctor’s Message320、飼育スタッフのコメントであるStaff’s Message330が掲載されている。画面の左下には要保護猫C1の静止画が再掲され、その上には、要保護猫C1の動画を見るための「リアルタイム動画」釦410が表示され、さらに釦410の上には、閲覧者に対して支援登録を促すための「パパママになる」釦400が表示されている。図5の実施例において、用語「パパママ」は、例えば「疑似里親」に対応する。閲覧者が「パパママになる」釦400を押下すると、例えば図6Aに示すような画面に切り替わり、登録手続きに移行する。なお、登録前においては「リアルタイム動画」釦410が表示されるだけで、押下しても動画が現れないように設定することもできる。その場合は、閲覧者が釦410を押下しても、例えば「リアルタイム動画は登録後に閲覧可能になります」などの表示が現れるようにするとよい。この一方、「リアルタイム動画」釦410は入会前においては非表示にしてもよいし、薄い表示にして入会後の閲覧可能を示唆してもよい。入会の前後で異なる釦の操作の設定は、この「リアルタイム動画」釦410に限ることなく、他の釦についても同様に可能である。
図6Aは入会申込みに際して必要な情報を入力するための画面であり、IDや氏名の他、支援金額の記載が必須となっている。必要情報を入力して送信すると、図6Bに示すような決済画面が現れ、問題がなければ、例えば「確認」釦420を閲覧者が押下する。決済が無事終了したら、図6Cに示すように、登録完了を知らせる画面表示に切り替わる。なお、この段階でリアルタイム動画の閲覧が可能になる場合は、図6Cに示すように「リアルタイム動画」釦410の表示をアクティブに変更してもよい。
疑似里親は支援ポイントの増減を申し込むことも可能である。その場合は、例えば図7のフローチャートに示すように、サーバ50を介した保護施設Rからの提供情報が反映されたHP(ステップS20,ステップS200)に疑似里親がアクセスしてログイン(ステップS111)により会員ページに入った後、支援ポイント増減の申込みを行う(ステップS112)。支援ポイントを増やす場合を例に挙げると、所定の決済手続きの後にサーバ50により疑似里親リストの調整が行われる(ステップS213)。次いで、申込みが行われた支援対象猫について、支援ポイントの変動が確認される(ステップS214)。支援ポイントNの合計が所定の閾値以上になった場合(ステップS214Yes)は、サーバ50が当該要保護猫について保護レベルを切り替えるための指示信号を生成し、インターネット100経由で保護施設Rのコンピュータ40へ送信する。また、支援ポイントNの合計が所定の閾値に達しなかった場合には、サーバ50が特典情報を生成し、インターネット100経由で当該疑似里親の端末20へ送信する(ステップS216)。また、保護レベルがより高いレベルへ切り替えられた場合も、特典情報が生成され当該疑似里親の端末20へ送信される(ステップS216)。
疑似里親が特典を行使する際の手順につき、図8および図9を参照しながらより具体的に説明する。
疑似里親が特典の行使を希望する場合、サーバ50を介した保護施設Rからの提供情報が反映されたHP(ステップS20,ステップS200)に疑似里親がアクセスし、ログイン(ステップS111)により会員ページに入った後、希望する特典釦を押下することにより特典行使の要求を出す(ステップS122)。このときの会員ページの一例を図9Aに示す。図9Aにおいては、特典釦として、上述した「リアルタイム動画」釦410の他、「猫じゃらし」釦420、面会のための「会う」釦430、「散歩する」釦440および「イベント釦」450が表示されている。
図8へ戻り、端末20からの特典行使要求を受けると、サーバ50は、当該疑似里親の支援ポイントを確認し(ステップS220)、要求された特典を実現するための支援ポイントがあるかどうかを確認する。次いで、保護施設R等とのスケジュール調整が必要なイベント要求の場合(ステップS230イベント)は、チケットを発行して当該疑似里親に送付する(ステップS270)。その他の特典要求の場合は(ステップS230面会/散歩/猫じゃらし)、まず、特典行使に際して支援対象猫に健康面などの阻害要因がないかどうかを確認するため、サーバ50が状況報告の指示情報を生成し、インターネット100を介して保護施設Rのコンピュータ40へ送る。状況報告の指示情報に接した飼育スタッフにより、当該要保護猫の状況報告がなされ(ステップS30)、健康面・心理面等で特に問題がなければ、サーバ50がスケジュール調整を行う(ステップS250)。図9Bにスケジュール調整用の画面表示の一例を示す。
スケジュール調整が終われば、サーバ50は、決定通知の情報を生成して疑似里親の端末20と保護施設Rのコンピュータ40へ送る(図8、ステップS260)。図9Cは、端末20における予約完了通知画面の一例である。
「散歩する」釦440の選択についても面会と同様の手順でスケジュール調整が可能であるので、説明は省略する。「猫じゃらし」釦420については、例えば図10に示すように、部屋の天井90から猫じゃらし500を昇降可能な状態で吊り下げておき、面会等の他のスケジュールの有無を確認した後、空き時間があれば、疑似里親が「猫じゃらし」釦420を押下することにより、猫じゃらし500が支援対象猫、例えば猫C1の頭のすぐ上まで降りてくるように設計される。定点カメラV1による映像でリアルタイムにて様子を見ることができるので、疑似里親は、「猫じゃらし」釦420押下のタイミング等を工夫することにより、テレビゲームに類似の感覚で遠隔地から支援対象猫C1と遊ぶことができる。
このように、個別の事情に応じたスケジュール調整を行った上で面会等、要保護猫との触れ合いが可能であるので、不特定多数による接触と比較すると要保護猫が感じるストレスは極めて小さく、動物保護の点からも優れた支援方法と言える。
以上、本発明に係る要保護猫支援システム、該システムに使用されるサーバ装置および要保護猫支援方法の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限ることなく、種々改良・変形して使用することができる。例えば、上記実施形態では、サーバ50として単体のハードウェアから構成される装置として説明したが、これに限る必要は全くなく、図2に示したサーバ機能が実行されるものであれば、クラウドサーバとして様々なハードウェアに分散して利用することが可能である。
1…要保護猫支援システム、10,20…第1および第2端末、40…コンピュータ(第3端末)、50…サーバ、52…疑似里親(候補)情報調整部、54…支援ポイント算出照合部、56…特典情報生成/調整部、58…保護レベル算出部、60…要保護猫情報調整部、62…記録部、100…インターネット、MR1…ハードディスクメモリ(HDD)、U1,U2…ユーザ(愛猫家)、V1〜Vq…定点カメラ、R…保護施設。
Claims (9)
- 像閲覧可能な第1および第2端末と、保護を必要とする猫である要保護猫の医療ケアを含む飼育を行う保護団体の使用に供されインターネットを介して前記第1及び第2端末と通信可能なサーバ装置と、を備える要保護猫支援システムであって、
前記サーバ装置は、要保護猫に関する第1及び第2情報を、WWW(World Wide Web)上に公開し、前記第1情報に接した第1ユーザの操作による、第1レベルの保護を受ける第1要保護猫の疑似里親の少なくとも一人になるための申込み情報を前記第1端末から受け入れ、前記第1ユーザの情報を、前記第2端末を使用する疑似里親としての第2ユーザの情報へ切り替えるとともに、要保護猫へのアクセス権を含む特典情報を生成して前記第2端末に送り、
前記申込み情報はN口(Nは1以上の自然数)の支援ポイント情報を含み、
前記第2情報は、動画を含み前記第1情報よりもより詳細な前記要保護猫に関する情報であり、
前記アクセス権の情報を得た前記第2ユーザは、前記第2情報にアクセス可能となり、
前記サーバ装置は、前記第1要保護猫の支援ポイントの合計がM口(Mは1以上の自然数)に達すると、当該第1要保護猫を、前記第1レベルよりも高い第2レベルの保護を受ける第2要保護猫へ切り替えるための指示情報を生成して前記保護団体が管理運営する保護施設が備える第3端末へ送る、
ことを特徴とする要保護猫支援システム。 - 前記保護団体は複数の前記保護施設を管理運営し、
前記サーバ装置が前記第1端末に表示させる申込み催促画面は、閲覧を希望する保護施設の選択を促す第1釦と、前記第1ユーザによる前記申込みを促す第2釦と、要保護猫の名称と、保護施設スタッフおよび獣医師による第1および第2コメントと、を含む第1画面を備え、
前記サーバ装置は、前記第1ユーザにより前記第2釦が押下された情報を前記第1端末から与えられると、前記支援ポイントの口数を含む前記第1ユーザの詳細情報の記入を促す第2画面の情報を生成して前記第1端末に送り、前記第1ユーザの操作により前記第1ユーザの詳細情報が記入された第3画面の情報が送られると、決済情報の確認を促す第4画面の情報を生成して前記第1端末に送り、
前記決済情報が確認されると、決済確認情報を前記第1端末へ送る、
ことを特徴とする請求項1に記載の要保護猫支援システム。 - 前記アクセス権は、前記第2要保護猫の動画閲覧、並びに前記第2要保護猫との面会および散歩の少なくともいずれかを含み、動画閲覧の時間並びに面会および散歩の時間および頻度は、前記支援ポイントの口数に応じて決定されることを特徴とする請求項1または2に記載の要保護猫支援システム。
- 前記保護のレベルは、餌のレベルおよび飼育環境のレベルの少なくともいずれかを含む、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の要保護猫支援システム。
- 前記保護施設は、赤外線カメラを備え、
前記アクセス権は、前記赤外線カメラによる前記第2要保護猫の動画閲覧を含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の要保護猫支援システム。 - 前記保護施設は、遠隔操作可能な遊戯機器を備え、
前記アクセス権は、前記第2端末を介した前記遊戯機器の操作により前記第2要保護猫との遠隔遊戯を楽しむ権利を含み、
前記サーバ装置は、前記遊戯機器の操作を促す釦の情報を生成して前記第2端末へ送って画面表示させ、前記動画は、前記第2要保護猫が前記第2ユーザの操作に従って前記遊戯機器で遊戯する状況の映像を含む、ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の要保護猫支援システム。 - 前記サーバ装置は、前記支援ポイントの口数に応じ、前記保護団体に関連したイベントへ前記第2ユーザが優先的に参加できる特典情報をも生成することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の要保護猫支援システム。
- 保護を必要とする猫である要保護猫の医療ケアを含む飼育を行う保護団体の使用に供され、像閲覧可能な第1および第2端末とインターネットを介して通信可能なサーバ装置であって、
要保護猫に関する第1及び第2情報をWWW上に公開し、前記第1情報に接した第1ユーザの操作による、第1レベルの保護を受ける第1要保護猫の疑似里親の少なくとも一人になるための申込み情報を前記第1端末から受け入れ、前記第1ユーザの情報を、前記第2端末を使用する疑似里親としての第2ユーザの情報へ切り替えるとともに、要保護猫へのアクセス権を含む特典情報を生成して前記第2端末に送り、
前記申込み情報はN口(Nは1以上の自然数)の支援ポイント情報を含み、
前記第2情報は、動画を含み前記第1情報よりも詳細な前記要保護猫に関する情報であり、
前記アクセス権の情報を得た前記第2ユーザは、前記第2情報にアクセス可能となり、
当該サーバ装置は、前記第1要保護猫の支援ポイントの合計がM口(Mは1以上の自然数)に達すると、当該第1要保護猫を、前記第1レベルよりも高い第2レベルの保護を受ける第2要保護猫へ切り替えるための指示情報を生成して前記保護団体が管理運営する保護施設が備える第3端末へ送る、
ことを特徴とするサーバ装置。 - コンピュータを用いて、保護を必要とする猫である要保護猫を、医療ケアを含む飼育が可能な保護団体を介して支援する方法であって、
第1レベルの保護を受ける第1要保護猫に関する第1情報に第1端末を介して接した第1ユーザに対し、N口(Nは1以上の自然数)の支援ポイント情報を含む、第1要保護猫の疑似里親の少なくとも一人になるための申込み情報の入力を促す画面情報を生成して前記第1端末へ送るステップと、
前記第1ユーザの情報を、第2端末を使用する疑似里親としての第2ユーザの情報へ切り替えるとともに、要保護猫へのアクセス権を含む特典情報を生成して前記第2端末へ送るステップと、
前記第1要保護猫の支援ポイントがM口(Mは1以上の自然数)に達すると、当該第1要保護猫を、前記第1レベルよりも高い第2レベルの保護を受ける第2要保護猫へ切り替えるための指示情報を生成して前記保護団体が管理運営する保護施設に設けられた第3端末へ送るステップと、
を備える要保護猫支援方法。
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JP2018091982A JP2019197456A (ja) | 2018-05-11 | 2018-05-11 | 要保護猫支援システム、サーバ装置および要保護猫支援方法 |
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KR20220136615A (ko) * | 2021-04-01 | 2022-10-11 | 김민규 | 유기펫 후원 미팅 중개 시스템 및 그 방법 |
JP2022175235A (ja) * | 2021-05-13 | 2022-11-25 | 株式会社えくぼ | ペット飼育信託システム |
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