JPWO2014049869A1 - 非接触給電装置 - Google Patents

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Abstract

本発明の非接触給電装置は、固定部に設けられた給電用素子および高周波電源部と、可動部に設けられた受電用素子および受電変換部と、共振用素子とを備え、可動部上の電気負荷群は動作電圧が互いに異なる複数の電気負荷を含み、高周波電源部は基本周波数の基本波電圧および基本周波数を逓倍した逓倍周波数の高調波電圧を含む高周波電圧を出力し、給電用素子、受電用素子、および共振用素子は、複数の動作電圧に対応し複数設けられて動作電圧ごとの直列共振回路を形成し、動作電圧ごとの直列共振回路の共振周波数は、一つが基本周波数であり、残りが逓倍周波数であり、かつ互いに異なっている。これにより、可動部上の複数の電気負荷の動作電圧が互いに異なっていても非接触給電を行え、可動部を重厚長大化することがなく、かつ高い給電効率が得られる。

Description

本発明は、可動部上の電気負荷に非接触で給電する非接触給電装置に関し、より詳細には、可動部上の複数の電気負荷の動作電圧が互いに異なる構成に対応した非接触給電装置に関する。
多数の部品が実装された基板を生産する基板用作業機器として、はんだ印刷機、部品実装機、リフロー機、基板検査機などがあり、これらを基板搬送装置で連結して基板生産ラインを構築する場合が多い。これらの基板用作業機器の多くは基板上を移動して所定の作業を行う可動部を備えており、可動部を駆動する一手段としてリニアモータ装置を用いることができる。リニアモータ装置は、移動方向に沿い複数の磁石のN極およびS極が交互に列設された軌道部材と、コアおよびコイルを有する電機子を含んで構成された可動部とを備えるのが一般的である。可動部上の電気負荷に給電するために、従来から変形可能な給電用ケーブルが用いられてきた。また、近年では、給電用ケーブルによる荷搬重量の増加や金属疲労による断線のリスクなどの弊害を解消するために、非接触給電装置の適用が提案されている。
非接触給電装置の方式として、従来からコイルを用いた電磁誘導方式が多用されてきたが、最近では離隔対向する電極によりコンデンサを構成した静電結合方式も用いられるようになってきており、他に磁界共鳴方式なども検討されている。非接触給電装置の用途は、基板用作業機器に限定されるものではなく、他の業種の産業用機器や家電製品などの幅広い分野に広まりつつあり、電気鉄道や電気自動車への利用も検討されている。この種の非接触給電装置の一例が特許文献1に開示されている。
特許文献1の電力供給システムは、静電結合方式(電界結合方式)により非接触給電を行うものである。この電力供給システムは、固定体に2つの送電電極、交流電源、第1コンデンサ、および第1コイルを備え、可動体に2つの受電電極を備えて構成されている。そして、交流電源は基本波の逓倍周波数の高調波を含む電力を供給し、第1コンデンサおよび第1コイルにより高調波に対して並列共振を発生させている。これにより、交流電源を構成するパワートランジスタの動作周波数限界を超えた高い周波数で電力供給を行える、と記載されている。つまり、構造上の制約などで送電電極と受電電極とにより構成される結合コンデンサの静電容量が小さくなり、並列共振周波数が大きくなってしまう構成でも、非接触給電を可能としている。
基板用作業機器に戻り、可動部に搭載される電気負荷には次のようなものがある。例えば、部品実装機の可動部となる実装ヘッドには、部品を吸着採取する吸着ノズルに負圧を発生させるエアポンプ、吸着ノズルを回動および昇降させる駆動モータ、基板や部品を撮像するカメラ、およびこれらの制御部などが搭載されている。また、基板検査機の可動部となる検査ヘッドには、基板上の配線パターンや部品の実装状態を撮像するカメラやそのデータ伝送部、および制御部などが搭載されている。さらには、リニアモータ装置の電機子も電気負荷の一種である。これら複数の電気負荷の動作電圧は、必ずしも一致しておらず、互いに異なる場合には、可動部上の受電回路でそれぞれの動作電圧を生成して給電していた。
特開2010−213554号公報
ところで、可動部上の複数の電気負荷の動作電圧が互いに異なる場合に、一般的な非接触給電技術では、可動部上にマルチ出力タイプの電圧変換トランスを搭載することになる。電圧変換トランスは、給電された高周波電力を一次巻線に入力し、互いに巻数の異なる複数の二次巻線から電圧値の異なる複数の高周波二次電力を得るものである。そして、複数の高周波二次電力を別々の受電回路で変成してそれぞれの動作電圧を生成し、各電気負荷に給電する構成を採用することになる。

しかしながら、一般的な非接触給電技術で用いる電圧変換トランスは大きくかつ重量があるため、可動部が大型化しかつ重量化して好ましくない。特に、基板用作業機器では、可動部の重厚長大化は可動部を駆動するリニアモータ装置の動作速度の低下や駆動電力の増加に直結するため、電圧変換トランスは絶対に避けるべき手段である。
一方、特許文献1では、基本波の基本周波数よりも高い逓倍周波数で電力供給を行える点は好ましいが、基本波の電力が使用されていない。したがって、基本周波数において非共振状態であっても相当の電力損失が発生して、給電効率が低下する。高い給電効率を得る観点では、基本周波数の電力を使用することは必須と考えられる。
本発明は、上記背景技術の問題点に鑑みてなされたものであり、可動部上の複数の電気負荷の動作電圧が互いに異なっていても非接触給電を行え、可動部を重厚長大化することがなく、かつ高い給電効率が得られる非接触給電装置を提供することを解決すべき課題とする。
上記課題を解決する請求項1に係る非接触給電装置の発明は、固定部に設けられた給電用素子と、前記給電用素子に高周波電力を給電する高周波電源部と、前記固定部に移動可能に装架された可動部に設けられ、前記給電用素子に離隔対向して非接触で高周波電力を受け取る受電用素子と、前記受電用素子が受け取った高周波電力を変換して前記可動部上の電気負荷群に給電する受電変換部と、前記給電用素子および前記受電用素子に直列接続されて直列共振回路を形成する共振用素子と、を備えた非接触給電装置であって、前記電気負荷群は、動作電圧が互いに異なる複数の電気負荷を含み、前記高周波電源部は、基本周波数の基本波電圧および前記基本周波数を逓倍した逓倍周波数の高調波電圧を含む高周波電圧を出力し、前記給電用素子、前記受電用素子、および前記共振用素子は、複数の動作電圧に対応し複数設けられて動作電圧ごとの直列共振回路を形成し、前記動作電圧ごとの直列共振回路の共振周波数は、一つが前記基本周波数であり、残りが前記逓倍周波数であり、かつ互いに異なっている。
請求項2に係る発明は、請求項1において、前記動作電圧が大きいほど、対応して形成された直列共振回路の共振周波数が小さい。
請求項3に係る発明は、請求項1または2において、前記給電用素子は給電用電極であり、前記受電用素子は受電用電極であり、前記共振用素子は共振用インダクタである。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれか一項において、前記受電変換部は、前記複数の動作電圧に対応して複数個設けられ、特定の電気負荷の直流動作電圧に対応して設けられた少なくとも1個の受電変換部は、前記受電用素子が受け取った高周波電力を直流変換電圧に変換する全波整流回路と、前記直流変換電圧を前記直流動作電圧に調整するDC―DCコンバータと、を含む。
請求項5に係る発明は、請求項1〜4のいずれか一項において、前記高周波電源部は、直流電源と4個のスイッチング素子からなるブリッジ回路とを含んで構成され、前記基本周波数の方形波電圧を出力する。
請求項1に係る非接触給電装置の発明では、高周波電源部は基本波電圧および高調波電圧を含む高周波電圧を出力し、複数の動作電圧ごとに別々に直列共振回路を形成し、それらの共振周波数は一つが基本周波数で、残りが逓倍周波数であり、かつ互いに異なっている。したがって、可動部上の複数の電気負荷の動作電圧が互いに異なっていても、それぞれ異なる共振周波数で非接触給電を行える。また、一般的な非接触給電技術と異なり、可動部上に電圧変換トランスを搭載しないので、可動部が重厚長大化しない。さらに、基本波電圧に加えて高調波電圧を非接触給電に使用するので、基本波電圧のみを使用する従来技術の装置や高調波電圧のみを使用する特許文献1の装置と比較して高い給電効率が得られる。
請求項2に係る発明では、電気負荷の動作電圧が大きいほど、対応して形成された直列共振回路の共振周波数が小さい。一般的に、基本波電圧および高調波電圧を含む高周波電圧を出力する高周波電源部では、基本周波数の基本波電圧の振幅が最も大きく、高調波電圧の振幅は逓倍数の増加につれて減少する。このため、動作電圧が最大の電気負荷に対し、基本周波数を共振周波数として給電すると、可動部では基本波電圧に対応する大きな受電電圧が得られる。また、動作電圧が2番目以降の電気負荷に対応して、適宜逓倍数を増やした逓倍周波数を共振周波数として給電すると、可動部で逓倍数の増加につれて小さな受電電圧が得られる。つまり、電気負荷の動作電圧の大小関係と、非接触給電で得られる受電電圧の大小関係とが整合する。これにより、受電変換部での電圧調整が容易になり、高い給電効率を確保でき、装置のコスト低廉化にも寄与できる。仮に、上記の2つの大小関係が整合していないと、受電変換部での電圧調整幅が拡がって変換効率が低下し、給電効率も低下して、装置のコストが増加する。
請求項3に係る発明では、給電用素子は給電用電極であり、受電用素子は受電用電極であり、共振用素子は共振用インダクタである。つまり、静電結合方式を採用しつつ複数の電気負荷の動作電圧ごとに直列共振回路を形成することにより、それぞれ異なる共振周波数で非接触給電を行える。また、静電結合方式に用いる電極は、電磁誘導方式に用いる重厚長大なコイルと比較して軽量にできるので、可動部の軽量化や装置のコスト低廉化に寄与できる。
請求項4に係る発明では、特定の電気負荷の直流動作電圧に対応して設けられた少なくとも1個の受電変換部は、全波整流回路とDC―DCコンバータとを含んでいる。これにより、受電変換部が受け取る高周波電力の性状を問わず、DC―DCコンバータで直流電圧を調整でき、確実に所定の直流動作電圧での給電を行うことができる。
請求項5に係る発明では、高周波電源部は、直流電源と4個のスイッチング素子からなるブリッジ回路とを含んで構成され、基本周波数の方形波電圧を出力する。方形波電圧は、基本周波数の基本波電圧および逓倍周波数の高調波電圧を含む典型的な電圧波形であり、上述した各請求項の効果が顕著となる。また、高周波電源部を簡易な回路で構成できるので、装置のコスト低廉化に寄与できる。
本発明の非接触給電装置を適用できる部品実装機の全体構成を示した斜視図である。 実施形態の非接触給電装置を模式的に説明する構成図である。 高周波電源部が出力する方形波電圧を説明する波形図である。 第1受電変換部の構成例を示す回路図である。 第2受電変換部の構成例を示す回路図である。 実施形態における給電回路、すなわち大電圧直列共振回路および小電圧直列共振回路を示す等価回路図である。 一般的な非接触給電技術を用いた参考形態の非接触給電装置を模式的に説明する構成図である。
まず、本発明を適用できる部品実装機10について、図1を参考にして説明する。図1は、本発明の非接触給電装置を適用できる部品実装機10の全体構成を示した斜視図である。部品実装機10は、基板に多数の部品を実装する装置であり、2セットの同一構造の部品実装ユニットが概ね左右対称に配置されて構成されている。ここでは、図1の右手前側のカバーを取り外した状態の部品実装ユニットを例にして説明する。なお、図中の左奥側から右手前側に向かう部品実装機10の幅方向をX軸方向とし、部品実装機10の長手方向をY軸方向とする。
部品実装機10は、基板搬送装置110、部品供給装置120、2つの部品移載装置130、140などが機台190に組み付けられて構成されている。基板搬送装置110は、部品実装機10の長手方向の中央付近をX軸方向に横断するように配設されている。基板搬送装置110は、図略の搬送コンベアを有しており、基板をX軸方向に搬送する。また、基板搬送装置110は、図略のクランプ装置を有しており、基板を所定の実装作業位置に固定および保持する。部品供給装置120は、部品実装機10の長手方向の前部(図1の左前側)及び後部(図には見えない)に設けられている。部品供給装置120は、複数のカセット式フィーダ121を有し、各フィーダ121にセットされたキャリアテープから2つの部品移載装置130、140に連続的に部品を供給するようになっている。
2つの部品移載装置130、140は、X軸方向およびY軸方向に移動可能ないわゆるXYロボットタイプの装置である。2つの部品移載装置130、140は、部品実装機10の長手方向の前側および後側に、相互に対向するように配設されている。各部品移載装置130、140は、Y軸方向の移動のためのリニアモータ装置150を有している。
リニアモータ装置150は、2つの部品移載装置130、140に共通な軌道部材151および補助レール155と、2つの部品移載装置130、140ごとのリニア可動部153で構成されている。軌道部材151は、本発明の固定部2の一部に相当し、リニア可動部153の移動方向となるY軸方向に延在している。軌道部材151は、リニア可動部153の下側に配置された底面、およびリニア可動部153の両側に配置された側面からなり、上方に開口する溝形状になっている。軌道部材151の向かい合う側面の内側には、Y軸方向に沿って複数の磁石152が列設されている。
リニア可動部153は、軌道部材151に移動可能に装架されている。リニア可動部153は、本発明の可動部3に相当し、可動本体部160、X軸レール161、および実装ヘッド170などで構成されている。可動本体部160は、Y軸方向に延在しており、その両側面には軌道部材151の磁石152に対向して推進力を発生する電機子が配設されている。X軸レール161は、可動本体部160からX軸方向に延在している。X軸レール161は、一端162が可動本体部160に結合され、他端163が補助レール155に移動可能に装架されており、可動本体部160と一体的にY軸方向に移動するようになっている。
部品実装ヘッド170は、X軸レール161に装架され、X軸方向に移動するようになっている。部品実装ヘッド170の下端には図略の吸着ノズルが設けられている。吸着ノズルは、負圧を利用して部品供給装置120から部品を吸着採取し、実装作業位置の基板に実装する。この実装作業を行うために、吸着ノズルに負圧を発生させるエアポンプ、吸着ノズルを回動および昇降させる駆動モータ、基板や部品を撮像するカメラ、およびこれらの制御部などが部品実装ヘッド170に搭載されている。X軸レール161上に設けられた図略のボールねじ送り機構は、可動本体部160に配設されたX軸モータにより駆動されて、部品実装ヘッド170をX軸方向に駆動する。
部品実装機10は、他に、オペレータと情報を交換するための表示設定装置180および、基板や部品を撮像する図略のカメラなどを備えている。
可動本体部160上の電機子およびX軸モータ、ならびに部品実装ヘッド170上のエアポンプ、駆動モータ、カメラ、および制御部などの電装品は、本発明の電気負荷群を構成している。これら複数の電気負荷の動作電圧は互いに異なっている。本実施形態では、説明を簡易にするために、可動本体部160上の電機子およびX軸モータは相対的に大きな直流動作電圧を有する大電圧負荷91であるとし、部品実装ヘッド170上の電装品は相対的に小さな直流動作電圧を有する小電圧負荷92であるとする。ただし、これに限定されず、電気負荷群が3種類以上の直流動作電圧を有する構成や、直流動作電圧に加えて交流動作電圧を含む構成であっても、本発明を適用することができる。
電気負荷群への非接触給電を行うために、本発明の実施形態の非接触給電装置1が用いられる。図2は、実施形態の非接触給電装置1を模式的に説明する構成図である。非接触給電装置1は、前述した部品実装機10の機台190側の固定部2から、リニアモータ装置150の可動部3に静電結合方式で非接触給電する装置である。非接触給電装置1は、2組各2枚で合計4枚の給電用電極41〜44、高周波電源部5、2個の共振用インダクタ61、62、2組各2枚で合計4枚の受電用電極71〜74、および2個の受電変換部81、82などで構成されている。
2組各2枚の給電用電極41〜44は、金属材料で細長い帯状に形成されている。1組目の第1給電用電極41および第2給電用電極42は、互いに同じ大きさである。2組目の第3給電用電極43および第4給電用電極44は、互いに同じ大きさであり、1組目の電極41、42よりも幅が狭い。第1給電用電極41、第3給電用電極43、第4給電用電極44、および第2給電用電極42は、記載した順番で固定部2の軌道部材151の幅方向(X軸方向)に離隔平行して並べられ、軌道部材151の長さ方向(Y軸方向)の概ね全長にわたって配設されている。
高周波電源部5は、固定部2に設けられている。高周波電源部5は、第1給電用電極41と第2給電用電極42との間、および第3給電用電極43と第4給電用電極44との間に高周波電力を給電する。高周波電源部5は、出力電圧Aの直流電源51と、4個のスイッチング素子からなるブリッジ回路52とを含んで構成されている。直流電源51には、商用周波数の交流を整流平滑する装置や、バッテリなどを用いることができる。本実施形態において、直流電源51の負側端子を接地点GNDに接地して用いる。ブリッジ回路52の各スイッチング素子は、図略の制御部によって開閉制御され、2つの出力端子53、54の間には図3に示される方形波電圧Vsが発生する。方形波電圧Vsを発生する各スイッチング素子の開閉制御方法は周知であるので、詳細な説明は省略する。ブリッジ回路52の一方の出力端子53は、2つの共振用インダクタ61、62に接続され、他方の出力端子54は、第2給電用電極42および第4給電用電極44に接続されている。
図3は、高周波電源部5が出力する方形波電圧Vsを説明する波形図である。方形波電圧Vsの波形は、ゼロ電圧と出力電圧Aの間をデューティ比50%で方形状に振動している。方形波電圧Vsが繰り返す周期Tの逆数は、本発明の基本周波数fとなる。基本周波数fとして、100kHz〜MHz帯を例示できる。知られているように、方形波電圧Vsは、下記のフーリエ級数展開式(1)によって表される。ただし、時間tとする。
Figure 2014049869
式(1)からわかるように、方形波電圧Vsは、電圧振幅(A/2)の直流電圧、電圧振幅(2A/π)で基本周波数fの正弦波の基本波電圧、および基本周波数fを奇数倍した逓倍周波数の正弦波の高調波電圧の和で表される。高調波電圧は、具体的には、振幅(2A/3π)で周波数3fの3倍高調波電圧、電圧振幅(2A/5π)で周波数5fの5倍高調波電圧、および電圧振幅(2A/7π)で周波数7fの7倍高調波電圧(以下省略)などの総和である。
2組各2枚の受電用電極71〜74は、金属材料で細長い帯状に形成されている。1組目の第1受電用電極71および第2受電用電極72は、互いに同じ大きさである。2組目の第3受電用電極73および第4受電用電極74は、互いに同じ大きさであり、1組目の電極71、72よりも幅が狭い。第1受電用電極71、第3受電用電極73、第4受電用電極74、および第2受電用電極72は、記載した順番で可動部3の可動本体部160の幅方向(X軸方向)に離隔平行して並べられ、可動本体部160の長さ方向(Y軸方向)の概ね全長にわたって配設されている。
第1〜第4受電用電極71〜74と第1〜第4給電用電極41〜44とは、それぞれ一対一で対向配置されている。第1〜第4受電用電極71〜74および第1〜第4給電用電極41〜44は、わずかな離隔距離を有して平行配置されており、かつ大きな対向面積が確保されている。したがって、合計で4個の平行板状の第1〜第4コンデンサ75〜78が構成される。第1〜第4コンデンサ75〜78の静電容量は、概ね離隔距離に反比例して対向面積に比例する。したがって、第1および第2コンデンサ75、76の静電容量CBは互いに一致する(図6参照)。また、第3および第4コンデンサ77、78の静電容量CSは互いに一致し、静電容量CBよりも小さくなる(図6参照)。可動部3がリニアモータ装置150により駆動されても、離隔距離は概ね一定に保たれ、第1〜第4コンデンサ75〜78の静電容量CB、CSも概ね一定に保たれる。
2個の受電変換部81、82は、可動部3に設けられている。第1受電変換部81は、第1および第2受電用電極71、72が受け取った高周波電力を変換して可動部3上の大電圧負荷91に給電する。図4は、第1受電変換部81の構成例を示す回路図である。第1受電変換部81は、4個の整流ダイオードをブリッジ接続した全波整流回路811、ならびにコンデンサおよびコイルからなる平滑回路812が直列接続されて構成されている。後述するように、平滑回路812から出力される直流変換電圧V1が大電圧負荷91の直流動作電圧に一致するように回路設計されている。
第2受電変換部82は、第3および第4受電用電極73、74が受け取った高周波電力を変換して可動部3上の小電圧負荷92に給電する。図5は、第2受電変換部82の構成例を示す回路図である。第2受電変換部82は、4個の整流ダイオードをブリッジ接続した全波整流回路821、コンデンサおよびコイルからなる平滑回路822、ならびにDC−DCコンバータ823が直列接続されて構成されている。後述するように、平滑回路822から出力される直流変換電圧V2は、小電圧負荷92の直流動作電圧に一致するとは限らない。このため、DC−DCコンバータ823を用いて、直流変換電圧V2を直流動作電圧に合わせ込むように調整する。DC−DCコンバータ823として、例えば、汎用の三端子レギュレータを用いることができる。
図2に戻り、2個の共振用インダクタ61、62は、固定部2に設けられている。共振用インダクタ61、62として一般的にはコイルを用いる。第1共振用インダクタ61の一方の端子611はブリッジ回路52の一方の出力端子53に接続され、他方の端子612は、第1給電用電極41に接続されている。第2共振用インダクタ62の一方の端子621はブリッジ回路52の一方の出力端子53に接続され、他方の端子622は、第3給電用電極43に接続されている。
ここまでに説明した回路構成要素の接続により、複数の動作電圧ごとの直列共振回路が形成される。すなわち、大電圧負荷91に対して、高周波電源部5、第1共振用インダクタ61、第1コンデンサ75、第1受電変換部81、および第2コンデンサ76が直列接続されて、大電圧直列共振回路95(図6参照)が形成される。また、小電圧負荷92に対して高周波電源部5、第2共振用インダクタ62、第3コンデンサ77、第2受電変換部82、および第4コンデンサ78が直列接続されて、小電圧直列共振回路96(図6参照)が形成される。
次に、実施形態の非接触給電装置1の作用について説明する。図6は、実施形態における給電回路、すなわち大電圧直列共振回路95および小電圧直列共振回路96を示す等価回路図である。図中で、第1受電変換部81および大電圧負荷91は、近似された等価抵抗RBで示され、第2受電変換部82および小電圧負荷92は、近似された等価抵抗RSで示されている。大電圧直列共振回路95では、第1および第2コンデンサ75、76の静電容量CBと第1共振用インダクタ61のインダクタンスLBとの間に、次式(2)で示される直列共振条件が成立している。換言すれば、回路設計の時点において、式(2)を満たすように静電容量CB、インダクタンスLB、および基本周波数fが設計されている。
Figure 2014049869
大電圧直列共振回路95で直列共振条件が成立しているとき、方形波電圧Vsのうちの基本波電圧により共振電流IBが流れるが、第1および第2コンデンサ75、76ならびに第1共振用インダクタ61で電圧降下が発生しない。したがって、基本波電圧の電圧振幅(2A/π)がそのまま受電電圧として等価抵抗RBの両端に発生する。また、大電圧直列共振回路95で、直列共振条件が成立していない高調波電圧は、殆ど無視して考えることができる。したがって、電圧振幅(2A/π)が大電圧負荷91の直流動作電圧に適合するように、直流電源51の出力電圧Aを定めることができる。これにより、第1受電変換部81にDC−DCコンバータを設ける必要がなくなる。
一方、小電圧直列共振回路96では、第3および第4コンデンサ77、78の静電容量CSと第2共振用インダクタ62のインダクタンスLSとの間に、次式(3)で示される直列共振条件が成立している。換言すれば、回路設計の時点において、基本周波数fの逓倍数nの逓倍周波数nfで式(3)を満たすように静電容量CSおよびインダクタンスLSが設計されている。ここで、逓倍数nは、3以上の奇数を適宜選択することができる。
Figure 2014049869
小電圧直列共振回路96で直列共振条件が成立しているとき、方形波電圧Vsのうちのn倍周波数の高調波電圧により共振電流ISが流れるが、第3および第4コンデンサ77、78ならびに第2共振用インダクタ62で電圧降下が発生しない。したがって、高調波電圧の電圧振幅がそのまま受電電圧として等価抵抗RSに発生する。例えば、3倍周波数の高調波電圧では、電圧振幅(2A/3π)がそのまま等価抵抗RSに発生する。
しかしながら、この電圧振幅(2A/3π)がそのまま小電圧負荷92の直流動作電圧に適合するとは限らない。このため、第2受電変換部82にはDC−DCコンバータ823を設けて、直流電圧を調整することが好ましい。また、3倍周波数を用いずに、5倍以上の逓倍周波数で直列共振条件が成立するようにしてもよい。式(1)からわかるように、逓倍数nが増加するにつれて抵抗RSに発生する受電電圧は小さくなるので、受電電圧が小電圧負荷92の直流動作電圧に最も近くなる適当な逓倍数nを選択することができる。
高周波電源部5が振幅Aで基本周波数fの方形波電圧Vsを出力すると、第1受電変換部81は、基本周波数fの電圧振幅(2A/π)の受電電圧に相当する高周波電力を受け取る。そして、第1受電変換部81は、高周波電力を全波整流および平滑して、相対的に大きな直流動作電圧で大電圧負荷91に給電することができる。これと同時に、第2受電変換部82は、逓倍周波数nfの受電電圧に相当する高周波電力を受け取る。そして、第2受電変換部82は、高周波電力を全波整流、平滑、および電圧調整して、相対的に小さな直流動作電圧で小電圧負荷92に給電することができる。これにより、可動部3上の複数の電気負荷91、92の直流動作電圧が互いに異なっていても、それぞれ異なる共振周波数で非接触給電を行えるという効果が発生する。
次に、実施形態の非接触給電装置1のさらなる効果について、一般的な非接触給電技術と比較して説明する。図7は、一般的な非接触給電技術を用いた参考形態の非接触給電装置1Xを模式的に説明する構成図である。参考形態の非接触給電装置1Xは、2枚の給電用電極41X、42X、高周波電源部5、共振用インダクタ63、2枚の受電用電極71X、72X、電圧変換トランス85、および2個の受電変換部81X、82Xなどで構成されている。
2枚の給電用電極41X、42Xは、金属材料で互いに同じ大きさに形成され、固定部2Xに配設されている。高周波電源部5は、図7では簡素化されているが、実施形態と同様の構成で、矩形波電圧Vsを出力する。高周波電源部5の一方の出力端子53は共振用インダクタ63を経由して一方の給電用電極41Xに接続され、他方の出力端子54は他方の給電用電極42Xに直接接続されている。2枚の受電用電極71X、72Xは、金属材料で互いに同じ大きさに形成され、可動部3Xに配設されている。2枚の受電用電極71X、72Xと2枚の給電用電極41X、42Xとは、それぞれ一対一で対向配置されて、平行板状の第1および第2コンデンサ75X、76Xが構成されている。
電圧変換トランス85は、可動部3Xに配設されている。電圧変換トランス85は、一次巻線851と、互いに巻数の異なる第1二次巻線852および第2二次巻線853とを有している。一次巻線851の2つの端子は、2枚の受電用電極71X、72Xに接続されている。第1および第2二次巻線852、853のそれぞれの巻数は、大電圧負荷91および小電圧負荷92の直流動作電圧に対応して適宜設定されている。したがって、第1二次巻線852の巻数は、第2二次巻線853よりも多い。
2個の受電変換部81X、82Xは、可動部3に設けられており、全波整流回路および平滑回路で構成されている。第1受電変換部81Xの入力側は電圧変換トランス85の第1二次巻線852に接続され、出力側は大電圧負荷91に接続されている。同様に、第2受電変換部82Xの入力側は電圧変換トランス85の第2二次巻線853に接続され、出力側は小電圧負荷92に接続されている。
共振用インダクタ63は、固定部2Xに設けられており、一般的にはコイルを用いる。高周波電源部5、第1共振用インダクタ63、第1コンデンサ75X、電圧変換トランス85の一次巻線851、および第2コンデンサ76Xにより、直列共振回路が形成される。直列共振回路では、基本周波数fの高周波電圧で直列共振が発生して、電圧変換トランス85の一次巻線851に大きな一次電流が流れる。
参考形態では、高周波電源部5が方形波電圧Vsを出力すると、基本周波数fで直列共振が発生して、電圧変換トランス85の一次巻線851に高周波電力が入力され、2つの二次巻線852、853から電圧値の異なる高周波電力が出力される。したがって、第1および第2受電変換部81X、82Xから大電圧負荷91および小電圧負荷92に、それぞれの所定の直流動作電圧で給電することができる。換言すれば、方形波電圧Vsに含まれる基本波電圧のみを使用して非接触給電を行っている。
参考形態において、電圧変換トランス85は非常に大きくかつ重量があるため、可動部3Xが著しく大型化しかつ重量化してしまう。これに対して、実施形態の非接触給電装置1では、可動部3上に電圧変換トランス85を搭載しないので、可動部3が重厚長大化しない。さらに、実施形態では、基本波電圧に加えて高調波電圧を非接触給電に使用するので、基本波電圧のみを使用する参考形態の装置1Xや高調波電圧のみを使用する特許文献1の装置と比較して高い給電効率が得られる。
また、実施形態では、直流動作電圧が大きい大電圧負荷91に対して基本周波数fを共振周波数として給電し、直流動作電圧が小さい小電圧負荷92に対して逓倍周波数nfを共振周波数として給電する。これにより、受電変換部81、82での電圧調整が容易になり、高い給電効率を確保でき、装置1のコスト低廉化にも寄与できる。さらに、給電用素子および受電用素子に電極41〜44、71〜74を用いた静電結合方式を採用しているので、電磁誘導方式で重厚長大なコイルを用いる構成と比較して、可動部3を軽量化でき、装置1のコストも低廉化できる。
また、第2受電変換部82は、DC―DCコンバータ823を含んで直流電圧を調整するので、第2受電変換部82が受け取る高周波電力の性状を問わず、確実に小電圧負荷92の直流動作電圧での給電を行うことができる。仮に、DC―DCコンバータ823を設けないと、高調波電圧の電圧振幅は理論的に離散的な値しかとらないので、小電圧負荷92の直流動作電圧を正確に維持することが難しい。一方、高周波電源部5は、直流電源51およびブリッジ回路52からなる簡素な回路構成であり、装置1のコスト低廉化に寄与できる。
なお、複数の電気負荷が3種類以上の直流動作電圧を有する場合には、直列共振回路を3系統化する。つまり、実施形態の構成に加えてさらに、第5および第6給電用電極、第3共振用インダクタ、第5および第6受電用電極、ならびに第3受電変換部を設ける。この場合、第1直列共振回路は基本周波数fで共振するように構成し、第2以降の直列共振回路は逓倍数nが互いに異なる逓倍周波数nfでそれぞれ共振するように構成する。また、電気負荷のいずれかが交流動作電圧を有する場合は、対応する受電変換部をインバータ回路に置き換える。
さらになお、高周波電源部5のブリッジ回路52の出力側にローパスフィルタを追加して、非接触給電に使用しない大きな逓倍数の高調波電圧を削減し、不要なノイズの発生を抑制してもよい。また、共振用インダクタ61、62は2分して、大電圧および小電圧直列共振回路95、96の往路と復路にそれぞれ直列接続するように回路構成してもよい。また、第1受電変換部81にもDC−DCコンバータを設けて、大電圧負荷91に供給する直流動作電圧を安定化するようにしてもよい。本発明は、その他にも様々な応用や変形が可能である。
本発明の非接触給電装置は、部品実装機を始めとする基板用作業機器に限定されるものでなく、可動部を有して非接触給電を必要とする他の業種の産業用機器にも広く利用できる。さらには、軌道を走行する電車やモノレールなどに対してパンタグラフなどを用いずに非接触給電する用途にも利用可能である。
1、1X:非接触給電装置
2、2X:固定部 3、3X:可動部
41〜44:第1〜第4給電用電極
5:高周波電源部 51:直流電源
52:ブリッジ回路 53、54:出力端子
61、62、63:共振用インダクタ
71〜74:第1〜第4受電用電極
75〜78:第1〜第4コンデンサ
81:第1受電変換部 811:全波整流回路
812:平滑回路
82:第2受電変換部 821:全波整流回路
822:平滑回路 823:DC−DCコンバータ
91:大電圧負荷 92:小電圧負荷
10:部品実装機
110:基板搬送装置 120:部品供給装置
130、140:部品移載装置 150:リニアモータ装置
151:軌道部材 160:可動本体部 161:X軸レール
170:実装ヘッド 180:表示設定装置 190:機台
Vs:方形波電圧

Claims (5)

  1. 固定部に設けられた給電用素子と、
    前記給電用素子に高周波電力を給電する高周波電源部と、
    前記固定部に移動可能に装架された可動部に設けられ、前記給電用素子に離隔対向して非接触で高周波電力を受け取る受電用素子と、
    前記受電用素子が受け取った高周波電力を変換して前記可動部上の電気負荷群に給電する受電変換部と、
    前記給電用素子および前記受電用素子に直列接続されて直列共振回路を形成する共振用素子と、を備えた非接触給電装置であって、
    前記電気負荷群は、動作電圧が互いに異なる複数の電気負荷を含み、
    前記高周波電源部は、基本周波数の基本波電圧および前記基本周波数を逓倍した逓倍周波数の高調波電圧を含む高周波電圧を出力し、
    前記給電用素子、前記受電用素子、および前記共振用素子は、複数の動作電圧に対応し複数設けられて動作電圧ごとの直列共振回路を形成し、
    前記動作電圧ごとの直列共振回路の共振周波数は、一つが前記基本周波数であり、残りが前記逓倍周波数であり、かつ互いに異なっている非接触給電装置。
  2. 請求項1において、前記動作電圧が大きいほど、対応して形成された直列共振回路の共振周波数が小さい非接触給電装置。
  3. 請求項1または2において、前記給電用素子は給電用電極であり、前記受電用素子は受電用電極であり、前記共振用素子は共振用インダクタである非接触給電装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項において、
    前記受電変換部は、前記複数の動作電圧に対応して複数個設けられ、
    特定の電気負荷の直流動作電圧に対応して設けられた少なくとも1個の受電変換部は、前記受電用素子が受け取った高周波電力を直流変換電圧に変換する全波整流回路と、前記直流変換電圧を前記直流動作電圧に調整するDC―DCコンバータと、を含む非接触給電装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項において、前記高周波電源部は、直流電源と4個のスイッチング素子からなるブリッジ回路とを含んで構成され、前記基本周波数の方形波電圧を出力する非接触給電装置。
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