JPWO2014038080A1 - スラスト軸受装置及びそれを用いた回転機械 - Google Patents

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Abstract

一対のスラストランナの間にあるスラスト軸受装置に設けられているスラスト軸受板とスラストランナの間への油の供給量を適切に維持することができるスラスト軸受装置を提供することにある。回転軸が軸方向に移動した時にスラストランナが遠ざかる側のスラスト軸受板を遠ざかるスラストランナに近づけるようにして、スラストランナとスラスト軸受板との間の隙間を狭めるようにした。スラスト荷重のかからない側のスラスト軸受板とスラストランナの間の隙間を狭めるようにスラスト軸受板が移動するので、この隙間の減少によってこの部分の圧力が上昇し、この分だけ反対側のスラスト軸受板とスラストランナ側に適量の油が供給できで充分な油膜が形成され、且つ給油通路から供給する油の給油量を少なくできる。

Description

本発明は蒸気タービン等の回転機械の回転軸を支承する軸受装置に係り、特に回転軸のスラスト方向の移動を規制するスラスト軸受装置とそれを用いた回転機械に関するものである。
回転機械の一例として蒸気タービン発電機を考えた場合、通常の蒸気タービン発電機は、高圧タービン、中圧タービン、低圧タービン、発電機ロータ、及びこれらを繋ぐ複数の回転軸で構成されている。そして、これらの回転軸に作用する荷重はジャーナル軸受装置、或いはラジアル軸受装置で支持されて効率良く回転できるようになっている。
ところで、蒸気タービンは作動流体に高温で高圧の蒸気を用い、この蒸気を膨張させながら出力を発生させるように構成されている。そのため、各蒸気タービンの蒸気入り口と出口における圧力差によって、回転軸にはスラスト力(軸方向力)が発生する。特に、事業用の大型蒸気タービンでは大きな出力となるため、各蒸気タービンの蒸気入り口と蒸気出口の圧力差が大きく、これによって発生するスラスト力もかなり大きなものとなる。
そこで、軸受装置においては、一般的に回転軸の荷重を支えるジャーナル軸受装置、或いはラジアル軸受装置に加えてスラスト軸受装置を設け、これにより軸方向に発生するスラスト力に対応している。ここで、回転機械とは蒸気タービンの他にガスタービン、圧縮機、過給機(例えば、自動車用のターボチャージャ)、発電機の回転子等々を意味している。
このような回転機械に使用されているスラスト軸受装置に関しては特開昭52-67442号公報(特許文献1)に記載されている。この特許文献1に記載されているスラスト軸受装置においては、回転軸に削り出しや嵌め合い等の加工によって形成された、回転軸に垂直で互いに平行な一対の鍔状の軸受部材であるスラストランナが設けられている。
そして、この一対のスラストランナの間には、台金とこの台金の軸方向両側に取り付けられたスラスト軸受板が配置されている。この台金は外周側に円弧状の支持部を有し、この支持部は回転機械が据え付けされる基礎に設けた円弧状の受部を備えた支持台に載置されている。台金には油供給路が設けられ、一対のスラストランナとスラスト軸受板に油を供給することでスラスト軸受板とスラストランナの間に油膜を形成すると共に潤滑と冷却を行なっている。
特開昭52-67442号公報
ところで、特許文献1に示してあるスラスト軸受装置においては以下に述べるような課題があった。本発明を説明する前に特許文献1に示してあるスラスト軸受装置の構成とその課題を説明する。
図7に示すスラスト軸受装置は一般にテーパランド型スラスト軸受装置といわれるスラスト軸受装置を縦に断面した時の構成を示している。図において、参照番号10は回転機械の回転軸であって、この回転軸10の一部に削り出しや嵌め合い等の加工によって形成された一対の鍔状の軸受部材であるスラストランナ11A、11Bが設けられている。このスラストランナ11A、11Bは回転軸10に固定的に結合されている。
スラストランナ11Aとスラストランナ11Bの間にはスラスト軸受12が配置されており、このスラスト軸受12でスラストランナ11Aとスラストランナ11Bの移動を規制し、結果的に回転機械の回転軸10の軸方向の移動を所定の範囲に規制している。
スラスト軸受12は台金13と、この台金13の両側に取り付けたスラスト軸受板14A、14Bよりなり、スラスト軸受板14A、14Bとスラストランナ11A、11Bによって回転軸10の移動を規制している。台金13の外周部は軸方向に円弧状の支持部13Aを有し、この支持部13Aは回転機械が据え付けされる基礎に設けた円弧状の受部15Aを備えた支持台15に載置されている。
台金13の内部には給油通路16が設けられ、回転軸10の外周面に臨むように開口した2つの分岐した給油口16A、16Bによって一対のスラストランナ11A、11B及びスラスト軸受板14A、14Bに油を供給することでスラスト軸受板14A、14Bとスラストランナ11A、11Bの間に油膜を形成すると共に潤滑と冷却を行なっている。
このような構成からなるスラスト軸受装置において、スラスト荷重が作用して回転軸10にスラスト方向の移動が生じると図8に示すような状態で回転機械が稼働されることになる。
図8の白抜き矢印にあるように、回転軸10が右側に移動するとスラストランナ11Bとスラスト軸受板14Bの間の隙間Gbに対して、スラストランナ11Aとスラスト軸受板14Aの間の隙間Gaの方が大きくなり、給油口16Bからスラストランナ11Bとスラスト軸受板14Bの間に送られる油の量に対して、給油口16Aからスラストランナ11Aとスラスト軸受板14Aの間に送られる油の量が多くなるような現象を生じる。
つまり、スラスト荷重のかからない側のスラスト軸受板14Aとスラストランナ11Aの間の隙間Gaが大きくなるのでこの部分での圧力が低下し、一方、スラスト荷重がかかる側のスラスト軸受板14Bとスラストランナ11Bの間の隙間Gbが小さくなるのでこの部分の圧力は高くなり、結果的に給油通路16から供給された油はスラスト軸受板14Aとスラストランナ11Aの方に余計に流れるようになる。
このため、スラスト荷重がかかる側のスラスト軸受板14Bとスラストランナ11Bの間の油膜が薄くなり、適切な量の油を供給しようとすると給油通路16から供給する油の量を増加せねばならなかった。また、油を増加するとこれに伴って無駄な油をスラスト荷重のかからない側のスラスト軸受板14Aとスラストランナ11Aの間に供給することになり、この点でもこのような現象を対策することが要請されている。
このような対策が要請される背景としては、軸受装置を含めた油圧ポンプ等の補機や配管を全体的に捉えて考えた場合に油量を低減するとこれらに必要な費用を低減できることや、軸受装置の総給油量が大きくなると市販のポンプで対応することが難くなり、新たに特別な油圧ポンプを設計、制作することが必要になり製造コストが余計にかかるといったことがある。
本発明の目的は、一対のスラストランナの間にあるスラスト軸受装置に設けられているスラスト軸受板とスラストランナの間への油の供給量を適切に維持することができるスラスト軸受装置を提供することにある。
本発明の特徴は、回転軸が軸方向に移動した時にスラストランナが遠ざかる側のスラスト軸受板を遠ざかるスラストランナに近づけるようにして、スラストランナとスラスト軸受板との間の隙間を狭める、ところにある。
本発明によれば、スラスト荷重のかからない側のスラスト軸受板とスラストランナの間の隙間を狭めるようにスラスト軸受板が移動するので、この隙間の減少によってこの部分の圧力が上昇し、この分だけ反対側のスラスト軸受板とスラストランナ側に適量の油が供給できで充分な油膜が形成され、且つ給油通路から供給する油の給油量を少なくできるものである。
本発明の一実施例になるスラスト軸受装置の縦断面を示した縦断面図である。 図1に示したスラスト軸受板の正面図である。 図1に示すスラスト軸受装置を部分的に切り出した部分断面斜視図である。 図1に示すスラスト軸受装置にスラスト荷重が作用した時の状態を説明するスラスト軸受装置の縦断面図である。 本発明の他の実施例になるスラスト軸受装置の一部拡大断面図である。 本発明が適用される回転機械の一例として蒸気タービンを用いた発電装置の大まかな構成を示した概略構成図である。 従来のスラスト軸受装置の縦断面を示した縦断面図である。 図7に示すスラスト軸受装置にスラスト荷重が作用した時の状態を説明する従来のスラスト軸受装置の縦断面図である。
以下、本発明の実施形態について図を用いて詳細に説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されることなく、本発明の技術的な概念の中で種々の変形例や応用例をもその範囲に含むものである。尚、従来のスラスト軸受装置と説明した図7と同じ参照番号は同一の構成部品、或いは同様の機能を有する構成部品を示している。
図1乃至図3において、参照番号10は回転機械の回転軸であって、この回転軸10の一部に削り出しや嵌め合い等の加工によって形成された一対の鍔状のスラストランナ11A、11Bが設けられている。このスラストランナ11A、11Bは回転軸10に固定的に結合されている。
スラストランナ11Aとスラストランナ11Bの間にはスラスト軸受12が配置されており、このスラスト軸受12でスラストランナ11Aとスラストランナ11Bの移動を規制し、結果的に回転機械の回転軸10の軸方向の移動を所定の範囲に規制している。
スラスト軸受12は台金13と、この台金13の両側に取り付けたスラスト軸受板14A、14Bよりなり、スラスト軸受板14A、14Bとスラストランナ11A、11Bによって回転軸10の移動を規制している。
スラスト軸受板14A、14Bは図2にあるように、回転軸10の周囲に隙間をおいて対向する内周部と外周部を備えた円環状をしており、その間に放射状にテーパ部14Cとランド部14Dを形成している。また、台金13の外周部は軸方向に円弧状の支持部13Aを有し、この支持部13Aは回転機械が据え付けされる基礎に設けた円弧状の受部15Aを備えた支持台15に載置されている。
台金13の内部には給油通路16が設けられ、回転軸10の外周面に臨むように開口した2つの分岐した給油口16A、16Bによって一対のスラストランナ11A、11B及びスラスト軸受板14A、14Bに油を供給することでスラスト軸受板と軸受部材の間に油膜を形成すると共に潤滑と冷却を行なっている。尚、給油口16Aと給油口16Bの間の回転軸10と台金13の内周面の間には油シールが設けられており、給油口16Aと給油口16Bの間で回転軸10の外周を油が移動しない構成とされている。
以上は図7に示したスラスト軸受装置と実質同様の構成である。そして、本実施例においては以下に説明する可動式のスラスト軸受板14A、14Bを設けたところに一つの特徴を有している。
図1及び図3において、台金13の軸方向(回転軸10に沿った方向)の両側面のほぼ中央付近に、台金13の形状に合わせて円環状の溝部17A、17Bが形成されている。この溝部17A、17Bはスラスト軸受板14A、14Bの一方面の収容部の機能を有している。また、スラスト軸受板14A、14Bの他方面はスラストランナ11A、11Bとの間で油膜を形成する機能を有している。この油膜はスラスト軸受板14A、14Bの他方面に形成したテーパ部14Cとランド部14Dの働きによって形成されている。このテーパ部14Cとランド部14Dによる油膜形成は特許文献1にもある通り良く知られている。
また、スラスト軸受板14A、14Bの円環状の溝部17A、17Bに対向する側面の一部には夫々内周側円環状突起部18A、18Bが形成され、同様に外周側円環状突起部19A、19Bが形成され、これらは溝部17A、17Bに収納されている。
内周側円環状突起部18A、18Bは溝部17A、17Bの内周側に密着して摺動するように夫々の寸法が決められている。同様に、外周側円環状突起部19A、19Bも溝部17A、17Bの外周側に密着して摺動するように夫々の寸法が決められている。したがって、スラスト軸受板14A、14Bは回転軸10の軸方向に可動式となっており、これによってスラスト軸受板14A、14Bとスラストランナ11A、11Bの間の隙間Ga、Gbの長さを調整することができる。
内周側円環状突起部18A、18Bと外周側円環状突起部19A、19Bの長さはスラスト軸受板11A、11Bが最大変位した状態においても溝部17A、17B内に存在する長さに決められている。これによって、給油口16A、16Bから供給される油が溝部17A、17Bを通って漏れるのを防止して油の圧力が急速に低下するのを抑制している。
台金13に形成した溝部17A、17Bの底面と、スラスト軸受板14A、14Bの内周側円環状突起部18A、18B及び外周側円環状突起部19A、19Bの間の面には両者を遠ざける弾性体、例えば、圧縮コイルばね20が配置されている。この圧縮コイルばね20は予め圧縮された予圧状態で配置されるものである。結果的に台金13が固定側であるため、圧縮コイルばね20はスラスト軸受板14A、14Bをスラストランナ11A、11B側に近づけるような力でスラスト軸受板14A、14Bを付勢している。
この圧縮コイルばね20の予圧の程度は給油通路16からスラスト軸受板14A、14Bとスラストランナ11A、11Bの間に給油された油の圧力との関係から決められる。つまり、スラスト軸受板14A、14Bとスラストランナ11A、11Bの間の油の圧力が所定以上に達すると、スラスト軸受板14A、14Bに作用する力が圧縮コイルばね20の予圧力以上に達して、スラスト軸受板14A、14Bとスラストランナ11A、11Bの隙間Ga,Gbを所定の長さになるようにスラスト軸受板14A、14Bを台金13側に移動するものである。
したがって、スラスト軸受板14A、14Bとスラストランナ11A、11Bの間の圧力が同じであれば、スラスト軸受板14A、14Bとスラストランナ11A、11Bの間の隙間Ga,Gbはほぼ同じ長さに調整されることになる。
圧縮コイルばね20は円環状の溝部17A、17Bに等間隔に複数個だけ設けられ、ほぼ均等にスラスト軸受板14A、14Bをスラストランナ11A、11B側に付勢している。本実施例では圧縮コイルばね20を用いているが、より均等にスラスト軸受板14A、14Bをスラストランナ11A、11B側に付勢する場合では円環状のウェーブワッシャ等に予圧を与える構成を採用して用いるようにしても良い。これによれば、台金13とスラスト軸受板14A、14Bの間にウェーブワッシャを介装することで簡単に組み立てができる効果が期待できる。もちろん、この場合も台金13とスラスト軸受板14A、14Bの間で給油口16A16Bからの油が漏れないような構成をとることが重要である。例えば、スラスト軸受板14A、14Bの内周側円環状突起部18A、18B、或いは外周側円環状突起部19A、19Bと同様な構成を採用することも可能である。要は台金13とスラスト軸受板14A、14Bの間で給油口16A16Bからの油が漏れない構造であれば良いものである。
以上のような構成からなるスラスト軸受装置において、回転軸10が回転しない状態では油膜が形成されずにスラスト軸受板14A、14Bは圧縮コイルばね20によってスラストランナ11A、11Bに接触している。したがって、この状態で回転軸10を回転するとスラスト軸受板14A、14Bがスラストランナ11A、11Bに接触しているので両者の間で摩耗の問題が生じる可能性がある。このため、回転軸10の回転開始の前に図示しない油圧ポンプを起動して予め給油通路16から油を供給しておき、圧縮コイルばね20に抗してスラスト軸受板14A、14Bを台金13側に移動させてスラスト軸受板14A、14Bとスラストランナ11A、11Bの間に油膜を形成することが望ましい。尚、スラスト軸受板14A,14Bの表面が耐摩耗性に優れている場合や、設計仕様上で摩耗が問題とならない場合は油圧ポンプの事前の起動は必要条件でない。
そして、蒸気タービンのような回転機械の回転軸10が回転を始めると、回転軸10にスラスト荷重が作用して回転軸10にスラスト方向の移動が生じ、図4に示すような状態で回転機械が稼働されることになる。
図4にあるように、回転軸10が右側に移動すると台金13が固定側であるためスラストランナ11Bも右側に移動してスラスト軸受板14Bでその移動位置が規制される。一方、スラストランナ11Aも右側に移動するが、この時にはスラストランナ11Aはスラスト軸受板14Aから遠ざかる方向に移動し、スラストランナ11Bとスラスト軸受板14Bで規制される位置まで移動する。
従来のスラスト軸受装置ではこの時のスラストランナ11Bとスラスト軸受板14Bの隙間Gbに対して、スラストランナ11Aとスラスト軸受板14Aの間の隙間Gaが大きくなり、給油口16Bからスラストランナ11Bとスラスト軸受板14Bの間に送られる油の量に対して、給油口16Aからスラストランナ11Aとスラスト軸受板14Aの間に送られる油の量が多くなるような現象を生じていた。
つまり、スラスト荷重のかからない側のスラスト軸受板14Aとスラストランナ11Aの間の隙間Gaが大きくなるのでこの部分での油の圧力が低下し、一方、スラスト荷重がかかる側のスラスト軸受板14Bとスラストランナ11Bの間の隙間Gbが小さくなるのでこの部分の圧力は高くなり、結果的に給油通路16から供給された油はスラスト軸受板14Aとスラストランナ11Aの方に余計に流れるようになる。
しかしながら、本実施例になるスラスト軸受装置においては、スラスト軸受板11Aは可動式のため、スラスト軸受板14Aとスラストランナ11Aの間の圧力が低くなると、圧縮コイルばね20の付勢力によってスラスト軸受板14Aは図面上で右側に移動するようになる。つまり、スラスト軸受板14Aは圧縮コイルばね20による付勢力とスラスト軸受板14Aとスラストランナ11Aの間の油の圧力とが均衡する位置まで移動することができる。
この結果、スラスト軸受板14Aとスラストランナ11Aの間の隙間Gaの長さが従来のスラスト軸受装置の場合に比べて短くなり、この部分を通る油の量が少なくなる。一方、この分だけスラスト軸受板14Bとスラストランナ11Bに送られる油の量が従来のスラスト軸受装置の場合に比べて多くなり、スラスト軸受板14Bとスラストランナ11Bの間の油量を充分確保することができる。
このように本実施例によれば、スラスト荷重がかかる側のスラスト軸受板14Bとスラストランナ11Bの間の油膜を充分に確保することができると共に、スラスト荷重のかからない側のスラスト軸受板14Aとスラストランナ11Aの間に無駄な油を供給することがなくなるものである。
尚、本実施例においては台金13の両側面に円環状の溝部17A、178Bを形成しているが、スラスト軸受板14A、14Bに円環状の溝部を形成し、スラスト軸受板14A、14Bに形成した内周側円環状突起部18A、18Bと外周側円環状突起部19A、19Bを台金13の両側面に形成し、これらの間に圧縮コイルばね20を配置するような構成にすることも可能であり、その得られる効果も同様のものとすることができる。
次に、本実施例を改良したスラスト軸受装置を図5に基づいて説明する。図5において、台金13の軸方向の両側面のほぼ中央付近に、台金13の形状に合わせて円環状の溝部17A、17Bが形成されている。また、スラスト軸受板14A、14Bの円環状の溝部17A、17Bに対向する側の面には内周側円環状突起部18A、18Bが形成され、同様に外周側円環状突起部19A、19Bが形成されている。
内周側円環状突起部18A、18Bの外周面と溝部17A、17Bの内周面にはこれも円環状の内側中間リング21が設けられている。同様に外周側円環状突起部19A、19Bの外周面と溝部17A、17Bの外周面にはこれも円環状の外側中間リング22が設けられている。内側中間リング21及び外側中間リング22は共に溝部17A、17Bの内周面及び外周面に接着剤、或いは固定用ボルトによって固定され、回転機械が稼働している状態で動かないように構成されている。これらの内側中間リング21及び外側中間リング22は低摩擦材料で構成されており、本実施例では化学的に安定した、ポリテトラフルオロエチレン(polytetrafluoroethylene:PTFE)を含む材料よりなり、成形加工によって円環状に構成されている。
このような内側中間リング21及び外側中間リング22を使用すれば、スラスト軸受板14A,14Bの内周側円環状突起部18A、18Bと外周側円環状突起部19A、19Bの摺動運動が円滑に行われ、摺動面の固渋等をなくすことができるのでスラスト軸受板14A、14Bの軸方向への変位運動を適正に行なうことが可能である。
以上に説明した本実施例のスラスト軸受装置において、スラストランナ11Aとスラスト軸受板14Aの隙間Gaの長さと、スラストランナ11Bとスラスト軸受板14Aの隙間Gbの長さは所定の条件の元で管理されている。
本実施例においては、スラストランナ11A、11Bがスラスト軸受板14A、14Bに最も近づいた時、つまり、回転軸10が一方側に向けて移動してスラストランナ11Aとスラスト軸受板14Aによって形成される隙間Gaの長さと、スラストランナ11Bとスラスト軸受板14Bによって形成される隙間Gbの長さとの合計が回転軸10の軸径に対して所定比率になるように管理されている。この比率は設計的に決められるものであり、この比率は回転機械の性能に影響を及ぼさない程度の移動量である。
図6に本発明になるスラスト軸受装置を適用した回転機械の具体例として蒸気タービンに適用した場合を示している。
図6において、一般的に蒸気タービン発電機においては高圧タービンロータ23と、中圧タービンロータ24と、低圧タービンロータ25が設けられており、これらのタービンロータと発電機ロータ26が回転軸28によって連結されている。そして、回転軸28はそれぞれのタービンロータ23、24、25と発電機ロータ26の両端にジャーナル軸受装置、或いはラジアル軸受装置27を配置することで支えられている。そして、本発明になるスラスト軸受装置12は発電機ロータ26を除く各タービンロータ23、24、25の間にいずれかの位置に配置されている。
蒸気タービン発電機においては、省エネルギー化、低コスト化等に対する性能要求が求められている。そのため、本発明になるスラスト軸受装置を適用した場合では給油量を大幅に低減することが出来るため、省エネルギー化、低コスト化の要請に対応できるようになる。
10…回転軸、11A、11B…スラストランナ、12…スラスト軸受、13…台金、14A、14B…スラスト軸受板、15…支持台、16…給油通路、16A、16B…給油口、17A、17B…円環状の溝部、18A、18B…内周側円環状突起部、19A、19B…外周側円環状突起部、20…圧縮コイルばね、21…内側中間リング、22…外側中間リング。

Claims (12)

  1. 回転軸に取り付けられた一対の鍔状のスラストランナと、前記一対のスラストランナの間に設置されると共に支持台によって支持された台金と、前記台金の軸方向の両側面に配置されたスラスト軸受板と、前記スラストランナと前記スラスト軸受板の間に油を供給する給油通路を備えたスラスト軸受装置において、
    前記回転軸及び前記一対のスラストランナが軸方向に移動した時に、前記台金から遠ざかる側の前記スラストランナに対応する前記スラスト軸受板を前記遠ざかる側のスラストランナに近づけることを特徴とするスラスト軸受装置。
  2. 回転軸に取り付けられた一対の鍔状のスラストランナと、
    前記一対のスラストランナの間に設置される共に支持台によって支持された台金と、
    前記台金の軸方向の両側面に配置され、前記スラストランナの移動に応じて前記スラストランナとの間の隙間を調整するようにされたスラスト軸受板と、
    前記スラストランナと前記スラスト軸受板との間に油を供給する前記台金に設けられた給油通路と
    より構成されたことを特徴とするスラスト軸受装置。
  3. 回転軸に取り付けられた一対の鍔状のスラストランナと、
    前記一対のスラストランナの間に設置される共に支持台によって支持された台金と、
    前記スラストランナと前記台金の間に配置され、この間で移動可能なスラスト軸受板と、
    前記台金の軸方向の両側面に形成され、前記スラスト軸受板の一方面の一部を収容する収容部と、
    前記収容部に配置され、前記スラスト軸受板を前記スラストランナ側に向けて移動可能に付勢するばねと、
    前記台金に設けられ、前記スラストランナと前記スラスト軸受板の間に油を供する給油通路と
    より構成されたことを特徴とするスラスト軸受装置。
  4. 請求項3に記載のスラスト軸受装置において、
    前記スラスト軸受板は、前記スラストランナとの間の油圧と前記ばねの付勢力とで決まる位置で前記スラストランナとの距離が定まることを特徴とするスラスト軸受装置。
  5. 請求項3に記載のスラスト軸受装置において、
    前記台金の両側面に形成した収容部は、前記台金の周方向に沿った円環状の溝部であり、
    前記溝部には前記スラスト軸受板の一方の面に形成した内周側円環状突起と外周側円環状突起が摺動自在に収納され、前記内周側円環状突起と前記外周側円環状突起の間に前記ばねが収納されていることを特徴とするスラスト軸受装置。
  6. 請求項4に記載のスラスト軸受装置において、
    前記内周側円環状突起と前記外周側円環状突起の間に収納された前記ばねは圧縮コイルばねであり、この圧縮コイルばねは前記円環状の溝部に所定の間隔を有して配置されていることを特徴とするスラスト軸受装置。
  7. 請求項4に記載のスラスト軸受装置において、
    前記内周側円環状突起と前記外周側円環状突起の間に収納された前記ばねは円環状のウェーブワッシャであり、このウェーブワッシャは前記スラスト軸受板を前記スラストランナの方向に予め付勢するように予圧が与えられていることを特徴とするスラスト軸受装置。
  8. 請求項4に記載のスラスト軸受装置において、
    前記溝部の内周面と前記内周側円環状突起との間、及び前記溝部の外周面と前記外周側円環状突起との間には低摩擦材料からなる中間リングが配置されていることを特徴とするスラスト軸受装置。
  9. 請求項8に記載のスラスト軸受装置において、
    前記中間リングはポリテトラフルオロエチレンを含む材料から成形加工によって得られる円環であることを特徴とするスラスト軸受装置。
  10. 請求項3に記載のスラスト軸受装置において、
    前記回転軸が軸方向の一方側に向けて移動して一方のスラストランナとこれに対応するスラスト軸受板によって形成される隙間Gaの長さと、前記回転0が軸方向の他方側に向けて移動して他方ノスラストランナとこれに対応するスラスト軸受板によって形成される隙間Gbの長さとの合計が前記回転軸の軸径に対して所定比率になるように管理されていることを特徴とするスラスト軸受装置。
  11. 請求項1乃至請求項9のいずれかに記載のスラスト軸受装置を回転軸に設けたことを特徴とする回転機械。
  12. 請求項11に記載の回転機械において、
    前記回転機械は、蒸気タービン、ガスタービン、圧縮機、過給機、発電機の少なくとも一つであることを特徴とする回転機械。
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