JPWO2014024608A1 - ブロア - Google Patents

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Abstract

吐出流量の減少および吐出圧力の低下を抑制し、従来よりも異物による動作の停止が起こり難いブロアを提供する。圧電ブロア(100)は、外筐体(17)、天板(37)、側板(38)、振動板(39)、圧電素子(40)、及びキャップ(42)を備える。天板(37)、側板(38)、及び振動板(39)は、ブロア室(36)を構成する。天板(37)には第1開口部(45)が設けられている。そして、第1開口部(45)と対向する振動板(39)の領域には、ブロア室(36)の内部と外部とを連通させる第2開口部(34)が設けられている。交流駆動電圧が圧電素子(40)に印加されると、振動板(39)は屈曲振動し、天板(37)も、振動板(39)の屈曲振動に伴って屈曲振動する。これにより、ブロア室(36)の体積は、図(4)(A)(B)に示すように周期的に変化する。

Description

本発明は、気体の輸送を行うブロアに関するものである。
特許文献1には、携帯型電子機器の内部に設けられている熱源を冷却するため、あるいは燃料電池で発電するために必要な酸素を供給するためのブロアが開示されている。
図10(a)〜(e)は、特許文献1に係るブロアの断面図である。このブロアは、ブロア本体1と、外周部がブロア本体1に固定されているダイヤフラム2と、ダイヤフラム2の一方の主面に設けられた圧電素子3と、ブロア本体1の圧電素子3と対向する他方の主面と間隔を空けて配置され、流入通路7を形成する壁部1bと、を備えている。
ブロア本体1は、ダイヤフラム2に対向する壁部1aを有する。ブロア本体1は、ダイヤフラム2とともにブロア室4を構成している。また、ダイヤフラム2の中心部と対向するブロア本体1の領域には、ブロア室4の内部と外部を連通させる開口部5aが設けられている。
そして、第1開口部5aと対向する壁部1bの領域には、吐出口5bが設けられている。
以上の構成において、交流駆動電圧が圧電素子3に印加されると、圧電素子3が伸縮し、圧電素子3の伸縮によりダイヤフラム2が屈曲振動する。そして、ダイヤフラム2の屈曲振動により、図10(b)〜(e)に示すようにブロア室4の体積が変化する。
詳述すると、交流駆動電圧が圧電素子3に印加されてダイヤフラム2が圧電素子3側へ屈曲すると、ブロア室4の体積が増大する。これに伴い、ブロアの外部の気体が流入通路7及び開口部5aを介してブロア室4内に吸引される。
次に、交流駆動電圧が圧電素子3に印加されてダイヤフラム2がブロア室4側へ屈曲すると、ブロア室4の体積が減少する。これに伴い、ブロア室4内の気体が開口部5a及び流入通路7を介して吐出口5bから吐出される。
このとき、ブロア室4から吐出される気体によって,ブロアの外部の気体が流入通路7を介して引き込まれて吐出口5bから吐出される。そのため、吐出口5bから吐出される気体の流量が、引き込まれる気体の流量分多くなる。
国際公開第2008/069266号パンフレット
しかしながら、前記特許文献1のブロアでは、ブロアの外部の気体がブロア室4内に吸引される際に、埃などの異物Fも一緒にブロア室4へ吸引されてしまう。ブロア室4に吸引された気体は、開口部5aに対向するダイヤフラム2の主面に衝突して分散する。
一方、ブロア室4に吸引された異物Fは、異物Fの比重が気体(一般的には空気)の比重より大きいことから慣性力が大きいため、開口部5aに対向するダイヤフラム2の主面に衝突して該主面上に堆積する(図11参照)。特に、開口部5aから吸引される気体の流速が大きいほど、異物Fは慣性によって、開口部5aに対向するダイヤフラム2の主面に衝突し易い。
そのため、前記特許文献1のブロアが長時間に渡って動作すると、時間の経過とともにブロア室4における異物Fの堆積量が増える。異物Fの堆積量が増えると、堆積した異物Fが障害となり、開口部5aからブロア室4へ気体が流れ込み難くなる。これにより、開口部5aからブロア室4へ吸引される気体の流量が減少する。
この結果、ブロア室4から開口部5a、流入通路7及び吐出口5bを介して吐出される気体の吐出流量が少なくなっていくため、流入通路7を介して引き込まれるブロアの外部の気体の流量も減少する。すなわち、ブロアの吐出流量の減少及び吐出圧力の低下がおきる。
そして、開口部5aが塞がるまで異物Fの堆積量が増えると、開口部5aからブロア室4へ気体が流れ込まなくなり、ブロアの動作が停止してしまう。すなわち、ブロアが以後動作できなくなってしまう。
そこで本発明は、吐出流量の減少および吐出圧力の低下を抑制し、従来よりも異物による動作の停止が起こり難いブロアを提供することを目的とする。
本発明のブロアは、前記課題を解決するために以下の構成を備えている。
(1)振動板と、
前記振動板の少なくとも一方の主面に設けられ、前記振動板を屈曲振動させる駆動体と、
前記振動板とともにブロア室を構成する第1筐体と、を備え、
前記第1筐体は、前記振動板に対向する天板部と、前記振動板と前記天板部とを接続する側壁部と、を有し、
前記天板部には、前記ブロア室の内部と外部とを連通させる第1開口部が設けられており、
前記第1開口部と対向する前記振動板の領域には、前記ブロア室の内部と外部とを連通させる第2開口部が設けられている。
この構成では、駆動電圧が駆動体に印加されると、振動板が屈曲振動する。そして、この振動板の屈曲振動によりブロア室の体積が周期的に変化し、ブロアの外部の気体が第1開口部からブロア室へ吸引されたり、ブロア室の気体が第1開口部から吐出されたりする。この構成においても、ブロアの外部の気体がブロア室に吸引される際に、埃などの異物も一緒に第1開口部からブロア室へ吸引される。
しかし、この構成では、その異物が最も堆積し得る第1開口部と対向する振動板の領域に、第2開口部が設けられている。そのため、ブロア室に吸引された気体の一部は、第2開口部から流出する。そして、ブロア室に吸引された異物は、異物の比重が気体の比重より大きいことから慣性力が大きいため、その気体の一部とともに第2開口部から流出する。よって、この構成では異物が第1開口部と対向する振動板の主面に堆積し難い。すなわち、異物のブロア室内部への堆積によるブロアの吐出流量の減少および吐出圧力の低下が抑制される。
したがって、この構成のブロアによれば、ブロアの吐出流量の減少および吐出圧力の低下を抑制し、従来よりも異物による動作の停止がおこりにくい。
(2)前記ブロア室の最大拡張時の体積と前記ブロア室の最大収縮時の体積との差をΔVとし、前記第1開口部の開口面積をSとし、前記振動板が静止しているときの前記天板部と前記振動板との間隔をLとしたとき、前記ΔV、S、Lは、ΔV/S≧Lの関係を満たしていることが好ましい。
前述したように、振動板の屈曲振動によりブロア室の体積は周期的に変化する。すなわち、ブロア室は、1周期Tのうち、T/2周期(s)で最大拡張状態から最大収縮状態へ変化し、次のT/2周期(s)で最大収縮状態から最大拡張状態へ変化する。
気体の吸引は、ブロア室が最大収縮状態から最大拡張状態へ変化する際に行われる。すなわち、気体の吸引は、T/2の間に行われる。ここで、第1開口部の開口面積Sからブロア室に流入する気体の変化量はΔV/Sであるので、第1開口部からブロア室へ吸引された気体の平均流速は、ΔV/S/(T/2)となる。そして、気体が、第1開口部からブロア室へ入り、ブロア室内を進む距離は、平均流速に気体の吸引時間T/2を乗算して得られるΔV/Sである。
すなわち、振動板が静止しているときの天板部と振動板との間隔Lが、ΔV/S≧Lの関係を満たす構造のブロアでは、ブロア室に吸引された異物が、第1開口部に対向する振動板の主面に衝突して堆積する。
したがって、前記(1)の構成は、この構成のようなLがΔV/S≧Lの関係を満たす構造のブロアにおいて好適である。
(3)前記第1開口部の中心軸と前記第2開口部の中心軸とは、一致していることが好ましい。
第1開口部からブロア室へ吸引される気体の流速は、第1開口部の中心軸で最大になる。そのため、ブロア室内の異物の堆積も、第1開口部と対向する振動板の主面の内、第1開口部の中心軸と交わる箇所で最大になる。この構成では、第1開口部の中心軸と第2開口部の中心軸とが一致しているため、ブロア室内の異物の堆積がより抑えられる。
(4)前記第2開口部の直径は、前記第1開口部の直径より小さいことが好ましい。
この構成では、直径が大きい第1開口部の方から、より多くの空気がブロア室へ吸引または吐出される。すなわち、第1開口部において、第2開口部より大きな吐出流量および吐出圧力が得られる。一方、異物は、第2開口部の直径が小さくとも第2開口部から流出する。
したがって、この構成によれば、ブロア室内の異物の堆積が抑えられるとともに、吐出流量を多くすることができ、吐出圧力を高くすることができる。
(5)前記駆動体は、環状であり、前記振動板における前記第2開口部の周囲に設けられていることが好ましい。
この構成では駆動体が、第2開口部を塞ぐことなく、振動板を高効率で屈曲振動させることができる。
(6)前記天板部は、前記振動板の屈曲振動に伴って屈曲振動することが好ましい。
この構成では、振動板の振動に伴い天板部が振動するため、実質的に振動振幅を増すことができる。
従って、この構成によれば、消費電力あたりの吐出圧力を高くすることができ、消費電力あたりの吐出流量を多くすることができる。そのため、低消費電力でありながら吐出圧力を高くすることができ、吐出流量を多くすることができる。
(7)前記第1筐体を間隔を設けて被覆することで前記第1筐体との間に通気路を形成し、前記第1開口部と対向する領域に第3開口部が設けられている第2筐体と、を備えることが好ましい。
この構成では、ブロア室から吐出される気体によって、ブロアの外部に存在する気体が通気路を介して引き込まれて第3開口部から吐出される。そのため、第3開口部から吐出される気体の流量が、引き込まれる気体の流量分多くなる。
従って、この構成によれば、消費電力あたりの吐出流量が大幅に多くなる。そのため、低消費電力でありながら吐出流量を多くすることができる。
この発明によれば、ブロアの吐出流量の減少および吐出圧力の低下を抑制し、従来よりも異物による動作の停止が起こり難い。
本発明の実施形態に係る圧電ブロア100の外観斜視図である。 図1に示す圧電ブロア100の分解斜視図である。 図1に示す圧電ブロア100のS−S線の断面図である。 図4は、図1に示す圧電ブロア100をブロア本体の1次振動モードの周波数(基本波)で共振駆動させた際における、圧電ブロア100のS−S線の断面図である。図4(A)はブロア室の体積が増大したときの図、図4(B)はブロア室の体積が減少したときの図である。 2種類の交流駆動電圧における図1に示す圧電ブロア100の吐出圧力と第2開口部34の直径との関係を示す図である。 2種類の交流駆動電圧における図1に示す圧電ブロア100の吐出流量と第2開口部34の直径との関係を示す図である。 2種類の交流駆動電圧における図1に示す圧電ブロア100の消費電力と第2開口部34の直径との関係を示す図である。 本発明の実施形態の比較例に係る圧電ブロア500の断面図である。 図1に示す圧電ブロア100のたばこ煙試験での吐出流量の経時変化と図8に示す圧電ブロア500のたばこ煙試験での吐出流量の経時変化とを比較した図である。 特許文献1に係るマイクロブロア900の断面図である。 特許文献1に係るマイクロブロア900の断面図である。
《本発明の実施形態》
以下、本発明の実施形態に係る圧電ブロア100について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る圧電ブロア100の外観斜視図である。図2は、図1に示す圧電ブロア100の分解斜視図である。図3は、図1に示す圧電ブロア100のS−S線の断面図である。
圧電ブロア100は、上から順に、外筐体17、天板37、側板38、振動板39、圧電素子40、及びキャップ42を備え、それらが順に積層された構造を有している。天板37、側板38、及び振動板39は、ブロア室36を構成している。圧電ブロア100は、幅20mm×長さ20mm×ノズル18以外の領域の高さ1.85mmの寸法となっている。
なお、天板37と側板38とが本発明の「第1筐体」を構成している。外筐体17が本発明の「第2筐体」に相当する。また、天板37が本発明の「天板部」に相当し、側板38が本発明の「側壁部」に相当する。また、圧電素子40が本発明の「駆動体」に相当する。また、吐出口24が本発明の「第3開口部」に相当する。また、天板37、側板38、振動板39、及び圧電素子40によって、ブロア本体が構成されている。
外筐体17は、例えば空気等の気体が吐出される吐出口24が中心に設けられたノズル18を有する。このノズル18は、外形の直径2.0mm×内形(即ち吐出口24)の直径0.8mm×高さ1.6mmの寸法となっている。外筐体17の四角には、ネジ穴56A〜56Dが設けられている。
外筐体17は、下方が開口した断面コ字状である。外筐体17は、ブロア室36の天板37、ブロア室36の側板38、振動板39及び圧電素子40を収納する。外筐体17は、例えば樹脂からなる。
ブロア室36の天板37は、円板状であり、例えば金属からなる。天板37には、中央部61と、中央部61から水平方向に突出し、外筐体17の内壁に当接する鍵状の突出部62と、外部回路に接続するための外部端子63とが設けられている。
また、天板37の中央部61には、ブロア室36の内部と外部とを連通させる第1開口部45が設けられている。この第1開口部45は、外筐体17の吐出口24と対向する位置に設けられている。天板37は、側板38の上面に設けられている。
ブロア室36の側板38は、円環状であり、例えば金属からなる。側板38は、振動板39の上面39Aに設けられている。そのため、側板38の厚みは、ブロア室36の高さとなる。
振動板39は、円板状であり、例えば金属からなる。振動板39は、側壁30と天板37と共にブロア室36を構成する。そして、第1開口部45と対向する振動板39の領域には、ブロア室36の内部と外部とを連通させる第2開口部34が設けられている。ここで、振動板39の厚み方向に延びる、第1開口部45の中心軸と第2開口部34の中心軸とは、一致している。また、第2開口部34の直径は、第1開口部45の直径より小さい。
圧電素子40は、例えばチタン酸ジルコン酸鉛系セラミックスからなり、印加された交流駆動電圧に応じて伸縮する。圧電素子40は、円環状である。圧電素子40は、振動板39における第2開口部34の周囲におけるブロア室36とは逆側の下面39Bに設けられている。そのため、圧電素子40は、第2開口部34を塞ぐことなく、振動板39を高効率で屈曲振動させることができる。
そして、天板37、側板38、振動板39、及び圧電素子40の接合体は、天板37に設けられている4個の突出部62によって外筐体17に対して弾性的に支持されている。
電極導通用板70は、圧電素子40に接続される内部端子73と、外部回路に接続される外部端子72とで構成されている。内部端子73の先端は圧電素子40の平板面にはんだで接合されている。はんだで接合される位置を圧電素子40の屈曲振動の節に相当する位置とすることにより、内部端子73の振動がより抑制できる。
キャップ42には、円板形状の吸引口53が設けられている。吸引口53の直径は、圧電素子40の直径より大きい。また、キャップ42には、外筐体17のネジ穴56A〜56Dに対応する位置に切欠き55A〜55Dが設けられている。
また、キャップ42は、外周縁に、天板37側へ突出する突出部52を有する。キャップ42は、突出部52で外筐体17を挟持し、ブロア室36の天板37、ブロア室36の側板38、振動板39及び圧電素子40を、外筐体17とともに収納する。キャップ42は、例えば樹脂からなる。
そして、図3に示すように、天板37、側板38、振動板39及び圧電素子40の接合体と外筐体17及びキャップ42との間には通気路31が設けられている。
以上の構成において圧電ブロア100は、ノズル18の先端をCPU等の被冷却体(熱源)に向けて、配置される。そして、圧電ブロア100は、被冷却体に吐出口24から空気を吐出して被冷却体を冷却する。
以下、圧電ブロア100が動作している間における空気の流れについて説明する。
図4(A)(B)は、図1に示す圧電ブロア100を、ブロア本体の1次振動モードの周波数(基本波)で共振駆動をさせた際における、圧電ブロア100のS−S線の断面図である。ここで、図中の矢印は、空気の流れを示している。
図3に示す状態において、ブロア本体の1次振動モードの周波数(基本波)に対応する交流駆動電圧が外部端子63,72から圧電素子40に印加されると、振動板39は同心円状に屈曲振動する。同時に、天板37は、振動板39の屈曲振動に伴うブロア室36の圧力変動により、振動板39の屈曲振動に伴って(この実施形態では振動位相が180°遅れて)同心円状に屈曲振動する。これにより、図4(A)(B)に示すように、振動板39及び天板37が屈曲変形してブロア室36の体積が周期的に変化する。
図4(A)に示すように、交流駆動電圧が圧電素子40に印加されて振動板39が圧電素子40側へ屈曲すると、ブロア室36の体積が増大する。これに伴い、圧電ブロア100の外部の空気が吸引口53、通気路31、及び第2開口部34を介してブロア室36内に吸引される。さらに、圧電ブロア100の外部の空気が吸引口53、通気路31、及び第1開口部45を介してブロア室36内に吸引される。ブロア室36からの空気の流出は無いものの、吐出口24から圧電ブロア100の外部への空気の流れの慣性力が働いている。
図4(B)に示すように、交流駆動電圧が圧電素子40に印加されて振動板39がブロア室36側へ屈曲すると、ブロア室36の体積が減少する。これに伴い、ブロア室36内の空気が第2開口部34、通気路31を介して吸引口53から吐出される。さらに、ブロア室36内の空気が第1開口部45、通気路31を介して吐出口24から吐出される。
このとき、ブロア室36から吐出される空気によって、圧電ブロア100の外部の空気が吸引口53及び通気路31を介して引き込まれて吐出口24から吐出される。そのため、吐出口24から吐出される空気の流量が、外部から引き込まれる空気の流量分多くなる。
以上により、圧電ブロア100では、消費電力あたりの吐出流量が多くなるに従って、この実施形態の圧電ブロア100によれば、低消費電力でありながら吐出流量を多くすることができる。
ところで、圧電ブロア100の外部の空気が第1開口部45からブロア室36内に吸引される際に、埃などの異物も一緒に第1開口部45からブロア室36へ吸引されるが、圧電ブロア100では、その異物が最も堆積し得る第1開口部45と対向する振動板39の領域に、第2開口部34が設けられている。そのため、ブロア室36に吸引された空気の一部は、第2開口部34から流出する。そして、ブロア室36に吸引された異物は、異物の比重が空気の比重より大きいことから慣性力が大きいため、その空気の一部とともに第2開口部34から排出される。
よって、圧電ブロア100では異物が、第1開口部45と対向する振動板39の上面39Aに堆積し難い。そのため、圧電ブロア100が長時間動作しても、ブロア室36内の異物の堆積が抑えられる。すなわち、圧電ブロア100の吐出流量の減少および吐出圧力の低下が抑制される。
したがって、本実施形態の圧電ブロア100によれば、吐出流量の減少および吐出圧力を抑制し、従来よりも異物による動作の停止が起こり難い。
また、圧電ブロア100は、図4(A)、(B)に示すブロア室36の最大拡張時の体積Vとブロア室36の最大収縮時の体積Vとの差をΔVとし、図3に示す第1開口部45の開口面積をSとし、図3に示す振動板39が静止しているときの天板37と振動板39との間隔(即ち、振動板39が静止しているときのブロア室36の高さ)をLとしたとき、LがΔV/S≧Lの関係を満たす構造を有している。そのため、第1開口部45と対向する振動板39の領域に第2開口部34が設けられている構成は、本実施形態の圧電ブロア100に好適である。
詳述すると、前述したように、振動板39の屈曲振動によりブロア室36の体積は周期的に変化する。すなわち、ブロア室36は、1周期Tのうち、T/2周期(s)で最大拡張状態から最大収縮状態へ変化し、次のT/2周期(s)で最大収縮状態から最大拡張状態へ変化する。
空気の吸引は、ブロア室36が最大収縮状態から最大拡張状態へ変化する際に行われる。すなわち、空気の吸引は、T/2の間に行われる。ここで、第1開口部45の開口面積Sからブロア室36に流入する空気の変化量はΔV/Sであるので、第1開口部45からブロア室36へ吸引された空気の平均流速は、ΔV/S/(T/2)となる。そして、空気が、第1開口部45からブロア室36へ入り、ブロア室36内を進む距離は、平均流速に空気の吸引時間T/2を乗算して得られるΔV/Sである。
すなわち、振動板39が静止しているときの天板37と振動板39との間隔Lが、ΔV/S≧Lの関係を満たす構造の圧電ブロア100では、ブロア室36に吸引された異物が、第1開口部45に対向する振動板39の上面39Aに衝突して堆積する。
したがって、第1開口部45と対向する振動板39の領域に第2開口部34が設けられている構成は、LがΔV/S≧Lの関係を満たす構造の圧電ブロア100において好適である。
また、第1開口部45からブロア室36へ吸引される空気の流速は、第1開口部45の中心軸で最大になる。そのため、ブロア室36内の異物の堆積も、第1開口部45と対向する振動板39の主面の内、第1開口部45の中心軸と交わる箇所で最大になる。圧電ブロア100では、第1開口部45の中心軸と第2開口部34の中心軸とが一致しているため、ブロア室36への異物の堆積がより抑えられる。
また、圧電ブロア100では、第2開口部34の直径は、第1開口部45の直径より小さい。そのため、直径が大きい第1開口部45の方から、より多くの空気がブロア室36へ吸引されたり、ブロア室36から吐出されたりする。すなわち、第1開口部45においては、第2開口部34より吐出流量が多くなり、吐出圧力が高くなる。一方、異物は、微小なため、第2開口部34の直径が小さくとも第2開口部34から流出する。
したがって、本実施形態の圧電ブロア100によれば、ブロア室36内への異物の堆積が抑えられるとともに、吐出流量を多くすることができ、吐出圧力を高くすることができる。
次に、圧電ブロア100における第2開口部34の直径と、圧電ブロア100の吐出圧力、吐出流量、及び消費電力との関係について説明する。
図5は、図1に示す圧電ブロア100の吐出圧力と第2開口部34の直径との関係を示す図である。図6は、図1に示す圧電ブロア100の吐出流量と第2開口部34の直径との関係を示す図である。図7は、図1に示す圧電ブロア100の消費電力と第2開口部34の直径との関係を示す図である。図5〜図7では、第2開口部34の直径を変化させた圧電ブロア100を複数用意し、各圧電ブロア100に対してブロア本体の1次振動モードの周波数(基本波)に対応する10Vpp又は15Vppの正弦波交流駆動電圧を印加し、各圧電ブロア100の吐出圧力、吐出流量、及び消費電力を測定した結果を示している。
なお、図5〜図7に示す測定において、第1開口部45の直径は0.6mmに固定されている。
これらの測定結果より、第2開口部34の直径が大きくなるにしたがって、圧電ブロア100の吐出圧力が低下し、吐出流量が減少することが明らかとなった。また、第2開口部34の直径が変化しても、消費電力は殆ど変化しないことが明らかとなった。
この結果から、第2開口部34の直径は、第1開口部45の直径より小さいことが好ましい。このような結果になった理由は、第2開口部34の直径が長くなるにしたがって、圧電ブロア100が動作している間におけるブロア室36の空気が、第1開口部45だけでなく第2開口部34の方からもより多く流出するようになるためであると考えられる。
次に、本発明の実施形態の比較例に係る圧電ブロア500について説明する。
図8は、本発明の実施形態の比較例に係る圧電ブロア500の断面図である。圧電ブロア500が圧電ブロア100と相違する点は、振動板539及び圧電素子540である。その他の構成については同じである。
詳述すると、振動板539は第2開口部34を有さない点で振動板39と相違する。その他の構成については同じである。また、圧電素子540は円板状である点で圧電素子40と相違する。その他の構成については同じである。
次に、圧電ブロア100の吐出流量の経時変化と圧電ブロア500の吐出流量の経時変化とを比較する。
図9は、図1に示す圧電ブロア100の吐出流量の経時変化と図8に示す圧電ブロア500の吐出流量の経時変化とを比較した図である。図9では、横30cm×縦54cm×高さ35cmの樹脂ケース内でたばこを燃焼させた後、たばこ濃度16.75[mg/m]の雰囲気中で各圧電ブロア100、500に対してブロア本体の1次振動モードの周波数(基本波)に対応する12.5Vppの正弦波交流駆動電圧を印加し、各圧電ブロア100、500の吐出流量を30分間測定した結果を示している。
この測定結果より、圧電ブロア500の動作時間が5分を過ぎた時点から、圧電ブロア500の吐出流量は、急激に減少することが明らかとなった。反対に、圧電ブロア100は長時間動作しても、圧電ブロア100の吐出流量が殆ど減少しないことが明らかとなった。
この結果から、第2開口部34が設けられている圧電ブロア100の方が、第2開口部34が設けられていない圧電ブロア500より、異物による動作の停止が起こり難いと考えられる。また、このような結果になった理由は、第1開口部45からブロア室36に吸引された異物が第2開口部34から流出し、振動板39の上面39Aへの異物の堆積が抑えられたためであると考えられる。
したがって、本実施形態の圧電ブロア100によれば、吐出流量の減少および吐出圧力の低下を抑制し、従来よりも異物による動作の停止が起こり難い。
《その他の実施形態》
前記実施形態では気体として空気を用いているが、これに限るものではない。当該気体が、空気以外の他の気体であっても適用できる。
また、前記実施形態ではブロアの駆動源として圧電素子40を設けたが、これに限るものではない。例えば、電磁駆動でポンピング動作を行うブロアとして構成されていても構わない。
また、前記実施形態では、圧電素子40はチタン酸ジルコン酸鉛系セラミックスからなるが、これに限るものではない。例えば、ニオブ酸カリウムナトリウム系及びアルカリニオブ酸系セラミックス等の非鉛系圧電体セラミックスの圧電材料などからなってもよい。
また、前記実施形態ではユニモルフ型の圧電振動子を使用しているが、これに限るものではない。振動板39の両面に圧電素子40を設けたバイモルフ型の圧電振動子を使用してもよい。
また、前記実施形態では円環状の圧電素子40を用いたが、これに限るものではない。例えば、圧電素子40が楕円形や多角形の環状であってもよい。第2開口部34を覆うものでなければ、圧電素子40の形状は、穴を有しない円板状、多角板状、楕円板状であってもよい。また、穴を有しない圧電素子40を第2開口部34の周りに複数配置してもよい。
また、前記実施形態では円板状の振動板39及び円板状の天板37を用いたが、これに限るものではない。例えば、これらの形状が矩形板状や多角板状、楕円板状であってもよい。
また、前記実施形態では、圧電ブロア100を、ブロア本体の1次振動モードの周波数(基本波)で共振駆動させたが、これに限るものではない。実施の際は、複数の振動の腹を有する、3次振動モード以上の奇数次の振動モードの周波数で共振駆動させても良い。
また、前記実施形態では、天板37が、振動板39の屈曲振動に伴って同心円状に屈曲振動する例を示したが、これに限るものではない。実施の際は、振動板39のみが屈曲振動してもよく、必ずしも天板37が、振動板39の屈曲振動に伴って屈曲振動しなくても良い。
また、前記実施形態では、第2開口部34の直径は第1開口部45の直径より短い例を示したが、これに限るものではない。例えば、第1開口部45の直径と第2開口部34の直径とが略等しくてもよい。
また、前記実施形態では、吐出口24をCPU等の被冷却体に向けて圧電ブロア100を配置し、吐出口24から吐出される空気で被冷却体を冷却しているが、これに限るものではない。実施の際は、吸引口53を被冷却体に向けて圧電ブロア100を配置し、吸引口53から流出する空気で被冷却体を冷却してもよい。また、吐出口24を第1被冷却体に向け、吸引口53を第2被冷却体に向けて圧電ブロア100を配置し、吐出口24及び吸引口53から流出する空気で第1、第2被冷却体の両方を同時に冷却してもよい。
最後に、前記実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1…ブロア本体
1a…壁部
1b…壁部
2…ダイヤフラム
3…圧電素子
4…ブロア室
5a…第1開口部
5b…吐出口
7…流入通路
17…外筐体
18…ノズル
24…吐出口
31…通気路
34…第2開口部
36…ブロア室
37…天板
38…側板
39…振動板
39A…上面
39B…下面
40…圧電素子
42…キャップ
45…第1開口部
52…突出部
53…吸引口
55A〜55D…切欠き
56A〜56D…ネジ穴
61…中央部
62…突出部
63…外部端子
70…電極導通用板
72…外部端子
73…内部端子
100…圧電ブロア
500…圧電ブロア
539…振動板
540…圧電素子
900…マイクロブロア
F…異物

Claims (7)

  1. 振動板と、
    前記振動板の少なくとも一方の主面に設けられ、前記振動板を屈曲振動させる駆動体と、
    前記振動板とともにブロア室を構成する第1筐体と、を備え、
    前記第1筐体は、前記振動板に対向する天板部と、前記振動板と前記天板部とを接続する側壁部と、を有し、
    前記天板部には、前記ブロア室の内部と外部とを連通させる第1開口部が設けられており、
    前記第1開口部と対向する前記振動板の領域には、前記ブロア室の内部と外部とを連通させる第2開口部が設けられている、ブロア。
  2. 前記ブロア室の最大拡張時の体積と前記ブロア室の最大収縮時の体積との差をΔVとし、前記第1開口部の開口面積をSとし、前記振動板が静止しているときの前記天板部と前記振動板との間隔をLとしたとき、前記ΔV、S、Lは、ΔV/S≧Lの関係を満たしている、請求項1に記載のブロア。
  3. 前記第1開口部の中心軸と前記第2開口部の中心軸とは、一致している、請求項1または2に記載のブロア。
  4. 前記第2開口部の直径は、前記第1開口部の直径より小さい、請求項1から3のいずれか1項に記載のブロア。
  5. 前記駆動体は、環状であり、前記振動板における前記第2開口部の周囲に設けられている、請求項1から4のいずれか1項に記載のブロア。
  6. 前記天板部は、前記振動板の屈曲振動に伴って屈曲振動する、請求項1から5のいずれか1項に記載のブロア。
  7. 前記第1筐体を間隔を設けて被覆することで前記第1筐体との間に通気路を設け、前記第1開口部と対向する領域に第3開口部が設けられている第2筐体と、を備える、請求項1から6のいずれか1項に記載のブロア。
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