JPWO2014020700A1 - 放電加工方法 - Google Patents
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Abstract
テーパ部分の内壁面に、例えばパイプ電極の電極径よりも小さい曲率半径のアール部を成形する等、テーパ部分を種々の形状に加工することが困難であるという課題を解決するために、本発明では、円筒形状のパイプ電極(10)を有する放電加工機(100)によってワーク(20)に貫通孔(22)を加工する放電加工方法において、パイプ電極(10)の軸線(L0)が貫通孔(22)の深さ方向を向くようにパイプ電極(22)を配置しながら、ワーク(20)に対しパイプ電極(22)を相対移動させて勾配部(24)を形成する工程と、勾配部(24)に連なるストレート部(23)を形成する工程と、勾配部(24)の内壁面(243)に対して軸線(L0)が垂直となるようにパイプ電極(10)を配置しながら、ワーク(20)に対しパイプ電極(22)を相対移動させて内壁面(243)を加工する工程とを含む構成とした。
Description
本発明は、放電加工機を用いてタービンブレード等に孔加工を行う放電加工方法に関する。
従来より、放電加工機を用いてディフューザ形状の孔加工を行うようにした放電加工方法が知られている(例えば特許文献1参照)。この特許文献1記載の加工方法では、電極ホルダによってパイプ形状のパイプ電極を保持し、パイプ電極をワークに対してXY平面内で相対移動させながら徐々に板厚方向(Z方向)に進行させ、ディフューザ形状のテーパ(勾配)部分とテーパ部分に連なるストレート部分とを有する貫通孔をワークに加工する。パイプ電極には、ストレート部分の最小幅と同程度の電極径を有するものが用いられる。
上記特許文献1記載の加工方法を用いて断面矩形状の貫通孔を加工する場合、テーパ部分の内壁面の隅部(コーナー部)は、パイプ電極の電極径に応じた曲率半径の円弧形状となり、テーパ部分の形状が電極径により制約される。このため、テーパ部分の内壁面に、例えばパイプ電極の電極径よりも小さい曲率半径のアール部を形成する等、テーパ部分を種々の形状に加工することが困難である。
本発明は、円柱または円筒形状の電極を備えた放電加工機によって勾配部を有する孔をワークに加工する放電加工方法であって、勾配部の内壁面に対して電極の軸線が垂直となるように電極を配置しながら、ワークに対して電極を相対移動させて勾配部の内壁面を放電加工する内壁面加工工程を含むことを特徴とする。
また、本発明は、円柱または円筒形状の電極を備えた放電加工機によってストレート部とストレート部に連なる勾配部とを有する貫通孔をワークに加工する放電加工方法であって、電極の軸線が貫通孔の深さ方向を向くように電極を配置しながら、ワークに対して電極を相対移動させて放電加工により勾配部を形成する勾配部加工工程と、軸線が貫通孔の深さ方向を向くように電極を配置しながら、ワークに対して電極を相対移動させて放電加工によりストレート部を形成するストレート部加工工程と、勾配部加工工程によって形成された勾配部の内壁面に対して軸線が垂直となるように電極を配置しながら、ワークに対して電極を相対移動させて勾配部の内壁面を放電加工する内壁面加工工程とを含むことを特徴とする。
また、本発明は、円柱または円筒形状の電極を備えた放電加工機によってストレート部とストレート部に連なる勾配部とを有する貫通孔をワークに加工する放電加工方法であって、電極の軸線が貫通孔の深さ方向を向くように電極を配置しながら、ワークに対して電極を相対移動させて放電加工により勾配部を形成する勾配部加工工程と、軸線が貫通孔の深さ方向を向くように電極を配置しながら、ワークに対して電極を相対移動させて放電加工によりストレート部を形成するストレート部加工工程と、勾配部加工工程によって形成された勾配部の内壁面に対して軸線が垂直となるように電極を配置しながら、ワークに対して電極を相対移動させて勾配部の内壁面を放電加工する内壁面加工工程とを含むことを特徴とする。
以下、図1〜図12を参照して、本発明による放電加工方法の一実施形態を説明する。図1は、本発明の実施形態に係る放電加工方法が適用される放電加工機100の要部構成を概略的に示す正面図である。なお、以下では、便宜上、図示のように直交3軸方向(X軸方向,Y軸方向,Z軸軸方向)を、それぞれ左右方向、前後方向、上下方向と定義し、この定義に従い各部の構成を説明する。
図1において、基台となるベッド1の後部にはコラム2が立設されている。コラム2の上面には、Xスライダ3がX軸方向(左右方向)に移動可能に支持されている。Xスライダ3の上面には、ラム4がY軸方向(前後方向)に移動可能に支持されている。ラム4の前面には、主軸頭5がZ軸方向(上下方向)に移動可能に支持されている。主軸頭5の底面には回転主軸6の先端部が突出され、回転主軸6の下部に電極ホルダ7が装着されている。電極ホルダ7の鉛直方向下方には、電極ガイド8が配置され、電極ガイド8は、把持アーム9の下端部に支持されている。把持アーム9は、ラム4の右側面に設けられたブラケット4aに、上下方向に移動可能に支持されている。
電極ホルダ7と電極ガイド8との間には、電極ホルダ7と電極ガイド8の中心を通る上下方向の軸線L0に沿って電極10が延在している。電極10は、円筒形状のパイプ電極であり、その上端部は電極ホルダ7に支持されている。パイプ電極10の下端部は、電極ガイド8を上下方向に貫通している。パイプ電極10は、その外周面が電極ガイド8により支持され、前後左右方向の位置を拘束されながら、電極ガイド8内を上下方向に摺動可能となっている。パイプ電極10の内部には、例えば水などの加工液が供給され、パイプ電極10の先端部(下端部)から加工液が噴射される。なお、加工液には、油を用いることもできる。パイプ電極10の底面は、平坦に形成されている。
ベッド1の上面には、コラム2よりも前方にテーブル11が配置されている。テーブル11の上面には、傾斜回転テーブル装置12が搭載されている。傾斜回転テーブル装置12は、テーブル11の上面から上方に突設された前後一対の支持部材13と、前後の支持部材13の間に、Y軸方向に延在する旋回軸Lbを中心としてB軸方向に旋回可能に支持された傾斜部材14と、傾斜部材14の左端面に、旋回軸Lbに垂直な回転軸Laを中心としてA軸方向に回転可能に支持された回転テーブル15とを有する。回転テーブル15にはチャック16が設けられ、チャック16にワーク20が支持されている。テーブル11の周囲には、テーブル11および傾斜回転テーブル装置12の全体を囲うように昇降可能に加工槽17が設けられている。なお、図の1点鎖線は、加工槽17が上昇した加工状態である。
図示は省略するが、図1の放電加工機100は、Xスライダ3を左右方向に移動するX軸用駆動部と、ラム4を前後方向に移動するY軸用駆動部と、主軸頭5を上下方向に移動するZ軸用駆動部と、軸線L0を中心に回転主軸6を回転する主軸駆動部と、把持アーム9を上下方向に移動するアーム駆動部と、旋回軸Lbを介して旋回部材14を傾斜させるB軸用駆動部と、回転軸Laを介して回転テーブル15を回転させるA軸用駆動部とをそれぞれ有する。X軸用駆動部、Y軸用駆動部、Z軸用駆動部およびアーム駆動部は、例えばボールねじとボールねじを回転駆動するサーボモータにより構成され、主軸駆動部は、例えばスピンドルモータにより構成され、B軸用駆動部およびA軸用駆動部は、例えばDD(ダイレクトドライブ)サーボモータにより構成されている。これらサーボモータ、スピンドルモータおよびDDサーボモータの駆動は、予め定められた加工プログラムに従い、不図示のNC装置により制御される。
以上の構成により、電極ホルダ7と電極ガイド8がワーク20に対してX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向に相対移動可能となり、かつB軸方向およびA軸方向に相対移動可能となる。したがって、ワーク20を所望の3次元形状に加工することができる。また、アーム駆動部による把持アーム9の昇降により、電極ホルダ7と電極ガイド8との間隔が調整可能となり、パイプ電極10の消耗によるパイプ電極10の長さ変化に拘わらず、加工中、常に電極ホルダ7と電極ガイド8とでパイプ電極10の上下端部を支持することができる。
ワーク20は、例えばガスタービンやジェットエンジン等に適用されるタービンブレードやベーンである。タービンブレードは、1000℃〜1500℃程度の高温ガスに曝されるため、耐熱性の高いニッケル合金が構成材として用いられる。このタービンブレードの表面には、タービンブレードの表面を冷却するために、冷却空気が流れる冷却孔が加工される。ニッケル合金は難削材であるため、ドリル等により冷却孔を穿設することは困難である。そこで、本実施形態では、放電加工機100を用いてタービンブレードに冷却孔を加工する。
図2は、ワーク20(タービンブレード)の斜視図であり、図3は、図2のIII-III線断面図である。タービンブレード20の一端部には、例えばクリスマスツリー形状の支持部20aが設けられ、支持部20aは回転可能なロータの周面に取り付けられる。なお、以下では、タービンブレード20の高さ方向(図2の矢印A)を径方向と呼ぶ場合がある。
図2、3に示すように、タービンブレード20は、例えばロストワックス鋳造法によって形成され、翼部21の内側に、中空部30が形成されている。翼部21は、中空部30に面した内表面21aと、高温ガスに曝される外表面21bとを有する。翼部21には、翼部21を貫通した冷却孔22が、翼部21の周方向複数個所にかつ翼部21の高さ方向Aに沿って多数形成されている。中空部30には、ロータ側から冷却空気が供給され、冷却空気は各冷却孔22から流出する。これにより外表面21bに沿ってフィルム状の冷却空気が流れ、翼部21が冷却される。
図4は、冷却孔22の断面形状を示す図3の要部拡大図であり、図5は、中心軸線L1に沿って外表面21b側から冷却孔22を見た図4の矢視V図である。図4に示すように、冷却孔22は、冷却孔22の中心軸線L1に沿って真っ直ぐに延在する断面積が一定のストレート部23と、ストレート部23に連なり、外表面21bにかけて断面積が徐々に拡大するディフューザ形状の勾配部24とを有する。図5に示すように、ストレート部23は、4つの内壁面231〜234と、各内壁面231〜234が交差する4つの隅部235〜238とを有し、断面がほぼ矩形状を呈する。勾配部24も同様に、4つの内壁面241〜244と、各内壁面241〜244が交差する4つの隅部245〜248とを有し、断面がほぼ矩形状を呈する。
より具体的には、ストレート部23の内壁面231とこれに連なる勾配部24の内壁面241とは同一平面上に位置するのに対し、これら内壁面231,241に対向する内壁面233と内壁面243とは同一平面上になく、内壁面243は中心軸線L1に対し所定角度θだけ外側に、すなわち中心軸線L1から離れる方向に傾斜している。これにより、ストレート部23を通過した冷却空気は内壁面243に沿って拡散し、冷却孔22から流出した冷却空気をタービンブレード20の表面に沿って所望の方向、すなわち図4の矢印Bに示すように内壁面243の傾斜している方向に流すことができ、タービンブレード20の表面を効率よく冷却することができる。
ストレート部23の他の内壁面232,234とこれに連なる勾配部24の内壁面242,244は互いに同一面上にある。なお、内壁面242,244が内壁面232,234に対して外側に傾斜して設けられるようにしてもよい。図4において、冷却孔22の寸法の一例を挙げると、翼部21の厚さT1は1mm〜3mm、勾配部24の深さD1は0.5mm、内壁面243の傾斜角度θは10°、ストレート部の幅W1は0.3mm〜0.5mm、外表面21bにおける勾配部24の幅W2は0.8mmである。パイプ電極10は、冷却孔22の最小幅よりも微小隙間分だけ小さい電極径を有するものが用いられる。
このような冷却孔22を放電加工機100により加工する場合、以下のような方法が考えられる。すなわち、まず、パイプ電極10の軸線L0が冷却孔22の中心軸線L1と平行になるように、ワーク20の外表面21bに対向してパイプ電極10を配置する。この状態で、ワーク20に対しパイプ電極10をXY方向に相対移動させながらZ方向にも相対移動させ、勾配部24およびストレート部23を順次加工する。この方法では、勾配部24の隅部245〜248およびストレート部23の隅部235〜238が、パイプ電極10の半径に相当する曲率半径を有する円弧形状(アール形状)となる。
ところで、タービンブレード20においては、冷却孔22に勾配部24を設けることで、冷却空気の流出方向を規制する。すなわち、勾配部24の内壁面243に沿って冷却空気を流すことで、タービンブレード20の外表面21bに沿った所望の空気の流れ(矢印B方向の流れ)を得るようにしている。このため、内壁面243の両側の隅部246,247の曲率半径が大きくなると、内壁面243の面積が減少し、矢印B方向の流れが妨げられる。したがって、内壁面243の両側隅部246,247の曲率半径、とくに外表面21bの近傍の曲率半径は小さい方が好ましい。
この点につき、隅部246,247の曲率半径を小さくするため、電極径の小さいパイプ電極10を使用することが考えられる。しかしながら、この場合には冷却孔22の加工時間が長くなるため、多数の冷却孔22の加工が必要なタービンブレード20の加工には不向きである。そこで、本実施形態では、パイプ電極10の電極径に拘わらず内壁面243の両側の隅部246,247の曲率半径を小さくするため、以下のような放電加工方法を採用する。
本実施形態に係る放電加工方法は、翼部21に冷却穴22を加工する方法であり、とくに勾配部24を形成する勾配部加工工程と、ストレート部23を形成するストレート部加工工程と、勾配部24の内壁面243を加工する内壁面加工工程とを含む。以下、それぞれの工程を、加工手順に従って説明する。
(1)勾配部加工工程
まず、ワーク20の支持部20a(図2)を、傾斜回転テーブル装置12のチャック16で保持する。さらに、傾斜回転テーブル装置12を駆動し、加工される冷却孔22の中心軸線L1が上下方向を向くように、すなわちパイプ電極10の軸線L0と平行になるようにワーク20の姿勢を調整する。次いで、パイプ電極10の先端部を、ワーク20の外表面21b上における加工開始位置に接近させる。そして、回転主軸6の回転によりパイプ電極10を所定回転数(例えば1000r.p.m.)で回転させながら、パイプ電極10に図示しない加工用電源からパルス電圧を印加して、パイプ電極10とワーク20との間で放電を発生させ、放電加工を行う。
まず、ワーク20の支持部20a(図2)を、傾斜回転テーブル装置12のチャック16で保持する。さらに、傾斜回転テーブル装置12を駆動し、加工される冷却孔22の中心軸線L1が上下方向を向くように、すなわちパイプ電極10の軸線L0と平行になるようにワーク20の姿勢を調整する。次いで、パイプ電極10の先端部を、ワーク20の外表面21b上における加工開始位置に接近させる。そして、回転主軸6の回転によりパイプ電極10を所定回転数(例えば1000r.p.m.)で回転させながら、パイプ電極10に図示しない加工用電源からパルス電圧を印加して、パイプ電極10とワーク20との間で放電を発生させ、放電加工を行う。
図6は、勾配部加工工程におけるパイプ電極20の移動経路を示す図である。なお、図6には、図1に対応して前後、左右、および上下方向を示している。以下では、説明をわかりやすくするために、図6に示すようにワーク20の中心軸線L0を上下方向(Z軸方向)に向けた状態で、勾配部24の内壁面243が右方に傾斜しているものと仮定する。
勾配部24の加工時には、例えば冷却孔22の内壁面241〜244の位置に対応してパイプ電極10の先端部をワーク20に対し前後左右方向(図6の矢印方向)に相対移動し、パイプ電極10の周面および底面を用いて、翼部21を層状に加工する。この層状の加工を、パイプ電極10の先端部を徐々に下降しながら繰り返し、所定深さD1の勾配部24を形成する。このとき、内壁面241〜244とともにパイプ電極10の電極径に応じた曲率半径を有する円弧状の隅部245〜248(図5)が形成される。なお、放電加工時には、パイプ電極10の内部に加工液を供給し、パイプ電極10の底面10aから高圧の加工液を噴射し、加工屑を吹き飛ばす。
(2)内壁面加工工程
次いで、図7に示すように、パイプ電極10の底面が勾配部34の内壁面343に対向するようにワーク20の姿勢を変更する。すなわち、傾斜回転テーブル装置12の旋回部材14を、図6の状態から旋回軸Lbを中心に所定角度β(=90°−α)だけ傾斜させ、勾配部24の内壁面243が軸線L0に対し垂直となるようにワーク20を傾ける。
次いで、図7に示すように、パイプ電極10の底面が勾配部34の内壁面343に対向するようにワーク20の姿勢を変更する。すなわち、傾斜回転テーブル装置12の旋回部材14を、図6の状態から旋回軸Lbを中心に所定角度β(=90°−α)だけ傾斜させ、勾配部24の内壁面243が軸線L0に対し垂直となるようにワーク20を傾ける。
図8は、図7の矢視VIII図、すなわち中心軸線L1に沿って外表面21b側から勾配部24を見た図である。内壁面加工工程では、パイプ電極10の底面10aを内壁面243に対向させた状態で、ワーク20に対しパイプ電極10を相対移動し、内壁面243の両側の隅部246,247(図8の斜線部)を加工する。例えば、図8の矢印Aに示すように、パイプ電極10の底面10aを内壁面242,244に沿って隅部246,247に接近移動し、つまりパイプ電極10を下降し、パイプ電極10の底面10aで隅部246,247を放電加工する。あるいは、図8の矢印Bに示すように、パイプ電極10の底面10aが内壁面243に接近した状態で、パイプ電極10の周面10bを隅部246,247に接近移動し、つまりパイプ電極10を前後方向に移動し、パイプ電極10の周面10bで隅部246,247を放電加工する。
この工程を、パイプ電極10を冷却孔22の入口から深さ方向(図7の左方)に相対移動しながら、例えば隅部246,247の全域にわたり、あるいは、冷却孔22の入口から所定長さにわたり繰り返す。これにより、少なくとも勾配部24の外壁面21b側における円弧状の隅部246,247の曲率半径を小さく(例えば曲率半径を0に)することができ、より多くの冷却空気を内壁面243に沿って所望の方向に流出させることができる。なお、パイプ電極10を左方に移動した際に、図7に示すパイプ電極10の周面10bから内壁面241と外表面21bとが交差する開口縁部21cまでの距離Dが所定値以内となった場合には、パイプ電極10により開口縁部21cが誤って加工されることを防ぐため、パイプ電極10の左方への移動を停止する。
(3)ストレート部加工工程
次いで、旋回部材14を傾斜し、図5に示すように、勾配部加工工程におけるのと同様、冷却孔22の中心軸L1が上下方向を向くようにワーク20の姿勢を変更する。この場合、内壁面加工工程において傾斜した分(90度)だけ旋回部材14を反対方向に傾斜させ、旋回部材14の位置を勾配部加工工程の状態に戻せばよい。この姿勢のもと、図9に示すように、冷却孔22の内壁面231〜234の位置に対応してパイプ電極10の先端部をワーク20に対し前後左右方向(図5の矢印方向)に相対移動し、パイプ電極10の周面および底面を用いて、翼部21を層状に加工する。この層状の加工を、パイプ電極10の先端部を徐々に下降させながら、パイプ電極10が翼部21を貫通するまで繰り返す。これにより、内壁面231〜234と隅部235〜238とを有するストレート部23が形成される。
次いで、旋回部材14を傾斜し、図5に示すように、勾配部加工工程におけるのと同様、冷却孔22の中心軸L1が上下方向を向くようにワーク20の姿勢を変更する。この場合、内壁面加工工程において傾斜した分(90度)だけ旋回部材14を反対方向に傾斜させ、旋回部材14の位置を勾配部加工工程の状態に戻せばよい。この姿勢のもと、図9に示すように、冷却孔22の内壁面231〜234の位置に対応してパイプ電極10の先端部をワーク20に対し前後左右方向(図5の矢印方向)に相対移動し、パイプ電極10の周面および底面を用いて、翼部21を層状に加工する。この層状の加工を、パイプ電極10の先端部を徐々に下降させながら、パイプ電極10が翼部21を貫通するまで繰り返す。これにより、内壁面231〜234と隅部235〜238とを有するストレート部23が形成される。
以上の放電加工方法により、ワーク20の翼部21に冷却孔22が加工される。この放電加工方法は、複数の冷却孔22の加工位置において繰り返し適用される。上述の勾配部加工工程、内壁面加工工程およびストレート部加工工程は、予め定められた加工プログラムに従い不図示のNC装置がサーボモータ等を制御することで、自動的に行われる。
本実施形態によれば以下のような作用効果を奏することができる。
(1)パイプ電極10を、その軸線L0が冷却孔22の中心軸線L1と平行になるように配置しながら、ワーク20に対して相対移動させて勾配部24を形成し(勾配部加工工程;図6)、勾配部24の傾斜した内壁面243に対し軸線L0が垂直となるようにパイプ電極10を配置しながら、ワーク20に対してパイプ電極10を相対移動させて勾配部24の内壁面243の両側の隅部246,247を加工し(内壁面加工工程;図7、図8)、さらに軸線L0が中心軸線L1と平行になるようにパイプ電極10を配置しながら、ワーク20に対しパイプ電極10を相対移動させてストレート部23を形成するようにした(ストレート部加工工程;図9)。これにより内壁面243の両側の隅部246,247をパイプ電極10の電極径よりも小さい曲率半径とすることができ、冷却孔22から効率よく冷却空気を流出させることができ、翼部21の冷却効率を向上できる。
(1)パイプ電極10を、その軸線L0が冷却孔22の中心軸線L1と平行になるように配置しながら、ワーク20に対して相対移動させて勾配部24を形成し(勾配部加工工程;図6)、勾配部24の傾斜した内壁面243に対し軸線L0が垂直となるようにパイプ電極10を配置しながら、ワーク20に対してパイプ電極10を相対移動させて勾配部24の内壁面243の両側の隅部246,247を加工し(内壁面加工工程;図7、図8)、さらに軸線L0が中心軸線L1と平行になるようにパイプ電極10を配置しながら、ワーク20に対しパイプ電極10を相対移動させてストレート部23を形成するようにした(ストレート部加工工程;図9)。これにより内壁面243の両側の隅部246,247をパイプ電極10の電極径よりも小さい曲率半径とすることができ、冷却孔22から効率よく冷却空気を流出させることができ、翼部21の冷却効率を向上できる。
(2)勾配部加工工程を行った後に、内壁面加工工程を行い、次いでストレート部加工工程を行うようにした。これにより、勾配部加工工程あるいは内壁面加工工程で発生したストレート部23と勾配部24との境におけるバリを、ストレート部加工工程で除去することができる。
(3)放電加工時に、パイプ電極10を回転させるので、パイプ電極10の底面10aが均一に消耗し、ワーク20の加工面を均一に形成できる。とくに、本実施形態では、内壁面加工工程において、パイプ電極10の底面10aを内壁面243に対向させて隅部246,247を放電加工するので、パイプ電極10を回転させることにより隅部246,247を均一に加工できる。
なお、上記実施形態では、勾配部加工工程およびストレート部加工工程において、ワーク20に対しパイプ電極10をXY方向に相対移動して冷却孔22を層状に加工しつつ、冷却穴22の深さを徐々に深くするようにしたが、これらの工程における加工方法は上述したものに限らない。例えば予め中心軸線L1に沿って翼部21に下孔を開口した後に、勾配部24およびストレート部23を加工するようにしてもよい。上記実施形態では、円筒形状のパイプ電極10を用いるようにしたが、これに代えて、円柱形状の電極を用いてもよい。
冷却孔22の中心軸線L1がパイプ電極10の軸線L0と平行となるようにワーク10に対しパイプ電極10を配置したが、冷却孔22の深さ方向を向くようにパイプ電極10を配置するのであれば、中心軸線L1と軸線L0とは平行でなくてもよい。内壁面加工工程では、勾配部24の内壁面243に対して軸線L0が垂直となるようにパイプ電極10を配置したが、この場合の垂直は、厳密な意味での垂直だけでなく、実質的に垂直な場合、すなわち、ほぼ垂直な場合も含む。
上記実施形態では、冷却孔22のストレート部23および勾配部24における断面形状を矩形状とし、ストレート部23に対して傾斜した内壁面243(傾斜内壁面)の両側の円弧形状の隅部246,247を放電加工して隅部246,247の一部(円弧部)を除去し、隅部246,247を直角ないしほぼ直角形状としたが、断面形状は矩形状以外(例えば円形状、楕円形状、三角形状等)であってもよい。図10は、図5の変形例を示す図であり、ストレート部23および勾配部24が円形状に形成されている。ストレート部23の断面の形状とほぼ同じ外径のパイプ電極10を用い、ストレート部23の加工はパイプ電極10をZ軸方向にのみ送る。勾配部24の加工は、図6と同様に、パイプ電極10の周面および底面を用いて翼部21を層状に加工する。この場合にも、ストレート部23に対して傾斜した勾配部24の内壁面(傾斜内壁面24a)の両側の円弧部24b,24c(斜線部)がパイプ電極10により除去され、直角ないしほぼ直角形状の隅部が形成される。
上記実施形態では、勾配部加工工程を行った後に、内壁面加工工程を行い、さらにストレート部加工工程を行うようにしたが、各加工工程の手順はこれに限らない。例えば、勾配部加工工程を行った後に、ストレート部加工工程を行い、その後、内壁面加工工程を行うようにしてもよい。本発明による放電加工方法は、上述した放電加工機100(図1)以外によっても実現することができ、放電加工機の形態は上述したものに限らない。
上記実施形態では、タービンブレード20の冷却孔22の加工に対し本発明による放電加工方法を適用したが、広がり開口部、すなわちディフューザ形状を有する他の貫通孔を加工する場合にも、本発明による放電加工方法を同様に適用することができる。したがって、内壁面243の隅部246,247を加工する場合だけでなく、勾配部24の内壁面243に種々の加工を施す場合にも、本発明による放電加工方法を適用することができる。すなわち、本発明の特徴、機能を実現できる限り、本発明は実施形態の放電加工方法に限定されない。
図11および図12は、貫通孔の他の変形例である。各図の(a)は平面図、(b)は断面図である。図11および図12の変形例はともにストレート部がなく、勾配部24のみでワーク20に貫通孔が形成されたものである。図11の貫通孔の勾配部24は、4つの内壁面がホッパ状に形成されている。この4つの内壁面は、円柱または円筒形状の電極をその軸線が4つの各内壁面に垂直になるよう電極とワーク20とを傾斜させ、相対移動させて放電加工するので、各内壁面の交線部分24dは、ほぼアール0の直角に加工される。図12の貫通孔の勾配部24は、1つの内壁面だけで成っている。円柱または円筒形状の電極の軸線がこの内壁面に垂直になるように電極とワーク20とを傾斜させ、相対移動させて放電加工するので、垂直内壁面とのコーナー部分24eが同じくほぼアール0の直角に加工される。
本発明によれば、冷却孔の勾配部の内壁面に対してパイプ電極の軸線が垂直となるようにパイプ電極を配置しながら、ワークに対してパイプ電極を相対移動させて勾配部の内壁面を放電加工するようにしたので、勾配部の内壁面に、パイプ電極の電極径よりも小さい曲率半径のアール部等を容易に形成することができる。
10 パイプ電極
20 ワーク(タービンブレード)
22 冷却孔
23 ストレート部
24 勾配部
243 内壁面
L0 軸線
L1 中心軸線
20 ワーク(タービンブレード)
22 冷却孔
23 ストレート部
24 勾配部
243 内壁面
L0 軸線
L1 中心軸線
本発明は、円柱または円筒形状の電極を備えた放電加工機によってストレート部とストレート部に連なる勾配部とを有する貫通孔をワークに加工する放電加工方法であって、電極の軸線が貫通孔の深さ方向を向くように電極を配置しながら、ワークに対して電極を相対移動させて放電加工により勾配部を形成する勾配部加工工程と、軸線が貫通孔の深さ方向を向くように電極を配置しながら、ワークに対して電極を相対移動させて放電加工によりストレート部を形成するストレート部加工工程と、勾配部加工工程によって形成された勾配部の内壁面に対して軸線が垂直となるように電極を配置しながら、ワークに対して電極を相対移動させて勾配部の内壁面の両側の隅部を放電加工する内壁面加工工程とを含むことを特徴とする。
(2)内壁面加工工程
次いで、図7に示すように、パイプ電極10の底面が勾配部24の内壁面243に対向するようにワーク20の姿勢を変更する。すなわち、傾斜回転テーブル装置12の旋回部材14を、図6の状態から旋回軸Lbを中心に所定角度β(=90°−α)だけ傾斜させ、勾配部24の内壁面243が軸線L0に対し垂直となるようにワーク20を傾ける。
次いで、図7に示すように、パイプ電極10の底面が勾配部24の内壁面243に対向するようにワーク20の姿勢を変更する。すなわち、傾斜回転テーブル装置12の旋回部材14を、図6の状態から旋回軸Lbを中心に所定角度β(=90°−α)だけ傾斜させ、勾配部24の内壁面243が軸線L0に対し垂直となるようにワーク20を傾ける。
Claims (5)
- 円柱または円筒形状の電極を備えた放電加工機によって勾配部を有する孔をワークに加工する放電加工方法であって、
前記勾配部の内壁面に対して前記電極の軸線が垂直となるように前記電極を配置しながら、前記ワークに対して前記電極を相対移動させて前記勾配部の内壁面を放電加工する内壁面加工工程を含むことを特徴とする放電加工方法。 - 円柱または円筒形状の電極を備えた放電加工機によってストレート部と該ストレート部に連なる勾配部とを有する貫通孔をワークに加工する放電加工方法であって、
前記電極の軸線が前記貫通孔の深さ方向を向くように前記電極を配置しながら、前記ワークに対して前記電極を相対移動させて放電加工により前記勾配部を形成する勾配部加工工程と、
前記軸線が前記貫通孔の深さ方向を向くように前記電極を配置しながら、前記ワークに対して前記電極を相対移動させて放電加工により前記ストレート部を形成するストレート部加工工程と、
前記勾配部加工工程によって形成された前記勾配部の内壁面に対して前記軸線が垂直となるように前記電極を配置しながら、前記ワークに対して前記電極を相対移動させて前記勾配部の内壁面を放電加工する内壁面加工工程とを含むことを特徴とする放電加工方法。 - 請求項2に記載の放電加工方法において、
前記内壁面加工工程では、前記勾配部加工工程により形成された前記電極の電極径に応じた前記内壁面の円弧部を、前記電極を前記軸線回りに回転させながら前記電極の底面または周面により放電加工する放電加工方法。 - 請求項2または3に記載の放電加工方法において、
前記ストレート部加工工程は、前記ワークに対して前記電極を前記電極の軸線方向に相対移動させて断面を円形状に放電加工する放電加工方法。 - 請求項2〜4のいずれか1項に記載の放電加工方法において、
前記勾配部加工工程を行った後に、前記内壁面加工工程を行い、次いで前記ストレート部加工工程を行う放電加工方法。
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