JPWO2014013685A1 - 撮影状態識別マーカ、管理情報取得装置、管理情報取得方法、および、管理情報取得プログラム - Google Patents

撮影状態識別マーカ、管理情報取得装置、管理情報取得方法、および、管理情報取得プログラム Download PDF

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Abstract

管理対象物の管理を適切に行なうための撮影状態識別マーカ、管理情報取得方法、装置またはプログラムを提供する。撮影状態識別マーカは、隣接する幅の等しい縦の二重の線分でコントラスト比が所定値以上の二重の線分と、隣接する幅の等しい横の二重の線分でコントラスト比が所定値以上の二重の線分と、を含み、縦線の幅は管理対象物の縦の線分の幅を表し、横線の幅は前記管理対象物の横の線分の幅を表す。

Description

本発明は、撮影状態識別マーカ、管理情報取得装置、管理情報取得方法、および、管理情報取得プログラムに関する。
建築現場に設置された建築資材を管理する為に、現場管理者等は、建築資材自体に記載された文字やバーコード等の管理情報をカメラやスキャナ等で読み取る場合がある。
しかしながら、現場管理者等がカメラで管理情報を撮影する際、足元が不安定な場所がある。また、現場管理者等が管理情報を読み取る際、無理な撮影姿勢を強いられる場合がある。
また、そもそも撮影者の習熟度等が原因となり、ピンボケや手ぶれなどの画像劣化が発生してしまい、折角撮影した画像が使えないこともある。
このような事態により、大量の資材画像データを管理できない状況が生じる。
また、資材等の物品や撮像装置が高速に移動しているときには、現場管理者等が被写体を撮影する際に、どのタイミングでシャッターを押すと物品等に記載された文字ないし記号の読み取りが可能かを現場管理者等に把握可能な目安が存在しない。そのため、ピンボケや手ぶれなどの画像劣化が発生してしまい、折角撮影した画像が使えないこともある。
更に、物品等のどの箇所を撮影すれば必要な管理情報が撮像できるのか、現場管理者等にとって分からないといった問題も存在する。そのため、撮像した画像に必要な情報が含まれず、折角撮影した画像が使えないこともある。
特許文献1には、管理対象物にマーカを貼付することにより、管理対象物の状態を計測することができる情報識別用マーカの一例について記載されている。
また、特許文献2には、ビットに対応する行列状の桝目が仮想的に設定され、上記各桝目に記録すべきデジタル情報に応じた光学的に認識可能なマークの一例について記載されている。
特開2002−56371号公報 特開平8−249408号公報
しかし、特許文献1には、どのタイミングで画像を取り込むかの判断を行うことが示されていない。そのため、現場管理者等は、資材等の物品や撮像装置が高速に移動している状況において、文字や記号がブレなく読み取りができているかは認識できない。そのため、現場管理者等は、撮影が出来たとしても、撮影後の画像から文字や記号を読み取ることができない可能性がある。したがって、現場管理者等が、管理対象物の管理を適切に行なうことができないおそれがある。
また、特許文献2に示された方法では、管理対象物にもともと記載されている文字や記号に対して、後から貼り付けられた情報識別マークを使用する際に、一度管理対象物の文字や記号を2次元バーコード等の管理コードに変換して、その管理コードを管理者が貼付し直す必要がある。そのため、管理コード貼付時に情報識別マークを管理者が間違えると、以降の調査結果が誤った結果になってしまう。したがって、管理対象物の管理を適切に行なうことができないおそれがある。
そこで、本発明は、管理対象物の管理を適切に行なうことができる撮影状態識別マーカ、撮影状態識別マーカを用いた管理情報取得装置、方法、プログラムを提供することを一つの目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明の一形態は、隣接する幅がほぼ同一の縦方向の二重の線分であってコントラスト比が所定値以上である二重の線分と、隣接する幅がほぼ同一の横方向の二重の線分であってコントラスト比が所定値以上である二重の線分と、を含み、前記縦方向の線分の幅は管理対象物の縦方向の線分の幅を表し、前記横方向の線分の幅は前記管理対象物の横方向の線分の幅を表す撮影状態識別マーカを提供する。
また、本発明は、隣接する幅がほぼ同一の縦方向の二重の線分であってコントラスト比が所定値以上である二重の線分と、隣接する幅がほぼ同一の横方向の二重の線分であってコントラスト比が所定値以上である二重の線分と、を含み、前記縦方向の線分の幅は管理対象物の縦方向の線分の幅を表し、前記横方向の線分の幅は前記管理対象物の横方向の線分の幅を表す撮影状態識別マーカを取得する入力手段と、あらかじめ登録された前記撮影状態識別マーカと同一の形状の撮影状態識別マーカを検知した際、当該撮影状態識別マーカの前記縦方向の二重の線分の前記コントラスト比、及び、前記横方向の二重の線分の前記コントラスト比が共に所定のコントラスト以上になったことを検出する演算処理手段と、前記演算処理手段により検出された撮影状態識別マーカを記憶する記憶手段と、を備える管理情報取得装置を提供する。
また、本発明は、隣接する幅がほぼ同一の縦方向の二重の線分であってコントラスト比が所定値以上である二重の線分と、隣接する幅がほぼ同一の横方向の二重の線分であってコントラスト比が所定値以上である二重の線分と、を含み、前記縦方向の線分の幅は管理対象物の縦方向の線分の幅を表し、前記横方向の線分の幅は前記管理対象物の横方向の線分の幅を表す撮影状態識別マーカを取得し、あらかじめ登録された前記撮影状態識別マーカと同一の形状の撮影状態識別マーカを検知した際、当該撮影状態識別マーカの前記縦の二重の線分の前記コントラスト比、及び、前記横の二重の線分の前記コントラスト比が共に所定のコントラスト以上になったことを検出し、検出された撮影状態識別マーカを記憶する管理情報取得方法を提供する。
また、本発明は、隣接する幅がほぼ同一の縦方向の二重の線分であってコントラスト比が所定値以上である二重の線分と、隣接する幅がほぼ同一の横方向の二重の線分であってコントラスト比が所定値以上である二重の線分と、を含み、前記縦方向の線分の幅は管理対象物の縦方向の線分の幅を表し、前記横方向の線分の幅は前記管理対象物の横方向の線分の幅を表す撮影状態識別マーカを取得する入力ステップと、あらかじめ登録された前記撮影状態識別マーカと同一の形状の撮影状態識別マーカを検知した際、当該撮影状態識別マーカの前記縦の二重の線分の前記コントラスト比、及び、前記横の二重の線分の前記コントラスト比が共に所定のコントラスト以上になったことを検出する演算処理ステップと、前記演算処理手段により検出された撮影状態識別マーカを記憶手段に記憶する記憶ステップと、をコンピュータに実行させる管理情報取得プログラムを提供する。
また、本発明の目的は、上記のプログラムが格納されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体によっても達成される。
本発明は、管理対象物の管理を適切に行なうことができる撮影状態識別マーカ、管理情報取得方法、装置、プログラムを提供する。
本発明における撮影状態識別マーカの一構成を示す図である。 本発明における撮影状態識別マーカの一構成を示す図である。 本発明における撮影状態識別マーカの一構成を示す図である。 本発明における撮影状態識別マーカの一構成を示す図である。 本発明における撮影状態識別マーカの一構成を示す図である。 本発明における撮影状態識別マーカを用いた管理情報取得装置の一構成を示す図である。 本発明における撮影状態識別マーカを用いた管理情報取得装置の一動作フローを示す図である。 本発明における撮影状態識別マーカの利用例を示す図である。 本発明における撮影状態識別マーカの一構成を示す図である。 本発明における撮影状態識別マーカを用いた管理情報取得装置の一構成を示す図である。 本発明における管理情報取得装置を実現可能な情報処理装置(コンピュータ)のハードウェア構成例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
なお、以下の説明における装置等を構成する各部は、論理回路等のハードウェアによって構成される。図11は、後述する管理情報取得装置10を実現可能な情報処理装置(コンピュータ)のハードウェア構成例を示す図である。図11に示すように、管理情報取得装置10は、CPU(Central Processing Unit)20、メモリ30、HDD(ハードディスクドライブ)40、図示しないネットワークを介して通信を行う通信IF(インタフェース)50、及びCD等の記憶媒体80に記憶された情報を読み取り可能なリーダーライター60を有する。これらの構成要素は、バス70を通して互いに接続されており、互いにデータの入出力を行う。各部は、ハードウェアとソフトウェアの任意の組合せによって実現されてもよい。そして特に断りのない限り、その実現方法、装置は限定されない。
また、制御部は、CPU20などからなり、OS(Operating system)を動作させて装置等の全体を制御する。CPU20は、例えばメモリ30またはHDD40に記憶されているコンピュータプログラム(以下、「プログラム」と称する)やデータを読み出し、読み出したデータを基にプログラムを実行することによりこれに従って各種の処理を実現する。または、管理情報取得装置10は、CPU20が記憶媒体80に記憶されているプログラムを実行することにより実現されてもよい。不揮発性の記録媒体80は、例えば光ディスク、フレキシブルディスク、磁気光ディスク、外付けハードディスク、半導体メモリ等であって、プログラムをコンピュータが読み取り可能に記録する。また、プログラムは、通信IF50あるいはリーダーライター60を介して、図示しない外部コンピュータからダウンロードされてもよい。図11に示す管理情報取得装置10のハードウェア構成例は、後述する各実施形態にも適用可能である。尚、管理情報取得装置10は専用の装置であってもよい。
<概要>
次に、以下に説明する各実施形態に共通する技術の概要について説明する。
図1は、本発明の各実施形態に共通する概念を説明する図であり、撮影状態識別マーカ1を示す図である。図2に示すように撮影状態識別マーカ1は、管理対象物である文字、番号、記号等(以下、対象物2と呼ぶ)の周辺に配置される。
ここで、後述のように、撮影状態識別マーカ1は、二重の線(図1の黒線と白線とからなる二重線あるいは二重以上の線)で構成される。図1および図2に示すように、内側の縦線1bの幅(A1)は対象物2の縦の線分の幅(A)とほぼ同一に構成される。内側の横線1dの幅(B1)は対象物2の横の線分の幅(B)とほぼ同一に構成される。なお、図9に示すように、撮影状態識別マーカ1は四角形である必要は無い。更に、二重の線(図1の黒線と白線とからなる二重線あるいは二重以上の線)のコントラスト比 (明暗差)は、対象物2が記載されている周辺と対象物とのコントラスト比と、等しいことが望ましい。
また、二重線の外側の縦の線分1aの幅と内側の縦の線分1bの幅はほぼ同一に構成される。すなわち、図1に示すように、縦外側線1aの幅と縦内側線1bの幅とはいずれもA1であり等しい幅である。また、二重線の外側の横の線分1cと内側の横の線分1cの幅はほぼ同一に構成される。すなわち、図1に示すように、横外側線1cの幅と横内側線1dの幅とはいずれもB1であり等しい幅である。
後述の管理情報取得装置10は、撮影状態識別マーカ1の存在を検知する。管理情報取得装置10は、撮影状態識別マーカ1が精確に読み取れたか否かを判定する。管理情報取得装置10が撮影状態識別マーカ1を精確に読み取れた場合、管理情報取得装置10は、撮影状態識別マーカ1と同程度の幅で構成されている対象物2も精確に読み取れていると考えられる。そのため、読み取りが困難な対象物2自体を読み取らずとも、対象物2が精確に読み取れていることが保障される。
なお、撮影状態識別マーカ1は、対象物2を囲む最小の四角形で対象物2を囲んだ際の長手方向に対して、長手方向の両側の外側に1つずつ(計2つ)配置されることが望ましい(例えば、図2、3参照)。この理由を下記に説明する。
まず、対象物2の近傍に1つだけ撮影状態識別マーカ1が配置されており、かつ、撮影状態識別マーカ1の近傍に回転軸が存在している場合を想定する。この場合、対象物2が回転している可能性がある。そのため、仮に管理情報取得装置10が撮影状態識別マーカ1を読み取れたとしても、管理情報取得装置10が対象物2を精確に読み取れていることは保障されない。
これに対し、対象物2を四角形で囲んだ際の長手方向に対して、長手方向の両側の外側に1つずつ撮影状態識別マーカ1が配置された場合を想定する。この場合、管理情報取得装置10が両側に配置された撮影状態識別マーカ1の両方を読み取れたとすると、管理情報取得装置10がその内側に存在している対象物2も精確に読み取れていることが保障される。
このような撮影状態識別マーカ1が対象物2の周辺に配置されると、管理情報取得装置10は、撮影状態識別マーカ1の存在を検知することにより、その周辺に存在する対象物2が精度よく撮影できる状態であるか否かを判定することができる。
<実施形態1>
次に、本発明の第1の実施形態について図面を用いて説明する。図2には、本実施の形態にかかる撮影状態識別マーカ1の例が示されている。
撮影状態識別マーカ1は、管理対象物である文字、番号、記号等(対象物2)の周辺に貼付される。撮影状態識別マーカ1は、例えば、対象物2を長方形で囲んだ場合の長手方向に2か所配置される。なお、上述のように、長手方向の両側に1つずつ撮影状態識別マーカ1が配置されることが望ましいが、両側に限らず、回転に対しても対象物2の精度を保てるような位置に適宜撮影状態識別マーカ1が配置されても良い。
撮影状態識別マーカ1において、撮影状態識別マーカ1の二重線の内側の線分の縦線1bの幅A1は対象物2の縦線分の幅Aとほぼ同じ幅である。撮影状態識別マーカ1の二重線の内側の線分の横線1dの幅B1は対象物2の横線分の幅Bとほぼ同じ幅である。
また、撮影状態識別マーカ1において、内側の四角形に挟まれた領域の縦の幅は、線分の縦線の幅A1と同一の幅A1である。横の幅は線分の横線の幅B1と同一の幅B1である。ここで、AとA1、BとB1との関係は、例えば±10%以下の値である。
また、図2に示す例においては、二重線の外側に、さらに太い線(幅C1の縦線とD1の横線)が設けられている。当該太線は、撮影状態識別マーカ1自体の存在を検知させやすくするための線である。したがって、撮影状態識別マーカ1の二重線の外側の縦幅C1および横幅D1の太さは問わない。C1≧A1とD1≧B1の関係であることが、撮影状態識別マーカ1の存在がより発見しやすくなるために望ましい。
また、図2に示す例では、撮影状態識別マーカ1が長手方向の外側に2か所、対象物2に対して斜め方向に配置されている。撮影状態識別マーカ1は、図3に示すように対象物2に対して真っ直ぐに配置されても良い。また、図4に示すように撮影状態識別マーカ1が1つであっても、対象物2を四角形で囲んだ長手方向の両端に前記条件に応じた二重線があれば良い。更に図5に示すような撮影状態識別マーカ1であっても、前記条件に応じた二重線があれば良い。また、上述のように、回転に対して対象物2の精度を保障できる位置に撮影状態識別マーカ1が設置されれば、その配置位置は限定されない。
次に、撮影状態識別マーカ1を用いて対象物2の情報を読み取る管理情報取得装置10について説明する。図6は管理情報取得装置10の一例を示すブロック図である。
管理情報取得装置10は、入力部11、演算処理部12、記憶部13を備える。
入力部11は、画像等の外部情報を取得するカメラやスキャナなどの撮像装置から情報を取得する。入力部11は、管理情報取得装置10に取得した情報を取り込む。
演算処理部12は、マーカ探索器121、判定器122、マーカ切り出し器123、記憶器124、通知器125を備える。
マーカ探索器121は、あらかじめ記憶している撮影状態識別マーカ1を入力部11が取り込んだ画像から探索する。
判定器122は、マーカ探索器121が撮影状態識別マーカ1を検出すると、そのマーカが同一の画像内に2つ検出されたか否かを判定する。
マーカ切り出し器123は、判定器122によって撮影状態識別マーカ1が2つ検出されると、画像内から撮影状態識別マーカ1を切り出す。
記憶器124は、当該画像データを記憶部13に記憶させる。通知器125は、撮影成功をカメラの使用者に通知する。なお、カメラは、管理情報取得装置10と一体として設けられても良い。カメラと管理情報取得装置10とが有線あるいは無線で情報通信を行なうことで、カメラで撮像した画像を管理情報取得装置10が取得しても良い。
なお、演算処理部12は、例えば、撮影状態識別マーカ1の内側の線分と周辺とのコントラスト比(図1に示す例では白黒のコントラスト比)が、当該マーカの縦線と横線の4箇所で、2つのマーカとも閾値σを越えている場合に、撮影状態識別マーカ1は対象物2が読み取れる精度で撮影されていると判断する。閾値σは、例えば、予め登録されている撮影状態識別マーカ1の明るい部分と暗い部分の比の50〜70%である。
なお、図1に示す例では、二重線が白と黒で表現されているが、二重線の色は特段限定されない。例えば、白い部分は透明であっても良い。このように、同程度の幅をもつ、コントラストが所定以上の線分が二重に隣接することで、カメラは撮影状態識別マーカ1の存在を精確に把握することができる。また、撮影状態識別マーカ1を構成する二重線分のうち一方の線分の輝度値は対象物2と同じ輝度値であっても良い。さらに、撮影状態識別マーカ1を構成する二重線分のうち一方の線分の輝度値は対象物2と同じ輝度値であり、他方の線分の輝度値は対象物2の記載された背景と同じ輝度値であっても良い。このように、撮影状態識別マーカ1が対象物2の特性(幅、輝度値等)を備えることにより、カメラが対象物2を精確に撮影できることが、より保障される。
次に、図7を用いて、図1に示す撮影状態識別マーカ1を検出し対象物2を取得する演算処理部12の動作フローを示す。
図6に示す入力部11から入力された画像は演算処理部12に入力される。演算処理部12では、マーカ探索器121が、あらかじめ記憶している撮影状態識別マーカ1を、入力された画像から探索する(ステップC1)。すなわち、マーカ探索器121は、二重線分の中で、管理者が読み取りたい対象物2の特性を反映した撮影状態識別マーカ1のみを探索することができる。
撮影状態識別用マーカ1が検出されると、判定器122は、そのマーカが同一の画像内に2つ検出されたかを判定する(ステップC2)。マーカ探索器121は、撮影状態識別マーカ1が2つ検出されるまで、撮影状態識別マーカ1の探索を続ける(ステップC2、No)。
撮影状態識別用マーカ1が2つ検出されたら(ステップC2においてYes)、マーカ切り出し器123は、その画像から撮影状態識別マーカ1の切り出しを行う(ステップC3)。
次に、記憶器124は、当該画像を図6に示す記憶部13に記憶させる(ステップC5)。その後、通知器125は撮影成功を示す旨をカメラの使用者に通知し処理を終了する(ステップC6)。
次に、本発明の具体例について説明する。
図8は本発明の対象物2を、カメラ4を用いて管理する一方法に関して示した図である。図8は、対象物2が道の側面に配置された柱3に付けられた番号である場合を示している。番号がチョークなどで記載されている場合、番号自体のサイズが大きくとも、その線が細いという可能性がある。そのため適切に対象物2をカメラ4で撮影できない場合がある。そこで、管理者等は、図2に示すような撮影状態識別マーカ1を柱3に付する。
資材等が柱や線路などの場合のように、管理者等が長い距離に渡って資材等を管理する必要がある場合を想定する。この場合の管理方法として、管理者等は、車や電車などを利用して移動しながら対象物2をカメラ4で撮影する、という管理方法が考えられる。
その場合、管理者等は、図2に示すように、撮影状態識別マーカ1の外側の線を太め(例えば、C1>2×A1)に設定し、内側の線を二重にすることで、撮影状態識別マーカ1自体の存在を検知されやすくすることができる。そのため、管理情報取得装置10は、カメラ4が移動中でも撮影状態識別マーカ1の全体を捉えることができる。また、管理情報取得装置10は、内側の線のコントラスト比から対象物2が読み取れる画像データを取得することが可能となる。
図8に示す例では、道路の壁の柱3に管理用の番号と撮影状態識別マーカ1が貼付されている。管理者等は、工事作業中にこの管理用番号(対象物2)をカメラ4で撮影する。管理情報取得装置10を搭載した自動車が壁面に沿って走行している際、演算処理部12が撮影状態識別マーカ1を検出できた時に当該対象物2を読み取ることによって、対象物2の設置個所の確認が可能となる。これにより、管理者等は、例えば他の場所で問題が発生した際に直ぐに同様の資材を使用した柱がどこに設置されているかが分かるようになり、事故などを未然に防ぐことが可能となる。
また、鉄道の枕木の管理番号に対して撮影状態識別マーカ1が貼付される場合を想定する。この場合、保線電車が下向きにカメラ4を設置し移動しながら枕木の管理番号を撮影することにより、人手による管理を最小限にすることが可能となる。
更に、建築現場で建築資材が目的の場所に設置されたことを示す確証を作業員が撮影する際に、作業員のスキルを問わずに良好な状態で確証を撮影することが可能となる。すなわち、撮影者はカメラ4を向けるだけでよいため、足場の良くない現場でも良好が画像を得られ、撮影不良が防止される。
その他、設備品の計器の周辺に撮影状態識別マーカ1が貼付されることで、計器の数値を読みやすい状態で自動的に撮影することが可能である。また、OCR(Optical Character Recognition)などとの組み合わせにより、自動で計器の数値や文字が読み取られることを可能とする。このような例によれば、対象物2を適切に管理することが可能である。
<実施形態2>
図4に示す撮影状態識別マーカ1は、例えば、対象物2が記載されている長方形の長手方向に十分なスペースが無い場合に使用されるマーカである。撮影状態識別マーカ1は、一つのマークで構成されている。撮影状態識別マーカ1は、縦の線分の位置が対象物2の端と同じ位置か、もしくは対象物2の外側に位置している。
なお、このように撮影状態識別マーカ1が一つのマークで構成されていたとしても、演算処理部12は、縦の線分の両端のコントラスト比の算出と、縦の線分付近の横の線分のコントラスト比の算出とを行い、どちらも閾値σ以上になった場合に対象物2の読み取りを行う。
このような例によれば、対象物2が記載されている長方形の長手方向に十分なスペースが無い場合であっても対象物2を適切に管理することが可能である。
<実施形態3>
図5に示す撮影状態識別マーカ1は、マーカ自体が正方形である必要は無い例である。上述のように、撮影状態識別マーカ1の横の線分の長さは、対象物2の幅以上に確保されていれば良い。このような撮影状態識別マーカ1は、例えば、対象物2が記載されている長方形の長 このような例によれば、対象物2が記載されている長方形の長手方向に十分なスペースが無い場合であっても対象物2を適切に管理することが可能である。
<実施形態4>
図10は管理情報取得装置10の一例を示すブロック図である。
管理情報取得装置10は、入力部11、演算処理部12、記憶部13を備える。
入力部11は、撮影状態識別マーカ1を取得する。演算処理部12は、あらかじめ登録された前記撮影状態識別マーカ1と同一の形状の撮影状態識別マーカ1を検知した際、当該撮影状態識別マーカ1の前記縦方向の二重の線分の前記コントラスト比、及び、前記横方向の二重の線分の前記コントラスト比が共に所定のコントラスト以上になったことを検出する。記憶部13は、演算処理手段により検出された撮影状態識別マーカ1を記憶する。
このような例によれば、管理対象物の管理を適切に行なうことができる。 以上のように、本発明は、機材等を管理する文字列やバーコードの近傍に貼付する撮影状態識別マーカを提供する。本発明によれば、撮影状態識別マーカにより機材を管理する文字列やバーコードの読み取りを保障することができる。なぜなら、撮影状態識別マーカは管理対象物にあらかじめ記載されている文字や記号の線幅とほぼ同じ線幅を持ったマーカで構成されているため、その線分が識別できることは、管理対象物の文字や記号の画像にブレなく読み取れる事を保証するからである。
また本発明によれば、管理対象物を撮影するカメラが高速に移動していた場合でも、カメラで撮影された画像の中で撮影状態識別マーカが撮影されている画像を選択することで管理対象物の確認が可能となる。その理由は、コントラストがはっきりとしたブレのない撮影状態識別マーカが検出された場合に画像が取得されるため、その近傍(例えば2つの撮影状態識別マーカの内部)に記載されている文字や記号についてもブレが無いことが保障されるからである。
また、本発明によれば、管理対象物の管理において、マーカの貼り間違えによる管理間違えが発生しない。その理由は、これまでは管理対象物の文字や記号を登録し、二次元バーコード等の機械が読み取りやすい記号に変換した管理マーカを管理対象物に貼付する作業を行っていたが、その作業がなくなるためである。すなわち、本発明によれば、管理対象物に対して撮影状態識別マーカを貼付するだけで良く、文字や記号そのものに変更を加えないため、管理間違えが発生しない。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
この出願は、2012年7月18日に出願された日本出願特願2012−159137を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1 撮影状態識別マーカ
1a 縦外側線
1b 縦内側線
1c 横外側線
1d 横内側線
2 対象物
3 柱
4 カメラ
10 管理情報取得装置
11 入力部
12 演算処理部
13 記憶部
121 マーカ探索器
122 判定器
123 マーカ切り出し器
124 記憶器
125 通知器
20 CPU
30 メモリ
40 HDD
50 通信IF
60 リーダーライター
70 バス
80 記憶措置

Claims (10)

  1. 隣接する幅がほぼ同一の縦方向の二重の線分であってコントラスト比が所定値以上である二重の線分と、隣接する幅がほぼ同一の横方向の二重の線分であってコントラスト比が所定値以上である二重の線分と、を含み、
    前記縦方向の線分の幅は管理対象物の縦方向の線分の幅を表し、前記横方向の線分の幅は前記管理対象物の横方向の線分の幅を表す撮影状態識別マーカ。
  2. 前記管理対象物を囲む最小の四角形で前記管理対象物を囲んだ際の、当該四角形の長手方向の両端の外側に配置される請求項1に記載の撮影状態識別マーカ。
  3. 前記縦方向の二重の線分と前記横方向の二重の線分とが四角形となるように構成された請求項1乃至2のいずれかに記載の撮影状態識別マーカ。
  4. 請求項3に撮影状態識別マーカであって、前記管理対象物を囲む最小の四角形で前記管理対象物を囲んだ際の、当該四角形の長手方向よりも長い辺を備える四角形で構成される撮影状態識別マーカ。
  5. 前記縦方向の二重の線分または前記横方向の二重の線分の少なくとも一方は、さらに隣接するコントラスト比が所定以上の線分を含む請求項1乃至4のいずれかに記載の撮影状態識別マーカ。
  6. 前記縦方向の二重の線分のうちの一方と、前記横方向の二重の線分のうちの一方の線分は、前記管理対象物と同じ輝度である請求項1乃至5のいずれかに記載の撮影状態識別マーカ。
  7. 前記縦方向の二重の線分の幅以上の幅をもち、当該縦方向の二重の線分に平行な線分と、前記横方向の二重の線分の幅以上の幅をもち、当該横方向の二重の線分に平行な線分と、からなり、前記縦方向の二重の線分と前記横方向の二重の線分とを囲む外周の線分をさらに含む、請求項1乃至6のいずれかに記載の撮影状態識別マーカ。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の撮影状態識別マーカを取得する入力手段と、
    あらかじめ登録された請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の前記撮影状態識別マーカと同一の形状の撮影状態識別マーカを検知した際、当該撮影状態識別マーカの前記縦方向の二重の線分の前記コントラスト比、及び、前記横方向の二重の線分の前記コントラスト比が共に指定のコントラスト以上になったことを検出する演算処理手段と、
    前記演算処理手段により検出された撮影状態識別マーカを記憶する記憶手段と、を備える管理情報取得装置。
  9. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の撮影状態識別マーカを取得し、 あらかじめ登録された請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の前記撮影状態識別マーカと同一の形状の撮影状態識別マーカを検知した際、当該撮影状態識別マーカの前記縦方向の二重の線分の前記コントラスト比、及び、前記横方向の二重の線分の前記コントラスト比が共に所定のコントラスト以上になったことを検出し、
    検出された撮影状態識別マーカを記憶する管理情報取得方法。
  10. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の撮影状態識別マーカを取得する入力ステップと、
    あらかじめ登録された請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の前記撮影状態識別マーカと同一の形状の撮影状態識別マーカを検知した際、当該撮影状態識別マーカの前記縦方向の二重の線分の前記コントラスト比、及び、前記横方向の二重の線分の前記コントラスト比が共に指定のコントラスト以上になったことを検出する演算処理ステップと、
    前記演算処理手段により検出された撮影状態識別マーカを記憶手段に記憶する記憶ステップと、をコンピュータに実行させる管理情報取得プログラム。
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