JPWO2014002325A1 - 携帯端末、無線通信システム、及び無線通信方法 - Google Patents

携帯端末、無線通信システム、及び無線通信方法 Download PDF

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Abstract

簡易なユーザ操作に基づいて、携帯端末を通常の動作モードから特定のエリアに応じた動作モードに切り替え、ユーザがエリアを出たことを検出して通常の動作モードに戻す通信端末を提供する。近距離無線通信用の通信タグと近距離無線通信を行う近距離無線通信手段(111)と、近距離無線通信よりも通信距離の長い中距離無線通信を行う中距離無線通信手段(13)と、近距離無線通信手段(111)が通信タグ(12)と通信を確立したときに、動作モードを通常動作モードから特定動作モードに変更し、特定動作モードに応じた特定のアプリケーションを起動させ、起動させた特定のアプリケーションを用いて中距離無線通信手段(13)に所定の通信装置との中距離無線通信を行わせる動作モード切替手段(113)とを備える。中距離無線通信手段が所定の通信装置との通信ができなくなったときに、特定のアプリケーションを終了させて、通常動作モードに移行させる。

Description

本発明は、無線通信を行う携帯端末、無線通信システム、無線通信方法及びプログラムを格納した非一時的なコンピュータ可読媒体に関する。
近年、スマートフォンをはじめとする携帯端末は、実生活のあらゆる場面で利用されている。携帯端末には、生活に必要なあらゆるアプリケーションが一括して保持される。しかしながら、実生活の場面に応じて、ユーザが必要なアプリケーションを選択するためには、必要なアプリケーションを呼びだすためのユーザ操作が必要となる。
これに対し、特許文献1には、携帯端末の動作モードを切り替えるためのユーザ操作を簡易化した端末が開示されている。具体的には、特許文献1には、近距離無線通信によって近接する機器を検出する近距離無線手段と、動作モードの切替指示の受け付けに応じて、動作モードを切り替える切替制御手段と、近距離無線通信によって検出した機器情報を記憶する履歴情報格納手段を備えた移動通信端末が開示されている。この装置では、ユーザの動作モードの切替え要求を受け付けると、履歴情報格納手段に格納された情報に基づいて、移動通信端末の動作モードを切り替える。
また、特許文献2には、携帯端末装置と複合機がNFC通信でBluetooth(登録商標)通信に必要な通信設定情報を送信し、この通信設定情報を用いて、携帯端末装置が複合機と通信するシステムが開示されている。具体的には、特許文献2には、互いに異なる通信範囲を有する第1の通信手段と第2の通信手段を備える情報処理装置が開示されている。第1の通信手段は、携帯端末装置が第1の通信手段の通信範囲内に存在した場合に、第2の通信手段の通信を確立するための通信設定情報を送信する。第2の通信手段は、第1の通信手段によって受信した通信設定情報に基づいて、携帯端末装置から受信される文章又は画像といった情報の処理を行う。
特開2010−245632号公報 特開2009−135865号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたシステムでは、近距離無線通信により自動検出された機器情報等に基づいて携帯端末の動作モードを切り替えるため、ユーザの意図していない動作モードに勝手に移行するおそれがある。
また、特許文献2に開示されたシステムでは、複合機等の操作対象に対して、携帯端末から特定の制御命令を送信した後は、当該操作対象から所望の動作が完了すると、シーケンスが終了する。そのため、次の制御命令を行うためには、再びNFC通信を行い、操作対象を操作するための設定情報を取得しなければならない。
本発明は、このような問題点に対してなされたものであり、簡易なユーザ操作に基づいて、携帯端末を通常の動作モードから特定のエリアに応じた動作モードに切り替えると共に、ユーザがエリアを出たことを検出して通常の動作モードに戻すことができる携帯端末、無線通信システム、無線通信方法を提供することを目的とする。
本発明に係る無線通信システムの一態様は、近距離無線通信用の通信タグと近距離無線通信を行う近距離無線通信手段と、前記近距離無線通信よりも通信距離の長い中距離無線通信を行う中距離無線通信手段と、前記近距離無線通信手段が前記通信タグと通信を確立したときに、動作モードを通常動作モードから特定動作モードに変更し、前記特定動作モードに応じた特定のアプリケーションを起動させ、起動させた前記特定のアプリケーションを用いて前記中距離無線通信手段に所定の通信装置との前記中距離無線通信を行わせる動作モード切替手段とを備え、前記動作モード切替手段は、前記中距離無線通信手段が前記所定の通信装置との通信ができなくなったときに、前記特定のアプリケーションを終了させて、前記通常動作モードに移行させることを特徴とする。
また、本発明の無線通信方法の一態様は、近距離無線通信用の通信タグと近距離無線通信を行い、前記通信タグと通信を確立したときに、動作モードを通常動作モードから特定動作モードに変更し、前記特定動作モードに応じた特定のアプリケーションを起動させると共に、所定の通信装置と前記近距離無線通信よりも通信距離の長い中距離無線通信を行い、前記中距離無線通信の所定の前記通信装置との通信ができなくなったときに、前記特定のアプリケーションを終了させて、前記通常動作モードに移行させることを特徴とする。
本発明によれば、簡易なユーザ操作に基づいて、携帯端末を通常の動作モードから特定のエリアに応じた動作モードに切り替えると共に、ユーザがエリアを出たことを検出して通常の動作モードに戻すことができる。
本発明の実施の形態1に係る無線通信システムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る無線通信システムの使用例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る無線通信システムの携帯端末の構成を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る無線通信システムの参照テーブルを示す図である。 本発明の実施の形態1に係る無線通信システムの動作を示すシーケンスチャートである。 図5に続くシーケンスチャートである。 本発明の実施の形態2に係る無線通信システムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態3に係る無線通信システムの構成を示す図である。 本発明の応用例1の構成を示す図である。 本発明の応用例1の動作モードの切替え例を示す図である。 本発明の応用例1の動作モードの切替え例を示す図である。 本発明の応用例2の構成を示す図である。
実施の形態1
以下、添付した図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る無線通信システムの構成を示す図である。この無線通信システム100は、携帯端末11、通信タグ12、及び中距離無線通信装置13を備えている。
携帯端末11は、スマートフォン、携帯電話端末、PDA(Personal Data Assistance)により構成することができる。通信タグ12は、携帯端末11と近距離無線通信を行う。ここで、「近距離無線通信」とは、一般に、NFC(Near field communication)と呼ばれ、その通信距離は数mmから10cm程度である。
中距離無線通信装置13は、携帯端末11と無線通信を行う。ここで、「中距離無線通信」とは、近距離無線通信よりも通信距離が長い通信であるとする。具体的には、その通信距離は、数m程度であり、WiFi(Wireless Fidelity)、Bluetooth(登録商標)、赤外線通信等を用いることができる。なお、以下では、中距離無線通信装置13を、Wifi(Wireless Fidelity)アクセスポイントとして説明を行う。また、図1において、中距離無線通信装置13の通信エリアを、エリア14として示す。
無線通信システム100では、図2に示すように、ユーザが携帯端末11を通信タグ12にタッチ(接触、若しくは、ほぼ接触させる)したことをトリガとして、携帯端末11に所定のエリア14に入ったことを認識させる。所定のエリア14に入ったことを認識した携帯端末11は、動作モードを、通常の動作モードから、エリア14に応じた特定動作モードに変更する。具体的には、携帯端末11は、通常の動作モードから特定動作モードに切り替わると、その特定動作モードに応じたアプリケーションを起動する。携帯端末11は、変更された特定動作モード下で、エリア14内に設置されている中距離無線通信装置13と中距離無線通信を行う。また、エリア14からユーザが出て、携帯端末11と中距離無線通信装置13との通信が途絶えると、携帯端末11はエリア14から出たと認識し、特定動作モードを終了させ、通常動作モードに移行する。
ここで、「通常動作モード」とは、携帯端末11に設定されたエリア14外での動作モードであり、「特定動作モード」とは、エリア14に特化した特有の動作モードを示すものとする。また、特定動作モードでは、携帯端末11上で起動するアプリケーションの種類を変更するアプリケーションが起動される。若しくは、特定動作モードでは、携帯端末11の表示部に表示するアプリケーションの種類や配置を変更するアプリケーションが起動される。また、特定動作モードでは、携帯端末11の通信方式、電波強度等が通常動作モードのものから変更される。
通信タグ12は、エリア14に対応付けられて設置される。具体的には、通信タグ12は、図1のように、エリア14の内側に設置されるか、エリア14に近接してエリア14の外側に設置されることにより、エリア14に対応付けられている。エリア14外に通信タグ12を設置する場合には、通信タグ12を、エリア14若しくはエリア14に設置された中距離無線通信装置13から所定の距離に配置すればよい。例えば、ある部屋全体にエリア14が存在する場合には、エリア14外の部屋の入口に、通信タグ12を設置するように構成することができる。
図3は、本発明の実施の形態1に係る無線通信システム100の携帯端末11の構成を示す図である。この携帯端末11は、近距離無線通信部111、中距離無線通信部112、及び動作モード切替部113を有している。なお、近距離無線通信部111、中距離無線通信部112、及び動作モード切替部113は、携帯端末11の図示しないCPU(Central Processing Unit)が、所定のプログラムを実行することにより実現される。
近距離無線通信部111は、所定のエリア14に設置された通信タグ12と近距離無線通信を行う。中距離無線通信部112は、中距離無線通信機器13と中距離無線通信を行う。動作モード切替部113は、近距離無線通信部110が通信タグ12と近距離無線通信を行ったことを検出することで、携帯端末11が、当該エリア14に入ったことを検出する。動作モード切替部113は、通信タグ12との通信が確立されたことを検出すると、入ったエリア14に応じたアプリケーションを用いて動作モードを特定動作モードに設定する。具体的には、特定動作モードに応じた特定のアプリケーションを起動する。そして、携帯端末11は、特定動作モード下で中距離無線通信装置13と中距離無線通信を行う。
そして、動作モード切替部113は、ユーザが中距離無線通信機器13から離れることにより、無線通信部111と中距離無線通信機器13との通信が不可能な状態になると、特定動作モードを終了させ、通常動作モードに戻す。具体的には、特定アプリケーションを終了し、通常の動作モードのアプリケーションを起動する。なお、動作モード切替部113は、無線通信部111と中距離無線通信機器13との通信が不可能な時間が、連続して所定の時間を経過した場合に、特定動作モードを終了させるようにしても良い。
携帯端末11は、図4に示すような参照テーブルを参照することにより、エリア14に応じた特定動作モードに切り替える。参照テーブルは、中距離無線通信装置13のIDと通信タグ12のIDの組み合わせに対し、特定動作モードが対応付けられている。なお、中距離無線通信装置13と通信タグ12が1対1に対応している場合、すなわち、中距離無線通信装置13のエリア14内に通信タグ12が1つしか設置されていない場合には、通信タグ12のID又は中距離無線通信装置13のIDのいずれか一方と、設定する特定動作モードに関する情報を対応付けて参照テーブルを構成してもよい。またエリア14内に複数の通信タグ12と中距離無線装置13とが設置されており、それぞれの通信タグ12と中距離無線装置13とが1対1に対応づけられている場合も、いずれか一方と、特定動作モードに関する情報とを対応づけて参照テーブルを構成しても良い。
参照テーブルは、携帯端末11自身が保持し、直接携帯端末11が参照テーブルを参照できるように構成することができる。若しくは、中距離無線通信装置13や、外部のサーバに参照テーブルを保持し、携帯端末11が、受信した中距離無線通信装置13のIDと通信タグ12のIDを送信することにより、中距離無線通信装置13や外部のサーバから、動作モードに関する情報を取得するように構成してもよい。また、通信タグ12が参照テーブルを保持し、携帯端末11が通信タグ12との接続を確立すると、通信タグ12のIDと中距離無線装置13のIDと動作モードに関する情報を取得するように構成しても良い。
なお、この参照テーブルの特定動作モードは、ユーザ自身が、通信タグ12毎に自由に設定することができる。例えば、ユーザは、ある通信タグ12に対し、表示部に表示させるアプリケーションの種類や配置を任意に登録できる。なお、1つの特定動作モードには、複数の設定情報を定義することができる。具体的には、ある特定動作モードAに対して、テレビの操作画面を表示するアプリケーションを起動すると共に、映画を配信する外部サーバにアクセスするアプリケーションを表示させる、というように2以上の設定情報を登録することができる。また、特定動作モード毎に設定される通信端末11の各種設定は、予め外部サーバから携帯端末11にダウンロードするように構成してもよい。
ここで、通信タグ12に対応付けられた特定動作モードにおける携帯端末11の各種設定は、ユーザ毎に自由に設定することができる。具体的には、1つの通信タグ12に対して、あるユーザは、特定動作モードAを対応付け、同じ通信タグ12に対して、他のユーザは、特定動作モードBを対応付けることができる。
次に、このように構成された通信システムの動作について説明を行う。図5及び図6は、本発明の実施の形態1に係る無線通信システム100の動作を示すシーケンスチャートである。中距離無線通信装置13は、定期的に、エリア14に自己の識別情報(ID:Identification)を送信している(ステップS1)。携帯端末11は、中距離無線通信装置13の通信エリアであるエリア14外に位置するときは、通常動作モードに設定されている(ステップS2)。通常動作モードにおいて、携帯端末11は、近距離無線通信を行うための準備を開始する(ステップS3)。
ユーザがエリア14に入り、携帯端末11がエリア14に移動すると、中距離無線通信装置13から定期的に発行される中距離無線通信装置13のIDが、携帯端末11の中距離無線通信部112で受信される。中距離無線通信装置13のIDを受信したことをトリガとして、携帯端末11の動作モード切替部113は、携帯端末11が所定のエリア14に入ったことを検出する。そして、無線通信部111は、中距離無線通信装置13へのアクセスを開始する(ステップS4)。なお、携帯端末11の表示部に、エリア14に入ったことを示す情報を表示し、ユーザに知らせるように構成してもよい。
ユーザが、通信タグ12に携帯端末11をタッチすると、通信タグ12が起動する(ステップS5)。そして、通信タグ12は、自己のIDを近距離無線通信により携帯端末11に発信する(ステップS6)。携帯端末11の近距離無線通信部111は、通信タグ12からIDを受信する(ステップS7)。IDを受信した近距離無線通信部111は、通信タグ12と近距離通信を行ったことを示す情報を動作モード切替部113に出力する。携帯端末11の動作モード切替部113は、図4に示す参照テーブルを参照し、中距離無線通信装置13のIDと通信タグ12のIDの組み合わせに対応付けられた特定動作モードがあるか検索する(ステップS8)。
なお、携帯端末11と中距離無線通信装置13との接続を確立させるためには、上記のように中距離無線通信装置13のIDを受信したことをトリガとしなくてもよい。例えば、ユーザが携帯端末11を通信タグ12にタッチして、通信タグ12に割り当てられたIDと中距離無線通信装置13に割り当てられているIDとが近距離無線通信により携帯端末11に送信されれば、携帯端末11が通信タグ12のIDのみを受信したことをトリガとして、携帯端末11の中距離無線通信部112と中距離無線通信装置13との接続を確立するように構成しても良い。
そして、ステップS8において、中距離無線通信装置13のIDと通信タグ12のIDの組み合わせに対応付けられた特定動作モードがあると(YES)、動作モード切替部113は、動作モードを、通常動作モードからエリア14に応じた特定動作モードに移行する(ステップS9)。特定動作モード下において、携帯端末11は、エリア14内の中距離無線通信装置13を利用して、データ通信を行う。一方、ステップS8において、中距離無線通信装置13のIDと通信タグ12のIDの組み合わせに対応付けられた特定動作モードがない場合は(NO)、ステップS7に戻る。
なお、図5の例では、中距離無線通信が確立した後に動作モードが通常動作モードから特定動作モードに切り替わるよう構成されているが、通常動作モードから特定動作モードに切り替わった後、中距離無線通信を開始するように構成してもよい。換言すれば、通常動作モードから特定動作モードに切り替わる際に、中距離無線通信を開始するように構成すればよい。そして、携帯端末11は、特定動作モード下で、中距離無線通信を引き続き行う。
そして、携帯端末11は、通信を行った中距離無線通信装置13のエリア14から携帯端末11が外れたか否かを判断する(ステップS10)。具体的には、動作モード切替部113、中距離無線通信装置13からのデータ通信が途絶えたか否かを検出することにより、エリア14から携帯端末11が外れたか否かを判断する。そして、ステップS10において、動作モード切替部113が、携帯端末11がエリア14から外れたと判断した場合には(YES)、動作モードを、特定動作モードから通常動作モードに変更する(ステップS11)。
このように、本実施の形態1に係る無線通信システムでは、ユーザが、携帯端末11を通信タグ12にタッチするという動作をトリガとして、動作モードを切り替える処理を開始する。そのため、ユーザが意図した場合にのみ、簡易な操作を行うことで動作モードを切り替えることができる。換言すれば、特許文献1のように、ユーザが意図しないまま勝手に動作モードが切り替わることを防止することができる。
また、携帯端末11は、中距離無線通信装置13からの通信が途絶えると、携帯端末11がエリア14を出たと判断し、特定動作モードから通常動作モードに移行する。これにより、ユーザは、何ら操作をせずに、エリア14から移動するだけで、動作モードを通常の動作モードに切り替えることができる。なお、携帯端末11が特定動作モードに設定されている間であっても、ユーザの操作により、強制的に通常動作モードに切り替えられるように構成してもよい。
ここで、特許文献2に開示されたシステムでは、通信タグには複合機等の1つの操作対象のみ対応付けられていたが、本実施の形態1では、1つの通信タグにタッチするだけで、複数の操作対象を操作するための複数のアプリケーションを起動又は表示させることができる。また、特許文献2に開示されたシステムでは、通信タグに対応付けられた操作はユーザに関わらず、特定のものに限られていたが、本実施の形態1では、図4に示すような参照テーブルをユーザ毎に設定することができ、ユーザ毎に通信タグに特定動作モードを設定するこができる。そのため、本実施の形態1では、同じ通信タグを用いて異なるユーザが異なる特定動作モードに設定することができる。これにより、ユーザ毎の特定動作モードの選択の自由度が増す。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2に係る無線通信システムについて説明する。図7は、本発明の実施の形態2に係る無線通信システム200の構成を示す図である。実施の形態2では、中距離無線通信装置131の通信可能なエリア141内に、2つのエリア142、143が含まれている。換言すれば、実施の形態2では、エリアが階層的に存在している。エリア142は、中距離無線通信装置132の通信可能なエリアであり、エリア143は、中距離無線通信装置133の通信可能なエリアである。エリア141、142、143のそれぞれには、通信タグ121、122、123が設置されている。ユーザは、任意の通信タグ121〜123に携帯端末11をタッチすることにより、携帯端末11の動作モードを、それぞれのエリアに応じた特定動作モードに切り替えることができる。
なお、携帯端末11、通信タグ12及び中距離無線通信装置13の構成は、実施の形態1と略同様であるため、その説明を省略する。また、無線通信システム200の動作については実施の形態1と略同一であり、具体的には、携帯端末11の動作モード切替部113は、図4に示す参照テーブルを参照し、通信可能な中距離無線通信装置131、132、133のIDと、ユーザが携帯端末11をタッチさせた通信タグ121、122、123のIDの組み合わせに対して対応付けられた特定動作モードに、携帯端末11の動作モードを設定する。そして、携帯端末11は、特定動作モード応じた特定のアプリケーションを表示・起動させ、特定動作モード下で中距離無線通信装置13と通信を行う。そして、ユーザが所定のエリアから出ると、携帯端末11の動作モードを、特定動作モードから通常動作モードに切り替える。
このように、本実施の形態2に係る無線通信システム200は、例えば、中距離無線通信装置131のエリア141と、中距離無線通信装置132、133のエリア142、143が重複して存在するような場合であっても、ユーザがタッチした通信タグ121、122、123を識別することにより、携帯端末11の動作モードを、ユーザの所望の特定動作モードに切り替えることができる。
なお、エリア141に設定された動作モードと、エリア142、143に設定された動作モードが異なる場合には、ユーザがエリア142、143の通信タグ122、123にタッチした場合に、携帯端末11をエリア141に設定された特定動作モードに設定すると共に、エリア142、143に設定された特定動作モードに設定する。ここで、エリア141に設定された特定動作モードと、エリア142、143に設定された特定動作モードが併存できない設定条件であれば、エリア142、143の動作モードを優先して設定するように構成することができる。このように、小さなエリアの特定動作モードに優先的に設定することにより、よりユーザの意図に即した特定動作モードに設定することができる。
実施の形態3.
図8は、本発明の実施の形態3に係る無線通信システム300の構成を示す図である。実施の形態3では、実施の形態2と同様に、中距離無線通信装置13の通信可能なエリア141の中に、エリア142と143が含まれている。ただし、エリア142、143には、通信タグ122、123のみが設置され、中距離無線通信装置は設けられていない。換言すれば、エリア142、143は、中距離無線通信装置毎の通信エリアを示すものではない。このように、1つの通信エリア141内であっても、通信タグ122、123を複数設けることにより、ユーザが任意の通信タグ122、123に携帯端末11をタッチさせることにより、通信タグ121、122、123に対応付けられた特定動作モードを呼びだすことができる。換言すれば、1つの通信エリア14内であっても、複数の通信タグ121、122、123により仮想的なエリアを設定することができる。なお、携帯端末11、通信タグ121〜123及び中距離無線通信装置131の構成や動作については、実施の形態1と略同様であるため、その説明を省略する。
応用例1:
図9は、実施の形態3に係る無線通信システム300を、自動車内の無線通信システムに適用させた図である。応用例1では、自動車50内に、1つの中距離無線通信装置13が配されている。中距離無線通信装置13の通信可能なエリアを14として示す。エリア14内は、通信タグ122、123によって、自動車50の前方エリア(運転席側)と後方エリア(後部座席側)に仮想的に分割されている。自動車前方の運転席側には、通信タグ122が設置されている。また、自動車後方の後部座席側には、通信タグ123が配置されている。
自動車50に搭乗したユーザは、携帯端末11を運転席側の通信タグ122にタッチさせることにより、携帯端末11の動作モードを運転席用の動作モードに設定することができる。一方、ユーザは、携帯端末11を後部座席側の通信タグ123にタッチさせることにより、携帯端末11の動作モードを後部座席用の動作モードに設定することができる。このように、1つの通信エリア14内であっても、2つの通信タグ122、123を用いることにより、異なる動作モードに設定することができる。
図10は、応用例1における具体的な動作モードの切り替え方法を示す図である。応用例1では、動作モードが切り替わると、携帯端末11の表示部に表示されるアプリケーションの種類、組み合わせ、配置を変更するように構成されている。通常動作モードにおいて、携帯端末11の表示部には、インターネット、音楽、通話、メール、カメラといったアプリケーションを起動するためのアイコン(画像)が表示されている。なお、このアイコンの組み合わせや配置は、携帯端末11にデフォルトで設定されているものでもよく、ユーザによって予め設定されたものでもよい。
そして、ユーザが、携帯端末11を運転席側の通信タグ122にタッチした場合には、動作モードが、通信タグ122に対応付けられた特定動作モードに移行する。そして、カーナビ(カーナビゲーションシステム)、天気予報、音楽といった運転時に使用する頻度の高いアイコン(画像)を優先的に表示部に表示するアプリケーションが起動する。これにより、携帯端末11の表示部は、図10の右上に示すような表示画面に切り替わる。ユーザは、使用したいアプリケーションのアイコンを選択すると、携帯端末11は、起動されたアプリケーションを使用して中距離無線通信装置13と通信することが可能になる。具体的には、ユーザがカーナビ等のアプリケーションを選択した場合には、自動車50に別途設置されたカーナビゲーションシステムのリモコンとして、携帯端末11を機能させることができる。また、ユーザがカーナビ等のアプリケーションを選択した場合には、携帯端末11自身が外部サーバと中距離無線通信装置13と通信を行い、外部サーバから取得した情報を、自動車50に設置されたモニタに表示するよう構成してもよい。
一方、ユーザが、携帯端末11を後部座席用の通信タグ123にタッチした場合には、通信タグ123に対応付けられた、映画、テレビ、タウン情報といった運転者以外の同乗者が使用する頻度の高いアイコンを優先的に表示部に表示するアプリケーションが起動する。これにより、携帯端末11の表示部は、図10の右下に示すような表示画面に切り替わる。そして、ユーザが任意のアプリケーションを選択すると、携帯端末11は選択されたアプリケーションを起動して、当該アプリケーションを使用して中距離無線通信装置13と通信を行う。このように、1つの自動車50内であっても、通信タグ122、123を複数配置することにより、ユーザの意図を反映したタッチという簡単な動作により、携帯端末11の動作モードを任意の特定動作モードに設定することができる。
なお、図10の例では、特定動作モードに変更した際に、表示するアプリケーションの種類を変更したが、携帯端末の表示部に表示するアプリケーションの種類、配置、表示方法のうち少なくとも1つを変更させるように構成することができる。ここで、表示方法の変更とは、アイコンの大きさを変更したり、点滅などユーザが認識しすい表示に変更することを含むものとする。
図11は、応用例1の他の動作モードの切替え方法を示す図である。携帯端末11は、ユーザが携帯端末11を自動車50内の通信タグ122、123のいずれかにタッチした場合には、携帯端末11の通信を行う電波強度を、通信相手となる中距離無線通信装置13に応じた無線強度に設定する。具体的には、通常動作モードにおいて、携帯端末11は、電波強度100%で広域通信網(3G、4G)の基地局60と無線通信を行っているとする。そして、ユーザが携帯端末11を通信タグ122、123のいずれかにタッチすると、電波強度を5%に変更し、電波強度を変更する。これにより、携帯端末11の電波強度は、自動車50内の中距離無線通信装置13と通信できる程度の電波強度に設定される。
これにより、例えば、3G、4Gといった無線通信網に自動車50が位置している場合であっても、優先的に、中距離無線通信装置13を用いて通信させることができる。また、電波強度を抑えることにより、携帯端末11の省電力化を図ることができる。また、近接して中距離無線通信装置13を搭載した複数の自動車50が存在する場合であっても、携帯端末11の電波強度を調整することにより、意図しない他の自動車50の中距離無線通信装置13と通信することを防止することができる。なお、図11の例では、特定の動作モードに切り替わった際に、電波強度を弱めるように変更しているが、特定動作モードに切り替わる際に、通信を行う中距離無線通信装置13に応じて、電波強度を強めるよう調整してもよい。
応用例2.
図12は、実施の形態2に係る無線通信システム200を住居の無線通信システムに適用した図である。住居には、住居全体に通信可能なエリア141を有する中距離無線通信装置131が設置されている。このエリア141には、リビングとキッチンが含まれている。リビングには、中距離無線通信装置132を搭載したテレビが設置されている。この中距離無線通信装置132の通信可能なエリアを、142として示す。エリア142には、通信タグ122が設置されている。ユーザは、携帯端末11をこの通信タグ122にタッチすることにより、携帯端末11をリビング専用の特定動作モードに設定することができる。
具体的には、携帯端末11が特定動作モードに設定されると、携帯端末11にテレビやビデオデッキを操作するリモコンに関するアプリケーションを起動させ、表示部にテレビやビデオデッキの操作画面を表示する。また、表示部に、テレビ番組表を外部サーバからダウンロードできるアプリケーションを起動するためのアイコンとして表示する。これにより、携帯端末11は、ユーザにより選択された操作やアプリケーションを用いて、テレビに搭載された中距離無線通信装置132と通信を行い、ユーザの所望の動作を実行するように構成することができる。なお、テレビ番組表を取得するといった処理において、外部サーバにアクセスする必要がある場合には、携帯端末11を、住居全体の中距離無線通信装置131を介して通信を行うようにしてもよい。
一方、キッチンには、中距離無線通信装置133を搭載したコンロと、中距離無線通信装置134を搭載した電子レンジが設置されている。また、中距離無線通信装置133、134の通信可能なエリアを143として示す。また、携帯端末11には、中距離無線通信装置133、134と通信を行うことにより、コンロや電子レンジのリモコンとして機能するアプリケーションが予め搭載されているものとする。
ユーザが、エリア143内に入り、通信タグ123に携帯端末11をタッチすると、携帯端末11の表示部には、コンロや電子レンジの操作画面が表示される。また、携帯端末11のレシピを検索するアプリケーションを起動する。そして、ユーザが表示画面を確認し、任意のアプリケーションや操作を行うと、携帯端末11は、起動されたアプリケーションを用いて、中距離無線通信装置133、134と通信を行う。ユーザは任意のアプリケーションを選択することで、コンロや電子レンジといった機器を任意にリモコン操作することができる。なお、レシピを外部サーバから取得する場合には、住居に設けられた中距離無線通信装置131を介して外部サーバと通信させてもよい。
このように、ある通信エリア141内に、複数の通信エリア142、143が存在する場合であっても、複数の通信タグ122、123を設けることにより、ユーザは、任意の通信タグ122、123を選択してタッチするだけで、任意の動作モードに設定することができる。また、キッチンの例のように、1つの通信タグ123に対して、複数の中距離無線通信装置133、134と通信する複数のアプリケーションを対応付けることができる。このように、本発明では、通信タグ12と対応付けられる中距離無線通信装置13の数を任意の数に設定することができる。同様に、本発明では、中距離無線通信装置13に対応付けられる通信タグ12の数を任意の数に設定することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
例えば、通信タグ12に、中距離無線通信手段が所定の無線機器と通信するための通信設定情報や、起動する特定のアプリケーションを指定する起動アプリケーション情報を記録し、携帯端末11が通信タグ12と近距離通信を行うことにより、このような情報を取得するように構成することができる。
また、図4に示す参照テーブルに、ユーザの識別情報を対応付けて記憶させるように構成することもできる。これにより、1つの携帯端末11を複数のユーザが使用する場合であっても、ユーザ毎に特定動作モードを設定することができる。なお、この場合には、ユーザにパスワードやユーザ名を入力・選択してもらうなど、ユーザを識別する処理を追加すればよい。
また、上述の実施の形態では、本発明をハードウェアの構成として説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明は、任意の処理を、CPU(Central Processing Unit)にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2012年6月26日に出願された日本出願特願2012−142915を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
11・・・携帯端末、12、121−123・・・通信タグ、13、131−134・・・中距離無線通信装置、14、141−143・・・エリア、50・・・自動車、60・・・基地局、100、200、300・・・無線通信システム、111・・・近距離無線通信部、112・・・中距離無線通信部、113・・・動作モード切替部。

Claims (20)

  1. 近距離無線通信用の通信タグと近距離無線通信を行う近距離無線通信手段と、
    前記近距離無線通信よりも通信距離の長い中距離無線通信を行う中距離無線通信手段と、
    前記近距離無線通信手段が前記通信タグと通信を確立したときに、動作モードを通常動作モードから特定動作モードに変更し、前記特定動作モードに応じた特定のアプリケーションを起動させ、起動させた前記特定のアプリケーションを用いて前記中距離無線通信手段に所定の通信装置との前記中距離無線通信を行わせる動作モード切替手段とを備え、
    前記動作モード切替手段は、前記中距離無線通信手段が前記所定の通信装置との通信ができなくなったときに、前記特定のアプリケーションを終了させて、前記通常動作モードに移行させる、携帯端末。
  2. 前記動作モード切替手段は、前記特定動作モードに切り替えた際に、前記中距離無線通信手段が通信時に用いる電波強度を、所定の前記通信装置に応じた強度に変更させる、請求項1に記載の携帯端末。
  3. 前記携帯端末には、前記通信タグの識別情報と、前記中距離無線通信手段が前記所定の通信装置と通信するための通信設定情報と、起動する前記特定のアプリケーションを指定する起動アプリケーション情報が対応付けて記録されており、
    前記特定動作モードに切り替えた際に、前記動作モード切替手段は、前記近距離無線通信手段により前記通信タグから取得した識別情報に対応付けられた前記通信設定情報を用いて前記中距離無線通信を行うと共に、前記通信タグの識別情報に対応付けられた前記特定のアプリケーションを起動する、請求項1又は2に記載の携帯端末。
  4. 異なる前記通信タグ毎には、それぞれ特定のアプリケーションが対応付けて設定されており、
    前記特定動作モードに切り替えた際に、前記動作モード切替手段は、前記近距離無線通信手段が通信を行った前記通信タグに対応付けられた前記特定のアプリケーションを起動する請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の携帯端末。
  5. 動作モード切替手段は、前記所定の通信装置及び前記通信タグのいずれか一方の識別情報と、前記特定動作モードが対応付けられた参照テーブルを参照することにより前記特定動作モードに設定する、請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の携帯端末。
  6. 前記参照テーブルは、携帯端末毎に設定される、請求項5に記載の携帯端末。
  7. 前記動作モード切替手段は、前記通常動作モードから前記特定動作モードに変更する際に、前記携帯端末の表示手段に表示するアプリケーションの種類、配置、表示方法のうち少なくとも1つを変更する、請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載の携帯端末。
  8. 近距離無線通信用の通信タグと、
    所定の通信装置と中距離無線通信を行う中距離無線通信装置と、
    請求項1乃至7のうちいずれか1項に記載の携帯端末と、を備え、
    前記通信タグは、前記中距離無線通信装置の通信エリアに対応付けられて設けられている、無線通信システム。
  9. 前記通信タグは、前記中距離無線通信装置の通信エリア内に配置され、又は、当該通信エリアの外側であって前記通信エリアから所定の距離内に配置されることにより、前記中距離無線通信装置の通信エリアに対応付けられている、請求項8に記載の無線通信システム。
  10. 1つの前記通信エリアに対応付けられた複数の前記通信タグを備え、
    前記携帯端末は、前記近距離無線通信手段が通信を行った前記通信タグに対応付けられた前記特定動作モードに、前記動作モードを設定する請求項9に記載の通信システム。
  11. 第1中距離無線通信装置の第1通信エリアに、他の第2中距離無線通信装置の第2通信エリアが含まれ、
    前記第1通信エリア及び前記第2通信エリアのそれぞれに対応する第1通信タグ及び第2無線タグを備え、
    前記動作モード切替手段は、
    前記携帯端末が前記第1通信タグと通信を確立したときに、前記携帯端末を第1特定動作モードに設定し、
    前記携帯端末が前記第2通信タグと通信を確立したときに、前記携帯端末を前記第1特定動作モードに設定すると共に、前記第1特定動作モードとは異なる第2特定動作モードに設定する請求項8乃至10のうちいずれか1項に記載の無線通信システム。
  12. 前記通信タグには、前記中距離無線通信手段が所定の無線機器と通信するための通信設定情報と、起動する前記特定のアプリケーションを指定する起動アプリケーション情報が記録されている請求項8乃至11のうちいずれか1項に記載の無線通信システム。
  13. 近距離無線通信用の通信タグと近距離無線通信を行い、
    前記通信タグと通信を確立したときに、動作モードを通常動作モードから特定動作モードに変更し、
    前記特定動作モードに応じた特定のアプリケーションを起動させると共に、所定の通信装置と前記近距離無線通信よりも通信距離の長い中距離無線通信を行い、
    前記中距離無線通信の所定の前記通信装置との通信ができなくなったときに、前記特定のアプリケーションを終了させて、前記通常動作モードに移行させる、無線通信方法。
  14. 前記特定動作モードに切り替えた際に、前記中距離無線通信手段が通信時に用いる電波強度を、所定の前記通信装置に応じた強度に変更させる、請求項13に記載の無線通信方法。
  15. 前記携帯端末に、前記通信タグの識別情報と、前記中距離無線通信手段が所定の前記通信装置と通信するための通信設定情報と、起動する前記特定のアプリケーションを指定する起動アプリケーション情報が対応付けて記録し、
    前記特定動作モードに切り替えた際に、前記通信タグから取得した識別情報に対応付けられた前記通信設定情報を用いて所定の前記通信装置と前記中距離無線通信を行うと共に、前記通信タグの識別情報に対応付けられた前記特定のアプリケーションを起動する、請求項13又は14に記載の無線通信方法。
  16. 異なる前記通信タグ毎に、それぞれ特定のアプリケーションを対応付けて設定し、
    前記特定動作モードに切り替えた際に、前記近距離無線通信を行った前記通信タグに対応付けられた前記特定のアプリケーションを起動する請求項13乃至15のうちいずれか1項に記載の無線通信方法。
  17. 前記特定動作モードに切り替えた際に、所定の前記通信装置及び前記通信タグのいずれか一方の識別情報と、前記特定動作モードが対応付けられた参照テーブルを参照することにより前記特定動作モードに設定する、請求項13乃至16のうちいずれか1項に記載の無線通信方法。
  18. 前記参照テーブルを携帯端末毎に設定する、請求項17に記載の無線通信方法。
  19. 前記特定動作モードに変更する際に、前記携帯端末の表示手段に表示するアプリケーションの種類、配置、表示方法のうち少なくとも1つを変更させる、請求項13乃至18のうちいずれか1項に記載の無線通信方法。
  20. 近距離無線通信用の通信タグと近距離無線通信を行い、
    前記通信タグと通信が確立したときに、動作モードを通常動作モードから特定動作モードに変更し、
    前記特定動作モードに応じた特定のアプリケーションを起動させると共に、特定の前記アプリケーションを用いて、所定の前記通信装置と前記近距離無線通信よりも通信距離の長い中距離無線通信を行い、
    所定の前記通信装置との通信ができなくなったときに、前記特定のアプリケーションを終了させて、前記通常動作モードに移行させる処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを格納した非一時的なコンピュータ可読媒体。
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