JP2019033427A - 携帯端末、車両用システム、通信接続方法、及び、プログラム - Google Patents

携帯端末、車両用システム、通信接続方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】携帯端末の通信部を適切に制御して車両用機器との通信接続を行うことを可能とする技術を提供する。【解決手段】携帯端末は、衝突を含むイベントを検出する車両用機器と通信可能に設けられる。携帯端末は、前記車両用機器と通信を行う通信部と、前記通信部の通信機能のオンオフを制御する制御部と、前記車両用機器が搭載される車両に持ち込まれた場合に、当該車両の動きを監視するセンサ部と、を備える。前記制御部は、前記センサ部からの情報に基づいて前記通信機能をオンにして前記車両用機器と通信を行うための処理を行う。【選択図】図3

Description

本発明は、携帯端末、車両用システム、通信接続方法、及び、プログラムに関する。
特許文献1には、スマートフォンを含む携帯可能な端末装置を備えるドライブレコーダシステムが開示される。端末装置は、移動体通信網やインターネットを含む通信網に接続可能な通信網接続部を備える。携帯端末は、車両の衝突を含むイベントを検出すると、通信網接続部を介して、記憶部に書き込まれている前方画像データと後方画像データの少なくとも一方を予め登録された連絡先に送信する。携帯端末は、ユーザが特定のアプリケーションの起動指示を行って特定のアプリケーションが起動している場合に、上記連絡先へのデータ送信を行う。
特開2013−256167号公報
スマートフォン等の携帯端末が、車載機器と通信を行い、車載機器と連携して動作を行う構成が知られる。従来においては、車両に乗るユーザが携帯端末の通信機能をオンにすることによって、携帯端末と車載機器との通信の接続が行われ、携帯端末は、車載機器と連携して動作することが可能になった。
通信機能をオンにした状態では、携帯端末における電力消費が大きくなる可能性がある。このために、必要がない場合には通信機能をオフにしておくことが望まれる。一方で、携帯端末における車載機器と連携する機能を得るために、乗車時及び降車時に通信機能のオンオフを一々行うことは煩わしい。また、車両への乗車時に通信機能をオンにすることを忘れる可能性があり、この場合、車載機器との連携機能を得られないといった事態が発生する。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、携帯端末の通信部を適切に制御して車両用機器との通信接続を行うことを可能とする技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の携帯端末は、衝突を含むイベントを検出する車両用機器と通信可能に設けられる携帯端末であって、前記車両用機器と通信を行う通信部と、前記通信部の通信機能のオンオフを制御する制御部と、前記車両用機器が搭載される車両に持ち込まれた場合に、当該車両の動きを監視するセンサ部と、を備え、前記制御部は、前記センサ部からの情報に基づいて前記通信機能をオンにして前記車両用機器と通信を行うための処理を行う構成(第1の構成)になっている。
上記第1の構成の携帯端末において、前記制御部は、前記センサ部からの情報に基づいて前記車両の走行開始を検出した場合に、前記通信機能をオンにする構成(第2の構成)であることが好ましい。
上記第2の構成の携帯端末において、前記制御部は、前記センサ部からの情報に基づいて前記車両が所定の速度以上で走行していると判断される場合に、前記車両の走行開始を検出する構成(第3の構成)であることが好ましい。
上記第1から第3のいずれかの構成の携帯端末において、前記制御部は、通信接続が可能な接続先として前記車両用機器を含む複数の機器を検出した場合に、前記車両用機器を優先して通信を行うための処理を行う構成(第4の構成)であってよい。
上記第1から第4のいずれかの構成の携帯端末において、前記制御部は、前記通信機能がオンである際に、通信の接続先として前記車両用機器を検出できない場合に、前記通信機能をオフにする構成(第5の構成)であることが好ましい。
上記第1から第5のいずれかの構成の携帯端末において、前記制御部は、前記通信機能がオンである際に、前記センサ部からの情報により前記車両の停車を検出した場合に、前記通信機能をオフにする構成(第6の構成)であることが好ましい。
上記第1から第6のいずれかの構成の携帯端末において、前記制御部は、前記車両用機器から通信によって前記イベントに関する通知が行われた場合に、通信網を介して所定の通知先に前記イベントに関する通知処理を行う構成(第7の構成)であってよい。
上記第7の構成の携帯端末において、前記制御部は、前記車両用機器との通信接続を開始した場合に、前記通知処理を行うためのアプリケーションを起動させる構成(第8の構成)であることが好ましい。
上記第7又は第8の構成の携帯端末において、前記制御部は、前記通知処理を行うためのアプリケーションの起動中に、通信の接続先として前記車両用機器を検出できない場合に当該アプリケーションを終了させる構成(第9の構成)であることが好ましい。
上記目的を達成するために本発明の車両用システムは、上記第1から第9のいずれかの構成の携帯端末と、前記車両用機器と、を備える構成(第10の構成)になっている。
上記目的を達成するために本発明の通信接続方法は、携帯端末において、車両用機器との通信接続に関する処理を行う方法であって、前記携帯端末が有するセンサ部からの情報によって前記車両用機器が搭載される車両の動きを監視する監視工程と、前記車両の動きの監視結果に基づいて前記携帯端末の通信部の通信機能をオンにして前記車両用機器との通信を行うための処理を行う通信接続処理工程と、を備える構成(第11の構成)になっている。
上記目的を達成するために本発明のプログラムは、車両用機器と通信可能に設けられる携帯端末に含まれるコンピュータによって実行されるプログラムであって、前記コンピュータを、前記携帯端末が有するセンサ部からの情報によって前記車両用機器が搭載される車両の動きを監視するステップと、前記車両の動きの監視結果に基づいて前記携帯端末の通信部の通信機能をオンにして前記車両用機器との通信を行うための処理を行うステップと、を行う手段として機能させる構成(第12の構成)になっている。
本発明によると、携帯端末の通信部を適切に制御して車両用機器との通信接続を行うことを可能とする技術を提供することができる。
第1実施の形態に係る車両用システムの概要を説明するための図 第1実施の形態に係る車両用機器の構成を示すブロック図 第1実施の形態に係る携帯端末の構成を示すブロック図 第1実施の形態に係る携帯端末において、制御部による監視アプリの実行によって実現される処理の概略を示すフローチャート 第1実施の形態に係る携帯端末において実行される第1監視モードの手順を示すフローチャート 第2実施の形態に係る携帯端末において実行される第2監視モードの手順を示すフローチャート 第1実施の形態に係る携帯端末において、制御部による端末側イベント通知アプリの実行によって実現される処理を示すフローチャート 本発明の第2実施の形態に係る携帯端末の構成を示すブロック図 第2実施の形態に係る携帯端末において、制御部による監視兼用イベント通知アプリ21cの実行によって実現される監視処理の概略を示すフローチャート 第2実施の形態に係る携帯端末において実行される第1監視モードの手順を示すフローチャート 第2実施の形態に係る携帯端末において実行される第2監視モードの手順を示すフローチャート 第1実施の形態における第2監視モードの変形例を示すフローチャート
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本明細書において、「通信機能をオンにする」とは、通信機能を利用できる状態に設定することを指す。「通信機能をオフにする」とは、通信機能を利用できない状態に設定することを指す。「通信機能がオンである」とは、通信機能を利用できる設定状態であることを指す。また、本明細書において、「アプリ」は、アプリケーションソフトウェアの略である。
<1.第1実施の形態>
<1−1.システムの概要>
図1は、本発明の第1実施の形態に係る車両用システム100の概要を説明するための図である。図1に示すように、車両用システム100は、車両用機器1と携帯端末2とを備える。
車両用機器1は、車両に取り付けられる機器である。車両用機器1は、常時に車両に搭載される構成でもよいし、ユーザが車両から取り外して車両外に持ち出せる構成でもよい。車両用機器1は、衝突を含むイベントを検出する。イベントには、車両の衝突の他、例えば、車両の急ブレーキや急発進等が含まれてよい。車両用機器1は、例えば車両の運転状況を記録するドライブレコーダやイベントデータレコーダ等であってよい。
携帯端末2は、車両に乗る乗員が持ち運びする携帯型の端末である。図1は、携帯端末2が車両内に持ち込まれている状態を示す。携帯端末2は、車両外に持ち出されることもある。携帯端末2は、例えば、スマートフォン、タブレット、携帯電話等であってよい。携帯端末2は、移動体通信網やインターネット等の通信網を介して他の端末3と通信を行うことができる。他の端末は、スマートフォン、タブレット、携帯電話等の携帯型の端末でもよいが、パーソナルコンピュータ等の据え置き型の端末であってもよい。
携帯端末2は、車両用機器1と通信可能に設けられる。本実施の形態では、車両用機器1と携帯端末2とは無線通信によって通信可能である。無線通信の方式としては、特に限定する趣旨ではないが、例えばWi−Fi(登録商標)の規格により標準化されている無線LAN等が用いられてよい。
例えば、車両用機器1は、衝突等のイベントを検出した場合に、イベントに関する情報を無線通信によって携帯端末2に通知する。携帯端末2は、予め連絡先として設定されている他の端末3に、携帯電話通信網やインターネット回線等を介して、携帯端末2のユーザが乗る車両で検出されたイベントに関する情報を通知する。通知の方式には、例えば電子メールやSMS(Short Message Service)が利用されてよい。イベントに関する情報は、単に、イベントが発生したという情報だけでもよいが、イベントの発生場所、時間、イベントに関する画像等を含んでもよい。
<1−2.車両用機器の構成>
図2は、本発明の第1実施の形態に係る車両用機器1の構成を示すブロック図である。車両用機器1は、装置全体を制御する制御部としてマイクロコンピュータを備える。詳細には、車両用機器1は、演算処理を行うことで各種の制御機能を実現するCPU(Central Processing Unit)10と、演算処理の作業領域となるRAM(Random Access Memory)11と、各種のプログラムやデータを記憶する不揮発性メモリ12と、を備える。
なお、不揮発性メモリ12は、例えばハードディスクやフラッシュメモリで構成される。不揮発性メモリ12は、各種のプログラムや設定パラメータ等を不揮発的に記憶する。車両用機器1の各部を制御する機能は、不揮発性メモリ12に予め記憶されるプログラムに従ってCPU10が演算処理を実行することによって実現される。
本実施の形態では、不揮発性メモリ12は、機器側イベント通知アプリ12aを記憶する。CPU10が、機器側イベント通知アプリ12aに従って演算処理を行うことによって、車両用機器1によって検出されたイベントに関する情報が携帯端末2に通知される。本実施の形態では、機器側イベント通知アプリ12aは、車両用機器1の電源オンによって自動的に起動される。なお、機器側イベント通知アプリ12aは、ユーザの指示によって起動する構成であってもよい。
車両用機器1には、カメラ4及びマイク5が接続される。カメラ4及びマイク5は、車両用機器1に含まれてよい。カメラ4は、レンズと撮像素子とを備え、電子的に画像データを取得することができる。カメラ4は、例えば、その光軸が車両の前方に向けられた状態でフロントガラスの上部付近に配置される。マイク5は、例えば、車両用機器1の本体部や車両の適所に配置される。マイク5は、車両付近の音を集音して音声データを取得する。
車両用機器1は、カメラ4で撮影された画像データを処理する画像処理部13を備える。本実施の形態では、画像処理部13はハードウェア回路である。画像処理部13は、カメラ4から入力される画像データの信号に対して所定の画像処理を行い、所定の形式のデジタル画像データを生成する。所定の画像処理には、例えば、A/D変換、輝度補正、コントラスト補正等が含まれる。所定の形式は、例えばJPEG形式等であってよい。画像処理部13で処理された画像データは、RAM11に記憶される。
RAM11の記憶領域のうちの一部は、リングバッファとして利用される。このリングバッファに対して、画像処理部13で処理された画像データ、及び、マイク5で取得された音声データが常時に記憶される。リングバッファでは、最後の領域までデータが記憶されると、最初の領域に戻って新たなデータが記憶される。すなわち、リングバッファでは、最も古いデータに対して新たなデータが順次に上書きされていく。
車両用機器1は、その他、カードスロット14と、計時回路15と、加速度センサ16と、GPS(Global Positioning System)受信部17と、通信部18とを備える。
カードスロット14は、メモリカード6を着脱可能に構成される。カードスロット14にメモリカード6が装着されることにより、メモリカード6からのデータの読み取りや、メモリカード6へのデータの書き込みが可能になる。本実施の形態では、RAM11のリングバッファに記憶された画像データ及び音声データ等は、CPU10の指示によって定期的にカードスロット14に装着されたメモリカード6に記録される。
計時回路15は、現在時刻に対応した信号を発生してCPU10に出力する。計時回路15は、例えば、内蔵電池を有することで、外部から電力供給を受けなくても動作して正確な時刻を計時する。
加速度センサ16は、車両に加わる衝撃の大きさを示す加速度を、重力加速度のGを単位として検出する。検出される加速度は、現在時刻における加速度の瞬間値であり、例えば、互いに直交する3軸あるいは2軸に応じた向きに大きさを持つ。加速度センサ16は、このような加速度に対応した信号をCPU10に出力する。CPU10は、加速度センサ16からの情報によって車両の衝突等のイベントを検出する。CPU10は、イベントを検出すると、当該イベントに関する情報をメモリカード6に記憶する処理を行う。また、CPU10は、発生したイベントに関する情報を機器側イベント通知アプリにしたがった演算処理により、携帯端末2に知らせるための処理を行う。
GPS受信部17は、複数のGPS衛星からの信号を受信して、現在時刻における車両の位置である自車位置を取得する。GPS受信部17は、地球上における経度緯度で表現された位置情報として自車位置を取得して、CPU10に出力する。
通信部18は、無線通信を可能とする回路部である。通信部18は、変調器、アンプ、アンテナ等を含んで構成される。本実施の形態では、通信部18は、Wi−Fi(登録商標)の規格により標準化されている無線LAN方式によって通信を行う。
<1−3.携帯端末の構成>
図3は、本発明の第1実施の形態に係る携帯端末2の構成を示すブロック図である。図3に示すように、本実施の形態では、携帯端末2は、制御部20と、記憶部21と、第1通信部22と、第2通信部23と、センサ部24とを備える。なお、第1通信部22は、本発明の通信部の一例である。
制御部20は、図示しないCPU、RAM、及び、ROM(Read Only Memory)を備えるコンピュータである。制御部20は、記憶部21等と接続され、記憶部21に記憶されたプログラムに基づいて情報の処理及び送受信を行い、携帯端末2の全体を制御する。制御部20は、第1通信部22の通信機能のオンオフを制御する。
記憶部21は、各種のプログラムやデータを不揮発的に記憶している。本実施の形態では、記憶部21は、監視アプリ21aと、端末側イベント通知アプリ21bとを記憶する。記憶部21としては、例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)やフラッシュメモリ等を用いることができる。記憶部21の一部又は全部を、SDメモリカード(登録商標)、USB(Universal Serial Bus)メモリ等の可搬型記憶媒体で構成し、携帯端末2の本体に対して装脱着可能にしてもよい。
第1通信部22は、無線通信を可能とする回路部である。第1通信部22は、変調器、アンプ、アンテナ等を含んで構成される。本実施の形態では、第1通信部22は、Wi−Fi(登録商標)の規格により標準化されている無線LAN方式によって通信を行う。第1通信部22は、車両用機器1と通信を行う。詳細には、車両用機器1と携帯端末2とは、通信部18と第1通信部22とを介して、情報のやりとりを行う。
第2通信部23は、移動体通信網の基地局との通信を可能とする回路部である。第2通信部23は、変調器、アンプ、アンテナ等を含んで構成される。携帯端末2は、第2通信部23によって移動体通信網の基地局と接続され、他の端末3と情報のやりとりを行うことができる。
センサ部24は、車両用機器1が搭載される車両に持ち込まれた場合に、当該車両の動きを監視する。センサ部24は、取得した情報を制御部20に出力する。本実施の形態では、センサ部24はGPSセンサで構成される。携帯端末2が持ち込まれた車両が動き出すと、GPSセンサ24によって検出される車両の位置が変化する。このために、GPSセンサ24によって、携帯端末2が持ち込まれた車両の動きを監視することができる。
なお、本実施の形態では、車両の動きを監視するセンサとしてGPSセンサを用いているが、これは例示にすぎない。センサ部は、例えば、GPSセンサに替えて加速度センサ等であってもよい。
制御部20は、センサ部24からの情報に基づいて第1通信部22の通信機能をオンにして車両用機器1と通信を行うための処理を行う。本実施の形態によれば、ユーザが意識しなくても、車両の動きに応じて、携帯端末2と車両用機器1とを自動的に通信接続することが可能になる。このために、携帯端末2と車両用機器1とが通信接続されておらず、携帯端末2が車両用機器1と連携して行う機能が得られないといった事態の発生を防止することができる。本実施の形態では、携帯端末2が車両用機器1と連携して行う機能は、携帯端末2のユーザが乗る車両で検出されたイベントに関する情報を所定の連絡先に通知する機能である。
詳細には、制御部20は、センサ部24からの情報に基づいて車両用機器1が搭載される車両の走行開始を検出した場合に、第1通信部22の通信機能をオンにする。本実施の形態によれば、ユーザが意識しなくても、車両の走行中に、携帯端末2と車両用機器1とを自動的に通信接続することが可能になる。このために、車両の走行中に、携帯端末2と車両用機器1との通信接続が忘れられているといった事態の発生を防止することができる。
より詳細には、制御部20は、センサ部24からの情報に基づいて、車両用機器1が搭載される車両が所定の速度以上で走行していると判断される場合に、当該車両の走行開始を検出する。所定の速度は、例えば時速20km等としてよい。本構成によれば、例えば、携帯端末2を持つユーザが歩行や自転車によって移動開始した場合に、車両の走行が開始されたと誤検出する可能性を低減することができる。すなわち、不必要に第1通信部22の通信機能がオンにされることを防止することができる。これにより、携帯端末2における電力消費を抑制することができる。
なお、車両の走行開始は、携帯端末2に備えられる加速度センサからの情報に基づいて検出されてもよい。ただし、GPSセンサを用いた構成の方が、車両の走行開始を正確に検出することができる。
本実施の形態では、制御部20は、第1通信部22の通信機能がオンである際に、通信の接続先として車両用機器1を検出できない場合に、通信機能をオフにする。本構成によれば、車両用機器1との通信接続ができない場合には、携帯端末2の通信機能が自動的にオフにされるために、携帯端末2における電力消費を抑制することができる。また、携帯端末2の第1通信部22の通信機能を、ユーザが一々オンオフする必要がなく、ユーザの負担を軽減することができる。
<1−4.携帯端末による処理>
次に、携帯端末2によって実行される通信接続に関わる処理について、具体例を挙げて説明する。図4は、第1実施の形態に係る携帯端末2において、制御部20による監視アプリ21aの実行によって実現される処理の概略を示すフローチャートである。
図4に示すように、制御部20は、まず、イベント通知機能がオン設定になっているか否かを確認する(ステップS1)。
ここで、イベント通知機能について簡単に説明しておく。携帯端末2におけるイベント通知機能は、端末側イベント通知アプリ21bの実行によって実現される。詳細には、端末側イベント通知アプリ21bが起動中においては、制御部20は、車両用機器1から通信によってイベントに関する通知が行われた場合に、通信網を介して所定の通知先にイベントに関する通知処理を行う。車両用機器1は、例えば、加速度センサ16からの情報によって、衝突や急ブレーキ等のイベントを検出した場合に携帯端末2に対して、通信によってイベントに関する通知を行う。携帯端末2は、第1通信部22を介して当該通知を受信すると、第2通信部23を利用して、予め記憶部21に登録される通知先にイベントに関する通知処理を行う。本構成によれば、携帯端末2を所有するユーザの乗る車両の状況を、当該車両外に居る特定の者に対して知らせることができる。
本実施の形態では、このイベント通知機能を利用するか否かを、ユーザの好みに応じて切替えることができる。イベント通知機能を利用したいユーザは、イベント通知機能をオン設定とする。イベント通知機能を利用したくないユーザは、イベント通知機能をオフ設定とする。イベント通知機能がオフ設定である場合(ステップS1でNo)、携帯端末2と車両用機器1との通信接続を自動的に行う必要がない。このために、監視アプリ21aによる監視処理は終了する。
イベント通知機能がオン設定である場合(ステップS1でYes)、制御部20は、第1通信部22が車両用機器1の通信部18と既に接続済みであるか否かを確認する(ステップS2)。通信接続が行われていない場合(ステップS2でNo)、制御部20は第1監視モードを実行する。後述のように、第1監視モードは、主には、第1通信部22の通信機能を自動的にオンにして、車両用機器1との間の通信接続を自動的に行うためのモードである。本実施の形態では、第1監視モードは、端末側イベント通知アプリ21bを起動させるモードでもある。
一方、通信接続が行われている場合(ステップS2でYes)、制御部20は、端末側イベント通知アプリ21bが起動中であるか否かを確認する(ステップS3)。端末側イベント通知アプリ21bが起動していない場合(ステップS3でNo)、制御部20は第1監視モードを実行する。端末側イベント通知アプリ21bが起動中である場合(ステップS3でYes)、制御部20は第2監視モードを実行する。第2監視モードは、主には、第1通信部22の通信機能を自動的にオフするためのモードである。本実施の形態では、第2監視モードは、端末側イベント通知アプリ21bを自動的に終了させるモードでもある。
図5は、第1実施の形態に係る携帯端末2において実行される第1監視モードの手順を示すフローチャートである。第1監視モードが開始されると、制御部20は、携帯端末2が有するセンサ部24からの情報によって、車両用機器1が搭載される車両の動きを監視するステップ(監視工程)を行う。
詳細には、制御部20は、センサ部24からの情報によって、車両用機器1が搭載される車両が走行を開始したか否かを監視する(ステップS11)。本実施の形態では、車両が走行を開始したか否かは、センサ部24からの情報によって得られる車両の速度によって判断される。制御部20は、センサ部24からの情報によって、車両の速度が所定の速度(例えば20km/h)以上であると判断される場合に、車両の走行開始を検出する。制御部20は、車両の速度が所定の速度(例えば20km/h)より小さい場合、車両の走行開始を検出しない。
制御部20は、車両用機器1が搭載される車両の動きの監視結果に基づいて携帯端末2の第1通信部22の通信機能をオンにして車両用機器1との通信を行うための処理を行うステップ(通信接続処理工程)を行う。具体的には、以下のステップS12〜S16が行われる。
制御部20は、車両の走行開始を検出すると(ステップS11でYes)、第1通信部22の通信機能がオンであるか否かを確認する(ステップS12)。通信機能がオンである場合(ステップS12でYes)、後述のステップS14を実行する。通信機能がオフである場合(ステップS12でNo)、制御部20は、第1通信部22の通信機能をオンにする(ステップS13)。この後、後述のステップS14が行われる。
第1通信部22の通信機能がオンにされると、制御部20は、通信の接続先として車両用機器1が検出されたか否かを確認する(ステップS14)。なお、当該確認は、一定時間行われることが好ましい。
通信機能がオンにされると、携帯端末2は、近くに存在するアクセスポイントを検出する。例えば、アクセスポイントの検出は、アクセスポイントが定期的に送信するビーコンの受信によって行われる。車両用機器1もビーコンを送信する。制御部20は、検出されたアクセスポイントのリストの中に車両用機器1が存在する場合に、通信の接続先として車両用機器1を検出する。携帯端末2には、車両用機器1の識別情報(例えばSSID)が予め登録されている。制御部20は、受信したビーコンに含まれる発信元の識別情報と、予め登録されている識別情報とを照合し、両者が一致する場合に、車両用機器1を検出する。
通信の接続先として車両用機器1が検出されない場合(ステップS14でNo)、制御部20は、第1通信部22の通信機能をオフにする(ステップS15)。すなわち、制御部20は、第1通信部22の通信機能がオンである際に、通信の接続先として車両用機器1を検出できない場合に、第1通信部の通信機能をオフにする。例えば、ユーザの動きが車両の移動に起因しない場合や、ユーザが乗り込んだ車両に車両用機器1が搭載されていない場合等に、通信の接続先として車両用機器1が検出されない。第1通信部22の通信機能をオフにした場合、制御部20は、ステップS1に戻って監視工程を行う。
通信の接続先として車両用機器1が検出された場合(ステップS14でYes)、携帯端末2と車両用機器1との通信接続が行われる(ステップS16)。すなわち、携帯端末2は、車両の走行開始によって車両用機器1と自動的に通信接続を開始する。
なお、制御部20は、通信接続が可能な接続先として車両用機器1を含む複数の機器を検出した場合に、車両用機器1を優先して通信を行うための処理を行う構成であってよい。これにより、車両用機器1が搭載される車両にユーザが乗り込んだ場合に、携帯端末2と車両用機器1との通信接続を優先して行うことができる。例えば、携帯端末2が既に通信接続を行っている機器(例えばルータ等)が存在する場合に、制御部20は、当該機器との通信接続を切断し、車両用機器1を優先して接続する構成であってもよい。
制御部20は、車両用機器1との通信接続を開始した場合に、イベントに関する通知処理を行うためのアプリを起動させる。本実施の形態において、イベントに関する通知処理を行うためのアプリは、端末側イベント通知アプリ21bである。本構成によれば、イベントに関する通知処理を行うためのアプリを自動的に起動させることができる。このために、ユーザがアプリの起動を忘れてイベントに関する通知が所定の連絡先に届かないといった事態の発生を防止することができる。このアプリを起動させるステップ(アプリ起動処理工程)は、具体的には、以下のステップS17、S18によって実現できる。
携帯端末2と車両用機器1との通信接続が開始されると、制御部20は端末側イベント通知アプリ21bが起動中であるか否かを確認する(ステップS17)。端末側イベント通知アプリ21bが起動していない場合(ステップS17でNo)、制御部20は、端末側イベント通知アプリ21bを起動させる(ステップS18)。この後、第2監視モードが実行される。端末側イベント通知アプリ21bが起動中の場合(ステップS17でYes)、第2監視モードが実行される。
図6は、第1実施の形態に係る携帯端末2において実行される第2監視モードの手順を示すフローチャートである。第2監視モードでは、制御部20は、通知処理を行うためのアプリ(端末側イベント通知アプリ21b)の起動中に、通信の接続先として車両用機器1を検出できない場合に当該アプリを終了させる。これにより、使用しないアプリを自動的に終了させて電力消費を抑制することができる。また、制御部20は、第1通信部22の通信機能がオンである際に、通信の接続先として車両用機器1を検出できない場合に第1通信部22の通信機能をオフにする。これによれば、車両用機器1との通信接続ができない場合には、携帯端末2の通信機能が自動的オフされるために、携帯端末2における電力消費を抑制することができる。第2監視モードでは、以下のステップS21〜S24が実行される。
第2監視モードが開始されと、制御部20は、通信の接続先として車両用機器1が検出されているか否かを確認する(ステップS21)。詳細には、制御部20は、アクセスポイントを示すリストの中に車両用機器1が存在するか否かを確認する。例えば、車両の電源(ACC)がオフされた場合に、車両用機器1の通信部18の通信機能はオフとなる。この場合に、制御部20は、通信の接続先として車両用機器1を検出できなくなる。
通信の接続先として車両用機器1が検出できない場合(ステップS21でNo)、制御部20は、端末側イベント通知アプリ21bを終了させる(ステップS22)。制御部20は、更に、第1通信部22の通信機能をオフにする(ステップS23)。なお、第1通信部22の通信機能をオフにした後に、端末側イベント通知アプリ21bが終了されてもよい。
制御部20は、第1通信部22の通信機能をオフにした後に、監視を継続するか否かを確認する(ステップS24)。例えば、ユーザがイベント通知機能をオフ設定に変更した場合等に、制御部20は、監視を継続しないと判断する。監視を継続しない場合(ステップS24でNo)、監視アプリ21aによる監視は終了する。監視を継続する場合(ステップS24でYes)、制御部20は第1監視モードを実行する。
図7は、第1実施の形態に係る携帯端末2において、制御部20による端末側イベント通知アプリ21bの実行によって実現される処理を示すフローチャートである。図7に示すフローは、携帯端末2と車両用機器1との通信の接続が行われており、端末側イベント通知アプリ21bが起動されている場合に行われる。
制御部20は、車両用機器1からイベントに関する通知が受信されたか否かを監視する(ステップS31)。車両用機器1は、例えば、加速度センサ16からの情報によって衝突や急ブレーキ等のイベントを検出した場合に、携帯端末2に対してイベントに関する通知を行う。
制御部20は、イベントに関する情報を受信すると(ステップS31でYes)、所定の連絡先にイベントに関する情報を通知する処理を行う(ステップS32)。詳細には、制御部20は、第2通信部23を介して、例えばメールやSMSによってイベントに関する情報を通知する。なお、イベントに関する情報は、イベントの内容、発生場所、発生時間等を知らせるテキスト情報でもよいが、イベント発生時の動画等の画像情報であってもよい。所定の連絡先は、1つでもよいが複数であってもよい。所定の連絡先は、例えば記憶部21に記憶される。
制御部20は、イベントに関する通知処理を行うと、イベント通知を継続するか否かを確認する(ステップS33)。例えば、ユーザがイベント通知機能をオフ設定に変更した場合や、ユーザが車両から降車した場合等には、制御部20は、イベント通知を継続しないと判断して(ステップS33でNo)、イベント通知処理を終了する。イベント通知を継続する場合(ステップS33でYes)、ステップS31に戻る。
本実施の形態によれば、携帯端末2を有するユーザが車両用機器1を搭載する車両に乗り込んだ場合に、第1通信部22の通信機能の設定状態にかかわらず、携帯端末2と車両用機器1とは、車両の走行中に通信接続された状態になる。また、携帯端末2を有するユーザが、車両用機器1を搭載する車両に乗り込んだ場合に、端末側イベント通知アプリ21bは自動的に起動される。このために、ユーザが通信の接続設定等をし忘れたために、所定の連絡先にイベントの通知が届かないという事態の発生を避けることができる。また、必要がない場合には、第1通信部22の通信機能が自動的にオフされるために、携帯端末2の電力消費を抑制することができる。
<2.第2実施の形態>
<2−1.システム構成>
第2実施の形態の車両用システムの構成は、第1実施の形態の車両用システム100と同様である。すなわち、第2実施の形態の車両用システムは、車両用機器1と携帯端末2とを備える。内容が重複するために、詳細な説明は省略する。
<2−2.車両用機器の構成>
第2実施の形態の車両用機器の構成は、第1実施の形態の車両用機器1の構成と同様である。このために、詳細な説明は省略する。
<2−3.携帯端末の構成、及び、携帯端末による処理>
第2実施の形態の携帯端末の構成は、第1実施の形態の携帯端末2の構成と概ね同様である。図8は、本発明の第2実施の形態に係る携帯端末2の構成を示すブロック図である。図8に示すように、第2実施の形態では、記憶部21は、監視兼用イベント通知アプリ21cを記憶する。この点、記憶部21が、監視アプリ21aと端末側イベント通知アプリ21bとを記憶する第1実施の形態の構成と異なる。以下、この異なる点に絞って説明する。
監視兼用イベント通知アプリ21cは、監視アプリ21aと端末側イベント通知アプリ21bとの機能を併せ持つ。監視兼用イベント通知アプリ21cの機能は、制御部20がが、監視兼用イベント通知アプリ21cを構成するプログラムを実行することによって実現される。
図9は、第2実施の形態に係る携帯端末2において、制御部20による監視兼用イベント通知アプリ21cの実行によって実現される監視処理の概略を示すフローチャートである。図9に示すように、制御部20は、まず、イベント通知機能がオン設定になっているか否かを確認する(ステップS1A)。イベント通知機能がオフ設定である場合(ステップS1AでNo)、制御部20は、監視兼用イベント通知アプリ21cの実行によって実現される監視処理を終了する。
イベント通知機能がオン設定である場合(ステップS1AでYes)、制御部20は、第1通信部22が車両用機器1の通信部18と既に接続済みであるか否かを確認する(ステップS2A)。通信接続が行われていない場合(ステップS2AでNo)、制御部20は第1監視モードを実行する。一方、通信接続が行われている場合(ステップS2AでYes)、制御部20は第2監視モードを実行する。
図10は、第2実施の形態に係る携帯端末2において実行される第1監視モードの手順を示すフローチャートである。図10と図5との比較によって理解されるように、第2実施の形態における第1監視モードで実行されるステップS11A〜S16Aは、第1実施の形態における第1監視モードで実行されるステップS11〜S16と同じである。ただし、第2実施の形態では、第1実施の形態で行われるステップS17、S18は実行されない。これは、第2実施の形態の監視兼用イベント通知アプリ21cは、第1実施の形態における監視アプリ21a及び端末側イベント通知アプリ21bを1つに纏めたものであり、端末側イベント通知アプリ21bの起動が必要ないからである。
図11は、第2実施の形態に係る携帯端末2において実行される第2監視モードの手順を示すフローチャートである。図11と図6との比較によって理解されるように、第2実施の形態における第2監視モードで実行されるステップS21A、S22A、S23Aは、それぞれ、第1実施の形態における第2監視モードで実行されるステップS21、S23、S24と同じ処理である。第2実施の形態では、記憶部21には、端末側イベント通知アプリ21bは記憶されておらず、第1実施の形態におけるステップS22は行われない。
なお、図示は省略するが、監視兼用イベント通知アプリ21cの実行によって実現されるイベント通知処理は、第1実施の形態の図7に示すイベント通知処理と同様である。
本実施の形態においては、携帯端末2を有するユーザが車両用機器1を搭載する車両に乗り込んだ場合に、第1通信部22の通信機能の設定状態にかかわらず、携帯端末2と車両用機器1とは、車両の走行中に通信接続された状態になる。このために、ユーザが通信の接続設定をし忘れたために、所定の連絡先にイベントの通知が届かないという事態の発生を避けることができる。また、必要がない場合には、第1通信部22の通信機能が自動的にオフされるために、携帯端末2の電力消費を抑制することができる。更に、監視アプリ21aと端末側イベント通知アプリ21bとが1つに纏められているために、アプリの数を減らすことができる。
<3.変形例等>
<3−1.変形例>
以上に示した実施形態においては、制御部20は、第1通信部22の通信機能がオンである際に、通信の接続先として車両用機器1が検出できない場合に第1通信部22の通信機能をオフにする構成とした。これに加えて、或いは、これとは別の構成として、制御部20は、第1通信部22の通信機能がオンである際に、センサ部24から情報により車両用機器1を搭載する車両の停車を検出した場合に、第1通信部22の通信機能をオフにする構成としてよい。これによれば、第1通信部22の通信機能をできる限りオフして、携帯端末2の電力消費を抑制することができる。
ただし、車両の停車中においても、衝突等のイベントが生じることがある。例えば、車両が信号待ちで交差点に停車中に、後方から来る車両に追突されることもある。このために、通信の接続先として車両用機器1が検出される場合には、車両が停車中であっても第1通信部22の通信機能はオフにしないことが好ましい。
上記変形例について、具体例を示して説明する。図12は、第1実施の形態における第2監視モードの変形例を示すフローチャートである。図12に示す変形例では、第2監視モードが開始されと、制御部20は、通信の接続先として車両用機器1が検出されているか否かを確認する(ステップS21)。通信の接続先として車両用機器1が検出できない場合(ステップS21でNo)、ステップS22〜S24が実行される。これらの点、第1実施の形態と同様である。
変形例においては、通信の接続先として車両用機器1が検出される場合に(ステップS21でYes)、制御部20は、車両が停車中であるか否かを確認する(ステップS25)。この点が第1実施の形態と異なる。車両が停車中であるか否かは、GPSセンサで構成されるセンサ部24からの情報によって確認することができる。例えば、制御部20は、GPSセンサとしてのセンサ部24から得られる情報によって、車両の位置が時間の変化に伴って変化していないと判断される場合に、車両が停車していると判断する。
車両が停車中であると判断される場合(ステップS25でYes)、制御部20は、ステップS22〜S24を実行する。すなわち、制御部20は、端末側イベント通知アプリ21bの終了や、第1通信部22の通信機能をオフにする。これにより、携帯端末2の電力消費を抑制することができる。車両が停車中でないと判断される場合(ステップS25でNo)、ステップS21に戻る。なお、当該変形例の技術思想は、第2実施の形態にも同様に適用できる。
<3−2.留意事項>
本明細書で示す実施の形態や変形例の構成は、本発明の例示にすぎない。実施の形態や変形例の構成は、本発明の技術的思想を超えない範囲で適宜変更されてもよい。また、複数の実施の形態及び変形例は、可能な範囲で組み合わせて実施されてよい。
また、以上に示した実施の形態では、プログラムに従ったCPUの演算処理によってソフトウェア的に各種の機能が実現されていると説明したが、これらの機能のうちの少なくとも一部は電気的なハードウェア回路により実現されてもよい。また逆に、ハードウェア回路によって実現されるとした機能のうちの少なくとも一部は、ソフトウェア的に実現されてもよい。
1 車両用機器
2 携帯端末
20 制御部
21a 端末側イベント通知アプリ(アプリケーション)
22 第1通信部(通信部)
24 センサ部

Claims (12)

  1. 衝突を含むイベントを検出する車両用機器と通信可能に設けられる携帯端末であって、
    前記車両用機器と通信を行う通信部と、
    前記通信部の通信機能のオンオフを制御する制御部と、
    前記車両用機器が搭載される車両に持ち込まれた場合に、当該車両の動きを監視するセンサ部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記センサ部からの情報に基づいて前記通信機能をオンにして前記車両用機器と通信を行うための処理を行う、携帯端末。
  2. 前記制御部は、前記センサ部からの情報に基づいて前記車両の走行開始を検出した場合に、前記通信機能をオンにする、請求項1に記載の携帯端末。
  3. 前記制御部は、前記センサ部からの情報に基づいて前記車両が所定の速度以上で走行していると判断される場合に、前記車両の走行開始を検出する、請求項2に記載の携帯端末。
  4. 前記制御部は、通信接続が可能な接続先として前記車両用機器を含む複数の機器を検出した場合に、前記車両用機器を優先して通信を行うための処理を行う、請求項1から3のいずれか1項に記載の携帯端末。
  5. 前記制御部は、前記通信機能がオンである際に、通信の接続先として前記車両用機器を検出できない場合に、前記通信機能をオフにする、請求項1から4のいずれか1項に記載の携帯端末。
  6. 前記制御部は、前記通信機能がオンである際に、前記センサ部からの情報により前記車両の停車を検出した場合に、前記通信機能をオフにする、請求項1から5のいずれか1項に記載の携帯端末。
  7. 前記制御部は、前記車両用機器から通信によって前記イベントに関する通知が行われた場合に、通信網を介して所定の通知先に前記イベントに関する通知処理を行う、請求項1から6のいずれか1項に記載の携帯端末。
  8. 前記制御部は、前記車両用機器との通信接続を開始した場合に、前記通知処理を行うためのアプリケーションを起動させる、請求項7に記載の携帯端末。
  9. 前記制御部は、前記通知処理を行うためのアプリケーションの起動中に、通信の接続先として前記車両用機器を検出できない場合に当該アプリケーションを終了させる、請求項7又は8に記載の携帯端末。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載の携帯端末と、
    前記車両用機器と、
    を備える、車両用システム。
  11. 携帯端末において、車両用機器との通信接続に関する処理を行う方法であって、
    前記携帯端末が有するセンサ部からの情報によって前記車両用機器が搭載される車両の動きを監視する監視工程と、
    前記車両の動きの監視結果に基づいて前記携帯端末の通信部の通信機能をオンにして前記車両用機器との通信を行うための処理を行う通信接続処理工程と、
    を備える、通信接続方法。
  12. 車両用機器と通信可能に設けられる携帯端末に含まれるコンピュータによって実行されるプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記携帯端末が有するセンサ部からの情報によって前記車両用機器が搭載される車両の動きを監視するステップと、
    前記車両の動きの監視結果に基づいて前記携帯端末の通信部の通信機能をオンにして前記車両用機器との通信を行うための処理を行うステップと、
    を行う手段として機能させる、プログラム。
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