JPWO2013186891A1 - 進捗状況管理システム、及び進捗状況管理方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、複数の処理部横断でファイル処理を実行する必要がある場合に、ファイル単位で進捗状況を管理可能な進捗状況管理システムを提供することを目的とする。ファイルに処理を実行する複数の処理部を含み、ファイルに対して一連の処理を実行する管理対象システムと、管理対象システムに含まれる処理部による処理の進捗状況を管理する進捗状況管理部と、を備える進捗状況管理システムであって、進捗状況管理部は、第1処理部内でのファイルの第1識別情報を取得する場合、第2処理部内での当該ファイルの第1識別情報も取得し、取得した第1処理部内での第1識別情報及び取得した第2処理部内での第1識別情報を、同一の第2識別情報に紐付けることを特徴とする。

Description

本発明は、複数の処理部によるファイルに対する処理の進捗状況を管理する進捗状況管理システムに関し、特に、各処理部内でのファイルの識別情報が異なる場合においても進捗状況を管理する進捗状況管理システムに関する。
企業内における非構造データの蓄積量は増加傾向にある。このようなデータを活用する要求は高まっており、テキスト検索システムをはじめとするファイル登録を必要とする複数のシステムを利用する状況が増えつつある。例えば、テキスト検索システムを利用可能にするためには、テキスト検索システムは、検索対象のファイルを収集し、収集したファイルに検索用インデックスを生成する処理を実行する必要がある。しかしながら、ファイルの収集処理の実行時間及び検索用インデックスの生成処理の実行時間は、ファイルの量に応じて変動する。このため、ユーザは、これらの処理の実行時間が不明であるので、いつファイルが検索可能となるのかを把握できないという問題(以下、問題1という)がある。
この問題1を解決するために、多くのテキスト検索システムはファイルの収集処理及び検索用インデックスの生成処理の進捗状況を表示する機能を備える。これによって、ユーザは、いつどのファイルが検索可能になるかを把握することができる。
また、ファイルの活用を目的とするシステムを構築する場合、ファイルに対して処理を実行する複数のコンポーネント(処理部)を組み合わせることによって、処理フローを実現する必要がある。しかし、この場合には、処理フローの把握が困難になるという問題(以下、問題2という)がある。
この問題2を解決するために、特開2006−126986号公報(特許文献1)がある。この公報には、「各アクティビティに要するコストは全て平等であることを前提とし、ノードに対する残アクティビティ数とアクティブパスによる実行中パスから進捗率を算出する。進捗率の計算方法は、進捗率St+1は残進捗率(100-St)を遷移する可能性がある総アクティビティ数で割ったものを現在の進捗率Stに加算することで求まる。」と記載されている。これによれば、複数のコンポーネントを組み合わせたシステムであっても、ユーザはシステム全体の処理フロー及び処理時間を把握することができる。
特開2006−126986号公報
従来の技術では、ユーザは、テキスト検索システムのように、一つのコンポーネントのみのシステムの処理の進捗を把握することができ、また、複数のコンポーネントを組み合わせたシステムの処理フローをジョブ単位で把握するができる。しかしながら、複数のコンポーネント横断でファイルに処理を実行する必要がある場合、ファイル単位で進捗状況を把握できないという課題がある。
本発明はこれらの課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、複数の処理部横断でファイル処理を実行する必要がある場合に、ファイル単位で進捗状況を管理可能な進捗状況管理システムを提供することである。
本願において開示される発明の代表的な一例を示せば以下の通りである。すなわち、ファイルに処理を実行する複数の処理部を含み、前記ファイルに対して一連の処理を実行する管理対象システムと、前記管理対象システムに含まれる前記処理部による処理の進捗状況を管理する進捗状況管理部と、を備える進捗状況管理システムであって、前記ファイルを実行する各処理部の順序が登録された処理フロー情報を記憶し、前記進捗状況管理部は、前記処理部内での前記ファイルの識別情報である第1識別情報と前記管理対象システム内で前記ファイルの一意な識別情報である第2識別情報とを紐付けて識別情報紐付け情報に記憶する識別情報紐付け部と、前記処理部による処理の進捗状況と、当該処理を実行したファイルの当該処理部内での第1識別情報と、を含む進捗情報を収集する進捗情報収集部と、前記識別情報紐付け情報を参照し、前記進捗情報収集部によって収集された進捗情報の第1識別情報に紐付く前記第2識別情報を特定し、前記特定した前記第2識別情報と前記進捗収集部によって収集された進捗情報の進捗状況とを紐付け、前記第2識別情報と紐付けた進捗状況とを進捗蓄積情報として記憶する進捗状況紐付け部と、を有し、前記複数の処理部は、第1処理部と第2処理部とを含み、前記識別情報紐付け部は、前記第1処理部内でのファイルの前記第1識別情報を取得する場合、前記第2処理部内での当該ファイルの前記第1識別情報も取得し、前記取得した第1処理部内での第1識別情報及び前記取得した第2処理部内での第1識別情報を、同一の前記第2識別情報に紐付けることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、複数のコンポーネント横断でファイル処理を実行する必要がある場合に、ファイル単位で進捗状況を管理可能な進捗状況管理システムを提供できる。
本発明の第1実施例の情報処理システムの構成の説明図である。 本発明の第1実施例の進捗管理システム100のハードウェア構成図である。 本発明の第1実施例の処理フロー情報に登録された各処理部の処理順序の説明図である。 本発明の第1実施例の処理状況収集部の処理状況収集処理のフローチャートである。 本発明の第1実施例の処理状況収集部によって収集される進捗情報の説明図である。 本発明の第1実施例のファイルID紐付け情報の説明図である。 本発明の第1実施例の進捗蓄積情報の説明図である。 本発明の第1実施例の進捗表示部の進捗表示処理のフローチャートである。 本発明の第1実施例の全体処理終了時間算出処理のフローチャートである。 本発明の第1実施例の予想終了時間算出処理のフローチャートである。 本発明の第1実施例の全体の予想処理時間の算出処理の説明図である。 本発明の第1実施例の処理部毎進捗状況算出処理のフローチャートである。 本発明の第1実施例の処理部毎進捗状況算出処理の予想終了時間算出処理のフローチャートである。 本発明の第1実施例の進捗情報表示画面の説明図である。 本発明の第2実施例の優先度変更処理のフローチャートである。 本発明の第2実施例の優先度変更画面の説明図である。 本発明の第3実施例の情報処理システムの構成の説明図である。 本発明の第4実施例の情報処理システムの構成の説明図である。 本発明の第4実施例のファイル移動処理のフローチャートである。
(第1実施例)
本発明の第1実施例を図1〜図14を用いて説明する。
図1は、本発明の第1実施例の情報処理システムの構成の説明図である。
情報処理システムは、進捗管理システム100、統合データアクセスアプリケーションクライアント200、統合データアクセスアプリケーションサーバ300、テキスト検索システム400、メタデータデータベース500、ファイルストレージ600、メタデータ抽出・ファイル登録システム700、医療画像用アダプタ800、医療画像配信システム900、電子カルテ用アダプタ1000、及び、電子カルテシステム1100を備える。これらは、通常広く一般に利用されるサーバ装置と同様の構成のハードウェア装置であり、これらのハードウェア装置の構成は進捗管理システム100を例に図2で詳細を説明する。
なお、本実施例では、本発明の本質となる機能要素を構成する進捗管理システム100の動作を説明するために、進捗管理システム100を医療情報システムに適用する場合を例にあげて説明するが、進捗管理システム100は他のシステムにも適用可能である。
進捗管理システム100の処理手順を詳細に説明する前に、医療情報システムの構成の概略について説明する。
本実施例の医療情報システムは、統合データアクセスアプリケーションサーバ300、テキスト検索システム400、メタデータデータベース500、ファイルストレージ600、メタデータ抽出・ファイル登録システム700、医療画像用アダプタ800、医療画像配信システム900、電子カルテ用アダプタ1000、及び電子カルテシステム1100を有する。
医療画像配信システム900は、レントゲン写真及びMRI画像などの医療画像を処理するシステムであり、電子カルテシステム1100は、電子カルテを処理するシステムである。本実施例の医療情報システムは、医療画像及び電子カルテをファイルストレージ600に集約して記憶する。メタデータデータベース500が、ファイルストレージ600に記憶された医療画像及び電子カルテのメタデータ(例えば、患者ID、日付、時刻、及び検査ID等)を集約して管理する。また、テキスト検索システム400が、ファイルストレージ600に記憶された医療画像及び電子カルテをテキスト検索可能にする。そして、統合データアクセスアプリケーションサーバ300は、テキスト検索システム400及びメタデータデータベース500の双方にアクセスし、テキスト検索システム400によるテキスト検索機能及びメタデータデータベース500によるフィルタ検索機能を組み合わせた統合検索機能を実現する。
ユーザは、統合データアクセスアプリケーションクライアント200を利用して、統合データアクセスアプリケーションサーバ300に接続し、統合データアクセスアプリケーションサーバ300の統合検索機能を利用する。
本実施例の医療情報システムの本質的な点は、医療画像及び電子カルテという異種データをファイル形式でファイルストレージ600に集約し、ファイルストレージ600に記憶した全てのファイルに対してテキスト検索システム400及びメタデータデータベース500が登録処理を実行することによって、上位アプリケーション(統合データアクセスアプリケーションサーバ300)の機能を実現する点である。ファイルストレージ600が医療画像及び電子カルテを記憶するファイル形式、ファイルストレージ600、テキスト検索システム400、メタデータデータベース500、統合データアクセスアプリケーションサーバ300、及び統合データアクセスアプリケーションクライアント200の内部構成の詳細は本実施例の本質の範囲外である。
次に、医療情報システムの構成要素となる各情報処理装置について詳細に説明する。
医療画像配信システム900は、医療画像を管理するシステムであり、外部のシステム及びユーザが利用するクライアント計算機に医療画像を配信する。電子カルテシステム1100は、患者の電子カルテを管理するシステムであり、外部のシステム及びユーザが利用するクライアント計算機に電子カルテを提供する。
医療画像用アダプタ800は、医療画像配信システム900に接続され、医療画像配信システム900が提供する医療画像配信機能の通信プロトコルに従って、医療画像配信システム900から所望の医療画像をファイルとして取得する。なお、医療画像配信機能の通信プロトコルとしては、一般に医療画像標準のDICOMなどが利用されている。
電子カルテ用アダプタ1000は、電子カルテシステム1100に接続され、電子カルテシステム1100が提供する電子カルテ情報配信機能の通信プロトコルに従って、電子カルテシステム1100から所望の電子カルテ情報をファイルとして取得する。なお、電子カルテ情報配信機能の通信プロトコルとしては、一般に医療システム接続標準のHL7などが利用されている。
メタデータ抽出・ファイル登録システム700は、医療画像用アダプタ800及び電子カルテ用アダプタ1000に接続される。メタデータ抽出・ファイル登録システム700は、各アダプタ800及び1000に接続されるデータソースシステム(医療画像配信システム900及び電子カルテシステム1100)によって提供されるデータが各アダプタ800及び1000によってファイル化されたものを取得する。そして、メタデータ抽出・ファイル登録システム700は、取得したファイル内の情報からメタデータ(例えば、患者ID、日付、時刻、及び検査IDなど)を抽出する。また、メタデータ抽出・ファイル登録システム700は、取得したファイル及び抽出したメタデータを、自身に接続されるファイルストレージ600に登録する。
テキスト検索システム400は、ファイルストレージ600に接続され、ファイルストレージ600に記憶されたファイルに対してテキスト検索を可能にする処理を実行する。具体的には、テキスト検索システム400は、ファイルストレージ600に記憶されたファイル(医療画像ファイル、電子カルテファイル、並びに、医療画像ファイル及び電子カルテファイルから抽出されたメタデータファイル)を収集する。そして、テキスト検索システム400は、収集したファイルに対してテキスト検索処理を実行する場合に利用されるインデックスをファイルごとに生成する。
メタデータデータベース500は、メタデータ抽出・ファイル登録システム700によって抽出されたメタデータを管理し、メタデータを用いた検索処理及びメタデータを用いた集計処理を可能にする。具体的には、メタデータデータベース500は、ファイルストレージ600に記憶されたメタデータファイルを収集し、収集したメタデータファイル内に記憶されたメタデータをデータベース内に記憶し、管理する。
テキスト検索システム400、メタデータデータベース500、ファイルストレージ600、メタデータ抽出・ファイル登録システム700、医療画像用アダプタ800、及び電子カルテ用アダプタ1000は、ファイルに対して何らかの処理を実行するコンポーネント(処理部)として機能する。
統合データアクセスアプリケーションサーバ300は、メタデータデータベース500、テキスト検索システム400、及びファイルストレージ600に接続される。統合データアクセスアプリケーションサーバ300は、ユーザが統合データアクセスアプリケーションクライアント200を用いて入力した検索条件を満たすファイルの検索要求を、メタデータデータベース500及びテキスト検索システム400に送信する。そして、統合データアクセスアプリケーションサーバ300は、メタデータデータベース500及びテキスト検索システム400の検索結果を受信した場合、受信した検索結果を組み合わせた情報を検索結果情報として統合データアクセスアプリケーションクライアント200に返す。
統合データアクセスアプリケーションクライアント200は、ユーザが統合データアクセスアプリケーションを利用する場合に使用するプログラムであり、検索条件の入力を受け付け、入力された検索条件を統合データアクセスアプリケーションサーバ300に送信し、統合データアクセスアプリケーションサーバ300が返す結果情報を表示する。
次に、進捗管理システム100について説明する。
進捗管理システム100は、テキスト検索システム400、メタデータデータベース500、ファイルストレージ600、メタデータ抽出・ファイル登録システム700、医療画像用アダプタ800、及び電子カルテ用アダプタ1000にネットワークを介して接続される。進捗管理システム100は、管理対象のシステムを構成する各処理部によるファイルに対する処理の進捗状況を収集し、管理する。進捗管理システム100は、処理状況収集部101、進捗表示部102、処理フロー情報103、ファイルID紐付け情報104、及び進捗蓄積情報105を有する。
処理状況収集部101は、各処理部にアクセスし、各処理部の進捗状況を収集する。進捗表示部102は、処理状況収集部101によって収集された進捗状況を表示する。処理フロー情報103には、各処理部の処理順序が登録される。処理フロー情報103の詳細は図3で説明する。ファイルID紐付け情報104には、処理状況収集部101によって収集された各処理部内でのファイルの識別情報(第1識別情報)と、進捗管理システム100が進捗状況を管理するシステム内におけるファイルの一意な識別情報(第2識別情報)と、の対応関係が登録される。ファイルID紐付け情報104の詳細は図6で説明する。進捗蓄積情報105には、処理状況収集部101によって収集された各処理部の進捗状況が登録される。進捗蓄積情報105の詳細は図7で説明する。
次に、処理状況収集部101が各処理部から進捗状況を収集するために必要となる各処理部の前提について説明する。
各処理部は、ファイルIDマッピングAPI(Application Program Interface)、及び進捗情報APIを有する。
各処理部は、ファイルの取得元からファイルを取得し、取得したファイルに対して各処理部の処理を実行する。例えば、医療画像用アダプタ800は、医療画像配信システム900からファイルを取得し、メタデータ抽出・ファイル登録システム700は医療画像用アダプタ800及び電子カルテ用アダプタ1000からファイルを取得する。
ファイルIDマッピングAPIは、ファイルの取得元におけるファイルの識別情報(以下、ファイルIDという)と自身を有する処理部400〜700におけるファイルIDとの対応関係を外部に提供するインタフェースである。例えば、メタデータ抽出・ファイル登録システム700が有するファイルIDマッピングAPIは、ファイルの取得元となる医療画像用アダプタ800又は電子カルテ用アダプタ1000におけるファイルIDとメタデータ抽出・ファイル登録システム700におけるファイルIDとを外部に提供する。換言すれば、各処理部400〜700のファイルIDマッピングAPIは、一つ前の処理部におけるファイルIDと自身におけるファイルIDとを外部に提供する。
進捗状況APIは、自身を有する処理部400〜700においてファイルの進捗状況を外部に提供するインタフェースである。
各処理部のファイル取得処理はバッチ処理形式で周期的に実行される。一度のバッチ処理では、ファイルの取得元の特定のファイル集合に対して順次ファイル取得処理が実行される。例えば、テキスト検索システム400のファイルの取得元はファイルストレージ600であり、通常、テキスト検索システム400における一度のバッチ処理の取得対象は、ファイルストレージ600内のファイル群のうち過去のファイル取得処理で取得されていないファイルの集合である。進捗情報APIは、ファイル取得処理で取得されたファイル単位でファイルの処理状況を外部に提供する。
図2は、本発明の第1実施例の進捗管理システム100のハードウェア構成図である。
進捗管理システム100は、CPU111、主記憶装置(メモリ)112、副記憶装置113、通信装置114、及び入出力装置115を有する。これらのCPU111、主記憶装置112、副記憶装置113、通信装置114、及び入出力装置115は、バス116を介して互いに接続される。
CPU111は、主記憶装置112に読み込まれたプログラムを実行する。主記憶装置112には、副記憶装置113に記憶されたプログラムが読み込まれる。副記憶装置113には、各種プログラムが記憶される。
通信装置114は、他の装置と通信するためのインタフェースである。入出力装置115は、例えばキーボード及びマウスのような入力装置、並びにディスプレイのような出力装置である。
なお、副記憶装置113及び主記憶装置112にはプログラムの他に、プログラムの実行に必要なデータが記憶され、プログラムの実行に伴って当該データの読み取り処理及び書き込み処理が実行される。さらに、現在広く使われている情報処理装置の仮想化技術を利用し、これらのハードウェア装置の処理がソフトウェアとして実行される場合もある。これらの具体的な情報処理装置の構成方法は本発明の本質ではないので説明を省略する。
また、進捗管理システム100を例にハードウェア構成を説明したが、他の装置(統合データアクセスアプリケーションクライアント200、統合データアクセスアプリケーションサーバ300、テキスト検索システム400、メタデータデータベース500、ファイルストレージ600、メタデータ抽出・ファイル登録システム700、医療画像用アダプタ800、医療画像配信システム900、電子カルテ用アダプタ1000、及び、電子カルテシステム1100)も同じハードウェア構成であるので、説明を省略する。
図3は、本発明の第1実施例の処理フロー情報103に登録された各処理部の処理順序の説明図である。
処理フロー情報103は、進捗管理システム100が各処理部の処理状況を管理する前に管理者等によって予め設定される。図3に示す処理フロー情報103には、図1に示す医療情報システムの処理フローが登録される。
まず、医療画像用アダプタ800が、医療画像配信システム900から医療画像ファイルを収集する。また、電子カルテ用アダプタ1000が、電子カルテシステム1100から電子カルテファイルを収集する。
次に、メタデータ抽出・ファイル登録システム700が、医療画像用アダプタ800及び電子カルテ用アダプタ1000によって収集されたファイルからメタデータを抽出し、医療画像用アダプタ800及び電子カルテ用アダプタ1000によって収集されたファイル、及び抽出したメタデータをファイルストレージ600に登録する。
テキスト検索システム400は、ファイルストレージ600に登録されたファイルを収集し、検索用インデックスを生成する。また、メタデータデータベース500は、ファイルストレージ600に登録されたメタデータを収集し、収集したメタデータをデータベースに登録する。一つのファイルに対してテキスト検索システム400の処理が完了し、かつメタデータデータベース500の処理が完了すると、当該ファイルに対する一連の処理が完了する。
図4は、本発明の第1実施例の処理状況収集部101の処理状況収集処理のフローチャートである。
処理状況収集処理は、進捗管理システム100のCPU111によって実行される。
まず、処理状況収集部101は、処理フロー情報103に登録された処理を実行する各処理部(医療画像用アダプタ800、電子カルテ用アダプタ1000、メタデータ抽出・ファイル登録システム700、テキスト検索システム400、及びメタデータデータベース500)が有する進捗情報APIから進捗情報を収集する(3001)。各処理部が有する進捗情報APIから収集する進捗情報は、各処理部におけるファイルID、及び当該ファイルIDによって識別されるファイルに対する処理の進捗状況を含む。進捗状況は、ファイルが各処理部によって収集されていない状態を示す「未収集」、ファイルに対する処理が完了していない状態を示す「未登録」、及びファイルに対する処理が完了した状態を示す「登録完了」のいずれかが値として設定される。なお、ステップ3001の処理で収集される進捗情報の詳細は図5で説明する。
次に、処理状況収集部101は、ステップ3001の処理で収集した処理情報に含まれる各処理部におけるファイルIDによって識別されるファイルの取得元におけるファイルID(取得元ファイルID)を、各処理部が有するファイルIDマッピングAPIから取得し、進捗情報に含まれるファイルIDと取得元ファイルIDとを同じグローバルファイルIDに紐付けてファイルID紐付け情報104に登録する(3002)。ステップ3002の処理の詳細については図6で具体例を挙げて説明する。
次に、処理状況収集部101は、ステップ3001の処理で収集した進捗情報、及びステップ3002の処理で進捗情報に含まれるファイルIDと取得元ファイルIDとに紐付けられたグローバルファイルIDに基づいて進捗情報レコードを生成し、生成した進捗情報レコードを進捗蓄積情報105に登録し(3003)、処理状況収集処理を終了する。なお、進捗情報レコードは、一つの処理部から収集された進捗情報ごとに生成される。ステップ3003の処理の詳細については、図7で具体例を挙げて説明する。
ステップ3001〜3003の処理が周期的に繰り返し実行されることによって、進捗蓄積情報105が各処理部の進捗に応じて更新される。
以上によって、進捗管理システム100は、ファイルID紐付け情報104及び進捗蓄積情報105を更新する。
図5は、本発明の第1実施例の処理状況収集部101によって収集される進捗情報の説明図である。
進捗情報は、ファイルID4001、進捗状況を示す状態4002、及び日時4003を含む。
ファイルID4001には、処理部内におけるファイルIDが含まれる。状態4002には、ファイルID4001に含まれるファイルIDによって識別されるファイルの進捗状況を示す値が含まれる。進捗状況を示す値は、上述したように、「未収集」、「未登録」、及び「登録完了」のいずれかの値である。日時4003には、処理部が有する進捗情報APIが進捗状況を取得した日時が含まれる。
図5では、テキスト検索システム400が有する進捗情報APIが、テキスト検索システム400におけるファイルID「0001」、状態「未収集」、及び日時「2012年2月1日12時00分30秒」を含む進捗情報を処理状況収集部101に送信した場合を示している。
図6は、本発明の第1実施例のファイルID紐付け情報104の説明図である。
ファイルID紐付け情報104は、グローバルファイルID5001、コンポーネントID5002、及びファイルID5003を含む。
グローバルファイルID5001には、医療情報システム内で一意なファイルの識別情報(グローバルファイルID)が登録される。コンポーネントID5002には、グローバルファイルID5001に登録されたグローバルファイルIDによって識別されるファイルに対して処理を実行した処理部の識別情報(コンポーネントID)が登録される。ファイルID5003には、グローバルファイルID5001に登録されたグローバルファイルIDによって識別されるファイルの、コンポーネントID5002に登録されたコンポーネントIDによって識別される処理部における識別情報が登録される。
例えば、図4に示すステップ3002の処理で、処理状況収集部101は、テキスト検索システム400が有するファイルIDマッピングAPIから、テキスト検索システム400におけるファイルID「0001」、当該ファイルID「0001」によって識別されるファイルの取得元であるファイルストレージ600におけるファイルID(取得元ファイルID)「dcm/20120202a.dcm」を取得する。
そして、取得元ファイルID「dcm/20120202a.dcm」に紐付けられたグローバルファイルIDがファイルID紐付け情報104に存在する場合、処理状況収集部101は、ファイルID紐付け情報104に新たなレコードを追加し、追加したレコードのグローバルファイルID5001に当該グローバルファイルIDを登録し、コンポーネントID5002にテキスト検索システム400の識別情報を登録し、ファイルID5003に「0001」を登録する。
一方、取得元ファイルID「dcm/20120202a.dcm」に紐付けられたグローバルファイルIDがファイルID紐付け情報104に存在しない場合、処理状況収集部101は、新たなグローバルファイルIDを生成し、ファイルID紐付け情報104に二つのレコードを追加する。そして、処理状況収集部101は、追加した二つのレコードのグローバルファイルID5001に生成した新たなグローバルファイルIDを登録する。また、処理状況収集部101は、追加した一方のレコードのコンポーネントID5002にテキスト検索システム400の識別情報を登録し、ファイルID5003に「0001」を登録する。また、処理状況収集部101は、追加した他方のレコードのコンポーネントID5002に取得元のファイルストレージ600の識別情報を登録し、ファイルID5003に取得元ファイルID「dcm/20120202a.dcm」を登録する。
すなわち、ステップ3002の処理では、処理状況収集部101は、ステップ3001の処理で収集した進捗情報に含まれる処理部のファイルID及び取得元ファイルIDをグローバルファイルIDに紐付けてファイルID紐付け情報104に登録する。
図7は、本発明の第1実施例の進捗蓄積情報105の説明図である。
進捗蓄積情報105は、グローバルファイルID6001、コンポーネントID6002、状態6003、及び日時6004を含む。
グローバルファイルID6001にはグローバルファイルIDが登録され、コンポーネントID6002にはコンポーネントIDが登録される。状態6003には、グローバルファイルID6001に登録されたグローバルファイルIDによって識別されるファイルの進捗状況を示す値が登録される。日時6004には、処理部が有する進捗情報APIが進捗状況を取得した日時が登録される。
例えば、処理状況収集部101が、図4に示すステップ3001の処理で、テキスト検索システム400が有する進捗情報APIから図5に示す処理情報を収集し、ステップ3002の処理で、テキスト検索システム400が有するファイルIDマッピングAPIから、ファイルID「0001」、及び取得元ファイルID「dcm/20120202a.dcm」を取得した場合のステップ3003の処理について説明する。
処理状況収集部101は、進捗蓄積情報105に新たなレコードを追加し、追加したレコードのグローバルファイルID6001に、ステップ3002の処理でテキスト検索システム400におけるファイルID「0001」に紐付けられたグローバルファイルID「000003」を登録する。そして、処理状況収集部101は、追加したレコードのコンポーネントID6002にテキスト検索システム400の識別情報を登録し、状態6003には「未収集」を登録し、日時6004には「2012年2月1日12時00分30秒」を登録する。
図8は、本発明の第1実施例の進捗表示部102の進捗表示処理のフローチャートである。進捗表示処理は、進捗管理システム100のCPU111によって実行される。
まず、進捗管理システム100は、ユーザによって入力された進捗状況表示要求を受け付ける(7001)。ユーザは、進捗状況表示要求を統合データアクセスアプリケーションクライアント200に入力してもよいし、図示しない計算機に入力してもよいし、進捗管理システム100に直接入力してもよい。進捗状況表示要求にはファイル検索条件が含まれる。ファイル検索条件は、ユーザが進捗状況を把握する対象となるファイルの条件であり、例えば、進捗蓄積情報105に登録されている日時6004による指定(2012年2月1日以降に生成されたファイル)などが考えられる。進捗蓄積情報105に日時6004以外の情報(例えば、ファイルの種類など)が登録されていれば、この情報による指定も可能である。
進捗管理システム100は、ステップ7001の処理で進捗状況表示要求を受け付けた場合、処理を進捗表示部102に移行し、進捗表示部102は、進捗蓄積情報105に登録されたレコードから進捗状況表示要求に含まれるファイル検索条件に適合するレコードを収集する(7002)。
次に、進捗表示部102は、ステップ7002の処理で収集された進捗蓄積情報105のレコードのグローバルファイルID6001を参照し、グローバルファイルIDの数を全体ファイル数として算出する(7003)。換言すれば、ステップ7003の処理では、進捗表示部102は、ファイル検索条件に適合するファイルの数を算出する。
次に、進捗表示部102は、ステップ7002の処理で収集された進捗蓄積情報105のレコードのコンポーネントID6002及び状態6003を参照し、終了条件を満たすグローバルファイルIDの数を登録完了ファイル数として算出する(7004)。終了条件とは、進捗管理システム100の管理対象となるシステムがファイルに対する一連の処理が終了する条件である。換言すれば、ステップ7004の処理では、進捗表示部102は、管理対象のシステムの一連の処理が終了したファイルの数を算出する。
例えば、図3に示す処理フロー情報103であれば、テキスト検索システム400の処理が終了し、メタデータデータベース500の処理が終了していることが終了条件となる。すなわち、進捗表示部102は、コンポーネントID6002にテキスト検索システム400の識別情報が登録され、状態6003に「登録完了」が登録されたレコード、及び、コンポーネントID6002にメタデータデータベース500の識別情報が登録され、状態6003に「登録完了」が登録されたレコードを含むグローバルファイルIDの数を登録完了ファイル数として算出する。
次に、進捗表示部102は、ステップ7004処理で算出された登録完了ファイル数をステップ7003の処理で算出された全体ファイル数で除算することによって、ファイル登録完了率を算出し、算出したファイル登録完了率を進捗表示応答として、進捗状況表示要求を送信した計算機に返し(7005)、処理を終了する。なお、ファイル登録完了率は管理対象のシステムの全体の進捗を示す。また、進捗表示応答を受け付けた計算機は、進捗表示応答のファイル登録完了率を表示する。
例えば、ファイル検索条件が2012年2月1日以降に生成されたファイルである場合の図8に示す進捗表示処理を図7に示す進捗蓄積情報105を用いて説明する。
この場合、ステップ7002の処理では、図7に示す進捗蓄積情報105に登録された全てのレコードが収集される。
次に、ステップ7003の処理では、ステップ7002の処理で収集されたレコードのグローバルファイルID6001には「000001」、「000002」、及び「000003」が登録されているので、全体ファイル数として3が算出される。
次に、ステップ7004の処理では、コンポーネントID6002にテキスト検索システム400の識別情報が登録され、状態6003に「登録完了」が登録されたレコード、及び、コンポーネントID6002にメタデータデータベース500の識別情報が登録され、状態6003に「登録完了」が登録されたレコードを含むグローバルファイルIDは、「000001」であるので、登録完了ファイル数として1が算出される。
グローバルファイルID「000002」のレコードのうちコンポーネントID6002がメタデータデータベース500の識別情報が登録されたレコードの状態6003に「未収集」が登録されているので、グローバルファイルID「000002」は終了条件を満たさない。
また、グローバルファイルID「000003」のレコードは、コンポーネントID6002にメタデータデータベース500の識別情報が登録されたレコードを含まないので、グローバルファイルID「000003」は終了条件を満たさない。これは、メタデータデータベース500がグローバルファイルID「000003」のファイルをファイルストレージ600から取得していないので、メタデータデータベース500にはグローバルファイルID「000003」のファイルの進捗状況は存在していないためである。
次に、ステップ7005の処理では、登録完了ファイル数である1が全体ファイル数3で除算され、ファイル登録完了率が33.3%と算出される。
以上によって、各処理部で異なるファイルIDがファイルに付与されている場合であっても、進捗管理システム100は同じファイルにグローバルファイルIDを付与するので、ファイル単位で進捗状況が管理可能となる。
次に、全体処理終了時間算出処理について図9を用いて説明する。全体処理時間算出処理は、処理を実行していないファイルが存在する処理部が当該ファイルに対する処理の実行を終了する予想終了時間を算出し、算出した各処理部の予想終了時間に基づいて、管理対象のシステムが全てのファイルに対して一連の処理の実行を終了する時間である全体の予想終了時間を算出する処理である。
図9は、本発明の第1実施例の全体処理終了時間算出処理のフローチャートである。全体処理終了時間算出処理は進捗管理システム100のCPU111によって実行される。なお、図9に示すステップ7001及び7002の処理は、図8に示すステップ7001及び7002の処理と同じなので、図8と同じ符号を付与し、説明を省略する。
ステップ7002の処理の実行後、進捗表示部102は、処理フロー情報103を参照し、ファイルに処理を実行する全ての処理部を特定する(8003)。図3に示す処理フロー情報103では、医療画像用アダプタ800、電子カルテ用アダプタ1000、メタデータ抽出・ファイル登録システム700、テキスト検索システム400及びメタデータデータベース500が処理部として特定される。なお、ステップ8003の処理で特定される処理部が進捗管理システム100に予め登録されている場合には、ステップ8003の処理を実行しなくてもよい。
次に、進捗表示部102は、ステップ7002の処理で収集された進捗蓄積情報105のレコードを参照し、ステップ8003の処理で特定された処理部ごとに未処理のファイル数を特定し、特定した未処理のファイル数に基づいてステップ8003の処理で特定された処理部の予想終了時間を算出する予想終了時間算出処理を実行する(8004)。ステップ8004の処理の詳細は、図10で説明する。
次に、進捗表示部102は、処理フロー情報103上の各処理部に、ステップ8004の処理で算出された予想終了時間を配置し、合計予想終了時間が最大となるパスを選択し、選択したパスの合計予想終了時間を、管理対象のシステムの予想終了時間として算出し、算出した予想終了時間を進捗表示応答として、進捗状況表示要求を送信した計算機に返し(8005)、処理を終了する。ステップ8005の処理の詳細は図11で説明する。
次に、図10を用いて予想終了時間算出処理について説明する。図10は、本発明の第1実施例の予想終了時間算出処理のフローチャートである。
まず、進捗表示部102は、処理フロー情報103を参照し、ファイルに対して最初に処理を実行する処理部を特定する(8011)。次に、進捗表示部102は、ステップ7002の処理で収集された進捗蓄積情報105のレコードのうち、コンポーネントID6002に最初に処理を実行する処理部の識別情報が登録されているレコードを特定し、特定したレコードのグローバルファイルIDの数を処理対象のファイル数として算出する(8012)。
次に、進捗表示部102は、ステップ8003の処理で特定された全ての処理部がステップ8014の処理で選択されたか否かを判定する(8013)。
ステップ8003の処理で特定された全ての処理部がステップ8014の処理で選択されたと、ステップ8013の処理で判定された場合、進捗表示部102は、予想終了時間算出処理を終了し、ステップ8005の処理に処理を移行する。
一方、ステップ8003の処理で特定された全ての処理部がステップ8014の処理で選択されていないと、ステップ8013の処理で判定された場合、進捗表示部102は、ステップ8003の処理で特定された処理部のうち、選択されていない一つの処理部を選択する(8014)。
次に、進捗表示部102は、ステップ7002の処理で収集された進捗蓄積情報105のレコードから、コンポーネントID6002にステップ8014の処理で選択された処理部の識別情報が登録されているレコードを収集する(8015)。
次に、進捗表示部102は、ステップ8015の処理で収集されたレコードのうち、状態6003に「登録完了」が登録されているレコード数を処理完了ファイル数として算出する(8016)。
次に、進捗表示部102は、ステップ8012の処理で算出された処理対象ファイル数から、ステップ8016の処理で処理完了ファイル数を減算して、ステップ8014の処理で選択された処理部の未処理ファイル数を算出する(8017)。
次に、進捗表示部102は、ステップ8017の処理で算出された未処理ファイル数に、ステップ8014の処理で選択された処理部の平均処理時間を乗算し、ステップ8014の処理で選択された処理部が未処理のファイルに処理を実行するまでにかかる時間を示す予想終了時間を算出し(8018)、ステップ8013の処理に移行する。なお、各処理部は、一つのファイルに対して処理を実行するごとに、平均処理時間を算出し、算出した平均処理時間を進捗管理システム100に通知するものとする。
以上によって、各処理部が処理すべきファイル数から、処理が完了したファイル数を減算することによって、各処理部の未処理のファイル数を算出し、算出した未処理のファイル数と平均処理時間とに基づいて各処理部の予想終了時間を算出することができる。
次に、図9のステップ8005の処理に示す全体の予想処理時間の算出処理について、図11を用いて説明する。
図11は、本発明の第1実施例の全体の予想処理時間の算出処理の説明図である。
図11では、各処理部の予想終了時間を図3に示す処理フロー情報103の各処理部に配置させ、当該予想終了時間を各処理部の上方に図示している。
この場合、メタデータ抽出・ファイル登録システムから図11に示す(1)〜(4)のパスが存在する。(1)に示すパスの合計予想終了時間は2+1+2=5時間であり、(2)に示すパスの合計予想終了時間は2+1+1=4時間であり、(3)に示すパスの合計予想終了時間は1+1+2=4時間であり、(4)に示す合計予想終了時間は1+1+1=3時間である。
したがって、(1)のパスの合計予想終了時間が最大となるので、管理対象システムの予想終了時間は5時間と算出される。
以上のように、図9〜図11によれば、ユーザは、管理対象のシステムが全てのファイルに対して処理を終了するまであとどのくらい時間がかかるかを知ることができる。
次に、処理部ごとに進捗状況を算出する処理部毎進捗状況算出処理について図12及び図13を用いて説明する。処理部毎進捗状況算出処理は、各処理部において、処理が完了したファイル数を処理対象ファイル数で除算した値を進捗状況として算出するとともに、各処理部の予想終了時間を算出する。
図12は、本発明の第1実施例の処理部毎進捗状況算出処理のフローチャートである。処理部毎進捗状況算出処理は進捗管理システム100のCPU111によって実行される。
図12に示す処理部毎進捗状況算出処理は、図9に示す全体処理終了時間算出処理と、ステップ8005の処理を実行しない点で相違する。また、図13に示す予想終了時間算出処理(8004)が図10に示す予想終了時間算出処理と相違するが、この相違については図13で詳細を説明する。
図13は、本発明の第1実施例の処理部毎進捗状況算出処理の予想終了時間算出処理のフローチャートである。なお、図13に示す予想終了時間算出処理のうち、図10に示す予想終了時間算出処理と同じ処理は、同じ符号を付与し、説明を省略する。
ステップ8016の処理で処理完了ファイル数が算出された後、進捗表示部102は、ステップ8016の処理で算出された処理完了ファイル数をステップ8012の処理で算出された処理対象ファイル数で除算することによって、ステップ8014の処理で選択された処理部のファイル登録完了率を算出し(12001)、ステップ8017の処理に処理を移行する。
以上によって、処理部進捗状況算出処理では、ステップ12001の処理で各処理部の進捗状況が算出され、ステップ8018の処理で各処理部の予想終了時間が算出される。これによって、ユーザは、処理を終了するまでの時間を処理部ごとに知ることができる。
図14は、本発明の第1実施例の進捗情報表示画面の説明図である。
図14に示す進捗情報表示画面は、進捗表示要求に対応する進捗表示応答を受信した計算機の表示部に表示される。進捗情報表示画面は、全体進捗画面13000及び処理部毎進捗画面13010を含む。
全体進捗画面13000は、ファイル登録完了率表示フィールド13001、及び予想終了時間表示フィールド13002を含む。
ファイル登録完了率表示フィールド13001は、図8に示すステップ7005の処理で算出されたファイル登録完了率を表示するフィールドである。予想終了時間表示フィールド13002は、図9に示すステップ8005の処理で算出された予想終了時間を表示するフィールドである。
処理部毎進捗画面13010では処理フロー情報103に従って各処理部の処理順序が表示され、処理部毎進捗画面13010は、各処理部に対応して、ファイル登録完了率表示フィールド13011、未処理ファイル数表示フィールド13012、及び予想終了時間表示フィールド13013を含む。
ファイル登録完了率表示フィールド13011は、図13に示すステップ12001の処理で算出された各処理部のファイル登録完了率を表示するフィールドである。未処理ファイル数表示フィールド13012は、図13にステップ8017の処理で算出された各処理部の未処理ファイル数を表示するフィールドである。予想終了時間表示フィールド13013は、図13にステップ8018の処理で算出された各処理部の予想終了時間を表示するフィールドである。
これによって、ユーザは、ファイルに対して何らかの処理を実行する複数の処理部を有するシステムを利用する場合、システム全体での進捗状況と、各処理部における進捗状況とを把握可能となる。このため、ユーザは、どの時点で所望のファイルが全体システムとして利用可能となるのか把握できる。
(第2実施例)
以下、本発明の第2実施例を図15及び図16を用いて説明する。
第2実施例では、処理対象のファイルに優先度が付与され、各処理部は優先度の高いファイルから順に処理を実行する。ユーザは、進捗管理システムを介して特定のファイルの優先度を変更できる。
図15は、本発明の第2実施例の優先度変更処理のフローチャートである。なお、図15に示す処理のうち図8に示すと同じ処理は、同じ符号を付与し、説明を省略する。
ステップ7001の処理では、ユーザによって入力されるファイル検索条件は、優先度を変更するファイルを検索するための条件である。
ステップ7002の処理で進捗蓄積情報105からファイル検索条件に適合するレコードが収集された後、進捗表示部102は、ファイル検索条件に適合するファイルの進捗状況を特定する(14003)。ファイル検索条件に適合するファイルは、ステップ7002の処理で収集された進捗蓄積情報105のレコードにグローバルファイルIDによって特定される。また、進捗表示部102は、ステップ7002の処理で収集された進捗蓄積情報105のレコードを参照し、終了条件を満たすグローバルファイルIDと、終了条件を満たさないグローバルファイルIDとを特定する。なお、終了条件は、図8に示す7004の処理で説明した通りである。
次に、進捗表示部102は、ファイル検索条件に適合するファイルのファイル名及びステップ14003の処理で特定されたファイルの進捗状況を含む優先度変更画面15000を表示する(14004)。優先度変更画面15000の詳細は図16で説明するが、ユーザは、優先度変更画面15000を見て、優先度を変更するファイルを指定する。なお、ユーザによる優先度を変更するファイルの指定は、図示しない入力デバイスを介して進捗表示部102に入力される。
次に、進捗表示部102は、ファイルの指定の入力を受け付けると、指定されたファイルに対して未だ処理を実行していない処理部における当該ファイルの優先度を最大に設定し、処理を終了する(14005)。
これによって、ユーザによって指定されたファイルの処理が、他のファイルの処理より優先的に実行されるので、ユーザによって指定されたファイルが他のファイルの早く利用可能となる。
図16は、本発明の第2実施例の優先度変更画面15000の説明図である。
優先度変更画面15000は、ファイル検索条件入力フィールド15001、ファイル登録完了率表示フィールド15002、未処理ファイル数表示フィールド15003、予想終了時間表示フィールド15004、及び進捗状況表示フィールド15010を含む。
ファイル検索条件入力フィールド15001は、ユーザがファイル検索条件を入力するためのフィールドである。ここで、本実施例では、進捗状況表示要求を受信した場合に、図8に示す進捗表示処理、並びに図9及び図10に示す全体処理終了時間算出処理が実行されてもよい。ファイル登録完了率表示フィールド15002は、図8に示すステップ7005の処理で算出されたファイル登録完了率を表示するフィールドである。未処理ファイル数表示フィールド15003は、終了条件を満たさないグローバルファイルIDの数が表示される。予想終了時間表示フィールド15004は、図9に示すステップ8005の処理で算出された予想終了時間を表示するフィールドである。
進捗状況表示フィールド15010は、ファイル名15011及び状況15012を含み、ファイル名15011には、ファイル検索条件に適合するファイルのファイル名が表示される。状況15012には、ファイル名によって識別されるファイルが、終了条件を満たしたファイル(利用可能なファイル)であるか、終了条件を満たさないファイル(登録中のファイル)であるか、を特定可能な情報が表示される。登録中のファイル名のレコードには、優先登録ボタン15013が表示される。優先登録ボタン15013が操作されると、当該レコードのファイルが優先度を変更するファイルとして指定される。
以上によって、ユーザが、特定のファイルの利用を急ぐ場合には、当該ファイルの優先度を変更することによって、当該ファイルの処理を優先的に実行させることができる。
(第3実施例)
以下、本発明の第3実施例を図17を用いて説明する。
第1及び第2実施例では、各処理部がファイルの取得元からファイルを収集し、各処理部がファイルに対する処理を実行したが、第3実施例では、各処理部に接続された各処理部外のシステム(図17に示す登録用バッチシステム1600)が、各処理部のファイルの収集及び各処理部によるファイルに対する処理の実行を制御し、各処理部の処理の進捗状況を管理し、進捗管理システム100が登録用バッチシステム1600から進捗情報を収集する。
図17は、本発明の第3実施例の情報処理システムの構成の説明図である。
登録用バッチシステム1600は、上述したように、各処理部のファイル収集及び各処理部のファイルに対する処理の実行を制御するシステムである。登録用バッチシステム1600は、登録用バッチプログラムを実行し、進捗情報APIを備える。登録用バッチプログラムには、管理対象のシステムが一連の処理を実行するために、各処理部による処理の順序が予め設定されている。本実施例の各処理部は、進捗情報APIを備える必要はない。
進捗管理システム100に記憶される処理フロー情報103には、登録用バッチプログラムに設定された各処理部による処理の順序が登録される。また、進捗管理システム100の処理状況収集部101は、各処理部から進捗情報を収集する代わりに、登録用バッチシステムの進捗情報APIにアクセスし、各処理部の進捗情報を収集する。
なお、進捗管理システム100の他の処理は第1実施例と同じであるので説明を省略する。また、本実施例は第2実施例にも適用可能であることは言うまでもない。
本実施例によれば、管理対象システムの外部の登録用バッチシステム1600が各処理部によるファイルに対する処理の実行を制御する場合にも、第1実施例及び第2実施例を適用できる。
(第4実施例)
以下、第4実施例を図18及び図19を用いて説明する。
第1〜第3実施例では、管理対象システムは、各処理部が互いに物理的に近い距離に配置され、これらの処理部がネットワークで接続されている構成が想定されていた。しかし、エンドユーザの地理的条件及びファイルストレージ600の記憶容量等に応じて、同じシステム構成のシステムを複数のデータセンタに配備する可能性がある(図18参照)。本実施例では、このような場合において、データセンタAが特定の条件を満たすファイル群を有し、データセンタBが他のファイル群を有するという条件に基づいて、進捗管理システム100は、データセンタ間でファイルを移動する処理であるファイル移動処理を実行する。
図18は、本発明の第4実施例の情報処理システムの構成の説明図である。図18に示す情報処理システムのうち、図1に示す情報処理システムと同じ構成を付与し、説明を省略する。
図18では、データセンタAに、統合データアクセスアプリケーションサーバ300、テキスト検索システム400、メタデータデータベース500、及びファイルストレージ600が配置される。また、データセンタBに、統合データアクセスアプリケーションサーバ300、テキスト検索システム400、メタデータデータベース500、及びファイルストレージ600が配置される。
データセンタAに配置されたファイルストレージ600は、メタデータ抽出・ファイル登録システム700に接続される。また、データセンタBに配置されたファイルストレージ600は、メタデータ抽出・ファイル登録システム700に接続されず、データセンタAに配置されたファイルストレージ600に接続される。
このため、医療画像用アダプタ800及び電子カルテ用アダプタ1000によって収集されたファイルは、メタデータ抽出・ファイル登録システム700からデータセンタAに配置されるファイルストレージ600に登録される。そして、進捗管理システム100は、データセンタAに配置されたファイルストレージ600に登録されたファイルのうち、所定の条件(例えば、ユーザによって指定された条件)を満たすファイルを、データセンタBに配置されたファイルストレージ600に移動する。
図19は、本発明の第4実施例のファイル移動処理のフローチャートである。ファイル移動処理は、進捗管理システム100のCPU111によって実行される。なお、図19に示すステップ7001及び7002の処理は、図8に示すステップ7001及び7002の処理と同じなので、図8と同じ符号を付与し、説明を省略する。
ステップ7001の処理でユーザによって入力されるファイル検索条件は、ファイルを移動させるファイルを検索するための条件である。
ステップ7002の処理で進捗蓄積情報105からファイル検索条件に適合するレコードが収集された後、進捗表示部102は、収集された進捗蓄積情報105から、データセンタAに配置されたファイルストレージ600に登録が完了したファイルを特定し、特定したファイルをデータセンタAに配置されたファイルストレージ600からデータセンタBに配置されたファイルストレージ600にコピーする(18003)。具体的には、進捗表示部102は、ステップ7002の処理で収集された進捗蓄積情報105のレコードのうち、コンポーネントID6002にメタデータ抽出・ファイル登録システム600の識別情報が登録されたレコードを特定する。そして、進捗表示部102は、特定したレコードの状態6003が「登録完了」となっているレコードのグローバルファイルID6001に登録されたグローバルファイルIDを、データセンタAに配置されたファイルストレージ600に登録が完了したファイルの識別情報として特定する。そして、進捗表示部102は、データセンタAに配置されたファイルストレージ600に、当該グローバルファイルIDによって特定されるファイルのデータセンタBに配置されたファイルストレージへのコピー指示を送信する。
次に、進捗表示部102は、データセンタBに配置されたファイルストレージ600へのコピーが完了したファイルを、データセンタAに配置された各処理部(テキスト検索システム400、及びメタデータデータベース500)及びデータセンタAに配置されたファイルストレージ600から削除し(18004)、処理を終了する。なお、各処理部は、ファイルの削除処理を実行するための図示しない削除インタフェースを有するものとする。進捗表示部102は、ファイルの削除要求をデータセンタAに配置された各処理部が有する削除インタフェースに送信することによって、各処理部からファイルを削除する。
以上によって、進捗表示部102は、データセンタAに配置されたファイルストレージ600に登録されたファイルのうち、ユーザによって指定されたファイルを、データセンタBに配置されたファイルストレージ600に移動させることができる。
なお、本実施例では、進捗表示部102がファイル移動処理及びファイル削除処理を実行するとしたが、進捗表示部102以外のプログラムがこれらの処理を実行してもよい。
進捗管理システム100は、ステップ18003の処理のファイルのコピー処理及びステップ18004の処理のファイルの削除処理の進捗状況を、第1実施例及び第3実施例と同様の方法を用いて、ファイルストレージ600又は登録用バッチシステム1600から収集することができる。
本実施例によれば、エンドユーザの地理的条件等によってデータセンタごとに異なるファイルを記憶する場合であっても、進捗管理システム100は、ファイルの移動を管理対象のシステム全体で一貫して制御できる。また、本実施例と第1実施例又は第3実施例を組み合わせることによって、進捗管理システム100は、ファイルの移動処理及びファイルの削除処理の進捗状況を管理できる。
(第5実施例)
第1〜第4実施例の進捗管理システム100は、周期的に各処理部の進捗情報を収集しておき、ステップ7001の処理で進捗状況表示要求を受信した場合に、当該要求の条件を満たす進捗情報に基づいて進捗状況を算出するものである。本実施例では、進捗管理システム100は、進捗状況表示要求を受信したタイミングで、各処理部の進捗情報を収集し、当該要求の条件を満たす進捗情報に基づいて進捗状況を算出するものである。
本実施例の進捗管理システム100は、図8、図9、及び図12に示すステップ7001の処理で進捗状況表示要求を受信した場合に、図4に示す処理状況収集処理のステップ3001〜3003の処理を実行する。これによって、進捗管理システム100は、ファイルID紐付け情報104及び進捗蓄積情報105を常に保持する必要はなく、進捗状況表示要求を受信し、管理対象のシステムの進捗状況を算出する場合にのみ保持すればよい。このため、本実施例では、データ蓄積にかかるコストを低減した進捗管理システムを実現できる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上述した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることも可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
本発明は、複数の処理部を有する管理対象システムがファイルに対して一連の処理を実行し、管理対象システムによる処理の進捗状況を管理する進捗管理システムに適用できる。

Claims (14)

  1. ファイルに処理を実行する複数の処理部を含み、前記ファイルに対して一連の処理を実行する管理対象システムと、
    前記管理対象システムに含まれる前記処理部による処理の進捗状況を管理する進捗状況管理部と、を備える進捗状況管理システムであって、
    前記ファイルを実行する各処理部の順序が登録された処理フロー情報を記憶し、
    前記進捗状況管理部は、
    前記処理部内での前記ファイルの識別情報である第1識別情報と前記管理対象システム内で前記ファイルの一意な識別情報である第2識別情報とを紐付けて識別情報紐付け情報に記憶する識別情報紐付け部と、
    前記処理部による処理の進捗状況と、当該処理を実行したファイルの当該処理部内での第1識別情報と、を含む進捗情報を収集する進捗情報収集部と、
    前記識別情報紐付け情報を参照し、前記進捗情報収集部によって収集された進捗情報の第1識別情報に紐付く前記第2識別情報を特定し、前記特定した前記第2識別情報と前記進捗収集部によって収集された進捗情報の進捗状況とを紐付け、前記第2識別情報と紐付けた進捗状況とを進捗蓄積情報として記憶する進捗状況紐付け部と、を有し、
    前記複数の処理部は、第1処理部と第2処理部とを含み、
    前記識別情報紐付け部は、
    前記第1処理部内でのファイルの前記第1識別情報を取得する場合、前記第2処理部内での当該ファイルの前記第1識別情報も取得し、
    前記取得した第1処理部内での第1識別情報及び前記取得した第2処理部内での第1識別情報を、同一の前記第2識別情報に紐付けることを特徴とする進捗状況管理システム。
  2. 請求項1に記載の進捗状況管理システムであって、
    前記進捗状況紐付け部によって記憶された進捗蓄積情報に基づいて、前記管理対象システムによる前記ファイルに対する処理の進捗状況を算出する進捗状況算出部を備えることを特徴とする進捗状況管理システム。
  3. 請求項2に記載の進捗状況管理システムであって、
    前記進捗状況算出部は、
    前記進捗状況紐付け部によって記憶された進捗蓄積情報に基づいて、前記管理対象システムの処理対象となるファイル数を全体ファイル数として算出し、
    前記進捗状況紐付け部によって記憶された進捗蓄積情報に基づいて、前記管理対象システムによる一連の処理の最後の処理を実行する処理部による進捗状況が、前記処理が完了したことを示すファイルの数を処理終了ファイル数として算出し、
    前記算出された処理終了ファイル数を前記算出された全体ファイル数で除算することによって、前記管理対象システム全体の進捗状況を算出することを特徴とする進捗状況管理システム。
  4. 請求項2に記載の進捗状況管理システムであって、
    前記各処理部は、前記ファイルに対する処理を完了すると、前記ファイルに対する処理を実行するための完了時間の平均を算出し、
    前記進捗状況算出部は、
    前記進捗状況紐付け部によって記憶された進捗蓄積情報に基づいて、前記各処理部の残り処理予定ファイル数を算出し、
    前記算出した残り処理予定ファイル数に前記完了時間の平均を乗算することによって前記各処理部の予想終了時間を算出することを特徴とする進捗状況管理システム。
  5. 請求項4に記載の進捗状況管理システムであって、
    前記進捗状況算出部は、前記処理部ごとの予想終了時間及び前記処理フロー情報に登録された処理順序に基づいて前記管理対象システム全体の予想終了時間を算出することを特徴とする進捗状況管理システム。
  6. 請求項1に記載の進捗状況管理システムであって、
    前記進捗状況紐付け部によって記憶された進捗蓄積情報に基づいて、前記管理対象システムによる一連の処理の最後の処理の進捗状況が未だ完了していないことを示すファイルを特定し、前記特定したファイルのうちユーザによって指定されたファイルの優先度を変更する優先度変更部を備え、
    前記処理部は、優先度が高いファイルから順に前記処理を実行することを特徴とする進捗状況管理システム。
  7. 請求項1に記載の進捗状況管理システムであって、
    前記ファイルを記憶可能な第1記憶領域及び第2記憶領域を備え、
    前記処理部は、前記ファイルを前記第1記憶領域に記憶する記憶処理部を含み、
    前記記憶処理部による進捗状況が完了したファイルのうち、所定の条件を満たすファイルを前記第2記憶領域に移動し、前記第2記憶領域に移動したファイルを前記第1記憶領域から削除するファイル移動部を備えることを特徴とする進捗状況管理システム。
  8. ファイルに処理を実行する複数の処理部を含み、前記ファイルに対して一連の処理を実行する管理対象システムと、
    前記管理対象システムに含まれる前記処理部による処理の進捗状況を管理する進捗状況管理部と、を備える進捗状況管理システムにおける前記管理対象システムの進捗状況を管理する進捗状況管理方法であって、
    前記進捗状況管理部は、前記ファイルを実行する各処理部の順序が登録された処理フロー情報を記憶し、
    前記方法は、
    前記処理部内での前記ファイルの識別情報である第1識別情報と前記管理対象システム内で前記ファイルの一意な識別情報である第2識別情報とを紐付けて識別情報紐付け情報に記憶する第1ステップと、
    前記処理部による処理の進捗状況と、当該処理を実行したファイルの当該処理部内での第1識別情報と、を含む進捗情報を収集する第2ステップと、
    前記識別情報紐付け情報を参照し、前記進捗情報収集部によって収集された進捗情報の第1識別情報に紐付く前記第2識別情報を特定し、前記特定した前記第2識別情報と前記進捗収集部によって収集された進捗情報の進捗状況とを紐付け、前記第2識別情報と紐付けた進捗状況とを進捗蓄積情報として記憶する第3ステップと、を含み、
    前記複数の処理部は、第1処理部と第2処理部とを含み、
    前記第3ステップは、
    前記第1処理部内でのファイルの前記第1識別情報を取得する場合、前記第2処理部内での当該ファイルの前記第1識別情報も取得するステップと、
    前記取得した第1処理部内での第1識別情報及び前記取得した第2処理部内での第1識別情報を、同一の前記第2識別情報に紐付けるステップと、を含むことを特徴とする進捗状況管理方法。
  9. 請求項8に記載の進捗状況管理方法であって、
    前記第3ステップで記憶された進捗蓄積情報に基づいて、前記管理対象システムによる前記ファイルに対する処理の進捗状況を算出する第4ステップを含むことを特徴とする進捗状況管理方法。
  10. 請求項9に記載の進捗状況管理方法であって、
    前記第4ステップでは、
    前記第3ステップで記憶された進捗蓄積情報に基づいて、前記管理対象システムの処理対象となるファイル数を全体ファイル数として算出し、
    前記進捗状況紐付け部によって記憶された進捗蓄積情報に基づいて、前記管理対象システムによる一連の処理の最後の処理を実行する処理部による進捗状況が、前記処理が完了したことを示すファイルの数を処理終了ファイル数として算出し、
    前記算出された処理終了ファイル数を前記算出された全体ファイル数で除算することによって、前記管理対象システム全体の進捗状況を算出することを特徴とする進捗状況管理方法。
  11. 請求項9に記載の進捗状況管理方法であって、
    前記各処理部は、前記ファイルに対する処理を完了すると、前記ファイルに対する処理を実行するための完了時間の平均を算出し、
    前記第4ステップでは、
    前記第3ステップで記憶された進捗蓄積情報に基づいて、前記各処理部の残り処理予定ファイル数を算出し、
    前記算出した残り処理予定ファイル数に前記平均完了時間を乗算することによって前記各処理部の予想終了時間を算出することを特徴とする進捗状況管理方法。
  12. 請求項11に記載の進捗状況管理方法であって、
    前記第4ステップでは、前記処理部ごとの予想終了時間及び前記処理フロー情報に登録された処理順序に基づいて前記管理対象システム全体の予想終了時間を算出することを特徴とする進捗状況管理方法。
  13. 請求項8に記載の進捗状況管理方法であって、
    前記方法は、
    前記第3ステップで記憶された進捗蓄積情報に基づいて、前記管理対象システムによる一連の処理の最後の処理の進捗状況が未だ完了していないことを示すファイルを特定し、特定したファイルのうちユーザによって指定されたファイルの優先度を変更する第5ステップを含み、
    前記処理部は、優先度が高いファイルから順に前記処理を実行することを特徴とする進捗状況管理方法。
  14. 請求項8に記載の進捗状況管理方法であって、
    前記ファイルを記憶可能な第1記憶領域及び第2記憶領域を備え、
    前記処理部は、前記ファイルを前記第1記憶領域に記憶する記憶処理部を含み、
    前記方法は、前記記憶処理部による進捗状況が完了したファイルのうち、所定の条件を満たすファイルを前記第2記憶領域に移動し、前記第2記憶領域に移動したファイルを前記第1記憶領域から削除する第6ステップを含むことを特徴とする進捗状況管理方法。
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