JPWO2013161676A1 - コレステロールオキシダーゼの安定化方法 - Google Patents

コレステロールオキシダーゼの安定化方法 Download PDF

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Abstract

コレステロールオキシダーゼの安定化方法、コレステロールオキシダーゼの保存方法、及び、コレステロールオキシダーゼの安定化組成物を提供する。コレステロールオキシダーゼにα−ケト酸を水性媒体中で共存させることを特徴とするコレステロールオキシダーゼの安定化方法、及び、コレステロールオキシダーゼの保存方法;コレステロールオキシダーゼにα−ケト酸を水性媒体中で共存させることを特徴とするコレステロールオキシダーゼの安定化組成物。本発明のコレステロールオキシダーゼの安定化方法、コレステロールオキシダーゼの保存方法、及び、コレステロールオキシダーゼの安定化組成物はメタボリックシンドローム等の臨床診断に有用である。

Description

本発明は、コレステロールオキシダーゼの安定化方法、コレステロールオキシダーゼの保存方法、及び、コレステロールオキシダーゼの安定化組成物に関する。
コレステロールオキシダーゼは、コレステロールと酸素分子を基質とする酸化還元酵素である。臨床検査において、コレステロールオキシダーゼを用いるコレステロールの測定がしばしば行われている。検体中のコレステロールにコレステロールオキシダーゼが作用して過酸化水素が生成し、生成した過酸化水素をペルオキシダーゼ存在下、酸化発色型色原体と反応させて色素に導き、生成した色素の吸光度を測定する、という比色法による検体中のコレステロールの測定方法等が臨床検査において用いられている。
コレステロールの測定に使用されるコレステロールオキシダーゼは不安定であり、コレステロールオキシダーゼを含む測定試薬の保存中に失活し、測定試薬の性能が悪化するという課題がある。
この課題に対して、コレステロールオキシダーゼを含む溶液にアルカリ金属の塩化物および/またはアルカリ土類金属の塩化物を添加するコレステロールオキシダーゼの安定化方法(特許文献1参照)、ウシ血清アルブミン、デキストラン、ポリエチレングリコールから選択される水溶性担体と化学結合させることによる、溶液状態におけるコレステロールオキシダーゼの安定化方法(特許文献2参照)、コレステロールオキシダーゼを含む溶液に、牛血清アルブミン及びリジンを添加することによりコレステロールオキシダーゼを安定化する方法(特許文献3参照)、タンパク質分解物と共存させることによる乾燥状態のコレステロールオキシダーゼを安定化する方法(特許文献4参照)等が知られている。
特開昭52−143285号公報 特開平6−062846号公報 特開平8−187095号公報 特開2005−114368号公報
本発明の目的は、長期保存に適したコレステロールオキシダーゼの安定化方法、コレステロールオキシダーゼの保存方法、及び、コレステロールオキシダーゼの安定化組成物を提供することにある。
本発明者らは本課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、コレステロールオキシダーゼにα−ケト酸若しくはその塩を水性媒体中で共存させることにより、コレステロールオキシダーゼが安定に保持される、という知見を見出し、本発明を完成させた。すなわち、本発明は、以下の[1]〜[6]に関する。
[1] コレステロールオキシダーゼにα−ケト酸若しくはその塩を水性媒体中で共存させることを特徴とするコレステロールオキシダーゼの安定化方法。
[2] α−ケト酸が、ピルビン酸、α−ケトグルタル酸及びオキサロ酢酸からなる群より選ばれるα−ケト酸である[1]記載の安定化方法。
[3] コレステロールオキシダーゼにα−ケト酸若しくはその塩を水性媒体中で共存させることを特徴とするコレステロールオキシダーゼの保存方法。
[4] α−ケト酸が、ピルビン酸、α−ケトグルタル酸及びオキサロ酢酸からなる群より選ばれるα−ケト酸である[3]記載の保存方法。
[5] コレステロールオキシダーゼにα−ケト酸若しくはその塩を水性媒体中で共存させることを特徴とするコレステロールオキシダーゼの安定化組成物。
[6] α−ケト酸が、ピルビン酸、α−ケトグルタル酸及びオキサロ酢酸からなる群より選ばれるα−ケト酸である[5]記載の安定化組成物。
本発明により、長期保存に適したコレステロールオキシダーゼの安定化方法、コレステロールオキシダーゼの保存方法、及び、コレステロールオキシダーゼの安定化組成物が提供される。
本発明のコレステロールオキシダーゼの安定化方法は、コレステロールオキシダーゼにα−ケト酸若しくはその塩を水性媒体中で共存させることを特徴とする方法である。
本発明のコレステロールオキシダーゼの保存方法は、コレステロールオキシダーゼにα−ケト酸若しくはその塩を水性媒体中で共存させることを特徴とする方法である。
本発明のコレステロールオキシダーゼの安定化組成物は、コレステロールオキシダーゼにα−ケト酸若しくはその塩を水性媒体中で共存させることを特徴とする組成物である。
本発明において「安定」とは、長期間コレステロールオキシダーゼを保存してもコレステロールオキシダーゼの酵素活性が維持されていることを意味し、具体的には、コレステロールオキシダーゼの水溶液を5℃で2週間保存し、5℃で2週間保存後のコレステロールオキシダーゼ活性が、コレステロールオキシダーゼ水溶液調製直後のコレステロールオキシダーゼ活性の75%以上であることをいう。コレステロールオキシダーゼ活性は、例えば、以下の方法により測定することができる。
コレステロール及び検出用試薬を含む、コレステロールオキシダーゼ活性評価用試薬を調製する。検出用試薬としては、例えばペルオキシダーゼと後述の酸化発色型色原体とを含む試薬を用いることができる。検体A(xμL)にコレステロールオキシダーゼ活性評価用試薬(yμL)を添加し、37℃で5分間反応を行い、反応5分後の反応液の吸光度E1Aを測定する。さらに37℃で5分間反応を行い、反応10分後の反応液の吸光度E2Aを測定し、E2AからE1Aを差し引いた吸光度差ΔE’Aを算出する。検体として検体Aの代わりに蒸留水を用いる以外は同様の方法により、37℃で5分間反応後の反応液の吸光度E1Oを測定し、さらに37℃で5分間反応を行い、反応10分後の反応液の吸光度E2Oを測定し、E2OからE1Oを差し引いた吸光度差ΔEOを算出する。ΔE’AからΔEOを差し引き、検体Aに対する吸光度差ΔEAとする。この吸光度差ΔEAより、コレステロールオキシダーゼの活性を算出する。酸化発色型色原体として、4−アミノアンチピリン(4-AA)とN-エチル-N-(3-メチルフェニル)-N’-サクシニルエチレンジアミン(EMSE)の組み合わせを用いた場合には、コレステロールオキシダーゼの活性は以下の式(I)により算出される。
Figure 2013161676
上記式(I)から分かる様に、コレステロールオキシダーゼ活性はΔEAに比例するため、コレステロールオキシダーゼ活性の指標として、ΔEAを用いることができる。
コレステロールオキシダーゼの安定化は、例えば以下の方法により評価することができる。コレステロールオキシダーゼを含む検体として、緩衝液にコレステロールオキシダーゼとα−ケト酸とを添加して調製した検体Aについて、調製直後の検体A(調製直後)と、検体A(調製直後)を5℃2週間保存した後の検体A(保存後)とを調製する。また、緩衝液にコレステロールオキシダーゼのみを添加して調製した、α−ケト酸を含まない検体aについて、調製直後の検体a(調製直後)と、検体a(調製直後)を5℃2週間保存した後の検体a(保存後)を調製する。検体として検体A(調製直後)を用いて、検体A(調製直後)とコレステロールオキシダーゼ活性評価用試薬との反応を37℃で5分間行い、反応液の吸光度E1A(調製直後)を測定し、さらに37℃で5分間反応を行い、反応10分後の反応液の吸光度E2A(調製直後)を測定し、E2A(調製直後)からE1A(調製直後)を差し引いた吸光度差ΔE’A(調製直後)を算出する。検体として検体A(調製直後)の代わりに蒸留水を用いる以外は同様の方法により、37℃で5分間反応後の反応液の吸光度E10を測定し、さらに37℃で5分間反応を行い、反応10分後の反応液の吸光度E2Oを測定し、E2OからE1Oを差し引いた吸光度差ΔEOを算出する。ΔE’A(調製直後)からΔEOを差し引き、検体A(調製直後)に対する吸光度差ΔEA(調製直後)とする。
検体として、検体A(調製直後)の代わりに検体A(保存後)を用いる以外は上記と同様の方法により、検体A(保存後)に対する吸光度差ΔEA(保存後)を算出する。同様に、検体として、検体A(調製直後)の代わりに検体a(調製直後)を用いて検体a(調製直後)に対する吸光度差ΔEa(調製直後)を、検体として、検体A(調製直後)の代わりに検体a(保存後)を用いて検体a(保存後)に対する吸光度差ΔEa(保存後)を算出する。検体Aにおけるコレステロールオキシダーゼの残存率は、以下の式(II)により算出する。
Figure 2013161676
同様に、検体aにおけるコレステロールオキシダーゼの残存率は、以下の式(III)により算出する。
Figure 2013161676
上記式(II)で算出した検体Aにおけるコレステロールオキシダーゼの残存率が75%以上であり、かつ、上記式(III)で算出した検体aにおけるコレステロールオキシダーゼの残存率よりも高い場合、α−ケト酸によりコレステロールオキシダーゼが安定化された、と評価することができる。
本発明におけるコレステロールオキシダーゼは、EC1.1.3.6に分類される酵素で、以下の反応を触媒する酵素である。
コレステロール+O2→ コレスト−4−エン−オン+H2O2
上記反応を触媒するコレステロールオキシダーゼとしては、例えば動物、植物又は微生物由来のコレステロールオキシダーゼの他、遺伝子工学的な手法により製造されるコレステロールオキシダーゼ等が挙げられ、コレステロールオキシダーゼ(CHODI;キッコーマン社製)、コレステロールオキシダーゼ(CHO−PEWL;キッコーマン社製)、コレステロールオキシダーゼ(CHO−CE;キッコーマン社製)、コレステロールオキシダーゼ(COO−321;東洋紡績社製)等の市販品を用いることもできる。
本発明において、水性媒体としては、コレステロールオキシダーゼを安定に保持し得る水性媒体であれば特に制限はなく、例えば脱イオン水、蒸留水、緩衝液等が挙げられ、緩衝液が好ましい。本発明におけるコレステロールオキシダーゼの水性媒体中の濃度は、通常0.01〜300 U/mLである。緩衝液としては、コレステロールオキシダーゼを安定に保持し得るpHの領域に緩衝能を有する緩衝剤が好ましく、例えばリン酸緩衝液、ホウ酸緩衝液、グッド緩衝液等が挙げられる。グッド緩衝液に使用されるグッド緩衝剤としては、例えば2−モルホリノエタンスルホン酸(MES)、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン(Tris)、ビス(2−ヒドロキシエチル)イミノトリス(ヒドロキシメチル)メタン(Bis-Tris)、N−(2−アセトアミド)イミノ二酢酸(ADA)、ピペラジン−N,N’−ビス(2−エタンスルホン酸)(PIPES)、N−(2−アセトアミド)−2−アミノエタンスルホン酸(ACES)、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−2−アミノエタンスルホン酸(BES)、3−モルホリノプロパンスルホン酸(MOPS)、N−〔トリス(ヒドロキシメチル)メチル〕−2−アミノエタンスルホン酸(TES)、2−〔4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル〕エタンスルホン酸(HEPES)、ピペラジン−N,N’−ビス(2−ヒドロキシプロパンスルホン酸)(POPSO)、N−〔トリス(ヒドロキシメチル)メチル〕グリシン(Tricine)、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)グリシン(Bicine)、N−トリス(ヒドロキシメチル)メチル−3−アミノプロパンスルホン酸(TAPS)、N−シクロヘキシル−2−アミノエタンスルホン酸(CHES)、N−シクロヘキシル−3−アミノプロパンスルホン酸(CAPS)等が挙げられる。
本発明において、コレステロールオキシダーゼは、通常、pH5〜9の水性媒体中で保存され、pH6〜8の水性媒体中で保存されることが好ましい。
本発明におけるα−ケト酸は、コレステロールオキシダーゼを安定化させるα−ケト酸であれば特に制限はなく、例えばピルビン酸、α−ケトグルタル酸、オキサロ酢酸等が挙げられる。本発明において、α−ケト酸は塩であってもよく、塩としては、例えばリチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等が挙げられる。
本発明におけるα−ケト酸の水性媒体中の濃度は、コレステロールオキシダーゼを安定化する濃度であれば特に制限はなく、通常、0.05〜40 mmol/Lである。
本発明のコレステロールオキシダーゼの保存方法は、コレステロールオキシダーゼにα−ケト酸若しくはその塩を水性媒体中で共存させて保存する方法である。本発明のコレステロールオキシダーゼの保存方法に使用されるおけるコレステロールオキシダーゼとその濃度、及びα−ケト酸とその濃度は、上記コレステロールオキシダーゼ安定化方法と同様のものが挙げられる。本発明のコレステロールオキシダーゼの保存方法における保存期間は、コレステロールオキシダーゼが安定に保存される期間であれば特に制限はなく、通常、1〜2年間である。また、本発明のコレステロールオキシダーゼの保存方法における保存温度は、コレステロールオキシダーゼが安定に保存される温度であれば特に制限はなく、通常、-5〜45℃であり、0〜30℃が好ましく、2〜10℃が特に好ましい。
本発明のコレステロールオキシダーゼの保存方法においては、α−ケト酸若しくはその塩の他に、界面活性剤、防腐剤、蛋白質等をコレステロールオキシダーゼに共存させてもよい。界面活性剤としては、例えば非イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられる。防腐剤としては、例えばアジ化物、キレート剤等が挙げられる。アジ化物としては、例えばアジ化ナトリウム等が挙げられる。キレート剤としては、例えばエチレンジアミン四酢酸(EDTA)もしくはその塩等が挙げられる。塩としては、例えばナトリウム塩、カリウム塩等が挙げられる。蛋白質としては、例えばアルブミン等が挙げられ、アルブミンとしては、例えばウシ血清アルブミン(BSA)等が挙げられる。
本発明のコレステロールオキシダーゼの安定化組成物には、コレステロールオキシダーゼ及びα−ケト酸若しくはその塩の他に、過酸化水素測定系に基づく測定対象成分の測定方法に使用される試薬およびキットに通常含まれる構成要素が含まれていてもよい。測定対象成分としては、総コレステロール(TC)、高密度リポ蛋白中のコレステロール(HDL-C)、中間密度リポ蛋白中のコレステロール(IDL-C)、低密度リポ蛋白中のコレステロール(LDL-C)、超低密度リポ蛋白中のコレステロール(VLDL-C)、レムナント様リポ蛋白中のコレステロール(RLP-C)、小粒子低密度リポ蛋白中のコレステロール(sdLDL-C)、HDL亜分画中のコレステロール(HDL2-C, HDL3-C)、遊離型コレステロール(FC)等が挙げられる。
例えばコレステロール(TC, HDL-C, LDL-C, IDL-C, VLDL-C, RLP-C, sdLDL-C, HDL2-C, HDL3-C, FC)の測定方法に使用される試薬およびキットには、コレステロールオキシダーゼの他に、コレステロールエステラーゼ、ペルオキシダーゼ、酸化発色型色原体等が含有される。
酸化発色型色原体としては、ロイコ型色原体、酸化カップリング型色原体等が挙げられる。
ロイコ型色原体は、ペルオキシダーゼの存在下、過酸化水素と反応して、単独で色素を生成する機能を有する。ロイコ型色原体としては、例えばテトラメチルベンジジン、o-フェニレンジアミン、10-N-カルボキシメチルカルバモイル-3,7-ビス(ジメチルアミノ)-10H-フェノチアジン(CCAP)、10-N-メチルカルバモイル-3,7-ビス(ジメチルアミノ)-10H-フェノチアジン(MCDP)、N-(カルボキシメチルアミノカルボニル)-4,4’-ビス(ジメチルアミノ)ジフェニルアミン ナトリウム塩(DA-64)、10-N-(カルボキシメチルアミノカルボニル)-3,7-ビス(ジメチルアミノ)-10H-フェノチアジン ナトリウム塩(DA-67)、4,4’-ビス(ジメチルアミノ)ジフェニルアミン、ビス〔3-ビス(4-クロロフェニル)メチル-4-ジメチルアミノフェニル〕アミン(BCMA)等が挙げられる。
酸化カップリング発色型色原体は、ペルオキシダーゼの存在下、過酸化水素と反応して色素を生成する機能を有する。この色素を生成する反応においては、一対の酸化カップリング発色型色原体の組み合わせが用いられる。一対の酸化カップリング発色型色原体の組み合わせとしては、カプラーとアニリン類との組み合わせ、カプラーとフェノール類との組み合わせが挙げられる。
カプラーとしては、例えば4-アミノアンチピリン(4-AA)、3-メチル-2-ベンゾチアゾリノンヒドラジン等が挙げられる。
アニリン類としては、N-(3-スルホプロピル)アニリン、N-エチル-N-(2-ヒドロキシ-3-スルホプロピル)-3-メチルアニリン(TOOS)、N-エチル-N-(2-ヒドロキシ-3-スルホプロピル)-3,5-ジメチルアニリン(MAOS)、N-エチル-N-(2-ヒドロキシ-3-スルホプロピル)-3,5-ジメトキシアニリン(DAOS)、N-エチル-N-(3-スルホプロピル)-3-メチルアニリン(TOPS)、N-(2-ヒドロキシ-3-スルホプロピル)-3,5-ジメトキシアニリン(HDAOS)、N,N-ジメチル-3-メチルアニリン、N,N-ジ(3-スルホプロピル)-3,5-ジメトキシアニリン、N-エチル-N-(3-スルホプロピル)-3-メトキシアニリン、N-エチル-N-(3-スルホプロピル)アニリン、N-エチル-N-(3-スルホプロピル)-3,5-ジメトキシアニリン、N-(3-スルホプロピル)-3,5-ジメトキシアニリン、N-エチル-N-(3-スルホプロピル)-3,5-ジメチルアニリン、N-エチル-N-(2-ヒドロキシ-3-スルホプロピル)-3-メトキシアニリン、N-エチル-N-(2-ヒドロキシ-3-スルホプロピル)アニリン、N-エチル-N-(3-メチルフェニル)-N’-サクシニルエチレンジアミン(EMSE)、N-エチル-N-(3-メチルフェニル)-N’-アセチルエチレンジアミン、N-エチル-N-(2-ヒドロキシ-3-スルホプロピル)-4-フルオロ-3,5-ジメトキシアニリン(F-DAOS)等が挙げられる。
フェノール類としては、フェノール、4-クロロフェノール、3-メチルフェノール、3-ヒドロキシ-2,4,6-トリヨード安息香酸(HTIB)等が挙げられる。
本発明のコレステロールオキシダーゼの安定化組成物には、前述の界面活性剤、防腐剤、蛋白質等が含まれていてもよい。
以下、実施例により本発明をより詳細に説明するが、これらは本発明の範囲を何ら限定するものではない。尚、本実施例、比較例及び試験例においては、下記メーカーの試薬及び酵素を使用した。
MOPS(同仁化学研究所社製)、EMSE(ダイトーケミックス社製)、4−AA(アクテック社製)、バイオエース(ケイ・アイ化成社製)、PGM−50(ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル;和光純薬工業社製)、コール酸ナトリウム(ナカライテスク社製)、コレステロール(純正化学社製)、2−プロパノール(和光純薬工業社製)、トリトンX−100(シグマ社製)、ピルビン酸ナトリウム(関東化学社製)、α−ケトグルタル酸・2ナトリウム(MPバイオメディカル社製)、オキサロ酢酸(関東化学社製)、ペルオキシダーゼ(東洋紡績社製)、CHO−CE(コレステロールオキシダーゼ;キッコーマン社製)。
以下の方法により、α−ケト酸によるコレステロールオキシダーゼの安定化効果を検討した。
(1)検体
以下の組成からなる検体A(検体A0〜A3)、及び、検体B(検体B0〜B3)を調製した。
<検体A(検体A0〜A3)>
MOPS(pH7.0) 20 mmol/L
CHO−CE 2 kU/L
α−ケト酸(第1表参照、検体A0は無添加)
<検体B(検体B0〜B3)>
MOPS(pH7.0) 20 mmol/L
トリトンX−100 1%
CHO−CE 2 kU/L
α−ケト酸(第1表参照、検体B0は無添加)
(2)コレステロールオキシダーゼ活性測定用試薬
以下の組成からなる試薬A、及び、試薬Bを調製した。
<試薬A>
MOPS(pH7.0) 50 mmol/L
EMSE 0.3 g/L
4−AA 0.1 g/L
バイオエース 0.3 g/L
PGM−50 10 g/L
コール酸ナトリウム 5 g/L
ペルオキシダーゼ 15 kU/L
<試薬B>
コレステロールの2-プロパノール溶液(5 mg/mL)
試薬A(50 mL)に試薬B(2 mL)添加し、よく攪拌し、コレステロールオキシダーゼ活性測定用試薬とした。
(3)調製直後の検体に対する吸光度差
反応セルへ調製直後の検体A1(2.4μL)と、上記(2)のコレステロールオキシダーゼ活性測定用試薬(225μL)とを添加し、37℃で5分間加温した後の反応液の吸光度E1A1(調製直後)を主波長546 nm、副波長800 nmで測定し、さらに37℃で5分間加温し、反応10分後の反応液の吸光度E2A1(調製直後)を主波長546 nm、副波長800 nmで測定し、E2A1(調製直後)からE1A1(調製直後)を差し引き、ΔE’A1(調製直後)とした。
検体として蒸留水を用いて同様の反応を行い、反応10分後の反応液の吸光度E2Oから反応5分後の反応液の吸光度E1Oを差し引き、ΔEOとした。ΔE’A1(調製直後)からΔEOを差し引き、調製直後の検体A1に対する吸光度差ΔEA1(調製直後)とした。
(4)5℃2週間保存後の検体に対する吸光度差
調製直後の検体A1の代わりに、5℃2週間保存後の検体A1を用いる以外は上記(3)と同様の方法により、5℃2週間保存後の検体A1に対する吸光度差ΔEA1(保存後)を決定した。
(5)5℃2週間保存後の検体中のコレステロールオキシダーゼの残存率
上記(3)で決定したΔEA1(調製直後)と(4)で決定したΔEA1(保存後)とから、調製直後の検体中のコレステロールオキシダーゼに対する5℃2週間保存後の検体中のコレステロールオキシダーゼの残存率を上記式(II)により決定した。結果を第1表に示す。
検体として、検体A1の代わりに検体A2、検体A3、及び、検体B1〜B3の各検体を用いる以外は上記(1)〜(5)と同様の方法により、調製直後の各検体中のコレステロールオキシダーゼに対する、5℃2週間保存後の各検体中のコレステロールオキシダーゼの残存率を決定した。結果を第1表に示す。
さらに、検体A1の代わりに、検体A0及び検体B0を用い、上記式(II)の代わりに、上記式(III)を用いる以外は上記(1)〜(5)と同様の方法により、調製直後の各検体中のコレステロールオキシダーゼに対する、5℃2週間保存後の各検体中のコレステロールオキシダーゼの残存率を決定した。結果を第1表に示す。
Figure 2013161676
第1表から明らかな様に、界面活性剤が含まれていない検体(A0〜A3)を用いた場合でも、界面活性剤が含まれている検体(B0〜B3)を用いた場合でも、コレステロールオキシダーゼの残存率は、α−ケト酸非共存下に比較して、α−ケト酸共存下で高く、75%以上であることが分かった。それに対して、α−ケト酸若しくはその塩非共存下では、残存率は75%未満と低かった。従って、コレステロールオキシダーゼにα−ケト酸若しくはその塩を水性媒体中で共存させることにより、コレステロールオキシダーゼが安定化されることが分かった。
本発明により、コレステロールオキシダーゼの安定化方法、コレステロールオキシダーゼの保存方法、及び、コレステロールオキシダーゼの安定化組成物が提供される。本発明のコレステロールオキシダーゼの安定化方法、コレステロールオキシダーゼの保存方法、及び、コレステロールオキシダーゼの安定化組成物はメタボリックシンドローム等の臨床診断に有用である。

Claims (6)

  1. コレステロールオキシダーゼにα−ケト酸若しくはその塩を水性媒体中で共存させることを特徴とするコレステロールオキシダーゼの安定化方法。
  2. α−ケト酸が、ピルビン酸、α−ケトグルタル酸及びオキサロ酢酸からなる群より選ばれるα−ケト酸である請求項1記載の安定化方法。
  3. コレステロールオキシダーゼにα−ケト酸若しくはその塩を水性媒体中で共存させることを特徴とするコレステロールオキシダーゼの保存方法。
  4. α−ケト酸が、ピルビン酸、α−ケトグルタル酸及びオキサロ酢酸からなる群より選ばれるα−ケト酸である請求項3記載の保存方法。
  5. コレステロールオキシダーゼにα−ケト酸若しくはその塩を水性媒体中で共存させることを特徴とするコレステロールオキシダーゼの安定化組成物。
  6. α−ケト酸が、ピルビン酸、α−ケトグルタル酸及びオキサロ酢酸からなる群より選ばれるα−ケト酸である請求項5記載の安定化組成物。
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