JPWO2013145280A1 - 生体認証装置、生体認証方法及び生体認証用コンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
上記の一般的な記述及び下記の詳細な記述の何れも、例示的かつ説明的なものであり、請求項のように、本発明を限定するものではないことを理解されたい。
この生体認証装置は、利用者の手の生体情報の一例である、手の静脈パターンが写った生体画像を生体認証に利用する。この生体認証装置は、指の開き度合いの違いによる、指の付け根近辺の静脈パターンの一部の変形を補正するために、登録時において、指が開いている状態の手の静脈パターンを表す生体画像と、指が閉じている状態の手の静脈パターンを表す生体画像とを取得する。そしてこの生体認証装置は、二つの生体画像のそれぞれについて、指ごとに、その指の角度とその指の付け根近辺の静脈の位置とを、静脈パターンの形状を表すデータとともに登録しておく。そしてこの生体認証装置は、照合時において取得された生体画像から各指の角度を求め、その角度と登録時の2枚の生体画像のそれぞれの指の角度との差に応じて、登録された静脈パターンの形状を表すデータについて各指近辺の静脈の位置を補正する。そしてこの生体認証装置は、静脈の位置が補正された静脈パターンの形状を表すデータと、照合時に取得された生体画像から求められた静脈パターンの形状を表すデータとを照合する。これにより、この生体認証装置は、照合時と登録時の指の姿勢の違いによる静脈パターンの局所的な変形による本人認証率の低下を抑制する。なお、手の静脈パターンは、手のひら側の静脈パターンあるいは手の甲側の静脈パターンの何れであってもよい。
なお、本実施形態では、指の先端が生体画像の上端側に位置し、手首側が生体画像の下端側に位置するように生体画像は生成される。
生体情報取得部4は、生体画像を生成する度に、その生体画像を処理部7へ渡す。
登録処理は、登録利用者の手の静脈パターン、すなわち、登録生体情報が写った生体画像から、その登録生体情報に関するデータを生成し、そのデータを登録利用者のユーザ名といった識別情報とともに記憶部5に記憶させる処理である。本実施形態では、上記のように、登録生体情報に関するデータには、指が開いた状態で静脈パターンが撮影された生体画像から求められるデータと、指が閉じた状態で静脈パターンが撮影された生体画像から求められるデータとが含まれる。ただし、何れの生体画像に対して行われる処理も同じであるため、以下では、必要が無い限り、一方の生体画像に対する処理について説明する。なお、指が開いた状態では、指が閉じた状態と比較して、隣接する2本の指の少なくとも一つの組について、その指間の開き角度が相対的に広くなっている。
生体領域抽出部11は、生体領域を表す情報として、例えば、生体画像のサイズと同じサイズを持つ2値画像を生成する。そして生体領域抽出部11は、その2値画像のうち、生体領域に含まれる画素の値を'1'に設定し、背景画素の値を'0'とする。そして生体領域抽出部11は、生体領域を表す情報を不変領域抽出部12、角度算出部13及び静脈パターン抽出部14へ渡す。
指の付け根近辺では、指の角度に応じて、その指とつながっている静脈の位置も変動する。そのため、図3(A)に示された画像300上に写っている静脈パターン301と図3(B)に示された画像310上に写っている静脈パターン302とを比較すると、静脈パターンのうちの指の付け根近辺の部分が異なっている。このことは、例えば、図3(C)を参照すると明らかである。
不変領域抽出部12は、不変領域候補に対してラベリング処理を実行することにより、互いに隣接する不変領域候補を連結する。そして不変領域抽出部12は、連結された不変領域候補の集合のうちの最大の集合を不変領域とする。
また、各生体画像の不変領域が基準モデル画像に基づいて設定されている場合も、各生体画像の不変領域の重心が基準座標系の原点に設定される。そして、その生体画像が基準モデル画像に対して時計回りに角度θだけ回転している場合、基準座標系のx軸、y軸は、それぞれ、その画像の水平方向及び垂直方向から反時計回りに角度θだけ回転した方向を向くように設定される。
なお、角度算出部13は、画像上で指が写っている領域を検出するための他の様々な技術の何れかを利用して、生体画像上で個々の指が写っている領域を検出してもよい。
角度算出部13は、生体画像ごとに、各指の角度を静脈パターン抽出部14及び登録部15へ渡す。
静脈パターン抽出部14は、2値化された生体画像の静脈画素に対して細線化処理を行うことにより、個々の静脈が1画素幅を持つ線で表された静脈パターン画像を生成する。この静脈パターン画像は、手の生体情報の形状を表す形状データの一例である。
処理部7が、生体情報取得部4から、指が開いた状態及び指が閉じた状態で撮影された利用者の手の静脈パターンが表された2枚の生体画像を受け取ると、処理部7の生体領域抽出部11は、各生体画像から生体領域を抽出する(ステップS101)。処理部7の不変領域抽出部12は、各生体画像について、生体領域から指の角度が変わっても静脈の位置が変わらない領域である不変領域を抽出する(ステップS102)。そして不変領域抽出部12は、各生体画像について、不変領域を基準として基準座標系を設定する(ステップS103)。
次に、生体認証処理について説明する。本実施形態では、生体認証処理は、入力部3を介して登録利用者の識別情報が得られることにより、対象となる登録利用者が分かっている、いわゆる1:1認証方式と、対象となる登録利用者が分からない、いわゆる1:N認証方式の何れに従って実行されてもよい。
そのために、補正部16は、次式に従って、指ごとに、指が閉じた状態の静脈パターン画像に対する位置補正係数rc及び指が開いた状態の静脈パターン画像に対する位置補正係数roを算出する。
rc = (φo-φ)/(φo-φc), ro= (φ-φc)/(φo-φc) (1)
ここで、φは、入力生体画像における注目する指についての、基準座標系のx軸に対する角度である。φc、φoは、それぞれ、指が閉じた状態の生体画像及び指が開いた状態の生体画像における、その注目する指についての基準座標系のx軸に対する角度である。
dp(x,y) = rc*vc(x,y)+ro*vo(x,y) (2)
vc(x,y)は、指が閉じた状態の静脈パターン画像における変動静脈画素の位置を表し、vo(x,y)は、vc(x,y)に写っている静脈の一部と同じ部分が写っている、指が開いた状態の静脈パターン画像における変動静脈画素の位置を表す。なお、補正部16は、以下の手順に従って、静脈の同じ部分が写っている変動静脈画素のペアを特定する。
まず、補正部16は、指が閉じた状態の静脈パターン画像上での不変境界画素と、基準座標系における座標とが同一または略一致する、指が開いた状態の静脈パターン画像上での不変境界画素とのペアを検出する。この二つの不変境界画素には、静脈の同じ部分が写っていると推定される。そこで補正部16は、各静脈パターン画像上でその不変境界画素の何れかと静脈に沿ってつながっており、かつ、その不変境界画素の何れかからの静脈に沿った距離が等しい二つの変動静脈画素を、静脈の同じ部分が写っている変動静脈画素のペアとする。
また、1:N認証方式が採用されている場合、補正部16は、全ての登録利用者について上記の処理を行って、登録利用者ごとに補正静脈パターン画像を生成し、その補正静脈パターン画像を登録利用者の識別情報とともに照合部17へ渡す。
この場合、照合部17は、例えば、静脈の分岐点または端点の何れかに対応する複数のテンプレートを用いて入力静脈パターン画像及び補正静脈パターン画像をそれぞれ走査する。そして照合部17は、何れかのテンプレートと一致するときのそれら静脈パターン画像上の位置を特徴点として検出する。
そして照合部17は、類似度の最大値及びその最大値に対応する登録利用者の識別情報を認証判定部18へ渡す。
処理部7が、生体情報取得部4から、利用者の手の静脈パターンが表された入力生体画像を受け取ると、処理部7の生体領域抽出部11は、入力生体画像から生体領域を抽出する(ステップS201)。処理部7の不変領域抽出部12は、入力生体画像について、生体領域から指の角度が変わっても静脈の位置が変わらない領域である不変領域を抽出する(ステップS202)。そして不変領域抽出部12は、入力生体画像について、不変領域を基準として基準座標系を設定する(ステップS203)。
類似度が認証判定用閾値以上である場合(ステップS209−Yes)、認証判定部18は、利用者を登録利用者として認証する(ステップS210)。
一方、類似度が認証判定用閾値未満である場合(ステップS209−No)、認証判定部18は利用者を認証しない(ステップS211)。
ステップS210またはS211の後、処理部7は、生体認証処理を終了する。
図8は、この変形例による処理部の機能ブロック図である。処理部71は、生体領域抽出部11と、不変領域抽出部12と、指間距離算出部19と、静脈パターン抽出部14と、登録部15と、補正部16と、照合部17と、認証判定部18とを有する。なお、図8において、処理部71が有する各構成要素には、図2に示した処理部7の対応する構成要素と同じ参照番号を付した。
図8に示された処理部71は、図2に示された処理部7と比較して、角度算出部13の代わりに指間距離算出部19を有する点で異なる。そこで以下では、指間距離算出部19及び関連部分について説明する。
指間距離算出部19は、それぞれの指について、その指の連結点から、その指の中心線に下ろした垂線とその中心線との交点を、その指の付け根位置とする。そして指間距離算出部19は、隣接する指の付け根位置間の距離を指間距離として算出する。
ただしこの場合、補正部16は、注目する2本の指の指間距離に基づいて算出された位置補正係数を用いて、その2本の指のそれぞれの中心線の間に位置する変動静脈画素の位置を補正する。
また補正部は、基準座標系において、指が閉じた状態の静脈パターン画像上で不変領域外にある第1の特徴点に対して、指が開いた状態の静脈パターン画像上で不変領域外にある特徴点のうちの最も近い第2の特徴点を選択する。そして補正部は、第1の特徴点の座標をvc(x,y)とし、第2の特徴点の座標をvc(x,y)として(2)式を適用することにより、特徴点の位置を補正する。
例えば、コンピュータシステム100は、少なくとも1台の端末110とサーバ120とを有する。そして端末110とサーバ120は、有線または無線の通信ネットワーク130を介して接続される。なお、図9において、コンピュータシステム100が有する構成要素のうち、図1に示した生体認証装置1が有する構成要素の何れかと対応する構成要素には、生体認証装置1が有する構成要素の参照番号と同じ参照番号を付した。
記憶部21は、例えば、半導体メモリ回路を有し、生体情報取得部4により生成された生体画像を一時的に記憶する。また画像取得制御部22は、一つまたは複数のプロセッサとその周辺回路とを有し、端末110の各部を制御し、かつ、端末110で動作する各種のプログラムを実行する。そして画像取得制御部22は、生体情報取得部4により生成された、手の静脈パターンが写った生体画像を、端末110を通信ネットワーク130と接続するためのインターフェース回路を有するインターフェース部23を介してサーバ120へ送信する。さらに画像取得制御部22は、入力部3を介して入力されたユーザ識別情報もサーバ120へ送信してもよい。
2 表示部
3 入力部
4 生体情報取得部
5 記憶部
6 記憶媒体アクセス装置
7、71 処理部
8 記憶媒体
11 生体領域抽出部
12 不変領域抽出部
13 角度算出部
14 静脈パターン抽出部
15 登録部
16 補正部
17 照合部
18 認証判定部
19 指間距離算出部
100 コンピュータシステム
110 端末
120 サーバ
130 通信ネットワーク
21 記憶部
22 画像取得制御部
23、24 インターフェース部
Claims (16)
- 手の指が第1の姿勢をとった状態における登録利用者の手の生体情報の形状を表す第1の形状データ及び前記第1の姿勢を表す第1の指標と、前記手の指が第2の姿勢をとった状態における前記登録利用者の手の生体情報の形状を表す第2の形状データ及び前記第2の姿勢を表す第2の指標とを記憶する記憶部と、
利用者の手の生体情報を表した生体画像を生成する生体情報取得部と、
前記生体画像から、前記生体画像に写っている前記利用者の手の指の第3の姿勢を表す第3の指標を算出する姿勢特定部と、
前記生体画像に基づいて、当該生体画像に写っている前記利用者の前記手の生体情報の形状を表す第3の形状データを生成する生体情報抽出部と、
前記第1の指標と前記第2の指標の差に対する、前記第3の指標と前記第1の指標または前記第2の指標との差の比に応じて、前記第3の姿勢と前記第1の姿勢または前記第2の姿勢の違いによる前記生体情報の形状の差を打ち消すように前記第1の形状データまたは前記第2の形状データを補正することで、補正された形状データを求める補正部と、
前記第3の形状データと前記補正された形状データとを照合する照合部と、
を有する生体認証装置。 - 前記第1の指標及び前記第2の指標は、それぞれ、所定の方向に対する前記登録利用者の少なくとも第1の指の角度であり、前記第3の指標は、前記所定の方向に対する前記利用者の前記第1の指の角度である、請求項1に記載の生体認証装置。
- 前記第1の姿勢における前記登録利用者の隣接する2本の指の開き角が前記第2の姿勢における前記2本の指の開き角と異なる、請求項2に記載の生体認証処理装置。
- 前記第1の指標及び前記第2の指標は、それぞれ、前記登録利用者の隣接する第1の指の付け根と第2の指の付け根間の距離であり、前記第3の指標は、前記利用者の前記第1の指の付け根と前記第2の指の付け根間の距離である、請求項1に記載の生体認証装置。
- 前記登録利用者の手の生体情報及び前記利用者の手の生体情報は、それぞれ、手の静脈パターンであり、前記第1の形状データは前記第1の姿勢における前記登録利用者の手の静脈パターンを表す第1の画像であり、前記第2の形状データは前記第2の姿勢における前記登録利用者の手の静脈パターンを表す第2の画像であり、
前記記憶部は、前記第1及び第2の画像のそれぞれにおいて、前記登録利用者の手が写った領域から、前記手の指が前記第1の姿勢をとった状態における登録利用者の手の静脈パターンの形状と前記手の指が前記第2の姿勢をとった状態における登録利用者の手の静脈パターンの形状とが一致しない部分を除いた不変領域をさらに記憶し、
前記補正部は、前記第1の画像上の何れかの静脈と前記不変領域の境界とが交差する第1の点から該静脈に沿って所定の画素数だけ離れた第1の画素と、前記第2の画像上の前記第1の点から前記静脈に沿って前記所定の画素数だけ離れた第2の画素との間の前記比に応じて定まる内分点を該静脈の位置とすることにより、前記補正された形状データを求める、
請求項1〜4の何れか一項に記載の生体認証装置。 - 利用者の手の生体情報を表した生体画像を生成し、
前記生体画像から、前記生体画像に写っている前記利用者の前記手の指の第1の姿勢を表す第1の指標を算出し、
前記生体画像に基づいて、当該生体画像に写っている前記利用者の前記手の生体情報の形状を表す第1の形状データを生成し、
登録利用者の手の指の第2の姿勢を表す第2の指標と前記登録利用者の前記手の指の第3の姿勢を表す第3の指標との差に対する、前記第1の指標と前記第2の指標または前記第3の指標との差の比に応じて、前記第1の姿勢と前記第2の姿勢または前記第3の姿勢の違いによる生体情報の形状の差を打ち消すように、前記登録利用者の前記手の指が前記第2の姿勢をとった状態における前記登録利用者の手の生体情報の形状を表す第2の形状データまたは前記登録利用者の前記手の指が前記第3の姿勢をとった状態における前記登録利用者の手の生体情報の形状を表す第3の形状データを補正することで、補正された形状データを求め、
前記第1の形状データと前記補正された形状データとを照合する、
ことを含む生体認証方法。 - 前記第2の指標及び前記第3の指標は、それぞれ、所定の方向に対する前記登録利用者の少なくとも第1の指の角度であり、前記第1の指標は、前記所定の方向に対する前記利用者の前記第1の指の角度である、請求項6に記載の生体認証方法。
- 前記第2の姿勢における前記登録利用者の隣接する2本の指の開き角が前記第3の姿勢における前記2本の指の開き角と異なる、請求項7に記載の生体認証処理方法。
- 前記第2の指標及び前記第3の指標は、それぞれ、前記登録利用者の隣接する第1の指の付け根と第2の指の付け根間の距離であり、前記第1の指標は、前記利用者の前記第1の指の付け根と前記第2の指の付け根間の距離である、請求項6に記載の生体認証方法。
- 前記登録利用者の手の生体情報及び前記利用者の手の生体情報は、それぞれ、手の静脈パターンであり、前記第2の形状データは前記第2の姿勢における前記登録利用者の手の静脈パターンを表す第1の画像であり、前記第3の形状データは前記第3の姿勢における前記登録利用者の手の静脈パターンを表す第2の画像であり、
前記補正された形状データを求めることは、前記第1及び第2の画像のそれぞれにおいて、前記登録利用者の手が写った領域から、前記手の指が前記第2の姿勢をとった状態における登録利用者の手の静脈パターンの形状と前記手の指が前記第3の姿勢をとった状態における登録利用者の手の静脈パターンの形状とが一致しない部分を除いた不変領域の境界と前記第1の画像上の何れかの静脈とが交差する第1の点から該静脈に沿って所定の画素数だけ離れた第1の画素と、前記第2の画像上の前記第1の点から前記静脈に沿って前記所定の画素数だけ離れた第2の画素との間の前記比に応じて定まる内分点を該静脈の位置とすることにより、前記補正された形状データを求める、
請求項6〜9の何れか一項に記載の生体認証方法。 - 利用者の手の生体情報を表した生体画像から、前記生体画像に写っている前記利用者の前記手の指の第1の姿勢を表す第1の指標を算出し、
前記生体画像に基づいて、当該生体画像に写っている前記利用者の前記手の生体情報の形状を表す第1の形状データを生成し、
登録利用者の手の指の第2の姿勢を表す第2の指標と前記登録利用者の前記手の指の第3の姿勢を表す第3の指標との差に対する、前記第1の指標と前記第2の指標または前記第3の指標との差の比に応じて、前記第1の姿勢と前記第2の姿勢または前記第3の姿勢の違いによる生体情報の形状の差を打ち消すように、前記登録利用者の前記手の指が前記第2の姿勢をとった状態における前記登録利用者の手の生体情報の形状を表す第2の形状データまたは前記登録利用者の前記手の指が前記第3の姿勢をとった状態における前記登録利用者の手の生体情報の形状を表す第3の形状データを補正することで、補正された形状データを求め、
前記第1の形状データと前記補正された形状データとを照合する、
ことをコンピュータに実行させるための生体認証用コンピュータプログラム。 - 前記第2の指標及び前記第3の指標は、それぞれ、所定の方向に対する前記登録利用者の少なくとも第1の指の角度であり、前記第1の指標は、前記所定の方向に対する前記利用者の前記第1の指の角度である、請求項11に記載の生体認証用コンピュータプログラム。
- 前記第2の姿勢における前記登録利用者の隣接する2本の指の開き角が前記第3の姿勢における前記2本の指の開き角と異なる、請求項12に記載の生体認証用コンピュータプログラム。
- 前記第2の指標及び前記第3の指標は、それぞれ、前記登録利用者の隣接する第1の指の付け根と第2の指の付け根間の距離であり、前記第1の指標は、前記利用者の前記第1の指の付け根と前記第2の指の付け根間の距離である、請求項11に記載の生体認証用コンピュータプログラム。
- 前記登録利用者の手の生体情報及び前記利用者の手の生体情報は、それぞれ、手の静脈パターンであり、前記第2の形状データは前記第2の姿勢における前記登録利用者の手の静脈パターンを表す第1の画像であり、前記第3の形状データは前記第3の姿勢における前記登録利用者の手の静脈パターンを表す第2の画像であり、
前記補正された形状データを求めることは、前記第1及び第2の画像のそれぞれにおいて、前記登録利用者の手が写った領域から、前記手の指が前記第2の姿勢をとった状態における登録利用者の手の静脈パターンの形状と前記手の指が前記第3の姿勢をとった状態における登録利用者の手の静脈パターンの形状とが一致しない部分を除いた不変領域の境界と前記第1の画像上の何れかの静脈とが交差する第1の点から該静脈に沿って所定の画素数だけ離れた第1の画素と、前記第2の画像上の前記第1の点から前記静脈に沿って前記所定の画素数だけ離れた第2の画素との間の前記比に応じて定まる内分点を該静脈の位置とすることにより、前記補正された形状データを求める、
請求項11〜14の何れか一項に記載の生体認証用コンピュータプログラム。 - 利用者の識別情報を取得する入力部と、
前記利用者の手の指が第1の姿勢をとった状態における前記利用者の前記手の生体情報を表した第1の生体画像と、前記利用者の前記手の指が第2の姿勢をとった状態における前記利用者の前記手の生体情報を表した第2の生体画像とを生成する生体情報取得部と、
前記第1及び第2の生体画像において、前記手が写っている領域から、前記手の指が前記第1の姿勢をとった状態における前記利用者の前記手の生体情報の形状と前記手の指が前記第2の姿勢をとった状態における前記利用者の前記手の生体情報の形状とが一致しない部分を除いた不変領域を求める不変領域抽出部と、
前記第1及び第2の生体画像のそれぞれから、前記第1の姿勢を表す第1の指標及び前記第2の姿勢を表す第2の指標を算出する姿勢特定部と、
前記第1の生体画像に写っている前記利用者の前記手の生体情報の形状を表す第1の形状データ及び前記第2の生体画像に写っている前記利用者の前記手の生体情報の形状を表す第2の形状データを生成する生体情報抽出部と、
前記不変領域、前記第1及び第2の指標、及び前記第1及び第2の形状データを前記利用者の識別情報とともに記憶部に記憶させる登録部と、
を有する生体情報登録装置。
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